JP7270259B2 - 理美容用マスク - Google Patents

Description

特許法第３０条第２項適用 本願発明に係る「理美容用マスク」（頭髪施術用マスク）を公開した情報 １．掲載年月日 ：２０２０年６月２２日 掲載アドレス：ｈｔｔｐｓ：／／ｐｒｔｉｍｅｓ．ｊｐ／ｍａｉｎ／ｈｔｍｌ／ｒｄ／ｐ／００００００００１．００００５９６６２．ｈｔｍｌ ２．掲載年月日 ：２０２０年６月２２日 掲載アドレス：ｈｔｔｐｓ：／／ｓａｌｏｎｅｄｅｍａｓｋ．ｓｔｏｒｅｓ．ｊｐ ３．掲載年月日 ：２０２０年６月２２日 掲載アドレス：ｈｔｔｐｓ：／／ｔｗｉｔｔｅｒ．ｃｏｍ／ｓａｌｏｎｅｄｅｍａｓｋ ４．掲載年月日 ：２０２０年６月２２日 掲載アドレス：ｈｔｔｐｓ：／／ｗｗｗ．ｉｎｓｔａｇｒａｍ．ｃｏｍ／ｓａｌｏｎｅｄｅｍａｓｋ／

本願発明は、頭髪を施術する店舗（美容室及び理容室など）又は頭髪を施術する場面で使用される頭髪施術用マスクに関するものである。

ウイルスや細菌からの感染を防止するためにマスクの着用が求められる。
しかし、マスクは耳に掛けて装着されるため、長時間のマスク使用によって耳に負担がかかり、痛みやかゆみを生じることもある。
そこで、このような耳への負担を無くすために、耳に掛ける紐を無くして、直接口周りに貼り付けるマスクが考案されている（特許文献１～特許文献５など）。

一方、頭髪を施術する美容室・理容室・ヘアサロンの多くは、今年流行した新型コロナウイルス感染対策のため施術対象者（顧客）にマスク着用のまま施術を行っている。
しかし、従来の紐付きマスクを着用した場合、シャンプー時に紐が濡れてしまったり、耳周りの髪をカットする際にハサミが紐にひっかかる危険性があったり、紐付きマスクを着用しての頭髪の施術には不都合が多々ある。

そこで、頭髪を施術する美容室・理容室・ヘアサロンによっては、上記した耳に掛ける紐を無くして、直接口周りに貼り付けるマスクを使用して頭髪の施術を行っているところもある。

実開平３－７５７５８号公報 実用新案登録第３０２４３７９号公報 実用新案登録第３０７１９０４号公報 実用新案登録第３１２５３０７号公報 実用新案登録第３２２３２０１号公報

確かに、直接口周りに貼り付ける紐無しマスクを使用することで、ウイルス・細菌感染対策をしながら、施術対象者へ気持ちよく安全に頭髪の施術を行うことができる。
しかし、マスクで施術対象者の顔半分が隠れた状態ではそのバランスが確認しにくく、施術対象者へ最良のサービスを提供できなくなってしまうという課題が残る。

そこで、本願発明者は、上記する課題を解決して、着用したままでも施術対象者へ最良のサービスを提供できるような頭髪施術用マスクの提供を目的に鋭意試作・試行を行い、本願発明を完成するに至った。

本願発明は、耳に掛ける部材又は部位を設けずにマスク本体の内側に接着部材を備えて口周りへ直接貼り付ける頭髪施術用マスクであって、マスク本体を肌の透ける透明又は半透明、すなわち、透過性のあるものとしたことを特徴とするものである。
また、マスク本体に格子状のラインを設けてもよい。

美容師や理容師などの頭髪施術者は、施術対象者の顔の輪郭や目・鼻・口のバランスを見ながら最適なヘアカットを行うが、上記した本願発明によれば、マスク本体を肌の透ける透明又は半透明としたことで、施術対象者の顔の輪郭や目・鼻・口の位置を確実に認識できて、施術対象者へ最適なヘアカットを行うことができる。
また、マスク本体に格子状のラインを設けると、施術対象者の鼻や口の位置を格子状のラインを基準に認識できて、施術対象者へより最適なヘアカットを行うことができる。

本願発明に係る頭髪施術用マスクを説明する説明図（１）。 本願発明に係る頭髪施術用マスクを説明する説明図（２）。 本願発明に係る頭髪施術用マスクを説明する説明図（３）。 本願発明に係る頭髪施術用マスクを説明する説明図（４）。 本願発明に係る頭髪施術用マスクを説明する説明図（５）。

本願発明の実施形態を図面に基づいて説明する。
図１に図示するように、本願発明に係る頭髪施術用マスク１０は、少なくとも口と鼻を覆うマスク本体２０と、マスク本体２０の内側に接着部材としての両面テープ３０を備えるものである。なお、両面テープ３０は、肌に直接貼り付けるものであるため、医療用のものを用いている。

図２に図示するように、両面テープ３０の台紙３１を外し、両面テープ３０の粘着面３２を表出させて、施術対象者の口周りへ頭髪施術用マスク１０を直接貼り付ける。この時、鼻→頬の順番に貼り付けると、隙間無くきれいに貼り付けられる。

図３に図示するように、頭髪施術用マスク１０のマスク本体２０は、肌の透ける透過性（透明又は半透明）があるので、施術対象者Ｘの顔の輪郭や口元・鼻の位置を確実に認識できて、ヘアカットの際にバランス（例えば、左右のバランス）が分かる（図示省略するが、このマスク本体２０に格子状のラインを設けてもよい）。
マスク本体２０の素材は特に限定するものではないが、マスクを貼り付けた時に肌の透ける透明又は半透明のものであればよい。例えば、マスク本来の機能を維持できることを考慮すると、例えば、不織布製のものなどが使用できる。

図４に図示するように、耳掛け部分（耳掛け紐や耳掛け孔など）を無くすことで、頭髪の施術においては、以下のような利点がある。
（１）図４（Ａ）に図示するように、ヘアシャンプーの際に施術対象者Ｘの耳掛け部分が濡れずにシャンプーできる。
（２）図４（Ｂ）に図示するように、ヘアカット、刈り上げの際に施術対象者Ｘの耳掛け部分が邪魔にならずに施術できる。
（３）図４（Ｃ）に図示するように、ヘアカラーの際に施術対象者Ｘの耳掛け部分にカラー剤が付かずに塗布することができる。

図５は、実際に製品（頭髪施術用マスク１０）を人（施術対象者Ｘ）に装着したものである。図示するように、マスク本体２０が半透明であるため、施術対象者Ｘの顔の輪郭や口元・鼻の位置を認識できる。従って、頭髪施術者は左右のバランス等を取りやすくなり、施術対象者Ｘへ最適なヘアカットを行うことができる。

頭髪を施術する美容室・理容室・ヘアサロンだけでなく、病院や高齢者介護施設、自宅などで頭髪を施術する必要がある場合でも利用できるものである。

１０ 頭髪施術用マスク
２０ マスク本体
３０ 両面テープ
３１ 台紙
３２ 粘着面
Ｘ 施術対象者（顧客）

Claims (2)

1. 耳に掛ける部材又は部位を設けずにマスク本体の内側に医療用両面テープを備えて施術対象者の鼻及び頬に医療用両面テープが貼り付いて施術対象者の口周りへ直接貼り付ける頭髪施術用マスクであって、
   マスク本体を、肌が透けて顔の輪郭や口元・鼻の位置を認識できる透過性のある不織布製のものとして施術対象者の顔の輪郭や口元・鼻の位置を頭髪施術者に認識させ、もってヘアカットのバランスを確認する頭髪施術用マスク。
2. マスク本体に格子状のラインを設けたことを特徴とする請求項１記載の頭髪施術用マスク。

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