JP7267220B2 - 画像処理装置、印刷装置及び画像処理方法 - Google Patents

画像処理装置、印刷装置及び画像処理方法 Download PDF

Info

Publication number
JP7267220B2
JP7267220B2 JP2020030716A JP2020030716A JP7267220B2 JP 7267220 B2 JP7267220 B2 JP 7267220B2 JP 2020030716 A JP2020030716 A JP 2020030716A JP 2020030716 A JP2020030716 A JP 2020030716A JP 7267220 B2 JP7267220 B2 JP 7267220B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
image
medium
trigger
contrast
printing
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2020030716A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2021133582A (ja
Inventor
淳 山野辺
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Fujifilm Corp
Original Assignee
Fujifilm Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Fujifilm Corp filed Critical Fujifilm Corp
Priority to JP2020030716A priority Critical patent/JP7267220B2/ja
Publication of JP2021133582A publication Critical patent/JP2021133582A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP7267220B2 publication Critical patent/JP7267220B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Description

本発明は画像処理装置、印刷装置及び画像処理方法に関する。
印刷分野では、任意の画像が印刷された印刷物に対して、別工程で印刷を加える追い刷りと呼ばれる手法が用いられる。特許文献1は、追い刷り機能を有する印刷装置が記載されている。
同文献に記載の装置は、付帯する画像取り込みカメラから印刷面の画像情報を取り込み、取り込まれた画像情報から図柄のない余白領域を抽出し、余白領域に関する情報及び余白領域へ印刷すべき追加情報を用いて追加印刷データを生成し、追加印刷データ及び追加印刷データの出力条件を後工程プリンタへ出力する。出力条件の例として、出力位置の情報及び出力サイズ情報等が挙げられる。
特開2012-128806号公報
印刷物の印刷と追い刷り印刷とを個別に実施する場合、追い刷りを実施する際に、追い刷りの対象物となる媒体の搬送方向における媒体の位置の情報及び媒体における媒体に印刷されている画像の位置の情報が必要となる。これらの情報を用いて、追い刷り印刷の開始タイミングが規定される。
印刷物の印刷と追い刷り印刷とを一つの印刷装置において実施する場合であっても、媒体の搬送中に生じる媒体の位置ずれ及び印刷物ごとの画像位置のばらつき等に起因して、印刷物の画像に対する追い刷り印刷の位置ずれの発生が懸念される。
印刷物に対して印刷の開始タイミング生成用のマークを付与して、印刷開始タイミングを監視する方法が知られているが、追い刷り印刷の場合、追い刷り印刷がなされる位置の周囲に画像が印刷されているので、マークを付与する場所が存在しない場合があり得る。
特許文献1に記載の装置は、追加印刷がなされる余白領域の位置及び大きさにかかわる情報を取得しているが、同文献は後工程プリンタを用いた追い刷りの開始タイミングをどのように規定しているかを、具体的に開示していない。なお、連続媒体に限らず、枚葉媒体において、一枚の媒体から複数枚の印刷物を生成する場合等でも、同様の課題が存在している。
本発明はこのような事情に鑑みてなされたもので、印刷済の画像に応じた追加印刷を実施する際に追加画像の印刷位置の変動を抑制し得る画像処理装置、印刷装置及び画像処理方法を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、次の発明態様を提供する。
第1態様に係る画像処理装置は、一以上のプロセッサを備えた画像処理装置であって、プロセッサは、媒体に印刷された第一画像の読取データを取得し、読取データから特定された第一画像のコントラストに基づき、第一画像が印刷された媒体に対して第二画像を印刷する際の印刷開始タイミングを表す印刷開始信号を生成し、生成された印刷開始信号を出力する画像処理装置である。
第1態様によれば、第一画像のコントラストに基づき、第一画像が印刷された媒体に対して第二画像を印刷する際の印刷開始信号が生成される。これにより、第二画像の印刷開始位置を表す印刷トリガーマーク等が非印刷の媒体についても、適切な位置に第二画像を印刷し得る。
第2態様は、第1態様の画像処理装置において、プロセッサは、媒体を搬送する際の媒体搬送方向について第一画像の全長に対応する長さを有する複数の帯状領域に、媒体搬送方向と直交する媒体幅方向について第一画像を分割し、複数の帯状領域から、第一画像における第二画像の印刷開始位置に対応するコントラストの境界を有する候補帯状領域を選択し、第一画像における候補帯状領域の読取データに基づき印刷開始信号を生成する。
第2態様によれば、第一画像に設定され複数の帯状領域から選択された候補帯状領域の読取データに基づき、第二画像の印刷を実施し得る。
第3態様は、第2態様の画像処理装置において、プロセッサは、印刷開始タイミングにおいてコントラスト値が変化し、印刷開始タイミングを終了タイミングとし、同一のコントラスト値が連続するトリガ待ち区間の期間と、印刷開始タイミングを開始タイミングとし、同一のコントラスト値が連続するトリガオン区間の期間と、の合計が最長となる候補帯状領域の読取データに基づき印刷開始信号を生成する。
第3態様によれば、候補帯状領域の誤検出の発生を抑制し得る。
第4態様は、第3態様の画像処理装置において、プロセッサは、トリガオン区間として、Kを二以上の整数とする場合にK個のコントラスト値を有する期間を規定し、候補帯状領域の読取データにおいて、トリガオン区間において同一のコントラスト値が連続する区間が検出された場合に、印刷開始信号を出力する。
第4態様によれば、第一画像の読取誤りが発生した場合でも、第二画像の印刷開始タイミングの変動を抑制し得る。
第5態様は、第3態様又は第4態様の画像処理装置において、プロセッサは、トリガ待ち区間の開始タイミングを終了タイミングとするトリガ待ち遷移判定区間であり、Mを二以上の整数とする場合にMのコントラスト値を有するトリガ待ち遷移判定区間とは異なる区間に、トリガ待ち遷移判定区間と同一のコントラストプロファイルを有する区間が存在しない候補帯状領域の読取データに基づき印刷開始信号を生成する。
第5態様によれば、規定の印刷開始タイミング以外のタイミングにおける第二画像の印刷開始を抑制し得る。
第6態様は、第5態様の画像処理装置において、プロセッサは、トリガ待ち遷移判定区間に含まれるMのコントラスト値のうち、1からM-1までの任意の数のコントラスト値を変化させたコントラストプロファイルと同一のコントラストプロファイルを有する区間が存在しない候補帯状領域の読取データに基づき印刷開始信号を生成する。
第6態様によれば、1からM-1までの任意の数の誤検知が発生した場合でも、規定の印刷開始タイミング以外のタイミングにおける第二画像の印刷開始を抑制し得る。
第7態様は、第6態様の画像処理装置において、プロセッサは、トリガ待ち遷移判定区間に含まれるMのコントラスト値のうち、任意の一つのコントラスト値が変化したコントラストプロファイルを有する区間が検出された場合に、トリガ待ち遷移判定区間に対応するトリガ待ち遷移判定からトリガ待ち区間に対応するトリガ待ち状態に遷移させる。
第7態様によれば、トリガ待ち遷移判定区間におけるMのコントラスト値のうち、任意の一つのコントラスト値が誤検知されてしまった場合にも、トリガ待ち遷移判定区間からトリガ待ち区間に正しく遷移することが可能となる。
第8態様は、第5態様の画像処理装置において、プロセッサは、トリガ待ち遷移判定区間に含まれるMのコントラスト値のうち、変化させるコントラスト値の数を1からM-1まで変えて、同一のコントラストプロファイルを有する区間の数が最も少ない候補帯状領域の読取データに基づき印刷開始信号を生成する。
第8態様によれば、帯状領域の誤検出に対するより高いロバスト性を確保し得る。
第9態様は、第5態様から第8態様のいずれか一態様の画像処理装置において、プロセッサは、規定の閾値を用いて、第一画像の階調値に対して量子化処理を施して、第一画像のコントラスト値を取得する。
第9態様によれば、帯状領域のコントラストを数値化し得る。
第10態様に係る印刷装置は、印刷ユニットと、一以上のプロセッサを備えた画像処理装置と、を備え、第一画像が印刷された媒体に対して第二画像を印刷する印刷装置であって、プロセッサは、媒体に印刷された第一画像の読取データを取得し、読取データから特定された第一画像のコントラストに基づき、第一画像が印刷された媒体に対して第二画像を印刷する際の印刷開始タイミングを表す印刷開始信号を生成し、生成された印刷開始信号を出力する印刷装置である。
第10態様によれば、第1態様と同様の効果を得ることができる。
第10態様において、第2態様から第9態様で特定した事項と同様の事項を適宜組み合わせることができる。その場合、画像処理装置において特定される処理や機能を担う構成要素は、これに対応する処理や機能を担う印刷装置の構成要素として把握することができる。
第11態様に係る画像処理方法は、第一画像が印刷された媒体に対して第二画像を印刷する印刷に適用される画像処理方法であって、媒体に印刷された第一画像の読取データを取得し、読取データから特定された第一画像のコントラストに基づき、第一画像が印刷された媒体に対して第二画像を印刷する際の印刷開始タイミングを表す印刷開始信号を生成し、生成された印刷開始信号を出力する画像処理方法である。
第11態様によれば、第1態様と同様の効果を得ることができる。
第11態様において、第2態様から第9態様で特定した事項と同様の事項を適宜組み合わせることができる。その場合、画像処理装置において特定される処理や機能を担う構成要素は、これに対応する処理や機能を担う画像処理方法の構成要素として把握することができる。
本発明によれば、第一画像のコントラストに基づき、第一画像が印刷された媒体に対して第二画像を印刷する際の印刷開始信号が生成される。これにより、第二画像の印刷開始位置を表す印刷トリガーマーク等が非印刷の媒体についても、適切な位置に第二画像を印刷し得る。
図1は印刷装置の機能ブロック図である。 図2は図1に示す印刷装置に適用される印刷方法の手順を示すフローチャートである。 図3は図2に示す画像解析工程の手順を示すフローチャートである。 図4は第一画像が印刷された連続媒体に対して第二画像の印刷された連続媒体の模式図である。 図5は第一画像に適用されるゾーンの模式図である。 図6はコントラストがはっきりしているゾーンの読取信号を表す模式図である。 図7はコントラストがはっきりしていないゾーンの読取信号を表す模式図である。 図8は数値パターンの模式図である。 図9は候補ゾーンにおける区間の説明図である。 図10はトリガ待ち遷移判定工程において候補ゾーンを不採用とする場合の説明図である。 図11はトリガ待ち遷移判定工程において候補ゾーンの不採用とする他の場合の説明図である。 図12はトリガ待ち遷移判定工程において候補ゾーンの不採用とする更に他の場合の説明図である。 図13はトリガ待ち遷移判定工程において候補ゾーンを採用とする場合の説明図である。 図14は第三ゾーンのトリガ待ち遷移判定区間の各ビットを反転させた場合のビットパターンを示す説明図である。 図15は印刷装置の全体構成図である。
以下、添付図面に従って本発明の好ましい実施の形態について詳説する。本明細書では、同一の構成要素には同一の参照符号を付して、重複する説明は適宜省略する。
[印刷装置の構成例]
〔機能ブロックの説明〕
図1は印刷装置の機能ブロック図である。印刷装置1はロールツーロール方式のインクジェット印刷装置であり、任意の第一画像が印刷された連続媒体に対して、第一画像とは別の第二画像を印刷する追い刷り印刷装置である。
なお、第一画像は符号100を用いて図4等に図示する。第二画像は符号102を用いて図4に図示する。連続媒体は符号Pを用いて図4に図示する。
印刷装置1は、画像処理ユニット10、搬送ユニット30、印刷ユニット40及び読取ユニット50を備える。画像処理ユニット10は、第一プロセッサ12、第二プロセッサ14、第一入力インターフェース16及び第二入力インターフェース18を備える。
第一プロセッサ12は、規定のプログラムを実行して、印刷装置1の各種機能を実現する。後述する第二プロセッサ14も同様である。第一プロセッサ12は、画像データ取得部20、画像解析部22、タイミング決定部24及び読取信号取得部26として機能する。
画像データ取得部20は第一入力インターフェース16を介して第一画像データを取得する。第一画像データは、任意の印刷装置を用いて印刷された第一画像を表す画像データである。第一画像データは第一画像を印刷した印刷装置から取得してもよいし、第一画像を撮像した撮像ユニットから取得してもよい。
画像解析部22は、画像データ取得部20を用いて取得した第一画像データを解析し、第一画像のコントラストを抽出する。画像解析部22が実施する画像解析の詳細は後述する。
タイミング決定部24は、画像解析部22を用いた第一画像の解析結果に基づき、第二画像を印刷する追い刷り印刷の吐出タイミングを決定する。タイミング決定部24が実施する追い刷り印刷における吐出タイミングの決定の詳細は後述する。
読取信号取得部26は、第二入力インターフェース18を介して、読取ユニット50から連続媒体に印刷された第一画像の読取データを取得する。また、読取信号取得部26は、読取ユニット50を用いて取得した第一画像の読取データを印刷制御部29へ送信する。読取信号取得部26から出力される読取データの詳細は後述する。読取データは読取信号と読み替えてもよい。
第二プロセッサ14は、搬送制御部28及び印刷制御部29として機能する。搬送制御部28は、搬送ユニット30の動作を制御する。搬送ユニット30の制御パラメータの例として、搬送開始タイミング、搬送停止タイミング、搬送速度、加速度及び減速度等が挙げられる。なお、速度という用語は、速度の絶対値で表される速さの意味を含み得る。加速度及び減速度についても同様である。
印刷制御部29は、印刷ユニット40の動作を制御して、第一画像が印刷された連続媒体の規定位置に第二画像を印刷させる。印刷制御部29は、タイミング決定部24から送信される第二画像の吐出タイミングの情報及び読取信号取得部26を用いて取得される第一画像の読取信号を用いて、印刷ユニット40の動作を制御する。
すなわち、印刷制御部29は、第二画像の印刷開始信号を生成し、第二画像の印刷開始タイミングにおいて印刷開始信号を出力する。
第一プロセッサ12及び第二プロセッサ14は、それぞれの少なくとも一部が統合されてもよい。第一プロセッサ12及び第二プロセッサ14のそれぞれは、更に細分割されてもよい。
搬送ユニット30は、媒体搬送方向に沿って、第一画像が印刷された連続媒体を搬送する。連続媒体における媒体搬送方向は、連続媒体の走行方向と同義である。搬送ユニット30は、搬送機構及び駆動機構を備える。搬送機構は、連続媒体を支持する無端ベルトが複数のローラに巻き掛けられる構造を有するベルト搬送機構、外周面に連続媒体を支持する一つ以上の搬送ドラムを備えるドラム搬送機構などを適用し得る。駆動機構は、ローラ及びベルト等の駆動軸と連結されるモータ及びモータの回転軸と駆動軸とを連結させるギア等を含む構成などを適用し得る。
印刷ユニット40は、一以上のインクジェットヘッドを備える構成を適用し得る。例えばブラックインクを吐出させるインクジェットヘッドを備える態様を適用し得る。また、シアンインク、マゼンタインク、イエローインク及びブラックインクのそれぞれを吐出させる複数のインクジェットヘッドを備える態様が適用し得る。
なお、複数のインク色は上記の組み合わせに限定されない。例えば、ホワイトインク等の下塗りインク及びクリアインク等の上塗りインクを追加してもよい。また、グリーン、オレンジ及びバイオレット等の特色インクを追加してもよい。
インクジェットヘッドは、ライン型ヘッド及びシリアル型のいずれを適用してもよい。各インクジェットヘッドのノズル配置は、一列配置、二列のジグザク配置及びマトリクス配置のいずれを適用してもよい。
インクジェットヘッドの吐出方式は、圧電素子のひずみ変形を用いてインクに吐出圧力を付与するピエゾジェット方式を適用してもよいし、ヒータを用いてインクを加熱し、インクの膜沸騰現象を用いてインクに吐出圧力を付与するサーマル方式を適用してもよい。
読取ユニット50は、連続媒体に印刷される第一画像を読み取り、第一画像の読取データを生成する。読取ユニット50は、センサ及び信号処理回路を備える。センサは光電センサを適用し得る。光電センサは測定対象物へ照射した光の反射光を取得する反射型センサを適用してもよいし、測定対象物へ照射した光の透過光を取得する透過型センサを適用してもよい。
読取ユニット50は、連続媒体の幅方向について、第一画像の一部を読取可能に構成されてもよいし、媒体幅方向について、第一画像の全幅を読取可能に構成されてもよい。ここで、媒体幅方向は連続媒体の第一画像が印刷される面と平行となる平面において、媒体搬送方向と直交する方向である。
読取ユニット50が連続媒体の幅方向について、第一画像の一部を読取可能な場合、連続媒体の幅方向における複数の位置のそれぞれに、複数の読取ユニット50が配置されてもよい。連続媒体の幅方向について一つ以上の読取ユニット50が移動可能に構成されてもよい。
信号処理回路は、センサから出力された信号に対して、ノイズ除去を行うノイズ除去回路、信号の波形整形を行う波形整形回路、増幅を行う増幅回路及び各処理が施された信号を出力する出力回路等を備え得る。なお、実施形態に記載の画像処理ユニット10は画像処理装置の一例である。
〔追い刷り印刷方法の手順〕
図2は図1に示す印刷装置に適用される印刷方法の手順を示すフローチャートである。画像データ取得工程S10では、図1に示す画像データ取得部20は、第一画像データを取得する。画像データ取得部20は第一画像データを画像解析部22へ送信する。
一つの連続媒体を用いて複数の印刷ジョブが実施されるなど、一つの連続媒体に対して二種類以上の画像が印刷される場合、それぞれの画像が第一画像に該当する。同一内容の第一画像が連続する場合、画像データ取得工程S10では、画像データ取得部20は最初の第一画像についての第一画像データのみを取得し、二つ目以降の第一画像データの取得を省略してもよい。画像データ取得工程S10の後に画像解析工程S12へ進む。
画像解析工程S12では、画像解析部22は第一画像データを解析し、第二画像の吐出タイミングを設定する際に用いられる第一画像における帯状のゾーンを設定する。画像解析工程S12では、画像解析部22は設定された第一画像における帯状のゾーンの情報をタイミング決定部24へ送信する。画像解析工程S12の後に、タイミング決定工程S14へ進む。なお、ゾーンは符号110等を用いて図5等に図示する。
タイミング決定工程S14では、タイミング決定部24は画像解析工程S12において設定された第一画像における帯状のゾーンの情報から、吐出タイミングを特定する際の読取信号のパターンを決定する。タイミング決定工程S14の後に印刷工程S16へ進む。
印刷工程S16では、印刷制御部29はタイミング決定工程S14において決められた第二画像の吐出タイミングに出力される印刷開始信号に基づき、第一画像が印刷された連続媒体における規定の位置に第二画像を印刷する。印刷工程S16の後に印刷終了判定工程S18へ進む。
印刷終了判定工程S18では、印刷制御部29は規定数の第二画像の印刷が実施されたか否かを監視する。印刷終了判定工程S18において、印刷制御部29が第二画像の印刷数が規定数へ達していないと判定する場合はNo判定となる。No判定の場合は画像データ取得工程S10へ進む、印刷終了判定工程S18においてYes判定となるまで、画像データ取得工程S10から印刷終了判定工程S18までの各工程を繰り返し実施する。
一方、印刷終了判定工程S18において、印刷制御部29が第二画像の印刷数が規定数へ達したと判定する場合はYes判定となる。Yes判定の場合は、規定の終了処理が実施され、印刷装置1は第二画像の印刷を終了する。
なお、同一内容の第一画像データが連続する場合、印刷終了判定工程S18においてNo判定の場合に、同一内容の第一画像データが連続するか否かを判定する工程を実施してもよい。同工程において、同一内容の第一画像データが連続する場合は、画像解析工程S12へ進み、次の第一画像データが前の第一画像データと異なる場合は画像データ取得工程S10へ進む構成を適用し得る。
〔画像解析工程の手順〕
図3は図2に示す画像解析工程の手順を示すフローチャートである。なお、実施形態に示す画像解析工程の手順は画像処理方法の手順の一例である。ゾーン設定工程S100では、画像解析部22は取得した第一画像データに基づき、第一画像に対して複数の帯状のゾーンを設定する。
ゾーンとは、媒体搬送方向について第一画像の全長に対応する長さを有する領域であり、媒体幅方向について、第一画像の全長の整数分の一の長さを有する領域である。第一画像は、媒体搬送方向に長い帯状のゾーンが、媒体幅方向について二以上設定される。なお、実施形態に記載の帯状のゾーンは帯状領域の一例である。
具体的には、ゾーン設定工程S100では、第一画像に対してメッシュを設定する。メッシュとは、四角形形状を有する最小構成単位の領域であり、格子、セル及びグリッド等と同様の概念である。ゾーンは、媒体搬送方向について一例に配置される複数のメッシュを有する。
第一画像に設定されるメッシュの媒体搬送方向の解像度は、図1に示す読取ユニット50の読取周期を定数倍した値を適用し得る。読取ユニット50の読取周期は、複数回の実測値の算術平均を適用してもよい。
また、メッシュの媒体幅方向の解像度は、読取ユニット50の読取解像度に対応する値とし得る。例えば、メッシュの媒体幅方向の解像度は、読取解像度と同一値とし得る。なお、メッシュは符号122を用いて図8に図示する。ゾーン設定工程S100の後に二値化処理工程S102へ進む。
二値化処理工程S102では、規定の閾値を適用して、メッシュごとの階調値に対して二値化処理を実施し、第一画像のコントラストに対応する数値パターンを生成する。なお、数値パターンは符号120を用いて図8に図示する。
なお、実施形態に記載の数値パターンはコントラストプロファイルの一例である。実施形態に記載の数値パターンにおける各数値はコントラスト値の一例である。実施形態に記載の二値化処理は量子化処理の一例である。
各メッシュに複数の階調値が含まれる場合は、メッシュごとの階調値は各メッシュに含まれる複数の階調値の最大値を適用し得る。メッシュごとの階調値は各メッシュに含まれる複数の階調値の算術平均及び最小値等を適用してもよい。
二値化処理工程S102において、複数の異なる閾値を適用して、メッシュごとの階調値に対して多値化処理を実施してもよい。なお、階調値は画素値及び濃度値等の、第一画像のコントラストを抽出可能な値を適用してもよい。二値化処理工程S102の後に候補ゾーン抽出工程S104へ進む。
候補ゾーン抽出工程S104では、画像解析部22は第一画像の数値パターンについて、ゾーンごとにビットパターンを特定する。すなわち、メッシュをビットと仮定して、ゾーンごとの1又は0を用いて表される数値パターンを、多ビットデジタルデータと同様に取り扱う。ゾーンごとのビットパターンにおいて、媒体搬送方向の最下流のメッシュを最上位ビット、媒体搬送方向の最上流のメッシュを最下位ビットとする。
候補ゾーン抽出工程S104では、画像解析部22は規定の抽出条件を満たす一つ以上のゾーンを抽出する。候補ゾーン抽出工程S104では、各ゾーンのビットパターンから各ゾーンが規定の抽出条件を満たすか否かが判定される。
抽出条件として、第二画像の吐出タイミングの位置における数値の反転を適用し得る。ここでいう数値の反転とは、1から0への変化又は0から1への変化を意味する。また、抽出条件として、第二画像の吐出タイミング位置を始点としKビット以上の同一値の連続を適用し得る。なおKは二以上の整数を適用し得る。
候補ゾーン抽出工程S104では、上記の二つの条件を満たすゾーンを候補ゾーンとして一つ以上抽出する。候補ゾーン抽出工程S104の後に候補ゾーン選択工程S106へ進む。なお、実施形態に記載の候補ゾーンは候補帯状領域の一例である。
候補ゾーン選択工程S106では、画像解析部22は候補ゾーンの中から、第二画像の吐出タイミング位置の前後の両方に、同一値が最も長く連続する区間を有するゾーンを選択する。候補ゾーン選択工程S106の後にトリガ待ち遷移判定工程S108へ進む。
なお、吐出タイミング位置を終点とし同一値が連続する区間はトリガ待ち区間であり、符号132を用いて図9等に図示する。また、吐出タイミング位置を始点とし同一値が連続する区間はトリガオン区間であり、符号130を用いて図9等に図示する。
トリガ待ち遷移判定工程S108では、画像解析部22は候補ゾーン選択工程S106において選択されたゾーンについて、トリガ待ち遷移判定区間と同一のビットパターンを有する区間が、他に存在するか否かを判定する。トリガ待ち遷移判定区間は、トリガ待ち区間の始点を終点とし、トリガ待ち区間と連続する区間である。トリガ待ち遷移判定区間は、符号134を用いて図9等に図示する。
また、トリガ待ち遷移判定工程S108では、画像解析部22は候補ゾーン選択工程S106において選択されたゾーンについて、トリガ待ち遷移判定区間に含まれる任意の値を反転させた場合のビットパターンと同一のビットパターンを有する区間が、他に存在するか否かを判定する。
トリガ待ち遷移判定工程S108において、画像解析部22が選択された候補ゾーンは、上記の二つの条件の少なくともいずれかを満たすと判定する場合はNo判定となる。No判定の場合は、候補ゾーン選択工程S106へ進み、残りの候補ゾーンの中から、新たな候補ゾーンを選択する。候補ゾーン選択工程S106において、選択可能な候補ゾーンが存在しない場合は、二値化処理工程S102へ戻り、閾値を変更して第一画像の二値化処理を実施し、トリガ待ち遷移判定工程S108においてYes判定となるまで、二値化処理工程S102、候補ゾーン抽出工程S104及び候補ゾーン選択工程S106が実施される。
トリガ待ち遷移判定工程S108において、画像解析部22が選択された候補ゾーンは、上記の二つの条件のいずれも満たさないと判定する場合はYes判定となる。Yes判定の場合はゾーン情報送信工程S110へ進む。
ゾーン情報送信工程S110では、画像解析部22はタイミング決定部24へ第二画像の吐出タイミングを生成する際に参照する第一画像のゾーンの情報を送信する。ゾーン情報送信工程S110の後に、画像解析部22は図2に示す画像解析工程S12を終了する。
〔画像解析工程の概要〕
図4は第一画像が印刷された連続媒体に対して第二画像の印刷された連続媒体の模式図である。同図には、連続媒体Pのうち一つの第一画像100が印刷される領域を模式的に図示する。符号104は第一画像の境界位置を表す。符号110はゾーンを表す。二点鎖線は第一画像100の境界を表す。
第一画像100の位置に対する第二画像102の位置は規定されているが、連続媒体Pの搬送ばらつき等に起因して、一つの第一画像100が印刷される領域内において、第一画像100の位置ずれが生じ得る。そうすると、一定周期で第二画像102を印刷する場合、第一画像100に対する第二画像102の位置ずれが生じ得る。
そこで、第一画像100のコントラストがはっきりしている領域におけるコントラストの情報を用いて、第二画像102の吐出タイミングを表す吐出タイミング信号が生成される。ここでいうコントラスト情報は、選択された領域のビットパターンに対応する。なお、図4に示す矢印線は媒体搬送方向を示す。図5及び図15に示す矢印線も同様である。
〔ゾーンの具体例〕
図5は第一画像に適用されるゾーンの模式図である。第一画像100には、媒体搬送方向について第一画像100の全長に対応する長さを有し、媒体幅方向について第一画像100のN分の一の長さを有する複数のゾーン110が設定される。ここで、Nは2以上の整数であり、一つの第一画像100に設定されるゾーンの数を表す。Nの最大値は媒体幅方向における第一画像100の画素数とし得る。同図には、N=3の例を示す。なお、実施形態に記載の複数のゾーン110は複数の帯状領域の一例である。
同図に示す第一画像100は、コントラストが小さい画像から構成される上部のゾーン110、コントラストが大きい画像から構成される中間部のゾーン110及び下地から構成される下部のゾーン110が設定されている。なお、図5では上部のゾーン110及び下部のゾーン110の符号の図示を省略する。
〔読取ユニットの出力信号の具体例〕
図6はコントラストがはっきりしているゾーンの読取信号を表す模式図である。図6には、グラフ形式を用いて図5に示す中間部のゾーン110の読取信号112を図示する。図6の横軸は期間である。縦軸は電圧である。図7についても同様である。
読取信号112は、第一画像100のコントラストが反映された電圧の変化を有しており、読取信号112は、第二画像102の吐出タイミングを表す吐出タイミング信号の生成に適している。
図7はコントラストがはっきりしていないゾーンの読取信号を表す模式図である。図5に示す上部のゾーン110の読取信号114及び下部のゾーン110の読取信号116はいずれも一定電圧を有する。読取信号114及び読取信号116は、吐出タイミング信号の生成に適していない。
〔数値パターンの具体例〕
図8は数値パターンの模式図である。同図に示す横軸は時刻を表す。なお、同図に示す横軸は、第一画像100における媒体搬送方向の位置と読み替えてもよい。同図には、第一画像100の一枚分に対応する数値パターン120を図示する。
数値パターン120は、メッシュ122ごとに、1または0の値が規定されている。第二画像102の吐出タイミング124は、第一画像100に対して予め規定されている第二画像102の印刷開始位置に対応している。第二画像102を印刷する際の実際の吐出は、吐出タイミング124を開始タイミングとするトリガオン区間の終了タイミングにおいて開始される。なお、実施形態に記載の吐出タイミング124は第二画像の印刷開始タイミングの一例である。
同図に示す数値パターン120は、第一ゾーン110A、第二ゾーン110B、第三ゾーン110C、第四ゾーン110D、第五ゾーン110E及び第六ゾーン110Fが設定される。以下の説明において、各ゾーンを総称してゾーン110と記載することがある。
各ゾーン110において、時系列に沿って並べられた数値のパターンは、各ゾーン110のビットパターンという。なお、ビットパターンという用語は、空間的な数値の配列を表す用語としても用いられる。
〔候補ゾーンの具体例〕
図3に示す候補ゾーン抽出工程S104では、吐出タイミング124において数値が反転し、かつ、吐出タイミング124を開始タイミングとし、二ビット以上連続して同一値となる、第二ゾーン110B、第三ゾーン110C及び第四ゾーン110Dが、数値パターン120から抽出される。
〔候補ゾーン選択工程の具体例〕
候補ゾーン選択工程S106では、画像解析部22は各候補ゾーンの中から、吐出タイミング124を終了タイミングとし、同一値が連続する区間の期間と、吐出タイミング124を開始タイミングとし、同一値が連続する区間の期間との合計が最大となる候補ゾーンを抽出する。
ここで、吐出タイミング124を終了タイミングとし、同一値が連続する区間はトリガ待ち区間と定義する。吐出タイミング124を開始タイミングとし、同一値が連続する区間をトリガオン区間と定義する。
図9は候補ゾーンにおける区間の説明図である。図9には第四ゾーン110Dにおけるトリガオン区間130、トリガ待ち区間132及びトリガ待ち遷移判定区間134を示す。トリガ待ち区間132とトリガ待ち遷移判定区間134との境界は、トリガ待ち遷移タイミング126である。
図8に示す第二ゾーン110B、第三ゾーン110C及び第四ゾーン110Dのうち、トリガオン区間130の期間と、トリガ待ち区間132の期間との合計が最大となるゾーン110は第四ゾーン110Dである。候補ゾーン選択工程S106では、最初に第四ゾーン110Dが選択される。なお、上記した各期間は、メッシュ数及びビット数と読み替えてもよい。
〔トリガ待ち遷移判定工程の具体例〕
図10はトリガ待ち遷移判定工程において候補ゾーンを不採用とする場合の説明図である。図9に示す第四ゾーン110Dにおいて、トリガ待ち遷移判定区間134の図9における左から五つ目の単位区間122Aの値を1から0へ反転させたビットパターンは、図10に示すゾーン110Gのビットパターンと同一になる。
図9に示す第四ゾーン110Dから変換された図10に示すゾーン110Gは、トリガ待ち遷移判定区間134と同一のビットパターンを有する区間136が存在するので、トリガ待ち遷移判定工程S108では、第四ゾーン110Dは不採用とされる。
図11はトリガ待ち遷移判定工程において候補ゾーンの不採用とする他の場合の説明図である。図9に示す第四ゾーン110Dにおいて、区間136の図9における左から五つ目の単位区間122Bの値を1から0へ反転させたビットパターン、図11に示すゾーン110Hのビットパターンと同一になる。
図9に示す第四ゾーン110Dから変換された図11に示すゾーン110Hは、トリガ待ち遷移判定区間134と同一のビットパターン有する区間136が存在するので、トリガ待ち遷移判定工程S108では、第四ゾーン110Dは不採用とされる。
図9に示す第四ゾーン110Dは、読取ユニット50の読取変動等に起因して、特定の一ビットが変化した場合に、トリガ待ち遷移判定区間134と誤認識される区間が存在するので、トリガ待ち遷移判定工程S108では不採用とされる。
図12はトリガ待ち遷移判定工程において候補ゾーンの不採用とする更に他の場合の説明図である。図12には、トリガオン区間130に後続する区間136のビットパターンが、トリガ待ち遷移判定区間134のビットパターンと一致するゾーン110Iを示す。
すなわち、ゾーン110Iは、トリガ待ち遷移判定区間134のビット反転がない場合に、トリガ待ち遷移判定区間134と誤認識される区間が存在するので、トリガ待ち遷移判定工程S108では不採用とされる。
図13はトリガ待ち遷移判定工程において候補ゾーンを採用とする場合の説明図である。同図には、図9に示す第三ゾーン110Cを示す。第三ゾーン110Cにおけるトリガ待ち遷移判定区間134のビットパターンは001011である。
第三ゾーン110Cは、トリガ待ち遷移判定区間134と同一のビットパターンを有する区間、又はトリガ待ち遷移判定区間134の任意の一ビットを反転させたビットパターンと同一のビットパターンが含まれていない。
図14は第三ゾーンのトリガ待ち遷移判定区間の各ビットを反転させた場合のビットパターンを示す説明図である。第三ゾーン110Cのトリガ待ち遷移判定区間134に対応する区間134Aの、101011、011011、000011、001111、001001、001010と表される六種類のビットパターンはいずれも、図13に示す第三ゾーン110Cには存在しない。また、第三ゾーン110Cのトリガ待ち遷移判定区間134の011011と表されるビットパターンは、第三ゾーン110Cには存在しない。
そこで、トリガ待ち遷移判定工程S108では、最終的に第三ゾーン110Cが選択される。ゾーン情報送信工程S110では、画像解析部22はタイミング決定部24へ第三ゾーン110Cのビットパターンを第一画像のゾーンの情報として送信する。第三ゾーン110Cは、トリガ待ち遷移判定区間のビット数を表すMは6であり、トリガオン区間のビット数を表すKは2である。
タイミング決定部24は、第三ゾーン110Cのビット情報を参照して、トリガ待ち遷移タイミング126の前のビット数及びビットパターンを設定する。同様に、吐出タイミングの前のビット数及びビットパターン並びにトリガオンタイミング前のビット数及びビットパターンを規定する。
具体的には、001011、101011、011011、000011、001111、001001、001000と表される七種類のビットパターンが検出された場合にトリガ待ち状態へ遷移する。
トリガ待ち状態において、000と表されるビットパターンが検出された場合に、第二画像102の印刷が開始される。また、トリガオン状態において、11と表されるビットパターンが検出された場合に、インク吐出が開始される。インク吐出の開始タイミングは、図14に示すトリガオンタイミング128に対応する。
[変形例]
第二画像102の吐出タイミング124と、読取ユニット50を用いて検出される第一画像100のコントラストの切り替わりタイミングとが一致しない場合があり得る。このような場合に、タイミング決定部24は必要な遅延期間を設定し得る。例えば、第一画像100のコントラストの切り替わりタイミングの一秒後に第二画像102の印刷を開始してもよい。
本実施形態では、誤測定が想定されるビット数を一ビットとしたが、誤測定が想定されるビット数を二ビット以上としてもよい。例えば、誤測定が想定されるビット数を一ビットずつと増やしてゆき、誤測定を想定したビットパターンと同一となるビットパターンの出現数が最小となるゾーン110を選択してもよい。換言すると、最も多くの誤測定を想定しても同一のパターンが出現しないゾーンを選択してもよい。
[作用効果]
実施形態に係る画像処理ユニット10及び印刷方法は、以下の作用効果を得ることが可能である。
〔1〕
第一画像100のコントラストを検出し、検出された第一画像100のコントラストに基づき、第一画像100の上に第二画像102が印刷される。これにより、追い刷り印刷用のマーク等がない場合でも、第一画像100の適正な位置へ第二画像102を印刷し得る。
〔2〕
第一画像100を複数のゾーン110に分割し、複数のゾーン110の中から第二画像102の吐出タイミング124において数値が反転する候補ゾーンを選択し、候補ゾーンのコントラストに基づき、第一画像100の上に第二画像102が印刷される。これにより、第一画像の一部のコントラスト情報に基づき第二画像を印刷し得る。
〔3〕
トリガオン区間130の期間とトリガ待ち区間132との合計が最長となるゾーン110が候補ゾーンとされる。これにより、候補ゾーンの誤検出の発生が抑制される。
〔4〕
吐出タイミング124を開始タイミングとし、Kを二以上の整数とする場合にK個以上の単位区間を有するトリガオン区間を設定する。トリガオン区間の検出の後に第二画像102の印刷における実際のインク吐出が開始される。これにより、候補ゾーンの誤検出が発生した場合でも、第二画像102のインク吐出が開始されるタイミングの変動を抑制し得る。
〔5〕
トリガ待ち区間132の終了タイミングを開始タイミングとするトリガ待ち遷移判定区間134を設定する。トリガ待ち遷移判定区間と同じビットパターンを有する区間が、トリガ待ち遷移判定区間以外に存在しない候補ゾーンが採用される。これにより、候補ゾーンの誤検出が発生した場合でも、規定のトリガ待ち遷移タイミング126以外のタイミングにおいて、第二画像102の印刷におけるトリガ待ち状態への遷移を抑制し得る。
〔6〕
トリガ待ち遷移判定区間134が有する任意の数値を変化させたビットパターンと同じビットパターンを有する区間が存在しない候補ゾーンが採用される。これにより、候補ゾーンの誤検出が発生した場合でも、規定のトリガ待ち遷移タイミング126以外のタイミングにおいて、第二画像102の印刷におけるトリガ待ち状態への遷移を抑制し得る。
〔7〕
トリガ待ち遷移判定区間134について、変化させる数値の数を段階的に増加させ、それぞれについて、同じ数値パターンとなる区間の数が最小となる候補ゾーンを選択する。これにより、候補ゾーンの誤検出に対するロバスト性が向上し得る。
〔8〕
第一画像の階調値に対して二値化処理を施す。これにより、第一画像のコントラストを数値化し得る。
[印刷装置の構成例]
図15は印刷装置の全体構成図である。同図に示す印刷装置1は、連続媒体Pに対して第二画像102を印刷する。印刷装置1は、ロールツーロール方式のインクジェット印刷装置を適用し得る。
連続媒体Pは、非浸透媒体を適用し得る。非浸透媒体の例として、軟包装に用いられる透明のフィルム基材が挙げられる。連続媒体Pは浸透媒体を適用してもよい。
ここで、非浸透とは、後述する水性プライマー及び水性インクに対して非浸透性を有することをいう。軟包装とは、包装される物品の形状により変形する材料による包装をいう。透明とは、可視光の透過率が30パーセント以上100パーセント以下であることをいい、好ましくは70パーセント以上100パーセント以下であることをいう。
連続媒体Pの材料は、紙、布、樹脂シート及び金属シート等の長尺のシート材を適用し得る。連続媒体Pの材料の他の例として、ONY(Oriented Nylon)、OPP(Oriented Poly Propylene)及びPET(Polyethylene Terephthalate)が挙げられる。
印刷装置1は、搬送ユニット30、印刷ユニット40、読取ユニット50及び撮像装置60を備える。印刷ユニット40及び読取ユニット50については説明済みであり、ここでの説明は省略する。
図15では搬送ユニット30を模式的に図示する。ロールから引き出された連続媒体P媒体搬送方向に沿って搬送する。連続媒体Pは巻取りロールを用いて巻き取られる。
撮像装置60は、連続媒体Pに印刷された第一画像100を撮像し、第一画像100の画像データを生成する。第一画像100の印刷に適用された第一画像100の画像データの取得が可能な態様は、撮像装置60は省略してもよい。
[印刷装置の変形例]
図15に示す印刷装置1は、第一画像100を印刷する印刷システムにおける追い刷り印刷ユニットとして構成してもよい。印刷装置1は、第一画像100を印刷する印刷システムに内包されてもよいし、第一画像100を印刷する印刷システムの後処理装置としてもよい。
連続媒体Pの搬送方式として、ロールツーロール方式を例示したが、一方の端又は両端がロールに巻かれた形態でなく、例えば、折り重ねられた形態を適用してもよい。
[各処理部及び制御部のハードウェア構成]
図1に示す各種の処理を実行する処理部のハードウェアは、各種のプロセッサを適用し得る。なお、処理部はprocessing unitと呼ばれる場合があり得る。各種のプロセッサには、CPU(Central Processing Unit)、PLD(Programmable Logic Device)及びASIC(Application Specific Integrated Circuit)等が含まれる。
CPUは、プログラムを実行して各種の処理部として機能する汎用的なプロセッサである。PLDは、製造後に回路構成を変更可能なプロセッサである。PLDの例として、FPGA(Field Programmable Gate Array)が挙げられる。ASICは、特定の処理を実行させるために専用に設計された回路構成を有する専用電気回路である。
一つの処理部は、これら各種のプロセッサのうちの一つで構成されていてもよいし、同種又は異種の2つ以上のプロセッサで構成されてもよい。例えば、一つの処理部は、複数のFPGA等を用いて構成されてもよい。一つの処理部は、一つ以上のFPGA及び一つ以上のCPUを組み合わせて構成されてもよい。
また、一つのプロセッサを用いて複数の処理部を構成してもよい。一つのプロセッサを用いて複数の処理部を構成する例として、一つ以上のCPUとソフトウェアとを組み合わせて一つのプロセッサを構成し、一つプロセッサが複数の処理部として機能する形態がある。かかる形態は、クライアント端末装置及びサーバ装置等のコンピュータに代表される。
他の構成例として。複数の処理部を含むシステム全体の機能を一つのICチップを用いて実現するプロセッサを使用する形態が挙げられる。かかる形態は、システムオンチップ(System On Chip)などに代表される。なお、ICはIntegrated Circuitの省略語である。また、システムオンチップは、System On Chipの省略語を用いてSoCと記載される場合がある。
このように、各種の処理部は、ハードウェア的な構造として、上記した各種のプロセッサを一つ以上用いて構成される。更に、各種のプロセッサのハードウェア的な構造は、より具体的には、半導体素子などの回路素子を組み合わせた電気回路(circuitry)である。
[用語について]
印刷装置という用語は、印刷機、プリンタ、印字装置、画像記録装置、画像形成装置、画像出力装置及び描画装置等の用語と同義である。画像は広義に解釈するものとし、カラー画像、白黒画像、単一色画像、グラデーション画像及び均一濃度画像等も含まれる。
画像は、写真画像に限らず、図柄、文字、記号、線画、モザイクパターン、色の塗り分け模様及びその他の各種パターン等、並びにこれらの適宜の組み合わせを含む包括的な用語として用いる。
印刷という用語は、画像の記録、画像の形成、印字、描画及びプリント等の用語の概念を含む。装置という用語は、システムの概念を含み得る。
[プログラム発明への適用例]
本明細書に記載した印刷装置及び印刷方法に対応するプログラムを構成し得る。すなわち、図1に示す各部の機能及び図2及び図3に示す各工程をコンピュータに実現させるプログラムを構成し得る。
以上説明した本発明の実施形態は、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で、適宜構成要件を変更、追加、削除することが可能である。本発明は以上説明した実施形態に限定されるものではなく、本発明の技術的思想内で当該分野の通常の知識を有する者により、多くの変形が可能である。また、実施形態、変形例及び応用例は適宜組み合わせて実施してもよい。
1 印刷装置
10 画像処理ユニット
12 第一プロセッサ
14 第二プロセッサ
16 第一入力インターフェース
18 第二入力インターフェース
20 画像データ取得部
22 画像解析部
24 タイミング決定部
26 読取信号取得部
28 搬送制御部
29 印刷制御部
30 搬送ユニット
40 印刷ユニット
50 読取ユニット
60 撮像装置
100 第一画像
102 第二画像
104 境界位置
110 ゾーン
110A 第一ゾーン
110B 第二ゾーン
110C 第三ゾーン
110D 第四ゾーン
110E 第五ゾーン
110F 第六ゾーン
110G ゾーン
110H ゾーン
110I ゾーン
112 読取信号
114 読取信号
116 読取信号
120 数値パターン
122 メッシュ
122A 単位区間
122B 単位区間
124 吐出タイミング
126 トリガ待ち遷移タイミング
128 トリガオンタイミング
130 トリガオン区間
132 トリガ待ち区間
134 トリガ待ち遷移判定区間
136 区間
P 連続媒体
S10からS18 印刷方法の各工程
S100からS110 画像解析工程の各工程

Claims (10)

  1. 一以上のプロセッサを備えた画像処理装置であって、
    前記プロセッサは、
    媒体に印刷された第一画像の読取データを取得し、
    前記読取データから特定された前記第一画像のコントラストに基づき、前記第一画像が印刷された媒体に対して第二画像を印刷する際の印刷開始タイミングを表す印刷開始信号を生成する際に、
    前記媒体を搬送する際の媒体搬送方向について前記第一画像の全長に対応する長さを有する複数の帯状領域に、前記媒体搬送方向と直交する媒体幅方向について前記第一画像を分割し、
    前記複数の帯状領域から、前記第一画像における前記第二画像の印刷開始位置に対応する前記コントラストの境界を有する候補帯状領域を選択し、
    前記第一画像における前記候補帯状領域の読取データに基づき前記印刷開始信号を生成し、
    前記生成された前記印刷開始信号を出力する画像処理装置。
  2. 前記プロセッサは、
    印刷開始タイミングにおいてコントラスト値が変化し、印刷開始タイミングを終了タイミングとし、同一のコントラスト値が連続するトリガ待ち区間の期間と、印刷開始タイミングを開始タイミングとし、同一のコントラスト値が連続するトリガオン区間の期間と、の合計が最長となる前記候補帯状領域の読取データに基づき前記印刷開始信号を生成する請求項に記載の画像処理装置。
  3. 前記プロセッサは、
    前記トリガオン区間として、Kを二以上の整数とする場合にK個のコントラスト値を有する期間を規定し、
    前記候補帯状領域の読取データにおいて、前記トリガオン区間において同一のコントラスト値が連続する前記区間が検出された場合に、前記印刷開始信号を出力する請求項に記載の画像処理装置。
  4. 前記プロセッサは、
    前記トリガ待ち区間の開始タイミングを終了タイミングとするトリガ待ち遷移判定区間であり、Mを二以上の整数とする場合にMのコントラスト値を有するトリガ待ち遷移判定区間とは異なる区間に、前記トリガ待ち遷移判定区間と同一のコントラストプロファイルを有する区間が存在しない前記候補帯状領域の読取データに基づき前記印刷開始信号を生 成する請求項又はに記載の画像処理装置。
  5. 前記プロセッサは、
    前記トリガ待ち遷移判定区間に含まれる前記Mのコントラスト値のうち、1からM-1までの任意の数のコントラスト値を変化させたコントラストプロファイルと同一のコントラストプロファイルを有する区間が存在しない前記候補帯状領域の読取データに基づき前記印刷開始信号を生成する請求項に記載の画像処理装置。
  6. 前記プロセッサは、
    前記トリガ待ち遷移判定区間に含まれる前記Mのコントラスト値のうち、任意の一つのコントラスト値が変化したコントラストプロファイルを有する区間が検出された場合に、前記トリガ待ち遷移判定区間に対応するトリガ待ち遷移判定から前記トリガ待ち区間に対応するトリガ待ち状態に遷移させる請求項に記載の画像処理装置。
  7. 前記プロセッサは、
    前記トリガ待ち遷移判定区間に含まれる前記Mのコントラスト値のうち、変化させるコントラスト値の数を1からM-1まで変えて、同一のコントラストプロファイルを有する区間の数が最も少ない前記候補帯状領域の読取データに基づき前記印刷開始信号を生成する請求項に記載の画像処理装置。
  8. 前記プロセッサは、
    規定の閾値を用いて、前記第一画像の階調値に対して量子化処理を施して、前記第一画像の前記コントラスト値を取得する請求項からのいずれか一項に記載の画像処理装置。
  9. 印刷ユニットと、
    一以上のプロセッサを備えた画像処理装置と、
    を備え、
    第一画像が印刷された媒体に対して第二画像を印刷する印刷装置であって、
    前記プロセッサは、
    媒体に印刷された第一画像の読取データを取得し、
    前記読取データから特定された前記第一画像のコントラストに基づき、前記第一画像が印刷された媒体に対して第二画像を印刷する際の印刷開始タイミングを表す印刷開始信号を生成する際に、
    前記媒体を搬送する際の媒体搬送方向について前記第一画像の全長に対応する長さを有する複数の帯状領域に、前記媒体搬送方向と直交する媒体幅方向について前記第一画像を分割し、
    前記複数の帯状領域から、前記第一画像における前記第二画像の印刷開始位置に対応する前記コントラストの境界を有する候補帯状領域を選択し、
    前記第一画像における前記候補帯状領域の読取データに基づき前記印刷開始信号を生成
    前記生成された前記印刷開始信号を出力する印刷装置。
  10. 第一画像が印刷された媒体に対して第二画像を印刷する印刷に適用される画像処理方法であって、
    媒体に印刷された第一画像の読取データを取得し、
    前記読取データから特定された前記第一画像のコントラストに基づき、前記第一画像が印刷された媒体に対して第二画像を印刷する際の印刷開始タイミングを表す印刷開始信号を生成する際に、
    前記媒体を搬送する際の媒体搬送方向について前記第一画像の全長に対応する長さを有する複数の帯状領域に、前記媒体搬送方向と直交する媒体幅方向について前記第一画像を分割し、
    前記複数の帯状領域から、前記第一画像における前記第二画像の印刷開始位置に対応する前記コントラストの境界を有する候補帯状領域を選択し、
    前記第一画像における前記候補帯状領域の読取データに基づき前記印刷開始信号を生成し、
    前記生成された前記印刷開始信号を出力する画像処理方法。
JP2020030716A 2020-02-26 2020-02-26 画像処理装置、印刷装置及び画像処理方法 Active JP7267220B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2020030716A JP7267220B2 (ja) 2020-02-26 2020-02-26 画像処理装置、印刷装置及び画像処理方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2020030716A JP7267220B2 (ja) 2020-02-26 2020-02-26 画像処理装置、印刷装置及び画像処理方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2021133582A JP2021133582A (ja) 2021-09-13
JP7267220B2 true JP7267220B2 (ja) 2023-05-01

Family

ID=77659796

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2020030716A Active JP7267220B2 (ja) 2020-02-26 2020-02-26 画像処理装置、印刷装置及び画像処理方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP7267220B2 (ja)

Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2003094758A (ja) 2001-09-20 2003-04-03 Toshiba Corp 印刷装置、印刷方法、位置決め装置、及び位置決め方法
JP2016083898A (ja) 2014-10-28 2016-05-19 株式会社デュプロ インクジェット記録装置
JP2019089302A (ja) 2017-11-17 2019-06-13 株式会社Screenホールディングス 印刷装置および印刷方法

Family Cites Families (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH09267522A (ja) * 1996-04-01 1997-10-14 Brother Ind Ltd 手動型印字装置

Patent Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2003094758A (ja) 2001-09-20 2003-04-03 Toshiba Corp 印刷装置、印刷方法、位置決め装置、及び位置決め方法
JP2016083898A (ja) 2014-10-28 2016-05-19 株式会社デュプロ インクジェット記録装置
JP2019089302A (ja) 2017-11-17 2019-06-13 株式会社Screenホールディングス 印刷装置および印刷方法

Also Published As

Publication number Publication date
JP2021133582A (ja) 2021-09-13

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US7484821B2 (en) Method of determining ink ejection method, printing apparatus, and method of manufacturing printing apparatus
US10399329B2 (en) Liquid discharging unit and liquid discharging device
JP2009196349A (ja) バーコード印刷装置およびバーコード印刷方法
US9073309B1 (en) Apparatus and method for recording
JP6945060B2 (ja) 画像形成装置及び方法、異常ノズル検出方法並びに印刷物の製造方法
JP7267220B2 (ja) 画像処理装置、印刷装置及び画像処理方法
JP3987759B2 (ja) 画像形成装置および用紙先端部の印字処理方法
JP6538548B2 (ja) 印刷装置の画像処理装置及びその画像処理方法
JP2018083350A (ja) インクジェット記録装置
JP2012006207A (ja) インクジェット記録装置の吐出特性評価装置、吐出特性評価方法およびインクジェット記録装置
JPWO2019065578A1 (ja) 画像解析装置、印刷装置、画像解析方法、及びプログラム
JP4847302B2 (ja) 記録媒体搬送量測定方法及びインクジェット記録装置
JP5605521B1 (ja) テストパターン
JP7181377B2 (ja) 検査方法、プログラム、検査装置、及び印刷装置
JP4867975B2 (ja) 印刷装置
JP6602082B2 (ja) インクジェット印刷方法およびインクジェット印刷装置
JP4567354B2 (ja) 画像形成装置
JP6021298B2 (ja) 印刷装置および印刷不良回復方法
JP6279412B2 (ja) インクジェット印刷装置、インクジェット印刷装置の制御方法、および、コンピュータプログラム
US10421296B2 (en) Image forming apparatus, control method thereof, and examination method
US20240017546A1 (en) Apparatus and method
JP4133014B2 (ja) 搬送ずれ検出用印字パターン印字方法
JP7451364B2 (ja) 錠剤印刷装置および錠剤印刷方法
US11847369B2 (en) Information processing apparatus, information processing method, printing system, and storage medium
US11416185B2 (en) Image processing device, printing apparatus, image processing method with control for print medium feed executed at first time interval where error module is detected and at second time interval where error module is not detected

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20220304

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20221222

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20230105

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20230228

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20230324

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20230419

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 7267220

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150