JP7285729B2 - 廃棄物処理装置 - Google Patents

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Description

本開示は、廃棄物処理装置に関する。
特許文献1には、下水汚泥を加水分解した後の処理汚泥に対して固液分離を行い、この固液分離によって分離された脱液汚泥を乾燥することが開示されている。
特開2008-100218号公報
ところで、投入される廃棄物によっては、廃棄物を乾燥させた後に加水分解する方が廃棄物処理にかかるコストを低減できる場合がある。しかしながら、特許文献1に記載の技術では、下水汚泥を加水分解する加水分解装置が上流側に、脱液汚泥を乾燥する乾燥装置が下流側に配置されている。このため、廃棄物を乾燥させた後に加水分解することが困難となっている。
また、本開示者らは、加水分解装置は真空状態に十分耐えることのできる耐圧性を有していることに着目し、真空乾燥によって廃棄物を乾燥させる真空乾燥装置を兼用可能であることを見出した。
本開示は、上述の問題点及び着目点に鑑みてなされたもので、廃棄物処理に必要な装置数削減を図るとともに、投入される廃棄物に応じて必要となるコスト(処理時間や燃費)を削減することができる廃棄物処理装置を提供することを目的とする。また、真空乾燥により廃棄物を固形物とすることで、金属やプラスチックの分別を容易とする。
上記目的を達成するため、本開示に係る廃棄物処理装置は、廃棄物を処理する廃棄物処理装置であって、処理容器と、前記処理容器の内部の温度を上昇させるための蒸気を前記処理容器に対して供給する蒸気供給部材と、前記処理容器の内部の圧力を低減させる減圧部材と、を備え、前記蒸気による前記廃棄物の加水分解と、前記減圧部材によって前記処理容器の内部の圧力を低減させることによる前記廃棄物の乾燥とが前記処理容器内で行われる。
本開示の廃棄物処理装置によれば、蒸気供給部材と減圧部材とを備えることで、加水分解と乾燥とを同一の処理容器内で行うことができるので、廃棄物処理に必要な装置数削減を図るとともに、投入される廃棄物に応じて必要となるコスト(処理時間や燃費)を削減することができる。
本開示の第1実施形態に係る廃棄物処理装置の構成を概略的に示す概略構成図である。 本開示の第1実施形態に係る廃棄物処理装置の第1変形例であって、処理容器内で行われる処理フローを示す図である。 本開示の第2実施形態に係る廃棄物処理装置の構成を概略的に示す概略構成図である。 本開示の第3実施形態に係る廃棄物処理装置の構成を概略的に示す概略構成図である。 本開示の第4実施形態に係る廃棄物処理装置の構成を概略的に示す概略構成図である。 本開示の第4実施形態に係る廃棄物処理装置の第1変形例であって、処理容器の構成を概略的に示す概略構成図である。 本開示の第4実施形態に係る廃棄物処理装置の第2変形例であって、処理容器の構成を概略的に示す概略構成図である。 本開示の第5実施形態に係る籠部材を概略的に示す概略構成図である。 本開示の第6実施形態に係る廃棄物処理装置の構成を概略的に示す概略構成図である。
以下、本開示の実施の形態による廃棄物処理装置について、図面に基づいて説明する。かかる実施の形態は、本開示の一態様を示すものであり、この開示を限定するものではなく、本開示の技術的思想の範囲内で任意に変更可能である。
<第1実施形態>
(構成)
図1を参照して、本開示の第1実施形態に係る廃棄物処理装置1の構成について説明する。廃棄物処理装置1は、バッチ式に廃棄物Wを処理する装置であって、処理容器2と、蒸気供給部材4と、減圧部材6と、を備える。廃棄物Wは、例えばパーム残渣等のような、セルロースを一成分として含む植物性廃棄物や、例えば家畜糞尿や肉・魚等の食品廃棄物のような、タンパク質を一成分として含む動物性廃棄物を含んでいてもよい。また、廃棄物Wは、紙ごみ、食品残渣等のような都市ごみを含んでいてもよい。
廃棄物処理装置1には、受入ホッパ12と投入設備14とが設けられてもよい。受入ホッパ12は、廃棄物Wを収集した車両又はプラント等から廃棄物Wを受け入れるものである。投入設備14は、受入ホッパ12と処理容器2とを接続しており、受入ホッパ12に受け入れられた廃棄物Wを処理容器2にまで運ぶものである。このような投入設備14は、例えば、ベルトコンベアである。
処理容器2は、高温・高圧状態(例えば、300度・30気圧)及び低圧状態(例えば、真空状態)に十分耐えることのできる耐圧性を有するように構成されている。また、処理容器2は、上下方向とは垂直な水平方向に沿って長く延びるように構成されている。また、処理容器2には投入口16、蒸気排出口17、及び廃棄物排出口18が形成されている。投入口16は、投入設備14と接続されており、投入設備14によって運ばれる廃棄物Wが処理容器2内に向かって通過するようになっている。蒸気排出口17は、処理容器2内の蒸気(以下、排出蒸気W1と記載する)が処理容器2外に排出されるようになっている。廃棄物排出口18は、処理容器2内の固形状の内容物が処理容器2外に排出されるようになっている。固形状の内容物は、例えば、廃棄物Wを処理容器2内で加水分解や真空乾燥のような所定の廃棄物処理した後に生成される固形廃棄物W2である。また、投入口16、蒸気排出口17及び廃棄物排出口18は、処理容器2内で廃棄物処理が行われる際に、処理容器2の内部の温度や圧力に耐えられるようにシール部材(不図示)が設けられる密閉構造となっている。尚、本開示において「真空乾燥」とは、必ずしも真空状態(0気圧)のみでの乾燥を意味するのではなく、1気圧以下の状態での乾燥も含むものとする。
また、処理容器2内には、処理容器2内の内容物(廃棄物W)を撹拌する撹拌機19が設けられてもよく、処理容器2の外部には撹拌機19を駆動するモータMが設けられている。
廃棄物処理装置1には、蒸気排出口17に接続され、処理容器2から排出される排ガス(つまりは、排出蒸気W1)が流通する排ガスライン22が設けられてもよい。排ガスライン22は、コンデンサのような排ガス処理装置23と蒸気排出口17とを接続している。排ガスライン22を流通する排出蒸気W1は、排ガス処理装置23によって凝縮や冷却液化など所定の処理が行われる。そして、この所定の処理によって生じた生成物W3は、メタン発酵や堆肥化発酵が行われる発酵装置や加水分解が行われる加水分解装置などに送られる(生成物W3は廃棄物処理装置1外に排出される)。
蒸気供給部材4は、処理容器2の内部の温度を上昇させるための蒸気を処理容器2に対して供給するものである。具体的には、蒸気供給部材4は、処理容器2の外壁と内壁とを有する2重壁構造となっており、外壁と内壁との間に形成される空間に高熱の水蒸気Sを供給するものである。このような蒸気供給部材4は、例えばジャケットであってもよい。尚、蒸気供給部材4は、この構成に限定されない。例えば、蒸気供給部材4は、高熱の水蒸気Sが流通するパイプを備え、このパイプが処理容器2を貫通していてもよい。または、蒸気供給部材4は、処理容器2に形成される水蒸気供給口を通って高熱の水蒸気Sを処理容器2の内部に直接供給するように構成されてもよい。
また、廃棄物処理装置1には、真空乾燥時に処理容器2の内部の温度を上昇させるための熱源Hを処理容器2に対して供給する熱源部材31をさらに設けてもよい。熱源部材31は、例えば、処理容器2を貫通するパイプを備え、このパイプ内にエンジンを冷却するエンジン冷却水や復水器から排出される温水を流通させるようになっている。エンジン冷却水や温水といった熱源Hの温度は、蒸気供給部材4が処理容器2に対して供給する高熱の水蒸気Sの温度と比較して低い。尚、熱源部材31は蒸気供給部材4とは別に設けられるものとして説明しているが、蒸気供給部材4は、例えば、高熱の水蒸気Sの温度を下げたり、処理容器2に対する供給量を減らしたりすることで、熱源部材31を兼ねるように構成されてもよい。
減圧部材6は、処理容器2の内部の圧力を低減させるものである。具体的には、減圧部材6は、上述した排ガスライン22を備えており、この排ガスライン22は、低温ライン24と高温ライン26とに分岐している。蒸気排出口17から排出された排出蒸気W1は、排出蒸気W1の温度が高いときには高温ライン26に、排出蒸気W1の温度が低いときには低温ライン24を流通するようになっている。つまり、高温ライン26は、低温ライン24を流通する排出蒸気W1(排ガス)より高温の排出蒸気W1(排ガス)が流通する。
高温ライン26には、排出蒸気W1を冷却液化するコンデンサ32(23)が設けられている。低温ライン24には減圧ポンプ30が設けられている。この減圧ポンプ30は、例えば真空ポンプであって、処理容器2の内部の圧力を1気圧以下にするように排出蒸気W1を吸引して、処理容器2内の内容物(廃棄物W)に対して真空乾燥を行う。排出蒸気W1の吸引によって生じた生成物W4は、河川放流などをされて、廃棄物処理装置1外に排出される。尚、減圧部材6は、この構成に限定されない。例えば、減圧部材6は、アスピレーターを備えていてもよい。
切換装置28は、排出蒸気W1(排ガス)の温度に応じて排出蒸気W1(排ガス)の流通先を高温ライン26と低温ライン24との間で切り換え可能に構成されており、例えば、電磁式の三方弁である。切換装置28は、排ガスライン22のうち低温ライン24と高温ライン26とに分岐する部分に設けられている。
廃棄物処理装置1は、温度取得部材8をさらに備えてもよい。温度取得部材8は、処理容器2の内部の温度を取得するものであって、例えば、処理容器2の内部の水蒸気の温度を計測する温度センサである。尚、温度取得部材8は、温度センサ以外のセンサであってもよい。この場合、センサが取得した情報に基づいて処理容器2の内部の温度が推定されるように構成されてもよい。
廃棄物処理装置1は、水分含有率取得部材10をさらに備えてもよい。水分含有率取得部材10は、処理容器2内の内容物の水分含有率を取得するものであって、例えば、処理容器2の重量を測定するロードセルである。この場合、一度のバッチ処理で処理容器2内に投入される廃棄物Wに含まれる水分の重量である処理前水分量は予め取得されている。この処理前水分量は、例えば、廃棄物Wの種類に応じて予め決められていてもよいし、廃棄物Wが処理容器2に投入される前に測定、又は推定されてもよい。
(動作)
本開示の第1実施形態に係る廃棄物処理装置1の動作について説明する。最初に、廃棄物Wを加水分解及び真空乾燥の順に処理する場合について説明し、その後に、廃棄物Wを真空乾燥及び加水分解の順に処理する場合について説明する。廃棄物Wを加水分解及び真空乾燥の順に処理するか、又は、真空乾燥及び加水分解の順に処理するかは、例えば、オペレータによって手動で決められてもよいし、廃棄物Wの種類に応じて自動で決められてもよい。
図1に示すように、受入ホッパ12に受け入れられた廃棄物Wは、受入ホッパ12内を下方に向かって案内され、投入設備14に落下する。そして、廃棄物Wは投入設備14によって処理容器2にまで運ばれて、投入口16を通って、処理容器2内に投入される。
処理容器2内に廃棄物Wが投入されると、投入口16は閉鎖され、蒸気供給部材4が処理容器2に対して高熱の水蒸気Sを供給する。このとき、蒸気排出口17及び廃棄物排出口18の両方も閉鎖されることで、処理容器2内は密閉状態になっている。高熱の水蒸気Sによって処理容器2の内部の温度が上がり、処理容器2内に含まれる水分や廃棄物Wに含まれる水分によって廃棄物Wの加水分解が行われる。尚、蒸気供給部材4によって処理容器2に供給された高熱の水蒸気Sは、処理容器2の内部と熱交換した後に、処理容器2外に排出される。
廃棄物Wの加水分解が終了するときには、処理容器2の内部は高温・高圧状態となっているので、蒸気排出口17を開放して、排出蒸気W1を処理容器2外に排出する。この時、処理容器2の内部の温度は100度を超えており、例えばオペレータの操作によって、排出蒸気W1の流通先が高温ライン26となるように切換装置28は切り換えられている。排出蒸気W1は高温ライン26を流通し、コンデンサ32によって冷却液化されて廃棄物処理装置1外に排出される。排出蒸気W1が処理容器2から排出されるにつれて、処理容器2の内部の温度は下がっていき、例えば、温度取得部材8によって取得される処理容器2の内部の温度が100度以下の予め決められた温度(例えば、95度)に低下すると、オペレータの操作によって排出蒸気W1の流通先が高温ライン26から低温ライン24となるように切換装置28が切り換えられる。
低温ライン24には、減圧ポンプ30が設けられているので、減圧ポンプ30の駆動によって、処理容器2の内部の圧力が1気圧以下に下がる。つまりは、加水分解後の廃棄物Wに対して真空乾燥が行われるようになる。尚、減圧ポンプ30は、排出蒸気W1の流通先が低温ライン24に切り換わったと同時に駆動してもよいし、排出蒸気W1の流通先が低温ライン24に切り換わって所定の時間が経過した後に駆動してもよい。
真空乾燥が行われている間、熱源部材31が処理容器2に対して供給する熱源Hによって処理容器2の内部の温度を上げてもよい。また、真空乾燥が行われている間、撹拌機19を駆動させ、廃棄物Wを細かくすることで加水分解後の廃棄物W全体の表面積を拡げてもよい。これらの動作によれば、加水分解後の廃棄物Wの真空乾燥を促進することができる。
真空乾燥が終了すると、廃棄物排出口18が解放されて、処理容器2内で加水分解及び真空乾燥の順で処理されて生成された固形廃棄物W2は、廃棄物排出口18を通って処理容器2外に排出される。
次に、廃棄物Wを真空乾燥及び加水分解の順に処理する場合について説明する。尚、廃棄物Wを真空乾燥及び加水分解の順に処理するのは、廃棄物Wに含まれる水分量が多い場合であって、例えば、廃棄物Wに含まれる水分量が廃棄物W全体の重量の90%以上である。
上述した動作と同じ動作で受入ホッパ12に受け入れられた廃棄物Wは、投入設備14によって処理容器2内に投入される。処理容器2内に廃棄物Wが投入されると、投入口16が閉鎖され、廃棄物Wを真空乾燥する前に水分含有率取得部材10によって処理容器2の重量が測定される。このとき、廃棄物排出口18は閉鎖されているが、蒸気排出口17は開放していてもよい。廃棄物Wが投入される前の処理容器2の重量は既知であり、廃棄物Wが投入済の処理容器2の重量から廃棄物Wが投入される前の処理容器2の重量を減算することで、真空乾燥前の廃棄物Wの重量が取得されるようになっている。真空乾燥前の廃棄物Wの重量が取得されると、減圧ポンプ30の駆動によって処理容器2の内部の圧力が下がり始め、処理容器2内の廃棄物Wに対して真空乾燥が行われる。真空乾燥によって廃棄物Wから蒸発した水分は、低温ライン24を流通して、生成物W4として廃棄物処理装置1外に排出される。
廃棄物Wの真空乾燥が行われている間にも、水分含有率取得部材10による処理容器2の重量の測定は継続される。このため、真空乾燥によって軽くなった真空乾燥後の廃棄物Wの重量と真空乾燥前の廃棄物Wの重量との差分が、つまりは、真空乾燥によって廃棄物Wから蒸発した水分の減少量が取得される。そして、上述した処理前水分量から減少量を減算することで、真空乾燥後の廃棄物Wに含まれる水分の重量である処理後水分量が取得される。そして、真空乾燥後の廃棄物Wの重量と処理後水分量とから真空乾燥後の廃棄物Wの水分含有率が取得される。
上述した方法で取得される真空乾燥後の廃棄物Wの水分含有率が、60%以上75%以下の範囲に含まれる予め決められた水分含有率、例えば70%以下になると、オペレータの操作によって減圧部材6による真空乾燥を終了させ、蒸気供給部材4による加水分解が行われる。真空乾燥された廃棄物Wの加水分解が終了すると、蒸気排出口17は開放され、排出蒸気W1は蒸気排出口17を通って処理容器2外に排出される。また、真空乾燥された廃棄物Wの加水分解が終了すると、廃棄物排出口18が開放されて、処理容器2内で真空乾燥及び加水分解の順で処理されて生成された固形廃棄物W2は、廃棄物排出口18を通って処理容器2外に排出される。
(作用・効果)
本開示の第1実施形態に係る廃棄物処理装置1の作用・効果について説明する。廃棄物Wは真空乾燥される前に加水分解されると、特に、動植物から由来する物質の細胞質が破壊されて、この細胞質内に含まれる水分が放出され、廃棄物Wの水分保持力が低下して脱水性が向上する。このため、廃棄物Wを真空乾燥するのに必要となる処理時間や燃費を削減することができる。一方で、廃棄物Wは加水分解される前に真空乾燥されると、廃棄物Wに含まれる含有水分量を減らすことができるので、廃棄物Wを加水分解するのに必要なエネルギーを減少できる。また、廃棄物Wを予め真空乾燥することで、廃棄物W中に含まれる有機酸濃度が上昇するので、廃棄物Wの加水分解を促進させることができる。このため、廃棄物Wを加水分解するのに必要となる処理時間や燃費を削減することができる。
第1実施形態によれば、処理容器2は高温・高圧状態及び低圧状態に十分耐えることのできる耐圧性を有しているため、蒸気供給部材4は高熱の水蒸気Sによって処理容器2内の内容物に対して加水分解を行うことができ、さらに減圧部材6は処理容器2内の内容物に対して真空乾燥を行うことができる。このため、1つの処理容器2内で廃棄物Wの加水分解と真空乾燥との両方を行うことができるので、廃棄物処理に必要な装置数削減を図ることができる。また、処理容器2内に投入される廃棄物Wに応じて、廃棄物Wの加水分解後に真空乾燥を行うこと、又は、廃棄物Wの真空乾燥後に加水分解を行うことを選択でき、廃棄物Wの処理に必要となるコスト(処理時間や燃費)を削減することができる。
排出蒸気W1の温度が100度を超えるような場合には、排出蒸気W1中に大気汚染や水質汚濁の原因となる化学物質(揮発性物質)が含まれていることが多く、排出蒸気W1に対して、メタン発酵、堆肥化発酵、加水分解や廃棄物処理施設内での循環などの排水処理が必要となる。一方で、排出蒸気W1の温度が100度以下となると、排出蒸気W1中に含まれる化学物質の量は減少し、所定の温度以下になると排出蒸気W1中にはほぼ純水だけが含まれるようになるので、河川放流などが可能となり、排水処理は不要となる。
第1実施形態によれば、排ガスライン22は低温ライン24と高温ライン26とを含み、処理容器2の内部の温度(排出蒸気W1の温度)が100度を超えている間には、排出蒸気W1の流通先が高温ライン26に切り換えられ、処理容器2の内部の温度が100度以下の予め決められた温度に低下すると、排出蒸気W1の流通先が低温ライン24に切り換えられる。このため、排水処理が必要な高温の排出蒸気W1を高温ライン26に、排水処理が不必要な低温の排出蒸気W1を低温ライン24に流通させることで、排水処理にかかるコストを削減することができる。
尚、第1実施形態では、加水分解から真空乾燥への切り換え、及び真空乾燥から加水分解への切り換えは、オペレータの操作によって行われていたが、廃棄物処理装置1はこれらの切り換えが、排出蒸気W1の温度や処理容器2内の内容物の水分含有率に基づいて自動で行われるように構成されてもよい。
(第1変形例)
図2を参照して、本開示の第1実施形態に係る廃棄物処理装置1の第1変形例について説明する。第1実施形態では、廃棄物Wを加水分解及び真空乾燥の順に処理する、又は、真空乾燥及び加水分解の順に処理する場合について説明したが、本開示は第1実施形態に限定されない。第1変形例において、第1実施形態の構成要件と同じものは同じ参照符号を付し、その詳細な説明は省略する。
第1変形例は、第1実施形態で説明した構成と同じ構成を備えるが、第1実施形態で説明した動作とは異なる動作が行われる。つまり、図2に示すように、第1変形例では、処理容器2内で廃棄物Wを真空乾燥、加水分解、及び真空乾燥の順に処理する。廃棄物Wを真空乾燥及び加水分解の順に処理する動作は、第1実施形態で説明した動作と同じため説明を省略する。2回目の真空乾燥は、1回目の真空乾燥と同じ動作のため説明を省略する。
このような廃棄物処理装置1の動作によれば、廃棄物Wの加水分解を行う前に真空乾燥が行われ、2回目の真空乾燥を行う前に加水分解が行われるので、上述した理由により、廃棄物Wの加水分解、及び、廃棄物Wの2回目の真空乾燥を促進させることができる。また、1つの処理容器2内で廃棄物Wの真空乾燥、加水分解、2回目の真空乾燥が行われるので、廃棄物処理に必要な装置数削減を図ることができる。尚、廃棄物処理装置1は、廃棄物Wを加水分解、真空乾燥、及び加水分解の順に処理してもよいし、廃棄物Wを3回以上加水分解してもよいし、廃棄物Wを3回以上真空乾燥してもよい。
<第2実施形態>
図3を参照して、本開示の第2実施形態に係る廃棄物処理装置1について説明する。第2実施形態は、第2処理容器102がさらに設けられている点で第1実施形態とは異なるが、それ以外の構成は第1実施形態で説明した構成と同じである。第2実施形態において、第1実施形態の構成要件と同じものは同じ参照符号を付し、その詳細な説明は省略する。
第2実施形態の構成について説明する。図3に示すように、第2実施形態では、廃棄物処理装置1は、受入ホッパ12と処理容器2との間に配置される第2処理容器102をさらに備えてもよい。第2処理容器102は、高温・高圧状態(加水分解)及び低圧状態(真空乾燥)の少なくとも一方に十分耐えることのできる耐圧性を有するように構成されており、この構成以外は第1実施形態で説明した処理容器2の構成と同じである。第2実施形態では、第2処理容器102は加水分解及び真空乾燥の両方に耐圧性を有する場合について説明する。
投入設備14は、受入ホッパ12と第2処理容器102の投入口16とを接続する第1接続部14a(14)と、第2処理容器102の廃棄物排出口18と投入口16とを接続する第2接続部14b(14)とを含む。
廃棄物処理装置1は、第2蒸気供給部材104及び第2減圧部材106をさらに備えてもよい。第2蒸気供給部材104は、蒸気を供給する対象が第2処理容器102である点で蒸気供給部材4とは異なっており、これ以外は蒸気供給部材4と同じ構成である。第2減圧部材106は、圧力を低減させる対象が第2処理容器102の内部である点で減圧部材6と異なっており、これ以外は減圧部材6と同じ構成である。
第2実施形態の動作について説明する。図3に示すように、受入ホッパ12に受け入れられた廃棄物Wは、受入ホッパ12内を下方に向かって案内され、第1接続部14aに落下する。そして、廃棄物Wは第1接続部14aによって第2処理容器102にまで運ばれて、第2処理容器102の投入口16を通って、第2処理容器102内に投入される。
第2処理容器102内に廃棄物Wが投入されると、第2減圧部材106の減圧ポンプ30の駆動によって第2処理容器102の内部の圧力が下がり始め、第2処理容器102内の廃棄物Wに対して真空乾燥が行われる。真空乾燥が終了すると、第2蒸気供給部材104が供給する高熱の水蒸気Sによって廃棄物Wの加水分解が行われる。第2蒸気供給部材104が供給する高熱の水蒸気Sの温度は、蒸気供給部材4が供給する高熱の水蒸気Sの温度よりも低い。
加水分解が終了すると、第2処理容器102内の蒸気である排出蒸気W1は第2処理容器102の蒸気排出口17を通って第2処理容器102外に排出される。また、第2処理容器102内で真空乾燥及び加水分解の順で処理された廃棄物Wは、廃棄物排出口18を通って第2接続部14bに排出される。第2接続部14bに排出された廃棄物Wは、第2接続部14bによって処理容器2にまで運ばれて、投入口16を通って、処理容器2内に投入される。
第2実施形態の作用・効果について説明する。廃棄物Wに含まれるもののうち肉や魚などは比較的低温で加水分解することができる。このため、廃棄物Wに肉や魚などが含まれている場合には、廃棄物Wを低温で加水分解して廃棄物Wから肉や魚などを除去した後に、高温で加水分解することで、高温で加水分解する際のコストを削減することができる。第2実施形態によれば、廃棄物Wを第2処理容器102内において低温で加水分解した後に、処理容器2内において高温で加水分解するので、廃棄物処理に必要なコストを削減することができる。
尚、第2実施形態では、第2処理容器102内で廃棄物Wを真空乾燥及び加水分解の順に処理していたが、加水分解及び真空乾燥の順に処理してもよい。また、第2処理容器102内で廃棄物Wの真空乾燥を行わないで、加水分解だけが行われてもよい。この場合、第2処理容器102は少なくとも加水分解に対する耐圧性を有すればよく、且つ第2減圧部材106は不要となる。また、第2処理容器102内で廃棄物Wの加水分解を行わないで、真空乾燥だけが行われてもよい。この場合、第2処理容器102は少なくとも真空乾燥に対する耐圧性を有すればよく、且つ第2蒸気供給部材104は不要となる。
<第3実施形態>
図4を参照して、本開示の第3実施形態に係る廃棄物処理装置1について説明する。第3実施形態は、第1実施形態で説明した処理容器2の構成を限定したものであるが、それ以外の構成は第1実施形態で説明した構成と同じである。第3実施形態において、第1実施形態の構成要件と同じものは同じ参照符号を付し、その詳細な説明は省略する。尚、第3実施形態は、第2実施形態で説明した処理容器2や第2処理容器102の構成を限定したものであってもよい。
第3実施形態の構成について説明する。第1実施形態で説明した処理容器2は水平方向に長手方向を有する構成であったが、第3変形例では、図4に示すように、処理容器2は上下方向に沿って長く延びていてもよい。
また、投入口16及び蒸気排出口17は、廃棄物排出口18より上方に位置するように処理容器2に形成されてもよく、投入口16及び蒸気排出口17は上方に開口し、廃棄物排出口18は下方に開口している。撹拌機19は、モータMが駆動した際に、上下方向に沿って延びる軸を中心として回転するように構成される。
尚、蒸気供給部材4(ジャケット)は、処理容器2の外周壁に形成される入口48と、入口48より下方に処理容器2の外周壁に形成される出口50と、を含んでもよい。高熱の水蒸気Sは、入口48を通って処理容器2内に流入し、処理容器2の内部との熱交換によって冷却され、出口50を通って処理容器2外に排出される。
第3実施形態の動作について説明する。第3実施形態では、加水分解及び真空乾燥の順に廃棄物Wを処理する場合について説明する。投入設備14によって運ばれた廃棄物Wは、投入口16を通って、処理容器2内に落下する。高熱の水蒸気Sによって処理容器2の内部の温度が上がり、処理容器2内に含まれる水分や廃棄物Wに含まれる水分によって処理容器2内に落下した廃棄物Wの加水分解が行われる。加水分解が終了すると、第1実施形態で説明した動作と同じようにして、排出蒸気W1の温度を下げ、排出蒸気W1の温度が十分に下がると、減圧ポンプ30の駆動による加水分解された廃棄物Wの真空乾燥が行われる。
廃棄物Wを真空乾燥すると、処理容器2内の下端に固形廃棄物W2(乾燥スラリ)が溜まる。溜まった固形廃棄物W2は、固形廃棄物W2そのものの自重によって廃棄物排出口18を通って、処理容器2外に落下する。尚、固形廃棄物W2をスムーズに処理容器2外に排出するため、例えば、処理容器2は処理容器2の内部の圧力を上昇させる圧力上昇部材をさらに備えてもよい。
<第4実施形態>
図5を参照して、本開示の第4実施形態に係る廃棄物処理装置1について説明する。第4実施形態は、第1実施形態で説明した処理容器2の構成を限定したものであるが、それ以外の構成は第1実施形態で説明した構成と同じである。第4実施形態において、第1実施形態の構成要件と同じものは同じ参照符号を付し、その詳細な説明は省略する。尚、第4実施形態は、第2実施形態で説明した処理容器2や第2処理容器102の構成を限定したものであってもよい。
第4実施形態の構成について説明する。図5に示すように、処理容器2は水平方向に対して傾斜するように配置されている。尚、説明のため、処理容器2の水平方向一方側の一端部40が水平方向他方側の他端部42より上方に位置しているものとする。
撹拌機19は、処理容器2の内容物を固液分離するためのスクリュー33(19)であってもよい。また、廃棄物排出口18は、粉体排出口18A(18)と固体排出口18B(18)とを含んでもよい。粉体排出口18Aは他端部42側に位置し、固体排出口18Bは一端部40側に位置している。
第4実施形態の動作について説明する。第4実施形態では、加水分解、固液分離及び真空乾燥の順に廃棄物Wを処理する場合について説明する。投入設備14によって運ばれた廃棄物Wは、投入口16を通って、処理容器2内に落下する。そして、高熱の水蒸気Sによって処理容器2の内部の温度が上がり、処理容器2内に含まれる水分や廃棄物Wに含まれる水分によって処理容器2内に落下した廃棄物Wの加水分解が行われる。
加水分解が終了すると、スクリュー33を回転させて、加水分解されたスラリー形態の廃棄物Wを圧搾して固液分離する。処理容器2内の液相35は、スクリュー33によって攪拌されているものの、スクリュー33の回転数を調整することにより、液相35は、熱水と固相37との2相に分離した状態にすることができる。液相35に沈殿する固相37の一部は、スクリュー33の回転によって、処理容器2内を固体排出口18Bに向かって搬送される。液相35の深さは固体排出口18Bに向かって浅くなっているので、スクリュー33の回転によって搬送される固相37は、液相35から出て気相39内に移動し、固液分離される。
固液分離が終了すると、減圧ポンプ30の駆動による液相35及び固相37の真空乾燥が行われる。液相35を真空乾燥すると、液相35に含まれる塩類が粉体(固形廃棄物W2)となって、処理容器2内の他端部42側の下端に溜まる。真空乾燥が終了すると、処理容器2内の下方に溜まっている粉体は、粉体排出口18Aを通って処理容器2外に排出される。尚、固体排出口18Bに向かって搬送された固相37(固形廃棄物W2)は固体排出口18Bを通って、処理容器2外に排出される。
第4実施形態によれば、加水分解された廃棄物Wを固液分離することで、処理容器2内に液相35と固相37とに分離する。そして、固液分離された後に真空乾燥が行われることで液相35に含まれる塩類が粉体となる。そして、この粉体が粉体排出口18Aを通って処理容器2外に排出されることで、液相35に含まれていた塩類を粉体として収集することができる。また、第4実施形態によれば、1つの処理容器2内で廃棄物Wの加水分解、真空乾燥、及び固液分離ができるので、廃棄物処理に必要な装置数削減を図ることができる。
<第4実施形態>
(第1変形例)
図6を参照して、本開示の第4実施形態の第1変形例に係る廃棄物処理装置1について説明する。第1変形例は、第4実施形態で説明した処理容器2の構成をさらに限定したものであるが、それ以外の構成は第4実施形態で説明した構成と同じである。第1変形例において、第4実施形態の構成要件と同じものは同じ参照符号を付し、その詳細な説明は省略する。
第1変形例の構成について説明する。図6に示すように、処理容器2は縮径部41をさらに備えてもよい。縮径部41は、処理容器2の一端部40に設けられている。また、処理容器2の内部の断面を長手方向ごとに視たときに、縮径部41の内部の断面は、縮径部41以外の内部の断面と比較して縮径されている。縮径部41は、水平方向一方側に向かうにつれて縮径されており、縮径部41の上面及び下面が互いに近づくように構成されている。このような処理容器2は全体としてビン型形状を有する。そして、縮径部41の水平方向一方側の一端には固体排出口18Bが形成されている。
第1変形例の動作及び作用・効果について説明する。第1変形例の動作は、第4実施形態で説明した動作と同じであるが、固体排出口18Bが縮径部41の水平方向一方側の一端に形成されているので、縮径部41に堆積した固相37の上部が処理容器2外に排出されるようになっている。このような第1変形例によれば、第4実施形態と比較して、固相37のみを確実に収集することができるので、固体排出口18Bから塩類の含有量が少ない良質の固体(固形廃棄物W2)を収集することができる。
<第4実施形態>
(第2変形例)
図7を参照して、本開示の第4実施形態の第2変形例に係る廃棄物処理装置1について説明する。第2変形例は、第1変形例で説明した処理容器2の構成をさらに限定したものであるが、それ以外の構成は第1変形例で説明した構成と同じである。第2変形例において、第1変形例の構成要件と同じものは同じ参照符号を付し、その詳細な説明は省略する。
第2変形例の構成について説明する。図7に示すように、縮径部41内を撹拌する縮径部撹拌機43がさらに設けられてもよい。縮径部撹拌機43はスクリュー33の回転軸と同軸上に設けられている。つまり、縮径部撹拌機43はモータMによって回転するようになっている。
第2変形例の動作及び作用・効果について説明する。第2変形例の動作は、第1変形例で説明した動作と同じであるが、縮径部41内の固相37を縮径部撹拌機43で撹拌している。スクリュー33はスラリー形態の廃棄物Wを圧搾しているので、固相37は硬くなっている場合が多い。第2変形例によれば、固相37(固形廃棄物W2)が固体排出口18Bを通って処理容器2外に排出される前に、縮径部撹拌機43によって固相37を撹拌するので、固相37の硬さを低減させることができ、固相37を処理容器2外に排出しやすくすることができる。
<第5実施形態>
図8を参照して、本開示の第5実施形態に係る廃棄物処理装置1について説明する。第5実施形態は、処理容器2内に籠部材45が設けられている点で第1実施形態と異なるが、それ以外の構成は第1実施形態で説明した構成と同じである。第5実施形態において、第1実施形態の構成要件と同じものは同じ参照符号を付し、その詳細な説明は省略する。尚、第5実施形態は、第2実施形態~第4実施形態で説明した処理容器2や第2処理容器102内に籠部材45が設けられたものであってもよい。
第5実施形態の構成について説明する。処理容器2内には、撹拌機19に代わり、籠状に形成されている容器である籠部材45が設けられてもよい。籠部材45は、クレーンのような不図示の吊下装置によって処理容器2内に吊り下げられることができる。尚、籠部材45を処理容器2内に配置する構成はこの構成に限定されず、籠部材45を下方から支持したり、側方から支持したりしてもよい。また、籠部材45は、撹拌機19とともに、処理容器2内に設けられてもよい。
図8に示すように、籠部材45は、側板47及び底板49で周りが囲まれており、内部に処理容器2内に投入される廃棄物Wを収容できるようになっている。また、側板47及び底板49には格子状やパンチングメタルなどのように多数の孔51が形成されている。この孔51は、廃棄物W及び加水分解後の固形状の廃棄物Wなどを脱落させない程度の大きさに形成されている。
第5実施形態の動作は第1実施形態の動作と同じため説明を省略し、第5実施形態の作用・効果について説明する。第5実施形態によれば、籠部材45に廃棄物Wが収容されている状態で廃棄物Wを加水分解すると、籠部材45内に収容される固形状の廃棄物Wと籠部材45の下方に落下して処理容器2内に溜まる液状の廃棄物Wとに固液分離することができる。このため、加水分解された廃棄物Wを液状の廃棄物Wと固形状の廃棄物Wとに固液分離した後で真空乾燥を行うことで、液状の廃棄物Wに含まれる塩類を粉体として収集することができるとともに、固形状の廃棄物Wからは塩類・水分の少ない良質な燃料を製造することができる。
<第6実施形態>
図9を参照して、本開示の第6実施形態に係る廃棄物処理装置1について説明する。第6実施形態は、燃料製造装置53及びガス化炉55がさらに設けられている点で第1実施形態とは異なるが、それ以外の構成は第1実施形態で説明した構成と同じである。第6実施形態において、第1実施形態の構成要件と同じものは同じ参照符号を付し、その詳細な説明は省略する。尚、第6実施形態は、第2実施形態~第5実施形態で説明した廃棄物処理装置1に燃料製造装置53及びガス化炉55がさらに設けられたものであってもよい。
第6実施形態の構成について説明する。図9に示すように、廃棄物処理装置1は、燃料製造装置53と、ガス化炉55と、をさらに備えてもよい。
燃料製造装置53は、固形廃棄物W2から固形の燃料Fを製造するものである。燃料製造装置53にはホッパ57、乾燥装置59及びフィーダ61,63が設けられてもよい。ホッパ57は廃棄物排出口18と接続されており、処理容器2から排出される固形廃棄物W2を受け入れるものである。フィーダ61は、ホッパ57と乾燥装置59との間に配設され、ホッパ57から乾燥装置59に固形廃棄物W2を定量供給するものである。乾燥装置59は、フィーダ61から定量供給された固形廃棄物W2を乾燥させるものである。フィーダ63は、乾燥装置59とガス化炉55との間に配設され、乾燥装置59で乾燥させた固形廃棄物W2を、つまりは燃料Fをガス化炉55に定量供給するものである。尚、フィーダ61,63は、例えば、ロータリーフィーダである。
燃料製造装置53は、上述した構成に限定されず、ホッパ57、乾燥装置59及びフィーダ61,63の他に、乾燥装置59によって乾燥された固形廃棄物W2を同定度の大きさごとに選別する分級装置や、分級装置によって選別された固形廃棄物W2を等量程度になるように混合して成形する成形装置などを含んでもよい。
ガス化炉55は、砂などを含む流動床56により構成されており、燃料製造装置53によって製造された固形の燃料Fをガス化させて、水素、一酸化炭素などを含む燃料ガスGを生成するものである。尚、廃棄物処理装置1は、ガス化炉55の下流に、燃料ガスGを改質する改質炉65と、改質炉65で改質した燃料ガスGを冷却水で冷却するガス冷却塔67と、をさらに備えている。
第6実施形態の動作について説明する。廃棄物Wを加水分解及び真空乾燥の順に処理する場合について説明する。加水分解及び真空乾燥の順に処理された固形廃棄物W2が廃棄物排出口18を通って処理容器2外に排出されるまでの動作は、第1実施形態で説明した動作と同じであるため省略する。
図9に示すように、ホッパ57に受け入れられた固形廃棄物W2は、フィーダ61によって乾燥装置59に定量供給される。定量供給された固形廃棄物W2は乾燥装置59によって乾燥され、固形の燃料Fが生成される。燃料Fは、フィーダ63によってガス化炉55に定量供給され、ガス化炉55内で燃焼されて燃料ガスGを生成する。燃料ガスGは、改質炉65及びガス冷却塔67を通って、改質ガスG1として廃棄物処理装置1外に排出される。
第6実施形態の作用・効果について説明する。第6実施形態によれば、加水分解及び真空乾燥の順に処理された固形廃棄物W2は、水分含有量が非常に小さくなるので、ガス化炉55によって燃料Fをガス化(燃焼)させる際に、燃料Fが部分的に燃焼することを抑制し、水素及び一酸化炭素の濃度の濃い燃料ガスの生成を図ることができる。
また、固形廃棄物W2は、燃料製造装置53に供給される前に加水分解されているので、例えば金属等が除去されており、ガス化炉55で燃焼されない不燃物が流動床56の底部に溜まることを抑制することができる。尚、流動床56の底部には、ガス化炉55内に酸素や蒸気を供給する供給口が形成されている場合があるが、この供給口が不燃物で詰まってしまうことを抑制することができる。
また、固形廃棄物W2を乾燥させて、燃焼し易い固形の燃料F(粉末状の乾燥物)を製造できるので、ガス化炉55に均一な燃料Fを安定的に供給することができ、燃料ガスの性状の一定化を図ることができる。この場合、固形廃棄物W2は真空乾燥及び加水分解の順に処理されたものであってもよい。
その他、本開示の趣旨を逸脱しない範囲で、上記した実施形態における構成要素を周知の構成要素に置き換えることは適宜可能であり、また、上記した実施形態を適宜組み合わせてもよい。例えば、蒸気供給部材4及び第2蒸気供給部材104は、外壁と内壁との間に形成される空間に高熱の水蒸気Sを供給することで処理容器2の内部の温度を上昇(間接加熱)させていたが、処理容器2の内部に高熱の水蒸気Sを供給して、処理容器2の内部の温度を上昇(直接加熱)させてもよい。
上記各実施形態に記載の内容は、例えば以下のように把握される。
(1)本開示に係る廃棄物処理装置(1)は、廃棄物(W)を処理する廃棄物処理装置であって、処理容器(2)と、前記処理容器の内部の温度を上昇させるための蒸気(S)を前記処理容器に対して供給する蒸気供給部材(4)と、前記処理容器の内部の圧力を低減させる減圧部材(6)と、を備え、前記蒸気による前記廃棄物の加水分解と、前記減圧部材によって前記処理容器の内部の圧力を低減させることによる前記廃棄物の乾燥とが前記処理容器内で行われる。
上記(1)に記載の構成によれば、蒸気供給部材によって処理容器の内部の温度を上昇させることで、処理容器内の廃棄物を加水分解することができる。また、減圧部材によって処理容器の内部の圧力を低減させることで、処理容器内の廃棄物を乾燥することができる。このように1つの処理容器内で廃棄物の加水分解と乾燥との両方を行うことができるので、廃棄物処理に必要な装置数削減を図ることができる。
また、上記(1)の構成によれば、廃棄物の加水分解後に乾燥を行うこと、又は、廃棄物の乾燥後に加水分解を行うことを選択できるので、処理容器内の廃棄物に応じて適切な処理順序を選択することで、廃棄物処理に必要となるコスト(処理時間や燃費)を削減することができる。
(2)幾つかの実施形態では、上記(1)に記載の構成において、前記処理容器の内部の温度を取得する温度取得部材(8)をさらに備え、前記廃棄物は、前記処理容器内で加水分解された後に、前記温度取得部材によって取得される前記処理容器の内部の温度が100度以下の予め決められた温度に低下すると、前記廃棄物の乾燥が行われる。
廃棄物の加水分解が行われると、廃棄物内の細胞質が破壊されて、この細胞質内に含まれる水分が放出され、廃棄物の水分保持力が低下して脱水性が向上する。上記(2)の構成によれば、廃棄物は加水分解後に乾燥されるので、事前に加水分解されずに乾燥される場合と比較して廃棄物を速やかに乾燥させ、廃棄物を乾燥するのに必要となるコストを削減することができる。
(3)幾つかの実施形態では、上記(1)又は(2)に記載の構成において、前記減圧部材は、前記処理容器から排出される排ガス(W1)が流通する排ガスライン(22)を備え、前記排ガスラインは、前記処理容器の内部の圧力を低減させる減圧ポンプ(30)が設けられた低温ライン(24)と、前記低温ラインを流通する前記排ガスより高温の前記排ガスが流通する高温ライン(26)と、前記排ガスの温度に応じて前記排ガスの流通先を前記低温ラインと前記高温ラインとの間で切り換え可能に構成された切換装置(28)と、を含む。
処理容器に対して蒸気が供給されると、処理容器の内部は高温・高圧の状態となる。このため、次の工程に進む前に、処理容器の内部の減温・減圧処理(蒸気抜き)が行われることが多い。この減温・減圧処理において処理容器内から排出される蒸気の温度が高い間は、蒸気中に大気汚染や水質汚濁の原因となる化学物質(揮発性物質)が含まれていることが多く、蒸気に対して排水処理が必要となる。一方で、減圧ポンプによる処理容器の内部の減圧によって生じた蒸気に含まれる化学物質の量は少なく、所定の温度以下になると蒸気中にはほぼ水だけが含まれるようになるので、排水処理は不要となる。
上記(3)の構成によれば、排ガスラインは高温ラインと低温ラインとを含み、排ガスの温度に応じて排ガスの流通先が低温ライン又は高温ラインに切り換えられる。このため、排水処理が必要な高温の蒸気を高温ラインに、排水処理が不必要な低温の蒸気を低温ラインに流通させることで、排水処理にかかるコストを削減することができる。
(4)幾つかの実施形態では、上記(1)から(3)の何れか1つに記載の構成において、前記処理容器内の内容物の水分含有率を取得する水分含有率取得部材(10)をさらに備え、前記処理容器内の前記廃棄物の乾燥の後に、前記水分含有率取得部材によって取得される前記廃棄物の水分含有率が60%以上75%以下になると、前記廃棄物の加水分解が行われる。
廃棄物を乾燥すると、廃棄物に含まれる含有水分量を減らすことができるので、廃棄物を加水分解するために必要なエネルギーを減らすことができる。また、廃棄物を乾燥すると、廃棄物中に含まれる有機酸濃度が上昇するので、廃棄物の加水分解を促進させることができる。上記(4)の構成によれば、廃棄物を乾燥した後に加水分解するので、廃棄物を乾燥せずに加水分解する場合と比較して、廃棄物を速やかに分解することができる。
1 廃棄物処理装置
2 処理容器
4 蒸気供給部材
6 減圧部材
8 温度取得部材
10 水分含有率取得部材
12 受入ホッパ
14 投入設備
14a 第1接続部
14b 第2接続部
16 投入口
17 蒸気排出口
18 廃棄物排出口
18A 粉体排出口
18B 固体排出口
19 撹拌機
22 排ガスライン
23 排ガス処理装置
24 低温ライン
26 高温ライン
28 切換装置
30 減圧ポンプ
31 熱源部材
32 コンデンサ
33 スクリュー
35 液相
37 固相
40 一端部
41 縮径部
42 他端部
43 縮径部撹拌機
45 籠部材
47 側板
48 入口
49 底板
50 出口
51 孔
53 燃料製造装置
55 ガス化炉
56 流動床
57 ホッパ
59 乾燥装置
61 フィーダ
63 フィーダ
65 改質炉
67 ガス冷却塔
102 第2処理容器
104 第2蒸気供給部材
106 第2減圧部材
F 燃料
G 燃料ガス
G1 改質ガス
H 熱源
M モータ
S 水蒸気
W 廃棄物
W1 排出蒸気
W2 固形廃棄物
W3 生成物(高温ライン)
W4 生成物(低温ライン)

Claims (12)

  1. 廃棄物を処理する廃棄物処理装置であって、
    処理容器と、
    前記処理容器の内部の温度を上昇させるための蒸気を前記処理容器に対して供給する蒸気供給部材と、
    前記処理容器の内部の圧力を低減させる減圧部材と、
    前記処理容器の内部の温度を取得する温度取得部材と、
    を備え、
    前記蒸気による前記廃棄物の加水分解と、前記減圧部材によって前記処理容器の内部の圧力を低減させることによる前記廃棄物の乾燥とが前記処理容器内で行われ、
    前記減圧部材は、前記処理容器から排出される排ガスが流通する排ガスラインを備え、
    前記排ガスラインは、
    前記処理容器の内部から排出される排ガスが流通する第1ラインと、
    前記第1ラインとは別に設けられ、前記処理容器の内部から排出される前記排ガスが流通する第2ラインと、
    前記温度取得部材によって取得される前記処理容器の内部の温度に応じて前記排ガスの流通先を前記第1ラインと前記第2ラインとの間で切り換え可能に構成された切換装置と、を含む、
    廃棄物処理装置。
  2. 前記第1ラインには、前記処理容器の内部の圧力を低減させる減圧ポンプが設けられ、
    前記第2ラインを流通する前記排ガスは、前記第1ラインを流通する前記排ガスより高温である、
    請求項1に記載の廃棄物処理装置。
  3. 前記第2ラインを流通する前記排ガスは、前記第1ラインを流通する前記排ガスより高温であり、
    前記第2ラインには、前記排ガスを冷却液化するコンデンサが設けられている、
    請求項1又は2に記載の廃棄物処理装置。
  4. 前記廃棄物は、前記処理容器内で加水分解された後に、前記温度取得部材によって取得される前記処理容器の内部の温度が100度以下の予め決められた温度に低下すると、前記廃棄物の乾燥が行われる請求項1から3の何れか一項に記載の廃棄物処理装置。
  5. 前記処理容器内の内容物の水分含有率を取得する水分含有率取得部材をさらに備え、
    前記処理容器内の前記廃棄物の乾燥の後に、前記水分含有率取得部材によって取得される前記廃棄物の水分含有率が60%以上75%以下になると、前記廃棄物の加水分解が行われる請求項1からの何れか一項に記載の廃棄物処理装置。
  6. 前記処理容器とは別に設けられ、前記処理容器による前記廃棄物の加水分解及び乾燥よりも前に前記廃棄物を加水分解する第2処理容器と、
    前記第2処理容器の内部の温度を上昇させるための蒸気を前記第2処理容器に対して供給する第2蒸気供給部材と、をさらに備え、
    前記第2蒸気供給部材から供給される蒸気は、前記蒸気供給部材から供給される蒸気よりも低温である、
    請求項1から5の何れか一項に記載の廃棄物処理装置。
  7. 前記処理容器は、上下方向に沿って長く延びている、
    請求項1から6の何れか一項に記載の廃棄物処理装置。
  8. 前記処理容器は、水平方向に沿って長く延びるとともに、水平方向に対して傾斜するように配置されている、
    請求項1から6の何れか一項に記載の廃棄物処理装置。
  9. 前記処理容器は、水平方向他方側の他端部より上方に位置する一端部に設けられる縮径部を含み、
    前記縮径部は、水平方向一方側に向かうにつれて縮径されており、前記縮径部の上面及び下面が互いに近づくように構成されている、
    請求項8に記載の廃棄物処理装置。
  10. 前記処理容器は、前記縮径部内を撹拌する縮径部撹拌機を含む、
    請求項9に記載の廃棄物処理装置。
  11. 前記処理容器内に設けられ、前記処理容器内に投入される前記廃棄物を収容する籠部材を備え、
    前記籠部材には、多数の孔が形成されている、
    請求項1から10の何れか一項に記載の廃棄物処理装置。
  12. 前記処理容器から排出される固形廃棄物を受け入れ、前記固形廃棄物から固形の燃料を製造する燃料製造装置と、
    前記燃料製造装置によって製造された前記固形の燃料をガス化させて燃料ガスを生成するガス化炉と、を備える、
    請求項1から11の何れか一項に記載の廃棄物処理装置。
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