JP7292048B2 - 給湯装置 - Google Patents
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Description
以下、本発明の実施の形態1に係る給湯装置について説明する。実施の形態1に係る給湯装置は、時間帯別契約電力の電力単価が安価な深夜電力時間帯にヒートポンプを用いて湯水を沸き上げて貯湯し、貯湯された湯水を給湯に用いるものである。
図1は、実施の形態1に係る給湯装置1の構成の一例を示す概略図である。図1に示すように、給湯装置1は、ヒートポンプユニット10、貯湯ユニット20、浴槽ユニット30、制御装置40及びリモートコントローラ(以下、「リモコン」と称する)50で構成されている。ヒートポンプユニット10及び貯湯ユニット20は、沸き上げ回路用の出湯配管2及び入水配管3で接続されている。
ヒートポンプユニット10は、貯湯ユニット20から供給される湯水を加熱する加熱手段であり、例えば9℃程度の低温水を、電熱ヒータを用いることなく90℃程度の高温に沸き上げる。ヒートポンプユニット10は、圧縮機11、凝縮器12、膨張弁13、及び蒸発器14を備えている。そして、圧縮機11、凝縮器12、膨張弁13、及び蒸発器14が冷媒配管で順次接続されることにより、冷媒回路が形成される。冷媒回路を流れる冷媒として、例えば、R32、フルオロカーボン及び二酸化炭素等の冷媒が用いられる。
貯湯ユニット20は、貯湯タンク21、三方弁23、送水ポンプ24、一般給湯混合弁25、風呂給湯混合弁26、湯張り開閉弁27、及び風呂熱交換器28を備えている。また、貯湯ユニット20には、浴槽ユニット30が接続されている。貯湯ユニット20には、外部から水道水等の水が供給される給水端20aと、台所及び洗面所等に湯を供給する給湯端20bとが設けられている。
浴槽ユニット30は、浴槽31及び浴槽循環ポンプ32を備えている。浴槽ユニット30において、浴槽31、浴槽循環ポンプ32及び貯湯ユニット20の風呂熱交換器28が配管で接続されることにより、浴槽循環回路が形成される。
制御装置40は、給湯装置1に設けられた各部を制御する。特に、実施の形態1において、制御装置40は、給湯装置1に設けられた各センサ及びHEMSから得られる情報に基づき、後述する低能力沸き上げ運転、通常沸き上げ運転、及び除霜運転の切り替えを行うように、各部を制御する。
図1のリモコン50は、使用者により操作され、給湯温度の設定、ならびに浴槽31に出湯する湯水の温度及び量の設定等を行う。また、実施の形態1において、リモコン50は、深夜電力時間帯の給湯装置1の低能力沸き上げ運転の実施可否の設定を行うことができる。
次に、上記構成を有する給湯装置1の動作について説明する。給湯装置1では、沸き上げ運転、給湯運転、湯張り運転及び追焚運転が行われる。また、ヒートポンプユニット10の蒸発器14が着霜している場合には除霜運転が行われる。
ここで、給湯装置1による各種の運転について説明する前に、貯湯タンク21内の湯水の状態について説明する。図3は、沸き上げ序盤における貯湯タンク21内の温度分布の一例を示す概略図である。図4は、沸き上げ終盤における貯湯タンク21内の温度分布の一例を示す概略図である。なお、図3及び図4では、説明が煩雑となるのを防ぐため、貯湯タンク21内の温度分布を説明するのに必要な部分のみを図示するものとする。
給湯運転について、図1を参照しながら説明する。給湯運転は、設定された給湯温度の湯水を給湯端20bから送出するための運転である。
湯張り運転について、図1を参照しながら説明する。湯張り運転は、設定された給湯温度の湯水を浴槽31に送出するための運転である。
追焚運転について、図1を参照して説明する。追焚運転は、湯張りされた浴槽31内の浴槽水の水温が低下した場合に、浴槽水が設定温度となるように加熱するための運転である。
給湯装置1による沸き上げ運転について説明する。沸き上げ運転は、ヒートポンプによって低温の水を高温に沸き上げ、沸き上げられた湯水を貯湯タンク21に貯留する運転である。沸き上げ運転は、主に、深夜電力時間帯などの予め設定された時間帯に開始され、深夜電力時間帯が終了する直前に沸き上げが完了するように実施される。
図5は、図1の給湯装置1による沸き上げ運転について説明するための概略図である。沸き上げ運転について、図5を参照して説明する。
演算処理部42において通常沸き上げ運転から低能力沸き上げ運転に移行する判断がされた場合、機器制御部43は、ヒートポンプユニット10の圧縮機11の運転周波数を通常沸き上げ運転時よりも低下させる。具体的には、機器制御部43は、蒸発器温度センサ66が検出する温度が目標値に近づく様に運転周波数を低下させる。蒸発器温度センサ66が検出する温度の目標値は、例えば水の凝固点、つまり大気圧条件下において0℃に設定される。なお、ヒートポンプユニット10における冷媒の流れ及び貯湯ユニット20の湯水の流れについては、通常沸き上げ運転と同様である。
図6は、給湯装置1のヒートポンプユニット10の通常沸き上げ運転時及び蒸発器14が着霜した時の冷凍サイクルのモリエル線図である。図6において、実線は通常沸き上げ運転時のモリエル線図であり、破線は蒸発器14が着霜した時のモリエル線図である。まず、図6を用いてヒートポンプユニット10が通常沸き上げ運転をしている時の冷媒の変化について説明する。ヒートポンプユニット10において、圧縮機11から吐出された高温高圧の気相冷媒は、凝縮器12の一次側流路12aに流入し、二次側流路12bを流れる低温水と熱交換し、冷却される。このとき気相冷媒は、図6のx1からx2の状態に変化し、最大で凝縮器12の二次側流路12bに流入する低温水の温度まで冷却される。その温度は、例えば9℃である。凝縮器12において気相冷媒は、エンタルピーがh1からh2まで変化する。凝縮器12の二次側流路12bを流れる低温水は、凝縮器12の一次側流路12aの入口温度の近傍まで加熱される。
沸き上げ運転を実施している時に、ヒートポンプユニット10の蒸発器14の着霜が検知された場合、以上に説明したようにヒートポンプユニット10のシステム効率を高く維持するために、機器制御部43は、演算処理部42からの判定信号に基づき除霜運転を開始する。具体的には、機器制御部43は、貯湯ユニット20の送水ポンプ24を停止し、ヒートポンプユニット10の膨張弁13を全開にする。これにより、高温の冷媒を蒸発器14に流入させることができ、蒸発器14に着いた霜を融かすことができる。なお、除霜運転は、以上に説明したものに限定されず、冷凍サイクル装置において従来知られている除霜運転を適宜適用することも可能である。
図7は、実施の形態1に係る給湯装置1が着霜予測手段により通常沸き上げ運転から低能力沸き上げ運転に切り替える場合の制御フローである。図7は、蒸発器14の着霜予測手段を用いて通常沸き上げ運転から低能力沸き上げ運転に切り替える場合の制御フローを示している。まず、給湯装置1の沸き上げ運転が開始されると、ステップA1においてヒートポンプユニット10は通常沸き上げ運転を実施する。
実施の形態1において、着霜予測手段が蒸発器14が着霜し得る状態であると判定する方法について説明する。実施の形態1においては、着霜予測手段は、蒸発器14の温度を測定する蒸発器温度センサ66が検出した温度が第1の温度以下であることを検知した時に蒸発器14が着霜し得る状態であると判定するものである。具体的には、例えば、蒸発器温度センサ66からの温度信号を演算処理部42が受け、記憶部46に記憶された第1の温度以下であるかどうかを判定する。ここで第1の温度は、例えば水の凝固点に設定されており、大気圧条件下では0℃である。演算処理部42は、蒸発器14が着霜し得る状態であると判定した時に着霜予測信号α=trueを出すと、次のステップA2の低能力沸き上げ運転実施判定に移行する。
次に、実施の形態1において着霜予測手段が蒸発器14が着霜し得る状態であると判定する方法の別形態について説明する。実施の形態1の着霜予測手段の別形態は、蒸発器14の温度を測定する蒸発器温度センサ66と、前記蒸発器が吸入する外気の露点温度検出手段とを用いて蒸発器14が着霜し得る状態であるか否かを判定するものである。外気の露点温度検出手段は、例えば、演算処理部42において、吸入温度センサ67から受けた温度信号と記憶部46に記憶されている外気温度と露点温度との関係を示したデータテーブルとを比較することにより現時刻又は所定の時刻の露点温度を算出する。そして、演算処理部42は、蒸発器温度センサ66で検知された温度が記憶部46に記憶された第1の温度以下かつ露点温度以下であるか否かを判定する。また、演算処理部42は、蒸発器14の温度が第1の温度以下かつ外気の露点温度以下である場合に、蒸発器14が着霜し得る状態であると判定する。演算処理部42は、着霜予測信号α=trueを出すと、次のステップA2の低能力沸き上げ運転実施判定に移行する。
図8は、実施の形態1に係る給湯装置1が着霜検知手段により通常沸き上げ運転から低能力沸き上げ運転に切り替える場合の制御フローである。図8は、蒸発器14の着霜予測手段を用いて通常沸き上げ運転から低能力沸き上げ運転に切り替える場合の制御フローを示している。まず、給湯装置1の沸き上げ運転が開始されると、ステップB1においてヒートポンプユニット10は通常沸き上げ運転を実施する。
実施の形態1において、着霜検知手段が蒸発器14の着霜を判定する方法について説明する。実施の形態1においては、着霜検知手段は、ヒートポンプユニット10の圧縮機11の吐出側に設けられた圧縮機吐出温度センサ68を用い、圧縮機吐出温度センサ68の検出する温度が低下した時に前記蒸発器が着霜したものと判定するものである。具体的には、例えば、圧縮機吐出温度センサ68からの温度信号を演算処理部42が受け、検出された温度が記憶部46に記憶された所定の温度以上に低下したか否かを判定する。演算処理部42が蒸発器14の着霜したものと判定し、着霜検知信号β=trueを出すと、機器制御部43は、次のステップB3の除霜運転を実施する。
実施の形態1において着霜検知手段が蒸発器14が着霜し得る状態であると判定する方法の別形態について説明する。実施の形態1の着霜検知手段の別形態においては、着霜検知手段は、圧縮機吸入温度センサ69と蒸発器温度センサ66とを用いて蒸発器14が着霜したか否かを判定するものである。具体的には、例えば、演算処理部42において、圧縮機吸入温度センサ69から受けた温度信号と蒸発器温度センサ66から受けた温度信号との差分を算出する。そして、演算処理部42は、その差分が所定値よりも小さくなったか否かを判定する。また、演算処理部42は、圧縮機11の吸入温度と蒸発器14の温度との差が通常沸き上げ運転の定常状態と比較して小さくなった場合に、蒸発器14が着霜したものと判定する。演算処理部42は、着霜検知信号β=trueを出すと、次のステップB3の除霜運転を実施する。なお、通常沸き上げ運転の定常状態とは、ヒートポンプユニット10の通常沸き上げ運転が始まってから一定の温度状態が所定の時間継続した状態を言う。
実施の形態1において着霜検知手段が蒸発器14が着霜し得る状態であると判定する方法のさらなる別形態について説明する。実施の形態1の着霜検知手段の別形態においては、着霜検知手段は、吸入温度センサ67と吹き出し空気温度センサ70とを用いて蒸発器14が着霜したか否かを判定するものである。具体的には、例えば、演算処理部42において、吸入温度センサ67から受けた温度信号と吹き出し空気温度センサ70から受けた温度信号との差分を算出する。そして、演算処理部42は、その差分が所定値よりも小さくなったか否かを判定する。また、演算処理部42は、外気の温度と蒸発器14から吹き出される空気の温度との差が通常沸き上げ運転の定常状態と比較して小さくなった場合に、蒸発器14が着霜したものと判定する。演算処理部42が着霜検知信号β=trueを出すと、次のステップB3において機器制御部43は、除霜運転を実施する制御を行う。
実施の形態1において着霜検知手段が蒸発器14が着霜し得る状態であると判定する方法のさらなる別形態について説明する。実施の形態1の着霜検知手段の別形態においては、着霜検知手段は、圧縮機トルク検出手段を用いて蒸発器14が着霜したか否かを判定するものである。具体的には、例えば、演算処理部42において、圧縮機トルク検出手段から受けたトルクに基づく信号が通常沸き上げ運転の定常状態と比較して小さくなった場合に、蒸発器14が着霜したものと判定する。また、演算処理部42は、圧縮機11のトルクが通常沸き上げ運転の定常状態と比較して小さくなった場合に、蒸発器14が着霜したものと判定する。演算処理部42が着霜検知信号β=trueを出すと、次のステップB3において機器制御部43は、除霜運転を実施する制御を行う。
実施の形態1において着霜検知手段が蒸発器14が着霜し得る状態であると判定する方法のさらなる別形態について説明する。実施の形態1の着霜検知手段の別形態においては、着霜検知手段は、圧縮機周波数検出手段を用いて蒸発器14が着霜したか否かを判定するものである。具体的には、例えば、演算処理部42において、圧縮機周波数検出手段から受けた圧縮機11の回転周波数に基づく信号が通常沸き上げ運転の定常状態と比較して低下した場合に、蒸発器14が着霜したものと判定する。また、演算処理部42は、圧縮機11の回転周波数が通常沸き上げ運転の定常状態と比較して小さくなった場合に、蒸発器14が着霜したものと判定し、着霜検知信号β=trueを出すと、次のステップB3において機器制御部43は、除霜運転を実施する制御を行う。
実施の形態1において着霜検知手段が蒸発器14が着霜し得る状態であると判定する方法のさらなる別形態について説明する。実施の形態1の着霜検知手段の別形態においては、着霜検知手段は、送水ポンプ24の回転周波数を検出するポンプ周波数検出手段を用いて蒸発器14が着霜したか否かを判定するものである。具体的には、例えば、演算処理部42において、ポンプ周波数検出手段から受けた送水ポンプ24の回転周波数に基づく信号が通常沸き上げ運転の定常状態と比較して低下した場合に、蒸発器14が着霜したものと判定する。また、演算処理部42は、送水ポンプ24の回転周波数が通常沸き上げ運転の定常状態と比較して小さくなった場合に、蒸発器14が着霜したものと判定し、着霜検知信号β=trueを出すと、次のステップB3において機器制御部43は、除霜運転を実施する制御を行う。
図9は、実施の形態1に係る給湯装置1が低能力沸き上げ運転から通常沸き上げ運転に切り替える場合の制御フローである。ステップC1において、給湯装置1は、図7に示される着霜予測手段を用いて通常沸き上げ運転から低能力沸き上げ運転に切り替える制御フロー、又は図8に示される着霜予測手段を用いて通常沸き上げ運転から低能力沸き上げ運転に切り替える制御フローにより、低能力沸き上げ運転を実施している状態である。
図10は、実施の形態1に係る給湯装置1の低能力沸き上げ運転実施判定のフローである。ステップE1において、演算処理部42は、現時刻の外気温Taを取得し、0℃即ち水の凝固点より高いか否かを判定する。外気温Taが0℃以下である場合(ステップE1;No)、ステップE7において、演算処理部42は、低能力沸き上げ運転実施可否の判定信号γ=falseを出し、機器制御部43に送る。実施の形態1においては、給湯装置1が低能力沸き上げ運転を実施している時、蒸発器14の温度が0℃となるように圧縮機11の回転周波数が制御される。外気温Taが0℃以下である場合、蒸発器14の温度が外気温Taよりも高くなり、蒸発器14は、外気と熱交換を行うことができない。そのため、低能力沸き上げ運転実施判定のフローにおいて、演算処理部42は、まずステップE1の判定を行う。
図11は、時刻による外気の温度の変化の一例を示す図である。図12は、実施の形態1に係る給湯装置1の沸き上げ時間と蓄熱量との相関関係を示す図である。図11及び図12を用いて、沸き上げ運転を開始する時刻の設定について説明する。上述したように、沸き上げ運転は、深夜電力時間帯が終了する直前に沸き上げが完了するように行うことにより、使用者が電力に対し支払うコストを低減させるものである。このときの沸き上げ完了時刻は、深夜電力時間帯に基づいて予め設定されている。一方、沸き上げの開始から完了までに要する沸き上げ時間は、沸き上げ運転によって沸き上げられる湯量によって変化する。給湯装置1において沸き上げられる湯量は、深夜電力時間帯が終了する時刻までに貯湯タンク21に貯める湯の目標蓄熱量Qmと、貯湯タンク21の残湯量、即ち沸き上げ運転開始時間における積算蓄熱量Qnに応じて変化する。また、実施の形態1に係る給湯装置1においては、ヒートポンプユニット10の蒸発器14の着霜を回避するために、低能力沸き上げ運転を実施するため、低能力沸き上げ運転を必要とする時間Xを考慮して沸き上げ時間を決定する。
Claims (15)
- 圧縮機、凝縮器、膨張弁、及び蒸発器が順次接続されることによって冷媒が流れる冷媒回路が形成され、前記蒸発器に流入する前記冷媒と外気とを熱交換し、前記凝縮器に流入する湯水を前記冷媒の熱によって加熱する、ヒートポンプユニットと、
前記ヒートポンプユニットにより加熱された湯水を貯留する貯湯ユニットと、
前記ヒートポンプユニット及び前記貯湯ユニットを制御する制御装置と、
を備え、
前記貯湯ユニットは、
湯水を貯留する貯湯タンクと、
前記貯湯タンクの最下部から流出する湯水を前記凝縮器に入水させ、前記凝縮器から出湯される湯水を前記貯湯タンクの上部に流入させる沸き上げ回路と、を備え、
前記ヒートポンプユニットは、
前記蒸発器の温度を検知する蒸発器温度センサを備え、
前記制御装置は、
前記蒸発器の着霜を予測する着霜予測手段及び前記蒸発器の着霜を検知する着霜検知手段の少なくとも一方を備え、
前記着霜予測手段又は前記着霜検知手段からの信号に基づき、前記ヒートポンプユニットの沸き上げ運転を通常沸き上げ運転又は低能力沸き上げ運転の何れか一方に切り替え、
前記低能力沸き上げ運転のときには前記圧縮機の運転周波数を前記通常沸き上げ運転のときよりも低くし、前記蒸発器温度センサにより検知される温度を前記蒸発器が着霜しない温度となるように制御し、
前記貯湯ユニットに貯留する湯水の目標蓄熱量Qmを算出し、
外気温に基づいて前記ヒートポンプユニットを前記低能力沸き上げ運転する時間Xを決定し、
前記時間X以外を前記通常沸き上げ運転としたときに前記目標蓄熱量Qmに達する時間Yを決定し、
前記時間Yと前記貯湯ユニットが前記目標蓄熱量Qmに達する目標時刻とから、前記ヒートポンプユニット及び前記貯湯ユニットの沸き上げ運転開始時刻を決定する、給湯装置。 - 前記制御装置は、
前記外気温から前記蒸発器の着霜予測時間帯を求め、前記着霜予測時間帯に基づいて前記時間Xを決定する、請求項1に記載の給湯装置。 - 前記ヒートポンプユニット及び前記貯湯ユニットの運転を操作するリモートコントローラを更に備え、
前記リモートコントローラは、
前記時間Xが0よりも大きい場合に、前記ヒートポンプユニットを前記低能力沸き上げ運転する予定があることを表示する、請求項2に記載の給湯装置。 - 前記時間Xが0よりも大きい場合に、前記リモートコントローラから前記低能力沸き上げ運転を実施するか否かを設定できる、請求項3に記載の給湯装置。
- 前記着霜予測時間帯は、
HEMS90から取得した予想外気温度から決定する、請求項2~4の何れか1項に記載の給湯装置。 - 前記ヒートポンプユニットは、
前記蒸発器に送り込まれる外気の温度を検知する吸入温度センサを更に備え、
前記制御装置は、
前記吸入温度センサが検知する温度が水の凝固点より高い場合には、
前記低能力沸き上げ運転の時の前記ヒートポンプユニットの加熱能力φlowで残りの沸き上げ時間の間に前記ヒートポンプユニットを運転したときに前記貯湯ユニットに貯留される湯水の予測蓄熱量Qlowを算出し、
前記貯湯ユニットに貯留する湯水の前記目標蓄熱量Qmと、現時点の前記貯湯ユニットに貯留されている湯水の積算蓄熱量Qnとの差分Δを算出し、
前記予測蓄熱量Qlowが前記差分Δ以上であるときに、前記ヒートポンプユニットの運転状態を前記低能力沸き上げ運転とし、
前記低能力沸き上げ運転時の前記予測蓄熱量Qlowが前記差分Δより低いときに、前記ヒートポンプユニットの運転状態を前記通常沸き上げ運転とする、請求項1~5の何れか1項に記載の給湯装置。 - 前記着霜予測手段は、
前記蒸発器温度センサが検出した温度が水の凝固点以下である場合に前記蒸発器が着霜し得る状態にあると判定し、
前記制御装置は、
前記ヒートポンプユニットを前記低能力沸き上げ運転とする、請求項1~6の何れか1項に記載の給湯装置。 - 前記ヒートポンプユニットは、
前記蒸発器が吸入する外気の露点温度検出手段を更に備え、
前記着霜予測手段は、
前記蒸発器温度センサが検出した温度が水の凝固点以下であり、かつ前記露点温度検出手段により得られた露点温度以下である場合に、前記蒸発器が着霜し得る状態にあると判定し、
前記制御装置は、
前記ヒートポンプユニットを前記低能力沸き上げ運転とする、請求項1~6の何れか1項に記載の給湯装置。 - 前記着霜予測手段は、
HEMS90から取得した現時刻の前記外気の相対湿度から前記外気の前記露点温度を算出する、請求項8に記載の給湯装置。 - 前記ヒートポンプユニットは、
前記圧縮機から吐出される前記冷媒の温度を測定する圧縮機吐出温度センサを更に備え、
前記着霜検知手段は、
前記圧縮機吐出温度センサが検出した温度が低下したときに前記蒸発器が着霜したものと判定し、
前記制御装置は、
前記ヒートポンプユニットを前記低能力沸き上げ運転とする、請求項1~9の何れか1項に記載の給湯装置。 - 前記ヒートポンプユニットは、
前記圧縮機に吸入される前記冷媒の温度を測定する圧縮機吸入温度センサを更に備え、
前記着霜検知手段は、
前記圧縮機吸入温度センサが検出した温度と前記蒸発器温度センサが検出した温度との差が小さくなったときに前記蒸発器が着霜したものと判定し、
前記制御装置は、
前記ヒートポンプユニットを前記低能力沸き上げ運転とする、請求項1~9の何れか1項に記載の給湯装置。 - 前記ヒートポンプユニットは、
前記蒸発器に送られる前記外気の温度を測定する吸入温度センサと、
前記蒸発器から吹き出される空気の温度を測定する吹き出し空気温度センサと、を更に備え、
前記着霜検知手段は、
前記吸入温度センサが検出した温度と前記吹き出し空気温度センサが検出した温度との差が小さくなったときに前記蒸発器が着霜したものと判定し、
前記制御装置は、
前記ヒートポンプユニットを前記低能力沸き上げ運転とする、請求項1~9の何れか1項に記載の給湯装置。 - 前記ヒートポンプユニットは、
前記圧縮機のトルクを検出する圧縮機トルク検出手段を更に備え、
前記着霜検知手段は、
前記圧縮機トルク検出手段が検出した前記トルクが低下したときに前記蒸発器が着霜したものと判定し、
前記制御装置は、
前記ヒートポンプユニットを前記低能力沸き上げ運転とする、請求項1~9の何れか1項に記載の給湯装置。 - 前記ヒートポンプユニットは、
前記圧縮機の回転周波数を検出する圧縮機周波数検出手段を備え、
前記着霜検知手段は、
前記圧縮機周波数検出手段が検出した前記回転周波数が低下したときに前記蒸発器が着霜したものと判定し、
前記制御装置は、
前記ヒートポンプユニットを前記低能力沸き上げ運転とする、請求項1~9の何れか1項に記載の給湯装置。 - 前記貯湯ユニットは、
前記沸き上げ回路に設置された送水ポンプの回転周波数を検出するポンプ周波数検出手段を更に備え、
前記着霜検知手段は、
前記ポンプ周波数検出手段が検出した前記回転周波数が低下したときに前記蒸発器が着霜したものと判定し、
前記制御装置は、
前記ヒートポンプユニットを前記低能力沸き上げ運転とする、請求項1~9の何れか1項に記載の給湯装置。
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