JP7288664B2 - 熱溶解積層方式3次元造形用フィラメントおよびそれを造形してなる造形体 - Google Patents
熱溶解積層方式3次元造形用フィラメントおよびそれを造形してなる造形体 Download PDFInfo
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すなわち、本発明の要旨は以下の通りである。
(1)芯成分に、融点が140℃以下かつガラス転移温度が20℃以下の結晶性の熱可塑性樹脂、または、ガラス転移温度が20℃以下の非晶性の熱可塑性樹脂を配し、鞘成分に、融点が140℃を超える結晶性の熱可塑性樹脂を配した、芯/鞘型複合断面の熱溶解積層方式3次元造形用フィラメント。
(2)鞘成分に配する熱可塑性樹脂が、アミド系樹脂である(1)に記載の熱溶解積層方式3次元造形用フィラメント。
(3)鞘成分に配する熱可塑性樹脂が、エステル系樹脂である(1)に記載の熱溶解積層方式3次元造形用フィラメント。
(4)鞘成分に配する熱可塑性樹脂が、オレフィン系樹脂である(1)に記載の熱溶解積層方式3次元造形用フィラメント。
(5)芯成分と鞘成分の質量比率(芯成分/鞘成分)が、95/5~20/80である(1)~(4)のいずれかに記載の熱溶解積層方式3次元造形用フィラメント。
(6)(1)~(5)のいずれかに記載の熱溶解積層方式3次元造形用フィラメントを造形してなる造形体。
用いた樹脂、得られたフィラメントおよび造形物の物性測定は以下の方法によりおこなった。
各実施例および比較例で用いた樹脂について、示差走査熱量計(パーキンエルマー社製 DSC-7型)を用いて、窒素雰囲気下、-100℃に5分間保持した後、昇温速度20℃/分の条件で昇温し、昇温曲線中のガラス転移に由来する2つの折曲点温度の中間値を求めた。
各実施例および比較例で用いた樹脂について、示差走査熱量計(パーキンエルマー社製 DSC-7型)を用いて、窒素雰囲気下、-100℃に5分間保持した後、昇温速度20℃/分で260℃まで昇温した後、260℃で5分間保持し、続いて降温速度20℃/分で25℃まで降温し、さらに25℃で5分間保持後、再び昇温速度20℃/分で昇温し、2回目の昇温時の吸熱ピークのトップを求めた。
アミド系樹脂については、樹脂濃度が1.0g/dlになるように、96%硫酸に溶解し、ウベローデ型粘度計を用いて、温度25℃の条件で測定した。
エステル系樹脂については、樹脂濃度が0.5g/dlになるように、フェノール/テトラクロロエタン=60/40(質量比)に溶解し、ウベローデ型粘度計を用いて、温度20℃の条件で測定した。
ポリ乳酸約0.3gを1N-水酸化カリウム/メタノール溶液6mlに加え、65℃にて充分撹拌し、ポリ乳酸を分解させた後、硫酸450μlを加えて、65℃にて撹拌し、乳酸メチルエステルとした。得られた乳酸メチルエステルサンプル5ml、純水3ml、および、塩化メチレン13mlを混合して振り混ぜた。静置分離後、下部の有機層を約1.5ml採取し、HPLC用ディスクフィルター(孔径0.45μm)でろ過し、ガスクロマトグラフィーで測定した。
ガスクロマトグラフィー(Hewlett Packard社製、HP-6890)は、ヘリウム(He)をキャリアガスとして、流速1.8ml/分で、オーブンプログラムは90℃で3分間保持し、50℃/分で220℃まで昇温し、1分間保持する条件でおこなった。カラムは、J&W社製DB-17(30m×0.25mm×0.25μm)、検出器はFID(温度300℃)を用いて、内部標準法で測定した。乳酸メチルエステルの全ピーク面積に占めるD-乳酸メチルエステルのピーク面積の割合(%)を算出した。
各実施例および比較例で用いた樹脂について、JIS K 7210に準じて、(用いた樹脂の融点+20℃)を目安に測定できる範囲の温度250℃、230℃、210℃または190℃のいずれかの温度で、荷重2.16kgfの条件下で測定した。
紡糸速度10m/分にて24時間、モノフィラメントを採取した際の糸切れ回数により、以下の基準で評価した。
◎:糸切れが0回
〇:糸切れ回数が1回
×:糸切れ回数が2回以上
本発明においては、「○」以上を合格とした。
各実施例および比較例で得られたモノフィラメントを、20cm毎に、モノフィラメントの長手方向に対して垂直に切断し、測定サンプルを30個得た。各サンプルの断面における最大長径と最小短径を、マイクロメーターを用いて測定し、その平均を算出し、これを平均径とした。全30サンプルの平均径を平均して、モノフィラメントの繊維径とした。
上記(7)において算出した、全サンプルの平均径の最大値(M1)と最小値(M2)を用いて、モノフィラメントの繊維径の均一性を算出した。
繊維径の均一性=(M1-M2)/2
各実施例および比較例で得られたモノフィラメントから12cmの長さのサンプルを5本採取し、並列に置き、その両端10mm分をセロテープ(登録商標)で固定した。23℃×65%調湿下で、日本テストパネル社製ポリプロピレン標準試験板(100mm×25mm×2mm、重さ約4.6g)をサンプル上に置き、上から10kgの荷重を60秒間付与した後、徐重した。サンプル台紙を逆さまにし、標準試験板が落下する時間を測定し、以下の基準で評価した。
◎:すぐに落下した。
〇:すぐには落下しなかったが、2秒未満に落下した。
□:2秒以上5秒未満に落下した。
×:落下しなかったか、落下するまでに5秒以上かかった。
本発明においては、「□」以上を合格とした。
モノフィラメントを、標準状態(室温22±2℃、湿度50±2%)で48時間以上放置した後、JIS P 8115に記載のMIT耐折度試験に準じて、マイズ試験機社製、MIT耐折度試験機を用いて、荷重5N、クランプ先端R0.38mm、つかみ間隔2.0mm、試験速度175rpm、折り曲げ角度135度で実施し、モノフィラメントの耐折回数を計測した。
耐折回数により、以下の基準で評価した。
◎:100回以上
○:30~99回
△:5~29回
×:5回未満
本発明においては、耐折回数が5回以上である場合、合格とし、30回以上であることが好ましく、100回以上であることがより好ましい。
各実施例および比較例で得られたモノフィラメントを用いて、3Dプリンター(FLASHFORGE社製、CREATOR PRO)を用いて、ノズル温度190~240℃、テーブル温度50℃の条件で、図2の「ルーク」を造形した。樹脂が均一に吐出されなかったり、反りが大きすぎて造形台から剥がれて、造形することができなかったりした場合、「×」と評価した。造形することができた場合、図2の1(オーバーハング部分)の外観を、以下の基準で評価した。
◎:オーバーハング部分がダレることがなかった。
○:オーバーハング部分がダレた。
本発明においては、「○」以上を合格とした。
各実施例および比較例で得られたモノフィラメントを、60℃×24時間の条件で乾燥し、水分率を0.02%とした。乾燥したモノフィラメントを用いて、ニンジャボット社製3Dプリンター(NJB-200HT)で、ノズル径0.4mmφ、造形速度50mm/秒、造形温度200~260℃、積層厚0.1mm、押し出される樹脂径0.22mm、充填率100%、テーブル温度60℃の条件下、(用いるモノフィラメントの鞘成分の樹脂のうち最も高い樹脂の融点+30℃)を目安に、最も良好な造形物を得る温度条件を選定し、ISO準拠の一般物性測定用試験片(ダンベル片)を作製した。
作製したダンベル片について、JIS K 7171に準じて、23℃×65%調湿下で、曲げスパン64mm、試験速度2mm/秒で測定した。
(12)で作製したダンベル片について、JIS K 7161-2に準じて23℃×65%調湿下で、掴み間隔115mm、引張速度5mm/分で測定した。
(12)で作製したダンベル片から、ISO準拠の試験片(80mm×10mm×4.0mm、ノッチ付き)を作製した。
上記ノッチ付き試験片について、JIS K 72111-1に準じて、支持台間距離62mmで測定した。
得られたモノフィラメントを用いて、3Dプリンター(ニンジャボット社製、NJB-200HT)を用いて、ノズル温度200~260℃、テーブル温度60℃の条件で、図3の「アンカー」を造形した。反りが大きすぎて造形物が造形台から剥がれ造形することができなかった場合、「×」と評価した。造形することができた場合、造形したアンカーを平滑な水準台(大理石等)上に置き、図3の5の位置におもりを置き固定したのち、図3の2~4の3箇所の先端部分について台からの高さを隙間ゲージまたはノギスで測定し、平均値を求め、以下の基準で評価した。
◎:平均値が0mmを超え1mm未満であった。
○:平均値が1mm以上であった。
本発明においては、「○」以上を合格とした。
実施例、比較例に用いた原料は、下記の通りである。
〔エステル系樹脂〕
(A-1a)
・ポリブチレンテレフタレートアジペート、BASFジャパン社製『エコフレックスC1200』、融点=100-120℃、ガラス転移温度=-30℃、190℃でのMFR=3g/10分
(A-1b)
・ポリブチレンサクシネートアジペート、昭和高分子社製『ビオノーレ3001MD』、融点=95℃、ガラス転移温度=-45℃、190℃でのMFR=10g/10分
(A-2a)
・脂肪族ポリアミドとポリエーテルエステルとのブロック共重合体、T&K TOKA社製『TPAE-12』、融点=なし、ガラス転移温度=-60℃、200℃でのMFR=200g/10分
(A-3a)
・スチレン-ビニルイソプレン-スチレン共重合体、クラレ社製『ハイブラー7311』、融点=なし、ガラス転移温度=-32℃、190℃でのMFR=0.5g/10分
(A-3b)
・アロン化成社製『AR-815C』、融点=101℃、ガラス転移温度=-30℃、230℃でのMFR=0.1g/10分
(A-3c)
・水添スチレン-ブタジエン共重合体、旭化成社製『タフテックMP-10』、融点=なし、ガラス転移温度=-40℃、230℃でのMFR=4g/10分
(A-4a)
・ダウケミカル社製『エンゲージ8401』、融点=80℃、ガラス転移温度=-47℃、190℃でのMFR=30g/10分
(A-5a)
・BASF社ジャパン社製『エラストラン1180A』、融点=なし、ガラス転移温度=-42℃、230℃でのMFR=83.5g/10分
(A-6a)
・ポリブチレンテレフタレートとポリエーテルとのブロック共重合体、東レ社製『ハイトレル4047』、融点=182℃、ガラス転移温度=-40℃、230℃でのMFR=8g/10分
〔オレフィン系樹脂〕
(B-1a)
・ホモポリプロピレン、プライムポリマー社製『J700GP』、融点=165℃、ガラス転移温度=44℃、230℃でのMFR=8g/10分
(B-1b)
・共重合ポリプロピレン、プライムポリマー社製『J2041GA』、融点=145℃、ガラス転移温度=-5℃、230℃でのMFR=22g/10分
(B-2a)
・ポリアミド6/66/12共重合体、宇部興産社製『6434B』、融点=188℃、ガラス転移温度=44℃、210℃でのMFR=1.4g/10分
(B-2b)
・ポリアミド6/12共重合体、宇部興産社製『7034B』、融点=201℃、ガラス転移温度=60℃、210℃でのMFR=1.6g/10分
(B-2c)
・ポリアミド共重合体、ユニチカ社製『CX1004』、融点=210℃、ガラス転移温度=47℃、230℃でのMFR=8.6g/10分、相対粘度=2.5
(B-2d)
・ポリアミド6、ユニチカ社製『A1030BRL』、融点=225℃、ガラス転移温度=47℃、230℃でのMFR=26g/10分、相対粘度=2.55
(B-2e)
・ポリアミド11、アルケマ社製『BMNO』、融点=185℃、ガラス転移温度=50℃、210℃でのMFR=37g/10分
(B-2f)
・ポリアミド12、アルケマ社製『AMNO』、融点=175℃、ガラス転移温度=37℃、210℃でのMFR=50g/10分
(B-3a)
・ポリエチレンテレフタレートイソフタレート、ユニチカ社製『IP20』、融点=210℃、ガラス転移温度=71℃、230℃でのMFR=1.6g/10分、相対粘度=1.38
(B-3b)
・ポリ乳酸、NatureWorks社製『3001D』、D-乳酸含有量1.4モル%、融点=168℃、ガラス転移温度=58℃、190℃でのMFR=10g/10分
(B-3c)
・共重合ポリエステル、ユニチカ社製『エリーテルUE-9200』、融点=なし、ガラス転移温度=65℃、極限粘度=0.53
(B-4a)
・ポリエチレンビニルアルコール、日本合成化学社製『ソアノールET3803』、融点=170℃、ガラス転移温度=63℃、190℃でのMFR=1.8g/10分
(B-5a)、(B-5b)、(B-5c)
二軸押出機(池貝社製、PCM-30、スクリュー径29mm、L/D30、ダイス径3mm、孔数3)を用い、A1030BRL(B-2d)と、ハイブラー7311(A-3a)を、それぞれ、質量比率25/75、50/50、25/75の割合でブレンドして、押出機に供給した。温度230℃、スクリュー回転数120rpm、吐出量7kg/時間の条件で混練、押出した。引き続き、押出機先端から吐出されたストランドを、冷却バスで冷却後、ペレタイザーにて引き取り、カッティングしてペレットを得た。
得られたペレットを65℃×48時間の条件で乾燥して、水分率を0.01%とし、それぞれ、(B-5a)、(B-5b)、(B-5c)とした。
単軸押出機(日本製鋼所社製、スクリュー径40mm、L/D22)2本からなる複合紡糸機を用い、ノズルは芯鞘型複合紡糸タイプのノズル径4mmφ、孔数2から構成される紡糸用ノズルパックを用いた。芯成分として、ハイブラー7311を230℃で溶融し、鞘成分として、A1030BRLを230℃で溶融し、スピンブロック温度を230℃とした。芯成分/鞘成分の質量比率を75/25とし、総吐出量を4.4kg/時間として、紡糸口金から押出した。引き続き、押出された2本のモノフィラメントを、紡糸口金より20cm下の冷却温水50℃に浸漬し、冷却時間1分、引き取り速度10m/分で吐出調整しながら引き取り、繊維径が1.75mmの芯/鞘型複合断面のモノフィラメントを得た。
樹脂組成、製造条件を表1~3の通りに変更する以外は、実施例1と同様の操作をおこなって、繊維径が1.75mmの芯/鞘型複合断面のモノフィラメントを得た。
単軸押出機(日本製鋼所社製、スクリュー径40mm、L/D22)1本からなる紡糸機を用い、ノズルはシングルタイプのノズル径4mmφ、孔数1から構成される紡糸用ノズルパックを用いた。ハイブラー7311単独を、230℃で溶融し、スピンブロック温度を230℃とした。吐出量を2.2kg/時間として、紡糸口金から押出した。引き続き、押出された1本のモノフィラメントを、紡糸口金より20cm下の冷却温水50℃に浸漬し、冷却時間1分、引き取り速度10m/分で吐出調整しながら引き取り、繊維径が1.75mmの単一成分のモノフィラメントを得た。
樹脂組成、製造条件を表1~3の通りに変更する以外は、比較例1と同様の操作をおこなって、繊維径が1.75mmの単一成分のモノフィラメントを得た。
実施例1~5のフィラメントを対比することにより、芯成分と鞘成分の合計に対する鞘成分の質量比率を高くした方が、3Dプリント造形性が向上することがわかる。
実施例10~12のフィラメントを対比することにより、鞘成分のポリアミド系樹脂の質量比率を高くした方が、3Dプリント造形性が向上することがわかる。
比較例2、9は、得られた造形物の曲げ弾性率が高すぎるものであった。
比較例7、8のフィラメントは、製糸はいずれも可能だったが、柔軟すぎて、3Dプリンターに供給することができなかった。
比較例11のフィラメントは、芯成分にガラス転移温度20℃を超える成分を配したため、製糸は可能であったが、耐屈曲性が低く、得られた造形物は、シャルピー衝撃強度や曲げ弾性率が低かった。
2 先端部分
3 先端部分
4 先端部分
5 おもりを置く場所
Claims (6)
- 芯成分に、融点が140℃以下かつガラス転移温度が20℃以下の結晶性の熱可塑性樹脂、または、ガラス転移温度が20℃以下の非晶性の熱可塑性樹脂を配し、鞘成分に、融点が140℃を超える結晶性の熱可塑性樹脂を配し、前記鞘成分が前記芯成分を被覆している熱溶解積層方式3次元造形用フィラメントであって、
前記芯成分に配する前記結晶性または非晶性熱可塑性樹脂と前記鞘成分に配する前記結晶性熱可塑性樹脂との組み合わせが以下の組み合わせ(i)~(v)から選択される、熱溶解積層方式3次元造形用フィラメント:
(i)
鞘成分:アミド系樹脂;
芯成分:スチレン系エラストマー、オレフィン系エラストマー、アミド系エラストマーまたはウレタン系エラストマー;
(ii)
鞘成分:アミド系樹脂/スチレン系エラストマーブレンド体;
芯成分:スチレン系エラストマー;
(iii)
鞘成分:オレフィン系樹脂;
芯成分:オレフィン系エラストマーまたはスチレン系エラストマー;
(iv)
鞘成分:エステル系樹脂;
芯成分:エステル系樹脂、スチレン系エラストマー、ウレタン系エラストマーまたはエステル系エラストマー;
(v)
鞘成分:ポリエチレンビニルアルコール;
芯成分:スチレン系エラストマー。 - 前記芯成分に配する前記結晶性または非晶性熱可塑性樹脂と前記鞘成分に配する前記結晶性熱可塑性樹脂との組み合わせが前記組み合わせ(i)または(ii)である、請求項1に記載の熱溶解積層方式3次元造形用フィラメント。
- 前記芯成分に配する前記結晶性または非晶性熱可塑性樹脂と前記鞘成分に配する前記結晶性熱可塑性樹脂との組み合わせが前記組み合わせ(iv)である、請求項1に記載の熱溶解積層方式3次元造形用フィラメント。
- 前記芯成分に配する前記結晶性または非晶性熱可塑性樹脂と前記鞘成分に配する前記結晶性熱可塑性樹脂との組み合わせが前記組み合わせ(iii)である、請求項1に記載の熱溶解積層方式3次元造形用フィラメント。
- 芯成分と鞘成分の質量比率(芯成分/鞘成分)が、95/5~20/80である請求項1~4のいずれかに記載の熱溶解積層方式3次元造形用フィラメント。
- 請求項1~5のいずれかに記載の熱溶解積層方式3次元造形用フィラメントを造形してなる造形体。
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