JP7289697B2 - 基板洗浄装置及び基板洗浄方法 - Google Patents

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Description

本発明の実施形態は、基板洗浄装置及び基板洗浄方法に関する。
搬送される基板の表面に対して、回転するスポンジローラをガラス基板上に押し当てて洗浄するガラス基板の洗浄方法がある。
特開2001-98298号公報
スポンジローラを使用し続けると、スポンジが摩耗したり変形したりすることから、基板に対する押し当て状態が変化することがある。あるいは、もともとの形状自体、スポンジローラの直径が均一でない場合もある。
本発明は、洗浄ローラの基板への接触面が所定の接触状態であるかの判定を容易にすることで、基板の洗浄を安定的に行うことを目的とする。
上記課題を解決するために、本発明の実施形態に係る基板洗浄装置は、光透過性を有する基板を洗浄する基板洗浄装置であって、前記基板を搬送する基板搬送機構と、前記基板搬送機構により搬送される前記基板の一方の表面に対し、接触させて洗浄する洗浄ローラ部と、前記一方の表面に接触された前記洗浄ローラ部の接触面の状態を前記基板の他方の表面の側から画像として取得する画像取得部と、前記画像取得部で取得した前記接触面の画像に基づいて、前記接触面が所定の基準に基づく接触状態であるか否かを判定する画像判定手段と、
を有する構成である。
また、本発明の実施形態に係る基板洗浄方法は、光透過性を有する基板を洗浄する基板洗浄方法であって、搬送される前記基板の一方の表面に対し、洗浄ローラ部を回転接触させて洗浄する洗浄工程と、前記一方の表面に接触された前記洗浄ローラ部の接触面の画像を前記基板の他方の表面の側から前記接触面が所定の基準に基づく接触状態であるか否かを判定する判定工程と、前記判定工程における判定に基づいて、前記洗浄ローラ部の接触状態を調整する洗浄ローラ部調整工程と、を有する構成である。
本発明の実施形態によれば、洗浄ローラの基板への接触面が所定の接触状態であるかの判定を容易に行うことができ、基板の洗浄を安定的に行うことができる。
図1は、本発明の実施の形態に係る基板洗浄装置の正面概略図である。 図2は、本発明の実施の形態に係る基板洗浄装置の平面概略図である。 図3は、図2に示すA部の拡大図である。 図4Aは、ガラス製基板(有機EL形成)に押し付けられた洗浄ローラ部のスポンジ体の接触面を示す平面図である(その1)。 図4Bは、ガラス製基板(有機EL形成)に押し付けられた洗浄ローラ部のスポンジ体の接触面を示す平面図である(その2)。 図4Cは、ガラス製基板(有機EL形成)に押し付けられた洗浄ローラ部のスポンジ体の接触面を示す平面図である(その3)。 図5は、本発明に係る基板洗浄処理装置を使用した洗浄処理方法のフロー図である。 図6は、表面に所定の接触状態を示す目安となる表示がされた透光性を有するガラス製基板の平面図である。 図7Aは、図6のガラス製基板に押し付けられた洗浄ローラ部のスポンジ体の接触面を示す平面図である(その1)。 図7Bは、図6のガラス製基板に押し付けられた洗浄ローラ部のスポンジ体の接触面を示す平面図である(その2)。 図7Cは、図6のガラス製基板に押し付けられた洗浄ローラ部のスポンジ体の接触面を示す平面図である(その3)。 図8Aは、搬送される基板とスポンジ体との位置関係を示す平面図である(その1)。 図8Bは、搬送される基板とスポンジ体との位置関係を示す平面図である(その2)。
以下、本発明の実施の形態について図面を用いて説明する。
本実施形態に係る基板洗浄装置11の洗浄対象となる光透過性を有する基板12は、例えば、その上面側にポリイミド膜を介して有機EL素子が形成されたガラス製の基板である。有機EL素子は、ガラス基板を支持体として、その表面に形成され、その後支持体であるガラス基板から分離される。この分離は、ガラス基板表面と接触するポリイミド膜に紫外光を照射し、ポリイミド膜の化学結合を紫外光のエネルギーで切断することで行われる。これにより、有機EL素子はガラス基板と分離される。この紫外光にレーザ光を使用する場合、有機EL素子を剥離する処理をレーザ・リフト・オフ(LLO:Laser Lift Off)という。紫外光はガラス基板側から照射される。このため、基板の下面に異物が付着していると、紫外光がこの異物によって妨げられ、エネルギーが弱まったり、ポリイミド膜まで到達しないことがある。これによって有機EL素子を剥離することができない部分が生じてしまうため、基板下面側の洗浄を十分に行う必要がある
(構成)
図1は本発明の実施の形態に係る基板洗浄装置の正面概略図、図2は本発明の実施の形態に係る基板洗浄装置の平面概略図、図3は図2に一点鎖線の円で示すA部の拡大図である。
図1~図3に示すように、基板洗浄装置11は、基板搬送機構21と、洗浄ローラ部23と、撮像カメラ28(画像取得部)と、これらを制御する制御部31と、洗浄液槽27と、を有する。基板搬送機構21によって基板12が搬送され、搬送される基板12を洗浄ローラ部23で洗浄する。洗浄ローラ部23には、洗浄液槽27から洗浄液が供給される。撮像カメラ28は、搬送される基板12と洗浄ローラ部23の接触状態を観察する。
有機EL素子が形成された基板12は光透過性を有するので、下面に接触するスポンジ体35の接触面17の状態を反対側である上面の側から撮像することができる(図2参照)。本実施形態は、基板12に対するスポンジ体35の接触面17の接触状態の適否を判定し、接触状態の調整を図るものである。
基板搬送機構21は、板状の基板12の下面(一方の表面)を支えて搬送する基板搬送ローラ15(15a1、15a2、15b1、15b2)と、基板12を挟んで基板搬送ローラ15と対向する位置に設けられ、基板12の上面(他方の表面)を押えて自由に回転する基板押え用ローラ16(16a1、16a2、16b1、16b2)とを有する。
基板搬送ローラ15は、図示しない駆動部に接続されており、回転駆動される。図1では、紙面に向かって時計周りに回転駆動される。これにより基板搬送ローラ15に支持された基板12は、図1の矢印方向(紙面左から右)に搬送される。基板押えローラ16は、搬送される基板12の移動に伴ってつれ回る。基板押えローラ16は、基板12が浮き上がり、基板搬送ローラ15から離れてしまうことを抑制して確実に基板12が搬送されるようにする。基板搬送ローラ15の駆動部は制御部31に電気的に接続され、基板搬送ローラ15の動作は制御部31によって制御される。
基板搬送ローラ15(15a1、15a2、15b1、15b2)は、洗浄ローラ部23を間にして搬送方向上流側に基板搬送ローラ15a1、15a2が、搬送方向下流側に基板搬送ローラ15b1、15b2が、それぞれ配置されている。基板搬送ローラ15は、それぞれ基板の搬送方向と直交する方向に延びるように形成された搬送ローラ軸19a、19bを有し、この搬送ローラ軸19a、19bにおいて基板12の基板搬送方向と直交する方向の側面近傍、すなわち基板12の両端部分に配置されている。そして、基板搬送ローラ15a1、15a2、15b1、15b2の真上に基板12を挟む間隙を設けて基板押え用ローラ16a1、16a2、16b1、16b2がそれぞれ配置されている。これら押え用ローラ16も、基板12の搬送方向と直交する方向に延びるように形成された押え用ローラ軸20a、20bに設けられている。洗浄ローラ部23は、円柱形状であって、基板搬送機構21により搬送される基板12の下面に接触して、その表面を洗浄する。
円柱形状の洗浄ローラ部23は、軸方向を基板12の搬送方向と略直交する方向となるように配置され、基板12の搬送方向と同一方向に回転するように駆動装置(不図示)に接続されている。洗浄ローラ部23は、駆動装置と接続する円柱形状の回転軸33と、回転軸33を覆うように回転軸33と一体に回転する円筒形状のスポンジ体35とで形成されている。スポンジ体35は、吸液性のあるスポンジ状のもので、例えば低反発素材のポリウレタンで形成されている。そして、洗浄ローラ部23は、スポンジ体35の上部が基板12の下面に接触し、スポンジ体35の下部が洗浄液槽27の洗浄液37に浸漬されるように配置されている。なお、洗浄液37として、例えば純水が使用される。洗浄ローラ部23の駆動装置は制御部31に電気的に接続され、洗浄ローラ部23の動作は制御部31によって制御される。
回転軸33の両端(スポンジ体35から突出した位置)には、スポンジ体35と基板12の下面との接触状態(接触面積)を調整するために、洗浄ローラ部23を上下方向(基板12に接離する方向)に昇降させる昇降移動部25が接続されている。さらに、洗浄ローラ部23と軸方向が平行で、スポンジ体35の表面に接触する押圧軸体41を備えた押圧部26が、洗浄液槽27と搬送される基板12との間(すなわち、スポンジ体35の下部と上部の間の位置)に設けられている。押圧部26は、押圧軸体41と、押圧軸体41を回転可能に取り付ける取付具42と、取付具42をスポンジ体35に対し接離する方向(すなわち、基板の搬送方向)に移動させる押圧移動体43a、43bで構成されている。押圧移動体43a、43bは、押圧軸体41の軸方向に所定間隔を設けて配置されている。なお、押圧移動体43としてはエアシリンダ等が相当する。押圧部26は、主としてスポンジ体35の表面を押圧軸体41が回転しながら押圧することで、その表面を平坦にし、回転軸33の回転中心からスポンジ体35の外周面までの距離(直径)を調整する。昇降移動部25及び押圧部26は、制御部31に電気的に接続され、その駆動を制御部31に記憶された基板処理情報(基板の搬送間隔や搬送スピードなど、基板を洗浄処理に必要となるあらゆる情報)、各種プログラムに基づいて制御される(昇降調整手段、押圧調整手段)。
ここで、スポンジ体35には個体差があり、未使用品であってもその軸方向において直径が均一でない場合がある。あるいは、未使用の状態で直径が均一であっても、スポンジ体35の接触状態が均一でない場合がある。スポンジ体35の直径が均一でない場合、基板12にスポンジ体35が均一に接触せず、場所によっては全く接触しない箇所がでてくる場合がある。このような場合、上述の押圧部26を用いてスポンジ体35の直径を最も薄い部分に合わせるように調整することが有効になる(以下、「平坦化」という)。このような調整を行うことで、基板12に対するスポンジ体35の接触状態を均一にすることができ、基板12の下面の洗浄が均一に行うことができるようになる。
また、スポンジ体35による洗浄を長時間行った結果、スポンジ体35が摩耗してしまった場合においては、上述の押圧部26による平坦化に加えて、昇降移動部25による上下位置の調整も必要となる。
撮像カメラ28は、基板12の上面(他方の面)と対向する位置に設けられ、洗浄ローラ部23の直上付近に配置されている。撮像カメラ28は、例えばCCDイメージセンサであり、洗浄ローラ部23のスポンジ体35長手方向複数箇所を観察することができるように複数個設けられている。撮像カメラ28は、洗浄ローラ部23のスポンジ体35と基板12の下面との接触面17の状態を、光透過性を有する基板12の上面の側から撮像するものである。撮像により取得された接触面17の画像は、所定の基準に基づく接触状態であるか否かを制御部31において、記憶された基板処理情報、プログラムに基づいて判定される(画像判定手段)。このような判定処理工程の詳細については後述する。なお、撮像カメラ28は制御部31に電気的に接続されており、制御部31によって制御される
(基板洗浄工程)
次に図5を参照して、基板洗浄装置11を使用した基板の洗浄手順について説明する。本実施例においては、有機EL素子が形成された基板12を洗浄する工程を説明するが、この基板12は、図3に点線で模式的に示すように碁盤の目状に素子が規則正しく形成されている。
基板12が基板洗浄装置11に搬入されると、制御部31は基板12の搬送、洗浄を開始する(S11)。基板12は基板搬送ローラ15a1、15a2により搬送方向に沿って搬送され、スポンジ体35に接触し、その後基板搬送ローラ15b1、15b2上まで搬送される。この搬送途中、基板搬送機構21により搬送される基板12は、基板12の搬送方向と同一方向に回転する洗浄ローラ部23のスポンジ体35により下面を洗浄される。スポンジ体35は、その下部を洗浄液槽27の純水に浸漬され、内部に純水を含む。基板12の下面に接触したスポンジ体35は、回転しつつ基板12の下面を純水によって洗浄する。なお、このとき、基板12の上面に対して洗浄液の供給は行わない。基板12の上面側には上述したとおり、有機EL素子が形成されている。この有機EL素子が濡れると、製品化したのちに駆動不良を起こしてしまうため、基板12の上面側を濡らさずに基板12の下面側のみを洗浄することが要求される。なお、スポンジ体35が搬送方向と同一方向に回転することによって、基板12の先端部分とスポンジ体とが接触するときにスポンジ体35に含まれる洗浄液37が基板12の上面側に飛び散ることを防止することができる。
画像取得部である撮像カメラ28は、洗浄中の基板12の搬送方向中心が、鎖線CLで示す撮像カメラ28の視野中心、すなわちスポンジ体35の回転軸33の回転中心直上である位置に到達したときに、基板12の下面に対するスポンジ体35の接触面を撮像し、接触面の状態の画像を取得する(S12)。このとき撮像カメラ28は、図2、図3に示す3つの計測地点P1、P2、P3において撮像を行う。制御部31は、取得された接触面の画像について、接触面17が所定の基準に基づく接触状態であるか否かを判定する(S13:画像判定手段)。具体的には、図2、図3に示すように、鎖線CL上に×印で示す3つの計測地点(P1、P2、P3)において、撮像された画像からそれぞれの計測地点で接触している部分の基板12の搬送方向に沿う方向の幅(幅長さW)を算出する。この算出した幅長さWが3つの計測地点すべてにおいて予め定めた閾値L以上であるか否かを判定する(S13:画像判定手段)。3つの計測地点(P1、P2、P3)での幅長さWが3つの計測地点すべてにおいて閾値L以上であるときに所定の基準に基づく接触状態であると判定し、それ以外の場合を所定の基準に基づく接触状態でないと判定する。例えば、図4Aに示すように、接触面17の搬送方向の両端が曲線を描いていても、3つの計測地点(P1、P2、P3)での幅長さWが3計測地点すべてにおいて閾値L以上である場合には、所定の接触状態であると判定される。この、計測地点P1、P2、P3は、予め制御部31が記憶している。なお、閾値Lは基板12に対する洗浄が好適に行われる値となるよう、予め実験によって求められる。
制御部31は、接触面17が所定の基準に基づく接触状態であると判定したときは(S13のYES)、そのまま洗浄を続行する(S14)。また、制御部31は、接触面が所定の基準に基づく接触状態でないと判定したときは(S13のNO)、黄色表示等の警報ランプを点灯後(S15)、基板12を停止し、スポンジ体35と基板12の裏面との接触面17の範囲を押圧部26、昇降移動部25を作動させて調整する(S16)(洗浄ローラ部調整工程)。
接触面17が図4Bに示すように、スポンジ体35の軸方向の一端側に偏って接触しているときは、制御部31は、押圧部26の押圧軸体41によりスポンジ体を押圧して平坦化するとともに、昇降移動部25により洗浄ローラ部23を上昇させて接触面を所定の基準に基づく接触状態となるように調整する(S16)。このとき、2個の押圧移動体43a、43bのうち、一端側の押圧移動体43aを使用して平坦化することができる。また、上述したとおり昇降移動部25はスポンジ体35の軸方向両端に2つ設けられている。したがって、図4Bに示すように、スポンジ体35の軸方向に一端側に偏って接触しているときは、押圧部26により平坦化を行わずに、昇降移動部25によってスポンジ体35の接触面積が少ない側を上昇させることによって、所定の接触状態とすることもできる。図4Bに示すような接触状態である場合、具体的には、P2、P3のスポンジ体35の直径が、最も直径が小さいP1地点の直径に揃えるように押圧調整する。P1地点の直径は、閾値Lよりも小さいため、昇降移動部25によりスポンジ体35を上昇させる。また、接触面が図4Cに示すように、中心部分の接触範囲が狭小となるときは、制御部31は、押圧部26の押圧軸体41によりスポンジ体を押圧して平坦化させるとともに、昇降移動部25により洗浄ローラ部23を上昇させて、接触面17を所定の基準に基づく接触状態となるように調整する(S16)。
制御部31による接触面17の調整後、接触面の状態を撮像して画像を取得し(S12)、所定の基準に基づく接触状態であるか否かを判定する(S13)。所定の基準に基づく接触状態のときは洗浄を継続し(S14)、所定の基準に基づく接触状態でないと判定されたときは再度の調整を行う(S15、S16)。基板12の洗浄を継続し(S14)、洗浄工程が終了すると、基板搬送ローラ15b1、15b2から基板12が離れて基板が搬出される(S17)。続いて新たに別の基板12が搬入されると、S11からのステップを繰り返す。なお、接触状態の調整を予め定めた回数(例えば3回)繰り返しても所定の基準に基づく接触状態にならないときは、洗浄ローラ23を交換するようにしても良い。
上記したように、本実施形態に係る基板洗浄装置11によれば、有機EL素子が形成されたガラス製の基板12は、光透過性を有するので、基板12の下面を洗浄ローラ23のスポンジ体35で接触させて洗浄する際に、接触面が所定の基準に基づく接触状態であるか否かを基板12の上面側から撮像した接触面の状態の画像により容易に判定することができる。判定結果に基づき、基板12の下面に洗浄ローラ23が均一に接触することになる。したがって、基板12の下面全体の洗浄を均一かつ十分に行うことができるので、紫外光の照射による有機EL素子の剥離(LLO)を確実に行うことができる
(その他の実施形態)
上述の実施形態では、3つの計測地点P1、P2、P3は、予め制御部31が記憶しているとして説明したが、これに限らない。上記したように基板12の上面には有機EL素子が形成されている。これらの素子を基準位置として利用することもできる。例えば、撮像カメラ28によって撮像した画像の接触面17に含まれる素子の数をカウントし、予め設定した基準数と比較することによって接触状態を判定するようにしても良い。あるいは、基板12の搬送方向と直交する直線CL(図2、図3、図4A~4Cに1点鎖線で示す)上に、基板12の一端(上記図中の上端)から素子k個目をP1、一端から素子(k+n)個目をP2、一端から素子(k+2n)個目をP3として予め決めておき(P3と他端とは素子k個の距離)、P1、P2、P3の実際の位置と、予め定めた閾値Lの両端に当たる位置との差によって判定しても良い。なお、基板12上には素子が全体に形成されているが、接触面17を図解説明する為に省略している(図4A~図4Cに基板12上の素子の一部14を示す)。
また、上述の実施形態では、上記したように有機EL素子が形成されたガラス製の基板12の下面に対するスポンジ体35の接触面17の状態を基板12の上面の側から撮像するもので、有機EL素子の層を介した撮像画像となる。そこで、図6に示すように、有機EL素子が形成されたガラス製の基板12の他に、基板12と略同様のサイズ、形状の有機EL素子等が形成されていない透明なガラス製の基板12a(ダミー基板)を使用することで、スポンジ体35による接触面の接触状態をより鮮明に撮像することができる。また、例えば閾値L(基準位置)が表示された基板12aを使用することで、スポンジ体35による接触状態の適否を基板12aの上面の側から肉眼でも判断することができる。あるいは、閾値Lの両端に、許容範囲±ΔW(基準位置)を表示した基板12aを使用するようにしても良い。
スポンジ体35による基板12aへの接触面17について図7A~7Cを参照して説明する。ここでは、基準位置として±ΔWが表示された基板12aを使用する場合を説明する。図7Aでは、接触面17の搬送方向の両端が計測地点(P1、P2、P3)でのそれぞれの幅長さW1、W2、W3に対して、接触面17の両端が3計測地点すべてにおいて±ΔWの範囲にある場合に所定の接触状態にあると判定される。これに対して、図7B、7Cにおいては接触面17の両端が3計測地点において±ΔWの範囲にあるという条件を満たしていなければ、接触面17が所定の基準に基づく接触状態でないと判定される。具体的には、図7Bでは、計測地点P3での接触面17の端の位置が許容範囲のΔWを超えている。図7Cでは、同様に計測地点P1とP3が±ΔWの範囲外となっている。制御部31は、押圧部26の押圧軸体41によりスポンジ体を押圧して平坦化、又は昇降移動部25により洗浄ローラ部23を上昇させて接触面17を所定の基準に基づく接触状態となるように調整する。
このような基板12aを使用することで、実際に処理を行う基板12が搬送されてくる前段階で洗浄ローラ部23が基板の下面に適切な状態で接触するように調整しておくことができる(洗浄ローラ部調整工程)。つまり、洗浄処理工程を開始するとき、あるいはいったん中断して再開するときにも、基板12に対してスポンジ体35を処理に適切な状態で接触させることができ、洗浄処理を好適に行うことができる。なお、このような処理対象である基板12とは別の基板12aを使用する場合には、基板12aに対する接触状態判定工程が終了したのち、前述の洗浄工程にうつることができる。さらに、基板12aによる接触状態判定を行った場合には、基板12に対する洗浄処理中に接触状態判定を行わなくても良い。また、この場合には、基板12aに光透過性があればよく、基板12は光透過性を有する基板である必要がない。したがって、光透過性を有さない基板の洗浄処理を行うことができる。このように接触状態判定用の基板12aを使用する場合には、基板12aは搬送されず、撮像カメラ28側が移動することによって接触状態判定を行うようにする。あるいは、接触状態判定に必要な箇所がすべて含まれるように視野を設定するようにしても良い。
上述の実施形態では、撮像カメラ28は計測地点毎にカメラを備えるとしたが、これに限らず、洗浄ローラ部23のスポンジ体35の長手方向全体を観察することができるラインセンサカメラであっても良い。あるいは一つのカメラを移動させて複数箇所の撮像を行うようにしても良い。少なくとも予め定めた計測地点において撮像ができれば良い。また、上述の実施形態においては、3つの計測地点それぞれにおいてスポンジ体35が基板12に接触している部分の基板12の搬送方向に沿う方向の幅(幅長さW)を算出し、これらの算出した結果が予め定めた閾値L以上であるか否かを判定することによってスポンジ体35の接触状態を判定する例を示した。このように幅長さWによって接触状態を判定すると、スポンジ体35の長手方向が基板12に対して水平面内において斜めに接触していても所定の接触状態と判定されることになる。スポンジ体35が斜めに接触した状態で基板12が搬送、洗浄されると、基板12の搬送方向上流端、下流端においてはスポンジ体35が基板12の角部にしか接触しないことになる。これによって基板12の一部分にのみ圧力がかかり、基板12が割れてしまったり、基板12が上方向に持ちあがるなどして搬送がうまくいかないことも起こり得る。しかしながら、図7A~7Cに示すように3つの計測地点において±△Wの範囲内に入っているかによりスポンジ体35の接触状態を判定することで、スポンジ体35が基板12に接触している幅長さのみならず、両端位置を確認することができるため、このような問題が解決可能となる。また、接触状態の所定の基準は、必要な洗浄の度合いに応じて定めることができる。
また、上述の実施形態においては、計測地点P1、P2、P3の三点を用いたが、これに限らず、二点以下でもよく、四点以上であっても良い。計測地点の数は、スポンジ体35の材料によって変形しやすさ、摩耗しやすさを考慮し、決定することができる。また、撮像カメラ28にラインセンサを採用することによって、計測地点を定めることなく、基板搬送方向と交差する方向における接触面17の全域を連続的に計測することもできる。このように計測することで、より正確に基板に対するスポンジ体35の接触状態を確認することができる。
また、上述の実施形態において、押圧部26はスポンジ体35の平坦化に用いるとしたが、同時にスポンジ体35が含む洗浄液を搾り取る役割も果たす。スポンジ体35の形状は、洗浄液を含む量によっても変化することがある。したがって、押圧部26をスポンジ体35の回転方向下流側(すなわち基板12の搬送方向上流側)に設けることによってより確実にスポンジ体35の基板12に対する接触状態を調整することが可能になる。
また、上述の実施形態において、基板搬送ローラ15及び基板押え用ローラ16は基板幅方向両端に設ける例を示したが、これに限らず、搬送ローラ軸19及び押え用ローラ軸20にそれぞれ所定間隔で3個以上設けてもよい。
また、上述の実施形態において、洗浄液37として純水を使用する例を示したが、これに限らず、別の液体を洗浄液として使用しても良い。例えばエタノールを用いることがある。
また、上述の実施形態において、撮像カメラ28は、洗浄中の基板12の搬送方向中心が、鎖線CLに到達したときに、基板12の下面に対するスポンジ体35の接触面を撮像するとしたが、これに限らず、基板12の搬送方向中心ではない位置において撮像しても良い。但し、図8A、図8Bに示すように基板12の搬送方向上流側端部、下流側端部においては、スポンジ体35が先述べた幅長さW接触していない状態になる。したがって、撮像する位置は、スポンジ体35が先に述べた幅長さWだけ接触している地点であれば良い。
また、上述の実施形態において、基板12(12a)の接触状態を判定するにあたり、基板12(12a)を特段停止させることなく撮像カメラ28による撮像を行う例を説明したが、これに限らず、基板12(12a)を停止させて撮像カメラ28により撮像を行っても良い。また、撮像カメラ28による撮像は定期的(例えば基板12を10枚搬送する毎)に行われれば良く、基板12(12a)の搬送の度に毎回行われなくても良い。
また、上述の実施形態において、基板12の接触状態の判定は、1枚の基板12に対して一度行う例を説明したが、これに限らず、1枚の基板に対して複数回判定しても良い。あるいは、10枚搬送される基板に対して1枚のみ判定するようにしても良い。同様に、接触状態の判定に基づく調整も、定期的に行われれば良い。
また、上述の実施形態において、押圧部26は、押圧軸体41の軸方向に所定間隔で複数の押圧移動体を有するとしたが、これに限らず、押圧軸体41の軸方向に延びる一つの押圧移動体を設けても良い。
また、上述の実施形態では、撮像カメラ28によって撮像された画像に基づき、制御部が接触状態を判定する例を示した。あるいは、予め基板上に示された基準位置と接触面の両端の位置を目視で比較することによって人間が判定する例を示した。しかしながらこれに限らず、撮像部28によって得られた画像に基づき、目視で人間が判定するようにしても良い。
また、上述の実施形態において、スポンジ体35は基板の搬送方向と同一方向に回転しながら基板を洗浄する例を示したが、これに限らず、洗浄工程開始前にスポンジ体35を洗浄液槽27内の洗浄液37に浸漬する際に回転させ、洗浄工程中においては回転させないようにしても良い。スポンジ体35を回転させずに基板を洗浄することにより、基板に対するスポンジ体35の摩擦力が増し、基板をより効果的に洗浄することができる。
また、上述の実施形態において、洗浄対象の基板12は有機EL素子が形成された基板としたが、これに限らず、LED基板などLLOが行われる基板であっても良い。
以上、本発明のいくつかの実施形態及び各部の変形例を説明したが、この実施形態や各部の変形例は、一例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。上述したこれら新規な実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更を行うことができる。これら実施形態やその変形は、発明の範囲や要旨に含まれるとともに、特許請求の範囲に記載された発明に含まれる。
11 基板処理装置
12 ガラス製の基板(有機EL層形成)
12a ガラス製の基板
15a1、15a2、15b1、15b2 基板搬送ローラ
16a1、16a2、16b1、16b2 基板押え用ローラ
18 基板搬送補助ローラ
23 洗浄ローラ部
25 昇降移動部
26 押圧部
27 洗浄液槽
31 制御部
33 回転軸
35 スポンジ体
37 洗浄液
41 押圧軸体
42 取付具
43a、43b 押圧移動体

Claims (8)

  1. 光透過性を有する基板を洗浄する基板洗浄装置であって、
    前記基板を搬送する基板搬送機構と、
    前記基板搬送機構により搬送される前記基板の一方の表面に対し、接触させて洗浄する洗浄ローラ部と、
    前記一方の表面に接触された前記洗浄ローラ部の接触面の状態を前記基板の他方の表面の側から画像として取得する画像取得部と、
    前記画像取得部で取得した前記接触面の画像に基づいて、前記接触面が所定の基準に基づく接触状態であるか否かを判定する画像判定手段と、
    を有する基板洗浄装置。
  2. 前記基板は、前記他方の面にのみ複数の素子が形成された基板であり、
    前記画像判定手段は、前記画像取得部で取得した前記接触面の画像の、前記基板の搬送方向における前記基板と前記洗浄ローラ部の接触面が含まれる前記素子の数をカウントし、カウントした前記素子の数と予め設定した基準数とを比較することで、前記接触面が所定の基準に基づく接触状態であるか否かを判定することを特徴とする請求項1に記載の基板洗浄装置。
  3. 前記所定の基準に基づく接触状態は、前記基板の搬送方向と交わる方向に設けた前記接触面の計測地点において、前記接触面の前記基板の搬送方向の長さが所定の範囲の長さにある接触状態であるとする請求項1に記載の基板洗浄装置。
  4. 前記洗浄ローラ部は、前記基板の搬送方向と交わる方向を軸方向とする回転軸と、前記回転軸を包み込む円筒形状のスポンジ体により形成され、
    前記洗浄ローラ部の表面を押圧する押圧軸体と、前記押圧軸体を移動させる押圧移動体とを備える押圧部と、
    前記押圧部の位置を調整する押圧調整手段と、を有し、
    前記画像判定手段により前記接触面が前記所定の基準に基づく接触状態でないと判定されたときに、前記押圧調整手段は、前記押圧移動体により前記押圧軸体を移動させて前記接触面を前記所定の基準に基づく接触状態に調整する請求項1乃至3のいずれかに記載の基板洗浄装置。
  5. 前記押圧軸体は、前記洗浄ローラ部の前記回転軸と平行に設けられ、前記押圧部は前記押圧軸体を中心に回転しながら前記洗浄ローラ部を押圧することを特徴とする請求項4記載の基板洗浄装置。
  6. さらに、前記洗浄ローラ部を昇降移動させる昇降移動部と、前記昇降移動部を移動させて前記接触面を所定の基準に基づく接触状態に調整する昇降調整手段と、を有し、前記画像判定手段により前記接触面が前記所定の基準に基づく接触状態でないと判定されたときに、前記押圧調整手段による接触面の調整に加え、又は前記押圧調整手段による接触面の調整に替えて、前記昇降調整手段は、前記洗浄ローラ部を昇降移動させて前記接触面を前記所定の基準に基づく接触状態に調整する請求項4又は5に記載の基板洗浄装置。
  7. 光透過性を有する基板を洗浄する基板洗浄方法であって、
    搬送される前記基板の一方の表面に対し、洗浄ローラ部を回転接触させて洗浄する洗浄工程と、
    前記一方の表面に接触された前記洗浄ローラ部の接触面の画像を前記基板の他方の表面の側から前記接触面が所定の基準に基づく接触状態であるか否かを判定する判定工程と、
    前記判定工程における判定に基づいて、前記洗浄ローラ部の接触状態を調整する洗浄ローラ部調整工程と、
    を有する基板洗浄方法。
  8. 前記基板は、表面に前記所定の基準に基づく接触状態の接触面の範囲を示す表示がされたガラス又は合成樹脂製の基板である請求項7に記載の基板洗浄方法。
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