JP7288815B2 - トンネル点検装置 - Google Patents

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特許法第30条第2項適用 株式会社日刊建設通信新聞社が、建設通信新聞の令和1年6月6日付日刊第3面にて、上村暢一、中村聡及び伊藤正憲が発明したトンネル点検装置について公開した。
本発明は、高所作業車の作業床に取り付けられた、トンネルの内壁面を点検するトンネル点検装置に関するものである。
従来、トンネルの内壁面を点検するトンネル点検装置が知られている(例えば、特許文献1,2参照)。
特許文献1には、アーチ状又は門形状に形成された架構部と、架構部の下端部に設けられて接地面に沿った移動を可能にする走行部とを備えた移動架構装置が開示されている。これにより、トンネルや大断面管路やボックスカルバート等の天井面や壁面などを、連続的に効率よく点検や補修していくことができる。
特許文献2には、走行車両にレーザ投光器と受光器を搭載し、路面に照射したレーザの反射から路面のクラックと、その位置とを検出する路面クラック検出装置が開示されている。
特開2016-180218号公報 特開昭60-122306号公報
しかしながら、特許文献1の移動架構装置は、架構部が道路を跨ぐように、トンネルの断面に沿って配置される大掛かりな装置である。そのため、特許文献1の移動架構装置は、現場で組み立てなければならず、機動性を向上させたいという要望がある。
特許文献2の路面クラック検出装置は、路面のクラックしか検出できない、という問題がある。
そこで、本発明は、機動性に優れ、様々な検出デバイスを搭載することができるトンネル点検装置を提供することを目的とする。
前記目的を達成するために、本発明のトンネル点検装置は、高所作業車の作業床に取り付けられて、トンネルの内壁面を点検するトンネル点検装置であって、円弧状に形成されたレールと、前記レールに沿って移動する点検ユニットと、前記レールの起伏状態を調整する起伏調整機構と、を備えることを特徴とする。
ここで、本発明のトンネル点検装置では、前記レールは、円弧状に形成された第1レールと、前記第1レールの一方の端部に回動可能に接続される、円弧状に形成された第2レールとで構成され、前記第1レールと、前記第2レールとのなす角度を調整可能な角度調整機構を備えてもよい。
また、本発明のトンネル点検装置では、前記レールに沿って移動することで前記レールの長手方向に突出可能な延長レールを備えてもよい。
また、本発明のトンネル点検装置では、前記レールの端部間に架け渡されたワイヤによって、前記レールの長手方向に圧縮力を与えてもよい。
また、本発明のトンネル点検装置では、前記レールの起伏状態と、前記点検ユニットの位置とに基づいて、前記作業床上を移動するカウンタウェイトを備えてもよい。
また、本発明のトンネル点検装置では、前記点検ユニットに接続された第1ワイヤを、一方の方向への巻き取り可能なウィンチ装置と、前記点検ユニットに接続された第2ワイヤを、他方の方向に引っ張る弾性体と、を備えてもよい。
また、本発明のトンネル点検装置では、前記レールには、前記トンネルの内壁面に当接可能な当接部を備えてもよい。
さらに、本発明のトンネル点検装置では、前記点検ユニットに設置された点検デバイスを、前記レールから離れる方向に付勢する付勢部材を備えてもよい。
このように構成された本発明のトンネル点検装置は、高所作業車の作業床に取り付けられ、円弧状に形成されたレールと、レールに沿って移動する点検ユニットと、レールの起伏状態を調整する起伏調整機構と、を備える。そのため、既存の高所作業車の作業床に取り付けることができ、機動性の優れたトンネル点検装置とすることができる。また、点検ユニットには、例えば、打音検査装置や、ひび割れ検出装置や、電磁波探査装置等の様々な検出デバイスを搭載することができる。
また、本発明のトンネル点検装置では、レールは、円弧状に形成された第1レールと、第1レールの一方の端部に回動可能に接続される、円弧状に形成された第2レールとで構成され、第1レールと、第2レールとのなす角度を調整可能な角度調整機構を備える。そのため、トンネルの内壁面の形状に合わせて、レールの形状を変形することができる。その結果、点検ユニットを、様々なトンネルの内壁面に沿わせて移動させることができる。
また、本発明のトンネル点検装置では、レールに沿って移動することでレールの長手方向に突出可能な延長レールを備える。そのため、レールの長さを延長することができる。その結果、点検ユニットの移動範囲を広げることができる。
また、本発明のトンネル点検装置では、レールの端部間に架け渡されたワイヤによって、レールの長手方向に圧縮力を与える。そのため、必要な強度を確保しつつ、レールの板厚を薄くすることができる。その結果、必要な強度を確保しつつ、軽量化したレールとすることができる。
また、本発明のトンネル点検装置では、レールの起伏状態と、点検ユニットの位置とに基づいて、作業床上を移動するカウンタウェイトを備える。そのため、レールと点検ユニットの作業床に対する荷重の偏りを、カウンタウェイトで打ち消すことができる。その結果、レールや点検ユニットの移動の際に、作業床を水平に維持することができる。
また、本発明のトンネル点検装置では、点検ユニットに接続された第1ワイヤを、一方の方向への巻き取り可能なウィンチ装置と、点検ユニットに接続された第2ワイヤを、他方の方向に引っ張る弾性体と、を備える。そのため、簡易な構成で、トンネルの天頂を超えて、点検ユニットを移動させることができる。
また、本発明のトンネル点検装置では、レールには、トンネルの内壁面に当接可能な当接部を備える。そのため、レールを、トンネルの内壁面に対して位置決めすることができる。その結果、トンネル点検装置の点検精度を向上させることができる。
また、本発明のトンネル点検装置では、点検ユニットに設置された点検デバイスを、レールから離れる方向に付勢する付勢部材を備える。そのため、点検デバイスをトンネルの内壁面に押し付けることができる。その結果、トンネル点検装置の点検精度を向上させることができる。
実施例1のトンネル点検装置の使用状況を説明する図である。 実施例1のトンネル点検装置の構成を説明する側面図である。 実施例1の点検ユニットの構成を説明する斜視図である。 実施例1のレールが起立した状態を示す側面図である。 実施例1の角度調整機構の構成を説明する側面図である。 実施例1の角度調整機構を拡大して示す側面図である。 実施例1の角度調整機構の動作を説明する図であり、図7(a)が第1レールと第2レールとのなす角度が拡がった図であり、図7(b)が第1レールと第2レールとのなす角度が縮まった図であり、図7(c)が第1レールと第2レールとのなす角度がさらに縮まった図である。 実施例1の延長レールの構成を説明する側面図である。 実施例1の延長レールの構成を説明する断面図である。 実施例1の第1レールを示す側面図である。 実施例1のカウンタウェイトの構成を説明する側面図である。 実施例1のカウンタウェイトの動きを説明する図であり、図12(a)はカウンタウェイトが作業床の中央にある場合を示し、図12(b)はカウンタウェイトが作業床の左側にある場合を示す。 実施例1の点検ユニットの移動機構を示す側面図である。 実施例2のレールの構成を説明する側面図である。 実施例3の点検ユニットの構成を示す側面図である。 実施例3の点検ユニットの別の例の構成を示す側面図である。
以下、本発明によるトンネル点検装置を実現する実施形態を、図面に示す実施例1~実施例3に基づいて説明する。
[トンネル点検装置の使用状況]
図1は、実施例1のトンネル点検装置の使用状況を説明する図である。以下、図1に基づいて、実施例1のトンネル点検装置の使用状況を説明する。
実施例1では、道路のトンネル1の内壁面1aを点検するトンネル点検装置5を説明する。
トンネル点検装置5は、道路を走行可能な一般的な高所作業車10の作業床(作業台)12に取り付けられる。作業床12は、ブーム11の起伏によって、昇降する。
[トンネル点検装置の構成]
図2は、実施例1のトンネル点検装置5の構成を説明する側面図である。図3は、実施例1の点検ユニットの構成を説明する斜視図である。以下、図2及び図3に基づいて、実施例1のトンネル点検装置の構成を説明する。
トンネル点検装置5は、図2に示すように、主に、支持部20と、レール40と、レール40の起伏状態を調整する起伏調整機構30と、レール40の角度を調整する角度調整機構45と、レール40に沿って走行する点検ユニット50と、を備える。
(支持部)
支持部20は、外側縦部材22と、外側縦部材22の下端に取り付けられた下側支持部材21と、内側縦部材23と、内側縦部材23の下端に取り付けられた板状の上側支持部材24と、外側縦部材22と内側縦部材23の上端に取り付けられた横材25と、横材25に取り付けられた上部支持部材26と、で構成される。
作業床12が、下側支持部材21と上側支持部材24とで挟まれるようにして、トンネル点検装置5は、例えば、ボルト等によって、高所作業車10の作業床12に取り付けられる。これにより、支持部20の作業床12に取り付けられる部分を広く形成し、作業床12への集中荷重の低減を図ることができる。
(レールと点検ユニット)
レール40は、図3に示すように、リップ溝形鋼により、長手方向に円弧状に延在して形成される。点検ユニット50の4つの車輪51が、レールの溝に嵌って、点検ユニット50がレール40に沿って移動可能とする。点検ユニット50は、4つの車輪51と、ベース52と、点検デバイス53と、で構成される。
点検デバイス53は、例えば、内壁面1aの浮きの有無を判定可能な打音検査装置や、内壁面1aのクラックを検出可能なひび割れ検出装置や、内壁面1aの内部の空洞などの異状を探査可能な電磁波探査装置などとすることができる。
(起伏調整機構)
図4は、実施例1のレールが起立した状態を示す側面図である。以下、図2及び図4に基づいて、実施例1の起伏調整機構の構成を説明する。
起伏調整機構30は、図2に示すように、第1アーム31と、第1サポートバー33と、第2アーム32と、第2サポートバー34と、伸縮可能なアクチュエータ35とでパンタグラフ形状のリンクとして構成される。
第1アーム31の一方の端部は、支持部20の横材25に固定された第1軸部36aによって、回動可能に支持される。第2アーム32の一方の端部は、レール40に固定された第2軸部36bによって、回動可能に支持される。
第1アーム31の他方の端部と、第2アーム32の他方の端部と、アクチュエータ35の先端とは、第3軸部36cによって、回動可能に連結される。
アクチュエータ35と、第1アーム31は、第1サポートバー33によって、支持される。第1サポートバー33の一方の端部は、第1アーム31の長手方向の略中央に、第4軸部36dによって、回動可能に連結される。第2サポートバー34の一方の端部は、第2アーム32の長手方向の略中央に、第5軸部36eによって、回動可能に連結される。
第1サポートバー33の他方の端部と、第2サポートバー34の他方の端部と、アクチュエータ35とは、第6軸部36fによって、連結される。
また、レール40の下端は、上部支持部材26に固定された第6軸部36gによって、回動可能に支持される。
このように構成された起伏調整機構30は、アクチュエータ35が、その長手方向に移動して伸縮することで、レール40の起伏状態を調整する。図2に示すように、アクチュエータ35が伸張することで、レール40は、第6軸部36gを回転支点として矢印D1の方向に回転し、傾倒した状態となる。図4に示すように、アクチュエータ35が収縮することで、レール40は、第6軸部36gを回転支点として矢印D2の方向に回転し、起立した状態となる。
(角度調整機構)
図5は、実施例1の角度調整機構の構成を説明する側面図である。図6は、実施例1の角度調整機構を拡大して示す側面図である。図7は、実施例1の角度調整機構の動作を説明する図である。以下、図5~図7に基づいて、実施例1の角度調整機構の構成を説明する。
角度調整機構45は、図5に示すように、レール40としての第1レール41と、レール40としての第2レール42とを接続するように設けられる。
第1レール41と第2レール42とは、リップ溝型鋼により、長手方向に円弧状に形成される。第1レール41の円弧の大きさは、第2レール42と略同じ大きさに形成される。第1レール41と、第2レール42とは、角度調整機構45によって、連結される。
図6に示すように、第1レール41の一方の端面41aは、第1レール41の長手方向の垂直面に対して、傾斜して形成される。第2レール42の他方の端面42aは、第2レール42の長手方向の垂直面に対して、傾斜して形成される。すなわち、第1レール41と第2レール42とが、角度調整機構45によって、連結された状態では、第1レール41の端面41aと、第2レール42の端面42aとで、V字状のV溝43が形成される。
角度調整機構45は、図6に示すように、伸縮可能なアクチュエータ46と、第1ブラケット47aと、第2ブラケット47bと、ヒンジ部48と、を備える。
ヒンジ部48は、第1レール41の一方の端部と、第2レール42の他方の端部とを回動可能に連結する。
第1ブラケット47aの一方の端部は、ヒンジ部48を介して、又は直接的に第1レール41の端部に固定される。第2ブラケット47bの一方の端部は、第1レール41の端部より中央部側に固定される。アクチュエータ46の一方の端部は、第2レール42に固定された第7軸部49aによって、第2レール42に回動可能に固定される。
第1ブラケット47aの他方の端部と、第2ブラケット47bの他方の端部と、アクチュエータ46の他方の端部とは、第8軸部49bによって、連結される。
このように構成された角度調整機構45は、アクチュエータ46が、その長手方向に移動して伸縮することで、第1レール41と、第2レール42とのなす角度を調整する。
図7(a)に示すように、アクチュエータ46が伸張することで、第1レール41と第2レール42とは、ヒンジ部48を回転支点として、第1レール41と、第2レール42とのなす角度αが狭まる。そして、レール40を、トンネル1の断面における、半径Rt1(例えば、半径Rt1=6000[mm])の円弧の内壁面1aに沿うような形状とすることができる。
この際、レール40と内壁面1aとの隙間は、例えば、最小隙間Eminが350[mm]となり、最大隙間Emaxが372[mm]となる。
図7(b)に示すように、アクチュエータ46が収縮することで、第1レール41と第2レール42とはヒンジ部48を回転支点として、第1レール41と、第2レール42とのなす角度αが拡がる。そして、レール40を、トンネル1の断面における、半径Rt1より小さい半径Rt2(例えば、半径Rt2=4750[mm])の円弧の内壁面1aに沿うような形状とすることができる。
この際、レール40と内壁面1aとの隙間は、例えば、最小隙間Eminが350[mm]となり、最大隙間Emaxが351[mm]となる。
図7(c)に示すように、アクチュエータ46がさらに収縮することで、第1レール41と第2レール42とはヒンジ部48を回転支点として、第1レール41と第2レール42とのなす角度αがさらに拡がる。そして、レール40を、トンネル1の断面における、半径Rt2より小さい半径Rt3(例えば、半径Rt3=3500[mm])の円弧の内壁面1aに沿うような形状とすることができる。
この際、レール40と内壁面1aとの隙間は、例えば、最小隙間Eminが330[mm]となり、最大隙間Emaxが368[mm]となる。
なお、レール40と内壁面1aとの隙間のバラツキは、約100[mm]以内であれば、点検ユニット50によって吸収可能となる。
角度調整機構45は、図5に示すように、レール40とトンネル1の内壁面1aとの離隔距離Eと、レール40のレール高Hrと、トンネル1の断面における内壁面1aの半径(トンネル半径)Rtとに基づいて、各部品の寸法を設定することができる。
離隔距離Eと、レール高Hrと、トンネル半径Rtとを設計時の初期設定値とすると、円弧状のレール40のレール半径Rは、以下の計算式で示される。
上限値 Rmax=1.5Rt-0.5Hr-E
ノミナル値 R=Rt-0.5Hr-E
下限値 Rmin=0.5Rt-0.5Hr-E
なお、レール半径Rとトンネル半径Rtとの関係は、以下の計算式を満たすものとする。
Rt≒0.7R~2.0R
第1レール41のレール長L1と、第2レール42のレール長L2は、以下の計算式で示される。
L1=0.35~0.8R
L2=0.5~1.5L1
第2レール42の端部から、アクチュエータ46の端部が固定された第7軸部49aまでの距離であるACT取付位置Laは、以下の計算式で示される。
La=0.2~0.4L1
レール40から第8軸部49bまでの高さであるACT取付高さHaは、以下の計算式で示される。
Ha=0.1~0.2L1
点検ユニット50のホイールベースWは、以下の計算式で示される。
W=0.1~0.3L1
(延長レール)
図8は、実施例1の延長レールの構成を説明する側面図である。図9は、実施例1の延長レールの構成を説明する断面図である。以下、図8及び図9に基づいて、実施例1の延長レールの構成を説明する。
図8及び図9に示すように、リップ溝型鋼の第2レール42の内側には、リップ溝型鋼の延長レール61が設置される。延長レール61は、第2レール42より小さなリップ溝型鋼で形成される。
図9に示すように、延長レール61のリップ部61bに、2つの延長レール61間に架け渡された延長レール接続部61cが接続される。なお、第2レール42の下端のフランジ部42bに、2つの第2レール42間に架け渡された第2レール接続部42cが接続される。
図3に示すように、点検ユニット50の4つの車輪51が、延長レール61の溝に嵌って、点検ユニット50が延長レール61に沿って移動可能とする。
図8に示すように、延長レール61の第1レール41に近い側の端部61aには、第1ケーブル62aが接続される。第1ケーブル62aは、複数の滑車64に架け回されて第1ケーブル巻取装置62に接続される。
延長レール61は、第1ケーブル巻取装置62によって、第1レール41に近づく方向に、第2レール42の内側を移動する。すなわち、延長レール61は、第1ケーブル巻取装置62によって、第2レール42に格納される方向に移動する。
また、延長レール61には、第2ケーブル63aが接続される。第2ケーブル63aは、複数の滑車64に架け回されて第2ケーブル巻取装置63に接続される。
延長レール61は、第2ケーブル巻取装置63によって、第1レール41から遠ざかる方向に、第2レール42の内側を移動する。すなわち、延長レール61は、第2ケーブル巻取装置63によって、第2レール42から展開する方向に移動する。
なお、第2ケーブル巻取装置63を設けずに、延長レール61の自重によって、第1レール41から遠ざかる方向に、第2レール42の内側を延長レール61が移動するようにしてもよい。
このように構成された延長レール61は、第2レール42に沿って移動して、第2レール42の長手方向の下端から突出可能となる。延長レール61が第2レール42から突出した状態では、点検ユニット50は、第1レール41と、第2レール42と、延長レール61とに亘って移動可能となる。
(プレストレスレール)
図10は、実施例1の第1レールを示す側面図である。以下、図10に基づいて、実施例1のプレストレスレールの構成を説明する。
リップ溝型鋼の第1レール41のウェブ部41cの外側には、図10に示すように、第1支持部材66と、第2支持部材67とが取り付けられる。
第1支持部材66は、第1レール41の長手方向の一方の端部に取り付けられる。第2支持部材67は、第1レール41の長手方向の他方の端部に取り付けられる。第1支持部材66には、ワイヤ65の一方の端部が取り付けられる。第2支持部材67には、ワイヤ65の他方の端部が取り付けられたボルト68が嵌合する。ワイヤ65は、第1レール41のウェブ部41cに取り付けられた複数の支持ローラ69に架け渡される。
このように構成された第1レール41は、ボルト68を締めることで、ワイヤ65に引張力を生じさせ、反力によって、第1レール41には、圧縮力が与えられる。すなわち、第1レール41は、プレストレスレールを構成する。
第1レール41に与える圧縮力を、第1レール41の座屈荷重の1/10にすることで、第1レール41の曲げ剛性を15~30%向上させることができる。なお、第2レール42も同様の構成とすることができる。
(カウンタウェイト)
図11は、実施例1のカウンタウェイトの構成を説明する側面図である。図12は、実施例1のカウンタウェイトの動きを説明する図である。以下、図11及び図12に基づいて、実施例1のカウンタウェイトの構成を説明する。
図11に示すように、上側支持部材24上には、カウンタウェイト70が設置される。カウンタウェイト70は、上側支持部材24に設けられた案内溝に沿って、レール40の起伏方向を含む面内において、水平方向に移動可能とする。
カウンタウェイト70は、レール40の起伏状態と、点検ユニット50の位置とに基づいて算出された、レール40及び点検ユニット50の重心位置に基づいて、移動する。
図11に示すように、レール40が傾倒した状態で、点検ユニット50が、第1レール41の先端付近に位置する場合、点検ユニット50とレール40の合計の重心位置は、作業床12に対して、図中の左側となる。この場合、カウンタウェイト70は、作業床12に対して、図中の右側に移動し、作業床12を水平な状態に維持する。
図12(a)に示すように、レール40が傾倒した状態で、点検ユニット50が、第2レール42の先端付近に位置する場合、点検ユニット50とレール40の合計の重心位置は、作業床12に対して、図中の中央付近となる。この場合、カウンタウェイト70は、作業床12に対して、図中の中央付近に移動し、作業床12を水平な状態に維持する。
図12(b)に示すように、レール40が起立した状態で、点検ユニット50が、レール40の中央付近(第1レール41の基端の付近)に位置する場合、点検ユニット50とレール40の合計の重心位置は、作業床12に対して、図中の右側となる。この場合、カウンタウェイト70は、作業床12に対して、図中の左側に移動し、作業床12を水平な状態に維持する。
(点検ユニットの移動機構)
図13は、実施例1の点検ユニットの移動機構を示す側面図である。以下、図13に基づいて、実施例1の点検ユニット50の移動機構の構成を説明する。
図13に示すように、点検ユニット50の先端には、第1ワイヤ71aが接続される。複数のローラ75に架け回された第1ワイヤ71aは、支持部20に固定されたウィンチ装置71によって巻き取られることで、点検ユニット50が方向G1に移動する。
点検ユニット50の後端には、第2ワイヤ72aが接続される。複数のローラ75に架け回された第2ワイヤ72aは、第1弾性体としての引張コイルばね72と、第2弾性体としてのワイヤ巻取装置73とに接続される。
引張コイルばね72とワイヤ巻取装置73とは、直列に接続される。引張コイルばね72は、支持部20に固定され、第2ワイヤ72aを方向G1とは反対の方向G2に引っ張るように付勢されている。ワイヤ巻取装置73は、方向G2に付勢されている。引張コイルばね72の付勢力は、ワイヤ巻取装置73の付勢力より大きく構成される。
このように構成された点検ユニット50の移動機構は、点検ユニット50を重力に抗して方向G1に上昇させる際には、図13(a)に示すように、ウィンチ装置71によって、点検ユニット50を上昇させる。そして、トンネル1の天頂Gを超えて、点検ユニット50を方向G1に下降させる際には、点検ユニット50は、第2ワイヤ72aを介して引張コイルばね72で保持されつつ、点検ユニット50の重力によって、下降する。
一方、点検ユニット50を重力に抗して方向G2に上昇させる際には、図13(b)に示すように、引張コイルばね72によって、点検ユニット50を上昇させる。そして、トンネル1の天頂Gを超えて、点検ユニット50を方向G2に下降させる際には、点検ユニット50は、第1ワイヤ71aを介してウィンチ装置71で保持されつつ、点検ユニット50の重力によって、下降する。この際、余分な第2ワイヤ72aは、ワイヤ巻取装置73によって巻き取られる。
このように構成されたトンネル点検装置5は、高所作業車10の作業床(作業台)12に取り付けられる。そして、点検ユニット50が、レール40に沿って昇降することで、トンネル1の内壁面1aを周方向(トンネル1の延在方向に垂直方向)に沿って点検する。1カ所のラインの点検が終了したら、高所作業車10が次のラインへ移動し、同様にトンネル1の内壁面1aを周方向に沿って点検する。
[トンネル点検装置の作用]
次に、実施例1のトンネル点検装置5の作用を説明する。実施例1のトンネル点検装置5は、高所作業車10の作業床12に取り付けられて、トンネル1の内壁面1aを点検する。このトンネル点検装置5は、円弧状に形成されたレール40と、レール40に沿って移動する点検ユニット50と、レール40の起伏状態を調整する起伏調整機構30と、を備える(図2)。
これにより、レール40を起伏して、トンネル1の内壁面1aに近づけることができる。そのため、レール40を様々なトンネルの内壁面に合わせることができる。その結果、点検ユニット50を、様々な形状のトンネルの内壁面に沿わせて移動させることができる。
また、実施例1のトンネル点検装置5は、既存の高所作業車10の作業床12に取り付けることができるので、機動性の優れたトンネル点検装置5とすることができる。
また、点検ユニット50には、例えば、打音検査装置や、ひび割れ検出装置や、電磁波探査装置等の様々な検出デバイスを搭載することができる。そのため、汎用性のあるトンネル点検装置5とすることができる。
実施例1のトンネル点検装置5において、レール40は、円弧状に形成された第1レール41と、第1レール41の一方の端部に回動可能に接続される、円弧状に形成された第2レール42とで構成され、第1レール41と、第2レール42とのなす角度を調整可能な角度調整機構45を備える(図6)。
これにより、トンネル1の内壁面1aの形状に合わせて、レール40の形状を変形することができる。そのため、レール40を様々なトンネルの内壁面に合わせることができる。その結果、点検ユニット50を、様々な形状のトンネルの内壁面に沿わせることができる。これに対して、角度調整機構45を有しないトンネル点検装置の場合、トンネルの形状に応じて、レールを取り替える必要がある。
実施例1のトンネル点検装置5において、レール40に沿って移動することでレール40の長手方向に突出可能な延長レール61を備える(図8)。
これにより、レール40の長さを延長することができる。そのため、点検ユニット50の移動範囲を広げることができる。その結果、作業床12の停止位置における、点検ユニット50による点検範囲を広げることができる。そのため、トンネル点検装置5の作業効率を向上させることができる。
実施例1のトンネル点検装置5において、レール40の端部間に架け渡されたワイヤ65によって、レール40の長手方向に圧縮力を与える(図10)。
これにより、レール40の強度を向上させることができる。そのため、必要な強度を確保しつつ、レール40の板厚を薄くすることができる。その結果、必要な強度を確保しつつ、軽量化したレール40とすることができる。
実施例1のトンネル点検装置5において、レール40の起伏状態と、点検ユニット50の位置とに基づいて、作業床12上を移動するカウンタウェイト70を備える(図11)。
これにより、レール40と点検ユニット50の作業床12に対する荷重の偏りを、カウンタウェイト70で打ち消すことができる。そのため、レール40や点検ユニット50の移動の際に、作業床12を水平に維持することができる。
実施例1のトンネル点検装置5において、点検ユニット50に接続された第1ワイヤ71aを、一方の方向への巻き取り可能なウィンチ装置71と、点検ユニット50に接続された第2ワイヤ72aを、他方の方向に引っ張る弾性体(引張コイルばね72)と、を備える(図13)。
これにより、点検ユニット50を一方の方向(方向G1)に上昇させる際には、ウィンチ装置71によって、点検ユニット50を上昇させることができる。そして、トンネル1の天頂Gを超えて、点検ユニット50を一方の方向(方向G1)に下降させる際には、第2ワイヤ72aを介して弾性体(引張コイルばね72)で保持されつつ、点検ユニット50の重力によって、下降する。
一方、点検ユニット50を他方の方向(方向G2)に上昇させる際には、弾性体(引張コイルばね72)によって、点検ユニット50を上昇させることができる。そして、トンネル1の天頂Gを超えて、点検ユニット50を他方の方向(方向G2)に下降させる際には、ウィンチ装置71によって保持されつつ、点検ユニット50の重力によって、下降する。そのため、簡易な構成で、トンネル1の天頂Gを超えて、点検ユニット50を移動させることができる。
実施例2のトンネル点検装置は、レールの構成が異なる点で、実施例1のトンネル点検装置と相違する。
[レールの構成]
図14は、実施例2のレールの構成を説明する側面図である。以下、図14に基づいて、実施例2のレールの構成を説明する。なお、上記実施例で説明した内容と同一乃至均等な部分の説明については、同一用語又は同一の符号を用いて説明する。
実施例2のトンネル点検装置120のレール140は、レール140の両端部に、当接部144を備える。すなわち、当接部144は、第1レール41の長手方向の先端と、第2レールの長手方向の先端とに設けられる。
当接部144は、レール140の端部から外側に突出する当接部本体144aと、当接部本体144aの先端に設けられる当接体144bと、で構成される。当接体144bは、当接部本体144aの端部に回動可能に取り付けられてもよい。
このように構成された当接部144により、起伏調整機構30によりレール140をトンネル1の内壁面1aに沿うように配置する際に、当接体144bを内壁面1aに当てて、レール140の位置決めをする。
[トンネル点検装置の作用]
次に、実施例2のトンネル点検装置120の作用を説明する。実施例2のトンネル点検装置120において、レール140には、トンネル1の内壁面1aに当接可能な当接部144を備える(図14)。
これにより、レール140をトンネル1の内壁面1aに沿わせるように配置する際に、当接部144をトンネル1の内壁面1aに当接することができる。そのため、レール140をトンネル1の内壁面1aに対して位置決めすることができる。その結果、トンネル点検装置120の点検精度を向上させることができる。
なお、他の構成及び作用効果については、上記実施例と略同様であるので説明を省略する。
実施例3のトンネル点検装置は、点検ユニットの構成が異なる点で、実施例1のトンネル点検装置と相違する。
[点検ユニットの構成]
図15は、実施例3の点検ユニットの構成を示す側面図である。図16は、実施例3の点検ユニットの別の例の構成を示す側面図である。以下、図15及び図16に基づいて、実施例3の点検ユニットの構成を説明する。なお、上記実施例で説明した内容と同一乃至均等な部分の説明については、同一用語又は同一の符号を用いて説明する。
実施例3のトンネル点検装置220の点検ユニット250は、図15に示すように、点検デバイス53とベース52との間に設けられる付勢部材としての圧縮ばね254を備える。点検デバイス53は、圧縮ばね254によって、レール40から離れる方向に付勢される。
なお、付勢部材は、図16に示すように、定荷重ばね354としてもよい。定荷重ばね354は、ベース52に固定される。定荷重ばね354には、複数のローラ55に架け回されたワイヤ56が取り付けられる。ワイヤ56の他方の端部は、点検デバイス53から側方に突出した突出部53aに、上方から接続される。
そして、点検デバイス53は、定荷重ばね354の弾性力によって、レール40から離れる方向に付勢される。これにより、点検デバイス53をトンネル1の内壁面1aに押圧する押圧力を一定に維持することができる。
[トンネル点検装置の作用]
次に、実施例3のトンネル点検装置220,320の作用を説明する。実施例3のトンネル点検装置220,320において、点検ユニット250に設置された点検デバイス53を、レール40から離れる方向に付勢する付勢部材(圧縮ばね254,定荷重ばね354)を備える(図15及び図16)。
これにより、点検デバイス53をトンネル1の内壁面1aに押し付けることができる。そのため、トンネル点検装置120の点検精度を向上させることができる。
なお、他の構成及び作用効果については、上記実施例と略同様であるので説明を省略する。
以上、本発明のトンネル点検装置を実施例1~3に基づき説明してきた。しかし、具体的な構成については、これらの実施例に限られるものではなく、特許請求の範囲の各請求項に係る発明の要旨を逸脱しない限り、設計の変更や、各実施例の組み合わせや、追加等は許容される。
実施例1~実施例3では、点検ユニット50,250,350は、ウィンチ装置71とワイヤ巻取装置73とによって、レール40,140に沿って移動する例を示した。しかし、点検ユニットは、スプロケットとチェーンを利用して移動するようにしてもよい。
実施例1~実施例3では、第1レール41のウェブ部41cに、引張力を生じさせたワイヤ65を設ける例を示した。しかし、引張力を生じさせたワイヤは、レールの上面や下面に設けられてもよい。
実施例1~実施例3では、トンネル点検装置を支持部20によって、作業床12に取り付ける例を示した。しかし、トンネル点検装置の作業床への取付方法は、この態様に限定されるものではない。
実施例1~実施例3では、延長レール61を第2レール42に設ける例を示した。しかし、延長レールは、第1レール41に設けてもよい。
実施例1~実施例3では、移動する延長レール61を設ける例を示した。しかし、延長レール61を設ける替わりに、レール40の先端に脱着可能な別体のレールを設けてもよい。
実施例1~実施例3では、角度調整機構45を1つ設ける例を示した。しかし、角度調整機構を複数設けてもよい。これにより、レールの角度を細かく調整して、トンネル1の内壁面1aの形状に沿わせることができる。
実施例1~実施例3では、起伏調整機構30は、第1アーム31と、第1サポートバー33と、第2アーム32と、第2サポートバー34と、伸縮可能なアクチュエータ35と、でパンタグラフ形状のリンクとして構成される例を示した。しかし、起伏調整機構は、第1アーム31の先端と第2アーム32の先端とを接続するように、伸縮可能なアクチュエータを設けてもよい。
実施例1~実施例3では、高所作業車10を、道路を走行する車両とする例を示した。しかし、高所作業車としては、線路上を走行する軌陸車としてもよい。
実施例1~実施例3では、点検ユニット50が、レール40に沿って昇降することで、トンネル1の内壁面1aを周方向(トンネル1の延在方向に垂直方向)に沿って点検し、終了したら、高所作業車10が次のラインへ移動し、同様にトンネル1の内壁面1aを周方向に沿って点検する例を示した。しかし、点検ユニット50による点検方法は、この態様に限定されない。例えば、点検ユニット50をレール40内の一定の位置に保ち、高所作業車10の走行により、トンネル1の延在方向に沿って連続的に点検を行ったり、点検ユニット50をレール上で移動させたり、作業床12を移動させたり、起伏調整機構30でレールを移動させたりして、点検ユニット50の位置を変更し、同様にトンネル1の延在方向に沿って連続的に点検を実施してもよい。
実施例1~実施例3では、本発明を道路のトンネル1の内壁面1aを点検するトンネル点検装置に適用する例を示した。しかし、本発明は、道路のトンネルに限定されず、鉄道等のトンネルの内壁面を点検するトンネル点検装置に適用することもできる。
1 トンネル
1a 内壁面
5 トンネル点検装置
10 高所作業車
12 作業床
30 起伏調整機構
40 レール
41 第1レール
42 第2レール
45 角度調整機構
50 点検ユニット
61 延長レール
65 ワイヤ
70 カウンタウェイト
71 ウィンチ装置
71a 第1ワイヤ
72 引張コイルばね(弾性体の一例)
72a 第2ワイヤ
144 当接部
254 圧縮ばね(付勢部材の一例)
354 定荷重ばね(付勢部材の一例)

Claims (7)

  1. 高所作業車の作業床に取り付けられて、トンネルの内壁面を点検するトンネル点検装置であって、
    円弧状に形成されたレールと、
    前記レールに沿って移動する点検ユニットと、
    前記レールの起伏状態を調整する起伏調整機構と、を備え
    前記レールは、
    円弧状に形成された第1レールと、
    前記第1レールの一方の端部に回動可能に接続される、円弧状に形成された第2レールとで構成され、
    前記第1レールと、前記第2レールとのなす角度を調整可能な角度調整機構を備える
    ことを特徴とする、トンネル点検装置。
  2. 前記レールに沿って移動することで前記レールの長手方向に突出可能な延長レールを備える
    ことを特徴とする、請求項1に記載のトンネル点検装置。
  3. 前記レールの端部間に架け渡されたワイヤによって、前記レールの長手方向に圧縮力を与える
    ことを特徴とする、請求項1又は2に記載のトンネル点検装置。
  4. 前記レールの起伏状態と、前記点検ユニットの位置とに基づいて、
    前記作業床上を移動するカウンタウェイトを備える
    ことを特徴とする、請求項1~の何れか一項に記載のトンネル点検装置。
  5. 前記点検ユニットに接続された第1ワイヤを、一方の方向への巻き取り可能なウィンチ装置と、
    前記点検ユニットに接続された第2ワイヤを、他方の方向に引っ張る弾性体と、を備える
    ことを特徴とする、請求項1~の何れか一項に記載のトンネル点検装置。
  6. 前記レールには、前記トンネルの内壁面に当接可能な当接部を備える
    ことを特徴とする、請求項1~の何れか一項に記載のトンネル点検装置。
  7. 前記点検ユニットに設置された点検デバイスを、前記レールから離れる方向に付勢する付勢部材を備える
    ことを特徴とする、請求項1~の何れか一項に記載のトンネル点検装置。
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