JP7264695B2 - ヒンジキャップ - Google Patents
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Description
しかし、除去部を開口するために、上蓋を開けた後、プルリングなどを引っ張り上げて除去部を抜栓する作業が必要となり、手間がかかるともに、力の弱い利用者にとっては抜栓に苦労するという問題があった。
また、本発明のヒンジキャップは、上蓋が、頂壁に支持され、押圧面が形成されたレバーを有し、押圧部が、頂壁に形成され、レバーの押圧面により変形される薄肉壁と、薄肉壁から垂設され、受け部と当接する押圧突部とを有することにより、開封時に、レバーを持ち上げるだけで、押圧部が中栓部のヒンジと反対側に形成された受け部を押圧することにより、弱化部のヒンジと反対側の破断を開始し、さらに、レバーを持ち上げると、上蓋の開蓋とともに、残りの弱化部を容易に破断することができる。
容器Aは、上部に口部1を有し、口部1の外周面には、嵌合突条2が設けられている。
図4(a)に示すように、注出筒12の内周側に位置する隔壁11には、開口予定部として、弱化部13を介して中栓部Eが連設されている。
外筒18は、内周下部に容器Aの嵌合突条2と係合する係合突部19が設けられている。
なお、底壁20は、ヒンジと反対側をヒンジ側よりも高くなるように、傾斜面や段部構造等を採用することが望ましい。
また、中栓部Eは、注出筒12内に設けられた破断可能で、注出筒12内を閉塞する部材であり、破断後に、上蓋Dに移行するものであれば、どのような構造であっても構わない。
なお、本実施例では、薄膜部23は、断面がテーパ状となっているが、反転可能な形状であれば、構造は問わない。例えば、断面が蛇腹状、階段状などであってもよい。
また、弱化部13と薄膜部23の肉厚は、薄膜部23の方が弱化部13と同等か、より厚い方が好ましい。
栓体24は、上蓋Dをキャップ本体Bに対して閉蓋してセットする際に、胴部29を先端から押し込み、薄膜部23を反転させることにより、後述する係合筒35の内周に挿入するようになっている。
頂壁30は、ほぼ中央から背面側半分に形成された水平な上段部32、上段部32の正面側端部から段差を設けて正面側寄りに形成された水平な中段部33と、中段部33の正面側端部から下り傾斜で側周壁31の正面側に向けて形成された下段部34とから構成されている。
なお、係合筒35の外周側には、頂壁30から係合壁22の上方位置にリブを設けてもよい。
また、係合筒35の内周側には、頂壁30から栓体24が挿入される上方位置にリブを設けてもよい。
なお、係合筒35の係合突起37と係合壁22の係合突条27の嵌合関係は、内外が逆であってもよい。
これにより、最初の開蓋時に中栓部Eは、上蓋Dとともに持ち上げられ、弱化部13を破断して、中栓部Eが上蓋Dに移行するようになっている。
本実施例では、係合筒35は、係合壁22と同様に、中心から背面側(ヒンジ側)寄りに設けられている。
押圧部40は、中段部33の中央付近に膨出するように形成された変形可能な薄肉壁42と、薄肉壁42の下面から垂設された押圧突部43とを備え、押圧突部43の先端は、閉蓋状態にセットされた際に、中栓部Eの受け部21に形成された当接凹部26に近接または当接するように設定されている。
なお、本実施例では、押圧突部43は、棒状に形成され、受け部21を点で押圧しているが、押圧突部43は、中栓部Eを押し込める形状であれば構わないので、例えば、底壁20の弱化部13に沿った形状や、底壁20を線で押圧する壁形状や、受け部21に沿った形状でもよい。
なお、本実施例では、レバー41は、下段部34と平行に設けられているが、形状は限定されないし、レバー41と下段部34との間に、破断可能な連結部を設けてもよい。
また、レバー係合部38と係止部47は、凹部に凸部が係止する構造になっているが、レバー41の固定状態が維持される構造であれば、どのような形状であってもよい。
本実施例のヒンジキャップは、射出成形によって一体成形で製造され、一体成形で製造されたヒンジキャップは、図4に示すように、開蓋した状態で得られ、上蓋DをヒンジCを介して回動して図1に示す閉蓋状態にセットされる。
その際、上蓋Dのシール筒36の下端部が注出筒12の上部に、また、係合筒35の係合突起37の下部が係合壁22の係合突条27の上部に当接するが、さらに上方からの負荷がかかって係合突起37と係合突条27とが係合する。このとき、中栓部Eが下方に動いて弱化部13が破断しないように、中栓部Eの底壁20と栓体24に押さえを設けておくことが好ましい。
なお、栓体24の下面中央部には内方に向かって広がる傾斜構造を有する凹部を設け、成形時に、金型から離型する際に、栓体24が上方に引っ張られるのを防ぎ、弱化部13の破断を防止するようにしてもよい。
本実施例では、弱化部13が薄膜部23よりも薄肉のため、弱化部13の破断が防止される。
また、薄膜部23が弱化部13のように薄肉の場合には薄膜部23の破断が防止される。
さらに、キャップ本体Bの蓋係合部16は、上蓋Dの係合凹部49と嵌合して、本実施例のヒンジキャップは閉蓋状態となる。
これにより、中栓部Eの係合壁22と上蓋Dの係合筒35との嵌合部の嵌合力を向上させることができる。
その際に、キャップ本体Bの内筒17の外周下部が容器Aの口部1内周上部に挿入されるとともに、外筒18内周と口部1外周が係合し、装着部10が口部1を挟持して装着される。
なお、本実施例では、装着部10は、内筒17の外周と外筒18の内周とによって容器Aの口部1を狭持するものとしたが、容器Aの口部1の外周に雄ねじを形成するとともに、外筒18の内周に雌ねじを形成することによって螺着するものであっても構わない。
すると、中栓部Eは、底壁20のヒンジ側が係合壁22と上蓋Dの係合筒35とが強固に嵌合していることにより、底壁20は、屈曲可能な薄板部25を境にヒンジと反対側だけが押し下げられ、押し下げられた底壁20付近の弱化部13は、破断し始める。
このため、弱化部13は、ヒンジと反対側をヒンジ側よりも薄くしておくと、破断を開始するきっかけをつくり易くなる。
さらに、上蓋Dを持ち上げることにより、係合筒35とともに、シール筒36が持ち上げられて開蓋状態となり、注出筒12内の中栓部Eの部分が開口部となって、容器A内の内容液の注出が可能となる。
B キャップ本体
C ヒンジ
D 上蓋
E 中栓部
1 口部
2 嵌合突条
10 装着部
11 隔壁
12 注出筒
13 弱化部
15 係止突条
16 蓋係合部
17 内筒
18 外筒
19 係合突部
20 底壁
21 受け部
22 係合壁
23 薄膜部
24 栓体
25 薄板部
26 当接凹部
27 係合突条
28 底部
29 胴部
30 頂壁
31 側周壁
32 上段部
33 中段部
34 下段部
35 係合筒
36 シール筒
37 係合突起
38 レバー係合部
40 押圧部
41 レバー
42 薄肉壁
43 押圧突部
44 支持部
45 基部
46 操作部
47 係止部
48 押圧面
49 係合凹部
50 係止突部
Claims (7)
- 容器に装着されるキャップ本体と、キャップ本体にヒンジを介して連設された上蓋とからなるヒンジキャップであって、
キャップ本体は、容器の口部に装着される装着部と、装着部から内方に延設された隔壁と、隔壁から立設された注出筒と、注出筒の内周側に破断可能な弱化部を介して連設され、上蓋の開蓋時に弱化部が破断し、キャップ本体側から上蓋側に移行する中栓部とを備え、
上蓋は、頂壁と、頂壁に設けられ、開封時に、中栓部を押圧することにより、弱化部が破断を開始するきっかけをつくる押圧部とを備えることを特徴とするヒンジキャップ。 - 押圧部は、中栓部のヒンジと反対側を押圧することを特徴とする請求項1に記載のヒンジキャップ。
- 中栓部は、受け部を有し、
押圧部は、受け部を押圧することを特徴とする請求項1または2に記載のヒンジキャップ。 - 上蓋は、頂壁に支持され、押圧面が形成されたレバーを有し、
押圧部は、頂壁に形成され、レバーの押圧面により変形される薄肉壁と、薄肉壁から垂設され、受け部と当接する押圧突部とを有することを特徴とする請求項3に記載のヒンジキャップ。 - 上蓋は、頂壁の下面から垂設された係合筒を有し、
中栓部は、弱化部を介して注出筒の内周側と連設された底壁と、底壁に立設され、係合筒と係合可能な係合壁とを有することを特徴とする請求項1~4のいずれかに記載のヒンジキャップ。 - 中栓部は、係合壁の内周から反転可能な薄膜部を介して連結された栓体を有し、
栓体は、上蓋が閉蓋された状態で、係合筒に挿入されることを特徴とする請求項5に記載のヒンジキャップ - 係合壁は、内周に形成された係合突条を有し、
係合筒は、外周に形成された係合突起を有し、
栓体は、薄膜部を介して係合壁と連結された底部と、底部から立設され、係合筒に挿入される胴部とを有することを特徴とする請求項6に記載のヒンジキャップ。
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