JP7270205B2 - 制御システム、警報システム、プログラム及び制御方法 - Google Patents

制御システム、警報システム、プログラム及び制御方法 Download PDF

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Description

本開示は、一般に制御システム、警報システム、プログラム及び制御方法に関し、より詳細には災害検知に関する情報を通知する制御システム、警報システム、プログラム及び制御方法に関する。
従来例として、特許文献1に記載の火災警報器を例示する。この火災警報器は、温度が火災閾値を超えているか否かを判定して超えている場合に火災と判定して火災の発生を検出する火災検出部と、火災の発生を検出することで、火災警報として表示灯を点灯し、火災の発生を音声警報する警報部と、を備えている。これにより、火災が発生すると、火災警報器が設置された住居内において音声警報が報知される。
火災が発生すると警報が報知されるので、住居(施設)内の人は火災の発生を知ることができる。
特開2016-192117号公報
ところで、住居(施設)内の人は、火災(災害)の発生を知ると、発生した火災の状況確認のため、火災から身を守るため、及び被害の拡大を防いだりするために、施設内の機器を動作させたり、停止させたりする行動を行う必要がある。火災が発生すると、施設内の人はパニック状態となる可能性が高く、パニック状態となると上記行動をスムーズに行えない可能性がある。
本開示は上記課題に鑑みてなされ、災害が発生した場合において施設内の人がとるべき行動を支援することができる制御システム、警報システム、プログラム及び制御方法を提供することを目的とする。
本開示の一態様に係る制御システムは、取得部と、出力処理部とを備える。前記取得部は、施設での災害の発生を検知する防災機器から検知結果を取得する。前記出力処理部は、前記取得部が前記防災機器から災害を検知したことを表す情報を前記検知結果として取得した場合に、前記施設に設けられた2つ以上の照明機器を含む機器の制御に関する制御情報を、前記機器に出力する。前記出力処理部は、火災が検知されると点灯を指示する第一の制御信号を前記2つ以上の照明機器の各々に送信し、所定時間経過後に前記第一の制御信号とは異なる第二の制御信号を前記2つ以上の照明機器の各々に送信する。
本開示の一態様に係る警報システムは、前記制御システムと、施設での災害の発生を検知する防災機器とを、備える。
本開示の一態様に係るプログラムは、コンピュータを、前記制御システムとして機能させるためのプログラムである。
本開示の一態様に係る制御方法は、取得部と出力処理部とを備える制御システムで用いられる制御方法である。前記制御方法は、取得ステップと、出力処理ステップとを、含む。前記取得ステップでは、前記取得部が、施設での災害の発生を検知する防災機器から検知結果を取得する。前記出力処理ステップでは、前記出力処理部が、前記取得ステップで前記防災機器から災害を検知したことを表す情報を前記検知結果として取得した場合に前記施設に設けられた2つ以上の照明機器を含む機器の制御に関する制御情報を、前記機器に出力する。前記出力処理ステップでは、火災が検知されると点灯を指示する第一の制御信号を前記制御情報として前記2つ以上の照明機器の各々に送信し、所定時間経過後に前記第一の制御信号とは異なる第二の制御信号を前記制御情報として前記2つ以上の照明機器の各々に送信する。
本開示によると、災害が発生した場合において施設内の人がとるべき行動を支援することができる。
図1は、本開示の一態様に係る制御システム及び警報システムの構成を説明する図である。 図2は、同上の制御システム及び警報システムの一適用例を説明する図である。 図3は、同上の警報システムが備える親機としての警報器の構成を示す図である。 図4は、同上の警報システムが備える子機としての警報器の構成を示す図である。 図5は、同上の親機としての警報器が火災を検知した場合での警報システムの動作を説明する図である。 図6は、同上の子機としての警報器が火災を検知した場合での警報システムの動作を説明する図である。 図7は、変形例1に係る制御システム及び警報システムの構成を説明する図である。 図8は、変形例6に係る制御システム及び警報システムの構成を説明する図である。 図9は、変形例8に係る制御システム及び警報システムの構成を説明する図である。
以下に説明する各実施形態及び変形例は、本開示の一例に過ぎず、本開示は、各実施形態及び変形例に限定されない。これらの実施形態及び変形例以外であっても、本開示に係る技術的思想を逸脱しない範囲であれば、設計等に応じて種々の変更が可能である。
(実施形態)
以下、本実施形態に係る制御装置10、及び制御装置10を備える警報システム2について、図1~図6を用いて説明する。
(1)概要
本実施形態に係る警報システム2は、本実施形態の制御システム1としての制御装置10と、複数(本実施形態では5つ)の警報器20,21(防災機器)と、複数(本実施形態では6つ)の照明機器30とを備える。
本実施形態の制御システム1としての制御装置10は、複数の警報器20,21、及び複数の照明機器30と通信可能である。以下、複数(本実施形態では4つ)の警報器21を区別する場合には、警報器21a,21b,21c,21dと記載する。また、複数の照明機器30を区別する場合には、照明機器30a,30b,30c,30d,30e,30fと記載する。
複数の警報器20,21は、施設5での災害の発生を検知する検知機能(つまり、災害を検知する機能)と、施設5での災害の発生を検知した場合に報知する警報機能とを有し、災害に関する報知動作を行う。ここで、複数の警報器20,21は、災害として、火災、水害、地震のうち少なくとも1つを検知する。本実施形態では、一例として、複数の警報器20,21は、火災に関する報知動作を行う。すなわち、複数の警報器20,21は、火災の発生時に警報音等の音を出力する。しかし、警報器20,21における警報音の発報対象は、火災に限定されず、ガス漏れ、又は不完全燃焼によるCO(一酸化炭素)の発生等であってもよい。
複数の警報器20,21は、施設5において互いに異なる空間に設けられている。具体的には、複数の警報器20,21は、設置対象の空間にある天井や壁等に設置される。本実施形態では、複数の警報器20,21は、図2に示すように、施設5内の空間E1~E5にそれぞれ設置される。具体的には、警報器20は空間E1に、警報器21aは空間E2に、警報器21bは空間E3に、警報器21cは空間E4に、警報器21dは空間E5に、それぞれ設置される(図2参照)。
本実施形態では、施設5として戸建の住宅を想定している。しかしながら、施設5は、集合住宅(マンション)の各住戸であってもよい。更に、施設5は、住宅に限らず、非住宅、例えば、オフィスビル、劇場、映画館、公会堂、遊技場、複合施設、飲食店、百貨店、学校、ホテル、旅館、病院、老人ホーム、幼稚園、図書館、博物館、美術館、地下街、駅、空港等であってもよい。
さらに、本実施形態では、複数の警報器20,21の間で、通信可能なネットワークが形成されている。ここでは、警報器20を親機とし、複数の警報器21を子機として、親機と子機との間で通信可能である。
複数の警報器20,21は、いわゆる連動型の防災機器であり、いずれの警報器で火災を検出しても、他の警報器と連動して(他の警報器と共に)、警報音の発報を行うように構成されている。火元の位置にある警報器(連動元)は、例えば、「ビュービュー火事です。」という警報音の発報を行う。一方、他の警報器(連動先)は、火元の位置を特定できるような警報音の発報を行う。
例えば、子機である警報器21aで火災を検出すると、警報器21aは、親機である警報器20に、施設5の火災を検知したこと(つまり、火災の発生を検知したこと)を表す情報を検知結果として送信する。警報器20は、検知結果を受け取ると、警報音を発報し、他の子機(警報器21b~21d)に発報指示を送信する。さらに、警報器20は、警報器21aの検知結果を制御装置10に送信する。警報器20から発報指示を受け取った警報器21(警報器21b~21d)は、警報音を発報する。ここで、検知結果は、送信元の警報器に割り当てられた識別子(警報器用識別子)を含む。
また、警報器20で火災を検出すると、警報器20は、警報音を発報し、子機(警報器21a~21d)に発報指示を送信する。さらに、警報器20は、警報器20の検知結果を制御装置10に送信する。警報器20から発報指示を受け取った警報器21(警報器21a~21d)は、警報音を発報する。
複数の照明機器30は、複数の空間E1~E6に、それぞれ設けられている。本実施形態では、照明機器30aは空間E1に、照明機器30bは空間E2に、照明機器30cは空間E3に、照明機器30dは空間E4に、照明機器30eは空間E5に、照明機器30fは空間E6に、それぞれ設けられている(図2参照)。
制御装置10は、警報器20及び各照明機器30と無線による通信が可能に構成されている。制御装置10と、警報器20及び各照明機器30との間では、920MHz帯の電波を利用した無線通信が行われる。また、上述したように、警報器20と各警報器21との間では通信が可能である。本実施形態では、警報器20と各警報器21との間では420MHz帯の電波を利用した無線通信が行われる。これにより、制御装置10は、警報器20を介して各警報器21と通信可能となる。
制御装置10は、警報器20又は警報器21から施設5の火災を検知したことを表す情報を検知結果として取得すると、照明機器30の動作を制御する。具体的には、制御装置10は、複数の警報器20,21のうち少なくとも1つの警報器から検知結果を取得すると、施設5に設けられた各照明機器30が点灯するように各照明機器30を制御する。
(2)構成
(2-1)制御装置
制御装置10は、例えば、HEMS(home energy management system)のコントローラであり、施設5に設けられた複数の機器と通信可能である。複数の機器は、上述した照明機器30を含む。本実施形態では、制御装置10は、さらに、施設5に設けられた複数の警報器20,21と通信可能である。また、制御装置10は、施設5に設けられた撮影装置、空調機器等の機器とも通信可能である。
制御装置10は、図1に示すように、通信部11、記憶部12、制御部13及び表示部14を備える。
制御装置10は、例えばプロセッサ及びメモリを有するコンピュータシステムを有している。そして、プロセッサがメモリに格納されているプログラムを実行することにより、コンピュータシステムが制御部13として機能する。プロセッサが実行するプログラムは、ここではコンピュータシステムのメモリに予め記録されているが、メモリカード等の非一時的記録媒体に記録されて提供されてもよいし、インターネット等の電気通信回線を通じて提供されてもよい。
通信部11は、警報器20及び各照明機器30と通信を行うための通信インタフェースを含んでいる。通信部11は、920MHz帯の電波を利用した無線通信により、警報器20の検知結果及び各警報器21の検知結果を警報器20から受信する。さらには、通信部11は、920MHz帯の電波を利用した無線通信により、照明機器30と通信する。
記憶部12は、複数の警報器20,21の各々の警報器用識別子及び複数の照明機器30の各々の照明用識別子を記憶している。具体的には、記憶部12は、空間E1~E5をそれぞれ識別する空間用識別子と、当該空間に設けられる警報器20(又は21)の警報器用識別子とを対応付けて記憶する。さらに、記憶部12は、空間E1~E6と、当該空間に設けられる照明機器30の照明用識別子とを対応付けて記憶する。ここで、警報器用識別子は、対応する警報器20(又は21)の型番と製造シリアル番号を組み合わせた機器固有ID、又はMacアドレス等である。照明用識別子は、対応する照明機器30の型番と製造シリアル番号を組み合わせた機器固有ID、又はMacアドレス等である。
制御部13は、図1に示すように、取得部101、出力処理部102及び特定部103を有する。
取得部101は、警報器20(又は21)からの検知結果を取得する。具体的には、取得部101は、警報器20が火災を検知した場合には、通信部11を介して警報器20の検知結果を取得する。取得部101は、警報器21が火災を検知した場合には、通信部11を介して警報器21の検知結果を警報器20から取得する。
出力処理部102は、警報器20又は警報器21から施設5の火災を検知したことを表す情報を検知結果として取得部101が取得すると、点灯を指示する制御情報を、各照明機器30に通信部11を介して送信する。
特定部103は、警報器20又は警報器21から施設5の火災を検知したことを表す情報を検知結果として取得部101が取得すると、当該検知結果の送信元の空間を、当該検知結果に含まれる警報器用識別子に基づいて特定する。具体的には、特定部103は、記憶部12が記憶する各空間用識別子のうち当該検知結果に含まれる警報器用識別子に対応付けられている空間用識別子を特定する。特定部103は、特定した空間用識別子に対応する空間で火災が発生している旨のメッセージを表示部14に表示させる。
表示部14は、例えば液晶ディスプレイや有機EL(electroluminescence)ディスプレイのような薄型のディスプレイ装置である。表示部14は、上述したメッセージを表示する。
(2-2)警報器(親機)
ここでは、親機である警報器20の構成について説明する。
警報器20は、施設5での災害(ここでは、火災)の発生を検知する検知機能と、施設5での災害の発生を検知した場合に報知する警報機能を有する。警報器20は、図3に示すように、検知部201、報知部202、記憶部203、第1通信部204、第2通信部205及び制御部206を有する。警報器20は、バッテリー(例えばリチウム電池)を有しており、バッテリーから供給される電力によって動作する。
警報器20は、例えばプロセッサ及びメモリを有するコンピュータシステムを有している。そして、プロセッサがメモリに格納されているプログラムを実行することにより、コンピュータシステムが制御部206として機能する。プロセッサが実行するプログラムは、ここではコンピュータシステムのメモリに予め記録されているが、メモリカード等の非一時的記録媒体に記録されて提供されてもよいし、インターネット等の電気通信回線を通じて提供されてもよい。
検知部201は、警報音の発報対象となる火災に関する情報を検知する機能(検知機能)を有している。ここでは、検知部201は、一例として、煙を検知する光電式のセンサである。したがって、上記情報は、例えば、煙に関する情報を含む。検知部201は、例えば、LED等の発光部211と、フォトダイオード等の受光部212とを備えている。発光部211及び受光部212は、自機の筐体のラビリンス内において、受光部212の受光面が、発光部211の照射光の光軸上から外れるように配置されている。火災の発生時には、煙が筐体に設けられた孔を通じて、ラビリンス内に導入され得る。
筐体のラビリンス内に煙が存在しない場合、発光部211の照射光は、受光部212の受光面にほとんど到達しない。一方、筐体のラビリンス内に煙が存在する場合、発光部211の照射光が煙によって散乱し、散乱した光の一部が受光部212の受光面に到達する。つまり、検知部201は、煙によって散乱された発光部211の照射光を受光部212で受光する。
検知部201は、受光部212で受光された光量に応じた電圧レベルを示す電気信号(検知信号)を制御部206に出力する。
報知部202は、表示部221及び音響部222を有する。報知部202は、施設5での災害の発生を検知した場合に、火災の発生を報知する機能(報知機能)を有している。本実施形態では、報知部202は、光及び音で報知を行う。
音響部222は、火災の発生を報知する機能を有している。音響部222は、音(音波)を出力する。音響部222は、制御部206にて火災が発生したと判定したときに、火災の発生を報知するように警報音を出力する。
音響部222は、電気信号を音に変換するスピーカにより構成される。スピーカは、振動板を有し、電気信号に従って振動板を機械的に振動させることにより警報音を発する。音響部222は、制御部206による制御下で、警報音(例えば「ピー」音)を出力する。音響部222は、警報音の大きさ(音圧レベル)を変化させて警報音を出力することが好ましい。警報音は、例えば、低音から高音にスイープさせたスイープ音を含んでもよい。警報音は、例えば「火事です。火事です。」といった音声メッセージを含んでもよい。また、警報音は、スイープ音と、スイープ音に連続する音声メッセージとから構成されてもよい。
なお、警報中(警報音を発報中)に警報器20が外部からの操作入力を受け付けると、音響部222は、警報音の出力を停止する。
表示部221は、火災の発生を報知する機能を有している。表示部221は、光源として赤色LED(Light Emitting Diode)223を有している。表示部221は、通常時(火災の監視時)には消灯しており、制御部206にて火災が発生したと判定したときに点滅(又は点灯)を開始する。以下、火災発生を報知する点滅を「作動点滅」と呼ぶこともある。作動点滅は、警報音の発報が停止すると、制御部206の制御の下、停止する。
記憶部203は、ROM、RAM、又はEEPROM等から選択されるデバイスで構成される。記憶部203は、警報音として出力する音声メッセージに係る警報メッセージデータを記憶している。また、記憶部203は、通知情報として情報端末に送信する送信メッセージデータを記憶している。さらに、記憶部203は、自機に割り当てられた警報器用識別子を記憶している。
第1通信部204は、無線により、子機である警報器21と通信するための通信インタフェースを有している。第1通信部204は、420MHz帯の電波を利用した無線通信により、警報器21と通信を行う。第1通信部204は、警報器21の検知結果を受信する。さらには、第1通信部204は、1つの警報器21(例えば警報器21a)から検知結果を受信すると、他の警報器21(警報器21b~21d)へ発報指示を送信する。
第2通信部205は、無線により、制御装置10と通信するための通信インタフェースを有している。第2通信部205は、920MHz帯の電波を利用した無線通信により、制御装置10と通信を行う。第2通信部205は、自機が火災を検知した場合には、自機の検知結果を、制御装置10に送信する。第2通信部205は、第1通信部204が警報器21の検知結果を受信した場合には、警報器21の検知結果を、制御装置10に送信する。
制御部206は、検知部201が出力した検知信号に基づいて、火災の発生の有無を判断する。例えば、制御部206は、検知信号が示す電圧レベルが予め定められた閾値以上である場合には、火災が発生したと判断する。
制御部206は、火災が発生したと判断する場合には、災害検知を表す情報、言い換えると施設5の火災を検知したことを表す情報であって、自機の警報器用識別子を含む検知結果を、第2通信部205を介して、制御装置10に送信する。さらに、制御部206は、火災が発生したと判断する場合には、子機である各警報器21に第1通信部204を介して発報指示を送信する。
制御部206は、火災が発生したと判断した場合、音響部222から警報音の出力を開始させる。例えば、制御部206は、音声メッセージを警報音として音響部222から出力させる場合には、記憶部203に記憶されているメッセージデータに基づいて、音声メッセージに対応した音声信号を生成する。このとき、音響部222は、制御部206が生成した音声信号に基づいた音声メッセージ(警報音)を出力する。
また、制御部206は、火災が発生したと判断した場合、表示部221を点滅させるように、表示部221を制御する。
制御部206は、施設5の火災を検知したことを表す情報を検知結果として警報器21から第1通信部204を介して取得すると、警報器21の検知結果を、第2通信部205を介して、制御装置10に送信する。さらに、制御部206は、子機である他の警報器21に第1通信部204を介して発報指示を送信する。
制御部206は、警報器21から施設5の火災を検知したことを表す情報を検知結果として受け取ると、音響部222から警報音の出力を開始する。さらに、制御部206は、表示部221を点滅させるように、表示部221を制御する。
(2-3)警報器(子機)
ここでは、子機である警報器21の構成について説明する。なお、警報器20と同一の構成要素については、警報器20と同一の符号を付し、その説明を適宜省略する。
警報器21は、警報器20と同様に、施設5での災害(ここでは、火災)の発生を検知する検知機能と、施設5での災害の発生を検知した場合に報知する警報機能を有する。警報器21は、図4に示すように、検知部201、報知部202、記憶部203、通信部250及び制御部251を有する。警報器21は、バッテリー(例えばリチウム電池)を有しており、バッテリーから供給される電力によって動作する。
警報器21は、例えばプロセッサ及びメモリを有するコンピュータシステムを有している。そして、プロセッサがメモリに格納されているプログラムを実行することにより、コンピュータシステムが制御部251として機能する。プロセッサが実行するプログラムは、ここではコンピュータシステムのメモリに予め記録されているが、メモリカード等の非一時的記録媒体に記録されて提供されてもよいし、インターネット等の電気通信回線を通じて提供されてもよい。
通信部250は、無線により、親機である警報器20と通信するための通信インタフェースを有している。通信部250は、420MHz帯の電波を利用した無線通信により、警報器20と通信を行う。通信部250は、警報器21の検知結果を送信する。さらには、通信部250は、警報器20から発報指示を受信する。
制御部251は、自機の検知部201が出力した検知信号に基づいて、火災の発生の有無を判断する。例えば、制御部251は、検知信号が示す電圧レベルが予め定められた閾値以上である場合には、火災が発生したと判断する。
制御部251は、火災が発生したと判断する場合には、災害検知を表す情報、言い換えると施設5の火災を検知したことを表す情報であって、自機の警報器用識別子を含む検知結果を、通信部250を介して、警報器20に送信する。
制御部251は、火災が発生したと判断した場合、自機の音響部222から警報音の出力を開始させる。例えば、制御部251は、音声メッセージを警報音として自機の音響部222から出力させる場合には、自機の記憶部203に記憶されているメッセージデータに基づいて、音声メッセージに対応した音声信号を生成する。このとき、音響部222は、制御部251が生成した音声信号に基づいた音声メッセージ(警報音)を出力する。
また、制御部251は、火災が発生したと判断した場合、自機の表示部221を点滅させるように、自機の表示部221を制御する。
制御部251は、通信部250を介して警報器20から発報指示を受け取ると、自機の音響部222から警報音の出力を開始する。さらに、制御部251は、自機の表示部221を点滅させるように、自機の表示部221を制御する。
(3)動作
ここでは、火災を検知した場合における警報システム2の動作について、説明する。
(3-1)動作例1
まず、親機である警報器20が火災を検知した場合の警報システム2の動作について、図5を用いて説明する。
警報器20は、火災を検知する(ステップS1)。警報器20は、施設5の火災を検知したことを表す情報であって、自機の警報器用識別子を含む検知結果を制御装置10に送信する(ステップS2)。さらに、警報器20は、自機で発報を行うとともに、子機である各警報器21に発報指示を送信する。
制御装置10の出力処理部102は、制御装置10の取得部101が警報器20からの検知結果を取得すると、点灯を指示する制御情報を、各照明機器30(30a~30f)に送信する(ステップS3,S4)。
各照明機器30(30a~30f)は、制御情報を制御装置10から受け取ると、自機の点灯を行う(ステップS5)。
(3-2)動作例2
次に、子機である警報器21(ここでは、警報器21a)が火災を検知した場合の警報システム2の動作について、図6を用いて説明する。
警報器21aは、火災を検知する(ステップS11)。警報器21aは、施設5の火災を検知したことを表す情報であって、自機の警報器用識別子を含む検知結果を、親機である警報器20に送信する(ステップS12)。さらに、警報器21aは、自機で発報を行う。
警報器20は、警報器21aから検知結果を受け取ると、受け取った検知結果を制御装置10に送信する(ステップS13)。さらに、警報器20は、自機で発報を行うとともに、他の警報器21(21b~21d)に発報指示を送信する。
制御装置10の出力処理部102は、制御装置10の取得部101が警報器20からの検知結果を取得すると、点灯を指示する制御情報を、各照明機器30(30a~30f)に送信する(ステップS14,S15)。
各照明機器30(30a~30f)は、制御情報を制御装置10から受け取ると、自機の点灯を行う(ステップS15)。
(4)利点
上記本実施形態では、複数の警報器20,21のうち1つの警報器が災害(ここでは、火災)を検知すると、制御装置10は、施設5に設けられた各照明機器30が点灯するように各照明機器30を制御する。
施設5内の人は、夜間等の施設5内が暗い状態で火災が検知された場合に、発生した火災の状況確認のため、火災から身を守るために避難するために、照明機器30を点灯する必要がある。本実施形態によると、制御装置10は、火災が検知されると各照明機器30を点灯させるので、火災の状況確認のため、火災から身を守るために避難するために照明機器30を点灯するという行動を支援することができる。
また、上記実施形態では、親機である警報器20は、他の警報器21を介することなく制御システム1(制御装置10)に災害を検知したことを表す検知結果を送信する。子機である警報器21は、警報器20を介して、災害を検知したことを表す検知結果を制御システム1(制御装置10)に送信する。
これにより、複数の警報器のうち1つの警報器を親機とし、他の警報器を子機としてネットワークを形成して連動報を実現する従来の構成を変更することなく、各警報器を制御システム1(制御装置10)と通信可能とすることができる。
(5)変形例
上記実施形態は、本開示の様々な実施形態の一つに過ぎない。上記実施形態は、本開示の目的を達成できれば、設計等に応じて種々の変更が可能である。以下に、変形例について列記する。なお、以下に説明する変形例は、上記実施形態と適宜組み合わせて適用可能である。
(5-1)変形例1
上記実施形態では、火災が検知された場合、制御装置10は、各照明機器30(30a~30f)が点灯するように、各照明機器30(30a~30f)を制御する構成としたが、この構成に限定されない。
制御装置10は、火災が検知された場合には、複数の照明機器30のうち避難経路に存在する照明機器30(点灯対象機器)が点灯するように、点灯対象機器を制御してもよい。
本変形例の警報システム2aは、図7に示すように、本変形例の制御システム1としての制御装置10aと、複数(図示例では5つ)の警報器20,21と、複数(図示例では6つ)の照明機器30と、複数(図示例では、6つ)のセンサ40とを備える。以下、実施形態と同様の構成要素には、同一の符号を付し、その説明を適宜省略する。また、複数のセンサ40を区別する場合には、センサ40a,40b,40c,40d,40e,40fと記載する。
各センサ40は、検知対象の空間において人の有無を検知する人検知センサである。
複数のセンサ40は、施設5において互いに異なる空間に設けられている。具体的には、複数のセンサ40は、図7に示すように、施設5内の空間E1~E6にそれぞれ設置される。具体的には、センサ40aは空間E1に、センサ40bは空間E2に、センサ40cは空間E3に、センサ40dは空間E4に、センサ40eは空間E5に、センサ40fは空間E6に、それぞれ設置される(図7参照)。各センサ40は、設置された空間における人の有無を検知する。各センサ40は、検知結果を制御装置10aに送信する。なお、センサ40の検知結果には、当該センサ40を識別するためのセンサ用識別子を含む。
制御装置10aは、図7に示すように、通信部11、記憶部12、制御部13a及び表示部14を備える。
制御装置10aは、例えばプロセッサ及びメモリを有するコンピュータシステムを有している。そして、プロセッサがメモリに格納されているプログラムを実行することにより、コンピュータシステムが制御部13aとして機能する。プロセッサが実行するプログラムは、ここではコンピュータシステムのメモリに予め記録されているが、メモリカード等の非一時的記録媒体に記録されて提供されてもよいし、インターネット等の電気通信回線を通じて提供されてもよい。
通信部11は、さらに、各センサ40と920MHz帯の電波を利用した無線通信により、通信を行う。
記憶部12は、さらに、複数の警報器20,21と複数のセンサ40とから得られる組み合わせごとに、避難経路としての経路に存在する1つ以上の照明機器30の照明用識別子を記憶している。具体的には、記憶部12は、複数の警報器用識別子と複数のセンサ用識別子とから得られる組み合わせごとに、避難経路としての経路に存在する1つ以上の照明機器30の照明用識別子を記憶している。
制御部13は、図7に示すように、取得部101、出力処理部102a及び特定部103を有する。
出力処理部102aは、警報器20又は警報器21から施設5の火災を検知したことを表す情報を検知結果として取得部101が取得すると、当該検知結果に含まれる警報器用識別子を当該検知結果から取得する。
出力処理部102aは、各センサ40との通信を基に、複数のセンサ40のうち人を検知した旨の検知結果(以下、「センサ側検知結果」という)を送信しているセンサ40を特定し、当該センサ40を識別するセンサ用識別子をセンサ側検知結果から取得する。
出力処理部102aは、取得した警報器用識別子とセンサ用識別子との組み合わせに対応する1つ以上の照明機器30の照明用識別子を、記憶部12から取得する。
出力処理部102aは、取得した1つ以上の照明用識別子を基に、避難経路としての経路に存在する1つ以上の照明機器30に、点灯を指示する制御情報を送信する。具体的には、出力処理部102aは、宛先を取得した1つ以上の照明用識別子とする制御情報を通信部11を介して出力する。
これにより、火災の発生元と施設5内の人(在室者)が存在する場所とに応じた避難経路において、照明機器30を点灯するので、在室者は照明機器30が点灯している経路に沿って避難することができる。
(5-2)変形例2
制御装置10は、複数の照明機器30のうち、火災が検知された空間に設けられた照明機器30が点灯するように、当該照明機器30を制御してもよい。
この場合、出力処理部102は、警報器20又は警報器21から施設5の火災を検知したことを表す情報を検知結果として取得部101が取得すると、特定部103が特定した当該検知結果の送信元の空間に設けられた照明機器30の照明用識別子を取得する。具体的には、特定部103が特定した当該検知結果の送信元の空間に対応付けられた照明用識別子を記憶部12から取得する。
出力処理部102は、取得した照明用識別子を基に、当該検知結果の送信元の空間、つまり火災が検知された空間に存在する照明機器30に、点灯を指示する制御情報を送信する。具体的には、出力処理部102は、宛先を取得した照明用識別子とする制御情報を通信部11を介して出力する。
これにより、制御装置10は、火災が検知された空間の照明機器30を点灯させるので、在室者は火元の確認が容易にできる。さらに、火災が検知された空間に当該空間を撮像する撮像装置が設けられている場合には、当該空間の照明機器30が点灯したことによる光を、撮像装置の撮像時のフラッシュとして利用することもできる。
(5-3)変形例3
上記実施形態では、制御装置10は、火災が検知されると、各照明機器30を点灯状態にする構成としたが、この構成に限定されない。
制御装置10は、火災が検知されると、各照明機器30が短時間で点灯状態と消灯状態と繰り返す状態、つまり点滅状態となるように各照明機器30を制御してもよい。
この場合、制御装置10の出力処理部102は、火災が検知されると、各照明機器30に対して、点滅するように指示する制御信号を送信する。
これにより、在室者に対して火災発生を、警報器20,21からの警報音による報知だけでなく、視覚的に報知することができる。
(5-4)変形例4
制御装置10は、火災が検知された後、時間経過に伴って各照明機器30の状態が変化するように各照明機器30を制御してもよい。
この場合、出力処理部102は、時間経過に伴って内容が変化する制御情報を各照明機器30に送信する。例えば、出力処理部102は、火災が検知されると、点滅状態となる制御信号を各照明機器30に送信する。その後、所定時間(例えば、3分)が経過すると、出力処理部102は、点灯を指示する制御信号を各照明機器30に送信する。
また、別の例として、出力処理部102は、火災が検知されると、点灯を指示する制御信号を各照明機器30に送信する。その後、所定時間(例えば、3分)が経過すると、出力処理部102は、一部の照明機器30(例えば、避難経路上の照明機器30)に対して点灯を指示する制御信号を送信し、他の照明機器30に対して消灯を指示する制御信号を送信する。
または、出力処理部102は、火災が検知されると、点灯を指示する制御信号を各照明機器30に送信する。その後、所定時間が経過する度に、出力処理部102は、調光を制御する制御信号を各照明機器30に送信する。例えば、出力処理部102は、所定時間が経過する度に各照明機器30の照度が低くなるように制御信号を送信する。
これにより、火災の発生を視覚的に知ることができる。
(5-5)変形例5
上記実施形態では、制御装置10は、施設5の火災を検知したことを表す情報を検知結果として警報器20(又は21)から受信すると、各照明機器30を点灯させる構成としたが、この構成に限定されない。
制御装置10の出力処理部102は、取得部101が警報器20(又は21)から火災を検知したことを表す情報を検知結果として取得した場合であって所定の条件を満たした場合に、点灯を指示する制御情報を各照明機器30に送信してもよい。
例えば、出力処理部102は、火災を検知したことを表す情報を検知結果として受信した時刻が所定の時間帯に含まれる場合に、点灯を指示する制御情報を各照明機器30に送信する。一方、出力処理部102は、災害を検知したことを表す情報を検知結果として受信した時刻が所定の時間帯に含まれない場合には、点灯を指示する制御情報を各照明機器30には送信しない。
所定の時間帯として夜間の時間帯(例えば、21:00~翌6:00の時間帯)を設定している場合に当該所定の時間帯で火災が検知されると、制御装置10は照明機器30を点灯させるので、在室者は施設5内が明るい状態で行動をとることができる。
(5-6)変形例6
変形例5の別例として、制御装置10は、施設5内の明るさが所定の照度以下である場合に、点灯を指示する制御情報を各照明機器30に送信してもよい。
本変形例の警報システム2bは、図8に示すように、本変形例の制御システム1としての制御装置10bと、複数(図示例では5つ)の警報器20,21と、複数(図示例では6つ)の照明機器30と、照度センサ50とを備える。以下、実施形態と同様の構成要素には、同一の符号を付し、その説明を適宜省略する。
照度センサ50は、施設5の照度を検知し、920MHz帯の電波を利用した無線通信により、その結果(照度)を制御装置10に送信する。
制御装置10bは、図8に示すように、通信部11、記憶部12、制御部13b及び表示部14を備える。
制御装置10bは、例えばプロセッサ及びメモリを有するコンピュータシステムを有している。そして、プロセッサがメモリに格納されているプログラムを実行することにより、コンピュータシステムが制御部13bとして機能する。プロセッサが実行するプログラムは、ここではコンピュータシステムのメモリに予め記録されているが、メモリカード等の非一時的記録媒体に記録されて提供されてもよいし、インターネット等の電気通信回線を通じて提供されてもよい。
通信部11は、さらに、各照度センサ50と920MHz帯の電波を利用した無線通信により、通信を行う。
制御部13bは、図8に示すように、取得部101、出力処理部102b及び特定部103を有する。
出力処理部102bは、通信部11を介して照度センサ50から当該照度センサ50の検知結果(照度)を受け取る。出力処理部102bは、照度センサ50が検知した照度が所定の閾値以下である場合に、所定の条件を満たしたと判断し、点灯を指示する制御情報を各照明機器30に送信する。
これにより、施設5内が暗い状態で火災が検知されると、制御装置10bは照明機器30を点灯させるので、在室者は施設5内が明るい状態で行動をとることができる。
なお、照度センサ50は、施設5の複数の空間(例えば、空間E1~E6)のそれぞれに設けられてもよい。この場合、複数の照度センサ50のうち少なくとも1つの照度センサ50が検知した照度が所定の閾値以下である場合に、出力処理部102bは、点灯を指示する制御情報を各照明機器30に送信する。または、複数の照度センサ50のうち少なくとも1つの照度センサ50が検知した照度が所定の閾値以下である場合に、出力処理部102bは、当該少なくとも1つの照度センサ50が設けられた空間の照明機器30に、点灯を指示する制御情報を送信してもよい。
(5-7)変形例7
変形例5のさらなる別例として、制御装置10は、施設5内に人が存在する場合に、点灯を指示する制御情報を各照明機器30に送信してもよい。
この場合、警報システム2は、施設5内で人の有無を検知する人検知センサを、さらに備える。
人検知センサは、検知結果を、920MHz帯の電波を利用した無線通信により制御装置10に送信する。
出力処理部102は、人検知センサの検知結果が人を存在することを表す場合に、所定の条件を満たしたと判断し、点灯を指示する制御情報を各照明機器30に送信する。
なお、人検知センサは、施設5の複数の空間(例えば、空間E1~E6)のそれぞれに設けられてもよい。この場合、複数の人検知センサのうち少なくとも1つの人検知センサが人の存在を検知すると、出力処理部102は、点灯を指示する制御情報を各照明機器30に送信する。
また、施設5内の人の存在の有無は、人検知センサを適用する構成に限定されない。施設5内の人の存在の有無は、施設5内の電力の使用量を基に判断してもよい。例えば、出力処理部102は、施設5内の電力の使用量が所定値以下である場合には、施設5に人は存在しないと判断する。出力処理部102は、施設5内の電力の使用量が所定値より大きい場合には、施設5に人は存在すると判断する。
(5-8)変形例8
制御装置10は、施設5を基準として所定の範囲内に存在する他の施設の照明機器を制御する情報を、他の施設に設けられた装置であって他の施設の照明機器を制御する装置に出力してもよい。
以下、本変形例について、図9を用いて説明する。
本変形例の警報システム2cは、本変形例の制御システム1としての制御装置10cと、複数の警報器20,21と、複数の照明機器30とを備える。以下、実施形態と同様の構成要素には、同一の符号を付し、その説明を適宜省略する。なお、図9では、施設5に備えられる複数の警報器20,21及び複数の照明機器30は省略している。
制御装置10cは、図9に示すように、通信部11、記憶部12、制御部13c、表示部14及び外部用通信部15を備える。
制御装置10cは、例えばプロセッサ及びメモリを有するコンピュータシステムを有している。そして、プロセッサがメモリに格納されているプログラムを実行することにより、コンピュータシステムが制御部13cとして機能する。プロセッサが実行するプログラムは、ここではコンピュータシステムのメモリに予め記録されているが、メモリカード等の非一時的記録媒体に記録されて提供されてもよいし、インターネット等の電気通信回線を通じて提供されてもよい。
外部用通信部15は、インターネット等のネットワーク3を介して、施設5の外部と通信を行うための通信インタフェースを有している。本変形例では、外部用通信部15は、施設5を基準として所定の範囲内(例えば、半径50m以内)に存在する他の施設5aに備えられる1つ以上の制御装置60(図示例では、2つの制御装置60)と通信可能である。以下、制御装置60を近隣側制御装置60という。また、所定の範囲内とは、例えば、半径50m以内の領域、同一の地域内等である。
出力処理部102cは、さらに、点灯を指示する制御情報を、近隣側制御装置60に外部用通信部15を介して送信する。
近隣側制御装置60は、自機が備えられた施設5aの照明機器70と通信可能である。例えば、近隣側制御装置60は、920MHz帯の電波を利用した無線通信により、照明機器70と通信可能である。
近隣側制御装置60は、制御装置10から制御情報を受信すると、照明機器70を点灯させる。
なお、本変形例において、外部用通信部15がネットワーク3に接続されるサーバに、制御情報を送信し、サーバが他の施設5aに送信する構成であってもよい。このとき、サーバは、制御装置10及び近隣側制御装置60の設置位置を記憶している。サーバは、記憶している各装置の設置位置を基に、制御装置10の設置位置を基準として所定の範囲内に存在する1つ以上の近隣側制御装置60を特定する。サーバは、特定した1つ以上の近隣側制御装置60に、制御装置10から受け取った制御情報を送信する。
(その他の変形例)
以下に、変形例について列記する。なお、以下に説明する変形例は、上記実施形態と適宜組み合わせて適用可能である。
上記実施形態では、警報器20,21は、検知機能及び報知機能の双方を有する構成としたが、この構成に限定されない。警報器20,21は、検知機能のみを有する構成であってもよい。
上記実施形態では、制御装置10は、一例として、HEMSのコントローラとする構成としたが、この構成に限定されない。制御装置10は、ネットワーク3と接続可能な装置であればよい。または、制御装置10は、警報器20(又は21)に含まれてもよい。つまり、制御装置10と警報器20(又は21)とは一体型の装置であってもよい。
上記実施形態では、警報器20を親機とし、警報器21を子機として、子機は親機を介して制御装置と通信する構成としたが、この構成に限定されない。警報器21は、他の警報器(警報器20)を介することなく制御装置10と通信する構成であってもよい。
上記実施形態では、警報システム2は、複数の警報器20,21を備える構成としたが、この構成に限定されない。警報システム2は、制御装置10と通信可能な1つの警報器のみを備えてもよい。要は、警報装置は、制御装置10と通信可能な少なくとも1つの警報器を備えていればよい。
上記実施形態では、制御装置10は、火災検知時に制御する機器として照明機器30を適用した構成としたが、この構成に限定されない。制御装置10は、火災検知時において、電気錠、調理機器、換気扇等の機器を制御してもよい。例えば、制御対象が電気錠である場合には、制御装置10は、火災検知時において電気錠を解錠状態となるように制御する。また、制御対象が換気扇である場合には、制御装置10は、火災検知時において換気扇の電源をON状態となるよう換気扇を制御する。制御対象が調理機器である場合には、制御装置10は、火災検知時において調理機器の電源をOFF状態となるよう調理機器を制御する。
上記実施形態の警報システム2では、照明機器30は必須の構成要素ではない。
上記実施形態では、火災検知を災害検知の一例として制御システム1及び警報システム2について説明した。制御システム1及び警報システム2は、災害検知として水害検知に適用されてもよい。この場合、警報器は、水害の発生を検知する検知機能を有する水位センサを有する。
または、制御システム1及び警報システム2は、災害検知として地震検知に適用されてもよい。この場合、警報器は、地震の発生を検知する検知機能を有する震撼センサを有する。制御システム1及び警報システム2は、外部から地震発生速報を受信する機能を警報器として有してもよい。
上記実施形態において、警報器21は、警報器20と同一の構成であってもよい。この場合、警報器20,21を設置する際に、例えば設置業者が、警報器20,21のうち1つの警報器を選択し、選択した1つの警報器を親機として、残りの警報器を子機として設定する。
また、上記実施形態において、通信部11は、警報器20及び各照明機器30との通信は、有線であってもよい。また、変形例1に示すセンサ40、変形例6に示す照度センサ50及び変形例7に示す人検知センサと、通信部11との通信も有線であってもよい。
また、上記実施形態において、制御システム1を集合住宅の各住戸に適用する場合、制御システム1は、住戸内の照明機器の点灯だけでなく、集合住宅の共用部に設けられた照明機器を点灯してもよい。
また、制御システム1(制御装置10)と同様の機能は、制御方法、コンピュータプログラム、又はプログラムを記録した記録媒体等で具現化されてもよい。一態様に係る制御システム1の制御方法は、取得ステップと、出力処理ステップとを、含む。取得ステップは、施設5での災害の発生を検知する防災機器(警報器20,21)から検知結果を取得する。出力処理ステップは、取得ステップで防災機器から災害を検知したことを表す情報を検知結果として取得した場合に施設5に設けられた機器(照明機器30)の制御に関する制御情報を、機器に出力する。一態様に係るプログラムは、コンピュータシステムを、上述した制御システム1として機能させるためのプログラムである。
本開示における制御システム1は、コンピュータシステムを含んでいる。コンピュータシステムは、ハードウェアとしてのプロセッサ及びメモリを主構成とする。コンピュータシステムのメモリに記録されたプログラムをプロセッサが実行することによって、本開示における制御システム1としての機能が実現される。プログラムは、コンピュータシステムのメモリに予め記録されてもよく、電気通信回線を通じて提供されてもよく、コンピュータシステムで読み取り可能なメモリカード、光学ディスク、ハードディスクドライブ等の非一時的記録媒体に記録されて提供されてもよい。コンピュータシステムのプロセッサは、半導体集積回路(IC)又は大規模集積回路(LSI)を含む1ないし複数の電子回路で構成される。ここでいうIC又はLSI等の集積回路は、集積の度合いによって呼び方が異なっており、システムLSI、VLSI(Very Large Scale Integration)、又はULSI(Ultra Large Scale Integration)と呼ばれる集積回路を含む。さらに、LSIの製造後にプログラムされる、FPGA(Field-Programmable Gate Array)、又はLSI内部の接合関係の再構成若しくはLSI内部の回路区画の再構成が可能な論理デバイスについても、プロセッサとして採用することができる。複数の電子回路は、1つのチップに集約されていてもよいし、複数のチップに分散して設けられていてもよい。複数のチップは、1つの装置に集約されていてもよいし、複数の装置に分散して設けられていてもよい。ここでいうコンピュータシステムは、1以上のプロセッサ及び1以上のメモリを有するマイクロコントローラを含む。したがって、マイクロコントローラについても、半導体集積回路又は大規模集積回路を含む1ないし複数の電子回路で構成される。
また、制御システム1における複数の機能が、1つの筐体内に集約されていることは制御システム1に必須の構成ではなく、制御システム1の構成要素は、複数の筐体に分散して設けられていてもよい。さらに、制御システム1の少なくとも一部の機能、例えば、制御装置10の一部の機能がクラウド(クラウドコンピューティング)等によって実現されてもよい。
(まとめ)
以上説明したように、第1の態様の制御システム(1)は、取得部(101)と、出力処理部(102,102a,102b,102c)とを、備える。取得部(101)は、施設(5)での災害の発生を検知する防災機器(例えば、警報器20,21)から検知結果を取得する。出力処理部(102,102a,102b,102c)は、取得部(101)が防災機器から災害を検知したことを表す情報を検知結果として取得した場合に、施設(5)に設けられた機器(例えば、照明機器30)の制御に関する制御情報を、機器に出力する。
この構成によると、災害を検知した後に、制御情報を機器に出力して、機器を制御するので、災害が発生した場合において施設(5)内の人(在室者)がとるべき行動を支援することができる。
第2の態様の制御システム(1)では、第1の態様において、機器は、照明機器(30)を含む。出力処理部(102,102a,102b,102c)は、点灯を指示する情報を制御情報として照明機器(30)に出力する。
この構成によると、照明機器(30)が点灯するので、施設(5)の在室者は、発生した火災の状況を確認するため、又は火災から身を守るために行う行動として照明機器(30)を点灯させる行動を、在室者の代わりに行う。つまり、災害が発生した場合において在室者がとるべき行動として照明機器(30)の点灯を行うという行動を支援することができる。
第3の態様の制御システム(1)では、第2の態様において、複数の照明機器(30)が施設(5)に設けられている。出力処理部(102a)は、施設(5)内での人の有無を検知するセンサ(40)が人を検知した場合に、人が検知された場所と、災害が検知された場所とに基づいて、複数の照明機器(30)のうち人が避難する際の避難経路に設けられた1つ以上の照明機器(30)に対して制御情報を出力する。
この構成によると、避難経路に設けられた1つ以上の照明機器(30)が点灯するので、火災から身を守るために行う行動として避難経路を特定する行動を、在室者の代わりに行い、避難経路上の照明機器(30)を点灯させる。つまり、災害が発生した場合において在室者がとるべき行動として避難経路の特定という行動を支援するとともに、避難経路上の照明機器(30)を点灯させることで避難経路を在室者に知らせることができる。
第4の態様の制御システム(1)では、第2又は第3の態様において、出力処理部(102,102a)は、点灯及び消灯を繰り返す点灯パターンに係る情報を制御情報として照明機器(30)に送信する。
この構成によると、災害が発生した場合において在室者がとるべき行動を支援するとともに、視覚的に報知することができる。
第5の態様の制御システム(1)では、第2~第4のいずれかの態様において、出力処理部(102,102a)は、時間経過に伴って内容が変化する制御情報を照明機器(30)に送信する。
この構成によると、災害が発生した場合において在室者がとるべき行動を支援するとともに、視覚的に報知することができる。
第6の態様の制御システム(1)では、第1~第5のいずれかの態様において、防災機器は、災害として施設(5)の火災を検知する。出力処理部(102,102a,102b,102c)は、防災機器から施設(5)の火災を検知したことを表す情報を検知結果として取得部(101)が取得すると、制御情報を機器に送信する。
この構成によると、火災が発生した場合において在室者がとるべき行動を支援することができる。
第7の態様の制御システム(1)では、第1~第6のいずれかの態様において、出力処理部(102,102a,102b,102c)は、取得部(101)が防災機器から災害を検知したことを表す情報を検知結果として取得した場合であって所定の条件を満たした場合に、制御情報を機器に送信する。
この構成によると、所定の条件を満たした場合に、災害が発生したときに在室者がとるべき行動を支援することができる。
第8の態様の制御システム(1)では、第7の態様において、出力処理部(102,102a,102b,102c)は、防災機器が災害を検知した時刻が所定の時間帯に含まれる場合に、所定の条件を満たしたと判断する。
この構成によると、所定の時間帯で災害が発生した場合に在室者がとるべき行動を支援することができる。
第9の態様の制御システム(1)では、第7の態様において、出力処理部(102b)は、施設(5)の照度を検知する照度センサ(50)が検知した照度が所定の閾値以下である場合に、所定の条件を満たしたと判断する。
この構成によると、施設(5)の照度は所定の閾値以下である場合に、災害が発生したときに在室者がとるべき行動を支援することができる。
第10の態様の制御システム(1)では、第1~第9のいずれかの態様において、出力処理部(102,102a,102b,102c)は、施設(5)を基準として所定の範囲内に存在する他の施設(5a)の照明機器(70)を制御する情報を、他の施設(5a)に設けられた装置であって他の施設(5a)の照明機器を制御する装置(制御装置60)に出力する。
この構成によると、近隣の施設(5a)の在室者に対しても、災害が発生したときに当該在室者がとるべき行動を支援することができる。
第11の態様の警報システム(2,2a,2b,2c)は、第1~第10のいずれかの態様の制御システム(1)と、施設(5)での災害の発生を検知する防災機器(例えば、警報器20,21)とを、備える。
この構成によると、災害が発生した場合において在室者がとるべき行動を支援することができる。
第12の態様の警報システム(2,2a,2b,2c)では、第11の態様において、防災機器は、施設(5)での災害の発生を検知した場合には、更に報知する。
この構成によると、施設(5)において災害が検知された場合には、防災機器が報知することで、施設(5)の在室者に災害を検知したことを知らせることができる。
第13の態様の警報システム(2,2a,2b,2c)では、第11又は第12の態様において、制御システム(1)と通信可能であり、施設(5)に設けられた機器(例えば、照明機器30)を、更に備える。
この構成によると、災害が発生した場合において在室者がとるべき行動を支援することができる。
第14の態様の警報システム(2,2a,2b,2c)では、第11~13のいずれかの態様において、施設(5)には、複数の防災機器が設けられている。複数の防災機器のうち1つの防災機器である第1防災機器(例えば、警報器20)は、複数の防災機器のうち第1防災機器とは異なる第2防災機器(例えば、警報器21)を介することなく制御システム(1)に災害を検知したことを表す情報を前記検知結果として送信する。第2防災機器は、第1防災機器を介して、災害を検知したこと表す情報を検知結果として制御システム(1)に送信する。
この構成によると、災害が発生した場合において在室者がとるべき行動を支援することができる。
第15の態様のプログラムは、コンピュータを、第1~第10のいずれかの態様の制御システム(1)として機能させるためのプログラムである。
このプログラムによると、災害が発生した場合において在室者がとるべき行動を支援することができる。
第16の態様の制御方法は、取得ステップと、出力処理ステップとを、含む。取得ステップは、施設(5)での災害の発生を検知する防災機器(例えば、警報器20,21)から検知結果を取得する。出力処理ステップは、取得ステップで防災機器から災害を検知したことを表す情報を検知結果として取得した場合に施設に設けられた機器(例えば、照明機器30)の制御に関する制御情報を、機器に出力する。
この制御方法によると、災害が発生した場合において在室者がとるべき行動を支援することができる。
1 制御システム
2,2a,2b,2c 警報システム
5 施設
5a 施設(他の施設)
10,10a,10b,10c 制御装置
20 警報器(親機、防災機器、第1防災機器)
21,21a,21b,21c,21d 警報器(子機、防災機器、第2防災機器)
30,30a,30b,30c,30d,30e,30f,70 照明機器
40,40a,40b,40c,40d,40e,40f センサ
50 照度センサ
101 取得部
102,102a,102b,102c 出力処理部

Claims (14)

  1. 施設での災害の発生を検知する防災機器から検知結果を取得する取得部と、
    前記取得部が前記防災機器から災害を検知したことを表す情報を前記検知結果として取得した場合に、前記施設に設けられた2つ以上の照明機器を含む機器の制御に関する制御情報を、前記機器に出力する出力処理部とを、備え、
    前記出力処理部は、火災が検知されると点灯を指示する第一の制御信号を前記制御情報として前記2つ以上の照明機器の各々に送信し、所定時間経過後に前記第一の制御信号とは異なる第二の制御信号を前記制御情報として前記2つ以上の照明機器の各々に送信する、
    制御システム。
  2. 前記2つ以上の照明機器を含む複数の照明機器が前記施設に設けられており、
    前記出力処理部は、前記施設内での人の有無を検知するセンサが前記人を検知した場合に、前記人が検知された場所と、前記災害が検知された場所とに基づいて、前記複数の照明機器のうち前記人が避難する際の避難経路に設けられた前記2つ以上の照明機器に対して前記制御情報を出力する、
    請求項1に記載の制御システム。
  3. 前記出力処理部は、点灯及び消灯を繰り返す点灯パターンに係る情報を前記第二の制御信号として前記2つ以上の照明機器に送信する、
    求項1又は2に記載の制御システム。
  4. 前記防災機器は、前記災害として前記施設の火災を検知し、
    前記出力処理部は、前記防災機器から前記施設の火災を検知したことを前記検知結果として前記取得部が取得すると、前記制御情報を前記機器に送信する、
    請求項1~3のいずれか一項に記載の制御システム。
  5. 前記出力処理部は、前記取得部が前記防災機器から前記災害を検知したことを表す情報を前記検知結果として取得した場合であって所定の条件を満たした場合に、前記制御情報を前記機器に送信する、
    請求項1~4のいずれか一項に記載の制御システム。
  6. 前記出力処理部は、前記防災機器が前記災害を検知した時刻が所定の時間帯に含まれる場合に、前記所定の条件を満たしたと判断する、
    請求項5に記載の制御システム。
  7. 前記出力処理部は、前記施設の照度を検知する照度センサが検知した前記照度が所定の閾値以下である場合に、前記所定の条件を満たしたと判断する、
    請求項5に記載の制御システム。
  8. 前記出力処理部は、前記施設を基準として所定の範囲内に存在する他の施設の照明機器を制御する情報を、前記他の施設に設けられた装置であって前記他の施設の照明機器を制御する装置に出力する、
    請求項1~7のいずれか一項に記載の制御システム。
  9. 請求項1~8のいずれか一項に記載の制御システムと、
    前記施設での前記災害の発生を検知する前記防災機器とを、備える、
    警報システム。
  10. 前記防災機器は、前記施設での前記災害の発生を検知した場合には、更に報知する、
    請求項9に記載の警報システム。
  11. 前記制御システムと通信可能であり、前記施設に設けられた前記機器を、更に備える、
    請求項9又は10に記載の警報システム。
  12. 前記施設には、複数の前記防災機器が設けられており、
    前記複数の防災機器のうち1つの防災機器である第1防災機器は、前記複数の防災機器のうち前記第1防災機器とは異なる第2防災機器を介することなく前記制御システムに前記災害を検知したことを表す情報を前記検知結果として送信し、
    前記第2防災機器は、前記第1防災機器を介して、前記災害を検知したことを表す情報を前記検知結果として前記制御システムに送信する、
    ことを特徴とする請求項9~11のいずれか一項に記載の警報システム。
  13. コンピュータを、請求項1~8のいずれか一項に記載の制御システムとして機能させるためのプログラム。
  14. 取得部と出力処理部とを備える制御システムで用いられる制御方法であって、
    前記取得部が、施設での災害の発生を検知する防災機器から検知結果を取得する取得ステップと、
    前記出力処理部が、前記取得ステップで前記防災機器から災害を検知したことを表す情報を前記検知結果として取得した場合に前記施設に設けられた2つ以上の照明機器を含む機器の制御に関する制御情報を、前記機器に出力する出力処理ステップとを、含み、
    前記出力処理ステップでは、火災が検知されると点灯を指示する第一の制御信号を前記制御情報として前記2つ以上の照明機器の各々に送信し、所定時間経過後に前記第一の制御信号とは異なる第二の制御信号を前記制御情報として前記2つ以上の照明機器の各々に送信する、
    制御方法。
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