JP7266430B2 - レーザー加工装置 - Google Patents

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本発明は、レーザー加工装置に関する。
半導体ウエーハ等を加工するために、レーザー発振器を搭載したレーザー加工装置が用いられる。レーザー加工装置は、ウエーハに照射されるレーザービームのエネルギーをコントロールする必要があるため、レーザーのパワーを測定するためにパワーメータのような出力測定ユニットを備えているのが一般的である(例えば、特許文献1及び特許文献2参照)。
特開2009-291818号公報 特開2008-114228号公報
ところが、特許文献1及び特許文献2に示された出力測定ユニットは、受光面に長時間レーザービームが照射されると受光面の被照射部が焼けてしまい、正確な出力測定が実施できなくなる場合がある。レーザー加工装置は、この状態のままウエーハを加工すると、間違ったレーザーの出力でウエーハに加工が施されてしまうため、所望の加工結果が得られない。
しかしながら、レーザー加工装置は、ユーザーの安全確保のためのロック機構が多数存在しているため、ユーザー自身でパワーメータを点検することが出来ない場合がある。この場合、出力測定ユニットの受光面が焼けていることに気付くことができないという課題があった。
本願発明は、上記課題に鑑みてなされたものであり、出力測定ユニットの受光面の焼けを容易に確認することができるレーザー加工装置を提供することを目的とする。
上述した課題を解決し、目的を達成するために、本発明のレーザー加工装置は、被加工物を保持するチャックテーブルと、該チャックテーブルに保持された被加工物を加工するためのレーザービームを発振するレーザービーム発振器を含むレーザービーム照射ユニットと、該レーザービームの出力を測定する受光面を備えた出力測定ユニットと、を備えるレーザー加工装置であって、該出力測定ユニットの該受光面を撮像する受光面撮像ユニットと、該受光面撮像ユニットによって撮像された画像を表示して該受光面の状態を確認することが可能な表示部と、を有することを特徴とする。
前記レーザー加工装置では、予め撮像しておいた未使用の該出力測定ユニットの受光面の画像を記憶しておく記憶部と、該記憶部に記憶された未使用の該受光面の画像と、使用後の該出力測定ユニットの受光面の画像と、の差分に基づいて該出力測定ユニットの合否を判定する判定部と、を更に含んでも良い。
前記レーザー加工装置では、該受光面撮像ユニットは、該被加工物を撮像する被加工物撮像ユニットと兼用することが可能でも良い。
前記レーザー加工装置では、該受光面撮像ユニットは、該レーザービームが照射されていない状態の該受光面を撮像しても良い。
本願発明は、出力測定ユニットの受光面の焼けを容易に確認することができるという効果を奏する。
図1は、実施形態1に係るレーザー加工装置の構成例を示す斜視図である。 図2は、図1に示されたレーザー加工装置の加工対象の被加工物の斜視図である。 図3は、図1に示されたレーザー加工装置の出力測定ユニットの平面図である。 図4は、図1に示されたレーザー加工装置がレーザービームの出力を測定する状態を模式的に示す側面図である。 図5は、図1に示されたレーザー加工装置の受光面撮像ユニットが出力測定ユニットの受光面を撮像する状態を模式的に示す側面図である。 図6は、図5に示された受光面撮像ユニットが撮像して得た受光面の多値画像の一例を示す図である。 図7は、図1に示されたレーザー加工装置の記憶部に記憶された画像の一例を示す図である。 図8は、実施形態2に係るレーザー加工装置の構成例を示す斜視図である。 図9は、図8に示されたレーザー加工装置の被加工物撮像ユニットが出力測定ユニットの受光面を撮像する状態を模式的に示す側面図である。 図10は、図9に示された被加工物撮像ユニットが撮像して得た受光面の多値画像の一例を示す図である。 図11は、実施形態3に係るレーザー加工装置の構成例を示す斜視図である。 図12は、図11に示されたレーザー加工装置の被加工物撮像ユニットが出力測定ユニットの受光面を撮像する状態を模式的に示す側面図である。
本発明を実施するための形態(実施形態)につき、図面を参照しつつ詳細に説明する。以下の実施形態に記載した内容により本発明が限定されるものではない。また、以下に記載した構成要素には、当業者が容易に想定できるもの、実質的に同一のものが含まれる。さらに、以下に記載した構成は適宜組み合わせることが可能である。また、本発明の要旨を逸脱しない範囲で構成の種々の省略、置換または変更を行うことができる。
〔実施形態1〕
本発明の実施形態1に係るレーザー加工装置を図面に基づいて説明する。図1は、実施形態1に係るレーザー加工装置の構成例を示す斜視図である。図2は、図1に示されたレーザー加工装置の加工対象の被加工物の斜視図である。図3は、図1に示されたレーザー加工装置の出力測定ユニットの平面図である。図4は、図1に示されたレーザー加工装置がレーザービームの出力を測定する状態を模式的に示す側面図である。図5は、図1に示されたレーザー加工装置の受光面撮像ユニットが出力測定ユニットの受光面を撮像する状態を模式的に示す側面図である。図6は、図5に示された受光面撮像ユニットが撮像して得た受光面の多値画像の一例を示す図である。図7は、図1に示されたレーザー加工装置の記憶部に記憶された画像の一例を示す図である。
実施形態1に係る図1に示すレーザー加工装置1は、図2に示す被加工物200に対してパルス状のレーザービーム21を照射し、被加工物200をレーザー加工する装置である。図1に示されたレーザー加工装置1の加工対象である被加工物200は、シリコン、サファイア、ガリウムヒ素などの基板201を有する円板状の半導体ウエーハや光デバイスウエーハである。
被加工物200は、図2に示すように、基板201の表面202に格子状に設定された分割予定ライン203と、分割予定ライン203によって区画された領域に形成されたデバイス204と、を有している。デバイス204は、例えば、IC(Integrated Circuit)、又はLSI(Large Scale Integration)等の集積回路、CCD(Charge Coupled Device)、又はCMOS(Complementary Metal Oxide Semiconductor)等のイメージセンサである。
実施形態1において、被加工物200は、環状フレーム210が貼着されかつ被加工物200の外径よりも大径なテープ211が表面202の裏側の裏面205に貼着されて、環状フレーム210の開口内に支持される。実施形態1において、被加工物200は、分割予定ライン203に沿って個々のデバイス204に分割される。
レーザー加工装置1は、図1に示すように、被加工物200を保持面11で保持するチャックテーブル10と、レーザービーム照射ユニット20と、出力測定ユニット30と、移動手段である移動ユニット40と、被加工物撮像ユニット90と、制御ユニット100とを備える。
チャックテーブル10は、被加工物200を保持面11で保持する。保持面11は、ポーラスセラミック等から形成された円盤形状であり、図示しない真空吸引経路を介して図示しない真空吸引源と接続されている。チャックテーブル10は、保持面11上に載置された被加工物200を吸引保持する。実施形態1では、保持面11は、水平方向と平行な平面である。チャックテーブル10の周囲には、被加工物200を開口内に支持する環状フレーム210を挟持するクランプ部12が複数配置されている。また、チャックテーブル10は、回転ユニット13によりZ軸方向と平行な軸心回りに回転される。回転ユニット13及びチャックテーブル10は、移動ユニット40のX軸移動ユニット50によりX軸方向に移動される。
レーザービーム照射ユニット20は、チャックテーブル10に保持された被加工物200に対してパルス状のレーザービーム21を照射するユニットである。レーザービーム照射ユニット20は、被加工物200を加工するためのレーザービーム21を発振するレーザービーム発振器22と、レーザービーム発振器22が発振したレーザービーム21をチャックテーブル10の保持面11に保持した被加工物200に向けて反射するミラー23と、ミラー23により反射されたレーザービーム21を被加工物200に集光させる集光レンズ24と、レーザービーム21の集光点21-1(図4に示す)の位置をZ軸方向に変位させる図示しない集光点位置調整手段とを含む。レーザービーム照射ユニット20が照射するレーザービーム21は、被加工物200に対して透過性を有する波長でも良く、被加工物200に対して吸収性を有する波長でも良い。
出力測定ユニット30は、レーザービーム発振器22から発振されたレーザービーム21の出力を測定する受光面31を備える。出力測定ユニット30は、図3に示す受光面31に入射したレーザービーム21の強さに応じた信号を制御ユニット100に出力するセンサを備えるレーザパワーメータを適用することができる。実施形態1において、受光面31の平面形状は、円形に形成されているが、本発明では、受光面31の平面形状は、円形に限定されない。
出力測定ユニット30は、例えば受光面31がチャックテーブル10に保持された被加工物200の表面202と同じ高さになるように配置されており、この受光面31にレーザービーム21が照射されることによって、レーザービーム21の出力に応じた信号を制御ユニット100に出力し、被加工物200の表面202上の加工点におけるレーザービーム21の出力を測定できるようになっている。実施形態1では、出力測定ユニット30は、チャックテーブル10とともに移動自在に設けられているが、本発明は、これに限定されるものではなく、出力測定ユニット30は、チャックテーブル10と独立して設置されていてもよい。また、受光面31の位置や形状も実施形態1に記載されたものに特に限定されるものではなく、加工点におけるレーザービーム21の出力が測定できる範囲で適宜設定することができる。
実施形態1では、出力測定ユニット30は、被加工物200の表面202上の加工点におけるレーザービーム21の出力を測定する際に、レーザービーム照射ユニット20の集光点位置調整手段により、図4に示すように、受光面31との距離が所定の距離300となる位置に集光点21-1の位置が調整されて、受光面31の中心を含む領域32にレーザービーム21が照射される。なお、本発明では、集光点位置調整手段を制御して集光点21-1の位置を制御するほか、被加工物200の表面高さとは異なる高さに出力測定ユニット30の受光面31を位置付ける装置構成にしてもよい。出力測定ユニット30の受光面31は、中心を含む領域32にレーザービーム21が繰り返し照射されると、経年変化等により、レーザービーム21が照射された箇所即ち中心を含む領域32が変色して、レーザービーム21の出力の測定の精度の誤差が拡大する。また、未使用の出力測定ユニット30の受光面31は、一様の色となっている。
移動ユニット40は、チャックテーブル10及び出力測定ユニット30と、レーザービーム照射ユニット20とを相対的に移動させるものである。移動ユニット40は、チャックテーブル10及び出力測定ユニット30を保持面11と平行な方向であるX軸方向に移動させる加工送り手段であるX軸移動ユニット50と、チャックテーブル10及び出力測定ユニット30を保持面11と平行でかつX軸方向と直交する方向であるY軸方向に移動させる割り出し送り手段であるY軸移動ユニット60と、レーザービーム照射ユニット20を保持面11に対して直交するZ軸方向に移動させるZ軸移動ユニット70とを備える。
実施形態1では、X軸移動ユニット50及びY軸移動ユニット60は、レーザー加工装置1の装置本体2上に設置されている。X軸移動ユニット50及びY軸移動ユニット60は、チャックテーブル10をZ軸方向と平行な軸心回りに回転する回転ユニット13を支持した移動プレート14をX軸方向に移動自在に支持しているとともに、Y軸方向に移動自在に支持している。また、実施形態1では、移動プレート14は、出力測定ユニット30が設置されている。
Z軸移動ユニット70は、装置本体2から立設した柱3に設置され、レーザービーム照射ユニット20をZ軸方向に移動自在に支持している。X軸移動ユニット50、Y軸移動ユニット60及びZ軸移動ユニット70は、軸心回りに回転自在に設けられた周知のボールねじ51,61,71、ボールねじ51,61,71を軸心回りに回転させる周知のパルスモータ52,62,72及び移動プレート14又はレーザービーム照射ユニット20をX軸方向、Y軸方向又はZ軸方向に移動自在に支持する周知のガイドレール53,63,73を備える。
また、レーザー加工装置1は、チャックテーブル10のX軸方向の位置を検出するため図示しないX軸方向位置検出ユニットと、チャックテーブル10のY軸方向の位置を検出するための図示しないY軸方向位置検出ユニットと、レーザービーム照射ユニット20のZ軸方向の位置を検出するためのZ軸方向位置検出ユニットを備える。各位置検出ユニットは、検出結果を制御ユニット100に出力する。
被加工物撮像ユニット90は、チャックテーブル10に保持された被加工物200を撮像するものである。被加工物撮像ユニット90は、チャックテーブル10に保持された被加工物200を撮像するCCD(Charge Coupled Device)カメラや赤外線カメラにより構成される。実施形態1では、被加工物撮像ユニット90は、レーザービーム照射ユニット20に固定されている。被加工物撮像ユニット90は、被加工物200を撮像して、被加工物200とレーザービーム照射ユニットとの位置合わせを行うアライメントを遂行するための画像を得て、得た画像を制御ユニット100に出力する。被加工物撮像ユニット90は、被加工物200の一部分及び出力測定ユニット30の受光面31の一部分を撮像可能な視野を有する。被加工物撮像ユニット90が撮像して得る画像は、明るさが複数段階(例えば、256段階、65536段階)で示された多値画像であり、制御ユニット100に出力される。なお、本発明では、多値画像は、赤色、緑色、青色の各色の明るさが複数段階(例えば、256段階、65536段階)で示された所謂カラー画像でも良い。
制御ユニット100は、レーザー加工装置1の上述した構成要素をそれぞれ制御して、被加工物200に対する加工動作をレーザー加工装置1に実施させるものである。なお、制御ユニット100は、CPU(central processing unit)のようなマイクロプロセッサを有する演算処理装置と、ROM(read only memory)又はRAM(random access memory)のようなメモリを有する記憶装置と、入出力インターフェース装置とを有するコンピュータである。制御ユニット100の演算処理装置は、記憶装置に記憶されているコンピュータプログラムに従って演算処理を実施して、レーザー加工装置1を制御するための制御信号を入出力インターフェース装置を介してレーザー加工装置1の上述した構成要素に出力して、制御ユニット100の機能を実現する。
また、レーザー加工装置1は、加工動作の状態や画像などを表示する液晶表示装置などにより構成される表示部である表示ユニット120と、オペレータが加工内容情報などを登録する際に用いる図示しない入力ユニットと、報知ユニット101とを備える。表示ユニット120、入力ユニット及び報知ユニット101は、制御ユニット100に接続している。入力ユニットは、表示ユニット120に設けられたタッチパネルと、キーボード等の外部入力装置とのうち少なくとも一つにより構成される。表示ユニット120は、表示面121に表示される情報や画像が入力ユニット等からの操作により切り換えられる。報知ユニット101は、制御ユニット100により制御され、音と光とのうち少なくとも一方を発してレーザー加工装置1のオペレータに報知する。
また、レーザー加工装置1は、加工動作の前後又は加工動作中に予め設定された所定のタイミング又は入力ユニットに対するオペレータの操作により設定されたタイミングで、出力測定ユニット30を用いてレーザービーム照射ユニット20のレーザービーム発振器22が発振するレーザービーム21の出力を測定する。実施形態1において、制御ユニット100は、加工動作の前後又は加工動作中に出力測定ユニット30を用いてレーザービーム照射ユニット20のレーザービーム発振器22が発振するレーザービーム21の出力を測定する際には、レーザービーム照射ユニット20のレーザービーム発振器22が発振したレーザービーム21を出力測定ユニット30の受光面31の測定位置である中心を含んだ領域32に照射する。
実施形態1において、制御ユニット100は、加工動作の前後又は加工動作中に出力測定ユニット30を用いてレーザービーム照射ユニット20のレーザービーム発振器22が発振するレーザービーム21の出力を測定する際には、集光点位置調整手段を制御して、図4に示すように、受光面31との距離が所定の距離300となる位置に集光点21-1の位置を調整する。制御ユニット100は、出力測定ユニット30からレーザービーム照射ユニット20のレーザービーム発振器22が発振するレーザービーム21の強さに応じた信号からレーザービーム21の出力を算出する。制御ユニット100は、レーザービーム照射ユニット20のレーザービーム発振器22が発振するレーザービーム21の出力の加工内容情報等で設定された出力との差が予め定められた許容値の範囲外であると、報知ユニット101を動作させてオペレータに報知する。
また、レーザー加工装置1は、出力測定ユニット30の受光面31を撮像する受光面撮像ユニット80を備える。受光面撮像ユニット80は、被加工物撮像ユニット90に固定され、レーザービーム照射ユニット20とともにZ軸方向に移動自在に設けられている。実施形態1において、受光面撮像ユニット80は、図5に示すように、受光面31全体を一度に撮像可能な視野81を有する。受光面撮像ユニット80は、受光面31全体を撮像するCCD(Charge Coupled Device)カメラにより構成される。実施形態1において、受光面撮像ユニット80は、被加工物撮像ユニット90と同様に、明るさが複数段階(例えば、256段階、65536段階)で示された多値画像である図6に示す画像400を制御ユニット100に出力する。また、表示ユニット120は、受光面撮像ユニット80によって撮像された画像400を表示して、受光面31の状態をオペレータが確認することが可能なものである。
なお、本発明では、画像400は、赤色、緑色、青色の各色の明るさが複数段階(例えば、256段階、65536段階)で示された所謂カラー画像でも良い。図6に示す画像400は、受光面31のレーザービーム21が照射された中心を含む領域32が変色して、中心を含む領域32の色と受光面31の他の領域の色との間に差が生じている状態を示している。
また、制御ユニット100は、図1に示すように、記憶部110と、判定部111とを備える。記憶部110は、未使用の出力測定ユニット30の受光面31の図7に示す画像401を記憶している。図7に示す画像401は、未使用の出力測定ユニット30がレーザー加工装置1に設置された状態と同じ状態で、受光面撮像ユニット80を用いて受光面31を撮像して得られた画像である。実施形態1では、画像401は、レーザー加工装置1に設置された未使用の出力測定ユニット30の受光面31を受光面撮像ユニット80で予め撮像して得られた画像である。
即ち、実施形態1では、画像401は、未使用の出力測定ユニット30がレーザー加工装置1に設置された後、受光面撮像ユニット80が未使用の出力測定ユニット30の受光面31を撮像して制御ユニット100に出力して記憶部110に記憶される。このために、実施形態1では、画像401は、明るさが複数段階(で示された多値画像である。なお、本発明では、画像401は、赤色、緑色、青色の各色の明るさが複数段階(例えば、256段階、65536段階)で示された所謂カラー画像でも良い。また、画像401は、受光面31が一様の明るさとなっている。
判定部111は、記憶部110に記憶された未使用の受光面31の画像401と、使用後の出力測定ユニット30の受光面31の画像である画像400との差分に基づいて出力測定ユニットの合否を判定するものである。判定部111は、定期的に取得され、かつレーザービーム21が中心を含む領域32に照射された出力測定ユニット30の受光面31を受光面撮像ユニット80で撮像して得た画像401と、記憶部110に記憶した画像400との互いに対応するピクセル同士の光の強さの差を算出し、全てのピクセル同士の光の強さの差の総和を画像401と画像400との差分として処理する。判定部111は、前述した差の総和が所定の値を超えると、出力測定ユニット30が不合格であると判定し、差の総和が所定の値以下であると、出力測定ユニット30が合格であると判定する。
記憶部110の機能は、記憶装置が予め画像401を記憶しておくことで実現される。判定部111の機能は、演算処理装置が記憶装置に記憶されたコンピュータプログラムを実行することで実現される。
前述した構成のレーザー加工装置1は、未使用の出力測定ユニット30が取り付けられると、受光面撮像ユニット80で受光面31を撮像して、画像401を記憶部110に記憶し、記憶部110に記憶した画像401を最新の画像401に更新する。レーザー加工装置1は、加工動作を実施して、被加工物200を加工するとともに、図4に示すように、出力測定ユニット30にレーザービーム21を照射して、レーザービーム21の出力を測定する。
また、レーザー加工装置1は、定期的に、受光面撮像ユニット80で出力測定ユニット30の受光面31を撮像して、画像400を得て、判定部111が画像401と画像400との差分に基づいて出力測定ユニット30の合否を判定する。レーザー加工装置1は、取り付けられている出力測定ユニット30が不合格であると判定すると、報知ユニット101を動作させて、オペレータに警告を報知する。また、レーザー加工装置1は、定期的に、受光面撮像ユニット80で出力測定ユニット30の受光面31を撮像して得た画像400を表示ユニット120の表示面121に表示する。
以上説明したように、実施形態1に係るレーザー加工装置1は、受光面撮像ユニット80で出力測定ユニット30の受光面31を撮像し、撮像して得た画像400を表示ユニット120の表示面121に表示する。このために、レーザー加工装置1は、従来オペレータが確認することが困難であった出力測定ユニット30の受光面31の変色(焼けともいう)の状況を容易に把握することができる。その結果、レーザー加工装置1は、出力測定ユニット30の点検や交換が必要かどうかユーザー自身で簡単に判断することが出来る、即ち、出力測定ユニット30の受光面31の焼けの状況を容易に確認することができるという効果を奏する。
また、レーザー加工装置1は、制御ユニット100が記憶部110に予め記憶された画像401と受光面撮像ユニット80が受光面31を撮像して得た画像400との差分から出力測定ユニット30の合否を判定するので、出力測定ユニット30の点検や交換が必要かどうかユーザー自身で簡単に判断することが出来る、即ち、レーザービーム21の出力測定ユニット30の受光面31の焼けの状況を容易に確認することができるという効果を奏する。
また、レーザー加工装置1は、画像401及び画像400を得るために同じ受光面撮像ユニット80を用いるので、画像401と画像400との差分の増加の原因が受光面31の変色によるものとすることができ、出力測定ユニット30の正確な合否の判定結果を得ることができる。
また、レーザー加工装置1は、受光面撮像ユニット80が受光面31全体を撮像可能な視野を有しているので、画像401及び画像400を得るための所要時間を抑制することができる。
〔実施形態2〕
本発明の実施形態2に係るレーザー加工装置を図面に基づいて説明する。図8は、実施形態2に係るレーザー加工装置の構成例を示す斜視図である。図9は、図8に示されたレーザー加工装置の被加工物撮像ユニットが出力測定ユニットの受光面を撮像する状態を模式的に示す側面図である。図10は、図9に示された被加工物撮像ユニットが撮像して得た受光面の多値画像の一例を示す図である。なお、図8、図9及び図10は、実施形態1と同一部分に同一符号を付して説明を省略する。
実施形態2に係るレーザー加工装置1-2は、図8に示すように、受光面撮像ユニット80を備えずに、少なくとも定期的に出力測定ユニット30の受光面31を撮像して判定部111が出力測定ユニット30の合否を判定する際に、図9に示すように、被加工物撮像ユニット90が出力測定ユニット30の受光面31を撮像すること以外、実施形態1と同じである。即ち、実施形態2では、受光面撮像ユニット80が、被加工物撮像ユニット90と兼用することが可能である。
実施形態2に係るレーザー加工装置1-2は、被加工物撮像ユニット90が出力測定ユニット30の受光面31の一部分を撮像可能な視野91を有するために、定期的に出力測定ユニット30の受光面31を撮像して判定部111が出力測定ユニット30の合否を判定する際に、被加工物撮像ユニット90が、図9に示すように、視野91内の受光面31の一部分を撮像する。レーザー加工装置1-2は、定期的に出力測定ユニット30の受光面31を撮像して判定部111が出力測定ユニット30の合否を判定する際に、被加工物撮像ユニット90の受光面31を撮像する位置を変更して、受光面31を複数に分けて撮像する。
実施形態2に係るレーザー加工装置1-2は、定期的に出力測定ユニット30の受光面31を撮像して判定部111が出力測定ユニット30の合否を判定する際に、被加工物撮像ユニット90が受光面31の一部分を撮像して得た微小画像402(図10に示す)を制御ユニット100が合成して、図10に示すように、受光面31全体の画像400-2を得る。実施形態2に係るレーザー加工装置1-2は、画像401と図10に示す画像400-2との差分に基づいて、実施形態1と同様に、出力測定ユニット30の合否を判定する。なお、実施形態2に係るレーザー加工装置1-2は、未使用の出力測定ユニット30の画像401を得る際にも、被加工物撮像ユニット90で受光面31を撮像しても良い。
実施形態2に係るレーザー加工装置1-2は、被加工物撮像ユニット90で出力測定ユニット30の受光面31を撮像し、撮像して得た画像400-2を表示ユニット120の表示面121に表示する。このために、レーザー加工装置1-2は、従来オペレータが確認することが困難であった出力測定ユニット30の受光面31の変色(焼けともいう)の状況を容易に把握することができる。その結果、レーザー加工装置1-2は、出力測定ユニット30の点検や交換が必要かどうかユーザー自身で簡単に判断することが出来る、即ち、レーザービーム21の出力測定ユニット30の受光面31の焼けの状況を容易に確認することができるという効果を奏する。
また、実施形態2に係るレーザー加工装置1-2は、受光面撮像ユニット80が被加工物撮像ユニット90と兼用するので、部品点数の増加を抑制することができる。
〔実施形態3〕
本発明の実施形態3に係るレーザー加工装置を図面に基づいて説明する。図11は、実施形態3に係るレーザー加工装置の構成例を示す斜視図である。図12は、図11に示されたレーザー加工装置の被加工物撮像ユニットが出力測定ユニットの受光面を撮像する状態を模式的に示す側面図である。なお、図11及び図12は、実施形態1及び実施形態2と同一部分に同一符号を付して説明を省略する。
実施形態3に係るレーザー加工装置1-3は、図11に示すように、被加工物撮像ユニット90が出力測定ユニット30の受光面31を一度に撮像することを可能とする光学ユニット130を備えること以外、実施形態2と同じである。実施形態3において、光学ユニット130は、被加工物撮像ユニット90の集光レンズ24と出力測定ユニット30との間の図11中に実線で示す視野拡大位置と、被加工物撮像ユニット90の集光レンズ24と出力測定ユニット30との間から退避する図11中の二点鎖線で示す退避位置とに亘って、Y軸方向に移動自在に設けられている。実施形態3では、光学ユニット130は、被加工物撮像ユニット90にY軸方向に移動自在に支持されている。
光学ユニット130は、各種のレンズを複数備え、視野拡大位置において、図12に示すように、被加工物撮像ユニット90の視野91を、被加工物撮像ユニット90が受光面31全体を撮像可能な視野92に拡大する。実施形態3に係るレーザー加工装置1-3は、少なくとも被加工物撮像ユニット90が出力測定ユニット30の受光面31を撮像する際に、光学ユニット130を視野拡大位置に位置付け、アライメントの際に、光学ユニット130を退避位置に位置付ける。なお、実施形態3に係るレーザー加工装置1-3は、未使用の出力測定ユニット30の画像401を得る際にも、被加工物撮像ユニット90で受光面31を撮像しても良い。
実施形態3に係るレーザー加工装置1-3は、被加工物撮像ユニット90で出力測定ユニット30の受光面31を撮像し、撮像して得た画像400を表示ユニット120の表示面121に表示する。このために、レーザー加工装置1-3は、従来オペレータが確認することが困難であった出力測定ユニット30の受光面31の変色(焼けともいう)の状況を容易に把握することができる。その結果、レーザー加工装置1-3は、出力測定ユニット30の点検や交換が必要かどうかユーザー自身で簡単に判断することが出来る、即ち、レーザービーム21の出力測定ユニット30の受光面31の焼けの状況を容易に確認することができるという効果を奏する。
また、実施形態3に係るレーザー加工装置1-3は、受光面撮像ユニット80が被加工物撮像ユニット90と兼用するので、部品点数の増加を抑制することができる。
また、実施形態3に係るレーザー加工装置1-3は、光学ユニット130を備えて、被加工物撮像ユニット90が受光面31全体を撮像できるので、画像400を得るまでの所要時間を抑制することができる。
また、実施形態3に係るレーザー加工装置1-3は、光学ユニット130を備えずに、被加工物撮像ユニット90と出力測定ユニット30とのうち少なくとも一方をZ軸方向に移動させて、被加工物撮像ユニット90で受光面31全体を撮像可能にしても良い。
なお、本発明は、上記実施形態に限定されるものではない。即ち、本発明の骨子を逸脱しない範囲で種々変形して実施することができる。例えば、本発明では、未使用の受光面31の画像401及び使用後の出力測定ユニット30の受光面31の画像400,400-2を所定の閾値で2値化した2値画像として、判定部111が2値画像同士の差分に基づいて出力測定ユニット30の合否を判定しても良い。また、本発明は、記憶部110と判定部111とを備えずに、定期的に出力測定ユニット30の受光面31を撮像して判定部111が出力測定ユニット30の合否を判定する際に、表示ユニット120が受光面撮像ユニット80によって撮像された画像400,400-2を表示して受光面31の状態を確認することを可能としても良い。
1,1-2,1-3 レーザー加工装置
10 チャックテーブル
20 レーザービーム照射ユニット
21 レーザービーム
21-1 集光点
22 レーザービーム発振器
30 出力測定ユニット
31 受光面
80 受光面撮像ユニット
90 被加工物撮像ユニット
110 記憶部
111 判定部
120 表示ユニット(表示部)
200 被加工物
400,400-2 画像
401 画像

Claims (4)

  1. 被加工物を保持するチャックテーブルと、
    該チャックテーブルに保持された被加工物を加工するためのレーザービームを発振するレーザービーム発振器を含むレーザービーム照射ユニットと、
    該レーザービームの出力を測定する受光面を備えた出力測定ユニットと、
    を備えるレーザー加工装置であって、
    該出力測定ユニットの該受光面を撮像する受光面撮像ユニットと、
    該受光面撮像ユニットによって撮像された画像を表示して該受光面の状態を確認することが可能な表示部と、
    を有することを特徴とするレーザー加工装置。
  2. 予め撮像しておいた未使用の該出力測定ユニットの受光面の画像を記憶しておく記憶部と、
    該記憶部に記憶された未使用の該受光面の画像と、使用後の該出力測定ユニットの受光面の画像と、の差分に基づいて該出力測定ユニットの合否を判定する判定部と、を更に含むことを特徴とする請求項1に記載のレーザー加工装置。
  3. 該受光面撮像ユニットは、該被加工物を撮像する被加工物撮像ユニットと兼用することが可能であることを特徴とする、請求項1または請求項2に記載のレーザー加工装置。
  4. 該受光面撮像ユニットは、該レーザービームが照射されていない状態の該受光面を撮像することを特徴とする、請求項1から請求項3のうちいずれか一項に記載のレーザー加工装置。
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