JP7263065B2 - センサチップ - Google Patents

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Description

本発明の実施形態は、センサチップに関する。
センサチップ(電流検出装置)は、コイルに流れる電流により発生する磁界を、ホール素子等の感磁部で検出するものである。例えばホール素子により磁界を検出する場合には、センサチップはコイルに流れる電流の強度を電圧に変換している。
高い磁界強度を得るために、2個のコイルを対向させて配置し、上述の2個のコイルの間に磁気測定素子を配置することが行われている。
特許第6267613号公報
本発明が解決しようとする課題は、高感度のセンサチップを提供することである。
実施形態のセンサチップは、基板と、基板上に設けられ、第1面と、第1面に対向する第2面と、第3面と、第3面に対向する第4面と、を有する直方体あるいは立方体であり、絶縁材料を含む立体物と、第1面に設けられた第1コイルと、第2面に設けられた第2コイルであって、第1コイル及び第2コイルを通電する電流により第1面上の第1コイルの中心付近に生じる磁界の向き第2面上の第2コイルの中心付近に生じる磁界の向きが同じになるように、第1コイルに電気的に接続された第2コイルと、第3面に設けられ、第1コイル及び第2コイルに接続された第3コイルと、第4面に設けられた第4コイルであって、第1コイル、第2コイル、第3コイル及び第4コイルを通電する電流により第3面上の第3コイルの中心付近に生じる磁界の向きが第4面上の第4コイルの中心付近に生じる磁界の向きと同じ向きになるように第1コイル、第2コイル及び第3コイルに電気的に接続された第4コイルと、立体物内に設けられた磁気測定素子と、を備える。
第1の実施形態のセンサチップの模式図である。 第1の実施形態の磁気測定素子の模式図である。 第1の実施形態の他の態様におけるコイルの模式図である。 第1の実施形態の比較形態となるセンサチップの模式図である。 第2の実施形態のセンサチップの模式図である。
以下、図面を用いて実施形態を説明する。なお、図面中、同一又は類似の箇所には、同一又は類似の符号を付している。
本明細書中、同一又は類似する部材については、同一の符号を付し、重複する説明を省略する場合がある。
本明細書中、部品等の位置関係を示すために、図面の上方向を「上」、図面の下方向を「下」と記述する。本明細書中、「上」、「下」の概念は、必ずしも重力の向きとの関係を示す用語ではない。
(第1の実施形態)
本実施形態のセンサチップは、基板と、基板上に設けられ、第1面と、第1面に対向する第2面と、を有する直方体あるいは立方体であり、絶縁材料を含む立体物と、第1面に設けられた第1コイルと、第2面に設けられた第2コイルであって、第1コイル及び第2コイルを通電する電流により第1コイルと第2コイルに生じる磁界の向きが同じになるように、第1コイルに電気的に接続された第2コイルと、立体物内に設けられた磁気測定素子と、を備える。
図1は、本実施形態のセンサチップ100の模式図である。ここで、構造の理解のために、絶縁材料10は透明なものとして図示をしている。
図1(a)は、本実施形態のセンサチップ100の模式図である。ここで、構造の理解のために、後述する第1コイル42、第2コイル44、第3コイル46、第4コイル48、第5コイル50の図示を省略している。
基板2は、例えば、エポキシ樹脂、メラミン誘導体、液晶ポリマー、PPE(Polyphenyleneether:ポリフェニレンエーテル)樹脂、フッ素樹脂、フェノール樹脂、PABM(Polyaminobismaleimide:ポリアミノビスマレイミド)樹脂等を用いて形成された、板状の部材である。なお、基板2の材料は、上述のものに限定されるものではない。また、例えば基板2は多層の基板であるが、これに限定されるものではなく、単層の基板であってもかまわない。
ここで、x軸と、x軸に垂直に交差するy軸と、x軸及びy軸に垂直に交差するz軸を定義する。基板2の表面は、xy面に平行に配置されているものとする。また、x軸に平行なx方向は第1方向の一例であり、y軸に平行なy方向は第2方向の一例であり、z軸に平行なz方向は第3方向の一例である。
配線14及び18は、基板2の表面に設けられた配線である。
接続部12及び接続部16は、基板2の配線14及び配線18とセンサチップを電気的に接続するものである。接続部12及び16は、例えばはんだボールであるが、これに限定されるものではない。
立体物20は、基板2上に設けられている。立体物20は、直方体状の形状を有する。なお、立体物20は、立方体状の形状であればさらに好ましい。立体物20は、第1面22と、第1面に対向する第2面24と、第3面26と、第3面26に対向する第4面28と、第5面30と、第5面30に対向する第6面32と、を有する。例えば、第1面22及び第2面24は、xz面に平行(y方向に垂直)に配置されている。第3面26及び第4面28は、yz面に平行(x方向に垂直)に配置されている。第5面30及び第6面32は、xy面に平行(z方向に垂直)に配置されている。例えば、第1面22は正面に位置する面であり、第2面24は背面に位置する面であり、第3面26は右側面であり、第4面28は左側面であり、第5面30は上面であり、第6面32は底面である。また、立体物20の頂点として、図1に頂点20a、20b、20c、20d、20e、20f、20g及び20hを示す。
立体物20は、絶縁材料10を含む。ここで絶縁材料10は、例えば、熱硬化性のエポキシ樹脂、セラミック材料、酸化シリコンや酸化アルミニウム等で形成されたフィラーを含むエポキシ樹脂等の、公知のセンサチップを構成可能な材料である。
図1(b)乃至(f)は、それぞれ第1面22、第3面26、第5面30、第2面24及び第4面28における、第1コイル42、第3コイル46、第5コイル50、第2コイル44、第4コイル48の模式図である。
第1コイル42、第2コイル44、第3コイル46、第4コイル48及び第5コイル50は、U字状の形状を有する、例えばCu(銅)等の導電材料を含む配線で形成されたコイルである。なお、第1コイル42、第2コイル44、第3コイル46、第4コイル48及び第5コイル50は、Cu製のパッチ等を立体物20の表面に貼り付けて形成しても良い。
第1コイル42は、第1面22上に設けられている。第1コイル42の一端42aは接続部12と接続されている。第1コイル42の他端42bは、第3面26に設けられた第3コイル46に電気的に接続されている。
第3コイル46の一端46aは、第1コイル42の他端42bに接続されている。第3コイル46の他端46bは、第5面30に設けられた第5コイル50に電気的に接続されている。
第5コイル50の一端50aは、第3コイル46の他端46bに接続されている。第5コイル50の他端50bは、第2面24に設けられた第2コイル44に電気的に接続されている。
第2コイル44の一端44aは、第5コイル50の他端50bに接続されている。第2コイル44の他端44bは、第4面28に設けられた第4コイル48に電気的に接続されている。
第4コイル48の一端48aは、第2コイル44の他端44bに電気的に接続されている。第4コイル48の他端48bは接続部16に電気的に接続されている。
図示しない電流源が配線14及び配線18に接続され、電流源から測定対象となる電流が、配線14から第1コイル42、第3コイル46、第5コイル50、第2コイル44及び第4コイル48を通して配線18へと流されるものとする。この場合、図1(b)に示した第1面22においては、紙面奥側に向かう磁界B(図1(a)に示した立体物20において、紙面の奥側に向かう磁界B)が発生する。図1(c)に示した第3面26においては、紙面手前側に向かう磁界B(図1(a)に示した立体物20において、紙面の左から右に向かう磁界B)が発生する。図1(d)に示した第5面30においては、紙面奥側に向かう磁界B(図1(a)に示した立体物20において、紙面の上から下に向かう磁界B)が発生する。図1(e)に示した第2面24においては、紙面手前側に向かう磁界B(図1(a)に示した立体物20において、紙面奥側に向かう磁界)が発生する。図1(f)に示した第4面28においては、紙面奥側に向かう磁界B(図1(a)に示した立体物20において、紙面の左から右に向かう磁界)が発生する。
磁界Bと磁界Bはそれぞれ同じ向きであるため、互いに強め合う。また、磁界Bと磁界Bはそれぞれ同じ向きであるため、互いに強め合う。
磁気測定素子70は、立体物20の内部に設けられている。磁気測定素子70は、例えばホール素子である。ホール素子としては、温度特性の良いGaAs(ヒ化ガリウム)材料を用いたホール素子が好ましい。なお、例えばInSb(アンチモン化インジウム)やInAs(ヒ化インジウム)を用いたホール素子であっても良い。また、磁気測定素子70はホール素子に限定されず、例えば巨大磁気抵抗効果素子、異方性磁気抵抗効果素子、トンネル磁気抵抗効果素子等の磁気抵抗効果素子等であっても良い。
センサチップ100の内部にSiO(酸化シリコン)、SiN(窒化シリコン)等の無機絶縁材料を用いた絶縁層や、ポリイミド等の有機薄膜材料を用いた保護層を設けても良い。
センサチップ100は、端子部11a、11b、11c、11dを用いて、はんだ接続や銅めっき等により基板2に接続される。端子部11a、11b、11c、11dは、Cu(銅)等の公知の導電材料を含む。なお端子部11a、11b、11c、11dは、複数の導電材料を含んでいても良い。
図2は、本実施形態の磁気測定素子70の模式図である。磁気測定素子70は、x方向の磁束を検出する第1感磁部72と、y方向の磁束を検出する第2感磁部74と、z方向の磁束を検出する第3感磁部76と、を有する。
第1感磁部72、第2感磁部74及び第3感磁部76は、例えばホール素子である。第1感磁部72、第2感磁部74及び第3感磁部76は、図示しない立体物20内の配線により、図示しない基板2上の配線に接続されている。そして、ホール素子に発生した電圧を測定し、測定した電圧から磁界強度を測定する。なお、第1感磁部72、第2感磁部74及び第3感磁部76は、ホール素子に限定されるものではなく、例えば巨大磁気抵抗効果素子、異方性磁気抵抗効果素子、トンネル磁気抵抗効果素子等の磁気抵抗効果素子等であっても良い。
第1感磁部72により、磁界Bと磁界Bを測定する。第2感磁部74により、磁界Bと磁界Bを測定する。第3感磁部76により、磁界Bを測定する。
図3(a)及び図3(b)は、本実施形態の他の態様におけるコイルの模式図である。第1コイル42を形成する配線には角がないほうが好ましい(図3(a))。これは、特に電流の周波数が高くなった場合に、角が反射や損失の原因となるためである。また、出来るだけ小さい面積部分を囲むように第1コイル42を形成する配線を形成することが好ましい(図3(b))。これは、第1コイル42により生じる磁界強度(磁束密度)を大きくするためである。なお、第2コイル44、第3コイル46、第4コイル48及び第5コイル50についても同様である。
次に、本実施形態のセンサチップ100の用途を記載する。本実施形態のセンサチップ100は、電流検出に用いられる。センサチップ100の周辺には、例えば、図示しない磁気測定素子70の駆動回路や、図示しない増幅アンプが設けられている。駆動回路は、例えば磁気測定素子70の動作電圧を供給して磁気測定素子70を動作させる。また、駆動回路は、例えば増幅アンプの動作電圧を供給して増幅アンプを動作させる。例えば磁気測定素子70がホール素子である場合には、ホール素子が測定した磁界によって発生された電圧は、増幅アンプによって増幅された後測定され、電流に換算される。このようにして、センサチップ100によって電流測定が可能となる。本実施形態のセンサチップ100は、AC/DCアダプタ、汎用インバータやモーター可変速機器での制御装置、パワーモジュールの過電流保護などに用いられる。
本実施形態のセンサチップは、MID(Molded Interconnect Device)法により好ましく形成される。ただし、製造方法はこれに限定されるものではない。
次に、本実施形態の作用効果を記載する。
電流が小さい場合には、ホール素子等で検出する磁界について、所望の電圧値がホール素子で得られないことがある。この場合の対策としては、多くの電流をセンサチップに入力する、電圧を増幅させるアンプを用いること、又はアンプの増幅率を上げる、等が考えられる。しかし、多くの電流をセンサチップに入力する場合には、センサチップ自体が発熱してしまうという問題があった。また、発熱が特に大きくなると、コイルを形成する配線が切れてしまうという問題があった。アンプを用いる場合には、アンプ自身から発生したノイズが、増幅された電圧に混入してしまうという問題があった。また、アンプの増幅率を上げる場合には他の回路からのノイズが増幅された電圧にも混入してしまうという問題もあった。
図4は、本実施形態の比較形態となるセンサチップの模式図である。図4(a)は、比較形態で用いられるコイル820の上面図を示している。コイル820は、平面状の形状を有する、一巻きのコイルである。図4(b)は、図3(a)に示したコイル820を用いた、比較形態となるセンサチップ800aの模式側面図である。なお、構造の理解のために、層間絶縁膜60は透明なものとして図示をしている。コイル820としてのコイル820aが第1基板802の表面に設けられている。また、コイル820としてのコイル820bが第4基板808の表面に設けられている。磁気測定素子812は第2基板804の上に設けられている。第1基板802、第2基板804、第3基板806、第4基板808が順に積層され、各基板間の電気的接続は接続導体810によってなされている。コイル802a及びコイル802bに、測定される電流が流されると、紙面の上下方向に磁界が発生する。この磁界を磁気測定素子812で測定することによって、電流の測定を行う。
しかし、磁界が紙面の上下方向に発生する。そのため、磁気測定素子812に接続された配線を有する第2基板804を準備し、磁気測定素子812を第2基板804の上に搭載した上で、コイル820aとコイル820bの間に設ける。これは、高磁束を得て、磁気測定素子812でより大きな磁束を検出するためである。すると、基板の層数が増えてしまい、小型化が困難になり、高コストのセンサチップとなってしまうという問題があった。
本実施形態のセンサチップによれば、立体物20のそれぞれの面にコイルを形成して磁界を発生させて、発生させた磁界を磁気測定素子70で検出する。これにより、例えばセンサチップ100の場合には、いわば、第1乃至第5コイルにより5倍の磁界強度を得ることができるため、高感度なセンサチップを得ることが可能となる。
また、図4に示したような比較形態のセンサチップとは異なり、立体物20の内部には基板が設けられていない。そのため、小型化が容易である。さらに、本実施形態のセンサチップ100は、図1に示したように、基板2の上に表面実装することができる。そのため、構成が簡易である。
立体物20の形状が立方体状である場合には、それぞれの面で発生される磁界の対称性が向上するため、磁界の打ち消しあいが起こりづらくなり、さらに高感度なセンサチップを得ることが可能となる。
ここで、磁気測定素子70により測定される磁束密度Bは、B=Φ/Sにより計算される。Φはコイルにより発生される全磁束であり、Sは磁気測定素子70の感磁部の面積である。また、Φ=L×Iという関係がある。ここで、Lはコイルの自己インダクタンスであり、Iはコイルに流される電流である。また、一般に、2個のコイルの総合インダクタンスLについては、L=L+L+2Mという関係がある。ここでLは一方のコイルの自己インダクタンスであり、Lは他方のコイルの自己インダクタンスであり、2Mは2個のコイルの間の相互インダクタンスである。そのため、立体物20が小さくなれば、それぞれのコイルの間の距離が小さくなり相互インダクタンスが増加するため、結果として測定される磁束密度が増加することとなる。
なお、本実施形態のセンサチップ100のように、直方体状の立体物20の周囲にコイルを形成すると、Lが大きくなるため、コイルのRが全体として大きくなると考えられる。しかし、磁気測定素子70で観測される磁界強度は、上述の通り5倍になると考えられる。そのため、コイルに流す電流Iを1/5にしても、同等の強度の磁界強度が得られると考えられる。すると、電流を流すことによる1秒間当たりの発熱量は、RIで計算されるため、発熱は5×(1/5)=1/5になると見積もられる。そのため、本実施形態のセンサチップは、発熱抑制という観点においても有利である。
本実施形態のセンサチップによれば、高感度のセンサチップの提供が可能となる。
(第2の実施形態)
本実施形態のセンサチップにおいては、第6面32に第6コイル52が設けられている点で、第1の実施形態のセンサチップと異なっている。ここで、第1の実施形態と重複する点については、記載を省略する。
図5は、本実施形態のセンサチップ110の模式図である。
第6コイル52は、第6面32に設けられている。第4コイル48の他端48bは第6コイル52の一端52aに電気的に接続されている。第6コイル52の他端52bは、接続部16を介して配線18に電気的に接続されている。第6コイル52に電流が流されると、紙面手前側に向かう磁界B(図5(a)に示した立体物20において、紙面の上から下に向かう磁界B)が発生する。磁界Bは磁界Bと強め合うため、第3感磁部76によりさらに強い磁界が検出される。いわば、第1乃至第6コイルにより6倍の磁界強度を得ることができるため、高感度のセンサチップの提供が可能となる。
本実施形態のセンサチップによれば、高感度のセンサチップの提供が可能となる。
本発明のいくつかの実施形態及び実施例を説明したが、これらの実施形態及び実施例は、例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。これら新規な実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更を行うことが出来る。これら実施形態やその変形は、発明の範囲や要旨に含まれると共に、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれる。
2 基板
10 絶縁材料
11 端子部
12 接続部
14 配線
16 接続部
18 配線
20 立体物
22 第1面
24 第2面
26 第3面
28 第4面
30 第5面
32 第6面
42 第1コイル
42a 第1コイル一端
42b 第1コイル他端
44 第2コイル
44a 第2コイル一端
44b 第2コイル他端
46 第3コイル
46a 第3コイル一端
46b 第3コイル他端
48 第4コイル
48a 第4コイル一端
48b 第4コイル他端
50 第5コイル
50a 第5コイル一端
50b 第5コイル他端
52 第6コイル
52a 第6コイル一端
52b 第6コイル他端
70 磁気測定素子
72 第1感磁部
74 第2感磁部
76 第3感磁部
100 センサチップ
110 センサチップ

Claims (7)

  1. 基板と、
    前記基板上に設けられ、第1面と、前記第1面に対向する第2面と、第3面と、前記第3面に対向する第4面と、を有する直方体あるいは立方体であり、絶縁材料を含む立体物と、
    前記第1面に設けられた第1コイルと、
    前記第2面に設けられた第2コイルであって、前記第1コイル及び前記第2コイルを通電する電流により前記第1面上の前記第1コイルの中心付近に生じる磁界の向き前記第2面上の前記第2コイルの中心付近に生じる磁界の向きが同じになるように、前記第1コイルに電気的に接続された第2コイルと、
    前記第3面に設けられ、前記第1コイル及び前記第2コイルに接続された第3コイルと、
    前記第4面に設けられた第4コイルであって、前記第1コイル、前記第2コイル、前記第3コイル及び前記第4コイルを通電する電流により前記第3面上の前記第3コイルの中心付近に生じる磁界の向きと前記第4面上の前記第4コイルの中心付近に生じる磁界の向き同じ向きになるように前記第1コイル、前記第2コイル及び前記第3コイルに電気的に接続された第4コイルと、
    前記立体物内に設けられた磁気測定素子と、
    を備えるセンサチップ。
  2. 基板と、
    前記基板上に設けられ、第1面と、前記第1面に対向する第2面と、第3面と、前記第3面に対向する第4面と、を有する直方体あるいは立方体であり、絶縁材料を含む立体物と、
    前記第1面に設けられた第1コイルと、
    前記第2面に設けられた第2コイルであって、前記第1コイル及び前記第2コイルを通電する電流により前記第1面の中心付近に生じる磁界の向きと前記第2面の中心付近に生じる磁界の向きが同じになるように、前記第1コイルに電気的に接続された第2コイルと、
    前記第3面に設けられ、前記第1コイル及び前記第2コイルに接続された第3コイルと、
    前記第4面に設けられた第4コイルであって、前記第1コイル、前記第2コイル、前記第3コイル及び前記第4コイルを通電する電流により前記第3面の中心付近に生じる磁界の向きと前記第4面の中心付近に生じる磁界の向きが同じ向きになるように前記第1コイル、前記第2コイル及び前記第3コイルに電気的に接続された第4コイルと、
    前記立体物内に設けられた磁気測定素子と、
    を備えるセンサチップ。
  3. 前記立体物は、第5面をさらに有し、
    前記センサチップは、
    前記第5面に設けられ、前記第1コイル、前記第2コイル、前記第3コイル及び前記第4コイルに電気的に接続された第5コイルと、
    をさらに備える請求項1または請求項2に記載のセンサチップ。
  4. 前記立体物は、前記第5面に対向する第6面をさらに有し、
    前記センサチップは、
    前記第6面に設けられた第6コイルであって、前記第1コイル、前記第2コイル、前記第3コイル、前記第4コイル、前記第5コイル及び前記第6コイルを通電する電流により前記第5面上の前記第5コイルの中心付近に生じる磁界の向きと前記第6面上の前記第6コイルの中心付近に生じる磁界の向き同じ向きになるように前記第1コイル、前記第2コイル、前記第3コイル、前記第4コイル及び前記第5コイルに電気的に接続された第6コイルと、
    をさらに備える請求項3に記載のセンサチップ。
  5. 前記立体物は、前記第5面に対向する第6面をさらに有し、
    前記センサチップは、
    前記第6面に設けられた第6コイルであって、前記第1コイル、前記第2コイル、前記第3コイル、前記第4コイル、前記第5コイル及び前記第6コイルを通電する電流により前記第5面の中心付近に生じる磁界の向きと前記第6面の中心付近に生じる磁界の向きが同じ向きになるように前記第1コイル、前記第2コイル、前記第3コイル、前記第4コイル及び前記第5コイルに電気的に接続された第6コイルと、
    をさらに備える請求項3に記載のセンサチップ。
  6. 前記磁気測定素子は、
    第1方向の磁束を検出する第1感磁部と、
    前記第1方向に交差する第2方向の磁束を検出する第2感磁部と、
    前記第1方向及び前記第2方向に交差する第3方向の磁束を検出する第3感磁部と、
    を有する請求項3乃至請求項5いずれか一項に記載のセンサチップ。
  7. 前記第1方向は前記第1面に垂直であり、
    前記第2方向は前記第3面に垂直であり、
    前記第3方向は前記第5面に垂直である、
    請求項6に記載のセンサチップ。
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