JP7282658B2 - 燃料供給装置用の燃料通路の封止構造 - Google Patents

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Description

本明細書に開示の技術は、燃料供給装置用の燃料通路の封止構造に関する。
二輪自動車や四輪自動車等の車両には、車両の燃料タンクからエンジン(内燃機関)に燃料を供給する燃料供給装置が備えられる。燃料供給装置は、燃料タンク内に燃料ポンプを備え、この燃料ポンプにより燃料タンク内に貯留された燃料を燃料タンク外のエンジンに供給する。
そのため、燃料供給装置は燃料を供給するための燃料通路を備え、燃料通路は樹脂製の燃料通路構成部材の内部に形成される。燃料通路構成部材は通称「セットプレート」と称される。通常、燃料通路の一端は外部に開口する開口形状の開口部として形成されており、この開口部には封止プラグが嵌合されて、燃料通路の燃料が外部に漏洩するのを阻止するシール構造としている。
燃料の漏洩防止を図る燃料通路の開口部への封止プラグの嵌合構成には、各種の方策がある。第1の方策としては、封止プラグにOリングやプライマ等の、弾性部材を組付け、もしくは塗布してシール性を確保する方策がある(下記特許文献1参照)。第2の方策としては、封止プラグ及び開口部の形成部材(燃料通路構成部材)を樹脂製として、熱板溶着、レーザ溶着など、お互いの樹脂を溶融させてシール性を確保する方策がある。
特開2015-190425号公報
上述した背景技術で説明した技術における第1の方策の場合には、プライマ塗布工程や、Oリングを使用するため部品点数が多くなり、コスト高となる。また、Oリング等の弾性部材で封止する場合には、封止プラグの組付け時にねじれ、切れ、噛み込みなど、すべりに考慮した配慮が必要であり、組付け工数が増加する懸念がある。更には、Oリングの欠品の検査が必要となるため、圧力検査などの検査工程が必要になる等の組付け上の問題もある。
第2の方策の場合には、溶着工程を必要とするため、専用設備が必要で、コスト高となると共に、生産性も悪い。また、熱を印加するため樹脂の劣化が懸念される。更には、間接費(電力)も発生する。
而して、本明細書に開示の技術が解決しようとする課題は、上述した点に鑑みて創案されたものであって、弾性部材を用いることなく、燃料による膨潤の影響を考慮した封止プラグの圧入嵌合により良好なシール性を確保することにある。
上記課題を解決するために、本明細書に開示の燃料供給装置用の燃料通路の封止構造は、次の手段をとる。
第1の手段は、樹脂製の燃料通路構成部材の内部に形成される燃料供給装置用の燃料通路と、前記燃料通路の一端が外部への開口形状として形成される開口部と、前記開口部に嵌合して前記燃料通路を封止する封止プラグとにより構成される燃料供給装置用の燃料通路の封止構造であって、前記封止プラグは前記燃料通路構成部材と同じ樹脂製であって前記燃料通路の前記開口部に圧入嵌合により取付けられており、前記封止プラグと前記開口部との圧入嵌合される範囲におけるそれぞれの形成厚みは同一とされている、燃料供給装置用の燃料通路の封止構造である。
上記第1の手段によれば、燃料通路の開口部と封止プラグは同じ樹脂製であり、両者が圧入嵌合される範囲のそれぞれの形成厚みは同一とされている。これにより、当該圧入嵌合される範囲における燃料による膨潤の影響を平準化することができて、圧入による封止の良好なシール性を確保することができる。
また、第1の手段によれば、背景技術で説明したような、封止プラグのシール性確保のためにOリング等の弾性部材を用いる構成ではないので、組付け性が向上する。
第2の手段は、上述した第1の手段の燃料供給装置用の燃料通路の封止構造であって、前記封止プラグと前記開口部との圧入嵌合される嵌合断面形状は円形状である、燃料供給装置用の燃料通路の封止構造である。
上記第2の手段によれば、封止プラグと開口部との圧入嵌合される嵌合断面形状を円形状とする。これにより、圧入嵌合個所が燃料により膨潤した場合でも、円周方向が均一に膨潤して隙間が発生することを確実に防止ないし抑制することができる。
第3の手段は、上述した第1の手段又は第2の手段の燃料供給装置用の燃料通路の封止構造であって、更に、前記封止プラグと前記開口部との間にスナップフィット係合構成が形成されており、当該スナップフィット係合構成により前記封止プラグが前記開口部に係止されて取付けられる、燃料供給装置用の燃料通路の封止構造である。
上記第3の手段によれば、封止プラグと開口部との圧入嵌合による保持力が低下しても、スナップフィット係合構成により封止プラグと開口部との嵌合状態を保持することができる。
本明細書に開示の燃料供給装置用の燃料通路の封止構造によれば、弾性部材を用いることなく、燃料による膨潤の影響を考慮した封止プラグの圧入嵌合により良好なシール性を確保することができる。
本実施形態の燃料供給装置の外観を示す斜視図である。 図1のII―II線断面で示す斜視図である。 図2の図示状態を平面的に示す断面図である。 図1のIV矢視外観図であり、本実施形態の燃料供給装置用の燃料通路の封止構造の外観斜視図である。 図4のV―V線矢視断面斜視図である。 封止プラグを斜め下方から見た立体形状の斜視図である。 本実施形態の変形例を模式的に示す断面図である。
以下、本明細書に開示の技術である燃料供給装置の実施形態を、図面に基づいて説明する。なお、本明細書の説明における左右、上下等の方向表示は、当該図示状態における方向を示すものであり、特に指定しない限り、本燃料供給装置を車両等に搭載した状態の方向を示すものではない。
(燃料供給装置10の全体構成)
図1~図3は本実施形態の燃料供給装置10の全体図を示す。図1は全体構成の外観を立体的に示す斜視図であり、図2及び図3はその断面図を示す。なお、本実施形態の燃料供給装置10は、いわゆるオートバイ等の2輪自動車に装備される燃料供給装置10である。本実施形態の燃料供給装置10は、図3に示されるように、燃料タンク14の底面部14Aに形成されるタンク開口部16を閉塞する蓋部材18を基本構成とする燃料供給装置組立体12として構成される。なお、燃料タンク14はエンジン(内燃機関)に供給する燃料を貯留する閉鎖空間の容器である。
(燃料供給装置組立体12と蓋部材18)
図1及び図2に示すように、燃料供給装置組立体12は、蓋部材18、燃料ポンプ20、燃料フィルタ22、及びこれらに付随して配置される付属部品等から構成される。蓋部材18は、蓋部位24、ポンプハウジング26、燃料通路形成部30、調圧弁取付部34等を有する構成である。なお、本実施形態における燃料通路形成部30が本明細書に開示の技術の手段における燃料通路構成部材に相当する。
(蓋部位24)
蓋部位24は燃料タンク14に形成されるタンク開口部16を蓋する部位である。図1及び図2で見て、蓋部位24は左右方向に長円形状に形成されており、同形状に形成された燃料タンク14のタンク開口部16(図3参照)を蓋する。ポンプハウジング26は燃料ポンプ20を収容して取付ける部位である。したがって、本実施形態では、燃料ポンプ20は蓋部材18のポンプハウジング26に収容されて、燃料タンク14内に設置される。
(燃料通路28―本実施形態の特徴構成の概要―)
燃料通路構成部材である燃料通路形成部30は、燃料通路28を形成する部位である。燃料通路28は燃料ポンプ20から吐出される燃料を燃料タンク14外のエンジンに供給する。図2及び図3に示すように、燃料通路28の上方端部は開口部40となっており、燃料通路28が外部に開口する開口形状となっている。この開口部40に封止プラグ36が圧入嵌合されて封止されており、燃料通路28から燃料が漏れるのを阻止している。この封止構造は本実施形態が特徴とする構成であるので、後述で詳述する。
(調圧弁32)
図2及び図3に示すように、調圧弁取付部34は調圧弁32を取付けるための部位である。調圧弁32は燃料通路28を通じてエンジンに供給する燃料の圧を所定圧に調圧する。調圧弁取付部34には燃料通路28から分岐して調圧弁燃料通路28Bが形成されており、この調圧弁燃料通路28Bを通じて調圧弁32に燃料が供給されて所定圧に調圧される。
(蓋部材18の材質)
なお、蓋部材18は樹脂製とされており、一般に「セットプレート」と称されている。この蓋部材18に形成される各部位は樹脂のインサート成形により形成される。樹脂は一般的なポリアセタール樹脂である。したがって、本実施形態が特徴とする構成部位の燃料通路形成部30も樹脂製とされている。
(燃料通路26)
燃料通路28は、図2及び図3に良く示されるように、蓋部位24を跨って、上下に貫通して形成される。同図で見て、蓋部位24より下方位置の下方部にはエンジンの燃料系統に通じるエンジン供給燃料通路28Cが形成されている。蓋部位24より上方位置の上方部には、燃料ポンプ20からの吐出燃料通路28Aと、前述した調圧弁32への調圧弁燃料通路28Bが形成されている。
図2及び図3に示すように、燃料通路28には燃料ポンプ20から吐出燃料通路28Aを経由して燃料が供給され、エンジン供給燃料通路28Cからエンジンの燃料系統に燃料が供給される。この燃料の供給に際して、前述した調圧弁燃料通路28Bを通じて調圧弁32に燃料が供給されて、燃料通路28の燃料が調圧される。
なお、燃料タンク14に貯留されている燃料は、図1及び図2に示される燃料フィルタ22により濾過され、前述の燃料通路28に供給される。燃料フィルタ22と燃料ポンプ20は、両部材22、20を連結する連結部材38により液密的に連結されている。なお、連結部材38と燃料ポンプ20との取付け、及び、連結部材38と燃料フィルタ22との取付けは一般的な取付手段により取付けられている。
(燃料ポンプ20のポンプハウジング26への取付け)
図2に良く示されるように、燃料ポンプ20は左半分がポンプハウジング26に挿入されて取付けられる。その取付は、図3に示すように、ポンプハウジング26の内周面に軸方向の線条の突起部54が形成されており、この突起部54により圧入嵌合状態で取付けられている。また、図1及び図3に示すように、燃料ポンプ20はポンプハウジング26に、スナップフィット構成56により係止されて取付けられている。すなわち、燃料ポンプ20の外周面に係止爪58が形成されており、ポンプハウジング26に係止孔60が形成されて、係止爪58が係止孔60に係合して係止されている。なお、ポンプハウジング26の係止孔60が形成された周方向の両側にはスリット62が形成されており、係合時に撓み変形可能とされている。
(導通部材48)
なお、本実施形態の燃料ポンプ20は電動ポンプであり、図2及び図3に示すように、この電動ポンプには蓋部材18内に埋設(インサート成型)されて配設された導通部材48により電気が供給される。なお、導通部材48における調圧弁燃料通路28B個所が一部切断された図示状態となっているが、この個所は導通部材48が迂回されて形成されている。また、導通部材48の上端は挟持ターミナル74に形成されており、燃料ポンプ20のターミナル46を挟持して電通状態としている。
(封止プラグ36による封止構造42―本実施形態の特徴構成―)
次に、本実施形態が特徴とする、燃料通路28の開口部40を封止する封止構造42について説明する。当該封止構造42は図4~図6に示される。図4は封止構造42個所の外観斜視図、図5は断面図、図6は封止プラグ36単品の外観斜視図を示す。封止構造42は、図2及び図3に示されるように、燃料通路形成部30の内部に上下方向に形成される燃料通路28の上端部の開口部40に構成される。封止構造42は燃料通路28の上端部の開口部40に封止プラグ36が圧入嵌合されて封止される構造である。なお、本実施形態における燃料通路形成部30は、前述もしたように、本明細書に開示の技術の手段における燃料通路構成部材に相当する。
封止構造42を構成する燃料通路形成部30、すなわち、燃料通路28の開口部40を形成する燃料通路構成部材である燃料通路形成部30は、前述もしたように、樹脂で形成されている。そして、封止プラグ36も同じ樹脂で形成されている。封止プラグ36は、軸心部に形成される本体部82と、外周部に形成される係合孔形成部84とからなっており、係合孔形成部84にスナップフィット係合構成80が構成される。
図5に良く示されるように、封止プラグ36の本体部82は、閉鎖板部86と筒形状の嵌合部88とから形成されている。閉鎖板部86と筒形状の嵌合部88は断面T字状の配置形態として形成されている。図5で見て、閉鎖板部86が上方に位置し、筒形状の嵌合部88が下方に位置し、筒形状の嵌合部88が燃料通路28の開口部40に圧入嵌合する配置構成となっている。
封止プラグ36の開口部40への圧入嵌合において、閉鎖板部86の外周下面86Uが、燃料通路28を形成する燃料通路形成部30の上端面30Tに当接して、その嵌合挿入移動が阻止される構成となっている。この移動を阻止する詳細構成は、図6に示すように、閉鎖板部86の外周下面86Uには円形状の小突起90が周方向の数ヶ所に等間隔で形成されており、この小突起90の先端が燃料通路形成部30の上端面30Tに当接することにより阻止される構成となっている。したがって、封止プラグ36における閉鎖板部86の外周下面86Uと、燃料通路形成部30の上端面30Tとの間には、小突起90の高さ分の隙間が形成される構成となっている。
図5に良く示されるように、本実施形態では、封止プラグ36と開口部40を形成する燃料通路形成部30との圧入嵌合される範囲におけるそれぞれの形成厚みは同一とされている。本実施形態において圧入嵌合される範囲は、図5に示すLで示す範囲である。このLの範囲における封止プラグ36の嵌合部88の形成厚みはV1であり、燃料通路形成部30の形成厚みはV2である。そして、本実施形態では、V1とV2は同じ形成厚みとされており、形成材質も同じ樹脂材とされている。
なお、封止プラグ36における嵌合部88の下端外周部は上方から下方に向けて漸次小径のテーパ形状92に形成されている。そして、これに対向する位置の、開口部40を形成する燃料通路形成部30の上端内周部は逆のテーパ形状94に形成されている。すなわち、上方から下方に向けて漸次小径となるテーパ形状94とされている。これにより、封止プラグ36における嵌合部88を燃料通路形成部30の開口部40に圧入嵌合する際の挿入操作を容易としている。
また、本実施形態では、封止プラグ36における嵌合部88と、燃料通路形成部30の開口部40との圧入嵌合される嵌合断面形状は円形状とされている。
(封止プラグ36による封止構造42の作用効果)
本実施形態によれば、封止プラグ36と開口部40を形成する燃料通路形成部30との圧入嵌合される範囲Lにおけるそれぞれの形成厚みV1、V2は同一とされており、且つ、同じ樹脂製とされている。これにより、圧入嵌合される範囲Lにおける封止プラグ36による燃料通路28のシール機能は、このシール機能が行われる範囲Lにおける燃料による膨潤の影響を平準化することができて、圧入による封止の良好なシール性を確保することができる。したがって、本実施形態によれば、封止プラグ36のシール性確保のためにOリング等の弾性部材を用いる必要性がなくなり、組付け性が向上する。
また、本実施形態では、封止プラグ36における嵌合部88と、燃料通路形成部30の開口部40との圧入嵌合される嵌合断面形状が円形状とされている。これにより、圧入嵌合個所が燃料により膨潤した場合でも、円周方向が均一に膨潤して隙間が発生することを確実に防止ないし抑制することができる。
(封止プラグ36のスナップフィット係合構成80)
次に、本実施形態における他の特徴構成である封止プラグ36のスナップフィット係合構成80について説明する。本実施形態では、封止プラグ36を燃料通路28の開口部40に圧入嵌合して取付けた際、当該圧入嵌合により軸方向(挿入方向)対して位置決め固定すると共に、スナップフィット係合構成80によっても軸方向に位置決め固定する構成となっている。
図5に示されるように、スナップフィット係合構成80は、封止プラグ36の外周部に配設される係合孔形成部84と、燃料通路形成部30における上方部の外周部に形成される係止爪96により構成される。図4及び図6に示すように、係合孔形成部84は封止プラグ36における閉鎖板部86の外周部から垂下して形成されており、その下端位置において、隣接する2柱の係合孔形成部84が橋架部97で連結されて、その上部に係合孔98が形成される。
一方、図4及び図5に示される係止爪96は、封止プラグ36の嵌合部88が燃料通路28の開口部40に圧入嵌合された際の位置状態における、係合孔98が位置する位置に対応する燃料通路形成部30の位置に形成されている。すなわち、係合孔98と係止爪96は係合する位置関係として配設されている。
なお、図5に良く示されるように、スナップフィット係合構成80の係合孔98を形成する橋架部97の縦断面形状は、上面が水平面形状で、内周面が下方から上方に向けて漸次小径となるテーパ形状97aで形成されている。他方、係止爪96は下面が水平面形状で、外周面が下方から上方に向けてテーパ形状96aとして形成されている。これにより、封止プラグ36を開口部40に圧入嵌合のため挿入させるとき、橋架部97のテーパ形状97aは係止爪96のテーパ形状96aとの係合を乗り越えて、図4及び図5に示すように、係止爪96と係合孔98との水平面形状は係合する。その結果、封止プラグ36の上方への移動が阻止されて、封止プラグ36は燃料通路形成部30に位置決めされて固定される。
(封止プラグ36におけるスナップフィット係合構成80の作用効果)
本実施形態によれば、封止プラグ36のスナップフィット係合構成80によっても、封止プラグ36は開口部40に対して保持される。このため、封止プラグ36と開口部40との圧入嵌合による保持力が低下しても、封止プラグ36と開口部40との嵌合状態を確実に保持することができる。
(変形例)
図7は封止プラグ36の変形例を示す。上述した実施形態では、封止プラグ36における閉鎖板部86は、封止プラグ36と開口部40との圧入嵌合範囲より上方に設けた構成であった。この変形例は、閉鎖板部86Aの位置を圧入嵌合範囲Lより下方に設けた構成である。したがって、封止プラグ36の開口形態は、上述の実施形態では下方が開口する形態であったが、この変形例では、上方が開口する形態となっている。
また、この変形例では、封止プラグ36の嵌合部88と開口部40を形成する燃料通路形成部30との圧入嵌合される範囲Lにおけるそれぞれの形成厚みV1、V2は異なった厚みとされている。この変形例の場合、封止プラグ36における嵌合部88の形成厚みV1は、燃料通路形成部30の形成厚みV2より薄い。すなわち、V1<V2とされている。なお、逆の形成厚みとしてもよい。すなわち、V1>V2としてもよい。なお、この変形例における、上述の実施形態と対応する構成部位には、同じ符号を付して、その説明を省略する。
(他の実施形態)
本明細書に開示の技術は、上記した実施形態に限定されるものではなく、種々の変更が可能である。
例えば、上述した実施形態の燃料供給装置は、二輪自動車の燃料供給装置であった。本明細書に開示の技術の燃料供給装置は、四輪自動車やその他の車両の燃料供給装置としても幅広く適用可能である。
また、上述の実施形態では、封止プラグ36における嵌合部88と燃料通路形成部30の開口部40とが圧入嵌合される嵌合断面形状は真円形状とされている。しかし、真円形状に限らず、長円形状、楕円形状等であってもよい。
また、上述の実施形態では、封止プラグ36における圧入嵌合の範囲Lの形状は、中空部形状であったが、中実形状であってもよい。しかし、材料を削減する観点からは、中空形状の方が好ましい。
10 燃料供給装置
12 燃料供給装置組立体
14 燃料タンク
14A 底面部
16 タンク開口部
18 蓋部材
20 燃料ポンプ
22 燃料フィルタ
24 蓋部位
26 ポンプハウジング
28 燃料通路
28A 吐出燃料通路
28B 調圧弁燃料通路
28C エンジン供給燃料通路
30 燃料通路形成部(燃料通路構成部材)
32 調圧弁
34 調圧弁取付部
36 封止プラグ
38 連結部材
40 開口部
42 封止構造
46 ターミナル
48 導通部材
56 スナップフィット構成
58 係止爪
60 係止孔
62 スリット
74 挟持ターミナル
80 スナップフィット係合構成
82 本体部
84 係合孔形成部
86 閉鎖板部
88 嵌合部
90 小突起
92 テーパ形状
94 テーパ形状
96 係止爪
96a テーパ形状
97 橋架部
97a テーパ形状
98 係合孔

Claims (3)

  1. 樹脂製の燃料通路構成部材の内部に形成される燃料供給装置用の燃料通路と、前記燃料通路の一端が外部への開口形状として形成される開口部と、前記開口部に嵌合して前記燃料通路を封止する封止プラグとにより構成される燃料供給装置用の燃料通路の封止構造であって、
    前記封止プラグは前記燃料通路構成部材と同じ樹脂製であって前記燃料通路の前記開口部に圧入嵌合により取付けられており、前記封止プラグと前記開口部との圧入嵌合される範囲におけるそれぞれの形成厚みは同一とされている、燃料供給装置用の燃料通路の封止構造。
  2. 請求項1に記載の燃料供給装置用の燃料通路の封止構造であって、
    前記封止プラグと前記開口部との圧入嵌合される嵌合断面形状は円形状である、燃料供給装置用の燃料通路の封止構造。
  3. 請求項1又は請求項2に記載の燃料供給装置用の燃料通路の封止構造であって、
    更に、前記封止プラグと前記開口部との間にスナップフィット係合構成が形成されており、当該スナップフィット係合構成により前記封止プラグが前記開口部に係止されて取付けられる、燃料供給装置用の燃料通路の封止構造。
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