JP7264780B2 - 基板ホルダ及びそれを備えた基板めっき装置、並びに電気接点 - Google Patents

基板ホルダ及びそれを備えた基板めっき装置、並びに電気接点 Download PDF

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Description

本発明は、基板めっき装置において半導体ウェハなどの基板を保持する基板ホルダ及びそれを備えた基板めっき装置、並びに電気接点に関する。
半導体ウェハ、プリント回路基板などの基板は、表面に配線やバンプ(突起状電極)などが形成されるものである。基板上に配線やバンプ(突起状電極)などを形成するには、例えば、電解めっき法、蒸着法、印刷法、ボールバンプ法などにより行われ、なかでも、微細化が可能で性能が安定する電解めっき法により行われることが広く見られる。
電解めっき法は、基板をめっき液に浸漬させて通電することにより基板表面にめっきを形成するものであり、電解めっき法を用いた基板めっき装置としては、例えば、基板表面(被めっき面)のみを露出させて保持した基板ホルダを、めっき液に浸漬させて基板に通電し、基板表面にめっきを施すことができるようにしたものがある。
このような基板めっき装置や基板ホルダに関し、下記特許文献1には、基板を支持する支持面を有する第1保持部材と、第1保持部材と共に基板を挟み込んで保持する第2保持部材と、を有し、第1保持部材は、支持面の周囲に沿って配置された平板形状の第1接点を有し、第2保持部材は、支持面に配置された基板と接触する第1端部と、第1接点と接触する第2端部と、を有する第2接点を有し、第2端部は、第1保持部材と第2保持部材とで基板を保持したときに第1接点に対して弾性接触するように構成される、基板ホルダが開示されている。この基板ホルダは、第1接点及び第2接点を高価なバネ材で形成しなくとも、第2接点を第1接点に確実に接触させることができるようにしたものである。
上記特許文献1に例示された基板ホルダは、円形状の基板を保持できるものであるが、最近では基板の大型化に伴い、矩形状の基板なども出現しており、矩形状の基板を保持できる基板ホルダも開発されている(下記特許文献2参照)。さらには、基板の両面にめっきを施すことができる基板ホルダも開発されている(下記特許文献3参照)。
特開2017-203178号公報 特開2018-40045号公報 特開2019-7075号公報
基板ホルダは、例えば、特許文献1に示されたとおり、基板を2つの保持部材で挟み込んで保持するものであり、保持する際に、一方の保持部材に設けた第2接点が基板に接触するとともに、他方の保持部材の第1接点にも接触した状態となり、この状態で通電することにより基板にめっきが施されるものである。
このような電気接点は、基板に接触する部位の汚れなどにより、接触不良を起こすことがある。また、めっき時には、2つの保持部材により形成された空間は気密にシールされており、その空間内にある電気接点に対してめっき液が付着しにくい構造となっているが、保持部材の開放時に、めっき液が飛散して接点に付着し、通電不良を起こすこともあった。
そこで、電気接点は、定期的に或いは不良時に交換が行われている。電気接点は、例えば、特許文献1の図7に示されるとおり、複数の孔(図7では5か所の孔)が設けられ、ここにねじを締結して保持部材に固定されるものである。しかし、1つの電気接点につき5か所をねじ止めしなければならず、交換作業に時間を要するものであった。
さらには、特許文献1に示されるとおり基板が円形状である場合は、保持部材も円形状になり、その内周面に接点を固定することになるため、円弧凹状の面に沿わせて平板状の接点を固定しなければならず、作業の困難性を高めるものであった。
そこで、本発明の主な目的は、交換を容易に行うことができる電気接点を備えた基板の表面にめっきするための基板ホルダを提供することにある。
本発明の一形態の基板の表面にめっきするための基板ホルダは、第一保持部材と、基板の表面を露出させるための開口部を有し、前記第一保持部材と共に基板を挟み込んで保持する第二保持部材と、先端部に膨頭状の頭部を有し、前記第二保持部材の周方向に配した複数の係合軸部と、前記基板の縁部に当接する接点部を有し、隣接する前記係合軸部に係合させて前記第二保持部材の開口部の周囲に沿わせて配列させる切欠き状の係合受部を有する電気接点と、を備えたことを特徴とする。
このように、基板ホルダの第二保持部材に、先端部に膨頭状の頭部を有する係合軸部を所定間隔で複数設け、この係合軸部に、電気接点に設けた切欠き状の係合受部を係合させることにより電気接点が取り付けられるため、電気接点が第二保持部材に簡単に取り付けられ、交換作業を容易に行うことができる。
上記一形態の基板ホルダは、前記係合受部を湾曲凹状の切欠きとすることが好ましい。このようにすることにより、係合受部が係合軸部に係合しやすくなるため、交換作業がしやすくなる。
上記一形態の基板ホルダは、前記電気接点に、前記第二保持部材に設けた係合溝に係合するフック状のフック片部を備えることが好ましい。係合受部だけでなくフック片部でも第二保持部材に係合させることができ、係合力を高めることができる。
上記一形態の基板ホルダは、前記電気接点の中央付近に孔部を備え、その孔部に締結部材を挿通して締結し、前記電気接点を前記第二保持部材に固定することが好ましい。このようにすることにより、ねじなどの締結部材が少なくとも1つあれば、電気接点を第二保持部材に確実に固定することができ、従来に比べて交換作業を簡便にすることができる。
上記一形態の基板ホルダは、前記第二保持部材を、導電性を有する金属から形成することが好ましい。このようにすることにより、第二保持部材が導電性を有するので、第二保持部材に通電させれば電気接点にも通電でき、通電不良などを起こしにくくすることができる。
上記一形態の基板ホルダは、前記第二保持部材の前記開口部側に、前記第二保持部材の内外方向に湾曲した内周面を有し、前記電気接点を前記内周面に沿わせて取り付けることができる。このようにすることにより、電気接点を撓ませて取り付けることになり、弾性力の働きにより内周面に沿い安定して取り付けることができる。
上記一形態の基板ホルダは、前記第二保持部材を多角形枠状又は円形枠状にすることができる。円形状の基板の他、矩形状などの多角形状の基板にも対応することができ、電気接点はどのような形態の基板ホルダにも取り付けられる。
本発明は、上記一形態の基板ホルダを備えた基板めっき装置、該基板ホルダ用のコンタクト、該基板ホルダの電気接点の取付構造をも対象とする。
本発明の第一の実施形態の基板ホルダを示し、基板を保持した状態において鉛直向きでの正面側斜視図である。 図1の基板ホルダのボディ部を透過させて示した背面側斜視図である。 図1の基板ホルダを用いた基板めっき装置の一例を示した概略平面図である。 図1の基板ホルダにおいて、基板を基板載置台に載せ置いた状態を示した部分拡大断面図である。 図4の状態における部分拡大平面図である。 図1の基板ホルダにおいて、第二保持部材を構成する本体部の一部分を示した部分拡大図である。 図1の基板ホルダにおいて、第二保持部材を構成する本体部に電気接点を取り付けた状態を示し、(A)は部分拡大図、(B)はX-X線断面図、(C)はY-Y線断面図である。 図1の基板ホルダにおいて、基板を保持した状態における電気接点の締結部材付近の部分拡大断面図である。 図1の基板ホルダに用いる電気接点の一例を示し、(A)は正面側斜視図、(B)は背面側斜視図、(C)は正面図、(D)は側面図である。 図1の基板ホルダに用いる電気接点の他例を示し、(A)は正面側斜視図、(B)は背面側斜視図、(C)は正面図、(D)は側面図である。 図1の基板ホルダにおいて、基板を保持した状態を示した部分拡大平面図である。 図11の状態における部分拡大断面図である。 本発明の第二の実施形態の基板ホルダを示した分解斜視図である。 図13の基板ホルダで基板を保持した状態を示した部分拡大断面図である。 本発明の第三の実施形態の基板ホルダを示した分解斜視図である。 図15の基板ホルダで基板を保持した状態を示した部分拡大断面図である。
以下、本発明の一実施形態の基板ホルダを説明する。但し、本発明は、この実施形態に限定されるものではない。
本発明の一実施形態の基板ホルダ1は、図1又は図2に示すように、基板Wを保持し、基板めっき装置などで基板Wの表面にめっきを施すために用いるものである。第一の実施形態の基板ホルダ1は、基板Wとして円形のウエハを保持するために用いられる。
基板めっき装置は、従来からある装置を用いることができ、例えば、以下の基板めっき装置100を用いることができる。
基板めっき装置100は、概略を説明すると、図3に示すように、フープ101と、アライナ102と、スピンリンスドライヤ103と、基板ホルダ1を載せ置くフィッキシングユニット104とを備え、これらの中央に、基板搬送装置105を備えており、基板搬送装置105により基板ホルダ1への基板Wの受渡しを行うことができる。
基板めっき装置100は、さらに、ストッカ106と、プリウェット槽107と、プリソーク槽108と、第1洗浄槽109と、ブロー槽110と、第2洗浄槽111と、めっき槽112とを備え、プリウェット槽107から第2洗浄層111まで順次に基板ホルダ1を搬送させることにより基板Wの洗浄、エッチングなどを行うことができる。基板ホルダ1の搬送は、基板ホルダ搬送装置114により行うことができる。
めっき槽112には、複数のめっきセル113を備え、各めっきセル113は、内部に1つの基板Wを収納し、内部のめっき液中に基板Wを浸漬させて基板W表面に銅めっき等のめっきを施すように構成されている。
また、基板ホルダ搬送装置114は、第1トランスポータ115及び第2トランスポータ116を備え、基板ホルダ1を鉛直方向に向いた状態で搬送することができるようにしてある。
基板めっき装置100によるめっき処理の一例を説明する。
まず、基板Wを収納してあるフープ101から、基板搬送装置105で基板を1つ取出し、アライナ102に基板を搬送する。アライナ102は、オリフラやノッチなどの位置を所定の方向に合わせる。このアライナ102で方向を合わせた基板Wを基板搬送装置105でフィッキシングユニット104まで搬送する。
ストッカ106内に収容されていた基板ホルダ1を、フィッキシングユニット104まで搬送しておき、そして、基板ホルダ1に基板搬送装置105で基板Wを搬送し、基板Wを基板ホルダ1で保持させる。
次に、基板Wを保持した基板ホルダ1を、第1トランスポータ115及び第2トランスポータ116にて、プリウェット槽107、プリソーク槽108、第1洗浄槽109、めっき槽112に順次搬送し、めっき液を満たしためっきセル113に収納する。このようにして基板Wを保持した基板ホルダ1をめっき槽112の各々のめっきセル113に収納する。
各めっきセル113では、めっきセル113内のアノードと基板Wとの間にめっき電圧を印加し、基板Wの表面にめっきを行うことができる。
めっきが終了した後、めっき後の基板を保持した基板ホルダ1を第2洗浄槽111、ブロー槽110に順次搬送し、その後、基板ホルダ1を、フィッキシングユニット104に搬送する。
フィッキシングユニット104では、基板搬送装置105によって基板ホルダ1から処理後の基板Wが取り出され、スピンリンスドライヤ103に搬送され、乾燥させる。乾燥した基板Wは、基板搬送装置105によりフープ101に戻される。
このようにして、基板ホルダ1に保持した基板Wにめっきを施すことができる。
基板めっき装置100のより詳しい構成は、本出願人による日本特許出願の特願2018-119875号明細書の段落[0011]~[0017]などの記載を参酌することができる。
基板ホルダ1は、図1又は図2に示すように、第一保持部材2と、第二保持部材3とを備える。なお、図1又は図2は基板ホルダ1を鉛直方向に向かせた状態を示す。
基板ホルダ1は、第一保持部材2と第二保持部材3とで基板Wを挟み込み、これらを連結固定して基板Wを保持できるようにしてあり、図3に例示したような基板めっき装置100などに備えることができる。
基板Wとしては、半導体基板(ウェハ)、ガラス基板、プリント回路基板などを挙げることができ、この他、磁気記録媒体、磁気記録センサ、ミラー、光学素子、微小機械素子、部分的に製作された集積回路などを含むものである。
第一保持部材2は、固定保持部材ともいい、図1、図2又は図4に示すように、外面を形成するボディ部21と、基板Wを載せ置いて支持する基板載置台22と、第二保持部材3を固定するための引っ掛けリング23と、基板ホルダ1をめっき液などに浸漬させる際に吊り下げるためのハンド部24と、外部電源と電気的に接続される外部接点25とを備える。
ボディ部21は、PTFE(ポリテトラフルオロエチレン)などの樹脂等からなり、図1又は図2に示すように、平板状の筐体とし、内部に基板載置台22、引っ掛けリング23、ベースプレート26などを配してある。
ベースプレート26は、導電性を有するステンレス鋼などの金属からなり、扇形状の開口部を複数有する円形平板状とし、ボディ部21の一端寄り(図1の下端寄り)に配してある。
基板載置台22は、図2又は図4に示すように、円形平板状とし、図4に示すように、ベースプレート26上に、圧縮ばね22aなどを介して取り付け、基板W側(図4の上側)に向け付勢してある。
引っ掛けリング23は、導電性を有するステンレス鋼などの金属からなり、平板からなるリング形状とし、図4に示すように、ボディ部21の基板載置台22の外縁沿いに設けた周溝部21a内に配し、周溝部21a内を回転移動できるようにしてある。また、ボディ部21とベースプレート26とにより挟み込まれ、ベースプレート26とは接するようにしてある。
引っ掛けリング23には、図5に示すように、複数の貫通孔23aが設けてあり、後述する第二保持部材3の引っ掛けピン35を係合させて第二保持部材3を固定できるようにしてある。貫通孔23aは、鍵穴状とし、大径の大径孔部23bとそれよりも小径の小径孔部23cが連なる形状としてある。
なお、本実施形態では、引っ掛けリング23は、図2に示す、ロッド部材4を上下方向に移動させることにより、回転移動できるように構成されており、例えば、ロッド部材4を下側に移動させることにより、図11に示すように、引っ掛けピン35が小径孔部23cに係合し、ロッド部材4を上側に移動させることにより、図5に示すように、引っ掛けピン35が小径孔部23cから係合解除するようにしてある。
ハンド部24は、図1又は図2に示すように、ボディ部21の一端部側(図1の上端側)に設けてあり、ボディ部21から左右両側に突き出すように形成し、基板ホルダ1をめっき液などに浸漬させる際に吊り下げられるようにしてある。片側のハンド部24には、突き出た部分の一面(基板ホルダ1の吊り下げ時の下面)に外部接点25が設けてある。
外部接点25は、図2に示すように、ベースプレート26に連結した導線25aと接続されており、基板ホルダ1をめっき液に浸漬させた際に外部電源と電気的に接続され、ベースプレート26に通電させることができるようにしてある。
第二保持部材3は、可動保持部材ともいい、図1又は図4に示すように、開口部3aを有する円形リング状としてあり、基板Wを保持した基板載置台22の周囲に被せ、基板Wを挟み込み、基板Wの表面を開口部3aに露出させつつ保持することができるものである。
第二保持部材3は、図4に示すように、本体部31と、基板Wの縁部に接触する電気接点32と、基板を保持した際に第一保持部材2及び第二保持部材3で形成される空間を密閉する上側シール部33及び下側シール部34と、引っ掛けピン35とを備える。
本体部31は、図6に示すように、断面横長長方形状とした円形リング状で、内周面31aに沿わせて後述する電気接点32を備え付けることができる。また、本体部31の上面には、リング内側に軒状に張り出す突片部31eを全周に渡り設け、基板Wを保持する際に第一保持部材2及び第二保持部材3の間にできる隙間空間を覆い電気接点32を囲えるようにしてある。
本体部31は、導電性を有する金属、例えば、ステンレス鋼、アルミニウムなどで形成し、基板Wを保持する際に、図12に示すように、本体部31の下面に設けた引っ掛けピン35が引っ掛けリング23に接触し、ベースプレート26、引っ掛けリング23及び本体部31と電気的に接続し、電気接点32に通電できるようにしてある。
本体部31の内周面31aは、第二保持部材3の上面に対して略垂直になるように形成し、面上を平滑面として電気接点32をこの面に沿わせて配列できるようにしてある。内周面31aは、平面視において円形状としてあり、このように内周面31aを第二保持部材3の内外方向に湾曲させた湾曲面形状とすることにより、電気接点32を配列した際に弾性力が働き、電気接点32の位置ずれを防ぐことができる。
また、内周面31aには、図6又は図7に示すように、係合軸部36が略等間隔で複数設けてある。係合軸部36は、軸部36aの先端部に膨頭状の頭部36bを有する形状としてある。
係合軸部36は、本実施形態では、軸部36aを円形軸状とし、頭部36bを軸部36aよりも大径の円形平板状としてあり、より具体的には、係合軸部36を、皿ねじを用いて形成し、内周面31aに設けた第一締結孔31bに締結して形成してある。
内周面31aと頭部36bとの間には、図7(C)に示すように、電気接点32を差し込める隙間が設けてある。
内周面31aには、図6又は図7に示すように、各係合軸部36間に第二締結孔31cが設けてあり、図8に示すように、ねじなどの締結部材Sを締結し、電気接点32を固定できるようにしてある。なお、第一締結孔31b及び第二締結孔31cは、同径の孔としてもよく、異径の孔としてもよい。また、第二締結孔31cを設けなくともよい。
本体部31の下面には、図4に示すように、下方に軸状に突出する引っ掛けピン35が複数設けてあり、第一保持部材2の貫通孔23に係合できるようにしてある。また、長孔状に開口した所定深さの係合溝31dが複数設けてあり、後述する電気接点32のフック片部32cが係合できるようにしてある。
電気接点32は、基板Wに接触させて通電させるものである。以下、電気接点32を説明するにあたり、図7(A)に表された向きを正面側として説明する。
電気接点32は、図9に示すように、矩形板状、より具体的には横長長方形板状としてある。電気接点32の厚みは、特に限定するものではないが、撓ませることができる程度の厚みとし、内周面31aに取り付け又は取り外しやすくするのが好ましい。
電気接点32は、一方の長手端部側(図9(C)の上側)に、複数の切れ込みを入れて櫛歯状にした基板Wの縁部に接触する接点部32aを設け、両側の短手端部側(図9(C)の左右側)に、切欠き状の係合受部32bを設け、他方の長手端部側(図9(C)の下側)に、フック状のフック片部32cを設けてある。
接点部32aは、第一保持部材2及び第二保持部材3で基板Wを保持した状態において、図8に示すように、基板Wの縁部に接触して基板に通電することができるようにした箇所であり、電気接点32の上側を湾曲状に折り曲げて、その先端部が水平面状になるようにして形成してある。接点部32aは、先端部側から複数の切れ込みを入れて櫛歯状にし、基板Wの縁部に弾性接触するようにしてある。本実施形態では、22本の切れ込みを等間隔で入れてあるがこれに限定されるものではなく、例えば、図10(A)~(D)に示されるような45本の切れ込みを入れた電気接点32Xにしてもよい。
係合受部32bは、図9(A)~(C)に示すように、電気接点32の左右側端部の高さ中間付近に設け、係合軸部36の軸部36aに係合できるように切欠き状に形成してある。
係合受部32bの形状は、切欠き状としてあればよく、特に限定されるものではないが、倒V字状などの奥側が窄まる形状とするのが好ましく、特に倒U字状又は半円状などの湾曲凹状の切欠きにするのが係合軸部36への係合しやすさの観点から好ましい。
なお、隣接する係合軸部36の距離は、電気接点32の係合受部32bの最短距離よりもやや長くするのが好ましく、係合軸部36に電気接点32を取り付けやすくなる。また、係合受部32bの幅は、係合軸部36の幅とほぼ同じにするのが好ましく、電気接点32を取り付けた際に上下に動きにくくすることができる。
フック片部32cは、図9(B)又は(D)に示すように、電気接点32の下側端部から背面側に向けて延び、先端部を上側に折り曲げたフック状にし、先端部が係合溝31eに係合できるようにしてある。本実施形態では、2か所にフック片部32cを設けてあるがこれに限定されるものではない。
電気接点32には、図9(C)に示すように、中央付近に孔部32dを備え、ねじなどの締結部材Sを挿通し、図8に示すように、第二締結孔31cに締結固定することができるようにしてある。本実施形態では孔部32dを円形状としてあるがこれに限定されるものではない。また、孔部32dは必ずしも設けなくともよい。
また、電気接点32には、図9(B)に示すように、下側端部の中間付近から背面側に延びる位置決め片32eが設けてあり、第二保持部材3の本体部31に固定する際に本体部31の下面に当接して上下方向の位置決めをすることができる。
電気接点32の本体部31への取り付け方の詳細は後述する。
上側シール部33及び下側シール部34は、ゴム、シリコンなどの弾性を有する材質で形成されたリング形状とし、図8に示すように、第一保持部材2及び第二保持部材3とで形成される空間を密閉し、めっき時にめっき液が浸入して電気接点32などにめっき液が付着することを防止するものである。
上側シール部33は、本体部31の内周側に配し、図8に示すように、基板Wを保持した状態で先端部が第一保持部材2の基板載置台22に載せ置いた基板Wの表面に当接してめっき液の浸入を防ぐことができる。
下側シール部34は、本体部31の外周側に配し、図8に示すように、基板Wを保持した状態で先端部が第一保持部材2のボディ部21の上面に当接してめっき液の浸入を防ぐことができる。
上側シール部33及び下側シール部34は、図4又は図8に示すように、本体部31とシールリングホルダ37とにより挟み込まれて固定されている。
引っ掛けピン35は、導電性を有するステンレス鋼などの金属からなり、図4に示すように、本体部31の下面から下方に突出する円柱軸状とし、軸の途中に外方に張り出すロック用大径部35aを有する。本実施形態では、引っ掛けピン35は先端部をねじ部として、本体部31の下面に設けたねじ孔(図示せず)に締結固定してある。
ロック用大径部35aは、引っ掛けリング23の貫通孔23aの大径孔部23bよりも小径とし、かつ、小径孔部23cよりも大径としてあり、図5に示すように、ロック用大径部35aを大径孔部23bに挿し通した状態で引っ掛けリング23を移動させ、図11に示すように、小径孔部23cに掛かるようにして第二保持部材3を第一保持部材2に固定させることができる。
基板ホルダ1のより詳しい構成は、本出願人による日本特許出願の特願2018-119875号明細書の段落[0018]~[0114]などの記載を参酌することができる。
電気接点32を第二保持部材3に取り付けるには、例えば、以下のように行うことができる。
まず、電気接点32の左右端縁部の一方側を、係合軸部36の頭部36bと内周面31aとの間に滑り込ませながら、係合受部32b内に軸部36aを入れ、係合受部32bの奥側まで軸部36aを入り込ませる。
次に、電気接点32をやや湾曲するように撓ませて、電気接点32の左右端縁部の他方側を、隣接する係合軸部36の頭部36bと内周面31aとの間に滑り込ませながら、係合受部32b内に軸部36aを入れ、両側の係合受部32bを係合軸部36に係合させる。
電気接点32の中央付近を、第二保持部材3の内周面31aに沿わせるように押し込み、図7(C)に示すように、フック片部32cを係合溝31dに係合させる。
そして、ねじなどの締結部材Sを孔部32dに挿し通し、第二締結孔31cに締結固定して、図8に示すように、電気接点32を第二保持部材3に固定することができる。このように、他の電気接点32を第二保持部材3の内周面31aに順次配列させていき、電気接点32を取り付けることができる。電気接点32は、内周面31aに取り付けた状態では、撓ませた状態から戻る弾性力の働きにより内周面31aに沿い安定して取り付けることができる。これにより、電気接点32の接点部32aが基板Wに接触する位置が基板Wの半径方向にずれることを防ぐことができる。
基板ホルダ1に基板Wを保持させるには、第一保持部材2の基板載置台22に基板Wを載せ、その周囲に被せるように第二保持部材3を重ねる。この際、図4又は図5に示すように、貫通孔23aの大径孔部23bの上方に引っ掛けピン35が位置するようにする。そして、第二保持部材3をやや押さえ込みながら、ロック用大径部35aを大径孔部23bに挿し込ませ、ロック用大径部35aが引っ掛けリング23よりも下方になるように位置させる。この状態で、ロッド部材4を押す(下方に移動)ことにより、引っ掛けリング23が回転し、図11又は図12に示すように、引っ掛けピン35の相対位置が大径孔部23bから小径孔部23cへと移動し、ロック用大径部35aが引っ掛けリング23に係合され、第二保持部材3が第一保持部材2に固定される。上側シール部33は、基板Wの縁部を弾性的に押圧して基板Wを基板ホルダ1に保持させることができる。この際に露出した表面が被めっき面となる。
この状態で、図3に示した、基板めっき装置100のめっき槽112に浸漬させて基板Wに通電することにより、被めっき面にめっきを施すことができる。この際、外部接点25が外部電源に接続され、外部接点25、導線25a、ベースプレート26、引っ掛けリング23、引っ掛けピン35、本体部31、電気接点32の順に通電され、基板Wに通電することができる。
電気接点32を交換するために取り外すときには、取り付けとは逆の手順で行えばよく、例えば、孔部32dに締結してあるねじなどの締結部材Sを緩めて取り外し、電気接点32を内周面32aから離反する方向に引き、フック片部32cを係合溝31dから外す。
次に、電気接点32をやや撓ませながら、左右端縁部の一方側を引くようにして、係合受部32dを係合軸部36から外す。そして、他方側の係合受部32dを係合軸部36から引き抜いて外すことにより、電気接点32を取り外すことができる。
このように、本発明は、係合軸部36に切欠き状の係合受部32bを係合させれば電気接点32を第二保持部材3に取り付けることができ、また、この係合を解除させれば電気接点32を取り外すことができるため、電気接点32の交換が容易に行え、交換作業の効率化が図られる。
また、フック片部32cを係合溝31dに係合できる構造としておけば、係合受部32b及びフック片部32cの両方で第二保持部材3に係合することができ、外れにくくなり、特に第二保持部材3をリング状にした場合には、内周面31aの円弧凹状部分に沿わせやすくなる。
さらには、電気接点32の中央付近に孔部32dを設け、ねじなどの締結部材Sで第二保持部材3に締結固定できるようにしておけば、少なくとも1本の締結部材で確実に固定することができ、従来に比べて締結部材の数を減少させながらも従来と同様の固定力を有する。
上記形態において、第二保持部材3の本体部31を、導電性を有する材料から形成してあるが、これに限定されるものではなく、塩化ビニル樹脂など導電性を有しない材料から形成してもよく、この際は、電気接点32の下側の端縁部が任意の弾性部材を介してベースプレート25に接触し、通電できるようにするのが好ましい。
また、上記実施形態において、基板ホルダ1は、円形状の基板Wを保持できるものとしてあるが、これに限定されるものではなく、矩形状などの多角形状の基板を保持できるようにしてもよい。
例えば、図13には、第二の実施形態の基板ホルダ10が示してあり、基板ホルダ10は、矩形状の開口部12を有する矩形平板枠状のフロントプレート(第二保持部材)11と、平板状のバックプレート(第一保持部材)13を備え、フロントプレート11及びバックプレート13で基板Wを挟み込んで保持し、開口部12に露出した基板Wにめっきを施すことができるものである。
フロントプレート11には、図14に示すように、内周側に電気接点14を設け、フロントプレート11の基板Wの表面と平行になる面に電気接点14を取り付けてあり、基板Wを保持した際に電気接点14の先端部が基板Wの縁部に接触して通電できるようにしてある。
このような形態の基板ホルダ10においても、電気接点14の取付構造として、上記に示した軸状の係合軸部36と切欠き状の係合受部32bとによる取付構造を採用することができる。
基板ホルダ10の詳細については、例えば、特開2018-40045号公報の段落[0034]~[0073]の記載を参酌することができる。
また、基板の両面側にめっきを施せるようにしてもよい。
例えば、図15には、第三の実施形態の基板ホルダ15が示してあり、基板ホルダ15は、第一保持部材16と第二保持部材17とを備え、第一保持部材16及び第二保持部材17は、それぞれ矩形状の開口部18a,18bを有する矩形平板枠状としてある。第一保持部材16と第二保持部材17で基板Wを挟み込んで保持し、開口部18a,18bに露出した基板Wにめっきを施すことができるものである。
第一保持部材16及び第二保持部材17には、図16に示すように、それぞれ内周側に電気接点19a,19bが設けてあり、基板Wを保持した際に各電気接点19a,19bの先端部が基板Wの縁部に接触して通電できるようにしてある。
このような形態の基板ホルダ15においても、電気接点19a,19bの取付構造として、上記に示した軸状の係合軸部36と切欠き状の係合受部32bによる取付構造を採用することができる。
基板ホルダ15の詳細については、例えば、特開2019-7075号公報の段落[0025]~[0158]の記載を参酌することができる。
図15に示すような基板ホルダでは、基板載置台はなくてもよい。また実施の形態によっては、基板ホルダで基板を挟み込む際に、電気接点コンタクトが取り付けられる第二保持部材側に基板を載置するようにしてもよい。
1 基板ホルダ
2 第一保持部材
21 ボディ部
21a 周溝部
22 基板載置台
23 引っ掛けリング
23a 貫通孔
23b 大径孔部
23c 小径孔部
24 ハンド部
25 外部接点
25a 導線
26 ベースプレート
3 第二保持部材
3a 開口部
31 本体部
31a 内周面
31b 第一締結孔
31c 第二締結孔
31d 係合溝
31e 突片部
32,32X 電気接点
32a 接点部
32b 係合受部
32c フック片部
32d 孔部
32e 位置決め片
33 上側シール部
34 下側シール部
35 引っ掛けピン
35a ロック用大径部
36 係合軸部
36a 軸部
36b 頭部
37 シールリングホルダ
4 ロッド部材
100 基板めっき装置
W 基板
S 締結部材

Claims (13)

  1. 第一保持部材と、
    基板の表面を露出させるための開口部を有し、前記第一保持部材と共に基板を挟み込んで保持する第二保持部材と、
    先端部に膨頭状の頭部を有し、前記第二保持部材の周方向に配した複数の係合軸部と、
    基板の縁部に当接する接点部を有し、隣接する前記係合軸部に係合させて前記第二保持部材の開口部の周囲に沿わせて配列させる切欠き状の係合受部を有する電気接点と、
    を備えた、基板の表面にめっきするための基板ホルダ。
  2. 前記係合受部を湾曲凹状の切欠きとした請求項1に記載の基板ホルダ。
  3. 前記電気接点に、前記第二保持部材に設けた係合溝に係合するフック状のフック片部を備えた請求項1又は2に記載の基板ホルダ。
  4. 前記電気接点の中央付近に孔部を備え、該孔部に締結部材を挿通して締結し、前記電気接点を前記第二保持部材に固定した請求項1~3のいずれかに記載の基板ホルダ。
  5. 前記第二保持部材を、導電性を有する金属から形成した請求項1~4のいずれかに記載の基板ホルダ。
  6. 前記第二保持部材は、前記開口部側に前記第二保持部材の内外方向に湾曲した内周面を有し、前記電気接点を前記内周面に沿わせて取り付けた請求項1~5のいずれかに記載の基板ホルダ。
  7. 前記第二保持部材を、多角形枠状とした請求項1~6のいずれかに記載の基板ホルダ。
  8. 前記第二保持部材を、円形枠状とした請求項1~6のいずれかに記載の基板ホルダ。
  9. 請求項1~8のいずれかに記載の基板ホルダを備えた基板めっき装置。
  10. 基板ホルダに保持された基板に通電するための電気接点であって、
    前記基板の縁部に当接する接点部と、
    前記電気接点の対向する端縁部側に切欠き状の係合受部と、を備え、
    前記係合受部を、前記基板ホルダ側に設けた、先端部を膨頭状の頭部とした係合軸部に係合可能とした、電気接点。
  11. 前記係合受部を湾曲凹状の切欠きとした請求項10に記載の電気接点。
  12. 前記電気接点に、先端部が上側に向いたフック状のフック片部を備えた請求項10又は11に記載の電気接点。
  13. 基板ホルダに保持された基板に通電する電気接点を取り付けるための構造であって、
    前記基板ホルダは、第一保持部材と、基板の表面を露出させるための開口部を有し、前記第一保持部材と共に基板を挟み込んで保持する第二保持部材とを備え、
    前記第二保持部材には、先端部に膨頭状の頭部を有する係合軸部を周方向に配してあり、
    前記電気接点は、対向する端縁部側に設けた切欠き状の係合受部と、前記基板の縁部に接する接点部とを備え、
    前記係合受部を隣接する係合軸部に係合させ、前記電気接点を前記第二保持部材の開口部の周囲に沿わせて配した、電気接点の取付構造。
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