JP7278148B2 - 駐車装置 - Google Patents

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Description

本発明は、車両を収容する収容構造を備えた駐車装置に関する。
マンション等に併設され、事前に契約した利用者が車両を入出庫する立体駐車場が広く知られている。このような立体駐車場には、利用者にIDタグやリモコン等の認証手段を配布しておき、利用者が車両を入出庫する際にこれらの認証手段を使用することで、車両の入出庫が可能とするものがある。
すなわち、利用者が認証手段を使用することで、事前に契約した利用者であることが認証される。このことにより、立体駐車場の扉の開閉動作や、車両搬送手段(パレット、リフト等)の呼び出し動作といった各動作の実行が許可されたり、これらの各動作が自動で実行されたりする。
例えば、このような立体駐車場として、特許文献1に開示されたものがある。特許文献1には、操作ボックス(操作盤)の蓋を開閉するキーに対して取り付け可能なIDタグにより、入出庫に係る動作を実行可能な立体駐車場が開示されている。
特許文献1の立体駐車場では、キーを操作ボックスの蓋に差し込む際、キーホルダーとして機能するIDタグが操作ボックスの通信部の正面に位置し、IDタグと通信部の間で通信が行われる。そして、この通信により、通信部がIDタグからの電磁波を受信した場合、IDタグから送信された情報に基づいて、IDタグを携帯する利用者がこの立体駐車場の利用者として事前登録されているか否かを判別する。判別の結果、利用者として事前登録されていた場合、この利用者の車両が入庫されていなければ、入庫指示であると判断し、入庫されていれば、出庫指示であると判断する。
つまり、特許文献1に開示された立体駐車場では、IDタグに事前登録された情報に基づき、いずれの駐車スペースを使用する利用者であるのかを特定している。
特開平9-158514号公報
ここで、従来の立体駐車場を運用する際には、立体駐車場の管理者が予め認証手段(IDタグ等)の登録作業を行い、利用者の利用開始時に認証手段を利用者に引き渡す。
しかしながら、上記したような立体駐車場は、家族で使用する場合も多く、利用者が所望する認証手段の数が増加する場合があった。例えば、家族の中に運転ができる人が増えた場合、認証手段が一つでは、一人が認証手段を携帯して外出している際、家にいる他の人が立体駐車場の車両を使用できなくなってしまう。この場合、新たにもう一つの認証手段が必要となるが、いちいち管理者に新たな認証手段の配布を依頼することは手間であり、配布までに時間がかかることもある。
そこで、認証手段の登録作業を利用者自身に実行してもらうことが考えられる。しかしながら、この場合、不慣れな利用者が操作を誤ることで、正しく登録が行われず、立体駐車場の運用に問題が発生する場合がある。例えば、認証手段に対して別の利用者を特定する情報を関連付けて登録してしまい、その結果、別の利用者が利用する駐車スペースに車両を収容してしまうことで、別の利用者が車両を収容できなくなるといった問題である。
そこで本発明は、不慣れな利用者が携帯用媒体の登録を行う場合であっても、簡単且つ正しく携帯用媒体の登録が可能な駐車場装置を提供することを課題とする。
上記課題を解決するための請求項1に記載の発明は、車両を格納する空間を有する駐車設備と、前記駐車設備の動作を制御する制御装置とを備え、外部の携帯用媒体を利用者の認証に使用する駐車装置であって、前記駐車設備は、車両を搬送する搬送台を有し、前記搬送台を所定位置に位置させる台移動動作を実行可能であり、前記携帯用媒体には、固有の識別情報が記憶されており、前記制御装置は、前記識別情報を読み取って記憶することで、前記携帯用媒体を登録するものであり、前記制御装置によって登録済の前記携帯用媒体の前記識別情報が読み取られた読取状態とし、且つ、前記制御装置に対して所定の操作がされた操作完了状態とすることで、登録モードに移行するものであり、前記登録モードにおいて、未登録の前記携帯用媒体を前記制御装置に近接させることで新たに前記携帯用媒体を登録するものであり、前記台移動動作は、登録済の前記携帯用媒体の前記識別情報が読み取られたことを条件として実行するものであり、前記携帯用媒体の前記識別情報に関連付けられた前記搬送台を所定位置に位置させることを特徴とする駐車装置である。
本発明の立体駐車装置では、すでに登録済の携帯用媒体の識別情報が読み取られ、且つ、制御装置に対して所定の操作がされたことを条件として、登録モードに移行する。すなわち、単に制御装置を操作したり、登録済の携帯用媒体を使用して読取状態としただけでは登録モードに移行せず、利用者の誤操作による登録モードへの移行を抑制できる。
また、単純に登録モードへ移行させない一方で、登録モードでは、未登録の携帯用媒体を制御装置に近接させるだけで新規登録が可能である。すなわち、複雑な入力操作を必要とせずに簡単に携帯用媒体の新規登録が可能であり、また、利用者の入力ミス等に起因する誤登録を防止できる。
請求項2に記載の発明は、前記読取状態とする操作と、前記操作完了状態とする操作の一方が実行された後、所定時間内に他方の操作が実行されたことを条件として、前記登録モードに移行することを特徴とする請求項1に記載の駐車装置である。
かかる構成によると、例えば、ある利用者が操作完了状態とした後、何らかの理由で制御装置から離れたとき、他の利用者が入出庫を目的として携帯用媒体をかざした場合等に発生する意図しない登録モードへの移行を抑制できる。すなわち、意図しない登録モードへの移行を抑制することで、それに起因する誤登録の発生等を防止できる。
請求項3に記載の発明は、前記登録モードへの移行時から、所定時間内に未登録の前記携帯用媒体を前記制御装置に近接させたことを条件として、新たに前記携帯用媒体を登録することを特徴とする請求項1又は2に記載の駐車装置である。
かかる構成によると、例えば、ある利用者が登録モードへ移行させた後、何らかの理由で制御装置から離れたとき、他の利用者が誤って未登録の携帯用媒体をかざした場合等に発生する誤った携帯用媒体の新規登録を防止できる。すなわち、携帯用媒体の誤登録をより確実に防止できる。
請求項に記載の発明は、車両を格納する空間を有する駐車設備と、前記駐車設備の動作を制御する制御装置とを備え、外部の携帯用媒体を利用者の認証に使用する駐車装置であって、前記携帯用媒体には、固有の識別情報が記憶されており、前記制御装置は、前記識別情報を読み取って記憶することで、前記携帯用媒体を登録するものであり、前記制御装置によって登録済の前記携帯用媒体の前記識別情報が読み取られた読取状態とし、且つ、前記制御装置に対して所定の操作がされた操作完了状態とすることで、登録モードに移行するものであり、前記登録モードにおいて、未登録の前記携帯用媒体を前記制御装置に近接させることで新たに前記携帯用媒体を登録するものであり、前記登録モードで未登録の前記携帯用媒体を前記制御装置に近接させた後、さらに、前記登録モードへ移行する際に読取状態とする操作で読み取られた前記識別情報が再度読み取られたことを条件として、前記携帯用媒体の登録を確定させることを特徴とする駐車装置である。
かかる構成では、登録モードで未登録の携帯用媒体を制御装置に近接させた後、さらに登録モードへの移行時に使用した携帯用媒体の識別情報を読み取らせた状態とすることで、携帯用媒体の新規登録を確定させる。このことにより、携帯用媒体の誤登録をより確実に防止できる。
ところで、入出庫に係る各動作を実行させる際の認証に使用する携帯用媒体を複数の人がそれぞれ所持する場合、一の動作を実行させる操作と、他の一の動作を実行させる操作とを別々の人が行うことで、安全上の問題が発生することが考えられる。
具体的に説明すると、例えば、ゲートを開く操作とゲートを閉める操作を別の人が行うことで、一人がゲートを開いて車両に近づいた際、他の一人がゲートを閉めることで、駐車設備に人が閉じ込められてしまうといった問題である。
そこで、上記した知見に基づいて提供される請求項に記載の発明は、前記駐車設備は、車両出入り部を遮蔽するゲートを有し、さらに、車両を搬送する搬送台を有し、前記搬送台を所定位置に位置させる台移動動作と、前記ゲートを開状態とするゲート開動作と、車両の入出庫後に前記ゲートを閉状態とするゲート閉動作とを実行可能であり、前記台移動動作、前記ゲート開動作、前記ゲート閉動作は、いずれも登録済の前記携帯用媒体の前記識別情報が読み取られたことを条件として実行するものであり、車両の入庫時又は出庫時に、前記台移動動作、前記ゲート開動作、前記ゲート閉動作を含む一連の動作を実行するものであり、前記一連の動作では、前記台移動動作、前記ゲート開動作、前記ゲート閉動作から選択される一の動作が実行された後、他の二つの動作が実行され、前記他の二つの動作は、いずれも前記一の動作と同一の前記識別情報が読み取られたことを条件として実行されることを特徴とする請求項1乃至のいずれかに記載の駐車装置である。
かかる構成では、入庫又は出庫の際に行う複数の主要な動作が、同一の携帯用媒体の識別情報が読み取られたことを条件として実行される。このことにより、上記したような問題の発生を抑制可能であり、より安全に入出庫に係る操作を実行可能となる。
本発明は、登録作業が不慣れな利用者でも簡単且つ正確に携帯用媒体の登録が可能な立体駐車装置を提供できる。
本発明の実施形態に係る立体駐車装置を示す概略図である。 図1の操作盤と、図1の立体駐車装置と共に使用するICカードを示す斜視図である。 図1の操作盤を示すブロック図である。 図3の記憶部に記憶される登録データベースの概念図である。 図1の立体駐車装置にゲート開動作を実行させる手順を示すフローチャートである。 図1の立体駐車装置にゲート閉動作を実行させる手順を示すフローチャートである。 図1の立体駐車装置にパレット呼出動作を実行させる手順を示すフローチャートである。 図1の立体駐車装置を登録モードに移行させる手順を示すフローチャートである。 図8に続いてICカードの新規登録を行う手順を示すフローチャートである。 図1の立体駐車装置で新規登録を確定させる手順を示すフローチャートである。 図1の立体駐車装置で登録済ICカードの登録解除を行う手順を示すフローチャートである。
以下、本発明の実施形態に係る立体駐車装置1(駐車装置)について、図面を参照しつつ詳細に説明するが、本発明はこれらの例に限定されるものではない。
本実施形態の立体駐車装置1は、図1で示されるように、駐車場設備2(駐車設備)
と、操作盤3(制御装置)によって構成されており、外部のICカード4(携帯用媒体
)と共に運用する。
駐車場設備2は、4階建ての建造物であり、複数台の自動車(車両)を駐車可能に形成されている。
すなわち、駐車場設備2は、複数階(4階)の階層を有する車両配置エリア10を有しており、この車両配置エリア10にパレット11(搬送台)が複数設けられている。そして、それぞれのパレット11は、車両搭載用の台部材であり、図示しない駆動機構によって左右方向と上下方向にパズル式に移動が可能となっている。
なお、作図の都合上、パレット11は、一部にのみ符号を付し、他への符号を省略する。
また、車両配置エリア10の地上階(1階)部分には、車両配置エリア10に自動車を出入りさせる車両出入り部12が設けられている。車両出入り部12は、自動車の入出庫口となる部分であり、車両配置エリア10と外部の境界となる部分である。
本実施形態では、複数(3つ)の車両出入り部12のそれぞれに、ゲート15が設けられている。
ゲート15は、図示しない昇降機構によって昇降可能に形成され、ゲート15が上がった開状態と、ゲート15が下がった閉状態とを切り替え可能となっている。つまり、ゲート15を開状態とすることで、車両出入り部12を自動車や人が通行可能となり、閉状態とすることで、車両出入り部12が遮蔽されて自動車や人が通行不可能となる。
すなわち、詳しくは後述するが、立体駐車装置1では、自動車の入庫時にパレット11が地上階へと移動し、いずれかの車両出入り部12の奥側に待機した状態となる。そして、パレット11の手前側に位置する車両出入り部12のゲート15を開状態とした状態で、自動車をパレット11の上に載置させる。続いて、ゲート15を閉状態とすることで、入庫が完了する。なお、ゲート15を閉状態としたとき、必要に応じてパレット11が所定位置まで自動で移動する。
対して、自動車の出庫時には、自動車が載置されたパレット11が地上階に位置していない場合、地上階まで移動する。そして、パレット11の手前側に位置する車両出入り部12のゲート15を開状態とし、自動車をパレット11の上から車両配置エリア10の外部へ移動させる。続いて、ゲート15を閉状態とすることで、出庫が完了する。なお、ゲート15を閉状態としたとき、必要に応じてパレット11が所定位置まで自動で移動する。
つまり、車両配置エリア10では、自動車を載置する各パレット11の上側に、各自動車を収容する収容スペースが形成される。また、地上階の車両出入り部12の奥側部分が、入出庫時に車両が待機する車両待機部となり、車両の乗降場となる。
操作盤3は、図2で示されるように、車両配置エリア10のエリア外に設置された略直方体状の箱型構造物であり、制御基板等の各種機器を収容して形成されている。この操作盤3は、自動車の入出庫時、未登録のICカード4の登録時、登録済のICカード4の登録解除時に使用する装置である(詳しくは後述する)。
操作盤3の一側面となる操作面には、表示装置20、入力装置21、操作スイッチ22、ICカードリーダ23が設けられている。
表示装置20は、具体的には液晶パネルや有機ELパネルであり、入力した番号等の各種情報を表示可能な装置である。
入力装置21は、具体的にはテンキーであり、パレット番号、暗証番号等の入力操作を行う装置である。
操作スイッチ22は、ゲート開スイッチ22a、ゲート閉スイッチ22b、パレット呼出スイッチ22c、安全確認スイッチ22d、非常停止スイッチ22eによって構成されている。
これらのうち、ゲート開スイッチ22a、ゲート閉スイッチ22b、パレット呼出スイッチ22c、安全確認スイッチ22dは、自動車の入出庫時に使用する押しボタンスイッチである(詳しくは後述する)。
非常停止スイッチ22eは、緊急時に操作することで、駐車場設備2の全ての機械的動作を停止する押しボタンスイッチである。例えば、非常停止スイッチ22eが押されると、パレット11やゲート15が移動中であった場合、その移動が即座に停止される。すなわち、パレット11の上下方向や水平方向の移動が中途の位置で停止したり、ゲート15の昇降移動が中途の位置で停止したりする。
なお、表示装置20をタッチパネルとし入力装置21や操作スイッチ22を兼用するようにしてもよい。
ICカードリーダ23は、ICカード4から情報を取得する情報読取手段として機能するデバイスである。すなわち、近接する非接触式ICカードとの間で無線通信を行い、この非接触式ICカードに記憶された様々な情報を読み取り可能となっている。
なお、当然のことながら、ICカードリーダライタといった、情報読取手段として機能するだけでなく、非接触式ICカードに情報を記憶させる情報書込手段としても機能するデバイスをICカードリーダ23として採用できる。
また、この操作盤3は、図3で示されるように、駐車場設備2の各動作を制御する制御部30を有している。そして、この制御部30は、CPU等の演算部31と、記憶部32と、通信部33を備えたものとなっている。
演算部31は、各種入力に基づいて、記憶部32に記憶されたプログラムを読み取りつつ実行することで各種演算や制御信号の生成を行う部分である。
記憶部32は、各種プログラムやデータを記憶するROM、各種プログラムを一時的に記憶したり各種データを書き換え自在に記憶したりするRAMからなる主記憶装置を備えており、必要に応じて補助記憶装置がさらに設けられて形成される。なお、補助記憶装置としては、HDD(Hard Disk Drive)、SSD(Solid State Drive)等が採用できる。
この記憶部32には、演算部31での処理の実行に必要な各種プログラムや、各種プログラムの実行に必要なデータ等が記録される。
通信部33は、外部の機器や基板に対し、有線又は無線による双方向通信を可能とするインターフェースを有する。また、この通信部33は、バス等の伝送路を介して演算部31と接続されている。
本実施形態では、この通信部33により、操作盤3が駐車場設備2に設けられた各種機器や基板と信号の送受信が可能となっており、また、操作盤3が無人確認装置40(詳しくは後述する、図1参照)からの信号を受信可能となっている。
ここで、本実施形態では、操作盤3の記憶部32に登録用データベース38(図4参照)が記憶されている。
登録用データベース38には、それぞれのパレット11に個別に割り当てられた番号であるパレット番号と、登録済のICカード4のカードID(識別情報、詳しくは後述する)とが関連付けて記憶されている。つまり、ICカード4の識別情報と、車両の格納位置に関する情報とが関連付けられて記憶されている。
ICカード4は、ICチップを情報記憶手段として有する非接触式ICカードであり、このICチップに固有のカードIDが記憶されている。このカードIDは、製造時に記録される書き換え不能の番号(情報)である。
なお、本実施形態の立体駐車装置1は、複数のICカード4と共に運用することを想定している。そして、登録、未登録(詳しくは後述する)によらず、共に運用することが想定される全ての携帯用媒体(本実施形態ではICカード4)には、それぞれに重複しない固有の番号が記憶されている。
さらに、本実施形態の立体駐車装置1は、補助的に使用する制御装置として、無人確認装置40を有している(図1参照)。この無人確認装置40は、車両配置エリア10の外であって操作盤3から離れた位置に設置されており、押しボタンスイッチである無人確認スイッチ40aが設けられている。
詳細には、操作盤3は、駐車場設備2に向かって右側であり、駐車場設備2の右端よりも右方に位置しているのに対し、無人確認装置40は、駐車場設備2の左端の柱に固定されている。
続いて、本実施形態の立体駐車装置1の各機能について詳細に説明する。
本実施形態の立体駐車装置1は、上記したように、ゲート15を閉状態から開状態へ移行させるゲート開動作と、ゲート15を開状態から閉状態へ移行させるゲート閉動作が可能となっている。また、特定のパレット11を地上階に移動させるパレット呼出動作(台移動動作)と、未登録のICカード4を登録する登録動作と、登録済のICカード4の登録を解除する登録解除動作とが可能となっている。
[ゲート開動作]
ゲート開動作を実行する際には、図5で示されるように、まず、利用者が無人確認スイッチ40aを押下し(ステップA1でYes)、且つ、安全確認スイッチ22dを押下した状態(ステップA2でYes)とする。この状態で、登録済のICカード4がICカードリーダ23にかざされ、このICカード4のカードIDが読み取られると(ステップA3でYes)、利用者の認証が完了する。
利用者の認証が完了すると、タイマによる計測が開始される(ステップA4)。そして、ICカード4による認証完了時から所定時間t1(本実施形態では10秒)内にゲート開スイッチ22aが押下されたか否かを判別する(ステップA5、ステップA6)。
そして、所定時間t1内にゲート開スイッチ22aが押下された場合(ステップA5でYes)、タイマによる計測が終了され(ステップA7)、ゲート15の上昇動作が開始される(ステップA8)。
これに対し、ICカード4による認証完了時から、ゲート開スイッチ22aが押下されずに所定時間t1が過ぎた場合(ステップA5でNоであり、ステップA6でYes)には、利用者の認証が再度なされない限り、ゲート開動作が開始されない。つまり、この場合にゲート開動作を開始させるためには、登録済のICカード4をもう一度ICカードリーダ23にかざし、カードIDが読み取り完了から所定時間t1に内にゲート開スイッチ22aを押下する必要がある。
なお、上記した説明では、無人確認スイッチ40aを押下し、安全確認スイッチ22dを押下した例を示したが、これらを押下する順序は順不同でよく、安全確認スイッチ22dを押下後に無人確認スイッチ40aを押下してもよい。
また、これら2つのスイッチを押下する動作は、ICカード4による利用者の認証後に行ってもよい。すなわち、利用者の認証後、2つのスイッチが押下されてから所定時間t1内にゲート開スイッチ22aが押下されたことを条件として、ゲート開動作を開始してもよい。
さらに、ゲート開スイッチ22aを押下する替わりに、入力装置21に規定された暗証コード(所定の番号)を入力する操作を実施することで、ゲート開動作が開始される構成としてもよい。すなわち、利用者の認証後、所定時間t1内に暗証コードの入力が完了することで、ゲート開動作が開始されてもよい。
これらは、後述するゲート閉動作においても同様である。
[ゲート閉動作]
ゲート閉動作は、図6で示されるように、ICカード4による利用者の認証が完了し(ステップB1乃至ステップB3でYes)、所定時間t2(本実施形態では10秒)内にゲート閉スイッチ22bが押下されることで(ステップB5でYes)実行される。
なお、このゲート閉動作の詳細については、上記のゲート開動作と同様であるので、重複する説明を省略する。
[パレット呼出動作]
パレット呼出動作を実行する際には、図7で示されるように、まず、利用者が安全確認スイッチ22dを押下した状態とする(ステップC1でYes)。この状態で、登録済のICカード4がICカードリーダ23にかざされ、このICカード4のカードIDが読み取られると(ステップC2でYes)、利用者の認証が完了する。
利用者の認証が完了すると、タイマによる計測が開始される(ステップC3)。そして、ICカード4による認証完了時から所定時間t3(本実施形態では10秒)内にパレット呼出スイッチ22cが押下されたか否かを判別する(ステップC4、ステップC5)。
そして、所定時間t3内にパレット呼出スイッチ22cが押下された場合(ステップC6でYes)、タイマによる計測が終了され(ステップC6)、パレット呼出動作を開始する(ステップC7)。
このパレット呼出動作では、上記した利用者の認証時(ステップC2)で読み取られたカードIDに関連付けられたパレット11が地上階へ移動するように、一又は複数のパレット11を必要に応じて移動させる。
例えば、利用者の認証で読み取られたカードIDが「1E2C145A012B3D15」(図4の符号38a参照)である場合、割り当てられたパレット番号が「1」であるパレット11を地上階に位置させるように、それぞれのパレット11の移動制御を行う。
すなわち、パレット番号が「1」のパレット11が地上階に位置していない場合、このパレット11を地上階に向かって移動させる。その一方で、このパレット11の移動の妨げになる位置に他のパレット11が待機している場合、他のパレット11も適宜移動させる。
反対に、他のパレット11を移動させることなく、パレット番号が「1」のパレット11を地上階に移動させることが可能な場合には、パレット番号が「1」のパレット11のみを移動させる。
また、パレット番号が「1」のパレット11がすでに地上階に位置しており、移動させる必要のない場合には、それぞれのパレット11をそのまま待機させる。
図7のフローチャートに戻って、ICカード4による認証完了時から、パレット呼出スイッチ22cが押下されずに所定時間t3が過ぎた場合(ステップC4でNоであり、ステップC5でYes)には、パレット呼出動作の実行に再度の認証を必要とさせている。すなわち、パレット呼出動作を実行させるためには、登録済のICカード4をもう一度ICカードリーダ23にかざし、カードIDが読み取り完了から所定時間t3内にパレット呼出スイッチ22cを押下する必要がある。
なお、パレット呼出動作の実行時においても、安全確認スイッチ22dを押下する動作は、ICカード4による利用者の認証後に行ってもよい。すなわち、利用者の認証後、安全確認スイッチ22dが押下されてから所定時間t3内にパレット呼出スイッチ22cが押下されたことを条件として、パレット呼出動作を開始してもよい。
ここで、本実施形態の立体駐車装置1では、1台の自動車の入庫時や出庫時に、上記したパレット呼出動作、ゲート開動作、ゲート閉動作を順不同で実行する一連の動作が実行される。このとき、それぞれの動作における利用者の認証(図5のステップA3、図6のステップB3、図7のステップC2参照)は、同一のICカード4のカードIDが読み取られたことを条件として完了する。
例えば、パレット呼出動作、ゲート開動作、ゲート閉動作の順で動作を実行する場合に、パレット呼出動作での利用者の認証時にカードIDが読み取られ、このカードIDが「1E2C145A012B3D15」(図4の符号38a参照)であったとする。
この場合、パレット呼出動作に続いて実行するゲート開動作では、利用者の認証(図5のステップA3)において、同一のカードID「1E2C145A012B3D15」が読み込まれた場合に、読み取りが完了したものとする。
したがって、例えば、対応付けられたパレット番号が同一である他のICカード4からカードID「5A352E00A1351003」(図4の符号38b参照)が読み取られた場合、適宜エラーメッセージを表示する等の報知動作を実施し、読み取りを未完了とする。当然のことながら、対応付けられたパレット番号が異なる他のカードIDが読み取られた場合でも、エラーの報知動作を実施し、読み取りを未完了とする。
そして、パレット呼出動作、ゲート開動作に続いて実行されるゲート閉動作でも同様に、同一のカードID「1E2C145A012B3D15」が読み込まれた場合に、読み取りが完了したものとする。すなわち、先行して実施した二つの動作で利用者の認証(図5のステップA3)時に読み込まれたカードIDと同一のカードIDが読み込まれた場合に限り、読み取りが完了したものとする。
[登録動作]
登録動作は、登録済のICカード4に記憶された情報(カードID)と、この情報に関連付けられた駐車位置に関する情報(パレット番号)に基づいて、未登録のICカード4を新たに登録する動作である。この登録動作は、立体駐車装置1を登録モードへ移行させ、未登録のICカード4をICカードリーダ23にかざすことで実行される動作である。
ここで、通常モードから登録モードへの移行は、入力装置21に規定された暗証コード(所定の番号)が入力された状態(操作完了状態)となり、登録済のICカード4がICカードリーダ23にかざされてカードIDが読み取られた状態(読取状態)となることを条件として実行される。
すなわち、図8のように、暗証コードの入力(以下、第一の条件とする)と、カードIDの読み込み(以下、第二の条件とする)の双方が同時に完了した場合(ステップD1でYes、ステップD2でYes)、登録モードへ移行する(ステップD3)。
また、第一の条件と第二の条件の一方が完了し、他方が完了していない場合(ステップD1でYes、ステップD2でNо)、タイマによる計測が開始される(ステップD4)。そして、2つの条件の一方の完了から、所定時間t4(本実施形態では10秒)内に他方の条件が完了したか否かを判別する(ステップD5、ステップD6)。
所定時間t4内に他方の条件が完了したことが確認された場合(ステップD5でYes)、タイマによる計測が終了され(ステップD7)、登録モードへ移行する(ステップD3)。対して、所定時間t4内に他方の条件が完了しなかった場合(ステップD5でNo、ステップD6でYes)、登録モードへ移行せずに通常モードを継続する。
続いて、図9で示されるように、登録モードに移行する(ステップE1)と、タイマによる計測が開始される(ステップE2)。そして、所定時間t5(本実施形態では10秒)内に未登録のICカード4がICカードリーダ23にかざされて、このICカード4のカードIDが読み取られたか否かを判別する(ステップE3、ステップE4)。
所定時間t5内に未登録のICカード4からカードIDが読み取られた場合(ステップE3でYes)、タイマによる計測が終了され(ステップE5)、未登録のICカード4を新規登録し(ステップE6)、登録モードを終了する(ステップE7)。
反対に、所定時間t5内に未登録のICカード4からカードIDが読み取られなかった場合(ステップE3でNо、ステップE3でYes)、タイマによる計測を終了し(ステップE8)、ICカード4の新規登録を行わずに登録モードを終了する(ステップE7)。
ここで、ICカード4の新規登録の動作(ステップE7)では、登録用データベース38を参照し、登録モードに移行する際に読み込んだ登録済のICカード4のカードIDから、このIDに関連付けられた駐車位置に関する情報(パレット番号)を特定する。そして、この特定した情報と、ステップE3で未登録のICカード4から読み込んだカードIDを関連付け、登録用データベース38に新規登録する。
例えば、登録モードへの移行時に読み込んだカードIDが「1E2C145A012B3D15」(図4の符号38a参照)である場合、関連付けられたパレット番号が「1」であることを特定する。そして、新たに未登録のICカード4から読み込んだカードIDにパレット番号「1」を関連付けて登録用データベース38に記憶させる。
なお、ステップE3で読み取られたICカードのカードIDが登録済みのカードID(例えば「5B576B094E382E26」(図4の符号38c参照))であるときは、表示装置20に「登録済みのカードです。登録を中止します。」等の注意を表示して登録用データベース38には記憶させない。
[登録後の確認動作]
なお、本実施形態の立体駐車装置1は、未登録のICカード4の登録動作を実行する際、利用者が新規登録を最終的に確認する確認動作が実施されたことを条件として、未登録のICカード4の登録を確定させる動作を実行してもよい。
このことにつき、図10を参照しつつ詳細に説明すると、上記した「登録動作」における手順と同様に、登録モードへ移行してから所定時間t5内に未登録のICカード4のカードIDが読み取られたか否かを判別する(ステップF1乃至ステップF4)。
そして、所定時間t5内に未登録のICカード4からカードIDが読み取られなかった場合(ステップF3でNо、ステップF4でYes)、タイマによる計測を終了し(ステップF5)、ICカード4の新規登録を行わずに登録モードを終了する(ステップF12)。
反対に、所定時間t5内に未登録のICカード4からカードIDが読み取られた場合(ステップF3でYes)、タイマによる計測を終了し(ステップF6)、未登録のICカード4の仮登録動作を実施する(ステップF7)。
なお、この仮登録動作では、上記した新規登録の動作(図9のステップE7)と同様に、未登録のICカード4のカードIDと、登録モードへの移行時に読み込んだカードIDから特定した情報(パレット番号)を関連付けて登録用データベース38に記憶させる。
ICカード4の仮登録動作が完了すると(ステップF7)、タイマによる計測が開始され(ステップF8)、所定時間t6(本実施形態では10秒)内に登録済のICカード4のカードIDが再度読み取られたか否かを判別する(ステップF9、ステップF10)。
ここで、この判別の対象となるカードIDは、登録モードへの移行時に読み込んだカードIDと同一のカードIDである。つまり、仮登録動作の完了後、登録モードへの移行時にICカードリーダ23にかざしたICカード4が再度ICカードリーダ23にかざされ、このICカード4のカードIDが読み込まれた状態となったか否かを判別する。
そして、所定時間t6内に登録済のICカード4からカードIDが読み取られた場合(ステップF9でYes)、タイマによる計測を終了し(ステップF11)、そのまま登録モードを終了する(ステップF12)。
対して、所定時間t6内に登録済のICカード4からカードIDが読み取られなかった場合(ステップF9でNо、ステップF10でYes)、タイマによる計測を終了し(ステップF13)、新規登録の取り消し動作を実行する(ステップF14)。そして、この新規登録の取り消し動作が完了後、登録モードを終了する(ステップF12)。
この新規登録の取り消し動作は、上記した仮登録動作で登録用データベース38(図4参照)に登録したデータを削除する動作である。すなわち、仮登録動作で読み取られたカードIDに係る情報と、それに関連付けられた情報(パレット番号)を含む情報群(データベースのレコード)を登録用データベース38から削除する動作である。
本実施形態では、ICカード4の仮登録動作(ステップF7)で登録用データベース38への情報の書き込みを実施した。そして、利用者による最終的な確認動作が所定時間t6内に実行された場合(ステップF9でYes)、この書き込みを確定し、実行されなかった場合(ステップF9でNo、ステップF10でYes)、書き込んだ情報を削除する(ステップF14)例を示した。
しかしながら、本発明はこのような動作に限るものではない。
例えば、仮登録動作(ステップF7)では、未登録のICカード4のカードIDの読み込みと一時的な記憶を実施し、利用者による最終的な確認動作が実行されたときに(ステップF9でYes)、登録用データベース38への情報の書き込みを実施してもよい。
すなわち、利用者による最終的な確認動作が実行されたことを条件として、登録用データベース38に書き込む情報(コードIDとパレット番号を関連付けた情報)を作成し、登録用データベース38に情報を書き込む動作を実施してもよい。つまり、新規登録の確定後に情報作成動作及び書き込み動作を実施してもよい。
[登録解除動作]
さらに、本実施形態では、登録済のICカード4の登録を解除する登録解除動作が可能となっている。
図11を参照しつつ説明すると、立体駐車装置1は、利用者が入力装置21に規定された暗証コード(所定の番号)を入力する操作を実施することで、通常モードから消去モードへ移行し(ステップG1)、タイマによる計測が開始される(ステップG2)。
そして、消去モードへ移行すると(ステップG1)、消去モードへ移行してから所定時間t7(本実施形態では10秒)内に登録済のICカード4のカードIDが読み取られたか否かを判別する(ステップG3、ステップG5)。
所定時間t7内に登録済のICカード4からカードIDが読み取られなかった場合(ステップG3でNо、ステップG4でYes)、消去モードへの移行時に開始したタイマによる計測を終了する(ステップG5)。そして、ICカード4の登録解除を行わず消去モードを終了する(ステップG14)。
対して、所定時間t7内に登録済のICカード4からカードIDが読み取られた場合(ステップG3でYes)、消去モードへの移行時に開始したタイマによる計測を終了する(ステップG6)。
その一方で、このカードIDの読み取り完了時に、新たにタイマによる計測を開始する(ステップG7)。そして、カードIDの読み取り完了時から所定時間t8内に登録解除の対象となるICカード4からカードIDが読み取られた状態となったか否かを判別する(ステップG8、ステップG9)。
ここで、この判別動作の対象となるICカード4は、カードIDに関連付けられた駐車位置に関する情報(パレット番号)が、先だって読み込みが完了したカードIDに関連付けられた駐車位置に関する情報(パレット番号)と同一のICカード4である。
具体的に説明すると、この判別動作では、登録用データベース38を参照し、読み込んだICカード4のカードIDから、このカードIDに関連付けられた駐車位置に関する情報(パレット番号)を特定する。
例えば、登録解除の対象となるICカード4のカードIDが「5A352E00A1351003」(図4の符号38b参照)であったとする。この場合、関連付けられたパレット番号「1」が特定される。
続いて、先だって行われた事前認証動作(ステップG3)で読み込んだICカード4のカードIDから、このカードIDに関連付けられた駐車位置に関する情報(パレット番号)を特定する。
例えば、事前認証動作で読み込まれたICカード4のカードIDが「1E2C145A012B3D15」(図4の符号38a参照)であったとする。この場合、関連付けられたパレット番号「1」が特定される。
そして、それぞれで特定したパレット番号が同一の番号であることを条件として、解除対象のICカード4のカードIDが読み込まれたものと判断する。
ステップG8に戻って、所定時間t8内に登録解除の対象となるICカード4からカードIDが読み取られなかった場合(ステップG8でNо、ステップG9でYes)、タイマによる計測を終了し(ステップG10)、消去モードを終了する(ステップG14)。
対して、所定時間t8内に登録解除の対象となるICカード4からカードIDが読み取られた場合(ステップG8でYes)、タイマによる計測を終了する(ステップG11)。そして、利用者による確認入力がなされたことを条件として(ステップG12でYes)、登録解除動作を実行し(ステップG13)、消去モードを終了する(ステップG14)。なお、利用者による確認入力がされなかった場合には(ステップG12でNo)、登録解除動作を実行せず、消去モードを終了する(ステップG14)。
ここで、ICカード4の読み取り後に実施する確認入力の判別動作では(ステップG12)、利用者が入力装置21に暗証コード(所定の番号)を入力することで、確認入力が実行されたものとする。なお、このとき、表示装置20に確認入力を促すメッセージ等を表示させてもよい。また、これに替わって、入力装置21に所定のボタン(OKボタン)を設けてそれを押下してもよい。
登録解除動作は、登録解除の対象となるICカード4のカードIDに係る情報と、それに関連付けられた情報(パレット番号)を含む情報群(データベースのレコード)を登録用データベース38から削除する動作である。
上記した実施形態では、事前認証動作の後で登録解除の対象となるICカード4をICカードリーダ23にかざすことにより、登録解除動作を実行させる例について説明したが、本発明はこれに限るものではない。
これに替わって、事前認証動作で読み込んだICカード4のカードIDから削除対象の候補となるICカード4を特定してリストアップし、表示装置20に一覧表示させた後、利用者が選択して削除する構成としてもよい。このとき、選択、削除に係る操作は、入力装置21を利用して行ってもよく、新たに操作ボタンを設けてもよい。
上記したICカード4は、最初に利用者に配布する元となるカード(以下、親カードとする)と、付帯するカード(以下、子カードとする)とをそれぞれ識別可能なものとしてもよい。また、一つのパレット11に対して関連付けて登録可能なICカード4の数に制限を設けてもよい。例えば、親カード1枚と、子カード2枚を登録可能な構成としてもよい。
この場合、子カードは、親カードが事前認証されたことを条件として、新たに登録するものとしてもよい。また、2枚の子カードが登録された状態で、上限を超えて新たに1枚の子カードを登録しようとするとき、登録済の子カードのカードIDを上書きして登録してもよい。親カードは管理者(立体駐車装置のメーカや保守・管理業者)に限り登録または上書き登録できるようにし、利用者が登録できるのは子カードのみとするようにしてもよい。
このとき、上書きされて消去される子カードは、表示装置20に一覧表示させた後、利用者が選択して削除する構成としてもよい。また、一方で、それぞれの子カードの登録日時を記憶しておき、最も古いものを自動で削除する構成としてもよい。
上記した実施形態では、駐車場設備として、所謂多段式(垂直横行式)の駐車場設備2を採用した例について説明したが、本発明で採用する駐車場設備はこれに限るものではない。例えば、本発明の駐車場設備は、単純昇降式の立体駐車場や、所謂タワー式の立体駐車場、すなわち、エレベータ式の立体駐車場や、垂直循環式の立体駐車場であってもよい。また、この他、車両配置エリアの一部が地下に設けられた立体駐車場であってもよい。さらに、立体構造を有さない平面循環式の駐車場であってもよい。
すなわち、上記した入庫準備動作は、入庫のために必要な各動作の少なくとも一部を自動で実行する動作であればよい。
また、上記した実施形態では、携帯用媒体としてICチップを有するICカード4を採用した例について説明したが、本発明はこれに限らず、例えば、携帯用媒体として携帯電話等を採用してもよい。識別情報もまた、カードIDに限らず、利用者に発行されたシステムコード等を使用してもよい。
1 立体駐車装置(駐車装置)
2 駐車場設備(駐車設備)
3 操作装置(制御装置)
4 ICカード(携帯用媒体)
11 パレット(搬送台)
12 車両出入り部

Claims (5)

  1. 車両を格納する空間を有する駐車設備と、前記駐車設備の動作を制御する制御装置とを備え、外部の携帯用媒体を利用者の認証に使用する駐車装置であって、
    前記駐車設備は、車両を搬送する搬送台を有し、前記搬送台を所定位置に位置させる台移動動作を実行可能であり、
    前記携帯用媒体には、固有の識別情報が記憶されており、
    前記制御装置は、前記識別情報を読み取って記憶することで、前記携帯用媒体を登録するものであり、
    前記制御装置によって登録済の前記携帯用媒体の前記識別情報が読み取られた読取状態とし、且つ、前記制御装置に対して所定の操作がされた操作完了状態とすることで、登録モードに移行するものであり、
    前記登録モードにおいて、未登録の前記携帯用媒体を前記制御装置に近接させることで新たに前記携帯用媒体を登録するものであり、
    前記台移動動作は、登録済の前記携帯用媒体の前記識別情報が読み取られたことを条件として実行するものであり、前記携帯用媒体の前記識別情報に関連付けられた前記搬送台を所定位置に位置させることを特徴とする駐車装置。
  2. 前記読取状態とする操作と、前記操作完了状態とする操作の一方が実行された後、所定時間内に他方の操作が実行されたことを条件として、前記登録モードに移行することを特徴とする請求項1に記載の駐車装置。
  3. 前記登録モードへの移行時から、所定時間内に未登録の前記携帯用媒体を前記制御装置に近接させたことを条件として、新たに前記携帯用媒体を登録することを特徴とする請求項1又は2に記載の駐車装置。
  4. 前記駐車設備は、車両出入り部を遮蔽するゲートを有し、さらに、車両を搬送する搬送台を有し、
    前記搬送台を所定位置に位置させる台移動動作と、
    前記ゲートを開状態とするゲート開動作と、
    車両の入出庫後に前記ゲートを閉状態とするゲート閉動作とを実行可能であり、
    前記台移動動作、前記ゲート開動作、前記ゲート閉動作は、いずれも登録済の前記携帯用媒体の前記識別情報が読み取られたことを条件として実行するものであり、
    車両の入庫時又は出庫時に、前記台移動動作、前記ゲート開動作、前記ゲート閉動作を含む一連の動作を実行するものであり、
    前記一連の動作では、前記台移動動作、前記ゲート開動作、前記ゲート閉動作から選択される一の動作が実行された後、他の二つの動作が実行され、
    前記他の二つの動作は、いずれも前記一の動作と同一の前記識別情報が読み取られたことを条件として実行されることを特徴とする請求項1乃至のいずれかに記載の駐車装置。
  5. 車両を格納する空間を有する駐車設備と、前記駐車設備の動作を制御する制御装置とを備え、外部の携帯用媒体を利用者の認証に使用する駐車装置であって、
    前記携帯用媒体には、固有の識別情報が記憶されており、
    前記制御装置は、前記識別情報を読み取って記憶することで、前記携帯用媒体を登録するものであり、
    前記制御装置によって登録済の前記携帯用媒体の前記識別情報が読み取られた読取状態とし、且つ、前記制御装置に対して所定の操作がされた操作完了状態とすることで、登録モードに移行するものであり、
    前記登録モードにおいて、未登録の前記携帯用媒体を前記制御装置に近接させることで新たに前記携帯用媒体を登録するものであり、
    前記登録モードで未登録の前記携帯用媒体を前記制御装置に近接させた後、さらに、前記登録モードへ移行する際に読取状態とする操作で読み取られた前記識別情報が再度読み取られたことを条件として、前記携帯用媒体の登録を確定させることを特徴とする駐車装置。
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