JP7276984B2 - 電磁石の制御装置、その制御方法及びその制御プログラム並びに粒子線照射装置 - Google Patents

電磁石の制御装置、その制御方法及びその制御プログラム並びに粒子線照射装置 Download PDF

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本発明の実施形態は、常伝導コイルで構成される電磁石の制御技術に関する。
がん等の悪性腫瘍に対し、高い治療効果、少ない副作用、及び身体への負担軽減等の優れた特徴により、炭素や陽子等の荷電粒子線を用いた粒子線照射治療法が注目されている。この治療法によれば、加速器から出射された荷電粒子線でがん細胞を狙い撃ちし、正常細胞への影響を最小限にとどめ、がん細胞を死滅させることができる。
この治療法の一つの方式として、患部領域を三次元格子点で表し、各々の格子点に高精度で荷電粒子線を入射させるスキャニング照射方式が知られている。このスキャニング照射方式によれば、照射領域を患部領域に高精度に合致させることが可能になり、正常細胞への被曝を抑制することができる。
そして、システムに何等かの異常が発生した場合は、患者への誤照射や機器損傷等を回避するために、インターロックを発動し、粒子線照射の制御を強制終了させる措置が講じられる。
特開2018-033482号公報
このスキャニング照射方式において照射領域を拡張する場合、スキャニング電磁石の起磁力を増強させる方法がある。この方法はコイルの電流値や巻き数が増大するため、電磁石の発熱が大きくなる問題があった。発熱による電磁石の損傷を防ぐため、従来は、電磁石の温度が所定値を超えたときにインターロックを発動させていたが、治療照射が途中で強制終了されてしまうことになる。
スキャニング照射では、患者毎の治療計画に基づいて、治療装置の電磁石を含む多数の機器の動作を制御するためのパターンデータが構築される。このパターンデータには、例えば、スライス位置(Z位置)を与える荷電粒子線の運動エネルギー情報、X-Y位置を与えるX用電磁石やY用電磁石のコイル励磁電流値、線量を与える線量モニタのカウント値等が、前記した格子点毎に照射順に規定した記述が含まれる。さらに回転ガントリ方式が組み合わされる場合、これらにガントリの角度等を規定した情報が含まれる。そして、このようなパターンデータは、治療開始の直前に照射装置の制御メモリに格納され、これに基づき多数の機器の設定が行われることになる。
上述のようにインターロックにより治療照射が強制終了された場合、照射を再開するためには、電磁石のインターロックを手動で解除し、照射を再開するためのパターンデータを再構築して、多数の機器の設定をやり直す必要がある。そうすると、この治療を再開させるのに多くの時間を要し、患者や医療スタッフの負担が増えることになる。
本発明の実施形態はこのような事情を考慮してなされたもので、パターンデータによって発熱が大きくなる電磁石において、電磁石のインターロックにより治療照射が強制終了されることのない電磁石の制御技術を提供することを目的とする。
実施形態に係る電磁石の制御装置において、電磁石を含む複数の機器の制御シーケンスを記述したパターンデータに基づく制御信号を各々の前記機器に送信する照射制御部と、前記電磁石の少なくとも一つの温度検出値を受信し前記電磁石の温度検出値が第1閾値を超えた場合に前記制御シーケンスで規定された前記電磁石の電流値を一時的に下げる指令を前記照射制御部に送信し前記第1閾値を下回るいずれかの前記温度検出値が受信されたタイミングで前記電磁石の電流値を元に戻す指令を前記照射制御部に送信する温度監視部と、を備える。
本発明の実施形態により、従来よりも大きな照射領域に対して、電磁石の発熱によりインターロックが発動して治療照射が強制終了されることなく重粒子線治療を行うことが可能となる。
(A)本発明の実施形態に係る電磁石の制御装置のブロック図、(B)本発明の実施形態に係る粒子線照射装置の概略図。 実施形態に係る粒子線照射装置のスキャニング照射部の分解斜視図。 (A)(B)(C)(D)実施形態に係る電磁石の制御装置に関連するデータのプロファイル。 (A)(B)(C)(D)比較例に係る電磁石の制御装置に関連するデータのプロファイル。 実施形態に係る電磁石の制御方法及び制御プログラムのフローチャート。
(第1実施形態)
以下、本発明の実施形態を添付図面に基づいて説明する。図1(A)は本発明の実施形態に係る照射装置の制御システム10のブロック図である。このように照射装置の制御システム10は、電磁石52(図2)を含む複数の機器の制御を記述したパターンデータ15に基づく制御信号16(16a,16b…)を各々の機器に送信する照射制御部17(17a,17b…)と、電磁石52の温度検出値Tを受信し、電磁石52の温度検出値Tが第1閾値11を超えた場合に、照射制御部17に電磁石52の電流値を下げる指令21aを送信し、第1閾値11を下回るいずれかの検出値Tが受信されたタイミングで電磁石52の電流値を元に戻す指令21bを送信する温度監視部21と、を備えている。
照射制御部17が電流値を下げる指令21aを受信すると、電磁石制御部17aが電磁石52の電流値を一時的に下げる指令16a1を送る。このとき、機器制御部17bは照射を一時的に止める指令16b1をビーム出射に関連する機器に送り、照射を一時的に停止する。その結果、電磁石52の温度が下がると、温度監視部21が電流値を元に戻す指令21bを照射制御部17に送信する。照射制御部17が指令21bを受信すると、電磁石制御部17aが電磁石52の電流値を元に戻す指令16a2を送り、さらに、機器制御部17bが照射を再開する指令16b2をビーム出射に関連する機器に送り、照射を再開する。
図1(B)は本発明の実施形態に係る粒子線治療装置30の概略図である。粒子線治療装置30は、通過する荷電粒子線の外径を磁場の作用で収束させる収束電磁石31と、通過する荷電粒子線の進行方向を磁場の作用で曲げる偏向電磁石32と、加速器33で生成した荷電粒子線を外部に輸送する輸送ライン35と、この輸送ライン35に接続し荷電粒子線36を患者37に照射する照射装置43と、を備えている。
加速器33は、シンクロトロン等であって、イオン発生源(図示略)で発生させたC6+等の荷電粒子を光速の70~80%程度まで加速して生成した荷電粒子線を、出射デフレクタ34から輸送ライン35に出射させる。荷電粒子線36は、患者の体内を通過する際に運動エネルギーを失って速度を低下させるとともに、速度の二乗にほぼ反比例する抵抗を受けてある一定の速度まで低下すると急激に停止する。そして、荷電粒子線36の停止点近傍では、ブラッグピークと呼ばれる高エネルギーが放出される。粒子線治療技術は、このブラッグピークを患者の患部に合わせることにより、正常な組織の障害を少なくしつつ治療を行うものである。
照射装置43は、内部に治療スペース41を有し回転軸42を中心に回転変位し、回転軸42に沿って進入した荷電粒子線を半径方向に進路変更させる回転輸送系45と、この回転輸送系45から出力された荷電粒子線36を患者37にスキャニング照射する照射部50と、患者37を載置したベッド38と、を備えている。なお、本実施形態においてガントリ式の照射装置43が配置された場合を例示しているが、固定式の治療装置に代えて配置することもできる。
図2は、実施形態に係る粒子線治療装置30(図1(B))のスキャニング照射部50の分解斜視図である。このように照射部50は、荷電粒子線36をX方向に偏向させるX偏向電磁石52x(52)と、この荷電粒子線36をY方向に偏向させるY偏向電磁石52y(52)と、この荷電粒子線36の線量を検出する線量検出部53と、荷電粒子線36の照射位置を検出するビーム位置検出部54から構成される。
このように構成される照射部50は、患者37(図1(B))の患部領域60の各スライス面61,62,63に設定されたスポット(1~N)に対して、荷電粒子線36の軌道を制御して順番に入射させる。各々の第nスポットは、荷電粒子線36のブラッグピークの位置になるように設定される。
スキャニング照射部50は、さらに電磁石52の温度(検出値T)を検出する温度センサ55が設けられている。温度(検出値T)が第1閾値11(図1(A))を超えた場合、温度監視部21は電流値を下げる指令21aを照射制御部17に送る。照射制御部17は指令21aを受信して、機器制御部17bから出射デフレクタ34に出射を停止する指令16b1を送り、さらに、電磁石制御部17aから電磁石52の電磁石電源にパターンデータの電流値を一時的に下げる指令16a1を送る。
そして、温度監視部21は第1閾値11を下回るいずれかの温度(第3閾値)として検出値Tが受信されたタイミングで、電磁石52の電流値を元に戻す指令21bを照射制御部17に送信する。照射制御部17は指令21bを受信して、電磁石制御部17aから電磁石52の電磁石電源に電流値を元に戻す指令16a2を送り、さらに、機器制御部17bから出射デフレクタ34に出射を開始する指令16b2を送る。なお温度監視部21の指令21bは、指令21aを送信後、所定の時間待って送るようにしてもよい。
上述のように、電磁石温度の検出値Tが第1閾値11を超えた場合、電磁石52の電流値が一時的に下がるのと併せて、荷電粒子線36の照射も一時停止する。そして、電磁石52の電流値が元に戻るのに併せて、荷電粒子線36の照射も再開される。この荷電粒子線36の照射の一時停止及び再開は、静電デフレクタ34でなくとも、輸送ライン35(図1(B))又は回転輸送系45のいずれかに配置された機器により実施することも可能である。
また、前記温度監視部21において前記温度検出値Tが第1、3閾値とは異なる第2閾値12を超過した場合、ただちにインターロック動作をさせる指令21cをインターロック機構部に送り、従来のインターロックによる強制終了を行うことも可能である。
照射制御部17(図1)は、このようにシステムを構成する機器をそれぞれ独立に制御する制御信号16(16a,16b…)を送信する電磁石制御部17a及び機器制御部17b…の集合体である。そしてパターンデータ15は、粒子線照射装置30を動作させるに当たり、これら複数の機器の制御シーケンスを記述したもので、主な対象は加速器33とビーム輸送系35と回転輸送系45と照射部50である。
なお実施形態において、第1閾値11により停止/再開の制御を行う対象として、スキャニング照射部50に組み込まれた電磁石52を例示している。しかし、発明の実施形態への適用は、特に限定されることはなく、パターンデータ15に基づいて制御される電磁石であれば対象となる。
図3は実施形態に係る電磁石の制御装置に関連するデータのプロファイルである。図3(A)に示すように、スキャニング照射部50(図2)に設置した温度センサ55で検出される電磁石温度(検出値T)が上昇し、タイミングt1で第1閾値11に到達したとする。すると、図3(B)に示すようにスキャン走査されていた励磁電流値もパターンデータの電流値よりも小さな値をとる。
これにより図3(A)に示すように、電磁石温度Tも下降に転じ、第1閾値11を下回って第3閾値に到達するか又は所定時間Pが経過したタイミングt2において、図3(B)に示すように励磁電流値のスキャンも再開される。
なお電磁石52に対する励磁電流値の制御が一時停止するのと併せて、図3(C)に示すように、荷電粒子線36のビーム照射も一時停止する。そして、この励磁電流値の制御の再開と併せて、ビーム照射も再開される。
なお図3(D)に示すように、温度監視部21の指令により電磁石52及びビーム出射制御装置32の状態が一時的に変化しても、その他の機器の制御シーケンスはパターンデータに従って保持されている。このため、タイミングt2におけるビーム照射の再開を即座に行うことができる。
図4は比較例に係る電磁石の制御装置に関連するデータのプロファイルである。この比較例は、インターロック機構部23(図1)のみが装備され、第1閾値11による停止/再開の操作を実施しない場合を示したものである。
図4(A)に示すように、スキャニング照射部50(図2)に設置した温度センサ55で検出される電磁石温度(検出値T)が上昇し、タイミングt3でインターロックの温度閾値12に到達したとする。するとインターロック機構部23により、図4(B)(C)に示すように電磁石52における励磁電流値の制御及び荷電粒子線36の治療照射が強制終了される。
さらに図4(D)に示すように、他の機器に関する制御信号16(16a,16b…)も強制終了される。その結果、電磁石温度(検出値T)が低下しても、ビーム照射の再開を即座に行うことができない。インターロックが発動した場合、ビーム照射を再開するには、インターロックで中断したところから照射シーケンスを開始するためのパターンデータ15を再構築する必要がある。
図5のフローチャートに基づいて実施形態に係る電磁石の制御方法及び制御プログラムを説明する(適宜、図1から図4を参照)。まず患者37(図1)を治療室に入室させた後(S11)、この患者37をベッド38に載置して移動させ位置調整を行う(S12)。さらに、複数の機器の制御を記述したパターンデータ15の読み込みを行う(S13)。
そして、患者37にビーム照射を実施する上で安全を確保するのに必要な起動条件(インターロック解除条件)が成立していることの確認がなされる(S14 No Yes)。荷電粒子線36の照射を開始する手動ボタンが押されると(S15)、システムを構成する各々の機器に制御信号16(16a,16b…)が送信され、同時に電磁石52の電磁石温度(検出値T)が受信される。
この電磁石温度(検出値T)が第1閾値11を超過すると(S16 No,S19 Yes)、電磁石52の電流値が下がり照射が一時停止する(S20)。そして、この電磁石52が冷却されて電磁石温度(検出値T)が第1閾値11を下回るいずれかの検出値T(第3閾値)に到達したタイミングで(S21 No Yes)、電磁石52の電流値が元に戻されビーム照射が再開する(S22)。
そして、電磁石温度(検出値T)が第2閾値12を超過しない限りにおいて(S16 No)、(S19 No Yes)~(S22)までのフローが繰り返され(S23 No)、パターンデータ15が最後まで実行されたところで(S23 Yes)、ビーム照射の一連の制御シーケンスが終了する(END)。
なお、一連の制御シーケンスが終了(END)する前に、第2閾値12を超過した場合は(S16 Yes)、インターロックが作動し、ビーム照射が強制終了される(S17)。このように、インターロックが作動した場合は、インターロックで中止した後の照射シーケンスを実行するためのパターンデータ15を再構築し(S18)、この再構築したパターンデータ15を再読み込みして機器を再起動するところから再開する(S13)。
以上述べた少なくともひとつの実施形態の電磁石の制御装置によれば、電磁石が発熱しても、複数の構成機器のうち電磁石の励磁電流のみパターンデータの値から下げることで、パターンデータの途中で制御シーケンスが強制的に終了されることを防止することが可能となる。
本発明のいくつかの実施形態を説明したが、これらの実施形態は、例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。これら実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更、組み合わせを行うことができる。これら実施形態やその変形は、発明の範囲や要旨に含まれると同様に、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれるものである。
以上説明した電磁石の制御装置10は、専用のチップ、FPGA(Field Programmable Gate Array)、GPU(Graphics Processing Unit)、又はCPU(Central Processing Unit)などのプロセッサを高集積化させた制御装置と、ROM(Read Only Memory)やRAM(Random Access Memory)などの記憶装置と、HDD(Hard Disk Drive)やSSD(Solid State Drive)などの外部記憶装置と、ディスプレイなどの表示装置と、マウスやキーボードなどの入力装置と、通信I/Fとを、備えており、通常のコンピュータを利用したハードウェア構成で実現できる。また、電磁石の制御装置の構成要素は、コンピュータのプロセッサで実現することも可能であり、電磁石の制御プログラムにより動作させることが可能である。
また電磁石の制御装置10で実行されるプログラムは、ROM等に予め組み込んで提供される。もしくは、このプログラムは、インストール可能な形式又は実行可能な形式のファイルでCD-ROM、CD-R、メモリカード、DVD、フレキシブルディスク(FD)等のコンピュータで読み取り可能な記憶媒体に記憶されて提供するようにしてもよい。
10…電磁石の制御装置、11…第1閾値、12…第2閾値、15…パターンデータ、16(16a,16b)…制御信号、17(17a,17b)…照射制御部、18…電磁石温度受信部(受信部)、21…温度監視部、21a…電流値を下げる指令、21b…電流値を元に戻す指令、23…インターロック機構部、30…粒子線照射装置、31…収束電磁石、32…偏向電磁石、33…加速器、34…出射デフレクタ、35…輸送ライン、36…荷電粒子線、37…患者、38…ベッド、39…移動調整部、40…治療装置、41…治療スペース、42…回転軸、43…ガントリ、45…回転輸送系、50…スキャニング照射部、52…電磁石、52y…Y偏向電磁石、52x…X偏向電磁石、53…線量検出部、55…温度センサ、60…患部領域、61…各スライス面、71…室内管理系、72…照射制御系、73…室内機器制御系、74…照射機器、75…位置決め機器、76…加速器制御系、77…ガントリ制御系、78…入射器、79…MEBT(中エネルギービーム輸送器)、80…主加速器、81…HEBT(高エネルギービーム輸送器)、82…回転ガントリBT(回転ガントリビーム輸送器)。

Claims (4)

  1. 電磁石を含む複数の機器の制御シーケンスを記述したパターンデータに基づく制御信号を、各々の前記機器に送信する照射制御部と、
    前記電磁石の少なくとも一つの温度検出値を受信し、前記電磁石の温度検出値が第1閾値を超えた場合に前記制御シーケンスで規定された前記電磁石の電流値を一時的に下げる指令を前記照射制御部に送信し、前記第1閾値を下回るいずれかの前記温度検出値が受信されたタイミングで前記電磁石の電流値を元に戻す指令を前記照射制御部に送信する温度監視部と、を備える電磁石の制御装置。
  2. 電磁石を含む複数の機器の制御シーケンスを記述したパターンデータに基づく制御信号を、各々の前記機器に送信するステップと、
    前記電磁石の少なくとも一つの温度検出値を受信するステップと、
    前記電磁石の温度検出値が第1閾値を超えた場合に前記制御シーケンスで規定された前記電磁石の電流値を一時的に下げるステップと、
    前記第1閾値を下回るいずれかの前記温度検出値が受信されたタイミングで、前記電磁石の電流値を元に戻すステップと、を含む電磁石の制御方法。
  3. コンピュータに、
    電磁石を含む複数の機器の制御シーケンスを記述したパターンデータに基づく制御信号を、各々の前記機器に送信するステップ、
    前記電磁石の少なくとも一つの温度検出値を受信するステップ、
    前記電磁石の温度検出値が第1閾値を超えた場合に前記制御シーケンスで規定された前記電磁石の電流値を一時的に下げるステップ、
    前記第1閾値を下回るいずれかの前記温度検出値が受信されたタイミングで、前記電磁石の電流値を元に戻すステップ、を実行させる電磁石の制御プログラム。
  4. 請求項1に記載の電磁石の制御装置を備え、
    前記温度検出値は、荷電粒子線の軌道を制御する前記電磁石の電磁石温度であり、
    前記電磁石温度の前記温度検出値が前記第1閾値を超えた場合、前記制御シーケンスで規定された前記荷電粒子線の照射も一時停止させる粒子線照射装置。
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