JP2014120322A - スイッチ - Google Patents
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Abstract
【解決手段】ノブ5から延びる操作部73A、73Bにより、ノブ5の回動方向に応じて決まる所定方向に回動させられるカム9A、9Bと、カム9A、9Bが回動軸X2周りの一方向に回動させられると、カム9Aの一方側の押圧部92bによりオンされるスイッチ素子24と、カム9A、9Bが回動軸X2周りの他方向に回動させられると、カム9Bの他方側の押圧部92aによりオンされるスイッチ素子23と、を備え、カム9A、9Bの回動軸X2の軸方向から見て、スイッチ素子23とスイッチ素子24、およびカム9A、9Bの一方側の押圧部92bと他方側の押圧部92aを、それぞれ回動軸X2を挟んで対称に配置した構成のスイッチ1とした。
【選択図】図7
Description
また、ノブ101の操作部101a側を、基準位置から押し込む方向(図8の(A)、矢印B方向)に操作すると、ノブ101の操作部101a側に設けられたムービングブロック104が基板107側の下方にストロークして、スイッチ素子106をオンさせるようになっている。
そのため、ノブ101における基部101b側を押し下げる方向(図8の(B)の矢印C参照)に操作しても、ノブ101の操作部101a側が引き起こされる方向(図中、矢印A参照)に回動してスイッチ素子105がオンされるため、駐車ブレーキがオンされてしまう。
しかし、かかる場合には、ノブ101の操作部101a側を引き起こす方向に操作してスイッチ素子105をオンさせる場合の操作量(図中、符号α参照)の方が、ノブ101の操作部101a側を押し込む方向に操作してスイッチ素子106をオンさせる場合の操作量(図中、符号β参照)よりも多くなってしまう。
第1軸周りに回動可能に設けられたノブと、
第2軸周りに回動可能に設けられると共に、前記ノブから延びる操作子により、前記ノブの回動方向に応じて決まる所定方向に、基準位置から回動させられるカムと、
前記カムが前記第2軸周りの一方向に回動させられると、前記カムの一方側の押圧部によりオンされる第1のスイッチ素子と、
前記カムが前記第2軸周りの他方向に回動させられると、前記カムの他方側の押圧部によりオンされる第2のスイッチ素子と、を備え、
前記カムの回動軸の軸方向から見て、第1のスイッチ素子と第2のスイッチ素子、および前記一方側の押圧部と前記他方側の押圧部を、それぞれ前記第2軸を挟んで対称に配置した構成のスイッチとした。
そのため、ノブの長手方向における一方側にノブの回動軸を設定しても、第1のスイッチ素子をオンさせる場合と第2のスイッチ素子をオンさせる場合の何れにおいても、ノブの回動角度が同じになるので、ノブの操作方向によりノブの操作量が異ならないようにすることができる。
実施の形態にかかるスイッチ1は、極盤2と、カバー3と、ノブ5と、を備えており、ノブ5が操作されると、カバー3で支持されたカム9(9A、9B)が回動させられて、極盤2側に設けられたスイッチ素子23、24のうちの一方が、カム9B、9Aのうちの一方によりオンされるようになっている。
ここで、以下の説明では、説明の便宜上、図1におけるノブ5側を上方、極盤2側を下方と標記する。
プリント基板22のカバー3側の上面では、プリント基板22の長手方向における一方寄りの位置に、プッシュ型のスイッチ素子23、24が設けられており、これらスイッチ素子23、24は、プリント基板22の幅方向に間隔を空けて設けられている。
平面視においてスイッチ素子23、24は、矩形形状を有しており、カバー3側の上方に突出する被操作部23a、24aを、長手方向における一方側に有している。
スイッチ素子23、24は、これら被操作部23a、24aを、プリント基板22の長手方向で最も離間させる向きで設けられており、被操作部23a、24aがプリント基板22側の下方に押し込まれると、押し込まれた被操作部23a、24aに対応するスイッチ素子23、24がオンされるようになっている
これら複数の端子26は、インサート成形により極盤2内に埋め込まれており、複数の端子26の他端側は、基部21から下方に突出するコネクタ部25内に位置している。
なお、図2の(C)では、支持部4の形状を判りやすくするために、支持部4を構成する壁部41、42、43、44、45、46と仕切壁47、48にハッチングを付して表している
図3は、カバー3を図2の(A)におけるA−A線に沿って切断した断面を、スイッチ1の他の構成要素の断面と共に示した断面図である。
図4は、連結部7を説明する図であり、(A)は、連結部7をカバー3側の下方から見た斜視図であり、(B)は、連結部7をカバー3側の下方から見た平面図である。
図5は、図3におけるA−A断面図であり、図6は、図3におけるB−B断面図である。
これら取付部34、35には、図2の(A)に示すように、固定用のボルトや相手側部材の位置決め用の突起などを挿入させる取付孔34a、34b、35aが、厚み方向に貫通して設けられている。
図2の(A)および(C)に示すように、支持部4は、カバー3の幅方向に延びる壁部41、42と、これら壁部41、42を互いに接続する壁部43、44、45、46と、を備えており、壁部43、44、45、46は、カバー3の幅方向で等間隔で、互いに平行となるように設けられている。
軸受部431、441、451、461は、壁部43、44、45、46よりもノブ5側の上方に突出して設けられており、軸受部431、441、451、461の各々には、後記する連結部7側の軸部72c、72c、74c、74cを挿通させる貫通孔432、442、452、462が設けられている。
貫通孔432、442、452、462は、軸受部431、441、451、461を厚み方向に貫通して設けられており、これら貫通孔432、442、452、462は、ノブ5の回動軸X1上に位置している(図3参照)。
仕切壁47、48は、壁部43、44、45、46に対して平行に延びており、長手方向における両側が、それぞれ壁部41、42に接続されている。
図6に示すように、スプリング収容部401は有底円筒形状を有しており、空間S1、S1の底壁部402から極盤2側の下方に突出して形成されている。
開口403a、403aの各々では、長手方向における略中央に、円柱形状の軸部404、404が位置しており、平面視において軸部404、404は、開口403a、403a内で隙間を空けて対向配置されている。
これら軸部404、404は、壁部43、44、仕切壁47、48の極盤2側の下部から、ノブ5の回動軸X1に対して平行な軸線(カム9の回動軸X2)に沿って延びており、後記するカム9(9A、9B)が、これら軸部404、404で回動可能に支持されるようになっている。
実施の形態では、スイッチ素子23をオン操作するためのカム9Bと、スイッチ素子24をオン操作するためのカム9Aとが用意されている。
ここで、カム9Aとカム9Bは、同一の形状を有しているので、以下の説明においては、カム9Aについて説明をし、他方のカム9Bについては必要に応じて説明をする。また、カム9Aとカム9Bを特に区別しない場合には、単純にカム9と標記する。
被操作部92のプリント基板22側の下面は、スイッチ素子23、24の被操作部23a、24aを押圧する押圧部92a、92bとなっている。
これら押圧部92a、92bは、カム9Aが図5に示す基準位置に配置された状態で、カム9の回動軸X2を通りプリント基板22に直交する直線Loを挟んで対象に位置している。
被操作部92の外周における係合溝93の両側は、係合部733aの係合溝93への係合を容易にするために切り欠かれており、係合溝93の開口幅は、被操作部92の外周に向かうに連れて広くなっている。
側壁部72は、基部71の長手方向の全長に亘って設けられており、この側壁部72の外側面には、係合突起72aと軸部72bが設けられている。
連結部7は、これら係合突起72aと軸部72bを、ヘッド部6側の係合孔62aと軸受孔62bとに係合させて、ヘッド部6に組み付けられており、操作部61aが操作されると、ヘッド部6と連結部7とが、ノブ5の回動軸X1周りに一体に回動するようになっている。
軸部72cは、ノブ5が支持部4に取り付けられた際に、支持部4の軸受部431、441の貫通孔432、442に挿入されるようになっている(図3参照)。
実施の形態では、レバー部721は、ノブ5の操作に連動して回動軸X1周りに回動するようになっており、レバー部721がノブ5の操作方向に応じて決まる一方の規制壁36、37に当接すると、その時点でノブ5の回動が規制されるようになっている。
操作部73(73A、73B)と支持壁部74(74A、74B)は、基部71の幅方向における中心線Mを挟んで対称に配置されており、操作部73Aと支持部74Aは、前記したカム9A側に、操作部73Bと支持部74Bは、前記したカム9B側に位置している。
なお、操作部73A、73Bと支持壁部74A、74Bを特に区別しない場合には、単純に操作部73、支持壁部74と標記する。
ここで、操作部73A、73Bと支持壁部74A、74Bは、それぞれ同一の構成を有しているので、一方の操作部73A、支持壁部74Aの構成を具体的に説明する。
この節度溝742aは、ノブ5が基準位置に配置されている状態で、ノブ5の回動軸X1を通り極盤2に対して直交する直線Ln上に位置しており、スプリングSpで付勢されたボールBが、極盤2側の下方から当接している。
この軸部74cは、前記した側壁部72の軸部72cと同様に、ノブ5の回動軸X1上を基部71の中心線M側に向けて延びている。
図7は、スイッチ1の動作を説明する図であり、(A)は、ノブ5の操作部61a側を引き起こす方向(図中矢印A参照)に操作した場合を、(B)は、ノブ5の操作部61a側を押し込む方向(図中矢印B参照)に操作した場合を説明する図である。
なお、(A)は、図3におけるA−A断面に相当し、(B)は、図3におけるC−C断面に相当する。
この基準位置においてカム9(9A、9B)の押圧部92a、92bは、カム9の回動軸X2を通りプリント基板22に直交する方向に延びる直線Loを挟んで対象に配置されており(図5参照)、カム9Aは、スイッチ素子24の被操作部24aに押圧部92bを載置させ、カム9Bは、スイッチ素子23の被操作部23aに押圧部92aを載置させている(図7も参照)。
そのため、ノブ5の回動軸を、ノブ5の長手方向で操作部61aとは反対側に寄せた位置に設定しても、ノブ5と一体に回動する部材によりスイッチ素子23、24を直接オンさせる構成となっておらず、ノブ5と一体に回動する操作部73(73A、73B)の係合部733aによりカム9(9A、9B)を回動させ、回動させたカム9(9A、9B)により、スイッチ素子24、23をオンさせる構成となっているので、スイッチ素子24をオンさせる場合と、スイッチ素子23をオンさせる場合とで、ノブ5の操作量を同じにできる。
カバー3において回動軸X2周りに回動可能に支持されると共に、ノブ5から延びる操作部73(73A、73B)により、ノブ5の回動方向に応じて決まる所定方向に、基準位置(図5参照)から回動させられるカム9(9A、9B)と、
カム9(9A、9B)が回動軸X2周りの一方向に回動させられると、カム9Aの一方側の押圧部92bによりオンされるスイッチ素子24と、
カム9(9A、9B)が回動軸X2周りの他方向に回動させられると、カム9Bの他方側の押圧部92aによりオンされるスイッチ素子23と、を備え、
カム9(9A、9B)の回動軸X2の軸方向から見て、スイッチ素子23とスイッチ素子24、およびカム9(9A、9B)の一方側の押圧部92bと他方側の押圧部92aを、それぞれ回動軸X2を挟んで対称に配置した構成のスイッチ1とした。
そのため、ノブ5の長手方向における一方側(操作部61aとは反対側に位置する基部61b側)にノブ5の回動軸X1を設定しても、スイッチ素子24をオンさせる場合とスイッチ素子23をオンさせる場合の何れにおいても、ノブ5の回動軸X1周りの回動角度θ1が同じになるので、ノブ5の操作方向によりノブ5の操作量が異ならないようにすることができる。
よって、ノブ5が、図5に示す基準位置から引き起こす方向(図中矢印A参照)に操作されると、スイッチ1が接続された外部装置(例えばブレーキ装置)がオンされるように構成した場合に、ノブ5の操作部61aとは反対側が誤って押し込まれたときなどに、外部装置が意図せずにオンされることを好適に防止できる。
ノブ5側の操作部73は、カム9Aを回動させる操作部73Aと、カム9Bを回動させる操作部73Bとから構成されると共に、これら操作部73A、73Bは、ノブ5の回動軸X1の軸方向に間隔を空けて設けられており、
カム9Aとカム9B、および操作部73Aと操作部73Bは、ノブ5の幅方向における中心線Mを挟んで対称に設けられている構成とした。
さらに、操作部73(73A、73B)やカム9(9A、9B)を複数設けることで、ノブ5を操作したときにこれらに作用する操作力を分散させることができるので、スイッチ1の耐久性の向上が見込まれる。
かかる場合、カム9が回動軸X2周りの一方向に回動したときに一方側の押圧部92aで一方のスイッチ素子をオンさせ、他方向に回動したときに他方側の押圧部92bで他方のスイッチ素子をオンさせるように、ふたつのスイッチ素子を、回動軸X2を挟んで対称に配置すれば良い。
2 極盤
21 基部
22 プリント基板
23 スイッチ素子(第2のスイッチ素子)
23a 被操作部
24 スイッチ素子(第1のスイッチ素子)
24a 被操作部
25 コネクタ部
26 端子
27 係止爪
28 係合部
3 カバー
31 周壁部
32 係合孔
33 係合凹部
34、35 取付部
36 規制壁
4 支持部
41〜46 壁部
47、48 仕切壁
401 スプリング収容部
402 底壁部
403 底壁部
403a 開口
404 軸部
431、441、451、461 軸受部
432、442、452、462 貫通孔
433、443、453、463 スリット
454、464、474、484 ガイド片
5 ノブ
6 ヘッド部
61 上壁部
61a 操作部
61b 基部
62 周壁部
62a 係合孔
62b 軸受孔
7 連結部
71 基部
72 側壁部
72a 係合突起
72b 軸部
72c 軸部
721 レバー部
73(73A、73B) 操作部(操作子)
731 基端部
732 半円部
733 操作部
733a 係合部
74(74A、74B) 支持壁部
74c 軸部
741 基端部
742 矩形部
742a 節度溝
75 リブ
9(9A、9B) カム
91 連結部
91a 挿入穴
92 被操作部
92a 押圧部
92b 押圧部
93 係合溝
100、100’ スイッチ
101 ノブ
101a 操作部
101b 基部
102 カバー
103、104 ムービングブロック
105、106 スイッチ素子
107 基板
B ボール
Sp スプリング
X 回動軸
X1 回動軸
X2 回転軸(第1軸)
X2 回動軸(第2軸)
Claims (4)
- 第1軸周りに回動可能に設けられたノブと、
第2軸周りに回動可能に設けられると共に、前記ノブから延びる操作子により、前記ノブの回動方向に応じて決まる所定方向に、基準位置から回動させられるカムと、
前記カムが前記第2軸周りの一方向に回動させられると、前記カムの一方側の押圧部によりオンされる第1のスイッチ素子と、
前記カムが前記第2軸周りの他方向に回動させられると、前記カムの他方側の押圧部によりオンされる第2のスイッチ素子と、を備え、
前記カムの回動軸の軸方向から見て、第1のスイッチ素子と第2のスイッチ素子、および前記一方側の押圧部と前記他方側の押圧部を、それぞれ前記第2軸を挟んで対称に配置したことを特徴とするスイッチ。 - 前記ノブの長手方向における一側には、前記ノブを回動させるときに操作される操作部が設けられており、
前記ノブの第1軸は、前記長手方向における他側寄りに設定されていることを特徴とする請求項1に記載のスイッチ。 - 前記第2軸は、前記第1軸に対して平行に設定されていると共に、前記ノブの長手方向で前記第1軸から前記操作部側にオフセットした位置に設定されていることを特徴とする請求項1または請求項2に記載のスイッチ。
- 前記カムは、前記第1のスイッチ素子をオンさせる第1のカムと、前記第2のスイッチ素子をオンさせる第2のカムとから構成されると共に、前記第1のカムと前記第2のカムは、前記第2軸の軸方向に間隔を空けて設けられており、
前記操作子は、前記第1のカムを回動させる第1の操作子と、前記第2のカムを回動させる第2の操作子とから構成されると共に、前記第1軸の軸方向に間隔を空けて設けられており、
前記第1のカムと前記第2のカム、および前記第1の操作子と前記第2の操作子は、前記ノブの幅方向における中心線を挟んで対称に設けられていることを特徴とする請求項1から請求項3の何れか一項に記載のスイッチ。
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