JP7242896B2 - 送信構成指示(tci)状態及びビーム切り替え - Google Patents

送信構成指示(tci)状態及びビーム切り替え Download PDF

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Description

(関連出願の相互参照)
本出願は、参照によりその全体が本明細書に組み込まれる、2019年3月29日出願の米国特許仮出願第62/826,851号に対する優先権を主張するものである。
様々な実施形態は、一般に、無線通信の分野に関連し得る。
本概要は、本開示に見出される実施形態及び/又は実施例のうちの1つ以上の簡単な説明を提供する。本開示のいくつかの実施形態は、送信構成指示(TCI)状態を変更するための装置及び方法を含む。
いくつかの実施形態は、プロセッサ回路及び無線フロントエンド回路を含む無線通信用ユーザ機器(UE)に関する。無線フロントエンド回路は、ネットワークから送信構成指示(TCI)状態変更コマンドを含む第1のメッセージを受信するように構成されている。プロセッサ回路は、無線フロントエンド回路に結合され、第1のメッセージに基づいて、新しいTCI状態の時間オフセット/周波数オフセット(TO/FO)及び受信(Rx)ビームがUEによって知られているかどうかを判定し、判定に基づいて、新しいTCI状態に関連付けられた基準信号を受信するために、UEの時間遅延を計算し、新しいTCI状態に関連付けられた基準信号を受信するためにUEの時間遅延を示す第2のメッセージを生成するように構成されている。無線フロントエンド回路は、第2のメッセージをネットワークに送信するように更に構成されている。
実施形態では、プロセッサ回路は、TO/FOが未知であり、かつRxビームが未知であると判定したことに応じて、TO/FO取得を実行し、Rxビーム改良を実行し、少なくともTO/FO取得又は同期時間に基づいて、時間遅延を計算し、Rxビーム取得時間を計算するように更に構成されている。
実施形態では、プロセッサ回路は、TCI状態変更コマンドがメディアアクセス制御(MAC)制御要素(CE)を介して受信された場合、TCI状態変更のためのUE準備時間を3msとして設定し、少なくともUE準備時間と、TO/FO取得又は同期時間とRxビーム取得時間との合計とに基づいて、時間遅延を計算するように更に構成されている。
実施形態では、プロセッサ回路は、TCI状態変更コマンドがダウンリンク制御情報(DCI)を介して受信される場合、TCI状態変更のためのUE準備時間をUE能力パラメータtimeDurationForQCLとして設定し、少なくともUE準備時間と、TO/FO取得又は同期時間とRxビーム取得時間のより大きい方とに基づいて、時間遅延を計算するように更に構成されている。
実施形態では、プロセッサ回路は、TO/FOが未知であり、かつRxビームが未知であると判定したことに応じて、TO/FO取得を実行することなく、Rxビーム改良を実行し、少なくともRxビーム取得時間に基づいて、時間遅延を計算するように更に構成されている。
実施形態では、プロセッサ回路は、TO/FOが未知であり、かつRxビームが既知であると判定したことに応じて、Rxビーム改良を実行することなく、TO/FO取得を実行し、少なくともTO/FO取得又は同期時間に基づいて、時間遅延を計算するように更に構成されている。
実施形態では、プロセッサ回路は、新しいTCI状態がUEによってネットワークに追跡されたことを示す信号を送信するように更に構成されている。
本開示の別の態様では、無線通信システムで動作するユーザ機器(UE)によって送信構成指示(TCI)状態を変更する方法が提供される。方法は、ネットワークからTCI状態変更コマンドを含む第1のメッセージを受信することと、第1のメッセージに基づいて、新しいTCI状態の時間オフセット/周波数オフセット(TO/FO)及び受信(Rx)ビームがUEによって知られているかどうかを判定することと、判定に基づいて、新しいTCI状態に関連付けられた基準信号を受信するために、UEの時間遅延を計算することと、新しいTCI状態に関連付けられた基準信号を受信するように準備されるUEの時間遅延を示す第2のメッセージを生成することと、第2のメッセージをネットワークに送信することとを含む。
実施形態では、方法は、TO/FOが未知であり、かつRxビームが未知であると判定したことに応じて、TO/FO取得を実行することと、Rxビーム改良を実行することと、少なくともTO/FO取得又は同期時間、及びRxビーム取得時間に基づいて、時間遅延を計算することとを更に含む。
実施形態では、方法は、TCI状態変更コマンドがメディアアクセス制御(MAC)制御要素(CE)を介して受信された場合、TCI状態変更のためのUE準備時間を3msとして設定し、少なくともUE準備時間と、TO/FO取得又は同期時間とRxビーム取得時間との合計とに基づいて、時間遅延を計算することとを更に含む。
実施形態では、方法は、TCI状態変更コマンドがダウンリンク制御情報(DCI)を介して受信される場合、TCI状態変更のためのUE準備時間をUE能力パラメータtimeDurationForQCLとして設定し、少なくともUE準備時間と、TO/FO取得又は同期時間とRxビーム取得時間のより大きい方とに基づいて、時間遅延を計算することを更に含む。
実施形態では、方法は、TO/FOが未知であり、かつRxビームが未知であると判定したことに応じて、TO/FO取得を実行することなく、Rxビーム改良を実行し、少なくともRxビーム取得時間に基づいて、時間遅延を計算すること更に含む。
実施形態では、方法は、TO/FOが未知であり、かつRxビームが既知であると判定したことに応じて、Rxビーム改良を実行することなく、TO/FO取得を実行することと、少なくともTO/FO取得又は同期時間に基づいて、時間遅延を計算することを更に含む。
実施形態では、方法は、無線フロントエンド回路によって、新しいTCI状態がUEによってネットワークに追跡されたことを示す信号を送信することを更に含む。
本開示の別の態様は、命令を含む非一時的コンピュータ可読媒体を提供し、命令は、ユーザ機器(UE)の1つ以上のプロセッサによる命令の実行時に、UEに動作を実行させ、動作は、送信構成指示(TCI)状態変更コマンドを含む第1のメッセージをネットワークから受信することと、第1のメッセージに基づいて、新しいTCI状態の時間オフセット/周波数オフセット(TO/FO)及び受信(Rx)ビームがUEによって知られているかどうかを判定することと、判定に基づいて、新しいTCI状態に関連付けられた基準信号を受信するために、UEの時間遅延を計算することと、新しいTCI状態に関連付けられた基準信号を受信するように準備されるUEの時間遅延を示す第2のメッセージを生成することと、第2のメッセージをネットワークに送信することとを含む。
様々な実施形態による、CORESET0以外のCORESETの例示的なTCI状態を示す。 様々な実施形態による、PDSCHの例示的なTCI状態を示す。 いくつかの実施形態による、ネットワークのシステムの例示的なアーキテクチャを示す図である。 様々な実施形態による、第1のCNを含むシステムの例示的なアーキテクチャを示す図である。 様々な実施形態による、第2のCNを含むシステムのアーキテクチャを示す。 様々な実施形態による、例示的なインフラストラクチャ機器を示す図である。 様々な実施形態による例示的なプラットフォームを示す図である。 様々な実施形態による、ベースバンド回路及び無線フロントエンドモジュール(RFEM)の例示的な構成要素を示す。 様々な実施形態による、無線通信デバイスにおいて実施され得る様々なプロトコル機能を例示する。 様々な実施形態によるコアネットワークの構成要素を示す。 いくつかの例示的な実施形態による、NFVをサポートするためのシステムの構成要素を示すブロック図である。 いくつかの例示的な実施形態による、機械可読又はコンピュータ可読媒体から命令を読み取り、開示された方法のいずれか1つ以上を実行することができる構成要素を示すブロック図である。 いくつかの例示的な実施形態による、TCI状態を変更するための例示的なプロセスを示すブロック図である。 いくつかの例示的な実施形態による、TCI状態を変更するための例示的な方法を示すブロック図である。
以下の詳細な説明は、添付の図面を参照する。同じ参照番号が、同じ又は類似の要素を識別するために、異なる図面において使用される場合がある。以下の記載において、限定するためにではなく説明の目的上、様々な実施形態の様々な態様の完全な理解を提供するために、特定の構造、アーキテクチャ、インタフェース、技法などの具体的な詳細を説明する。しかし、様々な実施形態の様々な態様が、これらの具体的な詳細から逸脱した他の実施例において実施され得ることは、本開示の利益を有する技術分野の当業者には明らかであろう。場合によっては、様々な実施形態の説明を不必要な詳細によって不明瞭にしないように、周知のデバイス、回路、及び方法の説明は省略される。本開示の目的のために、「A又はB」は、(A)、(B)、又は(A及びB)を意味する。
新無線(NR)では、送信構成指示(TCI)状態を使用して、ターゲット基準信号(RS)とソース基準信号(RS)との間の準コロケーション(QCL)接続を確立する。1つのアンテナポート上のシンボルが搬送されるチャネルの特性が、他のアンテナポート上のシンボルが搬送されるチャネルから推測されることができる場合、2つのアンテナポートは、擬似コロケートであると言われる。アンテナポートQCLタイプは、TS38.214セクション5.1.5.に定義される。
Figure 0007242896000001
TCI状態は、それぞれのRSに対するQCL指示を伝達するために、物理ダウンリンク制御チャネル(PDCCH)、物理ダウンリンク共有チャネル(PDSCH)及びチャネル状態情報基準信号(CSI-RS)に対して構成されている。周波数範囲(FR1)QCLタイプA~C及びFR2 QCLタイプA~Dが適用可能である。FR2のQCLタイプDは、PDCCH/PDSCH/CSI-RSが、そのTCIに関連付けられた基準信号と同じ空間フィルタで送信されることを示す。FR2において、ネットワークは、TCI状態を切り替えることによって、PDSCH又はPDCCHの送信ビーム変更を示すことができる。
UEは、RRCを介してPDSCH及びPDCCHのTCIリストを用いて構成される。PDCCHのTCI状態は、PDSCHのTCI状態のサブセットである。PDCCHでは、ネットワークは、メディアアクセス制御(MAC)制御要素(CE)を介してアクティブなTCI状態を構成する。
図1は、本開示の様々な実施形態による、CORESET0以外の制御リソースセット(CORESET)の例示的なTCI状態を示す。
RRCは、PDSCHのために最大128個のTCI状態を設定することができる。UEは、MAC CEを介して最大8つのアクティブ化されたTCI状態を有することができる。例示的なMAC CEが、図1に示される。
UEが、PDSCHをスケジューリングするCORESETの「イネーブルにされた」として設定される上位層パラメータTCI-PresentInDCIを用いて構成される場合、TCIフィールドは、DCIフォーマット1_1内に存在する。スケジューリングとPDSCHとの間のスケジューリングオフセットがThreshold-Sched-Offsetよりも大きく、TCIフィールドが存在する場合、PDSCHのTCI状態はDCIを介して示される。TCI-PresentInDCIが構成されていないか、又は、PDSCHがDCIフォーマット1_0を用いてスケジューリングされるか、又はPDCCHとPDSCHとの間のスケジューリングオフセットが、Threshold-Sched-Offsetよりも小さい場合、PDSCHは、PDCCHのTCIに従う。ThresholdSched-Offsetは、TS 38.306.内に定義されたUE能力timeDurationForQCLに基づく。
図2は、本開示の様々な実施形態による、PDSCHの例示的なTCI状態を示す。
TCI状態変更及び対応するビーム切り替えは、MAC CE又はダウンリンク制御情報(DCI)を介して開始することができる。PDSCHのTCIがDCIによって示される場合、TCI状態又はビーム切り替えは、DCIを介して構成することができる。DCIに基づくTCI状態切り替えは、PDSCHに適用可能である。PDSCHがPDCCHのTCI状態に続くとき、ビーム切り替えの場合、PDCCHのTCI状態は、最初にMAC CEを介して開始されなければならない。したがって、PDCCHの場合、MAC CEに基づくTCI状態切り替えが適用可能であり得る。
RRCにおいて1つのTCI状態のみが構成される場合、RRCベースのTCI状態切り替えも可能であり得る。TCI状態変更は、ユーザ機器(UE)側での遅延及び中断をもたらし得る。新しいTCI状態に切り替えるために、UEは、時間及び周波数オフセット、並びにFR2の場合のRxビームを取得する必要があり得る。
MAC CEに基づくTCI状態切り替え遅延は、以下のようにTS 38.214で定義され、アクティブ化コマンドを搬送するPDSCHに対応するHARQ-ACKがスロットnで送信されるとき、TCI状態とDCIフィールド「送信構成指示」のコードポイントとの間の示されたマッピングは、スロットn+3N slotSubframe、μ+1から開始して適用されるべきである。
DCIに基づくTCI状態切り替えについては、timeDurationForQCLによって示されるUE能力は、UEが新しいTCI状態に切り替わるのに必要な時間を定義する。
Figure 0007242896000002
上記で取得されたMAC CE及びDCIに基づく切り替え遅延は、UEが新しいTCI状態の時間/周波数オフセット及びRxビーム改良を追跡するために追加の時間を必要としないという基準に基づいている。これが当てはまらない場合、UEにおいてTCI状態を切り替えるために追加の時間が必要とされる。UEがTCI状態変更を指示され、新しいTCI状態で受信する準備ができていない場合、UE側でのPDCCH上のスケジューリング許可のミス又はPDSCH送信のミスをもたらす可能性がある。
問題#1:ネットワークが新しいTCI状態を適宜使用するために、MAC CE及びDCIに基づくTCI状態変更の遅延の構成要素を取り込む必要がある。
DCI及びMAC CEに基づくTCI状態切り替えの場合、UEは、TCI状態切り替え中にいかなる中断も有さない可能性がある。
RRCに基づくTCI状態切り替えでは、RRC構成を変更する必要があり、RRC再構成時間に依存する。また、TCI状態切り替えのためのRRC再構成中にダウンリンク送信が中断される。
とりわけ、本開示の実施形態は、状態変更が示された後にUEが新しいTCI状態で受信する準備ができるときをネットワークに示すために、MAC CE及びDCIに基づくTCI状態切り替え遅延の構成要素を定義する。本開示の実施形態は、TCI状態切り替え遅延を低減するための新しい挙動及びシグナリングを定義してもよい。とりわけ、本開示の実施形態に従ってTCI状態切り替え時間の遅延を定義することにより、UEが新しいTCI状態を受信する準備が整うと、ネットワークが新しいTCI状態で送信することを可能にする。
MAC CEに基づくTCI状態切り替えでは、新しいTCI状態に切り替える時間は、MAC CEアクティブ化コマンドを搬送するPDSCHのUL HARQ送信の時間から3msとして取り込まれる。DCIに基づくTCI状態切り替えについては、遅延はUE能力によって定義される。しかし、これらの遅延は、UEが新しいTCI状態の時間/周波数オフセット及びRxビームを既に知っているときにのみ有効である。
UEが新しいTCI状態で正常に受信するために、TCI状態切り替えにおいて、追加の遅延を考慮する必要があり得る。
既存のTCI状態切り替え遅延を維持するために、新しいネットワーク挙動及びUEシグナリングを導入することができる。
1.遅延の構成要素
新しいTCI状態に切り替えるために、UEは、新しいTCI状態の時間/周波数オフセット取得及びRxビーム情報を必要とする。UEは、時間/周波数同期のためのトラッキング基準信号(TRS)又は同期信号/パブリックブロードキャストチャネル(SS/PBCH)と、Rxビーム取得のための反復「オン」が設定されたCSI-RSリソースとを必要とする。TCI状態変更コマンドがMAC CE又はDCIを介して受信される場合、UEは、コマンドを復号するための時間を必要とする。次いで、UEは、新しいTCI状態に切り替えるために、ある程度の準備時間を必要とする。
遅延の構成要素は、以下のように分類することができる。
ACQ-TO,FO:時間/周波数オフセット取得又は同期時間。
ACQ-RxBeam:Rxビームを取得する時間。
Dec:TCI状態切り替えコマンドの復号時間。
UE Prep:TCI状態変更のためのUE準備時間。
UEが、TCI状態切り替えの前に新しいTCI状態のためのTRS又はSS/PBCHなどのリソースで構成され、アクティブTCI状態リストにある場合、UEは、TCI状態切り替えコマンドの後の時間/周波数オフセット推定のための追加の時間を必要としないことがある。
伝搬条件及びチャネル条件が与えられて、ある程度の妥当な時間内で、UEがターゲットTCI状態についてのL1-RSRP測定をネットワークに行って報告した場合、UEは、新しいTCI状態についての測定報告に使用されるRxビーム情報を使用することができ、新しいTCI状態についてのRxビーム改良又は取得を実行する必要はない。測定報告の有効時間は、UE電力クラスに依存し得る。電力クラス2/3/4をサポートするUEの場合、報告の有効性は短くてもよい(例えば、数ms)が、固定UE、電力クラス1をサポートするUEの場合、報告の有効性は数100msまでであり得る。また、FR1の場合、UEはRxビーム取得のための更なる時間を必要としない。
MAC CEの復号時間は、PDSCH受信と対応するPDSCH(THARQ)のUL HARQ送信との間の時間に吸収され得る。DCIに基づく切り替えについては、DCI復号時間は、他の遅延のうちの1つに吸収されるのに十分小さいと仮定することができる。
MAC CEに基づくTCI状態切り替え
PDCCHのためのMAC CEに基づくTCI状態切り替えをRRC構成TCI状態に切り替えるには、以下の場合が可能である。
a.時間/周波数オフセット既知、Rxビーム既知
b.時間/周波数オフセット未知、Rxビーム既知
c.時間/周波数オフセット既知、Rxビーム未知
d.時間/周波数オフセット未知、Rxビーム未知
時間/周波数オフセット及びRxビームが新しいTCI状態に関して既知である最良のケースでは、新しいTCI状態に切り替わる遅延は、次の通りである。
TCI切り替え、MAC CE、FO既知、Rxビーム既知=THARQ+TUE Prep
MAC CEに基づく切り替えのUE準備時間は、
Figure 0007242896000003
である。
MAC CEに基づくTCI状態切り替えの一般的な遅延は、以下のように定式化することができる。
TCI切り替え,MAC CE=max(A*ACQ-TO,FO+B*ACQ-Rxビーム)+THARQ+TUE Prep
TO/FOが未知である場合A=1であり、そうでなければ0である。
Rxビームが未知である場合、B=1、そうでなければ0である。
DCIに基づくTCI状態切り替え
PDCCHのためのMAC CEに基づくTCI状態切り替えをRRC構成TCI状態に切り替えるには、以下の場合が可能である。
a.時間/周波数オフセット既知、Rxビーム既知
b.時間/周波数オフセット未知、Rxビーム既知
c.時間/周波数オフセット既知、Rxビーム未知
d.時間/周波数オフセット未知、Rxビーム未知
時間/周波数オフセット及びRxビームが新しいTCI状態に関して既知である最良のケースでは、新しいTCI状態に切り替わる遅延は、次の通りである。
TCI切り替え,DCI,TO-FO既知,Rxビーム既知=TUE Prep
ここで、DCIに基づくTCI状態切り替えのUE準備時間は、UE能力timeDurationForQCLによって示される。
DCIに基づくTCI状態切り替えの一般的な遅延は、以下のように定式化することができる。
TCI切り替え,DCI=max(A*ACQ-、FO、B*ACQ-Rxビーム)+timeDurationForQCL
TO/FOが未知である場合A=1であり、そうでなければ0である。
Rxビームが未知である場合、B=1、そうでなければ0である。
2.ネットワーク挙動
新しいTCI状態への最小切り替え遅延を保証するために、gNBは、切り替え後に、UEがRxビーム取得のための追加の時間及び新しいTCI状態のための時間/周波数オフセットトラッキングを必要としないことを保証することができる。
Rxビーム掃引による時間遅延を回避するために、ネットワークは、所与のチャネル及び伝搬条件の測定値の妥当性を保証する一定の時間内に、UEによって測定及び報告されたTCI状態に切り替わることができる。
UEが、時間オフセット/周波数オフセット(TO/FO)トラッキングのための追加時間を必要としないため、UEがそれを追跡する機会を有するように、アクティブなTCI状態リストのためのTRS/SSBを構成してもよい。
或いは、ネットワークは、TCI状態変更後の初期送信に対して低変調符号化方式(MCS)を設定し、データ送信を受信している間に、TCI状態切り替え後のビーム改良及び同期のための機会をUEに与えるために、TO/FOトラッキング及びRxビーム改良のためのリソースを構成してもよい。
3.新しいシグナリング
ネットワークは、ビーム報告のためのリソースを構成し、報告を使用してTCI状態切り替えの前に報告の経過時間を知ることができるが、ターゲットTCI状態についてのTO/FOを取得している場合、UEによる指示はない。アクティブなTCI状態又はRRC構成TCI状態が追跡されたかどうかを示すためのUE側からのシグナリングは、新しいTCI状態への切り替えの遅延を低減するのに役立つ。
システム及び実装
図3は、様々な実施形態による、ネットワークのシステム300の例示的なアーキテクチャを示す。以下の説明は、3GPP技術仕様によって提供される、LTEシステム規格、及び5G又はNRシステム規格と併せて動作する例示的なシステム300に関して提供される。しかしながら、例示的な実施形態は、この点に関して限定されず、説明される実施形態は、将来の3GPPシステム(例えば、第6世代(6G))システム、IEEE802.16プロトコル(例えば、WLAN、WiMAXなど)などの、本明細書に記載の原理から恩恵を受ける他のネットワークに適用することができる。
図3に示すように、システム300は、UE301a及びUE301b(集合的に「UE301」と呼ばれる)を含む。この例では、UE301は、スマートフォン(例えば、1つ以上のセルラネットワークに接続可能なハンドヘルドタッチスクリーンモバイルコンピューティングデバイス)として図示されているが、家庭用電子機器、セルラ電話、スマートフォン、フィーチャーフォン、タブレットコンピュータ、ウェアラブルコンピュータデバイス、携帯情報端末(PDA)、ページャ、無線ハンドセット、デスクトップコンピュータ、ラップトップコンピュータ、車載インフォテインメント(IVI)、車載エンターテインメント(ICE)デバイス、インストルメントクラスタ(IC)、ヘッドアップディスプレイ(HUD)デバイス、車載診断(OBD)デバイス、ダッシュトップモバイル機器(DME)、モバイルデータ端末(MDT)、電子エンジン管理システム(EEMS)、電子/エンジン制御ユニット(ECU)、電子エンジン/エンジン制御モジュール(ECM)、組み込みシステム、マイクロコントローラ、制御モジュール、エンジン管理システム(EMS)、ネットワーク化又は「スマート」電化製品、MTCデバイス、M2M、IoTデバイス、などの任意のモバイル又は非モバイルコンピューティングデバイスを含んでもよい。
いくつかの実施形態では、UE301のいずれかは、IoT UEであってもよく、それは、短命UE接続を利用する低電力IoTアプリケーション用に設計されたネットワークアクセス層を含み得る。IoT UEは、PLMN、ProSe又はD2D通信、センサネットワーク、又はIoTネットワークを介して、MTCサーバ又はデバイスとデータを交換するためのM2M又はMTCなどの技術を利用することができる。M2Mデータ交換又はMTCデータ交換は、機械起動のデータの交換であってもよい。IoTネットワークは、相互に接続するIoT UEをいい、それは、短命接続による、(インターネットインフラストラクチャ内の)一意に識別可能な埋め込み型コンピューティングデバイスを含み得る。IoT UEは、IoTネットワークの接続を容易にするために、バックグラウンドアプリケーション(例えば、キープアライブメッセージ、ステータス更新など)を実行してもよい。
UE301は、例えば、通信可能な結合によってRAN310に接続されるように構成され得る。実施形態では、RAN310は、NG RAN若しくは5G RAN、E-UTRAN、又はUTRAN若しくはGERANなどのレガシーRANであってもよい。本明細書で使用するとき、用語「NG RAN」などは、NR又は5Gシステム300で動作するRAN310を指し、用語「E-UTRAN」などは、LTE又は4Gシステム300で動作するRAN310を指してもよい。UE301は、それぞれ接続(又はチャネル)303及び接続304を利用し、これらは各々、物理通信インタフェース又は層(以下で更に詳細に議論する)を含む。
この実施例では、接続303及び304は、通信可能な結合を可能にするためのエアインタフェースとして示されており、GSMプロトコル、CDMAネットワークプロトコル、PTTプロトコル、POCプロトコル、UMTSプロトコル、3GPP LTEプロトコル、5Gプロトコル、NRプロトコル、及び/又は本明細書で論じる他の通信プロトコルのいずれかなどのセルラ通信プロトコルと一致し得る。実施形態では、UE301は、ProSeインタフェース305を介して通信データを直接交換することができる。ProSeインタフェース305は、代替的にSLインタフェース305と称されてもよく、PSCCH、PSSCH、PSDCH、及びPSBCHを含むがこれらに限定されない1つ以上の論理チャネルを含んでもよい。
UE301bは、接続307を介してAP306(「WLANノード306」「WLAN306」「WLAN端末306」、「WT306」などとも呼ばれる)にアクセスするように構成されていることが示されている。接続307は、任意のIEEE802.11プロトコルと合致する接続などのローカルワイヤレス接続を含むことができ、その中でAP306は、WiFi(Wireless Fidelity)(登録商標)ルータを備えるであろう。本例では、AP306は、ワイヤレスシステムのコアネットワークに接続せずにインターネットに接続されることが示されている(以下で更に詳細に説明する)。様々な実施形態では、UE301b、RAN310及びAP306は、LWA動作及び/又はLWIP動作を利用するように構成されていることが可能である。LWA動作は、LTE及びWLANの無線リソースを利用するために、RANノード311a~311bによって構成されているRRC_CONNECTEDにあるUE301bを必要とし得る。LWIP動作は、接続307を介して送信されるパケット(例えば、IPパケット)を認証し暗号化するために、IPsecプロトコルトンネルを介してWLAN無線リソース(例えば、接続307)を使用するUE301bを必要とし得る。IPsecトンネリングは、元のIPパケットの全体をカプセル化し、新しいパケットヘッダを追加することを含んでもよく、それによってIPパケットのオリジナルヘッダを保護する。
RAN310は、接続303及び304を可能にする1つ以上のANノード又はRANノード311a及び311b(集合的に「RANノード311」と呼ぶ)を含むことができる。本明細書で使用するとき、用語「アクセスノード」、「アクセスポイント」などは、ネットワークと1人以上のユーザとの間のデータ及び/又は音声接続のための無線ベースバンド機能を提供する機器について述べてもよい。これらのアクセスノードは、BS、gNB、RANノード、eNB、NodeBs、RSUs、TRxP又はTRPなどと称される場合があり、地理的エリア(例えば、セル)内にカバレッジを提供する地上局(例えば、地上アクセスポイント)又はサテライト局を含むことができる。本明細書で使用するとき、用語「NG RANノード」などは、NR又は5Gシステム300(例えば、gNB)で動作するRANノード311を指してもよく、用語「E-UTRANノード」などは、LTE又は4Gシステム300(例えば、eNB)で動作するRANノード311を指し得る。様々な実装形態によれば、RANノード311は、マクロセルと比較してより小さいカバレッジエリア、より小さいユーザ容量、又はより高い帯域幅を有するフェムトセル、ピコセル、又は他の同様のセルを提供するための、マクロセル基地局、及び/又は低電力(LP)基地局などの専用物理デバイスのうちの1つ以上として実装され得る。
いくつかの実装形態では、RANノード311の全て又は一部は、仮想ネットワークの一部としてサーバコンピュータ上で実行される1つ以上のソフトウェアエンティティとして実装されてもよく、これは、CRAN及び/又は仮想ベースバンドユニットプール(vBBUP)と称され得る。これらの実装形態では、CRAN又はvBBUPは、RRC及びPDCP層がCRAN/vBBUPによって動作され、他のL2プロトコルエンティティは個々のRANノード311によって動作される、PDCP分割などのRAN機能分割、RRC、PDCP、RLC、及びMAC層がCRAN/vBBUPによって動作され、PHY層は個々のRANノード311によって動作される、MAC/PHY分割、又はRRC、PDCP、RLC、MAC層、及びPHY層の上部がCRAN/vBBUPによって動作され、PHY層の下部は個々のRANノード311によって動作される、「下位PHY」分割、を実装し得る。この仮想化されたフレームワークは、RANノード311の解放されたプロセッサコアが、他の仮想化されたアプリケーションを実行することを可能にする。いくつかの実装形態では、個々のRANノード311は、個々のF1インタフェース(図3に示されていない)を介してgNB-CUに接続された個々のgNB-DUを表し得る。これらの実装形態では、gNB-DUは、1つ以上のリモート無線ヘッド又はRFEM(例えば、図6を参照)を含むことができ、gNB-CUは、RAN310(図示せず)に配置されたサーバによって、又はCRAN/vBBUPと同様の方法でサーバプールによって動作することができる。追加的又は代替的に、RANノード311のうちの1つ以上は次世代eNB(ng-eNB)であってもよく、次世代eNBは、UE301に向けてE-UTRAユーザプレーン及び制御プレーンプロトコル端末を提供し、NGインタフェースを介して5GC(例えば、図5のCN520)に接続されるRANノードである。
V2Xシナリオでは、RANノード311のうちの1つ以上は、RSUとすることができるか、又はその役割を果たし得る。用語「路側機(Road Side Unit)」又は「RSU」は、V2X通信に使用される任意の交通インフラストラクチャエンティティを指し得る。RSUは、適切なRANノード又は静止した(又は比較的静止した)UEにおいて又はそれによって実装されてもよく、UEにおいて又はそれによって実装されるRSUは「UEタイプRSU」と呼ばれてもよく、eNBにおいて又はそれによって実装されるRSUは「eNBタイプRSU」と呼ばれてもよく、gNBにおいて又はそれによって実装されるRSUは「gNBタイプRSU」などと呼ばれてもよい。一例では、RSUは、通過車両UE301(vUE301)に接続性サポートを提供する路側に位置する無線周波数回路に結合されたコンピューティングデバイスである。RSUはまた、交差点マップ形状、交通統計、媒体、並びに持続中の車両及び歩行者の交通を検知及び制御するためのアプリケーション/ソフトウェアを記憶するための内部データ記憶回路を含むことができる。RSUは、5.9GHz Direct Short Range Communication(DSRC)帯域で動作して、衝突回避、トラフィック警告などの高速イベントに必要な非常に低レイテンシである通信を提供することができる。追加的又は代替的に、RSUは、前述の低レイテンシである通信、並びに他のセルラ通信サービスを提供するために、セルラV2X帯域で動作することができる。追加的又は代替的に、RSUは、Wi-Fiホットスポット(2.4GHz帯域)として動作することができ、かつ/又は1つ以上のセルラネットワークへの接続性を提供して、アップリンク及びダウンリンク通信を提供することができる。コンピューティングデバイス及びRSUの無線周波数回路の一部又は全ては、屋外設置に適した耐候性エンクロージャにパッケージ化することができ、交通信号コントローラ及び/又はバックホールネットワークに有線接続(例えば、イーサネット)を提供するためのネットワークインタフェースコントローラを含むことができる。
RANノード311のうちのいずれかは、エアインタフェースプロトコルを終結させることができ、UE301の第1の接触点とすることができる。いくつかの実施形態では、RANノード311のいずれも、RAN310のための様々な論理機能を果たすことができ、その機能は、限定されないが、無線ベアラ管理、アップリンク及びダウンリンク動的無線リソース管理、並びにデータパケットスケジューリング、並びにモビリティ管理などの無線ネットワークコントローラ(RNC)機能を含む。
実施形態では、UE301は、様々な通信技術に従ったマルチキャリア通信チャネルにより、OFDM通信信号を用いて、互いに又はRANノード311のいずれかと通信するように構成することができ、この様々な通信技術は、例えば、(例えば、ダウンリンク通信用の)OFDMA通信技術、又は(例えば、アップリンク及びProSe又はサイドリンク通信用の)SC-FDMA通信技術であるが、これらに限定されず、実施形態の範囲は、この点において限定されない。OFDM信号は、複数の直交サブキャリアを含むことができる。
いくつかの実施形態では、ダウンリンクリソースグリッドは、RANノード311のいずれかからUE301へのダウンリンク送信のために使用することができ、一方、アップリンク送信は同様の技術を利用することができる。グリッドは、リソースグリッド又は時間周波数リソースグリッドと呼ばれる時間周波数グリッドとすることができ、それは、各スロット内のダウンリンクの物理的リソースである。このような時間周波数平面表現は、OFDMシステムの一般的な方法であり、それにより無線リソースの割り当てが直感的なものとなる。リソースグリッドの各列及び各行は、それぞれ、1つのOFDMシンボル及び1つのOFDMサブキャリアに対応する。時間ドメイン内のリソースグリッドの持続時間は、無線フレーム内の1つのスロットに対応する。リソースグリッドの最小時間周波数単位は、リソースエレメントと表記する。各リソースグリッドは、多数のリソースブロックを含み、それは、リソースエレメントへの特定の物理チャネルのマッピングを表す。各リソースブロックは、リソースエレメントの集合を含み、周波数ドメインにおいて、これは、現在割り当てられ得るリソースの最小量を表すことができる。このようなリソースブロックを用いて伝達されるいくつかの異なる物理ダウンリンクチャネルが存在する。
様々な実施形態によれば、UE301及びRANノード311は、認可媒体(「認可スペクトル」及び/又は「認可帯域」とも呼ばれる)及び無認可共有媒体(「無認可スペクトル」及び/又は「無認可帯域」とも呼ばれる)を介してデータ(例えば、送信及び受信)データを通信する。認可スペクトルは、約400MHz~約3.8GHzの周波数範囲で動作するチャネルを含んでもよく、無認可スペクトルは5GHz帯域を含んでもよい。
無認可スペクトルで動作するために、UE301及びRANノード311は、LAA、eLAA、及び/又はfeLAA機構を使用して動作し得る。これらの実装では、UE301及びRANノード311は、無認可スペクトルにおいて送信する前に、無認可スペクトル内の1つ以上のチャネルが利用不可能であるか、又は別の方法で占有されているかを判定するために、1つ以上の既知の媒体検知動作及び/又はキャリア検知動作を実行してもよい。媒体/キャリア検知動作は、listen-before-talk(LBT)プロトコルに従って実行することができる。
LBTは、機器(例えば、UE301、RANノード311など)が媒体(例えば、チャネル又はキャリア周波数)を検知し、媒体がアイドル状態であることが検知されたとき(又は、媒体内の特定のチャネルが占有されていないと検知されたとき)を送信する機構である。媒体検知動作は、チャネルが占有されているか又は空いているかを判断するために、少なくともEDを利用してチャネル上の他の信号の有無を判断するCCAを含んでもよい。このLBT機構は、無認可スペクトルにおいて、セルラ/LAAネットワークが現在の占有しているシステムと共存し、かつ他のLAAネットワークと共存することを可能にする。EDは、ある期間にわたって意図された送信帯域にわたってRFエネルギーを検知することと、検知されたRFエネルギーを所定の閾値又は設定された閾値と比較することとを含んでもよい。
典型的には、5GHz帯域における現在占有しているシステムは、IEEE802.11技術に基づくWLANである。WLANは、CSMA/CAと呼ばれる、コンテンションベースのチャネルアクセス機構を採用する。ここで、WLANノード(例えば、UE301、AP306などの移動局(MS))が送信することを意図する場合、WLANノードは、送信前にCCAを最初に実行してもよい。更に、2つ以上のWLANノードが同時にチャネルをアイドル状態として検知し送信する状況において、衝突を回避するためにバックオフ機構が使用される。バックオフ機構は、CWS内でランダムに抽出されるカウンタであってもよく、これは、衝突の発生時に指数関数的に増加され、送信が成功したときに最小値にリセットされる。LAA用に設計されたLBT機構は、WLANのCSMA/CAと幾分類似している。いくつかの実装形態では、PDSCH又はPUSCH送信をそれぞれ含むDL又はUL送信バーストのためのLBT手順は、X ECCAスロットとY ECCAスロットとの間の長さが可変であるLAA競合ウィンドウを有することができ、X及びYは、LAAのためのCWSの最小値及び最大値である。一例では、LAA送信のための最小CWSは、9マイクロ秒(μs)であってもよいが、CWS及びMCOTのサイズ(例えば、送信バースト)は、政府規制上の要件に基づいてもよい。
LAA機構は、LTEアドバンストシステムのCA技術に基づいて構築されている。CAでは、各集約されたキャリアはCCと呼ばれる。CCは、1.4、3、5、10、15、又は20MHzの帯域幅を有することができ、最大5つのCCを集約することができ、従って、集約された最大帯域幅は100MHzである。FDDシステムでは、集約されたキャリアの数は、DLとULとで異なることがあり、UL CCの数は、DLコンポーネントキャリアの数以下である。場合によっては、個々のCCは、他のCCとは異なる帯域幅を有することができる。TDDシステムでは、CCの数及び各CCの帯域幅は、通常、DL及びULに対して同じである。
CAはまた、個々のCCを提供する個々のサービングセルを含む。例えば、異なる周波数帯域におけるCCは、異なる経路喪失を経験するので、サービングセルのカバレッジは異なり得る。プライマリサービスセル又はPCellは、UL及びDLの両方にPCCを提供することができ、RRC及びNAS関連のアクティビティを処理することができる。他のサービングセルはSCellと呼ばれ、各SCellはULとDLの両方に個別のSCCを提供し得る。SCCは、必要に応じて追加及び除去され得る一方、PCCを変更するには、UE301がハンドオーバを受けることを必要とし得る。LAA、eLAA、及びfeLAAでは、SCellの一部又は全部は、無認可スペクトル(「LAA SCell」と呼ばれる)で動作することができ、LAA SCellは、認可スペクトルで動作するPCellによって支援される。UEが2つ以上のLAA SCellで構成される場合、UEは、同じサブフレーム内の異なるPUSCH開始位置を示す、構成されたLAA SCell上でULグラントを受信することができる。
PDSCHは、ユーザデータ及び上位層シグナリングをUE301に搬送する。PDCCHは、とりわけ、PDSCHチャネルに関連するトランスポートフォーマット及びリソース割り当てに関する情報を搬送する。また、それは、アップリンク共有チャネルに関する、送信フォーマット、リソース割り当て、及びHARQ情報について、UE301に通知することもできる。典型的には、ダウンリンクスケジューリング(制御及び共有チャネルリソースブロックをセル内のUE301bに割り当てる)は、UE301のいずれかからフィードバックされるチャネル品質情報に基づいて、RANノード311のいずれかで実行されてもよい。ダウンリンクリソース割り当て情報は、UE301の各々に対して使用される(例えば、割り当てられた)PDCCHで送信されてもよい。
PDCCHは、CCEを使用して制御情報を伝達する。リソースエレメントにマッピングされる前に、PDCCH複素数値シンボルは最初に、4つ組(quadruplets)に編成されてもよく、その後、レートマッチングのためのサブブロックインターリーバを用いて入れ替えられてもよい。各PDCCHを、これらのCCEのうちの1つ以上を用いて送信してもよく、各CCEは、REGとして知られる4つの物理リソースエレメントの9つのセットに対応することができる。4つの四位相偏移変調(QPSK)シンボルを各REGにマッピングしてもよい。PDCCHは、DCIのサイズ及びチャネル状態に応じて、1つ以上のCCEを用いて送信することができる。異なる数のCCE(例えば、アグリゲーションレベル、L=1、2、4、又は8)を有するLTEに定義される4つ以上の異なるPDCCHフォーマットが存在し得る。
いくつかの実施形態は、上記の概念の拡張である制御チャネル情報のためのリソース割り当てのための概念を使用することができる。例えば、いくつかの実施形態は、制御情報送信のためにPDSCHリソースを使用するEPDCCHを利用することができる。EPDCCHを、1つ以上のECCEを用いて送信してもよい。上記と同様に、各ECCEは、EREGとして知られる4つの物理リソースエレメントからなる9つのセットに対応し得る。ECCEは、一部の状況では、他の数のEREGを有してもよい。
RANノード311は、インタフェース312を介して互いに通信するように構成され得る。システム300がLTEシステム(例えば、CN320が図4のEPC420である場合)である実施形態では、インタフェース312は、X2インタフェース312であり得る。X2インタフェースは、EPC320に接続する2つ以上のRANノード311(例えば、2つ以上のeNBなど)間、及び/又はEPC320に接続する2つのeNB間に定義されてもよい。いくつかの実装形態では、X2インタフェースは、X2ユーザプレーンインタフェース(X2-U)及びX2制御プレーンインタフェース(X2-C)を含むことができる。X2-Uは、X2インタフェースを介して転送されるユーザデータパケットのためのフロー制御機構を提供し得、eNB間のユーザデータの配信に関する情報を通信するために使用され得る。例えば、X2-Uは、MeNBからSeNBへ転送されるユーザデータのための特定のシーケンス番号情報と、ユーザデータのためのSeNBからUE301へのPDCP PDUのシーケンス配信の成功に関する情報と、UE301に配信されなかったPDCP PDUの情報と、UEユーザデータに送信するためのSeNBにおける現在の最小所望バッファサイズに関する情報などを提供し得る。X2-Cは、ソースeNBからターゲットeNBへのコンテキスト転送、ユーザプレーントランスポート制御等を含む、LTE内アクセスモビリティ機能と、負荷管理機能と、セル間干渉調整機能とを提供し得る。
システム300が5G又はNRシステム(例えば、CN320が図5の5GC520である場合)である実施形態では、インタフェース312は、Xnインタフェース312であり得る。Xnインタフェースは、5GC320に接続する2つ以上のRANノード311(例えば、2つ以上のgNBなど)間、5GC320に接続するRANノード311(例えば、gNB)とeNBとの間、及び/又は5GC320に接続する2つのeNB間で定義される。いくつかの実装形態では、Xnインタフェースは、Xnユーザプレーン(Xn-U)インタフェース及びXn制御プレーン(Xn-C)インタフェースを含むことができる。Xn-Uは、ユーザプレーンPDUの非保証配信を提供し、データ転送及びフロー制御機能をサポート/提供することができる。Xn-Cは、管理及びエラー処理機能、Xn-Cインタフェースを管理する機能、1つ以上のRANノード311間の接続モードのためのUEモビリティを管理する機能を含む、接続モード(例えば、CM-CONNECTED)のUE301のためのモビリティサポートを提供し得る。モビリティサポートは、古い(ソース)サービングRANノード311から新しい(ターゲット)サービングRANノード311へのコンテキスト転送と、古い(ソース)サービングRANノード311と新しい(ターゲット)サービングRANノード311との間のユーザプレーントンネルの制御とを含み得る。ユーザプレーンPDUを搬送するために、Xn-Uのプロトコルスタックは、インターネットプロトコル(IP)トランスポート層上に構築されたトランスポートネットワーク層と、UDP層及び/又はIP層の上のGTP-U層とを含むことができる。Xn-Cプロトコルスタックは、アプリケーション層シグナリングプロトコル(Xnアプリケーションプロトコル(Xn-AP)と呼ばれる)と、SCTP上に構築されたトランスポートネットワーク層とを含むことができる。SCTPは、IP層の上にあってもよく、アプリケーション層メッセージの保証された配信を提供してもよい。トランスポートIP層では、シグナリングPDUを配信するためにポイントツーポイント送信が使用される。他の実装形態では、Xn-Uプロトコルスタック及び/又はXn-Cプロトコルスタックは、本明細書に示し説明したユーザプレーン及び/又は制御プレーンプロトコルスタックと同じ又は同様であってもよい。
RAN310は、コアネットワーク、この実施形態ではコアネットワーク(CN)320に通信可能に結合されるように示されている。CN320は、RAN310を介してCN320に接続されている顧客/加入者(例えば、UE301のユーザ)に様々なデータ及び電気通信サービスを提供するように構成された複数のネットワーク要素322を備えることができる。CN320の構成要素は、機械可読媒体又はコンピュータ可読媒体(例えば、非一時的機械可読記憶媒体)から命令を読み取って実行するための構成要素を含む、単一の物理ノード又は別個の物理ノードに実装されてもよい。いくつかの実施形態では、NFVを利用して、1つ以上のコンピュータ可読記憶媒体(以下で更に詳細に説明する)に記憶された実行可能命令を介して、上述のネットワークノード機能のいずれか又は全てを仮想化することができる。CN320の論理インスタンス化は、ネットワークスライスと称されてもよく、CN320の一部の論理インスタンス化は、ネットワークサブスライスと呼ばれることができる。NFVアーキテクチャ及びインフラストラクチャは、業界標準のサーバハードウェア、ストレージハードウェア、又はスイッチの組み合わせを含む物理リソース上で、1つ以上のネットワーク機能を仮想化するために使用されてもよく、或いは専用ハードウェアによって実行されてもよい。言い換えれば、NFVシステムを使用して、1つ以上のEPC構成要素/機能の仮想の又は再構成可能な実装を実行することができる。
一般に、アプリケーションサーバ330は、コアネットワーク(例えば、UMTSPSドメイン、LTEPSデータサービスなど)とのIPベアラリソースを使用するアプリケーションを提供するエレメントであってもよい。アプリケーションサーバ330はまた、EPC320を介してUE301のために1つ以上の通信サービス(例えば、VoIPセッション、PTTセッション、グループ通信セッション、ソーシャルネットワーキングサービスなど)をサポートするように構成することもできる。
実施形態では、CN320は5GC(「5GC320」などと呼ばれる)であってもよく、RAN310はNGインタフェース313を介してCN320に接続されてもよい。実施形態では、NGインタフェース313は、RANノード311とUPFとの間でトラフィックデータを搬送するNGユーザプレーン(NG-U)インタフェース314と、RANノード311とAMFとの間のシグナリングインタフェースであるS1制御プレーン(NG-C)インタフェース315との2つの部分に分割することができる。CN320が5GC320である実施形態は、図5に関してより詳細に説明される。
実施形態では、CN320は5G CN(「5GC320」などと呼ばれる)であってもよく、他の実施形態では、CN320はEPCであってもよい。CN320がEPC(「EPC320」などと呼ばれる)である場合、RAN310は、S1インタフェース313を介してCN320と接続され得る。実施形態では、S1インタフェース313は、RANノード311とS-GWとの間でトラフィックデータを搬送するS1ユーザプレーン(S1-U)インタフェース314と、RANノード311とMMEとの間のシグナリングインタフェースであるS1-MMEインタフェース315との2つの部分に分割され得る。
図4は、様々な実施形態による、第1のCN420を含むシステム400の例示的なアーキテクチャを示す。この例では、システム400は、CN420が図3のCN320に対応するEPC420であるLTE規格を実装することができる。更に、UE401は、図3のUE301と同じか又は同様であってもよく、E-UTRAN410は、図3のRAN310と同じか又は同様であり、前述したRANノード311を含み得るRANであってもよい。CN420は、MME421、S-GW422、P-GW423、HSS424、及びSGSN425を備えることができる。
MME421は、レガシーSGSNの制御プレーンと機能が類似していてもよく、UE401の現在位置を追跡するためにMM機能を実施し得る。MME421は、ゲートウェイ選択及びトラッキングエリアリスト管理などのアクセスのモビリティ態様を管理するために、様々なMM手順を実行し得る。MM(E-UTRANシステムでは「EPSMM」又は「EMM」とも呼ばれる)は、UE401の現在位置に関する知識を維持し、ユーザアイデンティティの機密性を提供し、かつ/又はユーザ/加入者に他の同様のサービスを実行するために使用される全ての適用可能な手順、方法、データストレージなどを指すことができる。各UE401及びMME421は、MM又はEMMサブ層を含んでもよく、アタッチ手順が正常に完了したときに、UE401及びMME421においてMMコンテキストが確立されてもよい。MMコンテキストは、UE401のMM関連情報を記憶するデータ構造又はデータベースオブジェクトであってもよい。MME421は、S6a基準点を介してHSS424と結合されてもよく、S3基準点を介してSGSN425と結合されてもよく、S11基準点を介してS-GW422と結合されてもよい。
SGSN425は、個々のUE401の位置を追跡し、セキュリティ機能を実行することによって、UE401にサービス提供するノードであってもよい。更に、SGSN425は、2G/3GとE-UTRAN3GPPアクセスネットワークとの間のモビリティのためのEPC間ノードシグナリング、MME421によって指定されたPDN及びS-GW選択、MME421によって指定されたUE401の時間帯機能の処理、E-UTRAN3GPPアクセスネットワークへのハンドオーバのためのMME選択とを行うことができる。MME421とSGSN425との間のS3基準点は、アイドル状態及び/又はアクティブ状態における3GPP間アクセスネットワークモビリティのためのユーザ及びベアラ情報交換を可能にすることができる。
HSS424は、ネットワークユーザのデータベースを備えることができ、それは、ネットワークエンティティによる通信セッションの取り扱いをサポートするための加入関連情報を含む。EPC420は、モバイル加入者の数、機器の容量、ネットワークの組織などに応じて、1つ以上のHSS424を備えることができる。例えば、HSS424は、ルーティング/ローミング、認証、認可、命名/アドレス指定解決、位置依存関係などのサポートを提供することができる。HSS424とMME421との間のS6a基準点は、HSS424とMME421との間のEPC420へのユーザアクセスを認証/認可するための加入及び認証データの転送を可能にすることができる。
S-GW422は、RAN410に対するS1インタフェース313(図4における「S1-U」)を終了させ、RAN410とEPC420との間でデータパケットをルーティングしてもよい。加えて、S-GW422は、RANノード間ハンドオーバのためのローカルモビリティアンカー点であってもよく、また、3GPP間モビリティのためのアンカーを提供してもよい。他の責任として、合法的傍受、課金、及び一部のポリシー施行を含んでもよい。S-GW422とMME421との間のS11基準点は、MME421とS-GW422との間に制御プレーンを提供することができる。S-GW422は、S5基準点を介してP-GW423と結合され得る。
P-GW423は、PDN430に対するSGiインタフェースを終了することができる。P-GW423は、IPインタフェース325(例えば、図3を参照されたい)を介して、EPC420と、アプリケーションサーバ330を含むネットワーク(代替的に「AF」と称される)などの外部ネットワークとの間でデータパケットをルーティングしてもよい。実施形態では、P-GW423は、IP通信インタフェース325(例えば、図3を参照されたい)を介してアプリケーションサーバ(図3のアプリケーションサーバ330又は図4のPDN430)に通信可能に結合することができる。P-GW423とS-GW422との間のS5基準点は、P-GW423とS-GW422との間のユーザプレーントンネリング及びトンネル管理を提供し得る。S5基準点はまた、UE401のモビリティに起因して、かつS-GW422が必要とするPDN接続性のために、非並置のP-GW423に接続する必要がある場合に、S-GW422の再配置に使用されてもよい。P-GW423は、更に、ポリシー施行及び課金データ収集のためのノード(例えば、PCEF(図示せず))を含んでもよい。加えて、P-GW423とパケットデータネットワーク(PDN)430との間のSGi基準点は、例えば、IMSサービスを提供するための、オペレータ外部公衆、プライベートPDN、又はオペレータ内パケットデータネットワークであってもよい。P-GW423は、Gx基準点を介してPCRF426と結合され得る。
PCRF426は、EPC420のポリシー及び課金制御要素である。非ローミングシナリオでは、UE401のインターネットプロトコル接続性アクセスネットワーク(IP-CAN)セッションに関連付けられたHPLMN(ホーム地上公共移動通信ネットワーク、Home Public Land Mobile Network)内に単一のPCRF426が存在してもよい。トラフィックのローカルブレークアウトを伴うローミングシナリオでは、UE401のIP-CANセッションに関連付けられた2つのPCRF、すなわち、HPLMN内のホームPCRF(H-PCRF)とVPLMN(訪問先地上公共移動通信ネットワーク、Visited Public Land Mobile Network)内のVisited PCRF(V-PCRF)が存在し得る。PCRF426は、P-GW423を介してアプリケーションサーバ430に通信可能に結合されてもよい。アプリケーションサーバ430は、PCRF426に信号を送って、新しいサービスフローを指示し、適切なQoS及び課金パラメータを選択することができる。PCRF426は、この規則を適切なTFT及びQCIによって、PCEF(図示せず)にプロビジョニングすることができ、これによりアプリケーションサーバ430によって指定されたQoS及び課金を開始する。PCRF426とP-GW423との間のGx基準点は、PCRF426からP-GW423のPCEFへのQoSポリシー及び課金ルールの転送を可能にし得る。Rx基準点は、PDN430(又は「AF430」)とPCRF426との間に存在し得る。
図5は、様々な実施形態による第2のCN520を含むシステム500のアーキテクチャを示す。システム500は、前述のUE301及びUE401と同じ又は同様であり得るUE501と、前述したRAN310及びRAN410と同じか又は同様であり得、前述したRANノード311を含み得る(R)AN510と、例えば、オペレータサービス、インターネットアクセス、又はサードパーティサービスであってもよいDN503と、5GC520とを含むように示されている。5GC520は、AUSF522、AMF521、SMF524、NEF523、PCF526、NRF525、UDM527、AF528、UPF502及びNSSF529を含み得る。
UPF502は、RAT内及びRAT間モビリティのためのアンカー点、DN503への相互接続の外部PDUセッション点、及びマルチホーム化PDUセッションをサポートする分岐点として機能し得る。UPF502はまた、パケットルーティング及び転送を実行し、パケット検査を実行し、ポリシールールのユーザプレーン部分を施行し、パケットを合法的に傍受し(UPコレクション)、トラフィック使用レポートを実行し、ユーザプレーンに対するQoS処理を実行し(例えば、パケットフィルタリング、ゲーティング、UL/DLレート施行)、アップリンクトラフィック検証を実行し(例えば、SDFからQoSへのフローマッピング)、アップリンク及びダウンリンクにおけるトランスポートレベルパケットマーキングを実行し、ダウンリンクパケットバッファ及びダウンリンクデータ通知トリガを実行することができる。UPF502は、データネットワークへのルーティングトラフィックフローをサポートするためのアップリンク分類子を含むことができる。DN503は、様々なネットワークオペレータサービス、インターネットアクセス、又はサードパーティサービスを表すことができる。DN503は、先に論じたアプリケーションサーバ330を含んでもよく、又はこれと同様であってもよい。UPF502は、SMF524とUPF502との間のN4基準点を介してSMF524と相互作用することができる。
AUSF522は、UE501の認証のためのデータを記憶し、認証関連機能を処理してもよい。AUSF522は、様々なアクセスタイプのための一般的な認証フレームワークを容易にすることができる。AUSF522は、AMF521とAUSF522との間のN12基準点を介してAMF521と通信することができ、UDM527とAUSF522との間のN13基準点を介してUDM527と通信することができる。加えて、AUSF522は、Nausfサービスベースのインタフェースを示し得る。
AMF521は、登録管理(例えば、UE501を登録するためなど)、接続管理、到達可能性管理、モビリティ管理、及びAMF関連イベントの合法的傍受、並びにアクセス認証及び認可に関与してもよい。AMF521は、AMF521とSMF524との間のN11基準点の終端点であり得る。AMF521は、UE501とSMF524との間のSMメッセージのトランスポートを提供し、SMメッセージをルーティングするための透明的プロキシとして機能することができる。AMF521はまた、UE501とSMSF(図5には示されず)との間のSMSメッセージのためのトランスポートを提供し得る。AMF521は、AUSF522及びUE501との相互作用と、UE501の認証プロセスの結果として確立された中間鍵の受信とを含んでもよい、SEAFとして機能してもよい。USIMベースの認証が使用される場合、AMF521は、AUSF522からセキュリティ材料を取得してもよい。AMF521はまた、アクセスネットワーク固有の鍵を導出するために使用するSEAからの鍵を受信する、SCM機能を含んでもよい。更に、AMF521は、RANCPインタフェースの終端点であってもよく、(R)AN510とAMF521との間のN2基準点を含むか又はそれであってもよく、AMF521は、NAS(N1)シグナリングの終端点であってもよく、NAS暗号化及び完全性保護を行うことができる。
AMF521はまた、N3 IWFインタフェースを介するUE501とのNASシグナリングをサポートすることができる。N3IWFを使用して、信頼できないエンティティへのアクセスを提供することができる。N3IWFは、制御プレーンの(R)AN510とAMF521との間のN2インタフェースの終端点であってもよく、ユーザプレーンの(R)AN510とUPF502との間のN3基準点の終端点であってもよい。従って、AMF521は、PDUセッション及びQoSのためにSMF524及びAMF521からのN2シグナリングを処理し、IPsec及びN3トンネリングのためにパケットをカプセル化/カプセル化解除し、アップリンクでN3ユーザプレーンパケットをマークし、N2を介して受信されたそのようなマーキングに関連するQoS要件を考慮して、N3パケットマーキングに対応するQoSを実施することができる。N3IWFはまた、UE501とAMF521との間のN1基準点を介してUE501とAMF521との間のアップリンク及びダウンリンク制御プレーンNASシグナリングを中継し、UE501とUPF502との間のアップリンク及びダウンリンクユーザプレーンパケットを中継することができる。N3IWFはまた、UE501とのIPsecトンネル確立のための機構を提供する。AMF521は、Namfサービスに基づくインタフェースを示すことができ、2つのAMF521間のN14参照点、及びAMF521と5G-EIR(図5には示されず)との間のN17参照点の終端点とすることができる。
UE501は、ネットワークサービスを受信するためにAMF521に登録する必要があり得る。RMは、UE501をネットワーク(例えば、AMF521)に登録又は登録解除し、ネットワーク(例えば、AMF521)内のUEコンテキストを確立するために使用される。UE501は、RM登録状態又はRM登録解除状態で動作してもよい。RM登録解除状態では、UE501はネットワークに登録されず、AMF521内のUEコンテキストは、UE501がAMF521によって到達可能ではないように、UE501に対する有効なロケーション又はルーティング情報を保持しない。RM登録状態では、UE501はネットワークに登録され、AMF521内のUEコンテキストは、UE501がAMF521によって到達可能であるように、UE501に対する有効な位置又はルーティング情報を保持することができる。RM登録状態では、とりわけ、UE501は、モビリティ登録更新手順を実行し、(例えば、UE501がまだアクティブであることをネットワークに通知するために)周期的更新タイマの満了によってトリガされる周期的登録更新手順を実行し、UE能力情報を更新するか、又はネットワークとプロトコルパラメータを再ネゴシエートするために登録更新手順を実行することができる。
AMF521は、UE501に対する1つ以上のRMコンテキストを記憶することができ、各RMコンテキストは、ネットワークへの特定のアクセスに関連付けられる。RMコンテキストは、とりわけ、アクセスタイプごとの登録状態及び定期更新タイマを示すか又は記憶するデータ構造、データベースオブジェクトなどであってもよい。AMF521はまた、前述した(E)MMコンテキストと同じ又は同様であり得る5GCMMコンテキストを記憶し得る。様々な実施形態では、AMF521は、関連付けられたMMコンテキスト又はRMコンテキストにUE501のCEモードB制限パラメータを記憶することができる。AMF521はまた、UEコンテキスト(及び/又はMM/RMコンテキスト)に既に記憶されているUEの使用設定パラメータから、必要に応じて値を導出してもよい。
CMは、N1インタフェースを介してUE501とAMF521との間のシグナリング接続を確立及び解放するために使用され得る。シグナリング接続は、UE501とCN520との間のNASシグナリング交換を可能にするために使用され、UEとAN(例えば、非3GPPアクセスのためのRRC接続又はUE-N3IWF接続)との間のシグナリング接続と、AN(例えば、RAN510)とAMF521との間のUE501のためのN2接続の両方を含む。UE501は、CM-IDLEモード又はCM-CONNECTEDモードの2つのCM状態のいずれかで動作してもよい。UE501がCM-IDLE状態/モードで動作しているとき、UE501は、N1インタフェースを介してAMF521とのNASシグナリング接続を確立されていなくてもよく、UE501のための(R)AN510シグナリング接続(例えば、N2及び/又はN3接続)があってもよい。UE501がCM-CONNECTED状態/モードで動作しているとき、UE501は、N1インタフェースを介してAMF521との確立されたNASシグナリング接続を有していてもよく、UE501のための(R)AN510シグナリング接続(例えば、N2及び/又はN3接続)があってもよい。(R)AN510とAMF521との間のN2接続の確立は、UE501をCM-IDLEモードからCM-CONNECTEDモードに遷移させることができ、UE501は、(R)AN510とAMF521との間のN2シグナリングが解放されたときにCM-CONNECTEDモードからCM-IDLEモードに遷移することができる。
SMF524は、SM(例えば、UPFとANノードとの間のトンネル維持を含む、セッションの確立、変更、及び解放)、UE IPアドレス割り当て及び管理(任意選択的な認可を含む)、UP機能の選択及び制御、適切な宛先にトラフィックをルーティングするために、UPFでトラフィックステアリングを構成すること、ポリシー制御機能に向かうインタフェースの終了、ポリシー施行及びQoSの一部の制御、(SMイベント及びLIシステムへのインタフェースの)合法的傍受、NASメッセージのSM部分の終了、ダウンリンクデータ通知、N2上でAMFを介してANに送信されるAN固有SM情報を開始すること、及びセッションのSSCモードの判定に関与し、実行することができる。SMは、PDUセッションの管理を指すことができ、PDUセッション又は「セッション」は、UE501とデータネットワーク名(DNN)によって識別されるデータネットワーク(DN)503との間のPDUの交換を行う又は可能にするPDU接続性サービスを指すことができる。PDUセッションは、UE501要求時に確立され、UE501及び5GC520要求に応じて変更され、UE501とSMF524との間のN1基準点を介して交換されたNAS SMシグナリングを使用して、UE501及び5GC520要求時に解放され得る。アプリケーションサーバからの要求に応じて、5GC520は、UE501内の特定のアプリケーションをトリガすることができる。トリガメッセージの受信に応じて、UE501は、トリガメッセージ(又はトリガメッセージの関連する部分/情報)を、UE501内の1つ以上の特定されたアプリケーションに渡すことができる。UE501内の特定されたアプリケーション(単数又は複数)は、特定のDNNにPDUセッションを確立することができる。SMF524は、UE501要求がUE501に関連付けられたユーザ加入情報に準拠しているか否かをチェックすることができる。この点に関して、SMF524は、SMF524レベルの加入データに対する更新通知をUDM527から取得すること、及び/又は受信することを要求することができる。
SMF524は、以下のローミング機能を含むことができる:QoS SLA(VPLMN)を適用するためのローカル施行の処理、課金データの収集及び課金インタフェース(VPLMN)、(VPLMN内でのSMイベント及びLIシステムへのインタフェースの)合法的傍受、及び、外部DNによるPDUセッションの認可/認証のためのシグナリングの伝送のための外部DNとの相互作用のためのサポート。2つのSMF524間のN16基準点がシステム500に含まれてもよく、これは、ローミングシナリオにおける訪問先ネットワーク内の別のSMF524とホームネットワーク内のSMF524との間であってもよい。加えて、SMF524は、Nsmfサービスベースのインタフェースを示し得る。
NEF523は、サードパーティ、内部開示/再開示、アプリケーション機能(例えば、AF528)、エッジコンピューティング又はフォッグコンピューティングシステムなどのための、3GPPネットワーク機能によって提供されるサービス及び能力を安全に開示させるための手段を提供してもよい。そのような実施形態では、NEF523は、AFを認証、認可、及び/又は減速させることができる。NEF523はまた、AF528と交換された情報、及び内部ネットワーク機能と交換された情報を変換してもよい。例えば、NEF523は、AFサービス識別子と内部5GC情報との間で変換することができる。NEF523はまた、他のネットワーク機能の開示した能力に基づいて、他のネットワーク機能(NF)から情報を受信してもよい。この情報は、構造化されたデータとしてNEF523に、又は標準化されたインタフェースを使用してデータ記憶NFで記憶されてもよい。次いで、記憶された情報は、NEF523によって他のNF及びAFに再開示し、かつ/又は分析などの他の目的に使用することができる。更に、NEF523は、Nnefサービスベースのインタフェースを提示することができる。
NRF525は、サービス発見機能をサポートし、NFインスタンスからNF発見要求を受信し、NFインスタンスに発見されたNFインスタンスの情報を提供することができる。NRF525はまた、利用可能なNFインスタンス及びそれらのサポートされたサービスの情報を維持する。本明細書で使用するとき、用語「インスタンス化する」、「インスタンス化」などは、インスタンスの作成を指すことができ、「インスタンス」は、例えば、プログラムコードの実行中に発生し得るオブジェクトの具体的な発生を指すことができる。加えて、NRF525は、Nnrfサービスベースのインタフェースを示し得る。
PCF526は、制御プレーン機能(単数又は複数)にポリシールールを提供して、それらを施行することができ、また、統合ポリシーフレームワークをサポートして、ネットワーク挙動を統制することができる。PCF526はまた、UDM527のUDRにおけるポリシー決定に関連する加入情報にアクセスするためにFEを実装してもよい。PCF526は、PCF526とAMF521との間のN15基準点を介してAMF521と通信することができ、ローミングシナリオの場合、訪問先ネットワーク内のPCF526及びAMF521を含むことができる。PCF526は、PCF526とAF528との間のN5基準点を介してAF528と通信することができ、PCF526とSMF524との間のN7基準点を介してSMF524と通信することができる。システム500及び/又はCN520はまた、(ホームネットワーク内の)PCF526と訪問先ネットワーク内のPCF526との間にN24基準点を含むことができる。更に、PCF526は、Npcfサービスベースのインタフェースを提示することができる。
UDM527は、加入関連情報を処理して、通信セッションのネットワークエンティティによる処理をサポートすることができ、UE501の加入データを記憶することができる。例えば、加入データは、UDM527とAMFの間のN8基準点を介してUDM527とAMF521の間で通信され得る。UDM527は、アプリケーションFE及びUDRの2つの部分を含むことができる(FE及びUDRは図5には示されず)。UDRは、UDM527及びPCF526の加入データ及びポリシーデータ、及び/又はNEF523の開示及びアプリケーションデータ(アプリケーション検出のためのPFD、複数のUE501のためのアプリケーション要求情報を含む)のための構造化データを記憶することができる。Nudrサービスベースのインタフェースは、UDM527、PCF526、及びNEF523が、記憶されたデータの特定のセットにアクセスすること、及びUDRにおける関連するデータ変更通知を読み取り、更新(例えば、追加、修正)し、削除し、かつサブスクライブすることを可能にするために、UDR221によって提示され得る。UDMは、クレデンシャル、位置管理、加入管理などの処理を担当するUDM FEを含んでもよい。いくつかの異なるフロントエンドが、異なるトランザクションにおいて同じユーザにサービスを提供することができる。UDM-FEは、UDRに記憶されたサブスクリプション情報にアクセスし、認証クレデンシャル処理、ユーザ識別処理、アクセス許可、登録/モビリティ管理、及びサブスクリプション管理を実行する。UDRは、UDM527とSMF524との間のN10基準点を介してSMF524と相互作用することができる。UDM527はまた、SMS管理をサポートすることができ、SMS-FEは、前述したものと同様のアプリケーションロジックを実装する。加えて、UDM527は、Nudmサービスベースのインタフェースを示し得る。
AF528は、トラフィックルーティングにアプリケーションの影響を与え、NCEへのアクセスを提供し、ポリシー制御のためにポリシーフレームワークと相互作用することができる。NCEは、エッジコンピューティング実装に使用することができる、NEF523を介して5GC520及びAF528が互いに情報を提供することを可能にする機構であってもよい。そのような実装形態では、ネットワークオペレータ及びサードパーティサービスは、UE501が接続されるアクセスポイントに近接してホスティングされ、トランスポートネットワーク上のエンドツーエンドレイテンシ及び負荷の低減を通じて、効率的なサービス配信を達成することができる。エッジコンピューティング実装では、5GCは、UE501に近接したUPF502を選択し、N6インタフェースを介してUPF502からDN503へのトラフィックステアリングを実行することができる。これは、UE加入データ、UE位置、及びAF528によって提供される情報に基づいてもよい。このようにして、AF528は、UPF(再)選択及びトラフィックルーティングに影響を及ぼすことができる。オペレータのデプロイメントに基づいて、AF528が信頼されたエンティティであると見なされるとき、ネットワークオペレータは、AF528が関連するNFと直接相互作用することを許可することができる。更に、AF528は、Nafサービスベースのインタフェースを提示することができる。
NSSF529は、UE501にサービスを提供するネットワークスライスインスタンスのセットを選択することができる。NSSF529は、必要に応じて、許可されたNSSAI及びサブスクライブされたS-NSSAIへのマッピングを決定することもできる。NSSF529はまた、好適な構成に基づいて、場合によってはNRF525を照会することによって、UE501にサービス提供するために使用されるAMFセット、又は候補AMF(単数又は複数)521のリストを決定することもできる。UE501に対するネットワークスライスインスタンスのセットの選択は、AMF521によってトリガされてもよく、このAMF521には、その変化につながり得るNSSF529と相互作用することによってUE501が登録される。NSS529は、AMF521とNSS529との間のN22参照点を介してAMF521と相互作用することができる。N31基準点(図5には示されていない)を介して訪問先ネットワーク内の別のNSS529と通信することができる。更に、NSSF529は、Nnssfサービスベースのインタフェースを提示することができる。
前述したように、CN520は、SMS加入チェック及び検証に関与して、UE501とSMS-GMSC/IWMSC/SMSルータなどの他のエンティティとの間のSMメッセージを中継することができる、SMSFを含んでもよい。SMSはまた、UE501がSMS転送に利用可能であることを通知する手順のために、AMF521及びUDM527と相互作用する(例えば、UEに到達不可能なフラグを設定し、UE501がSMSのために利用可能である場合にUDM527に通知する)ことができる。
CN120はまた、データストレージシステム/アーキテクチャ、5G-EIR、SEPPなど、図5に示されていない他の要素を含んでもよい。データストレージシステムは、SDSF、UDSFなどを含むことができる。任意のNFは、任意のNFとUDSFとの間のN18参照点(図5には示されていない)を介して、非構造化データをUDSF(例えば、UEコンテキスト)に格納し、UDSFから取り出すことができる。個々のNFは、各非構造化データを記憶するためにUDSFを共有することができ、又は個々のNFがそれぞれ、独自のUDSFを個々のNFにおいて又はその近くに有することができる。更に、UDSFは、Nudsfサービスに基づくインタフェース(図5には示されず)を提示することができる。5G-EIRは、特定の機器/エンティティがネットワークのブラックリストに記載されているかどうかを判定するためにPEIのステータスをチェックするNFであってもよく、SEPPは、PLMN間制御プレーンインタフェース上でトポロジ隠蔽、メッセージフィルタリング、及びポリシングを実行する非透過プロキシであってもよい。
更に、NF内のNFサービス間には、より多くの基準点及び/又はサービスベースのインタフェースが存在してもよい。しかしながら、これらのインタフェース及び基準点は、明確にするために図5から省略されている。一例では、CN520は、CN520とCN420との間のインターワーキングを可能にするために、MME(例えば、MME421)とAMF521との間のCN間インタフェースである、Nxインタフェースを含むことができる。他の例示的なインタフェース/基準点は、5G-EIRによって提示されるN5g-EIRサービスベースのインタフェースと、訪問先ネットワーク内のNRFとホームネットワーク内のNRFとの間のN27基準点と、訪問先ネットワーク内のNSSFとホームネットワーク内のNSSFとの間のN31基準点とを含むことができる。
図6は、様々な実施形態によるインフラストラクチャ機器600の例示の構成要素を示す。インフラストラクチャ機器600(又は「システム600」)は、基地局、無線ヘッド、RANノード、例えばRANノード311、及び/又は既に示して説明したAP306、アプリケーションサーバ(単数又は複数)330、及び/又は本明細書で説明した任意の他のエレメント/デバイスとして実装することができる。他の例では、システム600は、UEにおいて、又はUEによって実装され得る。
システム600は、アプリケーション回路605と、ベースバンド回路610と、1つ以上の無線フロントエンドモジュール(RFEM)615と、メモリ回路620と、電力管理集積回路(PMIC)625と、電力T回路630と、ネットワークコントローラ回路635と、ネットワークインタフェースコネクタ640と、衛星測位回路645と、ユーザインタフェース650とを含む。いくつかの実施形態では、デバイス600は、例えば、メモリ/記憶装置、ディスプレイ、カメラ、センサ、又は入力/出力(I/O)インタフェースなどの追加のエレメントを含んでもよい。他の実施形態では、以下で説明される構成要素は、2つ以上のデバイスに含まれてもよい。例えば、当該回路は、CRAN、vBBU、又は他の同様の実装のために2つ以上のデバイスに別々に含まれてもよい。
アプリケーション回路605は、これらに限られるわけではないが、1つ以上のプロセッサ(又はプロセッサコア)、キャッシュメモリ、並びに低ドロップアウトレギュレータ(LDO)、割り込みコントローラ、SPI、I2C、又はユニバーサルプログラマブルシリアルインタフェースモジュールなどのシリアルインタフェース、リアルタイムクロック(RTC)、インタバル及びウォッチドッグタイマを含むタイマカウンタ、汎用入出力(I/O又はIO)、Secure Digital(SD)マルチメディアカード(MMC)などのメモリカードコントローラ、ユニバーサルシリアルバス(USB)インタフェース、モバイル産業プロセッサインタフェース(MIPI)インタフェース、及びJoint Test Access Group(JTAG)テストアクセスポートなどのうちの1つ以上の回路を含む。アプリケーション回路605のプロセッサ(又はコア)は、メモリ/記憶要素に結合されてもよいし、メモリ/記憶要素を含んでもよく、様々なアプリケーション又はオペレーティングシステムをシステム600上で実行することを可能にするために、メモリ/記憶装置に記憶された命令を実行するように構成されてもよい。いくつかの実装形態では、メモリ/記憶要素はオンチップメモリ回路であってもよく、これは、DRAM、SRAM、EPROM、EEPROM、フラッシュメモリ、ソリッドステートメモリ、及び/又は本明細書で説明されるような任意の他のタイプのメモリデバイス技術などの任意の適切な揮発性及び/又は不揮発性メモリを含んでもよい。
アプリケーション回路605のプロセッサ(単数又は複数)は、例えば、1つ以上のプロセッサコア(CPU)、1つ以上のアプリケーションプロセッサ、1つ以上のグラフィック処理ユニット(GPU)、1つ以上の縮小命令セットコンピューティング(RISC)プロセッサ、1つ以上のAcorn RISCマシン(ARM)プロセッサ、1つ以上の複合命令セットコンピューティング(CISC)プロセッサ、1つ以上のデジタル信号プロセッサ(DSP)、1つ以上のFPGA、1つ以上のPLD、1つ以上のASIC、1つ以上のマイクロプロセッサ若しくはコントローラ、又はこれらの任意の好適な組み合わせを含むことができる。いくつかの実施形態では、アプリケーション回路605は、本明細書の様々な実施形態に従って動作する専用プロセッサ/コントローラを含んでもよく、又は専用プロセッサ/コントローラであってもよい。例として、アプリケーション回路605のプロセッサは、1つ以上のIntel Pentium(登録商標)、Core(登録商標)、又はXeon(登録商標)プロセッサ、Advanced Micro Devices(AMD)Ryzen(登録商標)プロセッサ、Accelerated Processing Unit(APU)、又はEpyc(登録商標)プロセッサ、ARM Cortex-AファミリプロセッサなどのARM Holdings、Ltdによって提供されるARMベースのプロセッサ、及び、Cavium(商標)Inc.によって提供されるThunderX2(登録商標)、MIPS Warrior P-クラスプロセッサなどのMIPS Technologies,Inc.から提供されるMIPSベースの設計のプロセッサなどを含み得る。いくつかの実施形態では、システム600は、アプリケーション回路605を利用しなくてもよく、代わりに、例えば、EPC又は5GCから受信したIPデータを処理するための専用プロセッサ/コントローラを含んでもよい。
いくつかの実装形態では、アプリケーション回路605は、マイクロプロセッサ、プログラマブル処理デバイスなどであり得る、1つ以上のハードウェアアクセラレータを含むことができる。1つ以上のハードウェアアクセラレータは、例えば、コンピュータビジョン(CV)及び/又はディープラーニング(DL)アクセラレータを含むことができる。例として、プログラマブル処理デバイスは、フィールドプログラマブルゲートアレイ(FPGA)などの1つ以上のフィールドプログラマブルデバイス(FPD)、複合PLD(CPLD)、高容量PLD(HCPLD)などのプログラマブルロジックデバイス(PLD)、構造化ASICなどのASIC、プログラマブルSoC(PSoC)、などの回路を含み得る。そのような実装形態では、アプリケーション回路605の回路は、論理ブロック又は論理ファブリック、及び本明細書で説明される様々な実装形態の手順、方法、機能などの様々な機能を実行するようにプログラムされ得る他の相互接続されたリソースを含むことができる。そのような実施形態では、アプリケーション回路605の回路は、ルックアップテーブル(LUT)などに論理ブロック、論理ファブリック、データなどを記憶するために使用されるメモリセル(例えば、消去可能プログラマブル読み出し専用メモリ(EPROM)、電気的消去可能プログラマブル読み出し専用メモリ(EEPROM)、フラッシュメモリ、スタティックメモリ(例えば、スタティックランダムアクセスメモリ(SRAM)、アンチヒューズなど))を含むことができる。
ベースバンド回路610は、例えば、1つ以上の集積回路を含むはんだ付け基板、主回路基板にはんだ付けされた単一のパッケージ集積回路、又は2つ以上の集積回路を含むマルチチップモジュールとして実装されてもよい。ベースバンド回路610の様々なハードウェア電子要素は、図8に関して以下に説明される。
ユーザインタフェース回路650は、システム600とのユーザ相互作用を可能にするように設計された1つ以上のユーザインタフェース、又はシステム600との周辺構成要素相互作用を可能にするように設計された周辺構成要素インタフェースを含むことができる。ユーザインタフェースは、1つ以上の物理又は仮想ボタン(例えば、リセットボタン)、1つ以上のインジケータ(例えば、発光ダイオード(LED))、物理キーボード又はキーパッド、マウス、タッチパッド、タッチスクリーン、スピーカ又は他のオーディオ放出デバイス、マイクロフォン、プリンタ、スキャナ、ヘッドセット、ディスプレイスクリーン又はディスプレイデバイスなどを含むことができるが、これらに限定されない。周辺構成要素インタフェースは、不揮発性メモリポート、ユニバーサルシリアルバス(USB)ポート、オーディオジャック、電源インタフェースなどを含むことができるが、これらに限定されない。
無線フロントエンドモジュール(RFEM)615は、ミリメートル波(ミリ波)RFEM及び1つ以上のサブミリ波無線周波数集積回路(RFIC)を含んでもよい。いくつかの実装形態では、1つ以上のサブミリ波RFICは、ミリ波RFEMから物理的に分離されてもよい。RFICは、1つ以上のアンテナ又はアンテナアレイ(例えば、以下の図8のアンテナアレイ811を参照)への接続を含むことができ、RFEMは、複数のアンテナに接続されることができる。代替実装形態では、ミリ波及びサブミリ波無線機能の両方は、ミリ波アンテナ及びサブミリ波の両方を組み込んだ同じ物理RFEM615内に実装されてもよい。
メモリ回路620は、ダイナミックランダムアクセスメモリ(DRAM)及び/又は同期ダイナミックランダムアクセスメモリ(SDRAM)を含む揮発性メモリ、並びに高速電気的消去可能メモリ(一般にフラッシュメモリと呼ばれる)、相変化ランダムアクセスメモリ(PRAM)、磁気抵抗ランダムアクセスメモリ(MRAM)などを含む不揮発性メモリ(NVM)のうちの1つ以上を含むことができ、Intel(登録商標)及びMicron(登録商標)の三次元(3D)クロスポイント(XPOINT)メモリを組み込むことができる。メモリ回路620は、はんだ付けパッケージ集積回路、ソケット式メモリモジュール、及びプラグインメモリカードのうちの1つ以上として実装されてもよい。
PMIC625は、電圧レギュレータ、サージ保護器、電力アラーム検出回路、及びバッテリ又はコンデンサなどの1つ以上の予備電源を含んでもよい。電力アラーム検出回路は、ブラウンアウト(不足電圧)及びサージ(過電圧)状態のうちの1つ以上を検出してもよい。電力T回路630は、単一のケーブルを使用してインフラストラクチャ機器600に電力供給及びデータ接続性の両方を提供するネットワークケーブルから引き出される電力を供給することができる。
ネットワークコントローラ回路635は、イーサネット、GREトンネル上のイーサネット、マルチプロトコルラベルスイッチング(MPLS)上のイーサネット、又は何らかの他の適切なプロトコルなどの標準的なネットワークインタフェースプロトコルを使用してネットワークへの接続性を提供することができる。ネットワーク接続は、電気によるものであり得る物理接続(一般に「銅配線」と呼ばれる)、光、又は無線を使用して、ネットワークインタフェースコネクタ640を介してインフラストラクチャ機器600に/から提供され得る。ネットワークコントローラ回路635は、前述のプロトコルのうちの1つ以上を使用して通信するための1つ以上の専用プロセッサ及び/又はFPGAを含むことができる。いくつかの実装形態では、ネットワークコントローラ回路635は、同じ又は異なるプロトコルを使用して他のネットワークへの接続を提供するための複数のコントローラを含むことができる。
測位回路645は、全地球航法衛星システム(GNSS)の測位ネットワークによって送信/ブロードキャストされた信号を受信及び復号するための回路を含む。航法衛星コンスタレーション(又はGNSS)の例には、米国の全地球測位システム(GPS)、ロシアの全地球航法システム(GLONASS)、欧州連合のガリレオシステム、中国の北斗航法衛星システム、地域航法システム又はGNSS補強システム(例えば、Indian Constellation(NAVIC)によるナビゲーション、日本の準天頂衛星システム(QZSS)、フランスのDoppler Orbitography and Radio positioning Integrated by Satellite(DORIS)など)などが含まれる。測位回路645は、航法衛星コンスタレーションノードなどの測位ネットワークの構成要素と通信するための様々なハードウェアエレメント(例えば、OTA通信を容易にするために、スイッチ、フィルタ、増幅器、アンテナ要素などのハードウェアデバイスを含む)を備える。いくつかの実施形態では、測位回路645は、マスタタイミングクロックを使用してGNSS支援なしで位置追跡/推定を実行するためのMicro-Technology for Positioning,Navigation,and Timing(Micro-PNT)ICを含むことができる。測位回路645はまた、測位ネットワークのノード及び構成要素と通信するために、ベースバンド回路610及び/又はRFEM615の一部であってもよく、又はそれらと相互作用してもよい。測位回路645はまた、位置データ及び/又は時間データをアプリケーション回路605に提供することができ、アプリケーション回路は、データを使用して動作を様々なインフラストラクチャ(例えば、RANノード311など)などと同期させることができる。
図6に示す構成要素は、業界標準アーキテクチャ(ISA)、拡張ISA(EISA)、周辺構成要素相互接続(PCI)、拡張周辺構成要素相互接続(PCIx)、PCIエクスプレス(PCIe)、又は任意の数の他の技術などの任意の数のバス及び/又は相互接続(IX)技術を含むことができるインタフェース回路を使用して互いに通信することができる。バス/IXは、例えば、SoCベースのシステムで使用される独自のバスであってもよい。他のバス/IXシステム、とりわけ、I2Cインタフェース、SPIインタフェース、ポイントツーポイントインタフェース、及び電力バスなどが含まれてもよい。
図7は、様々な実施形態によるプラットフォーム700(又は「デバイス700」)の一例を示す。実施形態では、コンピュータプラットフォーム700は、UE301、401、501、アプリケーションサーバ330、及び/又は本明細書で説明される任意の他のエレメント/デバイスとしての使用に適し得る。プラットフォーム700は、実施例に示される構成要素の任意の組み合わせを含んでもよい。プラットフォーム700の構成要素は、コンピュータプラットフォーム700に適合された集積回路(IC)、その一部、個別の電子デバイス、又は他のモジュール、論理、ハードウェア、ソフトウェア、ファームウェア、又はそれらの組み合わせとして、或いはより大きなシステムのシャーシ内にその他の方法で組み込まれる構成要素として実装されてもよい。図7のブロック図は、コンピュータプラットフォーム700の構成要素の高レベル図を示すことを意図している。しかしながら、示されている構成要素のいくつかは省略されてもよく、追加の構成要素が存在してもよく、示されている構成要素の異なる配置が他の実施態様で発生してもよい。
アプリケーション回路705は、これらに限られるわけではないが、1つ以上のプロセッサ(又はプロセッサコア)、キャッシュメモリ、並びに1つ以上のLDO、割り込みコントローラ、SPI、I2C、又はユニバーサルプログラマブルシリアルインタフェースモジュールなどのシリアルインタフェース、RTC、インタバル及びウォッチドッグタイマを含むタイマカウンタ、汎用I/O、SD MMCなどのメモリカードコントローラ、USBインタフェース、MIPIインタフェース、及びJTAGテストアクセスポートなどの回路を含む。アプリケーション回路705のプロセッサ(又はコア)は、メモリ/記憶要素に結合されてもよいし、メモリ/記憶要素を含んでもよく、様々なアプリケーション又はオペレーティングシステムをシステム700上で実行することを可能にするために、メモリ/記憶装置に記憶された命令を実行するように構成されてもよい。いくつかの実装形態では、メモリ/記憶要素はオンチップメモリ回路であってもよく、これは、DRAM、SRAM、EPROM、EEPROM、フラッシュメモリ、ソリッドステートメモリ、及び/又は本明細書で説明されるような任意の他のタイプのメモリデバイス技術などの任意の適切な揮発性及び/又は不揮発性メモリを含んでもよい。
アプリケーション回路605のプロセッサ(単数又は複数)は、例えば、1つ以上のプロセッサコア、1つ以上のアプリケーションプロセッサ、1つ以上のGPU、1つ以上のRISCプロセッサ、1つ以上のARMプロセッサ、1つ以上のCISCプロセッサ、1つ以上のDSP、1つ以上のFPGA、1つ以上のPLD、1つ以上のASIC、1つ以上のマイクロプロセッサ若しくはコントローラ、マルチスレッドプロセッサ、超低電圧プロセッサ、埋め込みプロセッサ、いくつかの他の既知の処理エレメント、又はこれらの任意の好適な組み合わせを含み得る。いくつかの実施形態では、アプリケーション回路605は、本明細書の様々な実施形態に従って動作する専用プロセッサ/コントローラを含んでもよく、又は専用プロセッサ/コントローラであってもよい。
例として、アプリケーション回路705のプロセッサは、Quark(商標)、Atom(商標)、i3、i5、i7、若しくはMCUクラスのプロセッサなどのIntel(登録商標)Architecture Core(商標)に基づくプロセッサ、又はカリフォルニア州サンタクララのIntel(登録商標)Corporationから入手可能な別のそのようなプロセッサを含むことができる。アプリケーション回路705のプロセッサはまた、Advanced Micro Devices(AMD)Ryzen(登録商標)プロセッサ又はAccelerated Processing Units(APU)、Apple(登録商標)Inc.製のA5-A9プロセッサ、Qualcomm(登録商標)Technologies,Inc.のSnapdragon(商標)プロセッサ、Texas Instruments,Inc.(登録商標)Open Multimedia Applications Platform(OMAP)(商標)プロセッサ、MIPS Warrior M-クラス、Warrior I-クラス及びWarrior P-クラスプロセッサなどのMIPS Technologies,Inc.からのMIPSベースの設計のプロセッサ、ARM Cortex-A、Cortex-R及びプロセッサのCortex-MファミリなどのARM Holdings,Ltd.から認可されたARMベースの設計のプロセッサ、などのうちの1つ以上も含むことができる。いくつかの実装形態では、アプリケーション回路705は、アプリケーション回路705及び他の構成要素が単一の集積回路、又はIntel(登録商標)Corporation製のEdison(商標)若しくはGalileo(商標)SoCボードなどの単一のパッケージに形成されるシステムオンチップ(SoC)の一部であってもよい。
追加的又は代替的に、アプリケーション回路705は、これらに限定されるものではないが、FPGAなどの1つ以上のフィールドプログラマブルデバイス(FPD)、複合PLD(CPLD)、高容量PLD(HCPLD)などのプログラマブルロジックデバイス(PLD)、構造化ASICなどのASIC、プログラマブルSoC(PSoC)、などの回路を含み得る。そのような実施形態では、アプリケーション回路705の回路は、論理ブロック又は論理ファブリック、及び本明細書で説明される様々な実施形態の手順、方法、機能などの様々な機能を実行するようにプログラムされ得る他の相互接続されたリソースを含むことができる。そのような実施形態では、アプリケーション回路705の回路は、ルックアップテーブル(LUT)などに論理ブロック、論理ファブリック、データなどを記憶するために使用されるメモリセル(例えば、消去可能プログラマブル読み出し専用メモリ(EPROM)、電気的消去可能プログラマブル読み出し専用メモリ(EEPROM)、フラッシュメモリ、スタティックメモリ(例えば、スタティックランダムアクセスメモリ(SRAM)、アンチヒューズなど))を含むことができる。
ベースバンド回路710は、例えば、1つ以上の集積回路を含むはんだ付け基板、主回路基板にはんだ付けされた単一のパッケージ集積回路、又は2つ以上の集積回路を含むマルチチップモジュールとして実装されてもよい。ベースバンド回路710の様々なハードウェア電子要素は、図8に関して以下に説明される。
RFEM715は、ミリメートル波(ミリ波)RFEM及び1つ以上のサブミリ波無線周波数集積回路(RFIC)を含んでもよい。いくつかの実装形態では、1つ以上のサブミリ波RFICは、ミリ波RFEMから物理的に分離されてもよい。RFICは、1つ以上のアンテナ又はアンテナアレイ(例えば、以下の図8のアンテナアレイ811を参照)への接続を含むことができ、RFEMは、複数のアンテナに接続されることができる。代替実装形態では、ミリ波及びサブミリ波無線機能の両方は、ミリ波アンテナ及びサブミリ波の両方を組み込んだ同じ物理RFEM715内に実装されてもよい。
メモリ回路720は、所与の量のシステムメモリを提供するために使用される任意の数及び種類のメモリデバイスを含み得る。例として、メモリ回路720は、ランダムアクセスメモリ(RAM)、ダイナミックRAM(DRAM)及び/又は同期ダイナミックRAM(SDRAM)を含む揮発性メモリ、並びに高速電気的消去可能メモリ(一般にフラッシュメモリと呼ばれる)、相変化ランダムアクセスメモリ(PRAM)、磁気抵抗ランダムアクセスメモリ(MRAM)などを含む不揮発性メモリ(NVM)のうちの1つ以上を含むことができる。メモリ回路720は、Joint Electron Devices Engineering Council(JEDEC)の低電力ダブルデータレート(LPDDR)ベースの設計、例えばLPDDR2、LPDDR3、LPDDR4などに従って開発されてもよい。メモリ回路720は、はんだ付きパッケージ集積回路、シングルダイパッケージ(SDP)、デュアルダイパッケージ(DDP)又はクワッドダイパッケージ(Q17P)、ソケット式メモリモジュール、マイクロDIMM又はミニDIMMを含むデュアルインラインメモリモジュール(DIMM)、及び/又はボールグリッドアレイ(BGA)を介してマザーボード上にはんだ付けされたもののうちの1つ以上として実装されてもよい。低電力実装では、メモリ回路720は、アプリケーション回路705に関連付けられたオンダイメモリ又はレジスタであってもよい。データ、アプリケーション、オペレーティングシステムなどの情報の永続的記憶を提供するために、メモリ回路720は、1つ以上の大容量記憶装置を含んでもよく、それには、とりわけ、ソリッドステートディスクドライブ(SSDD)、ハードディスクドライブ(HDD)、マイクロHDD、抵抗変化メモリ、相変化メモリ、ホログラフィックメモリ、又は化学メモリが含まれ得る。例えば、コンピュータプラットフォーム700は、Intel(登録商標)及びMicron(登録商標)からの3次元(3D)クロスポイント(XPOINT)メモリを組み込んでもよい。
取り外し可能なメモリ回路723は、ポータブルデータ記憶装置をプラットフォーム700と結合するために使用されるデバイス、回路、エンクロージャ/筐体、ポート又はレセプタクルなどを含んでもよい。これらのポータブルデータ記憶装置は、大量記憶目的のために使用することができ、例えば、フラッシュメモリカード(例えば、セキュアデジタル(SD)カード、microSDカード、xD画像カードなど)、及びUSBフラッシュドライブ、光ディスク、外部HDDなどを含んでもよい。
プラットフォーム700はまた、外部デバイスをプラットフォーム700と接続するために使用されるインタフェース回路(図示せず)を含んでもよい。インタフェース回路を介してプラットフォーム700に接続された外部デバイスは、センサ回路721及び電気機械構成要素(EMC)722、並びに取り外し可能なメモリ回路723に結合された取り外し可能なメモリデバイスを含む。
センサ回路721は、その目的がその環境内でイベント又は変化を検出し、検出されたイベントに関する情報(センサデータ)を、他のデバイス、モジュール、サブシステムなどに送信することであるデバイス、モジュール、又はサブシステムを含む。このようなセンサの例は、とりわけ加速度計、ジャイロスコープ、及び/又は磁力計を含む慣性測定ユニット(IMU)、3軸加速度計、3軸ジャイロスコープ、及び/又は磁力計を備える微小電気機械システム(MEMS)又はナノ電気機械システム(NEMS)、レベルセンサ、フローセンサ、温度センサ(例えば、サーミスタ)、圧力センサ、気圧センサ、重力計、高度計、画像キャプチャデバイス(例えば、カメラ又はレンズレス開口)、光検出測距(LiDAR)センサ、近接センサ(例えば、赤外線検出器など)、深度センサ、周囲光センサ、超音波トランシーバ、マイクロフォン又は他の同様の音声キャプチャデバイス、などを含む。
EMC722は、プラットフォーム700がその状態、位置、及び/又は向きを変更すること、又は機構若しくは(サブ)システムを移動若しくは制御することを可能にすることを目的とするデバイス、モジュール、又はサブシステムを含む。更に、EMC722は、EMC722の現在の状態を示すために、プラットフォーム700の他の構成要素にメッセージ/信号を生成及び送信するように構成されてもよい。EMC722の例には、1つ以上の電源スイッチ、電気機械式リレー(EMR)及び/又はソリッドステートリレー(SSR)を含むリレー、アクチュエータ(例えば、バルブアクチュエータなど)、可聴音発生装置、視覚的警告デバイス、モータ(例えば、DCモータ、ステッパモータなど)、車輪、スラスタ、プロペラ、爪、クランプ、フック、及び/又は他の同様の電気機械部品が含まれる。実施形態では、プラットフォーム700は、1つ以上のキャプチャされたイベント及び/又はサービスプロバイダ及び/又は様々なクライアントから受信した命令又は制御信号に基づいて、1つ以上のEMC722を動作させるように構成される。
いくつかの実装形態では、インタフェース回路は、プラットフォーム700を測位回路745と接続してもよい。測位回路745は、GNSSの測位ネットワークによって送信/ブロードキャストされた信号を受信及び復号するための回路を含む。航法衛星コンスタレーション(又はGNSS)の例には、米国のGPS、ロシアのGLONASS、欧州連合のガリレオシステム、中国の北斗航法衛星システム、地域航法システム又はGNSS補強システム(例えば、NAVIC、日本のQZSS、フランスのDORISなど)などが含まれる。測位回路745は、航法衛星コンスタレーションノードなどの測位ネットワークの構成要素と通信するための様々なハードウェアエレメント(例えば、OTA通信を容易にするために、スイッチ、フィルタ、増幅器、アンテナ要素などのハードウェアデバイスを含む)を備える。いくつかの実施形態では、測位回路745は、マスタタイミングクロックを使用してGNSS支援なしで位置トラッキング/推定を実行するためのMicro-PNT ICを含むことができる。測位回路745はまた、測位ネットワークのノード及び構成要素と通信するために、ベースバンド回路610及び/又はRFEM715の一部であってもよく、又はそれらと相互作用してもよい。測位回路745はまた、位置データ及び/又は時間データをアプリケーション回路705に提供することができ、アプリケーション回路は、データを使用して、ターンバイターンナビゲーションアプリケーションなどのために、様々なインフラストラクチャ(例えば、無線基地局)と動作を同期させることができる。
いくつかの実装形態では、インタフェース回路は、プラットフォーム700を近距離通信(NFC)回路740と接続してもよい。NFC回路740は、無線周波数識別(RFID)規格に基づいて非接触の短距離通信を提供するように構成されており、磁場誘導は、NFC回路740とプラットフォーム700の外部のNFC対応デバイス(例えば、「NFCタッチポイント」)との間の通信を可能にするために使用される。NFC回路740は、アンテナ要素と結合されたNFCコントローラと、NFCコントローラと結合されたプロセッサとを備える。NFCコントローラは、NFCコントローラのファームウェア及びNFCスタックを実行することにより、NFC回路740にNFC機能を提供するチップ/ICであってもよい。NFCスタックは、NFCコントローラを制御するためにプロセッサによって実行されてもよく、NFCコントローラファームウェアは、近距離RF信号を放射するようにアンテナ要素を制御するためにNFCコントローラによって実行されてもよい。RF信号は、パッシブNFCタグ(例えば、ステッカー又はリストバンドに埋め込まれたマイクロチップ)に電力を供給して、記憶されたデータをNFC回路740に送信するか、又は、プラットフォーム700に近接したNFC回路740と別のアクティブNFCデバイス(例えば、スマートフォン又はNFC対応POS端末)との間のデータ送出を開始することができる。
ドライバ回路746は、プラットフォーム700に組み込まれた、プラットフォーム700に取り付けられた、又は他の方法でプラットフォーム700と通信可能に結合された特定のデバイスを制御するように動作するソフトウェア及びハードウェア要素を含むことができる。ドライバ回路746は、プラットフォーム700の他の構成要素が、プラットフォーム700内に存在するか、又はそれに接続され得る様々な入力/出力(I/O)装置と相互作用するか、又はそれらを制御することを可能にする個々のドライバを含むことができる。例えば、ドライバ回路746は、ディスプレイデバイスへのアクセスを制御及び許可するためのディスプレイドライバと、プラットフォーム700のタッチスクリーンインタフェースへのアクセスを制御及び許可するためのタッチスクリーンドライバと、センサ回路721のセンサ読み取り値を取得してセンサ回路721へのアクセスを制御及び許可するためのセンサドライバと、EMC722のアクチュエータ位置を取得して及び/又はEMC722へのアクセスを制御及び許可するためのEMCドライバと、埋め込みキャプチャデバイスへのアクセスを制御及び許可するためのカメラドライバと、1つ以上のオーディオ装置へのアクセスを制御及び許可するためのオーディオドライバとを含むことができる。
電力管理集積回路(PMIC)725(「電力管理回路725」とも呼ばれる)は、プラットフォーム700の様々な構成要素に供給される電力を管理することができる。特に、ベースバンド回路710に関して、PMIC725は、電源選択、電圧スケーリング、バッテリ充電、又はDC-DC変換を制御することができる。プラットフォーム700がバッテリ730によって給電可能である場合、例えば、デバイスがUE301、401、501に含まれている場合は、多くの場合、PMIC725が含まれてもよい。
いくつかの実施形態では、PMIC725は、プラットフォーム700の様々な省電力機構を制御するか、又は別の方法でその一部であることができる。例えば、プラットフォーム700がRRC_Connected状態にあって、トラフィックを間もなく受信することが予期されるのでRANノードに依然として接続されている場合、ある非アクティブ期間後、プラットフォームは、間欠受信モード(DRX)として知られる状態に入ることができる。この状態の間は、プラットフォーム700は、電力を短い間隔で落とすことができ、それによって節電することができる。長期間データトラフィック活動がない場合、プラットフォーム700は、RRC_Idle状態に遷移することができ、ネットワークから切断し、チャネル品質フィードバック、ハンドオーバなどの動作を実行しない。プラットフォーム700は、非常に低電力の状態になり、そこでページングを実行し、ここで再び周期的に再び目覚めてネットワークをリッスンし、そして再びパワーダウンする。プラットフォーム700は、この状態ではデータを受信し得ず、データを受信するために、RRC_Connected状態に復帰しなければならない。更なる省電力モードでは、デバイスはページング間隔(数秒から数時間に及ぶ)より長期間、ネットワークから利用できなくなることを許容され得る。この間、デバイスは、ネットワークに全く到達できず、完全に電力が落とされ得る。この間に送信された全てのデータに大幅な遅延が生じるが、遅延は許容できるものと見なされる。
バッテリ730は、プラットフォーム700に電力を供給することができるが、いくつかの例では、プラットフォーム700は、固定位置にデプロイされて取り付けられてもよく、送電網に結合された電源を有してもよい。バッテリ730は、リチウムイオンバッテリ、空気亜鉛バッテリなどの金属空気バッテリ、アルミニウム空気バッテリ、リチウム空気バッテリなどであってもよい。V2X用途などのいくつかの実装形態では、バッテリ730は、典型的な鉛酸自動車バッテリであってもよい。
いくつかの実装形態では、バッテリ730は、バッテリ管理システム(BMS)又はバッテリ監視集積回路を含むか、又はそれに結合された「スマートバッテリ」であってもよい。BMSは、プラットフォーム700に含まれてバッテリ730の充電状態(SoCh)を追跡してもよい。BMSは、バッテリ730の他のパラメータを監視して、バッテリ730の健康状態(SoH)及び機能状態(SoF)などの故障予測を提供するために使用されてもよい。BMSは、バッテリ730の情報を、アプリケーション回路705又はプラットフォーム700の他の構成要素に通信してもよい。BMSはまた、アプリケーション回路705がバッテリ730の電圧、又はバッテリ730からの電流を直接監視することを可能にするアナログ-デジタル(ADC)変換器を含んでもよい。バッテリパラメータは、送信周波数、ネットワーク動作、検知周波数などの、プラットフォーム700が実行し得る動作を決定するために使用されてもよい。
電力ブロック、又は電気グリッドに結合された他の電源は、バッテリ730を充電するためにBMSと結合されてもよい。いくつかの実施例では、電力ブロック725は、無線電力受信機と置き換えられて、例えば、コンピュータプラットフォーム700内のループアンテナを介して無線で電力を取得することができる。これらの実施例では、無線バッテリ充電回路がBMSに含まれてもよい。選択される特定の充電回路は、バッテリ730のサイズ、従って必要とされる電流に依存し得る。充電は、とりわけ、Airfuel Allianceによって公布されたAirfuel標準、Wireless Power Consortiumによって公布されたQi無線充電標準、又はAlliance for Wireless Powerによって公布されたRezence充電標準を使用して実行することができる。
ユーザインタフェース回路750は、プラットフォーム700内に存在するか、又はそれに接続される様々な入出力(I/O)デバイスを含み、プラットフォーム700とのユーザ相互作用を可能にするように設計された1つ以上のユーザインタフェース、及び/又はプラットフォーム700との周辺構成要素相互作用を可能にするように設計された周辺構成要素インタフェースを含む。ユーザインタフェース回路750は、入力デバイス回路及び出力デバイス回路を含む。入力デバイス回路は、とりわけ、1つ以上の物理的又は仮想的ボタン(例えば、リセットボタン)、物理キーボード、キーパッド、マウス、タッチパッド、タッチスクリーン、マイクロフォン、スキャナ、ヘッドセットなどを含む入力を受け付けるための任意の物理的又は仮想的手段を含む。出力デバイス回路は、センサ読み取り値、アクチュエータ位置、又は他の同様の情報などの情報を表示するか、又は他の方法で情報を伝達するための任意の物理的又は仮想的な手段を含む。出力デバイス回路は、任意の数及び/又は組み合わせのオーディオ又は視覚ディスプレイ、とりわけ、1つ以上の単純な視覚出力/インジケータ(例えば2値の状態インジケータ(例えば、発光ダイオード(LED))、及び複数文字の視覚出力又はより複雑な出力、例えば、ディスプレイデバイス若しくはタッチスクリーン(例えば、液晶ディスプレイ(LCD)、LEDディスプレイ、量子ドットディスプレイ、プロジェクタなど)などを含み、プラットフォーム700の動作から生成若しくは作成される、文字、グラフィック、マルチメディアオブジェクトなどを出力することができる。出力デバイス回路はまた、スピーカ又は他のオーディオ放出デバイス、プリンタ、及び/又は同様のものを含んでもよい。いくつかの実施形態では、センサ回路721は、入力デバイス回路(例えば、画像キャプチャデバイス、モーションキャプチャデバイスなど)として使用されてもよく、1つ以上のEMCが、出力デバイス回路(例えば、触覚フィードバックを提供するためのアクチュエータなど)として使用されてもよい。別の実施例では、アンテナ要素及び処理デバイスと結合されたNFCコントローラを備えるNFC回路が、電子タグを読み取り、かつ/又は別のNFC対応デバイスと接続するために含まれてもよい。周辺構成要素インタフェースとしては、不揮発性メモリポート、USBポート、オーディオジャック、電源インタフェースなどが挙げられるが、これらに限定されない。
図示されていないが、プラットフォーム700の構成要素は、適切なバス又は相互接続(IX)技術を使用して互いに通信することができ、これは、ISA、EISA、PCI、PCIx、PCIe、時間トリガプロトコル(TTP)システム、FlexRayシステムを含む任意の数の技術、又は任意の数の他の技術を含むことができる。バス/IXは、例えば、SoCベースのシステムで使用される独自のバス/IXであってもよい。とりわけ、I2Cインタフェース、SPIインタフェース、ポイントツーポイントインタフェース、及び電力バスなどの他のバス/IXシステムが含まれてもよい。
図8は、様々な実施形態による、ベースバンド回路810及び無線フロントエンドモジュール(RFEM)815の例示的な構成要素を示す。ベースバンド回路810は、図6及び図7のベースバンド回路610及び710にそれぞれ対応する。RFEM815は、図6及び図7のRFEM615及び715にそれぞれ対応する。図示のように、RFEM815は、少なくとも示されるように互いに結合された無線周波数(RF)回路806、フロントエンドモジュール(FEM)回路808、アンテナアレイ811を含んでもよい。
ベースバンド回路810は、RF回路806を介して1つ以上の無線ネットワークとの通信を可能にする様々な無線/ネットワークプロトコル及び無線制御機能を実行するように構成された回路及び/又は制御論理を含む。無線制御機能は、信号変調/復調、符号化/復号化、無線周波数シフト等を含み得るが、これらに限定されない。いくつかの実施形態では、ベースバンド回路810の変調/復調回路は、高速フーリエ変換(FFT)、プリコーディング、又はコンスタレーションマッピング/デマッピング機能性を含み得る。いくつかの実施形態では、ベースバンド回路810の符号化/復号回路は、畳込み、テールバイティング畳込み、ターボ、ビタビ、又は低密度パリティチェック(LDPC)エンコーダ/デコーダ機能性を含んでもよい。変調/復調及びエンコーダ/デコーダ機能の実施形態は、これらの実施例に限定されず、他の実施形態では他の好適な機能を含んでもよい。ベースバンド回路810は、RF回路806の受信信号経路から受信したベースバンド信号を処理し、RF回路806の送信信号経路のためのベースバンド信号を生成するように構成される。ベースバンド回路810は、ベースバンド信号の生成及び処理のために、かつRF回路806の動作を制御するために、アプリケーション回路605/705(図6及び図7を参照)とインタフェースをとるように構成される。ベースバンド回路810は、様々な無線制御機能を処理することができる。
ベースバンド回路810の前述の回路及び/又は制御論理は、1つ以上の単一又はマルチコアプロセッサを含んでもよい。例えば、1つ以上のプロセッサは、3Gベースバンドプロセッサ804A、4G/LTEベースバンドプロセッサ804B、5G/NRベースバンドプロセッサ804C、又は他の既存世代、開発中の、若しくは将来開発される世代(例えば、第6世代(6G)など)の他のいくつかのベースバンドプロセッサ804Dを含み得る。他の実施形態では、ベースバンドプロセッサ804A~804Dの機能の一部又は全部は、メモリ804Gに記憶されたモジュールに含まれ、中央処理装置(CPU)804Eを介して実行されてもよい。他の実施形態では、ベースバンドプロセッサ804A~804Dの機能の一部又は全ては、それぞれのメモリセルに記憶された適切なビットストリーム又は論理ブロックを搭載するハードウェアアクセラレータ(例えば、FPGA、ASICなど)として提供されてもよい。様々な実施形態では、メモリ804Gは、CPU804E(又は他のベースバンドプロセッサ)によって実行されると、CPU804E(又は他のベースバンドプロセッサ)に、ベースバンド回路810のリソース管理、タスクのスケジュールなどをさせることになるリアルタイムOS(RTOS)のプログラムコードを記憶することができる。RTOSの例は、Enea(登録商標)によって提供されるOperating System Embedded(OSE)(商標)、Mentor Graphics(登録商標)によって提供されるNucleus RTOS(商標)、Mentor Graphics(登録商標)によって提供されるVersatile Real-Time Executive(VRTX)、Express Logic(登録商標)によって提供されるThreadX(商標)、FreeRTOS、Qualcomm(登録商標)によって提供されるREX OS、Open Kernel(OK)Labs(登録商標)によって提供されるOKL4、又は本明細書で説明されるような他の任意の適切なRTOSを含むことができる。更に、ベースバンド回路810は、1つ以上の音声デジタル信号プロセッサ(単数又は複数)(DSP)804Fを含み得る。音声DSP(単数又は複数)804Fは、圧縮/展開及びエコー除去のための要素を含み、他の実施形態では、他の好適な処理要素を含むことができる。
いくつかの実施形態では、プロセッサ804A~804Eの各々は、メモリ804Gに/メモリ804Gからデータを送受信するためのそれぞれのメモリインタフェースを含む。ベースバンド回路810は、ベースバンド回路810の外部のメモリとの間でデータを送受信するインタフェースなどの他の回路/デバイスに通信可能に結合する1つ以上のインタフェースと、図6~XTのアプリケーション回路605/705との間でデータを送受信するためのアプリケーション回路インタフェースと、図8のRF回路806との間でデータを送受信するRF回路インタフェースと、1つ以上の無線ハードウェア要素(例えば、近距離無線通信(NFC)構成要素、Bluetooth(登録商標)/Bluetooth(登録商標)低エネルギー構成要素、WiFi(登録商標)構成要素など)との間でデータを送受信するための無線ハードウェア接続インタフェースと、PMIC725との間で電力又は制御信号を送受信する電力管理インタフェースと、を更に含み得る。
代替の実施形態(上述の実施形態と組み合わされてもよい)では、ベースバンド回路810は、相互接続サブシステムを介して互いに、かつCPUサブシステム、オーディオサブシステム、及びインタフェースサブシステムに結合された、1つ以上のデジタルベースバンドシステムを含む。デジタルベースバンドサブシステムはまた、別の相互接続サブシステムを介してデジタルベースバンドインタフェース及び混合信号ベースバンドサブシステムに結合されてもよい。相互接続サブシステムのそれぞれは、バスシステム、ポイントツーポイント接続、ネットワークオンチップ(NOC)構造、及び/又は本明細書で論じられるものなどのいくつかの他の好適なバス若しくは相互接続技術を含んでもよい。オーディオサブシステムは、DSP回路、バッファメモリ、プログラムメモリ、音声処理アクセラレータ回路、アナログ-デジタル及びデジタル-アナログ変換回路などのデータ変換回路、増幅器及びフィルタのうちの1つ以上を含むアナログ回路、及び/又は他の同様の構成要素を含み得る。本開示の一態様では、ベースバンド回路810は、デジタルベースバンド回路及び/又は無線周波数回路(例えば、無線フロントエンドモジュール815)のための制御機能を提供するために、制御回路(図示せず)の1つ以上のインスタンスを有するプロトコル処理回路を含むことができる。
図8には示されていないが、いくつかの実装形態では、ベースバンド回路810は、1つ以上の無線通信プロトコル(例えば、「マルチプロトコルベースバンドプロセッサ」又は「プロトコル処理回路機構」)を実行するための個々の処理装置(単数又は複数)及びPHY層機能を実装するための個々の処理デバイス(単数又は複数)を含む。これらの実施形態では、PHY層機能は、前述の無線制御機能を含む。これらの実施形態では、プロトコル処理回路は、1つ以上の無線通信プロトコルの様々なプロトコル層/エンティティを動作又は実装させる。第1の実施例では、プロトコル処理回路は、ベースバンド回路810及び/又はRF回路806がミリ波通信回路又はいくつかの他の好適なセルラ通信回路の一部であるときに、LTEプロトコルエンティティ及び/又は5G/NRプロトコルエンティティを動作させることができる。第1の実施例では、プロトコル処理回路は、MAC、RLC、PDCP、SDAP、RRC、及びNAS機能を動作させる。第2の実施例では、プロトコル処理回路は、ベースバンド回路810及び/又はRF回路806がWi-Fi通信システムの一部である場合に、1つ以上のIEEEに基づくプロトコルを動作させてもよい。第2の実施例では、プロトコル処理回路は、WiFi MAC及び論理リンク制御(LLC)機能を動作させる。プロトコル処理回路は、プログラムコード及びプロトコル機能を動作させるためのデータを記憶するための1つ以上のメモリ構造(例えば804G)と、プログラムコードを実行し、データを使用して様々な動作を実行する1つ以上の処理コアを含んでもよい。ベースバンド回路810はまた、2つ以上の無線プロトコルに関する無線通信をサポートすることができる。
本明細書で論じるベースバンド回路810の様々なハードウェア要素は、例えば、1つ以上の集積回路(IC)を含むはんだ付け基板、主回路基板にはんだ付けされた単一のパッケージIC、又は2つ以上のICを含むマルチチップモジュールとして実装されてもよい。一実施例では、ベースバンド回路810の構成要素は、単一のチップ、又はチップセット内で好適に組み合わされてもよいし、同じ回路基板上に配置されてもよい。別の実施例では、ベースバンド回路810及びRF回路806を構成する構成要素の一部又は全部は、例えば、システムオンチップSoC又はシステムインパッケージ(SiP)として、一緒に実装されてもよい。別の実施例では、ベースバンド回路810を構成する構成要素の一部又は全ては、RF回路806(又はRF回路806の複数のインスタンス)と通信可能に結合された別個のSoCとして実装されてもよい。更に別の実施例では、ベースバンド回路810及びアプリケーション回路605/705を構成する構成要素の一部又は全部は、同じ回路基板(例えば、「マルチチップパッケージ」)に取り付けられた個々のSoCとして一緒に実装されてもよい。
いくつかの実施形態では、ベースバンド回路810は、1つ以上の無線技術と互換性のある通信を提供することができる。例えば、いくつかの実施形態では、ベースバンド回路810は、E-UTRAN又は他のWMAN、WLAN、WPANとの通信をサポートすることができる。ベースバンド回路810が2つ以上の無線プロトコルの無線通信をサポートするように構成される実施形態は、マルチモードベースバンド回路と称される場合がある。
RF回路806は、非固体媒体を通した変調電磁放射線を用いて無線ネットワークとの通信を可能にすることができる。様々な実施形態では、RF回路806は、無線ネットワークとの通信を容易にするために、スイッチ、フィルタ、増幅器などを含んでもよい。RF回路806は、FEM回路808から受信したRF信号をダウンコンバートし、ベースバンド信号をベースバンド回路810に提供するための回路を含み得る受信信号経路を含み得る。RF回路806はまた、ベースバンド回路810によって提供されるベースバンド信号をアップコンバートし、送信のためにRF出力信号をFEM回路808に提供するための回路を含み得る送信信号経路も含んでもよい。
いくつかの実施形態では、RF回路806の受信信号経路は、ミキサ回路806a、増幅器回路806b及びフィルタ回路806cを含み得る。いくつかの実施形態では、RF回路806の送信信号経路は、フィルタ回路806c及びミキサ回路806aを含み得る。RF回路806はまた、受信信号経路及び送信信号経路のミキサ回路806aによって使用される周波数を合成するための合成器回路806dを含んでもよい。いくつかの実施形態では、受信信号経路のミキサ回路806aは、合成器回路806dによって提供される合成周波数に基づいて、FEM回路808から受信したRF信号をダウンコンバートするように構成されてもよい。増幅器回路806bは、ダウンコンバートされた信号を増幅するように構成されてもよく、フィルタ回路806cは、ダウンコンバートされた信号から不要な信号を除去して出力ベースバンド信号を生成するように構成されたローパスフィルタ(LPF)又はバンドパスフィルタ(BPF)であってもよい。出力ベースバンド信号は、更に処理するためにベースバンド回路810に提供されてもよい。いくつかの実施形態では、出力ベースバンド信号は、ゼロ周波数ベースバンド信号であってもよいが、これは必須ではない。いくつかの実施形態では、受信信号経路のミキサ回路806aは、受動ミキサを含んでもよいが、実施形態の範囲はこの点で限定されない。
いくつかの実施形態では、送信信号経路のミキサ回路806aは、合成器回路806dによって提供される合成周波数に基づいて入力ベースバンド信号をアップコンバートして、FEM回路808のためのRF出力信号を生成するように構成されてもよい。ベースバンド信号は、ベースバンド回路810によって提供されてもよく、フィルタ回路806cによってフィルタリングされてもよい。
いくつかの実施形態では、受信信号経路のミキサ回路806a及び送信信号経路のミキサ回路806aは、2つ以上のミキサを含んでもよく、直交ダウンコンバージョン及びアップコンバージョンのためにそれぞれ配置されてもよい。いくつかの実施形態では、受信信号経路のミキサ回路806a及び送信信号経路のミキサ回路806aは、2つ以上のミキサを含んでもよく、画像除去(例えば、ハートレー(Hartley)画像除去)のために配置されてもよい。いくつかの実施形態では、受信信号経路のミキサ回路806a及び送信信号経路のミキサ回路806aは、それぞれ直接ダウンコンバージョン及び直接アップコンバージョンのために構成されてもよい。いくつかの実施形態では、受信信号経路のミキサ回路806a及び送信信号経路のミキサ回路806aは、スーパーヘテロダイン動作のために構成されてもよい。
いくつかの実施形態では、出力ベースバンド信号及び入力ベースバンド信号は、アナログベースバンド信号であってもよいが、実施形態の範囲はこの点で限定されない。いくつかの代替実施形態では、出力ベースバンド信号及び入力ベースバンド信号は、デジタルベースバンド信号であってもよい。これらの代替実施形態では、RF回路806は、アナログデジタル変換器(ADC)及びデジタルアナログ変換器(DAC)回路を含むことができ、ベースバンド回路810は、RF回路806と通信するためのデジタルベースバンドインタフェースを含んでもよい。
いくつかのデュアルモード実施形態では、各スペクトルの信号を処理するために別個の無線IC回路が提供されてもよいが、実施形態の範囲はこの点で限定されない。
いくつかの実施形態では、合成器回路806dは、フラクショナルN合成器であってもよいし、又はフラクショナルN/N+1合成器であってもよいが、他の種類の周波数合成器が好適である場合があるので、本実施形態の範囲はこの点で限定されない。例えば、合成器回路806dは、デルタ-シグマ合成器、周波数乗算器、又は周波数分割器を有する位相ロックループを備える合成器であってもよい。
合成器回路806dは、周波数入力及び分割器制御入力に基づいて、RF回路806のミキサ回路806aによって使用される出力周波数を合成するように構成されてもよい。いくつかの実施形態では、合成器回路806dは、フラクショナルN/N+1合成器であってもよい。
いくつかの実施形態では、周波数入力は、電圧制御型発振器(VCO)によって提供されてもよいが、それは必須ではない。分割器制御入力は、所望の出力周波数に応じてベースバンド回路810又はアプリケーション回路605/705のいずれかによって提供されてもよい。いくつかの実施形態では、分割器制御入力(例えば、N)は、アプリケーション回路605/705によって示されるチャネルに基づいてルックアップテーブルから決定されてもよい。
RF回路806の合成器回路806dは、分割器、遅延ロックループ(DLL)、マルチプレクサ、及び位相アキュムレータを含み得る。いくつかの実施形態では、分割器は、デュアルモジュラスディバイダ(dual modulus divider、DMD)であってもよく、位相アキュムレータは、デジタル位相アキュムレータ(digital phase accumulator、DPA)であってもよい。いくつかの実施形態では、DMDは、入力信号を(例えば、実行に基づいて)N又はN+1のいずれかに分割して、フラクショナル分割比を提供するように構成されてもよい。いくつかの例示的実施形態では、DLLは、カスケード式同調可能な遅延素子、位相検出器、チャージポンプ、及びD型フリップフロップのセットを含み得る。これらの実施形態では、遅延素子は、VCO周期を、Ndの等しい位相のパケットに分割するように構成することができ、ここでNdは遅延線内の遅延素子の数である。このようにして、DLLは、遅延線を通した合計遅延が1つのVCOサイクルであることを保証することに寄与すべく、負のフィードバックを提供する。
いくつかの実施形態では、合成器回路806dは、出力周波数としてキャリア周波数を生成するように構成されてもよく、他の実施形態では、出力周波数は、キャリア周波数の倍数(例えば、キャリア周波数の2倍、キャリア周波数の4倍)であってもよく、直交発生器及び分割器回路と併せて使用して、互いに対して複数の異なる位相を有するキャリア周波数で複数の信号を生成することができる。いくつかの実施形態では、出力周波数はLO周波数(fLO)であってもよい。いくつかの実施形態では、RF回路806は、IQ/極性変換器を含んでもよい。
FEM回路808は、アンテナアレイ811から受信したRF信号上で動作し、受信信号を増幅し、更に処理するために受信信号の増幅バージョンをRF回路806に提供するように構成された回路を含み得る受信信号経路を含んでもよい。FEM回路808はまた、アンテナアレイ811の1つ以上のアンテナ要素により送信されるためにRF回路806によって提供される、送信のための信号を増幅するように構成された回路を含み得る送信信号経路を含んでもよい。様々な実施形態では、送信又は受信信号経路を通じた増幅は、RF回路806のみにおいて、FEM回路808のみにおいて、又はRF回路806及びFEM回路808の両方において行われてもよい。
いくつかの実施形態では、FEM回路808は、送信モードと受信モード動作との間で切り替えるためのTX/RX切り替えを含んでもよい。FEM回路808は、受信信号経路及び送信信号経路を含み得る。FEM回路808の受信信号経路は、受信されたRF信号を増幅し、増幅された受信RF信号を出力として(例えば、RF回路806に)提供するためのLNAを含んでもよい。FEM回路808の送信信号経路は、(例えば、RF回路806によって提供される)入力RF信号を増幅するための電力増幅器(PA)と、アンテナアレイ811のうちの1つ以上のアンテナ要素による後続する送信のためにRF信号を生成するための1つ以上のフィルタとを含むことができる。
アンテナアレイ811は、各々が電気信号が空気中を進むように電波に変換し、受信した電波を電気信号に変換するように構成された、1つ以上のアンテナ要素を備える。例えば、ベースバンド回路810によって提供されるデジタルベースバンド信号は、1つ以上のアンテナ要素(図示せず)を含むアンテナアレイ811のアンテナ要素を介して増幅され送信されるアナログRF信号(例えば、変調波形)に変換される。アンテナ要素は、無指向性、指向性、又はこれらの組み合わせであってもよい。アンテナ要素は、既知のようにかつ/又は本明細書で説明されているように、多数の配列で形成されてもよい。アンテナアレイ811は、1つ以上のプリント回路基板の表面上に作製されるマイクロストリップアンテナ又はプリントアンテナを含み得る。アンテナアレイ811は、様々な形状の金属箔(例えば、パッチアンテナ)のパッチとして形成されてもよく、金属送信線などを使用してRF回路806及び/又はFEM回路808と結合されてもよい。
アプリケーション回路605/705のプロセッサ及びベースバンド回路810のプロセッサを使用して、プロトコルスタックの1つ以上のインスタンスの要素を実行することができる。例えば、ベースバンド回路810のプロセッサを単独で又は組み合わせて使用して、層3、層2、又は層1の機能を実行することができる一方で、アプリケーション回路605/705のプロセッサは、これらの層から受信したデータ(例えば、パケットデータ)を利用してもよく、更に層4の機能(例えば、TCP及びUDP層)を実行してもよい。本明細書で言及するように、層3は、以下に更に詳細に記載するRRC層を含んでもよい。本明細書で言及するように、層2は、以下に更に詳細に記載するMAC層、RLC層及びPDCP層を含んでもよい。本明細書で言及するように、層1は、以下に更に詳細に記載する、UE/RANノードのPHY層を含み得る。
図9は、様々な実施形態に従って、無線通信デバイスにおいて実施され得る様々なプロトコル機能を例示する。具体的には、図9は、様々なプロトコル層/エンティティ間の相互接続を示す構成900を含む。図9の以下の説明は、5G/NRシステム規格及びLTEシステム規格と連携して動作する様々なプロトコル層/エンティティについて提供されるが、図9の態様の一部又は全ては、他の無線通信ネットワークシステムにも適用可能であり得る。
配置900のプロトコル層は、図示されていない他の上位層機能に加えて、PHY910、MAC920、RLC930、PDCP940、SDAP947、RRC955、及びNAS層957のうちの1つ以上を含むことができる。プロトコル層は、2つ以上のプロトコル層の間の通信を提供することができる1つ以上のサービスアクセスポイント(例えば、図9の項目959,956,950,949,945,935,925及び915)を含むことができる。
PHY910は、1つ以上の他の通信デバイスとの間で受信又は送信され得る物理層信号905を送受信することができる。物理層信号905は、本明細書で説明したような、1つ以上の物理チャネルを含むことができる。PHY910は、リンク適応又は適応変調及び符号化(adaptive modulation and coding、AMC)、電力制御、(例えば、初期同期及びハンドオーバ目的のための)セル探索、並びに、RRC955などの上位層によって使用される他の測定を更に実行してもよい。PHY910は、また、トランスポートチャネル上のエラー検出、トランスポートチャネルの前方エラー訂正(forward error correction、FEC)符号化/復号、物理チャネルの変調/復調、インターリーブ、レートマッチング、物理チャネルへのマッピング、及びMIMOアンテナ処理を更に実行してもよい。実施形態では、PHY910のインスタンスは、1つ以上のPHY-SAP915を介してMAC920のインスタンスからの要求を処理し、インジケーションを提供することができる。いくつかの実施形態によれば、PHY-SAP915を介して通信される要求及びインジケーションは、1つ以上のトランスポートチャネルを含むことができる。
MAC920のインスタンスは、1つ以上のMAC-SAP925を介してRLC930のインスタンスからの要求を処理し、インスタンスにインジケーションを提供することができる。MAC-SAP925を介して通信されるこれらの要求及びインジケーションは、1つ以上の論理チャネルを含むことができる。MAC920は、論理チャネルとトランスポートチャネルとの間のマッピング、トランスポートチャネルを介してPHY910に配信されるTB上への1つ以上の論理チャネルからのMAC SDUの多重化、トランスポートチャネルを介してPHY910に配信されるTBから1つ以上の論理チャネルへのMAC SDUの逆多重化、TB上へのMAC SDUの多重化、スケジューリング情報報告、HARQによるエラー訂正、及び論理チャネル優先順位付けを実行することができる。
RLC930のインスタンスは、1つ以上の無線リンク制御サービスアクセスポイント(RLC-SAP)935を介してPDCP940のインスタンスからの要求を処理し、PDCPのインスタンスにインジケーションを提供することができる。RLC-SAP935を介して通信されるこれらの要求及びインジケーションは、1つ以上のRLCチャネルを含むことができる。RLC930は、透過モード(Transparent Mode、TM)、非確認モード(Unacknowledged Mode、UM)、及び確認モード(Acknowledged Mode、AM)を含む、複数の動作モードで動作することができる。RLC930は、上位層プロトコルデータユニット(PDU)の転送、AMデータ転送のための自動再送要求(automatic repeat request、ARQ)によるエラー訂正、並びに、UM及びAMデータ転送のためのRLC SDUの連結、分割、及び再組み立てを実行することができる。RLC930はまた、AMデータ転送のためのRLCデータPDUの再分割を実行し、UM及びAMデータ転送のためのRLCデータPDUを並べ替え、UM及びAMデータ転送のための複製データを検出し、UM及びAMデータ転送のためのRLC SDUを廃棄し、AMデータ転送のためのプロトコルエラーを検出し、RLC再確立を実行してもよい。
PDCP940のインスタンスは、RRC955のインスタンス及び/又はSDAP947のインスタンスへの要求を処理し、インジケーションを、1つ以上のパケットデータ統合プロトコルサービスアクセスポイント(PDCP-SAP)945を介して提供することができる。PDCP-SAP945を介して通信されるこれらの要求及びインジケーションは、1つ以上の無線ベアラを備え得る。PDCP940は、IPデータのヘッダ圧縮及び展開を実行し、PDCPシーケンス番号(SN)を維持し、下位層の再確立における上位層PDUのインシーケンス配信を実行し、RLC AM上にマッピングされた無線ベアラのための下位層の再確立における下位層SDUの複製を除去し、制御プレーンデータを暗号化及び解読し、制御プレーンデータの完全性保護及び完全性検証を実行し、データのタイマベースの廃棄を制御し、セキュリティ動作(例えば、暗号化、解読、完全性保護、完全性検証など)を実行することができる。
SDAP947のインスタンスは、1つ以上のSDAP-SAP949を介して、1つ以上の上位層プロトコルエンティティからの要求を処理し、インジケーションを提供することができる。SDAP-SAP949を介して通信されるこれらの要求及びインジケーションは、1つ以上のQoSフローを含むことができる。SDAP947は、QoSフローをDRBにマッピングすることができ、その逆も可能であり、DLパケット及びULパケット内のQFIをマークすることもできる。単一のSDAPエンティティ947は、個々のPDUセッションのために構成されてもよい。UL方向では、NG-RAN310は、反射マッピング、又は明示的マッピングの2つの異なる方法で、QoSフローのDRB(単数又は複数)へのマッピングを制御することができる。反射マッピングのために、UE301のSDAP947は、各DRBに対するDLパケットのQFIを監視してもよく、UL方向に流れるパケットに対して同じマッピングを適用することができる。DRBに関しては、UE301のSDAP947は、QoSフローID(単数又は複数)及びそのDRBに関するDLパケット内で観測されたPDUセッションに対応するQoSフロー(単数又は複数)に属するULパケットをマッピングすることができる。反射マッピングを有効にするために、NG-RAN510は、Uuインタフェース上のDLパケットをQoSフローIDでマークすることができる。明示的なマッピングは、RRC955がSDAP947をDRBマッピングルールに従う明示的なQoSフローで構成することを必要としてもよく、SDAP947はこれを記憶し、従うことができる。実施形態では、SDAP947は、NR実装でのみ使用されてもよく、LTE実装では使用されなくてもよい。
RRC955は、1つ以上の管理サービスアクセスポイント(M-SAP)を介して、PHY910、MAC920、RLC930、PDCP940、及びSDAP947の1つ以上のインスタンスを含み得る、1つ以上のプロトコル層の態様を構成し得る。実施形態では、RRC955のインスタンスは、1つ以上のRRC-SAP956を介して、1つ以上のNASエンティティ957からの要求を処理し、インジケーションを提供することができる。RRC955の主なサービス及び機能としては、システム情報(例えば、NASに関連するMIB又はSIBに含まれる)のブロードキャスト、アクセス層(access stratum、AS)に関するシステム情報のブロードキャスト、UE301とRAN310間のRRC接続のページング、確立、維持、及び解放(例えば、RRC接続ページング、RRC接続確立、RRC接続変更、RRC接続解放)、ポイントツーポイント無線ベアラの確立、構成、維持、及び解放、鍵管理を含むセキュリティ機能、無線アクセス技術(RAT)間モビリティ、並びにUE測定報告のための測定構成を挙げることができる。MIB及びSIBは、それぞれ個々のデータフィールド又はデータ構造を含むことができる1つ以上のIEを含んでもよい。
NAS957は、UE301とAMF521との間の制御プレーンの最上位層を形成してもよい。NAS957は、UE301とLTEシステムのP-GWとの間のIP接続性を確立及び維持するために、UE301のモビリティ及びセッション管理手順をサポートしてもよい。
様々な実施形態によれば、配置900の1つ以上のプロトコルエンティティは、上述のデバイス間の制御プレーン又はユーザプレーン通信プロトコルスタックに使用される、UE301、RANノード311、NR実装のAMF521又はLTE実装のMME421、NR実装のUPF502又はLTE実装のS-GW422及びP-GW423などで実装されてもよい。そのような実施形態では、UE301、gNB311、AMF521などのうちの1つ以上に実装され得る1つ以上のプロトコルエンティティは、そのような通信を実行するために、それぞれの下位層プロトコルエンティティのサービスを使用する別のデバイス内又は上に実装され得るそれぞれのピアプロトコルエンティティと通信することができる。いくつかの実施形態では、gNB311のgNB-CUは、1つ以上のgNB-DUの動作を制御するgNBのRRC955、SDAP947、及びPDCP940をホストすることができ、gNB311のgNB-DUは、gNB311のRLC930、MAC920、及びPHY910をそれぞれホストすることができる。
第1の例では、制御プレーンプロトコルスタックは、最上位層から最下位層の順に、NAS957、RRC955、PDCP940、RLC930、MAC920、及びPHY910を備えることができる。この実施例では、上位層960は、IP層961、SCTP962、及びアプリケーション層シグナリングプロトコル(AP)963を含むNAS957の上に構築することができる。
NR実装においては、AP963は、NG-RANノード311とAMF521との間に定義されるNGインタフェース313に対するNGアプリケーションプロトコル層(NGAP若しくはNG-AP)963であってもよく、又はAP963は、2つ以上のRANノード311の間に定義されるXnインタフェース312に対するXnアプリケーションプロトコル層(XnAP若しくはXn-AP)963であってもよい。
NG-AP963は、NGインタフェース313の機能をサポートしてもよく、エレメンタリープロシージャ(Elementary Procedures)(EP)を含んでもよい。NG-AP EPは、NG-RANノード311とAMF521との間の相互作用の単位であってよい。NG-AP963サービスは、UEに関連付けられたサービス(例えば、UE301に関連付けられたサービス)及び非UE関連サービス(例えば、NG-RANノード311とAMF521との間のNGインタフェースインスタンス全体に関連するサービス)の2つのグループを含み得る。これらのサービスは、これらに限定されないが、NG-RANノード311に特定のページングエリアに関わるページング要求を送信するためのページング機能、AMF521がAMF521及びNG-RANノード311内にUEコンテキストを確立、修正、及び/又は解放することを可能にするためのUEコンテキスト管理機能、NG-RAN内のモビリティをサポートするシステム内HO及び、EPSシステムとの間のモビリティをサポートするシステム間HOのための、ECM接続モードにあるUE301のためのモビリティ機能、UE301とAMF521との間でNASメッセージを伝送又は再ルーティングするためのNASシグナリング伝送機能、AMF521とUE301との間の関連性を判定するためのNASノード選択機能、NGインタフェースを設定し、NGインタフェースを介してエラーを監視するためのNGインタフェース管理機能(単数又は複数)、NGインタフェースを介して警告メッセージを転送し、又は進行中の警告メッセージのブロードキャストをキャンセルする手段を提供するための警告メッセージ送信機能、RAN構成情報(例えば、SON情報、性能測定(PM)データなど)をCN320を介して2つのRANノード311間で要求し転送する、構成転送機能(Configuration Transfer function)などの機能を含んでもよい。
XnAP963は、Xnインタフェース312の機能をサポートすることができ、XnAP基本モビリティ手順及びXnAPグローバル手順を含んでもよい。XnAP基本モビリティ手順は、ハンドオーバ準備及びキャンセル手順、SNステータス転送手順、UEコンテキスト検索及びUEコンテキスト解放手順、RANページング手順、デュアルコネクティビティ関連手順など、NG RAN311(又はE-UTRAN410)内でUEモビリティを処理するために使用される手順を含むことができる。XnAPグローバル手順は、Xnインタフェースセットアップ手順及びリセット手順、NG-RAN更新手順、セル活性化手順など、特定のUE301に関連しない手順を含み得る。
LTE実装においては、AP963は、E-UTRANノード311とMMEとの間に定義されるS1インタフェース313に対するS1アプリケーションプロトコル層(S1-AP)963であってもよく、又はAP963は、2つ以上のE-UTRANノード311の間に定義されるX2インタフェース312に対するX2アプリケーションプロトコル層(X2AP又はX2-AP)963であってもよい。
S1アプリケーションプロトコル層(S1-AP)963は、S1インタフェースの機能をサポートすることができ、前述のNG-APと同様に、S1-APは、S1-APEPを含むことができる。S1-AP EPは、E-UTRANノード311とLTE CN320内のMME421との間の相互作用の単位とすることができる。S1-AP963サービスは、UEに関連付けられたサービス及び非UE関連サービスの2つのグループを含んでもよい。これらのサービスは、E-UTRAN無線アクセスベアラ(E-UTRAN Radio Access Bearer、E-RAB)管理、UE能力インジケーション、モビリティ、NASシグナリング伝送、RAN情報管理(RAN Information Management、RIM)、及び構成転送を含むが、これらに限定されない機能を実行する。
X2AP963は、X2インタフェース312の機能をサポートすることができ、X2AP基本モビリティ手順及びX2APグローバル手順を含むことができる。X2AP基本モビリティ手順は、ハンドオーバ準備及びキャンセル手順、SNステータス転送手順、UEコンテキスト検索及びUEコンテキスト解放手順、RANページング手順、デュアルコネクティビティ関連手順など、E-UTRAN320内でUEモビリティを処理するために使用される手順を含み得る。X2APグローバル手順は、X2インタフェースセットアップ及びリセット手順、負荷インジケーション手順、エラーインジケーション手順、セルアクティブ化手順など、特定のUE301に関連しない手順を含み得る。
SCTP層(或いはSCTP/IP層と呼ばれる)962は、アプリケーション層メッセージ(例えば、NR実装におけるNGAP若しくはXnAPメッセージ、又はLTE実装におけるS1-AP若しくはX2APメッセージ)の保証された配信を提供することができる。SCTP962は、IP961によってサポートされるIPプロトコルに部分的に基づいて、RANノード311とAMF521/MME421との間のシグナリングメッセージの信頼できる配信を保証することができる。インターネットプロトコル層(IP)961は、パケットアドレス指定及びルーティング機能を実行するために使用され得る。いくつかの実装形態では、IP層961は、PDUを配信及び伝達するためにポイントツーポイント送信を使用することができる。これに関して、RANノード311は、情報を交換するためにMME/AMFとのL2及びL1層通信リンク(例えば、有線又は無線)を備えてもよい。
第2の例では、ユーザプレーンプロトコルスタックは、最上位層から最下位層の順に、SDAP947、PDCP940、RLC930、MAC920、及びPHY910を備えることができる。ユーザプレーンプロトコルスタックは、NR実装では、UE301、RANノード311及びUPF502の間の通信のために、又、LTE実装では、S-GW422とP-GW423との間で使用されてもよい。この例では、上位層951は、SDAP947の上に構築されてもよく、ユーザデータグラムプロトコル(UDP)及びIPセキュリティ層(UDP/IP)952、ユーザプレーン層(GTP-U)のための汎用パケット無線サービス(GPRS)トンネリングプロトコル953、及びユーザプレーンPDU層(UP PDU)963を含んでもよい。
トランスポートネットワーク層954(「トランスポート層」とも呼ばれる)はIPトランスポート上に構築されてもよく、UDP/IP層952(UDP層及びIP層を含む)の上にGTP-U953を使用して、ユーザプレーンPDU(UP-PDU)を搬送してもよい。IP層(「インターネット層」とも呼ばれる)は、パケットアドレス指定及びルーティング機能を実行するために使用されてもよい。IP層は、例えば、IPv4、IPv6、又はPPPフォーマットのうちのいずれかにおいて、IPアドレスをユーザデータパケットに割り当てることができる。
GTP-U953は、GPRSコアネットワーク内及び無線アクセスネットワークとコアネットワークとの間にユーザデータを運ぶために使用され得る。伝送されるユーザデータは、例えば、IPv4、IPv6、又はPPPフォーマットのうちのいずれかのパケットであってもよい。UDP/IP952は、データ完全性のチェックサム、ソース及び宛先で異なる機能に対処するためのポート番号、並びに選択されたデータフロー上の暗号化及び認証を提供することができる。RANノード311及びS-GW422は、L1層(例えば、PHY910)、L2層(例えば、MAC920、RLC930、PDCP940、及び/又はSDAP947)、UDP/IP層952、及びGTP-U953を含むプロトコルスタックを介してユーザプレーンデータを交換するためにS1-Uインタフェースを利用することができる。S-GW422及びP-GW423は、S5/S8aインタフェースを利用して、L1層、L2層、UDP層/IP層952、及びGTP-U953を含むプロトコルスタックを介してユーザプレーンデータを交換することができる。前述したように、NASプロトコルは、UE301とP-GW423との間のIP接続を確立及び維持するために、UE301のモビリティ及びセッション管理手順をサポートすることができる。
更に、図9には示されていないが、AP963及び/又はトランスポートネットワーク層954の上にアプリケーション層が存在してもよい。アプリケーション層は、UE301、RANノード311、又は他のネットワーク要素のユーザが、例えば、アプリケーション回路605又はアプリケーション回路705によってそれぞれ実行されるソフトウェアアプリケーションと相互作用する層であってもよい。アプリケーション層はまた、UE301又はベースバンド回路810などのRANノード311の通信システムと相互作用するためのソフトウェアアプリケーションのための1つ以上のインタフェースを提供してもよい。いくつかの実装形態では、IP層及び/又はアプリケーション層は、開放型システム間相互接続(OSI)モデル(例えば、OSI層7-アプリケーション層、OSI層6-プレゼンテーション層、及びOSI層5-セッション層)の層5~7又はその一部と同じ又は類似の機能を提供することができる。
図10は、様々な実施形態によるコアネットワークの構成要素を示す。CN420の構成要素は、機械可読媒体又はコンピュータ可読媒体(例えば、非一時的機械可読記憶媒体)から命令を読み取って実行するための構成要素を含む、単一の物理ノード又は別個の物理ノードに実装されてもよい。実施形態では、CN520の構成要素は、CN420の構成要素に関して本明細書で説明したのと同じ又は同様の方法で実装されてもよい。いくつかの実施形態では、NFVを利用して、1つ以上のコンピュータ可読記憶媒体(以下で更に詳細に説明する)に格納された実行可能命令を介して、上述のネットワークノード機能のいずれか又は全てを仮想化する。CN420の論理インスタンス化は、ネットワークスライス1001と呼ばれることがあり、CN420の個々の論理インスタンス化は、特定のネットワーク能力及びネットワーク特性を提供することができる。CN420の一部分の論理インスタンス化は、ネットワークサブスライス1002と呼ぶことができる(例えば、ネットワークサブスライス1002は、P-GW423及びPCRF426を含むように示されている)。
本明細書で使用するとき、用語「インスタンス化する」、「インスタンス化」などは、インスタンスの作成を指すことができ、「インスタンス」は、例えば、プログラムコードの実行中に発生し得るオブジェクトの具体的な発生を指すことができる。ネットワークインスタンスは、異なるIPドメイン又は重複しているIPアドレスの場合にトラフィック検出及びルーティングに使用され得るドメインを識別する情報を指し得る。ネットワークスライスインスタンスは、ネットワーク機能(NF)インスタンス及びネットワークスライスを展開するために必要なリソース(例えば、計算、ストレージ、及びネットワーキングリソース)のセットを指すことができる。
5Gシステム(例えば、図5を参照されたい)に関して、ネットワークスライスは常にRAN部分とCN部分とを含む。ネットワークスライシングのサポートは、異なるスライスに対するトラフィックが異なるPDUセッションによって扱われるという原理に依存する。ネットワークは、スケジューリングによって、また異なるL1/L2構成を提供することによって、異なるネットワークスライスを実現することができる。UE501は、NASによって提供されている場合に、適切なRRCメッセージにおけるネットワークスライス選択のための支援情報を提供する。ネットワークは、多数のスライスをサポートすることができるが、UEは、8スライスを同時にサポートする必要はない。
ネットワークスライスは、CN520制御プレーン及びユーザプレーンNF、サービングPLMN内のNG-RAN510、及びサービングPLMN内のN3IWF機能を含み得る。個々のネットワークスライスは、異なるS-NSSAIを有してもよく、及び/又は異なるSSTを有してもよい。NSSAIは、1つ以上のS-NSSAIを含み、各ネットワークスライスは、S-NSSAIによって一意に識別される。ネットワークスライスは、サポートされる機能及びネットワーク機能の最適化について異なり得、及び/又は複数のネットワークスライスインスタンスは、UE501の異なるグループ(例えば、企業ユーザ)について同じサービス/機能を配信し得る。例えば、個々のネットワークスライスは、異なるコミットされたサービスを配信してもよく、及び/又は特定の顧客又は企業専用であってもよい。この実施例では、各ネットワークスライスは、同じSSTを有するが異なるスライス微分子を有した、異なるNSSAIを有し得る。更に、単一のUEは、5G ANを介して同時に1つ以上のネットワークスライスインスタンスでサービスされ、8つの異なるS-NSSAIに関連付けられ得る。更に、個々のUE501にサービス提供するAMF521インスタンスは、そのUEにサービス提供するネットワークスライスインスタンスの各々に属し得る。
NG-RAN510におけるネットワークスライシングは、RANスライス認識を含む。RANスライス認識は、事前構成された異なるネットワークスライスに関するトラフィックの微分された処理を含む。NG-RAN510におけるスライス認識は、PDUセッションリソース情報を含む全てのシグナリングにおいて、PDUセッションに対応するS-NSSAIを示すことによって、PDUセッションレベルで導入される。NG-RAN510が、NG-RAN機能(例えば、各スライスを含むネットワーク機能のセット)の観点からスライス有効化をサポートする方法は、実装形態に依存する。NG-RAN510は、UE501又は5GC520によって提供される支援情報を使用してネットワークスライスのRAN部分を選択し、これは、PLMN内の事前構成されたネットワークスライスのうちの1つ以上を曖昧さなく識別する。NG-RAN510はまた、SLAに従ってスライス間のリソース管理及びポリシー施行をサポートする。単一のNG-RANノードは、複数のスライスをサポートすることができ、NG-RAN510はまた、各サポートされたスライスに対して、実施されているSLAの適切なRRMポリシーを適用してもよい。NG-RAN510はまた、スライス内でQoS差別化をサポートすることができる。
NG-RAN510はまた、利用可能な場合、初期アタッチ中にAMF521を選択するためのUE支援情報を使用してもよい。NG-RAN510は、初期NASをAMF521にルーティングするために支援情報を使用する。NG-RAN510が支援情報を使用してAMF521を選択できない場合、又はUE501がそのような情報を全く提供しない場合、NG-RAN510は、AMF521のプールの中にあり得るデフォルトAMF521にNASシグナリングを送信する。後続のアクセスのために、UE501は、5GC520によってUE501に割り当てられた一時的ID(temp ID)を提供して、一時的IDが有効である限り、NG-RAN510がNASメッセージを適切なAMF521にルーティングすることを可能にする。NG-RAN510は、一時的IDに関連付けられたAMF521を認識し、それに到達することができる。そうでなければ、初期アタッチのための方法が当てはまる。
NG-RAN510は、スライス間のリソース分離をサポートする。NG-RAN510リソース分離は、RRMポリシー及び保護機構によって達成されてもよく、これは、1つのスライスが別のスライスのためのサービスレベル合意を破る場合に共有リソースの不足を回避する必要がある。いくつかの実装形態では、NG-RAN510リソースを特定のスライスに完全に専用にすることが可能である。NG-RAN510がリソース分離をサポートする方法は、実装形態に依存する。
いくつかのスライスは、ネットワークの一部でのみ利用可能であってもよい。その隣接セルのセル内でサポートされるスライスのNG-RAN510の認識は、接続モードでの周波数間モビリティに有益であり得る。スライス可用性は、UEの登録エリア内で変化しないようにできる。NG-RAN510及び5GC520は、所与の領域で利用可能であってもなくてもよいスライスのサービス要求を処理する役割を果たす。スライスへのアクセスの承認又は拒否は、スライスのサポート、リソースの可用性、NG-RAN510による要求されたサービスのサポートなどの要因に依存し得る。
UE501は、複数のネットワークスライスと同時に関連付けられてもよい。UE501が複数のスライスに同時に関連付けられている場合、1つのシグナリング接続のみが維持され、周波数内セル再選択のために、UE501は最良のセルにキャンプするように試みる。周波数間セル再選択に対して、UE501がキャンプしている周波数を制御するために、専用の優先度を使用することができる。5GC520は、UE501がネットワークスライスにアクセスする権利を有することを検証することになる。初期コンテキストセットアップ要求メッセージを受信する前に、NG-RAN510は、UE501がアクセスを要求している特定のスライスの認識に基づいて、いくつかの暫定/ローカルポリシーを適用することを許可され得る。初期コンテキスト設定中、NG-RAN510は、リソースが要求されているスライスについて通知される。
NFVアーキテクチャ及びインフラストラクチャは、1つ以上のNFを仮想化するために使用されてもよく、代替的に専有ハードウェアによって実行されて、業界標準のサーバハードウェア、記憶ハードウェア、又はスイッチの組み合わせを含む物理リソース上に仮想化されてもよい。言い換えれば、NFVシステムを使用して、1つ以上のEPC構成要素/機能の仮想の又は再構成可能な実装を実行することができる。
図11は、NFVをサポートするためのシステム1100のいくつかの例示的実施形態に係る構成要素を示すブロック図である。システム1100は、VIM1102、NFVI1104、VNFM1106、VNF1108、EM1110、NFVO1112、及びNM1114を含むものとして示されている。
VIM1102は、NFVI1104のリソースを管理する。NFVI1104は、システム1100を実行するために使用される物理リソース又は仮想リソース及びアプリケーション(ハイパーバイザを含む)を含むことができる。VIM1102は、NFVI1104による仮想リソースのライフサイクル(例えば、1つ以上の物理リソースに関連付けられたVMの生成、維持、及び解体)を管理し、VMインスタンスを追跡し、VMインスタンス及び関連する物理リソースの性能、障害、及びセキュリティを追跡し、VMインスタンス及び関連する物理リソースを他の管理システムに露出することができる。
VNFM1106は、VNF1108を管理することができる。VNF1108を使用して、EPC構成要素/機能を実行することができる。VNFM1106は、VNF1108のライフサイクルを管理し、VNF1108の仮想態様の性能、障害、及びセキュリティを追跡してもよい。EM1110は、VNF1108の機能的態様の性能、障害、及びセキュリティを追跡することができる。VNFM1106及びEM1110からの追跡データは、例えば、VIM1102又はNFVI1104によって使用される性能測定PMデータを含んでもよい。VNFM1106及びEM1110の両方は、システム1100のVNFの量をスケールアップ/ダウンすることができる。
NFVO1112は、要求されたサービスを提供するために(例えば、EPC機能、構成要素、又はスライスを実行するために)、NFVI1104のリソースを調整、認可、解放、及び予約することができる。NM1114は、ネットワークの管理の責任を有するエンドユーザ機能のパッケージを提供することができ、これは、VNF、非仮想化ネットワーク機能、又はその両方を有するネットワーク要素を含んでもよい(VNFの管理は、EM1110を介して行われてもよい)。
図12は、いくつかの例示的実施形態による、機械可読媒体又はコンピュータ可読媒体(例えば、非一時的機械可読記憶媒体)から命令を読み取り、本明細書で論じる方法論のうちのいずれか1つ以上を実行することができる構成要素を示すブロック図である。具体的には、図12は、1つ以上のプロセッサ(又はプロセッサコア)1210、1つ以上のメモリ/記憶装置1220、及び1つ以上の通信リソース1230を含み、各々が、バス1240を介して通信可能に結合され得るハードウェアリソース1200の図式表現を示す。ノード仮想化(例えば、NFV)が利用される実施形態では、ハイパーバイザ1202が、ハードウェアリソース1200を利用するための1つ以上のネットワークスライス/サブスライスの実行環境を提供するために実行されてもよい。
プロセッサ1210は、例えば、プロセッサ1212及びプロセッサ1214を含み得る。プロセッサ1210(単数又は複数)は、例えば、中央処理装置(CPU)、縮小命令セットコンピューティング(RISC)プロセッサ、複合命令セットコンピューティング(CISC)プロセッサ、グラフィック処理ユニット(GPU)、DSP、例えばベースバンドプロセッサ、ASIC、FPGA、高周波集積回路(RFIC)、(本明細書で論じたものを含む)別のプロセッサ、又はこれらの任意の好適な組み合わせであり得る。
メモリ/記憶装置1220は、メインメモリ、ディスクストレージ、又はそれらの任意の好適な組み合わせを含むことができる。メモリ/記憶装置1220としては、ダイナミックランダムアクセスメモリ(DRAM)、スタティックランダムアクセスメモリ(SRAM)、消去可能プログラマブル読み出し専用メモリ(EPROM)、電気的消去可能プログラマブル読み出し専用メモリ(EEPROM)、フラッシュメモリ、ソリッドステートストレージなどの任意の種類の揮発性又は不揮発性メモリを含んでもよいが、これらに限定されない。
通信リソース1230は、ネットワーク1208を介して1つ以上の周辺機器1204又は1つ以上のデータベース1206と通信するための、相互接続又はネットワークインタフェースコンポーネント又は他の好適なデバイスを含み得る。例えば、通信リソース1230は、(例えば、USBを介した結合のための)有線通信構成要素、セルラ通信構成要素、NFC構成要素、Bluetooth(登録商標)又は、Bluetooth(登録商標)Low Energy構成要素、WiFi(登録商標)構成要素、及び他の通信構成要素を含み得る。
命令1250は、プロセッサ1210の少なくともいずれかに、本明細書で論じる方法論のうちの任意の1つ以上を実行させるための、ソフトウェア、プログラム、アプリケーション、アプレット、アプリ、又は他の実行可能コードを含んでもよい。命令1250は、完全に又は部分的に、プロセッサ1210(例えば、プロセッサのキャッシュメモリ内に)、メモリ/記憶装置1220、又はそれらの任意の好適な組み合わせのうちの少なくとも1つの中に存在してもよい。更に、命令1250の任意の部分は、周辺機器1204又はデータベース1206の任意の組み合わせからハードウェアリソース1200に転送されてもよい。したがって、プロセッサ1210のメモリ、メモリ/記憶装置1220、周辺機器1204、及びデータベース1206は、コンピュータ可読媒体及び機械可読媒体の例である。
手順例
いくつかの実施形態では、図3~12、又は本明細書の何らかの他の図の電子デバイス、ネットワーク、システム、チップ若しくは構成要素、又はその一部若しくは実装は、本明細書に記載の1つ以上のプロセス、技術、若しくは方法、又はその一部を実行するように構成され得る。そのようなプロセスの一例を、図13に示す。例えば、プロセスは、動作1302において、送信構成指示(TCI)状態変更コマンドを含むメッセージを受信することを含んでもよい。プロセスは、動作1304において、TCI状態変更コマンドに基づいて、新しいTCI状態へのTCI状態変更を実行することを更に含む。
いくつかの実施形態では、TCI状態変更コマンドは、媒体アクセス制御(MAC)制御要素(CE)又はダウンリンク制御情報(DCI)に含まれる。
TCI状態変更は、時間オフセット/周波数オフセット(TO/FO)が既知であるか未知であるか、及び受信(Rx)ビームが既知であるか未知であるかに基づいて遅延を有し得る。いくつかの実施形態では、新しいTCI状態に関して時間オフセット/周波数オフセット(TO/FO)が既知であり、受信(Rx)ビームが既知であり、Rxビーム改良及びTO/FO取得は行われない。いくつかの実施形態では、新しいTCI状態についてTO/FOは未知であり、Rxビームは既知であり、TO/FO取得が実行され、Rxビーム改良は実行されない。いくつかの実施形態では、新しいTCI状態についてTO/FOは既知であり、Rxビームは未知であり、TO/FO取得は実行されず、Rxビーム改良は実行される。いくつかの実施形態では、新しいTCI状態についてTO/FOは未知であり、Rxビームは未知であり、TO/FO取得が実行され、Rxビーム改良は実行される。
1つ以上の実施形態については、前述の図のうちの1つ以上に記載されている構成要素のうちの少なくとも1つは、以下の例示的なセクションに記載されているような1つ以上の動作、技術、プロセス、及び/又は方法を実行するように構成され得る。例えば、前述の図のうちの1つ以上に関連して上述したベースバンド回路は、以下に記載される例のうちの1つ以上に従って動作するように構成されてもよい。別の例として、前述の図のうちの1つ以上に関連して上述したようなUE、基地局、ネットワーク要素などに関連付けられた回路は、例示的なセクションにおいて以下に記載される例のうちの1つ以上に従って動作するように構成され得る。
図14は、いくつかの例示的な実施形態による、ユーザ機器(UE)によってTCI状態を変更するための別の例示的な方法を示すブロック図である。例えば、方法は、動作1402において、ネットワークからTCI状態変更コマンドを含む第1のメッセージを受信することを含み得る。方法は、動作1404において、第1のメッセージに基づいて、新しいTCI状態の時間オフセット/周波数オフセット(TO/FO)及び受信(Rx)ビームがUEによって知られているかどうかを判定することを更に含む。方法は、動作1406において、判定に基づいて、新しいTCI状態で基準信号を受信するために準備されるUEの時間遅延を計算する(又は決定する)ことを更に含む。方法は、動作1408において、新しいTCI状態に関連付けられた基準信号を受信するように準備されるUEの時間遅延を示す第2のメッセージを生成することと、動作1304において、第2のメッセージをネットワークに送信することとを更に含む。
図13~図14のステップ及び/又は機能は、アプリケーション回路605又は705、ベースバンド回路610又は710、及び/又はプロセッサ1214によって少なくとも部分的に実行され得る。
上述したように、本技術の態様は、例えば、機能を改善又は強化するために、様々なソースから入手可能なデータを収集及び使用することを含み得る。本開示は、いくつかの例において、この収集されたデータが、特定の人を一意に特定する個人情報データ、又は特定の人に連絡する若しくはその所在を突き止めるために使用できる個人情報データを含み得ることを考察する。そのような個人情報データは、人口統計データ、位置ベースのデータ、電話番号、電子メールアドレス、ツイッターID、住所、ユーザの健康又はフィットネスレベル(例えば、バイタルサイン測定、服薬情報、運動情報)に関するデータ若しくは記録、誕生日、又は任意の他の識別情報若しくは個人情報を含むことができる。本開示は、本技術におけるそのような個人情報データの使用がユーザの利益になる使用であり得る点を認識するものである。
本開示は、そのような個人情報データの収集、分析、開示、伝送、記憶、又は他の使用に関与するエンティティが、確固たるプライバシーポリシー及び/又はプライバシー慣行を遵守するものとなることを想到する。具体的には、そのようなエンティティは、個人情報データを秘密として厳重に保守するための、業界又は政府の要件を満たしているか又は上回るものとして一般に認識されている、プライバシーのポリシー及び慣行を実施し、一貫して使用するべきである。そのようなポリシーは、ユーザによって容易にアクセス可能とするべきであり、データの収集及び/又は使用が変化するにつれて更新されるべきである。ユーザからの個人情報は、そのエンティティの合法的かつ正当な使用のために収集されるべきであり、それらの合法的使用を除いては、共有又は販売されるべきではない。更には、そのような収集/共有は、ユーザに告知して同意を得た後にのみ実施されるべきである。更には、そのようなエンティティは、そのような個人情報データへのアクセスを保護して安全化し、その個人情報データへのアクセスを有する他者が、それらのプライバシーポリシー及び手順を遵守することを保証するための、あらゆる必要な措置を講じることを考慮するべきである。更には、そのようなエンティティは、広く受け入れられているプライバシーのポリシー及び慣行に対する自身の遵守を証明するために、第三者による評価を自らが受けることができる。更には、ポリシー及び慣行は、収集及び/又はアクセスされる具体的な個人情報データのタイプに適合されるべきであり、また、管轄権固有の考慮事項を含めた、適用可能な法令及び規格に適合されるべきである。例えば、米国では、特定の健康データの収集又はアクセスは、医療保険の相互運用性と説明責任に関する法律(Health Insurance Portability and Accountability Act;HIPAA)などの、連邦法及び/又は州法によって管理することができ、その一方で、他国における健康データは、他の規制及びポリシーの対象となり得るものであり、それに従って対処されるべきである。それゆえ、各国において、異なる個人データのタイプに関して異なるプライバシー慣行が保たれるべきである。
前述のことがらにも関わらず、本開示はまた、個人情報データの使用又は個人情報データへのアクセスを、ユーザが選択的に阻止する実施形態も想到する。すなわち、本開示は、そのような個人情報データへのアクセスを防止又は阻止するように、ハードウェア要素及び/又はソフトウェア要素を提供することができると想到する。例えば、本技術は、ユーザが、例えばサービスの登録中又はその後のいつでも、個人情報データの収集への参加の「オプトイン」又は「オプトアウト」を選択することを可能にするように構成されていることが可能である。「オプトイン」及び「オプトアウト」の選択肢を提供することに加えて、本開示は、個人情報のアクセス又は使用に関する通知を提供することを想到する。例えば、ユーザの個人情報データにアクセスすることとなるアプリのダウンロード時にユーザに通知され、その後、個人情報データがアプリによってアクセスされる直前に再びユーザに注意してもよい。
更には、本開示の意図は、個人情報データを、非意図的若しくは無許可アクセス又は使用の危険性を最小限に抑える方法で、管理及び処理するべきであるという点である。データの収集を制限し、データがもはや必要とされなくなった時点で削除することによって、危険性を最小限に抑えることができる。更には、適用可能な場合、特定の健康関連アプリケーションを含めて、ユーザのプライバシーを保護するために、データの非特定化を使用することができる。非特定化は、適切な場合には、特定の識別子(例えば、生年月日など)を除去すること、記憶されたデータの量又は特異性を制御すること(例えば、位置データを住所レベルよりも都市レベルで収集すること)、データがどのように記憶されるかを制御すること(例えば、データをユーザ全体にわたって集約すること)及び/又は他の方法によって、容易にすることができる。
それゆえ、本開示は、1つ以上の様々な開示された実施形態を実施するための、個人情報データの使用を広範に網羅し得るものであるが、本開示はまた、様々な実施形態を、そのような個人情報データにアクセスすることを必要とせずに実施することも可能であることを想到する。すなわち、本技術の様々な実施形態は、そのような個人情報データの全て又は一部分が欠如することにより、実施不可能となるものではない。
実施例
実施例1は、UEからの測定報告の有効時間を決定又は使用することを含む方法を含んでもよく、有効時間は、UEによってサポートされる電力クラスに依存する。
実施例2は、MAC CEベースのTCI状態切り替えが既知のRxビーム、既知のTO/FOに対するものである場合、UE挙動:UEは、RXビーム改良を実行せず、時間/周波数オフセット取得を実行しない、ネットワーク挙動:gNBは、THARQ+3ms後に新しいTCI状態を使用して送信することができることを含み得る。
実施例3は、MAC CEベースのTCI状態切り替えが既知のRxビーム、未知のTO/FOに対するものである場合、UE挙動:UEは、新しいTCI状態に対して時間/周波数オフセット取得を実行し、RXビーム改良を実行しない、ネットワーク挙動:gNBは、THARQ+TACQ-TO,FO+3ms後に新しいTCI状態を使用して送信することができることを含み得る。
実施例4は、MAC CEベースのTCI状態切り替えが未知のRxビーム、既知のTO/FOに対するものである場合、UE挙動:UEは、RXビーム改良を実行し、時間/周波数オフセット取得を実行しない、ネットワーク挙動:gNBは、THARQ+TACQ-Rxビーム+3ms後に新しいTCI状態を使用して送信することができることを含み得る。
実施例5は、MAC CEベースのTCI状態切り替えが未知のRxビーム、未知のTO/FOに対するものである場合、UE挙動:UEは、RXビーム改良を実行し、時間/周波数オフセット取得を実行し、ネットワーク挙動:gNBは、THARQ+max(TACQ-Rxビーム+TACQ-Rxビーム)+3ms後に新しいTCI状態を使用して送信することができることを含み得る。
実施例6は、FR1において、MAC CEベースのTCI状態切り替えが、既知のTO/FOに対するものである場合、UE挙動:UEは、時間/周波数オフセット取得を実行しない、ネットワーク挙動:gNBは、THARQ+3ms後に新しいTCI状態を使用して送信することができることを含み得る。
実施例7は、FR1において、MAC CEベースのTCI状態切り替えが未知のTO/FOに対するものである場合、UE挙動:UEは、新しいTCI状態に対して時間/周波数オフセット取得を実行し、ネットワーク挙動:gNBは、THARQ+TACQ-TO,FO+3ms後に新しいTCI状態を使用して送信することができることを含み得る。
実施例8は、DCIベースのTCI状態切り替えが既知のRxビーム、既知のTO/FOに対するものである場合、UE挙動:UEは、RXビーム改良を実行せず、時間/周波数オフセット取得を実行しない、ネットワーク挙動:gNBは、timeDurationForQCL後に新しいTCI状態を使用して送信することができることを含み得る。
実施例9は、DCIベースのTCI状態切り替えが既知のRxビーム、未知のTO/FOに対するものである場合、UE挙動:UEは、新しいTCI状態に対して時間/周波数オフセット取得を実行し、Rxビーム改良を実行しない、ネットワーク挙動:gNBは、TACQ-TO,FO+timeDurationForQCL後に新しいTCI状態を使用して送信することができることを含み得る。
実施例10は、DCIベースのTCI状態切り替えが未知のRxビーム、既知のTO/FOに対するものである場合、UE挙動:UEは、RXビーム改良を実行し、時間/周波数オフセット取得を実行しない、ネットワーク挙動:gNBは、TACQ-Rxビーム+timeDurationForQCL後に新しいTCI状態を使用して送信することができることを含み得る。
実施例11は、DCIベースのTCI状態切り替えが未知のRxビーム、未知のTO/FOに対するものである場合、UE挙動:UEは、RXビーム改良を実行し、時間/周波数オフセット取得を実行し、ネットワーク挙動:gNBは、max(TACQ-TO,FO,TACQ-Rxビーム)+timeDurationForQCL後に新しいTCI状態を使用して送信することができることを含み得る。
実施例12は、FR1において、DCIベースのTCI状態切り替えが、既知のTO/FOに対するものである場合、UE挙動:UEは、時間/周波数オフセット取得を実行しない、ネットワーク挙動:gNBは、timeDurationForQCL後に新しいTCI状態を使用して送信することができることを含み得る。
実施例13は、DCIベースのTCI状態切り替えが未知のTO/FOに対するものである場合、UE挙動:UEは、新しいTCI状態に対して時間/周波数オフセット取得を実行し、ネットワーク挙動:gNBは、TACQ-TO,FO+timeDurationForQCL後に新しいTCI状態を使用して送信することができることを含み得る。
実施例14は、UEが新しいTCI状態に切り替わるためにRxビームを取得する必要がないように、測定値の有効性を保証する一定の時間内にUEによって測定及び報告されるTCI状態へのTCI状態変更を、ネットワークがアクティブ化することを含み得る。
実施例15は、UEが新しいTCI状態のためにTO/FOを取得する必要がないように、UEがTCI状態変更をアクティブ化する前に、ターゲットTCI状態のTO/FOを取得するように、ネットワークがTRS/SSBを構成することを含み得る。
実施例16は、ネットワークが、新しいTCI状態のための低MCSを構成し、新しいTCI状態をアクティブ化した後に、TO/FO取得及びRxビーム改良のためのリソースを構成することを含み得る。
実施例17は、アクティブなTCI状態又はRRC構成されたTCI状態がUEによって追跡されているかどうかを示す新しいシグナリングを含んでもよい。
実施例18は、
送信構成指示(TCI)状態変更コマンドを含むメッセージを受信することと、
TCI状態変更コマンドに基づいて、新しいTCI状態へのTCI状態変更を実行することと
を含む方法を含む。
実施例19は、実施例18の方法及び/又は本明細書におけるいくつかの他の実施例を含み、TCI状態変更コマンドは、媒体アクセス制御(MAC)制御要素(CE)又はダウンリンク制御情報(DCI)に含まれる。
実施例20は、本明細書における実施例18及び/又はいくつかの他の実施例を含み、新しいTCI状態に関して時間オフセット/周波数オフセット(TO/FO)が既知であり、受信(Rx)ビームが既知であり、Rxビーム改良及びTO/FO取得は行われない。
実施例21は、実施例18及び/又は本明細書におけるいくつかの他の実施例の方法を含み、新しいTCI状態についてTO/FOは未知であり、Rxビームは既知であり、TO/FO取得が実行され、Rxビーム改良は実行されない。
実施例22は、実施例18及び/又は本明細書におけるいくつかの他の実施例の方法を含み、新しいTCI状態についてTO/FOは既知であり、Rxビームは未知であり、TO/FO取得は実行されず、Rxビーム改良は実行される。
実施例23は、実施例18及び/又は本明細書におけるいくつかの他の実施例の方法を含み、新しいTCI状態についてTO/FOは未知であり、Rxビームは未知であり、TO/FO取得が実行され、Rxビーム改良は実行される。
実施例24は、実施例17~実施例23のいずれかの方法、及び/又は本明細書における何らかの他の実施例を含むことができ、方法は、ユーザ機器(UE)又はその一部によって実行される。
実施例Z01は、実施例1~24のいずれかに記載の、若しくはこれらに関連する方法、又は本明細書に記載のいずれかの他の方法若しくはプロセス、の1つ以上の要素を実行する手段を含む装置を含むことができる。
実施例Z02は、命令を含む1つ以上の非一時的コンピュータ可読媒体であって、電子デバイスの1つ以上のプロセッサによって命令が実行されると、命令は電子デバイスに、実施例1~24のいずれかに記載の、若しくはこれらに関連する方法、又は本明細書に記載のいずれかの他の方法若しくはプロセス、の1つ以上の要素を実行させる、1つ以上の非一時的コンピュータ可読媒体を含むことができる。
実施例Z03は、実施例1~24のいずれかに記載の、若しくはこれらに関連する方法、又は本明細書に記載のいずれかの他の方法若しくはプロセスの1つ以上の要素を実行するためのロジック、モジュール、又は回路を含む装置を含むことができる。
実施例Z04は、実施例1~24のいずれかに記載の、若しくはこれらに関連する方法、技術、又はプロセス、又はこれらの一部若しくは部分を含むことができる。
実施例Z05は、1つ以上のプロセッサと、1つ以上のプロセッサによって実行されると、1つ以上のプロセッサに実施例1~24のいずれかに記載の、若しくはこれらに関連する方法、技術、又はプロセス、又はこれらの部分を実行させる命令を含む1つ以上のコンピュータ可読媒体と、を含む装置を含むことができる。
実施例Z06は、実施例1~24のいずれかに記載又は関連する信号、又はその一部若しくは部分を含み得る。
実施例Z07は、実施例1~24、又はその一部若しくは部分、又は本開示に記載された他のもののいずれかに記載された又は関連するデータグラム、パケット、フレーム、セグメント、プロトコルデータユニット(PDU)、又はメッセージを含むことができる。
実施例Z08は、実施例1~24、又はその一部若しくは部分、又は本開示に記載された他のもののいずれかに記載された又は関連するデータによって符号化された信号を含むことができる。
実施例Z09は、実施例1~24、又はその一部若しくは部分、又は本開示に記載された他のもののいずれかに記載された又は関連するデータグラム、パケット、フレーム、セグメント、プロトコルデータユニット(PDU)、又はメッセージによって符号化された信号を含むことができる。
実施例Z10は、1つ以上のプロセッサによるコンピュータ可読命令の実行が、1つ以上のプロセッサに、実施例1~24、又はその一部のいずれかに記載された又は関連する方法、技術、又はプロセスを実行させる、コンピュータ可読命令を運ぶ電磁信号を含むことができる。
実施例Z11は、処理要素によるプログラムの実行が、処理要素に、実施例1~24、又はその一部のいずれかに記載された又は関連する方法、技術、又はプロセスを実行させる、命令を備えるコンピュータプログラムを含むことができる。
実施例Z12は、本明細書に示されて記載された無線ネットワークにおける信号を含むことができる。
実施例Z13は、本明細書に示されて記載された無線ネットワークにおいて通信する方法を含むことができる。
実施例Z14は、本明細書に示されて記載された無線通信を提供するシステムを含むことができる。
実施例Z15は、本明細書に示されて記載された無線通信を提供するデバイスを含むことができる。
上記の実施例のいずれも、特に明記しない限り、任意の他の実施例(又は実施例の組み合わせ)と組み合わせることができる。1つ以上の実装形態の前述の説明は、例示及び説明を提供するが、網羅的であることを意図するものではなく、又は、実装形態の範囲を開示される正確な形態に限定することを意図するものではない。修正及び変形は、上記の教示を踏まえて可能であり、又は様々な実施形態の実践から習得することができる。
略語
本文書の目的のために、以下の短縮が本明細書で論じる例及び実施形態に適用可能であるが、限定することを意図するものではない。
3GPP 第3世代パートナーシッププロジェクト
4G 第4世代
5G 第5世代
5GC 5Gコアネットワーク
ACK 確認
AF アプリケーション機能
AM 確認モード
AMBR アグリゲート最大ビットレート
AMF アクセス・モビリティ管理機能
AN アクセスネットワーク
ANR 自動近隣関係
AP アプリケーションプロトコル、アンテナポート、アクセスポイント
API アプリケーションプログラミングインタフェース
APN アクセスポイント名
ARP 割り当て及び保持優先度
ARQ 自動再送要求
AS アクセス層
ASN.1 抽象構文表記1
AUSF 認証サーバ機能
AWGN 付加白色ガウスノイズ
BCH ブロードキャストチャネル
BER ビットエラー率
BFD ビーム故障検出
BLER ブロックエラー率
BPSK 2値位相シフトキーイング
BRAS ブロードバンドリモートアクセスサーバ
BSS 業務支援システム
BS 基地局
BSR バッファ状態レポート
BW 帯域幅
BWP 帯域幅部分
C-RNTI セル無線ネットワーク臨時アイデンティティ
CA キャリアアグリゲーション、認証局
CAPEX 設備構築費
CBRA 競合ベースのランダムアクセス
CC コンポーネントキャリア、国コード、暗号チェックサム
CCA クリアチャネルアセスメント
CCE 制御チャネル要素
CCCH 共通制御チャネル
CE カバレッジ拡張
CDM コンテンツ配信ネットワーク
CDMA 符号分割多元接続
CFRA コンテンションフリーランダムアクセス
CG セルグループ
CI セルアイデンティティ
CID セルID(例えば、測位方法)
CIM 共通情報モデル
CIR キャリア対干渉比
CK 暗号鍵
CM 接続管理、条件付き必須
CMAS 商用モバイル警告サービス
CMD コマンド
CMS クラウド管理システム
CO 条件付きオプション
CoMP 協調マルチポイント
CORESET 制御リソースセット
COTS いつでも買える市販品
CP 制御プレーン、サイクリックプレフィックス、接続ポイント
CPD 接続点記述子
CPE 顧客宅内機器
CPICH 共通パイロットチャネル
CQI チャネル品質インジケータ
CPU CSI処理部、中央処理部
C/R コマンド/応答フィールドビット
CRAN クラウド無線アクセスネットワーク、クラウドRAN
CRB 共通リソースブロック
CRC 巡回冗長検査
CRI チャネル状態情報リソースインジケータ、CSI-RSリソースインジケータ
C-RNTI セルRNTI
CS 回路交換の
CSAR クラウドサービスアーカイブ
CSI チャネル状態情報
CSI-IM CSI干渉測定値
CSI-RS CSI基準信号
CSI-RSRP CSI基準信号受信電力
CSI-RSRQ CSI基準信号受信品質
CSI-SINR CSI信号対干渉及びノイズ比
CSMA キャリア検知多重アクセス
CSMA/CA 衝突回避を伴うCSMA
CSS 共通探索空間、セル固有探索空間
CTS 送信許可
CW コードワード
CWS 競合ウィンドウサイズ
D2D デバイス間
DC デュアルコネクティビティ、直流
DCI ダウンリンク制御情報
DF Deployment Flavour
DL ダウンリンク
DMTF 分散管理タスクフォース
DPDK データプレーン開発キット
DM-RS、DMRS 復調基準信号
DN データネットワーク
DRB データ無線ベアラ
DRS 発見基準信号
DRX 間欠受信
DSL ドメイン固有言語デジタル加入者回線
DSLAM DSLアクセスマルチプレクサ
DwPTS ダウンリンクパイロット時間スロット
E-LAN イーサネットローカルエリアネットワーク
E2E エンドツーエンド
ECCA 拡張クリアチャネルアセスメント、拡張CCA
ECCE 拡張制御チャネル要素、拡張CCE
ED エネルギー検出
EDGE GSM進化型高速データレート(GSMエボリューション)
EGMF Exposure Governance Management Function
EGPRS 拡張GPRS
EIR 機器アイデンティティレジスタ
eLAA enhanced enhanced Licensed Assisted Access、enhanced LAA
EM 要素マネージャ
eMBB 拡張モバイルブロードバンド
EMS 要素管理システム
eNB 進化型ノードB、E-UTRANノードB
EN-DC E-UTRA-NRデュアルコネクティビティ
EPC 進化型パケットコア
EPDCCH 拡張PDCCH、拡張物理ダウンリンク制御チャネル
EPRE リソース要素ごとのエネルギー
EPS 進化型パケットシステム
EREG 拡張REG、拡張リソース要素グループ
ETSI 欧州電気通信標準化機構
ETWS 地震・津波警報システム
eUICC 埋め込みUICC、埋め込みユニバーサル集積回路カード
E-UTRA 進化型UTRA
E-UTRAN 進化型UTRAN
EV2X 拡張V2X
F1AP F1アプリケーションプロトコル
F1-C F1制御プレーンインタフェース
F1-U F1ユーザプレーンインタフェース
FACCH 高速付随制御チャネル
FACCH/F 高速付随制御チャネル/フルレート
FACCH/H 高速付随制御チャネル/ハーフレート
FACH 順方向アクセスチャネル
FAUSCH 高速アップリンクシグナリングチャネル
FB 機能ブロック
FBI フィードバック情報
FCC 連邦通信委員会
FCCH 周波数補正チャネル
FDD 周波数分割複信
FDM 周波数分割多重化
FDMA 符号分割多元接続
FE フロントエンド
FEC 順方向エラー訂正
FFS 更なる研究
FFT 高速フーリエ変換
feLAA further enhancedライセンス支援アクセス、further enhanced LAA
FN フレーム番号
FPGA フィールドプログラマブルゲートアレイ
FR 周波数範囲
G-RNTI GERAN無線ネットワーク一時アイデンティティ
GERAN GSM EDGE RAN、GSM EDGE無線アクセスネットワーク
GGSN ゲートウェイGPRSサポートノード
GLONASS GLObal’naya NAvigatsionnaya Sputnikovaya Sistema(英語訳:全地球航法衛星システム)
gNB 次世代ノードB
gNB-CU gNB-集中ユニット、次世代NodeB集中ユニット
gNB-DU gNB-分散ユニット、次世代NodeB分散ユニット
GNSS 全地球航法衛星システム
GPRS 汎用パケット無線サービス
GSM Global System for Mobile communications
GTP GPRSトンネリングプロトコル
GTP-U ユーザプレーン用GPRSトンネリングプロトコル
GTS スリープ指示信号(WUS関連)
GUMMEI グローバルに一意のMME識別子
GUTI グローバルに一意の一時UEアイデンティティ
HARQ ハイブリッドARQ、ハイブリッド自動再送要求
HANDO、HO ハンドオーバ
HFN ハイパーフレーム番号
HHO ハードハンドオーバ
HLR ホームロケーションレジスタ
HN ホームネットワーク
HO ハンドオーバ
HPLMN ホーム地上公共移動通信ネットワーク
HSDPA 高速ダウンリンクパケットアクセス
HSN ホッピングシーケンス番号
HSPA 高速パケットアクセス
HSS ホーム加入者サーバ
HSUPA 高速アップリンクパケットアクセス
HTTP ハイパーテキスト転送プロトコル
HTTPS ハイパーテキスト転送プロトコルセキュア(httpsはSSL上のhttp/1.1、すなわちポート443である)
I-Block 情報ブロック
ICCID 集積カード識別
ICIC セル間干渉調整
ID アイデンティティ、識別子
IDFT 逆離散フーリエ変換
IE 情報要素
IBE 帯域内放射
IEEE 米国電気電子学会
IEI 情報要素識別子
IEIDL 情報要素識別子データ長
IETF インターネット技術タスクフォース
IF インフラストラクチャ
IM 干渉測定、相互変調、IPマルチメディア
IMC IMSクレデンシャル
IMEII 国際モバイル機器アイデンティティ
IMGI 国際移動体グループアイデンティティ
IMPI IPマルチメディアプライベートアイデンティティ
IMPU IPマルチメディアパブリックアイデンティティ
IMS IPマルチメディアサブシステム
IMSI 国際移動電話加入者識別番号
IoT インターネット・オブ・シングス
IP インターネットプロトコル
Ipsec IPセキュリティ、インターネットプロトコルセキュリティ
IP-CAN IP接続アクセスネットワーク
IP-M IPマルチキャスト
IPv4 インターネットプロトコルバージョン4
IPv6 インターネットプロトコルバージョン6
IR 赤外線
IS 同期している
IRP 積分基準点
ISDN 統合サービスデジタルネットワーク
ISIM IMサービスアイデンティティモジュール
ISO 国際標準化機構
ISP インターネットサービスプロバイダ
IWF 相互接続機能
I-WLAN 相互接続LAN
K 畳込符号の制約長、USIM個別キー
kB キロバイト(1000バイト)
kbps キロビット/秒
Kc 暗号鍵
Ki 個別加入者認証鍵
KPI 主要性能インジケータ
KQI 主要品質インジケータ
KSI キーセット識別子
ksps キロシンボル/秒
KVM カーネル仮想マシン
L1 層1(物理層)
L1-RSRP 層1基準信号受信電力
L2 層2(データリンク層)
L3 層3(ネットワーク層)
LAA 免許支援アクセス
LAN ローカルエリアネットワーク
LBT リッスンビフォアトーク
LCM ライフサイクル管理
LCR 低チップレート
LCS 位置特定サービス
LCID 論理チャネルID
LI 層インジケータ
LLC 論理リンク制御、低層互換性
LPLMN ローカルPLMN
LPP LTE測位プロトコル
LSB 最下位ビット
LTE ロングタームエボリューション
LWA LTE-WLANアグリゲーション
LWIP IPsecトンネルとのLTE/WLAN無線レベル統合
LTE ロングタームエボリューション
M2M マシンツーマシン
MAC メディアアクセス制御(プロトコル層コンテキスト)
MAC メッセージ認証コード(セキュリティ/暗号コンテキスト)
MAC-A 認証及び鍵一致に使用されるMAC(TSG T WG3コンテキスト)
MAC-I シグナリングメッセージのデータ完全性に使用されるMAC(TSG T WG3コンテキスト)
MANO 管理及びオーケストレーション
MBMS マルチメディアブロードキャストマルチキャストサービス
MBSFN マルチメディアブロードキャストマルチキャストサービスシングル周波数ネットワーク
MCC モバイルカントリコード
MCG マスタセルグループ
MCOT 最大チャネル占有時間
MCS 変調及び符号化スキーム
MDAF 管理データ分析機能
MDAS 管理データ分析サービス
MDT 駆動試験の最小化
ME モバイル機器
MeNB マスタeNB
MER メッセージエラー率
MGL 測定ギャップ長
MGRP 測定ギャップ反復期間
MIB マスタ情報ブロック、管理情報ベース
MIMO 多重入力多重出力
MLC モバイルロケーションセンタ
MM モビリティ管理
MME モビリティ管理エンティティ
MN マスタノード
MO 測定オブジェクト、モバイル発信の
MPBCH MTC物理ブロードキャストチャネル
MPDCCH MTC物理ダウンリンク制御チャネル
MPDSCH MTC物理ダウンリンク共有チャネル
MPRACH MTC物理ランダムアクセスチャネル
MPDSCH MTC物理アップリンク共有チャネル
MPLS マルチプロトコルラベルスイッチング
MS 移動局
MSB 最上位ビット
MSC 移動交換局
MSI 最小システム情報、MCHスケジューリング情報
MSID 移動局識別子
MSIN 移動局識別番号
MSISDN 移動体加入者ISDN番号
MT モバイル終端、モバイルターミネーション
MTC マシン型通信
mMTC 大規模MTC、大規模マシン型通信
MU-MIMO マルチユーザMIMO
MWUS MTCウェイクアップ信号、MTC WUS
NACK 否定応答
NAI ネットワークアクセス識別子
NAS 非アクセス層
NCT ネットワーク接続トポロジ
NEC ネットワーク能力開示
NE-DC NR-E-UTRAデュアルコネクティビティ
NEF ネットワーク開示機能
NF ネットワーク機能
NFP ネットワーク転送経路
NFPD ネットワーク転送経路記述子
NFV ネットワーク機能仮想化
NFVI NFVインフラストラクチャ
NFVO NFVオーケストレータ
NG 次世代
NGEN-DC NG-RAN E-UTRA-NRデュアルコネクティビティ
NM ネットワークマネージャ
NMS ネットワーク管理システム
N-PoP ネットワークポイントオブプレゼンス
NMIB、N-MIB 狭帯域MIB
NPBCH 狭帯域物理ブロードキャストチャネル
NPDCCH 狭帯域物理ダウンリンク制御チャネル
NPDSCH 狭帯域物理ダウンリンク共有チャネル
NPRACH 狭帯域物理ランダムアクセスチャネル
NPUSCH 狭帯域物理アップリンク共有チャネル
NPSS 狭帯域プライマリ同期信号
NSSS 狭帯域セカンダリ同期信号
NR 新無線、隣接関係
NRF NFリポジトリ機能
NRS 狭帯域基準信号
NS ネットワークサービス
NSA 非スタンドアロン動作モード
NSD ネットワークサービス記述子
NSR ネットワークサービス記録
NSSAI ネットワークスライス選択支援情報
S-NNSAI シングルNSSAI
NSSF ネットワークスライス選択機能
NW ネットワーク
NWUS 狭帯域ウェイクアップ信号、狭帯域WUS
NZP 非ゼロ電力
O&M 運用及び保守
ODU2 光チャネルデータユニット-タイプ2
OFDM 直交周波数分割多重化
OFDMA 直交周波数分割多元接続
OOB 帯域外
OOS 同期外れ
OPEX 保守運用費
OSI その他システム情報
OSS オペレーションサポートシステム
OTA over-the-air
PAPR ピーク対平均電力比
PAR ピーク対平均比
PBCH 物理ブロードキャストチャネル
PC 電力制御、パーソナルコンピュータ
PCC プライマリコンポーネントキャリア、プライマリCC
PCell プライマリセル
PCI 物理セルID、物理セルアイデンティティ
PCEF ポリシー及び課金実施機能
PCF ポリシー制御機能
PCRF ポリシー制御及び課金ルール機能
PDCP パケットデータ統合プロトコル、パケットデータ統合プロトコル層
PDCCH 物理ダウンリンク制御チャネル
PDCP パケットデータ統合プロトコル
PDN パケットデータネットワーク、パブリックデータネットワーク
PDSCH 物理ダウンリンク共有チャネル
PDU プロトコルデータユニット
PEI 永久機器識別子
PFD パケットフロー記述
P-GW PDNゲートウェイ
PHICH 物理ハイブリッドARQインジケータチャネル
PHY 物理層
PLMN 地上公共移動通信ネットワーク
PIN 個人識別番号
PM 性能測定
PMI プリコーディング行列インジケータ
PNF 物理ネットワーク機能
PNFD 物理ネットワーク機能記述子
PNFR 物理ネットワーク機能記録
POC PTTオーバセルラ
PP、PTP ポイントツーポイント
PPP ポイントツーポイントプロトコル
PRACH 物理RACH
PRB 物理リソースブロック
PRG 物理リソースブロックグループ
ProSe 近接サービス、近接ベースのサービス
PRS 測位基準信号
PRR パケット受信無線機
PS パケットサービス
PSBCH 物理サイドリンクブロードキャストチャネル
PSDCH 物理サイドリンクダウンリンクチャネル
PSCCH 物理サイドリンク制御チャネル
PSSCH 物理サイドリンク共有チャネル
PSCell プライマリSCell
PSS プライマリ同期信号
PSTN 公衆交換電話網
PT-RS 位相推定基準信号
PTT プッシュツートーク
PUCCH 物理アップリンク制御チャネル
PUSCH 物理アップリンク共有チャネル
QAM 直交振幅変調
QCI 識別子のQoSクラス
QCL 準コロケーション
QFI QoSフローID、QoSフロー識別子
QoS サービス品質
QPSK 直交(四値)位相シフトキーイング
QZSS 準天頂衛星システム
RA-RNTI ランダムアクセスRNTI
RAB 無線アクセスベアラ、ランダムアクセスバースト
RACH ランダムアクセスチャネル
RADIUS ユーザサービスにおけるリモート認証ダイヤル
RAN 無線アクセスネットワーク
RAND 乱数(認証に使用)
RAR ランダムアクセス応答
RAT 無線アクセス技術
RAU ルーティングエリア更新
RB リソースブロック、無線ベアラ
RBG リソースブロックグループ
REG リソース要素グループ
Rel 解放
REQ 要求
RF 無線周波数
RI ランクインジケータ
RIV リソースインジケータ値
RL 無線リンク
RLC 無線リンク制御、無線リンク制御層
RLC AM RLC確認モード
RLC UM RLC非確認モード
RLF 無線リンク障害
RLM 無線リンクモニタリング
RLM-RS RLMのための基準信号
RM 登録管理
RMC 基準測定チャネル
RMSI 残存MSI、残存最小システム情報
RN 中継ノード
RNC 無線ネットワークコントローラ
RNL 無線ネットワーク層
RNTI 無線ネットワーク一時識別子
ROHC ロバストヘッダ圧縮
RRC 無線リソース制御、無線リソース制御層
RRM 無線リソース管理
RS 基準信号
RSRP 基準信号受信電力
RSRQ 基準信号受信品質
RSSI 受信信号強度インジケータ
RSU 路側機
RSTD 基準信号時間差
RTP リアルタイムプロトコル
RTS 送信準備完了
RTT 往復時間
Rx 受信、受信機
S1AP S1アプリケーションプロトコル
S1-MME 制御プレーン用S1
S1-U ユーザプレーン用S1
S-GW サービングゲートウェイ
S-RNTI SRNC無線ネットワーク臨時アイデンティティ
S-TMSI SAE一時移動局識別子
SA スタンドアロン動作モード
SAE システムアーキテクチャ発展
SAP サービスアクセスポイント
SAPD サービスアクセスポイント記述子
SAPI サービスアクセスポイント識別子
SCC セカンダリコンポーネントキャリア、セカンダリCC
SCell セカンダリセル
SC-FDMA シングルキャリア周波数分割多元接続
SCG セカンダリセルグループ
SCM セキュリティコンテキスト管理
SCS サブキャリア間隔
SCTP ストリーム制御伝送プロトコル
SDAP サービスデータ適応プロトコル、サービスデータ適応プロトコル層
SDL 補助ダウンリンク
SDNF 構造化データストレージネットワーク機能
SDP セッション記述プロトコル
SDSF 構造化データ記憶機能
SDU サービスデータユニット
SEAF セキュリティアンカー機能
SeNB セカンダリeNB
SEPP セキュリティエッジ保護プロキシ
SFI スロットフォーマットインジケーション
SFTD 空間周波数時間ダイバーシティ、SFN及びフレームタイミング差
SFN システムフレーム番号
SgNB セカンダリgNB
SGSN サービングGPRSサポートノード
S-GW サービングゲートウェイ
SI システム情報
SI-RNTI システム情報RNTI
SIB システム情報ブロック
SIM 加入者識別モジュール
SIP セッション開始プロトコル
SiP システムインパッケージ
SL サイドリンク
SLA サービスレベル契約
SM セッション管理
SMF セッション管理機能
SMS ショートメッセージサービス
SMSF SMS機能
SMTC SSBベースの測定タイミング構成
SN セカンダリノード、シーケンス番号
SoC システムオンチップ
SON 自己組織ネットワーク
SpCell スペシャルセル
SP-CSI-RNTI 準永続的CSI RNTI
SPS 準永続的スケジューリング
SQN シーケンス番号
SR スケジューリング要求
SRB シグナリング無線ベアラ
SRS サウンディング基準信号
SS 同期信号
SSB 同期信号ブロック、SS/PBCHブロック
SSBRI SS/PBCHブロックリソースインジケータ、同期信号ブロックリソースインジケータ
SSC セッション及びサービス連続性
SS-RSRP 同期信号ベースの基準信号受信電力
SS-RSRQ 同期信号ベースの基準信号受信品質
SS-SINR 同期信号ベースの信号対ノイズ及び干渉比
SSS セカンダリ同期信号
SSSG 探索空間セットグループ
SSSIF 探索空間セットインジケータ
SST スライス/サービスタイプ
SU-MIMO シングルユーザMIMO
SUL 補助アップリンク
TA タイミングアドバンス、トラッキングエリア
TAC 追跡エリアコード
TAG タイミングアドバンスグループ
TAU 追跡エリア更新
TB トランスポートブロック
TBS トランスポートブロックサイズ
TBD 未定
TCI 送信構成インジケータ
TCP 伝送通信プロトコル
TDD 時分割複信
TDM 時分割多重
TDMA 時分割多元接続
TE 端末機器
TEID トンネルエンドポイント識別子
TFT トラフィックフローテンプレート
TMSI 一時モバイル加入者アイデンティティ
TNL トランスポートネットワーク層
TPC 送信電力制御
TPMI 送信プリコーディング行列インジケータ
TR 技術報告書
TRP、TRxP 送受信点
TRS 追跡基準信号
TRx トランシーバ
TS 技術仕様書、技術規格
TTI 送信時間間隔
Tx 送信、送信機
U-RNTI UTRAN無線ネットワーク臨時アイデンティティ
UART ユニバーサル非同期送受信機
UCI アップリンク制御情報
UE ユーザ機器
UDM 統合データ管理
UDP ユーザデータグラムプロトコル
UDSF 非構造化データストレージネットワーク機能
UICC ユニバーサル集積回路カード
UL アップリンク
UM 非確認モード
UML 統一モデル言語
UMTS ユニバーサル移動体通信システム
UP ユーザプレーン
UPF ユーザプレーン機能
URI 統一資源識別子
URL ユニフォームリソースロケータ
URLLC 超高信頼・超低遅延
USB ユニバーサルシリアルバス
USIM 汎用加入者識別モジュール
USS UE 固有探索空間
UTRA UMTS端末無線アクセス
UTRAN ユニバーサル地上無線アクセスネットワーク
UwPTS アップリンクパイロットタイムスロット
V2I ビークルツーインフラストラクチャ
V2P ビークルツー歩行者
V2V ビークルツービークル
V2X ビークルツーエブリシング
VIM 仮想化インフラストラクチャマネージャ
VL 仮想リンク、
VLAN 仮想LAN、仮想ローカルエリアネットワーク
VM 仮想マシン
VNF 仮想化ネットワーク機能
VNFFG VNF転送グラフ
VNFFGD VNF転送グラフ記述子
VNFM VNFマネージャ
VoIP ボイスオーバーIP、ボイスオーバーインターネットプロトコル
VPLMN 訪問先地上公共移動通信ネットワーク
VPN 仮想プライベートネットワーク
VRB 仮想リソースブロック
WiMAX ワールドワイド・インターオペラビリティ・フォー・マイクロウェーブ・アクセス
WLAN 無線ローカルエリアネットワーク
WMAN 無線メトロポリタンエリアネットワーク
WPAN 無線パーソナルエリアネットワーク
X2-C X2-制御プレーン
X2-U X2-ユーザプレーン
XML 拡張可能なマークアップ言語
XRES 予想ユーザ応答
XOR 排他的論理和
ZC Zadoff-Chu
ZP ゼロ電力
専門用語
本明細書の目的のために、以下の用語及び定義が本明細書で論じる例及び実施形態に適用可能であるが、限定することを意味するものではない。
本明細書で使用するとき、「回路」という用語は、電子回路、論理回路、プロセッサ(共有、専用、又はグループ)及び/又はメモリ(共有、専用、又はグループ)、特定用途向け集積回路(ASIC)、フィールドプログラマブルデバイス(FPD)(例えば、フィールドプログラマブルゲートアレイ(FPGA)、プログラマブルロジックデバイス(PLD)、複合PLD(CPLD)、大容量PLD(HCPLD)、構造化ASIC、又はプログラマブルSoC)、デジタル信号プロセッサ(DSP)などの、説明した機能を提供するように構成されたハードウェア構成要素を指すか、その一部であるか、又は含む。いくつかの実施形態では、回路は、1つ以上のソフトウェア又はファームウェアプログラムを実行して、記載された機能の少なくとも一部を提供することができる。「回路」という用語はまた、1つ以上のハードウェア要素(又は、電気システム若しくは電子システムにおいて使用される回路の組み合わせ)と、使用されるプログラムコードを組み合わせて、そのプログラムコードの機能を実行することを指すことができる。これらの実施形態では、ハードウェア要素とプログラムコードとの組み合わせは、特定のタイプの回路と称されてもよい。
本明細書で使用するとき、「プロセッサ回路」という用語は、一連の算術演算若しくは論理演算、又はデジタルデータの記録、記憶、及び/又は転送を順次自動的に実行することができる回路を指すか、その一部であるか、又は含む。「プロセッサ回路」という用語は、1つ以上のアプリケーションプロセッサ、1つ以上のベースバンドプロセッサ、物理的な中央処理装置(CPU)、シングルコアプロセッサ、デュアルコアプロセッサ、トリプルコアプロセッサ、クアドコアプロセッサ、及び/又はプログラムコード、ソフトウェアモジュール、及び/又は機能プロセスなどのコンピュータ実行可能命令を実行又はその他動作させることができる任意の他のデバイスを指すことができる。「アプリケーション回路」及び/又は「ベースバンド回路」という用語は、「プロセッサ回路」と同義であると考えられ、「プロセッサ回路」と呼ばれることがある。
本明細書で使用するとき、「インタフェース回路」という用語は、2つ以上の構成要素又はデバイス間の情報の交換を可能にする回路を指すか、その一部であるか、又は含む。用語「インタフェース回路」は、1つ以上のハードウェアインタフェース、例えば、バス、I/Oインタフェース、周辺構成要素インタフェース、ネットワークインタフェースカード、及び/又は同様のものを指すことがある。
本明細書で使用される「ユーザ機器」又は「UE」という用語は、無線通信機能を有するデバイスを指し、通信ネットワーク内のネットワークリソースのリモートユーザを表すことができる。「ユーザ機器」又は「UE」という用語は、クライアント、モバイル、モバイルデバイス、モバイル端末、ユーザ端末、モバイルユニット、モバイルステーション、モバイルユーザ、加入者、ユーザ、リモートステーション、アクセスエージェント、ユーザエージェント、受信機、無線機器、再構成可能無線機器、再構成可能モバイルデバイスなどと同義であると考えられてもよく、それらと呼ばれてもよい。更に、「ユーザ機器」又は「UE」という用語は、任意のタイプの無線/有線デバイス又は無線通信インタフェースを含む任意のコンピューティングデバイスを含んでもよい。
本明細書で使用される「ネットワーク要素」という用語は、有線又は無線通信ネットワークサービスを提供するために使用される物理的又は仮想化された機器及び/又はインフラストラクチャを指す。「ネットワーク要素」という用語は、ネットワーク化されたコンピュータ、ネットワーク化されたハードウェア、ネットワーク機器、ネットワークノード、ルータ、スイッチ、ハブ、ブリッジ、無線ネットワークコントローラ、RANデバイス、RANノード、ゲートウェイ、サーバ、仮想化されたVNF、NFVIなどと同義であると考えられてもよく、かつ/又はそれらと呼ばれてもよい。
本明細書で使用するとき、用語「コンピュータシステム」は、任意のタイプの相互接続された電子デバイス、コンピュータデバイス、又はそれらの構成要素を指す。更に、「コンピュータシステム」及び/又は「システム」という用語は、互いに通信可能に結合されたコンピュータの様々な構成要素を指すことができる。更に、「コンピュータシステム」及び/又は「システム」という用語は、互いに通信可能に結合され、コンピューティングリソース及び/又はネットワーキングリソースを共有するように構成された複数のコンピュータデバイス及び/又は複数のコンピューティングシステムを指すことができる。
本明細書で使用するとき、「機器」、「コンピュータ機器」などの用語は、特定のコンピューティングリソースを提供するように特に設計されたプログラムコード(例えば、ソフトウェア又はファームウェア)を有するコンピュータデバイス又はコンピュータシステムを指す。「仮想機器」は、コンピュータ機器を仮想化又はエミュレートする、又は特定のコンピューティングリソースを提供するように専用化された、ハイパーバイザを備えたデバイスによって実装される仮想マシンイメージである。
本明細書で使用するとき、「リソース」という用語は、物理的な又は仮想デバイス、コンピューティング環境内の物理的な又は仮想コンポーネント、及び/又は特定のデバイス内の物理的な又は仮想コンポーネント、例えば、コンピュータデバイス、機械的デバイス、メモリ空間、プロセッサ/CPU時間、プロセッサ/CPU使用量、プロセッサ及びアクセラレータ負荷、ハードウェア時間又は使用量、電力、入出力動作、ポート又はネットワークソケット、チャネル/リンク割り当て、スループット、メモリ使用量、ストレージ、ネットワーク、データベース及びアプリケーション、ワークロードユニットなどを指す。「ハードウェアリソース」は、物理的ハードウェア要素によって提供される計算リソース、記憶リソース、及び/又はネットワークリソースを指すことができる。「仮想化リソース」は、仮想化インフラストラクチャによってアプリケーション、デバイス、システムなどに提供される、計算リソース、ストレージリソース、及び/又はネットワークリソースを指すことができる。「ネットワークリソース」又は「通信リソース」という用語は、通信ネットワークを介してコンピュータデバイス/システムによってアクセス可能なリソースを指すことができる。「システムリソース」という用語は、サービスを提供するための任意の種類の共有エンティティを指すことができ、コンピューティングリソース及び/又はネットワークリソースを含むことができる。システムリソースは、そのようなシステムリソースが単一のホスト又は複数のホスト上に存在し、明確に識別可能であるサーバを介してアクセス可能である、コヒーレント機能、ネットワークデータオブジェクト又はサービスのセットと考えることができる。
本明細書で使用するとき、用語「チャネル」は、データ又はデータストリームを通信するために使用される有形又は非有形のいずれかの伝送媒体を指す。「チャネル」という用語は、「通信チャネル」、「データ通信チャネル」、「伝送チャネル」、「データ伝送チャネル」、「アクセスチャネル」、「データアクセスチャネル」、「リンク」、「データリンク」、「キャリア」、「高周波キャリア」、及び/又はデータが通信される経路又は媒体を示す任意の他の同様の用語と同義及び/又は同等であり得る。更に、本明細書で使用するとき、用語「リンク」は、情報を送受信する目的で、RATを介した2つのデバイス間の接続を指す。
本明細書で使用するとき、「インスタンス化する」、「インスタンス化」などの用語は、インスタンスの作成を指す。「インスタンス」はまた、例えばプログラムコードの実行中に発生し得るオブジェクトの具体的な発生を指す。
「結合された(coupled)」、「通信可能に結合された(communicatively coupled)」という用語は、その派生語と共に本明細書で使用される。用語「結合された」は、2つ以上の要素が互いに直接物理的又は電気的に接触していることを意味することができ、2つ以上の要素が互いに間接的に接触し、それでも互いに連携若しくは相互作用することを意味することができ、かつ/又は、互いに結合されていると言われる要素の間に1つ以上の他の要素が結合又は接続されていることを意味することができる。用語「直接結合された」は、2つ以上の要素が互いに直接接触していることを意味し得る。「通信可能に結合された」という用語は、2つ以上の要素が、有線又は他の相互接続を介する手段、無線通信チャネル又はインクを介する手段、などを含む通信手段によって互いに接触することができることを意味することができる。
「情報要素」という用語は、1つ以上のフィールドを含む構造要素を指す。「フィールド」という用語は、情報要素、又はコンテンツを含むデータ要素の個々のコンテンツを指す。
「SMTC」という用語は、SSB-MeasurementTimingConfigurationによって構成されたSSBベースの測定タイミング構成を指す。
「SSB」という用語は、SS/PBCHブロックを指す。
「プライマリセル」という用語は、プライマリ周波数で動作するMCGセルを指し、UEは、初期接続確立手順を実行するか、又は接続再確立手順を開始する。
「プライマリSCGセル」とは、DC動作用の同期手順を用いて再構成を行う際に、UEがランダムアクセスを行うSCGセルを指す。
「セカンダリセル」という用語は、CAで構成されたUEのためのスペシャルセルの上に追加の無線リソースを提供するセルを指す。
「セカンダリセルグループ」という用語は、DCで構成されたUEのためのPSCell及び0個以上のセカンダリセルを含むサービングセルのサブセットを指す。
「サービングセル」という用語は、CA/DCで構成されていないRRC_CONNECTEDにおけるUEのためのプライマリセルを指し、プライマリセルから構成されるサービングセルは1つのみである。
「サービングセル」という用語は、スペシャルセルと、CA/で構成されたRRC_CONNECTEDにおけるUE用の全てのセカンダリセルとを含むセルのセットを指す。
「スペシャルセル」という用語は、DC動作のためのMCGのPCell又はSCGのPSCellを指す。そうでない場合、「スペシャルセル」という用語はPセルを指す。

Claims (20)

  1. ネットワークと無線通信するためのユーザ機器(UE)であって、
    前記ネットワークから送信構成指示(TCI)状態変更コマンドを含む第1のメッセージを受信するように構成された無線フロントエンド回路と、
    前記無線フロントエンド回路に結合されたプロセッサ回路であって、
    前記第1のメッセージに基づいて、新しいTCI状態の時間オフセット/周波数オフセット(TO/FO)及び受信(Rx)ビームがUEによって知られているかどうかを判定し、
    前記判定に基づいて、前記新しいTCI状態に関連付けられた基準信号を受信するために、前記UEの時間遅延を計算し、
    前記新しいTCI状態に関連付けられた前記基準信号を受信するように準備される前記UEの前記時間遅延を示す第2のメッセージを生成する
    ように構成された、プロセッサ回路と
    を備え、前記無線フロントエンド回路は、前記第2のメッセージを前記ネットワークに送信するように更に構成されている、ユーザ機器(UE)。
  2. 前記プロセッサ回路は、前記TO/FOが未知であり、かつ前記Rxビームが未知であると判定したことに応じて、
    TO/FO取得を実行し、
    Rxビーム改良を実行し、
    少なくともTO/FO取得又は同期時間に基づいて、前記時間遅延を計算し、Rxビーム取得時間を計算する
    ように更に構成されている、請求項1に記載のUE。
  3. 前記プロセッサ回路は、
    前記TCI状態変更コマンドがメディアアクセス制御(MAC)制御要素(CE)を介して受信された場合、TCI状態変更のためのUE準備時間を3msとして設定し、
    少なくとも前記UE準備時間と、前記TO/FO取得又は同期時間と前記Rxビーム取得時間との合計とに基づいて、前記時間遅延を計算する
    ように更に構成されている、請求項2に記載のUE。
  4. 前記プロセッサ回路は、
    前記TCI状態変更コマンドがダウンリンク制御情報(DCI)を介して受信された場合、TCI状態変更のためのUE準備時間をUE能力パラメータtimeDurationForQCLとして設定し、
    少なくとも前記UE準備時間と、前記TO/FO取得又は同期時間と前記Rxビーム取得時間のより大きい方とに基づいて、前記時間遅延を計算する
    ように更に構成されている、請求項2に記載のUE。
  5. 前記プロセッサ回路は、前記TO/FOが既知であり、かつ前記Rxビームが未知であると判定したことに応じて、
    TO/FO取得を実行することなく、Rxビーム改良を実行し、
    少なくともRxビーム取得時間に基づいて、前記時間遅延を計算する
    ように更に構成されている、請求項1に記載のUE。
  6. 前記プロセッサ回路は、前記TO/FOが未知であり、かつ前記Rxビームが既知であると判定したことに応じて、
    Rxビーム改良を実行することなく、TO/FO取得を実行し、
    少なくともTO/FO取得又は同期時間に基づいて、前記時間遅延を計算する
    ように更に構成されている、請求項1に記載のUE。
  7. 前記無線フロントエンド回路は、
    前記新しいTCI状態が前記UEによって前記ネットワークに追跡されたことを示す信号を送信する
    ように更に構成されている、請求項1に記載のUE。
  8. ユーザ機器(UE)によって、送信構成指示(TCI)状態を変更するための方法であって、前記方法は、
    ネットワークからTCI状態変更コマンドを含む第1のメッセージを受信することと、
    前記第1のメッセージに基づいて、新しいTCI状態の時間オフセット/周波数オフセット(TO/FO)及び受信(Rx)ビームが前記UEによって知られているかどうかを判定することと、
    前記判定に基づいて、前記新しいTCI状態に関連付けられた基準信号を受信するために、前記UEの時間遅延を計算することと、
    前記新しいTCI状態に関連付けられた前記基準信号を受信するように準備される前記UEの前記時間遅延を示す第2のメッセージを生成することと、前記第2のメッセージを前記ネットワークに送信することと
    を含む、方法。
  9. 前記TO/FOが未知であり、かつ前記Rxビームが未知であると判定したことに応じて、
    TO/FO取得を実行することと、
    Rxビーム改良を実行することと、
    少なくともTO/FO取得又は同期時間に基づいて、前記時間遅延を計算し、Rxビーム取得時間を計算することと
    を更に含む、請求項8に記載の方法。
  10. 前記TCI状態変更コマンドがメディアアクセス制御(MAC)制御要素(CE)を介して受信された場合、TCI状態変更のためのUE準備時間を3msとして設定することと、
    少なくとも前記UE準備時間と、前記TO/FO取得又は同期時間と前記Rxビーム取得時間との合計とに基づいて、前記時間遅延を計算することと
    を更に含む、請求項9に記載の方法。
  11. 前記TCI状態変更コマンドがダウンリンク制御情報(DCI)を介して受信された場合、TCI状態変更のためのUE準備時間をUE能力パラメータtimeDurationForQCLとして設定することと、
    少なくとも前記UE準備時間と、前記TO/FO取得又は同期時間と前記Rxビーム取得時間のより大きい方とに基づいて、前記時間遅延を計算することと
    を更に含む、請求項9に記載の方法。
  12. 前記TO/FOが既知であり、かつ前記Rxビームが未知であると判定したことに応じて、
    TO/FO取得を実行することなく、Rxビーム改良を実行することと、
    少なくともRxビーム取得時間に基づいて、前記時間遅延を計算することと
    を更に含む、請求項8に記載の方法。
  13. 前記TO/FOが既知であり、かつ前記Rxビームが未知であると判定したことに応じて、
    Rxビーム改良を実行することなく、TO/FO取得を実行することと、
    少なくともTO/FO取得又は同期時間に基づいて、前記時間遅延を計算することと
    を更に含む、請求項8に記載の方法。
  14. 前記新しいTCI状態が前記UEによって前記ネットワークに追跡されたことを示す信号を送信すること
    を更に含む、請求項8に記載の方法。
  15. 命令を含む非一時的コンピュータ可読媒体であって、前記命令は、ユーザ機器(UE)の1つ以上のプロセッサによる前記命令の実行時に、前記UEに動作を実行させ、前記動作は、
    ネットワークから送信構成指示(TCI)状態変更コマンドを含む第1のメッセージを受信することと、
    前記第1のメッセージに基づいて、新しいTCI状態の時間オフセット/周波数オフセット(TO/FO)及び受信(Rx)ビームが前記UEによって知られているかどうかを判定することと、
    前記判定に基づいて、前記新しいTCI状態に関連付けられた前記基準信号を受信するために、前記UEの時間遅延を計算することと、
    前記新しいTCI状態に関連付けられた前記基準信号を受信するように準備される前記UEの前記時間遅延を示す第2のメッセージを生成することと、
    前記第2のメッセージを前記ネットワークに送信することと
    を含む、非一時的コンピュータ可読媒体。
  16. 前記TO/FOが未知であり、前記Rxビームが未知であると判定したことに応答して、前記動作は、
    TO/FO取得を実行することと、
    Rxビーム改良を実行することと、
    少なくともTO/FO取得又は同期時間に基づいて、前記時間遅延を計算し、Rxビーム取得時間を計算することと
    を更に含む、請求項15に記載の非一時的コンピュータ可読媒体。
  17. 前記方法は、
    前記TCI状態変更コマンドが、メディアアクセス制御(MAC)制御要素(CE)を介して受信される場合、TCI状態変更のためのUE準備時間を3msとして設定し、少なくとも前記UE準備時間と、前記TO/FO取得又は同期時間と前記Rxビーム取得時間との合計とに基づいて、前記時間遅延を決定することと、
    前記TCI状態変更コマンドがダウンリンク制御情報(DCI)を介して受信される場合、TCI状態変更のためのUE準備時間をUE能力パラメータtimeDurationForQCLとして設定し、少なくとも前記UE準備時間と、前記TO/FO取得又は同期時間と前記Rxビーム取得時間のより大きい方とに基づいて、前記時間遅延を判定することと
    を更に含む、請求項16に記載の非一時的コンピュータ可読媒体。
  18. 前記TO/FOが既知であり、前記Rxビームが未知であると判定したことに応答して、前記動作は、
    TO/FO取得を実行することなく、Rxビーム改良を実行することと、
    少なくともRxビーム取得時間に基づいて、前記時間遅延を計算することと
    を更に含む、請求項15に記載の非一時的コンピュータ可読媒体。
  19. 前記TO/FOが未知であり、前記Rxビームが既知であると判定したことに応答して、前記方法は、
    Rxビーム改良を実行することなく、TO/FO取得を実行することと、
    少なくともTO/FO取得又は同期時間に基づいて、前記時間遅延を計算することと
    を更に含む、請求項15に記載の非一時的コンピュータ可読媒体。
  20. 前記方法は、前記新しいTCI状態が前記UEによって前記ネットワークに追跡されたことを示す信号を送信すること
    を更に含む、請求項15に記載の非一時的コンピュータ可読媒体。
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