JP7264455B2 - 屋根煙突貫通部の防水構造 - Google Patents

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本発明は、傾斜した屋根を煙突が貫通する開口部から雨水が屋内に侵入することを防止するための防水構造に関し、殊に、開口部の閉鎖箇所に結露水が溜まりにくくした屋根煙突貫通部の防水構造に関する。
ストーブ等の燃焼装置から延設した煙突を屋外に導く工法としては、垂直な壁を貫通させる壁抜き方式と傾斜した屋根を貫通させる屋根抜き方式が知られている。このうち屋根抜き方式は、吸い込み作用によるドラフト効果で着火・燃焼がスムースに行われることから汎用されているが、この方式においては、傾斜した屋根を貫通させる屋根開口部から雨漏りが生じやすくなるため、充分な防水構造を設ける必要がある。
例えば、屋根面を構成する野地板に設けた開口部に、平板状の導水板及びその中央を丸く切り欠いた孔の周縁部分から円錐台状に立ち上げた周壁からなる水切り部材(フラッシング)を配置して、棟側から流れ落ちる雨水を導水板の上面で受け、その周壁で煙突が通過する部分を迂回させながら軒側の屋根仕上げ材(瓦)上面に導くようにした防水構造が普及している。
しかし、このような水切り部材を用いた屋根煙突貫通部の防水構造においても、台風時のように雨に強風が加わるような状況になった場には、屋根仕上げ材の下端側からその裏面を伝って雨水が吹き上がり、水切り部材の導水板下面側を経由して開口部から屋内に侵入することにより雨漏りを生じてしまう場ケースも多い。
これに対し、本願発明者・出願人らは、先に特許第5047754号公報において、図12に示すように、野地板10に設けた開口部12周囲の防水シート11上面又は野地板10の上面に下面端縁側を密着して配置される固定板21及び筒状の周壁22からなる水切り手段である内部水切り部材20を防水テープ15で固定するとともに、図11に示すように、固定した内部水切り部材20の外側に外部水切り部材30を被せて固定したものとして、内外二重の水切り手段を備えてなる屋根煙突貫通部の防水構造を提案した。
このように、一般的に用いられる外部水切り部材30の内側空間に、内部水切り部材20を野地板10側に密着するように配置することで、水切り手段を内外二重に設ける方式を採用したものであり、台風時のように雨水が屋根仕上げ材の下面側を吹き上がるような状況においても、雨水の侵入を確実に防止して優れた防水機能を発揮可能なものとしている。
ところが、このように内部水切り部材20の固定板21で屋根の開口部12を水密的に塞ぐ方式を採用した場合は、その固定板21により屋外側と屋内側に仕切られた空気に温度差が生じることを原因として、固定板21下面に結露が生じて水滴が溜まってしまうことがあり、その水滴が屋内に滴下したりカビの原因になったりするという問題があった。
特許第5047754号公報
本発明は、上記のような問題を解決しようとするものであり、内部水切り部材を用いた屋根煙突貫通部の防水構造について、開口部の閉鎖箇所に結露水が溜まりにくいものとすることを課題とする。
そこで、本発明は、屋根面に並行に配置され上流側の屋根仕上げ材上面を流れる水を上面で受けて下流側の屋根仕上げ材上面に導く導水板及びこの導水板に設けた切り欠き穴の周縁部分から立ち上がり屋根の開口部から突出する煙突の周囲を所定高さまで覆う筒状の周壁を有する外部水切り部材と、少なくとも前記開口部全体を覆うサイズを有し開口部周囲の野地板上面又は防水シート上面に下面端縁側を密着して配置された固定板及びこの固定板に設けた切り欠き穴周縁部分から立ち上がり挿通した煙突の周囲を所定高さまで覆いながら外部水切り部材の周壁内側に挿入された筒状の周壁を有する内部水切り部材とで構成され、この内部水切り部材が、固定板の軒側所定範囲を除いて固定板下面と開口部周囲の野地板上面又は防水シート上面との間で液体の流通を封止する状態として固定されており、防水シート上の水が開口部に進入することを防止する屋根煙突貫通部の防水構造において、前記固定板下面の軒側所定範囲には、上下に重ねた2枚のシート材の一端側から他端側に亘って両シート材を接続する隔壁が所定間隔で幅方向に亘って並列したことで段ボール状とされて隣り合う隔壁の間に前記一端側から前記他端側を連通する連通路が各々形成されてなる細孔板により構成された通気部材が、その連通路を斜め下向きにして連通路の開口端を固定板下端側で露出するように固定板下面と野地板上面又は防水シート上面に挟まれた状態で設けられており、前記連通路を介して、前記開口部を覆う固定板の下面に溜まった結露水を軒側に排出するとともに屋内外の通気を行う、ことを特徴とするものとした。
このように、二重の水切り手段を設けた屋根煙突貫通部の防水構造において、その内部水切り部材の軒側の非封止部分に連通路を並列した段ボール状の細孔板からなる通気部材を連通路が斜め下向きになるように配置したことで、屋根開口部で内部水切り部材の固定板下面に生じた結露による水滴を、その連通路を介して外部に排出させることが可能となり、且つ、連通路で屋内外を連通していることで、内外の気圧が平均化されて連通路内に入った水滴が斜め下向きに流れ落ちやすい状態になるとともに、屋内外で適度な換気が行われて結露が生じにくい状態となる。
また、この屋根煙突貫通部の防水構造において、その細孔板はプラスチック段ボールを所定サイズの所定形状に形成してなるものである、ことを特徴としたものとすれば、プラスチック製であることにより水分による腐食に強いものとなるため、その連通路による屋内外連通機能を長期間に亘って維持しやすいものとなる。
この場合、その細孔板の連通路は、高さが1.5~6.0mmで幅が2.0~9.0mmであり長さが5.0cm~25.0cmである、ことを特徴としたものとすれば、暴風雨時における雨水の浸入を回避しながら結露水の良好な排出機能を確保しやすいものとなる。
さらに、上述した屋根煙突貫通部の防水構造において、その通気部材は、同一形状・同一サイズの前記細孔板を同じ向きで上下に2枚以上重畳してなるものである、ことを特徴としたものとすれば、上側の細孔板の連通路で水滴を排出しながら、下側の細孔板の連通路で屋内外の通気を行うことができ、水滴の排出をスムースにしながら充分な通気量を確保しやすいものとなる。
さらにまた、上述した屋根煙突貫通部の防水構造において、その内部水切り部材又は/及び外部水切り部材の上端側で煙突が露出している開口部には、前記上端側と煙突外周面との隙間を埋めて封止するためのコーキング剤による封止部が形成されている、ことを特徴としたものとすれば、煙突貫通部の防水機能を確実なものとしながら結露水の排出機能を確保可能なものとなる。
この場合、その封止部には、所定長さの樹脂パイプが前記開口部の内側空間から外側空間に亘るように挿設され、その上下の開口端側が封止部の上下両側に突出して内外の通気を可能としている、ことを特徴としたものとすれば、雨水の浸入を防止しながら屋内外の通気を一層良好なものとすることができる。
加えて、上述した屋根煙突貫通部の防水構造において、その内部水切り部材を固定板下面と開口部周囲の野地板上面又は防水シート上面との間で液体の流通を封止しながら固定する構造として、開口部周囲の全周に亘るように野地板上面又は防水シート上面に両面テープが貼付されており、その両面テープの上面に固定板下面及び通気部材下面が貼着されて固定されている、ことを特徴としたものとすれば、簡単な手順で内部水切り部材を確実な封止状態で野地板側に固定できることに加え、通気部材も容易に固定することができる。
内部水切り部材の軒側の非封止部分に連通路を並列した段ボール状の細孔板からなる通気部材を配置した本発明によると、開口部の閉鎖箇所に結露水が溜まりにくいものとすることできる。
本発明における実施の形態である屋根煙突貫通部の防水構造の縦断面図である。 図1の屋根煙突貫通部の防水構造における内部水切り部材の固定状体を示す分解斜視部分図である。 図2の内部水切り部材の固定部分の縦断面図である。 図1の屋根煙突貫通部の防水構造における通気部材の詳細な構成を示す拡大した斜視図である。 図4の通気部材の作用を説明するための拡大した縦断面部分図である。 図4の通気部材の応用例としての通気部材の斜視図であって、(A)は細孔板1枚とした場合、(B)は細孔板を3枚重ねとした場合である。 図2の内部水切り部材の固定状態の変形例を示す斜視部分図である。 図2及び図7の内部水切り部材の野地板側への固定方法の応用例を示す斜視部分図である。 図1の屋根煙突貫通部の防水構造の応用例を示す縦断面図である。 図7の応用例において内部水切り部材の封止状態を示す拡大した斜視部分図である。 従来の屋根煙突貫通部の防水構造を示す縦断面図である。 図11の屋根煙突貫通部の防水構造における内部水切り部材の封止状態を示す斜視部分図である。
以下に、図面を参照しながら本発明を実施するための形態を説明する。
図1は、本実施の形態である屋根煙突貫通部の防水構造1Aを縦断面図で示している。上述したように、屋根面を構成する野地板10の上面に並行に配置され上流側の屋根仕上げ材17上面を流れる水を上面で受けて下流側の屋根仕上げ材17上面に導く導水板31及びこれに設けた切り欠き穴の周縁部分から立ち上がり屋根の開口部12から突出して固定金具13で固定された煙突50の周囲を所定高さまで覆う筒状の周壁32を有する外部水切り部材30と、少なくとも開口部12全体を覆うサイズを有し開口部12周囲の野地板10上面又は防水シート11上面に下面端縁側を密着して配置された固定板21及びこれに設けた切り欠き穴周縁部分から立ち上がり挿通した煙突50の周囲を所定高さまで覆いながら外部水切り部材30の周壁32内側に挿入された筒状の周壁22を有する内部水切り部材20とを備えたものであり、この構成部分については上述した周知技術と共通している。
斯かる屋根煙突貫通部の防水構造において、図2に示すように、その方形状の内部水切り部材20が、固定板21の軒側(下辺側)の中央部所定範囲を除いて固定板21下面と開口部12周囲の野地板10上面又は防水シート11上面との間で液体の流通を封止する状態にて防水テープ15により固定されていることにより、防水シート11上の水が開口部12に進入することを防止するようになっている。
そして、その固定板21下面の非封止部分である軒側中間部分に、同一のサイズ・形状の長方形とされた上下2枚のシート材の一端側から他端側に亘って両シート材を接続する隔壁が所定間隔で幅方向に亘って並列配置したことで段ボール状とされて隣り合う隔壁間にシート材の一端側から他端側を連通する複数本の連通路250aを形成してなる細孔板250(図4参照)により構成されている通気部材25Aが配設されており、この点が本発明における最大の特徴部分となっている。
即ち、その通気部材25Aは、図3に示すようにその連通路250aを斜め下向きにしてその開口端側を固定板21下端側で露出するように固定板下面21と野地板10上面又は防水シート11上面に挟まれた状態で設けられており、その複数本の連通250a路を介して、屋根の開口部12を覆う固定板21の下面に溜まった結露水を軒側に排出するとともに、屋内外の通気を行う機能を発揮するものとしている。
このように、二重の水切り手段を設けた屋根煙突貫通部の防水構造において、内部水切り部材20軒側の非封止部分に、図4の斜視図に示すように連通路250aを幅方向に並列した段ボール状の細孔板250を2枚重ねてなる通気部材25Aを、連通路250aが斜め下向きになるように配置したことにより、屋根の開口部12で内部水切り部材20の固定板21下面に生じた結露による水滴を、斜め下向きの連通路250aで外部に排出することができるようになり、且つ、その連通路250aで屋内外を連通させていることにより、屋内外の換気が行われるとともに連通路250a内の水滴が斜め下向きに流れ落ちやすいものとなる。
本実施の形態において、通気部材25Aは、プラスチック段ボールを切断して長方形状に形成してなる薄板状の細孔板250を2枚重ねて接着してなるものであるが、図5の縦断面図に示すように、内部水切り部材20の固定板21下面で結露110が集合して形成された水滴111は、その重さにより斜め下向きに移動し、そのまま通気部材25A上層側の連通路250aを伝って下側開口端から外部に排出される。
また、この通気部材25Aがプラスチック段ボールを上下に2枚重ねたものであることから、図5に示したように、上側の連通路250aで水滴を排出しながら下側の連通路250aで空気を出し入れして屋内外の通気が行われるようになるため、内外の気圧が平衡化されて連通路250a内の水滴の排出がスムースに行われるとともに、充分な通気による良好な換気を確保して結露が生じにくい状態を維持することができる。
一方、図6(A)は、プラスチック段ボール製の1枚の細孔板250で構成してなる通気部材25Bであり、図6(B)は3枚の細孔板250で構成してなる通気部材25Cを示している。このような構成であっても、本発明の効果は実現することができるが、2枚の細孔板250を接着剤等により堅固な状態で接着しした態様が、暴風雨時における雨水の浸入防止機能と結露水の排出機能のバランスに優れている。また、図7に示すように、通気部材25Dを、その下端側が内部水切り部材20の固定板21下端側から突出した状態としたり、その上端側が開口部12側に突出したりした状態にして設けてもよく、この場合は、防水テープ15による通気部材25D及び内部水切り部材20の固定が堅固かつ安定的に行いやすいものとなる。
さらに、上述した屋根煙突貫通部の防水構造に共通して、その内部水切り部材20を固定板21下面と開口部12周囲の野地板10上面又は防水シート11上面との間で液体の流通を封止しながら固定する方法として、図8に示すように開口部12周囲の全周に亘って野地板10上面又は防水シート11上面に両面テープ16を貼付するとともに、その両面テープ16の上面に固定板21下面及び通気部材25A,25D下面を貼着して固定するようにしてもよく、これにより、簡単な手順で内部水切り部材を確実な封止状態で野地板側に固定できることに加え、通気部材25A,25Dも容易に固定することができる。
尚、上述した通気部材25A,25B,25C,25Dの連通路250aの態様としては、高さが1.5~6.0mmで幅が2.0~9.0mm、長さが5.0cm~25.0cmの範囲内とした場合に、機能的に好適なものになることが試験結果により明かになっている。また、プラスチック段ボールの素材としては、その剛性・耐熱性・耐腐蝕性の観点から、ポリカーボネートが好適である。さらに、内部水切り部材20の固定板21は、防水テープ15で野地板10又は防水シート11に固定するのが好ましいが、その前段階で、図8に示したように固定板21を野地板10上面に両面テープ16又は/及び接着剤やコーキング剤62で接着しておいても良く、通気部材25A,25B,25C,25Dの下面も野地板10又は防水シート11に上記同様に接着しても良い。これにより、その固定状態の安定性と防水性を一層高めることができる。
図9は、図1の屋根煙突貫通部の防水構造1Aの応用例としての屋根煙突貫通部の防水構造1Bを示しており、図10は、この場合の内部水切り部材20における詳細な構成を斜視図で示している。この例においては、内部水切り部材20及び外部水切り部材30の上端側で煙突50が各々突出している開口部に、煙突50外周面と前記開口部との隙間を埋めるコーキング剤の充填による封止部60,61が形成されている点を特徴としている。
これにより、煙突貫通部における防水機能が一層良好なものとなるが、その封止部60,61には、所定長さに切断した樹脂パイプ70,70が開口部の内側から外側に亘るように挿設されて、その上下の開口端が封止部60,61の上下両側に突出して内外の通気を行えるようになっており、煙突50外面を伝う雨水の浸入を確実に防止しながら、屋内外の換気状態を一層良好なものとしている。
また、その封止部60,61の形成においては、内部水切り部材20及び外部水切り部材30における開口部の下方位置の外周面と、その開口部情報で露出している煙突50の外周面の高さ位置に、肉厚のポリウレタンテープ等によるガイドテープ60a,60b,61a,61bが互いに所定間隔を有するように各々巻回されており、その間隔部分にコーキング剤が各々充填されて封止部60,61を構成したものとなっている。このように、ガイドテープ60a,60b,61a,61bを予め巻回しておくことにより、コーキング剤の充填作業が極めて容易になるとともに、仕上がりが綺麗なものとなる。尚、図10に示したように、固定板21において通気部材25Aを挟み込んだ下辺側の固定状態を強化するために、防水テープ15を2重に貼付しても良い。
以上、述べたように、内部水切り部材を用いた屋根煙突貫通部の防水構造について、本発明により、開口部の閉鎖箇所に結露水が溜まりにくいものとなった。
1A,1B 屋根煙突貫通部の防水構造、10 野地板、11 防水シート、12 開口部、15 防水テープ、16 両面テープ、17 屋根仕上げ材、20 内部水切り部材、21,31 固定板、22,32 周壁、25A,25B,25C,25D 通気部材、30 外部水切り部材、50 煙突、60,61 封止部、60a,60b,61a,61b ガイドテープ、70 樹脂パイプ、 250 細孔板、250a 連通路

Claims (2)

  1. 屋根面に並行に配置され上流側の屋根仕上げ材上面を流れる水を上面で受けて下流側の屋根仕上げ材上面に導く導水板及び該導水板に設けた切り欠き穴の周縁部分から立ち上がり屋根の開口部から突出する煙突の周囲を所定高さまで覆う筒状の周壁を有する外部水切り部材と、少なくとも前記開口部全体を覆うサイズを有し前記開口部周囲の野地板上面又は防水シート上面に下面端縁側を密着して配置された固定板及び該固定板に設けた切り欠き穴周縁部分から立ち上がり挿通した煙突の周囲を所定高さまで覆いながら前記外部水切り部材の周壁内側に挿入された筒状の周壁を有する内部水切り部材とで構成され、該内部水切り部材が、前記固定板の軒側所定範囲を除いて前記固定板下面と前記開口部周囲の前記野地板上面又は前記防水シート上面との間で液体の流通を封止する状態として固定されており、前記防水シート上の水が前記開口部に進入することを防止する屋根煙突貫通部の防水構造において、前記固定板下面の軒側所定範囲には、上下に重ねた2枚のシート材の一端側から他端側に亘って前記両シート材を接続する隔壁が所定間隔で幅方向に亘って並列したことで段ボール状とされて隣り合う前記隔壁の間に前記一端側から前記他端側を連通する連通路が各々形成されてなる細孔板により構成された通気部材が、前記連通路を斜め下向きにして前記連通路の開口端を前記固定板下端側で露出するように前記固定板下面と前記野地板上面又は前記防水シート上面に挟まれた状態で設けられており、前記連通路を介して、前記開口部を覆う前記固定板の下面に溜まった結露水を軒側に排出するとともに屋内外の通気を行う、ことを特徴とする屋根煙突貫通部の防水構造。
  2. 前記細孔板は、プラスチック段ボールを所定サイズの所定形状に形成してなるものである、ことを特徴とする請求項1に記載した屋根煙突貫通部の防水構造。
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