JP7279177B2 - ハンドオーバ割り込みを低減するためのシステム及び方法 - Google Patents

ハンドオーバ割り込みを低減するためのシステム及び方法 Download PDF

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Description

(関連出願の相互参照)
本出願は、2019年2月22日に出願された米国特許仮出願第62/809,441号の利益を主張し、その全体が参照により本明細書に組み込まれる。
様々な実施形態は、一般に、無線通信の分野に関連し得る。
本開示のいくつかの実施形態は、ハンドオーバ割り込みの低減のためのシステム、装置、方法、及びコンピュータ可読媒体を含む。
いくつかの実施形態は、無線フロントエンド回路及び無線フロントエンド回路に結合されたプロセッサ回路を含むユーザ機器(UE)に関する。いくつかの実施形態は、プロセッサ回路が、無線フロントエンド回路を使用して、ソース5GノードB(gNB)からの1つ以上のソース経路データパケット、及びターゲットgNBからの1つ以上のターゲット経路データパケットを受信することを含む。プロセッサ回路は、シーケンス番号(SN)によって、ソース経路データパケット及びターゲット経路データパケットの第1の再順序付けを実行し、次いで、再順序付けられたターゲット経路データパケットとは別に、再順序付けられたソース経路データパケットに対してヘッダ展開を実行する。ヘッダ展開後、プロセッサ回路は、SNによってソース経路データパケット及びターゲット経路データパケットの第2の再順序付けを実行し、SNに基づいて、任意の重複データパケットを廃棄する。
いくつかの実施形態では、プロセッサ回路は、受信したターゲット経路データパケットとは別に、受信したソース経路データパケットを解読し、解読されたターゲット経路データパケットとは別に、解読されたソース経路データパケットに対して完全性検証を実行する。第1の再順序付けを実行するために、プロセッサ回路は、受信したソース経路データパケットをソース受信バッファに、及び受信したターゲット経路データパケットをターゲット受信バッファに記憶し、ソース経路データパケットのSN及びターゲット経路データパケットのSNを共通受信バッファに記憶し、共通受信バッファ内のSNを数値的に順序付ける。ヘッダ展開を実行するために、プロセッサ回路は、SNの順序付けに従って、ヘッダ展開のためにソース受信バッファ内にソースデータパケット、及びヘッダ展開のためにターゲット受信バッファ内にターゲット経路データパケットを配置する。
第1の再順序付けを実行するために、プロセッサ回路は、受信したソース経路データパケットをソース受信バッファに、及び受信したターゲット経路データパケットをターゲット受信バッファに記憶する。プロセッサ回路はまた、ソース受信バッファ内のソース経路データパケットのSN、及びターゲット受信バッファ内のターゲット経路データパケットのSNを数値的に順序付ける。プロセッサ回路は、ソース受信バッファ内の順序付けられたSNと、ターゲット受信バッファ内の順序付けられたSNとの間のギャップを決定する。ギャップに基づいて、プロセッサ回路は、ソース経路データパケットのうちのどれが、及びターゲット経路データパケットのうちのどれがそれぞれのヘッダ展開に含まれているかを判定し、ヘッダ展開は、堅牢なヘッダ圧縮(ROHC)を利用することができる。いくつかの実施形態では、第2の再順序付けは、共通のバッファ、又は別個のソース受信バッファ及び別個のターゲット受信バッファ内で行われる。
いくつかの実施形態では、プロセッサ回路は、無線フロントエンド回路を使用して、ソースgNB相関するSN及びターゲットgNBに相関するSNを示す情報を受信する。また、SNを示す情報は、無線リソース制御(RRC)シグナリング、パケットデータ統合プロトコル(PDCP)シグナリング、無線リンク制御(RLC)シグナリング、又はメディアアクセス制御(MAC)シグナリングを介して受信することができる。
いくつかの実施形態によるネットワークのシステムのアーキテクチャを示す。 いくつかの本発明の実施形態による第1のコアネットワークを含むシステムのアーキテクチャを示す。 いくつかの実施形態による第2のコアネットワークを含むシステムのアーキテクチャを示す。 様々な実施形態によるインフラストラクチャ機器の一例を示す。 様々な実施形態によるコンピュータプラットフォームの例示的な構成要素を示す。 様々な実施形態によるベースバンド回路及び無線周波数回路の例示的な構成要素を示す。 様々な実施形態による、様々なプロトコルスタックに使用され得る様々なプロトコル機能の図である。 様々な実施形態によるコアネットワークの構成要素を示す。 いくつかの例示的な実施形態による、NFVをサポートするシステムの構成要素を示すブロック図である。 いくつかの例示的な実施形態による、機械可読媒体又はコンピュータ可読媒体(例えば、非一時的機械可読記憶媒体)から命令を読み取り、本明細書で論じる方法論のうちのいずれか1つ以上を実行することができる構成要素を示すブロック図を示す。 いくつかの実施形態による同時接続のためのシステムを示す。 いくつかの実施形態による同時接続の動作を示す。 様々な実施形態による、パケットデータ統合プロトコル(PDCP)層、機能図を示す。 いくつかの実施形態による、新しい無線PDCPプロトコル(受信側)を示す。 様々な実施形態による、更新された新しい無線PDCPプロトコル(受信側)の共通バッファを示す。 様々な実施形態による、更新された新しい無線PDCPプロトコル(受信側)の別個のバッファを示す。 様々な実施形態による、更新された新しい無線PDCPプロトコル(受信側)の別個の第1の再順序付けを示す。 様々な実施形態による、シーケンス番号(SN)管理を伴う更新された新しい無線PDCPプロトコル(受信側)の別個の第1の再順序付けを示す。 様々な実施形態による、本明細書で論じられる様々な実施形態を実施するための方法、例えば、ハンドオーバ割り込みを低減する方法を示す。
実施形態の特徴及び利点は、図面と併せて以下に述べる詳細な説明から明らかになり、図面では、同様の参照符号は、全体を通して対応する要素を特定する。図面において、同様の参照番号は、一般に、同一の、機能的に類似の、及び/又は構造的に類似の要素を示す。要素が最初に現れる図面は、対応する参照番号における最も左の桁(複数可)によって示される。
以下の詳細な説明は、添付の図面を参照する。同じ参照番号が、同じ又は類似の要素を識別するために、異なる図面において使用される場合がある。以下の記載において、限定するためにではなく説明の目的上、様々な実施形態の様々な態様の完全な理解を提供するために、特定の構造、アーキテクチャ、インタフェース、技法などの具体的な詳細を説明する。しかし、様々な実施形態の様々な態様が、これらの具体的な詳細から逸脱した他の実施例において実施され得ることは、本開示の利益を有する技術分野の当業者には明らかであろう。場合によっては、様々な実施形態の説明を不必要な詳細によって不明瞭にしないように、周知のデバイス、回路、及び方法の説明は省略される。本開示の目的のために、「A又はB」は、(A)、(B)、又は(A及びB)を意味する。
Rel-16 NRにおいて、新しい無線インタフェース「NRモビリティ強化」が、RP-181433で承認された。同時接続性は、以下のような潜在的な解決策の1つである。
●HO/SCG変更中の割り込み時間を短縮するための解決策を、限定はしないが、以下の特定された解決策に着目して検討する。
○ソースセル及びターゲットセルとの同時接続性を有するハンドオーバ/SCG変更。
○メークビフォアブレーク
○RACHレスハンドオーバ
R2-1816695のいくつかの態様を以下に記載する。
同時接続性(又は非分割ベアラ、又は拡張メークビフォアブレーク(eMBB)などの潜在的な解決策の説明:
本明細書では、同時接続性は解決策名として使用されるが、それは、非分割ベアラ、又は拡張メークビフォアブレーク(eMBB)などであり得る。
図11は、いくつかの実施形態による、同時接続のためのシステム1100を示す。
●図11を参照すると、UEへの2つのデータストリーム(ソースからのものとターゲットからのもの)が存在する。UEは、2つのPHY/MAC/RLC/PDCPプロトコルスタックを維持する。ソースセルからパケットを受信すると、UEはPHY/MAC/RLCを処理し、次いで、ソースキーに基づいてPDCPパケットを解読し、共通バッファにパケットを記憶する。UEがターゲットセルからパケットを受信すると、UEは同じプロセスを実行し(ただし、解読はターゲットキーに基づく)、解読されたPDCPパケットを共通バッファに入れる。重複に関係なく、共通バッファは、ソースセルとターゲットセルとの間のパケットデータコンバージェンスプロトコル(PDCP)再順序付けのために必要とされる。したがって、同じ場所でパケット重複を処理することは、困難ではない。最後に、堅牢なヘッダ圧縮(ROHC)展開が実行され、パケットが上位層に送信される。
TDoc参照:R2-1816695
図12は、いくつかの実施形態による、同時接続の動作1200を示す。
動作1:UEは、イベントがトリガされたときに、ソースセルに測定レポートを送る。
動作2:ソースセルは、(同時リンクイネーブルを用いて)ターゲットセルにHO要求を送信する。
動作3:ターゲットセルがサポートしている場合、ターゲットセルは、部分的なPDCP PDUを転送するための専用TNL情報を用いて、同時サポートのためのターゲットセル構成及び(RACHなどの必要なHOパラメータを含むHOコマンドを有するHO ackでソースセルに応答する。サポートしていない場合、ターゲットは拒否し、通常のHOを続行することができる。この場合、HOコマンドは、同時サポートがないというインジケーションを伴って生成される。
動作4:ソースセルは、同時サポートのあるHO、又は通常のHO、又はHOの拒否である場合の、ターゲットセルからの応答を読み取る。次いで、ソースセルは、UEへのターゲットセル構成と共に、HOコマンドを転送する。
注:レガシーハンドオーバでは、UEはソースセルから分離する。しかしながら、同時接続では、UEはソースセルとの接続を維持する。
動作5:同時サポートのあるHOの場合、UEはソースセル接続を維持する。UEは、ターゲットセルによって提供されるHOコマンド内のランダムアクセスチャネル(RACH)情報を使用してRACHを実行して、ターゲットセルにアクセスする。RACH成功のためのランダムアクセスレスポンス(RAR)によるターゲット応答。
動作6:UEは、次に、RRC接続再設定完了メッセージをターゲットインジケーションHO完了に送信する。
なお、この動作後、ターゲットノードはマスタノードになり、RRCメッセージは、ターゲットセルによって生成されるべきである。
注:このポイントソースは、ソースセルがUEにおいて開放されるまで、ターゲットセルへの部分PDCP PDU(SN及びROHC)データの転送を開始することができる。次いで、PDCP SDUは、レガシーのようにターゲットセルに転送される。
動作7:ターゲットセルは、ソースセルにHO成功インジケーションを送信する。
動作8:ターゲットセルは、ソースセルに開放メッセージを送信する。次いで、ソースセルは、UEへのデータ送信を停止する。
動作9:ターゲットがUEにRRC接続再設定(開放ソースセル)メッセージを送信する
動作10:UEは、RRC接続再設定完了をターゲットに送信することによって、ソースセルを開放する。
動作11/15:ターゲットeNBは、UEがセルを変更したことを通知するために、経路切り替えリクエストメッセージをモビリティ管理エンティティ(MME)に送信する。MMEは、ベアラ変更リクエストメッセージをサービングゲートウェイに送信する。サービングゲートウェイは、ダウンリンクデータ経路をターゲット側に切り替える。サービングゲートウェイは、古い経路上の1つ以上の「エンドマーカー」パケットをソースeNBに送信し、次いで、任意のUプレーン/TNLリソースをソースeNBに向けて開放することができる。サービングゲートウェイは、MMEにベアラ変更応答メッセージを送信する。MMEは経路切り替えリクエスト確認メッセージで経路切り替えリクエストメッセージを確認する。UEコンテキストの開放メッセージを送信することにより、ターゲットeNBは、HOの成功をソースeNBに通知し、ソースeNBによるリソースの開放をトリガする。ターゲットeNBは、経路切り替えリクエスト確認メッセージをMMEから受信した後に、このメッセージを送信する。UEコンテキストの開放メッセージを受信すると、ソースeNBは、UEコンテキストに関連付けられた無線及びCプレーン関連リソースを開放することができる。任意の進行中のデータ転送は継続することができる。
以下のように変更することが望ましい。
○(DLに対する)PDCP SN割り当ては、ソースeNBにおいて行われる。次いで、各SDUに割り当てられたPDCP SDU及びSNが、ターゲットeNBに転送される。
○RoHC及び残りのPDCP機能(例えば、暗号化、PDCP PDU作成)は、各ネットワークノードで別々に実行される
図13は、様々な実施形態による、パケットデータ統合プロトコル(PDCP)層、機能図1300を示す。NR(5G)の場合、現在のROHCは、以下のようにPDCP再順序付けの後に実行される。
図14は、いくつかの実施形態による、新しい無線PDCPプロトコル(受信側)1400を示す。同時接続をサポートするために、PDCPプロトコルスタックは、以下のようになる。
新しい無線(NR)の場合、
現在、UEは、まず再順序付け/パケット重複検出を実行し、次いで、RoHCを実行する。別個のRoHCを有し、図14で上に示されるものと同じシーケンスに従う場合:
問題1:パケット重複がサポートされている場合(同一のSNを有する同じパケットがソース及びターゲット経路の両方から送信される場合)、重複検出機能に基づいて重複パケットが受信側で廃棄される。
いくつかのパケットが失われると、前のパケットからのいくつかの有用な情報が取得できないため、ROHCの性能が影響を受ける。
問題2:NR RLCは、シーケンス送達において、ソースとターゲットにわたる再順序付けを最初に行わなければならないことを保証することができず、次いで、パケットを別個のRoHCに置く。ただし、RoHCの後、ソース及びターゲットからのパケットは、シーケンス外になる。
上記の問題1に対処するために、いくつかの実施形態は、パケット重複がサポートされている場合、RoHC展開後にパケット重複を実行することを含む。
上記の問題2に対処するために、いくつかの実施形態は、上位層へのパケット送達前に、ソース及びターゲットパケットにわたる別の再順序付けを実行することを含む。又は、受信側がソースからどのSNが送信されるか、及びターゲットからどのSNが送信されるかを既に知っているため、ソース及びターゲット経路の別個の再順序付け。
いくつかの実施形態は、共通受信バッファを含む。
図15は、様々な実施形態による、更新された新しい無線PDCPプロトコル(受信側)1500共通バッファを示す。
1.1505におけるソース経路及び1510におけるターゲット経路から受信したパケットについて、1507及び1511において別個に解読され、完全性検証が、それぞれ1513及び1517において実行される。
2.次いで、(解読、完全性検証後に)パケットを、第1の再順序付けのために共通受信バッファ1520に記憶する。
3.共通バッファは、どのデータがソース経路からのもので、どのデータがターゲット経路からのものであるかを識別する必要があり、再順序付け後、ソース経路データをヘッダ展開1530するためにソース経路からデータを順に送信し、ターゲット経路データのためのヘッダ展開1535のために、ターゲット経路からのデータを順に送信する必要がある。
4.展開後1540において、第2の再順序付けのためにパケットをまとめる必要があり、重複パケットは廃棄される。シーケンス番号(SN)は、再順序付け及びパケット重複検出を実行するために必要である。
図16は、様々な実施形態による、更新された新しい無線PDCPプロトコル(受信側)1600の別個のバッファを示す。
1.1605及び1610それぞれにおいて、ソース経路及びターゲット経路からパケットが受信される。1615及び1620それぞれにおいて、別個の解読が行われる。1625及び1630それぞれにおいて、別個の完全性検証が実行される。
2.1640及び1645それぞれにおいて、(解読、完全性検証後に)パケットが、ソース経路データ及びターゲット経路データの対応する受信バッファに送信される。SNのみが、第1の再順序付けのために共通の再順序付けバッファ1635に入れられる。
3.共通の再順序付けの後、共通の再順序付けは、ソース経路受信バッファ1640及びターゲット経路受信バッファ1645に対して正しい順序を示す。ソース経路受信バッファから、ソース経路データが順にヘッダ展開1650に送信される。ターゲット受信バッファから、ソース経路データが順にヘッダ展開1655に送信される。
4.展開後、1660において、第2の再順序付けのためにパケットをまとめる必要があり、重複パケットは廃棄される。シーケンス番号(SN)は、再順序付け及びパケット重複検出を実行するために必要である。注:これは、別個の受信バッファに基づいて行うことができる。
図17は、様々な実施形態による、更新された新しい無線PDCPプロトコル(受信側)の別個の第1の再順序付けを示す。いくつかの実施形態は、別個の第1の再順序付けを含む。
1.1705において、パケットはソース経路から受信され、1710において、パケットはターゲット経路から受信される。1715及び1720において、別個の解読が行われる。1725及び1730において、完全性検証が実行される。
2.解読、完全性検証後、ソース経路パケットは、対応するソース経路受信バッファ1735に送信され、ターゲット経路パケットは、対応するターゲット経路受信バッファ1740に送信される。
3.別個の受信バッファ1735及び1740内で第1の再順序付けを実行するために、UEのプロセッサは、どのSNがソース経路から送信され、どのSNがターゲット経路から送信されたかを知る必要がある。例えば、ネットワークは、ソース経路を介してSN1、4、6、7...を送信し、ターゲット経路を介してSN2、3、5、8...を送信する。受信側がこれを知っている場合、別個の受信バッファ1735及び1740はこれに基づいて再順序付けを行うことができる。すなわち、ソースはSN1、4、6、7...に基づいて再順序付けを行い、ターゲットはSN2、3、5、8...に基づいて再順序付けを行う。この情報を得るためには、
実施例1:ネットワークは、この情報をUEに提供する。すなわち、どのSNがソースに割り当てられ、どのSNがターゲットに割り当てられるかを提供し、これは、RRC、PDCP、RLC、MACなどを介して転送され得る。
実施例2:受信側は、以下の図18に示すように、SN管理1810を行うための共通の場所を有することができる。図18は、様々な実施形態による、シーケンス番号(SN)管理を伴う更新された新しい無線PDCPプロトコル(受信側)1800の別個の第1の再順序付けを示す。
ソース経路パケットからのデータの受信バッファ1735は、ソース経路から受信したSNをSN管理1810に提供し、ターゲット経路パケットからのデータの受信バッファ1740は、ターゲット経路から受信したSNをSN管理1810に提供する。SN管理1810は、ソース及びターゲット経路の両方から受信したデータにギャップが存在するかどうかを検出する。
例えば、ソース経路についてSN1、4、7が受信され、ターゲット経路についてSN2、3、8が受信された場合、SN管理は、1、2、3、4をヘッダ展開のために送信できることを知ることができ、ソース及びターゲットのための受信バッファに、SN1、4をソースのヘッダ展開のために送信することができ、かつSN2、3を、ターゲットのヘッダ展開のために送信することができることを通知することができる。
4.1745及び1750において、ヘッダ展開が行われる。展開後、1760において、パケットが受信される。一緒に、パケットは、第2(例えば、第2の再順序付け)のために再順序付けられ、重複パケットは廃棄される。シーケンス番号(SN)は、再順序付け及びパケット重複検出を実行するために必要である。注:これは、別個の受信バッファに基づいて行うことができる。
いくつかの実施形態では、図1~図10、又は本明細書のいくつかの他の図の電子デバイス、ネットワーク、システム、チップ若しくは構成要素、又はその一部若しくは実装は、本明細書に記載の1つ以上のプロセス、技術、若しくは方法、又はその一部を実行するように構成され得る。そのようなプロセスの一例を図19に示す。図19は、様々な実施形態による、本明細書で論じられる様々な実施形態を実施するための方法、例えば、ハンドオーバ割り込みを低減する方法を示す。一例として、限定するものではないが、フローチャートの特徴は、図1のUE101a若しくは101b、又は図10の1つ以上のプロセッサ1010によって実行することができる。
1905において、1つ以上のプロセッサ1010は、ソース5GノードB(gNB)から1つ以上のソース経路データパケット、及びターゲットgNBから1つ以上のターゲット経路データパケットを受信する。
1910において、1つ以上のプロセッサ1010は、ソースgNBに相関するSN及びターゲットgNBに相関するSNを示す情報を受信する。SNを示す情報は、無線リソース制御(RRC)シグナリング、パケットデータ統合プロトコル(PDCP)シグナリング、無線リンク制御(RLC)シグナリング、又はメディアアクセス制御(MAC)シグナリングを介して受信することができる。
1915において、1つ以上のプロセッサ1010は、受信した1つ以上のソース経路データパケットを、受信した1つ以上のターゲット経路データパケットとは別個に解読する。
1920において、1つ以上のプロセッサ1010は、解読した1つ以上のソース経路データパケットに対する完全性検証を、解読した1つ以上のターゲット経路データパケットとは別個に実行する。
1925において、1つ以上のプロセッサ1010は、シーケンス番号(SN)によって、1つ以上のソース経路データパケット及び1つ以上のターゲット経路データパケットの第1の再順序付けを実行する。第1の実施例では、1つ以上のプロセッサ1010は、i)受信した1つ以上のソース経路データパケットをソース受信バッファに、及び受信した1つ以上のターゲット経路データパケットをターゲット受信バッファに記憶し、ii)1つ以上のソース経路データパケットのSN及び1つ以上のターゲット経路データパケットのSNを共通受信バッファに記憶し、iii)共通受信バッファ内でSNを数値的に順序付ける。
第2の実施例では、1つ以上のプロセッサ1010は、i)受信した1つ以上のソース経路データパケットをソース受信バッファに記憶し、受信した1つ以上のターゲット経路データパケットをターゲット受信バッファ内に、及びii)1つ以上のソース経路データパケットのSNを、ソース受信バッファ内で、1つ以上のターゲット経路データパケットのSNを、ターゲット受信バッファ内で数値的に順序付ける。
1930において、1つ以上のプロセッサ1010は、ソース受信バッファ内の順序付けられたSNと、ターゲット受信バッファ内の順序付けられたSNとの間のギャップを決定する。ギャップに基づいて、ソース経路データパケットのうちのどれが、及びターゲット経路データパケットのうちのどれがそれぞれのヘッダ展開に含まれているかを判定し、ヘッダ展開は、堅牢なヘッダ圧縮(ROHC)を利用する。
1935において、1つ以上のプロセッサ1010は、再順序付けられたターゲット経路データパケットとは別に、再順序付けられたソース経路データパケット上でヘッダ展開を実行する。例えば、1つ以上のプロセッサ1010は、SNの順序付けに従って、ヘッダ展開のためにソース受信バッファ内に1つ以上のソースデータパケット、及びヘッダ展開のためにターゲット受信バッファ内に1つ以上のターゲット経路データパケットを配置する。
1940において、ヘッダ展開後、1つ以上のプロセッサ1010は、ソース経路データパケット及びターゲット経路データパケットの第2の再順序付けをSNによって実行する(例えば、第2の再順序付けは共通バッファ内で、又は別個のソース受信バッファ及び別個のターゲット受信バッファ内で行われる)。
1945において、1つ以上のプロセッサ1010は、SNに基づいて、第2の再順序付けられたソース経路データパケット及びターゲット経路データパケットの重複データパケットを廃棄する。
図11~図19に示す機能及びプロセスは、アプリケーション回路405若しくは505、ベースバンド回路410若しくは510、又はプロセッサ1010のうちの1つ以上によって少なくとも部分的に実行することができる。
システム及び実装
図1は、様々な実施形態に係るネットワークのシステム100の例示的なアーキテクチャを示す。以下の説明は、LTEシステム規格及び3GPP技術仕様によって提供されるような5G又はNRシステム標準と併せて動作する例示的なシステム100について説明する。しかしながら、例示的な実施形態は、この点に関して限定されず、説明される実施形態は、将来の3GPPシステム(例えば、第6世代(6G))システム、IEEE802.16プロトコル(例えば、WMAN、WiMAXなど)などの、本明細書に記載の原理から恩恵を受ける他のネットワークに適用することができる。
図1に示すように、システム100は、UE101a及びUE101b(まとめて「UE101」と呼ばれる)を含む。この例では、UE101は、スマートフォン(例えば、1つ以上のセルラネットワークに接続可能な携帯式タッチスクリーンモバイル計算デバイス)として図示されているが、民生用電子デバイス、携帯電話、スマートフォン、フィーチャフォン、タブレットコンピュータ、ウェアラブルコンピュータデバイス、携帯情報端末(PDA)、ページャ、無線ハンドセット、デスクトップコンピュータ、ラップトップコンピュータ、車両内インフォテインメント(IVI)、車内エンターテインメント(ICE)デバイス、インストルメントクラスタ(IC)、ヘッドアップディスプレイ(HUD)デバイス、車載診断(OBD)デバイス、ダッシュトップモバイル機器(DME)、モバイルデータ端末(MDT)、電子エンジン管理システム(EEMS)、電子/エンジン制御ユニット(ECU)、電子エンジン/エンジン制御モジュール(ECM)、組み込みシステム、マイクロコントローラ、制御モジュール、エンジン管理システム(EMS)、ネットワーク化又は「スマート」電化製品、MTCデバイス、M2M、IoTデバイス、及び/又は同様のものなどの任意のモバイル又は非モバイル計算デバイスを含んでもよい。
いくつかの実施形態では、UE101のいずれかは、IoT UEを含むことができ、それは、短期UE接続を利用する低電力IoTアプリケーション用に設計されたネットワークアクセス層を含み得る。IoT UEは、PLMN、ProSe又はD2D通信、センサネットワーク、又はIoTネットワークを介して、MTCサーバ又はデバイスとデータを交換するためのM2M又はMTCなどの技術を利用することができる。M2Mデータ交換又はMTCデータ交換は、機械起動のデータの交換であってもよい。IoTネットワークは、相互に接続するIoT UEを記載し、それは、短期接続による、(インターネットインフラストラクチャ内の)一意に識別可能な埋め込み型計算デバイスを含み得る。IoT UEは、IoTネットワークの接続を容易にするために、バックグラウンドアプリケーション(例えば、キープアライブメッセージ、ステータス更新など)を実行してもよい。
UE101は、RAN110に接続されるように、例えば通信可能に結合されるように、構成され得る。実施形態では、RAN110は、NG RAN若しくは5G RAN、E-UTRAN、又はUTRAN若しくはGERANなどのレガシーRANであってもよい。本明細書で使用するとき、用語「NG RAN」などは、NR又は5Gシステム100で動作するRAN110を指し、用語「E-UTRAN」などは、LTE又は4Gシステム100で動作するRAN110を指してもよい。UE101は、それぞれ接続(又はチャネル)103及び104を利用し、これらはそれぞれ、物理通信インタフェース又は層(以下で更に詳細に議論する)を含む。
この実施例では、接続103及び104は、通信可能な結合を可能にするためのエアインタフェースとして示されており、GSMプロトコル、CDMAネットワークプロトコル、PTTプロトコル、POCプロトコル、UMTSプロトコル、3GPP LTEプロトコル、5Gプロトコル、NRプロトコル、及び/又は本明細書で論じる他の通信プロトコルのいずれかなどのセルラ通信プロトコルと一致し得る。実施形態では、UE101は、更に、ProSeインタフェース105を介して通信データを直接交換することができる。ProSeインタフェース105は、代替的にSLインタフェース105と称されてもよく、PSCCH、PSSCH、PSDCH、及びPSBCHを含むがこれらに限定されない1つ以上の論理チャネルを含んでもよい。
UE101bは、接続107を介してAP106(「WLANノード106」「WLAN106」「WLAN端末106」、「WT106」などとも呼ばれる)にアクセスするように構成されていることが示されている。接続107は、任意のIEEE802.11プロトコルと合致する接続などのローカルワイヤレス接続を含むことができ、AP106は、WiFi(Wireless Fidelity)(登録商標)ルータを備えるであろう。本例では、AP106は、図示するように、ワイヤレスシステムのコアネットワークに接続せずにインターネットに接続される(以下で更に詳細に説明する)。様々な実施形態では、UE101b、RAN110及びAP106は、LWA動作及び/又はLWIP動作を利用するように構成することができる。LWA動作は、LTE及びWLANの無線リソースを利用するために、RANノード111a~111bによって構成されているRRC接続状態のUE101bを伴い得る。LWIP動作は、接続107を介して送信されたパケット(例えば、IPパケット)を認証及び暗号化するために、IPsecプロトコルトンネリングを介してWLAN無線リソース(例えば、接続107)を使用してUE101bに関与し得る。IPsecトンネリングは、元のIPパケットの全体をカプセル化し、新しいパケットヘッダを追加することを含んでもよく、それによってIPパケットのオリジナルヘッダを保護することを含んでもよい。
RAN110は、接続103及び104を可能にする1つ以上のANノード又はRANノード111a及び111b(まとめて「RANノード111」と呼ぶ)を含むことができる。本明細書で使用するとき、用語「アクセスノード」、「アクセスポイント」などは、ネットワークと1人以上のユーザとの間のデータ及び/又は音声接続のための無線ベースバンド機能を提供する機器を説明することができる。これらのアクセスノードは、BS、gNB、RANノード、eNB、NodeBs、RSUs、TRxP又はTRPなどと称される場合があり、地理的エリア(例えば、セル)内に有効通信範囲を提供する地上局(例えば、地上アクセスポイント)又はサテライト局を備えることができる。本明細書で使用するとき、用語「NG RANノード」などは、NR又は5Gシステム100(例えば、gNB)で動作するRANノード111を指してもよく、用語「E-UTRANノード」は、LTE又は4Gシステム100(例えば、eNB)で動作するRANノード111を指し得る。様々な実装形態によれば、RANノード111は、マクロセルと比較してより小さい有効通信範囲面積、より小さいユーザ容量、又はより高い帯域幅を有するフェムトセル、ピコセル、又は他の同様のセルを提供するための、マクロセル基地局、及び/又は低電力(LP)基地局などの専用物理デバイスのうちの1つ以上として実装され得る。
いくつかの実装形態では、RANノード111の全て又は一部は、仮想ネットワークの一部としてサーバコンピュータ上で実行される1つ以上のソフトウェアエンティティとして実装されてもよく、このソフトウェアエンティティは、CRAN及び/又は仮想ベースバンドユニットプール(vBBUP)と称され得る。これらの実装形態では、CRAN又はvBBUPは、RRC及びPDCP層が、CRAN/vBBUPによって動作され、他のL2プロトコルエンティティは個々のRANノード111によって動作されるPDCP分割などのRAN機能分割、RRC、PDCP、RLC、及びMAC層がCRAN/vBBUPによって動作され、PHY層が個別のRANノード111によって動作される、MAC/PHY分割、又はRRC、PDCP、RLC、MAC層、及びPHY層の上部がCRAN/vBBUPによって動作され、PHY層の下部が個々のRANノード111によって動作される、「下位PHY」分割を実装し得る。この仮想化されたフレームワークは、RANノード111の開放されたプロセッサコアが、他の仮想化されたアプリケーションを実行することを可能にする。いくつかの実装形態では、個々のRANノード111は、個々のF1インタフェース(図1に示されていない)を介してgNB-CUに接続された個々のgNB-DUを表し得る。これらの実装形態では、gNB-DUは、1つ以上のリモート無線ヘッド又はRFEM(例えば、図4を参照)を含むことができ、gNB-CUは、RAN110(図示せず)に配置されたサーバによって、又はCRAN/vBBUPと同様の方法でサーバプールによって動作することができる。追加的又は代替的に、RANノード111のうちの1つ以上は次世代eNB(ng-eNB)であってもよく、次世代eNBは、UE101に向けてE-UTRAユーザプレーン及び制御プレーンプロトコル端末を提供し、NGインタフェースを介して5GC(例えば、図3のCN320)に接続されるRANノードである。
V2Xシナリオでは、RANノード111のうちの1つ以上は、RSUとすることができるか、又はその役割を果たし得る。用語「Road Side Unit」又は「RSU」は、V2X通信に使用される任意の輸送インフラストラクチャエンティティを指し得る。RSUは、適切なRANノード又は静止(又は比較的静止)UEにおいて又はそれによって実装されてもよく、UEにおいて又はそれによって実装されるRSUは「UEタイプRSU」と呼ばれてもよく、eNBにおいて又はそれによって実装されるRSUは「eNBタイプRSU」と呼ばれてもよく、gNBにおいて又はそれによって実装されるRSUは「gNBタイプRSU」などと呼ばれてもよい。一例では、RSUは、通過車両UE101(vUE101)に接続性サポートを提供する路側に位置する無線周波数回路に結合された計算デバイスである。RSUはまた、交差点マップ形状、交通統計、媒体、並びに進行中の車両及び歩行者の交通を検知及び制御するためのアプリケーション/ソフトウェアを記憶するための内部データ記憶回路を含むことができる。RSUは、5.9GHz Direct Short Range Communication(DSRC)帯域で動作して、衝突回避、トラフィック警告などの高速イベントに必要な非常に短い待ち時間の通信を提供することができる。追加的又は代替的に、RSUは、前述の低待ち時間通信、並びに他のセルラ通信サービスを提供するために、セルラV2X帯域で動作することができる。追加的又は代替的に、RSUは、Wi-Fiホットスポット(2.4GHz帯域)として動作することができ、及び/又は1つ以上のセルラネットワークへの接続性を提供して、アップリンク及びダウンリンク通信を提供することができる。RSUの計算デバイス及び無線周波数回路の一部又は全ては、屋外設置に適した耐候性エンクロージャにパッケージ化することができ、交通信号コントローラ及び/又はバックホールネットワークに有線接続(例えば、イーサネット)を提供するためのネットワークインタフェースコントローラを含むことができる。
RANノード111のうちのいずれかは、エアインタフェースプロトコルを終結させることができ、UE101の第1の接触点とすることができる。いくつかの実施形態では、RANノード111のいずれも、RAN110のための様々な論理機能を果たすことができ、その機能は、限定されないが、無線ベアラ管理、アップリンク及びダウンリンク動的無線リソース管理並びにデータパケットスケジューリング、並びにモビリティ管理などの無線ネットワークコントローラ(RNC)機能を含む。
いくつかの実施形態によれば、UE101は、様々な通信技術に従ったマルチキャリア通信チャネルにより、OFDM通信信号を用いて、互いに又はRANノード111のいずれかと通信するように構成することができ、この様々な通信技術は、例えば、(例えば、ダウンリンク通信用の)OFDMA通信技術、又は(例えば、アップリンク及びProSe又はサイドリンク通信用の)SC-FDMA通信技術であるが、これらに限定されず、実施形態の範囲は、この点において限定されない。OFDM信号は、複数の直交サブキャリアを含むことができる。
いくつかの実施形態では、ダウンリンクリソースグリッドは、RANノード111のいずれかからUE101へのダウンリンク送信のために使用することができ、一方、アップリンク送信は同様の技術を利用することができる。グリッドは、リソースグリッド又は時間周波数リソースグリッドと呼ばれる時間周波数グリッドとすることができ、それは、各スロット内のダウンリンクの物理的リソースである。このような時間周波数平面表現は、OFDMシステムの一般的な慣習であり、それは無線リソース割り当ての直感的なものにする。リソースグリッドの各列及び各行は、それぞれ、1つのOFDMシンボル及び1つのOFDMサブキャリアに対応する。時間ドメイン内のリソースグリッドの持続時間は、無線フレーム内の1つのスロットに対応する。リソースグリッドの最小時間周波数単位は、リソース要素と表記する。各リソースグリッドは、多数のリソースブロックを含み、それは、リソース要素への特定の物理チャネルのマッピングを説明する。各リソースブロックは、リソースエレメントの集合を含み、周波数ドメインにおいて、これは、現在割り当てられ得るリソースの最小量を表すことができる。このようなリソースブロックを用いて伝達されるいくつかの異なる物理ダウンリンクチャネルが存在する。
様々な実施形態によれば、UE101及びRANノード111は、認可媒体(「認可スペクトル」及び/又は「認可帯域」とも呼ばれる)及び無認可共有媒体(「無認可スペクトル」及び/又は「無認可帯域」とも呼ばれる)を介してデータ(例えば、送信及び受信)データを通信する。認可スペクトルは、約400MHz~約3.8GHzの周波数範囲で動作するチャネルを含んでもよく、無認可スペクトルは5GHz帯域を含んでもよい。
無認可スペクトルで動作するために、UE101及びRANノード111は、LAA、eLAA、及び/又はfeLAA機構を使用して動作し得る。これらの実装では、UE101及びRANノード111は、無認可スペクトル内の1つ以上のチャネルが無認可スペクトルで送信する前に利用不可能であるか、又は別の方法で占有されているかどうかを判定するために、1つ以上の既知の媒体検知動作及び/又はキャリア検知動作を実行してもよい。媒体/キャリア検知動作は、listen-before-talk(LBT)プロトコルに従って実行することができる。
LBTは、機器(例えば、UE101、RANノード111など)が媒体(例えば、チャネル又はキャリア周波数)を検知し、媒体がアイドル状態であることが検知されたとき(又は、媒体内の特定のチャネルが占有されていないと検知されたとき)を送信する機構である。媒体検知動作は、チャネルが占有されているか又はクリアされているかどうかを決定するために、チャネル上の他の信号の有無を決定するために少なくともEDを利用するCCAを含んでもよい。このLBT機構により、無認可スペクトル及び他のLAAネットワークにおいて、セルラ/LAAネットワークが現用システムと共存することを可能にする。EDは、ある期間にわたって意図された送信帯域にわたってRFエネルギーを検知することと、検知されたRFエネルギーを所定の閾値又は設定された閾値と比較することを含んでもよい。
典型的には、5GHz帯域における現用システムは、IEEE802.11技術に基づいてWLANである。WLANは、CSMA/CAと呼ばれる、コンテンションベースのチャネルアクセス機構を採用する。ここで、WLANノード(例えば、UE101、AP106などの移動局(MS))が送信することを意図する場合、WLANノードは、送信前にCCAを最初に実行してもよい。更に、2つ以上のWLANノードがチャネルをアイドル状態として検知し、同時に送信する状況における衝突を回避するためにバックオフ機構が使用される。バックオフ機構は、CWS内でランダムに引き寄せられたカウンタであってもよく、これは、衝突の発生時に指数関数的に増加し、送信が成功したときに最小値にリセットされる。LAA用に設計されたLBT機構は、WLANのCSMA/CAと幾分類似している。いくつかの実装形態では、PDSCH又はPUSCH送信をそれぞれ含むDL又はUL送信バーストのためのLBT手順は、XECCAスロットとYECCAスロットとの間の長さが可変であるLAA競合ウィンドウを有することができ、X及びYは、LAAのためのCWSの最小値及び最大値である。一例では、LAA送信のための最小CWSは、9マイクロ秒(μs)であってもよいが、CWS及びMCOTのサイズ(例えば、送信バースト)は、政府規制要件に基づいてもよい。
LAA機構は、LTEアドバンストシステムのCA技術に基づいて構築されている。CAでは、各集約されたキャリアはCCと呼ばれる。CCは、1.4、3、5、10、15、又は20MHzの帯域幅を有することができ、最大5つのCCを集約することができ、従って、最大集約された帯域幅は100MHzである。FDDシステムでは、集約されたキャリアの数は、DLとULとで異なることがあり、UL CCの数は、DL要素キャリアの数以下である。場合によっては、個々のCCは、他のCCとは異なる帯域幅を有することができる。TDDシステムでは、CCの数及び各CCの帯域幅は、通常、DL及びULに対して同じである。
CAはまた、個々のCCを提供する個々のサービングセルを含む。例えば、異なる周波数帯域におけるCCは、異なる経路喪失を経験するので、サービングセルの有効通信範囲は異なり得る。一次サービスセル又はPCellは、UL及びDLの両方にPCCを提供することができ、RRC及びNAS関連のアクティビティを処理することができる。他のサービングセルはSCellと呼ばれ、各SCellはULとDLの両方に個別のSCCを提供し得る。PCCを変更することは、UE101がハンドオーバを受けることを必要とし得る一方、SCCは、必要に応じて追加及び除去され得る。LAA、eLAA、及びfeLAAでは、SCellの一部又は全部は、無認可スペクトル(「LAA SCell」と呼ばれる)で動作することができ、LAA SCellは、認可スペクトルで動作するPCellによって支援される。UEが2つ以上のLAA SCellで構成される場合、UEは、同じサブフレーム内の異なるPUSCH開始位置を示す、構成されたLAA SCell上でULグラントを受信することができる。
PDSCHは、ユーザデータ及び上位層シグナリングをUE101に伝達する。PDCCHは、とりわけ、PDSCHチャネルに関連するトランスポートフォーマット及びリソース割り当てに関する情報を搬送する。また、それは、アップリンク共有チャネルに関するトランスポートフォーマット、リソース割り当て、及びHARQ情報について、UE101に通知することもできる。典型的には、ダウンリンクスケジューリング(制御及び共有チャネルリソースブロックをセル内のUE101bに割り当てる)は、UE101のいずれかからフィードバックされるチャネル品質情報に基づいて、RANノード111のいずれかで実行されてもよい。ダウンリンクリソース割り当て情報は、UE101のそれぞれに対して使用される(例えば、割り当てられた)PDCCHで送信されてもよい。
PDCCHは、CCEを使用して制御情報を伝達する。リソース要素にマッピングされる前に、PDCCH複素数値シンボルは最初に、4つ組(quadruplets)に編成されてもよく、その後、レートマッチングのためのサブブロックインターリーバを用いて入れ替えられてもよい。各PDCCHを、これらのCCEのうちの1つ以上を用いて送信してもよく、各CCEは、REGとして知られる4つの物理リソース要素の9つのセットに対応することができる。4つの四位相偏移変調(QPSK)シンボルを各REGにマッピングしてもよい。PDCCHは、DCIのサイズ及びチャネル状態に応じて、1つ以上のCCEを用いて送信することができる。異なる数のCCE(例えば、アグリゲーションレベル、L=1、2、4、又は8)を有するLTEに定義される4つ以上の異なるPDCCHフォーマットが存在し得る。
いくつかの実施形態は、上記の概念の拡張である制御チャネル情報のためのリソース割り当てのための概念を使用することができる。例えば、いくつかの実施形態は、制御情報送信のためにPDSCHリソースを使用するEPDCCHを利用することができる。EPDCCHを、1つ以上のECCEを用いて送信してもよい。上記と同様に、各ECCEは、EREGとして知られる4つの物理リソース要素からなる9つのセットに対応し得る。ECCEは、一部の状況では、他の数のEREGを有してもよい。
RANノード111は、インタフェース112を介して互いに通信するように構成され得る。システム100がLTEシステム(例えば、CN120が図2のEPC220である場合)である実施形態では、インタフェース112はX2インタフェース112であり得る。X2インタフェースは、EPC120に接続する2つ以上のRANノード111(例えば、2つ以上のeNBなど)間、及び/又はEPC120に接続する2つのeNB間に定義されてもよい。いくつかの実装形態では、X2インタフェースは、X2ユーザプレーンインタフェース(X2-U)及びX2制御プレーンインタフェース(X2-C)を含むことができる。X2-Uは、X2インタフェースを介して転送されるユーザデータパケットのためのフロー制御機構を提供し得、eNB間のユーザデータの配信に関する情報を通信するために使用され得る。例えば、X2-Uは、MeNBからSeNBへ転送されるユーザデータのための特定のシーケンス番号情報と、ユーザデータのためのSeNBからUE101へのPDCP PDUのシーケンス配信の成功に関する情報と、UE101に配信されなかったPDCP PDUの情報と、UEユーザデータに送信するためのSeNBにおける現在の最小所望バッファサイズに関する情報などを提供し得る。X2-Cは、ソースeNBからターゲットeNBへのコンテキスト転送、ユーザプレーントランスポート制御等を含む、LTE内アクセスモビリティ機能と、負荷管理機能と、セル間干渉調整機能とを提供し得る。
システム100が5G又はNRシステム(例えば、CN120が図3の5GC320である場合)である実施形態では、インタフェース112はXnインタフェース112であり得る。Xnインタフェースは、5GC120に接続する2つ以上のRANノード111(例えば、2つ以上のgNBなど)間、5GC120に接続するRANノード111(例えば、gNB)とeNBとの間、及び/又は5GC120に接続する2つのeNB間で定義される。いくつかの実装形態では、Xnインタフェースは、Xnユーザプレーン(Xn-U)インタフェース及びXn制御プレーン(Xn-C)インタフェースを含むことができる。Xn-Uは、ユーザプレーンPDUの非保証配信を提供し、データ転送及びフロー制御機能をサポート/提供することができる。Xn-Cは、他の機能の中でもとりわけ、管理及びエラー処理機能、Xn-Cインタフェースを管理する機能、1つ以上のRANノード111間の接続モードのためのUEモビリティを管理する機能を含む、接続モード(例えば、CM接続)のUE101のためのモビリティサポートを提供し得る。モビリティサポートは、古い(ソース)サービングRANノード111から新しい(ターゲット)サービングRANノード111へのコンテキスト転送と、古い(ソース)サービングRANノード111と新しい(ターゲット)サービングRANノード111との間のユーザプレーントンネルの制御とを含み得る。Xn-Uのプロトコルスタックは、インターネットプロトコル(IP)トランスポート層上に構築されたトランスポートネットワーク層と、ユーザプレーンPDUを搬送するためにUDP層及び/又はIP層の上のGTP-U層とを含むことができる。Xn-Cプロトコルスタックは、アプリケーション層シグナリングプロトコル(Xnアプリケーションプロトコル(Xn-AP)と呼ばれる)と、SCTP上に構築されたトランスポートネットワーク層とを含むことができる。SCTPは、IP層の上にあってもよく、アプリケーション層メッセージの保証された配信を提供してもよい。トランスポートIP層では、シグナリングPDUを配信するためにポイントツーポイント送信が使用される。他の実装形態では、Xn-Uプロトコルスタック及び/又はXn-Cプロトコルスタックは、本明細書に示し説明したユーザプレーン及び/又は制御プレーンプロトコルスタックと同じ又は同様であってもよい。
RAN110は、コアネットワーク、この実施形態ではコアネットワーク(CN)120、に通信可能に結合されるように示されている。CN120は、RAN110を介してCN120に接続されている顧客/加入者(例えば、UE101のユーザ)に様々なデータ及び電気通信サービスを提供するように構成された複数のネットワーク要素122を備えることができる。CN120の構成要素は、機械可読媒体又はコンピュータ可読媒体(例えば、非一時的機械可読記憶媒体)から命令を読み取って実行するための構成要素を含む、単一の物理ノード又は別個の物理ノードに実装されてもよい。いくつかの実施形態では、NFVを利用して、1つ以上のコンピュータ可読記憶媒体(以下で更に詳細に説明する)に記憶された実行可能命令を介して、上述のネットワークノード機能のいずれか又は全てを仮想化することができる。CN120の論理インスタンス化は、ネットワークスライスと称されてもよく、CN120の一部の論理インスタンス化は、ネットワークサブスライスと称されることができる。NFVアーキテクチャ及びインフラストラクチャは、業界標準のサーバハードウェア、ストレージハードウェア、又はスイッチの組み合わせを含む物理リソース上で、1つ以上のネットワーク機能を仮想化するために使用されてもよく、或いは専用ハードウェアによって実行されてもよい。言い換えれば、NFVシステムを使用して、1つ以上のEPC構成要素/機能の仮想又は再構成可能な実装を実行することができる。
一般に、アプリケーションサーバ130は、コアネットワーク(例えば、UMTSPSドメイン、LTEPSデータサービスなど)とのIPベアラリソースを使用するアプリケーションを提供するエレメントであってもよい。アプリケーションサーバ130はまた、EPC120を介してUE101のために1つ以上の通信サービス(例えば、VoIPセッション、PTTセッション、グループ通信セッション、ソーシャルネットワーキングサービスなど)をサポートするように構成することもできる。
実施形態では、CN120は5GC(「5GC120」などと呼ばれる)であってもよく、RAN110はNGインタフェース113を介してCN120に接続されてもよい。実施形態では、NGインタフェース113は、RANノード111とUPFとの間でトラフィックデータを搬送するNGユーザプレーン(NG-U)インタフェース114と、RANノード111とAMFとの間のシグナリングインタフェースであるS1制御プレーン(NG-C)インタフェース115との2つの部分に分割することができる。CN120が5GC120である実施形態は、図3に関してより詳細に論じられている。実施形態では、CN120は5G CN(「5GC120」などと呼ばれる)であってもよく、他の実施形態では、CN120はEPCであってもよい。CN120がEPC(「EPC120」などと呼ばれる)である場合、RAN110は、S1インタフェース113を介してCN120と接続され得る。実施形態では、S1インタフェース113は、RANノード111とS-GWとの間にトラフィックデータを搬送するS1ユーザプレーン(S1-U)インタフェース114と、RANノード111とMMEとの間のシグナリングインタフェースであるS1-MMEインタフェース115との2つの部分に分割されてもよい。CN120がEPC120である例示的なアーキテクチャを図2に示す。
図2は、様々な実施形態による、第1のCN 220を含むシステム200の例示的なアーキテクチャを示す。この例では、システム200は、CN220が図1のCN120に対応するEPC220であるLTE規格を実装することができる。更に、UE201は、図1のUE101と同じか又は同様であってもよく、E-UTRAN210は、図1のRAN110と同じか又は同様であり、前述したRANノード111を含み得るRANであってもよい。CN220は、MME221、S-GW222、P-GW223、HSS224、及びSGSN225を備えることができる。
MME221は、レガシーSGSNの制御プレーンと機能が類似していてもよく、UE201の現在位置を追跡するためにMM機能を実施し得る。MME221は、ゲートウェイ選択及びトラッキングエリアリスト管理などのアクセスのモビリティ態様を管理するために、様々なMM手順を実行し得る。MM(E-UTRANシステムでは「EPSMM」又は「EMM」とも呼ばれる)は、UE201の現在位置に関する知識を維持し、ユーザアイデンティティの機密性を提供し、及び/又はユーザ/加入者に他の同様のサービスを実行するために使用される全ての適用可能な手順、方法、データストレージなどを指すことができる。各UE201及びMME221は、MM又はEMMサブ層を含んでもよく、アタッチ手順が正常に完了したときに、UE201及びMME221においてMMコンテキストが確立されてもよい。MMコンテキストは、UE201のMM関連情報を記憶するデータ構造又はデータベースオブジェクトであってもよい。MME221は、S6a基準点を介してHSS224と結合されてもよく、S3基準点を介してSGSN225と結合されてもよく、S11基準点を介してS-GW222と結合されてもよい。
SGSN225は、個々のUE201の位置を追跡し、セキュリティ機能を実行することによって、UE201にサービス提供するノードであってもよい。更に、SGSN225は、他の機能の中でもとりわけ、2G/3GとE-UTRAN 3GPPアクセスネットワークとの間のモビリティのためのEPC間ノードシグナリング、MME221によって指定されたPDN及びS-GW選択、MME221によって指定されたUE201の時間帯機能の処理、E-UTRAN3GPPアクセスネットワークへのハンドオーバのためのMME選択とを行うことができる。MME221とSGSN225との間のS3基準点は、アイドル状態及び/又はアクティブ状態における3GPP間アクセスネットワークモビリティのためのユーザ及びベアラ情報交換を可能にすることができる。
HSS224は、ネットワークユーザのデータベースを備えることができ、それは、ネットワークエンティティの通信セッションの取り扱いをサポートするための加入関連情報を含む。EPC220は、モバイル加入者の数、機器の容量、ネットワークの組織などに応じて、1つ以上のHSS224を備えることができる。例えば、HSS224は、ルーティング/ローミング、認証、認可、命名/アドレス指定解決、位置依存関係などのサポートを提供することができる。HSS224とMME221との間のS6a基準点は、HSS224とMME221との間のEPC220へのユーザアクセスを認証/認可するための加入及び認証データの転送を可能にすることができる。
S-GW222は、RAN210に対するS1インタフェース113(図2における「S1-U」)を終了させ、RAN210とEPC220との間でデータパケットをルーティングしてもよい。加えて、S-GW222は、RANノード間ハンドオーバのためのローカルモビリティアンカー点であってもよく、また、3GPP間モビリティのためのアンカーを提供してもよい。他の責任は、合法の傍受、課金、及び一部のポリシー施行を含んでもよい。S-GW222とMME221との間のS11基準点は、MME221とS-GW222との間に制御プレーンを提供することができる。S-GW222は、S5基準点を介してP-GW223と結合され得る。
P-GW223は、PDN230に対するSGiインタフェースを終了することができる。P-GW223は、IPインタフェース125(例えば、図1を参照されたい)を介して、EPC220と、アプリケーションサーバ130を含むネットワーク(代替的に「AF」と称される)などの外部ネットワークとの間でデータパケットをルーティングしてもよい。実施形態では、P-GW223は、IP通信インタフェース125(例えば、図1を参照されたい)を介してアプリケーションサーバ(図1のアプリケーションサーバ130又は図2のPDN230)に通信可能に結合することができる。P-GW223とS-GW222との間のS5基準点は、P-GW223とS-GW222との間のユーザプレーントンネリング及びトンネル管理を提供し得る。S5基準点はまた、UE201のモビリティに起因して、S-GW222が必要とされるPDN接続性のために、非コロケートのP-GW223に接続する必要がある場合に、S-GW222の再配置に使用されてもよい。P-GW223は、更に、ポリシー施行及び課金データ収集のためのノード(例えば、PCEF(図示せず))を含んでもよい。加えて、P-GW223とパケットデータネットワーク(PDN)230との間のSGi基準点は、例えば、IMSサービスを提供するための、オペレータ外部公衆、プライベートPDN、又はオペレータ内パケットデータネットワークであってもよい。P-GW223は、Gx基準点を介してPCRF226と結合され得る。
PCRF226は、EPC220のポリシー及び課金制御要素である。非ローミングシナリオでは、UE201のインターネットプロトコル接続性アクセスネットワーク(IP-CAN)セッションに関連付けられたHPLMN(Home Public Land Mobile Network)内に単一のPCRF226が存在してもよい。トラフィックのローカルブレークアウトを伴うローミングシナリオでは、UE201のIP-CANセッションに関連付けられた2つのPCRF、すなわち、HPLMN内のホームPCRF(H-PCRF)とVPLMN(Visited Public Land Mobile Network)内の在圏PCRF(V-PCRF)が存在し得る。PCRF226は、P-GW223を介してアプリケーションサーバ230に通信可能に結合されてもよい。アプリケーションサーバ230は、PCRF226に信号を送って、新しいサービスフローを指示し、QoS及び課金パラメータを選択することができる。PCRF226は、適切なTFT及びQCIを有するPCEF(図示せず)にこの規則をプロビジョニングすることができ、アプリケーションサーバ230によって指定されたQoS及び課金を開始する。PCRF226とP-GW223との間のGx基準点は、PCRF226からP-GW223のPCEFへのQoSポリシー及び課金ルールの転送を可能にし得る。Rx基準点は、PDN230(又は「AF230」)とPCRF226との間に存在し得る。
図3は、様々な実施形態による第2のCN320を含むシステム300のアーキテクチャを示す。システム300は、前述のUE101及びUE201と同じ又は同様であり得るUE301と、前述したRAN110及びRAN210と同じか又は同様であり得、前述したRANノード111を含み得る(R)AN310と、例えば、オペレータサービス、インターネットアクセス、又はサードパーティサービスであってもよいDN303と、5GC320とを含むように示されている。5GC320は、AUSF322、AMF321、SMF324、NEF323、PCF326、NRF325、UDM327、AF328、UPF302及びNSSF329を含み得る。
UPF302は、RAT内及びRAT間モビリティのためのアンカー点、DN303への相互接続の外部PDUセッション点、及びマルチホーム化PDUセッションをサポートする分岐点として機能し得る。UPF302はまた、パケットルーティング及び転送を実行し、パケット検査を実行し、ポリシールールのユーザプレーン部分を施行し、パケットを合法的に傍受し(UPコレクション)、トラフィック使用レポートを実行し、ユーザプレーンに対するQoS処理を実行し(例えば、パケットフィルタリング、ゲーティング、UL/DLレート施行)、アップリンクトラフィック検証を実行し(例えば、SDF対QoSフローマッピング)、アップリンク及びダウンリンクにおけるトランスポートレベルパケットマーキングを実行し、ダウンリンクパケットバッファ及びダウンリンクデータ通知トリガを実行することができる。UPF302は、データネットワークへのルーティングトラフィックフローをサポートするためのアップリンク分類子を含むことができる。DN303は、様々なネットワークオペレータサービス、インターネットアクセス、又はサードパーティサービスを表すことができる。DN303は、先に論じたアプリケーションサーバ130を含んでもよく、又はこれと同様であってもよい。UPF302は、SMF324とUPF302との間のN4参照点を介してSMF324と相互作用することができる。
AUSF322は、UE301の認証のためのデータを記憶し、認証関連機能を処理してもよい。AUSF322は、様々なアクセスタイプのための一般的な認証フレームワークを容易にすることができる。AUSF322は、AMF321とAUSF322との間のN12参照点を介してAMF321と通信することができ、UDM327とAUSF322との間のN13参照点を介してUDM327と通信することができる。加えて、AUSF322は、Nausfサービスベースのインタフェースを示し得る。
AMF321は、登録管理(例えば、UE301を登録するためなど)、接続管理、到達可能性管理、モビリティ管理、及びAMF関連イベントの合法的傍受、並びにアクセス認証及び認可に関与してもよい。AMF321は、AMF321とSMF324との間のN11参照点の終端点であり得る。AMF321は、UE301とSMF324との間のSMメッセージのトランスポートを提供し、SMメッセージをルーティングするための透明的pro9として機能することができる。AMF321はまた、UE301とSMSF(図3には示されず)との間のSMSメッセージのためのトランスポートを提供し得る。AMF321は、AUSF322とUE301との相互作用と、UE301の認証プロセスの結果として確立された中間鍵の受信とを含んでもよい、SEAFとして機能してもよい。USIMベースの認証が使用される場合、AMF321は、AUSF322からセキュリティ材料を取得してもよい。AMF321はまた、アクセスネットワーク固有の鍵を導出するために使用するSEAからの鍵を受信する、SCM機能を含んでもよい。更に、AMF321はRANCPインタフェースの終端点であってもよく、(R)AN310とAMF321との間のN2参照点を含むか又はそれであってもよく、AMF321は、NAS(N1)シグナリングの終端点であり、NAS暗号化及び完全性保護を行うことができる。
AMF321はまた、N3IWFインタフェースを介して、UE301を用いてNASシグナリングをサポートすることができる。N3IWFを使用して、信頼できないエンティティへのアクセスを提供することができる。N3IWFは、制御プレーンの(R)AN310とAMF321との間のN2インタフェースの終端点であってもよく、ユーザプレーンの(R)AN310とUPF302との間のN3基準点の終端点であってもよい。従って、AMF321は、PDUセッション及びQoSのためにSMF324及びAMF321からのN2シグナリングを処理し、IPsec及びN3トンネリングのためにパケットをカプセル化/カプセル化解除し、アップリンクでN3ユーザプレーンパケットをマークし、N2を介して受信されたそのようなマーキングに関連するQoS要件を考慮して、N3パケットマーキングに対応するQoSを実施することができる。N3IWFはまた、UE301とAMF321との間のN1参照点を介してUE301とAMF321との間のアップリンク及びダウンリンク制御プレーンNASシグナリングを中継し、UE301とUPF302との間のアップリンク及びダウンリンクユーザプレーンパケットを中継することができる。N3IWFはまた、UE301とのIPsecトンネル確立のための機構を提供する。AMF321は、Namfサービスベースのインタフェースを示すことができ、2つのAMF321間のN14基準点、及びAMF321と5G-EIR(図3には示されず)との間のN17基準点の終端点とすることができる。
UE301は、ネットワークサービスを受信するためにAMF321に登録する必要があり得る。RMは、UE301をネットワーク(例えば、AMF321)に登録又は登録解除し、ネットワーク(例えば、AMF321)内のUEコンテキストを確立するために使用される。UE301は、RM-REGISTERED状態又はRM-DEREGISTERED状態で動作してもよい。RM登録解除状態では、UE301はネットワークに登録されず、AMF321内のUEコンテキストは、UE301がAMF321によって到達可能ではないように、UE301に対する有効なロケーション又はルーティング情報を保持しない。RM登録状態では、UE301はネットワークに登録され、AMF321内のUEコンテキストは、UE301がAMF321によって到達可能であるように、UE301に対する有効な位置又はルーティング情報を保持することができる。RM登録状態では、とりわけ、UE301は、モビリティ登録更新手順を実行し、(例えば、UE301がまだアクティブであることをネットワークに通知するために)周期的更新タイマの満了によってトリガされる周期的登録更新手順を実行し、UE能力情報を更新するか、又はネットワークとプロトコルパラメータを再ネゴシエートするために登録更新手順を実行することができる。
AMF321は、UE301に対する1つ以上のRMコンテキストを記憶することができ、各RMコンテキストは、ネットワークへの特定のアクセスに関連付けられる。RMコンテキストは、とりわけ、アクセスタイプごとの登録状態及び定期更新タイマを示すか又は記憶するデータ構造、データベースオブジェクトなどであってもよい。AMF321はまた、前述した(E)MMコンテキストと同じ又は同様であり得る5GCMMコンテキストを記憶し得る。様々な実施形態では、AMF321は、関連付けられたMMコンテキスト又はRMコンテキストにUE301のCEモードB制限パラメータを記憶することができる。AMF321はまた、UEコンテキスト(及び/又はMM/RMコンテキスト)に既に記憶されているUEの使用設定パラメータから、必要に応じて値を導出してもよい。
CMは、N1インタフェースを介してUE301とAMF321との間のシグナリング接続を確立及び開放するために使用され得る。シグナリング接続は、UE301とCN320との間のNASシグナリング交換を可能にするために使用され、UEとAN(例えば、非3GPPアクセスのためのRRC接続又はUE-N3IWF接続)との間のシグナリング接続と、AN(例えば、RAN310)とAMF321との間のUE301のためのN2接続の両方を含む。UE301は、CM-IDLEモード又はCM-CONNECTEDモードの2つのCM状態のいずれかで動作してもよい。UE301がCM-IDLE状態/モードで動作しているとき、UE301は、N1インタフェースを介してAMF321とのNASシグナリング接続を確立されていなくてもよく、UE301のための(R)AN310シグナリング接続(例えば、N2及び/又はN3接続)があってもよい。UE301がCM-CONNECTED状態/モードで動作しているとき、UE301は、N1インタフェースを介してAMF321との確立されたNASシグナリング接続を有していてもよく、UE301のための(R)AN310シグナリング接続(例えば、N2及び/又はN3接続)があってもよい。(R)AN310とAMF321との間のN2接続の確立は、UE301をCM-IDLEモードからCM-CONNECTEDモードに遷移させることができ、UE301は、(R)AN310とAMF321との間のN2シグナリングが開放されたときにCM-CONNECTEDモードからCM-IDLEモードに遷移することができる。
SMF324は、SM(例えば、UPFとANノードとの間のトンネル維持を含む、セッションの確立、変更、及び開放)、UE IPアドレス割り当て及び管理(任意選択的な認可を含む)、UP機能の選択及び制御、適切な宛先にトラフィックをルーティングするために、UPFでトラフィックステアリングを構成すること、ポリシー制御機能に向かうインタフェースの終了、ポリシー施行及びQoSの一部の制御、(SMイベント及びLIシステムへのインタフェースの)合法的傍受、NASメッセージのSM部の終了、ダウンリンクデータ通知、N2上でAMFを介してANに送信されたAN固有SM情報の開始、及びセッションのSSCモードの決定を含む。SMは、PDUセッションの管理を指すことができ、PDUセッション(又は「セッション」)は、UE301とデータネットワーク名(DNN)によって識別されるデータネットワーク(DN)303との間のPDUの交換を行う又は可能にするPDU接続性サービスを指すことができる。PDUセッションは、UE301要求時に確立され、UE301及び5GC320要求に応じて変更され、UE301とSMF324との間のN1基準点を介して交換されたNAS SMシグナリングを使用して、UE301及び5GC320要求時に解放され得る。アプリケーションサーバからの要求に応じて、5GC320は、UE301内の特定のアプリケーションをトリガすることができる。トリガメッセージの受信に応じて、UE301は、トリガメッセージ(又はトリガメッセージの関連する部分/情報)を、UE301内の1つ以上の特定されたアプリケーションに渡すことができる。UE301内の特定されたアプリケーション(単数又は複数)は、特定のDNNにPDUセッションを確立することができる。SMF324は、UE301要求がUE301に関連付けられたユーザ加入情報に準拠しているか否かをチェックすることができる。この点に関して、SMF324は、UDM327からSMF324レベルの加入データに対する更新通知を取得すること、及び/又は受信するように要求することができる。
SMF324は、以下のローミング機能を含むことができる:QoS SLA(VPLMN)を適用するためのローカル施行処理、課金データ収集及び課金インタフェース(VPLMN)、(SMイベント及びLIシステムへのインタフェースのVPLMN内の)合法的傍受、外部DNによるPDUセッションの認可/認証のためのシグナリングの伝送のための外部DNとの相互作用のためのサポートを含み得る。2つのSMF324間のN16参照点がシステム300に含まれてもよく、これは、ローミングシナリオにおける訪問先ネットワーク内の別のSMF324とホームネットワーク内のSMF324との間であってもよい。加えて、SMF324は、Nsmfサービスベースのインタフェースを示し得る。
NEF323は、サードパーティ、内部露出/再露出、アプリケーション機能(例えば、AF328)、エッジコンピューティング又はフォッグコンピューティングシステムなどのための、3GPPネットワーク機能によって提供されるサービス及び能力を安全に露出させるための手段を提供してもよい。そのような実施形態では、NEF323は、AFを認証、認可、及び/又は減速させることができる。NEF323はまた、AF328と交換された情報、及び内部ネットワーク機能と交換された情報を変換してもよい。例えば、NEF323は、AFサービス識別子と内部5GC情報との間で変換することができる。NEF323はまた、他のネットワーク機能の露出した能力に基づいて、他のネットワーク機能(NF)から情報を受信してもよい。この情報は、構造化されたデータとしてNEF323に、又は標準化されたインタフェースを使用してデータ記憶NFで記憶されてもよい。次いで、記憶された情報は、NEF323によって他のNF及びAFに再露出し、かつ/又は分析などの他の目的に使用することができる。更に、NEF323は、Nnefサービスベースのインタフェースを提示することができる。
NRF325は、サービス発見機能をサポートし、NFインスタンスからNF発見要求を受信し、NFインスタンスに発見されたNFインスタンスの情報を提供することができる。NRF325はまた、利用可能なNFインスタンス及びそれらのサポートされたサービスの情報を維持する。本明細書で使用される場合、用語「インスタンス」、「インスタンス化」などは、インスタンスの作成を指すことができ、「インスタンス」は、例えば、プログラムコードの実行中に発生し得るオブジェクトの具体的な発生を指すことができる。加えて、NRF325は、Nnrfサービスベースのインタフェースを示し得る。
PCF326は、制御プレーン機能(単数又は複数)にポリシールールを提供して、それらを施行することができ、また、統合ポリシーフレームワークをサポートして、ネットワーク挙動を統制することができる。PCF326はまた、UDM327のUDRにおけるポリシー決定に関連する加入情報にアクセスするためにFEを実装してもよい。PCF326は、PCF326とAMF321との間のN15参照点を介してAMF321と通信することができ、ローミングシナリオの場合、訪問先ネットワーク内のPCF326及びAMF321を含むことができる。PCF326は、PCF326とAF328との間のN5参照点を介してAF328と通信することがあり、PCF326とSMF324との間のN7参照点を介してSMF324と通信することがある。システム300及び/又はCN320はまた、(ホームネットワーク内の)PCF326と訪問先ネットワーク内のPCF326との間にN24基準点を含むことができる。更に、PCF326は、Npcfサービスベースのインタフェースを提示することができる。
UDM327は、加入関連情報を処理して、ネットワークエンティティの通信セッションの処理をサポートすることができ、UE301の加入データを記憶することができる。例えば、加入データは、UDM327とAMF321との間のN8基準点を介してUDM327とAMFとの間で通信され得る。UDM327は、アプリケーションFE及びUDRの2つの部分を含むことができる(FE及びUDRは図3には示されず)。UDRは、UDM327及びPCF326の加入データ及びポリシーデータ、/又はNEF323の曝露及びアプリケーションデータ(アプリケーション検出のためのPFD、複数のUE301のためのアプリケーション要求情報を含む)のための構造化データを記憶することができる。Nudrサービスベースのインタフェースは、UDR221によって示されて、UDM327、PCF326、及びNEF323が、記憶されたデータの特定のセットにアクセスすることを可能にし、並びに、UDRにおける関連するデータ変化の通知を読み出し、更新(例えば、追加、修正)し、削除し、そして同意することを可能にし得る。UDMは、クレデンシャル、位置管理、加入管理などの処理を担当するUDM FEを含んでもよい。いくつかの異なるフロントエンドは、異なるトランザクションにおいて同じユーザにサービスを提供することができる。UDM-FEは、UDRに記憶されたサブスクリプション情報にアクセスし、認可クレデンシャル処理、ユーザ識別処理、アクセス許可、登録/モビリティ管理、及びサブスクリプション管理を実行する。UDRは、UDM327とSMF324との間のN10参照点を介してSMF324と相互作用することができる。UDM327はまた、SMS管理をサポートすることができ、SMS-FEは、前述したものと同様のアプリケーションロジックを実装する。加えて、UDM327は、Nudmサービスベースのインタフェースを示し得る。
AF328は、トラフィックルーティングにアプリケーションの影響を与え、NCEへのアクセスを提供し、ポリシー制御のためにポリシーフレームワークと対話することができる。NCEは、エッジコンピューティング実装に使用することができる、NEF323を介して5GC320及びAF328が互いに情報を提供することを可能にする機構であってもよい。そのような実装形態では、ネットワークオペレータ及びサードパーティサービスは、UE301のアタッチのアクセスポイントに近接してホストされて、トランスポートネットワーク上の低減されたエンドツーエンド待ち時間及び負荷によって効率的なサービス配信を達成することができる。エッジコンピューティング実装では、5GCは、UE301に近接したUPF302を選択し、N6インタフェースを介してUPF302からDN303へのトラフィックステアリングを実行することができる。これは、UE加入データ、UE位置、及びAF328によって提供される情報に基づいてもよい。このようにして、AF328は、UPF(再)選択及びトラフィックルーティングに影響を及ぼすことができる。オペレータの配備に基づいて、AF328が信頼されたエンティティであると見なされるとき、ネットワークオペレータは、AF328が関連するNFと直接相互作用することを許可することができる。更に、AF328は、Nafサービスベースのインタフェースを提示することができる。
NSSF329は、UE301にサービスを提供するネットワークスライスインスタンスのセットを選択することができる。NSSF329は、必要に応じて、許可されたNSSAI及びサブスクライブされたS-NSSAIへのマッピングを決定することもできる。NSSF329はまた、好適な構成に基づいて、及び場合によってはNRF325を問い合わせることによって、UE301にサービス提供するために使用されるAMFセット、又は候補AMF(単数又は複数)321のリストを判定することもできる。UE301に対するネットワークスライスインスタンスのセットの選択は、AMF321によってトリガされてもよく、このAMF321には、その変化につながり得るNSSF329と相互作用することによってUE301が登録される。NSSF329は、AMF321とNSSF329との間のN22基準点を介してAMF321と相互作用することができ、N31基準点(図3には示さず)を介して訪問先ネットワーク内の別のNSSF329と通信することができる。更に、NSSF329は、Nnssfサービスベースのインタフェースを提示することができる。
前述したように、CN320は、SMS加入チェック及び検証に関与して、UE301とSMS-GMSC/IWMSC/SMSルータなどの他のエンティティとの間のSMメッセージを中継することができる、SMSFを含んでもよい。SMSはまた、UE301がSMS転送に利用可能である通知手順のために、AMF321及びUDM327と相互作用する(例えば、UEに到達不可能なフラグを設定し、UE301がSMSに利用可能である場合にUDM327に通知する)ことができる。
CN120はまた、データストレージシステム/アーキテクチャ、5G-EIR、SEPPなど、図3に示されていない他の要素を含んでもよい。データストレージシステムは、SDSF、UDSFなどを含むことができる。任意のNFは、任意のNFとUDSFとの間のN18参照点(図3には示さず)を介して、非構造化データをUDSF(例えば、UEコンテキスト)に記憶し、UDSFから取り出すことができる。個々のNFは、各非構造化データを記憶するためにUDSFを共有することができ、又は個々のNFはそれぞれ、個々のNF又はその近くに位置する独自のUDSFを有することができる。更に、UDSFは、Nudsfサービスベースのインタフェース(図3には示さず)を提示することができる。5G-EIRは、特定の機器/エンティティがネットワークからブラックリストに記載されているかどうかを判定するためにPEIのステータスをチェックするNFであってもよく、SEPPは、PLMN間制御プレーンインタフェース上でトポロジ隠蔽、メッセージフィルタリング、及びポリシングを実行する非透過pro9であってもよい。
更に、NF内のNFサービス間には、より多くの参照点及び/又はサービスベースのインタフェースが存在してもよい。しかしながら、これらのインタフェース及び参照点は、明確にするために図3から省略されている。一例では、CN320は、CN320とCN220との間のインターワーキングを可能にするために、MME(例えば、MME221)とAMF321との間のCN間インタフェースである、Nxインタフェースを含むことができる。他の例示的なインタフェース/参照点は、5G-EIRによって提示されるN5g-EIRサービスベースのインタフェースと、訪問先ネットワーク内のNRFとホームネットワーク内のNRFとの間のN27参照点と、訪問先ネットワーク内のNSSFとホームネットワーク内のNSSFとの間のN31参照点とを含むことができる。
図4は、様々な実施形態によるインフラストラクチャ機器400の例示の構成要素を示す。インフラストラクチャ機器400(又は「システム400」)は、基地局、無線ヘッド、RANノード111及び/又は前述したAP106などのRANノード、アプリケーションサーバ130、及び/又は本明細書で説明した任意の他のエレメント/デバイスとして実装することができる。他の例では、システム400は、UEにおいて、又はUEによって実装され得る。
システム400は、アプリケーション回路405と、ベースバンド回路410と、1つ以上の無線フロントエンドモジュール(RFEM)415と、メモリ回路420と、電力管理集積回路(PMIC)425と、電力T回路430と、ネットワークコントローラ回路435と、ネットワークインタフェースコネクタ440と、衛星測位回路445と、ユーザインタフェース回路450とを含む。いくつかの実施形態では、デバイス400は、例えば、メモリ/記憶装置、ディスプレイ、カメラ、センサ、又は入力/出力(I/O)インタフェースなどの追加の要素を含んでもよい。他の実施形態では、以下で説明される構成要素は、2つ以上のデバイスに含まれてもよい。例えば、当該回路は、CRAN、vBBU、又は他の同様の実装のために2つ以上のデバイスに別々に含まれてもよい。
アプリケーション回路405は、これらに限られるわけではないが、1つ以上のプロセッサ(又はプロセッサコア)、キャッシュメモリ、並びに低ドロップアウトレギュレータ(LDO)、割り込みコントローラ、SPI、I2C、又はユニバーサルプログラマブルシリアルインタフェースモジュールなどのシリアルインタフェース、リアルタイムクロック(RTC)、インタバル及びウォッチドッグタイマを含むタイマカウンタ、汎用入出力(I/O又はIO)、Secure Digital(SD)マルチメディアカード(MMC)などのメモリカードコントローラ、ユニバーサルシリアルバス(USB)インタフェース、モバイル産業プロセッサインタフェース(MIPI)インタフェース、及びJoint Test Access Group(JTAG)テストアクセスポートなどのうちの1つ以上の回路を含む。アプリケーション回路405のプロセッサ(又はコア)は、メモリ/記憶要素に結合されてもよいし、メモリ/記憶要素を含んでもよく、様々なアプリケーション又はオペレーティングシステムをシステム400上で実行することを可能にするために、メモリ/記憶装置に記憶された命令を実行するように構成されてもよい。いくつかの実装形態では、メモリ/記憶要素はオンチップメモリ回路であってもよく、これは、DRAM、SRAM、EPROM、EEPROM、フラッシュメモリ、ソリッドステートメモリ、及び/又は本明細書で説明されるような任意の他のタイプのメモリデバイス技術などの任意の適切な揮発性及び/又は不揮発性メモリを含んでもよい。
アプリケーション回路405のプロセッサは、例えば、1つ以上のプロセッサコア(CPU)、1つ以上のアプリケーションプロセッサ、1つ以上のグラフィック処理ユニット(GPU)、1つ以上の縮小命令セットコンピューティング(RISC)プロセッサ、1つ以上のAcorn RISCマシン(ARM)プロセッサ、1つ以上の複合命令セットコンピューティング(CISC)プロセッサ、1つ以上のデジタル信号プロセッサ(DSP)、1つ以上のFPGA、1つ以上のPLD、1つ以上のASIC、1つ以上のマイクロプロセッサ若しくはコントローラ、又はこれらの任意の好適な組み合わせを含むことができる。いくつかの実施形態では、アプリケーション回路405は、本明細書の様々な実施形態に従って動作する専用プロセッサ/コントローラを含んでもよく、又は専用プロセッサ/コントローラであってもよい。例として、アプリケーション回路405のプロセッサは、1つ以上のIntel Pentium(登録商標)、Core(登録商標)、又はXeon(登録商標)プロセッサ、Advanced Micro Devices(AMD)Ryzen(登録商標)プロセッサ、Accelerated Processing Unit(APU)、又はEpyc(登録商標)プロセッサ、プロセッサのARM Cortex-AファミリなどのARM Holdings、Ltdによって提供されるARMベースのプロセッサ、及び、Cavium(商標)Inc.によって提供されるThunderX2(登録商標)、MIPS Warrior又はP-クラスプロセッサなどのMIPS Technologies,Inc.から提供されるMIPSベースの設計などを含み得る。いくつかの実施形態では、システム400は、アプリケーション回路405を利用しなくてもよく、代わりに、例えば、EPC又は5GCから受信したIPデータを処理するための専用プロセッサ/コントローラを含んでもよい。
いくつかの実装形態では、アプリケーション回路405は、マイクロプロセッサ、プログラマブル処理デバイスなどであり得る、1つ以上のハードウェアアクセラレータを含むことができる。1つ以上のハードウェアアクセラレータは、例えば、コンピュータビジョン(CV)及び/又はディープラーニング(DL)アクセラレータを含むことができる。例として、プログラマブル処理デバイスは、フィールドプログラマブルゲートアレイ(FPGA)などの1つ以上のフィールドプログラマブルデバイス(FPD)、複合PLD(CPLD)、高容量PLD(HCPLD)などのプログラマブルロジックデバイス(PLD)、構造化ASICなどのASIC、プログラマブルSoC(PSoC)、などである。そのような実装形態では、アプリケーション回路405の回路は、論理ブロック又は論理ファブリック、及び本明細書で説明される様々な実装形態の手順、方法、機能などの様々な機能を実行するようにプログラムされ得る他の相互接続されたリソースを含むことができる。そのような実施形態では、アプリケーション回路405の回路は、ルックアップテーブル(LUT)に論理ブロック、論理ファブリック、データなどを記憶するために使用されるメモリセル(例えば、消去可能プログラマブル読み出し専用メモリ(EPROM)、電気的消去可能プログラマブル読み出し専用メモリ(EEPROM)、フラッシュメモリ、スタティックメモリ(例えば、スタティックランダムアクセスメモリ(SRAM)、アンチヒューズなど))を含むことができる。
ベースバンド回路410は、例えば、1つ以上の集積回路を含むはんだ付け基板、主回路基板にはんだ付けされた単一のパッケージ集積回路、又は2つ以上の集積回路を含むマルチチップモジュールとして実装されてもよい。ベースバンド回路410の様々なハードウェア電子要素は、図6に関して以下に説明される。
ユーザインタフェース回路450は、システム400とのユーザ相互作用を可能にするように設計された1つ以上のユーザインタフェース、又はシステム400との周辺構成要素相互作用を可能にするように設計された周辺構成要素インタフェースを含むことができる。ユーザインタフェースは、1つ以上の物理又は仮想ボタン(例えば、リセットボタン)、1つ以上のインジケータ(例えば、発光ダイオード(LED))、物理キーボード又はキーパッド、マウス、タッチパッド、タッチスクリーン、スピーカ又は他のオーディオ放出デバイス、マイクロフォン、プリンタ、スキャナ、ヘッドセット、ディスプレイスクリーン又はディスプレイデバイスなどを含むことができるが、これらに限定されない。周辺構成要素インタフェースは、不揮発性メモリポート、ユニバーサルシリアルバス(USB)ポート、オーディオジャック、電源インタフェースなどを含むことができるが、これらに限定されない。
無線フロントエンドモジュール(RFEM)415は、ミリ波(ミリ波)RFEM及び1つ以上のサブミリ波無線周波数集積回路(RFIC)を含んでもよい。いくつかの実装形態では、1つ以上のサブミリ波RFICは、ミリ波RFEMから物理的に分離されてもよい。RFICは、1つ以上のアンテナ又はアンテナアレイ(例えば、以下の図6のアンテナアレイ611を参照)への接続を含むことができ、RFEMは、複数のアンテナに接続されることができる。代替実装形態では、ミリ波及びサブミリ波無線機能の両方は、ミリ波アンテナ及びサブミリ波の両方を組み込んだ同じ物理RFEM415内に実装されてもよい。
メモリ回路420は、ダイナミックランダムアクセスメモリ(DRAM)及び/又は同期ダイナミックランダムアクセスメモリ(SDRAM)を含む揮発性メモリ、並びに高速電気的消去可能メモリ(一般にフラッシュメモリと呼ばれる)、相変化ランダムアクセスメモリ(PRAM)、磁気抵抗ランダムアクセスメモリ(MRAM)などを含む不揮発性メモリ(NVM)のうちの1つ以上を含むことができ、Intel(登録商標)及びMicron(登録商標)の三次元(3D)クロスポイント(XPOINT)メモリを組み込むことができる。メモリ回路420は、はんだ付けパッケージ集積回路、ソケットメモリモジュール、及びプラグインメモリカードのうちの1つ以上として実装されてもよい。
PMIC425は、電圧レギュレータ、サージ保護器、電力アラーム検出回路、及びバッテリ又はコンデンサなどの1つ以上の予備電源を含んでもよい。電力アラーム検出回路は、ブラウンアウト(不足電圧)及びサージ(過電圧)状態のうちの1つ以上を検出してもよい。電力T回路430は、ネットワークケーブルから引き出される電力を供給して、単一のケーブルを使用してインフラストラクチャ機器400に電力供給及びデータ接続性の両方を提供することができる。
ネットワークコントローラ回路435は、イーサネット、GREトンネル上のイーサネット、マルチプロトコルラベルスイッチング(MPLS)上のイーサネット、又は何らかの他の適切なプロトコルなどの標準的なネットワークインタフェースプロトコルを使用してネットワークへの接続性を提供することができる。ネットワーク接続は、電気(一般に「銅配線」と呼ばれる)、光、又は無線であり得る物理接続を使用して、ネットワークインタフェースコネクタ440を介してインフラストラクチャ機器400に/から提供され得る。ネットワークコントローラ回路435は、前述のプロトコルのうちの1つ以上を使用して通信するための1つ以上の専用プロセッサ及び/又はFPGAを含むことができる。いくつかの実装形態では、ネットワークコントローラ回路435は、同じ又は異なるプロトコルを使用して他のネットワークへの接続を提供するための複数のコントローラを含むことができる。
測位回路445は、全地球航法衛星システム(GNSS)の測位ネットワークによって送信/ブロードキャストされた信号を受信及び復号するための回路を含む。航法衛星コンスタレーション(又はGNSS)の例には、米国の全地球測位システム(GPS)、ロシアの全地球航法システム(GLONASS)、欧州連合のガリレオシステム、中国の北斗航法衛星システム、地域航法システム又はGNSS補強システム(例えば、Indian Constellation(NAVIC)によるナビゲーション、日本の準天頂衛星システム(QZSS)、フランスのDoppler Orbitography and Radio positioning Integrated by Satellite(DORIS)など)などが含まれる。測位回路445は、航法衛星コンスタレーションノードなどの測位ネットワークの構成要素と通信するための様々なハードウェアエレメント(例えば、OTA通信を容易にするために、スイッチ、フィルタ、増幅器、アンテナ要素などのハードウェアデバイスを含む)を備える。いくつかの実施形態では、測位回路445は、マスタタイミングクロックを使用してGNSS支援なしで位置追跡/推定を実行するためのMicro-Technology for Positioning,Navigation,and Timing(Micro-PNT)ICを含むことができる。測位回路445はまた、測位ネットワークのノード及び構成要素と通信するために、ベースバンド回路410及び/又はRFEM415の一部であってもよく、又はそれらと相互作用してもよい。測位回路445はまた、位置データ及び/又は時間データをアプリケーション回路405に提供することができ、アプリケーション回路は、データを使用して動作を様々なインフラストラクチャ(例えば、RANノード111など)などと同期させることができる。
図4に示す構成要素は、業界標準アーキテクチャ(ISA)、拡張ISA(EISA)、周辺構成要素相互接続(PCI)、拡張周辺構成要素相互接続(PCIx)、PCIエクスプレス(PCIe)、又は任意の数の他の技術などの任意の数のバス及び/又は相互接続(IX)技術を含むことができるインタフェース回路を使用して互いに通信することができる。バス/IXは、例えば、SoCベースのシステムで使用される独自のバスであってもよい。とりわけ、I2Cインタフェース、SPIインタフェース、ポイントツーポイントインタフェース、及び電力バスなどの他のバス/IXシステムが含まれてもよい。
図5は、様々な実施形態によるプラットフォーム500(又は「デバイス500」)の一例を示す。実施形態では、コンピュータプラットフォーム500は、UE101、201、301、アプリケーションサーバ130、及び/又は本明細書で説明される任意の他のエレメント/デバイスとしての使用に適し得る。プラットフォーム500は、実施例に示される構成要素の任意の組み合わせを含んでもよい。プラットフォーム500の構成要素は、コンピュータプラットフォーム500に適合された集積回路(IC)、その一部、個別の電子デバイス、又は他のモジュール、論理、ハードウェア、ソフトウェア、ファームウェア、又はそれらの組み合わせとして、或いはより大きなシステムのシャーシ内に組み込まれる構成要素として実装されてもよい。図5のブロック図は、コンピュータプラットフォーム500の構成要素の高レベル図を示すことを意図している。しかしながら、示されている構成要素のいくつかは省略されてもよく、追加の構成要素が存在してもよく、示されている構成要素の異なる配置が他の実施態様で発生してもよい。
アプリケーション回路505は、これらに限られるわけではないが、1つ以上のプロセッサ(又はプロセッサコア)、キャッシュメモリ、並びに1つ以上のLDO、割り込みコントローラ、SPI、I2C、又はユニバーサルプログラマブルシリアルインタフェースモジュールなどのシリアルインタフェース、RTC、インタバル及びウォッチドッグタイマを含むタイマカウンタ、汎用I/O、SD MMCなどのメモリカードコントローラ、USBインタフェース、MIPIインタフェース、及びJTAGテストアクセスポートなどの回路を含む。アプリケーション回路505のプロセッサ(又はコア)は、メモリ/記憶要素に結合されてもよいし、メモリ/記憶要素を含んでもよく、様々なアプリケーション又はオペレーティングシステムをシステム500上で実行することを可能にするために、メモリ/記憶装置に記憶された命令を実行するように構成されてもよい。いくつかの実装形態では、メモリ/記憶要素はオンチップメモリ回路であってもよく、これは、DRAM、SRAM、EPROM、EEPROM、フラッシュメモリ、ソリッドステートメモリ、及び/又は本明細書で説明されるような任意の他のタイプのメモリデバイス技術などの任意の適切な揮発性及び/又は不揮発性メモリを含んでもよい。
アプリケーション回路405のプロセッサは、例えば、1つ以上のプロセッサコア、1つ以上のアプリケーションプロセッサ、1つ以上のGPU、1つ以上のRISCプロセッサ、1つ以上のARMプロセッサ、1つ以上のCISCプロセッサ、1つ以上のDSP、1つ以上のFPGA、1つ以上のPLD、1つ以上のASIC、1つ以上のマイクロプロセッサ若しくはコントローラ、マルチスレッドプロセッサ、超低電圧プロセッサ、埋め込みプロセッサ、いくつかの他の既知の処理エレメント、又はこれらの任意の好適な組み合わせを含み得る。いくつかの実施形態では、アプリケーション回路405は、本明細書の様々な実施形態に従って動作する専用プロセッサ/コントローラを含んでもよく、又は専用プロセッサ/コントローラであってもよい。
例として、アプリケーション回路505のプロセッサは、Quark(商標)、Atom(商標)、i3、i5、i7、若しくはMCUクラスのプロセッサなどのIntel(登録商標)Architecture Core(商標)ベースのプロセッサ、又はカリフォルニア州サンタクララのIntel(登録商標)Corporationから入手可能な別のそのようなプロセッサを含むことができる。アプリケーション回路505のプロセッサはまた、Advanced Micro Devices(AMD)Ryzen(登録商標)プロセッサ又はAccelerated Processing Units(APU)、Apple(登録商標)Inc.製のA5-A9プロセッサ、Qualcomm(登録商標)Technologies,Inc.のSnapdragon(商標)プロセッサ、Texas Instruments,Inc.(登録商標)Open Multimedia Applications Platform(OMAP)(商標)プロセッサ、MIPS Warrior M-クラス、Warrior I-クラス及びWarrior P-クラスプロセッサなどのMIPS Technologies,Inc.からのMIPSベースの設計、ARM Cortex-A、Cortex-R及びプロセッサのCortex-MファミリなどのARM Holdingsから認可されたARMベースの設計、又は同様のもののうちの1つ以上である。いくつかの実装形態では、アプリケーション回路505は、アプリケーション回路505及び他の構成要素が単一の集積回路、又はIntel(登録商標)Corporation製のEdison(商標)若しくはGalileo(商標)SoCボードなどの単一のパッケージに形成されるシステムオンチップ(SoC)の一部であってもよい。
追加的又は代替的に、アプリケーション回路505は、これらに限定されるものではないが、FPGAなどの1つ以上のフィールドプログラマブルデバイス(FPD)、複合PLD(CPLD)、高容量PLD(HCPLD)などのプログラマブルロジックデバイス(PLD)、構造化ASICなどのASIC、プログラマブルSoC(PSoC)、などの回路を含み得る。そのような実施形態では、アプリケーション回路505の回路は、論理ブロック又は論理ファブリック、及び本明細書で説明される様々な実施形態の手順、方法、機能などの様々な機能を実行するようにプログラムされ得る他の相互接続されたリソースを含むことができる。そのような実施形態では、アプリケーション回路505の回路は、ルックアップテーブル(LUT)に論理ブロック、論理ファブリック、データなどを記憶するために使用されるメモリセル(例えば、消去可能プログラマブル読み出し専用メモリ(EPROM)、電気的消去可能プログラマブル読み出し専用メモリ(EEPROM)、フラッシュメモリ、スタティックメモリ(例えば、スタティックランダムアクセスメモリ(SRAM)、アンチヒューズなど))を含むことができる。
ベースバンド回路510は、例えば、1つ以上の集積回路を含むはんだ付け基板、主回路基板にはんだ付けされた単一のパッケージ集積回路、又は2つ以上の集積回路を含むマルチチップモジュールとして実装されてもよい。ベースバンド回路510の様々なハードウェア電子要素は、図6に関して以下に説明される。
RFEM515は、ミリメートル波(ミリ波)RFEM及び1つ以上のサブミリ波無線周波数集積回路(RFIC)を含んでもよい。いくつかの実装形態では、1つ以上のサブミリ波RFICは、ミリ波RFEMから物理的に分離されてもよい。RFICは、1つ以上のアンテナ又はアンテナアレイ(例えば、以下の図6のアンテナアレイ611を参照)への接続を含むことができ、RFEMは、複数のアンテナに接続されることができる。代替実装形態では、ミリ波及びサブミリ波無線機能の両方は、ミリ波アンテナ及びサブミリ波の両方を組み込んだ同じ物理RFEM515内に実装されてもよい。
メモリ回路520は、所与の量のシステムメモリを提供するために使用される任意の数及び種類のメモリデバイスを含み得る。例として、メモリ回路520は、ダムアクセスメモリ(RAM)、ダイナミックRAM(DRAM)及び/又は同期ダイナミックRAM(SDRAM)を含む揮発性メモリ、並びに高速電気的消去可能メモリ(一般にフラッシュメモリと呼ばれる)、相変化ランダムアクセスメモリ(PRAM)、磁気抵抗ランダムアクセスメモリ(MRAM)などを含む不揮発性メモリ(NVM)のうちの1つ以上を含むことができる。メモリ回路520は、Joint Electron Devices Engineering Council(JEDEC)の低電力ダブルデータレート(LPDDR)ベースの設計、例えばLPDDR2、LPDDR3、LPDDR4などに従って開発されてもよい。メモリ回路520は、はんだ付きパッケージ集積回路、シングルダイパッケージ(SDP)、デュアルダイパッケージ(DDP)又はクワッドダイパッケージ(Q17P)、ソケット状メモリモジュール、マイクロDIMM又はミニDIMMを含むデュアルインラインメモリモジュール(DIMM)、及び/又はボールグリッドアレイ(BGA)を介してマザーボード上にはんだ付けされたもののうちの1つ以上として実装されてもよい。低電力実装形態では、メモリ回路520は、アプリケーション回路505に関連付けられたオンダイメモリ又はレジスタであってもよい。データ、アプリケーション、オペレーティングシステムなどの情報の永続的記憶を提供するために、メモリ回路520は、とりわけ、ソリッドステートディスクドライブ(SSDD)、ハードディスクドライブ(HDD)、マイクロHDD、抵抗変化メモリ、相変化メモリ、ホログラフィックメモリ、又は化学メモリを含むことができる1つ以上の大容量記憶装置を含んでもよい。例えば、コンピュータプラットフォーム500は、Intel(登録商標)及びMicron(登録商標)からの3次元(3D)クロスポイント(XPOINT)メモリを組み込んでもよい。
取り外し可能なメモリ回路523は、ポータブルデータ記憶装置をプラットフォーム500と結合するために使用されるデバイス、回路、エンクロージャ/筐体、ポート又はレセプタクルなどを含んでもよい。これらのポータブルデータ記憶装置は、大量記憶目的のために使用することができ、例えば、フラッシュメモリカード(例えば、セキュアデジタル(SD)カード、microSDカード、xD画像カードなど)、及びUSBフラッシュドライブ、光ディスク、外部HDDなどを含んでもよい。
プラットフォーム500はまた、外部デバイスをプラットフォーム500と接続するために使用されるインタフェース回路(図示せず)を含んでもよい。インタフェース回路を介してプラットフォーム500に接続された外部デバイスは、センサ回路521及び電気機械構成要素(EMC)522、並びに取り外し可能なメモリ回路523に結合された取り外し可能なメモリデバイスを含む。
センサ回路521は、その目的がその環境内でイベント又は変化を検出し、検出されたイベントに関する情報(センサデータ)を、他のデバイス、モジュール、サブシステムなどに送信することであるデバイス、モジュール、又はサブシステムを含む。このようなセンサの例は、とりわけ加速度計、ジャイロスコープ、及び/又は磁力計を含む慣性測定ユニット(IMU)を含む。3軸加速度計、3軸ジャイロスコープ、及び/又は磁力計を備える微小電気機械システム(MEMS)又はナノ電気機械システム(NEMS)、レベルセンサ、フローセンサ、温度センサ(例えば、サーミスタ)、圧力センサ、気圧センサ、重力計、高度計、画像キャプチャデバイス(例えば、カメラ又はレンズレス開口)、光検出測距(LiDAR)センサ、近接センサ(例えば、赤外線検出器など)、深度センサ、周囲光センサ、超音波トランシーバ、マイクロフォン又は他の同様の音声キャプチャデバイス、などを含む。
EMC522は、プラットフォーム500がその状態、位置、及び/又は向きを変更すること、又は機構若しくは(サブ)システムを移動若しくは制御することを可能にすることを目的とするデバイス、モジュール、又はサブシステムを含む。更に、EMC522は、EMC522の現在の状態を示すために、プラットフォーム500の他の構成要素にメッセージ/信号を生成及び送信するように構成されてもよい。EMC522の例には、1つ以上の電源スイッチ、電気機械式リレー(EMR)及び/又はソリッドステートリレー(SSR)を含むリレー、アクチュエータ(例えば、バルブアクチュエータなど)、可聴音発生器、視覚的警告デバイス、モータ(例えば、DCモータ、ステッパモータなど)、車輪、スラスタ、プロペラ、爪、クランプ、フック、及び/又は他の同様の電気機械部品が含まれる。実施形態では、プラットフォーム500は、1つ以上のキャプチャされたイベント及び/又はサービスプロバイダ及び/又は様々なクライアントから受信した命令又は制御信号に基づいて、1つ以上のEMC522を動作させるように構成される。
いくつかの実装形態では、インタフェース回路は、プラットフォーム500を測位回路545と接続してもよい。測位回路545は、GNSSの測位ネットワークによって送信/ブロードキャストされた信号を受信及び復号するための回路を含む。航法衛星コンスタレーション(又はGNSS)の例には、米国のGPS、ロシアのGLONASS、欧州連合のガリレオシステム、中国の北斗航法衛星システム、地域航法システム又はGNSS補強システム(例えば、NAVIC、日本のQZSS、フランスのDORISなど)などが含まれる。測位回路545は、航法衛星コンスタレーションノードなどの測位ネットワークの構成要素と通信するための様々なハードウェアエレメント(例えば、OTA通信を容易にするために、スイッチ、フィルタ、増幅器、アンテナ要素などのハードウェアデバイスを含む)を備える。いくつかの実施形態では、測位回路545は、マスタタイミングクロックを使用してGNSS支援なしで位置追跡/推定を実行するためのMicro-PNT ICを含むことができる。測位回路545はまた、測位ネットワークのノード及び構成要素と通信するために、ベースバンド回路410及び/又はRFEM515の一部であってもよく、又はそれらと相互作用してもよい。測位回路545はまた、位置データ及び/又は時間データをアプリケーション回路505に提供することができ、アプリケーション回路は、データを使用して、ターンバイターンナビゲーションアプリケーションなどのために、様々なインフラストラクチャ(例えば、無線基地局)と動作を同期させることがある。
いくつかの実装形態では、インタフェース回路は、プラットフォーム500を近距離通信(NFC)回路540と接続してもよい。NFC回路540は、無線周波数識別(RFID)規格に基づいて非接触の短距離通信を提供するように構成され、磁場誘導は、NFC回路540とプラットフォーム500の外部のNFC対応デバイス(例えば、「NFCタッチポイント」)との間の通信を可能にするために使用される。NFC回路540は、アンテナ要素と結合されたNFCコントローラと、NFCコントローラと結合されたプロセッサとを備える。NFCコントローラは、NFCコントローラのファームウェア及びNFCスタックを実行することにより、NFC回路540にNFC機能を提供するチップ/ICであってもよい。NFCスタックは、NFCコントローラを制御するためにプロセッサによって実行されてもよく、NFCコントローラファームウェアは、近距離RF信号を放射するようにアンテナ要素を制御するためにNFCコントローラによって実行されてもよい。RF信号は、パッシブNFCタグ(例えば、ステッカー又はリストバンドに埋め込まれたマイクロチップ)に電力を供給して、記憶されたデータをNFC回路540に送信するか、又は、プラットフォーム500に近接したNFC回路540と別のアクティブNFCデバイス(例えば、スマートフォン又はNFC対応POS端末)との間のデータ送出を開始することができる。
ドライバ回路546は、プラットフォーム500に組み込まれた、プラットフォーム500に取り付けられた、又はそうでなければプラットフォーム500と通信可能に結合された特定のデバイスを制御するように動作するソフトウェア及びハードウェア要素を含むことができる。ドライバ回路546は、プラットフォーム500の他の構成要素が、プラットフォーム500内に存在するか、又はそれに接続され得る様々な入力/出力(I/O)装置と相互作用するか、又はそれらを制御することを可能にする個々のドライバを含むことができる。例えば、ドライバ回路546は、ディスプレイデバイスへのアクセスを制御及び許可するためのディスプレイドライバと、プラットフォーム500のタッチスクリーンインタフェースへのアクセスを制御及び許可するためのタッチスクリーンドライバと、センサ回路521のセンサ読み取り値を取得してセンサ回路521へのアクセスを制御及び許可するためのセンサドライバと、EMC522のアクチュエータ位置を取得して及び/又はEMC522へのアクセスを制御及び許可するためのEMCドライバと、埋め込みキャプチャデバイスへのアクセスを制御及び許可するためのカメラドライバと、1つ以上のオーディオデバイスへのアクセスを制御及び許可するためのオーディオドライバとを含むことができる。
電力管理集積回路(PMIC)525(「電力管理回路525」とも呼ばれる)は、プラットフォーム500の様々な構成要素に供給される電力を管理することができる。具体的には、ベースバンド回路510に関して、PMIC525は、電源選択、電圧スケーリング、バッテリ充電、又はDC-DC変換を制御することができる。プラットフォーム500がバッテリ530によって給電可能である場合、例えば、このデバイスがUE101、201、301に含まれている場合に、多くの場合、PMIC525が含まれてもよい。
いくつかの実施形態では、PMIC525は、プラットフォーム500の様々な省電力機構を制御するか、又は別の方法でその一部とすることができる。例えば、プラットフォーム500がRRC接続状態にあって、トラフィックを間もなく受信することが予期されるのでRANノードに依然として接続されている場合、ある非アクティブ期間後、プラットフォームは、間欠受信モード(DRX)として知られる状態に入ることができる。この状態の間は、プラットフォーム500は、短時間電力を落とすことができ、それによって節電することができる。長期間のデータトラフィック活動が存在しない場合、プラットフォーム500は、RRCアイドル状態に遷移することができ、ネットワークから切断し、チャネル品質フィードバック、ハンドオーバなどの動作を実行しない。プラットフォーム500は、非常に低い電力状態になり、ページングを実行し、ここで再び周期的にウェイクアップしてネットワークにリッスンし、次いで再びパワーダウンする。プラットフォーム500は、この状態でデータを受信しなくてもよい。データを受信するために、RRC_Connected状態に遷移しなければならない。付加的な省電力モードにより、ページング間隔より長期間(秒から数時間に及ぶ)、デバイスがネットワークを利用不可にすることを可能にしてもよい。この間、デバイスは、ネットワークに全く接続できず、完全に電力を落とすことができる。この間に送信されるどんなデータも、大きな遅延をもたらし、遅延が許容できるものと想定される。
バッテリ530は、プラットフォーム500に電力を供給することができるが、いくつかの例では、プラットフォーム500は、固定位置に展開して取り付けられてもよく、送電網に結合された電源を有してもよい。バッテリ530は、リチウムイオンバッテリ、空気亜鉛バッテリなどの金属空気バッテリ、アルミニウム空気バッテリ、リチウム空気バッテリなどであってもよい。V2X用途などのいくつかの実装形態では、バッテリ530は、典型的な鉛酸自動車バッテリであってもよい。
いくつかの実装形態では、バッテリ530は、バッテリ管理システム(BMS)又はバッテリ監視集積回路を含むか、又はそれに結合された「スマートバッテリ」であってもよい。BMSは、バッテリ530の充電状態(SoCh)を追跡するためにプラットフォーム500に含まれてもよい。BMSは、バッテリ530の他のパラメータを監視して、バッテリ530の健康状態(SoH)及び機能状態(SoF)などの故障予測を提供するために使用されてもよい。BMSは、バッテリ530の情報を、アプリケーション回路505又はプラットフォーム500の他の構成要素に通信してもよい。BMSはまた、アプリケーション回路505がバッテリ530の電圧、又はバッテリ530からの電流の流れを直接監視することを可能にするアナログ-デジタル(ADC)変換器を含んでもよい。バッテリパラメータは、送信周波数、ネットワーク動作、検知周波数などの、プラットフォーム500が実行し得る動作を決定するために使用されてもよい。
電力ブロック、又は電気グリッドに結合された他の電源は、バッテリ530を充電するためにBMSと結合されてもよい。いくつかの実施例では、電力ブロック525は、無線電力受信機と置き換えられて、例えば、コンピュータプラットフォーム500内のループアンテナを介して無線で電力を取得することができる。これらの実施例では、無線バッテリ充電回路がBMSに含まれてもよい。選択される特定の充電回路は、バッテリ530のサイズ、従って必要とされる電流に依存し得る。充電は、とりわけ、Airfuel Allianceによって公布されたAirfuel標準、Wireless Power Consortiumによって公布されたQi無線充電標準、又はAlliance for Wireless Powerによって公布されたRezence充電標準を使用して実行することができる。
ユーザインタフェース回路550は、プラットフォーム500内に存在するか、又はそれに接続される様々な入出力(I/O)デバイスを含み、プラットフォーム500とのユーザ相互作用を可能にするように設計された1つ以上のユーザインタフェース、及び/又はプラットフォーム500との周辺構成要素相互作用を可能にするように設計された周辺構成要素インタフェースを含むことができる。ユーザインタフェース回路550は、入力デバイス回路及び出力デバイス回路を含む。入力デバイス回路は、とりわけ、1つ以上の物理的又は仮想的ボタン(例えば、リセットボタン)、物理キーボード、キーパッド、マウス、タッチパッド、タッチスクリーン、マイクロフォン、スキャナ、ヘッドセットなどを含む入力を受け付けるための任意の物理的又は仮想的手段を含む。出力装置回路は、センサ読み取り値、アクチュエータ位置、又は他の同様の情報などの情報を表示するか、又は他の方法で情報を伝達するための任意の物理的又は仮想的な手段を含む。出力デバイス回路は、とりわけ、1つ以上の単純な視覚出力/インジケータ(例えば、2値状態インジケータ(例えば、発光ダイオード(LED))及び複数桁文字視覚出力、又はディスプレイデバイス若しくはタッチスクリーン(例えば、液晶ディスプレイ(LCD)、LEDディスプレイ、量子ドットディスプレイ、プロジェクタなど)などのより複雑な出力を含む、任意の数及び/又は組み合わせのオーディオ又は視覚ディスプレイを含むことができ、文字、グラフィック、マルチメディアオブジェクトなどの出力は、プラットフォーム500の動作から生成される。出力装置回路はまた、スピーカ又は他のオーディオ放出デバイス、プリンタ、及び/又は同様のものを含んでもよい。いくつかの実施形態では、センサ回路521は、入力装置回路(例えば、画像キャプチャデバイス、モーションキャプチャデバイスなど)として使用されてもよく、1つ以上のEMCは、出力装置回路(例えば、触覚フィードバックを提供するためのアクチュエータなど)として使用されてもよい。別の実施例では、アンテナ要素と結合されたNFCコントローラを備えるNFC回路、及び処理デバイスが、電子タグを読み取り、及び/又は別のNFC対応デバイスと接続するために含まれてもよい。周辺構成要素インタフェースとしては、不揮発性メモリポート、USBポート、オーディオジャック、電源インタフェースなどが挙げられるが、これらに限定されない。
図示されていないが、プラットフォーム500の構成要素は、適切なバス又は相互接続(IX)技術を使用して互いに通信することができ、これは、ISA、EISA、PCI、PCIx、PCIe、時間トリガプロトコル(TTP)システム、FlexRayシステム、又は任意の数の他の技術を含む任意の数の技術を含むことができる。バス/IXは、例えば、SoCベースのシステムで使用される独自のバス/IXであってもよい。とりわけ、I2Cインタフェース、SPIインタフェース、ポイントツーポイントインタフェース、及び電力バスなどの他のバス/IXシステムが含まれてもよい。
図6は、様々な実施形態による、ベースバンド回路610及び無線フロントエンドモジュール(RFEM)615の例示的な構成要素を示す。ベースバンド回路610は、図4及び図5のベースバンド回路410及び510にそれぞれ対応する。RFEM615は、図4及び図5のRFEM415及び515にそれぞれ対応する。図示のように、RFEM615は、少なくとも示されるように互いに結合された無線周波数(RF)回路606、フロントエンドモジュール(FEM)回路608、アンテナアレイ611を含んでもよい。
ベースバンド回路610は、RF回路606を介して1つ以上の無線ネットワークとの通信を可能にする様々な無線/ネットワークプロトコル及び無線制御機能を実行するように構成された回路及び/又は制御論理を含む。無線制御機能は、信号変調/復調、符号化/復号化、無線周波数シフト等を含み得るが、これらに限定されない。いくつかの実施形態では、ベースバンド回路610の変調/復調回路は、高速フーリエ変換(FFT)、プリコーディング、又はコンスタレーションマッピング/デマッピング機能性を含み得る。いくつかの実施形態では、ベースバンド回路610の符号化/復号回路は、畳込み、テールバイティング畳込み、ターボ、ビタビ、又は低密度パリティチェック(LDPC)エンコーダ/デコーダ機能性を含んでもよい。変調/復調及びエンコーダ/デコーダ機能の実施形態は、これらの実施例に限定されず、他の実施形態では他の好適な機能を含んでもよい。ベースバンド回路610は、RF回路606の受信信号経路から受信したベースバンド信号を処理し、RF回路606の送信信号経路のためのベースバンド信号を生成するように構成される。ベースバンド回路610は、ベースバンド信号の生成及び処理のために、かつRF回路606の動作を制御するために、アプリケーション回路405/505(図4及び図5を参照)とインタフェース接続するように構成される。ベースバンド回路610は、様々な無線制御機能を処理することができる。
ベースバンド回路610の前述の回路及び/又は制御論理は、1つ以上の単一又はマルチコアプロセッサを含んでもよい。例えば、1つ以上のプロセッサは、3Gベースバンドプロセッサ604A、4G/LTEベースバンドプロセッサ604B、5G/NRベースバンドプロセッサ604C、又は他の既存世代、開発中の、若しくは将来開発される世代(例えば、第6世代(6G)など)の他のいくつかのベースバンドプロセッサ604Dを含み得る。他の実施形態では、ベースバンドプロセッサ604A~604Dの機能の一部又は全部は、メモリ604Gに記憶されたモジュールに含まれ、中央処理装置(CPU)604Eを介して実行されてもよい。他の実施形態では、ベースバンドプロセッサ604A~604Dの機能の一部又は全部は、対応するメモリセルに記憶された適切なビットストリーム又は論理ブロックをロードされたハードウェアアクセラレータ(例えば、FPGA、ASICなど)として提供されてもよい。様々な実施形態において、メモリ604Gは、CPU604E(又は他のベースバンドプロセッサ)によって実行されると、CPU604E(又は他のベースバンドプロセッサ)に、ベースバンド回路610のリソース、タスクをスケジュールするなどを管理させることになるリアルタイムOS(RTOS)のプログラムコードを記憶することができる。RTOSの例は、Enea(登録商標)によって提供されるOperating System Embedded(OSE)(商標)、Mentor Graphics(登録商標)によって提供されるNucleus RTOS(商標)、Mentor Graphics(登録商標)によって提供されるVersatile Real-Time Executive(VRTX)、Express Logic(登録商標)によって提供されるThreadX(商標)、FreeRTOS、Qualcomm(登録商標)によって提供されるREX OS、Open Kernel(OK)Labs(登録商標)によって提供されるOKL4、又は本明細書で説明されるような他の任意の適切なRTOSを含むことができる。更に、ベースバンド回路610は、1つ以上の音声デジタル信号プロセッサ(DSP)604Fを含み得る。音声DSP(単数又は複数)604Fは、圧縮/展開及びエコー除去のための要素を含んでもよく、他の実施形態では、他の好適な処理要素を含む。
いくつかの実施形態では、プロセッサ604A~604Eの各々は、メモリ604Gに/メモリ604Gからデータを送受信するためのそれぞれのメモリインタフェースを含む。ベースバンド回路610は、ベースバンド回路610の外部のメモリにデータを送受信するインタフェースなどの他の回路/デバイスに通信可能に結合する1つ以上のインタフェースと、図4~図6のアプリケーション回路405/505との間でデータを送受信するためのアプリケーション回路インタフェースと、図6のRF回路606との間でデータを送受信するRF回路インタフェースと、1つ以上の無線ハードウェア要素(例えば、近距離無線通信(NFC)構成要素、Bluetooth(登録商標)/Bluetooth(登録商標)低エネルギー構成要素、WiFi(登録商標)構成要素、及び/又は同様のもの)との間でデータを送受信するための無線ハードウェア接続インタフェースと、PMIC525との間で電力又は制御信号を送受信する電力管理インタフェースと、を更に含み得る。
代替の実施形態(上述の実施形態と組み合わされてもよい)では、ベースバンド回路610は、相互接続サブシステムを介してCPUサブシステム、オーディオサブシステム、及びインタフェースサブシステムに互いに結合された、1つ以上のデジタルベースバンドシステムを含む。デジタルベースバンドサブシステムはまた、別の相互接続サブシステムを介してデジタルベースバンドインタフェース及び混合信号ベースバンドサブシステムに結合されてもよい。相互接続サブシステムのそれぞれは、バスシステム、ポイントツーポイント接続、ネットワークオンチップ(NOC)構造、及び/又は本明細書で論じられるものなどのいくつかの他の好適なバス若しくは相互接続技術を含んでもよい。オーディオサブシステムは、DSP回路、バッファメモリ、プログラムメモリ、音声処理アクセラレータ回路、アナログ-デジタル及びデジタル-アナログ変換回路などのデータ変換回路、増幅器及びフィルタのうちの1つ以上を含むアナログ回路、及び/又は他の同様の構成要素を含み得る。本開示の一態様では、ベースバンド回路610は、デジタルベースバンド回路及び/又は無線周波数回路(例えば、無線フロントエンドモジュール615)のための制御機能を提供するために、制御回路(図示せず)の1つ以上のインスタンスを有するプロトコル処理回路を含むことができる。
図6には示されていないが、いくつかの実装形態では、ベースバンド回路610は、1つ以上の無線通信プロトコル(例えば、「マルチプロトコルベースバンドプロセッサ」又は「プロトコル処理回路メカニズム」)を実行するための個々の処理デバイス(単数又は複数)及びPHY層機能を実装するための個々の処理デバイス(単数又は複数)を含む。これらの実施形態では、PHY層機能は、前述の無線制御機能を含む。これらの実施形態では、プロトコル処理回路は、1つ以上の無線通信プロトコルの様々なプロトコル層/エンティティを動作又は実装させる。第1の実施例では、プロトコル処理回路は、ベースバンド回路610及び/又はRF回路606がミリ波通信回路又はいくつかの他の好適なセルラ通信回路の一部であるときに、LTEプロトコルエンティティ及び/又は5G/NRプロトコルエンティティを動作させることができる。第1の実施例では、プロトコル処理回路は、MAC、RLC、PDCP、SDAP、RRC、及びNAS機能を動作させる。第2の実施例では、プロトコル処理回路は、ベースバンド回路610及び/又はRF回路606がWi-Fi通信システムの一部である場合に、1つ以上のIEEEベースのプロトコルを動作させてもよい。第2の実施例では、プロトコル処理回路は、WiFi MAC及び論理リンク制御(LLC)機能を動作させる。プロトコル処理回路は、プログラムコード及びプロトコル機能を動作させるためのデータを記憶するための1つ以上のメモリ構造(例えば604G)と、プログラムコードを実行し、データを使用して様々な動作を実行する1つ以上の処理コアを含んでもよい。ベースバンド回路610はまた、2つ以上の無線プロトコルに関する無線通信をサポートすることができる。
本明細書で論じるベースバンド回路610の様々なハードウェア要素は、例えば、1つ以上の集積回路(IC)を含むはんだ付け基板、主回路基板にはんだ付けされた単一のパッケージIC、又は2つ以上のICを含むマルチチップモジュールとして実装されてもよい。一実施例では、ベースバンド回路610の構成要素は、単一のチップ、又はチップセット内で好適に組み合わされてもよいし、同じ回路基板上に配置されてもよい。別の実施例では、ベースバンド回路610及びRF回路606の構成要素の一部又は全部は、例えば、システムオンチップSoC又はシステムインパッケージ(SiP)に、一緒に実装されてもよい。別の実施例では、ベースバンド回路610の構成要素の一部又は全ては、RF回路606(又はRF回路606の複数のインスタンス)と通信可能に結合された別個のSoCとして実装されてもよい。更に別の実施例では、ベースバンド回路610及びアプリケーション回路405/505の構成要素の一部又は全部は、同じ回路基板(例えば、「マルチチップパッケージ」)に実装された個々のSoCとして一緒に実装されてもよい。
いくつかの実施形態では、ベースバンド回路610は、1つ以上の無線技術と互換性のある通信を提供することができる。例えば、いくつかの実施形態では、ベースバンド回路610は、E-UTRAN又は他のWMAN、WLAN、WPANとの通信をサポートすることができる。ベースバンド回路610が2つ以上の無線プロトコルの無線通信をサポートするように構成される実施形態は、マルチモードベースバンド回路と称される場合がある。
RF回路606は、非固体媒体を通した変調電磁放射線を用いて無線ネットワークとの通信を可能にすることができる。様々な実施形態では、RF回路606は、無線ネットワークとの通信を容易にするために、スイッチ、フィルタ、増幅器などを含んでもよい。RF回路606は、FEM回路608から受信したRF信号をダウンコンバートし、ベースバンド信号をベースバンド回路610に提供するための回路を含み得る受信信号経路を含み得る。RF回路606はまた、ベースバンド回路610によって提供されるベースバンド信号をアップコンバートし、送信のためにRF出力信号をFEM回路608に提供するための回路を含み得る送信信号経路も含んでもよい。
いくつかの実施形態では、RF回路606の受信信号経路は、ミキサ回路606a、増幅器回路606b及びフィルタ回路606cを含み得る。いくつかの実施形態では、RF回路606の送信信号経路は、フィルタ回路606c及びミキサ回路606aを含み得る。RF回路606はまた、受信信号経路及び送信信号経路のミキサ回路606aによって使用される周波数を合成するための合成器回路606dを含んでもよい。いくつかの実施形態では、受信信号経路のミキサ回路606aは、合成器回路606dによって提供される合成周波数に基づいて、FEM回路608から受信したRF信号をダウンコンバートするように構成されてもよい。増幅器回路606bは、ダウンコンバートされた信号を増幅するように構成することができ、フィルタ回路606cは、ダウンコンバートされた信号から不要な信号を除去して出力ベースバンド信号を生成するように構成されたローパスフィルタ(LPF)又はバンド経路フィルタ(BPF)であってもよい。出力ベースバンド信号は、更に処理するためにベースバンド回路610に提供されてもよい。いくつかの実施形態では、出力ベースバンド信号は、ゼロ周波数ベースバンド信号であってもよいが、これは必須ではない。いくつかの実施形態では、受信信号経路のミキサ回路606aは、受動ミキサを含んでもよいが、実施形態の範囲はこの点で限定されない。
いくつかの実施形態では、送信信号経路のミキサ回路606aは、合成器回路606dによって提供される合成周波数に基づいて入力ベースバンド信号をアップコンバートして、FEM回路608のためのRF出力信号を生成するように構成されてもよい。ベースバンド信号は、ベースバンド回路610によって提供されてもよく、フィルタ回路606cによってフィルタリングされてもよい。
いくつかの実施形態では、受信信号経路のミキサ回路606a及び送信信号経路のミキサ回路606aは、2つ以上のミキサを含んでもよく、それぞれ直交ダウンコンバージョン及びアップコンバージョンのために配置されてもよい。いくつかの実施形態では、受信信号経路のミキサ回路606a及び送信信号経路のミキサ回路606aは、2つ以上のミキサを含んでもよく、イメージ除去(例えば、ハートレー(Hartley)イメージ除去)のために配置されてもよい。いくつかの実施形態では、受信信号経路のミキサ回路606a及び送信信号経路のミキサ回路606aは、それぞれ直接ダウンコンバージョン及び直接アップコンバージョンのために配置されてもよい。いくつかの実施形態では、受信信号経路のミキサ回路606a及び送信信号経路のミキサ回路606aは、スーパーヘテロダイン動作のために構成されてもよい。
いくつかの実施形態では、出力ベースバンド信号及び入力ベースバンド信号はアナログベースバンド信号であってもよいが、実施形態の範囲はこの点で限定されない。いくつかの代替実施形態では、出力ベースバンド信号及び入力ベースバンド信号は、デジタルベースバンド信号であってもよい。これらの代替実施形態では、RF回路606は、アナログデジタル変換器(ADC)及びデジタルアナログ変換器(DAC)回路を含むことができ、ベースバンド回路610は、RF回路606と通信するためのデジタルベースバンドインタフェースを含んでもよい。
いくつかのデュアルモード実施形態では、各スペクトルの信号を処理するために別個の無線IC回路が提供されてもよいが、実施形態の範囲はこの点で限定されない。
いくつかの実施形態では、合成器回路606dは、フラクショナルN合成器であってもよいし、又はフラクショナルN/N+1合成器であってもよいが、他の種類の周波数合成器が好適である場合があるので、本実施形態の範囲はこの点で限定されない。例えば、合成器回路606dは、デルタ-シグマ合成器、周波数乗算器、又は周波数分割器を有する位相ロックループを備える合成器であってもよい。
合成器回路606dは、周波数入力及びディバイダ制御入力に基づいて、RF回路606のミキサ回路606aによって使用される出力周波数を合成するように構成されてもよい。いくつかの実施形態では、合成器回路606dは、フラクショナルN/N+1合成器であってもよい。
いくつかの実施形態では、周波数入力は、電圧制御型発振器(VCO)によって提供されてもよいが、それは必須ではない。分割器制御入力は、所望の出力周波数に応じてベースバンド回路610又はアプリケーション回路405/505のいずれかによって提供されてもよい。いくつかの実施形態では、分割器制御入力(例えば、N)は、アプリケーション回路405/505によって示されるチャネルに基づいてルックアップテーブルから決定されてもよい。
RF回路606の合成器回路606dは、分割器、遅延ロックループ(DLL)、マルチプレクサ、及び位相アキュムレータを含み得る。いくつかの実施形態では、ディバイダは、デュアルモジュラスディバイダ(dual modulus divider、DMD)であってもよく、位相アキュムレータは、デジタル位相アキュムレータ(digital phase accumulator、DPA)であってもよい。いくつかの実施形態では、DMDは、入力信号を(例えば、実行に基づいて)N又はN+1のいずれかに分割して、フラクショナル分割比を提供するように構成されてもよい。いくつかの例示的実施形態では、DLLは、カスケード式同調可能な遅延素子、位相検出器、チャージポンプ、及びD型フリップフロップのセットを含み得る。これらの実施形態では、遅延素子は、VCO周期を、Ndの等しい位相のパケットに分割するように構成することができ、ここでNdは遅延線内の遅延素子の数である。このようにして、DLLは、遅延線を通した合計遅延が1つのVCOサイクルであることを保証することに寄与すべく、負のフィードバックを提供する。
いくつかの実施形態では、合成器回路606dは、出力周波数としてキャリア周波数を生成するように構成されてもよく、他の実施形態では、出力周波数は、キャリア周波数の倍数(例えば、キャリア周波数の2倍、キャリア周波数の4倍)であってもよく、直交発生器及び分割器回路と併せて使用して、互いに対して複数の異なる位相を有するキャリア周波数で複数の信号を生成することができる。いくつかの実施形態では、出力周波数はLO周波数(fLO)であってもよい。いくつかの実施形態では、RF回路606は、IQ/極性変換器を含んでもよい。
FEM回路608は、アンテナアレイ611から受信したRF信号上で動作し、受信信号を増幅し、更に処理するために受信信号の増幅バージョンをRF回路606に提供するように構成された回路を含み得る受信信号経路を含んでもよい。FEM回路608はまた、アンテナアレイ611の1つ以上のアンテナ要素により送信されるためにRF回路606によって提供される、送信のための信号を増幅するように構成された回路を含み得る送信信号経路を含んでもよい。様々な実施形態では、送信又は受信信号経路を通じた増幅は、RF回路606のみにおいて、FEM回路608のみにおいて、又はRF回路606及びFEM回路608の両方において行われてもよい。
いくつかの実施形態では、FEM回路608は、送信モードと受信モード動作との間で切り替えるためのTX/RXスイッチを含んでもよい。FEM回路608は、受信信号経路及び送信信号経路を含み得る。FEM回路608の受信信号経路は、受信されたRF信号を増幅し、増幅された受信RF信号を出力として(例えば、RF回路606に)提供するためのLNAを含んでもよい。FEM回路608の送信信号経路は、(例えば、RF回路606によって提供される)入力RF信号を増幅するための電力増幅器(PA)と、アンテナアレイ611のうちの1つ以上のアンテナ要素による後続する送信のためにRF信号を生成するための1つ以上のフィルタとを含むことができる。
アンテナアレイ611は、各々が電気信号を電波に変換して空気中を移動し、受信した電波を電気信号に変換するように構成された、1つ以上のアンテナ要素を備える。例えば、ベースバンド回路610によって提供されるデジタルベースバンド信号は、1つ以上のアンテナ要素(図示せず)を含むアンテナアレイ611のアンテナ要素を介して増幅され送信されるアナログRF信号(例えば、変調波形)に変換される。アンテナ要素は、無指向性、指向性、又はこれらの組み合わせであってもよい。アンテナエレメントは、本明細書で知られている及び/又は説明されているように、多数の配列で形成されてもよい。アンテナアレイ611は、1つ以上のプリント回路基板の表面上に作製されるマイクロストリップアンテナ又はプリントアンテナを含み得る。アンテナアレイ611は、様々な形状の金属箔(例えば、パッチアンテナ)のパッチとして形成されてもよく、金属送信線などを使用してRF回路606及び/又はFEM回路608と結合されてもよい。
アプリケーション回路405/505のプロセッサ及びベースバンド回路610のプロセッサを使用して、プロトコルスタックの1つ以上のインスタンスの要素を実行することができる。例えば、ベースバンド回路610のプロセッサを単独で又は組み合わせて使用することができ、層3、層2、又は層1の機能を実行することができる一方で、アプリケーション回路405/505のプロセッサは、これらの層から受信したデータ(例えば、パケットデータ)を利用してもよく、更に、層4の機能(例えば、TCP及びUDP層)を実行してもよい。本明細書で言及するように、層3は、以下に更に詳細に記載するRRC層を含んでもよい。本明細書で言及するように、層2は、以下に更に詳細に記載するMAC層、RLC層及びPDCP層を含んでもよい。本明細書で言及するように、層1は、以下に更に詳細に記載する、UE/RANノードのPHY層を含み得る。
図7は、様々な実施形態に従って、無線通信デバイスにおいて実施され得る様々なプロトコル機能を例示する。特に、図7は、様々なプロトコル層/エンティティ間の相互接続を示す配列700を含む。図7の以下の説明は、5G/NRシステム規格及びLTEシステム規格と連携して動作する様々なプロトコル層/エンティティについて提供されるが、図7の態様の一部又は全ては、他の無線通信ネットワークシステムにも適用可能であり得る。
配列700のプロトコル層は、図示されていない他の上位層機能に加えて、PHY710、MAC720、RLC730、PDCP740、SDAP747、RRC755、及びNAS層757のうちの1つ以上を含むことができる。プロトコル層は、2つ以上のプロトコル層の間の通信を提供することができる1つ以上のサービスアクセスポイント(例えば、図7の項目759、756、750、749、745、735、725及び715)を含むことができる。
PHY710は、1つ以上の他の通信デバイスとの間で受信又は送信され得る物理層信号705を送受信することができる。物理層信号705は、本明細書で説明したような、1つ以上の物理チャネルを含むことができる。PHY710は、リンク適応又は適応変調及び符号化(adaptive modulation and coding、AMC)、電力制御、(例えば、初期同期及びハンドオーバ目的のための)セル探索、並びに、RRC755などの上位層によって使用される他の測定を更に実行してもよい。PHY710は、また、トランスポートチャネル上のエラー検出、トランスポートチャネルの前方エラー訂正(forward error correction、FEC)符号化/復号、物理チャネルの変調/復調、インターリーブ、レートマッチング、物理チャネルへのマッピング、及びMIMOアンテナ処理を更に実行してもよい。実施形態では、PHY710のインスタンスは、1つ以上のPHY-SAP715を介してMAC720のインスタンスからの要求を処理し、インジケーションを提供することができる。いくつかの実施形態によれば、PHY-SAP715を介して通信される要求及びインジケーションは、1つ以上のトランスポートチャネルを含むことができる。
MAC720のインスタンスは、1つ以上のMAC-SAP725を介してRLC730のインスタンスからの要求を処理し、インスタンスにインジケーションを提供することができる。MAC-SAP725を介して通信されるこれらの要求及びインジケーションは、1つ以上の論理チャネルを含むことができる。MAC720は、論理チャネルとトランスポートチャネルとの間のマッピング、トランスポートチャネルを介してPHY710に配信されるTB上への1つ以上の論理チャネルからのMAC SDUの多重化、トランスポートチャネルを介してPHY710に配信されるTBから1つ以上の論理チャネルへのMAC SDUの逆多重化、TB上へのMAC SDUの多重化、スケジューリング情報報告、HARQによるエラー訂正、及び論理チャネル優先順位付けを実行することができる。
RLC730のインスタンスは、1つ以上の無線リンク制御サービスアクセスポイント(RLC-SAP)735を介してPDCP740のインスタンスからの要求を処理し、PDCPのインスタンスにインジケーションを提供することができる。RLC-SAP735を介して通信されるこれらの要求及びインジケーションは、1つ以上のRLCチャネルを含むことができる。RLC730は、透過モード(Transparent Mode、TM)、非確認モード(Unacknowledged Mode、UM)、及び確認モード(Acknowledged Mode、AM)を含む、複数の動作モードで動作することができる。RLC730は、上位層プロトコルデータユニット(PDU)の転送、AMデータ転送のための自動再送要求(automatic repeat request、ARQ)によるエラー訂正、並びに、UM及びAMデータ転送のためのRLC SDUの連結、分割、及び再組み立てを実行することができる。RLC730はまた、AMデータ転送のためのRLCデータPDUの再分割を実行し、UM及びAMデータ転送のためのRLCデータPDUを再順序付け、UM及びAMデータ転送のための複製データを検出し、UM及びAMデータ転送のためのRLC SDUを廃棄し、AMデータ転送のためのプロトコルエラーを検出し、RLC再確立を実行してもよい。
PDCP740のインスタンスは、RRC755のインスタンス及び/又はSDAP747のインスタンスへの要求を処理し、インジケーションを、1つ以上のパケットデータ収斂プロトコルサービスアクセスポイント(PDCP-SAP)745を介して提供することができる。PDCP-SAP745を介して通信されるこれらの要求及びインジケーションは、1つ以上の無線ベアラを備え得る。PDCP740は、IPデータのヘッダ圧縮及び展開を実行し、PDCPシーケンス番号(SN)を維持し、下位層の再確立における上位層PDUのインシーケンス配信を実行し、RLC AM上にマッピングされた無線ベアラのための下位層の再確立における下位層SDUの複製を除去し、制御プレーンデータを暗号化及び解読し、制御プレーンデータの完全性保護及び完全性検証を実行し、データのタイマベースの廃棄を制御し、セキュリティ動作(例えば、暗号化、解読、完全性保護、完全性検証など)を実行することができる。
SDAP747のインスタンスは、1つ以上のSDAP-SAP749を介して、1つ以上の上位層プロトコルエンティティからの要求を処理し、インジケーションを提供することができる。SDAP-SAP749を介して通信されるこれらの要求及びインジケーションは、1つ以上のQoSフローを含むことができる。SDAP747は、QoSフローをDRBにマッピングすることができ、その逆も可能であり、DLパケット及びULパケット内のQFIをマークすることもできる。単一のSDAPエンティティ747は、個々のPDUセッションのために構成されてもよい。UL方向において、NG-RAN110は、反射的マッピング又は明示的マッピングの2つの異なる方法でDRBへのQoSフローのマッピングを制御することができる。反射マッピングのために、UE101のSDAP747は、各DRBに対するDLパケットのQFIを監視してもよく、UL方向に流れるパケットに対して同じマッピングを適用することができる。DRBに関しては、UE101のSDAP747は、QoSフローID(単数又は複数)及びそのDRBに関するDLパケット内で観測されたPDUセッションに対応するQoSフロー(単数又は複数)に属するULパケットをマッピングすることができる。反射マッピングを可能にするために、NG-RAN310は、Uuインタフェース上のDLパケットをQoSフローIDでマークし得る。明示的なマッピングは、SDAP747をDRBマッピングルールに明示的なQoSフローで構成するRRC755を含んでもよく、これは記憶され、SDAP747が後に続くことができる。実施形態では、SDAP747は、NR実装でのみ使用されてもよく、LTE実装では使用されなくてもよい。
RRC755は、1つ以上の管理サービスアクセスポイント(M-SAP)を介して、PHY710、MAC720、RLC730、PDCP740、及びSDAP747の1つ以上のインスタンスを含み得る、1つ以上のプロトコル層の態様を構成し得る。実施形態では、RRC755のインスタンスは、1つ以上のRRC-SAP756を介して、1つ以上のNASエンティティ757からの要求を処理し、インジケーションを提供することができる。RRC755のメインサービス及び機能としては、システム情報(例えば、MIB又はNASに関連するSIBに含まれる)のブロードキャスト、アクセス層(access stratum、AS)に関するシステム情報のブロードキャスト、UE101及びRAN110との間のRRC接続のページング、確立、維持、及び開放(例えば、RRC接続ページング、RRC接続確立、RRC接続変更、RRC接続開放)、ポイントツーポイント無線ベアラの確立、構成、維持、及び開放、鍵管理を含むセキュリティ機能、無線アクセス技術(RAT)間モビリティ、並びにUE測定報告のための測定構成を挙げることができる。MIB及びSIBは、それぞれ個々のデータフィールド又はデータ構造を含むことができる1つ以上のIEを含んでもよい。
NAS757は、UE101とAMF321との間の制御プレーンの最上位層を形成してもよい。NAS757は、UE101とLTEシステムのP-GWとの間のIP接続性を確立及び維持するために、UE101のモビリティ及びセッション管理手順をサポートしてもよい。
様々な実施形態によれば、配列700の1つ以上のプロトコルエンティティは、上述のデバイス間の制御プレーン又はユーザプレーン通信プロトコルスタックに使用される、UE101、RANノード111、NR実装のAMF321又はLTE実装のMME221、NR実装のUPF302又はLTE実装のS-GW222及びP-GW223などで実装されてもよい。そのような実施形態では、UE101、gNB111、AMF321などのうちの1つ以上に実装され得る1つ以上のプロトコルエンティティは、そのような通信を実行するために、それぞれの下位層プロトコルエンティティのサービスを使用して別のデバイス内又は上に実装され得るそれぞれのピアプロトコルエンティティと通信することができる。いくつかの実施形態では、gNB111のgNB-CUは、1つ以上のgNB-DUの動作を制御するgNBのRRC755、SDAP747、及びPDCP740をホストすることができ、gNB111のgNB-DUは、gNB111のRLC730、MAC720、及びPHY710を各々ホストすることができる。
第1の例では、制御プレーンプロトコルスタックは、最上位層から最下位層の順に、NAS757、RRC755、PDCP740、RLC730、MAC720、及びPHY710を備えることができる。この実施例では、上位層760は、IP層761、SCTP762、及びアプリケーション層シグナリングプロトコル(AP)763を含むNAS757の上に構築することができる。
NR実装形態では、AP763は、NG-RANノード111とAMF321との間に定義されるNGインタフェース113に対するNGアプリケーションプロトコル層(NGAP又はNG-AP)763であってもよく、又はAP763は、2つ以上のRANノード111の間に定義されるXnインタフェース112に対するXnアプリケーションプロトコル層(XnAP又はXn-AP)763であってもよい。
NGインタフェース113の機能をNG-AP763がサポートしてもよく、エレメンタリープロシージャ(Elementary Procedures)(EP)を含んでもよい。NG-AP EPは、NG-RANノード111とAMF321との間の相互作用の単位とすることができる。NG-AP763サービスは、UE関連サービス(例えば、UE101に関連するサービス)及び非UE関連サービス(例えば、NG-RANノード111とAMF321との間のNGインタフェースインスタンス全体に関連するサービス)の2つのグループを含み得る。これらのサービスは、これらに限定されないが、特定のページングエリアに含まれるNG-RANノード111にページング要求を送信するためのページング機能、AMF321がAMF321及びNG-RANノード111内のUEコンテキストを確立、修正、及び/又は開放することを可能にするためのUEコンテキスト管理機能、システム内HOがNG-RAN内のモビリティをサポートし、システム間HOがEPSシステムからの/EPSシステムへのモビリティをサポートするための、ECM接続モードにあるUE101のモビリティ機能、UE101とAMF321との間でNASメッセージを伝送又は再ルーティングするためのNASシグナリング伝送機能、AMF321とUE101との間の関連性を判定するためのNASノード選択機能、NGインタフェースを設定し、NGインタフェースを介してエラーを監視するためのNGインタフェース管理機能(単数又は複数)、NGインタフェースを介して警告メッセージを転送し、又は警告メッセージの進行中のブロードキャストをキャンセルする手段を提供するための警告メッセージ送信機能、CN120を介して2つのRANノード111間でRAN構成情報(例えば、SON情報、性能測定(PM)データなど)を要求及び転送するConfiguration Transfer機能、及び/又は他の同様の機能を含み得る。
XnAP763は、Xnインタフェース112の機能をサポートすることができ、XnAP基本モビリティ手順及びXnAPグローバル手順を含んでもよい。XnAP基本モビリティ手順は、ハンドオーバ準備及びキャンセル手順、SNステータス転送手順、UEコンテキスト検索及びUEコンテキスト開放手順、RANページング手順、デュアルコネクティビティ関連手順など、NG RAN111(又はE-UTRAN210)内でUEモビリティを処理するために使用される手順を含むことができる。XnAPグローバル手順は、Xnインタフェースセットアップ手順及びリセット手順、NG-RAN更新手順、セル活性化手順など、特定のUE101に関連しない手順を含み得る。
LTE実装形態では、AP763は、E-UTRANノード111とMMEとの間に定義されるS1インタフェース113に対するS1アプリケーションプロトコル層(S1-AP)763であってもよく、又はAP763は、2つ以上のE-UTRANノード111の間に定義されるX2インタフェース112に対するX2アプリケーションプロトコル層(X2AP又はX2-AP)763であってもよい。
S1アプリケーションプロトコル層(S1-AP)763は、S1インタフェースの機能をサポートすることができ、前述のNG-APと同様に、S1-APは、S1-APEPを含むことができる。S1-AP EPは、E-UTRANノード111とLTE CN120内のMME221との間の相互作用の単位とすることができる。S1-AP763サービスは、UE関連サービス及び非UE関連サービスの2つのグループを含んでもよい。これらのサービスは、E-UTRAN無線アクセスベアラ(E-UTRAN Radio Access Bearer、E-RAB)管理、UE能力インジケーション、モビリティ、NASシグナリング伝送、RAN情報管理(RAN Information Management、RIM)、及び構成転送を含むが、これらに限定されない機能を実行する。
X2AP763は、X2インタフェース112の機能をサポートすることができ、X2AP基本モビリティ手順及びX2APグローバル手順を含むことができる。X2AP基本モビリティ手順は、ハンドオーバ準備及びキャンセル手順、SNステータス転送手順、UEコンテキスト取得及びUEコンテキスト解放手順、RANページング手順、デュアルコネクティビティ関連手順など、E-UTRAN120内でUEモビリティを処理するために使用される手順を含み得る。X2APグローバル手順は、X2インタフェースセットアップ及びリセット手順、負荷インジケーション手順、エラーインジケーション手順、セルアクティブ化手順など、特定のUE101に関連しない手順を含み得る。
SCTP層(或いはSCTP/IP層と呼ばれる)762は、アプリケーション層メッセージ(例えば、NR実装におけるNGAP若しくはXnAPメッセージ、又はLTE実装におけるS1-AP若しくはX2APメッセージ)の保証された配信を提供することができる。SCTP762は、IP761によってサポートされるIPプロトコルに部分的に基づいて、RANノード111とAMF321/MME221との間のシグナリングメッセージの信頼できる配信を保証することができる。インターネットプロトコル層(IP)761は、パケットアドレス指定及びルーティング機能を実行するために使用され得る。いくつかの実装形態では、IP層761は、PDUを配信及び伝達するためにポイントツーポイント送信を使用することができる。これに関して、RANノード111は、情報を交換するためにMME/AMFとのL2及びL1層通信リンク(例えば、有線又は無線)を備えてもよい。
第2の例では、ユーザプレーンプロトコルスタックは、最上位層から最下位層の順に、SDAP747、PDCP740、RLC730、MAC720、及びPHY710を備えることができる。ユーザプレーンプロトコルスタックは、NR実装形態では、UE101、RANノード111及びUPF302の間の通信のために使用されてもよく、又はLTE実装形態では、S-GW222とP-GW223との間の通信のために使用されてもよい。この例では、上位層751は、SDAP747の上に構築されてもよく、ユーザデータグラムプロトコル(UDP)及びIPセキュリティ層(UDP/IP)752、ユーザプレーン層(GTP-U)のための汎用パケット無線サービス(GPRS)トンネリングプロトコル753、及びユーザプレーンPDU層(UP PDU)763を含んでもよい。
トランスポートネットワーク層754(「トランスポート層」とも呼ばれる)はIPトランスポート上に構築されてもよく、UDP/IP層752(UDP層及びIP層を含む)の上にGTP-U753を使用して、ユーザプレーンPDU(UP-PDU)を搬送してもよい。IP層(「インターネット層」とも呼ばれる)は、パケットアドレス指定及びルーティング機能を実行するために使用されてもよい。IP層は、例えば、IPv4、IPv6、又はPPPフォーマットのうちのいずれかにおいて、IPアドレスをユーザデータパケットに割り当てることができる。
GTP-U753は、GPRSコアネットワーク内及び無線アクセスネットワークとコアネットワークとの間にユーザデータを運ぶために使用され得る。伝送されるユーザデータは、例えば、IPv4、IPv6、又はPPPフォーマットのうちのいずれかのパケットであってもよい。UDP/IP752は、データ完全性のチェックサム、ソース及び宛先で異なる機能に対処するためのポート番号、並びに選択されたデータフロー上の暗号化及び認証を提供することができる。RANノード111及びS-GW222は、L1層(例えば、PHY710)、L2層(例えば、MAC720、RLC730、PDCP740、及び/又はSDAP747)、UDP/IP層752、及びGTP-U753を含むプロトコルスタックを介してユーザプレーンデータを交換するためにS1-Uインタフェースを利用することができる。S-GW222及びP-GW223は、S5/S8aインタフェースを利用して、L1層、L2層、UDP層/IP層752、及びGTP-U753を含むプロトコルスタックを介してユーザプレーンデータを交換することができる。前述したように、NASプロトコルは、UE101とP-GW223との間のIP接続を確立及び維持するために、UE101のモビリティ及びセッション管理手順をサポートすることができる。
更に、図7には示されていないが、AP763及び/又はトランスポートネットワーク層754の上にアプリケーション層が存在してもよい。アプリケーション層は、UE101、RANノード111、又は他のネットワーク要素のユーザが、例えば、アプリケーション回路405又はアプリケーション回路505によって実行されるソフトウェアアプリケーションと相互作用する層であってもよい。アプリケーション層はまた、UE101又はベースバンド回路610などのRANノード111の通信システムと相互作用するためのソフトウェアアプリケーションのための1つ以上のインタフェースを提供してもよい。いくつかの実装形態では、IP層及び/又はアプリケーション層は、開放型システム間相互接続(OSI)モデル(例えば、OSI層7-アプリケーション層、OSI層6-プレゼンテーション層、及びOSI層5-セッション層)の層5~7又はその一部と同じ又は類似の機能を提供することができる。
図8は、様々な実施形態によるコアネットワークの構成要素を示す。CN220の構成要素は、マシン可読媒体又はコンピュータ可読媒体(例えば、非一時的マシン可読記憶媒体)から命令を読み取って実行するための構成要素を含む、単一の物理ノード又は別個の物理ノードに実装されてもよい。実施形態では、CN320の構成要素は、CN220の構成要素に関して本明細書で説明したのと同じ又は同様の方法で実装されてもよい。いくつかの実施形態では、NFVを利用して、1つ以上のコンピュータ可読記憶媒体(以下で更に詳細に説明する)に記憶された実行可能命令を介して、上述のネットワークノード機能のいずれか又は全てを仮想化する。CN220の論理インスタンス化は、ネットワークスライス801と呼ばれることがあり、CN220の個々の論理インスタンス化は、特定のネットワーク能力及びネットワーク特性を提供することができる。CN220の一部分の論理インスタンス化は、ネットワークサブスライス802と呼ぶことができる(例えば、ネットワークサブスライス802は、P-GW223及びPCRF226を含むように示されている)。
本明細書で使用される場合、用語「インスタンス」、「インスタンス化」などは、インスタンスの作成を指すことができ、「インスタンス」は、例えば、プログラムコードの実行中に発生し得るオブジェクトの具体的な発生を指すことができる。ネットワークインスタンスは、異なるIPドメイン又は重複しているIPアドレスの場合にトラフィック検出及びルーティングに使用され得るドメインを識別する情報を指し得る。ネットワークスライスインスタンスは、ネットワークスライスを配備するために必要とされるネットワーク機能(network function、NF)インスタンス及びリソース(例えば、計算、記憶、及びネットワークリソース)のセットを指し得る。
5Gシステム(例えば、図3を参照されたい)に関して、ネットワークスライスは常にRAN部分とCN部分とを含む。ネットワークスライシングのサポートは、異なるスライスに対するトラフィックが異なるPDUセッションによって扱われるという原理に依存する。ネットワークは、スケジューリングによって、また異なるL1/L2構成を提供することによって、異なるネットワークスライスを実現することができる。UE301は、NASによって提供されている場合に、適切なRRCメッセージにおけるネットワークスライス選択のための支援情報を提供する。ネットワークは多数のスライスをサポートすることができるが、UEは8スライスを同時にサポートする必要はない。
ネットワークスライスは、CN320制御プレーン及びユーザプレーンNF、サービングPLMN内のNG-RAN310、及びサービングPLMN内のN3IWF機能を含み得る。個々のネットワークスライスは、異なるS-NSSAIを有してもよく、及び/又は異なるSSTを有してもよい。NSSAIは、1つ以上のS-NSSAIを含み、各ネットワークスライスは、S-NSSAIによって一意に識別される。ネットワークスライスは、サポートされる機能及びネットワーク機能の最適化について異なり得、及び/又は複数のネットワークスライスインスタンスは、UE301の異なるグループ(例えば、企業ユーザ)について同じサービス/機能を配信し得る。例えば、個々のネットワークスライスは、異なるコミットされたサービスを配信してもよく、及び/又は特定の顧客又は企業専用であってもよい。この実施例では、各ネットワークスライスは、同じSSTを有するが異なるスライス微分子を有した、異なるNSSAIを有し得る。更に、単一のUEは、5G ANを介して同時に1つ以上のネットワークスライスインスタンスでサービスされ、8つの異なるS-NSSAIに関連付けられ得る。更に、個々のUE301にサービス提供するAMF321インスタンスは、そのUEにサービス提供するネットワークスライスインスタンスのそれぞれに属し得る。
NG-RAN310におけるネットワークスライシングは、RANスライス認識を含む。RANスライス認識は、事前構成された異なるネットワークスライスに関するトラフィックの微分された処理を含む。NG-RAN310におけるスライス認識は、PDUセッションリソース情報を含む全てのシグナリングにおいて、PDUセッションに対応するS-NSSAIを指示することによって、PDUセッションレベルで導入される。NG-RAN310が、NG-RAN機能(例えば、各スライスを含むネットワーク機能のセット)の観点からスライス有効化をサポートする方法は、実装形態に依存する。NG-RAN310は、UE301又は5GC320によって提供される補助情報を使用してネットワークスライスのRAN部分を選択し、これは、PLMN内の事前構成されたネットワークスライスのうちの1つ以上を曖昧さなく識別する。NG-RAN310はまた、SLAに従ってスライス間のリソース管理及びポリシー施行をサポートする。単一のNG-RANノードは、複数のスライスをサポートすることができ、NG-RAN310はまた、各サポートされたスライスに対して、実施されているSLAの適切なRRMポリシーを適用してもよい。NG-RAN310はまた、スライス内でQoSの微分をサポートすることができる。
NG-RAN310はまた、利用可能な場合、初期アタッチ中にAMF321を選択するためのUE支援情報を使用してもよい。NG-RAN310は、初期NASをAMF321にルーティングするために支援情報を使用する。NG-RAN310が支援情報を使用してAMF321を選択できない場合、又はUE301がそのような情報を全く提供しない場合、NG-RAN310は、AMF321のプールの中にあり得るデフォルトAMF321にNASシグナリングを送信する。後続のアクセスのために、UE301は、5GC320によってUE301に割り当てられた一時的ID(temp ID)を提供して、temp IDが有効である限り、NG-RAN310がNASメッセージを適切なAMF321にルーティングすることを可能にする。NG-RAN310は、temp IDに関連付けられたAMF321を認識し、それに到達することができる。そうでなければ、初期アタッチのための方法が当てはまる。
NG-RAN310は、スライス間のリソース分離をサポートする。NG-RAN310リソース分離は、RRMポリシー及び保護機構によって達成されてもよく、これは、1つのスライスが別のスライスのためのサービスレベル合意を破る場合に共有リソースの不足を回避する必要がある。いくつかの実装形態では、NG-RAN310リソースを特定のスライスに完全に専用にすることが可能である。NG-RAN310がリソース分離をサポートする方法は、実装形態に依存する。
いくつかのスライスは、ネットワークの一部でのみ利用可能であってもよい。その隣接セルのセル内でサポートされるスライスのNG-RAN310の認識は、接続モードでの周波数間モビリティに有益であり得る。スライス可用性は、UEの登録エリア内で変化しないようにできる。NG-RAN310及び5GC320は、所与の領域で利用可能であってもなくてもよいスライスのサービス要求を処理する役割を果たす。スライスへのアクセスの承認又は拒否は、スライスのサポート、リソースの可用性、NG-RAN310による要求されたサービスのサポートなどの要因に依存し得る。
UE301は、複数のネットワークスライスと同時に関連付けられてもよい。UE301が複数のスライスに同時に関連付けられている場合、1つのシグナリング接続のみが維持され、周波数内セル再選択のために、UE301は最良のセルにキャンプするように試みる。周波数間セル再選択に対して、UE301がキャンプしている周波数を制御するために、専用の優先度を使用することができる。5GC320は、UE301がネットワークスライスにアクセスする権利を有することを検証することになる。初期コンテキストセットアップ要求メッセージを受信する前に、NG-RAN310は、UE301がアクセスを要求している特定のスライスの認識に基づいて、いくつかの暫定/ローカルポリシーを適用することを許可され得る。初期コンテキスト設定中、NG-RAN310は、リソースが要求されているスライスについて通知される。
NFVアーキテクチャ及びインフラストラクチャは、1つ以上のNFを仮想化するために使用されてもよく、代替的に専有ハードウェアによって実行されて、業界標準のサーバハードウェア、記憶ハードウェア、又はスイッチの組み合わせを含む物理リソース上に仮想化されてもよい。言い換えれば、NFVシステムを使用して、1つ以上のEPC構成要素/機能の仮想又は再構成可能な実装を実行することができる。
図9は、いくつかの例示的な実施形態による、NFVをサポートするためのシステム900の構成要素を示すブロック図である。システム900は、VIM902、NFVI904、VNFM906、VNF908、EM910、NFVO912、及びNM914を含むものとして示されている。
VIM902は、NFVI904のリソースを管理する。NFVI904は、システム900を実行するために使用される物理リソース又は仮想リソース及びアプリケーション(ハイパーバイザを含む)を含むことができる。VIM902は、NFVI904による仮想リソースのライフサイクル(例えば、1つ以上の物理リソースに関連付けられたVMの生成、維持、及び解体)を管理し、VMインスタンスを追跡し、VMインスタンス及び関連する物理リソースの性能、障害、及びセキュリティを追跡し、VMインスタンス及び関連する物理リソースを他の管理システムに露出することができる。
VNFM906は、VNF908を管理することができる。VNF908を使用して、EPC構成要素/機能を実行することができる。VNFM906は、VNF908のライフサイクルを管理し、VNF908の仮想態様の性能、障害、及びセキュリティを追跡してもよい。EM910は、VNF908の機能的態様の性能、障害、及びセキュリティを追跡することができる。VNFM906及びEM910からの追跡データは、例えば、VIM902又はNFVI904によって使用される性能測定PMデータを含んでもよい。VNFM906及びEM910の両方は、システム900のVNFの量をスケールアップ/ダウンすることができる。
NFVO912は、要求されたサービスを提供するために(例えば、EPC機能、構成要素、又はスライスを実行するために)、NFVI904のリソースを調整、認可、開放、及び予約することができる。NM914は、ネットワークの管理の責任を有するエンドユーザ機能のパッケージを提供することができ、これは、VNF、非仮想化ネットワーク機能、又はその両方を有するネットワーク要素を含んでもよい(VNFの管理は、EM910を介して行われてもよい)。
図10は、いくつかの例示的実施形態による、機械可読媒体又はコンピュータ可読媒体(例えば、非一時的機械可読記憶媒体)から命令を読み取り、本明細書で論じる方法論のうちのいずれか1つ以上を実行することができる構成要素を示すブロック図である。具体的には、図10は、1つ以上のプロセッサ(又はプロセッサコア)1010、1つ以上のメモリ/記憶装置1020、及び1つ以上の通信リソース1030を含むハードウェアリソース1000の図式表現を示し、これらの各々は、バス1040を介して通信可能に結合され得る。ノード仮想化(例えば、NFV)が利用される実施形態では、ハイパーバイザ1002が、ハードウェアリソース1000を利用するための1つ以上のネットワークスライス/サブスライスの実行環境を提供するために実行されてもよい。
プロセッサ1010は、例えば、プロセッサ1012及びプロセッサ1014を含み得る。プロセッサ1010(単数又は複数)は、例えば、中央処理装置(CPU)、縮小命令セットコンピューティング(RISC)プロセッサ、複合命令セットコンピューティング(CISC)プロセッサ、グラフィック処理ユニット(GPU)、DSP、例えばベースバンドプロセッサ、ASIC、FPGA、高周波集積回路(RFIC)、(本明細書で論じたものを含む)別のプロセッサ、又はこれらの任意の好適な組み合わせであり得る。
メモリ/記憶装置1020は、メインメモリ、ディスクストレージ、又はそれらの任意の好適な組み合わせを含むことができる。メモリ/記憶装置1020としては、ダイナミックランダムアクセスメモリ(DRAM)、スタティックランダムアクセスメモリ(SRAM)、消去可能プログラマブル読み出し専用メモリ(EPROM)、電気的消去可能プログラマブル読み出し専用メモリ(EEPROM)、フラッシュメモリ、ソリッドステートストレージなどの任意の種類の揮発性又は不揮発性メモリを含んでもよいが、これらに限定されない。
通信リソース1030は、ネットワーク1008を介して1つ以上の周辺機器1004又は1つ以上のデータベース1006と通信するための、相互接続又はネットワークインタフェースコンポーネント又は他のデバイスを含み得る。例えば、通信リソース1030は、(例えば、USBを介した結合のための)有線通信構成要素、セルラ通信構成要素、NFC構成要素、Bluetooth(登録商標)又は、Bluetooth(登録商標)Low Energy構成要素、WiFi(登録商標)構成要素、及び他の通信構成要素を含み得る。
命令1050は、プロセッサ1010の少なくともいずれかに、本明細書で論じる方法論のうちの任意の1つ以上を実行させるための、ソフトウェア、プログラム、アプリケーション、アプレット、アプリ、又は他の実行可能コードを含んでもよい。命令1050は、完全に又は部分的に、プロセッサ1010(例えば、プロセッサのキャッシュメモリ内に)、メモリ/記憶装置1020、又はそれらの任意の好適な組み合わせのうちの少なくとも1つの中に存在してもよい。更に、命令1050の任意の部分は、周辺機器1004又はデータベース1006の任意の組み合わせからハードウェアリソース1000に転送されてもよい。したがって、プロセッサ1010のメモリ、メモリ/記憶装置1020、周辺機器1004、及びデータベース1006は、コンピュータ可読媒体及び機械可読媒体の例である。
1つ以上の実施形態については、前述の図のうちの1つ以上に記載されている構成要素のうちの少なくとも1つは、以下の例示的なセクションに記載されているような1つ以上の動作、技術、プロセス、及び/又は方法を実行するように構成され得る。例えば、前述の図のうちの1つ以上に関連して上述したベースバンド回路は、以下に記載される例のうちの1つ以上に従って動作するように構成されてもよい。別の例として、前述の図のうちの1つ以上に関連して上述したようなUE、基地局、ネットワーク要素などに関連付けられた回路は、例示的なセクションにおいて以下に記載される例のうちの1つ以上に従って動作するように構成され得る。
実施例
実施例1は、PDCPを用いて、異なる経路からデータのための別個のヘッダ展開前に第1の再順序付けを実行することと、PDCPを用いて、ヘッダ展開後にSNに基づいて第2の再順序付けを実行することと、を含む方法を含む。
実施例2は、共通受信バッファを用いてデータを受信することを更に含む、実施例1又は本明細書における何らかの他の実施例の方法を含む。
実施例3は、ソース経路及びターゲット経路から受信したパケットに対して別個の解読及び完全性検証を実行することを更に含む、実施例2又は本明細書における何らかの他の実施例の方法を含む。
実施例4は、別個の解読及び完全性検証を実行した後に、共通受信バッファ内にパケットを配置することと、共通受信バッファ内のパケットに対して第1の再順序付けを実行することと、を更に含む、実施例3又は本明細書における何らかの他の実施例の方法を含む。
実施例5は、実施例4又は本明細書における何らかの他の実施例の方法を含み、共通バッファは、どのデータがソース経路から来て、どのデータがターゲット経路から来ているかを記憶する必要があり、再順序付け後に、ソースからのデータをソースのヘッダ展開のために順に配置し、ターゲットからのデータをターゲットのヘッダ展開のために順に配置する必要がある。
実施例6は、実施例4又は本明細書における何らかの他の実施例の方法を含み、この第1の再順序付けの後に、方法は、ソースからのデータをソースのヘッダ展開のために順に配置し、ターゲットからのデータをターゲットのヘッダ展開のために順に配置することを更に含む。
実施例7は、実施例6又は本明細書における何らかの他の実施例の方法を含み、ヘッダ展開後に、方法は、パケットを第2の再順序付けのためにまとめ、重複パケットを廃棄することを更に含む。
実施例8は、シーケンス番号(SN)に基づいて第1又は第2の再順序付け及びパケット重複検出を実行することを更に含む、実施例7又は本明細書における何らかの他の例の方法を含む。
実施例9は、別個の受信バッファを用いてデータを受信することを更に含む、実施例1又は本明細書における何らかの他の実施例の方法を含む。
実施例10は、ソース経路及びターゲット経路から受信したパケットに対して別個の解読及び完全性検証を実行することを含む、実施例9又は本明細書における何らかの他の実施例の方法を含む。
実施例11は、実施例10又は本明細書における何らかの他の実施例の方法を含み、解読及び完全性検証の後に、方法は、パケットを対応する受信バッファに入れ、任意選択的に、第1の再順序付けのために、共通の再順序付け部にSNのみを入れることを更に含む。
実施例12は、本明細書の何らかの他の実施例の実施例11の方法を含み、共通の再順序付け後に、共通の再順序付けは、ソース経路及びターゲット経路に対する正しい順序を示し、次いで、ソース受信バッファは、データをソースのヘッダ展開のために順に配置し、ターゲット受信バッファは、データをターゲットのヘッダ展開のために順に配置する。
実施例13は、実施例12又は本明細書における何らかの他の実施例の方法を含み、ヘッダ展開後に、方法は、パケットを第2の再順序付けのためにまとめ、重複パケットを廃棄することを含む。
実施例14は、シーケンス番号に基づいて再順序付け及びパケット重複検出を実行することを更に含み、この実行は、任意選択的に、別個の受信バッファに基づいて行われる、実施例13又は本明細書における何らかの他の例の方法を含む。
実施例15は、別個の第1の再順序付けを実行することを更に含む、実施例1又は本明細書における何らかの他の実施例の方法を含む。
実施例16は、ソース経路及びターゲット経路から受信したパケットに対して別個の解読及び完全性検証を実行することを更に含む、実施例15又は本明細書における何らかの他の実施例の方法を含む。
実施例17は、実施例16又は本明細書における何らかの他の実施例の方法を含み、解読及び完全性検証の後に、方法は、パケットを対応する受信バッファに入れることを含む。
実施例18は、実施例17又は本明細書における何らかの他の実施例の方法を含み、第1の再順序付けを別個の受信バッファで実行するために、方法は、どのSNがソースから送信され、どのSNがターゲットから送信されるかを判定することを含む。(例えば、ネットワークがソースを介してSN1、4、6、7...を送信し、SN2、3、5、8...をターゲットに送信し、受信側がこれを知っている場合、別個の受信バッファはこれに基づいて再順序付けを行うことができる。例えば、ソースはSN1、4、6、7...に基づいて再順序付けを行い、ターゲットはSN2、3、5、8...に基づいて再順序付けを行う。)
実施例19は、ネットワークから順序付け情報を受信することを更に含み、順序付け情報は、どのSNがソースに割り当てられ、どのSNがターゲットに割り当てられるかを示し、順序付け情報は、RRC、PDCP、RLC、MACなどを介して受信される、実施例18又は本明細書における何らかの他の実施例の方法を含む。
実施例20は、共通の場所(例えば、図2dを参照)でSN管理を実行することを更に含む、実施例19又は本明細書における何らかの他の実施例の方法を含む。
実施例21は、ソースからのデータのための受信バッファにより、SN管理を実行するエンティティにソース経路から受信したSNを受信バッファによって提供することと、ターゲットからのデータのための受信バッファによって、ターゲット経路から受信したSNをSN管理を実行するエンティティに提供することと、を更に含む、実施例20又は本明細書における何らかの他の実施例の方法を含む。SN管理を実行するエンティティは、ソース及びターゲットの両方から受信したデータにギャップが存在するかどうかを検出する。(例えば、ソース経路についてSN1、4、7が受信され、ターゲット経路についてSN2、3、8が受信された場合、SN管理は、1、2、3、4をヘッダ展開のために送信できることを知ることができ、ソース及びターゲットのための受信バッファに、SN1、4をソースのヘッダ展開のために送信することができ、かつSN2、3を、ターゲットのヘッダ展開のために送信することができることを通知することができる。)
実施例22は、展開後、第2の再順序付けのためにパケットをまとめ、重複パケットを廃棄することであって、再順序付け及びパケット重複検出を行うことは、シーケンス番号に基づいて別個の受信バッファにおいて行われ得る、実施例16又は本明細書における何らかの他の実施例の方法を含む。
実施例Z01は、実施例1~22のいずれかに記載の、若しくはこれらに関連する方法、又は本明細書に記載のいずれかの他の方法若しくはプロセス、の1つ以上の要素を実行する手段を含む装置を含むことができる。
実施例Z02は、命令を含む1つ以上の非一時的コンピュータ可読媒体であって、電子デバイスの1つ以上のプロセッサによって命令が実行されると、命令は電子デバイスに、実施例1~22のいずれかに記載の、若しくはこれらに関連する方法、又は本明細書に記載のいずれかの他の方法若しくはプロセス、の1つ以上の要素を実行させる、1つ以上の非一時的コンピュータ可読媒体を含んでもよい。
実施例Z03は、実施例1~22のいずれかに記載の、若しくはこれらに関連する方法、又は本明細書に記載のいずれかの他の方法若しくはプロセスの1つ以上の要素を実行するためのロジック、モジュール、又は回路を含む装置を含むことができる。
実施例Z04は、実施例1~22のいずれかに記載の、若しくはこれらに関連する方法、技術、又はプロセス、又はこれらの一部若しくは部分を含むことができる。
実施例Z05は、1つ以上のプロセッサと、1つ以上のプロセッサによって実行されると、1つ以上のプロセッサに実施例1~22のいずれかに記載の、若しくはこれらに関連する方法、技術、又はプロセス、又はこれらの部分を実行させる命令を含む1つ以上のコンピュータ可読媒体と、を含む装置を含むことができる。
実施例Z06は、実施例1~22のいずれかに記載又は関連する信号、又はその一部若しくは部分を含んでもよい。
実施例Z07は、本明細書に示されて記載された無線ネットワークにおける信号を含むことができる。
実施例Z08は、本明細書に示されて記載された無線ネットワークにおいて通信する方法を含むことができる。
実施例Z09は、本明細書に示されて記載された無線通信を提供するシステムを含むことができる。
実施例Z10は、本明細書に示されて記載された無線通信を提供するデバイスを含むことができる。
上記の実施例のいずれも、特に明記しない限り、任意の他の実施例(又は実施例の組み合わせ)と組み合わせることができる。1つ以上の実装形態の前述の説明は、例示及び説明を提供するが、網羅的であることを意図するものではなく、又は、開示される正確な形態に実装形態の範囲を限定することを意図するものではない。修正及び変形は、上記の教示を考慮して可能であるか、又は本開示と整合した実践的実施形態から得ることができる。
略語
本文書の目的のために、以下の略語を本明細書で論じる例及び実施形態に適用することができるが、限定することを意味するものではない。
3GPP 第3世代パートナーシッププロジェクト
4G 第4世代
5G 第5世代
5GC 5Gコアネットワーク
ACK 確認
AF アプリケーション機能
AM 確認モード
AMBR アグリゲート最大ビットレート
AMF アクセス・移動管理機能
AN アクセスネットワーク
ANR 自動近隣関係
AP アプリケーションプロトコル、アンテナポート、アクセスポイント
API アプリケーションプログラミングインタフェース
APN アクセスポイント名
ARP 割り当て及び保持優先度
ARQ 自動再送要求
AS アクセス層
ASN.1 抽象構文表記1
AUSF 認証サーバ機能
AWGN 付加白色ガウスノイズ
BCH ブロードキャストチャネル
BER ビット誤り率
BFD ビーム故障検出
BLER ブロック誤り率
BPSK 2値位相シフトキーイング
BRAS ブロードバンドリモートアクセスサーバ
BSS 業務支援システム
BS 基地局
BSR バッファ状態レポート
BW 帯域幅
BWP 帯域幅部分
C-RNTI セル無線ネットワーク一時アイデンティティ
CA キャリアアグリゲーション、認証局
CAPEX 設備投資
CBRA 競合ベースのランダムアクセス
CC コンポーネントキャリア、国コード、暗号チェックサム
CCA クリアチャネルアセスメント
CCE 制御チャネル要素
CCCH 共通制御チャネル
CE カバレッジ拡張
CDM コンテンツ配信ネットワーク
CDMA 符号分割多元接続
CFRA コンテンションフリーランダムアクセス
CG セルグループ
CI セルアイデンティティ
CID セルID(例えば、位置決め方法)
CIM 共通情報モデル
CIR キャリア対干渉比
CK 暗号鍵
CM 接続管理、条件付き必須
CMAS 商用モバイル警告サービス
CMD コマンド
CMS クラウド管理システム
CO 条件付きオプション
CoMP 協調マルチポイント
CORESET 制御リソースセット
COTS いつでも買える市販品
CP 制御プレーン、サイクリックプレフィックス、接続ポイント
CPD 接続点記述子
CPE 顧客宅内機器
CPICH 共通パイロットチャネル
CQI チャネル品質インジケータ
CPU CSI処理部、中央処理部
C/R コマンド/応答フィールドビット
CRAN クラウド無線アクセスネットワーク、クラウドRAN
CRB 共通リソースブロック
CRC 巡回冗長検査
CRI チャネル状態情報リソースインジケータ、CSI-RSリソースインジケータ
C-RNTI セルRNTI
CS 回路切り替え
CSAR クラウドサービスアーカイブ
CSI チャネル状態情報
CSI-IM CSI干渉測定値
CSI-RS CSI基準信号
CSI-RSRP CSI基準信号受信電力
CSI-RSRQ CSI基準信号受信品質
CSI SINR CSI信号対干渉及びノイズ比
CSMA キャリアセンス多元接続
CSMA/CA 衝突回避を伴うCSMA
CSS 共通探索空間、セル固有探索空間
CTS 送信クリア
CW コードワード
CWS 競合ウィンドウサイズ
D2D デバイス間
DC デュアルコネクティビティ、直流
DCI ダウンリンク制御情報
DF Deployment Flavour
DL ダウンリンク
DMTF 分散管理タスクフォース
DPDK データプレーン開発キット
DM-RS、DMRS 復調基準信号
DN データネットワーク
DRB データ無線ベアラ
DRS 発見基準信号
DRX 不連続受信
DSL ドメイン固有言語デジタル加入者回線
DSLAM DSLアクセスマルチプレクサ
DwPTS ダウンリンクパイロット時間スロット
E-LAN Ethernetローカルエリアネットワーク
E2E エンドツーエンド
ECCA 拡張クリアチャネル評価、拡張CCA
ECCE 拡張制御チャネル要素、拡張CCE
ED エネルギー検出
EDGE GSM進化のための拡張データ(GSMエボリューション)
EGMF Exposure Governance Management Function
EGPRS 拡張GPRS
EIR 機器アイデンティティレジスタ
eLAA enhanced免許アシストアクセス、enhanced LAA
EM 要素マネージャ
eMBB 拡張モバイルブロードバンド
EMS 要素管理システム
eNB 進化型ノードB、E-UTRANノードB
EN-DC E-UTRA-NRデュアルコネクティビティ
EPC 進化型パケットコア
EPDCCH エンハンストPDCCH、エンハンスト物理ダウンリンク制御チャネル
EPRE リソース要素ごとのエネルギー
EPS 進化型パケットシステム
EREG 強化されたREG、強化されたリソース要素グループ
ETSI 欧州電気通信標準化機構
ETWS 地震・津波警報システム
eUICC 埋め込みUICC、埋め込みユニバーサル集積回路カード
E-UTRA 進化型UTRA
E-UTRAN 進化型UTRAN
EV2X エンハンストV2X
F1AP F1アプリケーションプロトコル
F1-C F1制御プレーンインタフェース
F1-U F1ユーザプレーンインタフェース
FACCH 高速付随制御チャネル
FACCH/F 高速付随制御チャネル/フルレート
FACCH/H 高速付随制御チャネル/ハーフレート
FACH 順方向アクセスチャネル
FAUSCH 高速アップリンクシグナリングチャネル
FB 機能ブロック
FBI フィードバック情報
FCC 連邦通信委員会
FCCH 周波数補正チャネル
FDD 周波数分割複信
FDM 周波数分割多重化
FDMA 符号分割多元接続
FE フロントエンド
FEC 順方向誤り訂正
FFS 更なる研究
FFT 高速フーリエ変換
feLAA further enhancedライセンス支援アクセス、further enhanced LAA
FN フレーム番号
FPGA フィールドプログラマブルゲートアレイ
FR 周波数範囲
G-RNTI GERAN無線ネットワーク一時アイデンティティ
GERAN GSM EDGE RAN、GSM EDGE無線アクセスネットワーク
GGSN ゲートウェイGPRSサポートノード
GLONASS GLObal’naya NAvigattionnaya Sputnikovaya Sistema(全地球航法衛星システム)
gNB 次世代ノードB
gNB-CU gNB-集中ユニット、次世代NodeB集中ユニット
gNB-DU gNB分散ユニット、次世代NodeB分散ユニット
GNSS 全球測位衛星システム
GPRS 汎用パケット無線サービス
GSM モバイル通信用グローバルシステム、グループスペシャルモバイル
GTP GPRSトンネリングプロトコル
GTP-U ユーザプレーン用GPRSトンネリングプロトコル
GTS スリープ要求信号(WUS関連)
GUMMEI グローバルに一意のMME識別子
GUTI グローバルに一意の一時UEアイデンティティ
HARQ ハイブリッドARQ、ハイブリッド自動再送要求
HANDO、HO ハンドオーバ
HFN ハイパーフレーム番号
HHO ハードハンドオーバ
HLR ホームロケーションレジスタ
HN ホームネットワーク
HO ハンドオーバ
HPLMN ホームパブリックランドモバイルネットワーク
HSDPA 高速ダウンリンクパケットアクセス
HSN ホッピングシーケンス番号
HSPA 高速パケットアクセス
HSS ホーム加入者サーバ
HSUPA 高速アップリンクパケットアクセス
HTTP ハイパーテキスト転送プロトコル
HTTPS ハイパーテキスト転送プロトコルセキュア(httpsはSSL上のhttp/1.1、すなわちポート443である)
I-Block 情報ブロック
ICCID 集積カード識別
ICIC セル間干渉調整
ID アイデンティティ、識別子
IDFT 逆離散フーリエ変換
IE 情報要素
IBE 帯域内放射
IEEE 米国電気電子学会
IEI 情報要素識別子
IEIDL 情報要素識別子データ長
IETF インターネット技術タスクフォース
IF インフラストラクチャ
IM 干渉測定、相互変調、IPマルチメディア
IMC IMSクレデンシャル
IMEII 国際モバイル機器アイデンティティ
IMGI 国際移動体グループアイデンティティ
IMPI IPマルチメディアプライベートアイデンティティ
IMPU IPマルチメディアパブリックアイデンティティ
IMS IPマルチメディアサブシステム
IMSI 国際移動電話加入者識別番号
IoT モノのインターネット
IP インターネットプロトコル
Ipsec IPセキュリティ、インターネットプロトコルセキュリティ
IP-CAN IP接続アクセスネットワーク
IP-M IPマルチキャスト
IPv4 インターネットプロトコルバージョン4
IPv6 インターネットプロトコルバージョン6
IR 赤外線
IS 同期している
IRP 積分基準点
ISDN 統合サービスデジタルネットワーク
ISIM IMサービスアイデンティティモジュール
ISO 国際標準化機構
ISP インターネットサービスプロバイダ
IWF 相互作用関数
I-WLAN 相互接続WLAN
K 畳込符号の制約長、USIM個別キー
kB キロバイト(1000バイト)
kbps キロビット/秒
Kc 暗号鍵
Ki 個別加入者認証鍵
KPI 主要能力評価指標
KQI 主要品質インジケータ
KSI キーセット識別子
ksps キロシンボル/秒
KVM カーネル仮想マシン
L1 層1(物理層)
L1-RSRP 層1基準信号受信電力
L2 層2(データリンク層)
L3 層3(ネットワーク層)
LAA 免許支援アクセス
LAN ローカルエリアネットワーク
LBT リッスンビフォアトーク
LCM ライフサイクル管理
LCR 低チップレート
LCS 場所サービス
LCID 論理チャネルID
LI 層インジケータ
LLC 論理リンク制御、低層互換性
LPLMN ローカルPLMN
LPP LTE位置決めプロトコル
LSB 最下位ビット
LTE ロングタームエボリューション
LWA LTE-WLANアグリゲーション
LWIP IPsecトンネルとのLTE/WLAN無線レベル統合
LTE ロングタームエボリューション
M2M マシンツーマシン
MAC メディアアクセス制御(プロトコル層コンテキスト)
MAC メッセージ認証コード(セキュリティ/暗号コンテキスト)
MAC-A 認証及び鍵一致に使用されるMAC(TSG T WG3コンテキスト)
MAC-I シグナリングメッセージのデータ完全性に使用されるMAC(TSG T WG3コンテキスト)
MANO 管理及びオーケストレーション
MBMS マルチメディアブロードキャストマルチキャストサービス
MBSFN マルチメディアブロードキャストマルチキャストサービスシングル周波数ネットワーク
MCC モバイルカントリコード
MCG マスタセルグループ
MCOT 最大チャネル占有時間
MCS 変調及び符号化スキーム
MDAF 管理データ分析機能
MDAS 管理データ分析サービス
MDT 駆動試験の最小化
ME モバイル機器
MeNB マスタeNB
MER メッセージ誤り率
MGL 測定ギャップ長
MGRP 測定ギャップ反復期間
MIB マスタ情報ブロック、管理情報ベース
MIMO 多重入力多重出力
MLC モバイルロケーションセンタ
MM モビリティ管理
MME モビリティ管理エンティティ
MN マスタノード
MO 測定オブジェクト、モバイル発信
MPBCH MTC物理報知チャネル
MPDCCH MTC物理ダウンリンク制御チャネル
MPDSCH MTC物理ダウンリンク共有チャネル
MPRACH MTC物理ランダムアクセスチャネル
MPDSCH MTC物理アップリンク共有チャネル
MPLS マルチプロトコルラベルスイッチング
MS 移動局
MSB 最上位ビット
MSC モバイル切り替えセンタ
MSI 最小システム情報、MCHスケジューリング情報
MSID 移動局識別子
MSIN 移動局識別番号
MSISDN モバイル加入者ISDN番号
MT モバイル終端、モバイルターミネーション
MTC マシン型通信
mMTC 大規模MTC、大規模マシン型通信
MU-MIMO マルチユーザMIMO
MWUS MTCウェイクアップ信号、MTC WUS
NACK 否定応答
NAI ネットワークアクセス識別子
NAS 非アクセス層
NCT ネットワーク接続トポロジ
NEC ネットワーク能力開示
NE-DC NR-E-UTRAデュアルコネクティビティ
NEF ネットワーク開示機能
NF ネットワーク機能
NFP ネットワーク転送経路
NFPD ネットワーク転送経路記述子
NFV ネットワーク機能仮想化
NFVI NFVインフラストラクチャ
NFVO NFVオーケストレータ
NG 次世代
NGEN-DC NG-RAN E-UTRA-NRデュアルコネクティビティ
NM ネットワークマネージャ
NMS ネットワーク管理システム
N-PoP ネットワークポイントオブプレゼンス
NMIB,N-MIB 狭帯域MIB
NPBCH 狭帯域物理ブロードキャストチャネル
NPDCCH 狭帯域物理ダウンリンク制御チャネル
NPDSCH 狭帯域物理ダウンリンク共有チャネル
NPRACH 狭帯域物理ランダムアクセスチャネル
NPUSCH 狭帯域物理アップリンク共有チャネル
NPSS 狭帯域プライマリ同期信号
NSSS 狭帯域セカンダリ同期信号
NR 新無線、近隣関係
NRF NFリポジトリ機能
NRS 狭帯域基準信号
NS ネットワークサービス
NSA 非スタンドアロン動作モード
NSD ネットワークサービス記述子
NSR ネットワークサービスレコード
NSSAI ネットワークスライス選択支援情報
S-NNSAI シングルNSSAI
NSSF ネットワークスライス選択機能
NW ネットワーク
NWUS 狭帯域ウェイクアップ信号、狭帯域WUS
NZP 非ゼロ電力
O&M 運用及び保守
ODU2 光チャネルデータユニット-タイプ2
OFDM 直交周波数分割多重化
OFDMA 直交周波数分割多元接続
OOB 帯域外
OOS 同期外れ
OPEX 運転費
OSI その他システム情報
OSS オペレーションサポートシステム
OTA over-the-air
PAPR ピーク対平均電力比
PAR ピーク対平均比
PBCH 物理ブロードキャストチャネル
PC 電力制御、パーソナルコンピュータ
PCC プライマリコンポーネントキャリア、プライマリCC
PCell プライマリセル
PCI 物理セルID、物理セルアイデンティティ
PCEF ポリシー及び課金実施機能
PCF ポリシー制御機能
PCRF ポリシー制御及び課金ルール機能
PDCP パケットデータコンバージェンスプロトコル、パケットデータコンバージェンスプロトコル層
PDCCH 物理ダウンリンク制御チャネル
PDCP パケットデータコンバージェンスプロトコル
PDN パケットデータネットワーク、パブリックデータネットワーク
PDSCH 物理ダウンリンク共有チャネル
PDU プロトコルデータユニット
PEI 永久機器識別子
PFD パケットフロー記述
P-GW PDNゲートウェイ
PHICH 物理ハイブリッドARQインジケータチャネル
PHY 物理層
PLMN 公衆陸上移動網
PIN 個人識別番号
PM 性能測定
PMI プリコーディング行列インジケータ
PNF 物理ネットワーク機能
PNFD 物理ネットワーク機能記述子
PNFR 物理ネットワーク機能記録
POC セルラを介するPTT
PP,PTP ポイントツーポイント
PPP ポイントツーポイントプロトコル
PRACH 物理RACH
PRB 物理リソースブロック
PRG 物理リソースブロックグループ
ProSe 近接サービス、近接ベースのサービス
PRS 位置決め基準信号
PRR パケット受信無線機
PS パケットサービス
PSBCH 物理サイドリンクブロードキャストチャネル
PSDCH 物理サイドリンクダウンリンクチャネル
PSCCH 物理サイドリンク制御チャネル
PSSCH 物理サイドリンク共有チャネル
PSCell プライマリSCell
PSS プライマリ同期信号
PSTN 公衆交換電話網
PT-RS 位相追跡基準信号
PTT プッシュツートーク
PUCCH 物理アップリンク制御チャネル
PUSCH 物理アップリンク共有チャネル
QAM 直交振幅変調
QCI 識別子のQoSクラス
QCL 準コロケーション
QFI QoSフローID、QoSフロー識別子
QoS サービス品質
QPSK 直交(四値)位相シフトキーイング
QZSS 準天頂衛星システム
RA-RNTI ランダムアクセスRNTI
RAB 無線アクセスベアラ、ランダムアクセスバースト
RACH ランダムアクセスチャネル
RADIUS ユーザサービスにおけるリモート認証ダイヤル
RAN 無線アクセスネットワーク
RAND 乱数(認証に使用)
RAR ランダムアクセス応答
RAT 無線アクセス技術
RAU ルーティングエリア更新
RB リソースブロック、無線ベアラ
RBG リソースブロックグループ
REG リソース要素グループ
Rel 解放
REQ 要求
RF 無線周波数
RI ランクインジケータ
RIV リソースインジケータ値
RL 無線リンク
RLC 無線リンク制御、無線リンク制御層
RLC AM RLC肯定応答モード
RLC UM RLC非肯定応答モード
RLF 無線リンク障害
RLM 無線リンクモニタリング
RLM-RS RLMのための基準信号
RM 登録管理
RMC 基準測定チャネル
RMSI 残存MSI、残存最小システム情報
RN 中継ノード
RNC 無線ネットワークコントローラ
RNL 無線ネットワーク層
RNTI 無線ネットワーク一時識別子
ROHC ロバストヘッダ圧縮
RRC 無線リソース制御、無線リソース制御層
RRM 無線リソース管理
RS 基準信号
RSRP 基準信号受信電力
RSRQ 基準信号受信品質
RSSI 受信信号強度インジケータ
RSU 路側機
RSTD 基準信号時間差
RTP リアルタイムプロトコル
RTS 送信準備完了
RTT 往復時間
Rx 受信、受信機
S1AP S1アプリケーションプロトコル
S1-MME 制御プレーン用S1
S1-U ユーザプレーン用S1
S-GW サービングゲートウェイ
S-RNTI SRNC無線ネットワーク一時アイデンティティ
S-TMSI SAE一時移動局識別子
SA スタンドアロン動作モード
SAE システムアーキテクチャ発展
SAP サービスアクセスポイント
SAPD サービスアクセスポイント記述子
SAPI サービスアクセスポイント識別子
SCC セカンダリコンポーネントキャリア、セカンダリCC
SCell セカンダリセル
SC-FDMA シングルキャリア周波数分割多元接続
SCG セカンダリセルグループ
SCM セキュリティコンテキスト管理
SCS サブキャリア間隔
SCTP ストリーム制御伝送プロトコル
SDAP サービスデータ適応プロトコル、サービスデータ適応プロトコル層
SDL 補助ダウンリンク
SDNF 構造化データストレージネットワーク機能
SDP セッション記述プロトコル
SDSF 構造化データ記憶機能
SDU サービスデータユニット
SEAF セキュリティアンカー機能
SeNB セカンダリeNB
SEPP セキュリティエッジ保護Pro9
SFI スロットフォーマットインジケーション
SFTD 空間周波数時間ダイバーシティ、SFN及びフレームタイミング差
SFN システムフレーム番号
SgNB セカンダリgNB
SGSN サービングGPRSサポートノード
S-GW サービングゲートウェイ
SI システム情報
SI-RNTI システム情報RNTI
SIB システム情報ブロック
SIM 加入者識別モジュール
SIP セッション開始プロトコル
SiP システムインパッケージ
SL サイドリンク
SLA サービス水準合意
SM セッション管理
SMF セッション管理機能
SMS ショートメッセージサービス
SMSF SMS機能
SMTC SSBベースの測定タイミング構成
SN セカンダリノード、シーケンス番号
SoC システムオンチップ
SON 自己組織ネットワーク
SpCell 専用セル
SP-CSI-RNTI 反永続的CSI RNTI
SPS 反永続的スケジューリング
SQN シーケンス番号
SR スケジューリング要求
SRB シグナリング無線ベアラ
SRS サウンディング基準信号
SS 同期信号
SSB 同期信号ブロック、SS/PBCHブロック
SSBRI SS/PBCHブロックリソースインジケータ、同期信号ブロックリソースインジケータ
SSC セッション及びサービス連続性
SS-RSRP 同期化信号ベースの基準信号受信電力
SS-RSRQ 同期信号ベースの基準信号受信品質
SS-SINR 同期信号ベースの信号対ノイズ及び干渉比
SSS セカンダリ同期信号
SSSG 探索空間セットグループ
SSSIF 探索空間セットインジケータ
SST スライス/サービスタイプ
SU-MIMO シングルユーザMIMO
SUL 補助アップリンク
TA タイミングアドバンス、トラッキングエリア
TAC 追跡エリアコード
TAG タイミングアドバンスグループ
TAU 追跡エリア更新
TB トランスポートブロック
TBS トランスポートブロックサイズ
TBD To Be Defined
TCI 送信構成インジケータ
TCP 伝送通信プロトコル
TDD 時分割複信
TDM 時分割多重
TDMA 時分割多元接続
TE 端末機器
TEID トンネルエンドポイント識別子
TFT トラフィックフローテンプレート
TMSI 一時モバイル加入者アイデンティティ
TNL トランスポートネットワーク層
TPC 送信電力制御
TPMI 送信プリコーディング行列インジケータ
TR 技術報告書
TRP,TRxP 送信受信点
TRS 追跡基準信号
TRx トランシーバ
TS 技術仕様書、技術規格
TTI 送信時間間隔
Tx 送信、送信機
U-RNTI UTRAN無線ネットワーク一時アイデンティティ
UART ユニバーサル非同期受信機及び送信機
UCI アップリンク制御情報
UE ユーザ機器
UDM 統合データ管理
UDP ユーザデータグラムプロトコル
UDSF 非構造化データストレージネットワーク機能
UICC ユニバーサル集積回路カード
UL アップリンク
UM 非肯定応答モード
UML 統一モデル言語
UMTS ユニバーサル移動体通信システム
UP ユーザプレーン
UPF ユーザプレーン機能
URI ユニフォームリソース識別子
URL ユニフォームリソースロケータ
URLLC 超高信頼及び低レイテンシ
USB ユニバーサルシリアルバス
USIM ユニバーサル加入者アイデンティティモジュール
USS UE 固有探索空間
UTRA UMTS端末無線アクセス
UTRAN ユニバーサル地上無線アクセスネットワーク
UwPTS アップリンクパイロットタイムスロット
V2I ビークルツーインフラストラクチャ
V2P ビークルツー歩行者
V2V ビークルツービークル
V2X ビークルツーエブリシング
VIM 仮想化インフラストラクチャマネージャ
VL 仮想リンク、
VLAN 仮想LAN、仮想ローカルエリアネットワーク
VM 仮想マシン
VNF 仮想化ネットワーク機能
VNFFG VNF転送グラフ
VNFFGD VNF転送グラフ記述子
VNFM VNFマネージャ
VoIP ボイスオーバーIP、ボイスオーバーインターネットプロトコル
VPLMN 訪問先公衆移動陸上網
VPN 仮想プライベートネットワーク
VRB 仮想リソースブロック
WiMAX ワールドワイド・インターオペラビリティ・フォー・マイクロウェーブ・アクセス
WLAN 無線ローカルエリアネットワーク
WMAN 無線メトロポリタンエリアネットワーク
WPAN 無線パーソナルエリアネットワーク
X2-C X2-制御プレーン
X2-U X2-ユーザプレーン
XML 拡張可能なマークアップ言語
XRES 予想ユーザ応答
XOR 排他的論理和
ZC Zadoff-Chu
ZP ゼロ電力
専門用語
本明細書の目的のために、以下の用語及び定義は、本明細書で論じる例及び実施形態に適用可能であるが、限定することを意味するものではない。
本明細書で使用される「回路」という用語は、電子回路、論理回路、プロセッサ(共有、専用、又はグループ)及び/又はメモリ(共有、専用、又はグループ)、特定用途向け集積回路(ASIC)、フィールドプログラマブルデバイス(FPD)(例えば、フィールドプログラマブルゲートアレイ(FPGA)、プログラマブルロジックデバイス(PLD)、複合PLD(CPLD)、大容量PLD(HCPLD)、構造化ASIC、又はプログラマブルSoC)、デジタルシグナルプロセッサ(DSP)などの、記載の機能を提供するように構成されたハードウェア構成要素を指すか、その一部であるか、又は含む。いくつかの実施形態では、回路は、1つ以上のソフトウェア又はファームウェアプログラムを実行して、記載された機能の少なくとも一部を提供することができる。「回路」という用語はまた、1つ以上のハードウェア要素(又は、電気若しくは電子システムにおいて使用される回路の組み合わせ)と、そのプログラムコードの機能を実行するために使用されるプログラムコードとの組み合わせを指すことができる。これらの実施形態では、ハードウェア要素とプログラムコードとの組み合わせは、特定のタイプの回路と称されてもよい。
本明細書で使用される「プロセッサ回路」という用語は、一連の算術演算若しくは論理演算、又はデジタルデータの記録、記憶、及び/又は転送を順次自動的に実行することができる回路を指すか、その一部であるか、又は含む。「プロセッサ回路」という用語は、1つ以上のアプリケーションプロセッサ、1つ以上のベースバンドプロセッサ、物理中央処理装置(CPU)、シングルコアプロセッサ、デュアルコアプロセッサ、トリプルコアプロセッサ、クアドコアプロセッサ、及び/又はプログラムコード、ソフトウェアモジュール、及び/又は機能プロセスなどのコンピュータ実行可能命令を実行又は動作させることができる任意の他のデバイスを指すことができる。「アプリケーション回路」及び/又は「ベースバンド回路」という用語は、「プロセッサ回路」と同義であると考えられ、「プロセッサ回路」と呼ばれることがある。
本明細書で使用される「インタフェース回路」という用語は、2つ以上の構成要素又はデバイス間の情報の交換を可能にする回路を指すか、その一部であるか、又は含む。用語「インタフェース回路」は、1つ以上のハードウェアインタフェース、例えば、バス、I/Oインタフェース、周辺構成要素インタフェース、ネットワークインタフェースカード、及び/又は同様のものを指すことがある。
本明細書で使用される「ユーザ機器」又は「UE」という用語は、無線通信機能を有するデバイスを指し、通信ネットワーク内のネットワークリソースのリモートユーザを表すことができる。「ユーザ機器」又は「UE」という用語は、クライアント、モバイル、モバイルデバイス、モバイル端末、ユーザ端末、モバイルユニット、モバイルステーション、モバイルユーザ、加入者、ユーザ、リモートステーション、アクセスエージェント、ユーザエージェント、受信機、無線機器、再構成可能無線機器、再構成可能モバイルデバイスなどと同義であると考えられてもよく、これらで呼ばれてもよい。更に、「ユーザ機器」又は「UE」という用語は、任意のタイプの無線/有線デバイス又は無線通信インタフェースを含む任意の計算デバイスを含んでもよい。
本明細書で使用される「ネットワーク要素」という用語は、有線又は無線通信ネットワークサービスを提供するために使用される物理的又は仮想化された機器及び/又はインフラストラクチャを指す。「ネットワーク要素」という用語は、ネットワーク化されたコンピュータ、ネットワーク化されたハードウェア、ネットワーク機器、ネットワークノード、ルータ、スイッチ、ハブ、ブリッジ、無線ネットワークコントローラ、RANデバイス、RANノード、ゲートウェイ、サーバ、仮想化されたVNF、NFVIなどと同義であると考えられてもよく、及び/又はそれらと呼ばれてもよい。
本明細書で使用するとき、用語「コンピュータシステム」は、任意のタイプの相互接続された電子デバイス、コンピュータデバイス、又はそれらの構成要素を指す。更に、「コンピュータシステム」及び/又は「システム」という用語は、互いに通信可能に結合されたコンピュータの様々な構成要素を指すことができる。更に、「コンピュータシステム」及び/又は「システム」という用語は、互いに通信可能に結合され、コンピューティングリソース及び/又はネットワーキングリソースを共有するように構成された複数のコンピュータデバイス及び/又は複数のコンピューティングシステムを指すことができる。
本明細書で使用される「機器」、「コンピュータ機器」などの用語は、特定のコンピューティングリソースを提供するように特に設計されたプログラムコード(例えば、ソフトウェア又はファームウェア)を有するコンピュータデバイス又はコンピュータシステムを指す。「仮想機器」は、コンピュータ機器を仮想化又はエミュレートする、又は特定のコンピューティングリソースを提供するために専用のハイパーバイザを備えたデバイスによって実装される仮想マシンイメージである。
本明細書で使用される「リソース」という用語は、コンピュータデバイス、機械的デバイス、メモリ空間、プロセッサ/CPU時間、プロセッサ/CPU使用量、プロセッサ及びアクセラレータ負荷、ハードウェア時間又は使用量、電力、入出力動作、ポート又はネットワークソケット、チャネル/リンク割り当て、スループット、メモリ使用量、ストレージ、ネットワーク、データベース及びアプリケーション、ワークロードユニットなどの、物理又は仮想デバイス、コンピューティング環境内の物理又は仮想コンポーネント、及び/又は特定のデバイス内の物理又は仮想コンポーネントを指す。「ハードウェアリソース」は、物理ハードウェア要素によって提供される計算、記憶、及び/又はネットワークリソースを指すことができる。「仮想化リソース」は、仮想化インフラストラクチャによってアプリケーション、デバイス、システムなどに提供される計算、記憶、及び/又はネットワークリソースを指すことができる。「ネットワークリソース」又は「通信リソース」という用語は、通信ネットワークを介してコンピュータデバイス/システムによってアクセス可能なリソースを指すことができる。「システムリソース」という用語は、サービスを提供するための任意の種類の共有エンティティを指すことができ、コンピューティングリソース及び/又はネットワークリソースを含むことができる。システムリソースは、そのようなシステムリソースが単一のホスト又は複数のホスト上に存在し、明確に識別可能であるサーバを介してアクセス可能な、コヒーレント機能、ネットワーク・データ・オブジェクト又はサービスのセットと考えることができる。
本明細書で使用される場合、用語「チャネル」は、データ又はデータストリームを通信するために使用される有形又は非有形のいずれかの伝送媒体を指す。「チャネル」という用語は、「通信チャネル」、「データ通信チャネル」、「伝送チャネル」、「データ伝送チャネル」、「アクセスチャネル」、「データアクセスチャネル」、「リンク」、「データリンク」、「キャリア」、「高周波キャリア」、及び/又はデータが通信される経路又は媒体を示す任意の他の同様の用語と同義及び/又は同等であり得る。更に、本明細書で使用される場合、用語「リンク」は、情報を送受信する目的で、RATを介した2つのデバイス間の接続を指す。
本明細書で使用される「インスタンス化する」、「インスタンス化」などの用語は、インスタンスの作成を指す。「インスタンス」はまた、例えばプログラムコードの実行中に発生し得るオブジェクトの具体的なの発生を指す。
「結合された(coupled)」、「通信可能に結合された(communicatively coupled)」という用語は、その派生語と共に本明細書で使用される。用語「結合された」は、2つ以上の要素が互いに直接物理的又は電気的に接触していることを意味することができ、2つ以上の要素が互いに間接的に接触しつつ、互いに連携若しくは相互作用することを意味することができ、かつ/又は、互いに結合されていると言われる要素の間に1つ以上の他の要素が結合又は接続されていることを意味することができる。用語「直接結合された」は、2つ以上の要素が互いに直接接触していることを意味し得る。「通信可能に結合された」という用語は、2つ以上の要素が、有線又は他の相互接続を介して、無線通信チャネル又はインクを介して、及び/又は同様のものを含む通信手段によって互いに接触することができることを意味することができる。
「情報要素」という用語は、1つ以上のフィールドを含む構造要素を指す。「フィールド」という用語は、情報要素、又はコンテンツを含むデータ要素の個々のコンテンツを指す。
「SMTC」という用語は、SSB-MeasurementTimingConfigurationによって構成されたSSBベースの測定タイミング構成を指す。
「SSB」という用語は、SS/PBCHブロックを指す。
「プライマリセル」という用語は、プライマリ周波数で動作するMCGセルを指し、UEは、初期接続確立手順を実行するか、又は接続再確立手順を開始する。
「プライマリSCGセル」とは、DC動作用の同期手順を用いて再構成を行う際に、UEがランダムアクセスを行うSCGセルを指す。
「セカンダリセル」という用語は、CAで構成されたUEのための専用セルの上に追加の無線リソースを提供するセルを指す。
「セカンダリセルグループ」という用語は、DCで構成されたUEのためのPSCell及び0個以上のセカンダリセルを含むサービングセルのサブセットを指す。
「サービングセル」という用語は、CA/DCで構成されていないRRC_CONNECTEDにおけるUEのためのプライマリセルを指し、プライマリセルから構成されるサービングセルは1つのみである。
「サービングセル」という用語は、特殊セルと、CA/で構成されたRRC_CONNECTEDにおけるUE用の全てのセカンダリセルとを含むセルのセットを指す。
「専用セル」という用語は、DC動作のためのMCGのPCell又はSCGのPSCellを指す。そうでない場合、「特殊セル」という用語はPセルを指す。
上述したように、本技術の態様は、例えば、機能性を改善又は向上させるために、様々なソースから入手可能なデータを収集及び使用することである。本開示は、いくつかの例において、この収集されたデータが、特定の人を一意に特定する個人情報データ、又は特定の人に連絡する若しくはその所在を突き止めるために使用できる個人情報データを含み得ることを考察する。そのような個人情報データは、人口統計データ、位置ベースのデータ、電話番号、電子メールアドレス、ツイッターID、住所、ユーザの健康又はフィットネスレベル(例えば、バイタルサイン測定、服薬情報、運動情報)に関するデータ若しくは記録、誕生日、又は任意の他の識別情報若しくは個人情報を含むことができる。本開示は、本技術におけるそのような個人情報データの使用がユーザの利益になる使用であり得る点を認識するものである。
本開示は、そのような個人情報データの収集、分析、開示、伝送、記憶、又は他の使用に関与するエンティティが、確固たるプライバシーポリシー及び/又はプライバシー慣行を遵守するものとなることを想到する。具体的には、そのようなエンティティは、個人情報データを秘密として厳重に保守するための、業界又は政府の要件を満たしているか又は上回るものとして一般に認識されている、プライバシーのポリシー及び慣行を実施し、一貫して使用するべきである。そのようなポリシーは、ユーザによって容易にアクセス可能とするべきであり、データの収集及び/又は使用が変化するにつれて更新されるべきである。ユーザからの個人情報は、そのエンティティの合法的かつ正当な使用のために収集されるべきであり、それらの合法的使用を除いては、共有又は販売されるべきではない。更には、そのような収集/共有は、ユーザに告知して同意を得た後にのみ実施されるべきである。更には、そのようなエンティティは、そのような個人情報データへのアクセスを保護して安全化し、その個人情報データへのアクセスを有する他者が、それらのプライバシーポリシー及び手順を遵守することを保証するための、あらゆる必要な措置を講じることを考慮するべきである。更には、そのようなエンティティは、広く受け入れられているプライバシーのポリシー及び慣行に対する自身の遵守を証明するために、第三者による評価を自らが受けることができる。更には、ポリシー及び慣行は、収集及び/又はアクセスされる具体的な個人情報データのタイプに適合されるべきであり、また、管轄権固有の考慮事項を含めた、適用可能な法令及び規格に適合されるべきである。例えば、米国では、特定の健康データの収集又はアクセスは、医療保険の相互運用性と説明責任に関する法律(Health Insurance Portability and Accountability Act;HIPAA)などの、連邦法及び/又は州法によって管理することができ、その一方で、他国における健康データは、他の規制及びポリシーの対象となり得るものであり、それに従って対処されるべきである。それゆえ、各国において、異なる個人データのタイプに関して異なるプライバシー慣行が保たれるべきである。
前述のことがらにも関わらず、本開示はまた、個人情報データの使用又は個人情報データへのアクセスを、ユーザが選択的に阻止する実施形態も想到する。すなわち、本開示は、そのような個人情報データへのアクセスを防止又は阻止するように、ハードウェア要素及び/又はソフトウェア要素を提供することができると想到する。例えば、本技術は、ユーザが、例えばサービスの登録中又はその後のいつでも、個人情報データの収集への参加を選択的に「オプトイン」又は「オプトアウト」することを可能にするように構成可能とすることができる。「オプトイン」及び「オプトアウト」の選択肢を提供することに加えて、本開示は、個人情報のアクセス又は使用に関する通知を提供することを想到する。例えば、ユーザの個人情報データにアクセスすることとなるアプリのダウンロード時にユーザに通知され、その後、個人情報データがアプリによってアクセスされる直前に再びユーザに注意してもよい。
更には、本開示の意図は、個人情報データを、非意図的若しくは無許可アクセス又は使用の危険性を最小限に抑える方法で、管理及び処理するべきであるという点である。データの収集を制限し、データがもはや必要とされなくなった時点で削除することによって、危険性を最小限に抑えることができる。更には、適用可能な場合、特定の健康関連アプリケーションにおいて、ユーザのプライバシーを保護するために、データの非特定化を使用することができる。非特定化は、適切な場合には、特定の識別子(例えば、生年月日など)を除去すること、記憶されたデータの量又は特異性を制御すること(例えば、位置データを住所レベルよりも都市レベルで収集すること)、データがどのように記憶されるかを制御すること(例えば、データをユーザ全体にわたって集約すること)及び/又は他の方法によって、容易にすることができる。
それゆえ、本開示は、1つ以上の様々な開示された実施形態を実施するための、個人情報データの使用を広範に網羅することができるが、本開示はまた、そのような個人情報データにアクセスすることを必要とせずに、それらの様々な実施形態を実施することも可能であることを想到する。すなわち、本技術の様々な実施形態は、そのような個人情報データの全て又は一部分が欠如することにより、実施不可能となるものではない。

Claims (16)

  1. ユーザ機器(UE)であって、
    無線フロントエンド回路と、
    前記無線フロントエンド回路に結合されたプロセッサ回路と、を備え、前記プロセッサ回路は、
    前記無線フロントエンド回路を使用して、ソース基地局からの1つ以上のソース経路データパケット、及びターゲット基地局からの1つ以上のターゲット経路データパケットを受信し、
    パケットデータ統合プロトコル(PDCP)サービスデータユニット(SDU)シーケンス番号(SN)を含む前記1つ以上のソース経路データパケット及び前記1つ以上のターゲット経路データパケットの第1の再順序付けを、第1の共通受信バッファ内で実行し、
    前記第1の再順序付けの後、前記ターゲット経路データパケットとは別に、前記ソース経路データパケット上でヘッダ展開を実行し、
    前記ヘッダ展開後、前記PDCP SDU SNによる前記ソース経路データパケット及び前記ターゲット経路データパケットの第2の再順序付けを実行し、
    前記第2の再順序付けの後、前記第2の再順序付けられたソース経路データパケット及びターゲット経路データパケットの重複データパケットを廃棄する、ように構成されている、ユーザ機器(UE)。
  2. 前記プロセッサ回路は、
    前記受信した1つ以上のソース経路データパケットを、前記受信した1つ以上のターゲット経路データパケットとは別個に解読し、
    前記解読した1つ以上のソース経路データパケットに対する完全性検証を、前記解読した1つ以上のターゲット経路データパケットとは別個に実行する、ように更に構成されている、請求項1に記載のUE。
  3. 前記第1の再順序付けを実行するために、前記プロセッサ回路は、
    前記受信した1つ以上のソース経路データパケット及び前記受信した1つ以上のターゲット経路データパケットを前記共通受信バッファに記憶し、
    前記1つ以上のソース経路データパケットから第1のデータ、前記1つ以上のターゲット経路データパケットから第2のデータを前記共通受信バッファ内で識別し、
    前記共通受信バッファ内で前記第1のデータ及び前記第2のデータを数値的に順序付ける、ように構成されている、請求項1に記載のUE。
  4. 前記プロセッサ回路は、
    前記順序付けに従って、ヘッダ展開のために前記共通受信バッファ内に前記1つ以上のソースデータパケット、及びヘッダ展開のために前記共通受信バッファ内に前記1つ以上のターゲット経路データパケットを送信するように更に構成されている、請求項3に記載のUE。
  5. 前記第2の再順序付けは、第2の共通のバッファ、又は別個のソース受信バッファ及び別個のターゲット受信バッファ内で行われる、請求項1に記載のUE。
  6. 前記プロセッサ回路は、前記無線フロントエンド回路を使用して、前記ソース基地局に相関する前記PDCP SDU SNの第1のPDCP SDU SN及び前記ターゲット基地局に相関する前記PDCP SDU SNの第2のPDCP SDU SNを示す情報を受信するように更に構成されている、請求項1に記載のUE。
  7. 前記SNを示す前記情報は、無線リソース制御(RRC)シグナリング、パケットデータ統合プロトコル(PDCP)シグナリング、無線リンク制御(RLC)シグナリング、又はメディアアクセス制御(MAC)シグナリングを介して受信される、請求項に記載のUE。
  8. ソース基地局から1つ以上のソース経路データパケット、及びターゲット基地局から1つ以上のターゲット経路データパケットを受信することと、
    パケットデータ統合プロトコル(PDCP)サービスデータユニット(SDU)シーケンス番号(SN)を含む前記1つ以上のソース経路データパケット及び前記1つ以上のターゲット経路データパケットの第1の再順序付けを、第1の共通受信バッファ内で実行することと、
    前記第1の再順序付けの後、前記ターゲット経路データパケットとは別に、前記ソース経路データパケット上でヘッダ展開を実行することと、
    前記ヘッダ展開後、前記PDCP SDU SNによる前記ソース経路データパケット及び前記ターゲット経路データパケットの第2の再順序付けを実行することと、を含む、方法。
  9. 前記第2の再順序付け後に、前記ソース経路データパケット及びターゲット経路データパケットの重複データパケットを廃棄することと、
    前記受信した1つ以上のソース経路データパケットを、前記受信した1つ以上のターゲット経路データパケットとは別個に解読することと、
    前記解読した1つ以上のソース経路データパケットに対する完全
    性検証を、前記解読した1つ以上のターゲット経路データパケットとは別個に実行することと、を更に含む、請求項に記載の方法。
  10. 前記第1の再順序付けの前記実行は、
    前記受信した1つ以上のソース経路データパケット及び前記受信した1つ以上のターゲット経路データパケットを前記共通受信バッファに書き込むことと、
    前記1つ以上のソース経路データパケットから第1のデータ、前記1つ以上のターゲット経路データパケットから第2のデータを前記共通受信バッファ内で識別することと、
    前記共通受信バッファ内で前記第1のデータ及び前記第2のデータを数値的に順序付けることと、を含む、請求項に記載の方法。
  11. 前記順序付けに従って、ヘッダ展開のために前記共通受信バッファ内に前記1つ以上のソースデータパケット、及びヘッダ展開のために前記共通受信バッファ内に前記1つ以上のターゲット経路データパケットを送信することを更に含む、請求項10に記載の方法。
  12. 前記第2の再順序付けの前記実行は、第2の共通のバッファ、又は別個のソース受信バッファ及び別個のターゲット受信バッファ内で行われる、請求項に記載の方法。
  13. 前記ソース基地局に相関する前記PDCP SDU SNの第1のPDCP SDU SN及び前記ターゲット基地局に相関する前記PDCP SDU SNの第2のPDCP SDU SNを示す情報を受信することを更に含む、請求項に記載の方法。
  14. 前記SNを示す前記情報は、無線リソース制御(RRC)シグナリング、パケットデータ統合プロトコル(PDCP)シグナリング、無線リンク制御(RLC)シグナリング、又はメディアアクセス制御(MAC)シグナリングを介して受信される、請求項13に記載の方法。
  15. ユーザ機器(UE)のプロセッサによって実行されると、前記UEに動作を実行させる命令を記憶する非一時的コンピュータ可読媒体であって、前記動作は、
    ソース基地局から1つ以上のソース経路データパケット、及びターゲット基地局から1つ以上のターゲット経路データパケットを受信することと、
    前記受信した1つ以上のソース経路データパケットを、前記受信した1つ以上のターゲット経路データパケットとは別個に解読することと、
    前記解読した1つ以上のソース経路データパケットに対する完全性検証を、前記解読した1つ以上のターゲット経路データパケットとは別個に実行することと、
    前記完全性検証の後に、パケットデータ統合プロトコル(PDCP)サービスデータユニット(SDU)シーケンス番号(SN)を含む前記1つ以上のソース経路データパケット及び前記1つ以上のターゲット経路データパケットの第1の再順序付けを第1の共通受信バッファ内で実行することと、
    前記第1の再順序付けの後、前記ターゲット経路データパケットとは別に、前記ソース経路データパケット上でヘッダ展開を実行することと、
    前記ヘッダ展開後、前記PDCP SDU SNによる前記ソース経路データパケット及び前記ターゲット経路データパケットの第2の再順序付けを実行することとを含む、非一時的コンピュータ可読媒体。
  16. 前記第2の再順序付け後に、前記ソース経路データパケットの重複データパケット及びターゲット経路データパケットを廃棄することを更に含む、請求項15に記載の非一時的コンピュータ可読媒体。
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