JP7272085B2 - 楽器用の効果付与具 - Google Patents

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Description

本発明は、スネアドラム等の楽器に用いられる楽器用の効果付与具に関する。
従来、楽器に用いられる効果付与具が知られている。例えば、スネアドラムには、響線を含む効果付与具(スナッピ)をドラムヘッドに対して選択的に接触離間させることにより、ドラムヘッドの振動が効果付与具に伝わり、特殊音響効果が得られる。効果付与具は、一般的に、線材からなる複数本の響線を並列に配置して成る線束と、この線束の両端部を保持する一対のプレートとで構成される。一対のプレートはそれぞれ、ドラムのシェルに設けられた一対のストレーナに接続部材で接続される。この接続部材として、ベルト状のものを使用したものが知られている(特許文献1)。しかし、特許文献2に示されるように、接続部材として紐部材が採用されるのが主流である。
米国特許第7728211号明細書 米国特許出願公開第2018/204550号明細書
従来、ドラム本体に対する効果付与具の着脱や交換作業が容易であることが求められている。特許文献2では、ユーザは、効果付与具に紐部材をつけたまま効果付与具をストレーナから外すことが可能である。しかし、効果付与具の交換の度に張力調節が必要で面倒である。例えば、他の効果付与具に交換するときには張力調節が改めて必要となる。なお、同じ張力を再現するために、交換前後の効果付与具同士で紐部材を予め同じ状態にしておくことが考えられるが、そのような作業は繁雑で、現実的でない。
本発明の一つの目的は、交換作業を容易にすることができる楽器用の効果付与具を提供することである。
本発明の一形態によれば、少なくとも1本の響線から成る線束と、紐部材を引っ掛けるための引っ掛け部を含み、前記線束の端部に固定されたプレートと、を有し、前記引っ掛け部は、前記線束の幅方向における中心線に対して略線対称であり、且つ、前記線束の幅方向に開口する一対の切り欠き部を含む、楽器用の効果付与具が提供される。
本発明の一形態によれば、交換作業を容易にすることができる。
楽器用の効果付与具、および当該効果付与具が適用される楽器の斜視図である。 可動側の取り付け部付近の拡大斜視図である。 スネアワイヤの一端部の斜視図である。 1つのプレートの平面図である。 1つの引っ掛け部の正面図である。 変形例のプレートの斜視図である。 変形例のプレートの斜視図である。 変形例のプレートの斜視図である。 変形例のプレートの斜視図である。 変形例のプレートの平面図である。 カホンの斜視図である。
以下、図面を参照して本発明の実施の形態を説明する。
図1は、本発明の一実施の形態に係る楽器用の効果付与具、および当該効果付与具が適用される楽器の斜視図である。本楽器は例えば打楽器であり、図1には、打楽器の一例としてスネアドラム10が示されている。また、効果付与具は、いわゆるスナッピと呼ばれるスネアワイヤ30である。
スネアドラム10はシェル11を有する。シェル11の円筒形状における一方の(表面側の)開口にバターヘッドが配置されると共に、他方の(裏面側の)開口にレゾナンスヘッド12が配置される。シェル11の外周面に、複数のラグ14が等間隔に固定される。シェル11の開口のうちレゾナンスヘッド12が配置される側の開口には、円環状のフープ13が配置される。スネアワイヤ30は通常、レゾナンスヘッド12の外面に設けられる。シェル11の外周面において、シェル11の直径方向に沿った対称位置に、一対の取り付け部15、16が配置される。これらの取り付け部15、16は、いわゆる一対のストレーナである。固定側の取り付け部15と可動側の取り付け部16とは、ラグ14を避けた位置に配置される。スネアワイヤ30の両端には紐部材45が取り付けられる。一方の紐部材45は、固定側の取り付け部15に接続され、他方の紐部材45は、可動側の取り付け部16に接続される。
図2は、可動側の取り付け部16付近の拡大斜視図である。取り付け部16は、固定ベース20、移動ベース19、張力調節用ねじ17、レバー18等を備える。移動ベース19は、シェル11の中心軸線方向において固定ベース20に対して移動可能に設けられる。可動側の紐部材45は、移動ベース19に接続される。張力調節用ねじ17が操作されると、移動ベース19が固定ベース20に対して移動することで、スネアワイヤ30の張力が調節される。また、レバー18が操作されると、移動ベース19が固定ベース20に対して移動することで、スネアワイヤ30がレゾナンスヘッド12に接触する状態とレゾナンスヘッド12から離した状態とが切り替わる。スネアワイヤ30がレゾナンスヘッド12に接触した状態で打撃演奏が行われる場合、特殊音響効果が付加される。一方、スネアワイヤ30を交換したり装着し直したりする際には、ユーザは、レバー18を操作して、スネアワイヤ30をレゾナンスヘッド12から離した状態にさせる。
スネアワイヤ30を交換する際、従来と同様に、各紐部材45を取り付け部15、16から取り外し、別のスネアワイヤ30に各紐部材45を付け替えてから、当該各紐部材45を取り付け部15、16に接続することは可能である。しかし、そのような作業では、効率が低い。そこで本実施の形態では、スネアワイヤ30を、各紐部材45に対して着脱容易に構成し、各紐部材45を取り付け部15、16に接続したままでもスネアワイヤ30を容易に交換できるようにする。以下、スネアワイヤ30の詳細な構成について説明する。
図3は、スネアワイヤ30の一端部の斜視図である。まず、スネアワイヤ30は、図1に示すように、線束32と、2つのプレート40とを有する。線束32は、複数の響線31から成る(図3参照)。具体的には、複数本の細い響線31が、長手方向と直交する方向に所定の間隔を保って並列に配置されている。これら響線31の各端部に、半田付け等によって一対のプレート40が固定されている。図3では、一方のプレート40が示されている。プレート40は金属等で一体に形成される。なお、線束32を構成する響線31の本数は複数としたが、1本でもよい。また、少なくとも1本の響線31をプレート40上で折り返すことで、使用する響線31の実本数よりも線束32において並列する響線31の本数を増やしてもよい。
1つのプレート40に着目してプレート40の構成を説明する。プレート40は、主部41と、主部41に連接するT字状部分とを有する。プレート40は、線束32の長手方向において、主部41における線束32を保持する保持部とは反対側に、一対の引っ掛け部42(42A、42B)を有する。引っ掛け部42A、42Bは、それぞれ、一対の切り欠き部43(43A、43B)を含む。一対の切り欠き部43A、43Bが形成されることで、引っ掛け部42A、42Bは、それぞれ突起形状を呈するように形成される。切り欠き部43A、43Bは、引っ掛け部42A、42Bで構成される各突起形状に対して線束32側に隣接する。切り欠き部43A、43Bは、線束32の幅方向における互いに反対方向(幅方向外側)へ開口する。引っ掛け部42A、42Bは、紐部材45を引っ掛けるための係止部である。切り欠き部43A、43Bは、紐部材45が嵌るための開口部である。
図4は、1つのプレート40の平面図である。図5は、1つの引っ掛け部42Aの正面図である。引っ掛け部42A、42Bは、線束32の幅方向の中心軸(図3に示す中心線C)に対して略線対称(「略線対称」は完全な線対称を含む趣旨であり、以下においても同様である)である。図4、図5に示すように、引っ掛け部42Aには凹部44Aが形成されている。凹部44Aは、スネアドラム10に対するスネアワイヤ30の装着状態において、レゾナンスヘッド12に対向する。凹部44Aは、レゾナンスヘッド12から離れる側へ窪んでいる断面半円状の凹部である。また、引っ掛け部42Bにおいても同様に、凹部44Bが形成されている。
図3に示すような、引っ掛け部42A、42Bに紐部材45を適切に引っ掛けた状態を、プレート40に対する紐部材45の装着状態と称する。この装着状態においては、プレート40の引っ掛け部42A、42Bからそれぞれ、線束32の長手方向における線束32とは反対側へ、延長部45A、45Bが延びている。延長部45A、45Bが引っ掛け部42A、42Bから延びる位置を、それぞれ、延長位置PA、PBとする。2つの位置である延長位置PA、PBは、線束32の幅方向の中心軸(線)に対して略線対称位置にある。紐部材45の装着状態においては、紐部材45は、切り欠き部43A、43B間において、プレート40におけるレゾナンスヘッド12の反対側の面40a上に露出している。さらに、紐部材45は、切り欠き部43A、43Bを貫通し、凹部44A、44Bを経由して延長位置PA、PBに至る。その後、紐部材45は、延長位置PA、PBから延長部45A、45Bとなって延びる。
スネアワイヤ30をレゾナンスヘッド12から離した状態で演奏される場合もある。このような場合、スネアワイヤ30を緩く張ることになり、紐部材45も緩むことになるので、振動や外力によって紐部材45が引っ掛け部42A、42Bから意図せずに外れるおそれがある。そこで、本実施の形態では、スネアワイヤ30を緩く張る時に紐部材45が引っ掛け部42A、42Bから容易に外れないように、工夫を施している。
まず、図4に示すように、切り欠き部43Aは、幅広部43Aaと幅狭部43Abとを有し、平面視で概ねU字形状を呈する。幅狭部43Abは、切り欠き部43Aのうち外側に連通する部分である。幅狭部43Abの一部が外側から切り欠き部43Aへの入り口となる。線束32の長手方向において、幅広部43Aaの幅はD2、幅狭部43Abの幅はD1であり、D2>D1という関係になっている。つまり、切り欠き部43Aにおける入り口の幅が狭くなっている。この関係により、幅狭部43Abは、切り欠き部43Aaに嵌っている紐部材45が切り欠き部43Aから抜けにくくするための抜け止め部としての機能を果たす。
なお、幅広部43Aaの形状はR形状であるが、幅狭部43Abより幅広であればよく、R形状に限定されない。なお、幅広部43Aaにおいて、線束32の長手方向の線束32側にR形状が形成される。しかし、幅広部43Aaの、線束32とは反対側または、線束32の長手方向における両側に、R形状が形成されてもよい。従って、幅広部43Aaは、幅狭部43Abと比べて、片側に限らず両側に幅広であってもよい。なお、切り欠き部43Aのうち、開口側の端位置の近傍に、線束32の長手方向における幅が最小となる部分があれば、紐部材45の抜け止め機能は果たされる。従って、切り欠き部43Aの形状は、例示した形状に限定されない。
次に、凹部44Aは、延長位置PAの近傍における紐部材45の部分を収容する。従って、凹部44Aは、延長位置PAにおいて紐部材45が線束32の幅方向に変位することを規制する規制部としての機能を果たす。紐部材45が緩む時には、プレート40と紐部材45とが、線束32の幅方向に対して相対的に力を受けることがある。このような場合、紐部材45が切り欠き部43Aから離れて外れるおそれがある。しかし、凹部44Aに収容された紐部材45の部分は、線束32の幅方向に変位しにくくなっているので、紐部材45と切り欠き部43Aとの係り合わさる状態が維持されやすい。なお、規制部としての機能を果たす観点からは、凹部44Aの断面形状は半円状に限定されず、例えば、一対のテーパ面から成る形状、あるいは多角形を半分にした形状であってもよい。切り欠き部43Bの構成は、切り欠き部43Aとは線束32の幅方向の中心軸(線)に対して略線対称であることを除き、切り欠き部43Aと同様である。
一対の引っ掛け部42ないし一対の切り欠き部43は、例えば、金属等の板状部材を切り欠き加工やプレス加工することで形成可能である。また、凹部44A、44Bは、例えば、折り曲げ加工等によって形成可能である。
かかる構成において、スネアワイヤ30を交換する際、ユーザは、レバー18を操作して、スネアワイヤ30をレゾナンスヘッド12から離れた状態にし、各紐部材45をプレート40から取り外す。各紐部材45の取り外しの際には、ユーザは、各紐部材45の延長部45A、45B間の間隔を広げるように操作して、引っ掛け部42A、42Bから各紐部材45を取り外す。各紐部材45を取り外したとき、通常、各紐部材45は取り付け部15、16に接続されたままであるので、実質的にループ状になっている。そしてユーザは、別のスネアワイヤ30のプレート40に、各紐部材45を装着する。各紐部材45の装着の際には、ユーザは、プレート40の面40a上において線束32の幅方向へ紐部材45を沿わせた後、引っ掛け部42A、42Bのそれぞれに紐部材45を引っ掛ける。そして、紐部材45を凹部44A、44Bに収容させる。従来のように、プレートに形成された穴に紐部材を通すといった作業が不要であるので、紐部材45のループ状となっていても、着脱が容易である。
本実施の形態によれば、線束32の両端部に固定されたプレート40はいずれも、紐部材45を引っ掛けるための引っ掛け部42A、42Bを含む。ユーザは、プレート40に対する紐部材45の着脱をするだけでスネアワイヤ30を交換することができる。しかも、同じ長さの別のスネアワイヤ30に交換する場合、張力調節の必要性が低い。また、一旦、スネアワイヤ30を取り外した後、再び同じスネアワイヤ30を装着する場合でも、紐部材45の長さに関する状態に変化がなければ、張力調節の必要がほとんど発生しない。よって、スネアワイヤ30の交換作業を容易にすることができる。
また、引っ掛け部42A、42Bは、線束32の幅方向の中心軸(線)に対して略線対称である。引っ掛け部42A、42Bに紐部材45を引っ掛けた状態では、延長位置PA、PBが、線束32の幅方向の中心軸(線)に対して略線対称位置となる。従って、使用時におけるスネアワイヤ30の重要な姿勢である平行性を維持することができる。すなわち、線束32をレゾナンスヘッド12に対して平行に当接させることができる。
また、線束32の長手方向における各切り欠き部43の幅に関し、幅広部43Aaの幅D2より幅狭部43Abの幅D1の方が狭い。言い換えると、各切り欠き部43において、開口側の端位置の近傍に、線束32の長手方向における幅が最小となる部分がある。従って、スネアワイヤ30がレゾナンスヘッド12から離れ緩んだ状態においては特に、紐部材45が引っ掛け部42A、42Bから意図せずに外れることが回避される。また、凹部44A、44Bはそれぞれ、延長位置PA、PBの近傍における紐部材45の部分を収容し、紐部材45が線束32の幅方向に変位することを規制する。従って、紐部材45が凹部44A、44Bに収容された状態が維持されやすく、紐部材45と切り欠き部43A、43Bとの係り合いの状態が維持されやすい。これらの構成によって、スネアワイヤ30が紐部材45から意図せず脱落するのを抑制することができる。
以下、図6~図11で、変形例を説明する。図6~図9はそれぞれ、変形例のプレート40の斜視図である。まず、図1~図5に示した例では、引っ掛け部42A、42Bの先端同士の間隔はプレート40の、束線32の長手方向に直交する方向(幅方向)の幅より狭かった。しかし、図6に示すように、引っ掛け部42A、42Bの先端同士はプレート40の、束線31の長手方向に直交する方向(幅方向)の幅と同じであってもよい。また、図6の例では、凹部44A、44Bや、幅広部43Aaと幅狭部43Abは設けられていないため、製造が容易である。なお、図1~図5に示した例においても、凹部44A、44Bを設けることは必須でない。また、図1~図5に示した例でも、幅広部43Aaと幅狭部43Abとを設けることなく、各切り欠き部43の幅を一様としてもよい。なお、紐部材45の抜け止め機能を発揮する観点からは、凹部44A、44B、または、幅広部43Aaおよび幅狭部43Abのいずれかのみを設ける構成としてもよい。
図7に示す変形例では、引っ掛け部42A、42Bを設ける代わりに、別の引っ掛け部として、鉤状の爪部47(爪部分)を1つ設けている。爪部47は、プレート40の端部からプレート40の厚み方向に延びた後に線束32の側へ曲がっている。爪部47は、線束32の幅方向の中心軸(線)に対して略線対称である。爪部47に紐部材45を引っ掛けた状態では、紐部材45の延長位置PA、PBは、線束32の幅方向の中心軸(線)に対して略線対称位置となる。爪部47は、例えば、プレート40の端部を折り曲げ加工することで形成でき、製造が容易で構成も簡単である。
図8に示す変形例では、引っ掛け部として、鉤状の爪部46(爪部分)を設けている。爪部46は、線束32の長手方向におけるプレート40の途中位置からプレート40の厚み方向に延びた後に線束32の側へ曲がっている。爪部46は、線束32の幅方向の中心軸(線)に対して略線対称である。爪部46に紐部材45を引っ掛けた状態では、紐部材45の延長位置PA、PBは、線束32の幅方向の中心軸(線)に対して略線対称位置となる。爪部46は、例えば、プレート40の一部の肉部を切り起こして折り曲げ加工することで形成でき、製造が容易で構成も簡単である。
なお、図8の構成において、爪部46は、線束32の幅方向の中心軸(線)に対して略線対称であれば、複数設けてもよい。例えば、図9に示すように、一対の爪部46A、46bを形成してもよい。なお、この観点からは、図7に示す爪部47、図8または図9に示す爪部46は、線束32の幅方向の中心軸(線)に対して略線対称に、3以上設けてもよい。
なお、このほかの変形例として、線束32の幅方向の中心軸(線)に対して略線対称に、プレート40に1つ以上のネジを螺合することで、それらのネジの頭部を引っ掛け部として機能させてもよい。その場合、ユーザは、ネジの頭部が先端側となるように、ネジの首部より頭部側部分がプレート40から突出するようにネジを固定する。なお、ネジの頭部のような形状(例えば、釘の頭部形状)の部分を突出させて設ける方法は螺合に限らず、また、そのような部分をプレート40と一体に形成してもよい。
図10は、変形例のプレート40の平面図である。図1~図5に示した例では、切り欠き部43A、43Bは、線束32の幅方向における互いに反対方向(幅方向外側)へ開口した。これに対し、図10に示す変形例では、切り欠き部43A、43Bは、互いに向き合う方向(幅方向内側)へ開口している。従って、引っ掛け部42A、42Bも、互いに向き合う方向に延びて対向している。凹部44A、44Bや、上述した幅広部および幅狭部を設けることは必須でない。このような構成であっても、引っ掛け部42A、42Bに紐部材45を引っ掛けた状態では、紐部材45の延長位置PA、PBを、線束32の幅方向の中心軸(線)に対して略線対称位置とすることが可能である。特に、紐部材45を取り外す際、2つの延長部45A、45Bを互いに近づけるようにつまむことで、紐部材45を容易に取り外すことができ、作業性が高い。
なお、図4の構成と図10の構成とを組み合わせ、線束32の幅方向において切り欠き部43A、43Bが共に同じ方向に開口し、引っ掛け部42Aと引っ掛け部42Bとが同じ方向に突出する構成を採用してもよい。
なお、本発明の効果付与具が適用される楽器は、スネアドラムに限定されず、例えば、図11に示すようなカホンにも適用可能である。図11は、カホンの斜視図である。カホン50の本体51は、空気抜け穴52を有する。スネアワイヤ30は、例えば、本体51の打面53の裏側に設けられる。なお、スネアワイヤ30が設けられる位置は、本体51のいずれの壁部であってもよい。
なお、響線31の両端部に固定される一対のプレート40は、同一構成でなくてもよい。例えば、一方のプレート40には、図4または図6~図10に示した例のうち1つを適用し、他方のプレート40には、図4または図6~図10に示した例のうち他の1つを適用してもよい。
以上、本発明をその好適な実施形態に基づいて詳述してきたが、本発明はこれら特定の実施形態に限られるものではなく、この発明の要旨を逸脱しない範囲の様々な形態も本発明に含まれる。上述の実施形態の一部を適宜組み合わせてもよい。
30 スネアワイヤ、 31 響線、 32 線束、 40 プレート、 42A、42B 引っ掛け部、 43A、43B 切り欠き部、 45 紐部材、 46、47 爪部、 PA、PB 延長位置

Claims (7)

  1. 少なくとも1本の響線から成る線束と、
    紐部材を引っ掛けるための引っ掛け部を含み、前記線束の端部に固定されたプレートと、を有し、
    前記引っ掛け部は、前記線束の幅方向における中心線に対して略線対称であり、且つ、前記線束の幅方向に開口する一対の切り欠き部を含む、楽器用の効果付与具。
  2. 前記引っ掛け部は、前記一対の切り欠き部の開口側の端位置の近傍に、前記響線の長手方向における前記切り欠き部の幅が最小となる部分を有する、請求項1に記載の楽器用の効果付与具。
  3. 前記一対の切り欠き部は、前記線束の幅方向における互いに反対方向に開口する請求項1または2に記載の楽器用の効果付与具。
  4. 前記一対の切り欠き部は各々、前記紐部材の抜け止め部を有する、請求項に記載の楽器用の効果付与具。
  5. 前記引っ掛け部は、前記紐部材が前記線束の幅方向に変位することを規制する規制部を有する、請求項1乃至4のいずれか1項に記載の楽器用の効果付与具。
  6. 少なくとも1本の響線から成る線束と、
    紐部材を引っ掛けるための引っ掛け部を含み、前記線束の端部に固定されたプレートと、を有し、
    前記引っ掛け部として、前記プレートの本体から前記本体の厚み方向に延びた後に前記線束の側へ曲がっている少なくとも1つの爪部分を設けている、楽器用の効果付与具。
  7. 一対の前記プレートが、前記線束の両端部に固定されている、請求項1乃至のいずれか1項に記載の楽器用の効果付与具。
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