JP7262898B2 - 取出し具付き容器 - Google Patents

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Description

本発明は、取出し具付き容器に関する。
化粧品や食品等のクリーム状やジェル状等の内容物を収容する容器として、内容物を取出すためのスパチュラ(へら)や匙等の取出し具を有するものが知られている。例えば特許文献1に記載される取出し具付き容器は、取出し具を不使用時に容器本体に保持しておくための保持具を有している。取出し具を容器本体に保持しておくことで、取出し具の紛失を防止することができる。
特開2004-331105号公報
特許文献1に記載されるような取出し具付き容器では、取出し具における内容物と接する部分となる先端部が露出した状態で容器本体に保持されるので、当該先端部が汚れ易く、使用前の清掃の手間が増える虞がある。また、容器本体内に中蓋を設けて当該中蓋に取出し具を収容する構成としたものも知られているが、一般的に、取出し具における摘み部となる基端部が摘み難く、中蓋から取出し具を取出し難いことが多い。
本発明は、このような問題点を解決することを課題とするものであり、その目的は、取出し具を容易に取出せるように収容可能な取出し具付き容器を提供することにある。
本発明の取出し具付き容器は、内容物を収容する有底筒状の内容器と、前記内容物を取出すための取出し具と、該取出し具の先端部を収容する収容部を備えるとともに前記内容器を周方向に囲繞する外容器と、該外容器に対して前記周方向に前記内容器と共回りする底蓋とを有し、前記収容部が、前記取出し具の前記先端部が下方に挿入される挿入口を有するとともに、前記取出し具の基端部を前記挿入口から上方に突出させた状態で前記取出し具の前記先端部を収容し、前記底蓋が、前記外容器に対する相対的な前記周方向の前記底蓋の回転によって前記収容部に収容された前記取出し具の前記先端部を押上げるように前記周方向に向かって上下方向に傾く上下方向傾斜面を有し、前記底蓋が、前記外容器に対する相対的な前記周方向の前記底蓋の回転によって前記収容部に収容された前記取出し具の前記先端部を径方向内側に押し込むように前記周方向に向かって径方向に傾く径方向傾斜面をさらに有することを特徴とする。
本発明の取出し具付き容器は、上記構成において、前記取出し具が、前記挿入口に係止される被係止部を有するのが好ましい。
本発明の取出し具付き容器は、上記構成において、前記取出し具が、長手方向軸線に沿って延在する溝を有する細長い板状をなすのが好ましい。
本発明の取出し具付き容器は、上記構成において、前記挿入口から突出した前記取出し具の前記基端部を覆うように前記外容器に取外し可能に装着される上蓋をさらに有するのが好ましい。
本発明によれば、取出し具を容易に取出せるように収容可能な取出し具付き容器を提供することができる。
本発明の一実施の形態に係る取出し具付き容器を示す縦断面図である。 図1に示す状態から上蓋を取外した状態の取出し具付き容器を90°異なる方向から視た部分断面側面図である。 図2に示す外容器の上面図である。 図2に示す底蓋の上面図である。 図2に示す状態から底蓋を内容器と共回りさせたときの状態を示す部分断面側面図である。 図5に示す状態の取出し具付き容器を90°異なる方向から視た縦断面図である。 取出し具の変形例を示す図であり、(a)は平面図、(b)は(a)のA-A線に沿って視た断面図である。 取出し具の他の変形例を示す図であり、(a)は平面図、(b)は(a)のB-B線に沿って視た断面図である。
以下、図面を参照しつつ本発明をより具体的に例示説明する。
図1に示す本実施の形態に係る取出し具付き容器1は、内容器2、外容器3、底蓋4、上蓋5及び取出し具6で構成されている。内容器2、外容器3及び底蓋4で容器本体7が構成されており、容器本体7の口部7aが上蓋5によって開閉される。
図1~図2に示すように、内容器2は、軸心Oを有する有底円筒状をなすとともにその内側に図示しない内容物を収容している。内容器2は、円筒状の筒壁2aと、この筒壁2aの下端に一体に連なるとともにこの下端を閉塞する底壁2bとを有している。筒壁2aの上端部には、筒壁2aより径方向外側に位置する下端面を有する内口部2cが一体に設けられている。内口部2cは筒壁2aの上端部が径方向外側に折返された形状を有しており、内容器2を外容器3に対して相対回転させる際の把持部として機能することができる。底壁2bの下面には、軸心Oと同心であり筒壁2aより小径の円筒状をなす嵌合筒2dが一体に設けられている。
本明細書及び特許請求の範囲において、上下方向とは、取出し具付き容器1を正立状態としたときの上下方向(容器本体7から上蓋5に向かう方向を上方、その反対側を下方とする)を意味するものとし、周方向とは、内容器2、外容器3及び底蓋4の共通の軸心Oを周回する方向を意味するものとし、径方向とは、軸心Oと直交する方向を意味するものとし、縦断面とは、軸心Oを含む断面を意味するものとする。
図1~図3に示すように、外容器3は、内容器2の筒壁2aの径方向外側で筒壁2aに沿って延在する円筒状の内周壁3aと、内周壁3aの下端に一体に連なるとともに径方向内側に延在する円環状の内向きフランジ3bと、内周壁3aの上端に一体に連なるとともに径方向外側に延在する上面視C字形状のフランジ3cと、フランジ3cの外周縁に一体に垂設された中間周壁3dと、中間周壁3dの下端から拡径する環状の段部3eを介して一体に垂設された円筒状の外周壁3fとを有する。C字形状のフランジ3cの互いに対向する両端部には、段部3eまで斜め下方に延在する一対の傾斜壁3gが一体に設けられている。一対の傾斜壁3gは、下方に向けて互いに接近するように傾斜している。つまり、中間周壁3dは、一対の傾斜壁3gの間が切り欠かれた形状となっている。段部3eから一対の傾斜壁3gの下端部間に跨る部分には、取出し具6の先端部6aが下方に挿入される挿入口8が設けられている。挿入口8は、上面視で周方向に沿って延在する帯形状をなしている。挿入口8の周方向両端部には、一対の規制リブ8aが一体に垂設されている。一対の規制リブ8aは、例えば、外周壁3f及び内周壁3aの何れか一方または両方に一体に設けることができる。内周壁3aの上端部、フランジ3c、一対の傾斜壁3g及び中間周壁3dで外口部3hが構成されている。内口部2cの下端面が外口部3hの上面に沿うように配置されており、内口部2cと外口部3hとで容器本体7の口部7aが構成されている。
挿入口8の周縁部と、この周縁部から下方に延在する外周壁3f及び一対の規制リブ8aとにより、取出し具6の収容部9が構成されている。挿入口8には、取出し具6の先端部6aが下方に挿入される。収容部9は、取出し具6の基端部6bを挿入口8から上方に突出させた状態で取出し具6の先端部6aを収容している。取出し具6の先端部6aの下端面は底蓋4の底板4aの上面に載置されている。また、このとき、取出し具6の基端部6bの上端面は、内口部2cの上面より下方に位置している。
図1、図2及び図3に示すように、底蓋4は、円板状の底板4aを有し、この底板4aの上面には、内容器2の嵌合筒2dと嵌合する円筒状の取付け筒4bが一体に設けられている。取付け筒4bの内周面は、嵌合筒2dの外周面とアンダーカット係合を介して嵌合しており、この嵌合により内容器2と底蓋4とが互いに対して上下方向に抜け止めされている。また、取付け筒4bは周方向の2箇所に切欠き4cを有しており、これらの切欠き4cには、それぞれ嵌合筒2dの外周面に一体に設けられた回り止めリブ2eが挿入されている。この回り止めリブ2eと切欠き4cとの係合により、内容器2と底蓋4とが外容器3に対して共回りするようになっている。したがって、使用者は、例えば、外容器3と内口部2cとをそれぞれ把持して相対回転させる回転操作により、外容器3に対して内容器2及び底蓋4を共回りさせることができる。なお、内容器2と底蓋4とを共回りさせるための構成はこのような回り止めリブ2eと切欠き4cとを用いたものに限らず、適宜変更が可能である。底板4aの外周縁には、外容器3の外周壁3fの内周面に沿って延在する円筒状の外筒4dが一体に立設されている。外筒4dの外周面は、外容器3の外周壁3fの内周面とアンダーカット係合しており、これにより外筒4dと外周壁3fとが互いに上下方向に抜け止めされている。
図1に示すように、上蓋5は、内口部2cと挿入口8から突出した取出し具6の基端部6bとを覆うように外容器3にねじ係合により取外し可能に装着されるように構成されている。上蓋5は、外容器3の外周壁3fの外径と同等の外径を有する円筒状の側壁5aと、側壁5aの上端に一体に連なるとともにこの上端を閉塞する頂壁5bとを有している。側壁5aの内周面には雌ねじ5cが一体に設けられており、この雌ねじ5cが、外口部3hの外周面に一体に設けられた雄ねじ3iと螺合している。側壁5aの内周面における上端部には、頂壁5bの下面に沿って配置されたパッキン5dの外周縁が嵌合によって取付けられている。
図2、図4及び図5に示すように、底蓋4は、外容器3に対する相対的な周方向の底蓋4の回転によって収容部9に収容された取出し具6の先端部6aを押上げるように周方向に向かって上下方向に傾く6つの上下方向傾斜面10を有している。本実施の形態では、6つの上下方向傾斜面10はそれぞれ、外容器3に対する相対的な左回り方向(上面視反時計回り方向)の底蓋4の回転によって収容部9に収容された取出し具6の先端部6aを押上げるように左回り方向に向かって下方に傾いている。底板4aの外周縁には、周方向に等しい間隔で並ぶ6つの上面視円弧状のリブ11が一体に設けられており、各リブ11の上端面によって上下方向傾斜面10が形成されている。なお、図4においては、便宜上、1つのリブ11及び上下方向傾斜面10のみに符号を付している。
各上下方向傾斜面10は、図2に示すように取出し具6の先端面が底板4aに載置された収容状態からの外容器3に対する相対的な周方向の底蓋4の回転により、取出し具6の先端面を押上げて、図5に示すように取出し具6の基端部6bが内口部2cの上面から上方に突出するまで押上げられた取出し準備状態とすることができる。また、このとき、一対の規制リブ8aにより、取出し具6が上方にスライドするように取出し具6を案内することができる。一対の規制リブ8aは、6つの上下方向傾斜面10のうちの1つが取出し具6を押上げるときに、周方向の取出し具6の傾斜を規制し、それにより取出し具6の確実な上昇を可能にする案内部を構成している。本実施の形態では、このような案内部は、挿入口8と一対の規制リブ8aとで構成されているが、これに限らない。取出し具6の形状等によっては、案内部を挿入口8のみで構成してもよい。
また、図4及び図6に示すように、底蓋4は、外容器3に対する相対的な周方向の底蓋4の回転によって収容部9に収容された取出し具6の先端部6aを径方向内側に押し込むように周方向に向かって径方向に傾く6つの径方向傾斜面12をさらに有している。本実施の形態では、6つの径方向傾斜面12はそれぞれ、外容器3に対する相対的な左回り方向の底蓋4の回転によって収容部9に収容された取出し具6の先端部6aを径方向内側に押し込むように左回り方向に向かって径方向外側に傾いている。また、6つの径方向傾斜面12は、上下方向傾斜面10の頂部のそれぞれに1つずつ設けられている。
したがって、取出し具6は、外容器3に対する相対的な左回り方向の底蓋4の回転により、6つの上下方向傾斜面10のうちの1つに押し上げられて基端部6bが内口部2cから突出するとともにその突出に次いで、その上下方向傾斜面10の頂部に位置する径方向傾斜面12に先端部6aが径方向内側に押込まれて、図6に示すように、摘み部となる基端部6bが口部7aから離れるように取出し具6を傾けることができる。したがって、収容部9からの取出し具6の取出しを容易にすることができる。
取出し具6は、内容物を取出すためのスパチュラ(へら)として構成されている。本実施の形態の取出し具付き容器1は、クリーム状やジェル状の化粧品や食品等を内容物とする場合に好適であるが、内容物はこれに限らない。なお、取出し具6は、スパチュラに限らず、内容物の種類等に応じてその形態は適宜変更が可能である。
取出し具6は、細長い板状をなしており、摘み部となる基端部6bと、内容物と接する部分となる先端部6aとを有している。また、取出し具6は、長手方向中間部における両側面にそれぞれ突起6cを有している。この一対の突起6cは、上下方向傾斜面10によって取出し具6が押上げられることで、例えば、取出し具6の弾性変形によって挿入口8から上方に抜け出すとともにこの弾性変形からの復元によって挿入口8に係止される被係止部13を構成している。このように、取出し具6は、挿入口8に係止される被係止部13を有している。一対の規制リブ8aや挿入口8の内周縁に係止突起を設け、この係止突起により取出し具6の被係止部13を係止するように構成してもよい。また、取出し具6は、長手方向軸線に沿って延在する溝6dを有している。溝6dは、取出し具6の幅方向中央に配置されている。また、溝6dは、長手方向中間部のみに設けられている。取出し具6が溝6dを有することにより、被係止部13が挿入口8を上方または下方に乗越えるときに取出し具6が溝6dを起点として屈曲するように弾性変形し易くすることができるとともに、取出し具6全体としての厚みを確保して、内容物を掬い上げるための剛性を容易に確保することができる。取出し具6は、溝6dを起点とする屈曲変形を誘起するように湾曲した横断面形状を有している。また、溝6dは、屈曲の山側となる面に設けられている。なお、溝6dは、図7に示すように、長手方向中間部から基端面まで延在する構成であってもよい。また、図8に示すように、取出し具6は、屈曲した横断面形状を有していてもよいし、溝6dは、屈曲の谷側となる面に設けてもよい。また、溝6dを設けない構成としてもよい。なお、先端部6aの表面には、掬った内容物を保持するための凹部6eが設けられている。
図5に示すように、取出し具6が上下方向傾斜面10によって押し上げられて被係止部13が挿入口8を一旦上方に乗越えると、底蓋4のさらなる左回り方向の回転によって上下方向傾斜面10及び径方向傾斜面12が取出し具6の下端面から離れたときに、被係止部13が挿入口8に係止され、それにより、取出し具6が収容部9内に落下してしまうことが防止される。なお、被係止部13は、本実施の形態では取出し具6の両側部に設けられた一対の突起6cで構成しているが、その形状及び配置はこれに限らない。また、被係止部13を設けない構成としてもよい。
本実施の形態では、60°毎に上下方向傾斜面10及び径方向傾斜面12を設けているので、少ない回転操作によって取出し具6を取出すことができる。なお、上下方向傾斜面10及び径方向傾斜面12の数は適宜変更が可能であり、例えば、上下方向傾斜面10及び径方向傾斜面12をそれぞれ1つのみ設けてもよいし、径方向傾斜面12を設けない構成としてもよい。
また、本実施の形態では、底蓋4と外容器3との間にラチェット機構14を設け、外容器3に対する相対的な底蓋4の左回り方向への回転は許容するがその逆方向への回転は阻止するようにしている。なお、このようなラチェット機構14を設けない構成としてもよい。ラチェット機構14は、底蓋4の底板4aと外容器3の内向きフランジ3bとの間に設けられている。図4に示すように、底板4aの上面には、左回り方向に向かって下方に傾斜する上面を有する6つの傾斜凸部14aが、周方向に等しい間隔で並ぶように一体に設けられている。なお、図4においては、便宜上、1つの傾斜凸部14aのみに符号を付している。また、図3に示すように、内向きフランジ3bには、基端部(片持ち支持部)から左回り方向に延在する上面視円弧状の片持ち梁状の2つの弾性片14bが、周方向に等しい間隔で並ぶように一体に設けられている。なお、図3においては、便宜上、1つの弾性片14bのみに符号を付している。2つの弾性片14bはそれぞれ、基端部から先端部に向かって下方に傾く形状に形成されているが、例えば図2に示す状態では、その下面が傾斜凸部14aに押上げられて、内向きフランジ3bと同一平面上に位置するように弾性変位している。2つの弾性片14bはそれぞれ、その下面に接触する傾斜凸部14aが左回り方向に移動してその下面から離れることで、下方へ復元変位し、その先端面が傾斜凸部14aの側面に当接して底蓋が逆方向に移動することを阻止することができる。なお、傾斜凸部14a及び弾性片14bの数は、適宜変更が可能である。
また、具体的な構造は図示しないが、本実施の形態では、底蓋4と外容器3との間に、外容器3に対する相対的な底蓋4の左回り方向への60°の回転毎に、その回転を停止させる方向の反力や節度感を与える係合構造(ストッパー)を設け、回転操作により、取出し具6が収容状態から取出し準備状態となり、取出し具6をその使用後に再度収容状態にできる位置まで底蓋4が外容器3に対して相対回転したときにその回転を停止させ、あるいは節度感を与えるようになっている。したがって、取出し具6の押上げ操作が、取出し具6の先端部6aが上下方向傾斜面10の周方向中間部に接触した状態で終了してしまうことを抑制することができる。また、使用後の取出し具6をスムーズに収容状態に戻すことができる。なお、このような係合構造を設けない構成としてもよい。このような係合構造は、例えば、底蓋4と外容器3とにそれぞれ、所定の回転操作力によって互いに乗越え可能なアンダーカット形状(凸部等)を設けることで構成することができる。
本発明は前記実施の形態に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲で種々変更可能であることはいうまでもない。
例えば、前記の実施形態では、上蓋5は、外容器3に装着されたときに内口部2cと挿入口8から突出した取出し具6の基端部6bとを覆うように構成されているが、これに限らず、外容器3に装着されたときに挿入口8から突出した取出し具6の基端部6bを覆わずに内口部2cだけを覆うように構成されてもよい。また、上蓋5を設けない構成としてもよい。
また、前記の実施形態では、上下方向傾斜面10は、外容器3に対する相対的な左回り方向の底蓋4の回転によって収容部9に収容された取出し具6の先端部6aを押上げるように左回り方向に向かって下方に傾いているが、これに限らず、外容器3に対する相対的な右回り方向の底蓋4の回転によって収容部9に収容された取出し具6の先端部6aを押上げるように右回り方向に向かって下方に傾いていてもよい。その際、ラチェット機構14を設ける場合にはその回転方向も逆向きに設定すればよい。
1 取出し具付き容器
2 内容器
2a 筒壁
2b 底壁
2c 内口部
2d 嵌合筒
2e 回り止めリブ
3 外容器
3a 内周壁
3b 内向きフランジ
3c フランジ
3d 中間周壁
3e 段部
3f 外周壁
3g 傾斜壁
3h 外口部
3i 雄ねじ
4 底蓋
4a 底板
4b 取付け筒
4c 切欠き
4d 外筒
5 上蓋
5a 側壁
5b 頂壁
5c 雌ねじ
5d パッキン
6 取出し具
6a 先端部
6b 基端部
6c 突起
6d 溝
7 容器本体
7a 口部
8 挿入口
8a 規制リブ
9 収容部
10 上下方向傾斜面
11 リブ
12 径方向傾斜面
13 被係止部
14 ラチェット機構
14a 傾斜凸部
14b 弾性片
O 軸心

Claims (4)

  1. 内容物を収容する有底筒状の内容器と、前記内容物を取出すための取出し具と、該取出し具の先端部を収容する収容部を備えるとともに前記内容器を周方向に囲繞する外容器と、該外容器に対して前記周方向に前記内容器と共回りする底蓋とを有し、
    前記収容部が、前記取出し具の前記先端部が下方に挿入される挿入口を有するとともに、前記取出し具の基端部を前記挿入口から上方に突出させた状態で前記取出し具の前記先端部を収容し、
    前記底蓋が、前記外容器に対する相対的な前記周方向の前記底蓋の回転によって前記収容部に収容された前記取出し具の前記先端部を押上げるように前記周方向に向かって上下方向に傾く上下方向傾斜面を有し、
    前記底蓋が、前記外容器に対する相対的な前記周方向の前記底蓋の回転によって前記収容部に収容された前記取出し具の前記先端部を径方向内側に押し込むように前記周方向に向かって径方向に傾く径方向傾斜面をさらに有することを特徴とする取出し具付き容器。
  2. 前記取出し具が、前記挿入口に係止される被係止部を有する、請求項に記載の取出し具付き容器。
  3. 前記取出し具が、長手方向軸線に沿って延在する溝を有する細長い板状をなす、請求項に記載の取出し具付き容器。
  4. 前記挿入口から突出した前記取出し具の前記基端部を覆うように前記外容器に取外し可能に装着される上蓋をさらに有する、請求項1~の何れか1項に記載の取出し具付き容器。
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