JP7274340B2 - 食肉具材の揚げ物用バッター液及び該バッター液を使用した食肉具材の揚げ物の製造方法 - Google Patents

食肉具材の揚げ物用バッター液及び該バッター液を使用した食肉具材の揚げ物の製造方法 Download PDF

Info

Publication number
JP7274340B2
JP7274340B2 JP2019087626A JP2019087626A JP7274340B2 JP 7274340 B2 JP7274340 B2 JP 7274340B2 JP 2019087626 A JP2019087626 A JP 2019087626A JP 2019087626 A JP2019087626 A JP 2019087626A JP 7274340 B2 JP7274340 B2 JP 7274340B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
meat
mass
ingredients
batter
contained
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2019087626A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2020182404A (ja
Inventor
伊織 川口
Original Assignee
米久株式会社
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by 米久株式会社 filed Critical 米久株式会社
Priority to JP2019087626A priority Critical patent/JP7274340B2/ja
Publication of JP2020182404A publication Critical patent/JP2020182404A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP7274340B2 publication Critical patent/JP7274340B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Landscapes

  • Grain Derivatives (AREA)
  • General Preparation And Processing Of Foods (AREA)
  • Meat, Egg Or Seafood Products (AREA)

Description

本発明は、食肉具材の揚げ物用バッター液、該バッター液を使用した食肉具材の揚げ物の製造方法、及び、該バッター液を使用して製造された食肉具材の揚げ物に関する。
鶏肉のから揚げに代表される食肉具材の揚げ物は、衣層を有する。
食肉具材の揚げ物を製造する際、衣層を形成するために、粉体原料(穀粉及び/又は澱粉)を含む揚げ物用バッター液が使用される。衣層を形成するために、揚げ物用バッター液に加えて、ブレッダー粉、パン粉等の追加の粉体原料が、必要に応じて使用される。
従来、様々な揚げ物用バッター液が開発されている(例えば、特許文献1~5)。
特開2018-191586号公報 特開2018-174838号公報 特開2018-161103号公報 特開2018-148845号公報 特開2018-143244号公報
食肉具材の揚げ物には、食感の良さが求められ、食感の一つに、食肉具材と衣層との一体感がある。
しかしながら、従来の揚げ物用バッター液では、食肉具材と衣層との一体感が不十分に得られなかった。特に、油ちょう済み冷凍食品を再度油ちょうして喫食する場合、食肉具材と衣層との一体感が不十分となりやすかった。
そこで、本発明は、食肉具材と衣層との一体感を実現することができる食肉具材の揚げ物用バッター液、該バッター液を使用した食肉具材の揚げ物の製造方法、及び、該バッター液を使用して製造された食肉具材の揚げ物を提供することを目的とする。
上記課題を解決するために、本発明は、以下の発明を提供する。
[1]食肉具材の揚げ物用バッター液であって、穀粉及び/又は澱粉で構成される粉体原料と、食肉のすり身とを含む、前記バッター液。
[2]前記食肉具材が畜肉を含み、前記食肉のすり身が畜肉のすり身である、[1]に記載のバッター液。
[3]前記食肉具材が、鶏肉、豚肉及び牛肉から選択される畜肉を含む、[2]に記載のバッター液。
[4]前記食肉のすり身が、鶏肉、豚肉及び牛肉から選択される畜肉のすり身である、[2]又は[3]に記載のバッター液。
[5]前記食肉具材が鶏肉を含み、前記食肉のすり身が鶏肉のすり身である、[2]~[4]のいずれかに記載のバッター液。
[6]前記バッター液に含まれる前記粉体原料の量が、前記バッター液の総質量を基準として、40~50質量%であり、前記バッター液に含まれる前記食肉のすり身の量が、前記バッター液の総質量を基準として、3~30質量%である、[1]~[5]のいずれかに記載のバッター液。
[7]前記バッター液に含まれる前記食肉のすり身の量が、前記バッター液に含まれる前記粉体原料の質量を基準として、10~60質量%である、[1]~[6]のいずれかに記載のバッター液。
[8]食肉具材の揚げ物を製造する方法であって、
(a)[1]~[7]のいずれかに記載のバッター液を食肉具材に付着させる工程、及び、
(b)工程(a)で処理された前記食肉具材を油ちょうする工程
を含む、前記方法。
[9]工程(a)において、前記食肉具材に付着する前記バッター液の量が、前記食肉具材に含まれる食肉100質量部あたり10~20質量部となるように、前記食肉具材に前記バッター液を付着させる、[8]に記載の方法。
[10]工程(a)において、前記食肉具材に付着する前記粉体原料の量が、前記食肉具材に含まれる食肉100質量部あたり4~10質量部となるように、かつ、前記食肉具材に付着する前記食肉のすり身の量が、前記食肉具材に含まれる食肉100質量部あたり0.3~6質量部となるように、前記食肉具材に前記バッター液を付着させる、[8]又は[9]に記載の方法。
[11]工程(a)の後であって工程(b)の前に、工程(a)で処理された前記食肉具材に追加の粉体原料を付着させる工程を含む、[8]~[10]のいずれかに記載の方法。
[12]前記食肉具材に付着する前記追加の粉体原料の量が、前記食肉具材に含まれる食肉100質量部あたり5~15質量部となるように、前記食肉具材に前記追加の粉体原料を付着させる、[11]に記載の方法。
[13]前記食肉具材に付着する前記食肉のすり身の量が、前記食肉具材に付着する前記粉体原料及び前記追加の粉体原料の合計質量を基準として、3~30質量%となるように、前記食肉具材に前記追加の粉体原料を付着させる、[11]又は[12]に記載の方法。
[14]工程(b)の後に、工程(b)で処理された前記食肉具材を冷凍する工程を含む、[8]~[13]のいずれかに記載の方法。
[15]食肉具材の揚げ物であって、前記食肉具材の揚げ物の衣層が、穀粉及び/又は澱粉で構成される粉体原料と、食肉のすり身とを含む、前記揚げ物。
[16]前記衣層に含まれる前記食肉のすり身の量が、前記衣層に含まれる前記粉体原料の質量を基準として、3~30質量%である、[15]に記載の揚げ物。
[17]油ちょう済み冷凍食品である、[15]又は[16]に記載の揚げ物。
本発明によれば、食肉具材と衣層との一体感を実現することができる食肉具材の揚げ物用バッター液、該バッター液を使用した食肉具材の揚げ物の製造方法、及び、該バッター液を使用して製造された食肉具材の揚げ物が提供される。
≪用語の説明≫
以下、本明細書で使用される用語について説明する。以下の説明は、別段規定される場合を除き、本明細書を通じて適用される。
<食肉>
食肉は、食用に供される肉である限り特に限定されない。食肉は、例えば、食肉製品の原料肉として一般的に使用されるものの中から適宜選択することができる。食肉としては、例えば、畜肉、魚肉等が挙げられる。
食肉は、好ましくは、畜肉である。畜肉としては、例えば、鶏等の鳥類(家禽類)の肉、牛、豚、馬、羊、兎等の哺乳類(家畜類)の肉等が挙げられる。畜肉は、好ましくは、鶏肉、豚肉、牛肉等である。
畜肉が由来する部位は特に限定されない。鶏肉としては、例えば、むね肉、もも肉、ささみ肉等が挙げられる。牛肉としては、例えば、かた肉、かたロース肉、リブロース肉、サーロイン肉、もも肉、ヒレ肉等が挙げられる。豚肉としては、例えば、かた肉、かたロース肉、ロース肉、もも肉、ヒレ肉等が挙げられる。
食肉は、通常、未加熱の肉である。未加熱の肉としては、例えば、生肉、保存肉(例えば、冷蔵保存肉、冷凍保存肉等)等が挙げられる。保存肉としては、例えば、と畜後24時間以内に4℃以下に冷却され、かつ、冷却後4℃以下で保存された肉等が挙げられる。冷凍保存肉は、必要に応じて解凍した後、使用される。
<食肉具材>
食肉具材は、食肉を含む。「食肉を含む」という表現は、食肉具材が食肉で構成される場合を包含する意味で使用される。
食肉具材は、例えば、食肉の断片又は食肉の断片に所望の処理を施したものである。
食肉具材が、食肉の断片である場合、食肉具材は、食肉具材が食肉で構成される。食肉の断片としては、例えば、肉塊、スライス片、挽肉、派生肉等が挙げられる。食肉の断片は、原料である食肉(以下「原料肉」という。)を所望の形状及び大きさに切断することにより得ることができる。
食肉の断片に施される処理としては、例えば、テンダライズ(食肉の原型を保ったまま、針状の刃を用いて筋及び繊維を短く切断する処理)、ポーションカット(結着処理)(肉塊又は挽肉を金属製容器にきつく詰め、凍結して形を整えた後、一定の厚みに切る処理)、タンブリング(食肉に調味液を機械的に浸透させる処理)、インジェクション(食肉に調味液を機械的に注入する処理)、ミキシング(食肉に調味料を加え、ミキサーで揉みほぐす処理)、タレかけ(食肉を容器包装に入れた後、調味液を加える処理)、漬け込み(食肉に調味液を加え、漬け込む処理)等が挙げられる。食肉の断片に施される処理は、1種であってもよいし、2種以上であってもよい。
食肉の断片に施される処理は、好ましくは、調味液を使用した調味処理である。食肉具材が、食肉の断片に調味処理を施したものである場合、食肉具材は、食肉と、調味液とを含む。調味液を使用した調味処理は、例えば、食肉の断片及び調味液をタンブラーに投入し、タンブリングすることにより行うことができる。タンブリングは、調味液を食肉の断片に均一になじませることができる点で好ましい。タンブリングは、例えば、回転数4~8rpmで15~60分間行うことができる。
調味液に含まれる成分は、食肉製品の調味成分として一般的に使用されるものの中から適宜選択することができる。調味液に含まれる成分としては、水、塩類(例えば、塩化ナトリウム、炭酸カリウム、炭酸ナトリウム、リン酸ナトリウム等)、糖類(例えば、砂糖、ブドウ糖、デキストリン、トレハロース)、たん白類(例えば、大豆たん白、乳たん白、卵たん白)、野菜エキス、動物エキス、香辛料、酒類、アミノ酸、ビタミン類、香辛料抽出物、液状全卵、発酵調味料(醤油、味醂等)、香料、酸味料、核酸、有機酸、pH調整剤等が挙げられる。
食肉具材が、食肉の断片に調味処理を施したものである場合、食肉具材に含まれる調味液の量は、適宜調整することができる。食肉具材に含まれる調味液の量は、食肉具材に含まれる食肉100質量部あたり、好ましくは5~15質量部、さらに好ましくは7~13質量部、さらに一層好ましくは8~11質量部、さらに一層好ましくは9~10質量部である。
<食肉具材の揚げ物>
食肉具材の揚げ物としては、例えば、天ぷら、フライ、から揚げ、フリッター等が挙げられる。食肉具材の揚げ物は、好ましくは、から揚げである。
<食肉のすり身>
食肉のすり身は、食肉をすり潰してペースト状にしたものである。食肉のすり身は、例えば、所望の形状及び大きさに切断された食肉の断片(例えば、肉塊、スライス片、挽肉、派生肉等)をミンチ装置で1回又は2回以上処理することにより得ることができる。食肉のすり身を得る際、肉粒の形状が残留しない程度まで、食肉の断片をミンチ装置で処理することが好ましい。
<粉体原料>
粉体原料は、穀粉及び/又は澱粉で構成される。なお、本発明のバッター液に含まれる粉体は、穀粉及び/又は澱粉で構成される粉体原料に限定されない。本発明のバッター液は、穀粉及び/又は澱粉で構成される粉体原料以外の粉体を含むことができる。
穀粉は、食肉具材の種類等に応じて適宜選択することができる。穀粉は、1種を単独で使用してもよいし、2種以上を組み合わせて使用してもよい。穀粉としては、例えば、小麦粉、大麦粉、米粉等が挙げられる。穀粉は、好ましくは、小麦粉である。小麦粉としては、例えば、薄力粉、中力粉、強力粉等が挙げられる。小麦粉の種類は、食肉具材の種類等に応じて適宜選択することができる。
澱粉は、食肉具材の種類等に応じて適宜選択することができる。澱粉は、1種を単独で使用してもよいし、2種以上を組み合わせて使用してもよい。澱粉としては、例えば、未加工澱粉、加工澱粉等が挙げられる。未加工澱粉としては、例えば、コーンスターチ、ワキシーコーンスターチ、タピオカ澱粉、馬鈴薯澱粉、小麦澱粉、米澱粉等が挙げられる。未加工澱粉は、好ましくは、タピオカ澱粉、馬鈴薯澱粉、小麦澱粉等である。加工澱粉としては、例えば、未加工澱粉に、油脂加工、α化、エーテル化、エステル化、架橋、酸化等から選択された1種以上の処理が施された澱粉が挙げられる。加工澱粉は、好ましくは、架橋、酸化等の処理が施された澱粉である。食肉具材が鶏肉等の畜肉である場合、澱粉は、好ましくは、加工澱粉であり、さらに好ましくは、架橋、酸化等の処理が施された澱粉である。なお、澱粉は、小麦等の植物から単離された澱粉であり、小麦粉等の穀粉中に含まれる澱粉成分とは区別される。
一実施形態において、粉体原料は、穀粉又は澱粉で構成される。
別の実施形態において、粉体原料は、穀粉及び澱粉で構成される。粉体原料に含まれる穀粉及び澱粉の質量比は、食肉具材の種類等に応じて適宜調整することができる。粉体原料に含まれる穀粉及び澱粉の質量比(穀粉の質量:澱粉の質量)は、好ましくは1:10~1:0.5、さらに好ましくは1:5~1:0.8、さらに一層好ましくは1:4~1:1、さらに一層好ましくは1:3~1:1、さらに一層好ましくは1:2~1:1、最も好ましくは1:1である。なお、1種の穀粉が使用される場合、「穀粉の質量」は、当該1種の穀粉の質量を意味し、2種以上の穀粉が使用される場合、「穀粉の質量」は、当該2種以上の穀粉の合計質量を意味する。同様に、1種の澱粉が使用される場合、「澱粉の質量」は、当該1種の澱粉の質量を意味し、2種以上の澱粉が使用される場合、「澱粉の質量」は、当該2種以上の澱粉の合計質量を意味する。
≪食肉具材の揚げ物用バッター液≫
一態様において、本発明は、食肉具材の揚げ物用バッター液に関する。なお、本明細書において、「食肉具材の揚げ物用バッター液」を単に「バッター液」という場合がある。
バッター液は、食肉具材の揚げ物を製造するために使用される液体組成物である。例えば、バッター液を食肉具材に絡めた後、油ちょうすることにより、食肉具材の揚げ物を製造することができる。バッター液を食肉具材に絡めると、バッター液に含まれる固形分により食肉具材の表面に衣層の前駆層が形成される。この前駆層は、油ちょうにより衣層となる。
本発明のバッター液は、穀粉及び/又は澱粉で構成される粉体原料と、食肉のすり身とを含む。なお、本発明のバッター液は、液体媒体を含む。液体媒体は、通常、水であるが、水とともにその他の液体媒体を使用してもよい。その他の液体媒体としては、例えば、液体全卵、油等が挙げられる。
本発明のバッター液に含まれる粉体原料の量は、食肉具材の種類等に応じて適宜調整することができる。本発明のバッター液に含まれる粉体原料の量は、本発明のバッター液の総質量を基準として、好ましくは40~50質量%、さらに好ましくは42~48質量%、さらに一層好ましくは43~47質量%、さらに一層好ましくは44~46質量%である。
本発明のバッター液に含まれる食肉のすり身の量は、本発明のバッター液の総質量を基準として、好ましくは3~30質量%、さらに好ましくは5~29質量%、さらに一層好ましくは10~28質量%、さらに一層好ましくは15~27質量%、さらに一層好ましくは18~26質量%、さらに一層好ましくは20~25質量%である。
本発明のバッター液に含まれる食肉のすり身の量は、本発明のバッター液に含まれる粉体原料の質量を基準として(すなわち、本発明のバッター液に含まれる粉体原料の質量に対する、本発明のバッター液に含まれる食肉のすり身の質量の割合(食肉のすり身の質量/粉体原料の質量×100)として)、好ましくは10~60質量%、さらに好ましくは11~59質量%、さらに一層好ましくは22~58質量%、さらに一層好ましくは33~57質量%、さらに一層好ましくは40~56質量%、さらに一層好ましくは44~56質量%である。
本発明のバッター液に含まれる水の量は、バッター液の粘度等を考慮して、適宜調整することができる。本発明のバッター液に含まれる水の量は、本発明のバッター液の総質量を基準として、好ましくは20~57質量%、さらに好ましくは29~50質量%、さらに一層好ましくは29~45質量%、さらに一層好ましくは29~40質量%、さらに一層好ましくは29~35質量%である。
食肉具材に含まれる食肉が畜肉である場合、食肉のすり身は、畜肉のすり身であることが好ましい。畜肉のすり身は、1種を単独で使用してもよいし、2種以上を組み合わせて使用してもよい。食肉具材における畜肉の種類と、食肉のすり身における畜肉の種類は、同一であることが好ましいが、相違していてもよい。例えば、食肉具材に含まれる食肉が鶏肉である場合、食肉のすり身は、鶏肉のすり身であることが好ましいが、その他の畜肉のすり身、例えば、豚肉のすり身、牛肉のすり身であってもよい。なお、畜肉の種類は、畜肉が由来する動物の種類(例えば、鶏、豚、牛、馬、羊、兎等)を意味する。例えば、食肉具材に含まれる食肉が鶏肉であり、食肉のすり身が鶏肉のすり身である場合、食肉具材における畜肉の種類と、食肉のすり身における畜肉の種類は、同一である。食肉具材における畜肉の種類と、食肉のすり身における畜肉の種類が、同一である場合、畜肉が由来する部位は、同一であることが好ましいが、相違していてもよい。例えば、食肉具材に含まれる食肉が鶏もも肉である場合、食肉のすり身は、鶏もも肉のすり身であることが好ましいが、その他の鶏肉のすり身、例えば、鶏むね肉のすり身、鶏ささみ肉のすり身等であってもよい。
本発明のバッター液は、その他の成分を含んでいてもよい。その他の成分としては、例えば、増粘剤;ベーキングパウダー(膨張剤);粉末油脂等の油類;砂糖、食塩、アミノ酸等の調味料;色素;香料;酸味料;pH調整剤;乳化剤;食物繊維;動物性又は植物性蛋白質素材;発酵調味料等が挙げられる。その他の成分は、1種を単独で使用してもよいし、2種以上を組み合わせて使用してもよい。本発明のバッター液に含まれるその他の成分の合計量は、本発明のバッター液の総質量を基準として、好ましくは0.0~1.0質量%、さらに好ましくは0.1~0.5質量%、最も好ましくは0.3質量%である。
増粘剤としては、例えば、キサンタンガム、ジェランガム、カラギーナン、グアーガム、ローカストビーンガム、タマリンドシードガム、カルボキシメチルセルロース、タラガム、アラビアガム、トラガントガム、カラヤガム、プルラン、ファーセレラン、トリアカンソスガム、グルコマンナン、セスバニアガム、ガティガム、ウェランガム等の増粘多糖類が挙げられる。増粘剤は、1種を単独で使用してもよいし、2種以上を組み合わせて使用してもよい。増粘剤は、好ましくは、キサンタンガム、カラギーナン等である。本発明のバッター液に含まれる増粘剤の量は、本発明のバッター液の総質量を基準として、好ましくは0.0~1.0質量%、さらに好ましくは0.1~0.5質量%、最も好ましくは0.2質量%である。
膨張剤としては、例えば、炭酸水素ナトリウム、炭酸アンモニウム、炭酸水素アンモニウム、塩化アンモニウム、フマル酸、フマル酸ナトリウム、酒石酸、酒石酸水素カリウム、第一リン酸カルシウム、リン酸二水素カルシウム、リン酸二水素カリウム、リン酸水素二ナトリウム、ピロリン酸二水素二ナトリウム、グルコノデルタラクトン等が挙げられる。膨張剤は、1種を単独で使用してもよいし、2種以上を組み合わせて使用してもよい。膨張剤は、好ましくは、炭酸水素ナトリウム等である。本発明のバッター液に含まれる膨張剤の量は、本発明のバッター液の総質量を基準として、好ましくは0.0~1.0質量%、さらに好ましくは0.0~0.5質量%、最も好ましくは0.1質量%である。
本発明のバッター液は、粉体原料と、食肉のすり身と、液体媒体とを公知の方法により混合することにより得ることができる。混合の順序は特に限定されない。混合の際、その他の成分を添加してもよい。
≪食肉具材の揚げ物の製造方法≫
別の態様において、本発明は、食肉具材の揚げ物を製造する方法に関する。
本発明の方法は、以下の工程:
(a)本発明のバッター液を食肉具材に付着させる工程、及び、
(b)工程(a)で処理された食肉具材を油ちょうする工程
を含む。
工程(a)は、本発明のバッター液を食肉具材に付着させる工程である。なお、バッター液を食肉具材に付着させた後、バッター液に含まれる液体成分の少なくとも一部が、食肉具材の内部に浸透してもよい。
工程(a)において、食肉具材に含まれる食肉が畜肉である場合、食肉のすり身は、畜肉のすり身であることが好ましい。畜肉のすり身は、1種を単独で使用してもよいし、2種以上を組み合わせて使用してもよい。食肉具材における畜肉の種類と、食肉のすり身における畜肉の種類は、同一であることが好ましいが、相違していてもよい。例えば、食肉具材に含まれる食肉が鶏肉である場合、食肉のすり身は、鶏肉のすり身であることが好ましいが、その他の畜肉のすり身、例えば、豚肉のすり身、牛肉のすり身であってもよい。なお、畜肉の種類は、畜肉が由来する動物の種類(例えば、鶏、豚、牛、馬、羊、兎等)を意味する。例えば、食肉具材に含まれる食肉が鶏肉であり、食肉のすり身が鶏肉のすり身である場合、食肉具材における畜肉の種類と、食肉のすり身における畜肉の種類は、同一である。食肉具材における畜肉の種類と、食肉のすり身における畜肉の種類が、同一である場合、畜肉が由来する部位は、同一であることが好ましいが、相違していてもよい。例えば、食肉具材に含まれる食肉が鶏もも肉である場合、食肉のすり身は、鶏もも肉のすり身であることが好ましいが、その他の鶏肉のすり身、例えば、鶏むね肉のすり身、鶏ささみ肉のすり身等であってもよい。
本発明のバッター液を食肉具材に付着させる方法は、バッター液に含まれる粉体原料及び食肉のすり身を、食肉具材の表面に付着させることができる限り特に限定されない。例えば、食肉具材及び本発明のバッター液をタンブラーに投入し、タンブリングすることにより、バッター液に含まれる粉体原料及び食肉のすり身を、食肉具材の表面に付着させることができる。タンブリングは、例えば、回転数4~6rpmで15~60分間行うことができる。
工程(a)において、本発明のバッター液を食肉具材に付着させることにより、本発明のバッター液に含まれる粉体原料及び食肉のすり身が、食肉具材の表面に付着する。食肉具材の表面に付着した粉体原料及び食肉のすり身は、衣層の前駆層を形成し、この前駆層は、油ちょうにより衣層となる。
工程(a)において、食肉具材に付着する本発明のバッター液の量は、食肉具材に含まれる食肉100質量部あたり、好ましくは10~20質量部、さらに好ましくは12~18質量部、さらに一層好ましくは13~17質量部、さらに一層好ましくは14~16質量部である。
工程(a)において、食肉具材に付着する食肉のすり身の量は、食肉具材に含まれる食肉100質量部あたり、好ましくは0.3~6質量部、さらに好ましくは0.5~5質量部、さらに一層好ましくは0.6~4質量部、さらに一層好ましくは0.7~3.8質量部である。
工程(a)において、食肉具材に付着する粉体原料の量は、食肉具材に含まれる食肉100質量部あたり、好ましくは4~10質量部、さらに好ましくは5~9質量部、さらに一層好ましくは6~8質量部、さらに一層好ましくは6~7質量部、さらに一層好ましくは6.7~6.8質量部である。
なお、食肉具材として食肉の断片が使用される場合、食肉具材は食肉で構成されるが、食肉具材として食肉断片に調味処理が施されたものが使用される場合、食肉具材は、食肉に加えて、調味液を含む。したがって、食肉具材として食肉断片に調味処理が施されたものが使用される場合、食肉具材の質量から、食肉具材に含まれる調味液の質量を差し引いた値が、食肉具材に含まれる食肉の質量となる。
本発明の方法は、工程(a)の後であって工程(b)の前に、工程(a)で処理された食肉具材に追加の粉体原料を付着させる工程を含むことができる。上記した「粉体原料」の説明は、「追加の粉体原料」にも適用される。追加の粉体原料は、例えば、ブレッダー粉、パン粉等の形態で使用される。工程(a)で処理された食肉具材に追加の粉体原料を付着させる方法は、工程(a)で処理された食肉具材の特徴(すなわち、食肉具材の表面に、本発明のバッター液に含まれる粉体原料及び食肉のすり身が付着していること)が損なわれない限り特に限定されない。例えば、追加の粉体原料は、作業者の手で、工程(a)で処理された食肉具材の表面に付着させることができる。
工程(a)で処理された食肉具材に追加の粉体原料を付着させることにより、追加の粉体原料が、食肉具材の表面に付着する。食肉具材の表面に付着した追加の粉体原料は、工程(a)において食肉具材の表面に付着した粉体原料及び食肉のすり身とともに、衣層の前駆層を形成し、この前駆層は、油ちょうにより衣層となる。
食肉具材に付着する追加の粉体原料の量は、食肉具材に含まれる食肉100質量部あたり、好ましくは5~15質量部、さらに好ましくは7~13質量部、さらに一層好ましくは8~12質量部、さらに一層好ましくは9~11質量部である。
食肉具材に付着する食肉のすり身の質量は、食肉具材に付着するバッター液由来粉体原料及び追加の粉体原料の合計質量を基準として(すなわち、食肉具材に付着するバッター液由来粉体原料及び追加の粉体原料の合計質量に対する、食肉具材に付着する食肉のすり身の質量の割合(食肉のすり身の質量/バッター液由来粉体原料及び追加の粉体原料の合計質量×100)として)、好ましくは3~30質量%、さらに好ましくは4~28質量%、さらに一層好ましくは8~26質量%、さらに一層好ましくは13~25質量%、さらに一層好ましくは16~24質量%、さらに一層好ましくは17~23質量%である。
工程(b)は、工程(a)で処理された食肉具材を油ちょうする工程である。なお、「工程(a)で処理された食肉具材」には、工程(a)の直後の食肉具材に加えて、工程(a)の後、所望の処理が施された食肉具材が包含される。例えば、工程(a)で処理された食肉具材にブレッダー粉を付着させた後、油ちょうする場合、ブレッダー粉を付着させた食肉具材が、「工程(a)で処理された食肉具材」に該当する。
工程(b)は、公知の揚げ物の製造方法と同様にして行うことができる。
工程(b)により、食肉具材の揚げ物を得ることができる。食肉具材の揚げ物の衣層は、穀粉及び/又は澱粉で構成される粉体原料と、食肉のすり身とを含む。これにより、食肉具材と衣層との一体感を実現することができる。なお、油ちょう前の食肉具材の表面に付着する粉体原料(追加の粉体原料が使用される場合、バッター液由来粉体原料及び追加の粉体原料)及び食肉のすり身は、油ちょうにより加熱されるので、油ちょう前の食肉具材の表面に付着する粉体原料及び食肉のすり身と、衣層に含まれる粉体原料及び食肉のすり身とは、完全に同一ではない。
衣層に含まれる食肉のすり身の量は、衣層に含まれる粉体原料の質量を基準として(すなわち、衣層に含まれる粉体原料の質量に対する、衣層に含まれる食肉のすり身の質量の割合(食肉のすり身の質量/粉体原料の質量×100)として)は、好ましくは3~30質量%、さらに好ましくは4~28質量%、さらに一層好ましくは8~26質量%、さらに一層好ましくは13~25質量%、さらに一層好ましくは16~24質量%、さらに一層好ましくは17~23質量%である。なお、追加の粉体原料が使用される場合、衣層に含まれる粉体原料は、バッター液由来粉体原料及び追加の粉体原料で形成される。
本発明の方法は、工程(b)の後、工程(b)で処理された食肉具材(すなわち、食肉具材の揚げ物)を冷凍する工程を含むことができる。この工程により、油ちょう済み冷凍食品を得ることができる。冷凍は、常法に従って行うことができる。
冷凍食品は、通常、低温で急速に凍結される。また、冷凍食品は、通常、合成樹脂、アルミニウム箔、加工紙等により包装される。また、冷凍食品は、通常、生産から販売まで、-15℃以下(好ましくは-18℃以下)で保存される。
冷凍食品には、無加熱摂取冷凍食品、加熱後摂取冷凍食品(凍結直前加熱)、加熱後摂取冷凍食品(凍結直前未加熱)、そうざい製品、そうざい半製品等が包含される。食品衛生法で定められた規格基準によれば、無加熱摂取冷凍食品は、冷凍食品のうち製造し、又は加工した食品を凍結させたものであって、飲食に供する際に加熱を要しないとされているものをいい、加熱後摂取冷凍食品(凍結直前加熱)は、加熱した後に摂取する冷凍食品(冷凍食品のうち製造し、又は加工した食品を凍結させたものであって、無加熱摂取冷凍食品以外のものをいう。)であって凍結させる直前に加熱されたものをいい、加熱後摂取冷凍食品(凍結直前未加熱)は、加熱した後に摂取する冷凍食品(冷凍食品のうち製造し、又は加工した食品を凍結させたものであって、無加熱摂取冷凍食品以外のものをいう。)であって凍結させる直前に加熱されたもの以外のものをいう。そうざい半製品は、そうざい製品として仕上げるための最終の加熱工程を経る前の製品であり、喫食前に、焼いたり揚げたりする等の比較的簡単な加熱調理がなされることを前提として製造される加工食品である。そうざい製品は、そうざい製品として仕上げるための最終の加熱工程を経た後の製品であり、喫食前の加熱は、必要であってもよいし、不要であってもよい。
油ちょう済み冷凍食品は、再度、油ちょうを行うことにより、あるいは、電子レンジ、オーブン等により加熱解凍又は加熱することにより、あるいは、自然解凍することにより、喫食することができる。
≪ピックル液及びバッター液の調製≫
実施例及び比較例で使用するピックル液(調味液)、バッター液A~G及びブレッダー粉を調製した。
バッター液A~Gの調製において、加工澱粉として、日本食品化工株式会社製「日食ねりこみ澱粉K-1」を使用し、小麦粉として、中力粉を使用し、リン酸塩として、トリポリリン酸塩を使用し、増粘剤として、キサンタンガムを使用した。「日食ねりこみ澱粉K-1」は、タピオカを原料とした食品用澱粉である。
バッター液A~Fの調製において使用した鶏もも肉又は豚かた肉のすり身の調製方法は次の通りである。鶏もも肉又は豚かた肉のすり身は、肉塊、スライス片、挽肉、派生肉等をミンチ装置にて2回以上処理するか、又は、サイレントカッターで5~10分間処理した。食肉のすり身を得る際、肉粒の形状が残留しない程度まで、食肉の断片をミンチ装置又はサイレントカッターで処理した。
ブレッダー粉の調製において、加工澱粉として、日本食品化工株式会社製「日食ねりこみ澱粉K-1」を使用し、小麦粉として、中力粉を使用した。
<ピックル液の調製>
以下の組成を有するピックル液(調味液)を調製した。
食塩 2.5質量部
砂糖 3.5質量部
L-グルタミン酸ナトリウム 5.0質量部
醤油 30.0質量部
水 59.0質量部
<バッター液Aの調製>
以下の組成を有するバッター液Aを調製した。バッター液Aに含まれる粉体原料(加工澱粉及び小麦粉)の量は、バッター液Aの総質量を基準として、45質量%であり、バッター液Aに含まれる鶏もも肉のすり身の量は、バッター液Aの総質量を基準として、5質量%である。バッター液Aに含まれる鶏もも肉のすり身の量は、バッター液Aに含まれる粉体原料(加工澱粉及び小麦粉)の質量を基準として(すなわち、バッター液Aに含まれる粉体原料(加工澱粉及び小麦粉)の質量に対する、バッター液Aに含まれる鶏もも肉のすり身の質量の割合(鶏もも肉のすり身の質量/粉体原料の質量×100)として)、11.1質量%である。
[バッター液Aの組成]
加工澱粉 22.5質量部
小麦粉 22.5質量部
鶏もも肉のすり身 5.0質量部
リン酸塩 0.1質量部
増粘剤 0.2質量部
水 49.7質量部
<バッター液Bの調製>
以下の組成を有するバッター液Bを調製した。バッター液Bに含まれる粉体原料(加工澱粉及び小麦粉)の量は、バッター液Bの総質量を基準として、45質量%であり、バッター液Bに含まれる鶏もも肉のすり身の量は、バッター液Bの総質量を基準として、10質量%である。バッター液Bに含まれる鶏もも肉のすり身の量は、バッター液Bに含まれる粉体原料(加工澱粉及び小麦粉)の質量を基準として(すなわち、バッター液Bに含まれる粉体原料(加工澱粉及び小麦粉)の質量に対する、バッター液Bに含まれる鶏もも肉のすり身の質量の割合(鶏もも肉のすり身の質量/粉体原料の質量×100)として)、22.2質量%である。
[バッター液Bの組成]
加工澱粉 22.5質量部
小麦粉 22.5質量部
鶏もも肉のすり身 10.0質量部
リン酸塩 0.1質量部
増粘剤 0.2質量部
水 44.7質量部
<バッター液Cの調製>
以下の組成を有するバッター液Cを調製した。バッター液Cに含まれる粉体原料(加工澱粉及び小麦粉)の量は、バッター液Cの総質量を基準として、45質量%であり、バッター液Cに含まれる鶏もも肉のすり身の量は、バッター液Cの総質量を基準として、15質量%である。バッター液Cに含まれる鶏もも肉のすり身の量は、バッター液Cに含まれる粉体原料(加工澱粉及び小麦粉)の質量を基準として(すなわち、バッター液Cに含まれる粉体原料(加工澱粉及び小麦粉)の質量に対する、バッター液Cに含まれる鶏もも肉のすり身の質量の割合(鶏もも肉のすり身の質量/粉体原料の質量×100)として)、33.3質量%である。
[バッター液Cの組成]
加工澱粉 22.5質量部
小麦粉 22.5質量部
鶏もも肉のすり身 15.0質量部
リン酸塩 0.1質量部
増粘剤 0.2質量部
水 39.7質量部
<バッター液Dの調製>
以下の組成を有するバッター液Dを調製した。バッター液Dに含まれる粉体原料(加工澱粉及び小麦粉)の量は、バッター液Dの総質量を基準として、45質量%であり、バッター液Dに含まれる鶏もも肉のすり身の量は、バッター液Dの総質量を基準として、20質量%である。バッター液Dに含まれる鶏もも肉のすり身の量は、バッター液Dに含まれる粉体原料(加工澱粉及び小麦粉)の質量を基準として(すなわち、バッター液Dに含まれる粉体原料(加工澱粉及び小麦粉)の質量に対する、バッター液Dに含まれる鶏もも肉のすり身の質量の割合(鶏もも肉のすり身の質量/粉体原料の質量×100)として)、44.4質量%である。
[バッター液Dの組成]
加工澱粉 22.5質量部
小麦粉 22.5質量部
鶏もも肉のすり身 20.0質量部
リン酸塩 0.1質量部
増粘剤 0.2質量部
水 34.7質量部
<バッター液Eの調製>
以下の組成を有するバッター液Eを調製した。バッター液Eに含まれる粉体原料(加工澱粉及び小麦粉)の量は、バッター液Eの総質量を基準として、45質量%であり、バッター液Eに含まれる鶏もも肉のすり身の量は、バッター液Eの総質量を基準として、25質量%である。バッター液Eに含まれる鶏もも肉のすり身の量は、バッター液Eに含まれる粉体原料(加工澱粉及び小麦粉)の質量を基準として(すなわち、バッター液Eに含まれる粉体原料(加工澱粉及び小麦粉)の質量に対する、バッター液Eに含まれる鶏もも肉のすり身の質量の割合(鶏もも肉のすり身の質量/粉体原料の質量×100)として)、55.6質量%である。
[バッター液Eの組成]
加工澱粉 22.5質量部
小麦粉 22.5質量部
鶏もも肉のすり身 25.0質量部
リン酸塩 0.1質量部
増粘剤 0.2質量部
水 29.7質量部
<バッター液Fの調製>
以下の組成を有するバッター液Fを調製した。バッター液Fに含まれる粉体原料(加工澱粉及び小麦粉)の量は、バッター液Fの総質量を基準として、45質量%であり、バッター液Fに含まれる豚かた肉のすり身の量は、バッター液Fの総質量を基準として、15質量%である。バッター液Fに含まれる鶏もも肉のすり身の量は、バッター液Fに含まれる粉体原料(加工澱粉及び小麦粉)の質量を基準として(すなわち、バッター液Fに含まれる粉体原料(加工澱粉及び小麦粉)の質量に対する、バッター液Fに含まれる鶏もも肉のすり身の質量の割合(鶏もも肉のすり身の質量/粉体原料の質量×100)として)、33.3質量%である。
[バッター液Fの組成]
加工澱粉 22.5質量部
小麦粉 22.5質量部
豚かた肉のすり身 15.0質量部
リン酸塩 0.1質量部
増粘剤 0.2質量部
水 39.7質量部
<バッター液Gの調製>
以下の組成を有するバッター液Gを調製した。
加工澱粉 22.5質量部
小麦粉 22.5質量部
リン酸塩 0.1質量部
増粘剤 0.2質量部
水 54.7質量部
<ブレッダー粉の調製>
以下の組成を有するブレッダー粉を調製した。
加工澱粉 50.0質量部
小麦粉 50.0質量部
≪実施例1≫
(1)食肉具材の調製
冷凍ブラジル産鶏もも肉を解凍した後、1個あたりの質量が35g±1gとなるようにカットし、鶏もも肉の断片を調製した。鶏もも肉の断片及びピックル液をタンブラーに投入し、回転数6rpmで30分間タンブリングし、ピックル液を鶏もも肉の断片に均一になじませた。タンブラーには、鶏もも肉の断片100質量部に対して10質量部のピックル液を投入した。なお、タンブリング後、鶏もも肉に付着せずにタンブラーに残存するピックル液はほぼ存在しなかった。こうして、鶏もも肉の断片とピックル液とを含む食肉具材を得た。
(2)バッター液による処理
上記(1)で得られた食肉具材及びバッター液Aをタンブラーに投入し、回転数6rpmで15分間タンブリングし、バッター液Aを食肉具材に均一になじませた。タンブラーには、食肉具材に含まれる食肉(鶏もも肉)100質量部に対して15質量部のバッター液Aを投入した。こうして、バッター液処理済み食肉具材を得た。なお、タンブリング後、食肉具材に付着せずにタンブラーに残存するバッター液Aはほぼ存在しなかった。したがって、食肉具材に付着する鶏もも肉のすり身の量は、食肉具材に含まれる食肉(鶏もも肉)100質量部あたり0.8質量部であり、食肉具材に付着する粉体原料(加工澱粉及び小麦粉)の量は、食肉具材に含まれる食肉(鶏もも肉)100質量部あたり6.8質量部である。
(3)ブレッダー粉による処理
上記(2)で得られたバッター液処理済み食肉具材にブレッダー粉を付着させた。ブレッダー粉の付着は、作業者の手で行った。バッター液処理済み食肉具材には、食肉具材に含まれる食肉(鶏もも肉)100質量部に対して10質量部のブレッダー粉を付着させた。こうして、ブレッダー粉処理済み食肉具材を得た。ブレッダー粉は、バッター液Aに由来する粉体原料(加工澱粉及び小麦粉)及び鶏もも肉とともに、衣層の前駆層を形成し、この前駆層は、油ちょうにより衣層となる。衣層の前駆層に含まれる鶏もも肉のすり身の量は、衣層の前駆層に含まれる粉体原料(バッター液Aに由来する粉体原料及びブレッダー粉に由来する粉体原料)の合計質量を基準として(すなわち、衣層の前駆層に含まれる粉体原料の合計質量に対する、鶏もも肉のすり身の質量の割合(鶏もも肉のすり身の質量/粉体原料の合計質量×100)として)、4.5質量%である。なお、衣層の前駆層におけるこの比は、衣層でも維持されていると考えられる。
(4)油ちょう(フライ)
上記(3)で得られたブレッダー粉処理済み食肉具材を、油の入ったフライヤーに投入し、160℃で40秒間、油ちょうした。こうして、油ちょう済み食肉具材を得た。
(5)コンベクションオーブンによる処理
上記(4)で得られた油ちょう済み食肉具材をコンベクションオーブンにて100℃(スチーム100%)で8分間加熱した。こうして、コンベクションオーブン処理済み食肉具材を得た。
(6)冷凍
上記(5)で得られたコンベクションオーブン処理済み食肉具材を、-20℃に温度設定した冷凍庫に8時間以上放置した。こうして、油ちょう済み冷凍食品を得た。
(7)再油ちょう(再フライ)
上記(6)で得られた油ちょう済み冷凍食品を、油の入ったフライヤーに投入し、170℃で5分間、油ちょうした。こうして、再油ちょう済み食肉具材を得た。
≪実施例2≫
バッター液Aに代えて、バッター液Bを使用した点を除き、実施例1と同様にして、再油ちょう済み食肉具材を得た。バッター液による処理において、タンブリング後、食肉具材に付着せずにタンブラーに残存するバッター液Bはほぼ存在しなかった。したがって、食肉具材に付着する鶏もも肉のすり身の量は、食肉具材に含まれる食肉(鶏もも肉)100質量部あたり1.5質量部であり、食肉具材に付着する粉体原料(加工澱粉及び小麦粉)の量は、食肉具材に含まれる食肉(鶏もも肉)100質量部あたり6.8質量部である。また、衣層の前駆層に含まれる鶏もも肉のすり身の量は、衣層の前駆層に含まれる粉体原料(バッター液Bに由来する粉体原料及びブレッダー粉に由来する粉体原料)の合計質量を基準として(すなわち、衣層の前駆層に含まれる粉体原料の合計質量に対する、鶏もも肉のすり身の質量の割合(鶏もも肉のすり身の質量/粉体原料の合計質量×100)として)、9.0質量%である。なお、衣層の前駆層におけるこの比は、衣層でも維持されていると考えられる。
≪実施例3≫
バッター液Aに代えて、バッター液Cを使用した点を除き、実施例1と同様にして、再油ちょう済み食肉具材を得た。バッター液による処理において、タンブリング後、食肉具材に付着せずにタンブラーに残存するバッター液Cはほぼ存在しなかった。したがって、食肉具材に付着する鶏もも肉のすり身の量は、食肉具材に含まれる食肉(鶏もも肉)100質量部あたり2.3質量部であり、食肉具材に付着する粉体原料(加工澱粉及び小麦粉)の量は、食肉具材に含まれる食肉(鶏もも肉)100質量部あたり6.8質量部である。また、衣層の前駆層に含まれる鶏もも肉のすり身の量は、衣層の前駆層に含まれる粉体原料(バッター液Cに由来する粉体原料及びブレッダー粉に由来する粉体原料)の合計質量を基準として(すなわち、衣層の前駆層に含まれる粉体原料の合計質量に対する、鶏もも肉のすり身の質量の割合(鶏もも肉のすり身の質量/粉体原料の合計質量×100)として)、13.4質量%である。なお、衣層の前駆層におけるこの比は、衣層でも維持されていると考えられる。
≪実施例4≫
バッター液Aに代えて、バッター液Dを使用した点を除き、実施例1と同様にして、再油ちょう済み食肉具材を得た。バッター液による処理において、タンブリング後、食肉具材に付着せずにタンブラーに残存するバッター液Dはほぼ存在しなかった。したがって、食肉具材に付着する鶏もも肉のすり身の量は、食肉具材に含まれる食肉(鶏もも肉)100質量部あたり3.0質量部であり、食肉具材に付着する粉体原料(加工澱粉及び小麦粉)の量は、食肉具材に含まれる食肉(鶏もも肉)100質量部あたり6.8質量部である。また、衣層の前駆層に含まれる鶏もも肉のすり身の量は、衣層の前駆層に含まれる粉体原料(バッター液Dに由来する粉体原料及びブレッダー粉に由来する粉体原料)の合計質量を基準として(すなわち、衣層の前駆層に含まれる粉体原料の合計質量に対する、鶏もも肉のすり身の質量の割合(鶏もも肉のすり身の質量/粉体原料の合計質量×100)として)、17.9質量%である。なお、衣層の前駆層におけるこの比は、衣層でも維持されていると考えられる。
≪実施例5≫
バッター液Aに代えて、バッター液Eを使用した点を除き、実施例1と同様にして、再油ちょう済み食肉具材を得た。バッター液による処理において、タンブリング後、食肉具材に付着せずにタンブラーに残存するバッター液Eはほぼ存在しなかった。したがって、食肉具材に付着する鶏もも肉のすり身の量は、食肉具材に含まれる食肉(鶏もも肉)100質量部あたり3.8質量部であり、食肉具材に付着する粉体原料(加工澱粉及び小麦粉)の量は、食肉具材に含まれる食肉(鶏もも肉)100質量部あたり6.8質量部である。また、衣層の前駆層に含まれる鶏もも肉のすり身の量は、衣層の前駆層に含まれる粉体原料(バッター液Eに由来する粉体原料及びブレッダー粉に由来する粉体原料)の合計質量を基準として(すなわち、衣層の前駆層に含まれる粉体原料の合計質量に対する、鶏もも肉のすり身の質量の割合(鶏もも肉のすり身の質量/粉体原料の合計質量×100)として)、22.4質量%である。なお、衣層の前駆層におけるこの比は、衣層でも維持されていると考えられる。
≪実施例6≫
バッター液Aに代えて、バッター液Fを使用した点を除き、実施例1と同様にして、再油ちょう済み食肉具材を得た。バッター液による処理において、タンブリング後、食肉具材に付着せずにタンブラーに残存するバッター液Fはほぼ存在しなかった。したがって、食肉具材に付着する豚かた肉のすり身の量は、食肉具材に含まれる食肉(鶏もも肉)100質量部あたり2.3質量部であり、食肉具材に付着する粉体原料(加工澱粉及び小麦粉)の量は、食肉具材に含まれる食肉(鶏もも肉)100質量部あたり6.8質量部である。また、衣層の前駆層に含まれる豚かた肉のすり身の量は、衣層の前駆層に含まれる粉体原料(バッター液Fに由来する粉体原料及びブレッダー粉に由来する粉体原料)の合計質量を基準として(すなわち、衣層の前駆層に含まれる粉体原料の合計質量に対する、豚かた肉のすり身の質量の割合(豚かた肉のすり身の質量/粉体原料の合計質量×100)、13.4質量%である。なお、衣層の前駆層におけるこの比は、衣層でも維持されていると考えられる。
≪比較例1≫
バッター液Aに代えて、バッター液Gを使用した点を除き、実施例1と同様にして、再油ちょう済み食肉具材を得た。バッター液による処理において、タンブリング後、食肉具材に付着せずにタンブラーに残存するバッター液Gはほぼ存在しなかった。
≪官能評価≫
(1)食肉具材と衣層との一体感に関する官能評価(比較例1と実施例3との比較)
比較例1及び実施例3の再油ちょう済み食肉具材を、10名の訓練されたパネラーに喫食させ、食肉具材と衣層との一体感を官能評価した。10名のうち5名のパネラーが、比較例1の再油ちょう済み食肉具材と、実施例3の再油ちょう済み食肉具材との間では、食肉具材と衣層との一体感に明確な差がある(実施例3の再油ちょう済み食肉具材における食肉具材と衣層との一体感は、比較例1の再油ちょう済み食肉具材と比較して、有意に向上している)、と回答した。残りの5名のパネラーは、比較例1の再油ちょう済み食肉具材と、実施例3の再油ちょう済み食肉具材との間では、食肉具材と衣層との一体感に明確な差がない、と回答した。
(2)食肉具材と衣層との一体感に関する官能評価(実施例1~5の比較)
実施例1~5の再油ちょう済み食肉具材を、順番に(実施例1→実施例2→実施例3→実施例4→実施例5)、上記(1)と同じ10名のパネラーに喫食させ、食肉具材と衣層との一体感を官能評価した。10名のうち8名のパネラーが、実施例1~3の再油ちょう済み食肉具材では、食肉具材と衣層との一体感に明確な差がないが、実施例3の再油ちょう済み食肉具材と、実施例4の再油ちょう済み食肉具材との間では、食肉具材と衣層との一体感に明確な差がある(実施例4の再油ちょう済み食肉具材における食肉具材と衣層との一体感は、実施例3の再油ちょう済み食肉具材と比較して、有意に向上している)、と回答した。残りの2名のパネラーは、実施例1~4の再油ちょう済み食肉具材では、食肉具材と衣層との一体感に明確な差がないが、実施例4の再油ちょう済み食肉具材と、実施例5の再油ちょう済み食肉具材との間では、食肉具材と衣層との一体感に明確な差がある(実施例5の再油ちょう済み食肉具材における食肉具材と衣層との一体感は、実施例4の再油ちょう済み食肉具材と比較して、有意に向上している)、と回答した。
(3)食肉具材と衣層との一体感に関する官能評価(実施例3と実施例6の比較)
実施例3及び実施例6の再油ちょう済み食肉具材を、上記(1)と同じ10名のパネラーに喫食させ、食肉具材と衣層との一体感を官能評価した。10名のうち7名のパネラーが、実施例3の再油ちょう済み食肉具材と、実施例6の再油ちょう済み食肉具材との間では、食肉具材と衣層との一体感に明確な差がある(実施例3の再油ちょう済み食肉具材における食肉具材と衣層との一体感は、実施例6の再油ちょう済み食肉具材と比較して、有意に向上している)、と回答した。残りの3名のパネラーは、実施例3の再油ちょう済み食肉具材と、実施例6の再油ちょう済み食肉具材との間では、食肉具材と衣層との一体感に明確な差がない、と回答した。

Claims (15)

  1. 食肉具材の揚げ物用バッター液であって、
    前記バッター液が、穀粉及び/又は澱粉で構成される粉体原料と、食肉のすり身とを含
    前記食肉具材が畜肉を含み、
    前記食肉のすり身が畜肉のすり身であり、
    前記食肉具材における前記畜肉が由来する動物が、前記食肉のすり身における前記畜肉が由来する動物と同一であり、
    前記食肉具材における前記畜肉が由来する部位が、前記食肉のすり身における前記畜肉が由来する部位と同一であり、
    前記バッター液に含まれる前記食肉のすり身の量が、前記バッター液に含まれる前記粉体原料の質量を基準として、44~60質量%である、前記バッター液。
  2. 前記食肉具材における前記畜肉及び前記食肉のすり身における前記畜肉が、鶏肉、豚肉及び牛肉から選択される、請求項1に記載のバッター液。
  3. 前記食肉具材における前記畜肉及び前記食肉のすり身における前記畜肉が、鶏肉である、請求項2に記載のバッター液。
  4. 前記バッター液に含まれる前記粉体原料の量が、前記バッター液の総質量を基準として、40~50質量%であり、前記バッター液に含まれる前記食肉のすり身の量が、前記バッター液の総質量を基準として、18~30質量%である、請求項1~のいずれか一項に記載のバッター液。
  5. 食肉具材の揚げ物を製造する方法であって、
    前記方法が、
    (a)請求項1~のいずれか一項に記載のバッター液を食肉具材に付着させる工程、及び、
    (b)工程(a)で処理された前記食肉具材を油ちょうする工程
    を含
    前記食肉具材が畜肉を含み、
    前記食肉具材における前記畜肉が由来する動物が、前記食肉のすり身における前記畜肉が由来する動物と同一であり、
    前記食肉具材における前記畜肉が由来する部位が、前記食肉のすり身における前記畜肉が由来する部位と同一である、前記方法。
  6. 前記食肉具材における前記畜肉及び前記食肉のすり身における前記畜肉が、鶏肉、豚肉及び牛肉から選択される、請求項5に記載の方法。
  7. 前記食肉具材における前記畜肉及び前記食肉のすり身における前記畜肉が、鶏肉である、請求項6に記載の方法。
  8. 工程(a)において、前記食肉具材に付着する前記バッター液の量が、前記食肉具材に含まれる食肉100質量部あたり10~20質量部となるように、前記食肉具材に前記バッター液を付着させる、請求項5~7のいずれか一項に記載の方法。
  9. 工程(a)において、前記食肉具材に付着する前記粉体原料の量が、前記食肉具材に含まれる食肉100質量部あたり4~10質量部となるように、かつ、前記食肉具材に付着する前記食肉のすり身の量が、前記食肉具材に含まれる食肉100質量部あたり0.3~6質量部となるように、前記食肉具材に前記バッター液を付着させる、請求項5~8のいずれか一項に記載の方法。
  10. 工程(a)の後であって工程(b)の前に、工程(a)で処理された前記食肉具材に追加の粉体原料を付着させる工程を含む、請求項のいずれか一項に記載の方法。
  11. 前記食肉具材に付着する前記追加の粉体原料の量が、前記食肉具材に含まれる食肉100質量部あたり5~15質量部となるように、前記食肉具材に前記追加の粉体原料を付着させる、請求項10に記載の方法。
  12. 前記食肉具材に付着する前記食肉のすり身の量が、前記食肉具材に付着する前記粉体原料及び前記追加の粉体原料の合計質量を基準として、3~30質量%となるように、前記食肉具材に前記追加の粉体原料を付着させる、請求項10又は11に記載の方法。
  13. 工程(b)の後に、工程(b)で処理された前記食肉具材を冷凍する工程を含む、請求項12のいずれか一項に記載の方法。
  14. 食肉具材の揚げ物であって、
    前記揚げ物が、前記食肉具材の揚げ物の衣層が、穀粉及び/又は澱粉で構成される粉体原料と、食肉のすり身とを含
    前記食肉具材が畜肉を含み、
    前記食肉のすり身が畜肉のすり身であり、
    前記食肉具材における前記畜肉が由来する動物が、前記食肉のすり身における前記畜肉が由来する動物と同一であり、
    前記食肉具材における前記畜肉が由来する部位が、前記食肉のすり身における前記畜肉が由来する部位と同一であり、
    前記衣層に含まれる前記食肉のすり身の量が、前記衣層に含まれる前記粉体原料の質量を基準として、17~30質量%である、前記揚げ物。
  15. 油ちょう済み冷凍食品である、請求項14に記載の揚げ物。
JP2019087626A 2019-05-07 2019-05-07 食肉具材の揚げ物用バッター液及び該バッター液を使用した食肉具材の揚げ物の製造方法 Active JP7274340B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2019087626A JP7274340B2 (ja) 2019-05-07 2019-05-07 食肉具材の揚げ物用バッター液及び該バッター液を使用した食肉具材の揚げ物の製造方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2019087626A JP7274340B2 (ja) 2019-05-07 2019-05-07 食肉具材の揚げ物用バッター液及び該バッター液を使用した食肉具材の揚げ物の製造方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2020182404A JP2020182404A (ja) 2020-11-12
JP7274340B2 true JP7274340B2 (ja) 2023-05-16

Family

ID=73044063

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2019087626A Active JP7274340B2 (ja) 2019-05-07 2019-05-07 食肉具材の揚げ物用バッター液及び該バッター液を使用した食肉具材の揚げ物の製造方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP7274340B2 (ja)

Family Cites Families (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6291152A (ja) * 1985-10-17 1987-04-25 Higashimaru Shoyu Kk フライ食品から成るレトルト食品の製造方法
JPH1175720A (ja) * 1997-09-16 1999-03-23 Kibun Foods Inc 蛋白衣を用いた揚げ物及びその製造法

Also Published As

Publication number Publication date
JP2020182404A (ja) 2020-11-12

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JPH0799896A (ja) 食品の処理方法
JP3626819B2 (ja) 加工生肉
JP4782835B2 (ja) 炒り卵スナック食物
JP4138889B2 (ja) 食肉改質剤
JP5612374B2 (ja) 鶏肉を原料とする食肉加工食品
US5494688A (en) Method of preparing a food product encased in an artificial skin and product thereof
JP7274340B2 (ja) 食肉具材の揚げ物用バッター液及び該バッター液を使用した食肉具材の揚げ物の製造方法
JP7030589B2 (ja) 澱粉組成物の製造方法
JP3177084B2 (ja) ハムカツまたはソーセージカツの製造方法
WO2022264277A1 (ja) 加熱食品の製造方法
JPH08317780A (ja) 冷凍食品の製造方法
JP5755468B2 (ja) から揚げの製造方法
JP2023028798A (ja) フライ食品の製造方法
JP4529003B2 (ja) 肉含量の高いスナック風食品
JP2011223972A (ja) エビフライ用のエビ
JP6052878B2 (ja) 油揚食品の製造方法
JP7343965B2 (ja) 食材の加熱調理のための下処理用組成物、及び加熱調理食品の製造方法
JP2021108549A (ja) フライ食品用バッターミックス、フライ食品、およびフライ食品の作製方法
JP7140554B2 (ja) 加熱調理用衣材
JP7406494B2 (ja) 揚げ物食品の製造方法
JP7214588B2 (ja) 魚卵入りソースの製造方法
KR102058122B1 (ko) 다즙성이 향상된 만두 돈까스의 제조방법 및 그에 따라 제조된 만두 돈까스
JPH11318353A (ja) マイクロ波加熱用冷凍食品
JP3938228B2 (ja) 複合フライ食品
JP5367508B2 (ja) 畜肉及び魚肉用の肉質改善剤及び肉質改善方法

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20220204

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20221208

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20230117

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20230315

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20230407

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20230501

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 7274340

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150