JP7283050B2 - ボールねじ装置及び予圧付与装置 - Google Patents

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Description

本発明は、ボールねじ装置及び予圧付与装置に関する。
近年の産業機械の市場では、専用の機械で同品種の製品を大量生産する方針から、多品種の製品を同じ機械で生産する方針へ転換するマスカスタマイゼーションの考えが普及し始めている。こうした多種多様なニーズの対応には、できるだけ低コスト化が求められ、リードタイムの削減や省エネルギーなどの高効率化が課題となっている。上述のような多品種の製品製作に対して加工効率を高めるために、工作機械においては、駆動軸の追加、オートツールチェンジャー(ATC)の搭載、制御プログラムの多様化等、機械や制御が複雑になってきている。
こうした背景から、同じ工作機械であっても動作パターンがより複雑になってきたが、工作機械で加工品質を担うボールねじについては、依然として切削送りのための高速、高精度、高剛性といった位置決め精度を重視する設計が主流となっている。
ボールねじの位置決め精度を良くするための一手段として、ナットを2つ使用し、ナット間の間隔よりも大きい寸法の間座やばねを挿入することで予圧を付与し、ボールねじの軸方向隙間を0とする方法がある。挿入する間座やばねの寸法を調整することで、ボールねじに付与する予圧を調整する。予圧量を増すことで、剛性をより高くすることができる。一方で、ねじ軸やナットに形成されたねじ溝と、複数のボールとの接触部がボールねじの動作時の発熱源となる。
このように設計されたボールねじを用いて、加工中に高速送りやATCなどの早送り動作を行うと、その動作条件によってはボールねじの発熱に伴うリード精度が低下する場合があり、加工品質の低下が懸念されることがあった。
以上のように、加工時と搬送時とではボールねじに要求される性能は相反し、従来の位置決め精度を重視する設計のみでは加工品質を維持することが困難になってきている。一方で、冷却機構を有するボールねじ等、発熱対策がされたものが提案されているが、ポンプなどの付帯設備が必要になり、機械の小型化や省エネルギーの観点からは、上記した加工と搬送の課題が解決されたとは言い難い。
そこで、外部からの制御によってボールねじの予圧荷重を可変させて、要求された直動動作に柔軟に対応できる予圧可変構造を有するボールねじが提案されている(例えば、特許文献1、2)。
特許文献1の予圧可変構造は、所謂、ダブルナット予圧方式の構造であり、一方のナットと他方のナットとに挟まれた圧力室を有する。この圧力室に流体圧が供給されると、一対のナットの互いに対向するナット対向面の一方が軸方向にスライドして、ナット同士の間隔が広げられる。これにより、各ナットに予圧が付与される。
また、特許文献2の予圧可変構造では、上述したナット間に圧電シートを挟み、圧電シートに所望の電圧を印加することで、圧電シートの厚さが調整される。この圧電シートの厚さ制御によって、ナット同士の間隔が広げられる。
特開平6-235446号公報 特許第2876614号公報
しかしながら、上記した特許文献1の構造では、油圧を利用して予圧荷重を発生させるため、ポンプなどの付帯設備が必要となる他、油漏れによる周辺環境の汚染、機械が複雑化するなどの課題が残る。
また、特許文献2の構造では、圧電シートによって、ナット同士間の間隔を直接的に可変して予圧を付与する構造であるが、工作機械を代表とするボールねじに付与するダブルナット予圧の荷重値は数千Nに達する。このような大荷重をピエゾ素子等の圧電シートだけで発生させるには、大きな電力が必要となり、省エネルギー化の市場ニーズと相反する。また、ピエゾ素子がセラミックスである場合には、衝撃荷重に弱いなどの別の課題も生じる。
そこで本発明は、小型化、省エネルギー化が図れ、周辺環境を汚染することのない簡単な構成で、高い機械的強度と耐衝撃性を有して予圧を付与できるボールねじ装置及び予圧付与装置を提供することを目的とする。
本発明は下記の構成からなる。
(1) 外面に螺旋状のねじ溝を有するねじ軸と、該ねじ軸に転動体を介して螺合する第1ナットと、前記ねじ軸に前記転動体を介して螺合して、前記第1ナットと直列に配置される第2ナットと、前記第1ナットと前記第2ナットに軸方向に関して互いに逆方向の予圧荷重を付与する付勢機構と、を備えるボールねじ装置であって、
前記付勢機構は、前記第1ナットと前記第2ナットとの間に介装された間座と、前記間座に配置され、前記間座を冷却又は加熱する温度変更部と、を有し、前記間座の温度変化に伴う体積変化によって前記間座の軸方向幅を変化させ、前記予圧荷重を増減させるボールねじ装置。
(2) 外面に螺旋状のねじ溝を有するねじ軸と、該ねじ軸に転動体を介して螺合する第1ナットと、該第1ナットに対して直列に配され前記ねじ軸に前記転動体を介して螺合する第2ナットと、を備えるボールねじ装置の前記第1ナットと前記第2ナットに予圧を付与する予圧付与装置であって、
前記第1ナットと前記第2ナットとの間に介装され、径方向に沿って軸方向幅が増加又は減少する傾斜面が両端面に形成された環状のくさび型間座と、
前記くさび型間座を軸方向に挟んで配置され、前記傾斜面に接触する傾斜面をそれぞれ有する一対の円環状の側方間座と、
前記くさび型間座に配置され、前記くさび型間座を冷却又は加熱する温度変更部と、
を有する予圧付与装置。
本発明によれば、小型化、省エネルギー化が図れ、周辺環境を汚染しない簡単な構成で、高い機械的強度と耐衝撃性を有して予圧を付与できる。
第1構成例のボールねじ装置を示す図で、側面の一部を断面で示したボールねじ装置の構成図である。 図1のA-A線断面矢視図である。 付勢機構の一部を切断面で示す概略斜視図である。 (A),(B)は付勢機構とペルチェ素子により第1ナットと第2ナットに付与される予圧の負荷状態を示す説明図である。 第2構成例のボールねじ装置におけるペルチェ素子の配置例を示す断面図である。 第3構成例のボールねじ装置の付勢機構と温度変更部を示す一部拡大断面図である。 くさび型間座の一部を示す概略斜視図である。 伝熱部材の他の構成例を示すくさび型間座とペルチェ素子の断面図である。 ペルチェ素子の冷却側、加熱側のいずれかの面にヒートシンクを設けた温度変更部の断面図である。 第4構成例のボールねじ装置の付勢機構と温度変更部を示す一部拡大断面図である。 側方間座と第1ナットとの間と、側方間座と第2ナットとの間に断熱部材を設けた構成を示す断面図である。 ボールねじ装置における付勢機構の他の構成を示す一部拡大断面図である。 片側にのみ傾斜面を有するくさび型間座の構成を示す断面図である。 第1ナット及び第2ナットに傾斜面を形成した構成を示す断面図である。 くさび型間座と側方間座の傾斜面を逆向きにした構成を示す断面図である。
以下、本発明の実施形態について、図面を参照して詳細に説明する。
<第1構成例>
図1は第1構成例のボールねじ装置100を示す図で、側面の一部を断面で示したボールねじ装置100の構成図である。図2は図1のA-A線断面矢視図である。
ボールねじ装置100は、ねじ軸11と、第1ナット13と、第2ナット15と、転動体17と、回転止め部19と、付勢機構21と、図示を省略するが、転動体17の循環機構とを備える。本構成のボールねじ装置100は、DB構造(背面組合せ)であり、DF構造(正面組合せ)のものと比較してモーメント剛性が高められている。
ねじ軸11は、その外周面に螺旋状のねじ溝23を有する。
第1ナット13と第2ナット15は、その内周面に螺旋状のねじ溝24を有し、それぞれが、ねじ軸11に転動体(玉)17を介して螺合される。第2ナット15は、ねじ軸11に沿って第1ナット13と直列に配置される。
回転止め部19は、第1ナット13に対する第2ナット15の相対回転を阻止するキー25を有する。図2にも示すように、第1ナット13と第2ナット15の外周には、キー25を収容する断面矩形状の軸方向溝27,29が形成される。キー25は、軸方向溝27,29に収容されて、固定ボルト31により第1ナット13に固定される。
第1ナット13と第2ナット15との互いに対向する端面同士の間には、環状(断面C字形)のシール部材33が取り付けられる。シール部材33は、第1ナット13と第2ナットの端面同士の間への異物の混入を防止する。
付勢機構21は、第1ナット13と第2ナット15に、軸方向に関して互いに逆方向の予圧荷重P1,P2を付与する。
図3は付勢機構21の一部を切断面で示す概略斜視図である。
本構成の付勢機構21は、軸方向断面視でくさび形状となるくさび型間座35と、一対の側方間座37,39と、温度変更部であるペルチェ素子41とを有する。
くさび型間座35と一対の側方間座37,39は、それぞれ円環状の部材であって、熱伝導性、耐摩耗性に優れる鋼材等の金属材料で構成される。金属材料の他にも、セラミックス、ポリアセタール(POM)、ポリアミド(PA)、ポリテトラフルオロエチレン(PTFE)、ポリフェニレンサルファイド(PPS)等の樹脂を単体で又は適宜組み合わせて用いてもよい。
一対の円環状の側方間座37,39は、くさび型間座35を軸方向に挟んで配置される。くさび型間座35の側方間座37,39に対向する側面は、内周部から外周部へ径方向に沿って軸方向幅が変化する傾斜面35a,35bが形成されている。各傾斜面35a,35bは、軸方向断面がV字形となり、くさび型間座35の軸方向幅が内周部から外周部に向けて増加する傾斜角θ,θを有する。ここでいう傾斜角θ,θは、くさび型間座35の軸方向断面における軸方向と傾斜面35a,35bとのなす角を意味する。図1に示す場合の傾斜角はθ=θである。
側方間座37のくさび型間座35に対向する側面は、外周部から内周部に向けて形成された、くさび型間座35の傾斜面35aと同じ傾斜角θの傾斜面37aを有する。また、側方間座39のくさび型間座35に対向する側面は、外周部から内周部に向けて形成された、くさび型間座35の傾斜面35bと同じ傾斜角θの傾斜面39aを有する。傾斜面35aと傾斜面37aは互いに面接触し、傾斜面35aと傾斜面39aは互いに面接触する。
くさび型間座35の外周面35cには、全周にわたってペルチェ素子41が配置される。図1に示すように、ペルチェ素子41には不図示の電源部に接続される通電ケーブル43が接続される。通電ケーブル43は、第2ナット15の軸方向一端から他端まで形成された連通孔45に挿通され、第2ナット15の外側に引き出される。通電ケーブル43は、上記例に限らず、第1ナット13側や径方向外側に貫通孔を設けて引き出される構成であってもよく、ボールねじ装置100の設置形態等に応じて適宜に引き出し形態が変更される。
ここで、ペルチェ素子41について説明する。
ペルチェ素子は、通電することで一方の面から他方の面に熱が移動する。つまり、ペルチェ素子の一方の面では吸熱されて冷却作用を生じ、他方の面では発熱作用を生じる。図1の構成においては、ペルチェ素子の吸熱側(冷却側)をくさび型間座35に接触させることで、ペルチェ素子に通電した際に、くさび型間座35が冷却される構成となっている。
くさび型間座35の温度を制御して予圧を付与するため、電源部は、ボールねじの動作状態に応じてペルチェ素子に通電する電圧や電流を制御する調整手段を備えることが好ましい。
さらに、所定の予圧を付与するために必要なくさび型間座35の温度は、使用環境によっても異なる。そのため、使用環境に応じた適切な予圧を付与するために、本構成においては、くさび型間座35やペルチェ素子41や第1ナット13と第2ナット15の各温度を測定するための図示しない温度測定手段(例:熱電対)を備えることが好ましい。
上記構成の付勢機構21によれば、くさび型間座35がペルチェ素子41によって冷却されると、くさび型間座35は熱収縮して、特に径方向内側(矢印D1)に収縮する。すると、くさび型間座35の一対の傾斜面35a,35bが、側方間座37,39の傾斜面37a,39aとそれぞれ摺動する。これにより、側方間座37,39をくさび型間座35から軸方向に沿って離れる方向(矢印D2,D3)へ移動させる力が生じる。この力は、第1ナット13と第2ナット15の予圧荷重(P1,P2)となる。
また、くさび型間座35の冷却が停止され、又はペルチェ素子41によってくさび型間座35が加熱されると、くさび型間座35は熱膨張によって特に径方向外側に膨張する。これにより、くさび型間座35の傾斜面35a,35bと、側方間座37,39の傾斜面37a,39aとの接触圧が軽減される。つまり、側方間座37,39は、上記した冷却の場合とは反対に、軸方向に沿って接近する方向へ戻され、側方間座37,39の軸方向へ離間する力が小さくなる。これにより、第1ナット13と第2ナット15の予圧荷重が小さくなる。
図4(A),(B)は付勢機構21とペルチェ素子41により第1ナット13と第2ナット15に付与される予圧の負荷状態を示す説明図である。
図4(A)に示すように、第1ナット13及び第2ナット15には、ねじ軸11への組み付け時(初期状態)において、がたつき等を防止する最低限の予圧が付与される。つまり、第1ナット13及び第2ナット15のねじ溝24と、ねじ軸11のねじ溝23との間には、転動体17を介して、最低限の予圧を生じさせる力F1が作用している。
この状態から、図4(B)に示すように、くさび型間座35がペルチェ素子41により冷却されると、くさび型間座35が径方向に収縮して、側方間座37,39を軸方向外側に離間させる力が生じる。これにより、上述した力F1がF2(F2>F1)に増加して、側方間座37,39が軸方向外側に向かう力、つまり予圧荷重(図1に示すP1,P2)が増加する。
さらに、この状態からペルチェ素子41による冷却を停止すると、くさび型間座35の熱収縮が収まり、図4(A)に示す状態に戻る。このように、ペルチェ素子41によるくさび型間座35の温度変更により、第1ナット13と第2ナット15の予圧荷重を増減できる。
ペルチェ素子41の制御は、駆動電流の極性を維持したまま電流値を増減することで、冷却効果を自在に制御できる。さらに、駆動電流の極性を変更すれば加熱効果が得られるので、冷却と加熱の制御を組み合わせて行うこともできる。その場合、くさび型間座35の温度変化が速められ、予圧荷重の変更を高い応答性で実現できる。
本構成のボールねじ装置100によれば、第1ナット12と第2ナット15との間に、くさび型間座35と一対の側方間座37,39とがそれぞれ配置される。そして、くさび型間座35の傾斜面35a,35bが、側方間座37,39の傾斜面37a,39aに当接する。この状態で、ペルチェ素子41を駆動して、くさび型間座35の温度を変更すると、くさび型間座35は熱収縮又は熱膨張して、径方向の変位を生じる。すると、くさび型間座35に生じた径方向変位に応じて、側方間座37,39を軸方向に変位させる力が発生する。これにより、第1ナット13と第2ナット15の予圧荷重を、くさび効果によって効率よく増減制御でき、ボールねじ装置の剛性や動トルクを任意に変更させることができる。また、このくさび効果によれば、少ない温度調節で大きな予圧荷重を発生させることができ、装置の小型化及び省エネルギー化が図れる。
また、くさび型間座35には、外周面35cの全周にわたってペルチェ素子41が配置されている。そのため、くさび型間座35を周方向に均等に冷却又は加熱できる。しかもペルチェ素子41をくさび型間座35の外周面35cの一部に配置した場合と比較してペルチェ素子41との接触面積が大きくなるため、くさび型間座35の温度変化速度が速められ、予圧荷重変化の応答性を高められる。
また、くさび型間座35に一対の傾斜面35a,35bを設けることで、片側の傾斜面のみ設けた場合と比較して、くさび型間座35の収縮や膨張により側方間座37,39に生じる軸方向力を増大できる。これにより、ペルチェ素子41を駆動するための電流制御範囲を狭くでき、駆動用の電源を小出力型のものにできる。また、ペルチェ素子41を温度制御範囲の狭い素子にすることもでき、装置コストを低減できる。
また、本構成においては、予圧を付与するための油圧回路や油圧ポンプ等の付帯設備が不要となり、この点からも小型化、省エネルギー化が図れる。また、油圧を使用しないため、油漏れ等の周辺環境を汚染することがない。
さらに、くさび型間座35、側方間座37,39が鋼材等の材料からなる場合には、間座同士が金属接触のため、高い機械的強度と耐衝撃性が得られる。これにより、常に安定したスライド動作が得られ、ボールねじ装置の適用範囲を拡大できる。
上記のくさび型間座35及び一対の側方間座37,39と、ペルチェ素子41とは、付勢機構21を備えない状態のボールねじ装置に、後付けにより組み合わせることも可能である。
例えば、くさび型間座35及び一対の側方間座37,39と、ペルチェ素子41とを有する予圧付与装置を、各間座の直径、軸方向幅、傾斜角等の異なる複数種のもの、及び、出力の異なるペルチェ素子41等、を組み合わせた複数種のものを用意しておく。そして、これらの中から適切な予圧付与装置を選定してボールねじ装置に組み付ける。これによれば、ボールねじ装置の製造工程を簡略化できる。また、予圧付与装置だけの交換も簡単に行え、メンテナンス性に優れた構成にできる。
<第2構成例>
次に、上記したボールねじ装置の第2構成例を説明する。
図5は第2構成例のボールねじ装置におけるペルチェ素子の配置例を示す断面図である。
本構成においては、前述した第1構成例のボールねじ装置100とは温度変更部が異なる他は、前述した構成と同様である。ここで、以降の説明では、前述したボールねじ装置100と同一の部位や部材について、同一の符号を付与することで、その説明を省略又は簡単化する。
本構成の温度変更部においては、複数のペルチェ素子41Aが、くさび型間座35の外周面35cに、周方向に沿って等間隔(くさび型間座35の中心と、互いに隣接するペルチェ素子41Aとを結ぶ線が交差する中心角φが一定)で配置される。また、くさび型間座35への各ペルチェ素子41Aの接合面は、周方向に沿って冷却側51の面と加熱側53の面とが交互に配置されるように並べられる。つまり、冷却側51の面がくさび型間座35に接合されたペルチェ素子41Aは、これに隣接するペルチェ素子41Aのくさび型間座35との接合面は、加熱側53の面にされている。このようにして、くさび型間座35にペルチェ素子4Aの冷却側51の面と加熱側53の面とをそれぞれ少なくとも3箇所以上に接合させ、合計6つ以上のペルチェ素子41Aをくさび型間座35に取り付けている。
本構成によれば、複数のペルチェ素子41Aの冷却側51と加熱側53とがくさび型間座35の外周面35cにそれぞれ等間隔で配置されるため、くさび型間座35を均一に冷却、加熱できる。よって、均一な予圧荷重が得られ、図1に示す第1ナット13と第2ナット15の予圧バランスが適正化される。これにより、第1ナット13と第2ナット15とが常に安定して同軸に配置され、不均一な予圧荷重の発生を防止できる。また、ねじ軸11に沿った第1ナット13と第2ナット15のスライド抵抗が増加せず、スライド動作を円滑に維持できる。
また、くさび型間座35に分散して配置される個々のペルチェ素子41Aは、複数のペルチェ素子を厚さ方向に積層した構成にしてもよい。その場合、一層構造のペルチェ素子よりも広い温度差を形成でき、くさび型間座35の冷却効果、加熱効果を更に高めることができる。
<第3構成例>
次に、ボールねじ装置の第3構成例を説明する。
図6は第3構成例のボールねじ装置の付勢機構と温度変更部を示す一部拡大断面図である。図7はくさび型間座35Bの一部を示す概略斜視図である。
本構成においては、前述した第1構成例のボールねじ装置100とはくさび型間座35Bが異なる他は、第1構成例のボールねじ装置と同様である。
図6、図7に示すように、くさび型間座35Bには、外周面35cの少なくとも一部に、ペルチェ素子41に接触して外周面35cから径方向内側に向けて、複数の棒状の伝熱部材57が埋め込まれている。伝熱部材57の材料としては、銅材、アルミ等の熱伝導性の高い材料が好ましい。
複数の伝熱部材57は、くさび型間座35Bの周方向に等間隔で配置されることが好ましく、その場合、くさび型間座35Bの温度分布をより均一にできる。
くさび型間座35Bに埋め込まれた伝熱部材57は、ペルチェ素子41に接触することで、ペルチェ素子41の冷却、加熱時における、くさび型間座35内への熱移動を促進させる。つまり、本構成によれば、ペルチェ素子41によりくさび型間座35Bを冷却する際に、ペルチェ素子41による吸熱を、伝熱部材57を通じてくさび型間座35Bの内部からも行える。これにより、ペルチェ素子41によるくさび型間座35Bの冷却が速められ、予圧荷重の変更を高い応答性で実現できる。また、ペルチェ素子41による加熱時においても同様に、くさび型間座35Bの加熱が速められ、予圧荷重の変更の応答性を向上できる。
図7には、円柱形状の伝熱部材57を例示しているが、伝熱部材57の形状はこれに限らず、例えば、角柱、円錐形状等の種々の形状であってもよい。
図8は伝熱部材の他の構成例を示すくさび型間座35とペルチェ素子41Aの断面図である。
図8に示すように、くさび型間座35の外周面35cの外周に、環状の伝熱部材59を設け、環状の伝熱部材59の外周に、複数のペルチェ素子41Aを配置してもよい。
この場合、複数のペルチェ素子41Aからの吸熱や発熱が、環状の伝熱部材59を介してくさび型間座35に熱伝達される。これにより、ペルチェ素子41Aのくさび型間座35との接触面積よりも広い領域でくさび型間座35に熱伝達され、くさび型間座35の温度変化を速められ、予圧荷重の変更を高い応答性で実現できる。
また、図9に示すように、ペルチェ素子41Aの冷却側51、加熱側53のいずれかの面にヒートシンク61を設けてもよい。ヒートシンク61を設けることで、一旦、冷却又は加熱したペルチェ素子41Aを、いち早くもとの温度に近づけることができる。これにより、温度変化の応答性を高められる。
<第4構成例>
次に、ボールねじ装置の第4構成例を説明する。
図10は第4構成例のボールねじ装置の付勢機構と温度変更部を示す一部拡大断面図である。
本構成においては、前述した第1構成例のボールねじ装置100とはくさび型間座35Cが異なる他は、第1構成例のボールねじ装置と同様である。
くさび型間座35Cは、傾斜面35a,35bのそれぞれに円環状の断熱部材65が配置される。断熱部材65は、側方間座37,39との接触面となり、第1ナット13、第2ナット15の温度変化がくさび型間座35Cに伝播されることを抑制し、ペルチェ素子41の温度変化が第1ナット13,第2ナット15に伝播されることを抑制する。
断熱部材65は、くさび型間座35Cよりも熱伝導性の低い材料であればよく、例えば、ステンレス鋼等を用いることができる。断熱部材65は、円環状である以外にも、複数の板材を傾斜面35a,35bに離散配置した構成であってもよい。
本構成によれば、ペルチェ素子41によりくさび型間座35を冷却、加熱する際に、くさび型間座35の周囲からの影響を受けにくい構成にできる。つまり、ボールねじ装置の稼働時における第1ナット13、第2ナット15の温度変化による予圧荷重への影響を軽減できる。
断熱部材65の配置形態は、上記した配置例に限らず、例えば、図11に示すように、側方間座37と第1ナット13との間と、側方間座39と第2ナット15との間に断熱部材67を配置した形態であってもよい。その場合、断熱部材67が他の部材と摺動することがないため、断熱部材67の材料として樹脂材料等を採用することもできる。このように、断熱部材67の材料選択の自由度が高まり、断熱部材67の設置加工を容易にできる。
また、図10に示す断熱部材65と図11に示す断熱部材67とを共に備える構成とすれば、断熱効果が相乗的に向上し、くさび型間座35C(35)の温度制御をより高精度で行え、予圧荷重をより正確に設定できる。
このように、本発明は上記の実施形態に限定されるものではなく、実施形態の各構成を相互に組み合わせることや、明細書の記載、並びに周知の技術に基づいて、当業者が変更、応用することも本発明の予定するところであり、保護を求める範囲に含まれる。
例えば、図12に示すように、くさび型間座35Aの傾斜面35a(および側方間座37Aの傾斜面37a)と、傾斜面35b(及び側方間座39Aの傾斜面39a)の傾斜角θを互いに異ならせても良い。ナットや側方間座の寸法上の制約等により、傾斜角θを異ならせた場合でも、第1ナット13A,第2ナット15Aには同じ予圧荷重が付与されるため、設計の自由度を確保することができる。
また、図13に示すように、くさび型間座35Dは、片側にのみ傾斜面35aを有する構成としてもよい。その場合、くさび型間座35Dの加工工数を軽減でき、加工コストを抑えられる。
また、図14に示すように、図1に示す側方間座37,39を省略した構成にしてもよい。即ち、第1ナット13Bと第2ナット15Bの互いに対向する側に、それぞれ延出部71,73を設け、各延出部71,73に傾斜面71a,73aを形成する。各傾斜面71a,73aは、くさび型間座35の傾斜面35a,35bに接触して、くさび型間座35の収縮や膨張に応じて摺動する。
この構成によれば、付勢機構21Eの部品点数を削減して、組み付け工程を簡単にでき、部品コストを低減できる。
さらに、図15に示すように、くさび型間座35Eと側方間座37Bの傾斜面35a,37aと、くさび型間座35Eと側方間座39Bの傾斜面35b,39aとを、図1に示す場合と逆方向にしてもよい。
つまり、くさび型間座35Eの軸方向幅が、内周部から外周部に向けて減少する傾斜面となっている。この場合、ペルチェ素子41の加熱によって予圧荷重が増加され、ペルチェ素子41の冷却によって予圧荷重が解除される。
以上の通り、本明細書には次の事項が開示されている。
(1) 外面に螺旋状のねじ溝を有するねじ軸と、該ねじ軸に転動体を介して螺合する第1ナットと、前記ねじ軸に前記転動体を介して螺合して、前記第1ナットと直列に配置される第2ナットと、前記第1ナットと前記第2ナットに軸方向に関して互いに逆方向の予圧荷重を付与する付勢機構と、を備えるボールねじ装置であって、
前記付勢機構は、前記第1ナットと前記第2ナットとの間に介装された間座と、前記間座に配置され、前記間座を冷却又は加熱する温度変更部と、を有し、前記間座の温度変化に伴う体積変化によって前記間座の軸方向幅を変化させ、前記予圧荷重を増減させるボールねじ装置。
このボールねじ装置によれば、間座を冷却又は加熱することによる間座の体積変化を利用して、予圧荷重を任意に変更できる。
(2) 前記間座は、径方向に沿って軸方向幅が増加又は減少する傾斜面を有する環状のくさび型間座を有し、前記くさび型間座の温度変化に伴う径方向の膨張又は収縮によって、前記傾斜面に摺動する前記第1ナット側の部材及び前記第2ナット側の部材に前記予圧荷重を付与する請求項1に記載のボールねじ装置。
このボールねじ装置によれば、間座に形成された傾斜面によるくさび効果により、くさび型間座の温度調節幅が少ない場合でも大きな予圧荷重を付与できる。
(3) 前記間座は、前記くさび型間座と、前記くさび型間座を軸方向に挟んで同芯に配置される一対の円環状の側方間座と、を有し、
前記くさび型間座と前記側方間座との軸方向対向面には、径方向に沿って軸方向幅が増加又は減少する傾斜面がそれぞれ形成され、
前記温度変更部は、前記くさび型間座に配置されている(2)に記載のボールねじ装置。
このボールねじ装置によれば、一対の側方間座の傾斜面に沿ってくさび型間座が摺動することで、一対の側方間座の双方に軸方向力を付与することができ、効率よく予圧荷重を発生できる。
(4) 前記温度変更部は、ペルチェ素子を備える(3)に記載のボールねじ装置。
このボールねじ装置によれば、省電力で駆動でき、ピエゾ素子と比較して耐衝撃性に優れた構成にできる。
(5) 前記くさび型間座には、複数のペルチェ素子が接合され、
前記複数のペルチェ素子は、前記くさび型間座の周方向に沿って、加熱側の面と冷却側の面とが交互に、前記くさび型間座と接合されている(4)に記載のボールねじ装置。
このボールねじ装置によれば、くさび型間座を均等に冷却又は加熱でき、温度分布の均一化が図れる。これにより、第1ナットと第2ナットに芯ずれを生じさせる力が発生せず、スムーズなナット移動を維持できる。
(6) 前記複数のペルチェ素子は、前記くさび型間座に前記加熱側の面と前記冷却側の面とがそれぞれ3つ以上、等間隔に配置されている(5)に記載のボールねじ装置。
このボールねじ装置によれば、くさび型間座の温度分布をより均一化できる。
(7) 前記ペルチェ素子は、前記くさび型間座の周面に配置され、
前記ペルチェ素子が配置された前記周面の少なくとも一部に、前記ペルチェ素子に接触して前記周面から径方向に埋め込まれた少なくとも1つの棒状の伝熱部材を有する(4)~(6)のいずれか一つに記載のボールねじ装置。
このボールねじ装置によれば、くさび型間座の内部からも冷却、加熱されるため、くさび型間座をいち早く所望の温度に変更できる。その結果、予圧荷重を変更する際の応答性をより向上できる。
(8) 前記くさび型間座と前記ペルチェ素子との間に、環状の伝熱部材を設けた(4)~(7)のいずれか一つに記載のボールねじ装置。
このボールねじ装置によれば、より大きな接触面でくさび型間座を冷却、加熱できるため、くさび型間座をいち早く所望の温度に変更できる。その結果、予圧荷重を変更する際の応答性をより向上できる。
(9) 前記第1ナットの転動溝の列数と、前記第2ナットの転動溝の列数とが異なる場合に、前記くさび型間座の前記第1ナット側の前記傾斜面と、前記第2ナット側の前記傾斜面との傾斜角が異なっている(3)~(8)のいずれか一つに記載のボールねじ装置。
このボールねじ装置によれば、ナットや側方間座の寸法上の制約等により、傾斜面の傾斜角を異ならせた場合でも、第1ナット、第2ナットには同じ予圧荷重が付与されるため、設計の自由度を確保することができる。
(10) 前記くさび型間座の前記傾斜面に、断熱部材を設けた(2)~(9)のいずれか一つに記載のボールねじ装置。
このボールねじ装置によれば、第1ナットと第2ナットの温度変化が予圧荷重に影響を及ぼすことが軽減される。また、温度変更部によるくさび型間座の冷却、加熱効果が、各ナットに及ぶことが軽減され、冷却、加熱効率の低下を防止できる。
(11) 外面に螺旋状のねじ溝を有するねじ軸と、該ねじ軸に転動体を介して螺合する第1ナットと、該第1ナットに対して直列に配され前記ねじ軸に前記転動体を介して螺合する第2ナットと、を備えるボールねじ装置の前記第1ナットと前記第2ナットに予圧を付与する予圧付与装置であって、
前記第1ナットと前記第2ナットとの間に介装され、径方向に沿って軸方向幅が増加又は減少する傾斜面が両端面に形成された環状のくさび型間座と、
前記くさび型間座を軸方向に挟んで配置され、前記傾斜面に接触する傾斜面をそれぞれ有する一対の円環状の側方間座と、
前記くさび型間座に配置され、前記くさび型間座を冷却又は加熱する温度変更部と、
を有する予圧付与装置。
この予圧付与装置によれば、くさび型間座及び一対の側方間座と、温度変更部とを、後付けでボールねじ装置に組み付けることで、所望の予圧荷重が得られるボールねじ装置の構成を簡単に構築できる。
11 ねじ軸
13 第1ナット
15 第2ナット
17 転動体
21 付勢機構
23 ねじ溝
24 ねじ溝
35,35A,35B,35C,35D,35E,35F くさび型間座
35a,35b 傾斜面
37,37A,37B 側方間座
37a 傾斜面
39,39A,39B 側方間座
39a 傾斜面
41 ペルチェ素子(温度変更部)
51 冷却側
53 加熱側
57,59 伝熱部材
65,67 断熱部材
71a 傾斜面
73a 傾斜面
100 ボールねじ装置

Claims (9)

  1. 外面に螺旋状のねじ溝を有するねじ軸と、該ねじ軸に転動体を介して螺合する第1ナットと、前記ねじ軸に前記転動体を介して螺合して、前記第1ナットと直列に配置される第2ナットと、前記第1ナットと前記第2ナットに軸方向に関して互いに逆方向の予圧荷重を付与する付勢機構と、を備えるボールねじ装置であって、
    前記付勢機構は、前記第1ナットと前記第2ナットとの間に介装された間座と、
    前記間座に配置され、前記間座を冷却又は加熱する温度変更部と、を有し、
    前記間座は、径方向に沿って軸方向幅が増加又は減少する傾斜面を有する環状の部材であるくさび型間座と、
    前記くさび型間座を軸方向に挟んで同芯に配置される一対の円環状の側方間座と、を有し、
    前記くさび型間座と前記側方間座との軸方向対向面には、径方向に沿って軸方向幅が増加又は減少する傾斜面が全周にわたってそれぞれ形成され、
    前記くさび型間座の温度変化に伴う径方向の膨張又は収縮によって、前記傾斜面に摺動する前記第1ナット側の前記側方間座及び前記第2ナット側の前記側方間座を軸方向に移動させて前記予圧荷重を増減させるボールねじ装置。
  2. 前記温度変更部は、ペルチェ素子を備える請求項1に記載のボールねじ装置。
  3. 前記くさび型間座には、複数のペルチェ素子が接合され、
    前記複数のペルチェ素子は、前記くさび型間座の周方向に沿って、加熱側の面と冷却側の面とが交互に、前記くさび型間座と接合されている請求項2に記載のボールねじ装置。
  4. 前記複数のペルチェ素子は、前記くさび型間座に前記加熱側の面と前記冷却側の面とがそれぞれ3つ以上、等間隔に配置されている請求項3に記載のボールねじ装置。
  5. 前記ペルチェ素子は、前記くさび型間座の周面に配置され、
    前記ペルチェ素子が配置された前記周面の少なくとも一部に、前記ペルチェ素子に接触して前記周面から径方向に埋め込まれた少なくとも1つの棒状の伝熱部材を有する請求項2~4のいずれか一項に記載のボールねじ装置。
  6. 前記くさび型間座と前記ペルチェ素子との間に、環状の伝熱部材を設けた請求項2~5のいずれか一項に記載のボールねじ装置。
  7. 前記第1ナットの転動溝の列数と、前記第2ナットの転動溝の列数とが異なる場合に、前記くさび型間座の前記第1ナット側の前記傾斜面と、前記第2ナット側の前記傾斜面との傾斜角が異なっている請求項1~6のいずれか一項に記載のボールねじ装置。
  8. 前記くさび型間座の前記傾斜面に、断熱部材を設けた請求項1~7のいずれか一項に記載のボールねじ装置。
  9. 外面に螺旋状のねじ溝を有するねじ軸と、該ねじ軸に転動体を介して螺合する第1ナットと、該第1ナットに対して直列に配され前記ねじ軸に前記転動体を介して螺合する第2ナットと、を備えるボールねじ装置の前記第1ナットと前記第2ナットに予圧を付与する予圧付与装置であって、
    前記第1ナットと前記第2ナットとの間に介装され、径方向に沿って軸方向幅が増加又は減少する傾斜面が両端面の全周にわたって形成された環状の部材であるくさび型間座と、
    前記くさび型間座を軸方向に挟んで配置され、前記傾斜面に接触する傾斜面をそれぞれ有する一対の円環状の側方間座と、
    前記くさび型間座に配置され、前記くさび型間座を冷却又は加熱して、前記傾斜面に接触する前記第1ナット側の前記側方間座及び前記第2ナット側の前記側方間座を軸方向に移動させる温度変更部と、
    を有する予圧付与装置。
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