JP7250958B2 - 無認可スペクトル上で動作する新無線システムにおけるアップリンク送信 - Google Patents

無認可スペクトル上で動作する新無線システムにおけるアップリンク送信 Download PDF

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Description

(関連出願の相互参照)
本出願は、2019年4月29日に出願された米国仮特許出願第 62/839,952号の優先権を主張し、参照によりその内容全体が本明細書に組み入れられる。
様々な実施形態は、一般に、無線通信の分野に関連し得る。
いくつかの実施形態は、無認可スペクトルで動作する新無線(NR)システムにおいてアップリンク(UL)送信を実行する方法を含むことができる。この方法は、ユーザ機器(UE)によって、リッスンビフォアトーク(LBT)タイプに関連付けられた情報を含むダウンリンク(DL)信号を受信することと、UEによってLBTタイプに基づいてUL送信を実行することと、を含むことができる。
これらの実施形態では、LBTタイプは、カテゴリ1(CAT-1)LBTタイプ、カテゴリ2(CAT-2)LBTタイプ、又はカテゴリ4(CAT-4)LBTタイプを含むことができる。
これらの実施形態では、LBTタイプがCAT-1LBTタイプである場合、実行することは、
UL送信が、DL信号を受信した後、Tが所定数であるTマイクロ秒(μs)以下に開始すべきであると判定することと、
Tμsに又はその前にUL送信を実行することと、を含むことができる。
これらの実施形態では、Tμsは、16μsとすることができる。
LBTタイプがCAT-2LBTタイプである場合、実行することは、
UL送信の持続時間が閾値を超えていると判定することと、
UL送信の持続時間が閾値を超えていると判定することに応答して、DL信号を受信した後、Tが所定数であるTマイクロ秒(μs)にUL送信を実行することと、を含むことができる。
これらの実施形態では、Tμsは、16μs又は25μsとすることができる。
これらの実施形態では、閾値は、584μsとすることができる。
いくつかの実施形態は、無認可スペクトルで動作する新無線(NR)システムにおいてアップリンク(UL)送信を実行するユーザ機器(UE)を含むことができる。UEは、無線フロントエンド回路及び処理回路を含むことができる。無線フロントエンド回路は、無認可スペクトルにわたって無線通信を実行することができる。処理回路は、リッスンビフォアトーク(LBT)タイプに関連付けられた情報を含むダウンリンク(DL)信号を受信し、LBTタイプに基づいてUL送信を実行することができる。
これらの実施形態では、LBTタイプは、カテゴリ1(CAT-1)LBTタイプ、カテゴリ2(CAT-2)LBTタイプ、又はカテゴリ4(CAT-4)LBTタイプを含むことができる。
これらの実施形態では、LBTタイプがCAT-1LBTタイプである場合、処理回路は、
UL送信が、DL信号を受信した後、Tが所定数であるTマイクロ秒(μs)以下に開始すべきであると判定し、
Tμsに又はその前にUL送信を実行することができる。
これらの実施形態では、Tμsは、16μsとすることができる。
これらの実施形態では、LBTタイプがCAT-2LBTタイプである場合、処理回路は、
UL送信の持続時間が閾値を超えていると判定し、
UL送信の持続時間が閾値を超えていると判定することに応答して、DL信号を受信した後、Tが所定数であるTマイクロ秒(μs)にUL送信を実行することができる。
これらの実施形態では、Tμsは、16μs又は25μsとすることができる。
これらの実施形態では、閾値は、584μsとすることができる。
いくつかの実施形態は、無認可スペクトルで動作する新無線(NR)システムにおいてアップリンク(UL)送信を実行するシステムを含むことができる。システムは、アクセスノード及びユーザ機器(UE)を含むことができる。アクセスノードは、リッスンビフォアトーク(LBT)タイプに関連付けられた情報を含むダウンリンク(DL)信号を提供することができる。UEは、LBTタイプに基づいてUL送信を実行することができる。
これらの実施形態では、LBTタイプは、カテゴリ1(CAT-1)LBTタイプ、カテゴリ2(CAT-2)LBTタイプ、又はカテゴリ4(CAT-4)LBTタイプを含むことができる。
これらの実施形態では、LBTタイプがCAT-1LBTタイプである場合、UEは、
UL送信が、DL信号を受信した後、Tが所定数であるTマイクロ秒(μs)以下に開始すべきであると判定し、
Tμsに又はその前にUL送信を実行することができる。
これらの実施形態では、Tμsは、16μsとすることができる。
LBTタイプがCAT-2LBTタイプである場合、UEは、
UL送信の持続時間が閾値を超えていると判定し、
UL送信の持続時間が閾値を超えていると判定することに応答して、DL信号を受信した後、Tが所定数であるTマイクロ秒(μs)にUL送信を実行することができる。
これらの実施形態では、Tμsは、16μs又は25μsとすることができる。
これらの実施形態では、閾値は、584μsとすることができる。
上記の実施形態のいずれも、特に明記しない限り、任意の他の実施形態(又は実施形態の組み合わせ)と組み合わせることができる。1つ以上の実装形態の前述の説明は、例示及び説明を提供するが、網羅的であることを意図するものではなく、又は、実施形態の範囲を開示される正確な形態に限定することを意図するものではない。修正及び変形は、上記の教示を踏まえて可能であり、又は様々な実施形態の実践から習得することができる。
本開示は、添付図面を参照して説明される。図面において、同様の参照番号は、一般に、同一の、機能的に類似の、及び/又は構造的に類似の要素を示す。更に、参照番号の左端の数字は、最初に参照番号が現れる図面を特定する。添付図面において、以下のとおりである:
様々な実施形態に係る、マルチスロットPUSCHの例示的な時間リソースをグラフィカルに示している。 様々な実施形態に係る、マルチスロットPUSCHの別の例示的な時間リソースをグラフィカルに示している。 様々な実施形態に係る、CG PUSCHの例示的な時間リソースをグラフィカルに示している。 様々な実施形態に係る、CG PUSCHの別の例示的な時間リソースをグラフィカルに示している。 様々な実施形態に係る例示的な復調基準信号(DMRS)パターンをグラフィカルに示している。 様々な実施形態に係る例示的な復調基準信号(DMRS)パターンをグラフィカルに示している。 様々な実施形態に係る、PUSCHの例示的な適用可能なLBTタイプをグラフィカルに示している。 様々な実施形態に係る、PUSCH送信のための例示的なスロットタイプ依存NTA判定をグラフィカルに示している。 様々な実施形態に係る、PUSCH送信のための例示的なスロットタイプ依存NTA判定をグラフィカルに示している。 様々な実施形態に係る例示的なPUSCH送信タイミング判定をグラフィカルに示している。 様々な実施形態に係る、OS k以降の開始位置を有する例示的なオフセットをグラフィカルに示している。 様々な実施形態に係る、OS kまでの開始位置を有する例示的なオフセットをグラフィカルに示している。 様々な実施形態に係る、OS kに固定された開始位置を有する例示的なオフセットをグラフィカルに示している。 様々な実施形態に係る、ネットワークのシステムの例示的なアーキテクチャを示している。 様々な実施形態に係る、第1のCNを含むシステムの例示的なアーキテクチャを示している。 様々な実施形態に係る、第2のCNを含むシステムのアーキテクチャを示している。 様々な実施形態に係る、インフラストラクチャ機器の例示を示している。 様々な実施形態に係る、プラットフォーム(又は「装置」)の例を示している。 様々な実施形態に係る、ベースバンド回路及び無線フロントエンドモジュール(RFEM)の例示的な構成要素を示している。 様々な実施形態に係る、無線通信デバイスにおいて実装されることができる様々なプロトコル機能を示している。 様々な実施形態に係るコアネットワークの構成要素を示している。 いくつかの例示的な実施形態に係る、ネットワーク仮想化(NFV)をサポートするシステムの構成要素を示すブロック図である。 いくつかの例示的な実施形態に係る、機械可読又はコンピュータ可読媒体(例えば、非一時的機械可読記憶媒体)から命令を読み取り、本明細書に記載の方法のうちのいずれか1つ以上を実行することが可能な構成要素を示すブロック図である。 いくつかの実施形態に係る無認可スペクトルで動作するフローチャートを示している。
ここで本開示は、添付図面を参照して説明される。
以下の詳細な説明は、添付の図面を参照する。同じ参照番号が、同じ又は類似の要素を識別するために、異なる図面において使用される場合がある。以下の記載において、限定するためにではなく説明の目的上、様々な実施形態の様々な態様の完全な理解を提供するために、特定の構造、アーキテクチャ、インタフェース、技法等の具体的な詳細を説明する。しかし、様々な実施形態の様々な態様が、これらの具体的な詳細から逸脱した他の例において実施され得ることは、本開示の利益を有する技術分野の当業者には明らかであろう。場合によっては、様々な実施形態の説明を不必要な詳細によって不明瞭にしないように、周知のデバイス、回路、及び方法の説明は省略される。本開示の目的のために、「A又はB」は、(A)、(B)、又は(A及びB)を意味する。
毎年、無線ネットワークに接続されたモバイル機器の数は、著しく増加している。本明細書に記載されているいくつかの実施形態は、モバイルデータトラフィックにおける要求を維持するために、これらの要求を満たすためのシステム要件に対して行われるべき変更を説明する。例えば、このトラフィックの増加を送達するために強化される必要がある多くの重要な領域は、いくつかの例を提供するために、より大きな帯域幅、より短い待ち時間、及び/又はより高いデータレートを含むことができる。
無線技術革新における制限要因の1つは、スペクトルの可用性を含むことができる。これを軽減するために、無認可スペクトルは、LTEの可用性を拡張するための関心領域であった。これに関連して、3GPPリリース13におけるLTEの主要な拡張のうちの1つは、LTEアドバンストシステムによって導入されたフレキシブルキャリアアグリゲーション(CA)フレームワークを利用することによってシステム帯域幅を拡張する認可支援アクセス(LAA)を介して、無認可スペクトルにおけるその動作を可能にすることであった。
ここで、NRのフレームワークの主構成ブロックが確立され、本明細書に記載されるいくつかの実施形態は、無認可スペクトルにおいて同様に動作することができる。無認可スペクトルにおけるNR動作を容易にするために、これらの実施形態は、以下を含むことができる:
[RAN1]を含む例示的な物理層の態様:
いくつかの実施形態は、アップリンク(UL)への単一及び複数のダウンリンク(DL)並びに識別されたリッスンビフォアトーク(LBT)要件に関連付けられた共有チャネル占有時間(COT)内のULからDLへの切り替え点を有するフレーム構造を含むことができる(技術レポート(TR)セクション7.2.1.3.1)。
いくつかの実施形態は、物理アップリンク共有チャネル(PUSCH)の拡張を有するULデータチャネルを含むことができる。これらの実施形態は、物理リソースブロック(PRB)ベースの周波数ブロックインターレース送信をサポートすることができる。これらの実施形態は、ULグラントによって終了位置が示されることを理解することにより、LBT結果に応じて、1つ又は複数のスロット内の複数のPUSCH開始位置をサポートすることができる。これらの実施形態は、LBT結果に応じて、UEが、PUSCH送信のための許可されたトランスポートブロックサイズ(TBS)を変更する必要はない。これらの実施形態は、周期的プレフィックス直交周波数分割多重化(CP-OFDM)に基づくPUSCH拡張を含むことができる。これらの実施形態は、例えばRAN1によって、約60キロヘルツ(kHz)に対するサブPRB周波数ブロックインターレース送信の可用性を決定することができる。
[RAN1、RAN2]を含む例示的な物理層手順:
いくつかの実施形態は、ロードベース機器(LBE)に関して、NR無認可スペクトル(NR-U)試験項目に準拠したチャネルアクセス機構を含むことができる(TR 38.889、セクション7.2.1.3.1)。これらの実施形態は、RAN1によって実行されることができる。
いくつかの実施形態は、ハイブリッド自動再送要求(HARQ)動作を含むことができる。これらの実施形態では、NR HARQフィードバック機構は、例えば、同じ共有COTにおける対応データについてのHARQ確認応答/否定応答(A/N)の即時送信、及び/又は後続のCOTにおけるHARQ A/Nの送信等、試験フェーズ(NR-U TRセクション7.2.1.3.3)に準拠した拡張部を有するNR-U動作のベースラインを表すことができる。これらの実施形態は、複数の及び/又は補足の時間及び/又は周波数ドメイン送信機会を提供するための機構をサポートすることができる。(RAN1)。
いくつかの実施形態は、試験フェーズ(TR 38.889、セクション7.2.1.3.3)に準拠して、PUSCHのための複数の送信時間間隔(TTI)をスケジューリングすることを含むことができる。(RAN1)
いくつかの実施形態は、構成されたグラント動作を含むことができる。これらの実施形態では、NRタイプ-1及びタイプ-2の構成されたグラント機構は、試験フェーズ(NR-U TRセクション7.2.1.3.4)に準拠した修正を伴うNR-U動作のベースラインとすることができる。(RAN1)。
いくつかの実施形態は、LBT及びチャネルアクセス優先度を考慮して、(UL及びDLの双方について)データ多重化態様を含むことができる。(RAN1/RAN2)。
いくつかの実施形態は、他の現用技術との公平な共存を維持する。これらの実施形態では、それが動作し得る特定の帯域に応じて、いくつかの制限を考慮することができる。例えば、5ギガヘルツ(GHz)帯域で動作する場合、これらの実施形態は、送信が発生することができる前にメディアを取得するためにLBT手順を実行することができる。これらの実施形態では、グラントベースのPUSCH(GB PUSCH)及び構成されたグラントベースのPUSCH(CG PUSCH)が同じセル内に存在することができる。これらの実施形態では、これらの2種類の送信方式の適切な処理は、効率的なセル動作のために含めることができ、特に、グラントベース(GB)マルチTTI送信及びCG PUSCHを繰り返して考慮する。いくつかの実施形態は、無認可スペクトルで効率的な動作を可能にするために、NRのGB PUSCH送信及びCG PUSCH送信の設計を含むことができる。
いくつかの実施形態は、例えば、無認可スペクトルで動作するNRシステムにおいて、LBT手順の成功に対する送信が条件付きであるため、PUSCH送信に対するLBTの影響が最小限に抑えられるべきである。例えば、GB PUSCHは、CG PUSCHよりも優先されることができる。これらの実施形態では、オーバーヘッド及びブラインド検出を考慮して、DL制御情報(DCI)フォーマットスケジューリングマルチTTI PUSCHが設計されることができる。これらの実施形態では、CG PUSCH送信に基づくコードブロックグループ(CBG)を考慮して、直接転送指示(DFI)オーバーヘッドが最小化されることができる。
シングルTTI/マルチTTI PUSCHのための例示的なDCIフォーマット
NR-Uは、単一のULグラントを使用して、例えば、複数のスロットにわたる異なるHARQプロセス識別子(ID)を有する複数のトランスポートブロック(TB)のスケジューリング等、PUSCHについての複数のTTIスケジューリングをサポートすることができる。NRリリース15(Rel-15)において定義される2つのDCIフォーマット0_0及び0_1に基づいて、いくつかの実施形態は、マルチTTI PUSCHをスケジューリングするDCIフォーマットを含むことができる。これらの実施形態では、占有チャネル帯域幅(OCB)のレギュレーション制限により、PUSCHリソース割り当ては、Rel-15と比較して再設計されることができる。これらの実施形態では、DCIにおける周波数リソース割り当てフィールドは、変更されることができ、DCI 0_0及び0_1とは異なるDCIをもたらす。これらの実施形態では、DCI内の周波数リソース割り当てフィールドは、NR-Uにおける周波数リソース割り当てに従うことができる。本明細書では、用語「シングルTTIスケジューリング」は、単一のTBのスケジューリングを指す一方で、用語「マルチTTIスケジューリング」は、複数のTBのスケジューリングを指す。
いくつかの実施形態では、2つの新たなDCIフォーマットは、DCI 0_0A及び0_0Bとして示されるDCI 0_0に基づいて導出されることができる。これらの実施形態では、これらの2つの新たなDCIフォーマットは、それぞれ、シングルTTIスケジューリング及びマルチTTIスケジューリングをサポートすることができる。これらの実施形態では、これらの2つの新たなDCIフォーマットは、それぞれ、シングルTTIスケジューリング及びマルチTTIスケジューリングをサポートするDCI 0_1A及び0_1Bとして示されるDCI 0_1に基づいて、導出されることができる。
いくつかの実施形態では、1つの新たなDCIフォーマットは、DCI 0_0Aとして示されるDCI 0_0に基づいて導出されることができる。これらの実施形態では、この新たなDCIフォーマットは、シングルTTIスケジューリングをサポートすることができる。これらの実施形態では、2つの新たなDCIフォーマットは、DCI 0_1A及び0_1Bとして示されるDCI 0_1に基づいて導出されることができる。これらの実施形態では、これらの2つの新たなDCIフォーマットは、それぞれ、シングルTTIスケジューリング及びマルチTTIスケジューリングをサポートすることができる。これらの実施形態では、DCI 0_0は、送信のロバスト性を提供するためのフォールバックDCIを表すことができる。
いくつかの実施形態では、1つの新たなDCIフォーマットのみが、DCI 0_0Aとして示されるDCI 0_0に基づいて導出されることができる。これらの実施形態では、この新たなDCIフォーマットは、シングルTTIスケジューリングをサポートすることができる。いくつかの実施形態では、1つの新たなDCIフォーマットのみが、DCI 0_1Cとして示されるDCI 0_1に基づいて導出されることができる。これらの実施形態では、この新たなDCIフォーマットは、シングルTTIスケジューリングとマルチTTIスケジューリングとの間の動的切り替えをサポートすることができる。
いくつかの実施形態では、例えば、上述したDCIフォーマット0_0B、0_1B、又は0_1Cは、以下のフィールドのうちの少なくともいくつかを含めることができる:
トランスポートブロック(TB)当たりの新たなデータインジケータ(NDI)。
TB当たりの冗長バージョン(RV)、例えば、1ビット又は2ビット。
単一のHARQプロセス番号h、例えば、単一の番号hは、第1のTBに割り当てられることができるが、k番目のTBは、HARQプロセス番号h+k、h=0,1,...,N-1を使用し、ここで、Nは、マルチTTI PUSCHに対して事前定義又は構成されたTBの数を表す。
チャネルアクセスタイプ、例えば、LBTなし、アグレッシブLBT、例えば、25μsのクリアチャネル評価(CCA)を有するワンショットLBT、又は保存的LBT、例えば、CAT-4LBT。本明細書では、「LBTなし」は、例えば、16μsよりも小さいギャップを有するLBTを伴わない直接送信を表す。
チャネルアクセス優先度クラス、例えば、LTE認可支援アクセス(LAA)で定義される2ビット。
スケジューリングされたスロットの最大数を表す多数のスケジューリングされたスロットは、RRCシグナリングによって事前定義又は構成されることができる。DCI 0_1A及び0_1Bの双方が使用される実施形態では、DCI 0_1Bは、2からNのスケジューリングされたスロットの数を示すことができる。実施形態では、例えば、DCI 0_1Cに関して、スケジューリングされたスロットの数は、1からNの範囲とすることができ、ここで、Nは、マルチTTI PUSCHにおいて予め定義又は構成されたTBの数を表す。
PUSCHの開始位置、例えば、LTE LAAは、例えば、直交シーケンス(OS) 0の開始、直交周波数分割多重シンボル(OS)0の開始後25μs、OS 0の開始後25μs+タイミングアドバンス(TA)、及びOS 1の開始等、4つの開始位置をサポートすることができる。いくつかの実施形態では、値は、NR-Uに関して定義されることができる。いくつかの実施形態では、PUSCHの開始位置は、OS X、OS X+25μs、OS X+25μs+TA、及びOS X+1であり、ここで、Xは、異なるフィールドにおいて指示されることができる開始シンボルを表す。
時間リソースの開始シンボルインデックス及び終了シンボルインデックス。いくつかの実施形態では、これらの2つのインデックスは、別個にシグナリングされるか又は共同で符号化されることができる。
CBGベースの送信が構成されることができる場合に存在することができるCBG送信情報(CBGTI)。
CGユーザ機器(UE)に対してCOT共有が許可されているか否かの指示。いくつかの実施形態では、このフィールドは、1ビットから構成されることができ、COT共有が有効化されているか無効化されているかを示すことができる。いくつかの実施形態では、このフィールドは、CG UEが共有COT内で送信するか否かを予め評価することができるように、利用可能な共有COTの長さを示すために2/3ビットによって構成されることができる。これらの実施形態では、CG UEは、利用可能なそれらの時間領域リソースを利用するのに十分なデータがある場合、共有COT内で送信を実行することができる。
いくつかの実施形態では、DCI 0_0A又は0_0Bにおけるチャネルアクセスフィールドは、1ビットを使用して実装されることができ、DCI 0_1A、0_1B、又は0_1Cにおけるチャネルアクセスフィールドは、2ビットを使用して実装されることができる。いくつかの実施形態では、DCI 0_0A又は0_0Bにおけるチャネルアクセスフィールドは、LBTなし又はワンショットLBTを示すことができる一方で、DCI 0_1A、0_1B、又は0_1Cにおけるチャネルアクセスフィールドは、LBTなし、ワンショットLBT、又はCAT-4 LBTを示すことができる。いくつかの実施形態では、チャネルアクセスフィールドは、全てのDCIフォーマット0_0A、0_0B、0_1A、0_1B、又は0_1Cについての1つのビットであり、フィールドによって示される2つの状態は、無線リソース制御(RRC)シグナリングによって構成される。いくつかの実施形態では、DCI 0_0Aにおけるチャネルアクセスフィールドは、LBTなし、ワンショットLBT、又はカテゴリ4(CAT-4)LBTを示す2ビットを使用して実装されることができる。
いくつかの実施形態では、DCI 0_1A及び0_1Bの双方が使用され、2つのDCIは、異なるサイズを有することができる。いくつかの実施形態では、DCI 0_1AのCBGTIは、1つのTBについてCBGが送信されているかどうか/どのCBGが送信されているかを示すビットを使用して実装されることができる。いくつかの実施形態では、DCI 0_1BのCBGTIは、
Figure 0007250958000001
ビットであるCBGTIビットの総数を有するマルチTTI PUSCH内にN個のTBが存在すると仮定して、TB当たりのMビットを使用して実装されることができる。いくつかの実施形態では、S、M、及び/又はNは、RRCシグナリングによって事前定義又は構成されることができる。いくつかの実施形態では、
Figure 0007250958000002
は、Sよりもはるかに大きくすることができる。これらの実施形態では、DCI 0_1Bのサイズを制限するために、Mの最大値は、Sと比較して低減されることができる。例えば、Sは、2、4、又は8とすることができる一方で、Mは、2又は4とすることができる。
いくつかの実施形態では、DCI 0_1AによってスケジューリングされるTBは、DCI 0_1Bによってスケジューリングされることができず、DCI 0_1BによってスケジューリングされるTBは、DCI 0_1Aによって再スケジューリングされることができない。いくつかの実施形態では、DCI 0_1A、0_1B、及びその他を含む任意のDCIフォーマットが使用されて、TBの任意の送信又は再送信をスケジューリングすることができる。具体的には、CBGTIビットの数は、それぞれ、DCI 0_1A及びDCI 0_1Bに対してTB当たりS及びMであり、Sは、通常、Mよりも大きい。これらの実施形態では、SがMよりも大きいと仮定すると、TBについてのS CBGは、M個のCBGグループにグループ化されることができる。各CBGグループは、DCI 0_1BにおいてTBについて1つのCBGTIビットを使用する。いくつかの実施形態では、インデックスkを有するCBGは、CBGグループmod(k,M)、k=0,1...S-1にグループ化される。DCI 0_1BにおけるTBについてのCBGTIビットがACKである場合、CBGTIビットに対応するCBGグループにおけるTBについてのCBGが再スケジューリングされる。或いは、TBは、まず、DCI 0_1Bに適用されるM個のCBGに分割されることができ、次いで、M個のCBGのそれぞれは、ceil(S/M)に又はfloor(S/M)サブグループに分割されることができる。次いで、各サブグループは、DCI 0_1AにおいてTBについての1つのCBGTIビットを使用する。いくつかの実施形態では、M個のCBGからのインデックスkを有するCBGは、ceil(S/M)サブグループにk<mod(k,M)、ceil(S/M)そうでない場合には、k=0,1...M-1に分割される。DCI 0_1AにおけるTBについてのCBGTIビットがACKである場合、CBGTIビットに対応するTBについての対応するCBGのサブグループが再スケジューリングされることができる。
いくつかの実施形態では、DCI 0_1Cが使用されて、シングルTTIスケジューリングとマルチTTIスケジューリングとの間の動的切り替えをサポートすることができる。これらの実施形態では、DCI 0_1CのCBGTIは、マルチTTI PUSCHにN個のTBが存在すると仮定して、TB当たりMビットとすることができ、CBGTIビットの総数は、
Figure 0007250958000003
ビットである。N個未満のTBがスケジューリングされる場合、TB当たりのCBGの数は、Mよりも大きくすることができる。
いくつかの実施形態では、例えば、単一のTBのみがDCI 0_1Cによってスケジューリングされる場合、M個のCBGビットがTBに使用されることができる。これらの実施形態では、特別な処理のCBGグループ化の必要はない。いくつかの実施形態では、例えば、単一のTBがDCI 0_1Cによってスケジューリングされる場合、
Figure 0007250958000004
ビット、
Figure 0007250958000005
からのS個のCBGTIビットがTBに使用されることができる。これらの実施形態では、TBは、最初にシングルTTIスケジューリングに適用されるS個のCBGに分割されることができ、次いで、S個のCBGは、M個のCBGグループにグループ化される。各CBGグループは、マルチTTIスケジューリングにおけるTBについての1つのCBGTIビットを使用することができる。いくつかの実施形態では、インデックスkを有するCBGは、CBGグループmod(k,M)、k=0,1...S-1にグループ化されることができる。マルチTTIスケジューリングにおけるTBについてのCBGTIビットがACKである場合、CBGTIビットに対応するTBについてのCBGグループ内のCBGが再スケジューリングされることができる。いくつかの実施形態では、TBは、最初にマルチTTIスケジューリングに適用されるM個のCBGに分割されることができる。これらの実施形態では、M個のCBGのそれぞれは、ceil(S/M)に又はfloor(S/M)サブグループに分割されることができる。次いで、各サブグループは、シングルTTIスケジューリングにおいて、TBについての1つのCBGTIビットを使用する。いくつかの実施形態では、M個のCBGからのインデックスkを有するCBGは、ceil(S/M)サブグループにk<mod(k,M)、ceil(S/M)そうでない場合には、k=0,1...M-1に分割されることができる。シングルTTIスケジューリングにおけるTBについてのCBGTIビットがACKである場合、CBGTIビットに対応するTBについての対応するCBGのサブグループが再スケジューリングされることができる。
いくつかの実施形態では、例えば、n個のTBがDCI 0_1C、1≦n≦Nによってスケジューリングされる場合、CBGTIのMNビットは、n個のTBに再割り当てられることができる。これらの実施形態では、CBGTIのf(n)ビットは、1つのTBに割り当てられることができる。一例として、T=MN/n又はT=分(MN/n,S)であり、ここで、Sは、TBに使用されるCBGの最大数を表す。これらの実施形態では、TBは、f(1)CBGに分割されることができ、次いで、f(1)CBGは、f(n)CBGグループにグループ化されることができる。これらの実施形態では、インデックスkを有するCBGは、CBGグループmod(k,f(1))、k=0,1...f(1)-1にグループ化されることができる。CBGグループは、1つのCBGTIビットにマッピングする。いくつかの実施形態では、TBは、f(m)CBGに分割されることができ、f(m+1)次いで、m個のTBは、m+1個のTB、m=1...N-1の場合には、CBGにグループ化される。インデックスkを有するCBGは、mod(k,f(m+1))CBGグループ、k=0,1...f(m)-1にグループ化されることができる。これらの実施形態では、CBGグループは、1つのCBGTIビットにマッピングされることができる。これらの実施形態では、f(m+1)は、f(m)の因子とすることができる。
いくつかの実施形態では、DCI 0_1C、例えば、単一のTBがスケジューリングされ、2ビットのRVがTBによって使用されることができ、そうでない場合には、RVは、TB当たり1ビットとすることができる。
いくつかの実施形態では、CBGベースの送信が構成されていない場合、1つのDCIフォーマット、例えば、DCI 0_1Cのみが使用されて、シングルTTIスケジューリングとマルチTTIスケジューリングとの間で動的に切り替えることができ、そうでない場合、2つのDCIフォーマット0_1A及び0_1Bが双方とも使用される。
DFIを使用する例示的なHARQフィードバック
いくつかの実施形態では、例えば、更なる強化されたLAA(FeLAA)自律的UL(AUL)では、DFIが導入されて、PUSCHに対するHARQ-ACKを示すことができる。これらの実施形態では、1つのHARQ-ACKビットは、DFIにおける各TBに対して送信されることができる。しかしながら、状況によっては、NR-U CG PUSCHがCBGベースの送信をサポートすることができるため、スキームは、大きなオーバーヘッドをもたらすことがある。これらの状況では、CGについての16個のHARQプロセスを仮定すると、各TBが8個のCBGを有し、128ビットがDFIにおいて実行されるべきである。
いくつかの実施形態では、N個のHARQ-ACKビットは、CGについて構成された各HARQプロセスに対して割り当てられることができる一方で、1ビットのみが他のHARQプロセスに割り当てられることができる。これらの実施形態では、Nは、RRCシグナリングによって、事前定義又は構成された数とすることができる。Nは、TBについての構成された数のCBGの同じシグナリングによって構成されることができ、又はNは、別個のRRCシグナリングによって構成されることができる。これらの実施形態では、CGについて構成されていないHARQプロセスの1ビットは、グラントベースのPUSCHの送信又は再送信をトリガするために使用されないが、コンテンションウィンドウサイズ(CWS)調整において使用される情報の一片とすることができる。すなわち、GB PUSCHもまた、CBGベースである場合であっても、オーバーヘッド低減のために1ビットのみがDFIに割り当てられる。
いくつかの実施形態では、NR-UにおけるDFIは、より大きいサイズを有するDCIのサイズ、例えば、DCI 0_1B又は0_1Cと一致することができる。具体的には、NR-UにおけるDFIは、より大きいサイズのDL DCIのサイズに一致することができる。
いくつかの実施形態では、GB PUSCH及びCG PUSCHのためのHARQプロセスは、Xが1を超えるXサブセットに分割されることができる。これらの実施形態では、HARQプロセスの各サブセットは、例えば、DFIのサイズを低減するために、別個のDFIにマッピングされることができる。
いくつかの実施形態では、CGについて構成されたHARQプロセスは、Xが1を超えるXサブセットに分割されることができる。これらの実施形態では、HARQプロセスの各サブセットは、別個のDFIにマッピングされることができる。DFIでは、CGについて構成されたHARQプロセスの対応するサブセットについて、N個のHARQ-ACKビットが各HARQプロセスに割り当てられることができる。同時に、このサブセットに属していない他の全てのHARQプロセスについては、CGについて構成されているか否かにかかわらず、HARQプロセス当たり1ビットのHARQ-ACKを含めることができる。これらの実施形態では、Nは、RRCシグナリングによって、事前定義又は構成された数とすることができる。これらの実施形態では、Nは、TBについての構成された数のCBGの同じシグナリングによって構成され、又はNは、別個のRRCシグナリングによって構成されることができる。これらの実施形態では、HARQプロセス当たり1ビットがCWS調整に使用されることができる。CGについて構成されたHARQプロセスについては、UEは、新たな送信又は再送信のためのこの1ビットを参照することができる。例えば、このHARQプロセス当たり1ビットがNACKとして生成されると仮定すると、少なくとも1つのCBGが誤っている場合、UEは、この1ビットがACKである場合に、関連するHARQプロセスの進行中の繰り返しPUSCH送信を停止することができる。
いくつかの実施形態では、CGについて構成された各HARQプロセスについてのHARQ-ACKビットの数を低減するために、CBGグル-プが適用されることができる。構成された数のCBGがTBについてSであると仮定すると、S個のCBGがN個のCBGグループにグループ化される必要がある。これらの実施形態では、Nは、RRCシグナリングによって事前定義又は構成された数である。これらの実施形態では、Nは、TBについての構成された数のCBGの同じシグナリングによって構成されることができ、又はNは、別個のRRCシグナリングによって構成されることができる。シングルTTIスケジューリング及びマルチTTIスケジューリングに関して、TB当たりのCBGTIビットの数が異なると仮定すると、Nは、シングルTTIスケジューリングとマルチTTIスケジューリングとの間のTB当たりのCBGTIビットのより小さい数に等しくすることができる。各CBGグループについての1つのHARQ-ACKビットがDFIに含められることができる。好ましくは、インデックスkを有するCBGは、CBGグループmod(k、N)、k=0,1...S-1にグループ化される。TBのCBGグループについての1ビットがDFIにおいてACKである場合、CBGグループにおける全てのCBGについてACKであり、そうでない場合、バンドルされたNACKは、CBGグループにおけるCBGについてDFIによってシグナリングされる。
いくつかの実施形態では、CBG(再)送信は、CGに対して有効にされることができる。この場合、CBGTIについての8ビットがCG UCIにおいて搬送され、構成に基づいて、第1の又は最後のN(0、2、4、6、8)のみが有用な情報を搬送する一方で、その他は、パディングビットとして解釈されることができる。
マルチスロットPUSCHの例示的な時間リソース
NR-Uでは、UEは、LBTの制限により、PUSCHがトリガされると常にチャネルを取得することができない。したがって、LBTの試みを低減する方法が有益とすることができる。
図1は、様々な実施形態に係る、マルチスロットPUSCHの例示的な時間リソースをグラフィカルに示している。図1に示すように、グラントベースのマルチスロットPUSCHについては、UEがLBT 102を首尾よく実行することによって共有COTチャネル100を占有すると、UEは、スロット1から4において連続的に送信することができる。図1に示される例示的な実施形態では、共有COTチャネル100を介した通信は、図1のDによって示されるスロットを有する共有ダウンリンク(DL)バーストを有するフレーム構造、及び図1のFによって示されるギャップによって分離された、図1のUによって示されるULスロットを有する共有アップリンク(UL)バーストを有するフレーム構造に従うことができる。開始シンボルインデックス及び終了シンボルインデックスに関する情報が示されていると仮定すると、これらの2つの情報片は、別個にシグナリングされるか又は共同で符号化されることができる。図1に示すように、チャネル占有のための第1のスロットにおいて、UEは、指示された開始シンボルに従うことができる一方で、第1のスロット内の最後のシンボルは、スロットの最後のシンボル、例えば、シンボル13である。チャネル占有のための最後のスロットでは、UEは、指示された終了シンボルに従うことができる一方で、最後のスロット内の第1のシンボルは、シンボル0である。存在する任意の中間スロットについては、シンボル0から始まり、シンボル13で終わる。いくつかの実施形態では、UEがスロット内でLBT102を通過する場合、UEは、図1の104によって強調されるようにスロット1から4内で連続的に送信することができる。いくつかの実施形態では、UEがスロット内でLBT102を通過できない場合、UEは、図1の106によって強調されるように、次のスロット内で再びLBT102を試行することができる。好ましくは、図1に示すように、UEは、次のスロットのシンボル0においてLBT102を試行することができる。例えば、図1の106によって強調されているように、UEは、図1に陰影付けによって示されるスロット1内のLBT102を通過できず、次いで、UEは、次のスロット2においてLBT102を試行することができる。いくつかの実施形態では、スロット内で、UEは、複数の場合にLBT102を実行することを試みることができ、例えば、UEは、以下のようにシンボル0、7内でLBT102を試行することができる:LBT102がシンボル0において成功した場合、スロットの残りが使用されてTBを送信することができる。しかしながら、失敗した場合、UEは、シンボル7においてLBT102を試行することができ、成功した場合には、送信は、スロットの残りの7シンボルにおいてパンクチャされるか又はレート整合されるかのいずれかとすることができる。
いくつかの実施形態では、UEは、DCIシグナリング又は上位層シグナリングを介して、異なる場合にLBT102を試行するように構成されることができる。いくつかの実施形態では、UEは、例えば、必ずしもスロット境界ではない特定の開始位置で開始することができる。
次世代ノードB(gNB)の内部において、複数のDLからUL及びULからDLへの切り替え点を有する共有COTを開始すると、ULシンボルは、連続的でなくてもよい。例えば、図2は、様々な実施形態に係る、マルチスロットPUSCHの別の例示的な時間リソースをグラフィカルに示している。いくつかの実施形態では、図2に示すように、共有ULバーストにおけるマルチスロットPUSCHの第1のスロット内のグラントベースのマルチスロットPUSCHについて、第1のスロット内の開始シンボルは、DCIによって示される開始シンボルによって判定される。いくつかの実施形態では、例えば、次の数個のスロットが完全なULスロットである場合、UEは、連続するULスロット内でUL送信を継続することができる。共有ULバーストにおけるマルチスロットPUSCHの最後のスロットにおいて、UEは、DCIによって示される終了シンボルでのPUSCH送信を停止することができる。いくつかの実施形態では、UEがスロット、例えばスロット1においてLBT102を通過できない場合、UEは、次のスロット、例えばスロット2において再びLBT102を試行することができ、その後、スロット2においてLBT102が通過できない場合にスロット3に続くことができる。好ましくは、図2に示すように、UEは、次のスロットが完全なULスロットである場合には、次のスロットのシンボル0においてLBT102を試行することができる。いくつかの実施形態では、gNBの共有COTチャネル200内で、UEは、共有リソース内の複数の場合にLBT102を実行することを試行することができ、例えば、UEは、各共有スロットのシンボル0、7においてLBT102を試行することができる:その結果、LBT102がシンボル0において成功した場合、スロットの残りの部分が使用されてTBを送信することができる。しかしながら、LBT102が失敗した場合、UEは、シンボル7においてLBT102を試行することができ、成功した場合には、送信は、スロットの残りの7シンボルにおいてパンクチャされるか又はレート整合されるかのいずれかとすることができる。この同じプロセスは、共有COT内の全ての残りのULスロットに適用されることができる。
いくつかの実施形態では、UEは、DCIシグナリング又は上位層シグナリングを介して、異なる場合にLBT102を試行するように構成されることができる。いくつかの実施形態では、UEは、必ずしもスロット境界ではない特定の開始位置で開始するように構成されてもよい。
上記の概念は、複数のDL/UL切り替え点の場合にも等しく適用可能とすることができることに留意されたい。
いくつかの実施形態では、マルチスロットPUSCHについてのスロット又はミニスロットの数は、PUSCHマッピングタイプ、K2及び開始及び長さインジケータ値(SLIV)によって共同で符号化されることができる。これらの実施形態では、PUSCHマッピングタイプ、K2、SLIV及びスロットの数の組み合わせは、無線リソース制御(RRCシグナリング)によって構成され、DCIによって動的に指示されることができる。DCIにおける同じオーバーヘッドがRel-15と同様に使用されることができる。或いは、より多くの組み合わせ、例えば、より多くのビットが使用されて、より良好な柔軟性のためのDCI内の組み合わせを示すことができる。
いくつかの実施形態では、マルチTTI PUSCHのTTIの数は、PUSCHマッピングタイプ、K2、及びSLIVとは別個とすることができるか又は共同で符号化されることができる。TTIは、SLIVの持続時間に等しい期間として定義される。より具体的には、複数のミニスロット又はスロットを介したPUSCH送信は、時間領域において連続することができる。SLIVにおける開始シンボルは、第1のスロット内の開始シンボルを示すために使用されることができ、最後のシンボルは、SLIV内の開始シンボル、SLIVの長さ、及びスロット/ミニスロットの数の組み合わせに基づいて判定される。PUSCHマッピングタイプ、K2、SLIV、及びTTIの数の適用可能な組み合わせは、RRCシグナリングによって構成されることができ、DCIによって動的に指示されることができることに留意されたい。TTIは、スロット内で制限されるか、又はTTIは、スロット境界を横切ることができる。TTIがスロット内にある場合、最後のTTIは、SLIVの持続時間よりも短い長さを有することができる。或いは、第2の最後のTTI及び最後のTTIは、マージされて単一のより長いTTIとしてカウントされることができる。
CG PUSCHの時間リソース
NR-Uでは、UEは、LBTの制限により、PUSCHがトリガされると常にチャネルを取得することができない。いくつかの実施形態では、上位層がCG PUSCHのスロットを構成すると仮定すると、例えば、Nビットのビットマップが存在することができる。これらの実施形態では、ビットマップ内の「1」にマッピングされたスロットが、CG PUSCH送信に使用されることができる。いくつかの実施形態では、ビットマップは、サブキャリア間隔とは独立して40ビット長とすることができる。いくつかの実施形態では、発見基準信号(DRS)の場合と一致する時間領域リソースについて、UEがCG送信を実行するように構成されることができる場合であっても、UEは、CGを試行することが許可されず、UEは、それらのリソースをスキップする。いくつかの実施形態では、ビットマップの解釈のために続くヌメロロジは、PUSCH用に構成されたものである。
図3は、様々な実施形態に係る、CG PUSCHの例示的な時間リソースをグラフィカルに示している。いくつかの実施形態では、UEは、UEがLBT102を首尾よく実行することによってチャネルを占有すると、ビットマップ内の値「1」によってマッピングされた複数のスロット内で連続的に送信することができる。開始シンボルインデックス及び終了シンボルインデックスに関する情報が示されているか又は構成されていると仮定すると、これらの2つの情報片は、別個にシグナリングされるか又は共同で符号化されることができる。図3に示すように、チャネル占有のための第1のスロットにおいて、UEは、指示された又は構成された開始シンボルに従うべきである一方で、第1のスロット内の最後のシンボルは、スロットの最後のシンボル、例えば、シンボル13である。チャネル占有のための最後のスロットでは、UEは、指示された又は構成された終了シンボルに従うべきである一方で、最後のスロット内の第1のシンボルは、シンボル0である。存在する任意の中間スロットについては、中間スロットは、シンボル0から始まり、シンボル13で終わる。いくつかの実施形態では、UEがスロット内でLBT102を通過する場合、UEは、図3の304によって強調されるようにスロット1から4内で連続的に送信することができる。いくつかの実施形態では、UEがスロット内でLBT102を通過できない場合、UEは、図3の306によって強調されるように、次のスロット内で再びLBT102を試行しなければならない。好ましくは、図3に示すように、UEは、指示又は構成された開始シンボルに続いて、LBT102を再び試行することができる。このようにして、スロット内のCG PUSCHよりも初期位置から開始するようにスケジューリングされたGB PUSCHが優先されることができる。
図4は、様々な実施形態に係る、CG PUSCHの別の例示的な時間リソースをグラフィカルに示している。いくつかの実施形態では、例えば、gNBの内部において、複数のDLからUL及びULからDLへの切り替え点を有する共有COTが開始されると、ULシンボルは、連続的でなくてもよい。いくつかの実施形態では、図4に示すように、共有COTチャネル400内でCG PUSCHが許可されている場合、共有ULバーストにおけるCG PUSCHの第1のスロットにおいて、第1のスロット内の開始シンボルは、指示された又は構成された開始シンボルによって判定される。次の数個のスロットが完全なULスロットである場合、UEは、連続するULスロット内のCG PUSCHのUL送信を継続することができる。共有ULバーストにおけるCG PUSCHの最後のスロットにおいて、UEは、指示された又は構成された終了シンボルにおけるPUSCH送信を停止しなければならない。いくつかの実施形態では、UEがスロット内でLBTを通過できない場合、UEは、図4の404及び406によって強調されるように、次のスロット内で再びLBTを試行しなければならない。好ましくは、図4に示すように、UEは、指示又は構成された開始シンボルに続いて、LBTを再び試行することができる。
いくつかの実施形態では、UEが、複数のDLからUL及びULからDLへの切り替え点を有する共有COTチャネル400内でマルチスロットPUSCHをスケジューリングし、UEがLBTなしとして示される場合、UEは、このマルチスロットPUSCHによって使用される各ULバーストにおけるその送信を開始するようにLBTなしを行うことができる。或いは、UEは、マルチスロットPUSCHの第1のULバースト内でのみLBTなしを行い、UEは、他のULバースト内では25μsLBTを試行する。或いは、UEは、マルチスロットPUSCHの第1のバーストにおいてLBTなしを行う一方で、他のULバーストについては、マルチスロットPUSCHの開始シンボルが、DCI 2_0によってフレキシブルシンボルとして示される場合、UEは、依然としてLBTなしを行うことができ、そうでない場合、それがDC 2_0によってアップリンクシンボルとして示される場合、UEは、25μsLBTを行う。或いは、UEは、マルチスロットPUSCHの第1のバーストにおいてLBTなしを行う一方で、他のULバーストについては、マルチスロットPUSCHの開始シンボルがDCI 2_0によってフレキシブルシンボルとして示されるか、又はDCI 2_0によって示される第1のULシンボルである場合、UEは、依然としてLBTなしを行うことができ、そうでない場合、それがDCI 2_0によって示される第1のULシンボルの後である場合、UEは、25μsLBTを行う。或いは、UEは、マルチスロットPUSCHのちょうど第1のバーストにおいてLBTなしを行い、他のULバーストについては、マルチスロットPUSCHの開始シンボルがDCI 2_0によって示されるようにダウンリンクシンボル又はフレキシブルシンボルに従うことができる場合、UEは、依然としてLBTなしを行うことができ、そうでない場合、UEは、25μsLBTを行う。UEがマルチスロットPUSCHのULバーストの第1のスロット内でLBTを通過できない場合、UEは、ULバースト内の以下のスロットにおいて25μsを行う。
いくつかの実施形態では、スロット内のPUSCHが送信のために実際に利用可能である場合、チャネル状態情報(CSI)は、マルチスロットPUSCHの最後のスロット上でピギーバックされるように優先されることができる。例えば、スロット内のPUSCHは、例えば、スロット内のPUSCHとDCI 2_0によって示されるフレキシブルシンボルとの間のシンボル方向の競合により、スロット内のPUSCHは、404の網掛けスロット2並びに406内の網掛けのスロット2及びスロット3によって示されるようにキャンセルされてもよい。LBTにより、マルチスロットPUSCHの最後のスロットの可用性の確率は、以前のスロットよりも高い。最後のスロットが送信のために利用可能でない場合、その以前のスロットは、PUSCH上でピギーバックされたCSIの送信のためにチェックされる。マルチスロットPUSCHが複数の共有ULバーストに分離される場合、CSIは、最大数のスロットを有する共有ULバーストの最後のスロット上でピギーバックされることができる。いくつかの実施形態では、マルチスロットPUSCHをスケジュールするためにLBTなしが使用されることができない場合、CSIは、マルチスロットPUSCHのちょうど第1のスロット上でピギーバックされることができる。
図5A及び図5Bは、様々な実施形態に係る例示的な復調基準信号(DMRS)パターンをグラフィカルに示している。いくつかの実施形態では、マルチスロットPUSCHのスロット内の復調基準信号(DMRS)パターンは、DCIフォーマットによって示されるPUSCHタイプに従うことができる。すなわち、図5Aに示すように、DMRSは、スロット内の第1のシンボルから開始する。具体的には、完全なスロットがPUSCHによって使用されることができ、PUSCHタイプBとして処理される。いくつかの実施形態では、図5Bに示すように、第1のスロット内のDMRSパターンは、DCIフォーマットによって示されるPUSCHタイプに従うことができる一方で、残りのスロット内のDMRSは、PUSCHタイプAに従うことができる。いくつかの実施形態では、PUSCHタイプAマッピングがCG送信に使用されることができる。いくつかの実施形態では、CG UEは、PUSCHタイプAが使用されることができる場合にDMRSに先行するシンボルのサブセット(例えば、シンボル#0、#1)である複数の開始シンボルを有する。いくつかの実施形態では、CG UEは、スロット境界においてLBTを試行する(シンボル#0)。
CG PUSCHに対するレート整合及び受信
NR-Uでは、TBが複数回繰り返されることができる。いくつかの実施形態では、CG UL制御情報(UCI)は、TBの第1のスロット繰り返しにおいてピギーバックされることができる。いくつかの実施形態では、CG UCIは、各スロット内でピギーバックされることができる。いくつかの実施形態では、TBの複数のスロット繰り返しは、2つ以上のULバーストにマッピングしてもよく、CG UCIは、各ULバースト上でのTBの開始スロット繰り返しにおいてピギーバックされることができる。複数の理由が異なるULバーストにおけるスロット繰り返しを生じさせてもよい。これらの実施形態では、上位層構成ビットマップ内の値「1」は連続的でなくてもよく、その結果、CG PUSCHに割り当てられたスロットは連続的ではない。複数のDL/UL切り替え点を有する共有COTでは、これは、複数の分離された共有ULバーストを含むことができる。
いくつかの実施形態では、データ送信は、CG UCIの周りでレート整合される。いくつかの実施形態では、UCIは、各スロットに含まれ、各スロットごとにRVが指定される。いくつかの実施形態では、UCIが繰り返しスロットのバーストの第1のスロットに含まれる場合、UCIは、第1のスロットに使用されるRVの指示を含む一方で、他のスロットについては、レガシーシーケンスは、UCIに示されるRVから開始して続けられる:例えば、UCIがRV=0を示した場合、次のRVは、2 3 1 0 2 3 1である。いくつかの実施形態では、異なるシーケンスが使用されることができる。いくつかの実施形態では、COT内の繰り返し数は、MCOTの長さによって、又は残りの共有COTによる共有COTの場合には、上限境界である。いくつかの実施形態では、UCIが繰り返しスロットのバーストの第1のスロット内に含まれる場合、レート整合(RM)は、繰り返しスロットのセット内のCG PUSCHについての利用可能なリソース要素(RE)の総数に従って行われる。詳細には、UCIは、RMについてのサーキュラバッファ内の開始位置にポイントする冗長バージョン(RV)の指示を含み、読み出されるビット数は、REの総数によって判定される。
いくつかの実施形態では、CG UEは、スロット内の複数の位置においてLBTを実行することができる。CG UEは、以下のようにシンボル0、7の例としてLBTを試行することができる:LBTがシンボル0において成功した場合、スロットの残りが使用されてTBを送信することができる。しかしながら、失敗した場合、UEは、シンボル7においてLBTを試行することができ、成功した場合には、送信は、スロットの残りの7シンボルにおいてパンクチャされるか又はレート整合されるかのいずれかとすることができる。いくつかの実施形態では、UCIは、スロットの第2の部分、例えばシンボル10、11、及び12において搬送される。
いくつかの実施形態では、CG UEは、活性化/非活性化のDCIを介して、又は上位層シグナリングを介して、異なる場合にLBTを試行するように構成されることができる。いくつかの実施形態では、CG UEは、必ずしもスロット境界ではない特定の開始位置で開始するように構成されてもよい。
いくつかの実施形態では、UEは、最大チャネル占有時間(MCOT)内のN個の連続スロットの第1のスロット内でUCIを送信し、N個の連続するスロット上のTBとレート整合することができる。いくつかの実施形態では、レート整合送信がM回繰り返されることができる。いくつかの実施形態では、N及びMは、双方ともRRC構成される。
いくつかの実施形態では、時間領域繰り返しがCGについて許可され、UCIが第1の繰り返しにおいて搬送されることができる場合、CG UCIは、実行される時間領域繰り返しの数に関連する情報を搬送する。
いくつかの実施形態では、TBの複数のスロット繰り返しの場合、UEは、N個のスロットのREの総数を仮定してTBのレート整合を行う。N個のスロットは、時間的に連続的とすることができ、又は、例えば、上位層構成ビットマップによって、CGについて構成されていない他のスロットによって分離されることができる。更に、Nスロットのそれぞれは、完全なULスロットとすることができ、又はスロットの一部のみがULとして使用されることができる。レート整合動作は、TBについてのスロット繰り返しの総数が
Figure 0007250958000006
であるように、M回繰り返される。N及びMは、双方ともRRC構成される。
UL送信の開始位置
LTE LAAでは、GB PUSCHは、例えば、OS 0の開始、OS 0の開始後25μsの開始、OS 0の開始後25μs+TAの開始、OS 1の開始等、DCIによって示されるように4つの可能な開始位置のうちの1つから開始することができる。NR-Uでは、潜在的な開始位置は、PUSCHのヌメロロジに依存することができる。NRは、PUSCHタイプA及びPUSCHタイプBの双方をサポートし、PUSCHタイプBについてのDMRSは、gNB処理時間を低減するためのPUSCHリソースの第1のシンボルに位置してもよい。同時に、PUSCHタイプAは、シンボル0から開始し、DMRSは、シンボル2又は3にある。PUSCHにおけるDMRSの位置は、開始位置の選択において考慮されることができる。
いくつかの実施形態は、PUSCH SLIVの開始シンボルがシンボルkにあると仮定する。NR Rel-15では、kは、PUSCHタイプAについては0に等しく、kは、PUSCHタイプBについての[0,13]内の任意の値とすることができる。これらの実施形態は、GB PUSCHのみに適用されることができ、又はGB PUSCH及びCG PUSCHの双方に適用されることができる。これらの実施形態は、PUCCH、SRS、及び他のULチャネル/信号にも適用するために一般化されることができる。これらの実施形態では、PUCCH、SRS、又は他のULチャネル/信号の開始シンボルをOS kとして示している。いくつかの実施形態では、UL送信は、PUSCH、PUCCH、SRS、又は他のULチャネル/信号とすることができる。
いくつかの実施形態では、UL送信の開始位置に関する複数の候補は、一般に、「基準シンボル境界+Xμs」として表現されることができる。オフセットXは、サブキャリア間隔(SCS)が60kHzに等しい場合の時間持続時間とすることができる。例えば、オフセットXは、0μm、25μm、25μm+TA、16μm、16μm+TA、TA、1シンボルの長さ、2シンボルの長さ等とすることができる。オフセットXはまた、任意の他の事前定義値又は上位層構成値とすることができる。上記の基準シンボル境界は、gNBによって示されることができ、又はgNBのスケジューリング情報に基づいて解釈されることができ、gNBによってスケジュールされたUL送信の開始位置がシンボルkの開始時又は開始後である場合には、OS kの開始とすることができる。UL送信の開始Xμsは、パンクチャされることができる。或いは、上記の基準シンボル境界は、gNBによってスケジューリングされたUL送信の開始位置がシンボルkの開始よりも遅い場合には、OS k-1又はOS k-2の開始とすることができる。パディング信号、例えば、OS kのCP拡張は、OS kの前に送信されることができる。上記の基準シンボル境界は、異なるオフセットXに対して、OS k-1又はOS k-2から異なって選択されることができる。
いくつかの実施形態では、例えば、無認可セル動作、ULトランザクションを開始するためにUEによって使用されるLBTタイプは、カテゴリ1(CAT-1)、カテゴリ2(CAT-2)、及びカテゴリ4(CAT-4)を含むことができる。CAT-1は、UL送信が、T1μs以下のギャップを有するDL信号に従う場合のためのものであり、これは「LBTなし」としても知られている。例示的な実施形態では、T1は、16μsとすることができる。CAT-2は、T2μsの持続時間を有するワンショットLBTである。例示的な実施形態では、T2は、16μsの持続時間内に1つのショットCCAが必要とされる場合、25μs又は16μsとすることができる。一実施形態では、gNBの共有COT CAT-2内で、UL送信がHμsよりも長い場合には、ギャップが16μs未満であっても、LBTがUEによって使用されることができる。例として、Hは、Wi-Fi挙動を模倣する584μsとすることができる。一実施形態では、ギャップが16μs未満である場合のCAT-2 LBTの使用は、ダウンリング制御情報(DCI)内でシグナリングされるか、又は無線リソース制御(RRC)構成可能とすることができ、任意選択的に11.axのようにgNBによって有効にされることができる。一実施形態では、gNBが、CAT-2が使用されるようにUEを構成する場合、CAT-2は、DCIによって搬送される情報に関係なく使用される。CAT-4と同様に、UEは、バックオフカウンタをランダムに生成し、各アイドルCCAスロットごとにカウンタを1だけデクリメントしなければならず、バックオフカウンタが0である後に送信を開始することができる。
X=0μs、例えば、開始位置OS kは、OS kの前にギャップが生成された場合に使用されることができる。それは、LBT CAT-2又はCAT-4、並びにCAT-1を使用するためにgNBまでである。16μsの持続時間を有するCAT-2は、特定の条件下で使用されることができる。例えば、UL送信の持続時間が特定の値(例えば、15KHzで584μs又はおよそ8OSs、30KHzで1スロット、又は60KHzで2スロット)未満である場合、CAT-1が使用されることができる。そうでない場合、16μsの持続時間を有するCAT-2が使用されることができる。
X=1シンボル、例えば、開始位置OS k+1は、OS k+1の前にギャップが生成された場合に使用されることができる。それは、LBT CAT-2又はCAT-4を使用するためにgNBまでである。CAT-1はまた、特定の条件下で可能なLBTタイプとすることができる。
X=2シンボル、例えば、開始位置OS k+2は、OS k+2の前にギャップが生成された場合に使用されることができる。それは、LBT CAT-2又はCAT-4を使用するためにgNBまでである。CAT-1はまた、特定の条件下で可能なLBTタイプとすることができる。
X=16μsは、少なくともUEのUL送信が別のUEのUL送信に従う場合に使用されることができる。CAT-2及び/又はCAT-4が使用されることができる。
X=25μsは、少なくともUEのUL送信が別のUEのUL送信に従うことができる場合に使用されることができる。CAT-2及び/又はCAT-4が使用されることができる。
X=TAは、UEのUL送信が、他のUEによって潜在的に使用されるシンボル内で開始して、4ステップランダムアクセスチャネル(RACH)のためのmsg1又は2ステップRACHのためのmsgAの送信を開始する場合に使用されることができる。潜在的なLBTタイプは、CAT-1、CAT-2又はCAT-4とすることができる。16μsの持続時間を有するCAT-2もまた、特定の条件下で、可能なLBTタイプであってもよい。例えば、UL送信の持続時間が特定の値(例えば、15KHzで584μs又はおよそ8OSs、30KHzで1スロット、又は60KHzで2スロット)閾値未満である場合、CAT-1が使用されることができる。そうでない場合、16μsの持続時間を有するCAT-2が使用されることができる。
UEのUL送信がDL送信に従うことができ且つUL送信を開始するためにLBT CAT-1が指示される場合には、X=16μs+TAが使用されることができる。CAT-2は、特定の条件下で使用されることができる。例えば、UL送信の持続時間が特定の値(例えば、15KHzで584μs又はおよそ8OSs、30KHzで1スロット、又は60KHzで2スロット)閾値未満である場合、CAT-1が使用されることができる。そうでない場合、CAT-2が使用されることができる。
UEのUL送信がDL送信に従うことができ且つUL送信を開始するためにLBT CAT-2が指示される場合には、X=25μs+TAが使用されることができる。或いは、UEのUL送信が、4ステップRACHのための他のUEのメッセージ1(msg1)に従うことができるか又は2ステップRACHのための他のUEのメッセージA(msgA)に従うことができる場合、25μs+TAがLBT CAT-2と共に使用されることができる。
UL送信がUEにおけるDL受信タイミングに従うべきである場合には、特別なXが使用されることができる。これはまた、UEのUL送信が、4ステップRACHのためのmsg1又は2ステップRACHのためのmsgAの送信を開始するために他のUEによって潜在的に使用されるシンボル内で開始する場合もターゲットとする。このようにして、UL送信の開始部分をパンクチャすることが回避される。潜在的なLBTタイプは、CAT-1、CAT-2、又はCAT-4とすることができる。
所望のLBT機構のための開始位置は、開始位置の上記候補の全てがサポートされることができる状況に応じて適用されてもよい。しかしながら、全ての候補がサポートされることができる場合、それらの指示には過度に多くのオーバーヘッドが必要となることがある。したがって、性能とシグナリングオーバーヘッドとの間のトレードオフが考慮されてもよい。オーバーヘッド低減のために、以下の原理が含められることができる:
PUSCHのSLIV又はPUCCHの開始シンボル及び持続時間のフレキシブル構成により、gNBは、複数の開始シンボルを構成し且つ実際のスケジューリングにおける適切な開始シンボルを動的に示すための柔軟性を有する。したがって、1つの開始位置のみがOS k、OS k+1及びOS k+2からサポートされている場合には、非常に問題を生じない場合がある。
RACHメッセージを用いた同時UL送信の場合、X=TAは優先順位が高い。その代わりに、特別なXが使用されることができる。RACHメッセージの送信は、通常、他のUL送信よりも重要である。UL送信の最初のXμsをパンクチャすることなく、UL送信は、RACHメッセージを開始するために必要とされるCCA動作をブロックしてもよい。X=25μs+TAは、RACHメッセージに影響を与えなくてもよいRACHメッセージの後にUL送信を最適化するためであるため、低い優先順位を付けることができる。
16μs+TAからPUSCHへの適用は、レギュレーションに供されてもよい。LBTタイプは、必要に応じて、CAT-1又はCAT-2とすることができる。25μsのLBT持続時間を有するCAT-2が、gNBがPUSCHについてのその開始されたCOTをUEに共有するときに使用される場合、25μs+TAは、PUSCHにとって重要になる。
上述した実施形態から、他のUEのRACH msg1又はmsgAと同じシンボルから開始するUL送信を処理するために、オフセットX=TA又は特別なXのいずれかが使用されることができる。2種類のオフセットXのうちの1つのみがサポートされることができる。いくつかの実施形態では、オフセットX=TAが使用されることができる。上記の特別なオフセットXのみがサポートされる場合、いくつかの実施形態は、特別なオフセットXによってX=TAを置き換えることができる。或いは、オフセットXの2つの値の双方がサポートされることができる。
上述した実施形態から、オフセットX=25μs又はX=16μsが使用されて、CAT-2 LBTによるUL送信を開始することができる。いくつかの実施形態では、オフセットXの2つの値のうちの1つのみがサポートされる必要がある。以下の説明では、オフセットX=25μsが使用される。上記X=16μsのみがサポートされる場合、以下の説明における内のX=25μsは、X=16μsに置き換えることができる。X=25μs又はX=16μsが適用可能であるかどうかは、レギュレーションによって判定されてもよい。或いは、オフセットXの2つの値の双方がサポートされる。
いくつかの実施形態では、オフセットXは、LBTタイプから独立して設計される。開始位置の2ビット情報を仮定すると、サポートされる4つの開始位置は、表1の選択肢1に示すように、X=0μs、X=25μs、X=16μs+TA、X=TAと関連付けられることができる。それは、レギュレーションが、gNBがカテゴリ1(CAT-1)によるUL送信のためにその開始されたCOTをUEに共有することを可能にする場合に使用されることができる。或いは、サポートされる4つの開始位置は、表1の選択肢2に示すように、X=0μs、X=25μs、X=25μs+TA、X=TAと関連付けられることができる。レギュレーションが、gNBがその開始されたCOTをUL送信のためにUEに共有する場合にCAT-2を命じる場合に使用されることができる。
いくつかの実施形態では、LBTタイプが別個に示されていると仮定すると、LBTタイプに基づいて開始位置が解釈されることができる。LBTタイプに応じて、例えば、CAT-1が示されている場合、開始位置が適宜導出されることができる。LBTタイプがCAT-1ではない場合、サポートされる4つの開始位置は、X=0μs、X=25μs、X=TA、X=25+TAと関連付けられることができる。LBTタイプがCAT-1である場合、サポートされる開始位置は、表1の選択肢3に示すように、X=0μs、X=16μs+TAと少なくとも関連付けられる。
Figure 0007250958000007
いくつかの実施形態では、LBTタイプは、オフセットXから独立して指示されることができる。2ビットが使用されて、25μsの持続時間を有するCAT-1、CAT-2、16μsの持続時間を有するCAT-2、及びCAT-4を示すことができる。或いは、2ビットが使用されて、25μsの持続時間を有するCAT-1、CAT-2、及びCAT-4を示すことができる。CAT-1が示されている場合、UEは、LBT CAT-1を適用する。或いは、CAT-1が示されている場合、UEは、他の情報、例えば、UL送信の持続時間を使用して、16μsの持続時間を有するCAT-1又はCAT-2の使用を判定する。UL送信の持続時間が閾値未満である場合、CAT-1が使用される。そうでない場合、16μsの持続時間を有するCAT-2が使用される。
いくつかの実施形態では、CAT-2は常に使用されているため、CAT-1 LBTを示す必要はない。
上述した実施形態から、候補オフセットXの総数は、8又は9(SCS 60kHzについて)とすることができ、LBTタイプの数は3である。したがって、別個の指示が使用される場合には、オフセットの3ビット及びLBTタイプの2ビットの5ビットが必要とされてもよい。しかしながら、全ての可能な組み合わせは必ずしもサポートされる必要はないため、開始位置及びLBTタイプの共同符号化が使用されて、シグナリングオーバーヘッドを低減するために意味のある組み合わせのみを示すことができる。好ましくは、候補組み合わせは、以下の組み合わせのサブセットとすることができる。
X=0μsについては、潜在的なLBTタイプは、CAT-2又はCAT-4、並びにCAT-1とすることができ、
X=1シンボルについては、潜在的なLBTタイプは、CAT-2又はCAT-4とすることができ、
X=2シンボルについては、SCS 60kHzについてのみ、潜在的なLBTタイプは、CAT-2又はCAT-4とすることができ、
X=16μsについては、潜在的なLBTタイプは、CAT-2又はCAT-4とすることができ、
X=25μsについては、潜在的なLBTタイプは、CAT-2又はCAT-4とすることができ、
X=TAについては、潜在的なLBTタイプは、CAT-2又はCAT-4とすることができ、
X=16μs+TAについては、潜在的なLBTタイプは、CAT-1又はCAT-2とすることができ、
X=25μs+TAについては、潜在的なLBTタイプは、CAT-2とすることができ、
DL受信タイミングに従うことを意味する特別なXについては、潜在的なLBTタイプは、CAT-2又はCAT-4、並びにCAT-1とすることができる。
いくつかの実施形態では、DCI内の4ビットフィ-ルドは、オフセットX及びLBTタイプの上記の組み合わせの全て又はサブセットを示すために使用することができる。例えば、表2の選択肢1に示すように、15個の組み合わせが示されることができる。gNBが開始位置OS k及びUL送信のフレキシブル開始シンボル構成を使用して同様の機能を達成することができるため、開始位置OS k+1及び又はOS k+2が使用されない場合、表X3の選択肢2に示すように、13個の組み合わせが示されることができる。16μsの持続時間を有するCAT-2が適用可能ではない場合、表X3の選択肢3又は4に示すように、組み合わせの数は12又は10である。
Figure 0007250958000008
16μsの持続時間を有するCAT-1又はCAT-2の適用が他の情報によって導出されることができると仮定すると、16μsの持続時間を有するCAT-1又はCAT-2の指示は、同じエントリを共有することができる。エントリが示されている場合、適用可能なLBTタイプは、UL送信の持続時間によって導出されることができる。UL送信の持続時間が閾値未満である場合、CAT-1が使用されることができる。そうでない場合、16μsの持続時間を有するCAT-2が使用されることができる。例えば、表2に示すように、エントリ1、8、及び9は、16μsの持続時間を有するCAT-1及びCAT-2の共通のエントリである。示されるように、表3の選択肢1に示すように、12個の組み合わせが示されることができる。表3の選択肢2に示すように、開始位置OS k+1又はOS k+2が使用されないと仮定すると、10個の組み合わせが示されることができる。
Figure 0007250958000009
いくつかの実施形態では、DCIにおける3ビットフィールドは、オフセットX及びLBTタイプの上記の組み合わせのうちの最大8個を示すために使用されることができる。gNBは、開始位置OS k及びUL送信の可撓性開始シンボル構成を使用して同様の機能を達成することができるため、開始位置OS k+1又はOS k+2が使用されないと仮定する。4つの選択肢が表2に含まれる。選択肢1は、レギュレーションが、gNBがその開始されたCOTをCAT-1によってUEに共有することを可能にする場合に使用されることができる。選択肢2は、レギュレーションが、gNBがその開始されたCOTをUEに共有する場合にCAT-2を命じる場合に使用されることができる。他のUEのRACH msg1又はmsgAの直後のUL送信を最適化し、gNBがその開始されたCOTをCAT-1によってUEに共有することを可能にするために、16μm+TA及び25μm+TAの双方が利用可能である必要がある。選択肢3は、開始オフセットOS kのCAT-1の使用を禁止する。選択肢4は、開始オフセット25μsのCAT-4の使用を禁止する。表4のエントリ1及び6については、CAT-1のみを示す代わりに、LBTタイプは、いくつかの他の情報に応じて、16μsの持続時間を有するCAT-1又はCAT-2とすることができる。例えば、適用可能なLBTタイプは、UL送信の持続時間によって導出されることができる。UL送信の持続時間が閾値未満である場合、CAT-1が使用される。そうでない場合、CAT-2が使用される。
Figure 0007250958000010
いくつかの実施形態では、DCIにおける3ビットフィールドは、オフセットX及びLBTタイプの上記の組み合わせのうちの最大8個を示すために使用されることができる。開始位置OS k+1(SCS 15kHz又は30kHzについて)又はOS k+2(SCS 60kHzについて)がサポートされていると仮定すると、3つの他の組み合わせが除去される必要がある。4つの選択肢が表3に含まれる。選択肢1は、レギュレーションが、gNBがその開始されたCOTをCAT-1によってUEに共有することを可能にする場合に使用されることができるが、同時にRACHメッセージ及び他のUL送信を最適化することはできない。選択肢2は、レギュレーションが、gNBがその開始されたCOTをUEに共有する場合にCAT-2を命じる場合に使用されることができるが、同時にRACHメッセージ及び他のUL送信を最適化することはできない。選択肢3は、レギュレーションが、gNBがその開始されたCOTをCAT-1によってUEに共有することを可能にする場合に使用されることができ、UEのUL送信は、別のUEのRACHメッセージに潜在的に使用されるシンボルで開始することが考慮される。選択肢4は、レギュレーションが、gNBがその開始されたCOTをUEに共有する場合にCAT-2を命じる場合に使用されることができ、UEのUL送信は、別のUEのRACHメッセージに潜在的に使用されるシンボルで開始することが考慮される。選択肢3及び4は、LBTタイプのオフセット0μs及び25μsを制限する。表5のエントリ1及び8については、CAT-1を示す代わりに、LBTタイプは、いくつかの他の情報に応じて、16μsの持続時間を有するCAT-1又はCAT-2とすることができる。例えば、適用可能なLBTタイプは、UL送信の持続時間によって導出されることができる。UL遷移の持続時間が閾値未満である場合、CAT-1を使用することができる。そうでない場合、CAT-2を使用することができる。
Figure 0007250958000011
いくつかの実施形態では、シグナリングオーバーヘッドを低減するために、オフセットX=TA又は上記の特別なXは、別のオフセットXの値を有する同じインジケータを共有することができる。RACHリソース構成での上位層シグナリングによれば、UEは、RACHメッセージの潜在的な時間リソースを知ることができる。したがって、構成されたランダムアクセスチャネル(RACH)リソースでは、UEは、UL送信がRACH msg1又はmsgAの送信を開始するために別のUEによって潜在的に使用されるシンボル内で開始される場合には、X=TA又は上記の特別なXに一時的に従うことができる。そうでない場合、UEは、上記の表に記載されたオフセットXの上記の別の値に従うことができる。
いくつかの実施形態では、オフセットX及びLBTタイプの全ての可能な組み合わせの中でも、上位層シグナリングは、UEの利用可能な候補を構成し、gNBは、低減されたビット数を使用して構成された候補のうちの1つを示すことができる。この構成は、UE間で異なることができ、又は全てのUEについて同じとすることができる。例えば、gNBがUEの8つの候補を構成する場合、gNBは、3ビットシグナリングを使用して1つの候補を示す。
図6は、様々な実施形態に係る、PUSCHの例示的な適用可能なLBTタイプをグラフィカルに示している。いくつかの実施形態では、gNBは、時分割多重化(TDM)リソースを用いて、複数のUEの物理アップリンク共有チャネル(PUSCH)をスケジューリングすることができる。DL送信に即時に続く第1のUEのPUSCHの持続時間Lに応じて、例えば、図6のUE 1は、Lが閾値未満である場合、CAT-1が使用される。そうでない場合、16μsの持続時間を有するCAT-2が使用される。例えば、図6のUE 2及びUE 3等の他の全てのUEについては、25μsの持続時間を有するCAT-2が使用される。
上述した実施形態から、開始位置は、基準シンボル境界に依存する。それは、「シンボルk+オフセットXの開始」又は「シンボルk-a+オフセットXの開始、a=1又は2又は4」とすることができる。開始位置は、PUSCHタイプA又はBに依存することができる。開始位置は、SCSに依存することができる。同じ解決策は、全ての種類のUL送信に適用することができ、又は、この解決策は、UL送信の各種類ごとに別個に設計されることができる。
スキームA:シンボルkの開始時又は開始後の開始位置
いくつかの実施形態では、PUSCHの開始位置は、シンボルk上のオフセットX、例えば、「シンボルk+オフセットXの開始」として判定される。このようにして、開始位置は、シンボルkの開始時又はその後である。PUSCHタイプAについては、kは0に等しく、Xの潜在値を第1のDMRSシンボルよりも早く制限することが有益である。PUSCHタイプBについては、DMRSは、開始位置の直後にシフトされなければならない。DMRSのシフトは、開始位置の後にDMRSが第1の全ULシンボルであるように、UE固有とすることができる。或いは、シフトされたDMRSは、最大のXによって判定されて、セル内のDMRSタイミングを整合させることができる。
例えば、Xの可能な値が表6に提供される。25個のCAT-2μs LBTが示されている場合、UEは、X=25μs又はX=25μs+TAに従うことができ、一方、LBTが示されていない場合には、UEは、X=16μs又はX=16μs+TAに従うことができる。更に、16μsのCAT-2 LBTが利用可能である場合、UEは、X=16μs又はX=16μs+TAに従うことができる。或いは、LBTタイプの情報と開始位置の情報は、DCIにおいて共同で符号化されることができる。SCS 15kHz及びPUSCHタイプAについては、LTE LAAと同じ挙動を達成する。SCS 15kHz及びPUSCHタイプBについては、DMRSシンボルは、少なくとも1シンボルだけ右にシフトされることができる。SCS 30kHzについては、更に、より短い予約信号を有する単一のシンボル内に4つの開始位置を生成することができる。値X=25μs+TAについては、TAは、UEのタイミング進行である。往復遅延は、1シンボル内の開始位置を制限する場合、約10μsとすることができ、これは、NR-U動作のために十分に大きい。値X=16μs+TAについては、サポートされる往復遅延は更に大きくなる。この場合もやはり、DMRSシンボルは、PUSCHタイプBの少なくとも1シンボルによって右にシフトされることができる。SCS 60kHzについては、少なくとも2シンボルは、25μs LBTのためのギャップを生成するために必要とされる。Xが0に等しい場合、PUSCHは、シンボルkから開始することができ、Xが16μsに等しい場合、PUSCHは、シンボルk+1から開始し、Xが16μs+TAに等しい場合、PUSCHは、TAに応じてシンボルk+1又はk+2から開始してもよく、他の開始位置については、PUSCHは、シンボルk+2から開始してもよい。PUSCHタイプBについては、DMRSシンボルは、Xに応じて1つ又は2シンボルだけ右にシフトされることができ、又は常に2シンボルだけ右にシフトされることができる。
Figure 0007250958000012
或いは、Xの可能な値が表6に提供される。最大Xと最小Xとの間の間隔は、例えば、15kHz SCSを有する1シンボルに等しいように固定される。SCS 15kHz及びPUSCHタイプBについては、DMRSシンボルは、少なくとも1シンボルだけ右にシフトされることができる。SCS 30kHzについては、最大Xは、2シンボルである。PUSCHタイプBについては、DMRSシンボルは、Xに応じて1つ又は2シンボルだけ右にシフトされることができ、又は常に2シンボルだけ右にシフトされることができる。SCS 60kHzについては、最大Xは、4シンボルである。PUSCHタイプAについては、DMRSシンボルは、Xに応じて、0、1若しくは2シンボルだけ右にシフトされることができ、又は1若しくは2シンボルだけ常に右にシフトされることができる。1シンボルのシフトは、SCS 60kHzについてのシンボル3における元のDMRSの位置に起因する。2シンボルのシフトは、SCS 60kHzについてのシンボル2における元のDMRSの位置に起因する。PUSCHタイプBについては、DMRSシンボルは、Xに応じて2つの若しくは4シンボルだけ右にシフトされることができ、又は4シンボルだけ常に右にシフトされることができる。
Figure 0007250958000013
或いは、Xの可能な値が表7に提供される。SCS 15kHz及び30kHzについては、最大Xと最小Xとの間の間隔は、15kHz SCSを有する1シンボルに固定される。最大Xと最小Xとの間の間隔は、60kHz SCSを有する2シンボルである。それは、PUSCHタイプAのDMRSシンボル位置への影響を回避する。SCS 15kHz及びPUSCHタイプBについては、DMRSシンボルは、少なくとも1シンボルだけ右にシフトされることができる。SCS 30kHzについては、最大Xは、2シンボルである。SCS 30kHz及びPUSCHタイプBについては、DMRSシンボルは、Xに応じて1若しくは2シンボルだけ右にシフトされることができ、又は2シンボルだけ常に右にシフトされることができる。
Figure 0007250958000014
或いは、Xの可能な値が表1から表5に提供されることができる。それは、PUSCHタイプAのDMRSシンボルへの影響を回避する。SCS 15kHz又は30kHz及びPUSCHタイプBについては、DMRSシンボルは、少なくとも1シンボルだけ右にシフトされることができる。SCS 60kHzについては、25μs LBTのギャップを生成するために、少なくとも2シンボルが必要とされる。Xが0に等しい場合、PUSCHは、シンボルkから開始することができ、XがTA又はX=16μs+TAに等しい場合、PUSCHは、TAの値に応じてシンボルk+1又はk+2から開始してもよく、他の開始位置については、PUSCHは、シンボルk+2から開始してもよい。PUSCHタイプBについては、DMRSシンボルは、Xに応じて1つ又は2シンボルだけ右にシフトされることができ、又は常に2シンボルだけ右にシフトされることができる。
スキームB:シンボルkの開始までの開始位置
いくつかの実施形態では、PUSCHの開始位置は、シンボルk-1、k-2、又はk-4からのオフセットXとして判定され、例えば、「シンボルk-a+オフセットXの開始、a=1又は2又は4」である。このようにして、PUSCHの開始位置は、シンボルkの開始シンボルまでである。PUSCH用に利用可能な第1の全シンボルは、シンボルkとすることができる。PUSCHタイプBについては、開始位置は、PUSCHの開始シンボルまでであり、その結果、DMRSシンボル位置は変更されない。
例えば、Xの可能な値が表7に提供される。それは、PUSCHの開始シンボルの前にCCAを行う期間を保証するためのgNBスケジューリングまでである。PUSCHタイプBについては、PUSCHが、k-1又はk-2ではなく、その第1のシンボルkから開始することができるように、X=0は使用されない。SCS 15kHz及び30kHzについては、aは1に等しく使用されることができる。SCS 60kHzについては、25μs LBTが示されている場合、aは2に等しく使用されることができる。更にまた、LBTなしが示されている場合、aは1に等しくすることができる。LBTなしの場合、TAが比較的大きい場合、aは2に等しい。
或いは、Xの可能な値は、SCS 15kHzについて表9に提供され、SCS 30kHz及び60kHzについて表6に提供される。このようにして、可能な各開始位置は、それぞれ、異なるSCSについて整合される。それは、PUSCHの開始シンボルの前にCCAを行う期間を保証するためのgNBスケジューリングまでである。PUSCHタイプBについては、PUSCHが、k-1又はk-2ではなく、その第1のシンボルkから開始することができるように、X=0は使用されない。SCS 15kHz及び30kHzについては、aは1に等しく使用されることができる。SCS 60kHzについては、25μs LBTが示されている場合、aは2に等しく使用されることができる。LBTなしが示されている場合、aは1に等しくすることができる。TAが比較的大きい場合、LBTなしについて、依然として2に等しいaが必要である。
Figure 0007250958000015
或いは、Xの可能な値が表7に提供される。SCS 15kHzについては、aは1に等しく、SCS 30kHzについては、aは2に等しく、SCS 60kHzについては、aは4に等しい。しかしながら、シンボルkの前に、全ULシンボルが存在することができる。そのようなULシンボルは、単に充填信号を送信するだけとすることができ、又はPUSCHの実際の開始シンボルは、最も早い全ULシンボルにシフトされる。或いは、シンボルk前の全ULシンボルをもたらす開始位置は適用可能でない。
或いは、Xの可能な値が表1から表5に提供されることができる。それは、PUSCHの開始シンボルkの前にCCAを行う期間を保証するためのgNBスケジューリングまでである。SCS 15kHz及び30kHzについては、基準シンボル境界は、シンボルk-1の開始であり、例えば、aは1に等しい。SCS 60kHzについては、基準シンボル境界は、シンボルk-1の開始であり、例えば、aは、オフセットTAについての最大Y1μsまでのオフセットTAについて、又はオフセット16μs+TAについて最大Y2μsまでのTAについて1に等しい。そうでない場合、基準シンボル境界は、シンボルk-2の開始であり、例えば、aは2に等しい。例えば、Y1は、1シンボルの長さに等しくすることができ、Y2は、「1シンボル-16の長さ」に等しくすることができる。
スキームC:スキームA及びBの混合適用
いくつかの実施形態では、PUSCHタイプAについては、上記の実施形態を、「シンボルk+オフセットXの開始」、例えば、スキームAとして開始位置を判定することに使用する。一方、PUSCHタイプBについては、上記の実施形態を、「シンボルk-a+オフセットXの開始、a=1又は2又は4」、例えば、スキームBとして開始位置を判定することに使用する。
いくつかの実施形態では、Xの可能な値が表7に提供される。PUSCHタイプAについては、aは、SCS 15kHzについて0に等しく、aは、SCS 30kHzについて0に等しく、aは、SCS 60kHzについて2に等しい。SCS 60kHzについては、PUSCHは、DMRSの最も早いシンボルである最大値Xを有するシンボルk+2から開始する。したがって、DMRSに対する特別な取り扱いは必要ではない。SCS 60kHz及びX=0については、開始シンボルは、k-2であり、充填信号が送信されることができるか、又はX=0は適用可能ではない。PUSCHタイプBについては、SCS 15kHzについてaが1に等しい場合、DMRSシンボル位置は変更されない。SCS 30kHzについてaが1に等しい場合、PUSCHは、最大値Xを有するシンボルk+1から開始し、そのため、DMRSシンボルは、1シンボルだけ右にシフトされるべきである。SCS 60kHzについてaが2に等しい場合、PUSCHは、最大値Xを有するシンボルk+2から開始し、そのため、DMRSシンボルは、2シンボルだけ右にシフトされることができる。PUSCHタイプBについては、PUSCHが、最も早くその第1のシンボルkから開始することができるように、X=0は使用されない。
後続のDL受信タイミングを意味する特別なX
いくつかの実施形態は、同じスロット内に構成されたPRACHリソースが存在するか否かに応じて、PUSCH送信についての異なるULスロットに対して、異なるTA値、NTAを適用してもよい。より具体的には、(例えば、対応するDLスロットの同じ開始時間を用いて)NTA=0は、PRACHリソースを有するULスロットに使用されることができ、累算TA値NTAは、PRACHリソースを伴わずに別のULスロットに適用されてもよい。これは、NTA>0によるPUSCHの以前の送信が、LBT動作に起因してPRACH送信をブロックするであろうという事実を考慮して、同じスロット内の現在のPUSCHによるPRACH送信のブロッキングの問題を緩和する。
図7は、様々な実施形態に係る、PUSCH送信のための例示的なスロットタイプ依存NTA判定をグラフィカルに示している。図7のULスロット710及び740では、このスロット内にPRACHリソースが存在しないため、累積TA値NTA>0が使用されることができる。一方で、潜在的なPRACH送信のブロッキングを回避するために、NTA=0がスロット720におけるPUSCH送信に使用されるべきである。いくつかの例では、後続のスロット740におけるPUSCH送信に対する干渉を回避するために、スロット730内の最後のXシンボルは、UL共有チャネル(UL-SCH)シンボルマッピングのためにパンクチャされてもよい。Xの正確な値は、累積TA値NTA>0に基づいて判定されてもよく、又は仕様に固定されてもよい。
図8は、様々な実施形態に係る、PUSCH送信のための例示的なスロットタイプ依存NTA判定をグラフィカルに示している。図8に例示される例示的な実施形態では、NTA=0は、PRACHリソースを有するスロット810に適用されてもよいが、通常の累積NTA>0は、ネットワーク(NW)側の後続のスロット内の異なるUEからのPUSCHの直交性を維持するために、他のULスロット820~840において、PRACHリソースを用いずに使用されるべきである。
いくつかの実施形態では、PRACHリソースを有するULスロットにおけるPUSCH送信についてのNTA=0を使用することは、gNB受信機における異なるUEからのPUSCH受信の直交性特性を破壊し、ULスループット損失をもたらすことがある。UEにわたるPUSCHの直交性を維持し、依然としてPRACH送信ブロッキングの問題を回避するために、UEは、NTA>0が使用されることができると仮定して、UEにおける対応するDLスロットの開始後に、第1のシンボルからのUL-SCHシンボル送信を開始してもよい。
図9は、様々な実施形態に係る例示的なPUSCH送信タイミング判定をグラフィカルに示している。このアプローチでは、図9のシンボル910から開始したUL送信は、依然として、gNBによって受信された他のUL送信と時間整合される。符号化されたUL-SCHシンボルは、シンボル910からのマッピングを開始して、組織的なビット上又は組織的なビットの任意のパンクチャを回避することができることに留意されたい。
オフセットX=TA又はX=16μs+TAを有する開始位置の処理
説明されるように、UL送信の開始位置は、一般に「基準シンボル境界+Xμs」として表現されることができる。基準シンボル境界は、gNBによって示されることができ、又はgNBのスケジューリング情報に基づいて解釈されることができ、上記の基準シンボル境界は、gNBによってスケジューリングされたUL送信の開始位置が、シンボルkの開始時又は開始後である場合には、OS kの開始とすることができる。UL送信の開始Xμsは、パンクチャされることができる。或いは、上記の基準シンボル境界は、gNBによってスケジューリングされたUL送信の開始位置がシンボルkの開始よりも遅い場合には、OS k-1又はOS k-2の開始とすることができる。パディング信号、例えば、OS kのサイクリックプレフィックス(CP)拡張は、OS kの前に送信されることができる。開始位置は、PUSCHタイプA又はBに依存することができる。開始位置は、SCSに依存することができる。
UL送信では、異なるUEからのUL送信がgNB側で整合されることができるように、TAが適用されることができる。TAは、2つの部分、例えば、TA=(TA0+d)を含むことができる。TA0は、全てのUEに対して共通である。例えば、gNBは、比較的大きいTAを構成することによって、UL-DL切り替え時間のためのギャップを作ることができる。TA0は、UL-DL切り替え時間に等しくすることができる。値dはUE固有の値であり、例えば、dは、セルカバレッジ内のUEの位置に依存する。値dは、gNBとUEとの間の往復遅延に関連することができる。gNBとUEとの間の正確なTA値に対する潜在的な誤解により、TAに関連するオフセットX、例えば、X=TA又はX=16μs+TAは、特定の条件下でのUL送信のレート整合及び再マッピングについての混乱をもたらすことがある。
SCS 60kHzを例とすると、小さいTAについて、オフセットX=16μs+TAは、依然として1シンボル未満であり、したがって、1シンボルの開始部分はパンクチャされる。大きいTAについては、16μs+TAの持続時間は、2つ以上のシンボルに対応するが、2未満のシンボルに対応し、第1のシンボル及び第2のシンボルの開始部分の双方がパンクチャされる。しかしながら、gNBとUEとの間の正確なTA値に対する潜在的な誤解に起因して、約1.8μsのTAについて、gNB及びUEは、1又は2シンボルがパンクチャされているかどうかに関する異なる理解を有してもよく、これは、UL送信のレート整合及びマッピングに影響を及ぼす。それはまた、特にPUSCHタイプBについてのUL送信のDMRSの位置にも影響を及ぼす場合がある。同様に、オフセットX=TAについての1シンボルに関連付けられたTAについてのgNBとUEとの間に混乱が存在する可能性がある。TAが「SCS 30kHz-16μsを有する1シンボル」である場合、オフセット16μs+TAは、SCS 30kHzについての混乱をもたらす場合がある。
LBT CAT-1の動作におけるDL信号とUL信号との間の最大許容ギャップをGmaxとして示すと、例えば、Gmaxは、レギュレーションによって16μsである。LBT CAT-1の動作におけるDL信号とUL信号との間の最小許容ギャップをGminとして示す。Gminは、UEがDL信号の最後の部分を受信する必要がなくてもよい場合、0μsほど小さくすることができる。或いは、Gminは、閾値よりも大きい必要があり、例えば、閾値は、DL-UL切り替え時間に関連することができる。Gminの値は、制限されないことを理解されたい。
ケースA:gNBによって示される基準シンボル境界及びオフセットXによれば、UEは、[Gmin,Gmax]の範囲内のDL信号とUL信号との間のギャップを形成することに関与する。
いくつかの実施形態では、基準シンボル境界は、OS kの開始として示される。開始位置は、シンボルkの開始時又は開始後に生成される。UEは、OS k-1が完全なDLシンボルであると仮定することができる。第1の完全なULシンボルは、OS k+bとして示され、1シンボルの長さはLである。値bは、事前定義され、上位層構成され、又は他のパラメータによって導出されてもよい。UEは、必要に応じてCP拡張を送信して、DL信号とUL信号との間のギャップをGmax以下に形成する。floor(X/L)==b-1である場合、UEは、DL信号とUL信号との間のギャップがGmaxであるように、OS k+bの前に長さmod(L-X,L)を有する信号を送信することができる。そうでない場合、floor(X/L)==b&&mod(X,L)<Gmax-Gminである場合、UEは、OS k+bから開始してUL送信を実行することができ、これは、Gmax-mod(X,L)のDL信号とUL信号との間のギャップの低減をもたらす。
図10は、様々な実施形態に係る、OS k以降の開始位置を有する例示的なオフセットをグラフィカルに示している。902及び904に示すように、bが1に等しいと仮定すると、PUSCHの第1の完全なシンボルは、OS k+1である。OS k-1は、完全なDLシンボルである。1002に示すように、小さいTAについて、オフセットX=16μs+TAは、1未満のシンボルであり、長さ「OS-X」を有するOS k内の残りの部分は、OS k+1のCP拡張とすることができる。1004に示すように、大きいTAについて、オフセットX=16μs+TAは、1シンボルよりも長く、UEは、完全なOS k+1を送信し、これは、「1つのOS-TA」にギャップを低減する。
いくつかの実施形態では、基準シンボル境界は、OS kの開始として示され、gNBは、TA0の適切な値を設定することができ、その結果、TA=TA0+dの全潜在範囲における第1の完全なULシンボルについての混乱はない。dが、例えば、最大半径300メートルまでの小さいセルについては[0,D]であると仮定すると、Dは、往復遅延のために約2μsである。TA0がUL-DL切り替え時間について13μsに設定されていると仮定すると、TAの範囲は、[13,15]にある。オフセットX=16μs+TAは、OS k+1と重なる[29,31]μsにある。906に示すように、UEは、DL信号とUL信号との間に16μsのギャップを生成し、OS k+2内で第1の完全なOSを送信することができる。オフセットX=TAがOS kと重複するとき、UEは、OS k+1において第1の完全なOSを送信することができる。
いくつかの実施形態では、第1の完全なULシンボルをOS kとして示すと、1シンボルの長さはLである。開始位置は、シンボルkの開始までに生成されてもよい。基準シンボル境界をOS k-bの開始として示すと、UEは、OS k-b-1がDLシンボルであると仮定することができる。値bは、事前定義され、上位層構成され、又は他のパラメータによって導出されることができる。UEは、必要に応じてCP拡張を送信して、DL信号とUL信号との間のギャップをGmax以下に形成する。floor(X/L)==b-1である場合、UEは、DL信号とUL信号との間のギャップがGmaxであるように、OS kの前に長さmod(L-X,L)を有する信号を送信することができる。そうでない場合、floor(X/L)==b&&mod(X,L)<Gmax-Gminである場合、UEは、OS kから開始してUL送信を送信することができ、これは、Gmax-mod(X,L)のDL信号とUL信号との間のギャップの低減をもたらす。
図11は、様々な実施形態に係る、OS kまでの開始位置を有する例示的なオフセットをグラフィカルに示している。1102及び1104に示すように、bが1に等しいと仮定すると、基準シンボル境界は、OS k-1の開始であってもよい。OS k--2は、完全なDLシンボルである。1102に示すように、小さいTAについて、オフセットX=16μs+TAは、依然として1未満のシンボルである。したがって、「1つのOS-X」の長さを有するOS k-1内の残りの部分は、OS kのCP拡張とすることができる。1104に示すように、大きいTAについて、オフセットX=16+TAは、1シンボルよりも長い。したがって、UEは、完全なOS kを送信することができ、これは、「1つのOS-TA」にギャップを低減する。
いくつかの実施形態では、第1の完全なULシンボルはOS kであり、gNBは、TA0の適切な値を設定することができ、その結果、TA=TA0+dの全潜在範囲における基準シンボル境界についての混乱はない。dが、例えば、最大半径300メートルまでの小さいセルについて、[0,D]μsであると仮定すると、Dは、往復遅延のために約2μsである。TA0がUL-DL切り替え時間について13μsに設定されていると仮定すると、TAの範囲は、[13,15]μsにある。オフセットX=16+TAは、[29,31]μsにある。固定された基準シンボル境界は、OS k-2として導出される。OS k-3は、完全なDLシンボルである。したがって、オフセットX=16μs+TAは、OS k-1と重複する。1106に示すように、UEは、DL信号とUL信号との間に16μsのギャップを生成し、OS kにおいて第1の完全なOSを送信することができる。オフセットX=TAについては、固定された基準シンボル境界がOS k-1として導出される。オフセットX=TAは、OS k-1と重複してもよい。UEは、OS kにおいて第1の完全なOSを送信することができる。
ケースB:gNBは、[Gmin,Gmax]の範囲内のDL信号とUL信号との間のギャップを形成することに関与し、UEは、常に、完全なOS kでUL送信を開始する。
1シンボルの長さをLとして示す。gNBは、最後の完全なDL OS k-b-1を送信することができる。値bは、事前定義され、上位層構成され、又は他のパラメータによって導出されることができる。値bは、gNB実装までとすることができる。gNBは、DL信号とUL信号との間のギャップをGmax以下にするために、必要に応じて、パディング信号、例えば、OS k-b-1のサイクリックポストフィックス拡張を送信することができる。Zを(Gmax+TA)に等しくすると、Zは、DL信号とUL信号との間のGmaxのギャップを形成するためにDL送信が低減される必要がある長さである。floor(Z/L)==b-1である場合、gNBは、OS k-b-1後に長さmod(L-Z,L)を有する信号を送信することができ、その結果、DL信号とUL信号との間のギャップはGmaxである。そうでない場合、floor(Z/L)==b&&mod(Z,L)<Gmax-Gminである場合、gNBは、依然として、OS k-b-1後にDL送信を停止することができ、これは、Gmax-mod(Z,L)のDL信号とUL信号との間のギャップの低減をもたらす。
図12は、様々な実施形態に係る、OS kに固定された開始位置を有する例示的なオフセットをグラフィカルに示している。1202及び1204に示すように、bが1に等しいと仮定すると、gNBは、最後の完全なDL OS k-2を送信することができる。1202に示すように、小さいTAについて、Z=16μs+TAは、依然として1未満のシンボルである。したがって、gNBは、「1つのOS-Z」の長さを有するOS k-2の後に、サイクリックポストフィックス拡張のパディング信号を送信する。図1204に示すように、大きいTAについて、オフセットZ=16μs+TAは、1シンボルよりも長い。したがって、gNBは、完全なDL OS k-2を送信し、これは、「1つのOS-TA」の長さにギャップを低減する。
いくつかの実施形態では、第1の完全なULシンボルをOS kとすると、gNBは、TA0の適切な値を設定することができ、その結果、TA=TA0+dの全潜在範囲における最後の完全なDLシンボルについての混乱はない。dが、例えば、最大半径300メートルまでの小さいセルについて、[0,D]μsであると仮定すると、Dは、往復遅延のために約2μsである。TA0がUL-DL切り替え時間について13μsに設定されていると仮定すると、TAの範囲は、[13,15]μsにある。いくつかの実施形態では、Z=16μs+TAは、[29,31]μsの範囲内である。固定された最後の完全なDLシンボルは、OS k-3として導出される。1206に示すように、gNBは、OS k-3後にサイクリックポストフィックス拡張のパディング信号を送信し、DL信号とUL信号との間に16μsのギャップを生成し、その結果、UEは、完全なUL OS kからのUL送信を実行する。
CG PUSCHの開始位置
上述したように、UL送信の開始位置は、一般に、「基準シンボル境界+Xμs」として表現されることができる。基準シンボル境界は、gNBによって示されることができ、又はgNBのスケジューリング情報に基づいて解釈されることができ、基準シンボル境界は、gNBによってスケジューリングされたUL送信の開始位置が、シンボルkの開始時又は開始後である場合には、OS kの開始とすることができる。UL送信の開始Xμsは、パンクチャされることができる。或いは、基準シンボル境界は、gNBによってスケジューリングされたUL送信の開始位置がシンボルkの開始よりも遅い場合には、OS k-1又はOS k-2の開始とすることができる。パディング信号、例えば、OS kのCP拡張は、OS kの前に送信されることができる。いくつかの実施形態では、開始位置は、PUSCHタイプA又はBに依存することができる。いくつかの実施形態では、開始位置は、SCSに依存することができる。このセクションでは、CG PUSCHについてのオフセットXの潜在値が提供される。
いくつかの実施形態では、潜在的な開始位置は、1又は2シンボル内で生成されることができる。CG PUSCHが全帯域幅を占有し、gNB開始COTの外側にある場合、潜在的な開始位置は、SCS 15kHz及び30kHzについては1シンボル内で、SCS 60kHzについては2シンボル内で生成されることができる。SCS 15kHzについては、オフセットXは、16μs、25μs、34μs、43μs、52μs、61μs、1シンボルとすることができ、SCS 30kHzについては、オフセットXは、16μs、25μs、1シンボルとすることができ、SCS 60kHzについては、オフセットXは、16μs、25μs、2シンボルとすることができる。或いは、SCS 60kHzについては、オフセットXは、2つのシンボルに固定されることができる。CG PUSCHが全帯域幅を占有し、gNB開始COT内にある場合、25μsよりも大きいXを有するそれらの開始位置のみがサポートされることができる。SCS 15kHzについては、オフセットXは、34μs、43μs、52μs、61μs、1シンボルとすることができ、SCS 30kHzについては、オフセットXは、1シンボルとすることができ、SCS 60kHzについては、オフセットXは、2シンボルとすることができる。いくつかの実施形態では、PUSCHタイプBについては、SCS 30kHz及び60kHzについてのオフセットXは、PUSCHの第1のシンボルから開始することができる。或いは、GB PUSCHは、LBTなしによってスケジューリングされることができるため、16μsよりも大きいXを有するそれらの開始位置のみがサポートされることができる。CG PUSCHが周波数リソースの全てのインターレースよりも小さい場合、正確な値Xは、構成された上位層とすることができる。
いくつかの実施形態では、潜在的な開始位置は、SCS 15kHzの1シンボル持続時間内で生成されることができる。CG PUSCHが全帯域幅を占有し、gNB開始COTの外側にある場合、SCS 15kHzについての1シンボル内の潜在的な開始位置オフセットXは、16μs、25μs、34μs、43μs、52μs、61μs、1シンボル等とすることができる。同じX値は、SCS 30kHz及び60kHzにも適用されることができる。CG PUSCHが全帯域幅を占有し、gNB開始COT内にある場合、25μsよりも大きいXを有するそれらの開始位置のみがサポートされることができ、例えば、オフセットXは、34μs、43μs、52μs、61μs、1シンボル等とすることができる。或いは、GB PUSCHがLBTなしでスケジューリングされることができるため、16μsよりも大きいXを有するそれらの開始位置のみがサポートされることができ、例えば、オフセットXは、25μs、34μs、43μs、52μs、61μs、1シンボル等とすることができる。CG PUSCHが周波数リソースの全てのインターレースよりも小さい場合、正確な値Xは、構成された上位層とすることができる。
いくつかの実施形態では、15kHz SCS及び全帯域幅又は部分帯域幅を占有し且つgNBのCOT外で送信を実行するCG PUSCHについては、以下の開始位置が許容される:16μs、25μs、34μs、43μs、52μs、61μs、1シンボル等。30kHz SCS及び全帯域幅又は部分帯域幅を占有し且つgNBのCOT外で送信を実行するCG PUSCHについては、以下の開始位置が許容される:16μs、25μs、1シンボル等。60kHz SCS及び全帯域幅又は部分帯域幅を占有し且つgNBのCOT内で送信を実行するCG PUSCHについては、第1のNシンボルは、第2のシンボルから開始する開始位置として使用されることができ、ここで、Nは、RRCシグナリングによって事前定義又は構成される。
いくつかの実施形態では、15kHz SCS及び全帯域幅又は部分帯域幅を占有し且つgNBのCOT内で送信を実行するCG PUSCHについては、以下の開始位置が許容される:34μs、43μs、52μs、61μs、1シンボル等。30kHz SCS及び全帯域幅又は部分帯域幅を占有し且つgNBのCOT内で送信を実行するCG PUSCHについては、以下の開始位置が許容される:第1のシンボル+16μs、第1のシンボル+25μs、第2のシンボル。60kHz SCS及び全帯域幅又は部分帯域幅を占有し且つgNBのCOT内で送信を実行するCG PUSCHについては、第1のNシンボルは、第2のシンボルから開始する開始位置として使用されることができ、ここで、Nは、RRCシグナリングによって事前定義又は構成される。
いくつかの実施形態では、15kHz SCS及び全帯域幅又は部分帯域幅を占有するCG PUSCHについて、以下の開始位置が許容されることができる:
gNBのMCOT外:{16μs、25μs、34μs、43μs、52μs、61μs、OS#1};
gNBのMCOT内:{34μs、43μs、52μs、61μs、OS#1}。
SCS 30kHzについては、SCS 15kHzについての同じオフセットが再使用され、オフセットは、2つのOFDMシンボルを超えて拡張する:
gNBのMCOT外:{16μs、25μs、34μs、43μs、52μs、61μs、OS#2};
gNBのMCOT内:{34μs、43μs、52μs、61μs、OS#2}。
SCS 60kHzについては、SCS 15kHzについての同じオフセットは、2つのOFDMシンボルに再利用される:
gNBのMCOT外:{16μs、25μs、34μs、OS#2}。或いは、34μsは、2シンボルとほぼ同じ持続時間であるため、オフセットは、{16μs、25μs、OS#2}とすることができる。
gNBのMCOT内:{34μs、OS#2}。或いは、オフセットは、{OS#2}とすることができる。
SCS 30kHz及び60kHzについては、CGについてのUCIは、第1の2シンボルが2ビットを通して使用されるかどうかに関する指示を搬送し、これは、(i)CGデータ送信がシンボル#0から開始するかどうか、(ii)CGデータ送信がシンボル#1から開始するかどうか、又は(iii)CGデータ送信がシンボル#2から開始するかどうかを示す。例えば、「00」->共有チャネルアップリンク(SCH-UL)は、シンボル0から開始し、「01」->SCH-ULは、シンボル1から開始し、「10」->SCH-ULは、シンボル2から開始し、「11」->予約である。
いくつかの実施形態では、SLIVの1つのテーブルは、潜在的な時間領域リソース用に構成されることができる。GB PUSCHについて、UEは、テーブルの各行によって示される開始シンボルを、GB PUSCHの開始シンボルとして従うことができる。同時に、CG PUSCHについては、追加のオフセットbがテーブルの行によって示される開始シンボルに追加されることができ、例えば、開始シンボルは、行によってkとして示され、次いで、CG PUSCHの開始シンボルは、正確にシンボルk+bである。このようにして、開始位置オフセットXの同じセットが使用されることができる場合であっても、依然としてCG PUSCHよりもGB PUSCH優先度を与えることができる。すなわち、CG PUSCHは、GB PUSCHよりも優先順位が低い。いくつかの実施形態では、SLIVの分離可能なテーブルが構成に使用されることができる。GB PUSCHからのCG PUSCHこのようにして、CG PUSCH用テーブル内のSLIVを管理することができる。
いくつかの実施形態では、gNB開始共有COT内では、LBTは、GB PUSCHに対するDCIにおいて示されることができる。しかしながら、COT内部のCG PUSCHが許容される場合、25μs LBTがCG PUSCHに使用されることができる。この実施形態では、優先度は、GB PUSCHに与えられる。いくつかの実施形態では、GB PUSCHが送信されないか、又はGB PUSCHの信号がCG PUSCHのCCAを成功させるのに十分に強力ではないと、CG PUSCHは、依然として送信されることができる。いくつかの実施形態では、GB PUSCHの信号がCG PUSCHのCCAを構成するのに十分な強さではないと、CG PUSCHは、依然として送信されることができる。
例示的なシステム
図13は、様々な実施形態に係る、ネットワークのシステムの例示的なアーキテクチャを示している。以下の説明は、ロングタームエボリューション(LTE)システム規格及び第3世代パートナーシッププロジェクト(3GPP)技術仕様によって提供されるような第5世代(5G)又はNRシステム標準と併せて動作する例示的なシステム1300について説明する。しかしながら、例示的な実施形態は、この点に関して限定されず、説明される実施形態は、将来の3GPPシステム(例えば、第6世代(6G))システム、IEEE802.16プロトコル(例えば、WLAN、WiMAX等)等の、本明細書に記載の原理から恩恵を受ける他のネットワークに適用してもよい。
図13に示すように、システム1300は、ユーザ機器(UE)1301a及びUE1301b(「複数のUE1301」又は「UE1301」と総称される)を含む。この例では、UE1301は、スマートフォン(例えば、1つ以上のセルラネットワークに接続可能なハンドヘルドタッチスクリーンモバイルコンピューティングデバイス)として図示されているが、家庭用電子機器、セルラ電話、スマートフォン、フィーチャーフォン、タブレットコンピュータ、ウェアラブルコンピュータデバイス、携帯情報端末(PDA)、ページャ、無線ハンドセット、デスクトップコンピュータ、ラップトップコンピュータ、車載インフォテインメント(IVI)、車載エンターテインメント(ICE)デバイス、インストルメントクラスタ(IC)、ヘッドアップディスプレイ(HUD)デバイス、車載診断(OBD)デバイス、ダッシュトップモバイル機器(DME)、モバイルデータ端末(MDT)、電子エンジン管理システム(EEMS)、電子/エンジン制御ユニット(ECU)、電子エンジン/エンジン制御モジュール(ECM)、組み込みシステム、マイクロコントローラ、制御モジュール、エンジン管理システム(EMS)、ネットワーク化又は「スマート」電化製品、MTCデバイス、M2M、IoTデバイス、等の任意のモバイル又は非モバイルコンピューティングデバイスを含んでもよい。
いくつかの実施形態では、UE1301のいずれかは、モノのインターネット(IoT)UEであってもよく、これは、短期UE接続を利用する低電力IoTアプリケーション用に設計されたネットワークアクセス層を含んでもよい。IoT UEは、パブリックランドモバイルネットワーク(PLMN)、ProSe(Proximity-Based Service)又はデバイスツーデバイス(D2D)通信、センサネットワーク、又はIoTネットワークを介して、マシンタイプコニュニケーション(MTC)サーバ若しくはデバイスとデータを交換するためのマシンツーマシン(M2M)又はMTC等の技術を利用することができる。M2Mデータ交換又はMTCデータ交換は、機械起動のデータの交換であってもよい。IoTネットワークは、相互に接続するIoT UEを記述し、それは、短期接続による、(インターネットインフラストラクチャ内の)一意に識別可能な埋め込みコンピューティングデバイスを含むことができる。IoT UEは、IoTネットワークの接続を容易にするために、バックグラウンドアプリケーション(例えば、キープアライブメッセージ、ステータス更新等)を実行してもよい。
UE1301は、無線アクセスネットワーク(RAN)1310に接続されるように、例えば通信可能に結合されるように、構成されることができる。いくつかの実施形態では、RAN1310は、次世代(NG)RAN若しくは5G RAN、evolved Universal Terrestrial Radio Access Network(E-UTRAN)、又はUTRAN若しくはGSM EDGE無線アクセスネットワーク(GERAN)等のレガシーRANであってもよい。本明細書で使用するとき、用語「NG RAN」等は、NR又は5Gシステム1300で動作するRAN1310を指し、用語「E-UTRAN」等は、LTE又は4Gシステム1300で動作するRAN1310を指してもよい。UE1301は、それぞれ接続(又はチャネル)1303及び接続1304を利用し、そのそれぞれは、物理通信インタフェース又は層(以下に更に詳細に記載される)を備える。
この例では、接続1303及び1304は、通信可能な結合を可能にするためのエアインタフェースとして図示されており、グローバルシステムフォーモバイルコミュニケーションズ(GSM)プロトコル、符号分割多重アクセス(CDMA)ネットワークプロトコル、プッシュ・トゥ・トーク(PTT)プロトコル、プッシュ・トゥ・トーク・オーバー・セルラー(POC)プロトコル、ユニバーサル移動体通信システム(UMTS)プロトコル、3GPP LTEプロトコル、5Gプロトコル、NRプロトコル、及び/又は本明細書に記載されたいずれかの他の通信プロトコル等の、セルラ通信プロトコルと合致することができる。いくつかの実施形態では、UE1301は、更に、近接サービス(ProSe)インタフェース1305を介して通信データを直接交換してもよい。ProSeインタフェース1305は、代替的に、サイドリンク(SL)インタフェース1305と称されてもよく、限定されないが、物理サイドリンク制御チャネル(PSCCH)、物理サイドリンク共有チャネル(PSSCH)、物理サイドリンクダウンリンクチャネル(PSDCH)、及び物理サイドリンクブロードキャストチャネル(PSBCH)を含む、1つ以上の論理チャネルを備えてもよい。
UE1301bは、接続1307を介してアクセスポイント(AP)1306(「WLANノード1306」「WLAN1306」「WLAN端末1306」、「WT1306」等とも呼ばれる)にアクセスするように構成されていることが示されている。接続1307は、任意のIEEE802.11プロトコルと合致する接続等のローカルワイヤレス接続を含むことができ、AP1306は、WiFi(Wireless Fidelity)(登録商標)ルータを備えるであろう。本例では、AP1306は、図示するように、(以下で更に詳細に説明する)ワイヤレスシステムのコアネットワークに接続せずにインターネットに接続される。様々な実施形態では、UE1301b、RAN1310及びAP1306は、LWA動作及び/又はLWIP動作を利用するように構成されることができる。LWA動作は、LTE及びWLANの無線リソースを利用するために、RANノード1311a~1311bによって構成されているRRC接続のUE1301bを伴い得る。LWIP動作は、接続1307を介して送信されたパケット(例えば、IPパケット)を認証及び暗号化するために、IPsecプロトコルトンネルを介してWLAN無線リソース(例えば、接続1307)を使用してUE1301bに関与してもよい。IPsecトンネリングは、元のIPパケットの全体をカプセル化し、新しいパケットヘッダを追加することを含んでもよく、それによってIPパケットのオリジナルヘッダを保護することを含み得る。
RAN1310は、接続1303及び1304を可能にする1つ以上のANノード又はRANノード1311a及び1311b(まとめて「RANノード1311」又は「RANノード1311」と呼ぶ)を含むことができる。本明細書で使用するとき、用語「アクセスノード」、「アクセスポイント」等は、ネットワークと1人以上のユーザとの間のデータ及び/又は音声接続のための無線ベースバンド機能を提供する機器について述べてもよい。これらのアクセスノードは、BS、gNB、RANノード、eNB、ノードBs、RSUs、TRxP又はTRP等と称されることができ、地理的エリア(例えば、セル)内にカバレッジを提供する地上局(例えば、地上アクセスポイント)又はサテライト局を含むことができる。本明細書で使用するとき、用語「NG RANノード」等は、NR又は5Gシステム1300(例えば、gNB)で動作するRANノード1311を指してもよく、用語「E-UTRANノード」等は、LTE又は4Gシステム1300(例えば、eNB)で動作するRANノード1311を指してもよい。様々な実施形態によれば、RANノード1311は、マクロセルと比較してより小さいカバレッジエリア、より小さいユーザ容量、又はより高い帯域幅を有するフェムトセル、ピコセル、又は他の同様のセルを提供するための、マクロセル基地局、及び/又は低電力(LP)基地局等の専用物理デバイスのうちの1つ以上として実装されることができる。
いくつかの実施形態では、RANノード1311の全て又は一部は、仮想ネットワークの一部としてサーバコンピュータ上で実行される1つ以上のソフトウェアエンティティとして実装されることができ、このソフトウェアエンティティは、CRAN及び/又は仮想ベースバンドユニットプール(vBBUP)と称されてもよい。これらの実施形態では、CRAN又はvBBUPは、RRC及びPDCP層がCRAN/vBBUPによって動作され、他のL2プロトコルエンティティは個々のRANノード1311によって動作される、PDCP分割等のRAN機能分割、RRC、PDCP、RLC、及びMAC層がCRAN/vBBUPによって動作され、PHY層は個々のRANノード1311によって動作される、MAC/PHY分割、又はRRC、PDCP、RLC、MAC層、及びPHY層の上部がCRAN/vBBUPによって動作され、PHY層の下部は個々のRANノード1311によって動作される、「下位PHY」分割、を実装してもよい。この仮想化されたフレームワークは、RANノード1311の解放されたプロセッサコアが、他の仮想化されたアプリケーションを実行することを可能にする。いくつかの実施形態では、個々のRANノード1311は、個々のF1インタフェース(図13に示されていない)を介してgNB-CUに接続された個々のgNB-DUを表してもよい。これらの実装形態では、gNB-DUは、1つ以上のリモート無線ヘッド又はRFEM(例えば、図16を参照)を含むことができ、gNB-CUは、RAN1310(図示せず)に位置するサーバによって、又はCRAN/vBBUPと同様の方法でサーバプールによって動作してもよい。追加的又は代替的に、RANノード1311のうちの1つ以上は、次世代eNB(ng-eNB)であってもよく、これは、UE1301に向けてE-UTRAユーザプレーン及び制御プレーンプロトコル端末を提供し、NGインタフェース(後述する)を介して5GC(例えば、図15のCN520)に接続されるRANノードである。
V2Xシナリオでは、RANノード1311のうちの1つ以上は、RSUであってもよく、又はそれとして機能してもよい。用語「路側機(Road Side Unit)」又は「RSU」は、V2X通信に使用される任意の交通インフラストラクチャエンティティを指し得る。RSUは、適切なRANノード又は静止(又は比較的静止)UEにおいて又はそれによって実装されることができ、UEにおいて又はそれによって実装されるRSUは「UEタイプRSU」と呼ばれることができ、eNBにおいて又はそれによって実装されるRSUは「eNBタイプRSU」と呼ばれることができ、gNBにおいて又はそれによって実装されるRSUは「gNBタイプRSU」等と呼ばれることができる。一例では、RSUは、通過車両UE1301(vUE1301)に接続性サポートを提供する路側に位置する無線周波数回路に連結されたコンピューティングデバイスである。RSUはまた、交差点マップ形状、交通統計、媒体、並びに持続中の車両及び歩行者の交通を検知及び制御するためのアプリケーション/ソフトウェアを記憶するための内部データ記憶回路を含むことができる。RSUは、5.9GHz Direct Short Range Communication(DSRC)帯域で動作して、衝突回避、トラフィック警告等の高速イベントに必要な非常に低レイテンシである通信を提供することができる。追加的又は代替的に、RSUは、前述の低レイテンシである通信、並びに他のセルラ通信サービスを提供するために、セルラV2X帯域で動作することができる。追加的又は代替的に、RSUは、Wi-Fiホットスポット(2.4GHz帯域)として動作することができ、且つ/又は1つ以上のセルラネットワークへの接続性を提供して、アップリンク及びダウンリンク通信を提供することができる。RSUのコンピューティングデバイス及び無線周波数回路の一部又は全ては、屋外設置に適した耐候性エンクロージャにパッケージ化されてもよく、交通信号コントローラ及び/又はバックホールネットワークに有線接続(例えば、イーサネット)を提供するためのネットワークインタフェースコントローラを含むことができる。
いずれのRANノード1311も、エアインタフェースプロトコルを終了することができ、UE1301の第1の接触ポイントとすることができる。いくつかの実施形態では、RANノード1311のいずれも、RAN1310のための様々な論理機能を果たすことができ、その機能は、限定されないが、無線ベアラ管理、アップリンク及びダウンリンク動的無線リソース管理、並びにデータパケットスケジューリング、並びにモビリティ管理等の無線ネットワークコントローラ(RNC)機能を含む。
いくつかの実施形態によれば、UE1301は、様々な通信技術に従ったマルチキャリア通信チャネルにより、OFDM通信信号を用いて、互いに又はRANノード1311のいずれかと通信するように構成されることができ、この様々な通信技術は、例えば、(例えば、ダウンリンク通信用の)OFDMA通信技術、又は(例えば、アップリンク及びProSe又はサイドリンク通信用の)SC-FDMA通信技術であるが、これらに限定されず、実施形態の範囲は、この点において限定されない。OFDM信号は、複数の直交サブキャリアを含むことができる。
いくつかの実施形態では、ダウンリンクリソースグリッドは、RANノード1311のいずれかからUE1301へのダウンリンク送信のために使用することができ、一方、アップリンク送信は同様の技術を利用することができる。グリッドは、リソースグリッド又は時間周波数リソースグリッドと呼ばれる時間周波数グリッドとすることができ、それは、各スロット内のダウンリンクの物理的リソースである。このような時間周波数平面表現は、OFDMシステムの一般的な方法であり、それにより無線リソースの割り当てが直感的なものとなる。リソースグリッドの各列及び各行は、それぞれ、1つのOFDMシンボル及び1つのOFDMサブキャリアに対応する。時間ドメイン内のリソースグリッドの持続時間は、無線フレーム内の1つのスロットに対応する。リソースグリッドの最小時間周波数単位は、リソースエレメントと表記する。各リソースグリッドは、多数のリソースブロックを含み、それは、リソースエレメントへの特定の物理チャネルのマッピングを表す。各リソースブロックは、リソースエレメントの集合を含み、周波数ドメインにおいて、これは、現在割り当てられ得るリソースの最小量を表すことができる。このようなリソースブロックを用いて伝達されるいくつかの異なる物理ダウンリンクチャネルが存在する。
様々な実施形態によれば、UE1301及びRANノード1311は、認可媒体(「認可スペクトル」及び/又は「認可帯域」とも呼ばれる)及び無認可共有媒体(「無認可スペクトル」及び/又は「無認可帯域」とも呼ばれる)を介してデータ(例えば、送信及び受信)データを通信する。認可スペクトルは、約1400MHzから約3.8GHzの周波数範囲で動作するチャネルを含むことができ、無認可スペクトルは、5GHz帯域を含むことができる。
無認可スペクトルで動作するために、UE1301及びRANノード1311は、LAA、eLAA、及び/又はfeLAA機構を使用して動作してもよい。これらの実装では、UE1301及びRANノード1311は、無認可スペクトルにおいて送信する前に、無認可スペクトル内の1つ以上のチャネルが利用不可能であるか、又は別の方法で占有されているかを判定するために、1つ以上の既知の媒体検知動作及び/又はキャリア検知動作を実行してもよい。媒体/キャリア検知動作は、リッスンビフォアトーク(LBT)プロトコルに従って実行されてもよい。
LBTは、機器(例えば、UE1301、RANノード1311等)が媒体(例えば、チャネル又はキャリア周波数)を検知し、媒体がアイドル状態であると検知したとき(又は、媒体内の特定のチャネルが占有されていないと検知したとき)に送信する機構である。媒体検知動作は、チャネルが占有されているか又はクリアされているかどうかを判定するために、チャネル上の他の信号の有無を判定するために少なくともEDを利用するCCAを含むことができる。このLBT機構は、無認可スペクトルにおいて、セルラ/LAAネットワークが現在の占有しているシステムと共存し、且つ他のLAAネットワークと共存することを可能にする。EDは、ある期間にわたって意図された送信帯域にわたってRFエネルギーを検知することと、検知されたRFエネルギーを所定の閾値又は設定された閾値と比較することを含むことができる。
典型的には、5GHz帯域における現在占有しているシステムは、IEEE802.11技術に基づくWLANである。WLANは、CSMA/CAと呼ばれる、コンテンションベースのチャネルアクセス機構を採用する。ここで、WLANノード(例えば、UE1301、AP1306等の移動局(MS))が送信することを意図する場合、WLANノードは、送信前にCCAを最初に実行してもよい。更に、2つ以上のWLANノードが同時にチャネルをアイドル状態として検知して送信する状況において、衝突を回避するためにバックオフ機構が使用されることができる。バックオフ機構は、CWS内でランダムに抽出されるカウンタであってもよく、これは、衝突の発生時に指数関数的に増加され、送信が成功したときに最小値にリセットされる。LAA用に設計されたLBT機構は、WLANのCSMA/CAと幾分類似している。いくつかの実施形態では、PDSCH又はPUSCH送信をそれぞれ含むDL又はUL送信バーストのためのLBT手順は、XECCAスロットとYECCAスロットとの間の長さが可変であるLAA競合ウィンドウを有することができ、X及びYは、LAAのためのCWSの最小値及び最大値である。一例では、LAA送信のための最小CWSは、9マイクロ秒(μs)であってもよいが、CWS及びMCOTのサイズ(例えば、送信バースト)は、政府規制上の要件に基づいてもよい。
LAA機構は、LTEアドバンストシステムのCA技術に基づいて構築されている。CAでは、各集約されたキャリアはCCと呼ばれる。CCは、1.4、3、5、10、15、又は20MHzの帯域幅を有することができ、最大5つのCCを集約することができ、したがって、集約された最大帯域幅は100MHzである。FDDシステムでは、集約されたキャリアの数は、DLとULとで異なることがあり、UL CCの数は、DLコンポーネントキャリアの数以下である。場合によっては、個々のCCは、他のCCとは異なる帯域幅を有することができる。TDDシステムでは、CCの数及び各CCの帯域幅は、通常、DL及びULに対して同じである。
CAはまた、個々のCCを提供する個々のサービングセルを含む。例えば、異なる周波数帯域におけるCCは、異なる経路喪失を経験するので、サービングセルの有効通信範囲は異なり得る。プライマリサービスセル又はPCellは、UL及びDLの両方にPCCを提供し、RRC及びNAS関連のアクティビティを処理する。他のサービングセルはSCellと呼ばれ、各SCellはULとDLの両方に個別のSCCを提供する。SCCは、必要に応じて追加及び除去されてもよい一方で、PCCを変更するには、UE1301が、ハンドオーバを受けることを必要とする場合がある。LAA、eLAA、及びfeLAAでは、SCellの一部又は全部は、無認可スペクトル(「LAA SCell」と呼ばれる)で動作することができ、LAA SCellは、認可スペクトルで動作するPCellによって支援される。UEが2つ以上のLAA SCellで構成されることができる場合、UEは、同じサブフレーム内の異なるPUSCH開始位置を示す、構成されたLAA SCell上でULグラントを受信してもよい。
PDSCHは、ユーザデータ及び上位層シグナリングをUE1301に搬送する。PDCCHは、とりわけ、PDSCHチャネルに関連するトランスポートフォーマット及びリソース割り当てに関する情報を搬送する。また、それは、アップリンク共有チャネルに関する送信フォーマット、リソース割り当て、及びHARQ情報について、UE1301に通知することもできる。典型的には、ダウンリンクスケジューリング(制御及び共有チャネルリソースブロックをセル内のUE1301bに割り当てる)は、UE1301のいずれかからフィードバックされるチャネル品質情報に基づいて、RANノード1311のいずれかで実行されてもよい。ダウンリンクリソース割り当て情報は、UE1301のそれぞれに対して使用される(例えば、割り当てられた)PDCCHで送信されてもよい。
PDCCHは、CCEを使用して制御情報を伝達する。リソースエレメントにマッピングされる前に、PDCCH複素数値シンボルは最初に、4つ組(quadruplets)に編成されてもよく、その後、レートマッチングのためのサブブロックインターリーバを用いて入れ替えられてもよい。各PDCCHを、これらのCCEのうちの1つ以上を用いて送信してもよく、各CCEは、REGとして知られる4つの物理リソースエレメントの9つのセットに対応することができる。4つの四位相偏移変調(QPSK)シンボルを各REGにマッピングしてもよい。PDCCHは、DCIのサイズ及びチャネル状態に応じて、1つ以上のCCEを用いて送信することができる。異なる数のCCE(例えば、アグリゲーションレベル、L=1、2、4、又は8)を有するLTEに定義される4つ以上の異なるPDCCHフォーマットが存在することができる。
いくつかの実施形態は、上記の概念の拡張である制御チャネル情報のためのリソース割り当てのための概念を使用することができる。例えば、いくつかの実施形態は、制御情報送信のためにPDSCHリソースを使用するEPDCCHを利用することができる。EPDCCHを、1つ以上のECCEを用いて送信してもよい。上記と同様に、各ECCEは、EREGとして知られる4つの物理リソースエレメントからなる9つのセットに対応し得る。ECCEは、一部の状況では、他の数のEREGを有してもよい。
RANノード1311は、インタフェース212を介して互いに通信するように構成されることができる。システム1300がLTEシステム(例えば、CN1320が図14のEPC1420である場合)であるいくつかの実施形態では、インタフェース212は、X2インタフェース212であってもよい。X2インタフェースは、EPC1320に接続する2つ以上のRANノード1311(例えば、2つ以上のeNB等)間、及び/又はEPC1320に接続する2つのeNB間に定義されてもよい。いくつかの実施形態では、X2インタフェースは、X2ユーザプレーンインタフェース(X2-U)及びX2制御プレーンインタフェース(X2-C)を含むことができる。X2-Uは、X2インタフェースを介して転送されるユーザデータパケットのためのフロー制御機構を提供し得、eNB間のユーザデータの配信に関する情報を通信するために使用される。例えば、X2-Uは、MeNBからSeNBへ転送されるユーザデータのための特定のシーケンス番号情報と、ユーザデータのためのSeNBからUE1301へのPDCP PDUのシーケンス配信の成功に関する情報と、UE1301に配信されなかったPDCP PDUの情報と、UEユーザデータに送信するためのSeNBにおける現在の最小所望バッファサイズに関する情報等を提供し得る。X2-Cは、ソースeNBからターゲットeNBへのコンテキスト転送、ユーザプレーントランスポート制御等を含む、LTE内アクセスモビリティ機能と、負荷管理機能と、セル間干渉調整機能とを提供し得る。
システム1300が5G又はNRシステム(例えば、CN1320が図15の5GC520である場合)であるいくつかの実施形態では、インタフェース212は、Xnインタフェース212であってもよい。Xnインタフェースは、5GC1320に接続する2つ以上のRANノード1311(例えば、2つ以上の次世代ノードB(gNB)等)間、5GC1320に接続するRANノード1311(例えば、gNB)と進化型ノードB(eNB)との間、及び/又は5GC1320に接続する2つのeNB間で定義される。いくつかの実施形態では、Xnインタフェースは、Xnユーザプレーン(Xn-U)インタフェース及びXn制御プレーン(Xn-C)インタフェースを含むことができる。Xn-Uは、ユーザプレーンプロトコルデータユニット(PDU)の非保証配信を提供し、データ転送及びフロー制御機能をサポート/提供する。Xn-Cは、他の機能の中でもとりわけ、管理及びエラー処理機能、Xn-Cインタフェースを管理する機能、1つ以上のRANノード1311間の接続モードのためのUEモビリティを管理する機能を含む、接続モード(例えば、CM-CONNECTED)のUE1301のためのモビリティサポートを提供する。モビリティサポートは、古い(ソース)サービングRANノード1311から新しい(ターゲット)サービングRANノード1311へのコンテキスト転送と、古い(ソース)サービングRANノード1311と新たな(ターゲット)サービングRANノード1311との間のユーザプレーントンネルの制御とを含むことができる。Xn-Uのプロトコルスタックは、インターネットプロトコル(IP)トランスポート層上に構築されたトランスポートネットワーク層、ユーザプレーンPDUを搬送するための、ユーザデータグラムプロトコル(UDP)層及び/又はIP層(単数又は複数)の上のユーザプレーン用GPRSトンネリングプロトコル(GTP-U)層を含むことができる。Xn-Cプロトコルスタックは、アプリケーション層シグナリングプロトコル(Xnアプリケーションプロトコル(Xn-AP)と呼ばれる)と、ストリーム制御送信プロトコル(SCTP)上に構築されたトランスポートネットワーク層とを含むことができる。SCTPは、IP層の上にあってもよく、アプリケーション層メッセージの保証された配信を提供する。トランスポートIP層では、シグナリングPDUを配信するためにポイントツーポイント送信が使用されることができる。他の実装形態では、Xn-Uプロトコルスタック及び/又はXn-Cプロトコルスタックは、本明細書に示し説明したユーザプレーン及び/又は制御プレーンプロトコルスタックと同じ又は同様であってもよい。
RAN1310は、コアネットワーク、この実施形態ではコアネットワーク(CN)1320に通信可能に結合されるように示されている。CN1320は、RAN1310を介してCN1320に接続されている顧客/加入者(例えば、UE1301のユーザ)に様々なデータ及び電気通信サービスを提供するように構成された複数のネットワーク要素1322を備えてもよい。CN1320の構成要素は、機械可読媒体又はコンピュータ可読媒体(例えば、非一時的機械可読記憶媒体)から命令を読み取って実行するための構成要素を含む、単一の物理ノード又は別個の物理ノードに実装されることができる。いくつかの実施形態では、ネットワーク機能仮想化(Network Functions Virtualization、NFV)は、(以下に更に詳細に記載される)1つ以上のコンピュータ可読記憶媒体に記憶された実行可能命令を介して上述のネットワークノード機能のいずれか又は全てを仮想化するために利用され得る。CN1320の論理インスタンス化は、ネットワークスライスと呼ばれてもよく、CN1320の一部の論理インスタンス化は、ネットワークサブスライスと呼ばれてもよい。NFVアーキテクチャ及びインフラストラクチャは、業界標準のサーバハードウェア、ストレージハードウェア、又はスイッチの組み合わせを含む物理リソース上で、1つ以上のネットワーク機能を仮想化するために使用されてもよく、或いは専用ハードウェアによって実行されてもよい。言い換えれば、NFVシステムを使用して、1つ以上のEPC構成要素/機能の仮想の又は再構成可能な実装を実行することができる。
一般に、アプリケーションサーバ1330は、コアネットワーク(例えば、ユニバーサル移動体通信システム(UMTS)パケットサービス(PS)ドメイン、LTE PSデータサービス等)と共にIPベアラリソースを使用するアプリケーションを提供する要素であってもよい。アプリケーションサーバ1330はまた、CN1320を介してUE1301のために1つ以上の通信サービス(例えば、VoIPセッション、PTTセッション、グループ通信セッション、ソーシャルネットワーキングサービス等)をサポートするように構成されることもできる。
いくつかの実施形態では、CN1320は、5GC(「5GC1320」等と呼ばれる)であってもよく、RAN1310は、NGインタフェース1313を介してCN1320に接続されてもよい。いくつかの実施形態では、NGインタフェース1313は、RANノード1311とUPFとの間でトラフィックデータを搬送するNGユーザプレーン(NG-U)インタフェース1314と、RANノード1311とAMFとの間のシグナリングインタフェースであるS1制御プレーン(NG-C)インタフェース1315との2つの部分に分割されてもよい。CN1320が5GC1320である実施形態は、図15に関してより詳細に記載される。
いくつかの実施形態では、CN1320は、5GCN(「5GC1320」等と呼ばれる)であってもよく、他の実施形態では、CN1320は、EPCであってもよい。CN1320がEPC(「EPC1320」等と呼ばれる)である場合、RAN1310は、S1インタフェース1313を介してCN1320と接続され得る。いくつかの実施形態では、S1インタフェース1313は、RANノード1311とS-GWとの間にトラフィックデータを搬送するS1ユーザプレーン(S1-U)インタフェース1314と、RANノード1311とMMEとの間のシグナリングインタフェースであるS1-MMEインタフェース1315との2つの部分に分割されてもよい。CN1320がEPC1320である例示的なアーキテクチャが図14に示される。
例示的なアーキテクチャ
図14は、様々な実施形態に係る、第1のCN1420を含むシステム1400の例示的なアーキテクチャを示している。この例では、システム1400は、CN1420が図13のCN1320に対応するEPC1420であるLTE規格を実装してもよい。加えて、UE1301は、図13のUE1301と同じ又は同様であってもよく、E-UTRAN1310は、図13のRAN1310と同じ又は類似のRANであってもよく、前述したRANノード1311を含むことができる。CN1420は、モビリティ管理エンティティ(MME)1421、サービングゲートウェイ(S-GW)1422、PDNゲートウェイ(P-GW)1423、ホーム加入者サーバ(HSS)1424、及びサービングGPRSサポートノード(SGSN)1425を備えてもよい。
MME1421は、レガシーSGSNの制御プレーンに対して機能が類似していてもよく、モビリティ管理(MM)機能を実装して、UE1301の現在の位置の追跡を維持してもよい。MME1421は、ゲートウェイ選択及びトラッキングエリアリスト管理等のアクセスのモビリティ態様を管理するために、様々なMM手順を実行し得る。MM(E-UTRANシステムでは「EPS MM」又は「EMM」とも呼ぶ)は、UE1301の現在位置に関する知識を維持し、ユーザアイデンティティの機密性を提供し、且つ/又はユーザ/加入者に他の同様のサービスを実行するために使用される全ての適用可能な手順、方法、データストレージ等を指してもよい。各UE1301及びMME1421は、MM又はEMMサブ層を含むことができ、アタッチ手順が正常に完了したときに、UE1301及びMME1421においてMMコンテキストが確立されてもよい。MMコンテキストは、UE1301のMM関連情報を記憶するデータ構造又はデータベースオブジェクトであってもよい。MME1421は、S6a基準点を介してHSS1424と結合されてもよく、S3基準点を介してSGSN1425と結合されてもよく、S11基準点を介してS-GW1422と結合されてもよい。
SGSN1425は、個々のUE1301の位置を追跡し、セキュリティ機能を実行することによって、UE1301にサービス提供するノードであってもよい。加えて、SGSN1425は、2G/3GアクセスネットワークとE-UTRAN3GPPアクセスネットワークとの間のモビリティのためのEPC間ノードシグナリングと、MME1421によって指定されたPDN及びS-GWの選択と、MME1421によって指定されたUE1301の時間帯機能の処理と、E-UTRAN 3GPPアクセスネットワークへのハンドオーバのためのMME選択とを実行してもよい。MME1421とSGSN1425との間のS3基準点は、アイドル状態及び/又はアクティブ状態における3GPP間アクセスネットワークモビリティのためのユーザ及びベアラ情報交換を可能にすることができる。
HSS1424は、ネットワークユーザのデータベースを備えることができ、それは、ネットワークエンティティの通信セッションの取り扱いをサポートするための加入関連情報を含む。EPC1420は、モバイル加入者の数、デバイスの容量、ネットワークの組織等に応じて、1つ以上のHSS1424を備えることができる。例えば、HSS1424は、ルーティング/ローミング、認証、認可、命名/アドレス指定解決、位置依存関係等のサポートを提供することができる。HSS1424とMME1421との間のS6a基準点は、HSS1424とMME1421との間のEPC1420へのユーザアクセスを認証/認可するための加入及び認証データの転送を可能にすることができる。
S-GW1422は、RAN1310に対するユーザプレーン用S1(S1-U)インタフェースを終了させ、RAN1310とEPC1420との間でデータパケットをルーティングしてもよい。加えて、S-GW1422は、RANノード間ハンドオーバのためのローカルモビリティアンカーポイントであってもよく、また、3GPP間モビリティのためのアンカーを提供する。他の役割には、合法的傍受、課金、及び一部のポリシー施行を含むことができる。S-GW1422とMME1421との間のS11基準点は、MME1421とS-GW1422との間に制御プレーンを提供する。S-GW1422は、S5基準点を介してP-GW1423と結合され得る。
P-GW1423は、PDN1430に対するSGiインタフェースを終了することができる。P-GW1423は、IPインタフェース1325(例えば、図13を参照されたい)を介して、EPC1420と、アプリケーションサーバ1330を含むネットワーク(代替的に「AF」と称される)等の外部ネットワークとの間でデータパケットをルーティングしてもよい。いくつかの実施形態では、P-GW1423は、IP通信インタフェース1325(例えば、図13を参照されたい)を介してアプリケーションサーバ(図13のアプリケーションサーバ1330又は図14のPDN1430)に通信可能に結合されてもよい。P-GW1423とS-GW1422との間のS5基準点は、P-GW1423とS-GW1422との間のユーザプレーントンネリング及びトンネル管理を提供する。S5基準点はまた、UE1301のモビリティに起因して、且つS-GW1422が必要とするPDN接続性のために非並置のP-GW1423に接続する必要がある場合に、S-GW1422の再配置のために使用されてもよい。P-GW1423は、ポリシー施行及び課金データ収集のためのノード(例えば、PCEF(図示せず))を更に含んでもよい。更に、P-GW1423とパケットデータネットワーク(PDN)1430との間のSGi基準点は、例えば、IMSサービスを提供するための、事業者外部公衆、私設PDN、又は事業者内パケットデータネットワークとすることができる。P-GW1423は、Gx基準点を介してPCRF1426と結合され得る。
PCRF1426は、EPC1420のポリシー及び課金制御要素である。非ローミングシナリオでは、UE1301のIP接続性アクセスネットワーク(IP-CAN)セッションに関連付けられたホーム地上公共移動通信ネットワーク(HPLMN)内に、単一のPCRF1426が存在してもよい。トラフィックのローカルブレークアウトを伴うローミングシナリオでは、UE1301のIP-CANセッションに関連付けられた2つのPCRF、すなわち、HPLMN内のホームPCRF(H-PCRF)、及び訪問先地上公共移動通信ネットワーク(VPLMN)内の訪問先PCRF(V-PCRF)が存在してもよい。PCRF1426は、P-GW1423を介してアプリケーションサーバ1430に通信可能に連結されてもよい。アプリケーションサーバ1430は、PCRF1426に信号を送って、新しいサービスフローを指示し、QoS及び課金パラメータを選択することができる。PCRF1426は、適切なTFT及びQCIを有するPCEF(図示せず)にこのルールをプロビジョニングすることができ、アプリケーションサーバ1430によって指定されたQoS及び課金を開始する。PCRF1426とP-GW1423との間のGx基準点は、PCRF1426からP-GW1423内のPCEFへのQoSポリシー及び課金ルールの転送を可能にすることができる。Rx基準点は、PDN1430(又は「AF1430」)とPCRF1426との間に存在し得る。
図15は、様々な実施形態に係る第2のCN520を含むシステム1500のアーキテクチャを示している。システム1500は、前述した複数のUE1301及びUE1301と同じ又は類似であってもよいUE1501と、前述のRAN1310及びRAN1410と同じ又は同様であってもよく、前述のRANノード1311を含むことができる(R)AN1510と、例えば、オペレータサービス、インターネットアクセス、又はサードパーティサービスであってもよいデータネットワーク(DN)1503と、5GC520と、を含むことが示されている。5GC520は、認証サーバ機能(AUSF)522、アクセス及びモビリティ管理機能(AMF)1521、セッション管理機能(SMF)1524、ネットワーク露出機能(NEF)1523、PCF1526、NFリポジトリ機能(NRF)1525、UDM1527、アプリケーション機能(AF)1528、ユーザプレーン機能(UPF)1502、及びネットワークスライス選択機能(NSSF)1529を含むことができる。
UPF1502は、RAT内部及びRAT間モビリティのためのアンカーポイント、DN1503に相互接続する外部PDUセッションポイント、及びマルチホームPDUセッションをサポートするための分岐ポイントとして機能することができる。UPF1502はまた、パケットルーティング及び転送を実行し、パケット検査を実行し、ポリシールールのユーザプレーン部を施行し、パケットを合法的に傍受し(UPコレクション)、トラフィック使用レポートを実行し、ユーザプレーンに対するQoS処理を実行し(例えば、パケットフィルタリング、ゲーティング、UL/DLレート施行)、アップリンクトラフィック検証を実行し(例えば、SDFからQoSへのフローマッピング)、アップリンク及びダウンリンクにおけるトランスポート・レベル・パケット・マーキングを実施し、ダウンリンク・パケット・バッファ及びダウンリンクデータ通知トリガを実行してもよい。UPF1502は、データネットワークへのルーティングトラフィックフローをサポートするためのアップリンク分類子を含むことができる。DN1503は、様々なネットワークオペレータサービス、インターネットアクセス、又はサードパーティサービスを表すことができる。DN1503は、前述のアプリケーションサーバ1330を含むことができるか、又はそれと同様とすることができる。UPF1502は、SMF1524とUPF1502との間のN4基準点を介してSMF1524と相互作用する。
AUSF1522は、UE1501の認証のためのデータを記憶し、認証関連機能を処理する。AUSF1522は、様々なアクセスタイプのための一般的な認証フレームワークを容易にすることができる。AUSF522は、AMF1521とAUSF1522との間のN12基準点を介してAMF1521と通信し、UDM1527とAUSF1522との間のN13基準点を介してUDM527と通信する。加えて、AUSF1522は、Nausfサービスベースのインタフェースを呈することができる。
AMF1521は、(例えば、UE1501等を登録する)登録管理、接続管理、到達可能性管理、モビリティ管理、及びAMF関連イベントの合法的傍受、並びにアクセス認証及び認可に関与してもよい。AMF1521は、AMF1521とSMF1524との間のN11基準点の終端点であってもよい。AMF1521は、UE1501とSMF1524との間のセッション管理(SM)メッセージの伝送を行い、SMメッセージをルーティングするための透過型pro15として機能する。AMF1521はまた、UE1501とSMS機能(SMSF)(図15に示されず)との間のショートメッセージサービス(SMS)メッセージの伝送を提供してもよい。AMF1521は、AUSF1522とUE1501との相互作用と、UE1501の認証プロセスの結果として確立された中間鍵の受信とを含むことができる、セキュリティアンカー機能(SEAF)として機能してもよい。ユニバーサル加入者識別モジュール(USIM)ベースの認証が使用されることができる場合、AMF1521は、AUSF1522からセキュリティ材料を取得してもよい。AMF1521はまた、アクセスネットワーク固有の鍵を導出するために使用するSEAからの鍵を受信する、セキュリティコンテキスト管理(SCM)機能を含んでもよい。更に、AMF1521は、RANCPインタフェースの終端点であってもよく、(R)AN1510とAMF1521との間のN2基準点を含むことができるか又はそれとすることができ、AMF1521は、NAS(N1)シグナリングの終端点であってもよく、NAS暗号化及び完全性保護を行ってもよい。
AMF1521はまた、N3 IWFインタフェースを介するUE1501とのNASシグナリングをサポートしてもよい。N3IWFを使用して、信頼できないエンティティへのアクセスを提供することができる。N3IWFは、制御プレーンの(R)AN1510とAMF1521との間のN2インタフェースの終端点であってもよく、ユーザプレーンの(R)AN1510とUPF1502との間のN3基準点の終端点であってもよい。したがって、AMF1521は、プロトコルデータユニット(PDU)セッション及びQoSのためにSMF1524及びAMF1521からのN2シグナリングを処理し、IPsec及びN3トンネリングのためにパケットをカプセル化/カプセル化解除し、アップリンクでN3ユーザプレーンパケットをマークし、N2を介して受信されたそのようなマーキングに関連するQoS要件を考慮して、N3パケットマーキングに対応するQoSを実施する。N3IWFはまた、UE1501とAMF1521との間のN1基準点を介してUE1501とAMF1521との間のアップリンク及びダウンリンク制御プレーンNASシグナリングを中継し、UE501とUPF1502との間のアップリンク及びダウンリンクユーザプレーンパケットを中継してもよい。N3IWFはまた、UE1501とのIPsecトンネル確立のための機構を提供する。AMF1521は、Namfサービスベースのインタフェースを呈することができ、2つのAMF1521間のN14基準点、及びAMF1521と5G-EIR(図15には示されず)との間のN17基準点の終端点であってもよい。
UE1501は、ネットワークサービスを受信するためにAMF1521に登録する必要があってもよい。登録管理(RM)が使用されて、UE1501をネットワーク(例えば、AMF1521)に登録又は登録解除し、ネットワーク(例えば、AMF1521)内にUEコンテキストを確立することができる。UE1501は、RM-REGISTERED状態又はRM-DEREGISTERED状態で動作してもよい。RM-DEREGISTERED状態では、UE1501は、ネットワークに登録されておらず、AMF1521内のUEコンテキストは、UE1501の有効な位置又はルーティング情報を保持していないため、UE1501は、AMF1521によって到達できない。RM-REGISTERED状態では、UE1501は、ネットワークに登録されており、AMF1521内のUEコンテキストは、UE1501の有効な位置又はルーティング情報を保持し得るため、UE1501は、AMF1521によって到達できる。RM-REGISTERED状態では、とりわけ、UE1501は、モビリティ登録更新手順を実行し、(例えば、UE1501が依然としてアクティブであることをネットワークに通知するために)周期的更新タイマの満了によってトリガされる周期的登録更新手順を実行し、UE能力情報を更新するか、又はネットワークとプロトコルパラメータを再ネゴシエートする登録更新手順を実行してもよい。
AMF1521は、UE1501に対する1つ以上のRMコンテキストを記憶し、各RMコンテキストは、ネットワークへの特定のアクセスに関連付けられる。RMコンテキストは、とりわけ、アクセスタイプごとの登録状態及び定期更新タイマを示すか又は記憶するデータ構造、データベースオブジェクト等であってもよい。AMF1521はまた、前述の(E)MMコンテキストと同じ又は同様のものであってもよい5GCモビリティ管理(MM)コンテキストを記憶してもよい。様々な実施形態では、AMF1521は、関連付けられたMMコンテキスト又はRMコンテキストにUE1501のCEモードB制限パラメータを記憶する。AMF1521はまた、必要に応じて、UEコンテキスト(及び/又はMM/RMコンテキスト)に既に記憶されているUEの使用設定パラメータから値を導出することができる。
接続管理(CM)は、N1インタフェースを介してUE1501とAMF1521との間のシグナリング接続を確立及び解放する。シグナリング接続は、UE1501とCN520との間のNASシグナリング交換を可能にするために使用されることができ、UEとAN(例えば、非3GPPアクセスのための無線リソース制御(RRC)接続又はUE-N3IWF接続との間のシグナリング接続と、AN(例えば、RAN1510)とAMF1521との間のUE1501のためのN2接続の双方を含む。UE1501は、CM-IDLEモード又はCM-CONNECTEDモードの2つのCM状態のいずれかで動作してもよい。UE1501がCM-IDLE状態/モードで動作しているとき、UE1501は、N1インタフェースを介してAMF1521との非アクセス層(NAS)シグナリング接続を確立されていなくてもよく、UE1501のための(R)AN1510シグナリング接続(例えば、N2及び/又はN3接続)があってもよい。UE1501がCM-CONNECTED状態/モードで動作しているとき、UE1501は、N1インタフェースを介してAMF1521と確立されたNASシグナリング接続を有していてもよく、UE1501のための(R)AN1510シグナリング接続(例えば、N2及び/又はN3接続)があってもよい。(R)AN1510とAMF1521との間のN2接続の確立は、UE1501をCM-IDLEモードからCM-CONNECTEDモードに遷移させることができ、UE1501は、(R)AN1510とAMF1521との間のN2シグナリングが解放されたときにCM-CONNECTEDモードからCM-IDLEモードに遷移することができる。
SMF1524は、セッション管理(SM)(例えば、UPFとANノードとの間のトンネル維持を含む、セッションの確立、変更、及び解放)、UE IPアドレス割り当て及び管理(任意選択的な認可を含む)、ユーザプレーン(UP)機能の選択及び制御、適切な宛先にトラフィックをルーティングするために、UPFでトラフィックステアリングを構成すること、ポリシー制御機能に向かうインタフェースの終了、ポリシー施行及びQoSの一部の制御、(SMイベント及びLIシステムへのインタフェースの)合法的傍受、NASメッセージのSM部分の終了、ダウンリンクデータ通知、アクセス及び移動管理機能(AMF)を介してN2を介して送信される特定のSM情報を開始することと、セッションのセッション及びサービス継続(SSC)モードを決定することと、に関与する。SMは、プロトコルデータユニット(PDU)セッションの管理を指すことができ、PDUセッション又は「セッション」は、UE1501とデータネットワーク名(DNN)によって識別されるデータネットワーク(DN)1503との間のPDUの交換を提供又は可能にするPDU接続サービスを指してもよい。PDUセッションは、UE1501要求時に確立され、UE1501及び5GC520要求時に変更され、UE1501とSMF1524との間のN1基準点を介して交換されたNAS SMシグナリングを使用してUE1501及び5GC520要求時に解放されてもよい。5GC520は、アプリケーションサーバからの要求に応じて、UE1501における特定のアプリケーションをトリガしてもよい。トリガメッセージの受信に応答して、UE1501は、トリガメッセージ(又はトリガメッセージの関連部分/情報)をUE1501内の1つ以上の識別されたアプリケーションに渡すことができる。UE1501内の識別されたアプリケーションは、特定のDNNへのPDUセッションを確立することができる。SMF1524は、UE1501要求がUE1501に関連付けられたユーザサブスクリプション情報に準拠しているかどうかをチェックすることができる。これに関して、SMF1524は、UDM1527からSMF1524レベルサブスクリプションデータに関する更新通知を取得及び/又は受信するように要求することができる。
SMF1524は、以下のローミング機能を含むことができる:QoS SLA(VPLMN)を適用するためのローカル施行処理、課金データの収集及び課金インタフェース(VPLMN)、(VPLMN内でのSMイベント及びLIシステムへのインタフェースの)合法的傍受、及び、外部DNによるPDUセッションの認可/認証のためのシグナリングの伝送のための外部DNとの相互作用のためのサポート。2つのSMF1524間のN16基準点がシステム1500に含まれてもよく、これは、ローミングシナリオにおける訪問先ネットワーク内の別のSMF1524とホームネットワーク内のSMF1524との間であってもよい。加えて、SMF1524は、Nsmfサービスベースのインタフェースを呈することができる。
NEF1523は、サードパーティ、内部露出/再露出、アプリケーション機能(例えば、AF1528)、エッジコンピューティング又はフォッグコンピューティングシステム等のための、3GPPネットワーク機能によって提供されるサービス及び能力を安全に露出させるための手段を提供する。そのような実施形態では、NEF1523は、AFを認証、認可、及び/又は減速させてもよい。NEF1523はまた、AF1528と交換された情報、及び内部ネットワーク機能と交換された情報を変換してもよい。例えば、NEF1523は、AFサービス識別子と内部5GC情報との間で変換することができる。NEF1523はまた、他のネットワーク機能の露出した能力に基づいて、他のネットワーク機能(NF)から情報を受信してもよい。この情報は、構造化されたデータとしてNEF1523に、又は標準化されたインタフェースを使用してデータストレージNFで記憶されてもよい。次いで、記憶された情報は、NEF1523によって他のNF及びAFに再露出し、且つ/又は分析等の他の目的に使用することができる。更に、NEF1523は、Nnefサービスベースのインタフェースを呈することができる。
NRF1525は、サービス発見機能をサポートし、ネットワーク機能(NF)インスタンスからNF発見要求を受信し、NFインスタンスに発見されたNFインスタンスの情報を提供する。NRF1525はまた、利用可能なNFインスタンス及びそれらのサポートされたサービスの情報を維持する。本明細書で使用するとき、用語「インスタンス化する」、「インスタンス化」等は、インスタンスの作成を指すことができ、「インスタンス」は、例えば、プログラムコードの実行中に発生し得るオブジェクトの具体的な発生を指すことができる。加えて、NRF1525は、Nnrfサービスベースのインタフェースを呈することができる。
PCF1526は、制御プレーン機能にポリシールールを提供して、それらを施行し、また、統合ポリシーフレームワークをサポートして、ネットワーク挙動を統制してもよい。PCF1526はまた、UDM1527のUDRにおけるポリシー決定に関連する加入情報にアクセスするためにFEを実装してもよい。PCF1526は、PCF1526とAMF1521との間のN15基準点を介してAMF1521と通信し、これは、ローミングシナリオの場合、訪問先ネットワーク内のPCF1526及びAMF1521を含むことができる。PCF1526は、PCF1526とAF1528との間のN5基準点を介してAF1528と通信し、PCF1526とSMF1524との間のN7基準点を介してSMF1524と通信する。システム1500及び/又はCN520はまた、(ホームネットワーク内の)PCF1526と訪問先ネットワーク内のPCF1526との間にN24基準点を含んでもよい。更に、PCF1526は、Npcfサービスベースのインタフェースを呈することができる。
UDM1527は、加入関連情報を処理して、ネットワークエンティティの通信セッションの処理をサポートし、UE1501の加入データを記憶する。例えば、加入データは、UDM1527とAMF1521との間のN8基準点を介してUDM1527とAMFとの間で通信され得る。UDM1527は、2つの部分、アプリケーションフロントエンド(FE)及びUDRを含むことができる(FE及びUDRは図15には示されていない)。UDRは、UDM1527及びPCF1526の加入データ及びポリシーデータ、/又はNEF1523の露出及びアプリケーションデータ(アプリケーション検出のためのPFD、複数のUE並びに1501のためのアプリケーション要求情報を含む)のための構造化データを記憶する。Nudrサービスベースのインタフェースは、UDM1527、PCF1526、及びNEF1523が、記憶されたデータの特定のセットにアクセスし、更に、UDRにおける関連データ変更の通知を読み取り、更新(例えば、追加、修正)し、削除し、且つサブスクライブを実施することを可能にするように、UDR221によって提示されてもよい。UDMは、クレデンシャル、位置管理、加入管理等の処理を担当するUDM FEを含み得る。いくつかの異なるフロントエンドは、異なるトランザクションにおいて同じユーザにサービスを提供することができる。UDM-FEは、UDRに記憶されたサブスクリプション情報にアクセスし、認証クレデンシャル処理、ユーザ識別処理、アクセス許可、登録/モビリティ管理、及びサブスクリプション管理を実行する。UDRは、UDM1527とSMF1524との間のN10基準点を介してSMF1524と相互作用する。UDM1527はまた、SMS管理をサポートしてもよく、SMS-FEは、前述したものと同様のアプリケーションロジックを実装する。加えて、UDM1527は、Nudmサービスベースのインタフェースを呈することができる。
AF1528は、トラフィックルーティングにアプリケーションの影響を与え、NCEへのアクセスを提供し、ポリシー制御のためにポリシーフレームワークと対話する。NCEは、エッジコンピューティング実装に使用されてもよい、NEF1523を介して5GC520及びAF1528が互いに情報を提供することを可能にする機構である。そのような実装形態では、ネットワークオペレータ及びサードパーティサービスは、UE1501のアタッチのアクセスポイントに近接してホストされて、トランスポートネットワーク上の低減されたエンドツーエンド待ち時間及び負荷によって効率的なサービス配信を達成することができる。エッジコンピューティング実装では、5GCは、UE1501に近接したUPF1502を選択し、N6インタフェースを介してUPF1502からDN1503へのトラフィックステアリングを実行することができる。これは、UE加入データ、UE位置、及びAF1528によって提供される情報に基づいてもよい。このようにして、AF1528は、UPF(再)選択及びトラフィックルーティングに影響を及ぼす。オペレータの配備に基づいて、AF1528が信頼されたエンティティであると見なされるとき、ネットワークオペレータは、AF1528が関連するNFと直接相互作用することを許可する。加えて、AF1528は、Nafサービスベースのインタフェースを呈することができる。
NSSF1529は、UE1501にサービスを提供するネットワークスライスインスタンスのセットを選択する。NSSF1529はまた、必要に応じて、許可されたネットワークスライス選択支援情報(NSSAI)及び加入済みシングルNSSAI(S NSSAI)へのマッピングを判定する。NSSF1529はまた、好適な構成に基づいて、及び場合によってはNRF1525を問い合わせることによって、UE1501にサービス提供するために使用されるアクセス及びモビリティ管理機能(AMF)セット、又は候補AMF1521のリストを判定する。UE1501のためのネットワークスライスインスタンスのセットの選択は、NSS1529と対話することによってUE1501が登録されているAMF1521によってトリガされてもよく、これはAMF1521の変更をもたらし得る。NSSF1529は、AMF1521とNSSF1529との間のN22基準点を介してAMF1521と相互作用する。N31基準点(図15には示されていない)を介して訪問先ネットワーク内の別のNSSF1529と通信する。加えて、NSSF1529は、Nnssfサービスベースのインタフェースを呈することができる。
前述したように、CN520は、ショートメッセージサービス(SMS)加入チェック及び検証の役割を果たし、UE1501との間の、又はSMS-GMSC/IWMSC/SMSルータ等の他のエンティティとの間のSMメッセージを中継することができる、SMS機能(SMSF)を含んでもよい。SMSはまた、UE1501がSMS転送に利用可能である通知手順のために、AMF1521及びUDM1527と相互作用する(例えば、UEに到達不可能なフラグを設定し、UE1501がSMSに利用可能である場合にUDM1527に通知する)。
CN520はまた、データストレージシステム/アーキテクチャ、5G機器識別レジスタ(EIR)、セキュリティエッジプロテクションPro15(SEPP)等、図15に示されていない他の要素を含んでもよい。データ記憶システムは、構造化データ記憶機能(SDSF)、非構造化データ記憶ネットワーク機能(UDSF)、及び/又は同様のものを含むことができる。任意のネットワーク機能(NF)は、任意のNFとUDSF(図15には示されていない)との間のN18基準点を介して、UDSF(例えば、UEコンテキスト)との間で非構造化データを記憶及び取得することができる。個々のNFは、各非構造化データを記憶するためにUDSFを共有することができ、又は個々のNFがそれぞれ、独自のUDSFを個々のNFにおいて又はその近くに有することができる。加えて、UDSFは、Nudsfサービスベースのインタフェース(図15には示されていない)を呈することができる。5G-EIRは、特定の機器/エンティティがネットワークからブラックリストに記載されているかどうかを判定するためにPEIのステータスをチェックするNFであってもよく、SEPPは、Public Land Mobile Network(PLMN)間制御プレーンインタフェース上でトポロジ隠蔽、メッセージフィルタリング、及びポリシングを実行する非透過プロ15であってもよい。
更に、NF内のNFサービス間には、より多くの基準点及び/又はサービスベースのインタフェースが存在してもよい。しかしながら、これらのインタフェース及び基準点は、明確にするために図15から省略されている。一例では、CN520は、CN520とCN1 120との間のインターワーキングを可能にするために、MME(例えば、MME1 121)とAMF1521との間のCN間インタフェースである、Nxインタフェースを含むことができる。他の例示的なインタフェース/基準点は、5G-EIRによって提示されるN5g-EIRサービスベースのインタフェースと、訪問先ネットワーク内のNFリポジトリ機能(NRF)とホームネットワーク内のNRFとの間のN27基準点と、訪問先ネットワーク内のネットワークスライス選択機能(NSSF)とホームネットワーク内のNSSFとの間のN31基準点とを含むことができる。
例示的なインフラストラクチャ機器
図16は、様々な実施形態に係るインフラストラクチャ機器1600の例を示している。インフラストラクチャ機器1600(又は「システム1600」)は、基地局、無線ヘッド、RANノード1311及び/又は前述したAP1306等のRANノード、アプリケーションサーバ1330、及び/又は本明細書に記載された任意の他の要素/装置として実装されることができる。他の例では、システム1600は、UEにおいて、又はUEによって実装されることができる。
システム1600は、アプリケーション回路1620、ベースバンド回路1610、1つ以上の無線フロントエンドモジュール(RFEM)1615、メモリ回路1620、電力管理集積回路(PMIC)1625、電力ティー回路1630、ネットワークコントローラ回路1635、ネットワークインタフェースコネクタ1640、衛星測位回路1645、及びユーザインタフェース1650を含む。いくつかの実施形態では、装置1600は、例えば、メモリ/記憶装置、ディスプレイ、カメラ、センサ、又は入出力(I/O)インタフェース等の追加の要素を含むことができる。他の実施形態では、以下に説明する構成要素は、2つ以上のデバイスに含まれてもよい。例えば、当該回路は、クラウド無線アクセスネットワーク(CRAN)、vBBU、又は他の同様の実装のために2つ以上のデバイスに別々に含まれてもよい。
アプリケーション回路1620は、これらに限定されるわけではないが、1つ以上のプロセッサ(又はプロセッサコア)、キャッシュメモリ、並びに低ドロップアウトレギュレータ(LDO)、割り込みコントローラ、SPI、I2C、又はユニバーサルプログラマブルシリアルインタフェースモジュール等のシリアルインタフェース、リアルタイムクロック(RTC)、インタバル及びウォッチドッグタイマを含むタイマカウンタ、汎用入出力(I/O又はIO)、Secure Digital(SD)マルチメディアカード(MMC)等のメモリカードコントローラ、ユニバーサルシリアルバス(USB)インタフェース、モバイル産業プロセッサインタフェース(MIPI)インタフェース、及びJoint Test Access Group(JTAG)テストアクセスポート等のうちの1つ以上の回路を含む。アプリケーション回路1620のプロセッサ(又はコア)は、メモリ/記憶素子に結合されてもよく、又はメモリ/記憶素子を含むことができ、様々なアプリケーション又はオペレーティングシステムをシステム1600上で実行することを可能にするために、メモリ又は記憶装置に記憶された命令を実行するように構成されることができる。いくつかの実施形態では、メモリ/記憶素子は、オンチップメモリ回路であってもよく、これは、DRAM、SRAM、EPROM、EEPROM、フラッシュメモリ、ソリッドステートメモリ、及び/又は本明細書に記載されるような任意の他のタイプのメモリデバイス技術等の任意の適切な揮発性及び/又は不揮発性メモリを含むことができる。
アプリケーション回路1620のプロセッサは、例えば、1つ以上のプロセッサコア(CPU)、1つ以上のアプリケーションプロセッサ、1つ以上のグラフィックス処理装置(GPU)、1つ以上の縮小命令セットコンピューティング(RISC)プロセッサ、1つ以上のAcorn RISC Machine(ARM)プロセッサ、1つ以上の複合命令セットコンピューティング(CISC)プロセッサ、1つ以上のデジタル信号プロセッサ(DSP)、1つ以上のFPGA、1つ以上のPLD、1つ以上のASIC、1つ以上のマイクロプロセッサ若しくはコントローラ、又はそれらの任意の適切な組み合わせを含むことができる。いくつかの実施形態では、アプリケーション回路1620は、本明細書の様々な実施形態に従って動作する専用プロセッサ/コントローラを含んでもよく、又は専用プロセッサ/コントローラであってもよい。例として、アプリケーション回路1620のプロセッサは、1つ以上のIntel Pentium(登録商標)、Core(登録商標)、又はXeon(登録商標)プロセッサ、Advanced Micro Devices(AMD)Ryzen(登録商標)プロセッサ、Accelerated Processing Unit(APU)、又はEpyc(登録商標)プロセッサ、ARM Cortex-Aファミリプロセッサ等のARM Holdings、Ltdによって提供されるARMベースのプロセッサ、及び、Cavium(商標)Inc.によって提供されるThunderX2(登録商標)、MIPS Warrior P-クラスプロセッサ等のMIPS Technologies,Inc.から提供されるMIPSベースの設計のプロセッサ等を含んでもよいか、又はそれらとしてもよい。いくつかの実施形態では、システム1600は、アプリケーション回路1620を利用しなくてもよく、代わりに、例えば、EPC又は5GCから受信したIPデータを処理するための専用プロセッサ/コントローラを含むことができる。
いくつかの実施形態では、アプリケーション回路1620は、マイクロプロセッサ、プログラマブル処理デバイス等であってもよい、1つ以上のハードウェアアクセラレータを含むことができる。1つ以上のハードウェアアクセラレータは、例えば、コンピュータビジョン(CV)及び/又はディープラーニング(DL)アクセラレータを含むことができる。例として、プログラマブル処理デバイスは、フィールドプログラマブルゲートアレイ(FPGA)等の1つ以上のフィールドプログラマブルデバイス(FPD)、複合PLD(CPLD)、高容量PLD(HCPLD)等のプログラマブルロジックデバイス(PLD)、構造化ASIC等のASIC、プログラマブルSoC(PSoC)、等の回路を含み得る。そのような実装形態では、アプリケーション回路1620の回路は、論理ブロック又は論理ファブリック、及び本明細書に記載される様々な実施形態の手順、方法、機能等の様々な機能を実行するようにプログラムされてもよい他の相互接続されたリソースを含んでもよい。そのような実施形態では、アプリケーション回路1620の回路は、ルックアップテーブル(LUT)に論理ブロック、論理ファブリック、データ等を記憶するために使用されるメモリセル(例えば、消去可能プログラマブル読み出し専用メモリ(EPROM)、電気的消去可能プログラマブル読み出し専用メモリ(EEPROM)、フラッシュメモリ、スタティックメモリ(例えば、スタティックランダムアクセスメモリ(SRAM)、アンチヒューズ等))を含むことができる。
ベースバンド回路1610は、例えば、1つ以上の集積回路を含むはんだ付け基板、主回路基板にはんだ付けされた単一のパッケージ集積回路、又は2つ以上の集積回路を含むマルチチップモジュールとして実装されることができる。ベースバンド回路1610の様々なハードウェア電子要素は、図18に関して以下に説明される。
ユーザインタフェース回路1650は、システム1600とのユーザ相互作用を可能にするように設計された1つ以上のユーザインタフェース、又はシステム1600との周辺構成要素相互作用を可能にするように設計された周辺構成要素インタフェースを含むことができる。ユーザインタフェースは、1つ以上の物理又は仮想ボタン(例えば、リセットボタン)、1つ以上のインジケータ(例えば、発光ダイオード(LED))、物理キーボード又はキーパッド、マウス、タッチパッド、タッチスクリーン、スピーカ又は他のオーディオ発光デバイス、マイクロフォン、プリンタ、スキャナ、ヘッドセット、ディスプレイスクリーン又はディスプレイデバイス等を含むことができるが、これらに限定されない。周辺構成要素インタフェースは、不揮発性メモリポート、ユニバーサルシリアルバス(USB)ポート、オーディオジャック、電源インタフェース等を含むことができるが、これらに限定されない。
無線フロントエンドモジュール(RFEM)1615は、ミリメートル波(ミリ波)RFEM及び1つ以上のサブミリ波無線周波数集積回路(RFIC)を備えてもよい。いくつかの実施形態では、1つ以上のサブミリ波RFICは、ミリ波RFEMから物理的に分離されてもよい。RFICは、1つ以上のアンテナ又はアンテナアレイ(例えば、以下の図18のアンテナアレイ1811を参照)への接続を含むことができ、RFEMは、複数のアンテナに接続されてもよい。代替実装形態では、ミリ波及びサブミリ波無線機能の双方は、ミリ波アンテナ及びサブミリ波の双方を組み込んだ同じ物理RFEM1615内に実装されることができる。
メモリ回路1620は、ダイナミックランダムアクセスメモリ(DRAM)及び/又は同期ダイナミックランダムアクセスメモリ(SDRAM)を含む揮発性メモリ、並びに高速電気的消去可能メモリ(一般にフラッシュメモリと呼ばれる)、相変化ランダムアクセスメモリ(PRAM)、磁気抵抗ランダムアクセスメモリ(MRAM)等を含む不揮発性メモリ(NVM)のうちの1つ以上を含むことができ、Intel(登録商標)及びMicron(登録商標)の三次元(3D)クロスポイント(XPOINT)メモリを組み込んでもよい。メモリ回路1620は、はんだ付けパッケージ集積回路、ソケットメモリモジュール、及びプラグインメモリカードのうちの1つ以上として実装されることができる。
PMIC1625は、電圧レギュレータ、サージ保護器、電力アラーム検出回路、及びバッテリ又はコンデンサ等の1つ以上の予備電源を含むことができる。電力アラーム検出回路は、ブラウンアウト(不足電圧)及びサージ(過電圧)状態のうちの1つ以上を検出してもよい。電力ティー回路1630は、ネットワークケーブルから引き出される電力を供給して、単一のケーブルを使用してインフラストラクチャ機器1600に電力供給及びデータ接続性の双方を提供することができる。
ネットワークコントローラ回路1635は、イーサネット、GREトンネル上のイーサネット、マルチプロトコルラベルスイッチング(MPLS)上のイーサネット、又は何らかの他の適切なプロトコル等の標準的なネットワークインタフェースプロトコルを使用してネットワークへの接続性を提供する。ネットワーク接続は、電気によるものであってもよい物理接続(一般に「銅配線」と呼ばれる)、光、又は無線を使用して、ネットワークインタフェースコネクタ1640を介してインフラストラクチャ機器1600に/から提供されてもよい。ネットワークコントローラ回路1635は、前述のプロトコルのうちの1つ以上を使用して通信するための1つ以上の専用プロセッサ及び/又はFPGAを含むことができる。いくつかの実施形態では、ネットワークコントローラ回路1635は、同じ又は異なるプロトコルを使用して他のネットワークへの接続性を提供するための複数のコントローラを含むことができる。
測位回路1645は、全地球航法衛星システム(GNSS)の測位ネットワークによって送信/ブロードキャストされた信号を受信及び復号するための回路を含む。航法衛星コンスタレーション(又はGNSS)の例は、米国の全地球測位システム(GPS)、ロシアの全地球航法システム(GLONASS)、欧州連合のガリレオシステム、中国の北斗航法衛星システム、地域航法システム又はGNSS補強システム(例えば、Indian Constellation(NAVIC)によるナビゲーション、日本の準天頂衛星システム(QZSS)、フランスのDoppler Orbitography and Radio positioning Integrated by Satellite(DORIS)等)等を含む。測位回路1645は、航法衛星コンスタレーションノード等の測位ネットワークの構成要素と通信するための様々なハードウェア要素(例えば、OTA通信を容易にするために、スイッチ、フィルタ、増幅器、アンテナ要素等のハードウェアデバイスを含む)を備える。いくつかの実施形態では、測位回路1645は、マスタタイミングクロックを使用してGNSS支援なしで位置追跡/推定を実行するためのMicro-Technology for Positioning,Navigation,and Timing(Micro-PNT)ICを含むことができる。測位回路1645はまた、測位ネットワークのノード及び構成要素と通信するために、ベースバンド回路1610及び/又はRFEM1615の一部であってもよく、又はそれらと相互作用してもよい。測位回路1645はまた、様々なインフラストラクチャ(例えば、RANノード1311等)との動作を同期させるためにデータを使用してもよいアプリケーション回路1620に位置データ及び/又は時間データを提供してもよい。
図16に示す構成要素は、業界標準アーキテクチャ(ISA)、拡張ISA(EISA)、周辺構成要素相互接続(PCI)、拡張周辺構成要素相互接続(PCIx)、PCIエクスプレス(PCIe)、又は任意の数の他の技術等の、任意の数のバス又は相互接続(IX)技術を含むことができるインタフェース回路を使用して互いに通信する。バス/IXは、例えば、システムオンチップ(SoC)ベースのシステムで使用される独自のバスであってもよい。他のバス/IXシステム、とりわけ、I2Cインタフェース、SPIインタフェース、ポイントツーポイントインタフェース、及び電力バス等が含まれてもよい。
図17は、様々な実施形態に係るプラットフォーム1700(又は「装置1700」)の例を示している。いくつかの実施形態では、コンピュータプラットフォーム1700は、UE1301、1401、アプリケーションサーバ1330、及び/又は本明細書に記載される任意の他の要素/装置としての使用に適してもよい。プラットフォーム1700は、例に示される構成要素の任意の組み合わせを含むことができる。プラットフォーム1700の構成要素は、コンピュータプラットフォーム1700に適合された集積回路(IC)、その一部、個別の電子デバイス、又は他のモジュール、論理、ハードウェア、ソフトウェア、ファームウェア、又はそれらの組み合わせとして、或いはより大きなシステムのシャーシ内に組み込まれる構成要素として実装されることができる。図17のブロック図は、コンピュータプラットフォーム1700の構成要素の高レベル図を示すことを意図している。しかしながら、示されている構成要素のいくつかは省略されてもよく、追加の構成要素が存在してもよく、示されている構成要素の異なる配置が他の実施態様で発生してもよい。
アプリケーション回路1705は、これらに限定されるわけではないが、1つ以上のプロセッサ(又はプロセッサコア)、キャッシュメモリ、並びに1つ以上のLDO、割り込みコントローラ、SPI、I2C、又はユニバーサルプログラマブルシリアルインタフェースモジュール等のシリアルインタフェース、RTC、インタバル及びウォッチドッグタイマを含むタイマカウンタ、汎用I/O、SD MMC等のメモリカードコントローラ、USBインタフェース、MIPIインタフェース、及びJTAGテストアクセスポート等の回路を含む。アプリケーション回路1705のプロセッサ(又はコア)は、メモリ/記憶素子に結合されてもよく、又はメモリ/記憶素子を含むことができ、様々なアプリケーション又はオペレーティングシステムをシステム1700上で実行することを可能にするために、メモリ又は記憶装置に記憶された命令を実行するように構成されることができる。いくつかの実施形態では、メモリ/記憶素子は、オンチップメモリ回路であってもよく、これは、DRAM、SRAM、EPROM、EEPROM、フラッシュメモリ、ソリッドステートメモリ、及び/又は本明細書に記載されるような任意の他のタイプのメモリデバイス技術等の任意の適切な揮発性及び/又は不揮発性メモリを含むことができる。
アプリケーション回路1705のプロセッサは、例えば、1つ以上のプロセッサコア、1つ以上のアプリケーションプロセッサ、1つ以上のGPU、1つ以上のRISCプロセッサ、1つ以上のARMプロセッサ、1つ以上のCISCプロセッサ、1つ以上のDSP、1つ以上のFPGA、1つ以上のPLD、1つ以上のASIC、1つ以上のマイクロプロセッサ若しくはコントローラ、マルチスレッドプロセッサ、超低電圧プロセッサ、埋め込みプロセッサ、いくつかの他の既知の処理要素、又はこれらの任意の好適な組み合わせを含むことができる。いくつかの実施形態では、アプリケーション回路1705は、本明細書の様々な実施形態に従って動作する専用プロセッサ/コントローラを含んでもよく、又は専用プロセッサ/コントローラであってもよい。
例として、アプリケーション回路1705のプロセッサは、Quark(商標)、Atom(商標)、i3、i5、i7、若しくはMCUクラスのプロセッサ等のIntel(登録商標)Architecture Core(商標)ベースのプロセッサ、又はカリフォルニア州サンタクララのIntel(登録商標)Corporationから入手可能な別のそのようなプロセッサを含むことができる。アプリケーション回路1705のプロセッサはまた、Advanced Micro Devices(AMD)Ryzen(登録商標)プロセッサ又はAccelerated Processing Units(APU)、Apple(登録商標)Inc.製のA5-A9プロセッサ、Qualcomm(登録商標)Technologies,Inc.のSnapdragon(商標)プロセッサ、Texas Instruments,Inc.(登録商標)Open Multimedia Applications Platform(OMAP)(商標)プロセッサ、MIPS Warrior M-クラス、Warrior I-クラス及びWarrior P-クラスプロセッサ等のMIPS Technologies,Inc.からのMIPSベースの設計のプロセッサ、ARM Cortex-A、Cortex-R及びプロセッサのCortex-Mファミリ等のARM Holdings,Ltd.から認可されたARMベースの設計のプロセッサ、等のうちの1つ以上であってもよい。いくつかの実施形態では、アプリケーション回路1705は、アプリケーション回路1705及び他の構成要素が単一の集積回路、又はIntel(登録商標)Corporation製のEdison(商標)若しくはGalileo(商標)SoCボード等の単一のパッケージに形成されるシステムオンチップ(SoC)の一部であってもよい。
追加的又は代替的に、アプリケーション回路1705は、これらに限定されるものではないが、FPGA等の1つ以上のフィールドプログラマブルデバイス(FPD)、複合PLD(CPLD)、高容量PLD(HCPLD)等のプログラマブルロジックデバイス(PLD)、構造化ASIC等のASIC、プログラマブルSoC(PSoC)、等の回路を含み得る。そのような実施形態では、アプリケーション回路1705の回路は、論理ブロック又は論理ファブリック、及び本明細書に記載される様々な実施形態の手順、方法、機能等の様々な機能を実行するようにプログラムされてもよい他の相互接続されたリソースを含んでもよい。そのような実施形態では、アプリケーション回路1705の回路は、ルックアップテーブル(LUT)に論理ブロック、論理ファブリック、データ等を記憶するために使用されるメモリセル(例えば、消去可能プログラマブル読み出し専用メモリ(EPROM)、電気的消去可能プログラマブル読み出し専用メモリ(EEPROM)、フラッシュメモリ、スタティックメモリ(例えば、スタティックランダムアクセスメモリ(SRAM)、アンチヒューズ等))を含むことができる。
ベースバンド回路1705は、例えば、1つ以上の集積回路を含むはんだ付け基板、主回路基板にはんだ付けされた単一のパッケージ集積回路、又は2つ以上の集積回路を含むマルチチップモジュールとして実装されることができる。ベースバンド回路1705の様々なハードウェア電子要素が、図18に関して以下に説明される。
RFEM1715は、ミリメートル波(ミリ波)RFEM及び1つ以上のサブミリ波無線周波数集積回路(RFIC)を含んでもよい。いくつかの実施形態では、1つ以上のサブミリ波RFICは、ミリ波RFEMから物理的に分離されてもよい。RFICは、1つ以上のアンテナ又はアンテナアレイ(例えば、以下の図18のアンテナアレイ1811を参照)への接続を含むことができ、RFEMは、複数のアンテナに接続されてもよい。代替実装形態では、ミリ波及びサブミリ波無線機能の双方は、ミリ波アンテナ及びサブミリ波の双方を組み込んだ同じ物理RFEM1715内に実装されることができる。
メモリ回路1720は、所与の量のシステムメモリを提供するために使用される任意の数及びタイプのメモリデバイスを含むことができる。例として、メモリ回路1720は、ダムアクセスメモリ(RAM)、ダイナミックRAM(DRAM)及び/又は同期ダイナミックRAM(SDRAM)を含む揮発性メモリ、並びに高速電気的消去可能メモリ(一般にフラッシュメモリと呼ばれる)、相変化ランダムアクセスメモリ(PRAM)、磁気抵抗ランダムアクセスメモリ(MRAM)等を含む不揮発性メモリ(NVM)のうちの1つ以上を含むことができる。メモリ回路1720は、Joint Electron Devices Engineering Council(JEDEC)の低電力ダブルデータレート(LPDDR)ベースの設計、例えばLPDDR2、LPDDR3、LPDDR4等に従って開発されてもよい。メモリ回路1720は、はんだ付きパッケージ集積回路、シングルダイパッケージ(SDP)、デュアルダイパッケージ(DDP)又はクワッドダイパッケージ(Q17P)、ソケット状メモリモジュール、マイクロDIMM又はミニDIMMを含むデュアルインラインメモリモジュール(DIMM)、及び/又はボールグリッドアレイ(BGA)を介してマザーボード上にはんだ付けされたものうちの1つ以上として実装されることができる。低電力実装では、メモリ回路1720は、アプリケーション回路1705に関連付けられたオンダイメモリ又はレジスタであってもよい。データ、アプリケーション、オペレーティングシステム等の情報の永続的記憶を提供するために、メモリ回路1720は、とりわけ、ソリッドステートディスクドライブ(SSDD)、ハードディスクドライブ(HDD)、マイクロHDD、抵抗変化メモリ、相変化メモリ、ホログラフィックメモリ、又は化学メモリを含むことができる1つ以上の大容量記憶装置を含むことができる。例えば、コンピュータプラットフォーム1700は、Intel(登録商標)及びMicron(登録商標)からの3次元(3D)クロスポイント(XPOINT)メモリを組み込んでもよい。
取り外し可能なメモリ回路1723は、ポータブルデータ記憶装置をプラットフォーム1700と連結するために使用されるデバイス、回路、エンクロージャ/筐体、ポート又はレセプタクル等を含むことができる。これらのポータブルデータ記憶装置は、大量記憶目的のために使用されてもよく、例えば、フラッシュメモリカード(例えば、セキュアデジタル(SD)カード、microSDカード、xD画像カード等)、及びUSBフラッシュドライブ、光ディスク、外部HDD等を含むことができる。
プラットフォーム1700はまた、外部デバイスをプラットフォーム1700と接続するために使用されることができるインタフェース回路(図示せず)を含むことができる。インタフェース回路を介してプラットフォーム1700に接続された外部デバイスは、センサ回路1721及び電気機械構成要素(EMC)1722、並びに取り外し可能なメモリ回路1723に結合された取り外し可能なメモリデバイスを含む。
センサ回路1721は、その目的がその環境内でイベント又は変化を検出し、検出されたイベントに関する情報(センサデータ)を、他のデバイス、モジュール、サブシステム等に送信することであるデバイス、モジュール、又はサブシステムを含む。このようなセンサの例は、とりわけ加速度計、ジャイロスコープ、及び/又は磁力計を含む慣性測定ユニット(IMU)を含む。3軸加速度計、3軸ジャイロスコープ、及び/又は磁力計を備えた微小電気機械システム(MEMS)又はナノ電気機械システム(NEMS)、レベルセンサ、フローセンサ、温度センサ(例えば、サーミスタ)、圧力センサ、気圧センサ、重力計、高度計、画像キャプチャデバイス(例えば、カメラ又はレンズレス開口)、光検出測距(LiDAR)センサ、近接センサ(例えば、赤外線検出器等)、深度センサ、周囲光センサ、超音波トランシーバ、マイクロフォン又は他の同様の音声キャプチャデバイス、等を含む。
EMC1722は、プラットフォーム1700がその状態、位置、及び/又は向きを変更すること、又は機構若しくは(サブ)システムを移動若しくは制御することを可能にすることを目的とする装置、モジュール、又はサブシステムを含む。更に、EMC1722は、EMC1722の現在の状態を示すために、プラットフォーム1700の他の構成要素にメッセージ/信号を生成及び送信するように構成されることができる。EMC1722の例は、1つ以上の電源スイッチ、電気機械式リレー(EMR)及び/又はソリッドステートリレー(SSR)を含むリレー、アクチュエータ(例えば、バルブアクチュエータ等)、可聴音発生装置、視覚的警告装置、モータ(例えば、DCモータ、ステッパモータ等)、車輪、スラスタ、プロペラ、爪、クランプ、フック、及び/又は他の同様の電気機械部品を含む。いくつかの実施形態では、プラットフォーム1700は、1つ以上のキャプチャされたイベント及び/又はサービスプロバイダ及び/又は様々なクライアントから受信した命令又は制御信号に基づいて、1つ以上のEMC1722を動作させるように構成されることができる。
いくつかの実施形態では、インタフェース回路は、プラットフォーム1700を測位回路1745と接続する。測位回路1745は、GNSSの測位ネットワークによって送信/ブロードキャストされた信号を受信及び復号するための回路を含む。航法衛星コンスタレーション(又はGNSS)の例は、米国のGPS、ロシアのGLONASS、欧州連合のガリレオシステム、中国の北斗航法衛星システム、地域航法システム又はGNSS補強システム(例えば、NAVIC、日本のQZSS、フランスのDORIS等)等を含む。測位回路1745は、航法衛星コンスタレーションノード等の測位ネットワークの構成要素と通信するための様々なハードウェア要素(例えば、OTA通信を容易にするために、スイッチ、フィルタ、増幅器、アンテナ要素等のハードウェアデバイスを含む)を備える。いくつかの実施形態では、測位回路1745は、マスタタイミングクロックを使用してGNSS支援なしで位置追跡/推定を実行するためのMicro-PNT ICを含むことができる。測位回路1745はまた、測位ネットワークのノード及び構成要素と通信するために、ベースバンド回路1705及び/又はRFEM1715の一部であってもよく、又はそれらと相互作用してもよい。測位回路1745はまた、位置データ及び/又は時間データをアプリケーション回路1705に提供してもよく、アプリケーション回路は、データを使用して、ターンバイターンナビゲーションアプリケーション等のために、様々なインフラストラクチャ(例えば、無線基地局)と動作を同期させてもよい。
いくつかの実施形態では、インタフェース回路は、プラットフォーム1700を近距離通信(NFC)回路1740と接続する。NFC回路1740は、無線周波数識別(RFID)規格に基づいて非接触の短距離通信を提供するように構成されることができ、磁場誘導は、NFC回路1740とプラットフォーム1700の外部のNFC対応デバイス(例えば、「NFCタッチポイント」)との間の通信を可能にするために使用されることができる。NFC回路1740は、アンテナ要素と結合されたNFCコントローラと、NFCコントローラと結合されたプロセッサとを備える。NFCコントローラは、NFCコントローラのファームウェア及びNFCスタックを実行することにより、NFC回路1740にNFC機能を提供するチップ/ICであってもよい。NFCスタックは、NFCコントローラを制御するためにプロセッサによって実行されてもよく、NFCコントローラファームウェアは、近距離RF信号を放射するようにアンテナ要素を制御するためにNFCコントローラによって実行されてもよい。RF信号は、パッシブNFCタグ(例えば、ステッカー又はリストバンドに埋め込まれたマイクロチップ)に電力を供給して、記憶されたデータをNFC回路1740に送信するか、又は、プラットフォーム1700に近接したNFC回路1740と別のアクティブNFCデバイス(例えば、スマートフォン又はNFC対応POS端末)との間のデータ送出を開始してもよい。
ドライバ回路1746は、プラットフォーム1700に埋め込まれた、プラットフォーム1700にアタッチされた、又はそうでなければプラットフォーム1700と通信可能に結合された特定のデバイスを制御するように動作するソフトウェア及びハードウェア要素を含むことができる。ドライバ回路1746は、プラットフォーム1700の他の構成要素が、プラットフォーム1700内に存在するか、又はそれに接続され得る様々な入力/出力(I/O)デバイスと相互作用するか、又はそれらを制御してもよい個々のドライバを含むことができる。例えば、ドライバ回路1746は、ディスプレイデバイスへのアクセスを制御及び許可するためのディスプレイドライバと、プラットフォーム1700のタッチスクリーンインタフェースへのアクセスを制御及び許可するためのタッチスクリーンドライバと、センサ回路1721のセンサ読み取り値を取得してセンサ回路1721へのアクセスを制御及び許可するためのセンサドライバと、EMC1722のアクチュエータ位置を取得して及び/又はEMC1722へのアクセスを制御及び許可するためのEMCドライバと、埋め込みキャプチャデバイスへのアクセスを制御及び許可するためのカメラドライバと、1つ以上のオーディオ装置へのアクセスを制御及び許可するためのオーディオドライバとを含むことができる。
電力管理集積回路(PMIC)1725(「電力管理回路1725」とも呼ばれる)は、プラットフォーム1700の様々な構成要素に供給される電力を管理してもよい。具体的には、ベースバンド回路1705に関して、PMIC1725は、電源選択、電圧スケーリング、バッテリ充電、又はDC-DC変換を制御してもよい。プラットフォーム1700がバッテリ1730によって給電可能である場合、例えば、このデバイスがUE1301、1301に含まれている場合に、多くの場合、PMIC1725が含まれてもよい。
いくつかの実施形態では、PMIC1725は、プラットフォーム1700の様々な省電力機構を制御するか、又は別の方法でその一部とすることができる。例えば、プラットフォーム1700がRRC_Connected状態にあって、トラフィックを間もなく受信することが予期されるのでRANノードに依然として接続されている場合、ある非アクティブ期間後、プラットフォームは、間欠受信モード(DRX)として知られる状態に移行してもよい。この状態の間は、プラットフォーム1700は、電力を短い間隔で落としてもよく、それによって節電してもよい。長期間データトラフィック活動がない場合、プラットフォーム1700は、RRC_Idle状態に遷移してもよく、プラットフォームは、ネットワークを切断し、チャネル品質フィードバック、ハンドオーバ等の動作を実行しない。プラットフォーム1700は、極めて低電力の状態になり、ページングを実行し、ここで再び周期的に再び起動し、ネットワークをリッスンし、そして再びパワーダウンする。プラットフォーム1700は、この状態ではデータを受信しなくてもよく、データを受信するために、RRC_Connected状態に戻るべきである。更なる省電力モードでは、デバイスは、ページング間隔(数秒から数時間に及ぶ)より長期間、ネットワークから利用できなくなることを許容され得る。この間、デバイスは、ネットワークに全く到達できず、完全に電力が落とされ得る。この間に送信された全てのデータに大幅な遅延が生じるが、遅延は許容できるものと見なされる。
バッテリ1730は、プラットフォーム1700に電力を供給してもよいが、いくつかの例では、プラットフォーム1700は、固定位置にデプロイされて取り付けられてもよく、送電網に結合された電源を有してもよい。バッテリ1730は、リチウムイオンバッテリ、空気亜鉛バッテリ等の金属空気バッテリ、アルミニウム空気バッテリ、リチウム空気バッテリ等であってもよい。V2X用途等のいくつかの実施形態では、バッテリ1730は、典型的な鉛酸自動車バッテリであってもよい。
いくつかの実施形態では、バッテリ1730は、バッテリ管理システム(BMS)又はバッテリ監視集積回路を含むか、又はそれに結合された「スマートバッテリ」とすることができる。BMSは、プラットフォーム1700に含まれてバッテリ1730の充電状態(SoCh)を追跡してもよい。BMSは、バッテリ1730の他のパラメータを監視して、バッテリ1730の健全状態(SoH)及び機能状態(SoF)等の故障予測を提供するために使用されてもよい。BMSは、バッテリ1730の情報を、アプリケーション回路1705又はプラットフォーム1700の他の構成要素に通信する。BMSはまた、アプリケーション回路1705がバッテリ1730の電圧、又はバッテリ1730からの電流を直接監視することを可能にするアナログ-デジタル(ADC)変換器を含んでもよい。バッテリパラメータは、送信周波数、ネットワーク動作、検知周波数等の、プラットフォーム1700が実行してもよい動作を決定するために使用されてもよい。
電力ブロック、又は電気グリッドに結合された他の電源は、バッテリ1730を充電するためにBMSと結合されることができる。いくつかの例では、電力ブロック1730は、無線電力受信機と置き換えられて、例えば、コンピュータプラットフォーム1700内のループアンテナを介して無線で電力を取得してもよい。これらの例では、無線バッテリ充電回路がBMSに含まれてもよい。選択される特定の充電回路は、バッテリ1730のサイズ、したがって必要とされる電流に依存してもよい。充電は、とりわけ、Airfuel Allianceによって公布されたAirfuel標準、Wireless Power Consortiumによって公布されたQi無線充電標準、又はAlliance for Wireless Powerによって公布されたRezence充電標準を使用して実行することができる。
ユーザインタフェース回路1750は、プラットフォーム1700内に存在するか、又はそれに接続される様々な入出力(I/O)デバイスを含み、プラットフォーム1700とのユーザ相互作用を可能にするように設計された1つ以上のユーザインタフェース、及び/又はプラットフォーム1700との周辺構成要素相互作用を可能にするように設計された周辺構成要素インタフェースを含む。ユーザインタフェース回路1750は、入力デバイス回路及び出力デバイス回路を含む。入力デバイス回路は、とりわけ、1つ以上の物理的又は仮想的ボタン(例えば、リセットボタン)、物理キーボード、キーパッド、マウス、タッチパッド、タッチスクリーン、マイクロフォン、スキャナ、ヘッドセット等を含む入力を受け付けるための任意の物理的又は仮想的手段を含む。出力デバイス回路は、センサ読み取り値、アクチュエータ位置、又は他の同様の情報等の情報を表示するか、又は他の方法で情報を伝達するための任意の物理的又は仮想的な手段を含む。出力デバイス回路は、とりわけ、1つ以上の単純な視覚出力/インジケータ(例えば、発光ダイオード(LED))及び複数桁文字視覚出力、又はディスプレイデバイス若しくはタッチスクリーン(例えば、液晶ディスプレイ(LCD)、LEDディスプレイ、量子ドットディスプレイ、プロジェクタ等)等のより複雑な出力を含む、任意の数及び/又は組み合わせのオーディオ又は視覚ディスプレイを含むことができ、文字、グラフィック、マルチメディアオブジェクト等の出力は、プラットフォーム1700の動作から生成される。出力デバイス回路はまた、スピーカ又は他のオーディオ放出デバイス、プリンタ、及び/又は同様のものを含んでもよい。いくつかの実施形態では、センサ回路1721は、入力デバイス回路(例えば、画像キャプチャデバイス、モーションキャプチャデバイス等)として使用されてもよく、1つ以上のEMCが、出力デバイス回路(例えば、触覚フィードバックを提供するためのアクチュエータ等)として使用されてもよい。別の例では、アンテナ要素及び処理デバイスと結合されたNFCコントローラを備えるNFC回路が、電子タグを読み取り、且つ/又は別のNFC対応デバイスと接続するために含まれてもよい。周辺構成要素インタフェースとしては、不揮発性メモリポート、USBポート、オーディオジャック、電源インタフェース等が挙げられるが、これらに限定されない。
図示されていないが、プラットフォーム1700の構成要素は、適切なバス又は相互接続(IX)技術を使用して互いに通信し、これは、ISA、EISA、PCI、PCIx、PCIe、時間トリガプロトコル(TTP)システム、FlexRayシステム、又は任意の数の他の技術を含む任意の数の技術を含むことができる。バス/IXは、例えば、SoCベースのシステムで使用される独自のバス/IXであってもよい。とりわけ、I2Cインタフェース、SPIインタフェース、ポイントツーポイントインタフェース、及び電力バス等の他のバス/IXシステムが含まれてもよい。
例示的なベースバンド回路及び無線フロントエンドモジュール
図18は、様々な実施形態に係る、ベースバンド回路1810及び無線フロントエンドモジュール(RFEM)1815の例示的な構成要素を示している。ベースバンド回路1810は、図16及び図17のベースバンド回路1610及び1705にそれぞれ対応する。RFEM1815は、図16及び図17のRFEM1615及び1715にそれぞれ対応する。図示のように、RFEM1815は、少なくとも示されるように共に結合された無線周波数(RF)回路1806、フロントエンドモジュール(FEM)回路1808、アンテナアレイ1811を含むことができる。
ベースバンド回路1810は、RF回路1806を介して1つ以上の無線ネットワークとの通信を可能にする様々な無線/ネットワークプロトコル及び無線制御機能を実行するように構成された回路及び/又は制御論理を含む。無線制御機能は、信号変調/復調、符号化/復号化、無線周波数シフト等を含むことができるが、これらに限定されない。いくつかの実施形態では、ベースバンド回路1810の変調/復調回路は、高速フーリエ変換(Fast-Fourier Transform、FFT)、プリコーディング、又はコンスタレーションマッピング/デマッピング機能を含むことができる。いくつかの実施形態では、ベースバンド回路1810の符号化/復号回路は、畳込み、テールバイティング畳込み、ターボ、ビタビ、又は低密度パリティチェック(LDPC)エンコーダ/デコーダ機能性を含むことができる。変調/復調及びエンコーダ/デコーダ機能の実施形態は、これらの例に限定されず、他の実施形態では他の好適な機能を含み得る。ベースバンド回路1810は、RF回路1806の受信信号経路から受信したベースバンド信号を処理し、RF回路1806の送信信号経路のためのベースバンド信号を生成するように構成されることができる。ベースバンド回路1810は、ベースバンド信号の生成及び処理のために、且つRF回路1806の動作を制御するために、アプリケーション回路1605/1705(図16及び図17を参照)とインタフェース接続するように構成されることができる。ベースバンド回路1810は、様々な無線制御機能を処理する。
ベースバンド回路1810の前述の回路及び/又は制御論理は、1つ以上の単一又はマルチコアプロセッサを含むことができる。例えば、1つ以上のプロセッサは、3Gベースバンドプロセッサ1804A、4G/LTEベースバンドプロセッサ1804B、5G/NRベースバンドプロセッサ1804C、又は他の既存世代、開発中の、若しくは将来開発される世代(例えば、第6世代(6G)等)の他のいくつかのベースバンドプロセッサ1804Dを含むことができる。他の実施形態では、ベースバンドプロセッサ1804A~1804Dの機能の一部又は全部は、メモリ1804Gに記憶されたモジュールに含まれ、中央処理装置(CPU)1804Eを介して実行されてもよい。他の実施形態では、ベースバンドプロセッサ1804A~Dの機能の一部又は全ては、対応するメモリセルに格納された適切なビットストリーム又は論理ブロックをロードされたハードウェアアクセラレータ(例えば、FPGA、ASIC等)として提供されてもよい。様々な実施形態では、メモリ1804Gは、CPU1804E(又は他のベースバンドプロセッサ)によって実行されると、CPU1804E(又は他のベースバンドプロセッサ)に、ベースバンド回路1810のリソース、タスクをスケジュールする等を管理させることになるリアルタイムOS(RTOS)のプログラムコードを記憶する。RTOSの例は、Enea(登録商標)によって提供されるOperating System Embedded(OSE)(商標)、Mentor Graphics(登録商標)によって提供されるNucleus RTOS(商標)、Mentor Graphics(登録商標)によって提供されるVersatile Real-Time Executive(VRTX)、Express Logic(登録商標)によって提供されるThreadX(商標)、FreeRTOS、Qualcomm(登録商標)によって提供されるREX OS、Open Kernel(OK)Labs(登録商標)によって提供されるOKL4、又は本明細書で説明されるような他の任意の適切なRTOSを含むことができる。更に、ベースバンド回路1810は、1つ以上の音声デジタル信号プロセッサ(DSP)1804Fを含む。音声DSP1804Fは、圧縮/展開及びエコー除去のための要素を含み、他の実施形態では、他の好適な処理要素を含むことができる。
いくつかの実施形態では、プロセッサ1804A~804Eのそれぞれは、メモリ1804Gに/メモリからデータを送受信するためのそれぞれのメモリインタフェースを含む。ベースバンド回路1810は、ベースバンド回路1810の外部のメモリとの間でデータを送受信するインタフェース等の他の回路/デバイスに通信可能に結合する1つ以上のインタフェースと、図16及び17のアプリケーション回路1605/1705との間でデータを送受信するためのアプリケーション回路インタフェースと、図18のRF回路1806との間でデータを送受信するRF回路インタフェースと、1つ以上の無線ハードウェア要素(例えば、近距離無線通信(NFC)構成要素、Bluetooth(登録商標)/Bluetooth(登録商標)低エネルギー構成要素、WiFi(登録商標)構成要素等)との間でデータを送受信するための無線ハードウェア接続インタフェースと、PMIC1725との間で電力又は制御信号を送受信するための電力管理インタフェースとを更に含んでもよい。
代替実施形態(上述した実施形態と組み合わされてもよい)では、ベースバンド回路1810は、相互接続サブシステムを介して互いに、且つCPUサブシステム、オーディオサブシステム、及びインタフェースサブシステムに結合された、1つ以上のデジタルベースバンドシステムを備える。デジタルベースバンドサブシステムはまた、別の相互接続サブシステムを介してデジタルベースバンドインタフェース及び混合信号ベースバンドサブシステムに結合されてもよい。相互接続サブシステムのそれぞれは、バスシステム、ポイントツーポイント接続、ネットワークオンチップ(NOC)構造、及び/又は本明細書に記載されるもの等のいくつかの他の好適なバス若しくは相互接続技術を含むことができる。オーディオサブシステムは、DSP回路、バッファメモリ、プログラムメモリ、音声処理アクセラレータ回路、アナログ-デジタル及びデジタル-アナログ変換回路等のデータ変換回路、増幅器及びフィルタのうちの1つ以上を含むアナログ回路、及び/又は他の同様の構成要素を含み得る。本開示の一態様では、ベースバンド回路1810は、デジタルベースバンド回路及び/又は無線周波数回路(例えば、無線フロントエンドモジュール1815)のための制御機能を提供するために、制御回路(図示せず)の1つ以上のインスタンスを有するプロトコル処理回路を含むことができる。
図18には示されていないが、いくつかの実施形態では、ベースバンド回路1810は、1つ以上の無線通信プロトコル(例えば、「マルチプロトコルベースバンドプロセッサ」又は「プロトコル処理回路機構」)を実行するための個々の処理デバイス及びPHY層機能を実装するための個々の処理デバイスを含む。これらの実施形態では、PHY層機能は、前述の無線制御機能を含む。これらの実施形態では、プロトコル処理回路は、1つ以上の無線通信プロトコルの様々なプロトコル層/エンティティを動作又は実装させる。第1の実施例では、プロトコル処理回路は、ベースバンド回路1810及び/又はRF回路1806がミリ波通信回路又はいくつかの他の好適なセルラ通信回路の一部である場合に、LTEプロトコルエンティティ及び/又は5G/NRプロトコルエンティティを動作させてもよい。第1の実施例では、プロトコル処理回路は、MAC、RLC、PDCP、SDAP、RRC、及びNAS機能を動作させる。第2の実施例では、プロトコル処理回路は、ベースバンド回路1810及び/又はRF回路1806がWi-Fi通信システムの一部である場合に、1つ以上のIEEEに基づくプロトコルを動作させてもよい。第2の実施例では、プロトコル処理回路は、WiFi MAC及び論理リンク制御(LLC)機能を動作させる。プロトコル処理回路は、プログラムコード及びプロトコル機能を動作させるためのデータを記憶するための1つ以上のメモリ構造(例えば1804G)と、プログラムコードを実行し、データを使用して様々な動作を実行する1つ以上の処理コアを含むことができる。ベースバンド回路1810はまた、2つ以上の無線プロトコルに関する無線通信をサポートしてもよい。
本明細書に記載されるベースバンド回路1810の様々なハードウェア要素は、例えば、1つ以上の集積回路(IC)を含むはんだ付け基板、主回路基板にはんだ付けされた単一のパッケージIC、又は2つ以上のICを含むマルチチップモジュールとして実装されることができる。一例では、ベースバンド回路1810の構成要素は、単一のチップ、又はチップセット内で好適に組み合わされてもよいし、同じ回路基板上に配置されてもよい。別の実施例では、ベースバンド回路1810及びRF回路1806の構成要素の一部又は全部は、例えば、システムオンチップSoC又はシステムインパッケージ(SiP)に、一緒に実装されることができる。別の例では、ベースバンド回路1810の構成要素の一部又は全部は、RF回路1806(又はRF回路1806の複数のインスタンス)と通信可能に結合された別個のSoCとして実装されることができる。更に別の例では、ベースバンド回路1810及びアプリケーション回路1605/1705の構成要素の一部又は全部は、同じ回路基板(例えば、「マルチチップパッケージ」)に実装された個々のSoCとして一緒に実装されることができる。
いくつかの実施形態では、ベースバンド回路1810は、1つ以上の無線技術と互換性のある通信を提供する。例えば、いくつかの実施形態では、ベースバンド回路1810は、E-UTRAN又は他のWMAN、WLAN、WPANとの通信をサポートする。ベースバンド回路1810が2つ以上の無線プロトコルの無線通信をサポートするように構成されることができる実施形態は、マルチモードベースバンド回路と称される場合がある。
RF回路1806は、非固体媒体を通した変調電磁放射線を用いて無線ネットワークとの通信を可能にしてもよい。様々な実施形態では、RF回路1806は、無線ネットワークとの通信を容易にするために、スイッチ、フィルタ、増幅器等を含むことができる。RF回路1806は、FEM回路1808から受信したRF信号をダウンコンバートし、且つベースバンド信号をベースバンド回路1810に提供するための回路を含むことができる、受信信号経路を含むことができる。RF回路1806はまた、ベースバンド回路1810によって提供されるベースバンド信号をアップコンバートし、且つ送信のためにRF出力信号をFEM回路1808に提供するための回路を含むことができる、送信信号経路も含んでもよい。
いくつかの実施形態では、RF回路1806の受信信号経路は、ミキサ回路1806A、増幅器回路1806B及びフィルタ回路1806Cを含むことができる。いくつかの実施形態では、RF回路1806の送信信号経路は、フィルタ回路1806C及びミキサ回路1806Aを含むことができる。RF回路1806はまた、受信信号経路及び送信信号経路のミキサ回路1806Aによって使用される周波数を合成するための合成器回路1806Dを含んでもよい。いくつかの実施形態では、受信信号経路のミキサ回路1806Aは、合成器回路1806Dによって提供される合成周波数に基づいて、FEM回路1808から受信したRF信号をダウンコンバートするように構成されることができる。増幅器回路1806Bは、ダウンコンバートされた信号を増幅するように構成されることができ、フィルタ回路1806Cは、ダウンコンバートされた信号から不要な信号を除去して出力ベースバンド信号を生成するように構成されたローパスフィルタ(LPF)又はバンドパスフィルタ(BPF)であってもよい。出力ベースバンド信号は、更に処理するためにベースバンド回路1810に提供されてもよい。いくつかの実施形態では、出力ベースバンド信号は、ゼロ周波数ベースバンド信号であってもよいが、これは必須ではない。いくつかの実施形態では、受信信号経路のミキサ回路1806Aは、受動ミキサを含んでもよいが、実施形態の範囲はこの点で限定されない。
いくつかの実施形態では、送信信号経路のミキサ回路1806Aは、合成器回路1806Dによって提供される合成周波数に基づいて入力ベースバンド信号をアップコンバートして、FEM回路1808のためのRF出力信号を生成するように構成されることができる。ベースバンド信号は、ベースバンド回路1810によって提供されてもよく、フィルタ回路1806Cによってフィルタリングされてもよい。
いくつかの実施形態では、受信信号経路のミキサ回路1806A及び送信信号経路のミキサ回路1806Aは、2つ以上のミキサを含むことができ、直交ダウンコンバージョン及びアップコンバージョンのためにそれぞれ配置されてもよい。いくつかの実施形態では、受信信号経路のミキサ回路1806A及び送信信号経路のミキサ回路1806Aは、2つ以上のミキサを含むことができ、画像除去(例えば、ハートレー(Hartley)画像除去)のために配置されてもよい。いくつかの実施形態では、受信信号経路のミキサ回路1806A及び送信信号経路のミキサ回路1806Aは、それぞれ直接ダウンコンバージョン及び直接アップコンバージョンのために配置されてもよい。いくつかの実施形態では、受信信号経路のミキサ回路1806A及び送信信号経路のミキサ回路1806Aは、スーパーヘテロダイン動作のために構成されることができる。
いくつかの実施形態では、出力ベースバンド信号及び入力ベースバンド信号は、アナログベースバンド信号であってもよいが、実施形態の範囲はこの点で限定されない。いくつかの代替実施形態では、出力ベースバンド信号及び入力ベースバンド信号は、デジタルベースバンド信号であってもよい。これらの代替実施形態では、RF回路1806は、アナログデジタル変換器(ADC)及びデジタルアナログ変換器(DAC)回路を含むことができ、ベースバンド回路1810は、RF回路1806と通信するためのデジタルベースバンドインタフェースを含むことができる。
いくつかのデュアルモード実施形態では、各スペクトルの信号を処理するために別個の無線IC回路が提供されてもよいが、実施形態の範囲はこの点で限定されない。
いくつかの実施形態では、合成器回路1806Dは、フラクショナルN合成器であってもよいし、又はフラクショナルN/N+1合成器であってもよいが、他の種類の周波数合成器が好適である場合があるため、本実施形態の範囲はこの点で限定されない。例えば、合成器回路1806Dは、デルタ-シグマ合成器、周波数乗算器、又は周波数分割器を有する位相ロックループを備える合成器であってもよい。
合成器回路1806Dは、周波数入力及び分割器制御入力に基づいて、RF回路1806のミキサ回路1806Aによって使用される出力周波数を合成するように構成されることができる。いくつかの実施形態では、合成器回路1806Dは、フラクショナルN/N+1合成器であってもよい。
いくつかの実施形態では、周波数入力は、電圧制御型発振器(VCO)によって提供されてもよいが、それは必須ではない。分割器制御入力は、所望の出力周波数に応じてベースバンド回路1810又はアプリケーション回路1605/1705のいずれかによって提供されてもよい。いくつかの実施形態では、分割器制御入力(例えば、N)は、アプリケーション回路1605/1705によって示されるチャネルに基づいてルックアップテーブルから決定されてもよい。
RF回路1806の合成器回路1806Dは、分割器、遅延ロックループ(DLL)、マルチプレクサ、及び位相アキュムレータを含むことができる。いくつかの実施形態では、分割器は、デュアルモジュラスディバイダ(dual modulus divider、DMD)であってもよく、位相アキュムレータは、デジタル位相アキュムレータ(digital phase accumulator、DPA)であってもよい。いくつかの実施形態では、DMDは、入力信号を(例えば、実行に基づいて)N又はN+1のいずれかに分割して、フラクショナル分割比を提供するように構成されることができる。いくつかの例示的実施形態では、DLLは、カスケード式同調可能な遅延素子、位相検出器、チャージポンプ、及びD型フリップフロップのセットを含み得る。これらの実施形態では、遅延素子は、VCO周期を、Ndの等しい位相のパケットに分割するように構成することができ、ここでNdは遅延線内の遅延素子の数である。このようにして、DLLは、遅延線を通した合計遅延が1つのVCOサイクルであることを保証することに寄与すべく、負のフィードバックを提供する。
いくつかの実施形態では、合成器回路1806Dは、キャリア周波数を出力周波数として生成するように構成されることができる一方で、他の実施形態では、出力周波数は、キャリア周波数の倍数(例えば、キャリア周波数の2倍、キャリア周波数の4倍)であってもよく、直交発生器及びディバイダ回路と併せて使用して、互いに対して複数の異なる位相を有するキャリア周波数における複数の信号を生成してもよい。いくつかの実施形態では、出力周波数はLO周波数(fLO)であってもよい。いくつかの実施形態では、RF回路1806は、IQ/極性変換器を含むことができる。
FEM回路1808は、アンテナアレイ1811から受信したRF信号上で動作し、受信信号を増幅し、更に処理するために受信信号の増幅バージョンをRF回路1806に提供するように構成された回路を含むことができる受信信号経路を含むことができる。FEM回路1808はまた、アンテナアレイ1811の1つ以上のアンテナ要素により送信されるためにRF回路1806によって提供される、送信のための信号を増幅するように構成された回路を含むことができる送信信号経路を含んでもよい。様々な実施形態では、送信又は受信信号経路を通じた増幅は、RF回路1806のみにおいて、FEM回路1808のみにおいて、又はRF回路1806及びFEM回路1808の双方において行われてもよい。
いくつかの実施形態では、FEM回路1808は、送信モードと受信モード動作との間で切り替えるためのTX/RXスイッチを含むことができる。FEM回路1808は、受信信号経路及び送信信号経路を含むことができる。FEM回路1808の受信信号経路は、受信されたRF信号を増幅し、増幅された受信RF信号を出力として(例えば、RF回路1806に)提供するためのLNAを含むことができる。FEM回路1808の送信信号経路は、(例えば、RF回路1806によって提供される)入力RF信号を増幅するための電力増幅器(PA)と、アンテナアレイ1811のうちの1つ以上のアンテナ要素による後続する送信のためにRF信号を生成するための1つ以上のフィルタとを含むことができる。
アンテナアレイ1811は、それぞれが電気信号が空気中を進むように電波に変換し、受信した電波を電気信号に変換するように構成されることができる、1つ以上のアンテナ要素を備える。例えば、ベースバンド回路1810によって提供されるデジタルベースバンド信号は、1つ以上のアンテナ要素(図示せず)を含むアンテナアレイ1811のアンテナ要素を介して増幅されて送信されることができるアナログRF信号(例えば、変調波形)に変換される。アンテナ要素は、無指向性、指向性、又はこれらの組み合わせであってもよい。アンテナ要素は、既知のように及び/又は本明細書に記載されているように、多数の配列で形成されてもよい。アンテナアレイ1811は、1つ以上のプリント回路基板の表面上に作製されるマイクロストリップアンテナ又はプリントアンテナを含んでもよい。アンテナアレイ1811は、様々な形状の金属箔(例えば、パッチアンテナ)のパッチとして形成されてもよく、金属送信線等を使用してRF回路1806及び/又はFEM回路1808と結合されてもよい。
無線通信デバイス内に実装されることができる例示的なプロトコル機能
アプリケーション回路1605/1705のプロセッサ及びベースバンド回路1810のプロセッサが使用されて、プロトコルスタックの1つ以上のインスタンスの要素を実行してもよい。例えば、ベースバンド回路1810のプロセッサを単独で又は組み合わせて使用して、層3、層2、又は層1の機能を実行してもよい一方で、アプリケーション回路1605/1705のプロセッサは、これらの層から受信したデータ(例えば、パケットデータ)を利用して、層4の機能(例えば、伝送通信プロトコル(TCP)及びユーザデータグラムプロトコル(UDP)層)を更に実行してもよい。本明細書で言及するように、層3は、以下に更に詳細に記載する無線リソース制御(RRC)層を含んでもよい。本明細書で言及するように、層2は、以下に更に詳細に記載する、メディアアクセス制御(MAC)層、無線リンク制御(RLC)層、及びパケットデータ収束プロトコル(PDCP)層を含んでもよい。本明細書で言及するように、層1は、以下に更に詳細に記載する、UE/RANノードの物理(PHY)層を含み得る。
図19は、様々な実施形態に係る、無線通信デバイスにおいて実装されることができる様々なプロトコル機能を示している。具体的には、図19は、様々なプロトコル層/エンティティ間の相互接続を示す構成1900を含む。図19の以下の説明は、5G/NRシステム規格及びLTEシステム規格と連携して動作する様々なプロトコル層/エンティティについて提供されるが、図19の態様の一部又は全ては、他の無線通信ネットワークシステムにも適用可能であってもよい。
構成1900のプロトコル層は、図示されていない他の上位層機能に加えて、PHY1910、MAC1920、RLC1930、PDCP1940、SDAP1947、RRC1955、及びNAS層1957のうちの1つ以上を含むことができる。プロトコル層は、2つ以上のプロトコル層間の通信を提供する1つ以上のサービスアクセスポイント(例えば、図19のアイテム1959、1956、1950、1949、1945、1935、1925、及び1915)を含むことができる。
PHY1910は、1つ以上の他の通信デバイスとの間で受信又は送信されるてもよい物理層信号1910を送受信する。PHY1910は、本明細書に記載されるような、1つ以上の物理チャネルを含んでもよい。PHY1910は、リンク適応又は適応変調及び符号化(AMC)、電力制御、(例えば、初期同期及びハンドオーバ目的のための)セル探索、並びに、RRC1955等の上位層によって使用される他の測定を更に実行してもよい。PHY1910は、また、トランスポートチャネル上のエラー検出、トランスポートチャネルの前方エラー訂正(FEC)符号化/復号化、物理チャネルの変調/復調、インターリーブ、レートマッチング、物理チャネルへのマッピング、及びMIMOアンテナ処理を更に実行してもよい。いくつかの実施形態では、PHY1910のインスタンスは、1つ以上のPHY-SAP1915を介してMAC1920のインスタンスからの要求を処理し、インジケーションを提供してもよい。いくつかの実施形態によれば、PHY-SAP1915を介して通信される要求及び指示は、1つ以上のトランスポートチャネルを含むことができる。
MAC1920のインスタンスは、1つ以上のMAC-SAP1925を介してRLC1930のインスタンスからの要求を処理し、インスタンスにインジケーションを提供する。MAC-SAP1925を介して通信されるこれらの要求及び指示は、1つ以上の論理チャネルを含むことができる。MAC1920は、論理チャネルとトランスポートチャネルとの間のマッピング、トランスポートチャネルを介してPHY1910に配信されるTB上への1つ以上の論理チャネルからのMAC SDUの多重化、トランスポートチャネルを介してPHY1910に配信されるTBから1つ以上の論理チャネルへのMAC SDUの逆多重化、TB上へのMAC SDUの多重化、スケジューリング情報報告、HARQによるエラー訂正、及び論理チャネル優先順位付けを実行することができる。
RLC1930のインスタンスは、1つ以上の無線リンク制御サービスアクセスポイント(RLC-SAP)1935を介してPDCP1940のインスタンスからの要求を処理し、PDCPのインスタンスにインジケーションを提供する。RLC-SAP1935を介して通信されるこれらの要求及び指示は、1つ以上のRLCチャネルを含むことができる。RLC1930は、透過モード(TM)、非確認型モード(UM)、及び確認モード(AM)を含む、複数の動作モードで動作してもよい。RLC1930は、上位層プロトコルデータユニット(PDU)の転送、AMデータ転送のための自動再送要求(ARQ)によるエラー訂正、並びにUM及びAMデータ転送のためのRLC SDUの連結、分割、及び再組み立てを実行してもよい。RLC1930はまた、AMデータ転送のためのRLCデータPDUの再分割を実行し、UM及びAMデータ転送のためのRLCデータPDUの並べ替え、UM及びAMデータ転送のための複製データを検出し、UM及びAMデータ転送のためのRLC SDUを廃棄し、AMデータ転送のためのプロトコルエラーを検出し、RLC再確立を実行してもよい。
PDCP1940のインスタンスは、RRC1955のインスタンス及び/又はSDAP1947のインスタンスへの要求を処理し、インジケーションを、1つ以上のパケットデータ・コンバージェンス・プロトコル・サービス・アクセスポイント(PDCP-SAP)1945を介して提供する。PDCP-SAP1945を介して通信されるこれらの要求及び指示は、1つ以上の無線ベアラを備え得る。PDCP1940は、IPデータのヘッダ圧縮及び展開を実行し、PDCPシーケンス番号(SN)を維持し、下位層の再確立における上位層PDUのインシーケンス配信を実行し、RLC AM上にマッピングされた無線ベアラのための下位層の再確立における下位層SDUの複製を除去し、制御プレーンデータを暗号化及び解読し、制御プレーンデータの完全性保護及び完全性検証を実行し、データのタイマベースの破棄を制御し、セキュリティ動作(例えば、暗号化、解読、完全性保護、完全性検証等)を実行してもよい。
SDAP1947のインスタンスは、1つ以上のSDAP-SAP1949を介して、1つ以上の上位層プロトコルエンティティからの要求を処理し、インジケーションを提供する。SDAP-SAP1949を介して通信されるこれらの要求及び指示は、1つ以上のQoSフローを含むことができる。SDAP1947は、QoSフローをDRBにマッピングすることができ、その逆も可能であり、DLパケット及びULパケット内のQFIをマークすることもできる。単一のSDAPエンティティ1947は、個々のPDUセッションのために構成されることができる。UL方向において、NG-RAN1310は、反射型マッピング又は明示的マッピングの2つの異なる方法でDRBへのQoSフローのマッピングを制御することができる。反射型マッピングの場合、UE1301のSDAP1947は、各DRBのDLパケットのQFIを監視することができ、UL方向に流れるパケットに同じマッピングを適用することができる。DRBの場合、UE1301のSDAP1947は、そのDRBのDLパケットで観測されたQoSフローID及びPDUセッションに対応するQoSフローに属するULパケットをマッピングすることができる。反射マッピングを可能にするために、NG-RAN510は、Uuインタフェース上のDLパケットをQoSフローIDでマークし得る。明示的なマッピングは、RRC1955が明示的なQoSフローを用いてSDAP1947をDRBへのマッピングルールに構成することを含んでもよく、これは記憶され、SDAP1947によって後続されてもよい。いくつかの実施形態では、SDAP1947は、NR実装でのみ使用されてもよく、LTE実装では使用されなくてもよい。
RRC1955は、1つ以上の管理サービスアクセスポイント(M-SAP)を介して、PHY1910、MAC1920、RLC1930、PDCP1940及びSDAP1947の1つ以上のインスタンスを含むことができる1つ以上のプロトコル層の態様を構成する。いくつかの実施形態では、RRC1955のインスタンスは、1つ以上のRRC-SAP1956を介して、1つ以上のNASエンティティ1957からの要求を処理し、インジケーションを提供してもよい。RRC1955のメインサービス及び機能は、システム情報(例えば、MIB又はNASに関連するSIBに含まれる)又はシステム情報ブロック(SIB)に含まれる)のブロードキャスト、アクセス層(AS)に関するシステム情報のブロードキャスト、UE1301及びRAN1310との間のRRC接続のページング、確立、維持、及び解放(例えば、RRC接続ページング、RRC接続確立、RRC接続変更、RRC接続解放)、ポイントツーポイント無線ベアラの確立、構成、維持、及び解放、鍵管理を含むセキュリティ機能、無線アクセス技術(RAT)間モビリティ、並びにUE測定報告のための測定構成を含むことができる。MIB及びSIBは、それぞれ個々のデータフィールド又はデータ構造を含むことができる1つ以上のIEを含んでもよい。
NAS1957は、UE1301とAMF521との間の制御プレーンの最上位層を形成する。NAS1957は、UE1301とLTEシステムのP-GWとの間のIP接続性を確立及び維持するために、UE1301のモビリティ及びセッション管理手順をサポートする。
様々な実施形態によれば、構成1900の1つ以上のプロトコルエンティティは、上述したデバイス間の制御プレーン又はユーザプレーン通信プロトコルスタックに使用される、UE1301、RANノード1311、NR実装のAMF521又はLTE実装のMME1421、NR実装のUPF502又はLTE実装のS-GW1422及びP-GW1423等で実装されることができる。そのような実施形態では、UE1301、gNB1311、AMF521等のうちの1つ以上に実装されることができる1つ以上のプロトコルエンティティは、そのような通信を実行するために、それぞれの下位層プロトコルエンティティのサービスを使用して別のデバイス内又は上に実装されることができるそれぞれのピアプロトコルエンティティと通信する。いくつかの実施形態では、gNB1311のgNB-CUは、1つ以上のgNB-DUの動作を制御するgNBのRRC1955、SDAP1947、及びPDCP1940をホストしてもよく、gNB1311のgNB-DUは、gNB1311のRLC1930、MAC1920、及びPHY1310をそれぞれホストしてもよい。
第1の例では、制御プレーンプロトコルスタックは、最上位層から最下位層の順に、NAS1357、RRC1355、PDCP1940、RLC1930、MAC1320、及びPHY1310を備えてもよい。この例では、上位層1960は、IP層1961、SCTP1962、及びアプリケーション層シグナリングプロトコル(AP)1963を含むNAS1357の上に構築されてもよい。
NR実装では、AP1963は、NG-RANノード1311とAMF521との間に定義されたNGインタフェース1313用のNGアプリケーションプロトコル層(NGAP又はNG-AP)1963であってもよいし、AP1963は、2つ以上のRANノード1311の間に定義されたXnインタフェース212用のXnアプリケーションプロトコル層(XnAP又はXn-AP)1963であってもよい。
NGインタフェース1313の機能をNG-AP1963がサポートし、エレメンタリープロシージャ(Elementary Procedures)(EP)を含んでもよい。NG-AP EPは、NG-RANノード1311とAMF521との間の相互作用の単位としてもよい。NG-AP1963サービスは、UE関連サービス(例えば、UE1301に関連するサービス)及び非UE関連サービス(例えば、NG-RANノード1311とAMF521との間のNGインタフェースインスタンス全体に関連するサービス)の2つのグループを含んでもよい。これらのサービスは、これらに限定されないが、特定のページングエリアに含まれるNG-RANノード1311にページング要求を送信するためのページング機能、AMF521がAMF521及びNG-RANノード1311内のUEコンテキストを確立、修正、及び/又は解放することを可能にするためのUEコンテキスト管理機能、システム内HOがNG-RAN内のモビリティをサポートし、システム間HOがEPSシステムからの/EPSシステムへのモビリティをサポートするための、ECM接続モードにあるUE1301のモビリティ機能、UE1301とAMF521との間でNASメッセージを伝送又は再ルーティングするためのNASシグナリング伝送機能、AMF521とUE1301との間の関連性を判定するためのNASノード選択機能、NGインタフェースを設定し、NGインタフェースを介してエラーを監視するためのNGインタフェース管理機能(単数又は複数)、NGインタフェースを介して警告メッセージを転送し、又は進行中の警告メッセージのブロードキャストをキャンセルする手段を提供するための警告メッセージ送信機能、CN1320を介して2つのRANノード1311間でRAN構成情報(例えば、SON情報、性能測定(PM)データ等)を要求及び転送するConfiguration Transfer機能、及び/又は他の同様の機能を含むことができる。
XnAP1963は、Xnインタフェース212の機能をサポートし、XnAP基本モビリティ手順及びXnAPグローバル手順を含んでもよい。XnAP基本モビリティ手順は、ハンドオーバ準備及びキャンセル手順、SNステータス転送手順、UEコンテキスト検索及びUEコンテキスト解放手順、RANページング手順、デュアルコネクティビティ関連手順等、NG RAN1311(又はE-UTRAN1310)内でUEモビリティを処理するために使用される手順を備えてもよい。XnAPグローバル手順は、Xnインタフェースセットアップ手順及びリセット手順、NG-RAN更新手順、セル活性化手順等、特定のUE1301に関連しない手順を含み得る。
LTE実装形態では、AP1963は、E-UTRANノード1311とMMEとの間に定義されるS1インタフェース1313に対するS1アプリケーションプロトコル層(S1-AP)1963とすることができるか、又はAP1963は、2つ以上のE-UTRANノード1311の間に定義されるX2インタフェース212に対するX2アプリケーションプロトコル層(X2AP又はX2-AP)1963であってもよい。
S1アプリケーションプロトコル層(S1-AP)1963は、S1インタフェースの機能をサポートし、前述のNG-APと同様に、S1-APは、S1-APEPを含んでもよい。S1-APEPは、E-UTRANノード1311とLTECN1320内のMME1421との間の相互作用の単位であり得る。S1-AP1963サービスは、2つのグループ、UE関連サービス及び非UE関連サービスを含んでもよい。これらのサービスは、E-UTRAN無線アクセスベアラ(E-UTRAN Radio Access Bearer、E-RAB)管理、UE能力インジケーション、モビリティ、NASシグナリング伝送、RAN情報管理(RAN Information Management、RIM)、及び構成転送を含むが、これらに限定されない機能を実行する。
X2AP1963は、X2インタフェース212の機能をサポートし、X2AP基本モビリティ手順及びX2APグローバル手順を含んでもよい。X2AP基本モビリティ手順は、ハンドオーバ準備及びキャンセル手順、SNステータス転送手順、UEコンテキスト検索及びUEコンテキスト解放手順、RANページング手順、デュアルコネクティビティ関連手順等、E-UTRAN1320内でUEモビリティを処理するために使用される手順を含み得る。X2APグローバル手順は、X2インタフェースセットアップ及びリセット手順、負荷指示手順、エラー指示手順、セルアクティブ化手順等、特定のUE1301に関連しない手順を含み得る。
SCTP層(代替的にSCTP/IP層と呼ばれる)1962は、アプリケーション層メッセージ(例えば、NR実装形態におけるNGAP若しくはXnAPメッセージ、又はLTE実装形態におけるS1-AP若しくはX2APメッセージ)の保証された配信を提供する。SCTP1962は、IP1961によってサポートされるIPプロトコルに部分的に基づいて、RANノード1311とAMF521/MME1421との間のシグナリングメッセージの信頼性の高い配信を保証してもよい。インターネットプロトコル層(IP)1961は、パケットアドレス指定及びルーティング機能を実行するために使用されてもよい。いくつかの実施形態では、IP層1961は、PDUを配信及び伝達するためにポイントツーポイント送信を使用してもよい。これに関して、RANノード1311は、情報を交換するためにMME/AMFとのL2及びL1層通信リンク(例えば、有線又は無線)を備えてもよい。
第2の例では、ユーザプレーンプロトコルスタックは、最上位層から最下位層の順に、SDAP1947、PDCP1940、RLC1930、MAC1320、及びPHY1310を備えてもよい。ユーザプレーンプロトコルスタックは、NR実装形態では、UE1301、RANノード1311及びUPF502の間の通信のために使用されてもよく、又はLTE実装形態では、S-GW1422とP-GW1423との間の通信のために使用されてもよい。この例では、上位層1951は、SDAP1947の上に構築されてもよく、ユーザデータプログラムプロトコル(UDP)及びIPセキュリティ層(UDP/IP)1952、ユーザ用の汎用パケット無線サービス(GPRS)トンネリングプロトコル(GTP-U)1953、並びにユーザプレーンPDU層(UP PDU)1963を含むことができる。
トランスポートネットワーク層1954(「トランスポート層」とも呼ばれる)は、IPトランスポート上に構築されることができ、GTP-U1953をUDP/IP層1952(UDP層及びIP層を含む)の上に使用して、ユーザプレーンPDU(UP-PDU)を搬送してもよい。IP層(「インターネット層」とも呼ばれる)は、パケットアドレス指定及びルーティング機能を実行するために使用されてもよい。IP層は、例えば、IPv4、IPv6、又はPPPフォーマットのうちのいずれかにおいて、IPアドレスをユーザデータパケットに割り当てることができる。
GTP-U1953は、GPRSコアネットワーク内及び無線アクセスネットワークとコアネットワークとの間にユーザデータを搬送するために使用される。伝送されるユーザデータは、例えば、IPv4、IPv6、又はPPPフォーマットのうちのいずれかのパケットであってもよい。UDP/IP1952は、データ完全性のチェックサム、ソース及び宛先で異なる機能に対処するためのポート番号、並びに選択されたデータフロー上の暗号化及び認証を提供する。RANノード1311及びS-GW1422は、L1層(例えば、PHY1910)、L2層(例えば、MAC1920、RLC1930、PDCP1940、及び/又はSDAP1947)、UDP/IP層1952、及びGTP-U1953を含むプロトコルスタックを介してユーザプレーンデータを交換するためにS1-Uインタフェースを利用してもよい。S-GW1422及びP-GW1423は、S5/S8aインタフェースを利用して、L1層、L2層、UDP層/IP層1952、及びGTP-U1953を含むプロトコルスタックを介してユーザプレーンデータを交換することができる。前述したように、NASプロトコルは、UE1301とP-GW1423との間のIP接続を確立及び維持するために、UE1301のモビリティ及びセッション管理手順をサポートする。
更に、図19に示されていないが、アプリケーション層は、AP1963及び/又はトランスポートネットワーク層1954の上位に存在してもよい。アプリケーション層は、UE1301、RANノード1311、又は他のネットワーク要素のユーザが、例えば、それぞれアプリケーション回路1620又はアプリケーション回路1705によって実行されているソフトウェアアプリケーションと対話する層であってもよい。アプリケーション層はまた、ソフトウェアアプリケーションがベースバンド回路1810等のUE1301又はRANノード1311の通信システムと対話するための1つ以上のインタフェースを提供することができる。いくつかの実施形態では、IP層及び/又はアプリケーション層は、開放型システム間相互接続(OSI)モデル(例えば、OSI層7-アプリケーション層、OSI層6-プレゼンテーション層、及びOSI層5-セッション層)の層5~7又はその一部と同じ又は類似の機能を提供する。
図20は、様々な実施形態に係るコアネットワークの構成要素を示している。CN1420の構成要素は、機械可読媒体又はコンピュータ可読媒体(例えば、非一時的機械可読記憶媒体)から命令を読み取って実行するための構成要素を含む、単一の物理ノード又は別個の物理ノードに実装されることができる。いくつかの実施形態では、CN520の構成要素は、CN1420の構成要素に関して本明細書に記載されたのと同じ又は同様の方法で実装されることができる。いくつかの実施形態では、NFVを利用して、1つ以上のコンピュータ可読記憶媒体(以下で更に詳細に説明する)に記憶された実行可能命令を介して、上述のネットワークノード機能のいずれか又は全てを仮想化する。CN1420の論理インスタンス化は、ネットワークスライス2001と呼ばれることがあり、CN1420の個々の論理インスタンス化は、特定のネットワーク能力及びネットワーク特性を提供する。CN1420の一部分の論理インスタンス化は、ネットワークサブスライス2002と呼ばれることがある(例えば、ネットワークサブスライス2002は、P-GW1423及びPCRF1426を含むように示されている)。
本明細書で使用するとき、用語「インスタンス化する」、「インスタンス化」等は、インスタンスの作成を指すことができ、「インスタンス」は、例えば、プログラムコードの実行中に発生し得るオブジェクトの具体的な発生を指すことができる。ネットワークインスタンスは、異なるIPドメイン又は重複しているIPアドレスの場合にトラフィック検出及びルーティングに使用され得るドメインを識別する情報を指し得る。ネットワークスライスインスタンスは、ネットワーク機能(NF)インスタンス及びネットワークスライスを展開するために必要なリソース(例えば、計算、ストレージ、及びネットワーキングリソース)のセットを指してもよい。
5Gシステム(例えば、上記の図15を参照されたい)に関して、ネットワークスライスは、常に無線アクセスネットワーク(RAN)部分とコアネットワーク(CN)部分とを含む。ネットワークスライシングのサポートは、異なるスライスに対するトラフィックが異なるプロトコルデータユニット(PDU)セッションによって扱われるという原理に依存する。ネットワークは、スケジューリングによって、また異なるL1/L2構成を提供することによって、異なるネットワークスライスを実現することができる。UE1501は、NASによって提供された場合、適切な無線リソース制御(RRC)メッセージでネットワークスライス選択のための支援情報を提供する。ネットワークは多数のスライスをサポートすることができるが、UEは8スライスを同時にサポートする必要はない。
ネットワークスライスは、CN520制御プレーン及びユーザプレーンネットワーク機能(NF)、サービングPLMNにおける次世代無線アクセスネットワーク(NG-RAN)1510、並びにサービングPLMNにおけるN3IWF機能を含むことができる。個々のネットワークスライスは、異なるS-NSSAIを有してもよく、及び/又は異なるSSTを有してもよい。NSSAIは、1つ以上のS-NSSAIを含み、各ネットワークスライスは、S-NSSAIによって一意に識別される。ネットワークスライスは、サポートされる機能及びネットワーク機能の最適化について異なっていてもよく、及び/又は複数のネットワークスライスインスタンスは、UE1501の異なるグループ(例えば、企業ユーザ)について同じサービス/機能を配信してもよい。例えば、個々のネットワークスライスは、異なるコミットされたサービスを配信してもよく、及び/又は特定の顧客又は企業専用であってもよい。この実施例では、各ネットワークスライスは、同じSSTを有するが異なるスライス微分子を有した、異なるNSSAIを有し得る。更に、単一のUEは、5G ANを介して同時に1つ以上のネットワークスライスインスタンスでサービスされ、8つの異なるS-NSSAIに関連付けられ得る。更に、個々のUE1501にサービスするAMF1521インスタンスは、そのUEにサービスするネットワークスライスインスタンスのそれぞれに属し得る。
NG-RAN1510におけるネットワークスライシングは、RANスライス認識を含む。RANスライス認識は、事前構成された異なるネットワークスライスに関するトラフィックの微分された処理を含む。NG-RAN1510内のスライス認識は、PDUセッションリソース情報を含む全てのシグナリング内のPDUセッションに対応するS-NSSAIを示すことによって、PDUセッションレベルで導入される。NG-RAN機能(例えば、各スライスを含むネットワーク機能のセット)に関して、NG-RAN1510がスライスイネーブルをどのようにサポートするかは実装に依存する。NG-RAN1510は、UE1501又は5GC520によって提供される支援情報を使用してネットワークスライスのRAN部分を選択し、これは、PLMN内の事前構成されたネットワークスライスのうちの1つ以上を曖昧さなく識別する。NG-RAN1510はまた、SLAに従ってスライス間のリソース管理及びポリシー施行をサポートする。単一のNG-RANノードは、複数のスライスをサポートし、NG-RAN1510はまた、各サポートされたスライスに対して、実施されているSLAの適切なRRMポリシーを適用してもよい。NG-RAN1510はまた、スライス内のQoS差別化をサポートし得る。
NG-RAN1510はまた、利用可能であれば、初期アタッチ中にAMF1521を選択するためにUE支援情報を使用することができる。NG-RAN1510は、初期NASをAMF1521にルーティングするために支援情報を使用する。NG-RAN1510が支援情報を使用してAMF1521を選択できない場合、又はUE1501がそのような情報を提供しない場合、NG-RAN1510は、AMF1521のプールの中にあり得るデフォルトAMF1521にNASシグナリングを送信する。後続のアクセスのために、UE1501は、5GC520によってUE1501に割り当てられたtempIDを提供して、temp IDが有効である限り、NG-RAN1510が適切なAMF1521にNASメッセージをルーティングすることを可能にする。NG-RAN1510は、temp IDに関連付けられたAMF1521を認識しており、それに到達することができる。そうでなければ、初期アタッチのための方法が当てはまる。
NG-RAN1510は、スライス間のリソース分離をサポートする。NG-RAN1510リソース分離は、RRMポリシー及び保護機構によって達成されてもよく、これは、1つのスライスが別のスライスのためのサービスレベル合意を破る場合に共有リソースの不足を回避することができる。いくつかの実施形態では、NG-RAN1510リソースを特定のスライスに完全に専用にすることが可能である。NG-RAN1510がどのようにリソース分離をサポートするかは実装に依存する。
いくつかのスライスは、ネットワークの一部で利用可能であってもよい。その近隣のセルでサポートされるスライスのNG-RAN1510における認識は、接続モードにおける周波数間モビリティに有益であり得る。スライス可用性は、UEの登録エリア内で変化しないようにできる。NG-RAN1510及び5GC520は、所与のエリアで利用可能であってもなくてもよいスライスに対するサービス要求を処理する役割を果たす。スライスへのアクセスの許可又は拒否は、スライスのサポート、リソースの可用性、NG-RAN1510による要求されたサービスのサポート等の要因に依存し得る。
UE1501は、複数のネットワークスライスに同時に関連付けられてもよい。UE1501が複数のスライスに同時に関連付けられる場合、ただ1つのシグナリング接続が維持され、周波数内セル再選択のために、UE1501は、最良のセルにキャンプオンを試みる。周波数間セル再選択のために、UE1501がキャンプオンしている周波数を制御するために、専用の優先度を使用されることができる。5GC520は、UE1501がネットワークスライスにアクセスする権利を有することを確認するためのものである。初期コンテキストセットアップ要求メッセージを受信する前に、NG-RAN1510は、UE1501がアクセスを要求している特定のスライスの認識に基づいて、いくつかの暫定/ローカルポリシーを適用することを許可され得る。初期コンテキストセットアップ中に、NG-RAN1510は、リソースが要求されているスライスについて通知される。
ネットワーク機能仮想化(NFV)アーキテクチャ及びインフラストラクチャは、業界標準のサーバハードウェア、ストレージハードウェア、又はスイッチの組み合わせを含む物理リソース上で、1つ以上のNFを仮想化するために使用されてもよく、或いは専用ハードウェアによって実行されてもよい。言い換えれば、NFVシステムを使用して、1つ以上のEPC構成要素/機能の仮想の又は再構成可能な実装を実行することができる。
図21は、いくつかの例示的な実施形態に係る、ネットワーク仮想化(NFV)をサポートするシステム2100の構成要素を示すブロック図である。システム2100は、仮想化インフラストラクチャマネージャ(VIM)2102、ネットワーク機能仮想化インフラストラクチャ(NFVI)2104、仮想化ネットワーク機能マネージャ(VNFM)2106、VNF2108、要素マネージャ(EM)2110、ネットワーク機能仮想化オーケストレータ(NFVO)2112及びネットワークマネージャ(NM)2114を含むものとして示されている。
VIM2102は、NFVI2104のリソースを管理する。NFVI2104は、システム2100を実行するために使用される物理リソース又は仮想リソース及びアプリケーション(ハイパーバイザを含む)を含むことができる。VIM2102は、NFVI2104による仮想リソースのライフサイクル(例えば、1つ以上の物理リソースに関連付けられた仮想マシン(VM)の生成、維持、及び解体)を管理し、VMインスタンスを追跡し、VMインスタンス及び関連する物理リソースの性能、障害、及びセキュリティを追跡し、VMインスタンス及び関連する物理リソースを他の管理システムに露出してもよい。
VNFM2106は、VNF2108を管理することができる。VNF2108が使用されて、進化型パケットコア(EPC)構成要素/機能を実行してもよい。VNFM2106は、VNF2108のライフサイクルを管理し、VNF2108の仮想態様の性能、障害、及びセキュリティを追跡してもよい。EM2110は、VNF2108の機能的態様の性能、障害、及びセキュリティを追跡することができる。VNFM2106及びEM2110からの追跡データは、例えば、VIM2102又はNFVI2104によって使用される性能測定PMデータを含んでもよい。VNFM2106及びEM1910の双方は、システム2100のVNFの量をスケールアップ/ダウンすることができる。
NFVO2112は、要求されたサービスを提供するために(例えば、EPC機能、構成要素、又はスライスを実行するために)、NFVI2104のリソースを調整、認可、解放、及び予約してもよい。NM2114は、ネットワークの管理の責任を有するエンドユーザ機能のパッケージを提供し、これは、VNF、非仮想化ネットワーク機能、又はその双方を有するネットワーク要素を含むことができる(VNFの管理は、EM2110を介して行われてもよい)。
図22は、いくつかの例示的な実施形態に係る、機械可読又はコンピュータ可読媒体(例えば、非一時的機械可読記憶媒体)から命令を読み取り、本明細書に記載される方法のうちのいずれか1つ以上を実行することが可能な構成要素を示すブロック図である。具体的には、図22は、1つ以上のプロセッサ(又はプロセッサコア)2210、1つ以上のメモリ/記憶装置2220、及び1つ以上の通信リソース2230を含み、それぞれが、バス2240を介して通信可能に結合されてもよいハードウェアリソース2200の図式表現を示している。ノード仮想化(例えば、NFV)が利用される実施形態では、ハイパーバイザ2202が、ハードウェアリソース2200を利用するための1つ以上のネットワークスライス/サブスライスの実行環境を提供するために実行されてもよい。
プロセッサ2210は、例えば、プロセッサ2212及びプロセッサ2214を含むことができる。プロセッサ2210は、例えば、中央処理装置(CPU)、縮小命令セットコンピューティング(RISC)プロセッサ、複合命令セットコンピューティング(CISC)プロセッサ、グラフィック処理ユニット(GPU)、DSP、例えばベースバンドプロセッサ、ASIC、FPGA、高周波集積回路(RFIC)、(本明細書に記載されたものを含む)別のプロセッサ、又はこれらの任意の好適な組み合わせであってもよい。
メモリ/記憶装置2220は、メインメモリ、ディスクストレージ、又はそれらの任意の好適な組み合わせを含むことができる。メモリ/記憶装置2220は、ダイナミックランダムアクセスメモリ(DRAM)、スタティックランダムアクセスメモリ(SRAM)、消去可能プログラマブル読み出し専用メモリ(EPROM)、電気的消去可能プログラム可能読み出し専用メモリ(EEPROM)、フラッシュメモリ、ソリッドステートストレージ等の任意の種類の揮発性又は不揮発性メモリを含むことができるが、これらに限定されない。
通信リソース2230は、ネットワーク2208を使用して1つ以上の周辺デバイス2204又は1つ以上のデータベース2206と通信するための、相互接続又はネットワークインタフェース構成要素を含むことができる。例えば、通信リソース2230は、(例えば、USBを介した結合のための)有線通信構成要素、セルラ通信構成要素、NFC構成要素、Bluetooth(登録商標)又は、Bluetooth(登録商標)Low Energy構成要素、WiFi(登録商標)構成要素、及び他の通信構成要素を含むことができる。
命令2250は、プロセッサ2210の少なくともいずれかに、本明細書に記載された方法論のうちの任意の1つ以上を実行させるための、ソフトウェア、プログラム、アプリケーション、アプレット、アプリ、又は他の実行可能コードを含んでもよい。命令2250は、プロセッサ2210(例えば、プロセッサのキャッシュメモリ内)、メモリ/記憶装置2220、又はこれらの任意の好適な組み合わせのうちの少なくとも1つの中に、完全に又は部分的に存在してもよい。更に、命令2250の任意の部分は、周辺機器2204又はデータベース2206の任意の組み合わせからハードウェアリソース2200に転送されてもよい。したがって、プロセッサ2210のメモリ、メモリ/記憶装置2220、周辺機器2204、及びデータベース2206は、コンピュータ可読媒体及び機械可読媒体の例である。
例示的な動作方法
図23は、いくつかの実施形態に係るいくつかの実施形態に係る無認可スペクトルで動作するフローチャートを示している。本開示は、この動作説明に限定されない。むしろ、他の動作制御フローが本開示の範囲及び趣旨内にあることは、当業者にとっては明らかであろう。以下の説明は、上述した無認可スペクトル上で動作するための例示的な動作制御フロー2300を説明する。例示的な動作制御フロー2300は、アプリケーション回路1605又は1705、ベースバンド回路1610又は1710、及び/又はプロセッサ2214に含まれるものを含む、本明細書に記載のプロセッサ又はプロセッサ回路のうちの1つ以上によって実行されることができる。
動作2302において、動作制御フロー2300は、リッスンビフォアトーク(LBT)タイプに関連付けられた情報を含むダウンリンク(DL)信号を受信することができる。
動作2304において、動作制御フロー2300は、LBTタイプに基づいてUL送信を実行することができる。
例示的な実施形態
本明細書に記載される例示的な実施形態は、例示的であり、網羅的ではない。これらの例示的な実施形態は、限定することを意図するものではない。
いくつかの実施形態は、無認可スペクトルで動作する新無線(NR)システムにおいてアップリンク(UL)送信を実行する方法を含むことができる。これらの実施形態では、UL送信を実行することは、グラントベースの物理アップリンク共有チャネル(CG PUSCH)送信を実行することと、構成されたグラントベースのPUSCH(CG PUSCH)送信を実行することと、を含むことができる。
これらの実施形態では、ダウンリンク(DL)制御情報(DCI)フィーマット、DCI 0_1は、物理アップリンク共有チャネル(PUSCH)についての複数の送信時間間隔(TTI)をスケジューリングすることを可能にすることができる。
これらの実施形態では、PUSCHについての複数の送信時間間隔(TTI)をスケジューリングするダウンリンク(DL)制御情報(DCI)は、PUSCHについてのシングルTTIをDCIスケジューリングすることとは異なる数のトランスポートブロック(TB)当たりのコードブロックグループ(CBG)送信情報(CBGTI)ビットを有することができ、CBG再グループ化が採用されている。
これらの実施形態では、コードブロックグループ(CBG)ベースのPUSCH送信について、N>1個のハイブリッド自動再送要求応答(HARQ-ACK)ビットが、構成されたグラント(CG)についての各ハイブリッド自動再送要求(HARQ)プロセスに割り当てられる。これらの実施形態では、Nが整数である他のHARQプロセスに対して1つのビットが割り当てられることができる。
これらの実施形態では、コードブロックグループ(CBG)ベースのPUSCH送信について、N>1個のハイブリッド自動再送要求応答(HARQ-ACK)ビットが、構成されたグラント(CG)について構成されたハイブリッド自動再送要求(HARQ)プロセスのサブセットに割り当てられる。これらの実施形態では、Nが整数である他の全てのHARQプロセスについて1つのビットが割り当てられることができる。
これらの実施形態では、複数のスロットに関連付けられたGB PUSCHについて、ユーザ機器(UE)は、リッスンビフォアトーク(LBT)動作を実行することによってチャネルを占有するUEに応答して、複数のスロット内で連続的に送信することができる。これらの実施形態では、チャネルは、GB PUSCHとすることができる。これらの実施形態では、UEは、チャネルを占有するために、複数のスロットの第1のスロット内に示される開始シンボルに従うことができる。これらの実施形態では、UEは、チャネルを占有するために、複数のスロットの最後のスロットに示される終了シンボルに従うことができる。これらの実施形態では、UEは、複数のスロットのうちの第1のスロットにおいて失敗したLBT動作に応答して、複数のスロットのうちの第1のスロットに従うことができる複数のスロットのうちのスロットのシンボル0において第2のLBT動作を実行することができる。
これらの実施形態では、UEがLBTなしとして示されていることに応答して、以下のとおりである:
UEは、各ULバーストにおける送信を開始するために、LBTなし動作を実行することができ、
UEは、第1のULバーストにおいてLBTなし動作を実行することができ、又は
UEは、DL制御情報(DCI)フォーマット、DCI 2_0によって示されるように、ダウンリンク(DL)シンボル又はフレキシブルシンボルに続く複数のスロットに関連付けられたGB PUSCHの開始シンボルに応答して、LBTなし動作を実行することができる。
これらの実施形態では、複数のスロットからのスロットの復調基準信号(DMRS)は、ダウンリンク(DL)制御情報(DCI)によって示されるPUSCHタイプに基づくことができる。
これらの実施形態では、複数のスロットのうちの第1のスロットに関連付けられた第1の復調基準信号(DMRS)は、ダウンリンク(DL)制御情報によって示されるPUSCHタイプに基づくことができ、複数のスロットのうちの第2のスロットに関連付けられた第2のDMRSは、PUSCHタイプAのDMRSを含むことができる。これらの実施形態では、PUSCHタイプAマッピングがCG送信に使用されることができる。
これらの実施形態では、チャネル状態情報(CSI)は、送信のために利用可能である最後のスロット内のGB PUSCHに応答して、複数のスロットのうちの最後のスロットに関連付けられるように優先されることができ、又は、CSIは、複数のスロットに関連付けられたGB PUSCHをスケジューリングするためにLBTなしが使用されていることに応答して、複数のスロットのうちの第1のスロットに関連付けられることができる。
これらの実施形態では、構成されたグラント(CG)アップリンク(UL)制御情報(UCI)は、トランスポートブロック(TB)の第1のスロット繰り返しと関連付けられることができ、CG UCIは、複数のスロットの各スロットに関連付けられることができ、又は、CG UCIは、各ULバースト上でのTBの開始スロット繰り返しに関連付けられることができる。
これらの実施形態では、ユーザ機器(UE)は、N個のスロットにわたるトランスポートブロック(TB)のレート整合を実行することができる。これらの実施形態では、M及びNが整数であるスロット繰り返しの総数
Figure 0007250958000016
に対して、レート整合動作がM回繰り返されることができる。
これらの実施形態では、アップリンク(UL)送信の開始位置は、シンボルk上のオフセットXとして判定されることができ、kは、開始及び長さインジケータ値(SLIV)の開始シンボルのインデックスである。これらの実施形態では、アップリンク(UL)送信の開始位置は、シンボルk-1、シンボルk-2、又はシンボルk-4上のオフセットXとして判定されることができる。これらの実施形態では、開始位置は、1、2、又は4シンボルで生成されることができる。これらの実施形態では、開始位置は、15キロヘルツ(kHz)サブキャリア間隔(SCS)の1シンボルで生成されることができる。これらの実施形態では、オフセットXは、0μs、16μs、25μs、25μs+タイミングアドバンス(TA)、16μs+TA、TA、1シンボルの長さ、2シンボルの長さのうちの1つ以上のサブセットとすることができ、UL送信を示す特別な値は、ダウンリンク(DL)受信タイミングに従うべきである。これらの実施形態では、オフセットXは、リッスンビフォアトーク(LBT)タイプとは独立して設計されることができる。これらの実施形態では、オフセットXは、リッスンビフォアトーク(LBT)タイプに基づいて解釈されることができる。これらの実施形態では、オフセットX及びリッスンビフォアトーク(LBT)タイプが共同で符号化されることができる。これらの実施形態では、オフセットX=16+タイミングアドバンス(TA)について、ユーザ機器(UE)は、ダウンリンク(DL)信号とアップリンク(UL)信号との間のギャップを形成することができる。これらの実施形態では、ギャップは、Gminマイクロ秒(μs)から16μsの範囲であり、Gminは、ギャップの最小値である。これらの実施形態では、オフセットX=16+タイミングアドバンス(TA)について、次世代ノードB(gNB)は、Gminマイクロ秒(μs)から16μsの範囲のギャップを有するダウンリンク(DL)信号とアップリンク(UL)信号との間にギャップを生成することができ、Gminは、ギャップの最小値である。
これらの実施形態では、次世代ノードB(gNB)によって開始されるチャネル占有時間(COT)内において、オフセットX>25μsを有する開始位置がCG PUSCHに適用されることができる。これらの実施形態では、次世代ノードB(gNB)によって開始されるチャネル占有時間(COT)内において、オフセットX>16μsを有する開始位置がCG PUSCHに適用されることができる。これらの実施形態では、次世代ノードB(gNB)によって開始されるチャネル占有時間(COT)内において、リッスンビフォアトーク(LBT)なしは、25μsの値を有するLBTに関連付けられているCG PUSCHと共にGB PUSCHについてのダウンリンク(DL)制御情報(DCI)に示されることができる。これらの実施形態では、コードブロックグループ(CBG)送信又はCBG再送信は、CGアップリンク(UL)制御情報(UCI)において搬送されるCBG送信情報(CBGTI)について8ビットを有する構成されたグラント(CG)に対して有効化されることができる。
これらの実施形態では、無線リソース制御(RRC)シグナリングが使用されて、サブキャリア間隔(SCS)から独立することができる40ビット長ビットマップを介して構成されたグラント(CG)送信に関連付けられた時間領域リソースを構成することができ、各ビットは、スロットに対応する。
これらの実施形態では、構成されたグラント(CG)ユーザ機器(UE)は、復調基準信号(DMRS)に先行するシンボルのサブセットである複数の開始シンボルを含むことができる。これらの実施形態では、複数の開始シンボルは、シンボル#0及びシンボル#1を含むことができる。
これらの実施形態では、SCS 15キロヘルツ(kHz)又は60kHzのSCSのサブキャリア間隔(SCS)については、オフセットは、第2のシンボルにトランケートされることができる。
これらの実施形態では、構成されたグラント(CG)キャリアについてのアップリンク制御情報(UCI)は、2ビットを通して2シンボルが使用されているかどうかの指示を含むことができ、その指示は、CGデータ送信がシンボル#0、シンボル#1、又はシンボル#2から開始するかどうかの指示を含む。
いくつかの実施形態は、無認可スペクトルで動作する新無線(NR)システムにおいてアップリンク(UL)送信を実行する方法を含むことができる。方法は、リッスンビフォアトーク(タイプ)に関連付けられた情報を含むダウンリンク(DL)信号を受信すること、又は受信させることと、LBTタイプに基づいてUL送信を実行するか、又は実行させることと、を含むことができる。
これらの実施形態では、LBTタイプは、カテゴリ1(CAT-1)LBTタイプ、カテゴリ2(CAT-2)LBTタイプ、及びカテゴリ4(CAT-4)LBTタイプのうちの1つ以上を含むことができる。
これらの実施形態では、LBTタイプがCAT-1 LBTタイプである場合、LBTタイプに基づいてUL送信を実行するか又は実行させることは、UL送信がDL信号を受信した後、Tマイクロ秒(μs)までに開始しないと判定するか又は判定させることと、Tμsにおいて又はTμsの前にUL送信を実行するか又は実行させることを含むことができ、ここで、Tは所定数である。
これらの実施形態では、Tμsは、16μsとすることができる。
これらの実施形態では、LBTタイプがCAT-2 LBTタイプである場合、LBTタイプに基づいてUL送信を実行するか又は実行させることは、UL送信の持続時間が閾値を超えると判定するか又は判定させることと、UL送信の持続時間が閾値を超えていると判定したことに応答して、DL信号を受信した後に、Tマイクロ秒(μs)においてUL送信を実行するか又は実行させることと、を含むことができ、ここで、Tは所定数である。
これらの実施形態では、Tμsは、16μs又は25μsとすることができる。
これらの実施形態では、閾値は、584μsとすることができる。
これらの実施形態では、LBTタイプがCAT-4 LBTタイプである場合、LBTタイプに基づいてUL送信を実行するか又は実行させることは、カウンタを生成するか又は生成させることと、アイドルクリアチャネル評価(CCA)スロットの数に基づいてカウンタをデクリメントするか又はデクリメントさせることと、カウンタがもはやデクリメントされることができない場合にUL送信を実行するか又は実行させることと、を含むことができる。
これらの実施形態では、UL送信の開始位置は、基準シンボル境界とすることができ、基準シンボルは、直交周波数分割多重シンボル(OS)k、OS k+1、及びOS k+2のうちの1つ以上を含むことができ、ここで、kは0以上の数である。
これらの実施形態では、UL送信の開始位置は、基準シンボル境界とオフセットとの境界の合計とすることができ、基準シンボル境界及びオフセットのそれぞれは、マイクロ秒(μs)で表される。
これらの実施形態では、オフセットは、0μs、25μs、25μs+タイミングアドバンス(TA)、16μs、16μs+TA、TA、1シンボルの長さ、及び2シンボルの長さのうちの1つ以上とすることができる。
いくつかの実施形態は、上記のいくつかの実施形態のいずれかに記載の、若しくはこれらに関連する方法、又は本明細書に記載されるその他いずれかの方法若しくはプロセスの1つ以上の要素を実行するための手段を含む装置を含むことができる。
いくつかの実施形態は、命令を含む1つ以上の非一時的コンピュータ可読媒体であって、電子デバイスの1つ以上のプロセッサによって命令が実行されると、命令は電子デバイスに、上記の実施形態のいずれか1つに記載された方法、又は本明細書に記載の任意の他の方法若しくはプロセス、の1つ以上の要素を実行させる、1つ以上の非一時的コンピュータ可読媒体を含んでもよい。
いくつかの実施形態は、上記のいくつかの実施形態のいずれかに記載の、若しくはこれらに関連する方法、又は本明細書に記載されるその他いずれかの方法若しくはプロセスの1つ以上の要素を実行するための論理、モジュール又は回路を含む装置を含むことができる。
いくつかの実施形態は、上記の実施形態のいずれかに記載の、若しくはこれらに関連する方法、技術、又はプロセス、又はこれらの部分若しくは部品を含むことができる。
いくつかの実施形態は、1つ以上のプロセッサと、1つ以上のプロセッサによって実行されると、1つ以上のプロセッサに上記の実施形態のいずれかに記載の、若しくはこれらに関連する方法、技術、又はプロセス、又はこれらの部分を実行させる命令を含む1つ以上のコンピュータ可読媒体と、を含む装置を含むことができる。
いくつかの実施形態は、上記の実施形態のいずれかに記載の、若しくはこれらに関連する信号、又はこれらの部分を含むことができる。
いくつかの実施形態は、本明細書に示されて記載された無線ネットワークにおける信号を含むことができる。
いくつかの実施形態は、本明細書に示されて記載された無線ネットワークにおいて通信する方法を含むことができる。
いくつかの実施形態は、本明細書に示されて記載された無線通信を提供するシステムを含むことができる。
いくつかの実施形態は、本明細書に示されて記載された無線通信を提供するデバイスを含むことができる。
いくつかの実施形態は、上述の実施形態と関連して上述した方法のうちの1つ以上を実行するための手段を備える装置を含むことができる。
いくつかの実施形態は、上述の実施形態と関連して上述した方法のうちの1つ以上を実行するように構成された回路を備える装置を含むことができる。
いくつかの実施形態は、上述の実施形態のいずれか1つに記載の装置を含むことができ、装置又はその任意の部分は、ユーザ機器(UE)内又はユーザ機器(UE)によって実装される。
いくつかの実施形態は、方法又はその任意の部分が、ユーザ機器(UE)内又はユーザ機器(UE)によって実装される、上記の実施形態のいずれか1つに記載の方法を含むことができる。
いくつかの実施形態は、上述の実施形態のいずれか1つに記載の装置を含むことができ、装置又はその任意の部分は、基地局(BS)内又は基地局(BS)によって実装される。
いくつかの実施形態は、上述の実施形態のいずれか1つに記載の方法を含むことができ、方法又はその任意の部分は、基地局(BS)内又は基地局(BS)によって実装される。
上記の実施形態のいずれも、特に明記しない限り、任意の他の実施形態(又は実施形態の組み合わせ)と組み合わせることができる。1つ以上の実装形態の前述の説明は、例示及び説明を提供するが、網羅的であることを意図するものではなく、又は、実施形態の範囲を開示される正確な形態に限定することを意図するものではない。修正及び変形は、上記の教示を踏まえて可能であり、又は様々な実施形態の実践から習得することができる。
略語
本開示の目的のために、以下の略語が本明細書に記載された例及び実施形態に適用されてもよいが、限定することを意味するものではない。
3GPP 第3世代パートナーシッププロジェクト
4G 第4世代
5G 第5世代
5GC 5Gコアネットワーク
ACK 確認
AF アプリケーション機能
AM 確認モード
AMBR アグリゲート最大ビットレート
AMF アクセス・モビリティ管理機能
AN アクセスネットワーク
ANR 自動近隣関係
AP アプリケーションプロトコル、アンテナポート、アクセスポイント
API アプリケーションプログラミングインタフェース
APN アクセスポイント名
ARP 割り当て及び保持優先度
ARQ 自動再送要求
AS アクセス層
ASN.1 抽象構文表記1
AUSF 認証サーバ機能
AWGN 付加白色ガウスノイズ
BCH ブロードキャストチャネル
BER ビットエラー率
BFD ビーム故障検出
BLER ブロックエラー率
BPSK 二位相偏移変調
BRAS ブロードバンドリモートアクセスサーバ
BSS 業務支援システム
BS 基地局
BSR バッファ状態レポート
BW 帯域幅
BWP 帯域幅部分
C-RNTI セル無線ネットワーク臨時アイデンティティ
CA キャリアアグリゲーション、認証局
CAPEX 設備構築費
CBRA 競合ベースのランダムアクセス
CC コンポーネントキャリア、国コード、暗号チェックサム
CCA クリアチャネルアセスメント
CCE 制御チャネル要素
CCCH 共通制御チャネル
CE カバレッジ拡張
CDM コンテンツ配信ネットワーク
CDMA 符号分割多元接続
CFRA コンテンションフリーランダムアクセス
CG セルグループ
CI セルアイデンティティ
CID セルID(例えば、測位方法)
CIM 共通情報モデル
CIR キャリア対干渉比
CK 暗号鍵
CM 接続管理、条件付き必須
CMAS 商用モバイル警告サービス
CMD コマンド
CMS クラウド管理システム
CO 条件付きオプション
CoMP 協調マルチポイント
CORESET 制御リソースセット
COTS いつでも買える市販品
CP 制御プレーン、サイクリックプレフィックス、接続ポイント
CPD 接続点記述子
CPE 顧客宅内機器
CPICH 共通パイロットチャネル
CQI チャネル品質インジケータ
CPU CSI処理部、中央処理部
C/R コマンド/応答フィールドビット
CRAN クラウド無線アクセスネットワーク、クラウドRAN
CRB 共通リソースブロック
CRC 巡回冗長検査
CRI チャネル状態情報リソースインジケータ、CSI-RSリソースインジケータ
C-RNTI セルRNTI
CS 回路交換の
CSAR クラウドサービスアーカイブ
CSI チャネル状態情報
CSI-IM CSI干渉測定値
CSI-RS CSI基準信号
CSI-RSRP CSI基準信号受信電力
CSI-RSRQ CSI基準信号受信品質
CSI SINR CSI信号対干渉及びノイズ比
CSMA キャリア検知多重アクセス
CSMA/CA 衝突回避を伴うCSMA
CSS 共通探索空間、セル固有探索空間
CTS 送信許可
CW コードワード
CWS 競合ウィンドウサイズ
D2D デバイス間
DC デュアルコネクティビティ、直流
DCI ダウンリンク制御情報
DF Deployment Flavour
DL ダウンリンク
DMTF 分散管理タスクフォース
DPDK データプレーン開発キット
DM-RS、DMRS 復調基準信号
DN データネットワーク
DRB データ無線ベアラ
DRS 発見基準信号
DRX 間欠受信
DSL ドメイン固有言語デジタル加入者回線
DSLAM DSLアクセスマルチプレクサ
DwPTS ダウンリンクパイロット時間スロット
E-LAN イーサネットローカルエリアネットワーク
E2E エンドツーエンド
ECCA 拡張クリアチャネルアセスメント、拡張CCA
ECCE 拡張制御チャネル要素、拡張CCE
ED エネルギー検出
EDGE GSM進化型高速データレート(GSMエボリューション)
EGMF Exposure Governance Management Function
EGPRS 拡張GPRS
EIR 機器アイデンティティレジスタ
eLAA enhanced enhanced Licensed Assisted Access、enhanced LAA
EM 要素マネージャ
eMBB 拡張モバイルブロードバンド
EMS 要素管理システム
eNB 進化型ノードB、E-UTRANノードB
EN-DC E-UTRA-NRデュアルコネクティビティ
EPC 進化型パケットコア
EPDCCH 拡張PDCCH、拡張物理ダウンリンク制御チャネル
EPRE リソース要素ごとのエネルギー
EPS 進化型パケットシステム
EREG 拡張REG、拡張リソース要素グループ
ETSI 欧州電気通信標準化機構
ETWS 地震・津波警報システム
eUICC 埋め込みUICC、埋め込みユニバーサル集積回路カード
E-UTRA 進化型UTRA
E-UTRAN 進化型UTRAN
EV2X 拡張V2X
F1AP F1アプリケーションプロトコル
F1-C F1制御プレーンインタフェース
F1-U F1ユーザプレーンインタフェース
FACCH 高速付随制御チャネル
FACCH/F 高速付随制御チャネル/フルレート
FACCH/H 高速付随制御チャネル/ハーフレート
FACH 順方向アクセスチャネル
FAUSCH 高速アップリンクシグナリングチャネル
FB 機能ブロック
FBI フィードバック情報
FCC 連邦通信委員会
FCCH 周波数補正チャネル
FDD 周波数分割複信
FDM 周波数分割多重化
FDMA 符号分割多元接続
FE フロントエンド
FEC 順方向エラー訂正
FFS 更なる研究
FFT 高速フーリエ変換
feLAA 更に拡張された認可支援アクセス、更に拡張されたLAA
FN フレーム番号
FPGA フィールドプログラマブルゲートアレイ
FR 周波数範囲
G-RNTI GERAN無線ネットワーク一時アイデンティティ
GERAN GSM EDGE RAN、GSM EDGE無線アクセスネットワーク
GGSN ゲートウェイGPRSサポートノード
GLONASS GLObal’naya NAvigatsionnaya Sputnikovaya Sistema(英語訳:全地球航法衛星システム)
gNB 次世代ノードB
gNB-CU gNB-集中ユニット、次世代NodeB集中ユニット
gNB-DU gNB-分散ユニット、次世代NodeB分散ユニット
GNSS 全地球航法衛星システム
GPRS 汎用パケット無線サービス
GSM モバイル通信用グローバルシステム、グループスペシャルモバイル
GTP GPRSトンネリングプロトコル
GTP-U ユーザプレーン用GPRSトンネリングプロトコル
GTS スリープ指示信号(WUS関連)
GUMMEI グローバルに一意のMME識別子
GUTI グローバルに一意の一時UEアイデンティティ
HARQ ハイブリッドARQ、ハイブリッド自動再送要求
HANDO、HO ハンドオーバ
HFN ハイパーフレーム番号
HHO ハードハンドオーバ
HLR ホームロケーションレジスタ
HN ホームネットワーク
HO ハンドオーバ
HPLMN ホーム地上公共移動通信ネットワーク
HSDPA 高速ダウンリンクパケットアクセス
HSN ホッピングシーケンス番号
HSPA 高速パケットアクセス
HSS ホーム加入者サーバ
HSUPA 高速アップリンクパケットアクセス
HTTP ハイパーテキスト転送プロトコル
HTTPS ハイパーテキスト転送プロトコルセキュア(httpsはSSL上のhttp/1.1、すなわちポート443である)
I-Block 情報ブロック
ICCID 集積カード識別
ICIC セル間干渉調整
ID アイデンティティ、識別子
IDFT 逆離散フーリエ変換
IE 情報要素
IBE 帯域内放射
IEEE 米国電気電子学会
IEI 情報要素識別子
IEIDL 情報要素識別子データ長
IETF インターネット技術タスクフォース
IF インフラストラクチャ
IM 干渉測定、相互変調、IPマルチメディア
IMC IMSクレデンシャル
IMEI 国際モバイル機器アイデンティティ
IMGI 国際移動体グループアイデンティティ
IMPI IPマルチメディアプライベートアイデンティティ
IMPU IPマルチメディアパブリックアイデンティティ
IMS IPマルチメディアサブシステム
IMSI 国際移動電話加入者識別番号
IoT インターネット・オブ・シングス
IP インターネットプロトコル
Ipsec IPセキュリティ、インターネットプロトコルセキュリティ
IP-CAN IP接続アクセスネットワーク
IP-M IPマルチキャスト
IPv4 インターネットプロトコルバージョン4
IPv6 インターネットプロトコルバージョン6
IR 赤外線
IS 同期している
IRP 積分基準点
ISDN 統合サービスデジタルネットワーク
ISIM IMサービスアイデンティティモジュール
ISO 国際標準化機構
ISP インターネットサービスプロバイダ
IWF 相互接続機能
I-WLAN 相互接続WLAN
K 畳込符号の制約長、USIM個別キー
kB キロバイト(500バイト)
kbps キロビット/秒
Kc 暗号鍵
Ki 個別加入者認証鍵
KPI 主要性能インジケータ
KQI 主要品質インジケータ
KSI キーセット識別子
ksps キロシンボル/秒
KVM カーネル仮想マシン
L1 層1(物理層)
L1-RSRP 層1基準信号受信電力
L2 層2(データリンク層)
L3 層3(ネットワーク層)
LAA 免許支援アクセス
LAN ローカルエリアネットワーク
LBT リッスンビフォアトーク
LCM ライフサイクル管理
LCR 低チップレート
LCS 位置特定サービス
LCID 論理チャネルID
LI 層インジケータ
LLC 論理リンク制御、低層互換性
LPLMN ローカルPLMN
LPP LTE測位プロトコル
LSB 最下位ビット
LTE ロングタームエボリューション
LWA LTE-WLANアグリゲーション
LWIP IPsecトンネルとのLTE/WLAN無線レベル統合
LTE ロングタームエボリューション
M2M マシンツーマシン
MAC メディアアクセス制御(プロトコル層コンテキスト)
MAC メッセージ認証コード(セキュリティ/暗号コンテキスト)
MAC-A 認証及び鍵一致に使用されるMAC(TSG T WG3コンテキスト)
MAC-I シグナリングメッセージのデータ完全性に使用されるMAC(TSG T WG3コンテキスト)
MANO 管理及びオーケストレーション
MBMS マルチメディアブロードキャストマルチキャストサービス
MBSFN マルチメディアブロードキャストマルチキャストサービスシングル周波数ネットワーク
MCC モバイルカントリコード
MCG マスタセルグループ
MCOT 最大チャネル占有時間
MCS 変調及び符号化スキーム
MDAF 管理データ分析機能
MDAS 管理データ分析サービス
MDT 駆動試験の最小化
ME モバイル機器
MeNB マスタeNB
MER メッセージエラー率
MGL 測定ギャップ長
MGRP 測定ギャップ反復期間
MIB マスタ情報ブロック、管理情報ベース
MIMO 多重入力多重出力
MLC モバイルロケーションセンタ
MM モビリティ管理
MME モビリティ管理エンティティ
MN マスタノード
MO 測定オブジェクト、モバイル発信の
MPBCH MTC物理ブロードキャストチャネル
MPDCCH MTC物理ダウンリンク制御チャネル
MPDSCH MTC物理ダウンリンク共有チャネル
MPRACH MTC物理ランダムアクセスチャネル
MPUSCH MTC物理アップリンク共有チャネル
MPLS マルチプロトコルラベルスイッチング
MS 移動局
MSB 最上位ビット
MSC 移動交換局
MSI 最小システム情報、MCHスケジューリング情報
MSID 移動局識別子
MSIN 移動局識別番号
MSISDN 移動体加入者ISDN番号
MT モバイル終端、モバイルターミネーション
MTC マシン型通信
mMTC 大規模MTC、大規模マシン型通信
MU-MIMO マルチユーザMIMO
MWUS MTCウェイクアップ信号、MTC WUS
NACK 否定応答
NAI ネットワークアクセス識別子
NAS 非アクセス層
NCT ネットワーク接続トポロジ
NEC ネットワーク能力開示
NE-DC NR-E-UTRAデュアルコネクティビティ
NEF ネットワーク開示機能
NF ネットワーク機能
NFP ネットワーク転送経路
NFPD ネットワーク転送経路記述子
NFV ネットワーク機能仮想化
NFVI NFVインフラストラクチャ
NFVO NFVオーケストレータ
NG 次世代
NGEN-DC NG-RAN E-UTRA-NRデュアルコネクティビティ
NM ネットワークマネージャ
NMS ネットワーク管理システム
N-PoP ネットワークポイントオブプレゼンス
NMIB、N-MIB 狭帯域MIB
NPBCH 狭帯域物理ブロードキャストチャネル
NPDCCH 狭帯域物理ダウンリンク制御チャネル
NPDSCH 狭帯域物理ダウンリンク共有チャネル
NPRACH 狭帯域物理ランダムアクセスチャネル
NPUSCH 狭帯域物理アップリンク共有チャネル
NPSS 狭帯域プライマリ同期信号
NSSS 狭帯域セカンダリ同期信号
NR 新無線、隣接関係
NRF NFリポジトリ機能
NRS 狭帯域基準信号
NS ネットワークサービス
NSA 非スタンドアロン動作モード
NSD ネットワークサービス記述子
NSR ネットワークサービス記録
NSSAI ネットワークスライス選択支援情報
S-NNSAI シングルNSSAI
NSSF ネットワークスライス選択機能
NW ネットワーク
NWUS 狭帯域ウェイクアップ信号、狭帯域WUS
NZP 非ゼロ電力
O&M 運用及び保守
ODU2 光チャネルデータユニット-タイプ2
OFDM 直交周波数分割多重化
OFDMA 直交周波数分割多元接続
OOB 帯域外
OOS 同期外れ
OPEX 保守運用費
OSI その他システム情報
OSS オペレーションサポートシステム
OTA over-the-air
PAPR ピーク対平均電力比
PAR ピーク対平均比
PBCH 物理ブロードキャストチャネル
PC 電力制御、パーソナルコンピュータ
PCC プライマリコンポーネントキャリア、プライマリCC
PCell プライマリセル
PCI 物理セルID、物理セルアイデンティティ
PCEF ポリシー及び課金実施機能
PCF ポリシー制御機能
PCRF ポリシー制御及び課金ルール機能
PDCP パケットデータ統合プロトコル、パケットデータ統合プロトコル層
PDCCH 物理ダウンリンク制御チャネル
PDCP パケットデータ統合プロトコル
PDN パケットデータネットワーク、パブリックデータネットワーク
PDSCH 物理ダウンリンク共有チャネル
PDU プロトコルデータユニット
PEI 永久機器識別子
PFD パケットフロー記述
P-GW PDNゲートウェイ
PHICH 物理ハイブリッドARQインジケータチャネル
PHY 物理層
PLMN 地上公共移動通信ネットワーク
PIN 個人識別番号
PM 性能測定
PMI プリコーディング行列インジケータ
PNF 物理ネットワーク機能
PNFD 物理ネットワーク機能記述子
PNFR 物理ネットワーク機能記録
POC PTTオーバセルラ
PP、PTP ポイントツーポイント
PPP ポイントツーポイントプロトコル
PRACH 物理RACH
PRB 物理リソースブロック
PRG 物理リソースブロックグループ
ProSe 近接サービス、近接ベースのサービス
PRS 測位基準信号
PRR パケット受信無線機
PS パケットサービス
PSBCH 物理サイドリンクブロードキャストチャネル
PSDCH 物理サイドリンクダウンリンクチャネル
PSCCH 物理サイドリンク制御チャネル
PSSCH 物理サイドリンク共有チャネル
PSCell プライマリSCell
PSS プライマリ同期信号
PSTN 公衆交換電話網
PT-RS 位相推定基準信号
PTT プッシュツートーク
PUCCH 物理アップリンク制御チャネル
PUSCH 物理アップリンク共有チャネル
QAM 直交振幅変調
QCI 識別子のQoSクラス
QCL 準コロケーション
QFI QoSフローID、QoSフロー識別子
QoS サービス品質
QPSK 直交(四値)位相偏移変調
QZSS 準天頂衛星システム
RA-RNTI ランダムアクセスRNTI
RAB 無線アクセスベアラ、ランダムアクセスバースト
RACH ランダムアクセスチャネル
RADIUS ユーザサービスにおけるリモート認証ダイヤル
RAN 無線アクセスネットワーク
RAND 乱数(認証に使用)
RAR ランダムアクセス応答
RAT 無線アクセス技術
RAU ルーティングエリア更新
RB リソースブロック、無線ベアラ
RBG リソースブロックグループ
REG リソース要素グループ
Rel 解放
REQ 要求
RF 無線周波数
RI ランクインジケータ
RIV リソースインジケータ値
RL 無線リンク
RLC 無線リンク制御、無線リンク制御層
RLC AM RLC確認モード
RLC UM RLC非確認モード
RLF 無線リンク障害
RLM 無線リンクモニタリング
RLM-RS RLMのための基準信号
RM 登録管理
RMC 基準測定チャネル
RMSI 残存MSI、残存最小システム情報
RN 中継ノード
RNC 無線ネットワークコントローラ
RNL 無線ネットワーク層
RNTI 無線ネットワーク一時識別子
ROHC ロバストヘッダ圧縮
RRC 無線リソース制御、無線リソース制御層
RRM 無線リソース管理
RS 基準信号
RSRP 基準信号受信電力
RSRQ 基準信号受信品質
RSSI 受信信号強度インジケータ
RSU 路側機
RSTD 基準信号時間差
RTP リアルタイムプロトコル
RTS 送信準備完了
RTT 往復時間
Rx 受信、受信機
S1AP S1アプリケーションプロトコル
S1-MME 制御プレーン用S1
S1-U ユーザプレーン用S1
S-GW サービングゲートウェイ
S-RNTI SRNC無線ネットワーク臨時アイデンティティ
S-TMSI SAE一時移動局識別子
SA スタンドアロン動作モード
SAE システムアーキテクチャ発展
SAP サービスアクセスポイント
SAPD サービスアクセスポイント記述子
SAPI サービスアクセスポイント識別子
SCC セカンダリコンポーネントキャリア、セカンダリCC
SCell セカンダリセル
SC-FDMA シングルキャリア周波数分割多元接続
SCG セカンダリセルグループ
SCM セキュリティコンテキスト管理
SCS サブキャリア間隔
SCTP ストリーム制御伝送プロトコル
SDAP サービスデータ適応プロトコル、サービスデータ適応プロトコル層
SDL 補助ダウンリンク
SDNF 構造化データストレージネットワーク機能
SDP サービスディスカバリプロトコル(Bluetooth関連)
SDSF 構造化データ記憶機能
SDU サービスデータユニット
SEAF セキュリティアンカー機能
SeNB セカンダリeNB
SEPP セキュリティエッジ保護プロキシ
SFI スロットフォーマットインジケーション
SFTD 空間周波数時間ダイバーシティ、SFN及びフレームタイミング差
SFN システムフレーム番号
SgNB セカンダリgNB
SGSN サービングGPRSサポートノード
S-GW サービングゲートウェイ
SI システム情報
SI-RNTI システム情報RNTI
SIB システム情報ブロック
SIM 加入者識別モジュール
SIP セッション開始プロトコル
SiP システムインパッケージ
SL サイドリンク
SLA サービスレベル契約
SM セッション管理
SMF セッション管理機能
SMS ショートメッセージサービス
SMSF SMS機能
SMTC SSBベースの測定タイミング構成
SN セカンダリノード、シーケンス番号
SoC システムオンチップ
SON 自己組織ネットワーク
SpCell スペシャルセル
SP-CSI-RNTI 準永続的CSI RNTI
SPS 準永続的スケジューリング
SQN シーケンス番号
SR スケジューリング要求
SRB シグナリング無線ベアラ
SRS サウンディング基準信号
SS 同期信号
SSB 同期信号ブロック、SS/PBCHブロック
SSBRI SS/PBCHブロックリソースインジケータ、同期信号ブロックリソースインジケータ
SSC セッション及びサービス連続性
SS-RSRP 同期信号ベースの基準信号受信電力
SS-RSRQ 同期信号ベースの基準信号受信品質
SS-SINR 同期信号ベースの信号対ノイズ及び干渉比
SSS セカンダリ同期信号
SSSG 探索空間セットグループ
SSSIF 探索空間セットインジケータ
SST スライス/サービスタイプ
SU-MIMO シングルユーザMIMO
SUL 補助アップリンク
TA タイミングアドバンス、トラッキングエリア
TAC 追跡エリアコード
TAG タイミングアドバンスグループ
TAU 追跡エリア更新
TB トランスポートブロック
TBS トランスポートブロックサイズ
TBD 未定
TCI 送信構成インジケータ
TCP 伝送通信プロトコル
TDD 時分割複信
TDM 時分割多重
TDMA 時分割多元接続
TE 端末機器
TEID トンネルエンドポイント識別子
TFT トラフィックフローテンプレート
TMSI 一時モバイル加入者アイデンティティ
TNL トランスポートネットワーク層
TPC 送信電力制御
TPMI 送信プリコーディング行列インジケータ
TR 技術報告書
TRP、TRxP 送受信点
TRS 追跡基準信号
TRx トランシーバ
TS 技術仕様書、技術規格
TTI 送信時間間隔
Tx 送信、送信機
U-RNTI UTRAN無線ネットワーク臨時アイデンティティ
UART ユニバーサル非同期送受信機
UCI アップリンク制御情報
UE ユーザ機器
UDM 統合データ管理
UDP ユーザデータグラムプロトコル
UDSF 非構造化データストレージネットワーク機能
UICC ユニバーサル集積回路カード
UL アップリンク
UM 非確認モード
UML 統一モデル言語
UMTS ユニバーサル移動体通信システム
UP ユーザプレーン
UPF ユーザプレーン機能
URI 統一資源識別子
URL ユニフォームリソースロケータ
URLLC 超高信頼・超低遅延
USB ユニバーサルシリアルバス
USIM 汎用加入者識別モジュール
USS UE 固有探索空間
UTRA UMTS端末無線アクセス
UTRAN ユニバーサル地上無線アクセスネットワーク
UwPTS アップリンクパイロットタイムスロット
V2I ビークルツーインフラストラクチャ
V2P ビークルツー歩行者
V2V ビークルツービークル
V2X ビークルツーエブリシング
VIM 仮想化インフラストラクチャマネージャ
VL 仮想リンク、
VLAN 仮想LAN、仮想ローカルエリアネットワーク
VM 仮想マシン
VNF 仮想化ネットワーク機能
VNFFG VNF転送グラフ
VNFFGD VNF転送グラフ記述子
VNFM VNFマネージャ
VoIP ボイスオーバーIP、ボイスオーバーインターネットプロトコル
VPLMN 訪問先地上公共移動通信ネットワーク
VPN 仮想プライベートネットワーク
VRB 仮想リソースブロック
WiMAX ワールドワイド・インターオペラビリティ・フォー・マイクロウェーブ・アクセス
WLAN 無線ローカルエリアネットワーク
WMAN 無線メトロポリタンエリアネットワーク
WPAN 無線パーソナルエリアネットワーク
X2-C X2-制御プレーン
X2-U X2-ユーザプレーン
XML 拡張可能なマークアップ言語
2ES 予想ユーザ応答
XOR 排他的論理和
ZC Zadoff-Chu
ZP ゼロ電力
例示的な用語
本明細書の目的のために、以下の用語及び定義が本明細書に記載される例及び実施形態に適用可能であるが、限定することを意味するものではない。
本明細書で使用するとき、「回路」という用語は、電子回路、論理回路、プロセッサ(共有、専用、又はグループ)及び/又はメモリ(共有、専用、又はグループ)、特定用途向け集積回路(ASIC)、フィールドプログラマブルデバイス(FPD)(例えば、フィールドプログラマブルゲートアレイ(FPGA)、プログラマブルロジックデバイス(PLD)、複合PLD(CPLD)、大容量PLD(HCPLD)、構造化ASIC、又はプログラマブルSoC)、デジタル信号プロセッサ(DSP)等の、説明した機能を提供するように構成されたハードウェア構成要素を指すか、その一部であるか、又は含む。いくつかの実施形態では、回路は、1つ以上のソフトウェア又はファームウェアプログラムを実行して、記載された機能の少なくとも一部を提供することができる。「回路」という用語はまた、1つ以上のハードウェア要素(又は、電気システム若しくは電子システムにおいて使用される回路の組み合わせ)と、使用されるプログラムコードを組み合わせて、そのプログラムコードの機能を実行することを指すことができる。これらの実施形態では、ハードウェア要素とプログラムコードとの組み合わせは、特定のタイプの回路と称されてもよい。
本明細書で使用するとき、「プロセッサ回路」という用語は、一連の算術演算若しくは論理演算、又はデジタルデータの記録、記憶、及び/又は転送を順次自動的に実行することができる回路を指すか、その一部であるか、又は含む。「プロセッサ回路」という用語は、1つ以上のアプリケーションプロセッサ、1つ以上のベースバンドプロセッサ、物理的な中央処理装置(CPU)、シングルコアプロセッサ、デュアルコアプロセッサ、トリプルコアプロセッサ、クアドコアプロセッサ、及び/又はプログラムコード、ソフトウェアモジュール、及び/又は機能プロセス等のコンピュータ実行可能命令を実行又はその他動作させることができる任意の他のデバイスを指すことができる。「アプリケーション回路」及び/又は「ベースバンド回路」という用語は、「プロセッサ回路」と同義であると考えられ、「プロセッサ回路」と呼ばれることがある。
本明細書で使用するとき、「インタフェース回路」という用語は、2つ以上の構成要素又はデバイス間の情報の交換を可能にする回路を指すか、その一部であるか、又は含む。用語「インタフェース回路」は、1つ以上のハードウェアインタフェース、例えば、バス、I/Oインタフェース、周辺構成要素インタフェース、ネットワークインタフェースカード、及び/又は同様のものを指すことがある。
本明細書で使用される「ユーザ機器」又は「UE」という用語は、無線通信機能を有するデバイスを指し、通信ネットワーク内のネットワークリソースのリモートユーザを表すことができる。「ユーザ機器」又は「UE」という用語は、クライアント、モバイル、モバイルデバイス、モバイル端末、ユーザ端末、モバイルユニット、モバイルステーション、モバイルユーザ、加入者、ユーザ、リモートステーション、アクセスエージェント、ユーザエージェント、受信機、無線機器、再構成可能無線機器、再構成可能モバイルデバイス等と同義であると考えられてもよく、これらで呼ばれてもよい。更に、「ユーザ機器」又は「UE」という用語は、任意のタイプの無線/有線デバイス又は無線通信インタフェースを含む任意のコンピューティングデバイスを含み得る。
本明細書で使用される「ネットワーク要素」という用語は、有線又は無線通信ネットワークサービスを提供するために使用される物理的又は仮想化された機器及び/又はインフラストラクチャを指す。「ネットワーク要素」という用語は、ネットワーク化されたコンピュータ、ネットワーク化されたハードウェア、ネットワーク機器、ネットワークノード、ルータ、スイッチ、ハブ、ブリッジ、無線ネットワークコントローラ、RANデバイス、RANノード、ゲートウェイ、サーバ、仮想化されたVNF、NFVI等と同義であると考えられてもよく、且つ/又はそれらと呼ばれてもよい。
本明細書で使用するとき、用語「コンピュータシステム」は、任意のタイプの相互接続された電子デバイス、コンピュータデバイス、又はそれらの構成要素を指す。更に、「コンピュータシステム」及び/又は「システム」という用語は、互いに通信可能に結合されたコンピュータの様々な構成要素を指すことができる。更に、「コンピュータシステム」及び/又は「システム」という用語は、互いに通信可能に結合され、コンピューティングリソース及び/又はネットワーキングリソースを共有するように構成された複数のコンピュータデバイス及び/又は複数のコンピューティングシステムを指すことができる。
本明細書で使用するとき、「機器」、「コンピュータ機器」等の用語は、特定のコンピューティングリソースを提供するように特に設計されたプログラムコード(例えば、ソフトウェア又はファームウェア)を有するコンピュータデバイス又はコンピュータシステムを指す。「仮想機器」は、コンピュータ機器を仮想化又はエミュレートする、又は特定のコンピューティングリソースを提供するために専用のハイパーバイザを備えたデバイスによって実装される仮想マシンイメージである。
本明細書で使用するとき、「リソース」という用語は、物理的な又は仮想デバイス、コンピューティング環境内の物理的な又は仮想コンポーネント、及び/又は特定のデバイス内の物理的な又は仮想コンポーネント、例えば、コンピュータデバイス、機械的デバイス、メモリ空間、プロセッサ/CPU時間、プロセッサ/CPU使用量、プロセッサ及びアクセラレータ負荷、ハードウェア時間又は使用量、電力、入出力動作、ポート又はネットワークソケット、チャネル/リンク割り当て、スループット、メモリ使用量、ストレージ、ネットワーク、データベース及びアプリケーション、ワークロードユニット等を指す。「ハードウェアリソース」は、物理的ハードウェア要素によって提供される計算リソース、記憶リソース、及び/又はネットワークリソースを指すことができる。「仮想化リソース」は、仮想化インフラストラクチャによってアプリケーション、デバイス、システム等に提供される、計算リソース、ストレージリソース、及び/又はネットワークリソースを指すことができる。「ネットワークリソース」又は「通信リソース」という用語は、通信ネットワークを介してコンピュータデバイス/システムによってアクセス可能なリソースを指すことができる。「システムリソース」という用語は、サービスを提供するための任意の種類の共有エンティティを指すことができ、コンピューティングリソース及び/又はネットワークリソースを含むことができる。システムリソースは、そのようなシステムリソースが単一のホスト又は複数のホスト上に存在し、明確に識別可能であるサーバを介してアクセス可能である、コヒーレント機能、ネットワークデータオブジェクト又はサービスのセットと考えることができる。
本明細書で使用するとき、用語「チャネル」は、データ又はデータストリームを通信するために使用されることができる有形又は非有形のいずれかの伝送媒体を指す。「チャネル」という用語は、「通信チャネル」、「データ通信チャネル」、「伝送チャネル」、「データ伝送チャネル」、「アクセスチャネル」、「データアクセスチャネル」、「リンク」、「データリンク」、「キャリア」、「高周波キャリア」、及び/又はデータが通信される経路又は媒体を示す任意の他の同様の用語と同義及び/又は同等であり得る。更に、本明細書で使用するとき、用語「リンク」は、情報を送受信する目的で、RATを介した2つのデバイス間の接続を指す。
本明細書で使用するとき、「インスタンス化する」、「インスタンス化」等の用語は、インスタンスの作成を指す。「インスタンス」はまた、例えばプログラムコードの実行中に発生し得るオブジェクトの具体的な発生を指す。
「結合された(coupled)」、「通信可能に結合された(communicatively coupled)」という用語は、その派生語と共に、本明細書で使用される。用語「結合された」は、2つ以上の要素が互いに直接物理的又は電気的に接触していることを意味することができ、2つ以上の要素が互いに間接的に接触し、それでも互いに連携若しくは相互作用することを意味することができ、且つ/又は、互いに結合されていると言われる要素の間に1つ以上の他の要素が結合又は接続されていることを意味することができる。用語「直接結合された」は、2つ以上の要素が互いに直接接触していることを意味し得る。「通信可能に結合された」という用語は、2つ以上の要素が、有線又は他の相互接続を介する手段、無線通信チャネル又はインクを介する手段、等を含む通信手段によって互いに接触することができることを意味することができる。
「情報要素」という用語は、1つ以上のフィールドを含む構造要素を指す。「フィールド」という用語は、情報要素、又はコンテンツを含むデータ要素の個々のコンテンツを指す。
「SMTC」という用語は、SSB-MeasurementTimingConfigurationによって構成されたSSBベースの測定タイミング構成を指す。
「SSB」という用語は、SS/PBCHブロックを指す。
「プライマリセル」という用語は、プライマリ周波数で動作するMCGセルを指し、UEは、初期接続確立手順を実行するか、又は接続再確立手順を開始する。
「プライマリSCGセル」とは、DC動作用の同期手順を用いて再構成を行う際に、UEがランダムアクセスを行うSCGセルを指す。
「セカンダリセル」という用語は、CAで構成されたUEのためのスペシャルセルの上に追加の無線リソースを提供するセルを指す。
「セカンダリセルグループ」という用語は、DCで構成されたUEのためのPSCell及び0個以上のセカンダリセルを含むサービングセルのサブセットを指す。
「サービングセル」という用語は、CA/DCで構成されていないRRC_CONNECTEDにおけるUEのためのプライマリセルを指し、プライマリセルから構成されるサービングセルは1つのみとすることができる。
「サービングセル」という用語は、スペシャルセルと、CA/で構成されたRRC_CONNECTEDにおけるUE用の全てのセカンダリセルとを含むセルのセットを指す。
「スペシャルセル」という用語は、DC動作のためのMCGのPCell又はSCGのPSCellを指す。そうでない場合、「スペシャルセル」という用語はPセルを指す。
上述したように、本技術の態様は、例えば、機能を改善又は強化するために、様々なソースから入手可能なデータを収集及び使用することを含んでもよい。本開示は、いくつかの例において、この収集されたデータが、特定の人を一意に特定する個人情報データ、又は特定の人に連絡する若しくはその所在を突き止めるために使用できる個人情報データを含み得ることを考察する。そのような個人情報データとしては、人口統計データ、ロケーションベースのデータ、電話番号、電子メールアドレス、ツイッターID、自宅の住所、ユーザの健康又はフィットネスのレベル(例えば、バイタルサイン測定値、服薬情報、運動情報)に関するデータ若しくは記録、誕生日、又は任意のその他の識別情報若しくは個人情報を挙げることができる。本開示は、本技術におけるそのような個人情報データの使用がユーザの利益になる使用であり得る点を認識するものである。
本開示は、そのような個人情報データの収集、分析、開示、転送、記憶、又は他の使用に関与する実体が、確固たるプライバシーポリシー及び/又はプライバシー慣行を遵守することを想到する。具体的には、そのようなエンティティは、個人情報データを秘密として厳重に保守するための、業界又は政府の要件を満たしているか又は上回るものとして一般に認識されている、プライバシーのポリシー及び慣行を実施し、一貫して使用するべきである。そのようなポリシーは、ユーザによって容易にアクセス可能とするべきであり、データの収集及び/又は使用が変化するにつれて更新されるべきである。ユーザからの個人情報は、そのエンティティの合法的且つ合理的な使用のために収集されるべきであり、それらの合法的使用を除いては、共有又は販売されるべきではない。更には、そのような収集/共有は、ユーザに告知して同意を得た後にのみ実施されるべきである。更には、そのようなエンティティは、そのような個人情報データへのアクセスを保護して安全化し、その個人情報データへのアクセスを有する他者が、それらのプライバシーポリシー及び手順を遵守することを保証するための、あらゆる必要な措置を講じることを考慮するべきである。更には、そのようなエンティティは、広く受け入れられているプライバシーのポリシー及び慣行に対する自身の遵守を証明するために、第三者による評価を自らが受けることができる。更には、ポリシー及び慣行は、収集及び/又はアクセスされる具体的な個人情報データのタイプに適合されるべきであり、また、管轄権固有の考慮事項を含めた、適用可能な法令及び規格に適合されるべきである。例えば、米国では、特定の健康データの収集又はアクセスは、医療保険の相互運用性と説明責任に関する法律(Health Insurance Portability and Accountability Act;HIPAA)等の、連邦法及び/又は州法によって管理することができ、その一方で、他国における健康データは、他の規制及びポリシーの対象となり得るものであり、それに従って対処されるべきである。それゆえ、各国において、異なる個人データのタイプに関して異なるプライバシー慣行が保たれるべきである。
前述のことがらにも関わらず、本開示はまた、個人情報データの使用又は個人情報データへのアクセスを、ユーザが選択的に阻止する実施形態も想到する。すなわち、本開示は、そのような個人情報データへのアクセスを防止又は阻止するように、ハードウェア要素及び/又はソフトウェア要素を提供することができると想到する。例えば、本技術は、ユーザが、例えばサービスの登録中又はその後のいつでも、個人情報データの収集への参加の「オプトイン」又は「オプトアウト」を選択することを可能にするように構成可能であってもよい。「オプトイン」及び「オプトアウト」の選択肢を提供することに加えて、本開示は、個人情報のアクセス又は使用に関する通知を提供することを想到する。例えば、ユーザはアプリのダウンロード時にユーザの個人情報データがアクセスされるであろうことについて通知され、その後、個人情報データがアプリによってアクセスされる直前に再び注意を受けてもよい。
更には、本開示の意図は、個人情報データを、意図していない又は許可されていないアクセス又は使用のリスクを最小限に抑えるように管理及び処理するべきであるという点である。データの収集を制限し、データがもはや必要とされなくなった時点で削除することによって、危険性を最小限に抑えることができる。更には、適用可能な場合、特定の健康関連アプリケーションを含めて、ユーザのプライバシーを保護するために、データの非特定化を使用されることができる。非特定化は、適切な場合には、特定の識別子(例えば、生年月日等)を除去すること、記憶されたデータの量又は特異性を制御すること(例えば、位置データを住所レベルよりも都市レベルで収集すること)、データがどのように記憶されるかを制御すること(例えば、データをユーザ全体にわたって情報集約すること)及び/又は他の方法によって、容易にすることができる。
したがって、本開示は、1つ以上の様々な開示された実施形態を実施するための、個人情報データの使用を広範に網羅し得るものであるが、本開示はまた、様々な実施形態を、そのような個人情報データにアクセスすることを必要とせずに実施することも可能であることを想到する。すなわち、本技術の様々な実施形態は、そのような個人情報データの全て又は一部分が欠如することにより、実施不可能となるものではない。

Claims (20)

  1. 無認可スペクトルで動作する新無線(NR)システムにおいてアップリンク(UL)送信を実行する方法であって、
    ユーザ機器(UE)によって、リッスンビフォアトーク(LBT)タイプ及び前記UL送信の開始位置のオフセットを示す情報を含むダウンリンク(DL)信号を受信することと、
    前記UEによって、前記LBTタイプ及び前記オフセットに基づいて前記UL送信を実行することと、を含む、方法。
  2. 前記LBTタイプが、
    カテゴリ1(CAT-1)LBTタイプ、
    カテゴリ2(CAT-2)LBTタイプ、又は
    カテゴリ4(CAT-4)LBTタイプを含む、請求項1に記載の方法。
  3. 前記LBTタイプが前記CAT-1LBTタイプである場合、前記実行することが、
    前記UL送信が、前記DL信号を受信した後、Tが所定数であるTマイクロ秒(μs)以下に開始すべきであると判定することと、
    Tμsに又はその前に前記UL送信を実行することと、を含む、請求項2に記載の方法。
  4. 前記Tμsが16μsである、請求項3に記載の方法。
  5. 前記LBTタイプが前記CAT-2LBTタイプである場合、前記実行することが、
    前記UL送信の持続時間が閾値を超えていると判定することと、
    前記UL送信の前記持続時間が前記閾値を超えていると判定することに応答して、前記DL信号を受信した後、Tが所定数であるTマイクロ秒(μs)に前記UL送信を実行することと、を含む、請求項1に記載の方法。
  6. 前記Tμsが、16μs又は25μsである、請求項5に記載の方法。
  7. 前記閾値が、584μsである、請求項6に記載の方法。
  8. 無認可スペクトルで動作する新無線(NR)システムにおいてアップリンク(UL)送信を実行するユーザ機器(UE)であって、
    前記無認可スペクトルにわたって無線通信を実行するように構成された無線フロントエンド回路と、
    処理回路であって、
    リッスンビフォアトーク(LBT)タイプ及び前記UL送信の開始位置のオフセットを示す情報を含むダウンリンク(DL)信号を受信し、
    前記LBTタイプ及び前記オフセットに基づいて前記UL送信を実行するように構成された処理回路と、を備える、UE。
  9. 前記LBTタイプが、
    カテゴリ1(CAT-1)LBTタイプ、
    カテゴリ2(CAT-2)LBTタイプ、又は
    カテゴリ4(CAT-4)LBTタイプを含む、請求項8に記載のUE。
  10. 前記LBTタイプが前記CAT-1LBTタイプである場合、前記処理回路が、
    前記UL送信が、前記DL信号を受信した後、Tが所定数であるTマイクロ秒(μs)以下に開始すべきであると判定し、
    Tμsに又はその前に前記UL送信を実行するように構成されている、請求項9に記載のUE。
  11. 前記Tμsが16μsである、請求項10に記載のUE。
  12. 前記LBTタイプが前記CAT-2LBTタイプである場合、前記処理回路が、
    前記UL送信の持続時間が閾値を超えていると判定し、
    前記UL送信の前記持続時間が前記閾値を超えていると判定することに応答して、前記DL信号を受信した後、Tが所定数であるTマイクロ秒(μs)に前記UL送信を実行するように構成されている、請求項8に記載のUE。
  13. 前記Tμsが、16μs又は25μsである、請求項12に記載のUE。
  14. 前記閾値が、584μsである、請求項13に記載のUE。
  15. 無認可スペクトルで動作する新無線(NR)システムにおいてアップリンク(UL)送信を実行するシステムであって、
    リッスンビフォアトーク(LBT)タイプ及び前記UL送信の開始位置のオフセットを示す情報を含むダウンリンク(DL)信号を提供するように構成されたアクセスノードと、
    前記LBTタイプ及び前記オフセットに基づいて前記UL送信を実行するように構成されたユーザ機器(UE)と、を備える、システム。
  16. 前記LBTタイプが、
    カテゴリ1(CAT-1)LBTタイプ、
    カテゴリ2(CAT-2)LBTタイプ、又は
    カテゴリ4(CAT-4)LBTタイプを含む、請求項15に記載のシステム。
  17. 前記LBTタイプが前記CAT-1LBTタイプである場合、前記UEが、
    前記UL送信が、前記DL信号を受信した後、Tが所定数であるTマイクロ秒(μs)以下に開始すべきであると判定し、
    Tμsに又はその前に前記UL送信を実行するように構成されている、請求項16に記載のシステム。
  18. 前記Tμsが16μsである、請求項17に記載のシステム。
  19. 前記LBTタイプが前記CAT-2LBTタイプである場合、前記UEが、
    前記UL送信の持続時間が閾値を超えていると判定し、
    前記UL送信の前記持続時間が前記閾値を超えていると判定することに応答して、前記DL信号を受信した後、Tが所定数であるTマイクロ秒(μs)に前記UL送信を実行するように構成されている、請求項15に記載のシステム。
  20. 前記Tμsが、16μs又は25μsであり、
    前記閾値が、584μsである、請求項19に記載のシステム。
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