JP7272986B2 - 釣竿及び振出式の釣竿セット - Google Patents
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Description
なお、調子が異なる釣竿には、継本数が異なるもの、釣竿全体として撓みバランスが異なるもの等、異なる性能を発揮する釣竿構造が含まれ、使用態様が異なる釣竿には、リールを装着できる(釣糸ガイドが装着されている)タイプの釣竿、及び、リールを装着しないタイプの釣竿(のべ竿)が含まれる。
前記振出構造部5は、元竿杆5aに対して、複数の竿杆5b,5c,5d,5e,5fを順次振り出して、大径の竿杆の先端に小径の竿杆の基端を継合させる振出式に構成されており、複数の竿杆は、大径の竿杆内に順次収納され、全ての竿杆が最も大径の竿杆(元竿杆)5aの内部に収納されるようになっている。なお、本実施形態では、元竿杆5aの内部に収納される竿杆の本数を5本(5b~5f)として示してあるが、継合本数については任意であり、図に示す構成では、最も小径の竿杆が穂先竿杆5fとなる。
このような振出式の振出構造部5は、バット部20の先端部に対して、継合構造によって継合されており、図1に示す収納状態では、後述する筒状体30が装着されて露出することはない(図1(b)参照)。
なお、下栓25の内面は、螺合構造ではなく圧入構造であっても良いし、下栓25の外面は、圧入構造ではなく螺合構造であっても良い。
勿論、継合構造としては、一般的な並継構造を用いても良いし、逆並継構造(図7参照)等を用いても良い。図7に示すように、逆並継構造では、バット部20の先端に設けられる継合部21Bに、元竿杆5aの基端部が外嵌して継合がなされることから、インロー継ぎ構造と同様、元竿杆5aの径を大径化することが可能となる。
本実施形態の筒状体30は、前記振出構造部5をバット部20に継合した状態で、振出構造部5を軸方向に亘って覆うように構成されており、バット部20に装着すると、全体として棒状になるよう構成されている。筒状体30の断面形状については、多角形、円、楕円等、特に限定されることはないが、バット部20が断面円形の管状体であるため、デザイン及び外観等を考慮して、円筒形状(断面円形)に形成することが好ましい。また、材質についても特に限定されることはなく、例えば、バット部20、及び、これに継合される振出構造部の各竿杆と同じ材料、アルミ、SUS等の各種金属、樹脂、繊維強化樹脂等で形成されていても良く、必要に応じて塗装や物理的な蒸着、化学的な蒸着などの各種表面処理を施して外観を向上させても良い。或いは、バット部20の後端に装着されてグリップとしての機能を兼ね備えることから、通常のグリップと同様、例えば、EVA、コルク等の柔軟性のある素材を被着して、握持、保持性を向上させても良い。
なお、筒状体30とバット部20の固定構造、固定位置、固定方法については特に限定されることはなく、螺合構造で固定しても良いし、爪による係止構造等、適宜変形することが可能である。
図1(a)(b)に示すように、未使用状態では、筒状体30は、バット部20に対して被着された状態(リールシート領域を除いてバット部20の外周面を覆う固定状態)となっており、釣竿としての仕舞寸法は、筒状体30の軸方向長さL1に加え、露出するリールシート22までの長さ(下栓25を加えた長さ)となる。この場合、本発明の釣竿としては、長さを限定するものではないが、上記した構成のように、筒状体30をグリップ部分として利用できる構成では、全長を短くすることができる。このため、特に、モバイル式の釣竿(全長が30cm程度以下のロッド)では、仕舞寸法となる全長を短くしても使用時には十分な長さを確保することができ、取扱性の向上を図ることができる。
また、本実施形態では、リールシート22が露出した構成であることから、竿杆の収納状態となる仕舞寸法でリールを装着したまま運搬等することが可能である。
このような構成では、仕舞寸法を更に短くすることができ、取扱性、運搬性の向上が図れるようになる。
上記した実施形態では、リールが装着される釣竿を例示したが、振出構造部としては、リールシート及び釣糸ガイドを備えていない通常の振出式の釣竿セット(のべ竿セット)として構成することが可能である。また、スピニングリール専用の釣竿(振出式の釣竿セット)、両軸受リール専用の釣竿(振出式の釣竿セット)としたり、これらを任意に組み合わせて構成しても良い。また、振出構造部の継本数についても限定されることはない。
前記筒状体30については、グリップにするに際して、その先端部分をバット部20の基端部に固定する構造としたが、筒状体30の後端部分をバット部20の基端部に固定する構造としても良い。
前記筒状体30のバット部20に対する固定方法については、圧入構造、螺合構造、クランプ等による構造等、適宜変形することが可能であり、その固定位置についても適宜変形することが可能である。
前記筒状体30の形状については、元竿杆5aに収納される竿杆の飛び出しを防止し、バット部のグリップとして機能されれば、形状、長さ等適宜変形することが可能である。
5,50,50A,50B 振出構造部
5a 元竿杆
5b~5f 竿杆
20 バット部
21 継合構造
21A インロー部材
22 リールシート
25 下栓
30 筒状体
Claims (9)
- 複数の竿杆を収納する元竿杆を備え、収納された各竿杆を振出式に継合する振出構造部と、
前記振出構造部の元竿杆が着脱可能な継合構造を備え、握持、保持可能なバット部と、
前記バット部の先端に対して着脱可能であり、前記振出構造部を軸方向に亘ってカバーする筒状体と、
を有し、
前記バット部には、リールが装着されるリールシートが設けられており、
前記筒状体は、前記バット部の先端から取り外して前記バット部の後端に対して着脱可能なグリップを構成することを特徴とする振出式の釣竿。 - 前記筒状体は、前記振出構造部に被せて前記リールシートを覆った状態で、前記バット部の基端部で着脱可能に固定されることを特徴とする請求項1に記載の振出式の釣竿。
- 前記筒状体は、前記振出構造部に被せて前記リールシートを露出させた状態で前記バット部に着脱可能に固定されることを特徴とする請求項1に記載の振出式の釣竿。
- 前記継合構造は、インロー継ぎ構造又は逆並継構造であることを特徴とする請求項1から3のいずれか1項に記載の振出式の釣竿。
- 前記振出構造部を構成する竿杆には、釣糸が挿通する釣糸ガイドが複数、固定されており、
前記筒状体は、前記振出構造部に被せた際、前記釣糸ガイドと干渉しないことを特徴とする請求項1から4のいずれか1項に記載の振出式の釣竿。 - 前記筒状体は、前記振出構造部に被せた状態で、前記元竿杆に順次収納される小径竿杆の飛び出しを防止することを特徴とする請求項1から5のいずれか1項に記載の振出式の釣竿。
- 前記筒状体を前記バット部の後端に装着する際、前記バット部の後端に設けられた突出部に嵌合する開口を具備したトリガーを配設し、前記開口を前記突出部に嵌合することで前記バット部と筒状体との間に前記トリガーを挟持したことを特徴とする請求項1から6のいずれか1項に記載の振出式の釣竿。
- 複数の竿杆を収納する元竿杆を備え、収納された各竿杆を振出式に継合する振出構造部と、
前記振出構造部の元竿杆が着脱可能な継合構造を備え、握持、保持可能なバット部と、
前記バット部の先端に対して着脱可能であり、前記振出構造部を軸方向に亘ってカバーする筒状体と、
を有し、
前記バット部には、リールが装着されるリールシートが設けられており、
前記筒状体は、前記バット部の先端から取り外して前記バット部の後端に対して着脱可能なグリップを構成し、
前記振出構造部は、調子及び/又は使用態様が異なるタイプを複数種類備えており、いずれの振出構造部も前記バット部に対して継合可能であることを特徴とする振出式の釣竿セット。 - 前記調子が異なる複数種類の振出構造部の継合構造は、いずれも前記バット部に対してインロー継ぎ構造であることを特徴とする請求項8に記載の振出式の釣竿セット。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2020053073A JP7272986B2 (ja) | 2020-03-24 | 2020-03-24 | 釣竿及び振出式の釣竿セット |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2020053073A JP7272986B2 (ja) | 2020-03-24 | 2020-03-24 | 釣竿及び振出式の釣竿セット |
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Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2021151199A JP2021151199A (ja) | 2021-09-30 |
JP7272986B2 true JP7272986B2 (ja) | 2023-05-12 |
Family
ID=77886255
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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JP2020053073A Active JP7272986B2 (ja) | 2020-03-24 | 2020-03-24 | 釣竿及び振出式の釣竿セット |
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Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US5259140A (en) | 1991-01-29 | 1993-11-09 | Epperson Frank E | Telescoping fishing rod assembly |
Family Cites Families (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH0745181Y2 (ja) * | 1989-10-25 | 1995-10-18 | マミヤ・オーピー株式会社 | 釣用竿 |
-
2020
- 2020-03-24 JP JP2020053073A patent/JP7272986B2/ja active Active
Patent Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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US5259140A (en) | 1991-01-29 | 1993-11-09 | Epperson Frank E | Telescoping fishing rod assembly |
Also Published As
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JP2021151199A (ja) | 2021-09-30 |
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