JP7289512B2 - 遊技システム及び遊技用装置 - Google Patents
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Description
この種の遊技システムによれば、店舗(自店舗)における現状の遊技情報を把握することができる。
図1は、本発明の一実施形態に係る遊技システムの全体構成を示す概略図である。
図1に示すように、遊技システムは、各遊技場(店舗)に設けられている遊技機1と、遊技機1に関する情報を収集可能なホールコンピュータ4と、ホールコンピュータ4と通信可能なサーバ6と、店舗の管理者等が使用するスマートフォンやパーソナルコンピュータなどの端末装置(以下、店舗管理者端末7という)とによって構成される。
この遊技システムにおいては、サーバ6が、各店舗のホールコンピュータ4から収集した遊技情報を分析し、分析結果を、店舗管理者端末7において閲覧可能に表示するサービスを提供できるようになっている。
なお、本サービスは、サービスの利用に際し、所定の認証処理が必要となる場合があるが、本実施形態において、認証処理の説明は省略する。
また、サービス利用者として店舗管理者を例示して説明するが、店舗管理者に限らずサービス加入者であればよい。
図1に示すように、各店舗には、複数の遊技機1(パチンコ機1a,スロットマシン1b)が設置されている。
遊技機1には、遊技者に遊技媒体を貸し出す貸出機2(パチンコ機用2a,スロットマシン用2b)が隣接して配置されている。
各遊技機1において、遊技者は以下のような遊技の流れに沿って遊技を行う。
例えば、遊技者は、遊技の開始にあたり、遊技機1に隣接配置されている貸出機2に現金又は所定のカードを投入するとともに、所定の貸出操作を行うことにより遊技媒体の貸し出しを行う。貸し出された遊技媒体は遊技機1に投入され遊技が可能となる。
パチンコ機1aでは、遊技者が発射ハンドルを操作して遊技媒体となる遊技球を遊技領域に発射させ、その発射した遊技球が所定の入賞口に入賞することで、所定数の遊技球が払い出される。
スロットマシン1bでは、遊技者が遊技媒体となる遊技用メダルを投入してスタートレバーを操作することにより、所定の絵柄や文字,数字等の図柄を表示した複数(通常は3個)のリールが回転を開始し、各リールに対応した複数(通常は3個)のストップボタンを任意のタイミングで押下することでリールを停止させ、停止したリールの図柄の配列に応じて所定数のメダルが払い出される。
この種の遊技機1は、遊技媒体の貸出レートに応じて分類することができる。
例えば、遊技球1玉の貸出レートが1円/玉のパチンコ機1aを「1円パチンコ」といい、遊技球1玉の貸出レートが4円/玉のパチンコ機1aを「4円パチンコ」という。
また、メダル1枚の貸出レートが5円/枚のスロットマシン1bを「5円スロット」といい、メダル1枚の貸出レートが20円/枚のスロットマシン1bを「20円スロット」という。
また遊技機1は、メーカーや仕様等に応じて複数の機種があり、機種によって分類することもできる。
遊技機1及び貸出機2は、LAN3及び図示しない中継装置を介してホールコンピュータ4と通信可能に接続されており、遊技機1及び貸出機2からは様々な遊技信号がホールコンピュータ4に送信される。
遊技信号には、遊技機1へ投入された遊技媒体数に対応して出力されるアウト信号、遊技機1から払い出された遊技媒体数に対応して出力されるセーフ信号、貸出機20における貸出操作に応じて出力される貸出信号などがある。
ホールコンピュータ4は、プログラムに従って動作する情報処理装置であり、LAN3を介して遊技機1と通信可能に接続されているとともに、インターネットなどの公衆回線5を介してサーバ6と通信可能に接続されている。
ホールコンピュータ4は、店舗管理者が操作可能な場所、例えば、カウンター奥の管理室などに設置されている遊技用装置であり、店舗に設置されている全遊技機1の遊技に関する情報(遊技情報、機種情報、貸出レートなど)を収集・集計する。
具体的には、ホールコンピュータ4は、遊技機1や貸出機2から送信される遊技信号に基づいて遊技機1毎にアウト、台売上、台粗利、粗利率、玉粗利、玉単価などの各種遊技情報を収集・集計する。
「アウト」は、遊技機1へ投入された遊技媒体数に対応して出力されるアウト信号に基づいて集計されるアウト数である。
「台売上」は、「売上げ金額(1営業日あたり)÷遊技機の台数」により算出される。
「台粗利」は、「台売上×利益率」により算出される。「利益率」は、「粗利÷売上げ」により算出される。
「粗利率」は、「粗利÷売上」により算出される。「粗利」は、「売上げ金額-景品の仕入金額」により算出される。
「玉粗利」は、「台粗利÷アウト」により算出される。
「玉単価」は、「台売上÷アウト」により算出される。
また、遊技情報は、遊技機1毎、機種毎、貸出レート毎(1円パチンコ、4円パチンコ、5円スロット、20円スロット)、営業日毎に集計値や平均値が算出され、それぞれサーバ6に送信される。
ホールコンピュータ4は、店舗における損益分岐割数を算出することもでき、その情報をサーバ6に送信することもできる。
損益分岐割数は、「交換玉数÷貸玉数」により算出することができる。例えば、店舗において、800円の景品に必要な玉数(交換玉数)を300玉と設定しており、800円で貸し出される遊技媒体数の数(貸出数)が200玉と設定している場合、その店舗の損益分岐割数は15割となる。
なお、上記各遊技情報は、上記算出方法に限らず、公知の他の算出方法によって算出することもできる。
サーバ6は、プログラムに従って動作する情報処理装置であり、インターネットなどの公衆回線5を介してホールコンピュータ4や店舗管理者端末7と通信可能に接続されている。
本実施形態の遊技システムにおいては、各店舗のホールコンピュータ4から受信した遊技情報を分析し、分析結果であるグラフや各種データを、店舗管理者端末7に表示させることができる。
サーバ6は、図2に示すように操作部61と、通信部62と、表示部63と、記憶部64と、制御部65とによって構成されている。
操作部61は、キーボードやマウスなどの操作手段である。
通信部62は、公衆回線5を介して、各店舗のホールコンピュータ4、店舗管理者端末7、Web-API(当該APIを提供するサーバ)と通信可能に接続される。Web-APIとしては、地図APIや統計情報APIが使用される。
表示部63は、液晶ディスプレイなどの表示手段である。
記憶部64に記憶される情報には、店舗IDに紐付けて管理される店舗基本情報DB、店舗周辺情報DB、地域産業別人口DB(環境情報記憶手段)、設置台数DB、遊技情報DBがある。
図3~図7は、店舗基本情報DB、店舗周辺情報DB、地域産業別人口DB、設置台数DB、遊技情報DBの構成を示すデータテーブルである。
店舗基本情報DBは、図3に示すように、店舗名、住所、郵便番号等、店舗の基本的な情報から構成されるデータベースである。
なお、図3に示すように、本実施形態においては、店舗基本情報DBに各店舗の損益分岐割も構成に含む。
「競合店舗数」は、店舗の周辺に所在する遊技場の数であり、例えば、Google(登録商標)MapsAPIなどの地図APIを使用して、店舗基本情報DBの住所から店舗の緯度・経度を取得し、当該緯度・経度から特定される店舗の位置から所定距離(例えば3km)圏内の「パチンコ店」を検索することで求めることができる。
なお、「競合店舗数」は、店舗の周辺のすべての店舗数でもよく、関連する系列やグループの店舗を除いた店舗数とすることもできる。
「駅の数」は、店舗の周辺の所在する主に鉄道駅の数であり、地図APIを使用して、前記緯度・経度から特定される店舗の位置から所定距離(例えば3km)圏内の「駅」を検索することで求めることができる。
「大学の数」は、店舗の周辺の大学の数であり、地図APIを使用して、前記緯度・経度から特定される店舗の位置から所定距離(例えば3km)圏内の「大学」を検索することで求めることができる。
なお、店舗周辺情報として、店舗の周辺やその地域における「昼間人口」、「夜間人口」、「昼間人口と夜間人口の平均」、「年代別人口」、「商業施設の数」を適用することもできる。
なお、店舗から3km圏内を「店舗の周辺」として説明したが、これに限らず、任意の距離(例えば5km)を設定することができ、環境情報の種類に応じて距離を異ならせることもできる。
また、店舗の所在地域のエリア全体を「店舗の周辺」とすることもできる。
地域産業別人口DBは、具体的には、店舗基本情報DBの住所又は郵便番号から店舗の地域(都道府県等)を特定し、e-StatsAPIなどの統計情報APIから取得したその地域における1次産業人口、2次産業人口、3次産業人口によって構成される。
設置台数DBは、操作部61の操作によって手動で構成したり、各店舗のホールコンピュータ4から受信した設置台数情報に基づいて自動的に構成することができる。
サーバ6は、営業日毎に、ホールコンピュータ4から上記各種遊技情報を受信しており、受信した各種遊技情報に基づいて自動的に遊技情報DBが構成される。
なお、サーバ6において、ホールコンピュータ4から受信したアウトなどの基本的な遊技情報に基づいて各種遊技情報を算出することもでき、当該算出結果に基づいて遊技情報DBを構成することもできる。
具体的には、制御部65は、特定遊技情報算出手段として動作することで、各店舗の遊技情報及び環境情報に基づき、対象の店舗と環境が類似する店舗(類似店舗)に設置されている遊技機1に関する特定の遊技情報(POT値など)を算出する。
より具体的には、遊技情報と環境情報(店舗周辺情報、地域産業別人口、設置台数)に対し、所定の機械学習を行うことで、遊技情報の予測値(POT値)を算出可能な学習モデル(モデル式)を生成し、類似遊技場における環境情報を学習モデルに入力して出力された遊技情報の予測値を、前記特定の遊技情報として算出する。
また、制御部65は、グラフ生成手段として動作することで、特定遊技情報算出手段により算出された特定の遊技情報(POT値(最大値)及びPOT値(最小値))に基づいて、当該遊技情報の範囲に対応した幅のグラフである幅グラフ(後記「STA値とPOT値」グラフ、「店舗の順位」グラフ、ポイントグラフ等)を生成する。
そして、制御部65は、表示制御手段として動作することで、グラフ生成手段により生成された幅グラフを店舗管理者端末7の表示部71に表示させる。
まず、対象店舗を設定する(S1)。
一般的には、店舗管理者端末7における操作に応じ、店舗管理者の自店舗が対象店舗として設定される。
後工程(S2,S4)において、自店舗の環境区分を特定したり、自店舗の遊技情報の実績値(STA値)を取得する必要があるからである。
具体的には、図9(a)に示す検索条件設定画面における操作を介して対象店舗が設定される。
検索条件設定画面は、サーバ6により提供される画面であり、店舗管理者端末7のブラウザにより指定のアドレス(URL)にアクセスすることで、店舗管理者端末7の表示部71に表示させることができる。
検索条件設定画面において「ホール」の▼を選択すると、サービスに加入している店舗の店舗名がリストボックス内に選択可能に表示される。
このため、店舗管理者は、リストボックスの中から自店舗(例えば「ABCホール」)を選択することで自店舗が対象店舗として設定される。なお、自店舗以外の店舗を選択することもできる。
なお、検索条件設定画面には、「日付」、「区分」、「損益分岐」の欄、「要素選択」ボタン等が設けられているが、これらについては後述する。
具体的には、S1において設定した対象店舗(自店舗)の環境情報に基づいて環境区分を特定する。
「環境区分」は、環境情報に関する値を一定の数値範囲毎に区分けしたものであり、例えば、「競合店舗数」については、「0~5店舗」、「6~10店舗」、「11~15店舗」・・・、「1円パチンコ設定台数」については、「0~100台」、「101~200台」、「201~300台」・・・、「2次産業人口」については、「0~1000人」、「1001~2000人」、「2001~3000人」、といったように区分されている。
例えば、自店舗(対象店舗)として「ABCホール(店舗ID:10001)」が設定された場合、「ABCホール」の競合店舗数は8店舗、1円パチンコ設置台数が140台、2次産業人口が6500人であるため(図4~6参照)、環境区分は、競合店舗数については「6~10店舗」、1円パチンコ設置台数については「101~200台」、2次産業人口については「6001~7000人」と自動的に特定される(図15参照)。
環境区分は、後工程(S6)において「POT値の算出」に用いられる。
相当店舗数の過去の遊技情報(実績値)と環境情報とを学習データ(教師データ)として利用するためである。
具体的には、図9(a)に示す検索条件設定画面において、太枠破線で囲まれた欄のうち、「日付」A1の指定に基づき営業日を絞り込み、「区分」A2及び「損益分岐」A3において指定された条件を満たすすべての店舗を絞り込むとともに、当該すべての店舗の当該営業日の各種遊技情報(実績値)を遊技情報DB(図7)から抽出するとともに、当該すべての店舗の各種環境情報を各種DB(図4~6)から抽出する。
「日付」A1では、カレンダーアイコンを選択するとカレンダー(週別、月別など)がポップアップ表示され、このカレンダーの中から所望の営業日や期間を指定することができる。
「区分」A2では、▼を選択すると、「全国」、「北海道」、「東北」、「関東」、「近畿」、「中国」、「九州」、「政令指定都市」、「政令都市以外」、「東京・大阪の区」、「東京・大阪の区以外」、「東京・大阪近郊」、「東京・大阪近郊以外」がリストボックス内に表示され、この中から任意の地域区分を指定することができる。
「損益分岐」A3では、▼を選択すると、「すべて」、「10割」、「11割」、「12割」、「13割」、「14割」、「15割」、「16割~」がリストボックス内に表示され、この中から任意の損益分岐割を指定することができる。
図9(a)に示す検索条件設定画面の例では、「ホール」において「ABCホール」(自店舗)が指定され、「日付」A1において「2017年10月第3週」が指定され、「区分」A2において「全国」が指定され、「損益分岐」A3において「すべて」が指定されている。
このため、店舗基本情報DB(図3)から全国のすべての店舗(店舗ID)が特定され、当該店舗の「2017年10月第3週」の各種遊技情報が遊技情報DB(図7)から抽出されるとともに、当該店舗の各種環境情報が各種DB(図4~6)から抽出される。
なお、検索条件に基づいて抽出されるすべての店舗を「全店舗」とも称する。
図10は、このようにして抽出された学習データの一例であり、遊技情報(指標)の一例であるアウトと、競合店舗数、駅の数、大学の数、全台数、4円パチンコ設置台数、1円パチンコ設置台数、20円スロット設置台数、5円スロット設置台数、1次産業人口、2次産業人口、3次産業人口などの各種環境情報(要素)との組み合わせからなる全店舗分のデータである。
このようなデータを、アウト、台売上、台粗利、粗利率、玉粗利、玉単価のそれぞれについて抽出する。
また、S3において、営業日や店舗の絞り込みまでを行い、遊技情報や環境情報の抽出を、後工程(S5)における「モデル式」の生成時に行うこともできる。
具体的には、対象店舗(自店舗)における遊技情報の実績値を取得する。
より具体的には、S3において抽出された学習データを構成する全店舗の遊技情報のうち、自店舗の遊技情報がSTA値(実績値)として取得される。
STA値は、アウト、台売上、台粗利、粗利率、玉粗利、玉単価のそれぞれについて取得する。このため、6種のSTA値が取得される。
具体的には、S3において抽出した学習データの全部又は一部(後記「要素選択」に基づく一部のデータ)を機械学習させることで、環境情報を入力とし遊技情報の予測値を出力とするプログラム(学習モデル)を生成する。
遊技情報と環境情報とは相関関係を有することから、過去の遊技情報(実績値)と各種環境情報とを相当数分(全店舗分)機械学習することで、遊技情報の予測を精度良く行うことが可能なモデル式を生成するものである。
例えば、「競合店舗数」は、その数が多いほど、周辺地域の遊技市場規模が大きい可能性が高く、その場合、店舗の遊技客となり得る人数も多いため、店舗単位での遊技機1の延べ稼働時間が長くなることが推定される。
また、周辺の競合店舗数が多いほど店舗における延べ稼働時間が長くなる傾向があることが調査によって判明している。
このことから、「競合店舗数」はアウト(遊技情報)と相関関係を有するといえる。
「駅の数」は、その数が多いほどこれらの駅の利用客が多く、当該利用客が遊技客となって遊技機1の延べ稼働時間が長くなることが推定される。
また、周辺の駅の数が多いほど延べ稼働時間が長くなる傾向があることが調査によって判明している。
このことから、「駅の数」はアウト(遊技情報)と相関関係を有するといえる。
「大学の数」は、その数が多いほど、学生が多く、学生は、空き時間や自由時間が多いことから、多くの学生が遊技客となって遊技機1の延べ稼働時間が長くなることが推定される。
また、遊技機1には、学生など年齢の若い遊技者が好む機種や貸出レート(低レートの遊技機1)がある。
このため、「大学の数」が多いほど、このような遊技機1の設置台数が多い店舗においては延べ稼働時間が長くなることが推定される。
さらに、周辺の大学の数が多いほど、延べ稼働時間が長くなる傾向にあることが調査によって判明している。
このことから、「大学の数」はアウト(遊技情報)と相関関係を有するといえる。
また、産業別人口の種類及び多寡に応じて延べ稼働時間が変動することが調査によって判明している。
このことから、地域産業別人口DBにおける各産業別人口はアウト(遊技情報)と相関関係を有するといえる。
また、遊技機1の設置台数が多いほど延べ稼働時間が長くなる傾向にあることが調査によって判明している。
このことから、設置台数DBにおける設置台数はアウト(遊技情報)と相関関係を有するといえる。
なお、遊技情報と相関関係を有する情報には、上記以外にも、昼間人口、夜間人口、昼間人口と夜間人口の平均、年代別人口、商業施設の数などがあり、これらを店舗周辺情報に含めることもできる。
また、産業別人口は、その地域の全労働人口における産業別人口の割合でもよく、また、公務員など、細分化した職種毎の労働人口やその割合であってもよい。
重回帰分析は、1つの目的変数を複数の説明変数で予測を行う分析手法であり、図11及び以下に示す重回帰式(1)が用いられる。
「y=w0+w1x1+w2x2+w3x3+・・・+wnxn」(nは整数) ・・・(1)
「y」は目的変数と称され、他の変数によって説明される変数を意味する。
「x1,x2,x3・・・」は説明変数と称され、目的変数を説明する変数を意味する。
「w1,w2,w3・・・」は偏回帰係数と称され、説明変数が目的変数にどの程度の影響を与えるか(重み付け)を表す数値である。係数が大きいほど影響度が高くなる。
「w0」は切片と称され、説明変数の変動に影響されない数値である。
モデル式は、図10に示すデータの全部又は一部の要素を選択(抽出)して生成することができる。
このような要素選択は、図9(a)の検索設定画面の下部領域に表示されるチェックボックスの選択操作に基づいて行うことができる。
例えば、図9(a)の検索条件設定画面に示すように、すべての要素のチェックボックスが選択されている場合には、「店舗数」、「1円パチンコ」、「2次産業人口」以外のチェックボックスからチェックを外すことによって、「店舗数」、「1円パチンコ」、「2次産業人口」を要素として選択することができる(図12(a)参照)。
図12(b)は、このような要素選択によって、図10に示すデータから「競合店舗数」、「1円パチンコ設置台数」、「2次産業人口」及び「アウト」からなる各店舗のデータが選択的に抽出されたものである。
次に、目的変数「y」を「アウト」とし、各説明変数「x1,x2,x3」をそれぞれ「競合店舗数」、「1円パチンコ設置台数」、「2次産業人口」とするデータの組み合わせの全店舗分を所定の重回帰分析プログラムにインプットする。
重回帰分析プログラムとしては、例えば、Pythonの「Scikit-learn」など、公知のライブラリやアプリケーションを用いることができる。
この結果、切片(w0)と偏回帰係数(w1,w2,w3)がアウトプットとして得られる。
例えば、図13に示すように、切片(w0):「-3000」、偏回帰係数については、競合店舗数(w1):150、1円パチンコ設置台数(w2):250、2次産業人口(w3):400がアウトプットとして得られたものとする。
得られた切片及び偏回帰係数は、(1)の重回帰式の「w0」及び「w1,w2,w3」にそれぞれ配置することで、図14に示すように、アウトの予測値を算出可能な以下のモデル式(2)を生成することができる。
y=-3000+150x1+250x2+400x3・・・(2)
(2)のモデル式によれば、x1,x2,x3に任意の店舗における競合店舗数、1円パチンコ設置台数、2次産業人口をそれぞれ代入することで、その店舗のアウトの予測値を算出することができる。
このような処理を、6種の遊技情報(アウト、台売上、台粗利、粗利率、玉粗利、玉単価)のそれぞれについて行う。
この結果、6つのモデル式(アウトの予測値を算出可能なモデル式、台売上の予測値を算出可能なモデル式、台粗利の予測値を算出可能なモデル式、粗利率の予測値を算出可能なモデル式、玉粗利の予測値を算出可能なモデル式、及び、玉単価の予測値を算出可能なモデル式)が生成される。
なお、要素選択は、検索条件設定画面の「要素選択」ボタンの選択を介して表示される「要素選択」画面(図9(b)参照)を介して行うこともできる。
具体的には、図9(b)において、「要素に指定しない」を選択することで、その要素は選択されない。
また、例えば、「店舗周辺設定」における「競合店舗数」の▼を選択すると、「0~5店舗」「6~10店舗」「11~15店舗」・・・などの各環境区分がリストボックス内に表示されるため、その中から任意の環境区分を選択できるようになっている。
このため、新規店舗の検討など、まだ店舗がないために「ホール」において店舗設定を行えず、これにより環境区分の自動特定ができない場合には、この要素選択画面を介して自店舗(新規店舗)の想定環境区分(要素)を手動設定することができる。
POT値は、全店舗の過去の遊技情報に基づいて算出される任意の店舗における遊技情報の予測値である。
具体的には、POT値(最小値)とPOT値(最大値)の算出を行う。
POT値(最小値)は、自店舗において発生し得る最小の遊技情報の値(遊技情報の最小予測値)であり、S5で生成したモデル式の各説明変数に、S2において特定した環境区分の下限値を代入することで求めることができる。
POT値(最大値)は、自店舗において発生し得る最大の遊技情報の値(遊技情報の最大予測値)であり、S5で生成したモデル式の各説明変数に、S2において特定した環境区分の上限値を代入することで求めることができる。
なお、POT値(最小値)及びPOT値(最大値)は、自店舗と類似店舗に共通する環境区分の上限値及び下限値を代入して算出する値であること、及び、自店舗と類似店舗とは環境が類似し、当該環境は遊技情報と相関関係を有することから、類似店舗において発生し得る遊技情報ともいえる。
図15は、S2において特定した環境区分の範囲を示す下限値(FROM)と上限値(TO)である。
図15に示すように、競合店舗数の環境区分の下限値は「6」、上限値は「10」であり、1円パチンコ設置台数の環境区分の下限値は「101」、上限値は「200」、2次産業人口の環境区分の下限値は「6001」、上限値は「7000」である。
このため、(2)式の各説明変数にこれら環境区分の下限値を代入することで、図16及び以下に示すように、アウトに関するPOT値(最小値)を求めることができる。
POT値(最小値)=予測アウト最小値=-3000+150×6+250×101+400×6001=2,423,550
また、(2)式の各説明変数にこれら環境区分の上限値を代入することで、図16及び以下に示すように、アウトに関するPOT値(最大値)を求めることができる。
POT値(最大値)=予測アウト最大値=-3000+150×10+250×200+400×7000=2,848,500
これを、S5で生成した6つのモデル式についてそれぞれ行い、各遊技情報のPOT値(最小値)及びPOT値(最大値)を算出する。
なお、POT値(最小値)及びPOT値(最大値)は、環境区分の上限値及び下限値を用いて算出する上記方法とは別に、例えば、自店舗と環境区分が同じ店舗(類似店舗)をすべて抽出し、抽出した各類似店舗の環境情報をモデル式に代入して全類似店舗分の遊技情報の予測値(POT値)を算出し、算出した予測値のうちの最小値及び最大値をPOT値(最小値)及びPOT値(最大値)とすることもできる。
ただし、この方法だと、類似店舗数に応じ大量の算出負荷がかかる。
これに比べ、上記方法によれば、環境区分の上限値と下限値の2つの数値のみを用いて2回の算出処理を行うだけで済むため、算出負荷を極めて抑えることができる。
「STA値とPOT値」グラフは、図17に示すポテンシャル分析画面(店舗別)の下部のグラフ領域において左部に配置されるレーダーチャート形式のグラフであり、検索条件設定画面(図9(a)、図12(a)等参照)において各種条件の設定(要素選択含む)が行われることで表示される。
図18に示すように、「STA値とPOT値」グラフは、背景画像として、6種の遊技情報に対応する6つの数値軸がチャートの中心から放射状に配置されており、これら6つの数値軸上に、対応する遊技情報に関する「STA値」、「POT値(最小値)」、「POT値(最大値)」をプロットする処理を行う。
なお、各遊技情報は、それぞれ単位が異なるため、「STA値」、「POT値(最小値)」、「POT値(最大値)」を「割合」に変換してプロットする。
例えば、「STA値」の割合は、「STA値」/(「STA値」+「POT値の最大値」)によって求めることができる。
POT値(最小値)及びPOT値(最大値)の割合も同様の方法で求める。
例えば、アウトに関し、「STA値」が21,980で、「POT値の最大値」が18,020の場合、「STA値」の割合は、21,980/(21,980+18,020)=55%となるため、「アウトのSTA値」は、アウト軸上の55%の位置(図18のアウト軸上の■参照)にプロットする。
このようなSTA値に関するプロットを、アウト、台売上、台粗利、粗利率、玉粗利、玉単価のそれぞれについて行う(図18の全ての■参照)。
そして、隣り合う遊技情報のプロット同士を線で結ぶことによって、六角形の辺からなるレーダーチャート形式のSTA値グラフを生成することができる(図18の太実線参照)。
このようなPOT値(最小値)とPOT値(最大値)に関するプロットを、アウト、台売上、台粗利、粗利率、玉粗利、玉単価のそれぞれについて行う(図18の全ての●参照)。
そして、隣り合う遊技情報のPOT値(最小値)のプロット同士を線で結ぶことで第1の六角形の辺を形成するとともに、隣り合う遊技情報のPOT値(最大値)のプロット同士を線で結ぶことで第2の六角形の辺を形成することで、第1の六角形の辺と第2の六角形の辺とで囲まれた領域(幅)を有するレーダーチャート形式のPOT値グラフ(幅グラフ)を生成することができる(図18の斜線領域参照)。
これにより、店舗管理者端末7の表示部71において「STA値とPOT値」グラフが表示される(図17参照)。
また、制御部65は、表示制御手段として、自店舗における遊技情報のグラフであるSTA値グラフを、幅グラフ(POT値グラフ)と共に表示させるようにしている。
このようなPOT値グラフは、従来のような平均値に基づくグラフと異なり、幅をもたせていることから、自店舗と類似する店舗はどのような遊技情報となっているかを、当該グラフの幅に基づいて容易に把握することができる。
また、幅グラフであるPOT値グラフと線グラフであるSTA値グラフを重ねて表示することにより、自店舗の遊技情報の実績値と、類似店舗における遊技情報の範囲との関係を比較することができる。
例えば、STA値グラフの線がPOT値グラフの幅(領域)に含まれている場合にはその遊技情報に関しては適切と判断することができ、STA値グラフの線がPOT値グラフの幅(領域)に含まれていない場合にはその遊技情報に関しては何らかの課題があると判断することができる。
このため、今後、自店舗において「維持すべきこと」や「改善すべきこと」を把握することができる。
また、POT値グラフは、自店舗の遊技情報であるSTA値グラフと比較する際に、自店舗の遊技情報がPOT値グラフの範囲に含まれるか否かの判断がし易くなり、例えば、POT値グラフの幅の範囲に自店舗の遊技情報が含まれる場合には、自店舗の経営者に対して安心感を与えることができる。
サーバ6は、「STA値とPOT値」グラフと共に、STA値やPOT値に関する各種データをパネル表示させる制御も可能である。
パネル表示に関し、制御部65は、表示制御手段として、対象の遊技場における遊技情報(STA値)と類似遊技場に設置されている遊技機1に関する特定の遊技情報(POT値(最大値))との差分に関する情報を、POT値グラフと共(同じ領域内)に表示させるようにしている。
例えば、図17及び図19に示すように、「STA値とPOT値」グラフの右側において、「アウト」、「台売上」、「台粗利」、「粗利率」、「玉粗利、「玉単価」に関する情報をそれぞれ表示するための6つのパネルを設けている。
パネル内には、比較的大きくSTA値を表示するとともに、STA値の上部に、POT値(最大値)とSTA値との差分(POT値(最大値)-STA値)を表示している。
また、差分が「正」の場合には上矢印(↑)を表示し、差分が「負」の場合には下矢印(↓)を表示するようにしている。
このようなデータ表示方法によれば、店舗管理者は、グラフで遊技情報の大小や全体の傾向を直観的に把握しながら、同一視野内に表示されるパネルでその詳細なデータを正確に把握することができる。
このため、遊技情報に関する詳細な分析を容易にかつ効果的に行うことができる。
サーバ6は、「STA値とPOT値」グラフの所定位置にマウスのカーソルを配置(マウスオーバー)したことに基づいて、その位置に対応した遊技情報を表示する制御も可能である。
具体的には、図20に示すように、例えば、台粗利軸やその近辺にカーソルを配置すると、台粗利のSTA値(2340円)とPOT値範囲(2340円~3500円)をツールチップ表示することができる。
すなわち、制御部65は、表示制御手段として、類似遊技場に設置されている遊技機1に関する特定の遊技情報(POT値)の範囲を特定可能な情報を、POT値グラフと共に表示させるようにしている。
これにより、店舗管理者は、グラフで遊技情報の大小や範囲を直観的に把握しながら、必要に応じ、パネルで遊技情報の最大値及び最小値並びに範囲をデータによって把握することができる。
このため、遊技情報に関する詳細な分析を容易にかつ効果的に行うことができる。
サーバ6は、STA値等による順位付けに基づいた「店舗の順位」グラフを生成することもできる。
「店舗の順位」グラフは、図17に示すポテンシャル分析画面(店舗別)におけるグラフ領域の中央部に配置されるレーダーチャート形式のグラフである。
「店舗の順位」グラフは、背景画像として、6種の遊技情報に対応する6つの数値軸がチャートの中心から放射状に配置されており、これら6つの数値軸上に、全店舗における自店舗の順位、「POT値(最小値)」の順位、「POT値(最大値)」の順位をプロットする処理を行う。
簡単のため、全店舗が9店舗(自店舗を含む)の場合について説明する。
まず、各店舗の順位をSTA値に基づいて決定する。これにより、自店舗の順位付けも行われる。
例えば、図21(a)に示すように、アウトに関し、9店舗についてそれぞれ順位が決定され、これに伴って自店舗(STA値)の順位が4位と決定する。
このため、アウトに関する自店舗の順位の座標として、アウト軸を9分割したうちの端部(1位)から4番目の軸上にプロットを行う。
このような自店舗の順位のプロットを、アウト、台売上、台粗利、粗利率、玉粗利、玉単価のそれぞれについて行う。
そして、隣り合う遊技情報のプロット同士を線で結ぶことによって、六角形の辺からなるレーダーチャート形式の「店舗の順位」グラフを生成することができる(図17の中央下部における太実線参照)。
なお、POT値(最小値)及びPOT値(最大値)は、前述の「STA値とPOT値」グラフの生成過程で算出したもの(図8のS6において算出したPOT値(最小値)及びPOT値(最大値))を用いることができる。
ここで、アウトのPOT値(最大値)が42,000であるとすると、図21(b)に示すように、当該POT値(最大値)は、2位:45,000(STA値)と3位:40,000(STA値)との間の値であり、かつ、3位のSTA値に近い値(近似値)であるため、その順位を3位に決定する。
このため、アウトのPOT値(最大値)の順位を示す座標として、アウト軸を9分割したうちの端部(1位)から3番目の軸上にプロットを行う。
このようなPOT値(最大値)の順位のプロットを、アウト、台売上、台粗利、粗利率、玉粗利、玉単価のそれぞれについて行い、隣り合う遊技情報のプロット同士を線で結ぶことで第1の六角形の辺を形成する。
他方、アウトのPOT値(最小値)は18,000であるとすると、図21(b)に示すように、当該アウトのPOT値(最小値)は、7位:20,000(STA値)と8位:15,000(STA値)との間の値であり、かつ、7位のSTA値に近い値(近似値)であるため、その順位を7位に決定する。
このため、アウトのPOT値(最小値)の順位を示す座標として、アウト軸を9分割したうちの端部(1位)から7番目の軸上にプロットを行う。
このようなPOT値(最小値)の順位のプロットを、アウト、台売上、台粗利、粗利率、玉粗利、玉単価のそれぞれについて行い、隣り合う遊技情報のプロット同士を線で結ぶことで第2の六角形の辺を形成する。
これにより、第1の六角形の辺と第2の六角形の辺とで囲まれる領域(幅)を有するレーダーチャート形式の「店舗の順位」グラフを生成することができる(図17の中央下部における斜線領域参照)。
制御部65は、生成した「STA値とPOT値」グラフのデータを店舗管理者端末7に送信(出力)する。
これにより、店舗管理者端末7の表示部71において「店舗の順位」グラフが表示される(図17参照)。
「店舗の順位」グラフは、自店舗の順位として、可能性のある順位の範囲を幅で表したグラフでもある。
このような「店舗の順位」グラフは、従来のような単なる順位付けやランク付けと異なり、順位の範囲を幅で表現していることから、類似店舗はどのような順位となっているかを、当該幅に基づいて把握することができる。
また、類似店舗の順位に関する幅グラフと自店舗の順位に関する線グラフとを重ねて表示することにより、自店舗の順位と、類似店舗の順位範囲との関係を比較することができる。
例えば、線グラフの線が幅グラフの幅(領域)に含まれている場合にはその遊技情報の順位は適切と判断することができ、線グラフの線が幅グラフの幅(領域)に含まれていない場合にはその遊技情報に関しては何らかの課題があると判断することができる。
このため、今後、自店舗において「維持すべきこと」や「改善すべきこと」を把握することができる。
また、幅グラフは、自店舗の順位である線グラフと比較する際に、自店舗の順位が幅グラフの範囲に含まれるか否かの判断がし易くなり、例えば、幅グラフの幅の範囲に自店舗の線グラフの線が含まれる場合には、自店舗の経営者に対して安心感を与えることができる。
なお、「店舗の順位」グラフにおいても、前記「パネル表示」や前記「マウスオーバーによるツールチップ表示」が可能である(図17参照)。
このため、店舗順位に関する詳細な分析を容易にかつ効果的に行うことができる。
サーバ6は、STA値等によるポイント付けに基づいたポイントグラフを生成することもできる。
ポイントグラフは、図17に示すポテンシャル分析画面(店舗別)におけるグラフ領域の右部に配置されるレーダーチャート形式のグラフである。
ポイントグラフは、背景画像として、6種の遊技情報に対応する6つの数値軸がチャートの中心から放射状に配置されており、これら6つの数値軸上に、自店舗のポイント、「POT値(最小値)」のポイント、「POT値(最大値)」のポイントをプロットする処理を行う。
自店舗のポイントは、自店舗のSTA値を、図22の換算表に基づいて1~10のいずれかのポイントに換算することで求める。
換算表は、貸出レート毎に、アウト、台売上、台粗利、粗利率、玉単価、玉粗利について所定の閾値ごとに1~10のポイントが割り当てられている。なお、貸出レート毎ではなく、遊技機1に共通のポイントを割り当てることもできる。
例えば、自店舗に4円パチンコのみ設置されている場合、当該4円パチンコのSTA値を換算表の「4円パチンコ」の欄の該当するポイントが付与される。
自店舗に4円パチンコと1円パチンコが設置されている場合、換算表の「4円パチンコ」の欄と「1円パチンコ」の欄が参照される。
この場合、自店舗における4円パチンコのSTA値(実績値)が50,000以上で、1円パチンコのSTA値(実績値)が15,000とすると、前者に付与されるポイント(10ポイント)と、後者に付与されるポイント(2ポイント)との平均値(6ポイント)が自店舗(STA値)のポイントとして付与される。
なお、平均値ではなく、最大ポイントや最小ポイントを付与することもできる。
例えば、アウトに関し6ポイントが付与された場合、アウト軸を10分割して得られる各分割点のうち、端部(10ポイント)から6番目の分割点上にプロットを行う。
このような自店舗のポイントのプロットを、アウト、台売上、台粗利、粗利率、玉粗利、玉単価のそれぞれについて行う。
そして、隣り合う遊技情報のプロット同士を線で結ぶことによって、六角形の辺からなるレーダーチャート形式のポイントグラフを生成することができる(図17の右下部における太実線参照)。
POT値(最小値)及びPOT値(最大値)のポイント付けにあたり、まず、POT値(最小値)及びPOT値(最大値)を、4円パチンコ、1円パチンコ、20円スロット、5円スロットに分けて算出する。
例えば、4円パチンコに関するPOT値(最小値)は、全店舗の4円パチンコの遊技情報(実績値)を遊技情報DBから抽出し、抽出した各遊技情報等を学習させることでモデル式を生成し、生成したモデル式に環境区分の下限値を代入して算出する。
また、4円パチンコに関するPOT値(最大値)は、上記モデル式に環境区分の上限値を代入することで算出する。
算出したPOT値(最小値)及びPOT値(最大値)は、図22の換算表を参照することでそれぞれポイントに換算する。
これを4円パチンコ、1円パチンコ、20円スロット、5円スロットについてそれぞれ行い、得られたポイントの平均を算出することでPOT値(最小値)やPOT値(最大値)について1~10のポイントを求めることができる。
例えば、アウトに関するPOT値(最大値)のポイントが8の場合、アウト軸を10分割して得られる各分割点のうち端部(10ポイント)から3番目の分割点上にプロットを行う。
このようなPOT値(最大値)のポイントのプロットを、アウト、台売上、台粗利、粗利率、玉粗利、玉単価のそれぞれについて行い、隣り合う遊技情報のプロット同士を線で結ぶことで第1の六角形の辺を形成する。
他方、アウトのPOT値(最小値)のポイントが2の場合、アウト軸を10分割して得られる各分割点のうち端部(10ポイント)から3番目の分割点上にプロットを行う。
このようなPOT値(最小値)のポイントのプロットを、アウト、台売上、台粗利、粗利率、玉粗利、玉単価のそれぞれについて行い、隣り合う遊技情報のプロット同士を線で結ぶことで第2の六角形の辺を形成する。
これにより、第1の六角形の辺と第2の六角形の辺とで囲まれる領域からなる幅を有するレーダーチャート形式の「ポイント」グラフを生成することができる(図17の右下部における斜線領域参照)。
ポイントグラフは、自店舗のランクを示すポイントとして、可能性のあるポイントの範囲を幅で表したグラフでもある。
このようなポイントグラフは、従来のような単なるランク付けやポイント付けと異なり、ポイントの範囲を幅で表現していることから、類似店舗はどのようなポイントとなっているかを、当該幅に基づいて把握することができる。
また、類似店舗のポイントに関する幅グラフと自店舗のポイントに関する線グラフとを重ねて表示することにより、自店舗のポイントと、類似店舗におけるポイント範囲との関係を比較することができる。
例えば、線グラフの線が幅グラフの幅(領域)に含まれている場合にはその遊技情報のポイントは適切と判断することができ、線グラフの線が幅グラフの幅(領域)に含まれていない場合にはその遊技情報に関し何らかの課題があると判断することができる。
このため、今後、自店舗において「維持すべきこと」や「改善すべきこと」を把握することができる。
また、幅グラフは、自店舗のポイントを示す線グラフと比較する際に、線グラフの線が幅グラフの範囲に含まれるか否かの判断がし易くなり、例えば、幅グラフの幅の範囲に自店舗の線グラフの線が含まれる場合には、自店舗の経営者に対して安心感を与えることができる。
なお、「ポイント」グラフにおいても、前記「パネル表示」や前記「マウスオーバーによるツールチップ表示」が可能である(図17参照)。
このため、ポイントに関する詳細な分析を容易にかつ効果的に行うことができる。
図17に示すように、グラフ領域の左部には、貸出レートに対応して「1円パチンコ」、「4円パチンコ」、「5円スロット」、「20円スロット」を選択可能な「レート」のリストボックスが設けられている。
例えば、「レート」の▼を選択すると「1円パチンコ」「4円パチンコ」「5円スロット」「20円スロット」がリストボックス内に表示される。
例えば、リストボックスの中から「20円スロット」が選択されたものとする。
この場合、自店舗の20円スロットの各種遊技情報(実績値)がSTA値として取得され、これらのSTA値に基づいてSTA値グラフが生成される。
また、所定店舗における20円スロットのSTA値を学習データとする機械学習によってPOT値が算出されてPOT値グラフが生成される。
また、このようにして得られたSTA値やPOT値に基づいて順位付けやポイント付与がなされて「店舗の順位」グラフやポイントグラフ等が生成される。
このため、「レート」は、任意の貸出レートに関する分析結果を望む場合に有効に用いることができる。
また、「レート」において貸出レートを切り替えるたびに、その貸出レートに基づいた分析結果が得られる。
例えば、1円パチンコのグラフ等を閲覧しつつ、これを、「レート」を「4円パチンコ」に切り替えた場合には、「4円パチンコ」に関するグラフや各種データを表示させることができる。
このため、貸出レート毎の比較分析を容易にかつ効果的に行うことができる。
各種グラフ(「STA値とPOT値」グラフ、「店舗の順位」グラフ、「ポイント」グラフ)の構成データをリストにて表示させることもできる。
図23は、各種グラフに関する各種データのデータリストであり、具体的には、アウト、台売上、台粗利、玉単価、玉粗利、粗利率のそれぞれのSTA値、POT値(最大値)、差(POT値(最大値)-STA値)を、リスト表示できるようにしている。
データリストは、例えば、グラフ領域の下部に配置されており、スクロール操作に応じ画面上の見やすい位置に配置できるようになっている。
このようなデータリストによれば、各種グラフの具体的内容を把握することができる。
例えば、グラフを閲覧しつつ、その詳細を確認したい場合には、スクロールして閲覧することができる。
このため、データリストによれば、遊技情報の詳細な分析を容易にかつ効果的に行うことができる。
図24は、ポテンシャル分析画面(機種別)である。
ポテンシャル分析画面(機能別)は、例えば、ポテンシャル分析画面(店舗別)を表示した状態において、画面上部の「機種別」タブ(見出し)を選択することでポテンシャル分析画面(店舗別)と切り替えて表示させることができる。
ポテンシャル分析画面(機種別)では、「機種選択」欄において選択した機種(選択機種という)の「設置割合」を加味したPOT値(最大値)のグラフやデータを表示する。
具体的には、選択機種の設置割合を、当該設置割合の範囲に基づく複数の区分に分け、当該区分毎にPOT値(最大値)を算出し、当該算出結果を棒グラフやリストにより表示する。
なお、「設置割合」は、「店舗に設置されている選択機種の設置台数」/「店舗に設定されている対象レートの設置台数」により算出する。
このうち、分母にあたる「店舗に設置されている対象レートの設置台数」とは、例えば、選択機種が20円スロットの場合、その店舗に設置されている20円スロットの設置台数をいう。
設置割合の「区分」は、0%~5%、5%~10%、10%~15%、15%~20%、20%~25%、25%~30%の7区分とする。
この場合、「競合店舗数」、「1円パチンコ」、「2次産業人口」及び「設置割合」をそれぞれ説明変数x1,x2,x3,x4とするデータと、アウトを目的変数(y)とするデータとの組み合わせデータを「機械学習に使用するインプットデータ」として用いる(図12(b)参考)。
次に、このインプットデータに基づいて重回帰分析を行う。
これにより、切片(w0)、及び、偏回帰係数(「競合店舗数(w1)」、「1円パチンコ(w2)」、「2次産業人口(w3)」、「設置割合(w4)」)が求められる(図13参考)。
このため、以下のモデル式(3)が生成される。
y=w0+w1x1+w2x2+w3x3+w4x4 ・・・(3)
次に、(3)式に基づいて、区分毎のPOT値(最大値)を求める。
具体的には、(3)式の説明変数x1,x2,x3に、対応する環境区分の上限値(図15の「TO」値)を代入するとともに、説明変数x4に、例えば、0%~5%の区分の最大値5%を代入して得られる算出結果を0%~5%のPOT値(最大値)とする。
このような計算を、5%、10%、15%、20%、25%、30%、100%についてそれぞれ行うことで、0%~5%のPOT値(最大値)、5%~10%のPOT値(最大値)、10%~15%のPOT値(最大値)、15%~20%のPOT値(最大値)、20%~25%のPOT値(最大値)、25%~30%のPOT値(最大値)、30%~のPOT値(最大値)が得られる。
このほか、貸出レートに関する設置割合の区分毎のPOT値(最大値)も求める。
例えば、選択機種がスロットマシンの場合、20円スロットの設置割合の区分毎のPOT値(最大値)及び5円スロットの設置割合の区分毎のPOT値(最大値)を求めることができる。
そして、図24の左下部にあたるポテンシャル分析画面(機種別)のグラフ表示領域に、設置割合を横軸とし、POT値(最大値)を縦軸とする選択機種の棒グラフを表示するようにしている。
このため、選択機種において、どの設置割合の場合にアウトが多いかなど、設置割合が遊技情報に与える影響を把握したり分析することができる。
また、例えば、選択機種がスロットマシンの場合、20円スロットや5円スロットの設置割合毎の同様の棒グラフを、選択機種の棒グラフと並べて表示するようにしている。
このため、選択機種の設置割合に応じた遊技情報の影響を把握できるだけでなく、その選択機種における貸出レートが遊技情報に及ぼす影響を把握したり分析することが可能になる。
また、図24の右下部に示すように、ポテンシャル分析画面(機種別)のデータ表示領域には、選択機種の設置割合とPOT値(最大値)とを対応付けた図表を表示するようにしている。
また、貸出レート毎の同様の図表を表示し、加えて、図表の最上欄には、選択機種の自店舗における設置割合とSTA値を表示するようにしている。
このため、例えば、図24に示すように、全体においては、選択機種の設置割合が15%~20%の店舗が最もアウト(POT値(最大値))が多く、その設置割合は、自店舗における設置割合(15%)と同じであるにもかかわらずアウト(STA値)は8,000程度であることから、自店舗に何らかの課題があることを把握できるようになる。
なお、ポテンシャル分析画面(機種別)には、アウト、台売上、台粗利、粗利率、玉粗利、玉単価のタブ(見出し)が設けられており、所望のタブを選択することで、その遊技情報(例えばアウト)のPOT値(最大値)と設置割合とを対応付けた棒グラフと図表が表示されるようになっている。
また、ポテンシャル分析画面(機種別)のグラフにおいても、前記「マウスオーバーによるツールチップ表示」が可能である(図24参照)。
このため、機種別の遊技情報に関する詳細な分析を容易にかつ効果的に行うことができる。
図25は、ポテンシャル分析画面(過去推移)である。
ポテンシャル分析画面(過去推移)は、例えば、ポテンシャル分析画面(店舗別)等を表示した状態において、画面上部の「過去推移」タブを選択することでポテンシャル分析画面(店舗別)と切り替えて表示させることができる。
ポテンシャル分析画面(過去推移)では、「機種選択」欄において選択した機種(例えばパチスロAAA)に関するSTA値やPOT値に関する過去の推移をグラフやデータで表示できるようになっている。
例えば、アウトに関し、当年及び前年の過去12週分における自店舗における選択機種の週毎のアウトを求める。なお、アウトは、週平均値とする。
これにより、例えば、サービス利用日が2017年10月24日の場合、2017年における8月8日~8月14日、8月15日~8月21日、8月22日~8月28日、8月29日~9月4日、9月5日~9月11日、9月12日~9月18日、9月19日~9月25日、9月26日~10月2日、10月3日~10月9日、10月10日~10月16日、10月17日~10月23日、の各週について自店舗のSTA値を取得する。
また、前年における前記各週の自店舗のSTA値を取得する。
また、前記各週の全店舗のアウト及び環境情報に基づいてモデル式を生成し、当該モデル式に環境区分の上限値を代入することで前記各週のPOT値(最大値)を算出するとともに環境区分の下限値を代入することで当該各週のPOT値(最小値)を算出する。
そして、図25の左下部に示すように、ポテンシャル分析画面(過去推移)の左下部領域には、横軸を各週を時系列に配置した時間軸とし、縦軸をアウトとした、当年のSTA値や前年のSTA値の折れ線グラフを表示するようにしている。
また、POT値(最大値)の折れ線グラフ(第1の折れ線)とPOT値(最小値)の折れ線グラフ(第2の折れ線)を表示することで、第1の折れ線と第2の折れ線とで囲まれた領域(幅)を有する折れ線形式のPOT値グラフ(幅グラフ)を表示することができる。
このように、POT値の範囲の推移を幅で表すとともに、自店舗のSTA値の推移を線で表すようにしているため、POT値の範囲と自店舗のSTA値との関係を時系列に沿って把握することができる。
このため、POT値と自店舗のSTA値の過去の傾向から将来の傾向の予測を行うことができ、店舗における今後の運用に役立てることができる。
また、図25の右下部に示すように、ポテンシャル分析画面(過去推移)の右下部領域には、アウト、台売上、台粗利、玉単価、玉粗利、粗利率のそれぞれについて、当年の各週のSTA値(「STA値」)、前年の各週のSTA値(「前年」)、当年の各週のPOT値(最大値)、当年の各週のSTA値と前年の各週のSTA値の差分(「前年差」)を対応付けた図表を表示するようにしている。
このようなグラフや図表によれば、グラフにおいて過去の推移や傾向を直観的に把握しつつ、図表に示すデータを確認することで詳細な分析を行うことができる。
なお、ポテンシャル分析画面(過去推移)のグラフにおいても、前記「マウスオーバーによるツールチップ表示」が可能である(図25参照)。
このため、遊技情報の過去推移に関する詳細な分析を容易にかつ効果的に行うことができる。
また、サーバ6は、自店舗における遊技情報のグラフであるSTA値グラフを、幅グラフ(POT値グラフ)と共に表示させるようにしている。
POT値グラフは、自店舗と類似する店舗における遊技情報の最大値及び最小値に基づいて生成されるグラフであり、自店舗において発生しうる遊技情報の範囲を幅で表したグラフでもある。
このようなPOT値グラフは、従来のような平均値に基づくグラフと異なり、幅をもたせていることから、自店舗と類似する店舗はどのような遊技情報となっているかを、当該グラフの幅に基づいて容易に把握することができる。
また、幅を有するPOT値グラフと線状のSTA値グラフを重ねて表示することにより、自店舗の遊技情報の実績値と、類似店舗における遊技情報の範囲との関係を比較することができる。
例えば、STA値グラフの線がPOT値グラフの幅(領域)に含まれている場合にはその遊技情報に関しては適切と判断することができ、STA値グラフの線がPOT値グラフの幅(領域)に含まれていない場合にはその遊技情報に関しては適切でないと判断することができる。
このため、今後、自店舗において「維持すべきこと(優れていること)」や「改善すべきこと(劣っていること)」を把握することができる。
また、POT値グラフは、自店舗の遊技情報であるSTA値グラフと比較する際に、自店舗の遊技情報がPOT値グラフの範囲に含まれるか否かの判断がし易くなり、例えば、POT値グラフの幅の範囲に自店舗の遊技情報が含まれる場合には、自店舗の経営者に対して安心感を与えることができる。
これに対し、従来の遊技システムや遊技用装置では、自店舗のデータのみを確認できるだけなので、今後、自店舗において、「維持すべきこと」、「改善すべきこと」を把握することが困難であった。
本発明によれば、このような従来の遊技システムや遊技用装置における問題の一部又は全部を解決することができる。
図26は、本発明の他の実施形態に係る遊技システムの全体構成を示す概略図である。
図26に示すように、本実施形態の遊技システムは、サーバ6を単独に備えておらず、店舗のホールコンピュータ4(本発明の遊技用装置)においてその機能を備えている点において前述の実施形態と異なる(図1参照)。
すなわち、本実施形態では、店舗のホールコンピュータ4をサーバ6として機能させることに特徴を有する。
ホールコンピュータ4は、サーバ6と同様、操作部、通信部、表示部、記憶部、及び制御部を備えた情報処理装置である。
このため、ホールコンピュータ4においては、記憶部が、環境情報記憶手段として、遊技場の環境に関する情報である環境情報を遊技場毎に記憶し、制御部が、特定遊技情報算出手段として、各遊技場に設置されている遊技機に関する遊技情報及び前記環境情報に基づき、対象の遊技場と類似する類似遊技場に設置されている遊技機に関する特定の遊技情報を算出し、グラフ生成手段として、前記特定遊技情報算出手段により算出された特定の遊技情報に基づいて、当該遊技情報の範囲に対応した幅のグラフである幅グラフを生成し、表示部(表示手段)が、前記グラフ生成手段により生成された幅グラフを表示することができる。
これにより、ホールコンピュータ4では、自店舗の遊技情報を収集・表示できるだけでなく、各店舗における遊技情報に基づきSTA値やPOT値(POT値(最大値)・POT値(最小値))を算出し、これらのデータに基づいて生成された幅グラフや各種データを表示することができる。
このため、店舗管理者は、ホールコンピュータ4を介して、自店舗の遊技情報を閲覧したり、幅グラフや各種データを閲覧することができる。
例えば、上述した実施形態では、「アウト」、「台売上」、「台粗利」、「玉粗利」、「玉単価」の6種の遊技情報を対象に、これらの予測値を算出し、当該予測値に基づいて各種グラフ等を生成するなどの分析を行うことについて説明したが、上記6種の遊技情報に限らず他の遊技情報を対象にして同様の分析を行うこともできる。
また、上記遊技情報は、7種以上でもよく、5種以下でもよく、これに伴い、グラフ形状を様々な多角形状にして表示することもできる。
また、偏回帰係数が負数になる場合や、これによりPOT値(最大値)がPOT値(最小値)より小さい値になる場合には、環境区分の上限値を用いてPOT値(最小値)を算出し、環境区分の下限値を用いてPOT値(最大値)することができる。
これにより、最小値が最大値より大きくなる(最大値が最小値より小さくなる)といった不具合をなくすことができる。
また、決定係数(図13参照)は、重回帰分析の結果得られたデータであって目的変数の予測値が実際の目的変数の値とどれくらい一致しているかを表す指標である。
決定係数は、一般に、1に近いほど分析精度が高いことを示すことが知られている。
このため、例えば、決定係数が所定値未満(例えば0.5未満)の場合に、分析精度が低いことや、条件設定の変更を促すなどの報知を行うことができる。
重回帰分析に限らず、他の機械学習を用いることもできる。
例えば、相当数店舗における各種環境情報と遊技情報とを教師データとして、いわゆる単層ニューラルネットワーク分析や深層学習を実施することによっても、遊技情報の予測値を出力可能な学習モデルを生成することができ、このような学習モデルを介して出力された遊技情報の予測値やその最大値・最小値に基づいて幅グラフを生成することもできる。
2 貸出機
3 LAN
4 ホールコンピュータ
5 公衆回線
6 サーバ
7 端末装置(店舗管理者端末)
Claims (6)
- 各遊技場に設置されている遊技機に関する遊技情報を収集可能なサーバと、所定の情報を表示可能な端末装置と、を備えた遊技システムにおいて、
前記遊技場の環境に関する情報である環境情報を遊技場毎に記憶可能な環境情報記憶手段と、
前記遊技情報及び前記環境情報記憶手段に記憶されている環境情報に基づき、対象の遊技場と環境が類似する類似遊技場に設置されている遊技機に関する特定の遊技情報を算出可能な特定遊技情報算出手段と、
前記特定遊技情報算出手段により算出された特定の遊技情報を前記端末装置に表示させることが可能な表示制御手段と、を備えた
ことを特徴とする遊技システム。 - 前記環境情報には、遊技場の周辺の遊技場の数が含まれる
ことを特徴とする請求項1に記載の遊技システム。 - 前記環境情報には、遊技場の周辺の駅の数が含まれる
ことを特徴とする請求項1又は2に記載の遊技システム。 - 前記環境情報には、遊技場の周辺の大学の数が含まれる
ことを特徴とする請求項1~3のいずれか一項に記載の遊技システム。 - 前記環境情報には、遊技場の地域における産業別人口が含まれる
ことを特徴とする請求項1~4のいずれか一項に記載の遊技システム。 - 遊技場の環境に関する情報である環境情報を遊技場毎に記憶可能な環境情報記憶手段と、
各遊技場に設置されている遊技機に関する遊技情報及び前記環境情報記憶手段に記憶されている環境情報に基づき、対象の遊技場と環境が類似する類似遊技場に設置されている遊技機に関する特定の遊技情報を算出可能な特定遊技情報算出手段と、
前記特定遊技情報算出手段により算出された特定の遊技情報を表示可能な表示手段と、を備えた
ことを特徴とする遊技用装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
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