JP7267614B2 - 磁石固定方法 - Google Patents

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Description

本発明は、モータ部品及び該モータ部品に好適な磁石固定方法に関する。
モータのロータコアやステータコアに磁石を固定する方法として、ロータコア等に磁石よりも大きいスロット孔を形成して磁石を挿入し、隙間に熱硬化性樹脂を充填して磁石を固定するトランスファーモールド成形が知られている。この方法では、スロット孔と磁石との隙間が小さくなるほど樹脂が流れにくくなり未充填の部位が生じやすくなる。モータの設計が変更になるたびにトランスファーモールド金型を製作するためコストがかさむ。
そこで、特許文献1には、発泡剤を含有した樹脂組成物を用いてシート状に形成され、モータ用ロータコアの収容孔と磁性部材との間隙に介装された状態で加熱されることにより発泡して厚みが増大し、一面側が磁性部材に接着され、かつ他面側が収容孔に接着されるモータ磁性部材接着用加熱発泡シートが提案されている。
特開2007-174872号公報
しかるに、特許文献1に開示されたモータ磁性部材接着用加熱発泡シートは、磁性部材の全周に巻回されている。収容孔と磁性部材とが直に当接しないため、収容孔に対して磁性部材を位置精度よく固定することが困難であった。また、モータ磁性部材接着用加熱発泡シートが全方向に膨張するため、収容孔の所定の部位のみに空間を残すことが困難であった。
そこで、本発明は、スロット孔の所定の部位に対して磁石を位置精度よく固定でき、かつスロット孔の所定の部位に磁石を固定する接着剤が所定外の部位にはみ出しにくい、モータ部品及び該モータ部品に好適な磁石固定方法を提供することを目的とする。
本発明の一態様に係るモータ部品は、モータのロータ又はステータである。モータ部品は、ロータの回転軸と平行に延在するスロット孔と、スロット孔に挿入された磁石と、磁石をスロット孔に接着する樹脂シートと、を備えている。スロット孔は、磁石の位置を規制する位置決め部が設けられた第1面と、該第1面とは反対側の第2面と、を有している。磁石は、第1面に当接されており、樹脂シートは、磁石と第2面との間に配置されている。
この態様によれば、位置決め部が設けられているスロット孔の第1面に磁石が直に当接しているため、磁石を位置精度よく固定できる。樹脂シートは、磁石と第2面との間に配置されている一方、それ以外の部位には配置されていない。樹脂シートが膨張しても、磁石と第2面との間以外の部位にはみ出しにくい。
本発明の一態様に係る磁石固定方法は、モータのロータコア又はステータコアに設けられたスロット孔に、樹脂シートを用いて磁石を固定する方法である。スロット孔は、第1面と、該第1面とは反対側の第2面と、を有している。磁石固定方法は、スロット孔に磁石を挿入すること、スロット孔の第2面と磁石との間に配置された樹脂シートを本加熱することにより、樹脂シートを膨張させて磁石を第1面に当接させ、かつ磁石を第2面に接着すること、を含んでいる。スロット孔に磁石を挿入する前に、本加熱よりも低い温度で樹脂シートを予備加熱して、磁石又はスロット孔に予備加熱された樹脂シートを貼着すること、を更に含んでいる。
この態様によれば、予備加熱して樹脂シートに粘着力を生じさせることにより、樹脂シートを磁石又はスロット孔の第2面に仮固定できる。樹脂シートを磁石と第2面との間に正確に配置できるため、本加熱して樹脂シートを膨張させるとき、磁石と第2面との間以外の部位に樹脂シートがはみ出しにくい。
上記態様において、樹脂シートは、該樹脂シートの両面を被覆する一対の剥離ライナーを備えていてもよい。スロット孔に磁石を挿入する前に、樹脂シートから一方の剥離ライナーを剥離し、他方の剥離ライナーを押圧して磁石に樹脂シートを貼着してもよい。あるいは、スロット孔に磁石を挿入する前に、樹脂シートから一方の剥離ライナーを剥離し、他方の剥離ライナーを押圧して樹脂シートを第2面に貼着してもよい。
この態様によれば、予備加熱されて粘着力が生じた樹脂シートに直接触れずに剥離ライナーを押圧することによって樹脂シートを磁石やスロット孔に仮固定できる。樹脂シートに塵埃等の不純物が付着しにくい。
本発明によれば、スロット孔の所定の部位に対して磁石を位置精度よく固定でき、かつスロット孔の所定の部位に磁石を固定する接着剤が所定外の部位にはみ出しにくい、モータ部品及び該モータ部品に好適な磁石固定方法を提供することができる。
図1は、本発明の一実施形態に係るモータの一例を示す断面図である。 図2は、図1に示されたロータコアを示す断面図である。 図3は、図1に示されたスロット孔を拡大して示す断面図である。 図4は、磁石又はスロット孔に貼着される前の樹脂シートを示す斜視図である。 図5は、本発明の磁石固定方法の一例を説明する図である。 図6は、図5に続いて、本発明の磁石固定方法の一例を説明する流れ図である。 図7は、本発明の磁石固定方法の他の一例を説明する図である。 図8は、図7に続いて、本発明の磁石固定方法の他の一例を説明する流れ図である。 図9は、図3に示された樹脂シートの変形例を示す断面図である。
添付図面を参照して、本発明の好適な実施形態について説明する。なお、各図において、同一の符号を付したものは、同一又は同様の構成を有する。以下、図面を参照して本発明について詳しく説明する。図1は、本発明の一実施形態に係るモータの一例を示す断面図である。
図1に示すように、モータ(電動機)1は、ステータ(固定子)2と、ロータ(回転子)3と、図示しない筐体及び軸受けと、を備えている。モータ1は、例えば、外部のドライブユニット等に接続される。ドライブユニットは、モータ1に電力を供給するとともに、当該電力を供給するタイミングを制御することにより、ステータ2に対してロータ3を回転させる。
ステータ2は、ステータコア(固定子鉄心)20を備えている。ロータ3は、ロータコア(回転子鉄心)30を備えている。以下の説明において、ステータコア20及びロータコア30をまとめてモータコア(鉄心)20,30と呼ぶことがある。モータコア20,30は、例えば、金型で打ち抜いた電磁鋼板を積層して構成されている。モータコア20,30の材料は、積層された電磁鋼板に限定されず、単一の電磁鋼板であってもよいし、圧粉磁心等であってもよい。
モータ1の構成は、インナーロータ型であってもよいし、アウターロータ型であってもよい。図示した例では、モータ1がインナーロータ型であり、ロータコア30が略円柱形に形成され、ステータコア20がロータコア30よりも一回り大きい略円筒形に形成されている。モータ1をアウターロータ型として構成する場合、ステータコア20を略円柱形に形成し、ロータコア30をステータコア20よりも一回り大きい略円筒形に形成すればよい。
図示した例では、ステータコア20が、略円筒形に形成されたバックヨーク部21と、バックヨーク部21からロータ3に向かって突出した複数のティース部22と、を有している。ティース部22の先端は、僅かなエアギャップをあけてロータ3に対向している。
図示した例では、ステータ2が、前述したステータコア20に加え、複数の巻線4を更に備えている。各々の巻線4は、ボビン5等に巻回されたエナメル線等のマグネットワイヤ(巻線用電線)であり、相互に結線されて磁界を発生させる。ボビン5は、絶縁材から形成され、ティース部22に嵌合されている。
図示した例では、ロータ3が、前述したロータコア30に加え、ロータコア30のスロット孔10に固定された磁石6を更に備えている。ステータ2及びロータ3の構成は、図示した例に限定されない。例えば、ロータコア30に巻線4を形成し、ステータコア20にスロット孔10を形成して該スロット孔10に磁石6を固定してもよい。
以下、図2から図9を参照してモータコア20,30のスロット孔10及び該スロット孔10に磁石6を固定する方法について詳しく説明する。なお、ステータコア20にスロット孔10を形成する場合であっても、ロータコア30にスロット孔10を形成する場合と略同一の形状のスロット孔10を形成でき、かつ略同一の手順で磁石6を固定できるため、代表して図1に示されたロータコア30のスロット孔10について詳しく説明し、ステータコア20にスロット孔10を形成する場合については重複する説明を省略する。
図2は、図1に示されたロータコア30を示す断面図である。図2に示すように、ロータコア30には、複数のスロット孔10が形成されている。スロット孔10の数及び配列は図示した例に限定されない。各々のスロット孔10は、ロータ3の回転軸Oに平行に延在している。スロット孔10は、ロータコア30を構成する電磁鋼板を厚み方向に貫通している。図示した例では、ロータコア30に小径のダボ孔31が形成されている。ダボ孔31に棒状のダボを挿通し、積層された電磁鋼板同士の位置ずれを防止できる。
図3は、図1に示されたスロット孔10を拡大して示す断面図である。図3に示すように、スロット孔10には樹脂シート7を用いて磁石6が固定されている。図示した例では、磁石6が、断面が略矩形の棒状に形成され、第3面6Aと、第3面6Aとは反対側の第4面6Cと、第3面6Aと第4面6Cとの間を繋ぐ端面6B,6Dと、を有している。磁石6の断面は、図示した例に限定されない。例えば、円弧状であってもよいし、略台形であってもよいし、他の形状であってもよい。
スロット孔10は、第1面10Aと、第1面10Aとは反対側の第2面10Cと、第1面10Aと第2面10Cとの間を繋ぐ端面10B,10Dと、を有している。以下の説明において、一方の端面(例えば端面10B)から他方の端面(例えば端面10D)へ向かう方向をスロット孔10の断面の長手方向と呼ぶことがある。
第1面10Aには、スロット孔10の断面の長手方向において、磁石6の位置を規制する位置決め部11が形成されている。図示した例では、位置決め部11が、磁石6の第3面6A及び端面6B,6Dの一部に倣う形状の凹部に形成されている。位置決め部11は、磁石6に当接する凸部であってもよい。
スロット孔10の内壁面10A,10B,10C,10Dは、途切れなく全ての方向から磁石6を囲繞している。詳しく述べると、スロット孔10の第1面10Aは、磁石6の第3面6Aと対向し、位置決め部11において第3面6Aと直に当接している。第2面10Cは、間隔をあけて第4面6Cと対向している。端面10Bは、間隔をあけて端面6Bと対向している。端面10Dは、間隔をあけて端面6Dと対向している。
樹脂シート7は、スロット孔10の第2面10Cと磁石6の第4面6Cとの間に配置され、第2面10Cと第4面6Cとを接着するとともに磁石6を位置決め部11に向かって押圧している。樹脂シート7の外形は、磁石6の第4面6Cと略同一の幅及び長さに形成されている。
図4は、磁石又はスロット孔に貼着される前の樹脂シート7を示す斜視図である。図示した例では、樹脂シート7が、両面7A,7Cを覆う剥離ライナー8を備えている。樹脂シート7は、発泡剤を含有した樹脂組成物を用いてシート状に形成され、スロット孔10と磁石6との間に配置された状態で加熱されることにより発泡して厚みが増大し、一方の面7Aが磁石6に接着し、他方の面7Bがスロット孔10に接着する接着剤である。
樹脂組成物のベース樹脂は、接着性及び耐熱性の観点から、エポキシ樹脂等の熱硬化性樹脂が好ましい。モータ1の発熱量に耐えられる材料であれば、熱可塑性樹脂であってもよい。樹脂組成物に配合される発泡剤は、樹脂組成物のベース樹脂の軟化点近傍の温度で気体を発生させるものが好ましい。発泡剤は、無機系発泡剤であってもよいし、有機系発泡剤であってもよいし、熱膨張マイクロカプセルであってもよい。樹脂組成物には必要に応じて種々の添加剤、安定剤等を添加してもよい。
図5及び図6は、本発明の磁石固定方法の一例を説明する図である。モータコア20,30のスロット孔10に磁石6を固定するには、まず、樹脂シート7を予備加熱し(ステップS11)、一方の剥離ライナー8を剥離する(ステップS12)。なお、予備加熱は、剥離ライナー8を剥がす前であってもよいし、剥離ライナー8を剥がした後であってもよい。
予備加熱では、発泡剤を発泡させる本加熱の温度よりも低い温度で樹脂シート7を加熱する。予備加熱の温度の一例は、摂氏表示で本加熱の温度の60%程度である。例えば、樹脂シート7の樹脂組成物のベース樹脂が軟化点180~200℃のエポキシ樹脂の場合、本加熱では樹脂シート7を200℃以下(例えば180℃)で加熱し、予備加熱では樹脂シート7を80~130℃(例えば100℃)で加熱する。
次いで、予備加熱によって粘着力が生じた樹脂シート7を磁石6の第4面6Cに貼着する(ステップS13)。樹脂シート7から残った剥離ライナー8を剥離し(ステップS14)、スロット孔10に磁石6を挿入する。位置決め部11を用いて磁石6及び樹脂シート7をスロット孔10の所定の部位(第2面10C)に配置し(ステップS15)、本加熱を行って樹脂テープ7を膨張させてスロット孔10に磁石6を固定する(ステップS16)。これにより、図1に示されたロータ3等のモータ部品を得ることができる。
図7及び図8は、本発明の磁石固定方法の他の一例を説明する図である。まず、樹脂シート7を予備加熱し(ステップS21)、一方の剥離ライナー8を剥離する(ステップS22)。ここまでのステップは、図5に示された方法と同様である。図7及び図8に示された方法では、予備加熱された樹脂テープ7をスロット孔10の第2面10Cに貼着し(ステップS23)、スロット孔10内の樹脂テープ7から剥離ライナーを剥離する(ステップS24)。
樹脂テープ7が貼着された状態のスロット孔10に磁石6を挿入して磁石の第4面を貼着し(ステップS25)、本加熱を行って樹脂テープ7を膨張させてスロット孔10に磁石6を固定すれば(ステップS26)、図5及び図6に示された方法と同様に、図1に示されたロータ3等のモータ部品を得ることができる。
以上説明した実施形態は、本発明の理解を容易にするためのものであり、本発明を限定して解釈するためのものではない。実施形態が備える各要素並びにその配置、材料、条件、形状及びサイズ等は、例示したものに限定されるわけではなく適宜変更することができる。また、異なる実施形態で示した構成同士を部分的に置換し又は組み合わせることが可能である。
例えば、常温で十分な粘着力を有した樹脂テープ7を用いる場合、予備加熱を省略して常温のまま樹脂テープ7を磁石6又はスロット孔10に貼着することもできる。例えば、常温で硬質の樹脂テープ7を用いる場合、スロット孔10に磁石6を挿入し、スロット孔10の第2面10Cと磁石6の第4面6Cとの隙間に樹脂シート7を挿入することもできる。
これまで説明した実施形態では、磁石6の厚み方向すなわちスロット孔10の断面の長手方向に交差する短手方向に沿って磁石6を押圧する樹脂シート7を用いて磁石6をスロット孔10に固定していた。樹脂シート7が磁石6を押圧する向きは、磁石6の厚み方向に限定されない。図示しないが、スロット孔10のいずれか一方の端面(例えば端面10B)に位置決め部11を設け、いずれか他方の端面(例えば端面10D)に樹脂シートを挿入して、該樹脂シートがスロット孔10の長手方向に沿って磁石6を押圧するように構成してもよい。
あるいは、図9に示すように、第4面6Cに配置した樹脂シート7に加えて、端面6B、6Dにも樹脂シート7と同様の材料から形成された樹脂シート7´を配置してもよい。三面6B,6C,6Dに樹脂シートを配置する場合、樹脂シート7,7´を一体的に形成した断面がコの字形状(U-shape)の樹脂シートを磁石6又はスロット孔10に貼着してもよい。
1…モータ、2…ステータ、3…ロータ、4…巻線、5…ボビン、6…磁石、6A…第3面、6C…第4面、6B,6D…端面、7,7´…樹脂シート、7A,7C…両面、8…剥離ライナー、10…スロット孔、10A…第1面、10C…第2面、10B,10D…端面、11…位置決め部、20…ステータコア、21…バックヨーク部、22…ティース部、30…ロータコア、31…ダボ孔、O…回転軸。

Claims (3)

  1. モータのロータコア又はステータコアに設けられたスロット孔に、樹脂シートを用いて磁石を固定する方法であって、
    前記スロット孔は、第1面と、該第1面とは反対側の第2面と、を有しており、
    前記方法は、
    前記スロット孔に前記磁石を挿入すること、
    前記スロット孔の前記第2面と前記磁石との間に配置された樹脂シートを本加熱することにより、前記樹脂シートを膨張させて前記磁石を前記第1面に当接させ、かつ前記磁石を前記第2面に接着すること、を含み、
    前記スロット孔に前記磁石を挿入する前に、前記本加熱よりも低い温度で前記樹脂シートを予備加熱することにより前記樹脂シートに粘着力を生じさせ、前記スロット孔に予備加熱されて粘着力が生じた前記樹脂シートを貼着すること、を更に含む、
    磁石固定方法。
  2. モータのロータコア又はステータコアに設けられたスロット孔に、樹脂シートを用いて磁石を固定する方法であって、
    前記スロット孔は、第1面と、該第1面とは反対側の第2面と、を有しており、
    前記方法は、
    前記スロット孔に前記磁石を挿入すること、
    前記スロット孔の前記第2面と前記磁石との間に配置された樹脂シートを本加熱することにより、前記樹脂シートを膨張させて前記磁石を前記第1面に当接させ、かつ前記磁石を前記第2面に接着すること、を含み、
    前記スロット孔に前記磁石を挿入する前に、前記本加熱よりも低い温度で前記樹脂シートを予備加熱して、前記磁石又は前記スロット孔に予備加熱された前記樹脂シートを貼着すること、を更に含み、
    前記樹脂シートは、該樹脂シートの両面を被覆する一対の剥離ライナーを備え、
    前記スロット孔に前記磁石を挿入する前に、前記樹脂シートから一方の前記剥離ライナーを剥離し、他方の前記剥離ライナーを押圧して前記磁石に前記樹脂シートを貼着する、磁石固定方法。
  3. モータのロータコア又はステータコアに設けられたスロット孔に、樹脂シートを用いて磁石を固定する方法であって、
    前記スロット孔は、第1面と、該第1面とは反対側の第2面と、を有しており、
    前記方法は、
    前記スロット孔に前記磁石を挿入すること、
    前記スロット孔の前記第2面と前記磁石との間に配置された樹脂シートを本加熱することにより、前記樹脂シートを膨張させて前記磁石を前記第1面に当接させ、かつ前記磁石を前記第2面に接着すること、を含み、
    前記スロット孔に前記磁石を挿入する前に、前記本加熱よりも低い温度で前記樹脂シートを予備加熱して、前記磁石又は前記スロット孔に予備加熱された前記樹脂シートを貼着すること、を更に含み、
    前記樹脂シートは、該樹脂シートの両面を被覆する一対の剥離ライナーを備え、
    前記スロット孔に前記磁石を挿入する前に、前記樹脂シートから一方の前記剥離ライナーを剥離し、他方の前記剥離ライナーを押圧して前記樹脂シートを前記第2面に貼着する
    石固定方法。
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