JP7292997B2 - 調理鍋の製造方法 - Google Patents

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本発明は、調理鍋および調理鍋の製造方法に関する。
誘導加熱による発熱効率を向上するために、炊飯器等の電磁調理器に用いられる調理鍋の材料として、強磁性体である鉄を用いることが好ましい。例えば、特許文献1には、鉄層およびアルミニウム層を含む複数の層からなる積層構造を持つフランジを備えた調理鍋が開示されている。
特開2019-63448号公報(2019年4月25日公開)
鉄層およびアルミニウム層を含む複数の層からなる積層構造を持つフランジを備えた調理鍋においては、(1)鉄層の錆びを防ぎ、(2)フランジを厚くすることにより持ちやすさ、意匠性、および強度を向上し、さらに、(3)積層構造を構成する各層が、隣接する他の層から剥離する虞を低減することが好ましい。持ちやすさが向上されることには、構造的に手で掴みやすいことの他、調理鍋の加熱に伴いフランジが高温になりにくいことが含まれる。
特許文献1においては、フランジ部(フランジ)における鉄層の端面を覆う金属(例:ステンレス)製のリング部材を設けることにより、(1)~(3)を実現している。しかしながら、当該リング部材を設けることが困難であるケースを想定して、当該リング部材を設けずとも(1)~(3)を実現することが好ましい。
本発明の一態様は、鉄層の錆びを防ぎ、フランジを厚くすることにより持ちやすさ、意匠性、および強度を向上し、さらに、積層構造を構成する各層が、隣接する他の層から剥離する虞を低減することを可能とする、調理鍋および調理鍋の製造方法を実現することを目的とする。
本発明の一態様に係る調理鍋は、鉄層と、鉄より防錆性の高い金属材料からなる高防錆層と、を含む複数の層の積層構造を有するフランジを備えた調理鍋であって、上記高防錆層が折れ曲がり、上記高防錆層における折れ曲がった部分は、上記鉄層の端面との対向位置、および上記積層構造における主面との対向位置をこの順に通って、上記鉄層の端面および上記積層構造における主面を被覆しており、上記積層構造における主面に対して圧接されている。
上記の構成によれば、高防錆層が鉄層の端面を覆うことにより、鉄層の端面が露出することを防ぐため、鉄層の錆びを防ぐことができる。なお、高防錆層は、従来一般的な鉄層の錆びを防ぐためのコーティングより強度が高く、硬い物に衝突しても剥離しない。
また、上記の構成によれば、高防錆層における折れ曲がった部分が、鉄層の端面との対向位置を経由して、積層構造における主面との対向位置に至っている。このため、少なくとも高防錆層における折れ曲がった部分の厚みの分、フランジの厚みを大きくすることができるので、持ちやすさ、意匠性、および強度を向上することができる。また、このとき、高防錆層が、積層構造における高防錆層以外の各層を挟むように配置されるので、積層構造を構成する各層が、隣接する他の層から剥離する虞を低減することができる。
本発明の一態様に係る調理鍋において、上記高防錆層の端部は、上記フランジにおける平坦部分と対向している。
上記の構成によれば、高防錆層における折れ曲がった部分が、調理鍋の外周部近傍に位置していない。従って、高防錆層における折れ曲がった部分によって、外周部の外形寸法が変動することを防ぐことができる。
本発明の一態様に係る調理鍋は、上記高防錆層の端部が、上記積層構造における主面に対して圧接されている。
上記の構成によれば、高防錆層の端部の角が取れているため、フランジを手で持ったときの手触りを良好にすることができる。
本発明の一態様に係る調理鍋の製造方法は、鉄層と、鉄より防錆性の高い金属材料からなる高防錆層と、を含む複数の層の積層構造を有するフランジを備えた調理鍋の製造方法であって、上記フランジの外側端部およびその近傍にて、上記積層構造から少なくとも上記高防錆層以外の各層を切削して屈曲対象部とする第1工程と、上記屈曲対象部を折り曲げて、上記屈曲対象部を、上記鉄層の端面との対向位置、および上記積層構造における主面との対向位置をこの順に通して、上記鉄層の端面および上記積層構造における主面を被覆させる第2工程と、上記屈曲対象部を、上記積層構造における主面に対して圧接する第3工程とを含んでいる。
上記の構成によれば、高防錆層を含む屈曲対象部によって鉄層の端面を覆うことにより、鉄層の端面が露出することを防ぐため、鉄層の錆びを防ぐことができる。なお、屈曲対象部は、従来一般的な鉄層の錆びを防ぐためのコーティングより強度が高く、硬い物に衝突しても剥離しない。
また、上記の構成によれば、屈曲対象部を、鉄層の端面との対向位置を経由させて、積層構造における主面との対向位置に至らせる。このため、少なくとも屈曲対象部の厚みの分、フランジの厚みを大きくすることができるので、持ちやすさ、意匠性、および強度を向上することができる。また、このとき、高防錆層を、積層構造における高防錆層以外の各層を挟むように配置するので、積層構造を構成する各層が、隣接する他の層から剥離する虞を低減することができる。
さらに、上記の構成によれば、屈曲対象部の厚みに応じて、フランジの厚みを制御することができるので、第1工程によって屈曲対象部の厚みを調整することにより、フランジを所望の厚みとすることが容易である。
本発明の一態様に係る調理鍋の製造方法は、上記第1工程にて、上記高防錆層の一部を切削する。
上記の構成によれば、屈曲対象部の厚みを高防錆層の厚みより小さくすることができる。これにより、フランジの厚みを大きくしながらも、比較的薄いフランジの調理鍋を製造することができる。また、調理鍋を軽量化することができる。さらに、屈曲対象部の折り曲げが容易となる。
本発明の一態様に係る調理鍋の製造方法は、上記第1工程にて、上記フランジにおける平坦部分での上記積層構造の積層方向と垂直に切削を行う。
上記の構成によれば、屈曲対象部を計180°折り曲げたときに、屈曲対象部と積層構造における主面とが平行に沿うような位置関係にすることが容易である。このような位置関係を実現することにより、第2工程および第3工程を高精度に実施することが容易である。
本発明の一態様によれば、鉄層の錆びを防ぎ、フランジを厚くすることにより持ちやすさ、意匠性、および強度を向上し、さらに、積層構造を構成する各層が、隣接する他の層から剥離する虞を低減することが可能となる。
本発明の実施形態に係る調理鍋を用いた炊飯器を示す斜視図である。 図1に示す調理鍋の概略構成を示す断面図である。 図2における範囲aを具体的に示すために、範囲aを拡大した図である。 図1に示す調理鍋の製造方法を示す図であり、第1工程を示している。 図1に示す調理鍋の製造方法を示す図であり、第2工程を示している。
本発明を実施するための形態について、図1~図5を参照して説明する。
図1は、本発明の実施形態に係る調理鍋100を用いた炊飯器200を示す斜視図である。調理鍋100は、炊飯器200の収容部101に対して着脱可能に収容され、炊飯器200において開閉可能に配置された蓋体102によって閉塞される。
炊飯器200は、電磁調理器の一具体例であると言える。すなわち、調理鍋100は、収容部101の外側に配置されたコイル(図示しない)に対して高周波電流が通電されることで、発生した渦電流によって誘導加熱される。調理鍋100は、誘導加熱による発熱効率向上のために、その材料として強磁性体である鉄を用い、さらにこの鉄の錆びを確実に防ぐようにしたものである。
図2は、調理鍋100の概略構成を示す断面図である。図3は、図2における範囲aを具体的に示すために、範囲aを拡大した図である。図2に示すとおり、調理鍋100は、底を閉鎖し、上端を開口1とした有底略円筒形の容器である。調理鍋100は、略円形の底部2、底部2の外周から立ち上がった外周部3、および外周部3の上端から調理鍋100の軸線cを中心として径方向の外方へ突出するフランジ4を備えている。
図3を参照すると、調理鍋100は、高防錆層5、SUS(ステンレス鋼)からなる第1SUS層6、鉄からなる鉄層7、およびSUSからなる第2SUS層8が積層されてなる積層構造9を有している。図2から明らかであるとおり、範囲aは、フランジ4および外周部3におけるフランジ4側端部を示している。外周部3における範囲a外の部分、および底部2についても、積層構造9を有している。
高防錆層5は、鉄より防錆性の高い金属材料からなる層であり、例えばアルミニウムからなる層である。
鉄とアルミニウムとを直接圧延接合すると、これらの材質の違いによって接合強度が低くなる。一方、鉄またはアルミニウムとステンレスとを直接圧延接合する場合の接合強度は、鉄とアルミニウムとを直接圧延接合する場合の接合強度より高い。そこで、高防錆層5と鉄層7との間に、第1SUS層6を介在させている。これにより、第1SUS層6を介して、高防錆層5と鉄層7とを高強度で接合することができる。また、鉄層7の露出部分に、鉄層7の錆びを防ぐためのコーティングを施すことは、コートの剥離および/または破損が生じる虞があるので好ましくない。そこで、調理鍋100においては、鉄層7における第1SUS層6の反対側に、第2SUS層8を設け、鉄層7の防錆性の向上を図っている。
高防錆層5の厚みt5、第1SUS層6の厚みt6、鉄層7の厚みt7、および第2SUS層8の厚みt8の各々は、必要とされる調理鍋100全体の厚みおよび/または加熱量に応じて設定されている。具体例を挙げると、調理鍋100の蓄熱性を高めるためには、調理鍋100全体を厚くすることが好ましい。また、誘導加熱による発熱効率を高めるためには、厚みt6および/または厚みt8を大きくすることが好ましい。但し、厚みt6および厚みt8の合計を大きくすると、調理鍋100が非常に重たくなる。そこで、調理鍋100においては、SUSより強い磁性を有する鉄からなる鉄層7を設け、厚みt6および厚みt8をできるだけ小さくしている。SUSより比重の小さいアルミニウムによって高防錆層5を構成した場合、熱の伝導性を確保しつつ、調理鍋100全体の厚みを容易に確保することができる。
調理鍋100には、強磁性体である鉄からなる鉄層7が用いられている。このため、誘導加熱による調理鍋100の発熱効率が向上されている。また、SUSより比重の小さいアルミニウムによって高防錆層5を構成した場合、調理鍋100が重くなることを抑制しつつ、調理鍋100全体を厚くして高級感を提供することができる。
本実施形態において、積層構造9は、4つの層の積層構造であるが、5つ以上の層の積層構造であってもよいし、高防錆層5および鉄層7を含んでいれば3つ以下の層の積層構造であってもよい。
ここで、後述するフランジ4における平坦部分14での、積層構造9における高防錆層5、第1SUS層6、鉄層7、および第2SUS層8が積層される方向を、積層方向sとする。また、高防錆層5、第1SUS層6、鉄層7、第2SUS層8、および積層構造9のそれぞれに関し、平板として見た場合に平面にあたる面を「主面」と定義し、同様の場合に端面にあたる面を「端面」と定義する。すなわち、高防錆層5、第1SUS層6、鉄層7、第2SUS層8、および積層構造9のそれぞれは、主面および端面からなる。
図3に示すとおり、フランジ4において、高防錆層5が折れ曲がり、高防錆層5における折れ曲がった部分である屈曲対象部10は、鉄層7の端面11との対向位置、および積層構造9における主面12との対向位置をこの順に通って、端面11および主面12を被覆しており、主面12に対して圧接されている。
高防錆層5が端面11を覆うことにより、端面11が露出することを防ぐため、鉄層7の錆びを防ぐことができる。なお、高防錆層5は、従来一般的な鉄層7の錆びを防ぐためのコーティングより強度が高く、硬い物に衝突しても剥離しない。
また、屈曲対象部10が、端面11との対向位置を経由して、主面12との対向位置に至っている。このため、少なくとも屈曲対象部10の厚みの分、フランジ4の厚みを大きくすることができるので、持ちやすさ、意匠性、および強度を向上することができる。また、このとき、高防錆層5が、第1SUS層6、鉄層7、および第2SUS層8を挟むように配置されるので、積層構造9を構成する各層が、隣接する他の層から剥離する虞を低減することができる。
調理鍋100において、高防錆層5の端部13は、フランジ4における平坦部分14と対向している。屈曲対象部10が、調理鍋100の外周部3近傍に位置していない。従って、屈曲対象部10によって、外周部3の外形寸法が変動することを防ぐことができる。
但し、端部13があまりにフランジ4の外側寄りに位置していると、フランジ4における厚みが大きい部分の面積が小さいため、フランジ4を手で持ちにくくなる。従って、端部13は、平坦部分14と、できるだけ軸線c寄りの位置にて対向していることが好ましい。
調理鍋100において、端部13が、主面12に対して圧接されている。これにより、調理鍋100においては、端部13の角が取れているため、フランジ4を手で持ったときの手触りを良好にすることができる。
図4は、調理鍋100の製造方法を示す図であり、第1工程を示している。図5は、調理鍋100の製造方法を示す図であり、第2工程を示している。図4および図5においては、範囲a(図2参照)を具体的に示すために、範囲aを拡大している。第3工程は、図3に示されている。
調理鍋100は、積層構造9をプレス加工(深絞り成形)して調理鍋100のおおまかな外形を形成した後に、第1工程、第2工程、および第3工程を行うことによって製造される。
第1工程:図4に示すように、フランジ4の外側端部15およびその近傍にて、積層構造9から少なくとも第1SUS層6、鉄層7、および第2SUS層8を切削して屈曲対象部10とする。
第2工程:図5に示すように、屈曲対象部10を折り曲げて、屈曲対象部10を、端面11との対向位置、および主面12との対向位置をこの順に通して、端面11および主面12を被覆させる。
第3工程:図3に示すように、屈曲対象部10を、主面12に対して圧接する。
高防錆層5を含む屈曲対象部10によって端面11を覆うことにより、端面11が露出することを防ぐため、鉄層7の錆びを防ぐことができる。なお、屈曲対象部10は、従来一般的な鉄層7の錆びを防ぐためのコーティングより強度が高く、硬い物に衝突しても剥離しない。
また、屈曲対象部10を、端面11との対向位置を経由させて、主面12との対向位置に至らせる。このため、少なくとも屈曲対象部10の厚みの分、フランジ4の厚みを大きくすることができるので、持ちやすさ、意匠性、および強度を向上することができる。また、このとき、高防錆層5を、第1SUS層6、鉄層7、および第2SUS層8を挟むように配置するので、積層構造9を構成する各層が、隣接する他の層から剥離する虞を低減することができる。
さらに、屈曲対象部10の厚みに応じて、フランジ4の厚みを制御することができるので、第1工程によって屈曲対象部10の厚みを調整することにより、フランジ4を所望の厚みとすることが容易である。
第1工程にて、外側端部15およびその近傍にて、第1SUS層6、鉄層7、および第2SUS層8を全部切削する。これにより、屈曲対象部10の厚みを高防錆層5の厚みと同じにすることができる。これにより、フランジ4の厚みを大きくしながらも、比較的薄めのフランジ4の調理鍋100を製造することができる。また、調理鍋100をやや軽量化することができる。さらに、屈曲対象部10の折り曲げがやや容易となる。
第1工程にて、高防錆層5の一部を切削する。これにより、屈曲対象部10の厚みを高防錆層5の厚みより小さくすることができる。これにより、フランジ4の厚みを大きくしながらも、比較的薄いフランジ4の調理鍋100を製造することができる。また、調理鍋100を軽量化することができる。さらに、屈曲対象部10の折り曲げが容易となる。
フランジ4の厚みが大き過ぎる場合、調理鍋100を収容部101に対して収容したときに、フランジ4と炊飯器200に設けられた樹脂部材(図示しない)との距離が近くなり過ぎる虞がある。そしてこれにより、炊飯器200の使用時に、調理鍋100の加熱により高温になったフランジ4が当該樹脂部材を高温に加熱してしまう虞がある。つまり、フランジ4の厚みが過度に大きいことも、決して好ましいことではない。
そこで、目標とするフランジ4の厚みに応じて、高防錆層5を切削するか否か、ならびに高防錆層5、第1SUS層6、および第2SUS層8のそれぞれをどの程度切削するかを決定することが考えられる。例えば、調理鍋100の軽量化および/または樹脂部材の加熱の抑制に重点を置く場合には、可能な限り高防錆層5を切削することが考えられる。また例えば、フランジ4を厚くすることに重点を置く場合には、高防錆層5を切削しないこと、もしくはそれに加えて、外側端部15およびその近傍にて、第1SUS層6および/または第2SUS層8を一部残すことが考えられる。
第1工程にて、平坦部分14での積層構造9の積層方向に相当する積層方向sと垂直に切削を行う。これにより、屈曲対象部10を計180°折り曲げたときに、屈曲対象部10と主面12とが平行に沿うような位置関係にすることが容易である。このような位置関係を実現することにより、第2工程および第3工程を高精度に実施することが容易である。
調理鍋100においては、屈曲対象部10が1つであり、この1つの屈曲対象部10が折れ曲がっている、いわゆる片折り構造である。これにより、第1工程における切削の度合を容易に制御することができる。
本発明は上述した各実施形態に限定されるものではなく、請求項に示した範囲で種々の変更が可能であり、異なる実施形態にそれぞれ開示された技術的手段を適宜組み合わせて得られる実施形態についても本発明の技術的範囲に含まれる。
1 開口
2 底部
3 外周部
4 フランジ
5 高防錆層
6 第1SUS層
7 鉄層
8 第2SUS層
9 積層構造
10 屈曲対象部(高防錆層における折れ曲がった部分)
11 鉄層の端面
12 積層構造における主面
13 高防錆層の端部
14 フランジにおける平坦部分
15 フランジの外側端部
100 調理鍋
101 収容部
102 蓋体
200 炊飯器
c 調理鍋の軸線
s 積層方向(フランジにおける平坦部分での積層構造の積層方向)
t5 高防錆層の厚み
t6 第1SUS層の厚み
t7 鉄層の厚み
t8 第2SUS層の厚み

Claims (2)

  1. 鉄層と、鉄より防錆性の高い金属材料からなる高防錆層と、を含む複数の層の積層構造を有するフランジを備えた調理鍋の製造方法であって、
    上記フランジの外側端部およびその近傍にて、上記積層構造から少なくとも上記高防錆層以外の各層を切削して屈曲対象部とする第1工程と、
    上記屈曲対象部を折り曲げて、上記屈曲対象部を、上記鉄層の端面との対向位置、および上記積層構造における主面との対向位置をこの順に通して、上記鉄層の端面および上記積層構造における主面を被覆させる第2工程と、
    上記屈曲対象部を、上記積層構造における主面に対して圧接する第3工程とを含んでおり、
    上記第1工程にて、上記高防錆層の一部を切削する調理鍋の製造方法。
  2. 上記第1工程にて、上記フランジにおける平坦部分での上記積層構造の積層方向と垂直に切削を行う請求項に記載の調理鍋の製造方法。
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