JP7272819B2 - パーソナル空調システム - Google Patents
パーソナル空調システム Download PDFInfo
- Publication number
- JP7272819B2 JP7272819B2 JP2019034612A JP2019034612A JP7272819B2 JP 7272819 B2 JP7272819 B2 JP 7272819B2 JP 2019034612 A JP2019034612 A JP 2019034612A JP 2019034612 A JP2019034612 A JP 2019034612A JP 7272819 B2 JP7272819 B2 JP 7272819B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- baffle plate
- conditioning system
- outlet
- air
- partition wall
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Active
Links
Images
Landscapes
- Air-Flow Control Members (AREA)
- Central Air Conditioning (AREA)
- Duct Arrangements (AREA)
Description
(1)側壁部33を持たない邪魔板30の場合の検討
図7には、床面から600mmの高さに設置された、両端に側壁部33を持たない奥行50mmの邪魔板30について、その幅を600、700、800mmと変更した際の気流の挙動を比較した結果を示す。その様子に大きな違いは認められず、吹出口10の幅以上の邪魔板30を設置すればよいことが確認できた。なお、本検討の幅800mmの条件を以降、邪魔板30の両端に側壁部33を持たない場合の基準ケースとする。
(2) 側壁部33を持った邪魔板30の場合の検討
図8には、床面から600mmの高さに設置された、両端に高さ50mmの側壁部33を持った奥行50mmの邪魔板30について、その幅を600、700、800mmと変更した際の気流の挙動を比較した結果を示す。側壁部33がない場合と同様、その様子に大きな違いは認められず、吹出口10の幅以上の邪魔板30を設置すればよいことが確認できた。なお、本検討の幅800mmの条件を以降、邪魔板30の両端に側壁部33を持たせた場合の基準ケースとする。
(3) 邪魔板30の奥行の影響;側壁部33を持たない邪魔板30の場合の検討
図9には、床面から600mmの高さに設置された、両端に側壁部33を持たない幅800mmの邪魔板30について、その奥行を30、40、50、60、70、80、100mmと変更した際の気流の挙動を比較した結果を示す。板の奥行が大きくなることでθも大きくなる様子が確認できた。板の奥行30~60mmまではθは奥行に大きく依存するが、60~100mmではθは増加するもののそれほど大きくは変わらず、今回の吹出口10形状に対しては奥行50~60mm程度が適切と考えられる。このような検討の結果に基づけば、邪魔板30の奥行は、吹出口10の奥行より長く、邪魔板30が執務の妨げとなることを避けるためには吹出口10の奥行の2倍より短いことが好ましい。
(4) 邪魔板30の奥行の影響;側壁部33を持った邪魔板30の場合の検討
図10には床面から600mmの高さに設置された、両端に高さ50mmの側壁部33を持った幅800mmの邪魔板30について、その奥行を30、40、50、60、70、80、100mmと変更した際の気流の挙動を比較した結果を示す。側壁部33がない場合と同様、板の奥行がθに及ぼす影響は大きい。奥行40mmのケース12は、ケース6と比較して側壁部33の有無の影響が如実に見て取れる。これについては(5)にてより詳細に検討した。一方、そのほかの奥行の場合は側壁部33の有無がθに及ぼす影響はほとんど認められなかった。
(5) 邪魔板30両端に設置した側壁部33の高さの影響の検討
図11には床面から600mmの高さに設置された、幅800mm、奥行40mmの邪魔板30について、その両端に側壁部33を持たない場合、また側壁部33を持ち、その高さを20、50、100mmと変更した際の気流の挙動を比較した結果を示す。ここで、奥行を40mmとしたのは、先の邪魔板30の奥行の検討において、側壁部33の有無が大きく影響した条件であったためである。図11より、側壁部33があることでθはより大きくなるが、側壁部33の高さには依存せず、高さ20mmもあれば十分であることが確認できる。
(6) 邪魔板30の設置高さの影響;側壁部33を持たない邪魔板30の場合の検討
図12には、両端に側壁部33を持たない幅800mm、奥行50mmの邪魔板30の設置高さを400、600、800mmと設置した場合における気流の挙動を比較した結果を示す。本発明の狙い通り、板の設置高さで気流の当たる身体部位が異なっていることが確認できる。なお、設置高さ800mmの場合においては執務者Mのモデルは直立を仮定した。
(7) 邪魔板30の設置高さの影響;側壁部33を持った邪魔板30の場合の検討
図13には、両端に高さ50mmの側壁部33を持った幅800mm、奥行50mmの邪魔板30の設置高さを400、600、800mmと設置した場合における気流の挙動を比較した結果を示す。側壁部33を持たない場合と同様、邪魔板30の設置高さで気流の当たる身体部位が異なっている。またそれぞれの設置高さにおける気流の挙動は、側壁部33の有無によらないことが確認できる。
(8) 吹出口10とパーティション壁20の距離の影響の検討
図14には幅600mm、奥行30mmの吹出口10とタスク空間背面からの距離を0、10、20、50mmと変更し、真上に等温空気を吹出した際の気流の挙動を比較した結果を示す。吹出口10が背面から離れるにつれθが小さくなる傾向にあることが確認できる。ケース25などでは吹出された気流がコアンダ効果により背面に吸い寄せられている様子が見て取れるものの、基準ケースに比しθは小さい。
(9) 吹出口10からの吹出角度の影響の検討
先の(8)の検討の結果を受け、タスク空間と吹出口10が離れてもθを大きくとれることを期待し、吹出口10からパーティション壁20の壁面に気流を吹付けるように送風した際の気流の挙動を検討した。ここでのパラメータはその吹出角度(i)であり、吹出口10はパーティション壁20から50mm離れている。
3・・・アンビエント空間
4・・・排気口
5・・・タスク空間
10・・・吹出口
20・・・パーティション壁
30・・・邪魔板
31・・・障壁部
33・・・側壁部
40・・・吹き抜け空間
50・・・デスク
53・・・パーソナルコンピューター
55・・・照明
60・・・床
63・・・チャンバー
65・・・クロスフローファン
70・・・支持フレーム
75・・・ミラー
M・・・執務者
A・・・オイルミスト導入箇所
S・・・エリア
Claims (4)
- 垂直に設置されるパーティション壁によって囲まれたタスク空間の空調を行うパーソナル空調システムにおいて、
前記パーティション壁の設置部に沿った長手方向を有し、温度調整された空気を吹き出す吹出口と、
前記吹出口の鉛直上方に配され、前記パーティション壁に対して取り付けられる邪魔板と、を有し、
前記パーティション壁に対する前記邪魔板の取り付けた高さが可変であり、
前記邪魔板は前記パーティション壁に対してマグネットで取り付けられることを特徴とするパーソナル空調システム。 - 前記邪魔板が板状の障壁部を有することを特徴とする請求項1に記載のパーソナル空調システム。
- 前記障壁部の対向する端部には、前記障壁部から垂直方向に延出する側壁部が配されることを特徴とする請求項2に記載のパーソナル空調システム。
- 前記邪魔板の奥行は、前記吹出口の奥行より長く、前記吹出口の奥行の2倍より短いことを特徴とする請求項1乃至請求項3のいずれか1項に記載のパーソナル空調システム。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2023071976A JP7472364B2 (ja) | 2018-02-28 | 2023-04-26 | パーソナル空調システム |
Applications Claiming Priority (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2018034068 | 2018-02-28 | ||
JP2018034068 | 2018-02-28 |
Related Child Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2023071976A Division JP7472364B2 (ja) | 2018-02-28 | 2023-04-26 | パーソナル空調システム |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2019152425A JP2019152425A (ja) | 2019-09-12 |
JP7272819B2 true JP7272819B2 (ja) | 2023-05-12 |
Family
ID=67948778
Family Applications (2)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2019034612A Active JP7272819B2 (ja) | 2018-02-28 | 2019-02-27 | パーソナル空調システム |
JP2023071976A Active JP7472364B2 (ja) | 2018-02-28 | 2023-04-26 | パーソナル空調システム |
Family Applications After (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2023071976A Active JP7472364B2 (ja) | 2018-02-28 | 2023-04-26 | パーソナル空調システム |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (2) | JP7272819B2 (ja) |
Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2004183968A (ja) | 2002-12-03 | 2004-07-02 | Tokyu Construction Co Ltd | 床吹出し冷暖房換気システム |
JP2008032255A (ja) | 2006-07-26 | 2008-02-14 | Taisei Corp | 床吹出空調システム |
Family Cites Families (8)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS4929762U (ja) * | 1972-06-15 | 1974-03-14 | ||
JPS5947813B2 (ja) * | 1978-03-31 | 1984-11-21 | 三菱電機株式会社 | 室内暖房方法 |
JPS5869732U (ja) * | 1981-10-31 | 1983-05-12 | 株式会社アーレスティ | 調和空気循環吹出装置 |
JPH03191249A (ja) * | 1989-12-20 | 1991-08-21 | Misawa Homes Co Ltd | 空調機用ベーン |
JP2514244Y2 (ja) * | 1990-08-02 | 1996-10-16 | 株式会社イトーキ | 空調用吹出し装置 |
US5468184A (en) * | 1993-10-13 | 1995-11-21 | Collier; William R. | Air circulation system for enclosed structures |
JPH08296889A (ja) * | 1995-04-24 | 1996-11-12 | Matsushita Seiko Co Ltd | アンダーフロア空調用吹出し装置 |
JP2920517B2 (ja) * | 1997-04-08 | 1999-07-19 | 有限会社家具センター田中 | 厨房の給排気装置 |
-
2019
- 2019-02-27 JP JP2019034612A patent/JP7272819B2/ja active Active
-
2023
- 2023-04-26 JP JP2023071976A patent/JP7472364B2/ja active Active
Patent Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2004183968A (ja) | 2002-12-03 | 2004-07-02 | Tokyu Construction Co Ltd | 床吹出し冷暖房換気システム |
JP2008032255A (ja) | 2006-07-26 | 2008-02-14 | Taisei Corp | 床吹出空調システム |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2023083582A (ja) | 2023-06-15 |
JP7472364B2 (ja) | 2024-04-22 |
JP2019152425A (ja) | 2019-09-12 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US11980302B2 (en) | Air blower | |
CN206459325U (zh) | 风向调节装置 | |
JP2020204463A5 (ja) | ||
JPWO2009020173A1 (ja) | 送風装置及び空気調和機 | |
JP7272819B2 (ja) | パーソナル空調システム | |
CN106705225B (zh) | 空调室内机及其导风板 | |
JP6238227B2 (ja) | 吹出口装置 | |
JP2016074310A (ja) | 車両空調装置 | |
JP6628656B2 (ja) | 吹出口装置 | |
JP6657141B2 (ja) | 環境試験装置及び熱処理装置 | |
JP2019190766A (ja) | 空気調和装置 | |
JP6440252B2 (ja) | 吹出口装置 | |
JP5087688B2 (ja) | ソックダクト吊下式置換空調用吹出ユニット | |
JP2017145989A (ja) | 空気吹き出し装置、及び空気吹き出し制御方法 | |
JP2021012012A (ja) | パーソナル空調システム | |
JP6437116B2 (ja) | 空気調和機の室内機 | |
JP7069679B2 (ja) | 気流制御装置 | |
JP2008089786A (ja) | 通風体感装置及び涼感比較体感装置 | |
JPH0519011Y2 (ja) | ||
JP2000283538A (ja) | プッシュ気流発生装置 | |
JP2023152336A (ja) | 空調用吹出口 | |
JP7227880B2 (ja) | サーバルームシステム | |
WO2023210307A1 (ja) | 送風システム | |
JP4007901B2 (ja) | 空気調和機の壁掛け設置用背面板 | |
JP4905033B2 (ja) | ファンフィルターユニット |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20211223 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20221019 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20221026 |
|
A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20221226 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20230412 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20230427 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Ref document number: 7272819 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |