JP7285570B2 - 遊技機 - Google Patents

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Description

本開示は、遊技機に関する。
従来の遊技機として、内部に複数の遊技球を封入し、それら複数の遊技球を循環させて遊技に使用するものが知られている(例えば、特許文献1参照)。
特開2020-014953号公報(段落[0040]、[0041]、図2)
ところで、上述した従来の遊技機では、内部に封入される遊技球数を管理する必要がある。しかしながら、遊技盤の前面に備えられた前面扉を開けたときに、遊技盤上の遊技球が落下して紛失してしまうことがあり、その対策が求められている。
上記課題を解決するためになされた請求項1の発明は、前面に遊技領域を有する遊技盤を備える遊技機本体と、前記遊技機本体の前面を覆う前面扉とを備えると共に、遊技球を封入して備え、前記遊技領域へ発射されて遊技に使用された遊技球を再び前記遊技領域へ発射可能に循環させる封入式の遊技機において、前記前面扉の裏面のうち、前記遊技盤との対向部分よりも下方位置から後方に突出し、前記前面扉が開けられたときに、前記遊技盤上から落下した遊技球を下方から受けとめる球受部材を備え、前記球受部材は、前記前面扉が閉じられたときに、前記遊技機本体のうち前記遊技盤よりも下方に設けられて前方に開口する収容部に収容される遊技機である。
上記発明によれば、遊技盤と前面扉との間に球受部材が設けられているので、前面扉が開けられたときに、遊技球が落下して紛失してしまうことを防止できる。
本開示の一実施形態に係る遊技機の正面図 遊技盤の正面図 遊技機の電気的な構成を示したブロック図 前面扉を除く遊技機の分解斜視図 前面枠の斜視図 (A)遊技盤に重ねられた保護部材の拡大図、(B)第1位置の回動突部と保護部材との断面図、(C)第2位置の回動突部と保護部材との断面図 遊技盤と前面扉に挟まれた保護部材の正断面図 (A)第2実施形態に係る前面扉の側断面図、(B)前面扉を開けたときの側断面図 (A)他の実施形態に係る保護部材の斜視図、(B)遊技盤と前面扉に挟まれた保護部材の正断面図 他の実施形態に係る前面扉の側断面図
[第1実施形態]
以下、図1~図7を参照して、本開示の第1実施形態に係る遊技機10について説明する。図1に示すように、本実施形態の遊技機10はパチンコ遊技機であって、遊技盤11が嵌め込まれた遊技盤取付枠30と、遊技盤取付枠30の前面に備えられた前面扉36と、遊技盤取付枠30に隣接するカードユニット60と、を備えている。前面扉36は、遊技盤取付枠30の一側部(正面視左側部)にヒンジを介して連結されており、遊技盤取付枠30に対して開閉可能となっている。また、前面扉36には、ガラス窓36Wが形成され、ガラス窓36Wを通して遊技盤11の遊技領域R1が視認可能となっている。以下の説明において遊技機10のうち遊技者に近い側を「前側」、その反対側を「後側」といい、遊技機10のうち、その前側から対峙した遊技者にとっての「右側」及び「左側」を単に「右側」及び「左側」ということとする。なお、遊技盤11と遊技盤取付枠30とから、特許請求の範囲の「遊技機本体」が構成されている。
図2に示されるように、遊技領域R1は、遊技盤11の前面から突出したガイドレール12に四方を囲まれることで形成されている。ガイドレール12は、円弧状に湾曲した第1レール12A及び第2レール12Bと、緩衝部材12Cとによって形成されている。第1レール12Aは、遊技領域R1の周縁部のうち上側の略1/4円周分を除いた部分に沿わせて配置されている。第2レール12Bは、その一部(第2レール12Bの上部)が遊技領域R1の周縁部における上側の略1/4円周分に沿って延在し、残りの部分(第2レール12Bの左側部)が第1レール12Aの左側部に外側から向かい合うように配置されている。第2レール12Bの一端部は、第1レール12Aの最下部に対して左側方に配置され、第2レール12Bの他端部は、第1レール12Aの右側端部に対して遊技球1~2個分上方にオフセットした位置に配置される。
第1レール12Aの右側端部と第2レール12Bの右側端部との間は、緩衝部12Cによって閉塞されている。また、第1レール12Aの左側端部と第2レール12Bの途中部分との間は、遊技球1~2球分離され、ここが遊技球の進入口12Kになっている。
遊技領域R1の中央には、例えば、液晶モジュールで構成された表示装置13が備えられている。表示装置13は、表示画面13Gを前面に有し、遊技に関する種々の演出が表示される。
遊技領域R1のうち表示装置13の下方には、第1と第2の始動入賞口14A,14B、大入賞口15が、上から順に間隔を開けて並べて設けられている。また、これら入賞口14A,14B,15を挟む左右の両側には、ガイドレール12に沿って一般入賞口20が複数設けられている。各入賞口14A,14B,15,20の何れにも入賞しなかった遊技球は、遊技領域R1の下端に配置されたアウト口16に全て取り込まれる。また、表示装置13の左側には、始動ゲート18と風車19が設けられている。また、遊技領域R1には多数の障害釘が植設されている。
一般入賞口20は、所謂、ポケット構造をなし、遊技球が丁度1つ入球可能な大きさで上方に開口している。一般入賞口20に遊技球が入賞すると、所定数の遊技球が賞球として付与される。
始動ゲート18は、遊技球が潜って通過可能な門形構造をなしている。そして、遊技球が始動ゲート18を通過すると、普通図柄当否判定が行われ、普通図柄表示部(図示せず)にて判定結果が表示される。
第1と第2の始動入賞口14A,14Bは、共に遊技盤11から突出した部材の上面に開口を備えたポケット構造をなしている。上側に配置された第1の始動入賞口14Aは、遊技球が1つだけ入る開口幅を有している。下側に配置された第2の始動入賞口14Bは、第1の始動入賞口14Aの真下に配置され、その開口の左右両側には可動翼片14Cが備えられている。これら両可動翼片14Cは、常には起立状態になっており、第2の始動入賞口14Bの上方空間は、常には、第1の始動入賞口14Aを構成する部材と可動翼片14Cとで囲まれて、遊技球が入らないようになっている。そして、上述した普通図柄当否判定で当りとなった場合に、可動翼片14Cが所定期間に亘って横に倒される。すると、第2の始動入賞口14Bの上方空間が側方に開放し、第1の始動入賞口14Aの両脇を通過した遊技球が可動翼片14Cに受け止められて第2の始動入賞口14Bに案内されるようになる(図2に示す状態)。
各始動入賞口14A,14Bに遊技球が入賞すると、予め定められた所定数の遊技球が賞球として付与されると共に、特別図柄当否判定が行われる。その判定結果は、表示装置13の表示画面13Gにおいて特別図柄13A,13B,13Cの組み合わせで表示される。
具体的には、表示画面13Gには、図2に示すように、通常、3つの左、中、右の特別図柄13A,13B,13Cが横並びに停止表示されている。これら各特別図柄13A,13B,13Cは、例えば、「0」~「11」の数字を表記した複数種類のもので構成されており、通常は、各特別図柄13A,13B,13Cごと、所定の種類のものが停止表示されている。そして、第1及び第2の始動入賞口14A,14Bに遊技球が入賞したときに、これら3つの特別図柄13A,13B,13Cが、上下方向にスクロール表示され、所定時間後に、例えば、左、右、中の順で各特別図柄13A,13B,13Cが停止表示される。そして、判定結果が当り(以下、「大当り」という)の場合には、各特別図柄13A,13B,13Cが全て同じ図柄(ゾロ目)で停止表示され、遊技が「大当り遊技状態」に移行する。これに対し、判定結果が外れの場合には、ゾロ目以外の組み合わせで停止表示され、「大当り遊技状態」ではない通常遊技状態が続く。
大入賞口15は、遊技盤11の前面に開放して横長形状をなしており、常には、可動扉15Tにて閉塞されている。そして、上記したように「大当り遊技状態」になると、可動扉15Tが前側に倒れて大入賞口15が開放し(図2に示す状態)、可動扉15Tをガイドにして大入賞口15に遊技球が入賞可能になる。大入賞口15に遊技球が入賞すると、所定数の遊技球が賞球として付与される。
また、図1に示すように、前面扉36の右下隅部には、発射ハンドル28が設けられている。ここで、遊技機10では、機台内に所定数の遊技球が封入されている。そして、発射ハンドル28が回動操作されると、機台内に封入された遊技球が発射され、進入口12Kから遊技領域R1に進入させる。本実施形態の遊技機10では、発射された遊技球は各種入賞口14A,14B,15,20に入賞したか否かに関わらず全て遊技盤取付枠30の下部に設けられている球回収装置34(図4参照)に回収され、その回収された遊技球が再度発射される。このように、本実施形態の遊技機10では、内部の遊技球が循環的に使用されるようになっている。そのため、遊技者に付与された賞球を払い出すための機構(例えば、賞球払出装置、賞球モータ、上皿、下皿等)は備えられておらず、遊技者は遊技球に触れることはできない。
本実施形態の遊技機10では、遊技領域R1の後側に図示しない球回収経路が設けられていて、この球回収経路は、各種入賞口14A,14B,15,20、及びアウト口16の何れにも連通している。従って、これら各種入賞口14A,14B,15,20、及びアウト口16に入球した遊技球は、必ず球回収経路を通過し、上述の球回収装置34に向かう。なお、球回収経路には、遊技球を検出する球回収センサ(図示せず)が備えられていて、機台内の遊技球数を管理できるようになっている。
図1に示されるカードユニット60は、カード挿入口61に挿入されたカード60Cに対して、読み込み、書き込み等の情報処理を行う。具体的には、カードユニット60は、遊技者の持ち球(遊技者が所有する遊技球)の数をカード内貯球の数としてカード60Cに書き込む。また、カードユニット60は、カード60Cに書き込まれているカード内貯球の数を読み込む。なお、カードユニット60には、現金で遊技球の貸出を行うための紙幣挿入口62が設けられていて、カードユニット60は、残金の情報についてもカード60Cに書き込み可能となっている。
本実施形態の遊技機10は、前面扉36の下部中央に、球管理ユニット40を備えている。球管理ユニット40では、カード内貯球の数を遊技者が所有する持ち球の数として表示され、また、紙幣挿入口62に挿入された現金のうち遊技球の貸し出しに使用されなかった残りの金額等が表示される。そして、遊技者は、球管理ユニット40上で操作を行って、カード内貯球の一部を、遊技機10において消費可能な遊技機側貯球として設定したり、紙幣挿入口62に挿入した現金から遊技球の貸出を行ったりすることができる。なお、本実施形態の機台内に封入された遊技球が循環するので、現実の遊技球が貸し出されるのではなく、貸出の金額に応じた遊技球の数を遊技機側貯球の数として記憶される。
ここで、遊技機10には、遊技領域R1へ向けて発射された遊技球を検出する発射球センサ55(図3参照)が備えられている。そして、遊技球が発射球センサ55に検出されると、検出された遊技球の数が遊技機側貯球の数から減算される。また、各入賞口14A,14B,15,20に遊技球が入賞すると、その遊技球が賞球センサ57(図3参照)に検出され、入賞に応じた賞球分の遊技球の数が遊技機側貯球の数に加算される。なお、遊技領域R1へ向けて発射されたものの、発射力が弱いために遊技領域R1へ到達せずに戻ってきた遊技球は、ファール球センサ56(図3参照)により検出される。遊技球がファール球センサ56に検出されると、検出された遊技球の数が遊技機側貯球に加算される。
図3には、遊技機10の電気的構成が示されている。同図に示す符号50は、主制御基板50である。主制御基板50は、CPU51AとRAM51B及びROM51Cを合わせてパッケージしてなるワンチップマイコン51を主要部として備えている。ワンチップマイコン51は、入出力回路を介して、入賞球を検出するための各種センサ及びスイッチ等から検出信号を受信して主制御基板メインプログラムを実行する。そして、その処理結果に応じて、サブ制御基板52、遊技球管理基板54等に制御データを出力する。
サブ制御基板52は、主制御基板50と同様に、CPU53A、RAM53B、ROM53Cをパッケージしてなるワンチップマイコン53を備えている。ワンチップマイコン53は、CPU53AがROM53Cからサブ制御基板メインプログラムを取り出してランする。また、ワンチップマイコン53は、主制御基板50から出力された制御データに応じて表示装置13へと制御データを出力する。
遊技球管理基板54は、遊技球側貯球とカード内貯球を管理する。具体的には、遊技球管理基板54は、発射球センサ55、ファール球センサ56、賞球センサ57から検出信号を受信して遊技機側貯球を増減する。また、遊技球管理基板54は、カードユニット60がカード60Cから読み取った情報を受信し、カードユニット60にカード60Cに書き込む情報を送信する。また、遊技球管理基板54は、球管理ユニット40に接続され、球管理ユニット40から受信した信号に基づいて、カード内貯球から遊技機側貯球へ遊技球を移したり、遊技機側貯球からカード内貯球へ遊技球を移したりすると共に、球管理ユニット40の表示部40Hに表示する持ち球の情報を球管理ユニット40へ出力する。
さて、図4に示すように、遊技盤取付枠30には、その前面側から遊技盤11が取り付けられると共に、さらに、遊技盤11の前面に、保護部材33が取り付けられている。保護部材33が特許請求の範囲の「落下防止部材」に相当する。以下、保護部材33について、遊技盤取付枠30及び遊技盤30の説明と併せて詳細を説明する。
遊技盤取付枠30は、縦長矩形状の外枠31と前面枠32とからなる。前面枠32の上側略3/4を占める範囲は、縦長略矩形の枠構造をなしていて、その外縁部が外枠31の上辺部及び両側辺部及び下辺部の各前面に重ねられる。
前面枠32は、図5に示すように、その枠構造の開口部32W(以下、「枠開口部32W」という)の内面後端部に中間壁32Vが設けられ、その中間壁32Vの後面には、前面開口の箱形のケース部32Eが取り付けられて枠開口部32W全体を後方から覆っている。なお、ケース部32Eは、外枠31の後方まで突出している。
遊技盤11は、略四角形の平板状になっていて(図2参照)、中間壁32V全体に遊技盤11の外縁部が宛がわれる。詳細には、遊技盤11の左側縁部が、枠開口部32Wの左内面に設けられた中間壁32Vと、枠開口部32Wの前端部から突出した係合突部32Tとの間で挟んで支持され、遊技盤11の下端面が枠開口部32Wの下辺の開口内面32Kに宛がわれている。なお、枠開口部14Wの中間壁32Vからは、前方に向かって位置決めピン32Yが突出していて、遊技盤11に形成された図示しない位置決め孔が嵌合するようになっている。
図4に示すように、保護部材33は、遊技盤11と略同形状の四角形の平板状になっている。保護部材33は、例えば、透明なプラスチック板で構成されて、保護部材33を通して遊技盤11の遊技領域R1が視認可能となっている。また、保護部材33の上端寄り位置には、図4に示すように、側方に開放した1対の切欠部33Kが形成されている。
保護部材33は、その下端部が、枠開口部32Wの開口内面32Kの前端寄り位置に宛がわれる。詳細には、開口内面32Kには、図5に示すように、その前端部から1対の係合壁部32Hが突出している。そして、保護部材33の下端部が、1対の係合壁部32Hと、遊技盤11との間で挟んで支持される。また、これら1対の係合壁部32Hの後面は、開口内面32Kから離れるに従って前側に向かうように僅かに傾斜している。これにより、保護部材33の下端部が上端部より後側にずらされた状態で、1対の係合壁部32Hと遊技盤11との間に差し込まれてから、保護部材33全体が遊技盤11に重ねられる。
このとき、図6(A)に示すように、保護部材33の1対の切欠部33Kの内側に、遊技盤11上に形成されている回動突部37が収容される。回動突部37は、図6(B)に示すように、遊技盤11の前面から突出する支持部37Aと、支持部37Aの先端から支持部37Aと交差する方向に張り出した把持部37Bとを有している。また、把持部37Bの先端部には、遊技盤11との対向面から固定部37Tが突出している。回動突部37は、遊技盤11に対して支持部37Aの中心軸を支点として回動可能となっている。ここで、遊技盤11の右側に設けられた回動突部37を例に挙げて説明すると、把持部37Bの先端部は、支持部37Aに対して右側に位置する第1位置(図6(A)の実線、及び図6(B)の状態)と、支持部37Aに対して左側に位置する第2位置(図6(A)の破線、及び図6(C)の状態)との間を回動する。
そして、保護部材33を取り付ける前に、把持部37Bを第1位置に配置してから、上述したように、保護部材33の上端部を下端部よりも遊技盤11から前側へずらして保護部材33の下端部を1対の係合壁部32Hと遊技盤11との間に差し込む。それから、保護部材33の上端部を遊技盤11に重ねたあとに、把持部37Bを回動して第2位置に配置すると、固定部37Tが保護部材33の前面に当接して保護部材33が遊技盤11の前面に固定される。また、遊技盤11から保護部材33を取り外す際には、まず、回動突部37の把持部37Cを第1位置に回動して、保護部材33の上端部を下端部よりも遊技盤11から前側へずらし、1対の係合壁部32Hと遊技盤11との間に差し込まれている保護部材33の下端部を引き抜けばよい。
次に、遊技機10の作用効果について説明する。本実施形態の遊技機10では、遊技者の持ち球が記録されたカード60Cがカードユニット60に受け入れられた状態で、遊技者は、球管理ユニット40を操作してカード内貯球から所定数の遊技球を遊技機側貯球として遊技機10へ移す。このとき、遊技機側貯球として現実の遊技球が貸し出されるのではなく、機台内に封入された遊技球が循環することで、遊技者は遊技を行うことができる。
つまり、機台内には所定数の遊技球が封入されており、循環させて遊技に使用させるためには遊技球数を管理する必要がある。しかしながら、例えば、遊技盤11上にトラブルが生じた場合等に前面扉36を開けることがあり、その際に、遊技盤11上の遊技球やまだ発射途中の遊技球が床等に落下して紛失してしまうことがある。このような場合に、本実施形態の遊技機10では、図7に示すように、遊技盤11の前面に保護部材33が固定されているので、前面扉36を開けたとしても、遊技球が保護部材33と遊技盤11の間に挟まれて遊技球が落下することを防止し、遊技球の紛失を防止することができる。
しかも、遊技盤11上に球がかりが生じたり等して(図7参照)、保護部材33を取り外す必要があった場合には、本実施形態の遊技機10では、保護部材33の上端部だけを前側にずらすことができるので、遊技球が落下しないようにして球がかりを崩すことができる。また、保護部材33は、その下端部を前面枠32の1対の係合壁部32Hと遊技盤11との間に差し込み、上端部は、遊技盤11の回動突部37の把持部37Bを回動するだけで、遊技盤11に固定できるので、保護部材33の交換時も脱着が容易である。
[第2実施形態]
本実施形態の遊技機10Vは、図8に示されている。上記第1実施形態では、遊技盤11の前面に保護部材33を備えていたが、本実施形態の遊技機10Vでは、保護部材33の代わりに、前面扉36の裏面に遊技盤11に向かって球受部材70が突出形成されている。
球受部材70は、前面扉36が閉じられたときに、遊技盤11のうち、第1レール12Aの右側部から最下部(図2参照)の部分に対して外側から向かい合うように配置されている。
詳細には、球受部材70は、図8(A)に示すように、前面扉36の裏面から後方に突出して、その上面が第1レール12Aの下面と対向する受容部71と、受容部71の先端部から上方に張り出した落下規制壁72と、受容部71の左右方向の両端を閉塞して前面扉36と落下規制壁72との間を連絡する連絡壁73とを有する。球受部材70の前後方向の幅は、前面扉36が閉じられたときの前面扉36と遊技盤11との間隔よりも小さく、落下規制壁72の前面と遊技盤11との間には遊技球1球未満以下の隙間が設けられている。また、落下規制壁72の上面と、第1レール12Aの下面との間は、遊技球1球未満の隙間が設けられている。
上記した以外の本実施形態の遊技機10Vの構成は、第1実施形態の遊技機10と同じである。但し、第1実施形態の遊技機10において備えられていた保護部材33を固定する1対の係合壁部32H及び回動突部37は備えられていない。
本実施形態の構成によれば、前面扉36を開けたときに、図9(B)に示すように、遊技盤11上の遊技球を、球受部材70で受け止めることで、遊技球が落下することを防止し、遊技球の紛失を防止することができる。このとき、落下規制壁72の上面と、第1レール12Aの下面との間は、遊技球1球未満の隙間しかないので、球受部材70で受け止められた遊技球が、受容部71で跳ね上がったとしても、落下規制壁72及び連絡壁73により落下することを防止することができる。
[他の実施形態]
(1)上記第1実施形態の保護部材33は、遊技盤11に対して、ロック機構により固定されていてもよいし、螺子止めにより固定されていてもよいし、接着材で固定されていてもよい。
(2)上記第1実施形態の保護部材33は、前面枠32の1対の係合壁部32Hと遊技盤11との間にその下端部を差し込むことで前面枠32に固定される構成であったが、前面扉36が前面枠32に固定される構成と同様に、保護部材33の左側部が、前面枠32の左側部にヒンジを介して連結されて、保護部材33の右側部が、前面枠32に対して開閉可能となっている構成であってもよい。
このとき、保護部材33の右側部は、前面枠32又は遊技盤11に対して、上記第1実施形態と同様に、1対の回動突部37によって前面枠32又は遊技盤11に固定されてもよいし、ロック機構によって脱着可能になっていてもよい。
(3)上記実施形態の保護部材33は、透明なプラスチック板で構成されていたが、ガラス80で構成されていてもよい。また前面扉36のガラス窓36Wに取り付けられるガラスは、通常、2枚で構成された複層ガラスであるので、複層ガラスのうちの1枚を前面扉36のガラス窓に取り付け、もう1枚のガラス80を保護部材33として利用して遊技盤11の前面に固定する構成であってもよい。
このとき、図9(A)に示すように、例えば、ガラス80を取り付けるコの字状の枠部材81を設けてもよい。そして、その枠部材81を、上記実施形態のように、遊技盤11の回動突部37により固定したり、前面枠32の左側部にヒンジを介して連結させたりして、ガラス80を遊技盤11の前面に固定することができる。
また、枠部材81の内側面に、図9(B)に示すように、ガラス80が嵌合する溝81Mを設けて、ガラス80を上方から抜き挿し可能にすれば、ガラス80だけを容易に交換することができる。
(4)上記第2実施形態の球受部材70は、前面扉36の裏面のうち遊技盤11と対向する位置に配置されていたが、球受部材70Vは、前面扉36の裏面のうち遊技盤11と対向する位置より下方に配置されていてもよい。この場合、図10に示すように、球受部材70Vを前後方向に長くして遊技球の落下をより防止することができる。
(5)上記実施形態の球受部材70,70Vは、前面扉36に設けられていたが、遊技盤11又は遊技盤取付枠30に設けられていてもよい。
10 遊技機
11 遊技盤
12 ガイドレール
12A 第1レール
12B 第2レール
33 保護部材(落下防止部材、透明板部材)
70 球受部材
36 前面扉
R1 遊技領域

Claims (2)

  1. 前面に遊技領域を有する遊技盤を備える遊技機本体と、前記遊技機本体の前面を覆う前面扉とを備えると共に、遊技球を封入して備え、前記遊技領域へ発射されて遊技に使用された遊技球を再び前記遊技領域へ発射可能に循環させる封入式の遊技機において、
    前記前面扉の裏面のうち、前記遊技盤との対向部分よりも下方位置から後方に突出し、前記前面扉が開けられたときに、前記遊技盤上から落下した遊技球を下方から受けとめる球受部材を備え、
    前記球受部材は、前記前面扉が閉じられたときに、前記遊技機本体のうち前記遊技盤よりも下方に設けられて前方に開口する収容部に収容される遊技機。
  2. 前記遊技盤の前面に一側部が宛われかつ湾曲した帯状部材で少なくとも一部が構成されて全体が環状をなし、前記遊技領域を囲うように取り付けられたガイドレールを備えて、
    前記球受部材は、前記ガイドレールと下方から対向する位置に設けられている請求項1に記載の遊技機。
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