JP7265383B2 - 遊技場用システム - Google Patents
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Description
そこで、上記した遊技機の区分をタイプ別に行うことも考えられる。しかしながら、単純にタイプ別にグラフを作成すると、複数のタイプの遊技機の比較が難しくなり、遊技機全体として遊技情報を正確に把握することが困難となる。
本発明は、上記した事情に鑑みてなされたもので、その目的は、タイプ別に遊技機を区分しつつも、複数のタイプの遊技機を比較し易い帳票を提示することができる遊技場用システムを提供することにある。
図1は、遊技場用システムの全体構成を示す概略図である。遊技場A内には複数機種の遊技機1が設置されており、各遊技機1に対応して遊技装置2が設置されている。これら遊技機1及び遊技装置2は2台ずつ中継装置3に接続されており、中継装置3はLAN4を介して管理装置5と接続されている。また、遊技場A内には、図示しないPOSや残高精算機も設置されており、これらPOSや残高精算機もLAN4を介して管理装置5と接続されている。尚、図1では図示を省略したが、実際には多数(例えば数百台)の遊技機1が管理装置5の管理対象となっている。
遊技機1は、CR(カードリーダ)パチンコ機であり、盤面10に玉を発射する発射装置を構成する操作ハンドル11、上部受皿12、下部受皿13を有すると共に、盤面10に、液晶表示部14、普図入賞口15、第1始動口16、第2始動口17、大入賞口18等を有する。
(1)第1始動口16は入賞率が変動しない入賞口(所謂ヘソ入賞口)であり、第2始動口17は入賞率が変動する入賞口(所謂電チュー)である。各始動口16、17への入賞(始動入賞)に応じて大当り抽選を行い、抽選結果を液晶表示部14にて行う図柄変動にて報知し、その変動結果に応じて大当りとなる。
(2)図柄変動中に始動入賞した場合には所定の保留上限値(例えば各4つ)まで図柄変動を累積的に保留し、図柄変動終了後に保留している図柄変動を開始する。尚、保留している図柄変動数(保留数)が上限値である状態で始動入賞した場合、図柄変動は保留されない。
尚、通常状態での大当り確率に関して、後述する図2(b)の「TS上限」は、当該大当り確率の分母を表している。また、大当りの継続回数は、確変時の大当り確率や確変率や後述する時短回数等から想定される想定値として把握することができる。尚、所謂モード(遊技機設定値)により大当り確率等を変更可能な遊技機1に対応してもよく、スペック値は、そのモード等に応じて適宜変更しうるものである。
(5)確変中は大当り確率が向上すると共に、第2始動口17の入賞率が高くなる時短状態(時短)になる。尚、確変は次回大当りまで継続するため、通常状態となる大当り(通常大当り)が発生するまで継続し、その後は所定の時短回数(例えば100回)の図柄変動を行うまで時短状態となる。
・アウト信号=消費玉を回収するアウトBOXから出力される消費価値(アウト)を特定可能な信号(稼動信号)。消費(使用、打込、回収)玉10玉に対して1パルスが出力されるので、「アウト信号数×10」をアウトとして特定。尚、遊技機側から出力される信号でもよい。
・セーフ信号=遊技機側から出力される入賞付与価値(セーフ)を特定可能な信号。入賞に応じた払出10玉に対して1パルスが出力されるので、「セーフ信号数×10」をセーフとして特定する。尚、補給装置から出力される補給信号をセーフ信号としてもよい。また、玉を実際に払出した際に出力される実セーフ信号と、入賞に応じて払出が予約された場合に出力される入賞セーフ信号とがあるが、入賞から出力までのタイムラグを極力省くため後者を採用することが望ましい。
・スタート信号=遊技機側から出力される始動入賞(S入賞)により変動(作動)する液晶表示部14(役物)におけるスタート処理(図柄変動、役物作動、単位遊技)、及びスタート(スタート処理数)を特定可能な信号。図柄変動確定時に出力されるので信号入力に応じてスタート処理を特定する。
・S入賞信号=遊技機側から出力されるS入賞を特定可能な信号。始動入賞時に出力されるので信号入力に応じて始動入賞を特定する。尚、スタートとS入賞とのいずれか一方のみを管理する等、兼用して管理対象としてもよい。
・大当り信号=遊技機側から出力される大当り期間を特定可能な信号。大当り中にレベル出力される状態信号なので大当り信号入力中を大当り中として特定する。
・特別状態信号=遊技機側から出力される特別状態(甘中)を特定可能な信号。第2始動口17の入賞率が向上する特別状態中(時短中(確変時を含む))にレベル出力される状態信号なので、特別状態信号入力中を特別状態中として特定する。尚、大当り確率が向上する確変中にレベル出力される状態信号(確変信号)であってもよい。また、大当り信号と特別状態信号のいずれも入力していない期間を通常状態として特定する。
(1)貨幣を受け付けると(貨幣受付処理)と、遊技機1と遊技装置2の双方に入金額を表示すると共に貸出1単位(例えば500円)分の貸出玉(対価付与価値)を遊技機1から払い出させ(対価付与処理)、その対価付与処理に応じて入金額の表示を貸出玉の対価を除いた残高の表示とする。貨幣は複数回分の対価付与処理の対応分を受付可能である(例えば1万円まで)。
(2)残高がある状態で遊技機1の貸出釦が押下(貸出操作、付与操作)されると、貸出1単位分の貸出玉を遊技機1から払い出させ、その対価分を残高から引き落とす。また、所謂各台計数機能も備えており、遊技者が獲得した獲得玉を計数し、その計数した獲得玉を対価として再度玉を払い戻すことも可能であり、その払い戻し分の対価を除いた玉数を持玉として特定することも可能である。
(4)中継装置3とのシリアル通信(売上信号の受信)により貨幣受付処理や対価付与処理、残高や貸出玉数、入金額や貸出玉数や貸出玉の対価となる売上額、計数玉、持玉、払戻玉、及び一般カードの受付や発行処理を特定可能であるが、これらはパルス信号(例えば入金1000円毎に1パルス、売上100円毎に1パルス等)でも特定可能である。
・アウト=アウト信号により特定される遊技機1にて消費された遊技価値
・セーフ=セーフ信号により特定される遊技機1への入賞に応じて付与された遊技価値
・スタート=スタート信号により特定される遊技機1における役物の作動回数(図柄変動数)
・S入賞=S入賞信号により特定される始動入賞回数
・売上玉=売上信号により特定される対応する貸出機にて貨幣価値を対価として付与された遊技価値(貸出玉数、対価付与価値)
・大当り数=大当り信号により特定される大当り数で、「通常」は通常時に発生した大当り数で所謂「初当り」数、「特定」は特定の条件を満たす(例えばT1Yに対して設定される基準範囲(例えば1000~2000)内のT1Yとなった)大当りである特定大当りの発生回数
・Tアウト<Tセーフ>=T中(大当り中、及び甘中)のアウト<セーフ>
・T1アウト<T1セーフ>=T1中(大当り中)のアウト<セーフ>
・特T1アウト<特T1セーフ>=特定大当りのみを対象としたT1中のアウト<セーフ>
・ベース=状態(通常時、甘中)別の出率で、「通常」はBセーフ÷BO、「甘中」はBセーフA÷BOAの演算値を示す遊技情報(遊技価値の付与状況)
尚、以下も含め通常中のアウトであるBOはアウト-Tアウト、通常中のセーフであるBセーフはセーフ-Tセーフ、甘中のアウトであるBOAはTアウト-T1アウト、甘中のセーフであるBセーフAはTセーフ-T1セーフにて特定しているが、BO、Bセーフ、BOA、BセーフAを素データとして求めてもよい。以下、通常中のベースを単にベース、甘中のベースをBAとも言うことがある。
・平均S=状態別のアウトに対する図柄変動数の割合で、通常(甘中)スタート÷BO(BOA)の演算値を示す遊技情報(遊技機における入賞状況)
・平均S入賞=状態別の始動入賞数の割合で、通常(甘中)S入賞÷BO(BOA)の演算値を示す遊技情報
尚、以下では通常中の平均SをS、甘中の平均SをSAと言うことがある。
・有効率=始動入賞数に対する図柄変動数の割合で、通常スタート÷通常S入賞の演算値を示す遊技情報
尚、通常だけでなく甘中の有効率を管理してもよい。
・BY=図柄変動分を除いたベースで、通常(甘中)ベース-通常(甘中)平均S×始動賞球の演算値を示す遊技情報
・BYmin=始動入賞分を除いたベースで、通常(甘中)ベース-通常(甘中)平均S入賞×始動賞球の演算値を示す遊技情報
尚、始動賞球は始動入賞1回当りのセーフで、3にて演算する。
・T1Y=平均大当り中出玉数で、(T1セーフ-T1アウト)÷合計大当り数の演算値を示す遊技情報
T1O=平均大当り中アウトで、T1アウト÷合計大当り数の演算値を示す遊技情報
尚、合計大当り数=通常大当り数+甘中大当り数である。
・特T1Y=特定大当りを対象としたT1Yで、(特T1セーフ-特T1アウト)÷特定大当り数の演算値を示す遊技情報(遊技価値の付与状況)
・特T1O=特定大当りを対象としたT1Oで、特T1アウト÷特定大当り数の演算値を示す遊技情報
・出率=アウトに対するセーフの割合(払出率、付与率)で、セーフ÷アウトの演算値を示す遊技情報
・Bサ=通常時の差玉数で、BO-Bセーフの演算値を示す遊技情報
・客滞率=売上玉に対するBサの割合で、Bサ÷売上玉の演算値を示す遊技情報(特定情報)
・粗利=遊技に応じた遊技場側の営業利益で、売上額-獲得玉×貸単価×原価率の演算値を示す遊技情報
尚、獲得玉(獲得価値)=売上玉+セーフ-アウトである。また、貸単価等は遊技場単位で設定すればよい。
・売上額=売上玉×貸単価の演算値を示す遊技情報
尚、貸単価=4円、原価率=75%にて演算する。
・玉単価=アウト1当りの売上額で、売上額÷アウトの演算値を示す遊技情報
・玉粗利=アウト1当りの粗利で、粗利÷アウトの演算値を示す遊技情報
・営業割数=実際の売上額(売上玉)に対する遊技場側の損益額(損失玉)の割合で、獲得玉÷売上玉の演算値を示す遊技情報
尚、図4の「平均」は、機種Aを対象とした遊技機平均(図3の「合計」の対応値)である。
スペック情報としては、図2で例示したTS、TSA及び継続回数(平均継続数)の他、ラウンド係数、アタッカ係数、始動賞球、貸単価、原価率が規定され、夫々のスペック値が設定されている。ここで、TS~始動賞球は機種別に設定する必要がある。また、貸単価と原価率とは遊技場における各機種に対応したレート情報として設定されるが、遊技場や機種が同一でも異なる場合もあるので、そのようなレート情報があれば機種別等で適宜設定される。
第1遊技情報としては、同欄71のアウトに代えて例えば、遊技時間(例えば1時間=5000アウトとして当該アウトに基づき換算される時間や、アウト信号のような稼動信号を入力した際に所定期間作動する所謂稼動タイマの作動期間)、スタート、大当り数、セーフ等のうちの何れかを選択的に設定することができる。第2遊技情報としては、同欄71のSP玉粗利に代えて例えば、粗利、玉粗利、出率、ベース、平均スタート、割数等のうちの何れかを選択的に設定することができる。また、前記モードを適用する場合には、これを第2遊技情報として設定してもよい。
図7の上段の欄71において、「項目」下側の「反転」は、「する」を選択することで、第1遊技情報(或いは第2遊技情報)に係る値についてマイナス1を乗じる、つまりグラフ上で右側ほど(或いは上側ほど)値が小さくなるように表示する設定を行うものである。
同様に、図7の中段の欄72では、「X軸MAX(最大値)」及び「Y軸MAX」、並びに図示しないX軸MIN(最小値)及びY軸MINについても、「オート」や「指定値」を設定できるようになっている。尚、中段の欄72における「オート」等の設定や指定値の入力は、パチンコ機やスロットマシンといった遊技機1の各種類について貸単価別に(つまり「種別」毎に)行うことができる。
管理装置5(出力手段)は、上記した図7の欄71~73での入力操作による設定並びに遊技情報に基づいて、その設定された遊技情報に対応する識別情報を配置したグラフをモニタ7に出力して表示させる。ここで、図8のグラフ81は、図7の欄71で「アウト」をX軸、「SP玉粗利」をY軸に設定し、「金のなる木」~「問題児」の4区分で遊技機1を区分した分布図を表している。
また、図8に示すように、グラフ81は、同画面における左上部の欄82aにて「○○年○月○日~○月○日」を参照期間として設定し、種別の欄82bにて「4円パチンコ」を選択し、タイプの欄82cにて「ハイミドル」を選択した場合に、対象となる遊技機1について、機種単位で集計された遊技情報の座標データをバブル(ドットの集合体の円)としてプロットした(識別情報として配置した)ものである。つまり、このグラフ81では、管理装置5により、機種A、機種B…といった機種単位で管理されるアウトやSP玉粗利(後述する図11の表112参照)を、対応するバブルの座標位置で表わすとともに、該当機種の台数をそのバブルサイズで表わす。
また、上側の欄83cにおいて、「バブルサイズ変更」を選択すると、図9に示すバブルサイズ設定画面が表示される。バブルサイズ設定画面では、バブルサイズの基準(1台当りのバブル直径)をドット数にて指定することができる。これにより、同図の「OK」をクリックすると、グラフ81上の全バブルBを指定した基準に合わせた所期の大きさに変更することができる。また、同図に示すように「初期値に戻す」をクリックして、バブルサイズの基準を元に戻したり、「キャンセル」によりバブルサイズ設定画面から元のグラフ81を表す画面に復帰させることができる。
図11の画面右側の帳票の表112は、上記した参照期間(上欄82aで指定された期間)における「4円パチンコ」の遊技機1について「ハイミドル」に該当する遊技情報を抽出した表であり、その抽出した遊技情報はグラフ81´で表わされる。即ち、この表112における左端の「□」は、グラフ81´上に識別情報たるバブルBを表示するか否かを機種毎に選択するためのチェックボックスを表す。その右隣りの「機種名」は、上記した区分(金のなる木、花形、…)で、遊技機1を機種毎に区分している。管理装置5は、アウトとSP玉粗利とについて、夫々上記した基準情報と比較することで、アウトが高く且つSP玉粗利が高い機種を「金のなる木(図7の区分1)」、アウトが高く且つSP玉粗利が低い機種を「花形(区分2)」、アウトが低く且つSP玉粗利が高い機種を「負け犬(区分3)」、アウトとSP玉粗利とが何れも低い機種を「問題児(区分4)」に区分する処理を実行する。
詳しい図示は省略するが、図11の上側の欄83eにおいて「グラフ拡大表示」を選択すると、画面右側の表112が省かれるとともに、これに伴い参照期間におけるグラフ81´と比較期間におけるグラフ111とが左右に並ぶように配置が切り換えられて拡大表示される。
図11の画面において、「比較」期間の欄82dのチェックボックスでチェックを外すと、図8の画面に復帰する。そして、図8のタイプの欄82cにて「全SISタイプ」を選択すると、図12の画面に遷移する。
図12は、タイプの欄82cにて「全SISタイプ」を選択したときに、「ハイミドル」~「その他」の全タイプを対象として出力される、グラフ121と帳票の表122とを左右に並べた表示画面を示している。
ここで、管理装置5は、複数のタイプの遊技機1を対象として、その遊技情報に対する基準情報をタイプ別に設定するものであり、図8のグラフ81や図11のグラフ81´,111では、ハイミドルのタイプについて基準情報(アウトとSP玉粗利との各平均値)を設定した上で、当該タイプの基準情報と遊技情報とを比較することにより、当該タイプの遊技機1を「金のなる木」~「問題児」の何れかに区分したのであるが、図12のグラフ121では、こうしたタイプ別の区分結果をまとめて配置したグラフであって、複数のタイプを対象として前記バブルBを混合して配置したグラフとして出力している。
尚、図12のグラフ121では、図8のグラフ81と同様、上側の欄83eにて「グラフ拡大表示」を選択することにより、表122を省いてグラフ121をX軸方向に拡大して表示することができる。また、図12の画面において、上側の欄82eの「シェア」を選択すると、図13の画面に遷移する。
図13は、「全SISタイプ」について4区分での区分結果を表す、シェアグラフ131と帳票の表132とを左右に並べた表示画面を示している。
シェアグラフ131は、管理装置5により、各区分において何れのタイプに属するかにより振分けられた遊技機数を当該区分の全遊技機数で除したタイプの割合を示す4つの円グラフを有して構成される。帳票の表132は、シェアグラフ131の区分とタイプに対応しており、デフォルト(シェアグラフ選択時の初期設定)として、「金のなる木」の区分の遊技情報をタイプ別に表す。
上記した図13の画面において、上側のタイプの欄82cにて「ハイミドル」を選択すると、図14の画面に遷移する。
図14は、上側のタイプの欄82cにて「ハイミドル」を選択したときに、その選択されたハイミドルの区分結果を表す、シェアグラフ141と帳票の表142とを左右に並べた表示画面を示している。
シェアグラフ141において、各区分の円グラフ下側に表示された、金のなる木の「16機種」、負け犬の「9機種」、問題児の「3機種」、花形の「18機種」は、各区分に占める「ハイミドル」の「機種数」を示す。また、各区分の円グラフの割合もハイミドルの分にのみ対応した表示がなされる点で、図13のグラフ131と相違する。
尚、第1区分以外の第2区分は、花形以外の区分(金のなる木、負け犬、問題児)に相当するものであり、花形以外の区分の円グラフが選択された場合、並びにデフォルトとして金のなる木の区分が表示される場合には、何れも更に遊技機1を区分することなく遊技情報を出力するようになっている。尚、第1区分と第2区分とのいずれにするかは設定により変更可能としている。
先ず、「超花形」や「準花形」といった区分は、SP玉粗利とこれに対する基準情報との比較に基づく区分の数を、アウトとこれに対する基準情報との比較に基づく区分の数よりも多くするように区分したものである。
例えば、図15の左側のグラフ151では、実線で示すように「金のなる木」~「問題児」に区分する境界線151a,151bに加え、破線で示すように、花形の区分を「超花形」と「準花形」とに区分し且つ問題児の区分を「超問題児」と「準問題児」とに区分する境界線151c、並びに金のなる木の区分を「超金のなる木」と「準金のなる木」とに区分し且つ負け犬の区分を「超負け犬」と「準負け犬」とに区分する境界線151dとが設定される。
或いは、図7の欄72で「Y軸基準点」に関して「指定値」を選択し、第1基準点に対して加減算する第2基準点の比率(図7では図示略)として、例えば「50%」を入力することにより行う。この場合、図15の右側のグラフ152に示すように、上側の境界線152dは、第1基準点(0.15円)に対して+50%となる「0.23円」の位置に設定され、下側の境界線152cは、第1基準点に対して-50%となる「0.08円」の位置に設定される。
また、図7の欄72で「Y軸基準点」や「X軸基準点」に関して「オート」に設定した場合でも、8区分が選択されたとき(図8等の上側の欄82fの「8区分」参照)、各基準点(各基準情報)を自動的に設定し、後述する図18の如く8区分で遊技機1を区分した分布グラフ181や、図17の如く8区分で遊技機1を区分した帳票の表171を出力するようになっている。
ここで、図16の表161及び図17の表171は、夫々4区分及び8区分として遊技機1を区分したときの帳票(遊技情報一覧画面)を示している。これらの表161,171は、夫々の図の上側の欄82b,82cに示すように、「4円パチンコ」の遊技機1について「ハイミドル」に該当する遊技情報を抽出した帳票である。
上記した図17の画面において、上側の「グラフ」の欄82gにて分布グラフを選択すると、図18の画面に遷移する。
図18の画面右側の表182は、図17の表171における遊技情報の一部の項目(台数、アウト、SP玉粗利)を示しており、表171と同様、当該項目について8区分で機種毎に遊技機1を区分している。尚、図18の表182と図17の表171とで、参照期間(上欄82a参照)が異なり、各区分に属する機種も相違するが、参照期間が一致するとき、各区分に属する機種は一致する。
図18の画面左側のグラフ181は、そのグラフレンジにおけるX軸の最大値と最小値とが、アウトの最大情報と最小情報とに応じた「0、4615」に設定され、Y軸の最大値と最小値とが、SP玉粗利の最大情報と最小情報とに応じた「1.24、-0.73」に設定されている。また、グラフ181において、太線で表される境界線181aと境界線181bとは、アウトの平均値2300とSP玉粗利の平均値0.27とに対応した箇所に表示されるものとする。
また、グラフ181には、例えば超金のなる木の区分に「8%」、準金のなる木の区分に「12%」というように区分毎に割合が示されており、それらの割合は「ハイミドル」の全遊技機数を100%としたときの、各々の区分に属する遊技機数の比率を表す。
また、図18のグラフ181では、図8のグラフ81等と同様、上側の欄83eにて「グラフ拡大表示」を選択することにより、表182を省いてグラフ181をX軸方向に拡大して表示させることができる。
更に、図18の画面において、上側の欄82eの「シェア」を選択すると図20の画面に遷移する。以下の(8)では、8区分におけるシェアグラフとしての、図20のグラフ201並びに図19のグラフ191を中心に説明する。尚、図19のグラフ191は、図20の画面上側の欄82cで「全SISタイプ」を選択したときに表示される(遷移する)。
図19は、「全SISタイプ」について8区分での区分結果を表す、シェアグラフ191と帳票の表192とを左右に並べた表示画面を示している。
図19のシェアグラフ191において、各区分の円グラフを挟む位置に表示された比率と機種数(金のなる木の「20%」と「35機種」等)は、図13のシェアグラフ131と同様、遊技場Aの全遊技機数に占める各区分に属する遊技機数の「比率」と各区分の「機種数」を示す。また、各区分の円グラフは、また、「金のなる木」の区分において、円グラフ中の「超金のなる木12%」「準金のなる木8%」の記載は、8区分のうち当該夫々の区分に属する遊技機数を遊技場Aの全遊技機数で除した比率を示し、当該円グラフは、当該夫々の区分に属する遊技機数を両区分の全遊技機数で除したタイプの比率を示す。よって、当該円グラフでは、金のなる木の「20%」を100%としたときの、「超金のなる木12%」と「準金のなる木8%」との夫々が占める割合(60%と40%と)を表している。
尚、図19の右側の表192は、8区分で遊技情報をタイプ別に表すようになっており、左側のグラフ131で「超金のなる木」の区分の円グラフが選択され、「超金のなる木」の区分の遊技情報に切替わった状態を例示している。
尚、図20の右側の表202は、デフォルトとして「超金のなる木」と「準金のなる木」との区分の遊技情報が表示されるようになっており、同図における4つの区分の円グラフの内、例えば「花形」の区分の円グラフが選択された場合に、同図の「超花形」と「準花形」との区分の遊技情報が表示される。
図21の帳票の表211について、図16の表161と異なるところを説明する。ここで、図21の画面と図16の画面とは、図示しない選択画面での選択により表示されるものとし、その選択画面で「期間」が選択されたとき、図16の通常の表161が出力され、その選択画面で「推移」が選択されたとき、図21に示す各期間の表211が一覧出力されるものとする。
そして、管理装置5は、同図21に示すように、「全SISタイプ」について(ハイミドル、ミドル…といったタイプ別に)機種を表示して、その管理対象とする一の期間(例えば2/1~2/7)における遊技情報(アウト、SP玉粗利)と基準情報(アウトの平均値、SP玉粗利の平均値)とを比較して遊技機1を区分する一方、他の期間(例えば2/8以降の各期間)における遊技情報と基準情報とを比較して遊技機を区分し、「2/1~2/7」における区分結果と、「2/8以降の各期間」における区分結果とを一覧出力する。また、表211では、便宜上、「2/1~2/7」におけるハイミドルの区分結果について何れの機種も「金」(金のなる木の略称(図7参照))で表示し、「2/8以降の各期間」におけるハイミドルの区分結果について機種毎に「花」「負」「問」の何れかで表示しており、その区分結果の推移を表す一覧表として把握することができる。ハイミドル以外のタイプの区分結果についても、ハイミドルと同様に「金」~「問」の何れかの略称が、夫々対応する色(背景色)で表示され、各期間の区分結果の推移を表すことができる。
上記した図21の画面において、上側の「グラフ」の欄82gにて推移グラフを選択すると、図22の推移グラフ221を表示させる。
図22の推移グラフ221と、図23の推移グラフ231とは、時間経過により切替表示(ローテーション表示)される画面であり、モニタ7上でサブウィンドウとして表示される。このうち、図22の推移グラフ221は、上記した4区分における「金のなる木」~「問題児」の台数比率をY軸、期間をX軸としたときの折れ線グラフである。図23の推移グラフ231は、8区分における「超金のなる木」~「準問題児」の台数比率をY軸、期間をX軸としたときの折れ線グラフである。即ち、推移グラフ221の台数比率は、上記した図19のシェアグラフ191における金のなる木の「20%」等の比率に対応し、推移グラフ231の台数比率は、同シェアグラフ191における超金のなる木の「12%」等の比率に対応しているが、両推移グラフ221,231は、何れも過去31日分の日毎推移を7日間の移動平均で表すものである。
両推移グラフ221,231上側の「4P」と「全体」とは、それらのグラフが「4円パチンコ」と「全SISタイプ」とに対応した台数比率であることを表わし、左側の「花形○○%」と「問題児○○%」とは、それらグラフとともに常時表示され、監視することができる。尚、推移グラフ221,231の何れかの画面において、そのグラフ部分をクリックすると帳票の表を表わす画面に遷移する。このとき、クリックした区分(選択した4区分又は8区分のうちの何れかの区分)の帳票であって、その期間は、当日を含まない7日間の移動平均の過去31日分(1日前~31日前)の日毎推移を表示する(図21参照)。
(A)「超問題児」への移行通知画面
図25は、「超問題児」の区分に遊技機1が属するようになった場合に、モニタ7上でサブウィンドウとして表示される(閉店後等にPOPアップ表示される)通知画面25Aを示している。即ち管理装置5では、特定の区分としての超問題児に関し、区分の設定に関わらず8区分での判定を行うようになっており、月間の移動平均(31日移動平均)でアウトとSP玉粗利とを夫々の基準値と比較することで当該区分を監視する。これにより、「超問題児」に遊技機1が属するようになった否かを当該月単位(第1期間単位)で判定する。この場合、第2遊技情報たるSP玉粗利については、その基準値のうち最も低い基準値(つまり例えば図15の境界線151c,152cに対応する前記第2基準点)との比較結果に応じて区分される区分を、特定の区分として前記判定が行われる。
最初の通知から7日後に他の区分に移行しない場合、最初の通知から14日後に他の区分に移行すればこれを通知する。以降も含め7日毎に再度の判定を行い、他の区分に移行した場合に限り、これを通知するものとする。また、一旦、他の区分に移行してから再度「超問題児」となっても、最初の通知から所定期間(例えば30日)経過するまでは、その「超問題児」に属するようになったかの判定を抑制し、当該30日経過後に「超問題児」に属していれば、通知画面25Aで通知する。この通知を行うまでの所定期間は30日に限らず、前記通知設定画面の同一機種再検知設定(図示略)で任意の日数を設定できるものとする。
通知画面25A以外にも、前記POPアップ表示により表示可能な、区分に関する各種の通知画面が用意されている。以下では、それら通知画面について図示を省略するが、便宜上、当該通知画面に符合「25B~25F」を付して、通知画面25Aと異なるところを簡単に説明する。
この通知画面25B(図示略)は、「超問題児」の区分に属していた遊技機1が当該区分から脱した場合に表示される。管理装置5では、月単位で超問題児と判定された遊技機1について、週単位(第2期間単位)で超問題児以外の区分に属するようになった否かを判定する。つまり、上記の通知画面25Aで通知された機種Aについて、7日後に週間の移動平均で超問題児の区分から超問題児以外の区分に移行した場合に、「超問題児」からの移行通知画面25Bが表示される。
このとき、該当する機種Aについて、当該移行通知画面のコメント欄Comに「CRパチンコ新台A 超問題児から脱出成功! 育成に成功しました!」と表示するとともに、「今週 ○○%」と「先週 ○○%」として図23等で説明した超問題児の台数比率を表示する。
尚、通知画面25A,25Bのコメント欄Comには、管理装置5において区分に応じて予め定められている複数種類のコメントのうちの何れかかがランダムに抽出されて表示される。例えば、通知画面25Aのコメントについては、図29に示すように「超問題児」や「超花形」といった特定の区分毎に対応付けられた「色」を付すとともに、特定の区分毎の番号(No1,2,…,10)に夫々異なるコメントが対応付けられた第1コメントテーブルが予め記憶されている。この第1コメントテーブルを利用して、コメント欄Comに色を付したり、ランダムにコメントを表示させることができる。
この通知画面25C(図示略)は、上記した「問題児」の台数比率が設定値以上の場合に表示され、当該通知画面25Cのコメント欄Comには「問題児が非常に多くなっています。注意して下さい。」と表示される。管理装置5では、撤去対象となる問題児を早めに管理者に提示すべく、区分の設定に関わらず「問題児」を4区分で判定する。台数比率の設定値は、前記通知設定画面で手入力された値でもデフォルト値でもよいが、例えば後述する図28の「問題児」の欄の如く例えば20%「以上」に設定されるものとする。この通知画面25Cでは、台数比率により「問題児」の区分に遊技機1が属するようになったかを月単位の移動平均で判定することに基づき、その設定値をオーバーして異常である旨を報知する。この場合、通知画面25Cには「今週 ○○%」と「先週 ○○%」として週単位の台数比率が表示されるが、今月と先月との月単位の台数比率を表すようにしてもよい。
また、上記した通知画面25Cは、日々同じ通知内容となるとき、2日目はその通知を停止し、最初の通知から7日間後の再度の判定でも、月単位の移動平均で「問題児」の台数比率が設定値以上の場合に、再度表示される。この再度の表示(オーバー通知)は、7日毎の判定において、当該月単位の移動平均での台数比率が設定値以上の場合、毎回行われるものとする。また、「日々同じ通知内容」とは、コメント欄Comに表示されるコメントの設定範囲が同じ場合を称するものであり、図28の「問題児」では、No1~4のように設定値が同じときの通知内容を指す。
このように、週単位の移動平均と月単位の移動平均との双方で、台数比率が設定値未満となるまで(改善するまで)、7日毎に係る判定を行い、改善すれば次の通知画面25Dで通知する。尚、オーバー通知は、上記した条件で毎回通知対象となる。
この通知画面25D(図示略)は、「問題児」の台数比率がオーバーしていた遊技機1について、改善した旨(当該問題児から脱した旨)を表すものとして表示される。即ち、管理装置5では、台数比率において問題児(特定の区分)に属していた遊技機1が当該問題児から脱したかを台数比率の設定値を基に判定する場合、上記の如く週単位の移動平均による判定と月単位の移動平均による判定との双方で、台数比率が設定値未満となる判定結果に基づき改善したと判定する。このときの通知画面25Dには、そのコメント欄Comに「先週より「問題児」が減少してバランスの良い状態です。この状態をキープしましょう!」と表示されるとともに、「今週 ○○%」と「先週 ○○%」として今週と先週の問題児の台数比率が表示される。
尚、この通知画面25Dは、日々同じ通知内容となるとき、2日目はその通知を停止し、7日間後の再度の判定でも同じ推移となる場合には、通知の対象外とされる。
この通知画面25E(図示略)は、「超花形」の台数比率が設定値以上の場合に表示され、当該通知画面25Eのコメント欄Comには、図28の前記第2コメントテーブルにおける複数種類のコメントのうちの何れか(例えば「超花形が増えています! もう少し粗利を取って下さい!」)が表示される。ここで、管理装置5では、「花形」は甘過ぎることを提示するため、「超花形」に限定して提示する意図で、区分の設定に関わらず「超花形」を8区分で判定する。台数比率の設定値は、図28の「超花形」の欄に示すように例えば10%以上に設定される。この通知画面25Eでは、台数比率により「超花形」の区分に遊技機1が属するようになったかを月単位の移動平均で判定することに基づき、その設定値をオーバーして異常である旨を報知する。この場合、通知画面25Eには「今週 ○○%」と「先週 ○○%」として台数比率が表示される。
更に、上記した「問題児」と同様、台数比率において「超花形」に属していた遊技機1が当該超花形から脱したかを7日毎に判定する場合、週単位の判定と月単位の判定との双方の判定結果に基づき判定し、改善すれば次の通知画面25Fで通知する。換言すれば、台数比率(或いは特定の区分に属する遊技機数)に係る遊技機数情報が異常になったかを第1期間単位で判定する一方、当該遊技機数情報が正常に戻ったかを、第2期間単位の判定と第1期間単位の判定との双方の判定結果に基づき判定し、正常であれば通知画面25Fに遷移する。このように、遊技機数情報は、特定の区分に属する遊技機数、或いは対象となる遊技機数のうち当該特定の区分に属する遊技機数の割合を示すものであり、台数比率だけでなく遊技機数そのものを対象として、正常・異常の判定を行うことができる。
この通知画面25F(図示略)は、「超花形」の台数比率がオーバーしていた遊技機1について、改善した旨を表すものとして表示される。つまり、管理装置5では、台数比率において「超花形」に属していた遊技機1について、週単位の移動平均による判定と月単位の移動平均による判定との双方で、台数比率が設定値未満となると、当該オーバーを解消したと判定して、通知画面25Fを表示する。当該通知画面25Fには、そのコメント欄Comに「「超花形」が減少してバランスの良い状態です。この状態をキープしましょう!」と表示されるとともに、「今週 ○○%」と「先週 ○○%」として今週と先週の超花形の台数比率が表示される。
尚、この通知画面25Fは、日々同じ通知内容となるとき、2日目はその通知を停止し、7日間後の再度の判定でも同じ推移となる場合には、通知の対象外とされる。
図26の詳細表示画面26aは、「超問題児」への移行通知画面25Aがクリックされたときに表示される画面であり、月単位で「超問題児」に属する機種を表示する。同図に示すように、詳細表示画面26aには、その通知画面25Aのコメント欄Comと同じ内容を表示するコメント欄Comと、「月間」つまり月単位でのシェアグラフ201と、「移行元」の区分表示を含む機種一覧Listとが表示される。
図26に示すように、詳細表示画面26aのシェアグラフ201は、図20のシェアグラフ201と同じ8区分に設定されており、超問題児の比率を表す円グラフ(同グラフ201の左下側の円グラフ)の背景色を網掛け表示(強調表示)して、他の区分の背景色と異ならせている。また、図26の機種一覧Listにおいて、「移行元」の欄にて該当する区分を夫々割り当てられた背景色で表すとともに、移行元が「超問題児」に該当する「機種」の欄にマーキング「!」を付して強調表示している。また、機種一覧Listでは、機種の表示順を「台数」の降順とし、台数が同じ場合には「アウト」の降順として、夫々該当する「玉粗利」や「タイプ」も表示される。尚、「台数」や「タイプ」の欄を空欄にしているが、その空欄には該当する台数やタイプが表示されるものとする。
図27の詳細表示画面26bは、「超問題児」からの移行通知画面25Bがクリックされたときに表示される画面であり、月単位で超問題児と判定された機種について、その通知後一週間で超問題児以外の区分に属するようになった場合の「移行先」を表示する。同図に示すように、詳細表示画面26bには、その移行通知画面25Bのコメント欄Comと同じ内容を表示するコメント欄Comと、「月間」のシェアグラフ201と「今週」つまり週単位のシェアグラフ201´と、「移行元」の区分表示を含む機種一覧Listとが表示される。「今週」のシェアグラフ201´は8区分に設定されており、超問題児に該当していた機種の比率を表す左下側の円グラフの背景色を強調表示している。尚、両グラフ201,201´は便宜上、相互に同じ割合を示しているが、実際には超問題児等からの移行に伴い相互に割合が異なることとなる。
この詳細表示画面26c(図示略)は、「問題児」台数比率オーバー通知画面25Cがクリックされたときに表示される画面である。図示は省略するが、この詳細表示画面26cには、台数比率オーバー通知画面25Cのコメント欄Comと同じ内容を表示するコメント欄Comと、「月間」のシェアグラフ201と、「移行元」の区分表示を含む機種一覧Listとが表示される。「月間」のシェアグラフ201は、設定により8区分に代えて4区分の円グラフ(図14参照)とすることができる。また、機種一覧Listでは、「移行元」の欄にて、月単位で問題児に該当する機種の台数比率が設定値をオーバーした場合に、問題児に該当する「機種」を表示し、その区分が変わらず問題児のままの機種、つまり「移行元」が問題児の機種の欄にマーキング「!」を付して強調表示する。
この詳細表示画面26d(図示略)は、「問題児」台数比率推移通知画面25Dがクリックされたときに表示される画面である。図示は省略するが、この詳細表示画面26dには、台数比率推移通知画面25Dのコメント欄Comと同じ内容を表示するコメント欄Comと、「月間」のシェアグラフ201及び「今週」のシェアグラフ201´と、「移行先」の区分表示を含む機種一覧Listとが表示される。各シェアグラフ201,201´は、設定により8区分に代えて4区分の円グラフとすることができる。
この詳細表示画面26e(図示略)は、「超花形」台数比率オーバー通知画面25Eがクリックされたときに表示される画面である。図示は省略するが、この詳細表示画面26eには、台数比率オーバー通知画面25Eのコメント欄Comと同じ内容を表示するコメント欄Comと、「月間」のシェアグラフ201と、「移行元」の区分表示を含む機種一覧Listとが表示される。また、機種一覧Listでは、「移行元」の欄にて、月単位で超花形に該当する機種の台数比率が設定値をオーバーした場合に、超花形に該当する「機種」を表示し、その区分が変わらず超花形のままの機種、つまり「移行元」が超花形の機種の欄にマーキング「!」を付して強調表示する。
この詳細表示画面26f(図示略)は、「超花形」台数比率推移通知画面25Fがクリックされたときに表示される画面である。図示は省略するが、この詳細表示画面26fには、台数比率推移通知画面25Fのコメント欄Comと同じ内容を表示するコメント欄Comと、「月間」のシェアグラフ201及び「今週」のシェアグラフ201´と、「移行先」の区分表示を含む機種一覧Listとが表示される。各シェアグラフ201,201´は、8区分に設定されている。
図8等で例示したように、遊技機1を区分するための基準情報を含むグラフ81等を出力する場合に、グラフレンジの最大値と最小値とを、対象となる遊技情報に係る最大情報と最小情報とにより特定する一方、基準情報に対応する境界線81a,81b等をグラフレンジにおける中間地点p0以外の箇所に示すグラフ81等として出力するため、基準値に対し最大値と最小値との何れかに一方にだけ合わせるようなグラフレンジを設定する従来構成と比較して、グラフ81等の領域を有効利用することができる。
基準情報と比較する遊技情報として、アウトと粗利とに関する情報が採用され、夫々の平均値に対応した箇所に境界線81a,81b等を示すため、これをアウトにより稼動状況に応じた区分、粗利により調整状況に応じた区分の指標として遊技機1を区分できるだけでなく、どれだけ貢献度が高いか低いかにより遊技機1を区分可能になる。
図21等で説明したように、遊技機1がどのような区分にて推移したのか、例えば一度、問題児となり撤去対象となりつつも、負け犬や花形へ持ち直したのか、花形のまま推移しているのかといった遊技機1の状況の推移を把握し易くなる。
また、図8等で例示したように、機種単位でグラフ出力し、各機種は台数に応じた大きさで配置されるため、台数が多く影響度の高い遊技機1がどの区分に区分されているのかを把握し易くなる。
本発明は、上記した実施形態及び変形例に限定されることなく、次のように変形または拡張したり、各変形例を上記実施形態と組み合わせたりしてもよい。
基準情報(基準値)等の値については、自店(遊技場A)での遊技情報を管理装置5で集計する等して求めたが、全国の遊技場の遊技情報をサーバ9で集計する等して求めた値(サーバ9から配信される値)を、管理装置5で用いるようにしてもよい。
区分に関してSP玉粗利側だけ基準値を増やし、8区分としたが、アウト側の基準値を増やして16区分とする等、区分の数は適宜変更しうるものである。グラフとしては、基準値により区分される遊技機1について、対応する境界線で区分された領域に、識別情報として機種名を配置し或いは羅列する構成としてもよい。また、識別情報としては、第1遊技情報だけ(例えばアウトだけ)に対応する識別マーク等で表すようにしてもよい。また、識別情報は、バブルBのような円形とせずに、機種各々の台数に応じた大きさの形状(円形以外の形状)で表すようにしてもよい。更に、第1軸を横軸、第2軸を縦軸にすることを例示したが、入替えても勿論よい。
例示した全ての遊技情報は、遊技機側から出力される信号により直接的に特定してもよいし、演算式を利用して間接的に特定してもよい。
対象となる遊技機としては遊技媒体をデータのみで管理する所謂封入式等の例示したパチンコ機やスロットマシン以外の遊技機も採用できる。
遊技機側から出力される遊技信号により特定される遊技情報を管理する管理手段と、遊技機を区分するための基準情報を設定する設定手段と、前記管理手段により管理される遊技情報に対応する識別情報を配置したグラフを出力する出力手段と、前記グラフにおけるグラフレンジの最大値を、前記管理手段により管理される最大の遊技情報、及び予め設定される最大設定情報の少なくとも一方である最大情報に応じて特定するとともに、当該グラフレンジの最小値を、前記管理手段により管理される最小の遊技情報、及び予め設定される最小設定情報の少なくとも一方である最小情報に応じて特定する特定手段と、を備え、
前記出力手段は、前記特定手段により特定されたグラフレンジにおける前記基準情報に対応した箇所であって、当該グラフレンジにおける最大値と最小値との中間地点以外の箇所に前記グラフの領域を区分するための境界線を示すことを特徴とする。
前記基準情報と遊技情報とを比較して遊技機を区分する区分手段を備え、前記管理手段は、前記遊技情報を所定期間単位で管理可能であり、前記区分手段は、前記管理手段により管理対象となる一の期間における遊技情報と前記基準情報とを比較して遊技機を区分する一方、他の期間における遊技情報と前記基準情報とを比較して遊技機を区分し、前記出力手段は、前記一の期間における区分結果と、前記他の期間における区分結果とを一覧出力することを特徴とする。
前記判定手段は、前記特定の区分に遊技機が属するようになったかを第1期間単位で判定する一方、前記特定の区分に属していた遊技機が当該特定の区分から脱したかを、前記第1期間よりも短い第2期間単位で判定することを特徴とする遊技場用システム。
Claims (5)
- 遊技機側から出力される遊技信号により特定される遊技情報を管理する管理手段と、
遊技機をスペックに応じたタイプ別に分類する分類手段と、
複数のタイプの遊技機を対象として、その遊技情報に対する基準情報をタイプ別に異なる基準となるように設定可能な設定手段と、
当該タイプ別に設定される基準情報と遊技情報とを比較することにより、夫々のタイプについて夫々の基準情報を基準として遊技機を区分する区分手段と、
その区分結果に応じて異なる表示態様とすることで当該区分結果を把握可能な識別情報を前記比較の対象とされた遊技情報に対応する箇所に配置したグラフであって、複数のタイプを対象として当該識別情報を混合して配置することにより、夫々のタイプについて夫々の基準情報に基づく区分結果に応じて表示態様を異ならせた当該識別情報を、一のグラフにおいて出力する出力手段と、を備えたことを特徴とする遊技場用システム。 - 前記遊技情報は、第1遊技情報と第2遊技情報とを含み、
前記基準情報は、前記第1遊技情報に対する基準情報と前記第2遊技情報に対する基準情報とを含み、
前記区分手段は、前記第1遊技情報と前記第2遊技情報とを各々対応する前記基準情報と比較することにより遊技機を前記タイプ別に区分し、
前記出力手段は、前記第1遊技情報を第1軸、前記第2遊技情報を第2軸とし、前記識別情報を前記第1遊技情報と前記第2遊技情報とに対応する箇所に配置したグラフを出力することを特徴とする請求項1記載の遊技場用システム。 - 前記第1遊技情報は、遊技機の稼動状況を示す遊技情報、前記第2遊技情報は、遊技機の調整状況を示す遊技情報であり、
前記基準情報は、前記第1遊技情報に対する基準情報と、前記第2遊技情報に対する基準情報とを含むとともに、前記第2遊技情報の前記比較に基づく区分の数を、前記第1遊技情報の前記比較に基づく区分の数よりも多くするように、前記第2遊技情報の基準情報が多く設定されていることを特徴とする請求項2記載の遊技場用システム。 - 前記区分手段による区分対象となる区分の内、選択された区分に属する遊技機の遊技情報を出力するための選択手段を備え、
前記出力手段は、前記選択手段により第1区分が選択された場合に、更に遊技機を区分して前記遊技情報を出力する一方、第2区分が選択された場合には更に遊技機を区分することなく前記遊技情報を出力することを特徴とする請求項3記載の遊技場用システム。 - 前記出力手段は、各区分において何れのタイプに属するかにより振分けられた遊技機数を当該区分の全遊技機数で除したタイプの割合を示すグラフを出力することを特徴とする請求項1から4の何れか一項記載の遊技場用システム。
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