JP7286435B2 - 蓄熱材組成物 - Google Patents
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Description
〔1〕ラウリン酸メチル(A)、12-ヒドロキシステアリン酸(B)およびソルビタン脂肪酸エステル(C)を含み、前記ラウリン酸メチル(A)と前記12-ヒドロキシステアリン酸(B)との重量比率(B/A)は、0.005~0.200の範囲内であり、
前記ラウリン酸メチル(A)と前記ソルビタン脂肪酸エステル(C)との重量比率(C/A)は、0.001~0.100の範囲内であり、1℃~10℃の範囲内に融解温度を有する、蓄熱材組成物。
〔2〕前記ソルビタン脂肪酸エステル(C)は、ソルビタンモノ脂肪酸エステルまたはソルビタンセスキ脂肪酸エステルである、〔1〕に記載の蓄熱材組成物。
〔3〕前記ソルビタン脂肪酸エステル(C)は、ソルビタンモノオレエート、ソルビタンモノラウレート、ソルビタンセスキオレエートおよびソルビタンモノステアレートからなる群より選択される少なくとも1種である、〔1〕または〔2〕に記載の蓄熱材組成物。
〔4〕前記蓄熱材組成物は、熱安定性を有するゲルである、〔1〕~〔3〕のいずれか1つに記載の蓄熱材組成物。
上述した特許文献1には、実施例として融点18℃であるn-ヘキサデカンを使用した潜熱蓄熱材が開示されている。上述したように、温度管理対象物品の中には、1℃~10℃の温度管理下で輸送することが必要となる物品があり、1℃~10℃の範囲内の様々な管理温度領域で、温度管理対象物品を温度保持可能である蓄熱材組成物が必要とされていた。そこで、本発明者は、1℃~10℃の範囲内の様々な管理温度領域で、温度管理対象物品を温度保持可能であり、かつ安全である蓄熱材組成物を得るために鋭意検討を行った。
本発明の一実施形態に係る蓄熱材組成物は、ラウリン酸メチル(A)、12-ヒドロキシステアリン酸(B)およびソルビタン脂肪酸エステル(C)を含み、前記ラウリン酸メチル(A)と前記12-ヒドロキシステアリン酸(B)との重量比率(B/A)は、0.005~0.200の範囲内であり、前記ラウリン酸メチル(A)と前記ソルビタン脂肪酸エステル(C)との重量比率(C/A)は、0.001~0.100の範囲内であり、1℃~10℃の範囲内に融解温度を有する。
利点(1)再現性良く、かつ安定的に、蓄熱材組成物の融解温度を1℃~10℃に調整することが可能であるため、1℃~10℃の範囲の様々な管理温度領域で、長時間、安定的に、温度管理対象物品を温度保持し、当該温度管理対象物品の保管または輸送を可能とすること;
利点(2)パッケージ包装フィルムを劣化させる虞がないこと;
利点(3)熱安定性を有するゲルであるため、非危険物とみなされる蓋然性が高く、安全であり、その結果、取り扱いが容易であること。
(ラウリン酸メチル(A))
本蓄熱材組成物は、ラウリン酸メチルを主剤として含むことが好ましい。換言すれば、本蓄熱材組成物におけるラウリン酸メチルの含有量は、蓄熱材組成物100重量%中、50重量%以上が好ましく、65重量%以上がより好ましく、80重量%以上がさらに好ましく、90重量%以上であることが特に好ましい。
12-ヒドロキシステアリン酸は、ゲル化剤として機能し、「ゲル化剤」ともいえる。換言すれば、12-ヒドロキシステアリン酸は、蓄熱材組成物の粘度を上昇させる機能を有する。用語「ゲル化剤」は、「増粘剤」ともいえる。
ソルビタン脂肪酸エステルは、ゲル化補助剤として機能し、「ゲル化補助剤」といえる。用語「ゲル化補助剤」は、「増粘補助剤」ともいえる。
本蓄熱材組成物は、上記成分の他に、結晶核剤、相分離防止剤(例えば、オレイン酸、オレイン酸ナトリウム、オレイン酸カリウム、メタリン酸カリウム、ケイ酸ナトリウム、またはイソステアリン酸カリウム)、香料、着色剤、抗菌剤、高分子ポリマー、その他の有機化合物、または、その他の無機化合物、等のその他成分を必要に応じて含有することができる。
(融解温度、凝固開始温度)
本蓄熱材組成物は、1℃~10℃の範囲内に融解温度を有する。換言すれば、本蓄熱材組成物の融解温度は、1℃~10℃である。本明細書において蓄熱材組成物の「融解温度」とは、「固体状の蓄熱材組成物が融解してゲル化する間に、当該蓄熱材組成物が呈する温度」のことを意図する。前記「融解温度」について、より具体的に、図1を用いて説明する。図1は、恒温槽内に、本発明の一実施形態に係る凝固状態の蓄熱材組成物を設置した後、恒温槽の温度を、低温(例えば-50℃)から一定の昇温速度で温度上昇させた場合の、蓄熱材組成物の温度を時間に対してプロットしたグラフである。図1は、固体状の蓄熱材組成物に単位時間当たり一定量の熱量を供給し続けたときの、蓄熱材組成物の経時的な温度変化の概略を模式的に示すグラフ、ともいえる。一定速度で上昇していく恒温槽の温度と比較して、図1に示すように、蓄熱材組成物の温度は、次の(1)~(3)の順で変化する:(1)一定速度で上昇する;(2)温度T1において蓄熱材組成物の潜熱によりほとんど変化しなくなり、温度T1から温度T2まで、定温を保持する;(3)温度T2を境に、上昇を再開する。本明細書において、温度T1を「融解開始温度」と称し、温度T2を「融解終了温度」と称する。温度T1と温度T2との中点の温度T3を、本明細書において「融解温度」と定義する。
本蓄熱材組成物が安全であるとは、本蓄熱材組成物が熱安定性を有するゲルである、ことを意味する。本明細書において、「熱安定性を有するゲルである」とは、以下の条件で得られた結果に基づき判定される。
(1)蓄熱材組成物を、直径2.5cm~3.5cmのガラス製、平底円筒型の容器に、底から2.5cm~3.5cmの高さまで充填する;
(2)得られた容器を、45℃のウォーターバス内に20分静置する;
(3)その後、容器を恒温槽から取り出し、直ちに90°横倒しにする;
(4)30秒経過後、容器の底面の全面における蓄熱材組成物の有無、および、ゲル状の蓄熱材組成物の量を観察する。これらの観察の方法は、特に限定されず、目視であってもよい。
前記観察の結果、容器の底面の全面において蓄熱材組成物が存在し、かつ、ゲル状の蓄熱材組成物が、蓄熱材組成物全量の90重量%以上であるとき、「熱安定性を有するゲルである」と判定する。
(1)内径30mm、高さ120mmの平底円筒型透明ガラス管中に、底から55mmの高さまで試料を挿入する。なお、ガラス管には、底から85mmに標線が設けられている。
(2)40℃に調整した恒温水槽中で、ガラス管を直立させた状態で10分間放置。
(3)10分後、ガラス管を恒温水槽から取り出し、水平に倒す。
(4)水平に倒してから、試料が85mmの標線を超えるまでの時間を測定。
(5)得られた時間が90秒以内であれば、液体と判定する。すなわち、危険物第4類に分類されるとみなす。
上述したように、40℃液状確認試験では、試料を40℃で10分間放置する。一方、本明細書で規定する熱安定性の判定試験では、蓄熱材組成物は、45℃で20分間静置される。従って、本明細書で規定する熱安定性の判定に基づき、蓄熱材組成物が熱安定性を有するゲルであると判定される場合、当該蓄熱材組成物は日本の消防法上で危険物第4類に該当しない蓋然性が高く、すなわち非危険物とみなされる蓋然性が高い。従って、本蓄熱材組成物は熱安定性を有するゲルであるため安全であり、その結果、保管、または車両、航空機、船舶等の輸送手段による輸送に特段の制限がかけられることがなく、保管および輸送などの取り扱いが容易であるという利点を有する。
本発明の一実施形態に係る蓄熱材組成物を調製する方法としては、特に限定されず、公知の方法を採用することができる。例えば、特定量のラウリン酸メチル(A)、12-ヒドロキシステアリン酸(B)およびソルビタン脂肪酸エステル(C)を、タンブラー、またはリボンブレンダー等を用いて混合し、ラウリン酸メチル(A)中に、12-ヒドロキシステアリン酸(B)およびソルビタン脂肪酸エステル(C)を溶解することにより、蓄熱材組成物を調製することができる。ラウリン酸メチル(A)、12-ヒドロキシステアリン酸(B)およびソルビタン脂肪酸エステル(C)を混合する順序は特に限定されない。例えば、(a)ラウリン酸メチル(A)および12-ヒドロキシステアリン酸(B)を混合した後、得られた混合物とソルビタン脂肪酸エステル(C)とを混合してもよく、ラウリン酸メチル(A)およびソルビタン脂肪酸エステル(C)を混合した後、得られた混合物と12-ヒドロキシステアリン酸(B)とを混合してもよく、ラウリン酸メチル(A)および12-ヒドロキシステアリン酸(B)を混合して得られた混合物と、ラウリン酸メチル(A)およびソルビタン脂肪酸エステル(C)を混合して得られた混合物とを混合してもよい。また、ラウリン酸メチル(A)中に、12-ヒドロキシステアリン酸(B)およびソルビタン脂肪酸エステル(C)を十分に溶解させるために、ラウリン酸メチル(A)を加熱してもよい。
本発明の別の一実施形態に係る蓄熱材組成物では、ゲル化補助剤としてカルボキシメチルセルロースを使用することができる。すなわち、本発明の別の一実施形態に係る蓄熱材組成物は、ラウリン酸メチル(A)、12-ヒドロキシステアリン酸(B)およびカルボキシメチルセルロース(C)を含み、前記ラウリン酸メチル(A)と前記12-ヒドロキシステアリン酸(B)との重量比率(B/A)は、0.005~0.200の範囲内であり、前記ラウリン酸メチル(A)と前記カルボキシメチルセルロース(C)との重量比率(C/A)は、0.001~0.100の範囲内であり、1℃~10℃の範囲内に融解温度を有する。
<主剤>
・ラウリン酸メチル(日油社製、ラウリン酸メチル95)
<ゲル化剤>
・12-ヒドロキシステアリン酸(日油社製、ヒマシ硬化脂肪酸)
・2-エチルヘキサン酸アルミニウム(ホープ製薬社製、オクトープアルミA)
<ゲル化補助剤>
・ソルビタンモノオレエート(花王社製、レオドールAO-10V)
・ソルビタンモノラウレート(花王社製、レオドールSP-L10)
・ソルビタンセスキオレエート(花王社製、レオドールAO-15V)
・ソルビタンモノステアレート(花王社製、レオドールSP-S10V)
・ポリオキシエチレンセチルエーテル(日油社製、ノニオンP-208)
・ポリオキシエチレンオレイルエーテル(日油社製、ノニオンE-202)
・ポリエチレングリコールモノラウレート(花王社製、エマノーン1112)
・ステアリン酸ナトリウム(日東化成社製、NA-ST)
・ポリオキシエチレンアルキルエーテル硫酸ナトリウム(花王社製、ラテムルE-118B)
・ラウリン酸ナトリウム(日東化成社製、NS-3A)
・フュームドシリカ(トクヤマ社製、レオロシールMT-10C)
・ステアリン酸(日油社製、NAA-176)
・C14-18とC16-C18との不飽和脂肪酸混合物(ホープ製薬社製、ゲル化補助剤Nsp)。
(実施例1~4、比較例1~10)
表1~3に示す各成分を混合し、蓄熱剤組成物を作製した。得られた各実施例および比較例の蓄熱材組成物について、後述する方法にてゲル化補助剤の分散性および熱安定性を評価し、さらに、融解温度および凝固開始温度を測定した。得られた結果を、表1~3に示す。
実施例1~4および比較例10にて製造された各蓄熱材組成物を容積2mlのクライオバイアルに、熱電対と共に、充填した。当該クライオバイアルを、-50℃の恒温槽内に静置し、-50℃~50℃の温度範囲内で、1℃/分の昇温速度にて、温度上昇を行った。この間、恒温槽の温度上昇過程において、恒温槽内の蓄熱材組成物の温度を熱電対にてモニターし、得られた結果(温度)を時間に対してプロットした。実施例1~4および比較例10の蓄熱材組成物では、図1に示すようなグラフが得られた。すなわち、実施例1~4および比較例10の蓄熱材組成物では、図1に示すように、一定速度で上昇する恒温槽の温度と比較して、蓄熱材組成物の温度は、次の(1)~(3)の順で変化した:(1)一定速度で上昇した;(2)温度T1において蓄熱材組成物の潜熱によりほとんど変化しなくなり、温度T1から温度T2まで、定温を保持した;(3)温度T2を境に、上昇を再開した。温度T1と温度T2との中点の温度T3を、蓄熱材組成物における「融解温度」とした。
実施例1~4並びに比較例9および10にて製造された各蓄熱材組成物を容積2mlのクライオバイアルに、熱電対と共に、充填した。当該クライオバイアルを、50℃の恒温槽内に静置し、50℃~-50℃の温度範囲内で、1℃/分の降温速度にて、温度下降を行った。この間、恒温槽の温度下降過程において、恒温槽内の蓄熱材組成物の温度を熱電対にてモニターし、得られた結果(温度)を時間に対してプロットした。実施例1~4並びに比較例9および10の蓄熱材組成物では、図2に示すようなグラフが得られた。すなわち、実施例1~4並びに比較例9および10の蓄熱材組成物では、図2に示すように、一定速度で下降する恒温槽の温度と比較して、蓄熱材組成物の温度は、次の(1)~(3)の順で変化した:(1)温度T4まで一定速度で温度下降した;(2)温度T4から温度T5までわずかに上昇した後、温度T5において蓄熱材組成物の潜熱によりほとんど変化しなくなり、温度T5から温度T6まで、定温を保持した;(3)温度T6を境に、下降を再開した。温度T4を、蓄熱材組成物における「凝固開始温度」とした。
分散性の評価は、具体的には、ラウリン酸メチル(A)および12-ヒドロキシステアリン酸(B)の混合溶液(約50℃~約60℃)中で、使用したゲル化補助剤が分散しているか否かを評価することで行った。手順は以下の通りである。
(1)ラウリン酸メチル(A)および12-ヒドロキシステアリン酸(B)の混合溶液(約50℃~約60℃)中にゲル化補助剤を添加して撹拌した後、容器に充填し、室温(約20℃~約30℃)下で1分間静置した。
(2)静置後、ゲル化補助剤の添加量に対する、容器底面に沈降したゲル化補助剤の量を測定し、次の基準で分散性を判定した。
○(良好):容器の底面に沈降したゲル化補助剤の量は、ゲル化補助剤の添加量の10重量%以下である。
×(劣る):容器の底面に沈降したゲル化補助剤の量は、ゲル化補助剤の添加量の10重量%を超える。
以下の手順で熱安定性を評価した。具体的には、蓄熱材組成物が熱安定性を有するゲルであるか否かを評価した。
(1)蓄熱材組成物を、直径2.5cm~3.5cmのガラス製、平底円筒型の容器に、底から2.5cm~3.5cmの高さまで充填した;
(2)得られた容器を、45℃のウォーターバス内に20分静置した;
(3)その後、容器を恒温槽から取り出し、直ちに90°横倒しにする;
(4)30秒経過後、容器の底面の全面における蓄熱材組成物の有無、および、ゲル状の蓄熱材組成物の量を目視で観察し、以下の基準で熱安定性を評価した。
前記観察の結果、容器の底面の全面において蓄熱材組成物が存在し、かつ、ゲル状の蓄熱材組成物が、蓄熱材組成物全量の90重量%以上であるとき、「熱安定性を有するゲルである」と判定した。
○(良好):容器の底面の全面において蓄熱材組成物が存在し、かつ、ゲル状の蓄熱材組成物が、蓄熱材組成物全量の90重量%以上である。
△(不良):容器の底面の全面において蓄熱材組成物が存在せず、かつ、ゲル状の蓄熱材組成物が、蓄熱材組成物全量の60重量%以上90%未満である。
×(非常に劣る):容器の底面の全面において蓄熱材組成物が存在せず、かつ、ゲル状の蓄熱材組成物が、蓄熱材組成物全量の60%未満である。
Claims (3)
- ラウリン酸メチル(A)、12-ヒドロキシステアリン酸(B)およびソルビタン脂肪酸エステル(C)を含み、
前記ラウリン酸メチル(A)と前記12-ヒドロキシステアリン酸(B)との重量比率(B/A)は、0.005~0.200の範囲内であり、
前記ラウリン酸メチル(A)と前記ソルビタン脂肪酸エステル(C)との重量比率(C/A)は、0.001~0.100の範囲内であり、
1℃~10℃の範囲内に融解温度を有し、
熱安定性を有するゲルである、蓄熱材組成物。 - 前記ソルビタン脂肪酸エステル(C)は、ソルビタンモノ脂肪酸エステルまたはソルビタンセスキ脂肪酸エステルである、請求項1に記載の蓄熱材組成物。
- 前記ソルビタン脂肪酸エステル(C)は、ソルビタンモノオレエート、ソルビタンモノラウレート、ソルビタンセスキオレエートおよびソルビタンモノステアレートからなる群より選択される少なくとも1種である、請求項1または2に記載の蓄熱材組成物。
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