JP7262075B2 - 情報処理方法および情報処理システム - Google Patents

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Description

本開示は、荷物の配達についての情報処理方法および情報処理システムに関する。
近年、宅配業界では、配達荷物の受取人が不在の場合が増加しており、宅配業者の再配達に要する再配達コストが増大している。この問題に対し、再配達を削減するための技術が検討されている。例えば、特許文献1は、受取人が荷物を受け取るのに都合の良いコンビニエンスストア等の受取代理店を指定して、そこで荷物を受け取れる通販商品店舗受渡システムを開示している。この通販商品店舗受渡システムでは、運送業者の受渡管理サーバは、受取指定住所を検索キーに最寄りの受取代理店を検索し、該当する受取代理店候補を割り出し、その中から注文者の希望の受取代理店の決定を促す。
特許第5096963号公報
しかしながら、特許文献1に開示された通販商品店舗受渡システムでは、受取人は、荷物を受取代理店で受け取るかどうかを、自らで判断しなければならない。また、受取人が受取代理店を指定し、さらには、受取代理店に受け取りに行かなければならない。このように、特許文献1に開示された通販商品店舗受渡システムでは、受取人に手間を強いるという課題がある。
本開示は、荷物の受取人の手間なく荷物を配達先に届けつつ、配達コストを低減できる情報処理方法および情報処理システムを提供する。
本開示の一態様に係る情報処理方法は、コンピュータにより実行される情報処理方法であって、配達中の荷物の配達先における受取人の不在を示す情報が取得された場合、前記荷物の受け取りを代行する受取代行人の候補に関する情報を取得し、前記荷物の位置を示す情報および前記荷物の配達先を示す情報を取得し、前記荷物の位置および前記配達先の位置関係に基づいて、前記配達先への前記荷物の再配達に要する再配達コストを算出し、前記受取代行人の候補に関する情報に基づいて、前記受取代行人の候補を介した前記配達先への前記荷物の配達に要する代行配達コストを算出し、前記代行配達コストが前記再配達コストより小さい前記受取代行人の候補を前記受取代行人として選択し、前記受取代行人に前記荷物の受け取りの代行の依頼を通知する。
なお、上記の包括的または具体的な態様は、システム、装置、方法、集積回路、コンピュータプログラムまたはコンピュータ読取可能な記録ディスク等の記録媒体で実現されてもよく、システム、装置、方法、集積回路、コンピュータプログラムおよび記録媒体の任意な組み合わせで実現されてもよい。コンピュータ読み取り可能な記録媒体は、例えばCD-ROM(Compact Disc-Read Only Memory)等の不揮発性の記録媒体を含む。
本開示の情報処理方法および情報処理システムによれば、荷物の受取人の手間なく荷物を配達先に届けつつ、配達コストを低減することが可能になる。
図1は、実施の形態に係る情報処理システムを備える宅配業者による荷物の配達の流れの一例を示す模式図である。 図2は、実施の形態に係る情報処理システムの構成の一例を示すブロック図である。 図3は、実施の形態に係る配達人端末の構成の一例を示すブロック図である。 図4は、実施の形態に係る受取代行人端末の構成の一例を示すブロック図である。 図5は、実施の形態に係る情報処理システムを備える宅配業者による荷物の配達の流れの一例を示すシーケンス図である。 図6は、実施の形態に係る受取代行人端末における受取代行人登録時の動作の一例を示すフローチャートである。 図7は、実施の形態に係る受取代行人端末における受取代行人登録時の表示の一例を示す画面図である。 図8は、実施の形態に係る情報処理システムにおける受取代行人登録時の動作の一例を示すフローチャートである。 図9は、実施の形態に係る情報処理システムにおける配達荷物受付時の動作の一例を示すフローチャートである。 図10は、実施の形態に係る配達人端末における受取人の不在検知時の動作の一例を示すフローチャートである。 図11は、実施の形態に係る配達人端末における受取人の不在検知時の表示の一例を示す画面図である。 図12は、実施の形態に係る情報処理システムによる情報処理方法の一例を示すフローチャートである。 図13は、実施の形態に係る受取代行人端末における代行受け取り問合せ受信時の動作の一例を示すフローチャートである。 図14は、実施の形態に係る受取代行人端末における代行受け取り問合せ受信時の表示の一例を示す画面図である。 図15は、実施の形態に係る配達人端末における配達指示受信時の動作の一例を示すフローチャートである。 図16は、実施の形態に係る配達人端末における受取代行人への配達指示受信時の表示の一例を示す画面図である。 図17は、実施の形態に係る配達人端末における再配達指示受信時の表示の一例を示す画面図である。 図18は、実施の形態に係る受取代行人端末における配達完了時の動作の一例を示すフローチャートである。 図19は、実施の形態に係る受取代行人端末における配達完了時の表示の一例を示す画面図である。 図20は、実施の形態に係る受取代行人端末におけるインセンティブ付与時の表示の一例を示す画面図である。 図21は、実施の形態に係る情報処理システムにおける配達完了通知受信時の動作の一例を示すフローチャートである。 図22は、インセンティブの算出方法を説明するための図である。
近年、宅配業界では、コストを増大させる再配達を削減するための技術が検討されている。例えば、特許文献1の技術は、受取人が荷物を受け取るのに都合の良い受取代理店を指定して、そこで荷物を受け取れるが、上述したように、受取人に手間を強いるという課題がある。
そこで、本発明者らは、受取人に代わって荷物の受け取りを代行する受取代行人を検索することに着目して、荷物の受取人の手間なく荷物を配達先に届けつつ、配達コストを低減できる技術を、下記のように創案した。
本開示の情報処理方法は、コンピュータにより実行される情報処理方法であって、配達中の荷物の配達先における受取人の不在を示す情報が取得された場合、前記荷物の受け取りを代行する受取代行人の候補に関する情報を取得し、前記荷物の位置を示す情報および前記荷物の配達先を示す情報を取得し、前記荷物の位置および前記配達先の位置関係に基づいて、前記配達先への前記荷物の再配達に要する再配達コストを算出し、前記受取代行人の候補に関する情報に基づいて、前記受取代行人の候補を介した前記配達先への前記荷物の配達に要する代行配達コストを算出し、前記代行配達コストが前記再配達コストより小さい前記受取代行人の候補を前記受取代行人として選択し、前記受取代行人に前記荷物の受け取りの代行の依頼を通知する。
上記態様によると、受取人が自宅等の予め決められていた配達先にいる場合は配達先で荷物を受け取れるので、受取人が荷物を配達先で受け取る機会を失うことがない。また、受取人が不在であっても、代替の受取場所を指定する必要がない。つまり、受取人が受取代理店等の代替の受取場所にわざわざ受け取りに行かなくてもよい。このように、受取人の手間もない。また、受取人が不在で代行配達コストが再配達コストより小さい受取代行人が見つかった場合には、宅配業者は再配達の必要がなく、再配達のコストが削減できる。よって、上記態様によれば、荷物の受取人の手間なく荷物を配達先に届けつつ、配達コストを低減できる。
また、前記再配達コストは、荷物の再配達の起点となる位置から前記配達先までの距離、および、前記配達先の高さの少なくとも一方を用いて算出されるコストであってもよい。
上記態様によると、配達先の位置を考慮して再配達コストを正確に算出できる。
また前記受取代行人の候補に関する情報は、前記受取代行人の位置を含み、前記代行配達コストは、前記荷物の位置から前記受取代行人の位置までの距離、および、前記受取代行人の位置の高さの少なくとも一方を用いて算出されるコストを含んでいてもよい。
上記態様によると、受取代行人の位置を考慮して代行配達コストを正確に算出できる。
また、前記受取代行人の候補に関する情報は、受取代行の対価を含み、前記代行配達コストは、受取代行の対価に基づくコストを含んでいてもよい。
上記態様によると、受取代行の対価を考慮して代行配達コストを正確に算出できる。
また、コンピュータは、さらに、前記再配達コストと前記代行配達コストとの差に基づいてインセンティブを算出し、算出された前記インセンティブを前記受取代行人に付与してもよい。
上記態様によると、インセンティブによって受取代行人を確保しやすくなる。
また、前記受取人の不在を示す情報は、前記配達先に設置された機器のセンサ情報に基づく情報を含んでいてもよい。
上記態様によると、受取人の不在を確認しやすくなる。
また、前記受取代行人の候補に関する情報は、前記受取代行人が代行して受け取り可能な荷物の属性情報を含み、コンピュータは、さらに、前記配達中の荷物の属性情報を取得し、前記配達中の荷物の属性情報および前記受取代行人の候補が受け取りを代行可能な荷物の属性情報を用いて前記受取代行人の候補を絞り込んでもよい。
上記態様によると、受け取りを代行可能な荷物の属性情報という観点によって、受取代行人の候補を絞り込むことができ、最適な受取代行人を選択できる。
また、コンピュータは、さらに、前記受取代行人への前記荷物の受け取りの代行の可否の問合せを通知し、前記問合せは、前記荷物に関する情報を含んでいてもよい。
上記態様によると、受取代行人は問合せに含まれる荷物に関する情報を確認して、荷物の受け取りの代行の可否を検討できる。
また、前記受取代行人の候補に関する情報は、前記受取代行人が予め設定した予定情報を含み、コンピュータは、前記予定情報を用いて前記受取代行人の候補を絞り込んでもよい。
上記態様によると、現状受け取りの代行ができない予定となっている受取代行人の候補を除外できる。
また、コンピュータは、さらに、前記受取代行人への前記荷物の配達の指示を通知してもよい。
上記態様によると、受取人が不在となっている荷物を配達中の配達人等に受取代行人への荷物の配達をさせることができる。
本開示の情報処理方法は、配達中の荷物の配達先における受取人の不在を示す情報が取得された場合に、前記荷物の受け取りを代行する受取代行人の候補に関する情報を取得する候補情報取得部と、前記荷物の位置を示す情報および前記荷物の配達先を示す情報を取得する荷物情報取得部と、前記荷物の位置および前記配達先の位置関係に基づいて、前記配達先への前記荷物の再配達に要する再配達コストを算出する再配達コスト算出部と、前記受取代行人の候補に関する情報に基づいて、前記受取代行人の候補を介した前記配達先への前記荷物の配達に要する代行配達コストを算出する代行配達コスト算出部と、前記代行配達コストが前記再配達コストより小さい前記受取代行人の候補を前記受取代行人として選択する選択部と、前記受取代行人に前記荷物の受け取りの代行依頼を通知する通知部と、を備える。
上記態様によると、荷物の受取人の手間なく荷物を配達先に届けつつ、配達コストを低減できる情報処理システムを提供できる。
なお、上記の包括的または具体的な態様は、システム、装置、方法、集積回路、コンピュータプログラムまたはコンピュータ読取可能な記録ディスク等の記録媒体で実現されてもよく、システム、装置、方法、集積回路、コンピュータプログラムまたは記録媒体の任意な組み合わせで実現されてもよい。コンピュータ読み取り可能な記録媒体は、例えばCD-ROM等の不揮発性の記録媒体を含む。また、装置またはシステムは、1つ以上の装置で構成されてもよい。装置またはシステムが2つ以上の装置で構成される場合、当該2つ以上の装置は、1つの機器内に配置されもよく、分離した2つ以上の機器内に分かれて配置されてもよい。本明細書および特許請求の範囲では、「システム」とは、1つの装置からなるシステムを意味し得るだけでなく、複数の装置からなるシステムも意味し得る。
以下、本開示に係る情報処理方法および情報処理システムについて、図面を参照しながら具体的に説明する。なお、以下で説明する実施の形態は、いずれも包括的または具体的な例を示すものである。以下の実施の形態で示される数値、形状、構成要素、構成要素の配置位置および接続形態、ステップ(工程)、ステップの順序等は、一例であり、本開示を限定する主旨ではない。また、以下の実施の形態における構成要素のうち、最上位概念を示す独立請求項に記載されていない構成要素については、任意の構成要素として説明される。また、各図は模式図であり、必ずしも厳密に図示されたものではない。さらに、各図において、実質的に同一の構成要素に対しては同一の符号を付しており、重複する説明は省略または簡略化される場合がある。
(実施の形態)
実施の形態に係る情報処理システムの構成を説明する。
以下の実施の形態では、情報処理システムは、例えば宅配業者が備えるサーバ装置であり、情報処理システムは、宅配業者の配達人(例えば宅配業者の従業員)の端末である配達人端末、および、配達人によって配達中の荷物の受け取りを受取人に代わって代行する受取代行人の端末である受取代行人端末と例えば無線等により通信可能となっている。例えば、配達人端末および受取代行人端末は、情報処理システムが情報処理方法を実行するに当たり必要な情報を取得し、取得した情報を情報処理システムに送信する機能を有する。当該機能は、配達人端末および受取代行人端末に記憶されたアプリケーション等のソフトウェアによって実現される。以下では、配達人端末および受取代行人端末の構成についても説明する。
実施の形態の情報処理システムによる情報処理方法の説明のために、まずは、情報処理システムを備える宅配業者による荷物の配達の流れについて、図1で概説する。
図1は、実施の形態に係る情報処理システムを備える宅配業者3による荷物の配達の流れの一例を示す模式図である。例えば、宅配業者3は情報処理システムを備え、配達人4は配達人端末(例えば配達に関するアプリケーションがインストールされた携帯端末等)を備え、受取代行人5A~5Cはそれぞれ受取代行人端末(例えば受け取りの代行のためのアプリケーションがインストールされた携帯端末等)を備える。なお、受取代行人5A~5Cを総称して受取代行人5とも呼ぶ。
荷主1は、受取人2に配達したい荷物の配達を宅配業者3に依頼する。宅配業者3の配達人4は、荷物の受取人2への配達を試行する。受取人2が配達先にいる場合(例えば在宅の場合)は、配達が完了する。なお、配達先は、受取人2の自宅でなくてもよく、勤務先等であってもよい。受取人2が不在の場合は、宅配業者3は、受取人2に代わって荷物の受け取りを代行する受取代行人5を探して、受け取りの代行の問合せを順次行う。宅配業者3は、まず、受取代行人5Aに問合せを行ったが辞退され、次に、受取代行人5Bに問合せを行ったが辞退され、次に受取代行人5Cに問合せを行って承諾されたとする。配達人4は、代行を承諾した受取代行人5Cに荷物を配達する。その後、受取代行人5Cは、宅配業者3の代わりに荷物を受取人2に配達する。
このように、本開示では、荷物の配達において宅配業者3に加えて受取代行人5が介することがある。つまり、配達人4は受取人2が不在の場合に、荷物をいったん持ち帰ってから再配達をするということをせずに、荷物を受取人2の代わりに受取代行人5へ配達することがある。
次に、宅配業者3が備える情報処理システム、配達人4が備える配達人端末および受取代行人5が備える受取代行人端末の構成を説明する。
まずは、情報処理システムについて説明する。
図2は、実施の形態に係る情報処理システム31の構成の一例を示すブロック図である。
情報処理システム31は、不在情報取得部311と、候補情報取得部312と、荷物情報取得部313と、再配達コスト算出部314と、代行配達コスト算出部315と、選択部316と、通知部317と、付与部318とを備える。
情報処理システム31は、例えば、プロセッサ310(マイクロプロセッサ)、メモリおよび通信部319を含むコンピュータである。メモリは、ROM、RAM等であり、プロセッサ310により実行されるプログラムを記憶することができる。また、メモリには、荷物DB3111および受取代行人DB3121が記憶される。なお、プログラム、荷物DB3111および受取代行人DB3121は、1つのメモリに記憶されていてもよいし、それぞれ異なるメモリに記憶されていてもよい。通信部319は、通信回路等によって実現され、後述する配達人端末41および受取代行人端末51へ情報を送信し、また、配達人端末41および受取代行人端末51から情報を受信する。情報処理システム31が機能構成要素として備える不在情報取得部311、候補情報取得部312、荷物情報取得部313、再配達コスト算出部314、代行配達コスト算出部315、選択部316、通知部317および付与部318は、メモリに格納されたプログラムを実行するプロセッサ310によって実現される。
荷物DB3111は、配達人4によって配達される荷物の情報についてのデータベースである。荷物の情報は、例えば、荷物番号、荷主の氏名、荷主の住所、受取人2の氏名、配達先(具体的には受取人2の住所)、荷物の属性情報(具体的には、荷物のサイズ、荷物の重量または冷蔵の必要性(クール便か否か)など)、荷受日時、配達希望日時および荷物の現在の状態(例えば荷物が再配達される状態または受取代行人5に配達される状態など)などを含む。荷物DB3111は、例えば、プロセッサ310によって情報の登録および更新が行われる。
受取代行人DB3121は、登録された受取代行人5の候補に関する情報についてのデータベースである。受取代行人の候補に関する情報は、例えば、受取代行人番号、受取代行人5の氏名、受取代行人5の位置(具体的には受取代行人5の住所)、受け取りを代行可能な荷物の属性情報(具体的には代行受け取りが可能な荷物の最大サイズ、代行受け取りが可能な荷物の最大重量またはクール便の代行受け取りが可能か否かの情報など)、受取代行人5が予め設定した予定情報(例えば代行受け取りが可能な曜日または時間帯など)、受取代行の対価および現在の在宅情報などを含む。受取代行人DB3121は、例えば、プロセッサ310によって情報の登録および更新が行われる。
不在情報取得部311は、配達人4によって配達中の荷物の配達先における受取人2の不在を示す情報を取得する。例えば、不在情報取得部311は、通信部319を介して配達人4が所持する配達人端末41から受取人2の不在を示す情報を取得する。
候補情報取得部312は、配達人4によって配達中の荷物の配達先における受取人2の不在を示す情報が取得された場合に、荷物の受け取りを代行する受取代行人5の候補に関する情報を取得する。例えば、候補情報取得部312は、受取代行人DB3121から受取代行人5の候補に関する情報を取得する。
荷物情報取得部313は、配達人4によって配達中の荷物の配達先における受取人2の不在を示す情報が取得された場合に、荷物の位置を示す情報および荷物の配達先を示す情報を取得する。例えば、荷物情報取得部313は、通信部319を介して配達人4が所持する配達人端末41から荷物の位置(つまり、当該荷物を配達中の配達人4の現在位置)を示す情報を取得する。また、例えば、荷物情報取得部313は、荷物DB3111から荷物の配達先を示す情報を取得する。
再配達コスト算出部314は、荷物情報取得部313によって取得された荷物の位置および配達先の位置関係に基づいて、配達先への荷物の再配達に要する再配達コストを算出する。再配達コストは、例えば、受取人2が不在の場合に、配達人4が荷物を持ち帰って宅配業者が再度受取人2に配達するために必要なコストである。再配達コストは、例えば、荷物の再配達の起点となる位置から配達先までの距離、および、配達先の高さの少なくとも一方を用いて算出されるコストである。再配達の起点となる位置は、例えば、荷物の配送センターといった拠点などの位置、または、配達人4が運転する宅配トラックの固定的な巡回ルート上の位置である。例えば、荷物の再配達の起点となる位置から配達先までの距離が大きいほど再配達コストは大きくなる傾向にある。ただし、配達先が拠点から離れている位置にあったとしても、巡回ルート上の位置にある場合には、当該配達先に再配達をしないときも配達人4は当該巡回ルートを通ることになるため、再配達コストは大きくなりにくい。また、配達先の高さは、例えば、配達先の階数または標高などの高さである。例えば、配達先が高層階の場合には、再配達にあたって配達人4の手間が発生し、また、時間も要することになることから再配達コストは大きくなりやすい。また、配達先の標高が高い場合には、より多くの燃料費がかかり得るため、再配達コストは大きくなりやすい。再配達コストは、荷物の再配達の起点となる位置から配達先までの距離、および、配達先の高さのいずれか一方またはその両方の組み合わせを用いて算出される尺度である。このように、再配達コストの算出に当たり配達先の位置が考慮されることで、再配達コストを正確に算出できる。なお、再配達は、現在荷物を配達中の配達人4が行ってもよいし、配達人4が拠点に荷物を持ち帰った後、別の配達人が行ってもよい。
代行配達コスト算出部315は、受取代行人5の候補に関する情報に基づいて、受取代行人5の候補を介した配達先への荷物の配達に要する代行配達コストを算出する。代行配達コストは、受取人2が不在の場合に、荷物を受取代行人5に配達するために必要なコストである。
代行配達コストは、例えば、荷物の位置から受取代行人5の位置までの距離、および、受取代行人5の位置の高さの少なくとも一方を用いて算出されるコスト(移動コストとも呼ぶ)を含む。荷物の位置は、例えば、受取人2が不在であることが検知された時点での配達人4の現在位置である。また、受取代行人5の位置の高さは、例えば、受取代行人5のいる位置の階数または標高などの高さである。例えば、荷物の位置から受取代行人5の位置までの距離が大きいほど、また、受取代行人5の位置の高さが高いほど移動コストは大きくなる傾向にある。このように、代行配達コストの算出に当たり受取代行人5の位置が考慮されることで、代行配達コストを正確に算出できる。
また、代行配達コストは、受取代行人5による受取代行の対価に基づくコスト(対価コストとも呼ぶ)を含んでいてもよい。対価コストは、金銭であってもよく、ポイントプログラム(ロイヤルティプログラム)における買い物などに利用可能なポイントであってもよく、景品などであってもよい。このように、代行配達コストが受取代行の対価に基づくコストを含むことで、受取代行の対価を考慮して代行配達コストを正確に算出できる。また、代行配達コストは、移動コストと対価コストとの合計であってもよく、さらに他の費用が含まれてもよい。また、代行配達コストに対価コストが含まれていなくてもよい。つまり、受取代行人5が無償で受け取りの代行を行う者である場合には、対価コストがゼロであってもよい。なお、詳細は後述するが、代行配達コストの他に、受取代行人5にインセンティブが付与されてもよい。
選択部316は、代行配達コストが再配達コストより小さい受取代行人の候補を受取代行人5として選択する。具体的には、選択部316は、代行配達コストが再配達コストより小さく、かつ、配達中の荷物が受取代行人5の受け取り可能な条件を満たしている受取代行人5の候補を受取代行人5として選択する。受取代行人5の受け取り可能な条件は、例えば、受取代行人5の候補に関する情報に含まれており、具体的には、受取代行人5が受け取りを代行可能な荷物の属性情報、受取代行人5が予め設定した予定情報または受取代行人5の現在の在宅情報についての条件である。受取代行人5が受け取りを代行可能な荷物の属性情報についての条件は、例えば、配達中の荷物のサイズもしくは重量が受取代行人5の代行受け取りが可能な荷物の最大サイズもしくは重量以下であるという条件、または、受取代行人5がクール便の荷物の受け取りが不可の場合には配達中の荷物がクール便でないという条件などである。また、受取代行人5が予め設定した予定情報についての条件は、例えば、現在受取代行人5が受け取り可能な時間帯であるかという条件である。また、受取代行人5の現在の在宅情報についての条件は、例えば、現在受取代行人5が在宅であるという条件である。選択部316は、このような条件に合致する受取代行人5を受取代行人DB3121から検索する。
このように、選択部316は、荷物情報取得部313が取得した配達中の荷物の属性情報、ならびに、候補情報取得部312が取得した受取代行人5の候補が受け取りを代行可能な荷物の属性情報および受取代行人5が予め設定した予定情報を用いて、受取代行人5の候補を絞り込む。配達中の荷物の属性情報および受取代行人5の候補が受け取りを代行可能な荷物の属性情報を用いて受取代行人5の候補を絞り込むことで、受け取りを代行可能な荷物の属性情報という観点によって、受取代行人5の候補を絞り込むことができ、最適な受取代行人5を選択できる。また、受取代行人5が予め設定した予定情報を用いて受取代行人5の候補を絞り込むことで、現状受け取りの代行ができない予定となっている受取代行人5の候補を除外できる。なお、選択部316は、これらの受取代行人5の受け取り可能な条件に全て合致する受取代行人5を選択しなくてもよく、少なくともいずれかの条件に合致する受取代行人5を選択してもよい。
通知部317は、選択された受取代行人5への荷物の受け取りの代行の可否の問合せを通知する。例えば、複数の受取代行人5が選択された場合には、通知部317は、複数の受取代行人5のうち、代行配達コストの小さな受取代行人5から順に、代行受け取りが可能かどうかの問合せを通知する。当該問合せは、例えば、荷物に関する情報を含み、受取代行人5は、当該問合せに含まれる荷物に関する情報を確認して、荷物の受け取りの代行の可否を検討できる。そして、通知部317は、代行受け取りが可能と回答があった受取代行人5に荷物の受け取りの代行の依頼を通知する。例えば、通知部317は、これらの通知を通信部319を介して受取代行人端末51へ送信し、上記回答を通信部319を介して受信する。また、通知部317は、受取代行人5への荷物の配達の指示を通知する。具体的には、通知部317は、通信部319を介して当該指示を配達人端末41へ送信する。これにより、配達人4に受取代行人5への荷物の配達をさせることができる。
付与部318は、再配達コストと代行配達コストとの差に基づいてインセンティブを算出し、算出されたインセンティブを受取代行人5に付与する。上述したように、代行配達コストの他に、受取代行人5にインセンティブが付与されてもよく、付与部318は、このようなインセンティブを算出し、受取代行人5に付与する。これにより、インセンティブによって受取代行人を確保しやすくなる。なお、情報処理システム31は、付与部318を備えていなくてもよい。つまり、受取代行人5にインセンティブが付与されなくてもよい。
次に、配達人端末41の構成について説明する。
図3は、実施の形態に係る配達人端末41の構成の一例を示すブロック図である。
配達人端末41は、不在検知部411と、現在位置検出部412と、配達指示部413とを備える。
配達人端末41は、例えば、プロセッサ410(マイクロプロセッサ)、メモリおよび通信部414を含むコンピュータである。メモリは、ROM、RAM等であり、プロセッサ410により実行されるプログラムを記憶することができる。通信部414は、通信回路等によって実現され、情報処理システム31へ情報を送信し、また、情報処理システム31から情報を受信する。配達人端末41が機能構成要素として備える不在検知部411、現在位置検出部412、および、配達指示部413は、メモリに格納されたプログラムを実行するプロセッサ410によって実現される。
不在検知部411は、配達中の荷物の受取人2が不在であることを検知する。例えば、不在検知部411は、配達人4が実際に受取人2のところに行って不在であることがわかり、配達人4が配達人端末41にその旨を入力することによって受取人2の不在を検知してもよいし、配達先に設置された機器のセンサ情報を受信することによって受取人2の不在を検知してもよい。具体的には、不在検知部411は、配達先に設置された電灯のスイッチに連動して点灯の情報を送信するセンサなど、受取人2の家に設置された機器のセンサ情報を受信することによって受取人2の不在を検知してもよい。また、近年、IoT(Internet of Things)機器が増加していることから、不在検知部411は、受取人2の家に設置されたIoT機器から受取人2の不在を示す情報を受信することで、受取人2の不在を検知してもよい。このように、受取人の不在を示す情報は、配達先に設置された機器のセンサ情報に基づく情報を含むことで、受取人2の不在を確認しやすくなる。また、不在検知部411は、受取人2の予定情報を取得し、受取人2の不在を推定することで、受取人2の不在を検知してもよい。不在検知部411は、受取人2の不在を検知した場合、通信部414を介して受取人2の不在を示す情報を情報処理システム31へ送信する。
現在位置検出部412は、受取人2の不在が検知された場合に、配達人端末41の現在位置を検出する。現在位置は例えばGPS(Global Positioning System)などにより検出される。なお、配達人端末41は、GPS受信機を有していなくてもよく、この場合、現在位置検出部412は、配達人4が乗車する宅配トラックが有するGPS受信機から宅配トラックの現在位置を取得することで現在位置を検出してもよい。荷物を配達中の配達人4が所持している配達人端末41および配達人4が配達のために乗車する宅配トラックの現在位置は基本的に同じであるためである。現在位置検出部412は、通信部414を介して、検出した現在位置を示す情報を情報処理システム31へ送信する。
配達指示部413は、受取代行人5に配達するという指示または再配達をするという指示を情報処理システム31から受信したときに、配達人4に受取代行人5への配達または再配達の指示をする。例えば、配達指示部413は、配達人端末41が備えるディスプレイ等にこれらの指示を表示する。
次に、受取代行人端末51の構成について説明する。
図4は、実施の形態に係る受取代行人端末51の構成の一例を示すブロック図である。受取代行人端末51は、受取代行人登録部511と、代行受取可否回答部512と、配達完了受付部513とを備える。
受取代行人端末51は、例えば、プロセッサ510(マイクロプロセッサ)、メモリおよび通信部514を含むコンピュータである。メモリは、ROM、RAM等であり、プロセッサ510により実行されるプログラムを記憶することができる。通信部514は、通信回路等によって実現され、情報処理システム31へ情報を送信し、また、情報処理システム31から情報を受信する。受取代行人端末51が機能構成要素として備える受取代行人登録部511、代行受取可否回答部512、および、配達完了受付部513は、メモリに格納されたプログラムを実行するプロセッサ510によって実現される。
受取代行人登録部511は、受取代行人5になりたい人の登録の受け付けを行う。受取代行人登録部511は、受取代行人5になりたい人に入力された登録内容を通信部514を介して情報処理システム31へ送信する。
代行受取可否回答部512は、通信部514を介して代行受け取りの問合せを受信した場合に、受取代行人5による代行受け取りを行うかどうかの回答の受け付けを行う。代行受取可否回答部512は、受取代行人5に入力された回答内容を通信部514を介して情報処理システム31へ送信する。
配達完了受付部513は、受取代行人5が代行受け取りをした荷物の受取人2への配達が完了した旨の入力の受け付けを行う。配達完了受付部513は、受取代行人5からその旨の入力があった場合、その旨を通信部514を介して情報処理システム31へ送信する。
次に、受取代行人5を介した荷物の配達の流れおよび情報処理システム31、配達人端末41および受取代行人端末51の動作について説明する。
まず、受取代行人5を介した荷物の配達の流れについて図5を用いて説明する。
図5は、実施の形態に係る情報処理システム31を備える宅配業者3による荷物の配達の流れの一例を示すシーケンス図である。上述したように、情報処理システム31は宅配業者3に備えられ、配達人端末41は配達人4に備えられ(具体的には所持され)、受取代行人端末51は受取代行人5に備えられている(具体的には所持されている)とする。
まず、ステップS1において、受取代行人5は予め、宅配業者3に対して、自身を受取代行人5として登録しておく。
ステップS2において、荷主1は、受取人2に配達したい荷物の配達を宅配業者3に依頼する。
ステップS3において、宅配業者3は、荷物の受取人2への配達を配達人4に行わせる。例えば、ここでは、受取人2が不在であったとする。
ステップS4において、配達人4は、受取人2が不在であることを検知し、宅配業者3へその旨を通知する。なお、配達人4が受取人2へ向けて拠点を出発する前に、予め受取人2の不在を検知することも考えられるが、拠点の出発前に受取人2の不在を検知した後に受取人2が帰宅することも考えられる。このため、不在の検知は、配達人4が配達先に到着したとき、または、配達先に到着する直前に行われてもよい。具体的には、配達人4が所定の順序で複数の配達先を訪問する際に、ある配達先への訪問後、次の配達先へ出発する際に不在の検知が行われてもよい。
ステップS5において、宅配業者3は、候補となる受取代行人5を検索し、受取代行人5の候補に順次、例えば、代行配達コストの安い候補から順次、代行受け取りをしてもらえるかの問合せを行う。
ステップS6において、代行受け取りを承諾する受取代行人5は、代行受け取りの承諾を宅配業者3に回答する。
受取代行人5の候補から承諾を得た時点で、宅配業者3はその候補を受取代行人5として選択し、問合せを終了する。そして、ステップS7において、宅配業者3は、その受取代行人5に代行受け取りを依頼する。
また、ステップS8において、宅配業者3は、配達人4へ受取代行人5に荷物を配達するように指示し、ステップS9において、配達人4は、受取代行人5に荷物を配達する。
その後、ステップS10において、受取代行人5は、荷物を受取人2に配達し、ステップS11において、宅配業者3に荷物の受取人2への配達の完了を通知する。
そして、ステップS12において、宅配業者3は受取代行人5にインセンティブを付与する。
次に、上記各ステップのうち、情報処理システム31、配達人端末41および受取代行人端末51に関係するステップにおける情報処理システム31、配達人端末41および受取代行人端末51の動作について図6から図22を参照しつつ説明する。
図5のステップS1における受取代行人端末51の動作について図6および図7を用いて説明する。
図6は、実施の形態に係る受取代行人端末51における受取代行人登録時の動作の一例を示すフローチャートである。
図7は、実施の形態に係る受取代行人端末51における受取代行人登録時の表示の一例を示す画面図である。
図6に示すように、ステップS501において、受取代行人登録部511は、受取代行人5になることを希望する人からの受取代行人登録情報の入力を受け付ける。受取代行人登録情報の入力画面の一例を図7に示す。図7には、受取代行人登録情報の一例として、氏名、住所、代行受け取りが可能な荷物の属性情報(荷物最大サイズ、荷物最大重量およびクール便の可否)が入力されるときの画面の一例が示される。荷物最大サイズは例えば、60サイズ/80サイズ/120サイズ等から選択される。荷物最大重量は例えば、5kg/10kg/20kg等から選択される。クール便の可否は、可/不可から選択される。
ステップS502において、受取代行人登録部511は、通信部514を通じて、受け付けた受取代行人登録情報を情報処理システム31に送信する。
図5のステップS1における情報処理システム31の動作について図8を用いて説明する。
図8は、実施の形態に係る情報処理システム31における受取代行人登録時の動作の一例を示すフローチャートである。
図8に示すように、ステップS301において、情報処理システム31は、通信部319を通じて、受取代行人端末51を用いた新規の受取代行人5になることを希望する人からの受取代行人登録情報を受信する。
ステップS302において、情報処理システム31は、受信した受取代行人登録情報を受取代行人DB3121に登録する。このようにして、情報処理システム31は、複数の受取代行人5の希望者のそれぞれから受取代行人登録情報を受信することで、受取代行人DB3121には、複数の受取代行人登録情報が登録される。
次に、図5のステップS2における情報処理システム31の動作について図9を用いて説明する。
図9は、実施の形態に係る情報処理システム31における配達荷物受付時の動作の一例を示すフローチャートである。
図9に示すように、ステップS311において、情報処理システム31は、通信部319を通じて、荷主1からの荷物の配達の依頼を受け付ける。当該依頼には、荷物の情報として、例えば、荷主1の氏名、荷主1の住所、受取人2の氏名、受取人2の住所、冷蔵の必要性(クール便か否か)、および、配達希望日時などの情報が含まれている。
ステップS312において、情報処理システム31は、当該依頼に基づいて荷物の情報を荷物DB3111に登録する。荷物DB3111には、荷物の情報として、荷物番号、荷主1の氏名、荷主1の住所、受取人2の氏名、配達先(具体的には受取人2の住所)、荷物の属性情報(具体的には、荷物のサイズ、荷物の重量または冷蔵の必要性(クール便か否か)など)、荷受日時および配達希望日時などが登録される。荷物DB3111に情報が登録された荷物は、適切なタイミングで配達人4により配達が試行されるが、ここでは説明を省略する。
次に、図5のステップS4における配達人端末41の動作について図10および図11を用いて説明する。
図10は、実施の形態に係る配達人端末41における受取人2の不在検知時の動作の一例を示すフローチャートである。
図11は、実施の形態に係る配達人端末41における受取人2の不在検知時の表示の一例を示す画面図である。
図10に示すように、ステップS401において、不在検知部411は、荷物の受取人2の不在を検知する。
不在検知部411が受取人2の不在を検知した場合、ステップS402において、不在検知部411は、受取人2の不在を検知した旨を配達人端末41のディスプレイ等に表示する。当該表示の一例を図11に示す。図11に示すように、受取人2が不在である旨、受取人2および荷物の情報、ならびに、受取代行人5を検索する旨が表示される。
ステップS403において、現在位置検出部412は、現在位置を検出する。
ステップS404において、不在検知部411および現在位置検出部412は、通信部414を通じて、情報処理システム31に受取人2が不在である旨と現在位置とを送信する。
次に、図5のステップS5からステップS8における情報処理システム31の動作、すなわち、情報処理システム31による情報処理方法について図12を用いて説明する。
図12は、実施の形態に係る情報処理システム31による情報処理方法の一例を示すフローチャートである。
配達人4による配達の試行中に、図12に示すように、ステップS321において、不在情報取得部311は、配達人端末41から、配達中の荷物の配達先における受取人2の不在を示す情報を取得する。受取人2の不在を示す情報が取得された場合に、ステップS322以降の処理が行われる。
ステップS322において、候補情報取得部312は、受取代行人DB3121から、荷物の受け取りを代行する受取代行人5の候補に関する情報を取得する。
ステップS323において、荷物情報取得部313は、配達人端末41から荷物の位置を示す情報を取得し、また、荷物DB3111から荷物の配達先を示す情報を取得する。
ステップS324において、再配達コスト算出部314は、荷物の位置および配達先の位置関係に基づいて配達先への荷物の再配達に要する再配達コストを算出する。
ステップS325において、代行配達コスト算出部315は、受取代行人5の候補に関する情報に基づいて、受取代行人5の候補を介した配達先への荷物の配達に要する代行配達コストを算出する。具体的には、代行配達コスト算出部315は、受取代行人DB3121に登録されている受取代行人5のなかから、荷物のサイズなどの属性情報により、代行受け取りが可能な受取代行人5の候補を選択し、その全員について代行配達コストを算出する。ここで、代行配達コスト算出部315は、代行配達コストを算出する前に、さらに、荷物情報取得部313が取得した荷物の位置(つまり配達人端末41または宅配トラックの現在位置)から所定の位置範囲にある受取代行人5に絞り込んでもよい。つまり、荷物の位置から遠い位置にいる受取代行人5を除外してもよい。
ステップS326において、選択部316は、条件を満たす受取代行人5の候補がいるか否かを判定する。具体的には、選択部316は、代行配達コストが再配達コストをより小さい受取代行人5の候補がいるか否かを判定する。例えば、選択部316は、代行配達コストの昇順に、つまり、代行配達コストが小さいものから順に受取代行人5の候補を並べ替えて当該判定を行ってもよい。また、選択部316は、上記コストについての条件に加えて、さらに、上述したような、受取代行人5が受け取りを代行可能な荷物の属性情報、受取代行人5が予め設定した予定情報または受取代行人5の現在の在宅情報についての条件も満たす候補がいるか否かを判定してもよい。なお、受取代行人5の現在の在宅情報について、例えば、受取代行人5が自宅にいるか否かを受取代行人5の自宅等に設置された機器のセンサ情報に基づいて判定されてもよい。受取代行人5が不在の場合には、当該受取代行人5を候補から除外してもよい。
ステップS326において、選択部316は、条件を満たす受取代行人5の候補がいる場合には(ステップS326でYes)、ステップS329に進み、いない場合には(ステップS326でNo)、ステップS327に進む。なお、図5では、条件を満たす受取代行人5の候補がいる場合についての流れを説明したが、ここでは、条件を満たす受取代行人5の候補がいない場合についても説明する。
ステップS327において、情報処理システム31は、当該荷物を再配達の荷物として荷物DB3111に登録する。つまり、荷物DB3111において、当該荷物の状態が再配達される状態に更新される。
ステップS328において、通知部317は、通信部319を通じて、当該荷物の再配達の指示を配達人端末41に通知する。
ステップS329において、選択部316は、条件を満たす受取代行人5の候補、つまり、少なくとも代行配達コストが再配達コストより小さい受取代行人5の候補を受取代行人5として選択する。
ステップS330において、通知部317は、通信部319を通じて、選択した受取代行人5のうち代行配達コストが小さい受取代行人5の候補から順次、代行受け取りの可否の問合せをする。すなわち、ステップS331において、通知部317は、受取代行人5の候補から代行受け取りが可能であることを示す回答があった場合(ステップS331でYes)、ステップS332に進み、代行受け取りが不可であることを示す回答があった場合、または、所定の時間経過しても回答がなかった場合(ステップS331でNo)、次に代行配達コストが小さい受取代行人5の候補がいなくなるか、代行受け取りが可能であることを示す回答があるまで、同じようにステップS329からステップS331での処理が行われる。なお、所定の時間は、特に限定されず、例えば宅配業者3に応じて適宜決定される。
ステップS332において、通知部317は、受取代行人5に荷物の受け取りの代行の依頼を通知する。具体的には、通知部317は、通信部319を通じて、受取代行人5に代行受け取りの依頼を送信する。
ステップS333において、情報処理システム31は、当該荷物を代行受け取りの荷物として荷物DB3111に登録する。つまり、荷物DB3111において、当該荷物の状態が受取代行人5に配達される状態に更新される。
ステップS334において、通知部317は、通信部319を通じて、受取代行人5への荷物の配達の指示を配達人端末41に通知する。
次に、図5のステップS5およびステップS6における受取代行人端末51の動作について、図13および図14を用いて説明する。
図13は、実施の形態に係る受取代行人端末51における代行受け取り問合せ受信時の動作の一例を示すフローチャートである。
図14は、実施の形態に係る受取代行人端末51における代行受け取り問合せ受信時の表示の一例を示す画面図である。
図13に示すように、ステップS511において、代行受取可否回答部512は、通信部514を通じて、情報処理システム31からの代行受け取りの可否の問合せを受信する。
ステップS512において、代行受取可否回答部512は、問合せの内容を例えば受取代行人端末51が備えるディスプレイ等に表示し、受取代行人5の候補から代行受け取りの可否の回答を受け付ける。表示および受け付けの画面の一例を図14に示す。図14に示すように、荷物の情報、代行受け取りの配達日時の情報が表示され、受取代行人5の候補からの承諾または辞退の回答を受け付け可能となっている。
ステップS513において、代行受取可否回答部512は、通信部514を通じて、回答内容を情報処理システム31に送信する。
次に、図5のステップS8における配達人端末41の動作について、図15および図16を用いて説明する。
図15は、実施の形態に係る配達人端末41における配達指示受信時の動作の一例を示すフローチャートである。
図16は、実施の形態に係る配達人端末41における受取代行人5への配達指示受信時の表示の一例を示す画面図である。
ステップS411において、配達人端末41は、通信部414を通じて、情報処理システム31からの配達の指示を受信する。例えば、受取代行人5が見つかった場合、通知部317は、通信部319を通じて、受取代行人5への荷物の配達の指示を配達人端末41に通知するため、配達人端末41は、受取代行人5への荷物の配達の指示を受信する。
ステップS412において、配達指示部413は、情報処理システム31からの指示に従って、受取代行人5への配達指示を例えば配達人端末41が備えるディスプレイ等に表示する。受取代行人5への配達指示の表示の一例を図16に示す。図16に示すように、荷物の情報、受取代行人5の情報および受取代行人5への配達指示が表示される。
なお、受取代行人5が見つからなかった場合、通知部317は、通信部319を通じて、荷物の再配達の指示を配達人端末41に通知するため、配達人端末41は、荷物の再配達の指示を受信する。この場合、配達指示部413は、情報処理システム31からの指示に従って、荷物の再配達の指示を例えば配達人端末41が備えるディスプレイ等に表示する。荷物の再配達の指示の表示の一例を図17に示す。
図17は、実施の形態に係る配達人端末41における再配達指示受信時の表示の一例を示す画面図である。図17に示すように、荷物の情報および再配達指示が表示される。
次に、図5のステップS11およびステップS12における受取代行人端末51の動作について、図18から図20を用いて説明する。
図18は、実施の形態に係る受取代行人端末51における配達完了時の動作の一例を示すフローチャートである。
図19は、実施の形態に係る受取代行人端末51における配達完了時の表示の一例を示す画面図である。
図20は、実施の形態に係る受取代行人端末51におけるインセンティブ付与時の表示の一例を示す画面図である。
図18に示すように、ステップS521において、配達完了受付部513は、受取代行人5からの受取人2への配達完了の入力を受け付け、通信部514を通じて、情報処理システム31に配達完了の情報を送信する。当該受け付けの画面の一例を図19に示す。図19に示すように、受取代行人5によって配達を完了した荷物が選択され、その旨が送信される。なお、図19では、例えば、受取代行人5が3つの荷物の受け取りの代行をしているため、3つの荷物の情報が表示されている。例えば、受取代行人5が1つの荷物の受け取りの代行をしている場合、1つの荷物の情報が表示される。
ステップS522において、配達完了受付部513は、通信部514を通じて、情報処理システム31からインセンティブの情報を受信し、受取代行人端末51が備えるディスプレイ等にその内容を表示する。インセンティブの内容の表示の一例を図20に示す。図20に示すように、今回付与されたインセンティブおよび受取代行人5が保有する累計のインセンティブが表示されている。
次に、図5のステップS11およびステップS12における情報処理システム31の動作について、図21を用いて説明する。
図21は、実施の形態に係る情報処理システム31における配達完了通知受信時の動作の一例を示すフローチャートである。
図21に示すように、ステップS331において、情報処理システム31は、通信部319を通じて、受取代行人端末51からの受取人2への配達完了通知を受信する。
ステップS332において、配達完了通知が受信されたことで、情報処理システム31は、当該荷物の配達完了を荷物DB3111に登録する。つまり、荷物DB3111において、当該荷物の状態が配達完了の状態に更新される。
ステップS333において、付与部318は、受取代行人5へのインセンティブを受取代行人DB3121に登録し、受取代行人端末51にインセンティブ情報を送信する。
ここで、インセンティブの算出方法について図22を用いて説明する。
図22は、インセンティブの算出方法を説明するための図である。
図22に示すように、インセンティブは、例えば、再配達コストと代行配達コスト(具体的には移動コストと対価コストとの和)との差に基づいて算出される。宅配業者3にとっては、再配達するよりもコストの低い受取代行人5をインセンティブによって確保しやすくなる。また、受取代行人5にとっては、インセンティブという追加の報酬を得ることができる。なお、再配達コストと代行配達コストとの差分全てに対応するインセンティブが付与されてもよいし、荷物の受け取りの代行にあたりインセンティブがなくてもよい。
以上説明したように、本開示の情報処理方法および情報処理システム31によれば、受取人2が配達先にいる場合は配達先で荷物を受け取れるので、受取人2が荷物を配達先で受け取る機会を失うことがない。また、受取人2が不在であっても、代替の受取場所を指定する必要がない。つまり、受取人2が受取代理店等の代替の受取場所にわざわざ受け取りに行かなくてもよい。このように、受取人2の手間もない。また、受取人2が不在で代行配達コストが再配達コストより小さい受取代行人5が見つかった場合には、宅配業者3は再配達の必要がなく、再配達のコストが削減できる。よって、荷物の受取人2の手間なく荷物を配達先に届けつつ、配達コストを低減できる。
(その他の実施の形態)
以上、本開示の情報処理方法および情報処理システム31について、実施の形態に基づいて説明したが、本開示は、上記実施の形態に限定されるものではない。本開示の趣旨を逸脱しない限り、当業者が思いつく各種変形を本実施の形態に施したもの、および、異なる実施の形態における構成要素を組み合わせて構築される形態も、本開示の範囲内に含まれる。
例えば、上記実施の形態では、情報処理システム31は、サーバ装置であったが、宅配業者3に設置されたPC(パーソナルコンピュータ)等であってもよい。また、情報処理システム31を構成する構成要素は、複数のサーバに分散して配置されていてもよい。
また、例えば、情報処理システム31は、配達人端末41または受取代行人端末51を含むシステムであってもよい。
また、例えば、上記実施の形態では、宅配業者の従業員である配達人4が荷物の配達を行うとしたが、これに限らず、配達人4の代わりに宅配業者のロボット等が荷物の配達を行ってもよい。つまり、上記実施の形態において、配達人4とあるのをロボットと置き換えてもよく、当該ロボットが配達人端末41の機能を有していてもよい。この場合、配達人4に対する表示等の機能は不要となってもよい。例えば、ロボットが荷物の配達を行う場合、その分人件費が安くなるが、この場合であっても、受取代行人5を介した配達先への荷物の配達に要する代行配達コストの方が、ロボットによる配達先への荷物の再配達に要する再配達コストよりも小さくなることがある。
また、本開示は、情報処理方法に含まれるステップを、コンピュータに実行させるためのプログラムとして実現できる。さらに、本開示は、そのプログラムを記録したCD-ROM等である非一時的なコンピュータ読み取り可能な記録媒体として実現できる。
例えば、本開示が、プログラム(ソフトウェア)で実現される場合には、コンピュータのCPU、メモリおよび入出力回路等のハードウェア資源を利用してプログラムが実行されることによって、各ステップが実行される。つまり、CPUがデータをメモリまたは入出力回路等から取得して演算したり、演算結果をメモリまたは入出力回路等に出力したりすることによって、各ステップが実行される。
また、上記実施の形態の情報処理システム31に含まれる複数の構成要素は、それぞれ、専用または汎用の回路として実現されてもよい。これらの構成要素は、1つの回路として実現されてもよいし、複数の回路として実現されてもよい。
また、上記実施の形態の情報処理システム31に含まれる複数の構成要素は、集積回路(IC:Integrated Circuit)であるLSI(Large Scale Integration)として実現されてもよい。これらの構成要素は、個別に1チップ化されてもよいし、一部または全てを含むように1チップ化されてもよい。LSIは、集積度の違いにより、システムLSI、スーパーLSIまたはウルトラLSIと呼称される場合がある。
また、集積回路はLSIに限られず、専用回路または汎用プロセッサで実現されてもよい。プログラム可能なFPGA(Field Programmable Gate Array)、または、LSI内部の回路セルの接続および設定が再構成可能なリコンフィギュラブル・プロセッサが、利用されてもよい。
さらに、半導体技術の進歩または派生する別技術によりLSIに置き換わる集積回路化の技術が登場すれば、当然、その技術を用いて、情報処理システム31に含まれる各構成要素の集積回路化が行われてもよい。
その他、実施の形態に対して当業者が思いつく各種変形を施して得られる形態や、本開示の趣旨を逸脱しない範囲で各実施の形態における構成要素および機能を任意に組み合わせることで実現される形態も本開示に含まれる。
本開示の技術は、配達荷物の管理システムに有用である。
1 荷主
2 受取人
3 宅配業者
4 配達人
5、5A、5B、5C 受取代行人
31 情報処理システム
310、410、510 プロセッサ
311 不在情報取得部
312 候補情報取得部
313 荷物情報取得部
314 再配達コスト算出部
315 代行配達コスト算出部
316 選択部
317 通知部
318 付与部
319、414、514 通信部
3111 荷物DB
3121 受取代行人DB
41 配達人端末
411 不在検知部
412 現在位置検出部
413 配達指示部
51 受取代行人端末
511 受取代行人登録部
512 代行受取可否回答部
513 配達完了受付部

Claims (9)

  1. コンピュータにより実行される情報処理方法であって、
    配達中の荷物の配達先における受取人の不在を示す情報が取得された場合、
    前記荷物の受け取りを代行する受取代行人の候補に関する情報であって、前記受取代行人の位置を含む情報を取得し、
    前記荷物の位置を示す情報および前記荷物の配達先を示す情報を取得し、
    前記荷物の再配達の起点となる位置から前記配達先までの距離、および、前記配達先の高さの少なくとも一方に基づいて、前記配達先への前記荷物の再配達に要する再配達コストを算出し、当該算出では、当該距離が大きいほど、または、当該高さが高いほど前記再配達コストが大きくなるように前記再配達コストを算出し、
    前記荷物の位置から前記受取代行人の位置までの距離、および、前記受取代行人の位置の高さの少なくとも一方に基づいて、前記受取代行人の候補を介した前記配達先への前記荷物の配達に要する代行配達コストを算出し、当該算出では、当該距離が大きいほど、または、当該高さが高いほど前記代行配達コストが大きくなるように前記代行配達コストを算出し、
    前記代行配達コストが前記再配達コストより小さい前記受取代行人の候補を前記受取代行人として選択し、
    前記受取代行人に前記荷物の受け取りの代行の依頼を通知する
    情報処理方法。
  2. 前記受取代行人の候補に関する情報は、受取代行の対価を含み、
    前記代行配達コストは、受取代行の対価に基づくコストを含む
    請求項1に記載の情報処理方法。
  3. さらに、
    前記再配達コストと前記代行配達コストとの差に基づいてインセンティブを算出し、
    算出された前記インセンティブを前記受取代行人に付与する
    請求項1に記載の情報処理方法。
  4. 前記受取人の不在を示す情報は、前記配達先に設置された機器のセンサ情報に基づく情報を含む
    請求項1~のいずれか1項に記載の情報処理方法。
  5. 前記受取代行人の候補に関する情報は、前記受取代行人が代行して受け取り可能な荷物の属性情報を含み、
    さらに、
    前記配達中の荷物の属性情報を取得し、
    前記配達中の荷物の属性情報および前記受取代行人の候補が受け取りを代行可能な荷物の属性情報を用いて前記受取代行人の候補を絞り込む
    請求項1~のいずれか1項に記載の情報処理方法。
  6. さらに、前記受取代行人への前記荷物の受け取りの代行の可否の問合せを通知し、
    前記問合せは、前記荷物に関する情報を含む
    請求項1~のいずれか1項に記載の情報処理方法。
  7. 前記受取代行人の候補に関する情報は、前記受取代行人が予め設定した、代行受け取りが可能な時間帯を示す予定情報を含み、
    前記予定情報を用いて、代行受け取りが可能な時間帯の条件を満たす前記受取代行人の候補を絞り込む
    請求項1~のいずれか1項に記載の情報処理方法。
  8. さらに、前記受取代行人への前記荷物の配達の指示を通知する
    請求項1~のいずれか1項に記載の情報処理方法。
  9. 配達中の荷物の配達先における受取人の不在を示す情報が取得された場合に、
    前記荷物の受け取りを代行する受取代行人の候補に関する情報であって、前記受取代行人の位置を含む情報を取得する候補情報取得部と、
    前記荷物の位置を示す情報および前記荷物の配達先を示す情報を取得する荷物情報取得部と、
    前記荷物の再配達の起点となる位置から前記配達先までの距離、および、前記配達先の高さの少なくとも一方に基づいて、前記配達先への前記荷物の再配達に要する再配達コストを算出し、当該算出では、当該距離が大きいほど、または、当該高さが高いほど前記再配達コストが大きくなるように前記再配達コストを算出する再配達コスト算出部と、
    前記荷物の位置から前記受取代行人の位置までの距離、および、前記受取代行人の位置の高さの少なくとも一方に基づいて、前記受取代行人の候補を介した前記配達先への前記荷物の配達に要する代行配達コストを算出し、当該算出では、当該距離が大きいほど、または、当該高さが高いほど前記代行配達コストが大きくなるように前記代行配達コストを算出する代行配達コスト算出部と、
    前記代行配達コストが前記再配達コストより小さい前記受取代行人の候補を前記受取代行人として選択する選択部と、
    前記受取代行人に前記荷物の受け取りの代行依頼を通知する通知部と、を備える
    情報処理システム。
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