JP7275257B2 - 空気調和装置 - Google Patents

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Description

本発明は、空気調和装置に関する。
特開2016-080208号公報には、ベルマウスの上記空気吸込口側の空気吸込面とは反対の背面側に配置された風向板を備える空気調和機が開示されている。風向板は、遠心ファンの回転方向に対して垂直な方向に延在している。
特開2016-080208号公報
しかしながら、上記空気調和機では、風向板が遠心ファンの回転方向に対して垂直な方向に延在しているため、風向板の外周端部で気流が剥離しやすく、剥離に伴い通風抵抗圧力損失が増大しやすい。その結果、上記空気調和機では、遠心ファンの駆動効率が比較的低くなる。
本発明の主たる目的は、上記空気調和機と比べて、遠心ファンの駆動効率が高い空気調和装置を提供することにある。
本発明に係る空気調和装置は、遠心ファンと、空気を遠心ファンに導くベルマウスと、遠心ファンの回転軸に対する径方向において、ベルマウスよりも外周側に配置されている導風部材とを備える。導風部材は、遠心ファンの回転方向において前側を向いた前面を有している。導風部材の前面は、径方向において、最も内周側に位置する第1端部と、最も外周側に位置する第2端部とを有している。第1端部は、回転方向において、第2端部よりも前側に配置されている。
本発明によれば、上記空気調和機と比べて、遠心ファンの駆動効率が高い空気調和装置を提供することができる。
実施の形態1に係る空気調和装置の断面図である。 図1に示される空気調和装置の部分斜視図である。 図1に示される空気調和装置の部分平面図である。 図3に示される部分平面図において遠心ファンの回転方向と導風部材の周囲の気流とを示す図である。 図1に示される空気調和装置を示す部分側面図である。 実施の形態2に係る空気調和機を示す部分側面図である。 実施の形態3に係る空気調和装置を示す部分平面図である。 実施の形態4に係る空気調和装置を示す部分平面図である。 実施の形態5に係る空気調和装置を示す部分平面図である。 図9に示される距離Mに対する距離Lの比率L/Mと、図9に示される空気調和装置の遠心ファンを回転させるための消費電力との関係を示すグラフである。 実施の形態6に係る空気調和装置を示す斜視図である。 実施の形態7に係る空気調和装置を示す断面図である。 実施の形態1に係る空気調和装置の変形例を示す部分平面図である。
以下、図面に基づいて本発明の実施の形態を説明する。なお、以下の図面において同一または相当する部分には同一の参照番号を付しその説明は繰返さない。
実施の形態1.
図1~図4は、実施の形態1に係る空気調和装置100を示す図である。図1および図2に示されるように、実施の形態1に係る空気調和装置100は、遠心ファン10と、ベルマウス20と、導風部材30と、熱交換器40と、ケーシング50と、モータ60とを備える。遠心ファン10は、モータ60によって、回転中心軸Oを中心として回転される。以下、回転中心軸Oが延在する方向、回転中心軸Oに対する径方向、および遠心ファン10の回転方向を、単に軸方向、径方向、および回転方向とよぶ。なお、図1において、遠心ファン10については回転中心軸Oを通る断面の構成が示されているが、ベルマウス20および導風部材30については上記断面と平行な断面の構成が示されている。また、図2では、遠心ファン10、ベルマウス20、および導風部材30以外の部品の図示が省略されている。図3では、ベルマウス20および導風部材30以外の部品の図示が省略されている。図4では、ベルマウス20、導風部材30、および熱交換器40以外の部品の図示が省略されている。
遠心ファン10は、回転中心軸Oに対して任意の位数の回転対称とされている。遠心ファン10は、主板11と、複数の翼12と、側板13とを含む。遠心ファン10には、上記径方向の中央に配置されておりかつ上記軸方向に向いて開口している吸込口14と、吸込口14よりも上記径方向の外側に配置されておりかつ上記軸方向とは交差する方向に向いて開口する吹出口15とが設けられている。
主板11は、モータ60の回転軸に固定されている。主板11は、上記径方向の中央に配置されておりかつ主板11を側板13側から視たときに吸込口14に向かって凸状であるボス部を有している。主板11は、例えば上記径方向においてボス部を囲むように設けられておりかつ上記回転軸に垂直な方向に延びている平坦部をさらに有している。
複数の翼12の各々は、主板11と側板13との間に配置されている。各翼12は、例えば主板11の上記平坦部と側板13との間を接続している。各翼12は、上記回転方向において互いに間隔を隔てて配置されている。各翼12の内周端部は、例えばボス部の外周端部よりも外周側に配置されている。
側板13は、上記回転方向に沿って環状に設けられている。側板13は、遠心ファン10との吸込口14を形成するように設けられている内周端部13aと、主板11との間に吹出口15を形成するように設けられている外周端部13bとを有している。内周端部13aは、上記軸方向において、外周端部13bよりも主板11の上記平坦部から離れた位置に配置されている。上記回転中心軸Oに沿った断面において、側板13は、曲率中心が上記径方向において側板13よりも外周側に配置された湾曲形状を有している。
遠心ファン10を上記軸方向から視たときに、吸込口14の平面形状は、回転中心軸Oを中心とする円形である。遠心ファン10は、上記回転方向に並んで配置された複数の吹出口15を有している。各吹出口15は、上記軸方向において主板11と側板13との間に配置され、かつ上記回転方向において隣り合う2つの翼12間に配置されている。
ベルマウス20は、空気調和装置100が駆動されたときにケーシング50の内部に流入した空気を遠心ファン10に導くように設けられている。さらに、ベルマウス20は、ケーシング50の内部において、ケーシング50に設けられた吸気口51と遠心ファン10の吸込口14との間に位置する上流側空間と、遠心ファン10の吹出口15とケーシング50に設けられた吹出口52との間に位置する下流側空間とを仕切るように設けられている。
ベルマウス20は、上記軸方向において、遠心ファン10の側板13に対して主板11とは反対側に配置されている。ベルマウス20は、第1部21および第2部22を含む。第1部21および第2部22は、上記回転方向に沿って環状に設けられている。第1部21は、第2部22よりも内周側に配置されている。第1部21は、ベルマウス20の内周端部23を成している内周端部と、第2部22の内周端部と接続されている外周端部とを有している。ベルマウス20の内周端部23は、上記径方向において遠心ファン10との吸込口14よりも内周側に配置されており、かつ上記軸方向において吸込口14よりも主板11側に配置されている。第1部21は、上記回転中心軸Oに沿った断面において回転中心軸Oを挟んで対向する2点間の距離が上記軸方向において遠心ファン10側に向かうにつれて漸次短くなるように、設けられている。上記回転中心軸Oに沿った断面において、第1部21は、曲率中心が上記径方向において第1部21よりも外周側に配置された湾曲形状を有している。第2部22は、第1部21の上記外周端部と接続されている上記内周端部と、ケーシング50と接続されている外周端部とを有している。第2部22は、例えば上記径方向に沿って延びる平坦部を有している。
ベルマウス20を上記軸方向から視たときに、ベルマウス20の内周端部23の平面形状は、回転中心軸Oを中心とする円形である。
ベルマウス20は、上記上流側空間に面している第1面20Aと、第1面20Aとは反対側に位置する第2面20Bとを有している。第1部21は、上記径方向において内周を向いた内周面と、上記径方向において外周を向いた外周面とを有している。第2部22は、上記軸方向において吸気口51側を向いた正面と、上記軸方向において遠心ファン10側を向いた背面とを有している。第1面20Aは、第1部21の内周面および第2部22の正面から成る。第2面20Bは、第1部21の外周面および第2部22の背面から成る。
熱交換器40は、上記径方向において遠心ファン10の吹出口15と対向するように配置されている。熱交換器40は、遠心ファン10の吹出口15を囲むように配置されている。熱交換器40は、遠心ファン10側を向いた吸気面41を有している。遠心ファン10の吹出口15から吹き出された気体は、熱交換器40において、熱交換器40の内部を流れる冷媒と熱交換する。
熱交換器40を上記軸方向から視たときに、熱交換器40の吸気面41の形状は、例えば略四角形状である。吸気面41は、上記回転方向において並んで配置された第1吸気面41Aおよび第2吸気面41Bを有している。第2吸気面41Bは、第1吸気面41Aよりも上記回転方向において前側に配置されており、かつ第1吸気面41Aと交差する方向に延びている。ベルマウス20の内周端部23と熱交換器40の吸気面41との間の上記径方向の距離は、上記回転方向において変化する。言い換えると、ベルマウス20の内周端部23と熱交換器40の吸気面41との間に形成される環状空間は、上記径方向の幅が相対的に狭い狭小空間部と、上記径方向の幅が狭小空間部よりも広い広大空間部とを含む。上記狭小空間部と上記広大空間部とは、上記回転方向に連なっている。
ベルマウス20の内周端部23と第1吸気面41Aとの間には、第1狭小空間部と、第1および第2広大空間部とが形成されている。第1広大空間部は、第1狭小空間部よりも上記回転方向の後側に配置されている。第2広大空間部は、第1狭小空間部よりも上記回転方向の前側に配置されている。ベルマウス20の内周端部23と第2吸気面41Bとの間には、第2狭小空間部と、第3および第4広大空間部とが形成されている。第3広大空間部は、第2広大空間部よりも上記回転方向の前側に配置されており、かつ第2狭小空間部よりも上記回転方向の後側に配置されている。第4広大空間部は、第2狭小空間部よりも上記回転方向の前側に配置されている。第1広大空間部、第1狭小空間部、第2広大空間部、第3広大空間部、第2狭小空間部、および第4広大空間部は、上記回転方向の後側から前側に向けて順に連なっている。
ケーシング50は、遠心ファン10、ベルマウス20、導風部材30および熱交換器40を内部に収容している。ケーシング50には、吸込口14の下方に室内の空気を吸込口14に取り込むための吸気口51が設けられている。吸気口51には、例えばグリルが取り付けられている。上記径方向において吸気口51よりも外側には、遠心ファン10の吹出口15から吹出され、熱交換器40において冷媒と熱交換された空気を室内に吹き出すための複数の吹出口52が設けられている。ケーシング50は、熱交換器40の下方に配置されたドレインパン53を含む。ドレインパン53は、ケーシング50の内部において、吹出口15と吹出口52との間に配置されている。
図1および図4に示されるように、導風部材30は、上記径方向において、ベルマウス20よりも外周側、かつ熱交換器40よりも内周側に配置されている。導風部材30は、例えばベルマウス20の第2面20Bに接続されている。導風部材30は、例えば第1部21の上記外周面および第2部22の上記背面と接続されている。
図2および図3に示されるように、導風部材30は、上記回転方向において前側を向いた前面30Aと、上記回転方向において後側を向いた後面30Bとを有している。前面30Aおよび後面30Bは、例えば平面である。
導風部材30の前面30Aは、上記径方向において、最も内周側に位置する第1端部31と、最も外周側に位置する第2端部32とを含む。導風部材30の第1端部31は、例えばベルマウス20の第1部21の上記外周面と接続されている。
導風部材30の前面30Aは、上記軸方向において、遠心ファン10に最も近い位置にある上方端部35と、上方端部35とは反対側に位置する下方端部36とをさらに含む。導風部材30の下方端部36は、例えばベルマウス20の第1部21の上記外周面および第2部22の上記背面と接続されている。
図3に示されるように、第1端部31は、遠心ファン10の回転方向において、第2端部32よりも前側に配置されている。ベルマウス20を上記軸方向から視たときに、第1端部31を通るベルマウス20の接線に対し、導風部材30の前面30Aが成す第1角度θ(図3参照)は、0度超え90度未満である。上記第1角度θは、好ましくは15度以上75度未満であり、より好ましくは30度以上60度未満である。なお、第1角度θは、導風部材30の内角である。
導風部材30の後面30Bは、上記径方向において、最も内周側に位置する第3端部33と、最も外周側に位置する第4端部34とを含む。第3端部33は、遠心ファン10の回転方向において、第4端部34よりも前側に配置されている。
図3に示されるように、導風部材30の前面30Aは、当該導風部材30の第2端部32に最も近い位置に配置された熱交換器40の第1吸気面41Aに対して直交する方向に延在している。なお、本明細書における直交とは、製造工程上で発生する形状のばらつきなどによる歪みおよびずれを考慮して、実質的に直交と見なせる構成を含む概念である。導風部材30の前面30Aが熱交換器40の第1吸気面41Aに対して成す角度は、例えば85度以上95度以下である。
図3に示されるように、導風部材30の前面30Aは、例えば当該導風部材30の第2端部32に最も近い位置に配置された第1吸気面41Aよりも上記回転方向の前側に位置し、かつ第1吸気面41Aと交差する方向に延びる第2吸気面41Bと平行に延在している。なお、本明細書における平行とは、製造工程上で発生する形状のばらつきなどによる歪みおよびずれを考慮して、実質的に平行と見なせる構成を含む概念である。導風部材30の前面30Aが熱交換器40の第2吸気面41Bに対して成す角度は、例えば-5度以上5度以下である。
図3に示されるように、導風部材30は、上記径方向においてベルマウス20と熱交換器40との間を最短距離で結ぶ仮想線分と間隔を隔てて配置されている。具体的には、導風部材30は、上記径方向においてベルマウス20の内周端部23と熱交換器40の第1吸気面41Aとの間を最短距離で結ぶ第1仮想線分VL1、および上記径方向においてベルマウス20の内周端部23と熱交換器40の第2吸気面41Bとの間を最短距離で結ぶ第2仮想線分VL2と、上記回転方向において間隔を隔てて配置されている。導風部材30は、上記第1仮想線分よりも上記回転方向の前側に配置されている。言い換えると、導風部材30の後面30Bは、上記第1仮想線分VL1よりも、第2吸気面41B側に配置されている。導風部材30の前面30Aは、上記第2仮想線分VL2よりも上記回転方向の後側に配置されている。言い換えると、導風部材30は、上記第2仮想線分VL2よりも、第1吸気面41A側に配置されている。異なる観点から言えば、導風部材30は、上記第2広大空間部内に配置されている。
導風部材30の前面30Aは、例えば上記軸方向に沿って延びている。導風部材30を上記軸方向から視たときに、上方端部35および下方端部36は、例えば重なるように設けられている。導風部材30は、例えばベルマウス20の第2部22の上記平坦部と直交している。導風部材30は、例えば板状部材である。導風部材30の前面30Aと後面30Bとは、平行である。
図1および図5に示されるように、上記回転中心軸Oと直交しかつ遠心ファン10の側板13の内周端部13aを通る仮想面VS1を考える。導風部材30の上方端部35と仮想面VS1との間の上記回転軸に沿った方向の距離Kは、上記径方向における上方端部35の位置によらず一定である。なお、導風部材30の前面30Aの上方端部35は、上記回転中心軸Oと直交する面に沿って延びている。導風部材30の上方端部35とベルマウス20の第2部分22との間の上記回転軸に沿った方向の距離は、上記径方向における上方端部35の位置によらず一定である。
導風部材30を構成する材料は、任意の材料であればよいが、例えば樹脂を含む。導風部材30は、中実であってもよいし、中空であってもよい。導風部材30は、例えばベルマウス20と別体として構成されている。この場合、導風部材30は、ベルマウス20と任意の方法により固定されていればよく、例えば溶接または接着されている。また、導風部材30は、ベルマウス20と一体として構成されていてもよい。この場合、ベルマウス20および導風部材30は、射出成型などによって形成されていてもよい。
<作用効果>
上述した従来の空気調和機では、風向板が遠心ファンの回転方向に対して垂直な方向に延在しているため、風向板の外周端部で気流が剥離しやすく、剥離に伴い圧力損失が増大しやすい。その結果、上記従来の空気調和機では、遠心ファンの駆動効率が比較的低くなり、遠心ファンを駆動するためのファンモータの消費電力およびファンモータの騒音が大きくなる。
これに対し、空気調和装置100は、吸気口51および吹出口52が設けられたケーシング50と、ケーシング50内に収容されており、吸気口51からケーシング50内に流入した空気を吹出口52に送り出す遠心ファン10と、ケーシング50内に収容されており、吸気口51からケーシング50内に流入した空気を遠心ファン10に導くベルマウス20と、ケーシング50内に収容されており、上記径方向において、ベルマウス20よりも外周側に配置されている導風部材30とを備える。導風部材30は、上記回転方向において前側に位置する前面30Aを有している。導風部材30の前面30Aは、上記径方向において、最も内周側に位置する第1端部31と、最も外周側に位置する第2端部32とを有している。第1端部31は、上記回転方向において、第2端部32よりも前側に配置されている。言い換えると、空気調和装置100では、上記第1角度θが90度未満である。
空気調和装置100において、導風部材30の前面30A側に形成される気流FLは、図4中において矢印で示される。図4に示されるように、導風部材30の前面30A側には、上記回転方向に沿った第1の気流(旋回流)と、熱交換器40に流入できずに熱交換器40から離れる方向への第2の気流とが合流することにより、気流FLが形成される。
導風部材30の第1端部31は、遠心ファン10の回転方向において第2端部32よりも前側に配置されている。そのため、上記第1の気流は導風部材30によって妨げられる一方で、上記第2の気流は導風部材30に沿って流れる。そのため、空気調和装置100では、上述した従来の空気調和機と比べて、導風部材30の第2端部32の前面30A側での気流の剥離が生じにくく、剥離に伴う圧力損失の増大が抑制されている。その結果、空気調和装置100のファンモータの消費電力および騒音は従来の空気調和機と比べて低減されている。
また、導風部材30が設けられておらず上記第1の気流が妨げられない空気調和装置では、モータから遠心ファンに与えられた回転エネルギーの一部が第1の気流の運動エネルギーとして消費されるため、遠心ファンの駆動効率は低い。これに対し、上記第1の気流が導風部材30によって妨げられる空気調和装置100では、上記第1の気流が妨げられない空気調和装置と比べて、遠心ファン10の駆動効率が高い。
なお、上記第2の気流は、上記回転方向において導風部材30の前側を第2端部32から第1端部31に向けて流れたのち、第1端部31よりも前側において遠心ファン10の吹出口15から吹き出された気体の流れと合流して、熱交換器40の第2吸気面41Bに流入し得る。その結果、空気調和装置100では、上記従来の空気調和機と比べて、遠心ファン10の駆動効率および熱交換効率が同時に高められている。
空気調和装置100において、ベルマウス20は、上記径方向において外周側を向いた外周面(第1部21の外周面)を有している。導風部材30の第1端部31は、ベルマウス20の外周面と接続されている。
このような導風部材30は、第1端部31がベルマウス20の外周面と間隔を隔てて配置されている導風部材30と比べて、上記第1の気流をより効果的に妨げる。
空気調和装置100は、ケーシング50内に収容されており、遠心ファン10と吹出口52との間に配置された熱交換器40をさらに備える。熱交換器40は、遠心ファン10側を向いた吸気面41を有している。導風部材30は、上記径方向において吸気面41よりも内側に配置されている。導風部材30は、当該導風部材30の第2端部32に最も近い位置に配置された熱交換器40の第1吸気面41Aに対して直交する方向に延在している。
このようにすれば上記第1角度θが比較的大きくなるため、上記第1角度θが比較的小さい場合と比べて、導風部材30が上記第1の気流をより効果的に妨げる。
なお、空気調和装置100では、ベルマウス20の熱交換器40との間に形成される環状空間を流れる気体の流速は、上記回転方向の位置に応じて変化する。上記狭小空間部を流れる気体の流速は、上記広大空間部を流れる気体の流速よりも速くなる。そのため、導風部材30を上記軸方向から視たときに導風部材30が上記仮想線分と重なるように配置されている場合、すなわち導風部材30が狭小空間部に配置されている場合、狭小空間部を流れる比較的高速の気体が導風部材30に衝突することにより、当該気体の圧力損失が高くなる。
これに対し、空気調和装置100では、導風部材30は、上記径方向においてベルマウス20と熱交換器40との間を最短距離で結ぶ仮想線分と、上記回転方向において間隔を隔てて配置されている。すなわち、導風部材30は、上記狭小空間部に配置されておらず、上記広大空間部に配置されている。そのため、空気調和装置100では、導風部材30が上記第1の気流をより効果的に妨げながらも、上記第1の気流が導風部材30に衝突することに伴う圧力損失の増大が抑制されている。
実施の形態2.
図6は、実施の形態2に係る空気調和装置101を第1吸気面41A側から視た側面図である。実施の形態2に係る空気調和装置101は、実施の形態1に係る空気調和装置100と基本的に同様の構成を備えるが、導風部材30の上方端部35が上記回転方向において下方端部36よりも後側に配置されている点で、空気調和装置100とは異なる。なお、図6では、遠心ファン10、ベルマウス20、および導風部材30以外の部品の図示が省略されている。導風部材30の前面30Aは、上記軸方向において、遠心ファン10側に向いている。
このような空気調和装置101では、空気調和装置100と比べて、導風部材30の前面30A側での気流の剥離がさらに生じにくい。そのため、空気調和装置101のファンモータの消費電力および騒音は従来の空気調和機と比べて大きく低減されている。
空気調和装置101では、少なくとも上記径方向において外周側に位置する導風部材30の外周端部において、上方端部35が上記回転方向において下方端部36よりも後側に配置されていればよい。上記径方向において内周側に位置する導風部材30の内周端部においては、導風部材30を上記軸方向から視たときに上方端部35および下方端部36が重なるように設けられていてもよい。導風部材30は、例えば板状部材がねじれたように設けられていてもよい。
実施の形態3.
図7は、実施の形態3に係る空気調和装置102の部分平面図である。実施の形態3に係る空気調和装置102は、実施の形態1に係る空気調和装置100と基本的に同様の構成を備えるが、導風部材30を上記軸方向から視たときに、導風部材30の前面30Aが上記回転方向の前側に向かって凸状に設けられている点で、空気調和装置100とは異なる。なお、図7では、ベルマウス20および導風部材30以外の部品の図示が省略されている。
前面30Aは、例えば1つの曲面として構成されている。なお、空気調和装置102の前面30Aは、上記回転方向の前側に向かって凸状に設けられている限りにおいて任意の構成を備えていればよく、例えば屈曲面として構成されていてもよい。この場合、前面30Aは、例えば上記径方向に対する傾きが互いに異なる複数の平面を含む。
このような空気調和装置102では、空気調和装置100と比べて、導風部材30の前面30A側での気流の剥離がさらに生じにくい。そのため、空気調和装置102のファンモータの消費電力および騒音は従来の空気調和機と比べて大きく低減されている。
なお、空気調和装置102は、上記点を除き、空気調和装置101と同様の構成を備えていてもよい。空気調和装置102において、導風部材30の上方端部35は、上記回転方向において下方端部36よりも後側に配置されていてもよい。
実施の形態4.
図8は、実施の形態4に係る空気調和装置103の部分平面図である。実施の形態4に係る空気調和装置103は、実施の形態1に係る空気調和装置100と基本的に同様の構成を備えるが、上記回転方向における前面30Aの第1端部31と後面30Bとの間の距離が、上記回転方向における前面30Aの第2端部32と後面30Bとの間の距離よりも長い点で、空気調和装置100とは異なる。なお、図8では、ベルマウス20および導風部材30以外の部品の図示が省略されている。
ベルマウス20を上記軸方向から視たときに、第1端部31を通るベルマウス20の接線に対して導風部材30の前面30Aが成す上記第1角度θは、第3端部33を通るベルマウス20の接線に対して導風部材30の後面30Bが成す第2角度θ2よりも、小さい。なお、第2角度θ2は、導風部材30の外角である。言い換えると、上記回転方向における導風部材30の幅は、上記径方向において内周側から外周側に向かうにつれて漸次狭くなっている。
空気調和装置103における第1角度θは、図3に示される空気調和装置100における第1角度θよりも小さい。第1角度θは、0度超え第2角度θ2未満である。第2角度θ2は、例えば0度超え90度未満である。
このような空気調和装置103では、空気調和装置100と比べて、導風部材30の前面30A側において気流の剥離がさらに生じにくい。そのため、空気調和装置103のファンモータの消費電力および騒音は従来の空気調和機と比べて大きく低減されている。
なお、図8に示される空気調和装置103では、後面30Bの第3端部33は、上記回転方向において、第4端部34よりも前側に配置されているが、これに限られるものではない。空気調和装置103では、第1端部31が上記回転方向において第2端部32よりも前側に配置されている限りにおいて、後面30Bの第3端部33が上記回転方向において第4端部34よりも後側に配置されていてもよい。言い換えると、導風部材30の外角である上記第2角度は鈍角であってもよい。
なお、空気調和装置103は、上記点を除き、空気調和装置101または空気調和装置102と同様の構成を備えていてもよい。空気調和装置103において、導風部材30の上方端部35は、上記回転方向において下方端部36よりも後側に配置されていてもよい。空気調和装置103において、導風部材30の前面30Aが上記回転方向の前側に向かって凸状に設けられていてもよい。
実施の形態5.
図9は、実施の形態5に係る空気調和装置104の部分平面図である。実施の形態5に係る空気調和装置104は、実施の形態1に係る空気調和装置100と基本的に同様の構成を備えるが、後述する比率L/Mが0.2以上0.5以下である点で、空気調和装置100とは異なる。言い換えると、空気調和装置100では比率L/Mの値は特に制限されていないが、空気調和装置104では比率L/Mが0.2以上0.5以下に制限されている。なお、図9では、ベルマウス20、導風部材30、および熱交換器40以外の部品の図示が省略されている。
図9に示されるように、導風部材30の上記径方向の寸法をLとする。寸法Lは、導風部材30の第1端部31と第2端部32との間の上記径方向の距離である。導風部材30の第2端部32と回転中心軸Oとを結ぶ仮想線分上での、ベルマウス20の第2面20Bと吸気面41との間の距離をMとする。空気調和装置104において、上記距離Mに対する寸法Lの比率L/Mは、0.2以上0.5以下である。
図10は、上記比率L/Mとファンモータの消費電力との関係を示すグラフである。図10の横軸は上記比率L/Mを示し、図10の縦軸はファンモータの消費電力を示す。図10に示されるように、上記比率L/Mが0.2未満の場合、上記比率L/Mが0.2以上である場合と比べて消費電力が増大する。これは、上記比率L/Mが0.2未満の場合、上記比率L/Mが0.2以上である場合と比べて、上記第1の流れ(旋回流)を抑制する効果が小さくなるためである。また、上記比率L/Mが0.5超えの場合、上記比率L/Mが0.5以下である場合と比べて消費電力が増大する。これは、上記比率L/Mが0.5超えの場合、上記比率L/Mが0.5以下である場合と比べて、導風部材30が熱交換器40に接近して、熱交換器40に流入する気流に対する通風抵抗が大きくなるためである。よって、空気調和装置104では、上記比率L/Mが0.2以上0.5以下であるため、上記比率L/Mが0.2未満または0.5超えとされた空気調和装置100と比べて、消費電力が低減される。そのため、空気調和装置104のファンモータの消費電力および騒音は従来の空気調和機と比べて大きく低減されている。
なお、空気調和装置104は、上記点を除き、空気調和装置101、空気調和装置102または空気調和装置103と同様の構成を備えていてもよい。空気調和装置104において、導風部材30の上方端部35は、上記回転方向において下方端部36よりも後側に配置されていてもよい。空気調和装置104において、導風部材30の前面30Aが上記回転方向の前側に向かって凸状に設けられていてもよい。空気調和装置104において、上記回転方向における前面30Aの第1端部31と後面30Bとの間の距離が、上記回転方向における前面30Aの第2端部32と後面30Bとの間の距離よりも長くてもよい。
実施の形態6.
図11は、実施の形態6に係る空気調和装置105の斜視図である。実施の形態6に係る空気調和装置105は、実施の形態1に係る空気調和装置100と基本的に同様の構成を備えるが、空気調和装置105では、上記回転軸に沿った方向において、導風部材30の外周端部とベルマウス20の第2部22との間の距離が上記径方向において内周側から外周側に向かうにつれて短くなっている点で、空気調和装置100とは異なる。なお、図11では、遠心ファン10、ベルマウス20、および導風部材30以外の部品の図示が省略されている。
上記回転軸に沿った方向において、導風部材30の第2端部32と遠心ファン10との間の距離および導風部材30の第4端部34と遠心ファン10との間の距離は、上記径方向において内周側から外周側に向かうにつれて長くなっている。
言い換えると、上記径方向において、導風部材30の外周端部と熱交換器40の吸気面41(図4参照)との間の距離は、上記回転軸に沿った方向において遠心ファン10側に向かうにつれて長くなっている。上記径方向において、導風部材30の第2端部32と熱交換器40の第1吸気面41A(図4参照)との間の距離および導風部材30の第4端部34と第1吸気面41Aとの間の距離は、上記回転軸に沿った方向において遠心ファン10側に向かうにつれて長くなっている。
このような空気調和装置105では、空気調和装置100と比べて、熱交換器40に流入する気流に対する通風抵抗が低減されている。そのため、空気調和装置105のファンモータの消費電力および騒音は従来の空気調和機と比べて大きく低減されている。
なお、空気調和装置105は、上記点を除き、空気調和装置101、空気調和装置102、空気調和装置103、または空気調和装置104と同様の構成を備えていてもよい。空気調和装置105において、導風部材30の上方端部35は、上記回転方向において下方端部36よりも後側に配置されていてもよい。空気調和装置105において、導風部材30の前面30Aが上記回転方向の前側に向かって凸状に設けられていてもよい。空気調和装置105において、上記回転方向における前面30Aの第1端部31と後面30Bとの間の距離が、上記回転方向における前面30Aの第2端部32と後面30Bとの間の距離よりも長くてもよい。空気調和装置105において、比率L/Mが0.2以上0.5以下であってもよい。
実施の形態7.
図12は、実施の形態7に係る空気調和装置106の断面図である。実施の形態7に係る空気調和装置106は、実施の形態1に係る空気調和装置100と基本的に同様の構成を備えるが、上記回転軸に沿った方向において、導風部材30の上方端部35と仮想面VS1との間の上記回転軸に沿った方向の距離が上記径方向において内周側から外周側に向かうにつれて長くなっている点で、空気調和装置100とは異なる。言い換えると、空気調和装置105では、上記回転軸に沿った方向において、導風部材30の上方端部35とベルマウス20の第2部22との間の距離が上記径方向において内周側から外周側に向かうにつれて短くなっている。なお、図12では、遠心ファン10、ベルマウス20、および導風部材30以外の部品の図示が省略されている。
導風部材30の前面30Aの上方端部35は、上記仮想面VS1と交差する方向に延びている。上記回転中心軸Oと直交しかつ導風部材30の上方端部35の上記径方向の外周端部を通る仮想面VS2と、上記回転中心軸Oと直交しかつ導風部材30の上方端部35の上記径方向の内周端部を通る仮想面VS3とを考える。導風部材30の上方端部35と仮想面VS1との間の上記回転軸に沿った方向の距離は、仮想面VS1と仮想面VS3との間の距離以上、仮想面VS1と仮想面VS2との間の距離以下である。仮想面VS1と仮想面VS3との間の距離はゼロであってもよい。また、仮想面VS3は仮想面VS1よりも遠心ファン10の主板12側に配置されていてもよい。
上記回転軸に沿った方向において、導風部材30の外周端部とベルマウス20の第2部22との間の距離は、例えば上記径方向において一定である。
このような空気調和装置106では、空気調和装置100と比べて、導風部材30に気流が衝突することに伴う圧力損失の増大、および上記衝突に伴う騒音の発生が抑制されている。そのため、空気調和装置106のファンモータの消費電力および騒音は従来の空気調和機と比べて大きく低減されている。
なお、空気調和装置106は、上記点を除き、空気調和装置101、空気調和装置102、空気調和装置103、空気調和装置104、または空気調和装置105と同様の構成を備えていてもよい。空気調和装置106において、導風部材30の上方端部35は、上記回転方向において下方端部36よりも後側に配置されていてもよい。空気調和装置106において、導風部材30の前面30Aが上記回転方向の前側に向かって凸状に設けられていてもよい。空気調和装置106において、上記回転方向における前面30Aの第1端部31と後面30Bとの間の距離が、上記回転方向における前面30Aの第2端部32と後面30Bとの間の距離よりも長くてもよい。空気調和装置106において、比率L/Mが0.2以上0.5以下であってもよい。空気調和装置106において、上記回転軸に沿った方向において、導風部材30の外周端部とベルマウス20の第2部22との間の距離が上記径方向において内周側から外周側に向かうにつれて短くなっていてもよい。
実施の形態1~7に係る空気調和装置100~106は、複数の導風部材30を備えていてもよい。図13は、複数の導風部材30を備える空気調和装置100を示す部分平面図である。図13に示されるように、複数の導風部材30の各々は、例えば回転中心軸Oに対し互いに回転対称性を有するように設けられている。複数の導風部材30の各々は、例えば回転中心軸Oに対し互いに回転対称性を有するように設けられている。熱交換器40を上記延在方向から見たときに吸気面41が四角形状である場合、複数の導風部材30は、例えば4回の回転対称性を有している。なお、複数の導風部材30の各々は、上述した構成を備えている限りにおいて、互いに異なる構成を備えていてもよい。複数の導風部材30の各々は、例えば熱交換器40の構成に応じて適宜設定され得る。
以上のように本発明の実施の形態について説明を行なったが、上述の実施の形態を様々に変形することも可能である。また、本発明の範囲は上述の実施の形態に限定されるものではない。本発明の範囲は、請求の範囲によって示され、請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更を含むことが意図される。
10 遠心ファン、11 主板、12 翼、13 側板、13a,23 内周端部、13b 外周端部、14 吸込口、15 吹出口、20 ベルマウス、20A 第1面、20B 第2面、21 第1部、22 第2部、30 導風部材、30A 前面、30B 後面、31 第1端部、32 第2端部、33 第3端部、34 第4端部、35 上方端部、36 下方端部、40 熱交換器、41 吸気面、41A 第1吸気面、41B 第2吸気面、50 ケーシング、51 吸気口、52 吹出口、53 ドレインパン、60 モータ、100,101,102,103,104,105,106 空気調和装置。

Claims (12)

  1. 遠心ファンと、
    空気を前記遠心ファンに導くベルマウスと、
    前記遠心ファンの回転軸に対する径方向において、前記ベルマウスよりも外周側に配置されている複数の導風部材とを備え、
    前記複数の導風部材の各々は、前記回転軸に対して互いに回転対称性を有するように設けられており、
    前記複数の導風部材の各々は、前記遠心ファンの回転方向において前側を向いた前面を有し、
    前記複数の導風部材の各々の前記前面は、前記径方向において、最も内周側に位置する第1端部と、最も外周側に位置する第2端部とを有し、
    前記第1端部は、前記回転方向において、前記第2端部よりも前側に配置されており、
    前記導風部材を前記回転軸に沿った方向から視たときに、前記前面は、前記回転方向の前側に向かって凸状に設けられている、空気調和装置。
  2. 遠心ファンと、
    空気を前記遠心ファンに導くベルマウスと、
    前記遠心ファンの回転軸に対する径方向において、前記ベルマウスよりも外周側に配置されている複数の導風部材とを備え、
    前記複数の導風部材の各々は、前記回転軸に対して互いに回転対称性を有するように設けられており、
    前記複数の導風部材の各々は、前記遠心ファンの回転方向において前側を向いた前面を有し、
    前記複数の導風部材の各々の前記前面は、前記径方向において、最も内周側に位置する第1端部と、最も外周側に位置する第2端部とを有し、
    前記第1端部は、前記回転方向において、前記第2端部よりも前側に配置されており、
    前記導風部材は、前記回転方向において前側を向いた後面を有し、
    前記回転方向における前記前面の前記第1端部と前記後面との間の距離は、前記回転方向における前記前面の前記第2端部と前記後面との間の距離よりも長い、空気調和装置。
  3. 前記導風部材の前記前面は、前記遠心ファンの回転軸に沿った方向において、前記遠心ファンに最も近い位置にある上方端部と、前記上方端部とは反対側に位置する下方端部とを含み、
    前記上方端部は、前記遠心ファンの回転方向において、前記下方端部よりも後側に配置されている、請求項1または2に記載の空気調和装置。
  4. 前記回転軸に沿った方向において、前記導風部材の前記上方端部と前記遠心ファンとの間の距離は、前記径方向において内周側から外周側に向かうにつれて長くなっている、請求項に記載の空気調和装置。
  5. 前記回転軸に沿った方向において、前記導風部材の外周端部と前記遠心ファンとの間の距離は、前記径方向において内周側から外周側に向かうにつれて長くなっている、請求項1~のいずれか1項に記載の空気調和装置。
  6. 平面視において、前記導風部材が前記ベルマウスの接線に対して成す角度は、90度未満である、請求項1~のいずれか1項に記載の空気調和装置。
  7. 前記ベルマウスは、前記径方向において外周側を向いた外周面を有し、
    前記導風部材の前記第1端部は、前記ベルマウスの前記外周面と接続されている、請求項1~のいずれか1項に記載の空気調和装置。
  8. 前記径方向において前記遠心ファンの外周側に配置された熱交換器をさらに備え、
    前記熱交換器は、前記遠心ファン側を向いた吸気面を有し、
    前記導風部材は、前記径方向において前記吸気面よりも内側に配置されている、請求項1~のいずれか1項に記載の空気調和装置。
  9. 前記導風部材は、前記吸気面に対して直交する方向に延在している、請求項に記載の空気調和装置。
  10. 前記ベルマウスと前記熱交換器との間の前記径方向の距離は、前記回転方向において変化し、
    前記導風部材は、前記径方向において前記ベルマウスと前記熱交換器との間を最短距離で結ぶ仮想線分と、前記回転方向において間隔を隔てて配置されている、請求項またはに記載の空気調和装置。
  11. 前記導風部材の前記第2端部と前記遠心ファンの回転軸とを結ぶ仮想線分上での前記ベルマウスと前記吸気面との間の距離をMとし、前記導風部材の前記径方向の寸法をLとしたときに、前記距離Mに対する前記寸法Lの比率L/Mは、0.2以上0.5以下である、請求項10のいずれか1項に記載の空気調和装置。
  12. 遠心ファンと、
    空気を前記遠心ファンに導くベルマウスと、
    前記遠心ファンの回転軸に対する径方向において、前記ベルマウスよりも外周側に配置されている複数の導風部材とを備え、
    前記複数の導風部材の各々は、前記回転軸に対して互いに回転対称性を有するように設けられており、
    前記複数の導風部材の各々は、前記遠心ファンの回転方向において前側を向いた前面を有し、
    前記複数の導風部材の各々の前記前面は、前記径方向において、最も内周側に位置する第1端部と、最も外周側に位置する第2端部とを有し、
    前記第1端部は、前記回転方向において、前記第2端部よりも前側に配置されており、
    前記径方向において前記遠心ファンの外周側に配置された熱交換器をさらに備え、
    前記熱交換器は、前記遠心ファン側を向いた吸気面を有し、
    前記導風部材は、前記径方向において前記吸気面よりも内側に配置されており、
    前記導風部材の前記第2端部と前記遠心ファンの回転軸とを結ぶ仮想線分上での前記ベルマウスと前記吸気面との間の距離をMとし、前記導風部材の前記径方向の寸法をLとしたときに、前記距離Mに対する前記寸法Lの比率L/Mは、0.2以上0.5以下である、空気調和装置。
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