JP7263135B2 - スイッチ装置 - Google Patents

スイッチ装置 Download PDF

Info

Publication number
JP7263135B2
JP7263135B2 JP2019108380A JP2019108380A JP7263135B2 JP 7263135 B2 JP7263135 B2 JP 7263135B2 JP 2019108380 A JP2019108380 A JP 2019108380A JP 2019108380 A JP2019108380 A JP 2019108380A JP 7263135 B2 JP7263135 B2 JP 7263135B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
switch
protrusion
actuator
tip
rubber dome
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2019108380A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2020202084A (ja
Inventor
孝行 西條
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Alps Alpine Co Ltd
Original Assignee
Alps Electric Co Ltd
Alps Alpine Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Alps Electric Co Ltd, Alps Alpine Co Ltd filed Critical Alps Electric Co Ltd
Priority to JP2019108380A priority Critical patent/JP7263135B2/ja
Publication of JP2020202084A publication Critical patent/JP2020202084A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP7263135B2 publication Critical patent/JP7263135B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Tumbler Switches (AREA)

Description

本発明は、スイッチ装置に関するものである。
スイッチ装置として、例えば、自動車のパワーウインドウスイッチのように、操作部を押したり引いたりして操作することにより窓を開閉するシーソースイッチ等と呼ばれる揺動スイッチがある。このようなスイッチ装置は、操作部を押すことにより押下されるスイッチと、操作部を引くことにより押下されるスイッチの2つのスイッチが設けられている。
特開2006-228524号公報
上記のようなスイッチ装置では、操作部を押す操作をする場合と引く操作をする場合において、加重が加えられる位置が若干異なることから、操作部を押す操作と引く操作の際に必要とされる加重が不均一となるため、操作の際に違和感があり、操作感触が悪化する。
このため、操作部を押す操作により押下されるスイッチと引く操作により押下されるスイッチとを有するスイッチ装置において、操作部を押す操作と引く操作をする際に必要とされる加重が均一となるスイッチ装置が求められている。
本実施の形態の一観点によれば、上方から押下されることで動作する第1のスイッチと、上方から押下されることで動作する第2のスイッチと、前記第1のスイッチ及び前記第2のスイッチの上方であって、前記第1のスイッチ及び前記第2のスイッチの双方に跨るように少なくとも一辺が長く形成されるとともにそれぞれに接触するように配置された板状のアクチュエータ部と、前記アクチュエータ部の長手方向の端部に設けられた操作部と、を有するアクチュエータと、前記アクチュエータ部の前記第1のスイッチ及び前記第2のスイッチと接触している面とは反対の面と先端が接触している第1の突起部及び第2の突起部と、を有し、前記第1の突起部は前記アクチュエータ部の長手方向において、前記第2の突起部より前記操作部の近くに配置され、前記第1の突起部の先端及び前記第2の突起部の先端は、前記操作部を引く操作をした際には、前記アクチュエータは、前記第1の突起部の先端と接触している部分を支点にして傾倒して、前記第1のスイッチを押下し、前記操作部を押す操作をした際には、前記アクチュエータは、前記第2の突起部の先端と接触している部分を支点にして傾倒して、前記第2のスイッチを押下することを特徴とする。
開示のスイッチ装置によれば、操作部を押す操作と引く操作をする際に必要とされる加重を均一にすることができる。
従来のスイッチ装置の説明図(1) 従来のスイッチ装置の説明図(2) 第1の実施の形態におけるスイッチ装置の斜視図 第1の実施の形態におけるスイッチ装置の上面図 第1の実施の形態におけるスイッチ装置の分解斜視図 第1の実施の形態におけるスイッチ装置のアクチュエータの斜視図 第1の実施の形態におけるスイッチ装置のアクチュエータの上面図 第1の実施の形態におけるスイッチ装置のアクチュエータの側面図 第1の実施の形態におけるスイッチ装置の上側筐体部の斜視図 第1の実施の形態におけるスイッチ装置の断面図(1) 第1の実施の形態におけるスイッチ装置の断面図(2) 第1の実施の形態におけるスイッチ装置の動作の説明図(1) 第1の実施の形態におけるスイッチ装置の動作の説明図(2) 第1の実施の形態におけるスイッチ装置の動作の説明図(3) 第1の実施の形態におけるスイッチ装置の動作の説明図(4) 第2の実施の形態におけるスイッチ装置の断面図
発明を実施するための形態について、以下に説明する。尚、複数の実施形態において共通する部材については、同一の符号を付して説明を省略する。また、本願においては、X1-X2方向、Y1-Y2方向、Z1-Z2方向を相互に直交する方向とする。また、X1-X2方向及びY1-Y2方向を含む面をXY面と記載し、Y1-Y2方向及びZ1-Z2方向を含む面をYZ面と記載し、Z1-Z2方向及びX1-X2方向を含む面をZX面と記載する。また、本願において上とは、原則としてZ1方向側を意味するものとする。また、便宜上、X1-X2方向を長手方向と呼称することがある。また、便宜上、Y1-Y2方向を垂直方向と記載する場合がある。
〔従来のスイッチ装置〕
最初に、図1及び図2に示される従来の回動スイッチについて説明する。このスイッチ装置は、2つのラバードームスイッチ、即ち、第1のラバードームスイッチ911及び第2のラバードームスイッチ912と、回動軸930を中心に回動するアクチュエータ920とを有している。アクチュエータ920のX2側には、操作部940が設けられている。
操作部940には、操作者からの2種類の入力操作方法に対応して第1の操作領域941及び第2の操作領域942が設けられている。第1の操作領域941と第2の操作領域942とは、それぞれアクチュエータ920の回動軸930までの距離が異なった位置に配置されている。
アクチュエータ920は、回動軸930が、X軸において第1のラバードームスイッチ911と第2のラバードームスイッチ912との間に位置するように設置されており、回動軸930よりもX1側には第1のラバードームスイッチ911が設けられており、回動軸930よりもX2側には第2のラバードームスイッチ912が設けられている。
このスイッチ装置は、図1に示すように、アクチュエータ920の操作部940のZ1側端部に形成された第1の操作領域941をZ2側からZ1側に向けて破線矢印Aに示すようにやや斜め方向に、指等によって引くことにより、アクチュエータ920を回動軸930を中心に反時計回りに回動させることができる。このように、アクチュエータ920を回動軸930を中心に反時計回りに回動させることにより、アクチュエータ920の回動軸930よりもX1側の第1の押下領域921により、第1のラバードームスイッチ911を押下して、第1のラバードームスイッチ911をオンにすることができる。
また、図2に示すように、アクチュエータ920の操作部940のZ1側端部に形成された第2の操作領域942をZ1側からZ2側に向けて破線矢印Bに示すようにやや斜め方向に、指等によって押すことにより、アクチュエータ920を回動軸930を中心に時計回りに回動させることができる。このように、アクチュエータ920を回動軸930を中心に時計回りに回動させることにより、アクチュエータ920の回動軸930よりもX2側の第2の押下領域922により、第2のラバードームスイッチ912を押下して、第2のラバードームスイッチ912をオンにすることができる。
以上のように、このスイッチ装置の操作部940の第1の操作領域941を引く操作や、第2の操作領域942を押す操作により、第1のラバードームスイッチ911をオンにしたり、第2のラバードームスイッチ912をオンにしたりすることができる。
ところで、図1及び図2に示されるスイッチ装置では、回動軸930の中心から操作部940を引く際に指等が接触する第1の操作領域941までの距離L1は、回動軸930の中心から操作部940を押す際に指等が接触する第2の操作領域942までの距離L2よりも短く設計されている。このように、距離L1と距離L2が異なると、操作部940を操作する際に加える力、即ち、操作部940を押す際に必要とされる力と、操作部940を引く際に必要とされる力が異なり、操作する際に違和感を感じ、操作感触がよくない。尚、そのような違和感は、通常、第1のラバードームスイッチ911から回動軸930までの距離、及び、第2のラバードームスイッチ912から回動軸930までの距離を調節することにより解消される。しかしながら、スイッチ装置に寸法的な制約が課せられる場合、第1のラバードームスイッチ911の配置、または、第2のラバードームスイッチ912の配置を自由に調節できないことがある。
即ち、アクチュエータ920の回動軸930の中心から、第1のラバードームスイッチ911及び第2のラバードームスイッチ912までの距離が等しくなるように配置した場合、距離L1よりも距離L2は短いため、操作部940の第1の操作領域941を引く際に必要とされる力よりも、操作部940の第2の操作領域942を押す際に必要とされる力が強くなるため、操作をする際に違和感があり、操作感触がよくない。
このため、アクチュエータ920の回動軸930の中心から第1のラバードームスイッチ911までの距離と、アクチュエータ920の回動軸930の中心から第2のラバードームスイッチ912までの距離とが異なるように配置をする方法が考えられる。しかしながら、この場合、アクチュエータ920の回動軸930からそれぞれのラバードームスイッチの距離が離れれば離れる程、ラバードームスイッチのストローク長を長くする必要がある。このように、操作部940の第1の操作領域941を引く際のストローク長と、操作部940の第2の操作領域942を押す際のストローク長とが異なると、操作をする際に違和感があり、操作感触がよくない。
このため、第1のラバードームスイッチと第2のラバードームスイッチを有するものであって、操作部を押す操作や引く操作の際に必要とされる加重及びラバードームスイッチが駆動する際に必要とされるストローク長が均一であるものが求められている。
〔第1の実施の形態〕
(スイッチ装置)
次に、本実施の形態におけるスイッチ装置について、図3~図5に基づき説明する。本実施の形態におけるスイッチ装置は、下側筐体部10、スイッチ基板部20、アクチュエータ30、上側筐体部50等を有しており、下側筐体部10と上側筐体部50とにより形成される筐体の内部に、スイッチ基板部20及びアクチュエータ30の一部が収納されている。図3は、本実施の形態におけるスイッチ装置の斜視図であり、図4は上面図であり、図5は分解斜視図である。
スイッチ基板部20は、基板20aとラバードーム部材20bとにより形成されており、第1のラバードームスイッチ(第1のスイッチ)21及び第2のラバードームスイッチ(第2のスイッチ)22がX1-X2方向において同じ位置に、Y1-Y2方向に並んで複数設けられている。尚、本実施の形態においては、1つの第1のラバードームスイッチ21と1つの第2のラバードームスイッチ22とが対となっており、第1のラバードームスイッチ21がX1側、第2のラバードームスイッチ22がX2側となるように形成されている。
次に、図6~図8に基づきアクチュエータ30について説明する。図6はアクチュエータ30の斜視図であり、図7は上面図であり、図8は側面図である。
アクチュエータ30は、X1-X2方向が長手方向となる2本のアクチュエータ部31と、2本のアクチュエータ部31の間に設けられている2本のアクチュエータ部31を接続している円柱部32と、2本のアクチュエータ部31のX2側の端部を接続している支持部33と、支持部33のZ1側の端に設けられた操作部40とを有している。操作部40においては、X2側の端部のZ2側が、アクチュエータ30を引く際に指等が接触する第1の操作領域41となり、X1側がアクチュエータ30を押す際に指等が接触する第2の操作領域42となる。円柱部32は、アクチュエータ部31の長手方向と垂直方向となるY1-Y2方向が母線となる円柱状に形成されている。
また、図9に示されるように、上側筐体部50の内側、即ち、Z2側には、アクチュエータ30の円柱部32を支持する開口部51aを有する支持部51が設けられており、支持部51のY1-Y2方向の両側には、それぞれ第1の突起部52及び第2の突起部53が設けられている。第1の突起部52及び第2の突起部53は、第1の突起部52がX2側、第2の突起部53がX1側となるように形成されており、第1の突起部52の先端部52a及び第2の突起部53の先端部53aは、曲率半径が小さい曲面となっている。従って、アクチュエータ30の円柱部32の曲面の曲率半径よりも、第1の突起部52の先端部52a及び第2の突起部53の先端部53aの曲面の曲率半径が小さい。
本実施の形態においては、下側筐体部10と上側筐体部50とはねじ等により固定されており、このように固定された下側筐体部10及び上側筐体部50の内部に、スイッチ基板部20及びアクチュエータ30の一部が収容されている。図10は、アクチュエータ30の円柱部32が設けられている部分(図4における一点鎖線4A-4A)で切断した切断面をY2方向側から見た断面図である。図11は、上側筐体部50において第1の突起部52及び第2の突起部53が設けられている部分(図4における一点鎖線4B-4B)で切断した切断面をY2方向側から見た断面図である。
図10及び図11に示されるように、本実施の形態におけるスイッチ装置の内部では、アクチュエータ30の円柱部32は、上側筐体部50の支持部51の開口部51a内にて支持されており、アクチュエータ部31のZ1側の面となる一方の面34は、上側筐体部50の第1の突起部52の先端部52a及び第2の突起部53の先端部53aと接触している。
本実施の形態においては、上側筐体部50の支持部51の開口部51a内に、アクチュエータ30の円柱部32が支持されることにより、アクチュエータ30は、X1-X2方向における移動が制限された状態であって、円柱部32を中心に回動可能となっている。このため、アクチュエータ30は、操作部40に操作力が加えられたとき、円柱部32を中心に回動しながら、全体としては支持部51に規制されていない上下方向(矢印Eに示す方向、矢印Fに示す方向)に遷移しつつ傾倒可能になっている。
この状態においては、アクチュエータ部31のZ2側の面となる他方の面35は、第1のラバードームスイッチ21のZ1側の端部である上端の押下面21a及び第2のラバードームスイッチ22のZ1側の端部である上端の押下面22aと接触している。本実施の形態においては、アクチュエータ部31の他方の面35において、第1のラバードームスイッチ21の押下面21aと接触している領域が第1の押下領域36となり、第2のラバードームスイッチ22の押下面22aと接触している領域が第2の押下領域37となる。よって、アクチュエータ部31の第1のラバードームスイッチ21及び第2のラバードームスイッチ22と接触している面とは反対の面に、第1の突起部52の先端部52a及び第2の突起部53の先端部53aが接触している。
本実施の形態においては、Y1方向またはY2方向から見た場合、アクチュエータ30の円柱部32は、第1のラバードームスイッチ21と第2のラバードームスイッチ22との間に対応する位置に設けられている。また、第1の突起部52及び第2の突起部53は、第1のラバードームスイッチ21と第2のラバードームスイッチ22との間に対応する位置に設けられている。また、第1の突起部52の先端部52aは、支持部51の開口部51aに対応する部分に位置している。尚、図11及び後述する図13、図15においては、透過した円柱部32及び支持部51の位置を破線で示す。また、アクチュエータ部31の長手方向とは、図10及び図11に示されるように、操作部40に操作力が加えられていない状態において、X1-X2方向となる方向である。
よって、本実施の形態のスイッチ装置は、上方から押下されることで動作する第1のラバードームスイッチ21と、上方から押下されることで動作する第2のラバードームスイッチ22と、を有する。また、第1のラバードームスイッチ21及び第2のラバードームスイッチ22の上方であって、第1のラバードームスイッチ21及び第2のラバードームスイッチ22の双方に跨るように少なくとも一辺が長く形成されるとともにそれぞれに接触するように配置された板状のアクチュエータ部31と、アクチュエータ部31の端部に設けられた操作部40と、を有するアクチュエータ30と、を有する。アクチュエータ部31の第1のラバードームスイッチ21及び第2のラバードームスイッチ22と接触している面とは反対の面と先端部52a、53aが接触している第1の突起部52及び第2の突起部53と、を有する。第1の突起部52はアクチュエータ部31の長手方向において、第2の突起部53より操作部40の近くに配置される。第1の突起部52の先端部52a及び第2の突起部53の先端部53aは、操作部40を引く操作をした際には、アクチュエータ30は、第1の突起部52の先端部52aと接触している部分を支点にして傾倒して、第1のラバードームスイッチ21を押下する。また、操作部40を押す操作をした際には、アクチュエータ30は、第2の突起部53の先端部53aと接触している部分を支点にして傾倒して、第2のラバードームスイッチ22を押下する。
また、操作部40は、操作部40を引く操作を受けつける第1の操作領域41と、操作部40を押す操作を受け付ける第2の操作領域42と、を有する。
また、第1の操作領域41から第1の突起部52までの距離と第2の操作領域42から第2の突起部53までの距離とは略等しく、第1の突起部52から第1のラバードームスイッチ21の押下面21aまでの距離と第2の突起部53から第2のラバードームスイッチ22の押下面22aまでの距離とは略等しい。
また、アクチュエータ30は、アクチュエータ部31の垂直方向に延びる円柱部32を有し、第1のラバードームスイッチ21、第2のラバードームスイッチ22、アクチュエータ30を覆う下側筐体部10、上側筐体部50からなる筐体を有し、上側筐体部50の内側には、円柱部32を回転可能に支持する支持部51を有し、支持部51により、アクチュエータ30の長手方向における移動が制限されている。
また、第1の突起部52及び第2の突起部53は、複数設けられており、対となる第1の突起部52及び第2の突起部53は、支持部51の両側に各々設けられている。
また、円柱部32は、第1のラバードームスイッチ21と第2のラバードームスイッチ22との間に対応する位置に設けられており、第1の突起部52及び第2の突起部53は、第1のラバードームスイッチ21と第2のラバードームスイッチ22との間に対応する位置に設けられている。
また、第1の突起部52及び第2の突起部53は、筐体の一部として、筐体の内側に設けられている。
また、第1のラバードームスイッチ21及び第2のラバードームスイッチ22は、第1のラバードームスイッチ21はアクチュエータ部31の長手方向において、第2のラバードームスイッチ22より操作部40の近くに配置されている。
(スイッチ装置の操作)
次に、本実施の形態におけるスイッチ装置の操作について説明する。尚、アクチュエータ30の円柱部32は、上側筐体部50の支持部51の開口部51aの内部にて支持されているため、アクチュエータ30の円柱部32は、支持部51の開口部51a内で回動することはできるが、X1-X2方向の移動は制限されている。
本実施の形態におけるスイッチ装置は、図12及び図13に示されるように、アクチュエータ30の操作部40の第1の操作領域41をZ2側からZ1側に向けて破線矢印Cに示すようにやや斜め方向に、指等によって引くことにより、アクチュエータ30は、一方の面34の第1の突起部52の先端部52aと接触している部分を支点にして反時計回りに傾倒する。このように、アクチュエータ30が第1の突起部52の先端部52aと接触している部分を支点にして反時計回りに傾倒することにより、アクチュエータ30の第1の押下領域36により、第1のラバードームスイッチ21の押下面21aが押され、第1のラバードームスイッチ21のラバー部分が変形し、第1のラバードームスイッチ21がオンになる。尚、図12は、図10の断面に対応する断面図であり、図13は、図11の断面に対応する断面図である。
この場合、図13に示されるように、支点となる第1の突起部52の先端部52aから、アクチュエータ30の操作部40の第1の操作領域41までの距離L11は約15mmである。また、支点となる第1の突起部52の先端部52aから、第1のラバードームスイッチ21の押下面21aの中央までの距離L21は約6mmである。
また、図14及び図15に示されるように、アクチュエータ30の操作部40の第2の操作領域42をZ1側からZ2側に向けて破線矢印Dに示すようにやや斜め方向に、指等によって押すことにより、アクチュエータ30は、アクチュエータ30の一方の面34の第2の突起部53の先端部53aと接触している部分を支点にして時計回りに傾倒する。このように、アクチュエータ30が第2の突起部53の先端部53aと接触している部分を支点にして時計回りに傾倒することにより、アクチュエータ30の第2の押下領域37により、第2のラバードームスイッチ22の押下面22aが押され、第2のラバードームスイッチ22のラバー部分が変形し、第2のラバードームスイッチ22がオンになる。尚、図14は、図10の断面に対応する断面図であり、図15は、図11の断面に対応する断面図である。
この場合において、支点となる第2の突起部53の先端部53aから、アクチュエータ30の操作部40の第2の操作領域42までの距離L12は約15mmである。また、支点となる第2の突起部53の先端部53aから、第2のラバードームスイッチ22の押下面22aの中央までの距離L22は約6mmである。
従って、本実施の形態におけるスイッチ装置においては、アクチュエータ30の操作部40を引く際の第1の操作領域41の位置と、押す際の第2の操作領域42の位置は異なっているが、操作部40の第1の操作領域41を引く際の支点となる第1の突起部52の先端部52aから、アクチュエータ30の操作部40の第1の操作領域41までの距離L11は約15mmであり、操作部40の第2の操作領域42を押す際の支点となる第2の突起部53の先端部53aから、アクチュエータ30の操作部40の第2の操作領域42までの距離L12は約15mmであり、距離L11と距離L12は略等しい。よって、アクチュエータ30の操作部40を引く際に必要とされる第1の操作領域41に加えられる力と、押す際に必要とされる第2の操作領域42に加えられる力は略等しい。
また、支点となる第1の突起部52の先端部52aから、第1のラバードームスイッチ21の押下面21aの中央までの距離L21は約6mmであり、支点となる第2の突起部53の先端部53aから、第2のラバードームスイッチ22の押下面22aの中央までの距離L22は約6mmであり、距離L21と距離L22とは略等しい。つまり、第1の操作領域41から第1の突起部52までの距離と第2の操作領域42から第2の突起部53までの距離とは略等しく、第1の突起部52から第1のラバードームスイッチ21の押下面21aまでの距離と第2の突起部53から第2のラバードームスイッチ22の押下面22aまでの距離とは略等しい。
よって、操作部40を押すことによる第1のラバードームスイッチ21に加わる加重及びストロークと、操作部40を引くことによる第2のラバードームスイッチ22に加わる加重及びストロークは略等しい。従って、第1のラバードームスイッチ21と第2のラバードームスイッチ22が同じラバードームスイッチにより形成されていても、引いたり押したりする力やストロークを略同じにすることができ、操作の際に違和感等がなく、良好な操作感触を得ることができる。
尚、上述したように、第1の操作領域41から第1の突起部52までの距離と第2の操作領域42から第2の突起部53までの距離とは略等しく、第1の突起部52から第1のラバードームスイッチ21の押下面21aまでの距離と第2の突起部53から第2のラバードームスイッチ22の押下面22aまでの距離とは略等しい。
また、上記における説明では、第1のラバードームスイッチ21と第2のラバードームスイッチ22の場合について説明したが、第1のラバードームスイッチ21と第2のラバードームスイッチ22に代えて、2つのタクトスイッチ等を用いてもよく、この場合も同様の効果を得ることができる。
〔第2の実施の形態〕
次に、第2の実施の形態について、図16に基づき説明する。本実施の形態におけるスイッチ装置は、図16に示されるように、アクチュエータ130のアクチュエータ部31の一方の面34に第1の突起部132及び第2の突起部133を設けた構造のものである。本実施の形態においては、アクチュエータ130の第1の突起部132の先端132a及び第2の突起部133の先端133aは、上側筐体部150の内側の面151と接触している。
本実施の形態において、アクチュエータ130の操作部40の第1の操作領域41を破線矢印Cに示す方向に指等により引くと、アクチュエータ130は、第1の突起部132の先端132aを支点にして反時計回りに傾倒し、アクチュエータ部31の他方の面35の第1の押下領域36が、第1のラバードームスイッチ21の押下面21aを押し、第1のラバードームスイッチ21をオンにすることができる。
また、アクチュエータ130の操作部40の第2の操作領域42を破線矢印Dに示す方向に指等により押すと、アクチュエータ130は、第2の突起部133の先端133aを支点にして時計回りに傾倒し、アクチュエータ部31の他方の面35の第2の押下領域37が、第2のラバードームスイッチ22の押下面22aを押し、第2のラバードームスイッチ22をオンにする。
本実施の形態においても、アクチュエータ130の第1の突起部132の先端132aから操作部40の第1の操作領域41までの距離と、アクチュエータ130の第2の突起部133の先端133aから操作部40の第2の操作領域42までの距離が略等しい。よって、アクチュエータ130の操作部40を操作する際の力、即ち、操作部40の第1の操作領域41を引く力と、第2の操作領域42を押す力を均一にすることができる。
また、アクチュエータ130の第1の突起部132の先端132aから第1のラバードームスイッチ21の押下面21aの中央までの距離と、第2の突起部133の先端133aから第2のラバードームスイッチ22の押下面22aの中央までの距離が略等しい。よって、操作部40を押すことによる第1のラバードームスイッチ21に加わる加重及びストロークと、操作部40を引くことによる第2のラバードームスイッチ22に加わる加重及びストロークは略等しくすることができる。従って、第1のラバードームスイッチ21と第2のラバードームスイッチ22が同じラバードームスイッチにより形成されていても、引いたり押したりする力やストロークを略同じにすることができ、操作の際に違和感等がなく、良好な操作感触を得ることができる。
よって、本実施の形態におけるスイッチ装置は、第1のラバードームスイッチ21と、第2のラバードームスイッチ22と、第1のラバードームスイッチ21及び第2のラバードームスイッチ22の上に設けられたアクチュエータ部31と、アクチュエータ部31の端部に設けられた操作部40と、を有するアクチュエータ130と、第1のラバードームスイッチ21、第2のラバードームスイッチ22、アクチュエータ130を覆う下側筐体部10、上側筐体部150からなる筐体と、を有し、アクチュエータ130には、アクチュエータ部31の第1のラバードームスイッチ21及び第2のラバードームスイッチ22と接触している面とは反対の面に第1の突起部132及び第2の突起部133が設けられており、第1の突起部132の先端132a及び第2の突起部133の先端133aは、筐体の内側の面と接触しており、操作部40を引く操作をした際には、アクチュエータ130は、第1の突起部132の先端132aを支点にして傾倒して、第1のラバードームスイッチ21を押下し、操作部40を押す操作をした際には、アクチュエータ130は、第2の突起部133の先端133aを支点にして傾倒して、第2のラバードームスイッチ22を押下する。
尚、上記以外の内容については、第1の実施の形態と同様である。
以上、実施の形態について詳述したが、特定の実施形態に限定されるものではなく、特許請求の範囲に記載された範囲内において、種々の変形及び変更が可能である。
10 下側筐体部
20 スイッチ基板部
21 第1のラバードームスイッチ
21a 押下面
22 第2のラバードームスイッチ
22a 押下面
30 アクチュエータ
31 アクチュエータ部
32 円柱部
33 支持部
34 一方の面
35 他方の面
36 第1の押下領域
37 第2の押下領域
40 操作部
41 第1の操作領域
42 第2の操作領域
50 上側筐体部
51 支持部
51a 開口部
52 第1の突起部
52a 先端部
53 第2の突起部
53a 先端部

Claims (10)

  1. 上方から押下されることで動作する第1のスイッチと、
    上方から押下されることで動作する第2のスイッチと、
    前記第1のスイッチ及び前記第2のスイッチの上方であって、前記第1のスイッチ及び前記第2のスイッチの双方に跨るように少なくとも一辺が長く形成されるとともにそれぞれに接触するように配置された板状のアクチュエータ部と、前記アクチュエータ部の長手方向の端部に設けられた操作部と、を有するアクチュエータと、
    前記アクチュエータ部の前記第1のスイッチ及び前記第2のスイッチと接触している面とは反対の面と先端が接触している第1の突起部及び第2の突起部と、
    を有し、
    前記第1の突起部は前記アクチュエータ部の長手方向において、前記第2の突起部より前記操作部の近くに配置され、
    前記第1の突起部の先端及び前記第2の突起部の先端は、
    前記操作部を引く操作をした際には、前記アクチュエータは、前記第1の突起部の先端と接触している部分を支点にして傾倒して、前記第1のスイッチを押下し、
    前記操作部を押す操作をした際には、前記アクチュエータは、前記第2の突起部の先端と接触している部分を支点にして傾倒して、前記第2のスイッチを押下することを特徴とするスイッチ装置。
  2. 前記操作部は、前記操作部を引く操作を受けつける第1の操作領域と、前記操作部を押す操作を受け付ける第2の操作領域と、を有することを特徴とする請求項1に記載のスイッチ装置。
  3. 前記第1の操作領域から前記第1の突起部までの距離と前記第2の操作領域から前記第2の突起部までの距離とは略等しく、
    前記第1の突起部から前記第1のスイッチの押下面までの距離と前記第2の突起部から前記第2のスイッチの押下面までの距離とは略等しいことを特徴とする請求項2に記載のスイッチ装置。
  4. 前記アクチュエータは、前記アクチュエータ部の長手方向に垂直方向に延びる円柱部を有し、
    前記第1のスイッチ、前記第2のスイッチ、前記アクチュエータを覆う筐体を有し、
    前記筐体の内側には、前記円柱部を回転可能に支持する支持部を有し、
    前記支持部により、前記アクチュエータの前記長手方向における移動が制限されていることを特徴とする請求項1から3のいずれかに記載のスイッチ装置。
  5. 前記第1の突起部及び前記第2の突起部は、複数設けられており、
    対となる前記第1の突起部及び前記第2の突起部は、前記支持部の両側に各々設けられていることを特徴とする請求項4に記載のスイッチ装置。
  6. 前記円柱部は、前記第1のスイッチと前記第2のスイッチとの間に対応する位置に設けられており、
    前記第1の突起部及び前記第2の突起部は、前記第1のスイッチと前記第2のスイッチとの間に対応する位置に設けられていることを特徴とする請求項4または5に記載のスイッチ装置。
  7. 前記第1の突起部の先端、及び、前記第2の突起部の先端は、曲面により形成されていることを特徴とする請求項1から6のいずれかに記載のスイッチ装置。
  8. 前記第1の突起部及び前記第2の突起部は、前記筐体の一部として、前記筐体の内側に設けられていることを特徴とする請求項4に記載のスイッチ装置。
  9. 前記第1のスイッチ及び前記第2のスイッチは、それぞれ複数設けられており、
    前記第のスイッチは前記アクチュエータ部の長手方向において、前記第のスイッチより前記操作部の近くに配置されていることを特徴とする請求項4に記載のスイッチ装置。
  10. 第1のスイッチと、
    第2のスイッチと、
    前記第1のスイッチ及び前記第2のスイッチの上に設けられたアクチュエータ部と、前記アクチュエータ部の端部に設けられた操作部と、を有するアクチュエータと、
    前記第1のスイッチ、前記第2のスイッチ、前記アクチュエータを覆う筐体と、
    を有し、
    前記アクチュエータには、前記アクチュエータ部の前記第1のスイッチ及び前記第2のスイッチと接触している面とは反対の面に第1の突起部及び第2の突起部が設けられており、
    前記第1の突起部の先端及び前記第2の突起部の先端は、前記筐体の内側の面と接触しており、
    前記操作部を引く操作をした際には、前記アクチュエータは、前記第1の突起部の先端を支点にして傾倒して、前記第1のスイッチを押下し、
    前記操作部を押す操作をした際には、前記アクチュエータは、前記第2の突起部の先端を支点にして傾倒して、前記第2のスイッチを押下することを特徴とするスイッチ装置。
JP2019108380A 2019-06-11 2019-06-11 スイッチ装置 Active JP7263135B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2019108380A JP7263135B2 (ja) 2019-06-11 2019-06-11 スイッチ装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2019108380A JP7263135B2 (ja) 2019-06-11 2019-06-11 スイッチ装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2020202084A JP2020202084A (ja) 2020-12-17
JP7263135B2 true JP7263135B2 (ja) 2023-04-24

Family

ID=73742797

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2019108380A Active JP7263135B2 (ja) 2019-06-11 2019-06-11 スイッチ装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP7263135B2 (ja)

Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006252987A (ja) 2005-03-11 2006-09-21 Denso Corp シーソースイッチ
JP2014120322A (ja) 2012-12-17 2014-06-30 Valeo Japan Co Ltd スイッチ

Family Cites Families (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS63105236U (ja) * 1986-08-09 1988-07-07

Patent Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006252987A (ja) 2005-03-11 2006-09-21 Denso Corp シーソースイッチ
JP2014120322A (ja) 2012-12-17 2014-06-30 Valeo Japan Co Ltd スイッチ

Also Published As

Publication number Publication date
JP2020202084A (ja) 2020-12-17

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP3988584B2 (ja) 多方向入力装置
JP5600858B2 (ja) スイッチ装置
JP6410358B2 (ja) 回動式スイッチ装置
JP2007227024A (ja) キースイッチ装置
JPH1050178A (ja) 多方向作動スイッチ
JP7263135B2 (ja) スイッチ装置
US20190111830A1 (en) Transfer mechanism, lever mechanism, and contactless lever switch
JP2012195057A (ja) スイッチ装置
JP6525003B2 (ja) 操作子操作検出装置
JP4389965B2 (ja) 多方向入力装置
WO2018016600A1 (ja) 操作装置
JP2018013990A5 (ja)
JPH11162299A (ja) 多機能型操作要素
JP7018584B2 (ja) スイッチ装置
JP2006294415A (ja) 多方向入力スイッチ
JP3937670B2 (ja) 多方向操作スイッチ
JP2010039980A (ja) 車両用パドルスイッチ
JP2010205684A (ja) スイッチ装置
JP4186612B2 (ja) 複合操作型電子部品
JP4439705B2 (ja) 押ボタンスイッチ
JP7527417B2 (ja) 多方向入力装置
JP7038325B2 (ja) スイッチ装置、移動体
JP2000057902A (ja) 操作入力装置
WO2023017615A1 (ja) 方向入力装置およびコントローラ
JPH09161615A (ja) シーソ型スイッチ

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20220518

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20230110

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20230117

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20230203

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20230404

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20230412

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 7263135

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150