JP7275009B2 - 消臭装置、消臭システムおよびエレベータシステム - Google Patents

消臭装置、消臭システムおよびエレベータシステム Download PDF

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Description

本発明は、消臭装置、当該消臭装置を備える消臭システム、および当該消臭システムを搭載したかごを備えるエレベータシステムに関する。
生活空間内で生じる不快な臭気としては、タバコ臭、体臭、生乾き臭、ペット臭、焼き肉臭、生ごみ臭、排泄臭等がある。特許文献1には、酸性の臭気を検出するセンサと、アルカリ性の臭気を検出するセンサとを備える、消臭装置が記載されている。この消臭装置は、酸性の臭気が検出された場合には、酸性の臭気用の消臭剤を噴霧し、アルカリ性の臭気が検出された場合には、アルカリ性の臭気用の消臭剤を噴霧する。
特開2001-087370号公報
しかしながら、生活空間内で人間が感じ取る不快な臭気は、上述したタバコ臭、体臭、生乾き臭、ペット臭、焼き肉臭、生ごみ臭、排泄臭等の単独の臭気だけでなく、これらの臭気が混ざりあった複合臭であることが多い。したがって、特許文献1のように、臭気を酸性の臭気とアルカリ性の臭気とのいずれかに分類するだけでは、様々な臭気が混ざりあった複合臭の消臭を効果的に行うことができない。
本発明は、上記のような課題を解決するためのものであり、複合臭の消臭を効果的に行うことができる、消臭装置を提供することを目的とする。
上記の課題を解決するために、本発明に係る消臭装置は、複数の基準臭気を含む複合臭を検出する臭気センサと、臭気センサによって検出された複合臭に含まれる複数の基準臭気の比率を算出する基準臭気比率算出部と、複数の基準臭気の比率と、当該比率の複合臭の消臭に適する複数種類の消臭剤の混合比率との対応関係を記憶する対応関係記憶部と、基準臭気比率算出部によって算出された複数の基準臭気の比率および上記対応関係に基づいて、臭気センサによって検出された複合臭の消臭に適する複数種類の消臭剤の混合比率を算出する消臭剤比率算出部と、消臭剤比率算出部によって算出された複数種類の消臭剤の混合比率に従って、複数種類の消臭剤を混合するための指令を出力する消臭剤混合部とを備えている。
本発明に係る消臭装置によれば、複合臭の消臭を効果的に行うことができる。
実施の形態1に係る消臭システムを搭載したエレベータのかごの構成を示す図である。 図1のかごの上面図である。 実施の形態1に係る消臭装置の構成を示す図である。 図3の臭気センサの詳細な構成を示す図である。 図3の基準臭気軸Cの作成方法を説明するフローチャートである。 基準臭気を検出した際の臭気センサの検出値の一例を示す図である。 8次元の直交座標系を模式的に示した図である。 図3の対応表Tの作成方法を説明するフローチャートである。 図3の対応表Tの一例を示す図である。 図1の消臭システムによって行われる、エレベータのかご内の消臭処理を説明するフローチャートである。 複合臭を表現する特徴ベクトルを、基準臭気軸Cに射影した様子を示す図である。 実施の形態1に係る消臭装置の本体に含まれる各機能を専用のハードウェアである処理回路で実現する場合を示した構成図である。 実施の形態1に係る消臭装置の本体に含まれる各機能をプロセッサおよびメモリを備えた処理回路により実現する場合を示した構成図である。
以下、添付図面を参照して、本願が開示する消臭装置を含む消臭システムの実施の形態について、当該消臭システムをエレベータのかごに搭載した例に基づいて、詳細に説明する。ただし、以下に示す実施の形態は一例であり、これらの実施の形態によって、本願発明が限定されるものではない。
実施の形態1.
図1は、実施の形態1に係る消臭システム100を搭載したエレベータのかご1の構成を示す図である。また、図2は、図1のかご1の上面図である。
図1に示されるように、エレベータのかご1の天井には、かご1内の複合臭Aを検出する臭気センサ11が取り付けられている。
また、図2に示されるように、かご1の上部には、かご1内の空気を吸い込む吸気口3と、吸気口3から吸い込まれた空気が流れる6つの空気流路4a~4fと、空気流路4a~4fを流れた空気を再びかご1内に送り出す排気口5とが設けられている。
吸気口3の内部には、図示しないファンが設けられている。このファンが回転することによって、かご1内の空気が吸気口3から吸い込まれる。ファンとしては、プロペラファンまたはクロスフローファンを用いることができる。なお、ファンを排気口5の内部に設けてもよい。
空気流路4a~4eの途中には、開度を調節可能な電磁弁6a~6eおよび消臭剤格納部7a~7eがそれぞれ設けられている。電磁弁6a~6eが開いている場合には、吸気口3から吸い込まれたかご1内の空気は、空気流路4a~4e内を流れ、消臭剤格納部7a~7e内に導入される。
消臭剤格納部7a~7e内には、それぞれ異なる種類の消臭剤が詰め込まれている。各消臭剤は、一般的に市販されているものを用いることができる。本実施の形態1では、消臭剤として、ジヒドロミルセノール、リナロール、ゲラニオール、シトラールおよびリモネンの5種類の香料を用いる。
詳細には、消臭剤格納部7aの内部には、ジヒドロミルセノールを含侵させたビーズが詰め込まれている。消臭剤格納部7bの内部には、リナロールを含侵させたビーズが詰め込まれている。消臭剤格納部7cの内部には、ゲラニオールを含侵させたビーズが詰め込まれている。消臭剤格納部7dの内部には、シトラールを含侵させたビーズが詰め込まれている。消臭剤格納部7eの内部には、リモネンを含浸させたビーズが詰め込まれている。
なお、消臭剤の種類は上記に限定されるものではなく、他の種類の消臭剤を用いてもよい。同様に、消臭剤の数もこれに限定されるものではなく、2種類以上であればよい。
空気流路4a~4eを流れて消臭剤格納部7a~7e内に導入された空気は、消臭剤の香料成分と共に、排気口5からかご1内に送り出される。この際、後述するように、電磁弁6a~6eの開度を調節することによって、かご1内に送り出される消臭剤の混合比率を調整することができる。
なお、空気流路4fの途中には、消臭剤格納部は設けられておらず、電磁弁6fのみが設けられている。詳細には、空気流路4fは、吸気口3に繋がる空気流路4fと、排気口5に繋がる空気流路4fとに別れている。吸気口3に繋がる空気流路4fの下流端Dは、かご1の上部の空間に向けて開口している。同様に、排気口5に繋がる空気流路4fの上流端Uも、かご1の上部の空間に向けて開口している。
したがって、電磁弁6fが開いている場合には、吸気口3から吸い込まれた空気は、吸気口3に繋がる空気流路4fを経由して、下流端Dからかご1の上部に放出される。また、かご1の上部の空気は、上流端Uから空気流路4fを経由して、排気口5からかご1内に侵入することができる。
さらに、かご1の上部には、本実施の形態1に係る消臭装置10の本体10aが設置されている。
(消臭装置10の構成)
図3は、本実施の形態1に係る消臭装置10の構成を示す図である。消臭装置10は、臭気センサ11と、本体10aとから構成されている。本体10aの内部には、基準臭気軸作成部12と、基準臭気軸記憶部13と、基準臭気比率算出部14と、対応関係記憶部15と、消臭剤比率算出部16と、消臭剤混合部17とが含まれている。
臭気センサ11は、エレベータのかご1内の複合臭Aを検出する。複合臭Aには、複数の「基準臭気」が含まれている。基準臭気とは、本実施の形態1に係る消臭システム100において、消臭の対象となる臭気である。例えば、生活空間内で生じる不快な臭気としては、タバコ臭、体臭、生乾き臭、ペット臭、焼き肉臭、生ごみ臭、排泄臭等がある。これらの中で、本実施の形態1では、基準臭気として、タバコ臭および体臭を考える。
なお、基準臭気の種類は上記に限定されるものではなく、他の種類の基準臭気を考えてもよい。同様に、基準臭気の数もこれに限定されるものではなく、2種類以上であればよい。
図4は、臭気センサ11の詳細な構成を示す図である。臭気センサ11は、アレイ状に配置された6種類の半導体ガスセンサ11a~11fを含んでいる。また、臭気センサ11は、温度センサ11gおよび湿度センサ11hを含んでいる。本実施の形態1では、複合臭Aは、臭気センサ11に含まれる各センサ11a~11hの検出値に基づいて、8次元の特徴ベクトルWとして表現される。
なお、複合臭Aを検出する手段は、半導体ガスセンサに限定されるものではない。例えば、半導体ガスセンサに代えて、感応膜を水晶振動子にコートしたセンサ、複数の振動子を用いたセンサ、感応膜の表面応力を利用したセンサ、圧電薄膜に感応膜を塗布したセンサ、抗原抗体反応を利用したセンサ等を用いてもよい。また、温度センサ11gおよび湿度センサ11hは、必須のものではなく、省略してもよい。
基準臭気軸作成部12は、複数の基準臭気をそれぞれ表現する複数の基準臭気軸Cを作成する。本実施の形態1では、基準臭気軸作成部12は、タバコ臭を表現するタバコ臭軸C1と、体臭を表現する体臭軸C2とを、それぞれ作成する。
基準臭気軸記憶部13は、基準臭気軸作成部12によって作成された基準臭気軸Cを記憶する。本実施の形態1では、基準臭気軸記憶部13は、タバコ臭軸C1と、体臭軸C2とを記憶する。
基準臭気比率算出部14は、臭気センサ11によって検出された複合臭Aに含まれる、複数の基準臭気の比率Rsを算出する。本実施の形態1では、基準臭気比率算出部14は、臭気センサ11によって検出された複合臭Aに含まれる、タバコ臭と体臭との比率Rsを算出する。
対応関係記憶部15は、複数の基準臭気の比率Rsと、当該比率Rsの複合臭Aの消臭に適する複数種類の消臭剤の混合比率Rmとの対応関係が記載された対応表Tを記憶している。本実施の形態1では、対応表Tには、タバコ臭と体臭との比率Rsと、当該比率Rsの複合臭Aの消臭に適する先述した5種類の消臭剤の混合比率Rmとの対応関係が記載されている。
消臭剤比率算出部16は、基準臭気比率算出部14によって算出された複数の基準臭気の比率Rsと、対応関係記憶部15に記憶されている対応表Tとに基づいて、臭気センサ11によって検出された複合臭Aの消臭に適する複数種類の消臭剤の混合比率Rmを算出する。本実施の形態1では、消臭剤比率算出部16は、基準臭気比率算出部14によって算出されたタバコ臭と体臭との比率Rsと、対応関係記憶部15に記憶されている対応表Tとに基づいて、臭気センサ11によって検出された複合臭Aの消臭に適する先述した5種類の消臭剤の混合比率Rmを算出する。
消臭剤混合部17は、消臭剤比率算出部16によって算出された複数種類の消臭剤の混合比率Rmに従って、電磁弁6a~6fの開度を調節する。これによって、排気口5において複数種類の消臭剤が混合される。本実施の形態1では、消臭剤混合部17は、消臭剤比率算出部16によって算出された混合比率Rmに従って、先述した5種類の消臭剤を混合するために電磁弁6a~6fに指令を出力する。
(基準臭気軸Cの作成)
次に、本実施の形態1に係る消臭システム100で用いられる基準臭気軸Cの作成方法について、図5のフローチャートを参照して説明する。図5の処理は、後述する消臭処理に先立って行われる。
図5のステップS501において、消臭システム100の開発者または保守作業員は、複数の基準臭気を決定する。先述したように、本実施の形態1では、基準臭気として、タバコ臭および体臭を考える。
ステップS502において、開発者または保守作業員は、基準臭気を含む気体サンプルを作成する。本実施の形態1では、タバコ臭を含む気体サンプルと、体臭を含む気体サンプルとを作成する。
まず、タバコ臭を含む気体サンプルの作成方法について説明する。タバコ臭とは、タバコの燃焼時に発生する煙の臭気、またはタバコの煙が付着した衣服等の臭気と考えることができる。本実施の形態1では、タバコの燃焼時に発生する煙の臭気をタバコ臭と考える。
はじめに、開発者または保守作業員は、市販の紙巻タバコを燃焼させた際に発生する煙をSUS製の10L(リットル)チャンバに捕集する。10Lチャンバは、タバコを挿入するための孔と、タバコの煙を採取するためのポートと、タバコの点火用の通電ケーブルを通すためのポートとを有している。また、10Lチャンバ内には、小型のファンが取り付けられており、チャンバ内で空気を拡散させることができる。
次に、開発者または保守作業員は、無臭空気3Lが封入された複数のサンプリングバッグ内に、上記のチャンバから採取したタバコの煙を、注射器によって、10mL、30mL、100mL等、量を変えてそれぞれ注入して混合する。これにより、異なる濃度のタバコ臭を含む気体サンプルを複数作成することができる。本実施の形態1では、タバコ臭を含む気体サンプルとして、7種類の気体サンプルを作成する。
なお、サンプリングバッグとしては、ジーエルサイエンス社製の5Lのスマートバッグ、またはこれに相当する臭気捕集用のバッグを用いることが好ましい。
次に、体臭を含む気体サンプルの作成方法について説明する。一般的に、体臭には、汗臭および加齢臭が含まれる。汗臭としては、ISO17299-5:2014において、アンモニア30ppm、酢酸50ppmおよびイソ吉草酸10ppmの混合臭気を疑似汗臭として用いる試験方法が記載されている。本実施の形態1では、体臭を含む気体サンプルの作成に、この方法を用いる。
はじめに、開発者または保守作業員は、アンモニア0.01%、酢酸0.01%、イソ吉草酸0.0001%の水溶液を準備する。次に、開発者または保守作業員は、この水溶液を100μL~1mLの間で複数採取し、それぞれを1つの脱脂綿に滴下する。
続いて、開発者または保守作業員は、無臭空気3Lが封入された複数のサンプリングバッグ内に、上記で作成した複数の脱脂綿をそれぞれ挿入して臭気を拡散させる。その後、開発者または保守作業員は、各サンプリングバッグ内の気体のみを、別のサンプリングバッグ内にそれぞれ移す。これにより、異なる濃度の体臭を含む気体サンプルを複数作成することができる。本実施の形態1では、体臭を含む気体サンプルとして、7種類の気体サンプルを作成する。
ステップS503において、開発者または保守作業員は、エレベータのかご1と同様の構造を有する試験用のかご内に、ステップS502で作成された基準臭気を含む気体サンプルのうちの1つを拡散させる。この際、気体サンプルを拡散させるのに先立って、試験用のかご内の換気を充分に行っておく。
ステップS504において、消臭装置10の臭気センサ11は、試験用のかご内の基準臭気を検出する。
図6は、基準臭気を検出した際の臭気センサ11の検出値の一例である。図6において、横軸は時間であり、縦軸は検出値である。先述したように、本実施の形態1に係る臭気センサ11は、6つの半導体ガスセンサ11a~11fと、温度センサ11gと、湿度センサ11hとを含んでいる。図6には、各センサ11a~11hの検出値、具体的には電圧値の時間変化が示されている。ステップS502で作成された基準臭気を含む気体サンプルが拡散されると、各センサ11a~11hの検出値は、それぞれ所定の値から急激に大きな値になる。そして、ある時刻tの前後で、各センサ11a~11hの検出値は、飽和傾向となる。
ステップS505において、消臭装置10の基準臭気軸作成部12は、基準臭気を検出した際のある時刻tにおいて、半導体ガスセンサ11a~11fの検出値y1~y6と、温度センサ11gの検出値y7と、湿度センサ11hの検出値y8とを、それぞれ取得する。
ステップS506において、消臭装置10の基準臭気軸作成部12は、ステップS505で取得された検出値y1~y8に基づいて、基準臭気を表現する特徴ベクトルVを、以下の式に従って算出する。
V=(y1,y2,y3,y4,y5,y6,y7,y8)
ステップS507において、開発者または保守作業員は、ステップS502で作成された基準臭気を含む気体サンプルの全てについて、ステップS503~S506の処理が実行されたか否かを判定する。
ステップS507=NOの場合、すなわちステップS502で作成された気体サンプルの全てについて、ステップS503~S506の処理が実行されていない場合には、処理フローはステップS503に戻る。
一方、ステップS507=YESの場合、すなわちステップS502で作成された気体サンプルの全てについて、ステップS503~S506の処理が実行されている場合には、処理フローはステップS508に進む。
ステップS508において、消臭装置10の基準臭気軸作成部12は、ステップS506で作成された特徴ベクトルVを8次元の直交座標系上にプロットする。本実施の形態1では、タバコ臭を表現する7個の特徴ベクトルV1~V7と、体臭を表現する7個の特徴ベクトルV8~V14とが、8次元の直交座標系上にそれぞれプロットされる。
図7は、8次元の直交座標系を模式的に示した図である。直交座標系上には、タバコ臭を表現する7個の特徴ベクトルV1~V7と、体臭を表現する7個の特徴ベクトルV8~V14とが、それぞれプロットされている。
ステップS509において、消臭装置10の基準臭気軸作成部12は、ステップS508でプロットされた基準臭気を表現する複数の特徴ベクトルVから、これらの特徴ベクトルVとの誤差の2乗和が最小となる基準臭気軸Cを算出する。本実施の形態1では、タバコ臭を表現する特徴ベクトルV1~V7からタバコ臭軸C1が算出され、体臭を表現する特徴ベクトルV8~V14から体臭軸C2が算出される。
図7の直交座標系上には、タバコ臭軸C1と体臭軸C2とが描かれている。また、図7には、直交座標系の原点Oを中心とする半径rの超球面Sが併せて示されている。後述するように、エレベータのかご1内の複合臭Aを臭気センサ11によって検出した際に、検出値に基づいて算出される特徴ベクトルWが、この超球面Sの内部に収まる場合には、かご1内は無臭であると判定される。
なお、半径rの値は、例えば無臭空気をサンプリングバック内に捕集し、図5のステップS503~S506の処理と同様の処理を実行して得られる特徴ベクトルVの大きさ|V|として、算出することができる。
(対応表Tの作成)
次に、本実施の形態1に係る消臭システム100で用いられる対応表Tの作成方法について、図8のフローチャートを参照して説明する。図8の処理も、図5の処理と同様に、後述する消臭処理に先立って行われる。
ステップS801において、消臭システム100の開発者または保守作業員は、基準臭気を含む気体サンプルを作成する。本実施の形態1では、タバコ臭を含む気体サンプルと、体臭を含む気体サンプルとを作成する。これらの気体サンプルの作成は、先述した図5のステップS502と同様の方法で行うことができる。
タバコ臭を含む気体サンプルを作成する際には、開発者または保守作業員は、サンプリングバッグ内にタバコ臭を含む気体を作成して官能評価を行い、6段階臭気強度表示法において、臭気強度3相当となるように希釈する。なお、臭気強度3相当は目安であり、臭気強度2相当または臭気強度4相当であってもよい。
同様に、体臭を含む気体サンプルを作成する際には、開発者または保守作業員は、サンプリングバッグ内に体臭を含む気体を作成して官能評価を行い、6段階臭気強度表示法において、臭気強度3相当となるように希釈する。なお、臭気強度3相当は目安であり、臭気強度2相当または臭気強度4相当であってもよい。
ステップS802において、開発者または保守作業員は、タバコ臭と体臭との比率Rsが異なる複数種類の複合臭のサンプルを作成する。
本実施の形態1では、複合臭のサンプルとして、タバコ臭を含む気体サンプルと体臭を含む気体サンプルとの体積比率が、10:0、9:1、8:2、7:3、6:4、5:5、4:6、3:7、2:8、1:9、0:10の混合気体をそれぞれ作成する。
ステップS803において、開発者または保守作業員は、消臭剤の混合比率Rmが異なる複数種類の混合サンプルを作成する。
本実施の形態1では、消臭剤の混合サンプルとして、ジヒドロミルセノール、リナロール、ゲラニオール、シトラールおよびリモネンの体積比率をそれぞれ変化させて、複数種類の混合気体を作成する。なお、これらの消臭剤は、常温では液体であるため、各消臭剤を混合した後に揮発したガスを捕集して用いる。
開発者または保守作業員は、サンプリングバッグ内に消臭剤の混合サンプルを捕集して官能評価を行い、6段階臭気強度表示法において、臭気強度3相当となるように希釈する。なお、臭気強度3相当は目安であり、臭気強度2相当または臭気強度4相当であってもよい。
ステップS804において、開発者または保守作業員は、ステップS801で作成した基準臭気を含む気体サンプルに対して、ステップS803で作成した消臭剤の混合サンプルを順次適用し、最適な消臭剤の混合比率Rm、すなわち最も消臭効果の高い消臭剤の混合比率Rmを見つける。
具体的には、例えばタバコ臭の場合には、タバコ臭を含む気体サンプルの入ったサンプリングバッグ内に、消臭剤の混合サンプルを注入した後、バッグ内の気体の濃度が均一になるように撹拌する。その後、複数のパネルによってバッグ内の臭気の官能評価を行い、消臭効果を確認する。この際、パネルは嗅覚検査に合格した者を6人以上確保することが好ましい。ただし、充分に訓練されたパネルが確保できる場合には、より少人数であってもよい。
本実施の形態1では、各消臭剤は香料であるため、基準臭気の消臭は、マスキング消臭となる。そのため、官能評価の数値化方法は、6段階臭気強度表示法に準じて行う。例えばタバコ臭の場合、パネルは、「タバコ臭を感知できるか?」という質問に対して、「0:感知できる」、「1:やっと感知できる」、「2:弱く感知できる」、「3:楽に感知できる」、「4:強く感知できる」、「5:強烈に感知できる」という表現の中から、回答を選択する。
ステップS805において、開発者または保守作業員は、ステップS804で見つけた最適な消臭剤の混合比率Rmを、対応表Tに記入する。図9は、本実施の形態1における対応表Tの一例を示す図である。対応表Tには、タバコ臭および体臭を含む複合臭において、タバコ臭と体臭との比率Rsと、当該比率Rsの複合臭を消臭するのに適する消臭剤の混合比率Rmとの対応関係が記載されている。
(消臭処理)
次に、本実施の形態1に係る消臭システム100によって行われる、エレベータのかご1内の消臭処理について、図10のフローチャートを参照して説明する。図10の処理は、先述した基準臭気軸Cおよび対応表Tの作成後に行われる。
ステップS1001において、消臭装置10の臭気センサ11は、エレベータのかご1内の複合臭Aを検出する。なお、ステップS1001の実行時において、電磁弁6a~6eは閉状態であり、電磁弁6fのみが開状態である。そのため、吸気口3から吸い込まれたかご1内の空気は全て空気流路7fを通り、消臭剤格納部7a~7e内に導入されることなく、かご1の上部に放出される。すなわち、ステップS1001において、かご1内の消臭は行われていない。
ステップS1002において、消臭装置10の基準臭気比率算出部14は、臭気センサ11に含まれる各センサ11a~11hの検出値y1~y8を、それぞれ取得する。
ステップS1003において、消臭装置10の基準臭気比率算出部14は、ステップS1002で取得された各検出値y1~y8に基づいて、複合臭Aを表現する特徴ベクトルWを、以下の式に従って算出する。
W=(y1,y2,y3,y4,y5,y6,y7,y8)
ステップS1004において、消臭装置10の基準臭気比率算出部14は、複合臭Aの強さを算出する。複合臭Aの強さは、複合臭Aを表現する特徴ベクトルWの大きさ|W|として算出される。
ステップS1005において、消臭装置10の基準臭気比率算出部14は、ステップS1004で算出された複合臭Aの強さ|W|が、予め決定された閾値Vth以上であるか否かを判定する。ここで、閾値Vthは、図7の超球面Sの半径rに等しい。
ステップS1005=NOの場合、すなわち複合臭Aの強さ|W|が閾値Vth未満である場合には、基準臭気比率算出部14は、エレベータのかご1内の消臭は必要ないと判断する。この場合、処理フローはステップS1001に戻る。
一方、ステップS1005=YESの場合、すなわち複合臭Aの強さ|W|が閾値Vth以上である場合には、基準臭気比率算出部14は、エレベータのかご1内の消臭が必要であると判断する。この場合、処理フローはステップS1006に進む。
ステップS1006において、消臭装置10の基準臭気比率算出部14は、複合臭Aに含まれる複数の基準臭気の比率Rsを算出する。詳細には、消臭装置10の基準臭気比率算出部14は、ステップS1003で算出された複合臭Aを表現する特徴ベクトルWを、基準臭気軸記憶部13に記憶されている複数の基準臭気軸Cにそれぞれ射影することによって、複合臭Aに含まれる複数の基準臭気の比率Rsを算出する。
本実施の形態1では、図11に示されるように、複合臭Aを表現する特徴ベクトルWは、タバコ臭軸C1と体臭軸C2とにそれぞれ射影される。図11において、ベクトルXは、特徴ベクトルWのタバコ臭軸C1への射影である。また、ベクトルYは、特徴ベクトルWの体臭軸C2への射影である。
複合臭Aに含まれるタバコ臭と体臭との比率Rsは、以下の式に従って算出される。
Rs=タバコ臭:体臭
=|X|/(|X|+|Y|)×10:|Y|/(|X|+|Y|)×10
ステップS1007において、消臭装置10の消臭剤比率算出部16は、ステップS1006で算出された複数の基準臭気の比率Rsと、対応関係記憶部15に記憶されている対応表Tとに基づいて、複合臭Aの消臭に適する5種類の消臭剤の混合比率Rmを算出する。
例えば、複合臭Aに含まれるタバコ臭と体臭との比率Rs=6:4である場合には、この複合臭Aの消臭に適する消臭剤の混合比率Rmは、図9の対応表Tを参照すると、ジヒドロミルセノール=3.8、リナロール=2.6、ゲラニオール=1.6、シトラール=0.8、リモネン=0.8である。
ステップS1008において、消臭装置10の消臭剤混合部17は、ステップS1007で算出された混合比率Rmに従って、5種類の消臭剤を混合するために電磁弁6a~6fに指令を出力する。
詳細には、消臭剤混合部17は、電磁弁6fを閉じた後、電磁弁6a~6eの開度を調節することによって、吸気口3から吸い込まれて消臭剤格納部7a~7e内に導入される空気の比率がRmになるように調節する。これにより、排気口5からかご1内に送り出される空気中に含まれる各消臭剤の比率がRmになる。その結果、かご1内の複合臭Aの消臭に適する混合比率Rmで混合された5種類の消臭剤によって、かご1内の消臭が効果的に行われる。
ステップS1008の実行後、一定時間が経過すると、処理フローはステップS1001に戻る。
以上説明したように、本実施の形態1に係る消臭装置10は、複数の基準臭気の比率Rsと、当該比率RSの複合臭の消臭に適する複数種類の消臭剤の混合比率Rmとの対応関係が記載された対応表Tを記憶している。消臭装置10は、臭気センサ11によって検出された複合臭に含まれる複数の基準臭気の比率Rsを算出し、当該比率Rsの複合臭の消臭に適する複数種類の消臭剤の混合比率Rmを、対応表Tに基づいて算出する。消臭装置10は、算出された混合比率Rmに従って、複数種類の消臭剤を混合する。
上記の特徴により、本実施の形態1に係る消臭装置10は、複合臭の消臭を効果的に行うことができる。
なお、対応表Tの作成は、図8で説明した方法以外にも、様々な方法によって行うことができる。例えば、図8のステップS802において、基準臭気の比率Rsが異なる複数種類の複合臭のサンプルを作成する際には、図10のステップS1001~S1006と同様の方法を用いることによって、基準臭気の比率Rsをより高精度に算出してもよい。
また、図8のステップS803において、消臭剤の混合比率Rmが異なる複数種類の混合サンプルを作成する際には、各消臭剤をビーズに含浸させた後、これらのビーズを混合比率Rmで混ぜ合わせてもよい。各消臭剤を液体の状態で取り扱うよりも、ビーズに含浸させた状態で取り扱う方が簡便である。
また、上述した実施の形態1に係る消臭装置10の本体10aに含まれる各機能は、処理回路によって実現されてもよい。各機能を実現する処理回路は、専用のハードウェアであってもよく、メモリに格納されるプログラムを実行するプロセッサであってもよい。図12は、本実施の形態1に係る消臭装置10の本体10aに含まれる各機能を専用のハードウェアである処理回路1000で実現する場合を示した構成図である。また、図13は、本実施の形態1に係る消臭装置10の本体10aに含まれる各機能をプロセッサ2001およびメモリ2002を備えた処理回路2000により実現する場合を示した構成図である。
処理回路が専用のハードウェアである場合、処理回路1000は、例えば、単一回路、複合回路、プログラム化したプロセッサ、並列プログラム化したプロセッサ、ASIC(Application Specific Integrated Circuit)、FPGA(Field Programmable Gate Array)、またはこれらを組み合わせたものが該当する。消臭装置10の本体10aに含まれる各部の機能それぞれを個別の処理回路1000で実現してもよいし、各部の機能をまとめて処理回路1000で実現してもよい。
一方、処理回路がプロセッサ2001の場合、消臭装置10の本体10aに含まれる各部の機能は、ソフトウェア、ファームウェア、またはソフトウェアとファームウェアとの組み合わせにより実現される。ソフトウェアおよびファームウェアは、プログラムとして記述され、メモリ2002に格納される。プロセッサ2001は、メモリ2002に記憶されたプログラムを読み出して実行することにより、各部の機能を実現する。すなわち、消臭装置10の本体10aは、処理回路2000により実行されるときに、上述した各制御が結果的に実行されることになるプログラムを格納するためのメモリ2002を備える。
これらのプログラムは、上述した各部の手順あるいは方法をコンピュータに実行させるものであるともいえる。ここで、メモリ2002とは、例えば、RAM(Random Access Memory)、ROM(Read Only Memory)、フラッシュメモリ、EPROM(Erasable Programmable Read Only Memory)、EEPROM(Electrically Erasable and Programmable Read Only Memory)等の、不揮発性または揮発性の半導体メモリが該当する。また、磁気ディスク、フレキシブルディスク、光ディスク、コンパクトディスク、ミニディスク、DVD等も、メモリ2002に該当する。
なお、上述した各部の機能について、一部を専用のハードウェアで実現し、一部をソフトウェアまたはファームウェアで実現するようにしてもよい。
このように、処理回路は、ハードウェア、ソフトウェア、ファームウェア、またはこれらの組み合わせによって、上述した各部の機能を実現することができる。
1 かご、3 吸気口、4a~4f 空気流路、5 排気口、6a~6f 電磁弁(弁)、7a~7e 消臭剤格納部、10 消臭装置、11 臭気センサ、12 基準臭気軸作成部、13 基準臭気軸記憶部、14 基準臭気比率算出部、15 対応関係記憶部、16 消臭剤比率算出部、17 消臭剤混合部、100 消臭システム。

Claims (6)

  1. 複数の基準臭気を含む複合臭を検出する臭気センサと、
    前記複数の基準臭気をそれぞれ表現する複数の基準臭気軸を作成する、基準臭気軸作成部と、
    前記複数の基準臭気軸を記憶する、基準臭気軸記憶部と、
    前記臭気センサによって検出された前記複合臭に含まれる前記複数の基準臭気の比率を算出する、基準臭気比率算出部と、
    前記複数の基準臭気の比率と、該比率の複合臭の消臭に適する複数種類の消臭剤の混合比率との対応関係を記憶する、対応関係記憶部と、
    前記基準臭気比率算出部によって算出された前記複数の基準臭気の比率および前記対応関係に基づいて、前記臭気センサによって検出された前記複合臭の消臭に適する前記複数種類の消臭剤の混合比率を算出する、消臭剤比率算出部と、
    前記消臭剤比率算出部によって算出された前記複数種類の消臭剤の混合比率に従って、前記複数種類の消臭剤を混合するための指令を出力する、消臭剤混合部とを備え、
    前記基準臭気比率算出部は、前記臭気センサによって検出された前記複合臭を表現する特徴ベクトルを算出し、該特徴ベクトルを前記複数の基準臭気軸にそれぞれ射影することによって、前記複合臭に含まれる前記複数の基準臭気の比率を算出し、
    前記複数の基準臭気は、タバコ臭、体臭、生乾き臭、ペット臭、焼き肉臭、生ごみ臭および排泄臭のうちの少なくとも2つ以上を含む、消臭装置。
  2. 前記複数種類の消臭剤は、ジヒドロミルセノール、リナロール、ゲラニオール、シトラールおよびリモネンのうちの少なくとも2つ以上を含む、請求項1に記載の消臭装置。
  3. 消臭装置と、
    空気を吸い込む吸気口と、
    前記吸気口から吸い込まれた空気が流れる複数の空気流路と、
    前記複数の空気流路を流れた空気を送り出す排気口とを備え、
    前記消臭装置は、
    複数の基準臭気を含む複合臭を検出する臭気センサと、
    前記臭気センサによって検出された前記複合臭に含まれる前記複数の基準臭気の比率を算出する、基準臭気比率算出部と、
    前記複数の基準臭気の比率と、該比率の複合臭の消臭に適する複数種類の消臭剤の混合比率との対応関係を記憶する、対応関係記憶部と、
    前記基準臭気比率算出部によって算出された前記複数の基準臭気の比率および前記対応関係に基づいて、前記臭気センサによって検出された前記複合臭の消臭に適する前記複数種類の消臭剤の混合比率を算出する、消臭剤比率算出部と、
    前記消臭剤比率算出部によって算出された前記複数種類の消臭剤の混合比率に従って、前記複数種類の消臭剤を混合するための指令を出力する、消臭剤混合部と、
    を備えており、
    前記複数の空気流路のそれぞれには、開度を調節可能な弁と、消臭剤を格納する消臭剤格納部とが設けられ、
    前記消臭装置の前記消臭剤混合部は、前記消臭剤比率算出部によって算出された前記複数種類の消臭剤の混合比率に従って、前記複数種類の消臭剤を混合するために前記弁に指令を出力し、
    前記複数の基準臭気は、タバコ臭、体臭、生乾き臭、ペット臭、焼き肉臭、生ごみ臭および排泄臭のうちの少なくとも2つ以上を含む、消臭システム。
  4. 前記消臭装置は、
    前記複数の基準臭気をそれぞれ表現する複数の基準臭気軸を作成する、基準臭気軸作成部と、
    前記複数の基準臭気軸を記憶する、基準臭気軸記憶部と、
    をさらに備えており、
    前記基準臭気比率算出部は、前記臭気センサによって検出された前記複合臭を表現する特徴ベクトルを算出し、該特徴ベクトルを前記複数の基準臭気軸にそれぞれ射影することによって、前記複合臭に含まれる前記複数の基準臭気の比率を算出する、請求項3に記載の消臭システム。
  5. 前記複数種類の消臭剤は、ジヒドロミルセノール、リナロール、ゲラニオール、シトラールおよびリモネンのうちの少なくとも2つ以上を含む、請求項3または4のいずれか一項に記載の消臭システム。
  6. 請求項3~のいずれか一項に記載の消臭システムが搭載されたかごを備える、エレベータシステム。
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