JPH0757933B2 - 橋体点検装置 - Google Patents

橋体点検装置

Info

Publication number
JPH0757933B2
JPH0757933B2 JP2007172A JP717290A JPH0757933B2 JP H0757933 B2 JPH0757933 B2 JP H0757933B2 JP 2007172 A JP2007172 A JP 2007172A JP 717290 A JP717290 A JP 717290A JP H0757933 B2 JPH0757933 B2 JP H0757933B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
bridge
wire rope
attached
pair
inspection
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2007172A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH03212503A (ja
Inventor
昭男 神戸
恭一 高田
篤美 石井
昭 臼田
顕一 鹿野
忠彰 山浦
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsui Engineering and Shipbuilding Co Ltd
Original Assignee
Mitsui Engineering and Shipbuilding Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Mitsui Engineering and Shipbuilding Co Ltd filed Critical Mitsui Engineering and Shipbuilding Co Ltd
Priority to JP2007172A priority Critical patent/JPH0757933B2/ja
Publication of JPH03212503A publication Critical patent/JPH03212503A/ja
Publication of JPH0757933B2 publication Critical patent/JPH0757933B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Bridges Or Land Bridges (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、主として都市高速道路などの高架道路構造物
において、橋脚に支持された橋体の橋桁回り及び床版下
面などを、テレビカメラ等を用いて遠隔操作により点検
する橋体点検装置に関するものである。
〔従来の技術〕
上記のごとき高速高架道路の橋体には、長年にわたる使
用により、当初予期し得ない各種の損傷及び変状が発生
することがある。鋼橋の場合には、走行車両の過大荷重
や振動の繰り返し作用により、橋体を支持する支承の近
傍や応力集中箇所の溶接ビート部分等において局部的な
損傷が発生したり、鋼材表面の塗装の剥離による発錆腐
食等が生ずる。
一方、鋼橋桁上のコンクリート床版や、コンクリート橋
の場合にも、コンクリート面のひびわれ現象や剥離、鉄
筋の発錆腐食等の損傷、変状が発生する。
これらの橋体に発生する損傷や変状を早期に発見し、或
いは、追跡調査のために点検を実施して、適正な補修、
補強を行うための的確なる情報を提供することが維持管
理上、極めて重要なことである。
従来、このような橋桁及び床版下面の点検作業は、その
高速高架道路上の側部から道路側部に、作業車に搭載さ
れたコの字形の腕部を出し、その腕部から点検作業員が
目視により点検したり、高架道路の下側から高所作業車
を用いて点検する場合がある。
前者の場合は、高速道路上に作業車本体を置くために交
通規制が必要となり、渋滞の原因ともなる。一方、後者
の場合には、都市部では高速道路下にも主要街路や各種
の施設等があり、交通対策その他、対処に問題が多い。
また、橋体の下面に点検用仮設吊り足場を作ったり、点
検歩廊を作ったりする場合もあるが、費用と時間を要
し、特殊な部分しか適用できないという問題があった。
〔発明が解決しようとする課題〕
本発明は、前記従来の問題点を解決するためになされた
ものであり、特に都市高速高架道路において橋体上の高
速道路及び橋体下の街路等にいづれにも交通阻害を生ぜ
しめることなく、橋体の橋桁回り及び床版下面に発生す
る損傷、変状等を、安全に、かつ人手を要せずに点検で
きる橋体点検装置を提供することを目的としたものであ
る。
〔課題を解決するための手段〕
すなわち、本発明の橋体点検装置は、橋体の長手方向に
架設したワイヤーロープに沿ってTVカメラを移動させて
橋体を検査すると共に、前記ワイヤーロープを横移動可
能になした橋体点検装置において、前記橋体を支持する
1対の橋脚の対向面に横長のガイドレールを着脱自在に
取り付けると共に、夫々のガイドレールにワイヤロープ
固定装置を横移動自在に取り付け、その一方の固定装置
には一対のワイヤロープ取付金具を取り付け、他方の固
定装置にはワイヤロープを収納するとともにワイヤロー
プの張力を得るための一対のウインチを取り付けたこと
を特徴とするものである。
〔実施例〕
以下、図面を参照して本発明の実施例について説明す
る。
第1図に示す橋体点検装置は、鋼構造の橋体1(第2図
参照)を、その下面からテレビカメラ19を通し、矢印S
で示すように種々な角度から点検するものであり、その
際、橋体1の上部に設けられた図示されていない床版の
裏面もこのテレビカメラ19により点検するものである。
前記橋体1を支持する1対の橋脚3は、その対向する面
に幅方向に沿って、第3図に示すように、所定間隔にH
型鋼の取付金物4が取付けられている。そして、これら
の取付金物4に嵌合するチャンネル材5Aにパイプレール
5Bを取付けたガイド部材5が、第5図のように、各パイ
プレール5Bの接合部に丸棒6を差込んだ上、平ビス7ま
たはピンで取付け、一体化されている。
また、第6図に示すように、上記ガイド部材5のパイプ
レール5Bを抱きかかえるように、そのガイド部材5上を
移動自在な1対のワイヤーロープ固定装置15,15′が設
けられ、このワイヤーロープ固定装置15,15′には移動
用電動機8が設けられている。
一方のワイヤーロープ固定装置15には、第6図及び第7
図に示すように、ワイヤーロープ9の一端を固定するた
め、リンク引張り棒10で回動自在に一端を支持した1対
のリンク11及び各リンク11の他端に支点12で回動自在に
設けられたレバー13をそれぞれ設け、上記1対のリンク
11間に引張りバネ14を取付け、またレバー13の先端には
パイプレール5Bに接するクランプ10を設け、これらのリ
ンク機構Aによりワイヤーロープ9の一端をガイド部材
5側に固定するようになっている。
また、他の一方のワイヤーロープ固定装置15′には、第
8図に示すように、上記クランプ10により、リンク機構
を介して一端を固定したワイヤーロープ9の他端側を引
張るワイヤーロープ引張用ウインチ16を設けている。
以上のごとく1対のワイヤーロープ固定装置15,15′の
間を、複数本、例えば上記実施例では2本のワイヤーロ
ープ9がつないでいる。
そして、これら2本のワイヤーロープ9上に、その上を
移動するトラベラー17が設けられている。このトラベラ
ー17には、第9図に示すように、駆動シーブ17Aと従動
シーブ17Bがワイヤーロープ9の上部のサドル17Cにあ
り、ヒンジ17Dを支点にサドル17Cの下側からワイヤーロ
ープ9をはさむ下部のサドル17Eには、2つの従動シー
ブ17Fが設けられて、ワイヤーロープ9上を移動可能に
している。
次に、上記のトラベラー17には、第1図に示すように、
ワイヤーロープ9の直角方向に移動可能なトラバーサ18
を介して、照明装置を装備したテレビカメラ19が、矢印
Zの上下移動、矢印γで示す俯仰旋回、そして矢印θの
水平旋回が自在となるように装着されている。
以上の構成からなる橋体点検装置は、橋脚3の足もとの
作業スペース30に発電機31を設け、この橋脚3の下の車
道32の道端に仮停車した点検車33内に、第10図のよう
に、遠隔制御装置が設けられており、ワイヤーロープ固
定装置15の橋脚3の幅方向Yの移動、トラベラー17のワ
イヤーロープ9の長手方向Xの移動、そして、テレビカ
メラ19の上下方向Zの移動、俯仰角γの旋回及び水平方
向θの旋回が、この遠隔制御装置で光ファイバーなどの
複合ケーブル34を介してそれぞれ遠隔操作される。
そこで、この遠隔制御装置を第10図及び第11図の制御フ
ロー図により説明する。まず、ワイヤー固定装置15のワ
イヤーロープ9をゆるめた後、押ボタンスイッチにより
ワイヤーロープ固定装置15の移動用電動機8を操作し、
矢印Y方向に移動させるが、この場合のワイヤーロープ
引張用ウインチ16の操作も点検車33側で遠隔操作する。
次に、トラベラー17のワイヤーロープ9の長手方向Xの
移動操作をしながら、テレビカメラ19の映像がモニター
21においてモニターでき、VTR22により録画できる。
この間、テレビカメラ19は前記矢印Z方向の上下移動、
矢印γの俯仰、そして矢印θの水平のそれぞれの旋回な
どを遠隔操作できるが、テレビカメラ19の位置は、常に
わかるようになっており、また、ライトペン39、または
マウスによってCRT35にその点検位置を指定できる。
また、欠陥箇所及び項目についてはプリンタ20にプリン
トアウトでき、フロッピィディスク30等により、グラフ
ィックディスプレイ31に橋体1の平面及び断面を表すこ
とができる。
さらに、テレビカメラ19は、FAコンピュータ24で操作さ
れるメカコントローラ23により制御される検査ブロック
とNCブロックとからなり、そのFAコンピュータ24にはキ
ーボード25が装備されている。
なお、第10図中、37は操作・非常スイッチ、38は表示燈
である。
次に、第12図は本発明の他の実施例における橋体点検装
置を示しており、前記の実施例と同じ部品はそれぞれ同
じ番号で示しているが、この実施例では、本発明の橋体
点検装置組立用ゴンドラ60を橋脚の壁面に取付け、この
中から各部材の組立を行なっており、第1図の実施例と
ほぼ同様な機能を発揮するものであるが、装置の組立が
容易になる。
なお、このゴンドラ60の取付けは、第13図に示すごと
く、橋脚3の上部に取付けたアイプレート63にワイヤー
ロープ61の一端を連結し、巻上げ装置62によりワイヤー
ロープ61を巻上げることにより、ゴンドラ60の側面の車
輪64で橋脚3の側壁を登って行くようになっている。
なお、上記のアイプレート63及び第3図の取付金物4等
の橋脚3の上部に対する取付け及び取外しは高所作業車
等によって行なうものとする。
〔発明の効果〕
上記のように、本発明の橋体点検装置によれば、橋体の
直下空間に設けられた施設や、街路等に影響を及ぼさ
ず、またその橋体上の高速高架道路の交通を阻害するこ
となく、この装置によって橋体の橋桁および床版の点検
が容易に、かつ正確に行なわれるという効果があり、ま
たこの装置の取付け及び取外しも、他に影響を及ぼさず
に容易に行なうことができる。
また、1対の橋脚間の橋体に対して一度の装置の取付け
で短時間に、かつ適確な点検ができると共に、遠隔操作
によって点検ができるので、少人数の人員で安全な点検
が行なわれうるという利点もある。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明にかかる橋体点検装置の一実施例を示す
斜視図、第2図は1対の橋脚で支持される橋体の斜視
図、第3図は取付金物を取付けた橋脚の斜視図、第4図
は取付金物に取付けたガイド部材の要部斜視図、第5図
はガイド部材の接合部を示す要部斜視図、第6図はワイ
ヤーロープ固定装置の斜視図、第7図はクランプ側のワ
イヤーロープ固定装置の要部斜視図、第8図はウインチ
側のワイヤーロープ固定装置の斜視図、第9図はトラベ
ラーの要部側面図、第10図は遠隔制御装置の要部正面
図、第11図は制御フロー図、第12図は本発明にかかる橋
体点検装置の他の実施例を示す斜視図、第13図はゴンド
ラを橋脚へ取付ける状態を示す拡大斜視図である。 1……橋体、3……橋脚、5……ガイド部材、9……ワ
イヤーロープ、15……ワイヤーロープ固定装置、17……
トラベラー、19……テレビカメラ、Y……幅方向、Z…
…上下方向、γ……俯仰、θ……水平方向。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 鹿野 顕一 埼玉県所沢市北秋津802―12 (72)発明者 山浦 忠彰 神奈川県藤沢市藤沢2530―113 (56)参考文献 特開 昭63−206505(JP,A)

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】橋体の長手方向に架設したワイヤーロープ
    に沿ってTVカメラを移動させて橋体を検査すると共に、
    前記ワイヤーロープを横移動可能になした橋体点検装置
    において、前記橋体を支持する1対の橋脚の対向面に横
    長のガイドレールを着脱自在に取り付けると共に、夫々
    のガイドレールにワイヤロープ固定装置を横移動自在に
    取り付け、その一方の固定装置には一対のワイヤロープ
    取付金具を取り付け、他方の固定装置にはワイヤロープ
    を収納するとともにワイヤロープの張力を得るための一
    対のウインチを取り付けたことを特徴とする橋体点検装
    置。
JP2007172A 1990-01-18 1990-01-18 橋体点検装置 Expired - Fee Related JPH0757933B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2007172A JPH0757933B2 (ja) 1990-01-18 1990-01-18 橋体点検装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2007172A JPH0757933B2 (ja) 1990-01-18 1990-01-18 橋体点検装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH03212503A JPH03212503A (ja) 1991-09-18
JPH0757933B2 true JPH0757933B2 (ja) 1995-06-21

Family

ID=11658664

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2007172A Expired - Fee Related JPH0757933B2 (ja) 1990-01-18 1990-01-18 橋体点検装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH0757933B2 (ja)

Families Citing this family (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100661053B1 (ko) * 2006-06-19 2006-12-22 주식회사 삼림엔지니어링 교량 안전진단용 변위측정장치 설치구조
JP2015158112A (ja) * 2014-02-25 2015-09-03 株式会社アイペック 橋梁構造物監視システム
JP6327620B2 (ja) * 2014-03-27 2018-05-23 株式会社フジタ 構造物の点検装置
JP6989246B2 (ja) * 2016-06-17 2022-01-05 東日本高速道路株式会社 撮像装置及び撮像システム
JP6685850B2 (ja) * 2016-06-17 2020-04-22 東日本高速道路株式会社 ワイヤ架設冶具
CN110144819B (zh) * 2019-06-06 2024-04-12 西南交通大学 一种用于桁架桥人工巡检的安全行走系统及使用方法
CN113295615B (zh) * 2021-04-27 2022-08-26 河南大同路桥技术咨询有限公司 一种公路工程监理检验设备

Family Cites Families (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS63206505A (ja) * 1987-02-20 1988-08-25 日本電信電話株式会社 橋梁添架管路保守点検システム

Also Published As

Publication number Publication date
JPH03212503A (ja) 1991-09-18

Similar Documents

Publication Publication Date Title
KR100987297B1 (ko) 교량 보수 점검 장치
KR100619277B1 (ko) 현수교 구조물의 이동식 안전진단장치
JPH0757933B2 (ja) 橋体点検装置
JP2006077521A (ja) 橋梁構築装置
JP2013194457A (ja) 橋梁点検装置
JP2004294318A (ja) 橋梁の点検装置および橋梁の点検方法
KR100432811B1 (ko) 교량점검 방법
JP2005273392A (ja) Pc鋼材を用いた橋梁補強方法
JP4357677B2 (ja) 移動式支保工
KR20010094657A (ko) 카메라가 장착된 탐사로봇을 이용한 교량결함 탐지 방법및 장치
JP2000226816A (ja) 橋梁の点検装置
KR100401251B1 (ko) 이동식 교량점검작업차
KR20090120371A (ko) 이동식 교량 점검차
JP2002090256A (ja) コンクリート床版の無次元剛性比を用いた健全度評価方法
JP2018162572A (ja) 橋梁下点検装置および橋梁下点検方法
KR101525557B1 (ko) 3개의 자동 앵커리지 및 유압 실린더를 구비한 빔 런처
KR20020013671A (ko) 비젼 시스템을 이용한 교량의 결함조사 방법 및 장치
CN215629432U (zh) 一种悬浇箱梁竖向预应力筋张拉台车
CN111560860A (zh) 一种节段预制拼接单塔测量的施工方法
KR102513266B1 (ko) 철도 교량의 도색을 위한 공중 비계 설치방법
KR100530351B1 (ko) 신축가능한 교량점검용 차량
CN2337186Y (zh) 高架路砼桥面板吊装机
CN114045752B (zh) 大节段钢桁架箱梁的浮吊空中定位悬臂拼装方法
CN215629431U (zh) 一种悬浇箱梁纵向预应力筋张拉台车
JP2020153208A (ja) 吊り足場及びその架設方法

Legal Events

Date Code Title Description
LAPS Cancellation because of no payment of annual fees