JP7292677B2 - 組立式段ボール棺 - Google Patents
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Description
側板3,3の前後には、折り曲げ用のV溝Mvを介して折り代板4,4が連結される。
段ボール棺1を組み立てる場合、左右の側板3,3をほぼ垂直に立ち上げ、折り代板4,4をV溝Mvに沿って底箱2の上方で棺前後に向き合うように折り曲げる(図12参照)。そして、折り代板4,4に下向きコ字状の妻板5を被せ、底箱2まで落とし込んで左右の側板3,3の起立状態を保持する。
このように段ボール棺1を組み立てることにより、使用前には棺をコンパクトに折り畳んだ状態にしておき、葬儀等で必要となったときには棺を迅速に準備することが可能になる。
前記課題を解決するための第1発明の組立式段ボール棺は、
強化段ボール材に折り曲げ用の溝加工を施し、この溝に沿って同強化段ボール材を折り曲げて箱状に形成する段ボール棺であって、
平面方向から見て矩形の底箱(12)と、
この底箱の左右上方に設けられる可倒式の側板(13)と、
前記底箱の前後で前記側板の起立状態を保持する妻板(15)とを備えており、
さらに、
前記左右の側板の前後端に、左右内向きに延びて棺前後に向き合うように固定される留め板(14)と、
前記底箱および前記留め板の棺外側に前記妻板を固定するための固定手段(17)とを備え、
前記段ボール棺が組み立てられるとき、前記底箱および前記留め板の棺外側に前記妻板が配置された状態で、これらの板面同士が前記固定手段で固定されることにより、前記側板の起立状態が前記妻板で保持されるように構成されており、
加えて、
前記左右の側板の下方に設けられる前記底箱の底側板(23)と、
前記左右の底側板の前後端よりも棺内側にズレた位置に設けられる前記底箱の底妻板(24)と、
前記底妻板の棺外側で前記左右の底側板の間に仕切られる逃し空間(S)と、
前記妻板の棺内側に突出形成される入れ子部(15a)と、を備え、
前記段ボール棺が組み立てられる前は、前記左右の側板が棺内向きに倒れるのに伴って前記左右の留め板が前記逃し空間に収まる一方、前記段ボール棺が組み立てられるときには、前記底箱および前記留め板の棺外側に前記妻板が配置された状態で前記妻板の入れ子部が前記逃し空間に収まるように構成される。
さらに、段ボール棺が組み立てられるときには、底箱および留め板の棺外側に妻板が配置された状態で、逃し空間に妻板の入れ子部が収まる。この逃し空間で底箱の底妻板に妻板の入れ子部を当接させることにより、妻板と底箱との板面同士の接触面を大きくして妻板の固定強度を高めることができる。
第2発明の組立式段ボール棺は、第1発明の構成を有する棺であって、前記固定手段がネジ部材(17)である構成とした。
第3発明の組立式段ボール棺は、第1または第2発明の構成を有する棺であって、前記固定手段に加えて、前記底箱および前記留め板の棺外側に妻板を仮止めする位置決め手段を設ける構成とした。
本発明において、段ボール棺の用途(人用、ペット用等)や種類(寝棺、座棺等)は、特に限定されることはない。
前記固定手段(第1発明)としては、棺の耐荷重性を十分に確保できるものであればよく、ネジ部材の他、両面テープ、接着剤、ステープラー等を採用することができる。
前記位置決め手段(第3発明)としては、固定する板同士がズレないように留めておくことができればよく、ダボとダボ穴を設けてこれらを嵌め合わせる構成や、各板に形成した凹凸を嵌め合わせる構成を採用することができる。
また、第1~3発明の段ボール棺において、底箱には強化段ボール材や木材等からなる補強板を適宜貼り合わせてもよい。このように補強板を貼り合わせることで棺の荷重性を向上させることができる。
なお、第1~3発明には必要に応じて本明細書に記載される他の発明を組み合わせてもよい。
図1に示すように、段ボール棺10は、棺本体10Aと蓋10Bとからなる。棺本体10Aの上方に蓋10Bが設けられ、蓋10Bの片寄りの位置に観音扉式の窓11が設けられる。この窓11の扉を開くことで棺の内部を覗けるようになっている。
段ボール棺10の寸法は、例えば前後の棺長さ(長辺)が170~200cm程度、左右の棺幅(短辺)が50~70cm程度、高さが40~50cm程度である。
強化段ボール材を垂直に折り曲げる場合には、残した片方の厚板(ライナー)のみを折り曲げてV溝の溝面を互いに密着させる。V溝の溝角がほぼ90゜になるようにV溝加工を施せば、隣り合う板同士がほぼ垂直に折れ曲がる。
このように強化段ボール材をV溝で折り曲げることにより、厚板(ライナー)の折り曲げ部分がヒンジとなって、折り曲げた板同士の切れ目がV溝の反対側に隠れる。これにより、棺本体10Aの角部の寸法精度が向上し、外観の仕上がりを良好にすることができる。
また、強化段ボール材をI溝で折り曲げる場合には、厚板(ライナー)の折り曲げ部分がヒンジとなって隣り合う板同士が180゜折り返されることになる。
なお、折り曲げ用の溝加工としては、プレス機等で強化段ボール材を圧縮するようにしてもよい。
補強枠Fの前後端には、留め板14を通すための切り欠きが設けられており、この切り欠きのカット面が留め板14の付け根部分に当たる。これにより、留め板14が棺内側にズレるのが抑えられている。
底箱12および留め板14と、妻板15との固定部分には、これらを位置決めするためのダボ18とダボ穴19とが設けられる。
ネジ部材17、ダボ18およびダボ穴19は、妻板15の厚みの範囲に収まる長さになっているため、段ボール棺10の外側からは見えることはない。
底妻板24の位置は、底側板23の前後端よりも棺内側に後退した位置にあり、底妻板24の両側に底側板23の前後端が若干突き出る。このように底妻板24が棺内側にズレた位置に形成されることで、底妻板24の棺外側であって左右の底側板23の間に逃し空間Sが仕切られることになる。
入れ子部15aは、妻板15の棺内側で前述の底妻板24に向き合う位置にある。入れ子部15aの左右幅は、逃し空間Sにほぼぴったり収まる長さになっている。
まず、段ボール棺10を使用する前は、妻板15を固定しない状態で左右の側板13,13を棺内向きに折り畳む。このとき、図4に示すように、左右の側板13,13をV溝Mvに沿ってほぼ90゜折り曲げて倒すと、これに伴って左右の留め板14が逃し空間Sに収まり、棺底に当たる。このような状態で、底箱12の空いたスペースに妻板15を入れ、折り畳んだ側板13,13の上に蓋10Bを載せて段ボール棺10をコンパクトにまとめる。
本実施形態では、左右の留め板14にそれぞれ2個のネジ部材17と1個のダボ18、底箱12に3個のネジ部材17と2個のダボ18が適度な間隔を保って設けられる(図5参照)。これらのネジ部材17とダボ18の数や位置は、棺のサイズや強化段ボール材の厚みなどに応じて適宜変更しても構わない。
ここで、本実施形態では、底箱12および留め板14の前後に妻板15を配置したとき、妻板15の入れ子部15aと底妻板24との間には僅かな隙間Dが生じる(図7参照)。また、妻板15と留め板14との間にも同様に隙間D(図示省略)が生じるように設定されている。
これらの板面にネジ部材17を打ち込む際には、これらの隙間D分だけ妻板15が棺内側に引っ張れることで側板13,13の前後端に妻板15が圧接され、これらの固定強度が高められている。
さらに、段ボール棺10を組み立てるときには、底箱12および留め板14の棺外側に妻板15が配置された状態で、逃し空間Sに妻板15の入れ子部15aが収まる。逃し空間Sで底箱12の底妻板24に妻板15の入れ子部15aを当接させることで、妻板15と底箱12との各板面同士の接触面を大きくして妻板15の固定強度を高めることができる。
次に、第2実施形態の組立式段ボール棺20を図9~図11に示す。第2実施形態は、側板13,13の前後に留め板14を折り曲げて固定したものである。その他の構成は実質的に第1実施形態と同様である。
段ボール棺20を組み立てる際には、底箱12および留め板14の棺外側に妻板15を固定すると、底箱12および留め板14に妻板15が支持されて前後方向のズレが抑えられる。
以上、第1および第2実施形態による組立式段ボール棺を説明したが、本発明の実施形態は、これらの構成に限定されることなく、種々の変形や変更を伴ってもよい。
前記実施形態では、平板形状の蓋10Bを採用しているが、これを箱状の蓋にしてもよい。
前記実施形態では、棺内側にネジ部材17およびダボ18が隠れるようにしているが、これらを棺外側から打ち込むことで棺表面に見せるようにしてもよい。ダボ18およびダボ穴19は省略することもできる。
10A・・棺本体 10B・・蓋 11・・窓 12・・底箱
13・・側板 14・・留め板 14a・・基礎片
15・・妻板 15a・・入れ子部15a
17・・ネジ部材 18・・ダボ 19・・ダボ穴
22・・底板 23・・底側板 24・・底妻板 24a・・角片
Mi・・I溝 Mv・・V溝
D・・隙間 S・・逃し空間
Claims (3)
- 強化段ボール材に折り曲げ用の溝加工を施し、この溝に沿って同強化段ボール材を折り曲げて箱状に形成する段ボール棺であって、
平面方向から見て矩形の底箱(12)と、
この底箱の左右上方に設けられる可倒式の側板(13)と、
前記底箱の前後で前記側板の起立状態を保持する妻板(15)とを備えており、
さらに、
前記左右の側板の前後端に、左右内向きに延びて棺前後に向き合うように固定される留め板(14)と、
前記底箱および前記留め板の棺外側に前記妻板を固定するための固定手段(17)とを備え、
前記段ボール棺が組み立てられるとき、前記底箱および前記留め板の棺外側に前記妻板が配置された状態で、これらの板面同士が前記固定手段で固定されることにより、前記側板の起立状態が前記妻板で保持されるように構成されており、
加えて、
前記左右の側板の下方に設けられる前記底箱の底側板(23)と、
前記左右の底側板の前後端よりも棺内側にズレた位置に設けられる前記底箱の底妻板(24)と、
前記底妻板の棺外側で前記左右の底側板の間に仕切られる逃し空間(S)と、
前記妻板の棺内側に突出形成される入れ子部(15a)と、を備え、
前記段ボール棺が組み立てられる前は、前記左右の側板が棺内向きに倒れるのに伴って前記左右の留め板が前記逃し空間に収まる一方、前記段ボール棺が組み立てられるときには、前記底箱および前記留め板の棺外側に前記妻板が配置された状態で前記妻板の入れ子部が前記逃し空間に収まるように構成されることを特徴とする、組立式段ボール棺。 - 前記固定手段がネジ部材である、請求項1記載の組立式段ボール棺。
- 前記固定手段に加えて、前記底箱および前記留め板の棺外側に妻板を仮止めする位置決め手段を設ける、請求項1の組立式段ボール棺。
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