JP7283986B2 - 泡吐出器 - Google Patents
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Description
特許文献1の泡吐出器は、液体ポンプと気体ポンプとを有しており、液体ポンプから圧送された液体と、気体ポンプから圧送された気体は、気液混合部(同文献の合流空間)に流入し合流するように構成されている。液体ポンプから圧送される液体は、気液混合部の下方からほぼ直上して気液混合部に流入する一方で、気体ポンプから圧送される気体は、気液混合部の周囲から気液混合部に流入するようになっている。同文献の泡吐出器は、筒状に形成されたジェットリングを備えており、このジェットリングによって、気液混合部に向けて気体を供給する気体流路が形成されている。
先ず、図1から図11を用いて第1実施形態を説明する。
図1及び図2における下方向が下方、上方向が上方である。すなわち、本実施形態の場合、下方向(下方)は、泡吐出器100の底部14が水平な載置面に載置されて泡吐出器100が自立する状態での重力方向である。
図1では、泡吐出器100が備える泡吐出キャップ200(後述)の構成において、曲線Hよりも下側の部分については、外形線のみを示している。
図8及び図9においては、第1部材50及び第2部材70のみを抜粋して示している。
図6に示すように、各気液混合部24と対応する複数の気体流路は、当該気液混合部24に対して、互いに同じ側から気体を供給する。
本実施形態によれば、気液混合部24への気体の供給に際した圧損を低減することができ、気液混合部24への気体の供給性に優れた構造の泡吐出器100を実現できる。また、複数の気液混合部24をよりコンパクトな領域に集約して配置することができる。
貯留容器10の形状は特に限定されないが、例えば、貯留容器10は、胴部11と、胴部11の上側に連接されている円筒状の口頸部13と、胴部11の下端を閉塞している底部14と、を有する形状となっている。口頸部13の上端には開口が形成されている。
泡吐出キャップ200は、貯留容器10に装着される装着部111と、上述の複数の気液混合部24と、泡流路25と、液体流路23と、気体流路と、を備えている。これら気液混合部24、泡流路25、液体流路23、及び、気体流路は、装着部111によって保持されている。
泡吐出器100の貯留容器10に液体101が充填されることによって、本実施形態に係る液体詰め泡吐出器500が構成されている。
泡となる前の液体101の粘度は、特に限定されないが、例えば、20℃において1mPa・s以上50mPa・s以下とすることができる。粘度測定にはB型粘度計を使用し、測定される粘度域に適したローター及び回転数を選択することができる。
ただし、本発明は、この例に限らず、泡吐出器は、貯留容器が圧搾されることにより泡を吐出するように構成された、いわゆるスクイズボトルであってもよいし、モータ等を備える電動式の泡ディスペンサであってもよい。
なお、装着部111は、図1に示すように、2重筒構造に形成されていて、そのうち内側の筒状部が口頸部13に対して螺合するようになっていても良いし、図示は省略するが一重の筒状に構成されていても良い。
ヘッド部材30の下端部は、例えば、ポンプ部120が備えるピストンガイド130の上端部に対して装着されている。
口頸部13に装着部111が装着されることによって、泡吐出キャップ200の全体が貯留容器10に装着される。
ヘッド部材30は、使用者による押下操作を受け付ける操作受部31と、操作受部31から下方に延びている内筒部32と、内筒部32の周囲に配置されている外筒部33と、ノズル部35と、を備えている。内筒部32の下部は、起立筒部113内に挿入されている。内筒部32の内部空間とノズル部35の内部空間であるノズル内流路36とは、内筒部32の上部に形成された連通流路32dを介して相互に連通している。ノズル内流路36の下流端、すなわちノズル部35の先端には吐出口37が形成されている。
内筒部32の内部空間であって連通流路32dの下側(上流側)の空間は、保持部32cである。保持部32cには、第1部材50及び第2部材70が収容されている。
ポンプ部120は、ボール弁180を含む液体弁を備えている。ボール弁180は、ピストンガイド130の上端部に形成された収容空間132に収容されている。ヘッド部材30に対する押圧操作が行われると、ボール弁180が押し上げられて液体弁が開き、液体101が収容空間132を介して気液混合部24に流入するようになっている。
また、気液混合部24に液体101を送出する際に、ポンプ部120は、気液混合部24に対する気体の送出も並行して行うように構成されている。気体は、例えば、ピストンガイド130の外周面と内筒部32の内周面との間に形成された筒状気体流路212と軸方向流路213とをこの順に介して、気液混合部24に気体を供給する。
このようなポンプ部120の構造はよく知られており、本明細書では詳細な説明を省略する。
気液混合部24にて液体101と気体とが混合されて、泡が生成される。
泡吐出キャップ200が貯留容器10に装着されることにより、泡吐出キャップ200によって口頸部13の上端の開口が閉塞されている。
なお、ここで説明した泡吐出キャップ200(ポンプ部120を含む)の構造は一例であり、泡吐出キャップ200の構造としては、本発明の要旨を逸脱しない範囲において、その他の広く知られている構造のものを適用しても構わない。
使用者がヘッド部材30の操作受部31に対して1回の押下操作(ヘッド部材30を上死点から下死点まで押し下げる操作)、すなわち泡の吐出操作を行うことによって、泡吐出器100から一定量の泡が吐出されるようになっている。
ボール弁180の上方には、第1部材50と第2部材70とが相互に組み付けられた状態で配置されている。
第2部材70は、第1部分71と、第1部分71の上側に連接されている第2部分72と、第2部分72の上側に連接されている第3部分73と、第3部分73の上側に連接されている第4部分74と、を備えて構成されている。
第1部分71は、円筒状の筒状部71aを有しており、筒状部71aの軸心は上下に延在している。第1部分71は、筒状部71aの下端から下方に突出している複数(例えば、図5(b)に示すように4つの)の突起部71bを備えている。
第2部分72は、円盤状に形成されており、第2部分72の外径は、筒状部71aの外径よりも大きい。
第3部分73は、円盤状に形成されており、第3部分73の外径は、第2部分72の外径よりも大きい。
第2部材70には、筒状部71aの下端から第3部分73の上面に亘って上下に貫通する丸穴である貫通穴75が形成されている。
第4部分74は、円筒状に形成されており、第4部分74の外径は、第3部分73の外径よりも大きい。
第4部分74には、貫通穴75よりも大径の円柱形状の凹部76が形成されている。
第4部分74は上方に開放している。また、貫通穴75と凹部76とは相互に連通している。
第4部分74のリング状の上端面は、平坦に形成されており、水平に配置されている。
筒状部71a、第2部分72、第3部分73、第4部分74、貫通穴75及び凹部76は、互いに同軸に配置されている。
筒状部51の内部空間の断面積は、当該筒状部51の上部において相対的に大きく、下部において相対的に小さくなっており、筒状部51の内周面には、段差部51aが形成されている。
底板部52は、筒状部51の下端面よりも下方に突出している突出部53を有している。
突出部53の外径は、第2部材70の第4部分74の内径と同等の寸法に設定されている。
図4(a)及び図4(b)に示すように、底板部52には、当該底板部52を上下に貫通する複数(例えば8つ)の貫通穴54が形成されている。貫通穴54は、底板部52の周縁部において、周回状に並んで配置されている。
底板部52は、貫通穴54の形成箇所を除き、筒状部51の下端を閉塞している。
貫通穴54は、底板部52における突出部53以外の部分(突出部53よりも上側の部分)と比べて、突出部53においては、周方向においてより幅広に形成されている。このため、貫通穴54には、段差部58、59(図9参照)が形成されている。段差部58、59は、筒状部51の下端面と面一に配置されている。より詳細には、段差部58、59の平面形状は、三角州状となっている。
各貫通穴54と対応して、第1溝55、第2溝56及び第3溝57が1つずつ配置されている。
一の貫通穴54と対応する第1溝55、第2溝56及び第3溝57は、当該貫通穴54の外周側に配置されている。
第1溝55、第2溝56及び第3溝57は、筒状部51の径方向に延在している。
第1溝55、第2溝56及び第3溝57は、筒状部51の下端面の径方向における外側の端から内側の端に亘って形成されている。
第1溝55、第2溝56及び第3溝57の各々における内側の端は、貫通穴54に連通している。
第1溝55、第2溝56及び第3溝57は、例えば、互いに同じ幅に形成されているとともに、互いに同じ深さに形成されている。
第1溝55は、一の貫通穴54において底板部52の外周に沿って配置されている部位の一端部に連通しており、第2溝56は、当該貫通穴54において底板部52の外周に沿って配置されている部位の他端部に連通しており、第3溝57は、当該貫通穴54において底板部52の外周に沿って配置されている部位の一端部と他端部との中間部に連通している。
第1溝55と第2溝56は、筒状部51の下端面から更に径方向内側に延びており、第1溝55及び第2溝56の一部分(内側の端部)は、底板部52の下面に形成されている。なお、段差部58、59は、第1溝55、第2溝56よりも下方に配置されている。
一の貫通穴54と対応する第1溝55、第2溝56及び第3溝57は、互いに並列に延在している。より詳細には、第1溝55において筒状部51の下端面に形成されている部分と、第3溝57の全体と、第2溝56において筒状部51の下端面に形成されている部分とは、互いに並列に延在している。
第1溝55において、底板部52の下面に形成されている部分は、貫通穴54の中心側(つまり第3溝57の延長上の位置)に向けて屈曲している。同様に、第2溝56において、底板部52の下面に形成されている部分は、貫通穴54の中心側(つまり第3溝57の延長上の位置)に向けて屈曲している。第1溝55における内側の端部には、後述する転向面55a(図6、図7、図8、図9)が形成されており、第2溝56における内側の端部には、後述する転向面56a(図6、図7、図8、図9)が形成されている。
図2に示すように、第2部材70の第2部分72が、ピストンガイド130の円筒状の上端部に嵌入している。第2部材70の第3部分73の下端面は、ピストンガイド130の上端面に当接している。
第2部材70の第1部分71は、収容空間132においてボール弁180(図1)の上側の領域に配置されている。
第2部材70の貫通穴75の内部空間は、上流側液体流路21(図2、図3)を構成している。
第2部材70の第4部分74の凹部76の底面と第1部材50の突出部53の下面との間の空間は、前室22を構成している。
前室22は、各貫通穴54を介して、筒状部51の内部空間と連通している。
貫通穴54の内部空間のうち、第1溝55、第2溝56及び第3溝57と同じ高さの範囲に位置する部分は、気液混合部24を構成している。
貫通穴54の内部空間のうち、突出部53と第4部分74の内周面との間に位置する部分、すなわち気液混合部24の下側に隣接している部分は、気液混合部24に液体を供給する液体流路23を構成している。
貫通穴54の内部空間のうち、気液混合部24の上側に隣接している部分は、泡流路25を構成している。
筒状部51の内部空間は、合流泡流路26を構成している。
第1部材50の筒状部51は、内筒部32に嵌入している。
上述のように、第1部材50は、第1溝55、第2溝56及び第3溝57を有する。このうち第1溝55は、第1気体流路41(図6、図7、図8)を構成しており、第2溝56は、第2気体流路42(図6、図7、図8)を構成しており、第3溝57は、第3気体流路43(図6、図7、図8)を構成している。
第1気体流路41、第2気体流路42及び第3気体流路43の上流側端部は、周回状流路214と連通している。第1気体流路41、第2気体流路42及び第3気体流路43の一部分ずつは、筒状部51の下端面と第2部材70の第4部分74の上端面との間に形成されている。
周回状流路214と各気液混合部24とは、第1気体流路41、第2気体流路42及び第3気体流路43を介して相互に連通している。
また、貯留容器10内の気体は、ポンプ部120によって、筒状気体流路212及び軸方向流路213を介して周回状流路214に供給され、更に、周回状流路214から第1気体流路41、第2気体流路42及び第3気体流路43を介して各気液混合部24に供給される。
各気液混合部24において、液体101と気体とが混合することにより、泡が生成される。泡は、各気液混合部24の下流側(上側)に位置する泡流路25を通って、泡流路25の下流側(上側)に位置する合流泡流路26に流入して合流する。
合流泡流路26にて合流した泡は、更に、連通流路32d及びノズル内流路36を通して、吐出口37から泡吐出器100の外部に吐出される。
複数(例えば8つ)の貫通穴54は、軸心AX1の周囲に等角度間隔で配置されている。
また、第1部材50と第2部材70とを軸心AX1の方向に相互に近づけることによって、第1部材50と第2部材70とが相互に組み付けられている。
このため、複数の気液混合部24と対応する複数の気体流路(第1気体流路41、第2気体流路42及び第3気体流路43)を互いに干渉することなく配置することができるため、泡吐出器100がより多くの気液混合部24を有する構成を容易に実現することができる。換言すれば、複数の気液混合部24を、よりコンパクトな領域に集約して配置しても、各気液混合部24に対して複数の経路から気体をそれぞれ供給することができる。
すなわち、泡吐出器100は、複数の気液混合部24と、泡流路25と、を形成している第1部材50と、第1部材50と組み付けられている第2部材70と、を備え、第1部材50と第2部材70との間に液体流路23と気体流路(第1気体流路41、第2気体流路42、第3気体流路43)とが形成されており、気液混合部24の個数をN個(本実施形態の場合、8個)とすると、第1部材50は、第1部材50と第2部材70との組付け方向を回転中心とするN回対称形状に形成されており、第2部材70は、当該組付け方向を回転中心とする円対称形状に形成されている。
このため、第1部材50と第2部材70との組付けの際における相対的な回転角度にかかわらず、複数の気液混合部24、泡流路25、気体流路(第1気体流路41、第2気体流路42、第3気体流路43)、及び、液体流路23が同形状に再現される。よって、軸心AX1を中心とする回転方向において、第1部材50と第2部材70とを相互に位置決めして組み付ける必要がないので、泡吐出器100の生産性(組み立て性)が良好となる。
そして、各気液混合部24と対応する複数の気体流路(第1気体流路41、第2気体流路42、第3気体流路43)のうちの2つの気体流路(第1気体流路41、第2気体流路42)は、当該気液混合部24の2つの角部24aの一方ずつと交わっている。各気液混合部24の2つの角部24aに対して、それぞれ気体流路を介して気体が供給される。
より詳細には、本実施形態の場合、各気液混合部24と対応して3つずつの気体流路(第1気体流路41、第2気体流路42、第3気体流路43)が配置されている。このため、各気液混合部24に対して、3つの気体流路(第1気体流路41、第2気体流路42、第3気体流路43)から気体が供給される。そして、各気液混合部24と対応する3つの気体流路のうちの1つの気体流路(第3気体流路43)は、当該気液混合部24において2つの角部24aを繋ぐ縁辺部24bと交わっている。つまり、各気液混合部24に対して、2つの角部24aと、それら角部24aどうしの中間部と、にそれぞれ気体が供給される。
このため、第3気体流路43から気液混合部24に供給される気体と、第1気体流路41及び第2気体流路42からそれぞれ気液混合部24に供給される気体とが、ほどよく(過不足無く)干渉するようにできる。
図10の横軸はヘッド部材30の押し速度(単位:mm/秒)を示し、図10の縦軸はヘッド部材30の押下げに要する力の大きさ(以下、押し圧(単位:N))を示す。
比較形態に係る泡吐出器は、第1部材50及び第2部材70を備えていない代わりに、特許文献1と同様のジェットリングを備えている点で、本実施形態に係る泡吐出器100と相違しており、その他の点では、本実施形態に係る泡吐出器100と同様に構成されている。
図10に示すように、本実施形態に係る泡吐出器100の場合、比較形態に係る泡吐出器と比べて、押し圧を低減することができる。しかも、本実施形態に係る泡吐出器100の場合、比較形態に係る泡吐出器と比べて、押し速度に応じた押し圧の変化を大幅に抑制することができる。
図11に示すように、本実施形態によれば、液体101として、第1液を用いた場合、第2液を用いた場合、及び、第3液を用いた場合のいずれにおいても、良好な押圧操作性(低い押し圧)を実現できるとともに、押し速度に応じた押し圧の変化も抑制することができる。
なお、第3液は、第1液及び第2液と比べて高粘度であるが、押し圧は第1及び第2液を用いた場合と同等であった。
押し速度を10mm/秒とした場合、押し速度を30mm/秒とした場合、押し速度を70mm/秒とした場合、押し速度を90mm/秒とした場合においても、同様に、液体101として、第1液を用いた場合、第2液を用いた場合、及び、第3液を用いた場合のいずれにおいても、泡のきめ細かさ及び均一性を同等にすることができることが確認された。
次に、図10と図12から図15とを用いて第2実施形態を説明する。
本実施形態に係る泡吐出器100は、第1部材50の形状が以下に説明する点で第1実施形態に係る泡吐出器100と相違しており、その他の点では、第1実施形態に係る泡吐出器100と同様に構成されている。
図14及び図15に示すように、本実施形態の場合、第1溝55及び第2溝56は、第1実施形態と比べて、筒状部51の下端面からより長く径方向内側に延びている。また、貫通穴54は、第1溝55、第2溝56よりも下方の段差部58、59を有していない。
図12から図15に示すように、本実施形態の場合も、気液混合部24の平面形状は、底板部52の径方向内側に向けて先細りした釣鐘型となっている。ただし、本実施形態の場合、第1実施形態とは異なり、気液混合部24は、釣鐘型の底部が局部的に横方向両側に突出した形状の部分は有していない。
図12に示すように、本実施形態の場合、気液混合部24の内周面は、2つの気体流路(第1気体流路41、第2気体流路42)から2つの角部24aの一方ずつに供給された気体の各々を1つの気体流路(第3気体流路43)の延長線EX1の方に転向させる転向面61、62を含む。
図10に示すように、本実施形態に係る泡吐出器100の場合、比較形態に係る泡吐出器と比べて、押し圧を低減することができる。しかも、本実施形態に係る泡吐出器100の場合、比較形態に係る泡吐出器と比べて、押し速度に応じた押し圧の変化を大幅に抑制することができる。
次に、図16を用いて第3実施形態を説明する。
本実施形態に係る泡吐出器100は、以下に説明するメッシュ保持リング81及びメッシュ82を備えている点で、第1実施形態又は第2実施形態に係る泡吐出器100と相違しており、その他の点では、第1実施形態又は第2実施形態に係る泡吐出器100と同様に構成されている。
メッシュ保持リング81は、円筒状に形成されている。上下2段のメッシュ保持リング81が、第1部材50の筒状部51内において、段差部51aよりも上側の領域に配置されている。
下側のメッシュ保持リング81の下端の開口と、上側のメッシュ保持リング81の上端の開口には、それぞれメッシュ82が設けられている。
下側のメッシュ保持リング81の下端又は下側のメッシュ82は、筒状部51の段差部51aに接している。
本実施形態の場合、合流泡流路26に流入した泡がメッシュ82を通過することにより、泡がよりきめ細かく均一になる。
なお、本発明者等の検討によれば、各気液混合部24と対応して2つずつの気体流路が配置されている場合と比べて、上記の各実施形態のように各気液混合部24と対応して3つずつの気体流路が配置されている場合の方が、押し速度にかかわらず、押し圧を大幅に低減することができる。
11 胴部
22 前室
23 液体流路
24 気液混合部
24a 角部
24b 縁辺部
25 泡流路
30 ヘッド部材
37 吐出口
41 第1気体流路(気体流路)
42 第2気体流路(気体流路)
43 第3気体流路(気体流路)
50 第1部材
51 筒状部
51a 段差部
52 底板部
53 突出部
54 貫通穴
55 第1溝
55a 転向面
56 第2溝
56a 転向面
57 第3溝
58、59 段差部
61、62 転向面
70 第2部材
71 第1部分
71a 筒状部
71b 突起部
72 第2部分
73 第3部分
74 第4部分
75 貫通穴
76 凹部
100 泡吐出器
101 液体
110 キャップ部材
111 装着部
200 泡吐出キャップ
500 液体詰め泡吐出器
Claims (6)
- 周回状に並んで配置されており、液体と気体とが合流する複数の気液混合部と、
前記複数の気液混合部の各々の下流側に連接されている泡流路と、
前記複数の気液混合部の各々と対応して配置されており、対応する前記気液混合部にそれぞれ前記液体を供給する液体流路と、
前記複数の気液混合部の各々に対応して複数ずつ配置されており、対応する前記気液混合部にそれぞれ前記気体を供給する気体流路と、
前記複数の気液混合部と、前記泡流路と、を形成している第1部材と、
前記第1部材と組み付けられている第2部材と、
を備え、
前記第1部材と前記第2部材との間に前記液体流路と前記気体流路とが形成されており、
前記気液混合部の個数をN個とすると、
前記第1部材は、前記第1部材と前記第2部材との組付け方向を回転中心とするN回対称形状に形成されており、
前記第2部材は、前記組付け方向を回転中心とする円対称形状に形成されており、
各気液混合部と対応する複数の前記気体流路は、当該気液混合部に対して、互いに同じ側から前記気体を供給する泡吐出器。 - 周回状に並んで配置されており、液体と気体とが合流する複数の気液混合部と、
前記複数の気液混合部の各々の下流側に連接されている泡流路と、
前記複数の気液混合部の各々と対応して配置されており、対応する前記気液混合部にそれぞれ前記液体を供給する液体流路と、
前記複数の気液混合部の各々に対応して複数ずつ配置されており、対応する前記気液混合部にそれぞれ前記気体を供給する気体流路と、
を備え、
前記気液混合部は、2つの角部を有する形状に形成されており、
各気液混合部と対応する前記複数の気体流路のうちの2つの気体流路は、当該気液混合部の前記2つの角部の一方ずつと交わっており、
各気液混合部と対応する複数の前記気体流路は、当該気液混合部に対して、互いに同じ側から前記気体を供給する泡吐出器。 - 各気液混合部と対応して3つずつの前記気体流路が配置されており、
各気液混合部と対応する3つの前記気体流路のうちの1つの気体流路は、当該気液混合部において前記2つの角部を繋ぐ縁辺部と交わっている請求項2に記載の泡吐出器。 - 前記気液混合部の内周面は、前記2つの気体流路から前記2つの角部の一方ずつに供給された前記気体の各々を前記1つの気体流路の延長線の方に転向させる転向面を含む請求項3に記載の泡吐出器。
- 各気体流路は、前記複数の気液混合部の配置領域の外周側から、それぞれ対応する前記気液混合部に前記気体を供給する請求項1から4のいずれか一項に記載の泡吐出器。
- 請求項1から5のいずれか一項に記載の泡吐出器を備える液体詰め泡吐出器であって、
前記泡吐出器は、
貯留容器と、
前記貯留容器に装着される装着部と、
を備え、
前記複数の気液混合部、前記泡流路、前記液体流路、及び、前記気体流路は、前記装着部に保持されており、
前記貯留容器に前記液体が充填されている液体詰め泡吐出器。
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