JP7275619B2 - 電力変換装置 - Google Patents

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Description

この発明は、電力変換装置に関し、特に、半導体素子から発熱される熱を放熱するための放熱部材を備える電力変換装置に関する。
従来、半導体素子から発熱される熱を放熱するための放熱部材が知られている(たとえば、特許文献1参照)。
上記特許文献1には、プリント基板の表面に設けられる電子部品と、プリント基板の表面に設けられる導電部とが開示されている。なお、導電部の厚みは、比較的小さい。また、電子部品は、パワーモジュールなどにより構成されており、電子部品が使用されることにより熱が発生する。また、電子部品の表面上には、複数の放熱フィンを含むヒートシンクが設けられている。ヒートシンクによって、電子部品から発生した熱が放熱される。
また、プリント基板の表面に設けられる導電部は、電子部品に接続されている。また、導電部は、複数設けられている。また、複数の導電部に跨るように、配線部材が設けられている。配線部材は、複数の導電部を電気的に接続する。また、配線部材は、1枚の板状の金属が折り曲げられることにより形成されている。配線部材は、水平面に沿って延びる平板状の導電性接続部と、導電性接続部から延びる複数の端子部とを含む。複数の端子部は、プリント基板の表面に設けられる導電部に接続される。また、配線部材は、放熱部を含む。放熱部は、水平面に沿って延びる平板状の導電性接続部に直交するように設けられている。また、放熱部は、導電性接続部から上方に延びるように設けられている。そして、導電部に流れる電流によって発生する熱が、配線部材の放熱部から放熱される。
特開2015-53306号公報
しかしながら、上記特許文献1に記載のような従来の構成では、電子部品(パワーモジュール)から発生した熱を放熱するためのヒートシンクと、導電部に流れる電流によって発生する熱を放熱するための配線部材(導体)の放熱部とが別個に設けられているため、構成が複雑になるという問題点がある。
この発明は、上記のような課題を解決するためになされたものであり、この発明の1つの目的は、構成が複雑になるのを抑制しながら、電力変換用の半導体素子および導体から発生する熱を放熱することが可能な電力変換装置を提供することである。
上記目的を達成するために、この発明の第1の局面による電力変換装置は、基板と、基板の表面に実装される電力変換用の半導体素子と、基板と別体で基板の表面上に配置され、半導体素子に電気的に接続される導体と、半導体素子と導体とに跨るように配置され、半導体素子から発熱される熱と導体から発熱される熱とを放熱するための、半導体素子と導体とは絶縁されている放熱部材とを備える。
この発明の第1の局面による電力変換装置は、上記のように、半導体素子と導体とに跨るように配置され、半導体素子から発熱される熱と導体から発熱される熱とを放熱するための放熱部材を備える。これにより、半導体素子から発熱される熱と導体から発熱される熱とが、半導体素子と導体とに跨るように配置された放熱部材により放熱される。その結果、半導体素子から発生する熱を放熱する放熱部材と導体から発生する熱を放熱する放熱部材とを別個に設ける場合と異なり、構成が複雑になるのを抑制しながら、電力変換用の半導体素子および導体から発生する熱を放熱することができる。
上記第1の局面による電力変換装置において、好ましくは、導体は、半導体素子に正電位を印加する正電位導体と、半導体素子に負電位を印加する負電位導体と、3相の交流電力を出力する複数の出力用導体とを含み、放熱部材は、半導体素子と、正電位導体と、負電位導体と、複数の出力用導体とに跨るように配置されている。このように構成すれば、放熱部材を、半導体素子と、正電位導体と、負電位導体と、複数の出力用導体とに対して別個に設ける場合と異なり、構成が複雑になるのをより抑制することができる。
上記第1の局面による電力変換装置において、好ましくは、基板に対する導体の高さは、基板に対する半導体素子の高さ以下である。このように構成すれば、導体の高さが、半導体素子の高さと同一である場合、導体と半導体素子に跨る放熱部材を水平に保つことができる。また、導体の高さが半導体素子の高さよりも小さい場合、放熱部材と導体との間に導電性のペーストなどを配置することによって、容易に、導体(導電性のペースト)と半導体素子とに跨る放熱部材を水平に保つことができる。
上記第1の局面による電力変換装置において、好ましくは、基板は、交互に積層された複数の導電層および複数の絶縁層を含み、導体の厚みは、基板の導電層の厚みよりも大きい。このように構成すれば、導体の断面積を比較的大きくすることができるので、導体の電気的抵抗を低減することができる。その結果、導体から発生する熱を低減することができる。
上記第1の局面による電力変換装置において、好ましくは、半導体素子は、半導体素子の放熱部材側に設けられ、半導体素子から発熱される熱を放熱するための導電性部材を含み、少なくとも放熱部材の半導体素子側および導体側には、半導体素子の導電性部材と導体とを絶縁する絶縁部が設けられている。このように構成すれば、半導体素子と導体とが短絡するのを絶縁部により抑制しながら、電力変換装置の構成が複雑になるのを抑制することができる。
この場合、好ましくは、放熱部材は、半導体素子および導体側に設けられる絶縁部と、絶縁部の半導体素子および導体とは反対側に設けられる導電性を有する導電性放熱部材とを含む。このように構成すれば、半導体素子と導体とが短絡するのを絶縁部により抑制しながら、比較的一般的な導電性を有する導電性放熱部材によって半導体素子から発生した熱および導体から発生した熱を放熱することができる。
上記第1の局面による電力変換装置において、好ましくは、基板は、交互に積層された複数の導電層および複数の絶縁層を含み、基板の裏面側に配置され、半導体素子を制御するための制御部をさらに備え、半導体素子と制御部とは、導電層および絶縁層が積層された基板に設けられるスルーホールビアを介して電気的に接続されている。このように構成すれば、半導体素子が基板の表面側に配置され、制御部が基板の裏面側に配置されるので、比較的高い電圧が印加される基板の表面側に対する制御部の絶縁距離を確保することができる。
上記第1の局面による電力変換装置において、好ましくは、導体は、半導体素子に正電位を印加する正電位導体と、半導体素子に負電位を印加する負電位導体とを含み、基板は、交互に積層された複数の導電層および複数の絶縁層を含み、正電位導体は、複数の導電層のうちの第1導電層に第1ビアを介して電気的に接続され、負電位導体は、複数の導電層のうちの第1導電層とは異なる第2導電層に第2ビアを介して電気的に接続されており、第1導電層と第2導電層とは、導電層と絶縁層とが積層される方向から見て、オーバラップしている。このように構成すれば、第1導電層と第2導電層とが積層される(ラミネートされる)ので、正電位導体と負電位導体との間のインダクタンスを低減することができる。これにより、半導体素子がスイッチング素子などを含む場合のスイッチングサージを低減することができる。また、第1導電層と第2導電層とが絶縁層によって封止されるので、絶縁距離を小さくすることができるとともに、第1導電層の面積および第2導電層の面積を比較的大きくすることができる。
上記第1の局面による電力変換装置において、好ましくは、基板の裏面側に配置され、半導体素子を制御するための制御部をさらに備え、基板は、導体に電気的に接続される導体用導電層と、基板の裏面側に設けられ制御部に電気的に接続される制御部用導電層とをさらに含み、導体用導電層と制御部用導電層との間には、導体用導電層側から制御部用導電層側に熱が伝導するのを抑制するための熱伝導遮蔽部材が設けられている。このように構成すれば、比較的高温になる導体用導電層側から制御部に熱が伝導するのを抑制することができるので、熱に起因する制御部への悪影響を抑制することができる。
この場合、好ましくは、熱伝導遮蔽部材は、板状の導電性を有する第1部分と、第1部分の表面側および裏面側を覆う絶縁性の第2部分とを含む。このように構成すれば、板状の導電性を有する第1部分によって電磁波が遮蔽されるので、電磁波に起因する制御部への悪影響を抑制することができる。
この発明の第2の局面による電力変換装置は、基板と、基板の表面に実装される電力変換用の半導体素子と、基板と別体で基板の表面上に配置され、半導体素子に電気的に接続される導体と、半導体素子と導体とに跨るように配置され、半導体素子から発熱される熱と導体から発熱される熱とを放熱するための放熱部材とを備え、導体は、半導体素子に正電位を印加する正電位導体と、半導体素子に負電位を印加する負電位導体と、3相の交流電力を出力する複数の出力用導体とを含み、放熱部材は、半導体素子と、正電位導体と、負電位導体と,複数の出力用導体とに跨るように配置されている。
この発明の第3の局面による電力変換装置は、基板と、基板の表面に実装される電力変換用の半導体素子と、基板と別体で基板の表面上に配置され、半導体素子に電気的に接続される導体と、半導体素子と導体とに跨るように配置され、半導体素子から発熱される熱と導体から発熱される熱とを放熱するための放熱部材とを備え、導体は、半導体素子に正電位を印加する正電位導体と、半導体素子に負電位を印加する負電位導体とを含み、基板は、交互に積層された複数の導電層および複数の絶縁層を含み、正電位導体は、複数の導電層のうちの第1導電層に第1ビアを介して電気的に接続され、負電位導体は、複数の導電層のうちの第1導電層とは異なる第2導電層に第2ビアを介して電気的に接続されており、第1導電層と第2導電層とは、導電層と絶縁層とが積層される方向から見て、オーバラップしている。
この発明の第4の局面による電力変換装置は、基板と、基板の表面に実装される電力変換用の半導体素子と、基板と別体で基板の表面上に配置され、半導体素子に電気的に接続される導体と、半導体素子と導体とに跨るように配置され、半導体素子から発熱される熱と導体から発熱される熱とを放熱するための放熱部材と、基板の裏面側に配置され、半導体素子を制御するための制御部と、を備え、基板は、導体に電気的に接続される導体用導電層と、基板の裏面側に設けられ制御部に電気的に接続される制御部用導電層とをさらに含み、導体用導電層と制御部用導電層との間には、導体用導電層側から制御部用導電層側に熱が伝導するのを抑制するための熱伝導遮蔽部材が設けられている。
本発明によれば、構成が複雑になるのを抑制しながら、電力変換用の半導体素子および導体から発生する熱を放熱することが可能な電力変換装置を提供することができる。
第1実施形態による電力変換装置をX1方向側から見た側面図である。 第1実施形態による電力変換装置をY方向側から見た側面図である。 第1実施形態による電力変換装置をX2方向側から見た斜視図である。 第1実施形態による電力変換装置をX2方向側から見た分解斜視図である。 第1実施形態による電力変換装置の半導体素子の表面を示す図である。 第1実施形態による電力変換装置の半導体素子の裏面を示す図である。 第1実施形態による電力変換装置の回路図である。 第1実施形態による電力変換装置の断面図(模式図)である。 第1実施形態による電力変換装置の基板の6層目の導電層を示す図である。 第1実施形態による電力変換装置の基板の5層目の導電層を示す図である。 第1実施形態による電力変換装置の基板の4層目の導電層を示す図である。 第1実施形態による電力変換装置の基板の3層目の導電層を示す図である。 第1実施形態による電力変換装置の基板の2層目の導電層を示す図である。 第1実施形態による電力変換装置の基板の1層目の導電層を示す図である。 第2実施形態による電力変換装置の断面図(模式図)である。 変形例による電力変換装置の半導体素子の断面図(模式図)である。
以下、本発明を具体化した実施形態を図面に基づいて説明する。
[第1実施形態]
図1~図14を参照して、第1実施形態による電力変換装置100の構成について説明する。
(電力変換装置の構成)
図1~図4に示すように、電力変換装置100は、基板10を備えている。なお、基板10の具体的な構成につては、後述する。
また、図1および図2に示すように、電力変換装置100は、電力変換用の半導体素子20を備えている。半導体素子20は、スイッチング素子からなる。また、半導体素子20は、基板10の表面10a(Z2方向側)に実装されるように構成されている。具体的には、図5および図6に示すように、半導体素子20は、表面実装型の半導体素子20である。半導体素子20の表面20a側には、ソースS、ドレインDおよびゲートDが設けられている。また、ソースS、ドレインDおよびゲートDは、ピン形状ではなく、平坦面形状を有する。そして、半導体素子20のソースS、ドレインDおよびゲートDは、基板10の導電層56(図9参照)に接続される。なお、半導体素子20は、ピンが存在しないQFN型(Quad For Non-Lead Package)である。
また、半導体素子20の裏面20b側には、半導体素子20から発熱される熱を放熱するためのサーマルパッド20cが設けられている。また、平面視において、サーマルパッド20cの面積は、ソースS、ドレインDおよびゲートDの各々の面積よりも大きい。なお、サーマルパッド20cは、特許請求の範囲の「導電性部材」の一例である。
また、図7に示すように、電力変換用の半導体素子20は、複数設けられている。複数の半導体素子20は、U相の上アームを構成する半導体素子20uuと、U相の下アームを構成する半導体素子20udとを含む。また、半導体素子20は、V相の上アームを構成する半導体素子20vuと、V相の下アームを構成する半導体素子20vdとを含む。また、半導体素子20は、W相の上アームを構成する半導体素子20wuと、W相の下アームを構成する半導体素子20wdとを含む。
また、図8および図9に示すように、電力変換装置100は、バスバー30を備えている。バスバー30は、基板10と別体で基板10の表面10a上に配置されている。また、バスバー30は、半導体素子20に電気的に接続される。また、バスバー30は、たとえば、銅などにより形成されている。また、図9に示すように、バスバー30は、半導体素子20に正電位(P)を印加する正電位バスバー30pと、半導体素子20に負電位(N)を印加する負電位バスバー30nとを含む。また、バスバー30は、3相の交流電力を出力する3つのバスバー30(U相バスバー30u、V相バスバー30vおよびW相バスバー30w)を含む。また、正電位バスバー30pおよび負電位バスバー30nは、電力変換装置100のX2方向側にY方向に沿って並ぶように配置されている。また、U相バスバー30u、V相バスバー30vおよびW相バスバー30wは、電力変換装置100のX1方向側にY方向に沿って並ぶように配置されている。なお、バスバー30は、特許請求の範囲の「導体」の一例である。また、U相バスバー30u、V相バスバー30vおよびW相バスバー30wは、特許請求の範囲の「出力用導体」の一例である。
ここで、第1実施形態では、図8に示すように、電力変換装置100は、半導体素子20と、バスバー30(正電位バスバー30p、負電位バスバー30n、U相バスバー30u、V相バスバー30vおよびW相バスバー30w)に跨るように配置される放熱部材40を備える。放熱部材40は、半導体素子20から発熱される熱と、バスバー30から発熱される熱とを放熱するように構成されている。具体的には、平面視において、放熱部材40は、基板10の略全体を覆うように設けられている。また、平面視において、放熱部材40は、基板10と同様に略長方形形状を有する。
また、第1実施形態では、放熱部材40は、半導体素子20およびバスバー30側に設けられるヒートスプレッダ41を含む。ヒートスプレッダ41は、半導体素子20のサーマルパッド20cとバスバー30とを絶縁するように構成されている。また、ヒートスプレッダ41は、平板形状を有する。また、平面視において、ヒートスプレッダ41は、基板10の略全体を覆うように設けられている。また、平面視において、ヒートスプレッダ41は、基板10と同様に略長方形形状を有する。また、放熱部材40は、ヒートシンク42を含む。ヒートシンク42は、ヒートスプレッダ41の半導体素子20およびバスバー30とは反対側に設けられる。また、ヒートシンク42は、導電性を有する金属(アルミニウムなど)により形成されている。また、ヒートシンク42は、複数の放熱フィン42aを含む。なお、ヒートスプレッダ41は、特許請求の範囲の「絶縁部」の一例である。また、ヒートシンク42は、特許請求の範囲の「導電性放熱部材」の一例である。
また、ヒートスプレッダ41は、セラミックスなどにより構成されている。具体的には、ヒートスプレッダ41は、窒化アルミや、窒化ケイ素などの比較的熱伝導性の高い材料を含むセラミックスなどにより構成されている。
また、第1実施形態では、図8に示すように、基板10に対するバスバー30の高さh2は、基板10に対する半導体素子20の高さh1よりも小さい。そして、バスバー30と放熱部材40との間には、導電性のペースト43(または、導電性の接着剤など)が配置されている。これにより、半導体素子20とバスバー30との上に平板形状のヒートスプレッダ41が配置された状態で、ヒートスプレッダ41は、水平面に沿った状態となる。
また、第1実施形態では、バスバー30の厚みt1は、基板10の後述する導電層50の厚みt2よりも大きい。たとえば、バスバー30の厚みt1は、約0.6mmである。また、基板10の導電層50の厚みt2は、約100μmである。
(基板の構成)
図8に示すように、基板10は、交互に積層された複数の導電層50(導電層51~56)および複数の絶縁層60を含む。具体的には、導電層50は、6層設けられている。そして、6層の導電層50の間に絶縁層60が設けられている。導電層50は、たとえば、銅により構成されている。絶縁層60は、たとえば、樹脂により構成されている。絶縁層60は、平面視において、略長方形形状を有する。絶縁層60は、たとえば数百μmの厚みを有する。
また、図9に示すように、半導体素子20は、6層目の導電層56に電気的に接続されている。また、正電位バスバー30p、負電位バスバー30n、U相バスバー30u、V相バスバー30vおよびW相バスバー30wも、6層目の導電層56に電気的に接続されている。具体的には、U相の上アームを構成する半導体素子20uuのドレインDと、V相の上アームを構成する半導体素子20vuのドレインDと、正電位バスバー30pとは、導電層56aに電気的に接続されている。また、U相の上アームを構成する半導体素子20uuのソースSと、U相の下アームを構成する半導体素子20udのドレインDと、U相バスバー30uとは、導電層56bに電気的に接続されている。
また、U相の下アームを構成する半導体素子20uuのソースSと、V相の下アームを構成する半導体素子20vdのソースSとは、導電層56cに電気的に接続されている。V相の上アームを構成する半導体素子20vuのソースSと、V相の下アームを構成する半導体素子20vdのドレインDと、V相バスバー30vとは、導電層56dに電気的に接続されている。
また、W相の上アームを構成する半導体素子20wuのドレインDは、導電層56eに電気的に接続されている。W相の上アームを構成する半導体素子20wuのソースSと、W相の下アームを構成する半導体素子20wdのドレインDと、W相バスバー30wとは、導電層56fに電気的に接続されている。また、W相の下アームを構成する半導体素子20wdのソースSと、負電位バスバー30nとは、導電層56gに電気的に接続されている。
また、図10に示すように、5層目の導電層55は、導電層55a、導電層55bおよび導電層55cを含む。
また、図11に示すように、4層目の導電層54は、導電層54a、導電層54bおよび導電層54cを含む。
また、図12に示すように、3層目の導電層53は、導電層53a、導電層53bおよび導電層53cを含む。
また、図13に示すように、2層目の導電層52は、導電層52a、導電層52b、および、GNDとしての導電層52cを含む。
ここで、第1実施形態では、図14に示すように、基板10の裏面10b側には、半導体素子20を制御するための制御部70が配置されている。具体的には、基板10の1層目の導電層51は、導電層51a、導電層51b、および、制御部70に電気的に接続される導電層51cを含む。なお、制御部70は、半導体素子20を駆動するゲートドライバなどを含む。また、1層目の導電層51aおよび51bには、正電位(P)と、負電位(N)との間に設けられるコンデンサ81なども電気的に接続されている。また、1層目の導電層51cには、DC-DCコンバータ82なども電気的に接続されている。
そして、図8に示すように、半導体素子20と制御部70とは、導電層50および絶縁層60が積層された基板10に設けられるスルーホールビア11を介して電気的に接続されている。なお、スルーホールビア11とは、基板10を貫通する導電性の部材である。また、スルーホールビア11は、基板10に設けられた貫通孔(スルーホール)に配置されている。また、スルーホールビア11と、導電層52~導電層55とは、絶縁されている。
また、図8~図14に示すように、正電位バスバー30pは、6層目の導電層56a、5層目の導電層55b、4層目の導電層54a、3層目の導電層53b、2層目の導電層52a、および、1層目の導電層51aに、スルーホールビア12を介して電気的に接続されている。なお、4層目の導電層54aの面積は比較的大きく、たとえば、絶縁層60の面積の1/2よりも大きい。
また、第1実施形態では、正電位バスバー30pは、インナビア13を介して、6層目の導電層56e、5層目の導電層55c、4層目の導電層54a、および、3層目の導電層53cに電気的に接続されている。なお、インナビア13は、特許請求の範囲の「第1ビア」の一例である。
また、負電位バスバー30nは、6層目の導電層56g、5層目の導電層55a、4層目の導電層54b、3層目の導電層53a、2層目の導電層52b、および、1層目の導電層51bに、スルーホールビア15を介して電気的に接続されている。なお、5層目の導電層55aの面積と、3層目の導電層53aの面積とは比較的大きく、たとえば、絶縁層60の面積の1/2よりも大きい。
また、第1実施形態では、負電位バスバー30nは、複数の導電層50のうちの正電位バスバー30pが接続される導電層50とは異なる導電層50にインナビア14を介して電気的に接続されている。具体的には、負電位バスバー30nは、インナビア14を介して、6層目の導電層56c、5層目の導電層55a、4層目の導電層54c、および、3層目の導電層53aに電気的に接続されている。なお、導電層54は、特許請求の範囲の「第1導電層」の一例である。また、導電層53および55は、特許請求の範囲の「第2導電層」の一例である。また、インナビア14は、特許請求の範囲の「第2ビア」の一例である。
そして、第1実施形態では、負電位バスバー30nに電気的に接続される5層目の導電層55aと、正電位バスバー30pに電気的に接続される4層目の導電層54aと、負電位バスバー30nに電気的に接続される3層目の導電層53aとは、導電層50と絶縁層60とが積層される方向(Z方向)から見て、オーバラップしている。つまり、5層目の導電層55aと、4層目の導電層54aと、3層目の導電層53aとによってラミネート構造が形成されている。
(第1実施形態の効果)
第1実施形態では、以下のような効果を得ることができる。
第1実施形態では、上記のように、電力変換装置100は、半導体素子20とバスバー30とに跨るように配置され、半導体素子20から発熱される熱とバスバー30から発熱される熱とを放熱するための放熱部材40を備える。これにより、半導体素子20から発熱される熱とバスバー30から発熱される熱とが、半導体素子20とバスバー30とに跨るように配置された放熱部材40により放熱される。その結果、半導体素子20から発生する熱を放熱する放熱部材40とバスバー30から発生する熱を放熱する放熱部材40とを別個に設ける場合と異なり、構成が複雑になるのを抑制しながら、電力変換用の半導体素子20およびバスバー30から発生する熱を放熱することができる。
また、第1実施形態では、上記のように、放熱部材40は、半導体素子20と、正電位バスバー30pと、負電位バスバー30nと、複数の出力用のバスバー30(U相バスバー30u、V相バスバー30vおよびW相バスバー30w)とに跨るように配置されている。これにより、放熱部材40を、半導体素子20と、正電位バスバー30pと、負電位バスバー30nと、U相バスバー30u、V相バスバー30vおよびW相バスバー30wとに対して別個に設ける場合と異なり、構成が複雑になるのをより抑制することができる。
また、第1実施形態では、上記のように、バスバー30の高さh2が半導体素子20の高さh1よりも小さい。これにより、放熱部材40とバスバー30との間に導電性のペースト43などを配置することによって、容易に、バスバー30(導電性のペースト43)と半導体素子20とに跨る放熱部材40を水平に保つことができる。
また、第1実施形態では、上記のように、バスバー30の厚みt1は、基板10の導電層50の厚みt2よりも大きい。これにより、バスバー30の断面積を比較的大きくすることができるので、バスバー30の電気的抵抗を低減することができる。その結果、バスバー30から発生する熱を低減することができる。
また、第1実施形態では、上記のように、少なくとも放熱部材40の半導体素子20側およびバスバー30側には、半導体素子20のサーマルパッド20cとバスバー30とを絶縁するヒートスプレッダ41が設けられている。これにより、半導体素子20とバスバー30とが短絡するのをヒートスプレッダ41により抑制しながら、電力変換装置100の構成が複雑になるのを抑制することができる。
また、第1実施形態では、上記のように、放熱部材40は、半導体素子20およびバスバー30側に設けられるヒートスプレッダ41と、ヒートスプレッダ41の半導体素子20およびバスバー30とは反対側に設けられる導電性を有するヒートシンク42とを含む。これにより、半導体素子20とバスバー30とが短絡するのをヒートスプレッダ41により抑制しながら、比較的一般的な導電性を有するヒートシンク42によって半導体素子20から発生した熱およびバスバー30から発生した熱を放熱することができる。
また、第1実施形態では、上記のように、半導体素子20と制御部70とは、導電層50および絶縁層60が積層された基板10に設けられるスルーホールビア11を介して電気的に接続されている。これにより、半導体素子20が基板10の表面10a側に配置され、制御部70が基板10の裏面10b側に配置されるので、比較的高い電圧が印加される基板10の表面10a側に対する制御部70の絶縁距離を確保することができる。
また、第1実施形態では、上記のように、正電位バスバー30pは、複数の導電層50のうちの導電層54aにインナビア13を介して電気的に接続され、負電位バスバー30nは、複数の導電層50のうちの導電層54aとは異なる導電層55aおよび導電層53aにインナビア14を介して電気的に接続されている。そして、導電層54aと、導電層55aおよび導電層53aとは、導電層50と絶縁層60とが積層される方向から見て、オーバラップしている。これにより、導電層54aと、導電層55aおよび導電層53aとが積層される(ラミネートされる)ので、正電位バスバー30pと負電位バスバー30nとの間のインダクタンスを低減することができる。その結果、半導体素子20がスイッチング素子などを含む場合のスイッチングサージを低減することができる。また、導電層54aと、導電層55aと、導電層53aとが絶縁層60によって封止さるので、絶縁距離を小さくすることができるとともに、導電層54a、導電層55aおよび導電層53aの面積を比較的大きくすることができる。
[第2実施形態]
図15を参照して、第2実施形態による電力変換装置200の構成について説明する。第2実施形態では、バスバー30側の導電層50から制御部70側の導電層50に熱が伝導するのを抑制するための熱伝導遮蔽部材201が設けられている。
図15に示すように、上記第1実施形態と同様に、基板10の裏面10b側(1層目)には、半導体素子20を制御するための制御部70が配置されている。また、基板10の表面10a側には、半導体素子20およびバスバー30が配置されている。
ここで、第2実施形態では、基板10には、バスバー30側の導電層50から制御部70側の導電層50に熱が伝導するのを抑制するための熱伝導遮蔽部材201が設けられている。具体的には、熱伝導遮蔽部材201は、2層目の導電層52と、3層目の導電層53との間に設けられている。つまり、熱伝導遮蔽部材201は、比較的高い電圧が印加され高温となる3層目~6層目と、比較的低い電圧が印加され比較的低温である1層目および2層目との間に設けられている。なお、3層目の導電層53、4層目の導電層54および5層目の導電層55は、特許請求の範囲の「導体用導電層」の一例である。また、1層目の導電層51および2層目の導電層52は、特許請求の範囲の「制御部用導電層」の一例である。
また、第2実施形態では、熱伝導遮蔽部材201は、板状の導電性を有する第1部分201aと、第1部分201aの表面側および裏面側を覆う絶縁性の第2部分201bとを含む。第1部分201aは、アルミニウムや銅などの比較的熱伝導率の高い部材からなる。また、第2部分201bは、ガラスエポキシ樹脂やセラミックスなどの絶縁部材からなる。また、第1部分201aの厚みは、バスバー30と同程度である。また、第2部分201bの厚みは、数百μmである。また、導電性を有する第1部分201aは、一定の電位(たとえば、負電位)に接続されている。
また、熱伝導遮蔽部材201と、2層目の導電層52と、3層目の導電層53とは、熱をかけながら圧接することにより、互いに固定される。
(第2実施形態の効果)
第2実施形態では、以下のような効果を得ることができる。
第2実施形態では、上記のように、3層目の導電層53と2層目の導電層52との間には、3層目の導電層53側から2層目の導電層52側に熱が伝導するのを抑制するための熱伝導遮蔽部材201が設けられている。これにより、比較的高温になる3層目の導電層53側から制御部70に熱が伝導するのを抑制することができるので、熱に起因する制御部70への悪影響を抑制することができる。
また、第2実施形態では、上記のように、熱伝導遮蔽部材201は、板状の導電性を有する第1部分201aと、第1部分201aの表面側および裏面10b側を覆う絶縁性の第2部分201bとを含む。これにより、板状の導電性を有する第1部分201aによって電磁波が遮蔽されるので、電磁波に起因する制御部70への悪影響を抑制することができる。
[変形例]
なお、今回開示された実施形態は、すべての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は、上記した実施形態の説明ではなく特許請求の範囲によって示され、さらに特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更(変形例)が含まれる。
たとえば、上記第1および第2実施形態では、基板に対するバスバーの高さは、基板に対する半導体素子の高さよりも小さい例を示したが、本発明はこれに限られない。たとえば、基板に対するバスバーの高さと、基板に対する半導体素子の高さとが略同一であってもよい。これにより、導電性のペーストなどを用いることなく、放熱部材を水平に保つことができる。
また、上記第1および第2実施形態では、基板が、複数の導電層および複数の絶縁層が交互に積層されることにより形成されている例を示したが、本発明はこれに限られない。たとえば、1つの導電層と、1つの絶縁層とが積層された基板に対して、半導体素子とバスバーとに跨るように放熱部材を配置する構成を適用することは可能である。
また、上記第1および第2実施形態では、基板が、6層の導電層により形成されている例を示したが、本発明はこれに限られない。たとえば、基板が、6層以外の層(4層など)の導電層により形成されていてもよい。
また、上記第1および第2実施形態では、放熱部材が、ヒートスプレッダとヒートシンクとにより構成されている例を示したが、本発明はこれに限られない。たとえば、図16に示す変形例のように、本発明の「放熱部材」として、セラミックスなどにより形成された放熱部材340を用いてもよい。これにより、部品点数を減らすことができる。
また、上記第1および第2実施形態では、半導体素子が、QFN型である例を示したが、本発明はこれに限られない。たとえば、半導体素子が、QFP型(Quad Flat Package)であってもよい。
また、上記第2実施形態では、熱伝導遮蔽部材が、板状の導電性を有する第1部分と絶縁性の第2部分とを含む例を示したが、本発明はこれに限られない。たとえば、熱伝導遮蔽部材が、説遠征を有するとともに熱の伝導を遮蔽可能な1つの部材により構成されていてもよい。
また、上記第1および第2実施形態では、本発明の「導体」の一例としてバスバーが用いられる例を示したが、本発明はこれに限られない。たとえば、本発明の「導体」の一例として、基板(プリント基板)上に形成される銅箔のパターンを用いてもよい。
10 基板
10a 表面
10b 裏面
11 スルーホールビア
13 インナビア(第1ビア)
14 インナビア(第2ビア)
20 半導体素子
20c サーマルパッド(導電性部材)
30 バスバー(導体)
30p 正電位バスバー
30n 負電位バスバー
30u U相バスバー(出力用導体)
30v V相バスバー(出力用導体)
30w W相バスバー(出力用導体)
40、340 放熱部材
41 ヒートスプレッダ(絶縁部)
42 ヒートシンク(導電性放熱部材)
50 導電層
51、52 導電層(制御部用導電層)
53、55 導電層(第2導電層、導体用導電層)
54 導電層(第1導電層、導体用導電層)
56 導電層(導体用導電層)
60 絶縁層
70 制御部
100、200 電力変換装置
201 熱伝導遮蔽部材
201a 第1部分
201b 第2部分

Claims (13)

  1. 基板と、
    前記基板の表面に実装される電力変換用の半導体素子と、
    前記基板と別体で前記基板の表面上に配置され、前記半導体素子に電気的に接続される導体と、
    前記半導体素子と前記導体とに跨るように配置され、前記半導体素子から発熱される熱と前記導体から発熱される熱とを放熱するための、前記半導体素子と前記導体とは絶縁されている放熱部材とを備える、電力変換装置。
  2. 前記導体は、前記半導体素子に正電位を印加する正電位導体と、前記半導体素子に負電位を印加する負電位導体と、3相の交流電力を出力する複数の出力用導体とを含み、
    前記放熱部材は、前記半導体素子と、前記正電位導体と、前記負電位導体と,
    前記複数の出力用導体とに跨るように配置されている、請求項1に記載の電力変換装置。
  3. 前記基板に対する前記導体の高さは、前記基板に対する前記半導体素子の高さ以下である、請求項1または2に記載の電力変換装置。
  4. 前記基板は、交互に積層された複数の導電層および複数の絶縁層を含み、
    前記導体の厚みは、前記基板の前記導電層の厚みよりも大きい、請求項1~3のいずれか1項に記載の電力変換装置。
  5. 前記半導体素子は、前記半導体素子の前記放熱部材側に設けられ、前記半導体素子から発熱される熱を放熱するための導電性部材を含み、
    少なくとも前記放熱部材の前記半導体素子側および前記導体側には、前記半導体素子の前記導電性部材と前記導体とを絶縁する絶縁部が設けられている、請求項1~4のいずれか1項に記載の電力変換装置。
  6. 前記放熱部材は、前記半導体素子および前記導体側に設けられる前記絶縁部と、前記絶縁部の前記半導体素子および前記導体とは反対側に設けられる導電性を有する導電性放熱部材とを含む、請求項5に記載の電力変換装置。
  7. 前記基板は、交互に積層された複数の導電層および複数の絶縁層を含み、
    前記基板の裏面側に配置され、前記半導体素子を制御するための制御部をさらに備え、
    前記半導体素子と前記制御部とは、前記導電層および前記絶縁層が積層された前記基板に設けられるスルーホールビアを介して電気的に接続されている、請求項1~6のいずれか1項に記載の電力変換装置。
  8. 前記導体は、前記半導体素子に正電位を印加する正電位導体と、前記半導体素子に負電位を印加する負電位導体とを含み、
    前記基板は、交互に積層された複数の導電層および複数の絶縁層を含み、
    前記正電位導体は、前記複数の導電層のうちの第1導電層に第1ビアを介して電気的に接続され、
    前記負電位導体は、前記複数の導電層のうちの前記第1導電層とは異なる第2導電層に第2ビアを介して電気的に接続されており、
    前記第1導電層と前記第2導電層とは、前記導電層と前記絶縁層とが積層される方向から見て、オーバラップしている、請求項1~7のいずれか1項に記載の電力変換装置。
  9. 前記基板の裏面側に配置され、前記半導体素子を制御するための制御部をさらに備え、
    前記基板は、前記導体に電気的に接続される導体用導電層と、前記基板の裏面側に設けられ前記制御部に電気的に接続される制御部用導電層とをさらに含み、
    前記導体用導電層と前記制御部用導電層との間には、前記導体用導電層側から前記制御部用導電層側に熱が伝導するのを抑制するための熱伝導遮蔽部材が設けられている、請求項1~8のいずれか1項に記載の電力変換装置。
  10. 前記熱伝導遮蔽部材は、板状の導電性を有する第1部分と、前記第1部分の表面側および裏面側を覆う絶縁性の第2部分とを含む、請求項9に記載の電力変換装置。
  11. 基板と、
    前記基板の表面に実装される電力変換用の半導体素子と、
    前記基板と別体で前記基板の表面上に配置され、前記半導体素子に電気的に接続される導体と、
    前記半導体素子と前記導体とに跨るように配置され、前記半導体素子から発熱される熱と前記導体から発熱される熱とを放熱するための放熱部材とを備え、
    前記導体は、前記半導体素子に正電位を印加する正電位導体と、前記半導体素子に負電位を印加する負電位導体と、3相の交流電力を出力する複数の出力用導体とを含み、
    前記放熱部材は、前記半導体素子と、前記正電位導体と、前記負電位導体と,
    前記複数の出力用導体とに跨るように配置されている、電力変換装置。
  12. 基板と、
    前記基板の表面に実装される電力変換用の半導体素子と、
    前記基板と別体で前記基板の表面上に配置され、前記半導体素子に電気的に接続される導体と、
    前記半導体素子と前記導体とに跨るように配置され、前記半導体素子から発熱される熱と前記導体から発熱される熱とを放熱するための放熱部材とを備え、
    前記導体は、前記半導体素子に正電位を印加する正電位導体と、前記半導体素子に負電位を印加する負電位導体とを含み、
    前記基板は、交互に積層された複数の導電層および複数の絶縁層を含み、
    前記正電位導体は、前記複数の導電層のうちの第1導電層に第1ビアを介して電気的に接続され、
    前記負電位導体は、前記複数の導電層のうちの前記第1導電層とは異なる第2導電層に第2ビアを介して電気的に接続されており、
    前記第1導電層と前記第2導電層とは、前記導電層と前記絶縁層とが積層される方向から見て、オーバラップしている、電力変換装置。
  13. 基板と、
    前記基板の表面に実装される電力変換用の半導体素子と、
    前記基板と別体で前記基板の表面上に配置され、前記半導体素子に電気的に接続される導体と、
    前記半導体素子と前記導体とに跨るように配置され、前記半導体素子から発熱される熱と前記導体から発熱される熱とを放熱するための放熱部材と、
    前記基板の裏面側に配置され、前記半導体素子を制御するための制御部と、を備え、
    前記基板は、前記導体に電気的に接続される導体用導電層と、前記基板の裏面側に設けられ前記制御部に電気的に接続される制御部用導電層とをさらに含み、
    前記導体用導電層と前記制御部用導電層との間には、前記導体用導電層側から前記制御部用導電層側に熱が伝導するのを抑制するための熱伝導遮蔽部材が設けられている、電力変換装置。
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