JP2024005389A - 情報処理システム、情報処理装置、情報処理方法、およびプログラム - Google Patents

情報処理システム、情報処理装置、情報処理方法、およびプログラム Download PDF

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Abstract

【課題】荷物の配達または集荷のさらなる効率化に資する技術を提供する。【解決手段】荷物の回収および配送の役務の提供者である役務提供者の候補が利用する役務提供者端末であって、他の異なる配送手段による前記荷物の回収および配送に関する条件に応じて、当該荷物の回収および配送の役務の提供が可能と推定される前記候補の利用する前記役務提供者端末に対し、前記役務の募集を通知する通信部と、前記役務提供者の候補を前記役務提供者として承認する制御部と、前記荷物の回収および配送の役務に関する情報の通知を生成する画面生成部と、を備える、情報処理システム。【選択図】図1

Description

本発明は、情報処理システム、情報処理装置、情報処理方法、およびプログラムに関する。
近年、電子商取引の普及、社会環境の変化等により、荷物の配達または集荷等の、物流の需要が急増している。需要の急増に伴い、物流における人手不足が、物流機能そのものを安定的に維持するための根源的な課題となっている。そのため、荷物を効率的に配達または集荷するための様々な技術が検討されている。例えば、特許文献1には、宅配貨物の物流において、3つの拠点を循環する1または複数の循環便の各積載量を取得し、取得した積載量に基づいて循環便の運航計画を変更するか否かを判定する技術が開示されている。このような従来の配送システムでは、荷物を大型倉庫等の拠点に一度集約し、拠点から各方面へ荷物の配送を行うハブアンドスポーク方式が採られている。
また、近年、新たな物流の担い手として、例えば、ユーザがスマートフォン等を利用して食料品等の配送を依頼するフードデリバリーサービスでは、インターネット経由で単発の仕事を請け負う労働者(いわゆるギグワーカ)による配送の役務の提供が活用され始めている。
特開2020-52525号公報
しかし、荷物の配達または集荷のさらなる効率化に資する技術が望まれる。
そこで、本発明は、上記に鑑みてなされたものであり、本発明の目的とするところは、荷物の配達または集荷のさらなる効率化に資することが可能な、新規かつ改良された情報処理システム、情報処理装置、情報処理方法、およびプログラムを提供することにある。
上記課題を解決するために、本発明のある観点によれば、役務提供者の候補が利用する役務提供者端末に対して、他の異なる配送手段による荷物の回収および配送の役務に関する条件に応じて、当該荷物の回収および配送の役務を提供することが可能な役務提供者の募集を通知する通信部と、荷物の回収および配送の役務を提供することが可能な役務提供者の候補を役務提供者として承認する制御部と、前記荷物の回収および配送に関する情報の通知を生成する画面生成部と、を備える、情報処理システムが提供される。
また、本発明によれば、役務提供者の候補が利用する役務提供者端末に対して、他の異なる配送手段による荷物の回収および配送の役務に関する条件に応じて、当該荷物の回収および配送の役務を提供することが可能な役務提供者の募集を通知する通信部と、荷物の回収および配送の役務を提供することが可能な役務提供者の候補を役務提供者として承認する制御部と、前記荷物の回収および配送に関する情報の通知を生成する画面生成部と、を備える、情報処理装置が提供される。
また、本発明によれば、役務提供者の候補が利用する役務提供者端末に対して、他の異なる配送手段による荷物の回収および配送の役務に関する条件に応じて、当該荷物の回収および配送の役務を提供することが可能な役務提供者の募集を通知することと、荷物の回収および配送の役務を提供することが可能な役務提供者の候補を役務提供者として承認することと、前記荷物の回収および配送に関する情報の通知を生成することと、を含む、コンピュータにより実行される情報処理方法が提供される。
また、本発明によれば、コンピュータを、役務提供者の候補が利用する役務提供者端末に対して、他の異なる配送手段による荷物の回収および配送の役務に関する条件に応じて、当該荷物の回収および配送の役務を提供することが可能な役務提供者の募集を通知する通信部と、荷物の回収および配送の役務を提供することが可能な役務提供者の候補を役務提供者として承認する制御部と、前記荷物の回収および配送に関する情報の通知を生成する画面生成部と、を備える、情報処理装置、として機能させるためのプログラムが提供される。
本実施形態に係る情報処理システムの概要を説明するための説明図である。 本実施形態に係る配送枠の一例を説明するための説明図である。 本実施形態に係る情報端末10の機能構成の一例を説明するための説明図である。 本実施形態に係るサーバ30の機能構成の一例を説明するための説明図である。 画面生成部333により生成される、荷物の回収および配送の役務の募集の通知の画面の例を説明するための説明図である。 画面生成部333により生成される、役務提供者の候補の現在位置から荷物回収地点までの移動経路の画面例を説明するための説明図である。 画面生成部333により生成される、荷物の回収および配送の役務の募集の通知の画面の他の例を説明するための説明図である。 画面生成部333により生成される、役務提供者の候補の決定済みの役務の荷物回収地点から、他の役務に係る荷物回収地点までの移動経路の画面例を説明するための説明図である。 画面生成部333により生成される、荷物の回収および配送の役務の募集の通知の画面の他の例を説明するための説明図である。 本実施形態に係る保持装置20の内部構成の一例を示す説明図である。 本実施形態に係る情報処理システムの動作例を説明するための第1のシーケンス図である。 本実施形態に係る情報処理システムの動作例を説明するための第2のシーケンス図である。 本実施形態に係るサーバ30のハードウェア構成の一例を説明するための説明図である。
本発明の実施形態の内容を列記して説明する。本発明の実施の形態による情報処理システム等は、以下のような構成を備える。
[項目1]
役務提供者の候補が利用する役務提供者端末に対して、他の異なる配送手段による荷物の回収および配送の役務に関する条件に応じて、当該荷物の回収および配送の役務を提供することが可能な役務提供者の募集を通知する通信部と、
荷物の回収および配送の役務を提供することが可能な役務提供者の候補を役務提供者として承認する制御部と、
前記荷物の回収および配送に関する情報の通知を生成する画面生成部と、
を備える、情報処理システム。
[項目2]
前記制御部は、
前記役務提供者端末から前記役務提供者の候補の位置情報および決定済みの役務提供予定状況に関する情報を取得し、
前記役務提供者の候補の位置情報、前記役務提供予定状況、および、予め記憶部に保持される前記役務提供者の候補の移動手段に基づいて、前記通信部による前記募集の通知の送信先を決定する、
項目1に記載の情報処理システム。
[項目3]
前記荷物の回収および配送の役務に関する情報は、前記役務提供者の候補の現在位置を基点とする荷物回収地点までの距離、移動経路、および移動時間の少なくともいずれか1つ以上に応じて、前記制御部により、前記役務提供者の候補が前記役務を提供可能であると推定された役務に関する情報である現在地基点タスク情報を含む、
項目2に記載の情報処理システム。
[項目4]
前記荷物の回収および配送の役務に関する情報は、前記役務提供者の決定済みの役務における荷物回収地点または配達先のいずれかを基点とする他の役務の荷物回収地点までの距離、移動経路、または移動時間の少なくともいずれか1つ以上に応じて、前記制御部により、前記役務提供者の候補が前記役務を提供可能であると推定された役務に関する情報である決定済みタスク基点情報を含む、
項目3に記載の情報処理システム。
[項目5]
前記制御部は、前記荷物回収地点までの、前記他の異なる配送手段による前記荷物の配送経路および配送手段を含む配送計画を1以上生成し、
前記役務提供者の候補に決定されたユーザが前記募集に応じたことに基づいて、当該ユーザを前記役務提供者として承認し、
前記役務提供者が承認されると、前記配送計画のうち1の前記配送計画を選択して承認する、
項目4に記載の情報処理システム。
[項目6]
前記制御部は、ユーザの各々が役務提供可能である条件を示す役務提供可能条件を取得し、
前記候補に決定された前記ユーザのうち、前記役務提供可能条件を満たすユーザを選択して、前記役務提供者として承認する、
項目4に記載の情報処理システム。
[項目7]
前記荷物の回収および配送の役務に関する情報は、前記制御部により生成された前記配送計画において、前記他の異なる配送手段での配送が計画された配送区間における前記荷物の回収および配送の役務を、役務提供者の候補に対して募集する通知に関する情報であるイレギュラータスク情報を含む、
項目5に記載の情報処理システム。
[項目8]
前記イレギュラータスク情報は、前記荷物の配送依頼者による集荷または配達の時間指定がない配送依頼、または、現在時刻から前記荷物の配達指定時間まで一定時間以上の残り時間がある配送依頼に基づく前記荷物の回収および配送の役務の募集の通知に関する情報である、
項目7に記載の情報処理システム。
[項目9]
前記募集の通知を表示し、
前記ユーザによる前記募集の通知に対する応募操作を受け付ける、操作表示部
をさらに備える、項目8に記載の情報処理システム。
[項目10]
前記役務提供者による前記荷物の回収に対する認証である荷物回収認証の要求が、前記制御部によって承認された前記役務提供者からの要求であるか否かを判定する認証処理を行う認証部、をさらに備える、
項目9に記載の情報処理システム。
[項目11]
前記制御部は、前記認証部によって、前記荷物の前記荷物回収認証の要求が、前記荷物の前記役務提供者からの要求であると判定されると、前記荷物が保持される保持装置から前記荷物を持出可能になるよう制御する、
項目10に記載の情報処理システム。
[項目12]
前記保持装置は、無人移動体であり、
前記制御部は、前記認証部によって前記荷物の前記荷物回収認証の要求が、承認された前記荷物の回収および配達の役務の前記役務提供者からの要求であると判定されると、前記無人移動体から前記荷物を持出可能になるよう制御する、
項目11に記載の情報処理システム。
[項目13]
前記保持装置は、無人移動体から解放された前記荷物を保持する、項目11に記載の情報処理システム。
[項目14]
前記保持装置は、
前記認証部と、
前記役務提供者端末から、前記認証に関する情報を受信する認証通信部と、
を備える、項目11に記載の情報処理システム。
[項目15]
前記通信部は、前記役務提供者端末から送信される識別情報を受信し、
前記認証部は、前記識別情報に基づいて認証を行う、
項目10に記載の情報処理システム。
[項目16]
前記認証部は、前記荷物が保持される保持装置に関連する識別情報に基づく前記役務提供者端末からの認証の要求に応答して、前記役務提供者による前記荷物の回収の認証を行う、
項目15に記載の情報処理システム。
[項目17]
前記制御部は、前記認証部により前記役務提供者の前記荷物回収認証が行われると、当該役務提供者による前記荷物の回収および配達の役務の提供が開始されたことを承認する、
項目10に記載の情報処理システム。
[項目18]
前記通信部は、前記荷物の配達先の荷物の受取人が利用する受取人端末から送信される識別情報を受信し、
前記認証部は、前記役務提供者端末からの荷物の引き渡しの認証要求に応答して、前記識別情報に基づいて認証を行う、
項目17に記載の情報処理システム。
[項目19]
前記制御部は、前記認証部により前記役務提供者の前記荷物の引き渡しが認証されると、当該役務提供者による前記荷物の回収および配達の役務の提供が完了し、前記荷物が前記配達先へ配達完了されたことを承認する、
項目18に記載の情報処理システム。
[項目20]
役務提供者の候補が利用する役務提供者端末に対して、他の異なる配送手段による荷物の回収および配送の役務に関する条件に応じて、当該荷物の回収および配送の役務を提供することが可能な役務提供者の募集を通知する通信部と、
荷物の回収および配送の役務を提供することが可能な役務提供者の候補を役務提供者として承認する制御部と、
前記荷物の回収および配送に関する情報の通知を生成する画面生成部と、
を備える、情報処理装置。
[項目21]
役務提供者の候補が利用する役務提供者端末に対して、他の異なる配送手段による荷物の回収および配送の役務に関する条件に応じて、当該荷物の回収および配送の役務を提供することが可能な役務提供者の募集を通知することと、
荷物の回収および配送の役務を提供することが可能な役務提供者の候補を役務提供者として承認することと、
前記荷物の回収および配送に関する情報の通知を生成することと、
を含む、コンピュータにより実行される情報処理方法。
[項目22]
コンピュータを、
役務提供者の候補が利用する役務提供者端末に対して、他の異なる配送手段による荷物の回収および配送の役務に関する条件に応じて、当該荷物の回収および配送の役務を提供することが可能な役務提供者の募集を通知する通信部と、
荷物の回収および配送の役務を提供することが可能な役務提供者の候補を役務提供者として承認する制御部と、
前記荷物の回収および配送に関する情報の通知を生成する画面生成部と、
を備える、情報処理装置、として機能させるためのプログラム。
以下に添付図面を参照しながら、本発明の好適な実施の形態について詳細に説明する。なお、本明細書及び図面において、実質的に同一の機能構成を有する構成要素については、同一の符号を付することにより重複説明を省略する。
また、本明細書および図面において、実質的に同一の機能構成を有する複数の構成要素を、同一の符号の後に異なる数字またはアルファベットを付して区別する場合もある。ただし、実質的に同一の機能構成を有する複数の構成要素の各々を特に区別する必要がない場合、複数の構成要素の各々に同一符号のみを付する。
<1.本発明の一実施形態による情報処理システムの概要>
本発明の一実施形態は、荷物の配達または集荷のさらなる効率化に資することが可能な情報処理システムに関する。より詳細には、本発明の一実施形態による情報処理システムよれば、従来の配送システムのようなハブアンドスポーク方式による配送に代えて、または、加えて、無人移動体等の配送手段およびギグワーカなどの役務提供者による配送を含む、より効率的な配送システムが実現され得る。さらに、本発明によれば、荷物の回収および配送の役務を提供する役務提供者にとっての利便性を向上させることが出来る。
図1は、本実施形態に係る情報処理システムの概要を説明するための説明図である。本実施形態に係る情報処理システムは、図1に示したように、情報端末10と、保持装置20と、サーバ30と、を有する。情報端末10と、保持装置20と、サーバ30とは、ネットワークを介して互いに通信可能に構成されている。
(情報端末10)
情報端末10は、配達または集荷に関するサービスに関係する関係者により利用される端末である。例えば、情報端末10は、タブレット端末、スマートフォン、携帯電話、PHS(Personal Handy-phone System)、PDA(Personal Digital Assistant)またはPC(Personal Computer)等の各種端末であってもよい。
また、情報端末10は、他の異なる配送手段により指定の荷物回収地点まで配達された荷物Lを回収して配達先Dまで配送する役務を提供する、役務提供者Uに利用される役務提供者端末10Aを含む。例えば、役務提供者Uは、役務提供者端末10Aを用いて、サーバ30から受信した役務の提供の募集に関する通知を閲覧してもよい。
役務提供者端末10Aは、サーバ30から、荷物Lの回収および配送の役務の提供に係る募集の通知を受信する。役務提供者Uは、役務提供者端末10Aを操作することにより、上記募集の通知を閲覧することが出来る。さらに、役務提供者Uは、役務提供者端末10Aを操作し、上記募集に応じることが出来る。役務提供者Uが役務提供者端末10Aにおいて募集に応じる操作(例えば、画面に表示される受託ボタンを操作するなど)を行うと、役務提供者端末10Aは、役務提供者Uが募集に応じたことをサーバ30に通知する。
また、役務提供者端末10Aは、サーバ30の制御に従って、役務提供者Uに対し、上記募集に係る各種情報を表示する機能を有する。例えば役務提供者端末10Aは、役務提供者Uに対し、提供が決定した役務に係る荷物回収地点の位置、役務提供者Uの現在位置または経由地点からの移動経路等の情報を表示することが出来る。
さらに、役務提供者端末10Aは、役務提供者Uの操作に基づき、サーバ30に対して、役務提供者Uが保持装置20から荷物を回収する際の荷物回収の認証(以下、荷物回収認証)を要求する。サーバ30は、当該認証の成功を判定すると、保持装置20を制御して、保持装置20の保持する荷物を持出可能にするとともに、役務提供者Uによる役務の提供(以下、タスクとも称する)が開始されたことを承認する。以下では、荷物回収認証を、役務提供者Uの決定済みの役務の開始の認証とも称する。
また、役務提供者端末10Aは、役務提供者Uの操作に基づき、サーバ30に対して、役務提供者Uが受取人Rに荷物Lを引き渡す際の、荷物の引き渡しの認証(以下、荷物引き渡し認証)を要求する。このとき、役務提供者端末10Aは、認証要求に対するサーバ30からの応答に応じて、認証用画像を表示してもよい。サーバ30は、当該認証用画像から読み取られる識別情報を受取人端末10Bから受信すると、当該識別情報を用いて荷物引き渡し認証の認証処理を行う。例えば、サーバ30は、当該識別情報の一例である荷物Lの荷物IDと、役務提供者Uの役務提供者IDとが、サーバ30のデータベースにおいて紐づけられたID同士であるか否かを照合することにより、認証処理を行ってもよい。サーバ30は、荷物引き渡し認証が成功したと判定された場合に、役務提供者Uによる当該荷物Lのタスクが完了したことを承認してもよい。以下では、荷物引き渡し認証を、役務の提供の完了の認証とも称する。なお、荷物引き渡し認証は、役務提供者Uが役務提供者端末10Aにおける引き渡し完了操作(例えば、画面に表示される完了ボタンを操作するなど)に応じてサーバ30にて認証されてもよい。
また、情報端末10は、荷物Lの配達先で荷物を受け取る、受取人Rにより利用される受取人端末10Bを含む。例えば、受取人Rは、受取人端末10Bを用いて、役務提供者Uまたは役務提供者Uの利用する役務提供者端末10Aに表示される指示に従い、役務提供者端末10Aの画面上で表示される認証用画像の読み取りを行ってもよい。サーバ30は、上記認証用画像の読み取りにより取得される識別情報を受取人端末10Bから受信してもよい。また、サーバ30は、受信した当該識別情報を用いて、荷物引き渡し認証の認証処理を行ってもよい。
なお、図1に示した例では、本実施形態に係る情報処理システムに含まれる情報端末10が、役務提供者端末10Aおよび受取人端末10Bの2つである例を示したが、情報端末10の台数は2つに限定されない。本実施形態に係る情報処理システムは、2以上の複数の情報端末10を含んでいてよい。
(保持装置20)
保持装置20は、荷物を保持可能な装置である。保持装置20は、荷物を保持可能であれば、特に限定されない。保持装置20は、例えば、荷物を配送する、始点(例えば、荷物Lの配送開始位置や保持装置20の移動開始位置)および終点(例えば、荷物Lの受け取り位置)のような2地点の位置、あるいは、さらに中継地点(例えば、荷物Lの集荷を伴う配送の場合に、荷物Lの集荷位置)や帰還地点(例えば、無人移動体10の移動開始位置と同じ位置、または、異なる待機位置など)も含めた3地点以上の位置等に関する入力情報を用いて自律制御により移動する無人移動体であってもよい。また、保持装置20は、無人移動体を管理する管理者により遠隔で操作入力される操作情報を用いて、遠隔操作により移動する無人移動体であってもよい。
無人移動体は、例えば、自律制御により移動するドローン(Drone)、管理者による遠隔操作により移動する無人航空機(UAV:Unmanned Aerial Vehicle)、無人地上車両(UGV:Unmanned Ground Vehicle)等の陸路を移動する車両、または海路または川路等の水上を移動する船舶であってもよい。図1に示した例では、保持装置20Aはドローンである。
また、無人移動体は、陸路、水路および空路の少なくとも2以上の経路を移動可能な移動体であってもよい。
また、保持装置20は、屋外に設置される、配送された荷物を収納可能な宅配ボックスであってもよい。なお、宅配ボックスは、無人移動体から解放された荷物を保持してもよく、特に無人移動体10Bに対しては自動で宅配ボックス内に荷物を取り込む機構が備わっているものであることが好ましい。また、保持装置20は、荷物と同時に配送され、無人移動体から切り離された格納部や、荷物が収納された電子錠付格納装置であってもよい。保持装置20は、役務提供者端末10Aから受信する認証要求に応じて行われるサーバ30による認証が成功と判定されると、サーバ30による制御に基づいて、保持している荷物を持出可能にする。宅配ボックスに電子錠機能がある場合には、サーバ30から役務提供者端末10Aに送信された解錠に関する情報に基づき荷物が収納された格納部を解錠してもよい。解錠に関する情報は、解錠コードであってもよく、役務提供者が直接収納ボックスを操作して解錠コードを入力してもよいし、役務提供者端末10Aが通信して解錠コードを入力してもよい。
(サーバ30)
サーバ30は、情報処理装置の一例であり、依頼者から荷物の配達または集荷の依頼(以下、配送依頼)を受け付け、当該荷物の配送手段および配送経路等の情報を含む配送計画を生成する機能を有する。また、サーバ30は、生成された配送計画に基づいて、保持装置20A等の各配送手段の運行に関する管理を行う機能を有する。例えば、サーバ30は、ワークステーションまたはPCのような汎用コンピュータであってもよいし、クラウドサーバであってもよい。なお、サーバ30が配送依頼を受け付ける方法は特に限定されない。例えば、サーバ30は、図1に図示しない、一般消費者が利用するスマートフォン、または、小売店及び飲食店等の店舗に設置された外部端末等と通信を行うことにより、配送依頼を受け付けてもよい。または、サーバ30の操作者が、依頼者から受け付けた配送依頼をサーバ30に入力することにより、サーバ30が配送依頼を受け付けてもよい。
このようなサーバ30は、配送依頼を受け付けると、まず上述の配送計画を生成する。このとき、サーバ30は、荷物Lの配送開始位置から終点までの配送計画を、複数の互いに異なる配送手段、配送経路、および、時間帯の組合せによって、複数生成してもよい。配送手段は、例えば、保持装置20を実現するドローン、UAV、またはUGVであってもよい。または、配送手段は、車両(例えば、乗用車、軽トラック、軽バンなどの貨物自動車、バイク、自転車、キックボードなど)等の移動体を利用して荷物を輸送する配送員であってもよい。また、サーバ30は、各配送手段が配達可能な最終地点である、配達可能地点を荷物回収地点CPとし、倉庫WHから荷物回収地点CPまでの配送計画を生成する。このとき、サーバ30は、荷物回収地点CPから配達先Dまでの区間については、役務提供者Uによる荷物Lの回収および配送の役務を募集してもよい。このように、サーバ30は、荷物回収地点CP(中継地点)までの役務提供者以外の配送手段による配達と、荷物回収地点CPからの役務提供者による荷物の回収および配送との組合せによる配送計画を生成することが出来る。なお、サーバ30は、各配送手段の配達可能地点が荷物Lの配達先である場合には、役務提供者による荷物の回収および配送の役務を用いない配送計画を生成してもよい。より具体的には、サーバ30は、荷物Lの配達開始地点から終点である配達先までの配送手段を、ドローン、UAV、UGV、または配送員等の、役務提供者による役務とは異なる他の配送手段のみの中から指定してもよい。また、出発地点は倉庫に限らず、例えば小売店及び飲食店等の店舗であってもよい。
図1に示した例では、サーバ30は、倉庫WHから荷物回収地点CP1までの区間において、保持装置20Aにより荷物Lの配達が行われる配送計画を生成したものとする。さらにサーバ30は、保持装置20Aによる配達が可能な地点である、配達可能地点を荷物回収地点CP1に指定する。図1に示した例では、荷物回収地点CP1は、保持装置20Aの離着陸および荷物Lの受け渡しが可能な地点(ドローンスタンド)である。
さらに、サーバ30は、荷物回収地点CP1からの荷物Lの回収および配送に係る役務の提供が可能な役務提供者の候補を決定する、マッチング機能を有する。サーバ30は、予め登録された複数のユーザの中から、役務提供者の候補を決定する。さらに、サーバ30は、役務提供者の候補に決定されたユーザに対し、役務の提供の募集を通知する。
役務提供者Uは、役務提供者端末10Aにおいて、サーバ30から受信した上記募集の通知を閲覧することが出来る。また、役務提供者Uは、役務提供者端末10Aを操作することにより、募集に応じる(応募する)ことが出来る。
サーバ30は、役務の提供の募集にいずれかのユーザが応じると、生成された配送計画のうち、役務提供者による荷物の回収および配送との組み合わせによる配送計画を選択して承認することが出来る。
サーバ30は、1の配送計画を承認すると、当該配送計画に係る配送手段の指定および時間枠の予約等、当該配送計画に係る配達または集荷に関する各種予定の管理を行う。例えば、サーバ30は、荷物Lを配送する配送員または保持装置20の配送枠に、荷物Lの配達または集荷に係る配送予定を登録してもよい。なお、本明細書において配送枠とは、配送員または保持装置20等の各配送手段による配送が可能な時間帯を示す。
図2は、本実施形態に係る配送枠の一例を説明するための説明図である。例えば、保持装置20(例えば無人移動体)または配送者の1日の配送計画DSは、所定の配送枠(例えば、15分)毎に区切られており、保持装置20Aまたは配送者は、配送枠毎に登録されている荷物Lを、当該配送枠が示す時間に配送する。このような配送計画DSおよび配送枠の組合せは、複数の配送可能地点(荷物回収地点)の候補の各々に設定されていてもよい。
例えば、ある配送可能地点(例えば、図1に示した荷物回収地点CPなど)に設定される配送計画DSは、既に保持装置20Aまたは配送者による配送予定が埋まっていることを示す「満」の配送枠(以下、満枠DFと称する。)と、保持装置20Aまたは配送者による配送予定に空きがあることを示す「空き」の配送枠(以下、空枠DEと称する。)の二種類を含む。
また、サーバ30は、承認された配送計画に基づき、配送先または配送経路等の情報を保持装置20Aまたは配送員に指示するための配送指示情報を生成する。サーバ30は、生成した配送指示情報を、保持装置20Aに直接送信してもよいし、配送員が利用する配送員端末(図示せず)に送信してもよい。保持装置20Aまたは配送員は、当該配送指示情報に従って荷物Lの配達および集荷の作業を行う。これにより、サーバ30は、各配送手段による配達可能地点から先の区間において荷物の回収および配送の役務を提供可能な役務提供者が承認された場合に、当該役務提供者による役務の提供と、保持装置20A等の他の配送手段との組み合わせによる荷物Lの配送を実行させる。従って、多様な配送手段を用いたより効率的な配送が実現し得る。
以上、本実施形態に係る情報処理システムの概要を説明した。続いて、本実施形態に係る情報端末10、サーバ30、および保持装置20の機能構成の一例を説明する。
<2.機能構成例>
<2-1.情報端末10>
図3は、本実施形態に係る情報端末10の機能構成の一例を説明するための説明図である。本実施形態に係る情報端末10は、図3に示すように、通信部110、制御部130、操作表示部150、および、位置測位部170、を備える。
(通信部110)
通信部110は、サーバ30との間で各種通信を行う。例えば、役務提供者端末10Aの通信部110Aは、サーバ30から、役務提供の募集の通知を受信する。また、通信部110Aは、役務提供者Uによる操作に基づいて、上記募集へ役務提供者Uが応じたことの通知をサーバ30へ送信する。さらに、通信部110Aは、サーバ30に対し、認証要求を送信する。このとき、認証要求には、サーバ30による認証処理に用いられる識別情報が含まれ得る。識別情報は、役務提供者端末10Aを利用する役務提供者Uを一意に識別可能とする役務提供者ID、および、後述する、保持装置20に関連する識別情報であってもよい。
また、受取人端末10Bの通信部110Bは、役務提供者Uからの荷物引き渡しの際に提示される役務提供者端末10Aの操作表示部150A上の認証用画像を読み取ると、当該認証用画像を読み取ったことの通知、および、当該認証用画像から読み取った識別情報を、サーバ30に対し送信する。識別情報は、例えば、受取人Rを宛名とする荷物Lの荷物IDであってもよい。
(制御部130)
制御部130は、情報端末10の動作全般を制御する。例えば、制御部130は、通信部110による各種情報の送受信を制御する。例えば、役務提供者端末10Aの制御部130Aは、操作表示部150Aにより入力された、役務提供者Uの現在決定済みの役務の実行状況に関する情報を、通信部110Aに、サーバ30へ送信させる。
(操作表示部150)
操作表示部150は、役務提供者Uまたは受取人R等の情報端末10の利用者による各種操作を受け付けることが可能な操作部としての機能を有する。例えば、操作表示部150Aは、役務提供者Uによる荷物Lの回収または配送の役務の実行状況に関する情報の入力操作を受け付ける。役務提供者Uは、操作表示部150Aを操作することにより、役務の募集の通知に応じることが出来る。役務の募集の通知に応じる操作は、例えば、操作表示部150Aに表示された応募ボタンを押下する操作であってもよい。
また、役務提供者Uは、操作表示部150Aを操作することにより、決定済みの役務の開始の認証(荷物回収認証)または役務の完了の認証(荷物引き渡し認証)をサーバ30に要求することが出来る。さらに、役務提供者Uは、操作表示部150Aを操作することにより、募集中または決定済みの役務に係る情報(荷物回収地点の位置または移動経路等)を閲覧することが出来る。
また、操作表示部150Bは、受取人Rの操作に基づき、役務提供者Uから提示された操作表示部150A上の認証用画像の読み取り操作を受け付けることが出来る。このとき、受取人端末10Bは図3に図示しないカメラを備えていてもよい。この場合、受取人端末10Bは、操作表示部150Bにおける操作に基づき、当該カメラを用いて上記認証用画像から認証に用いられる識別情報を読み取ってもよい。
操作表示部150の操作部としての機能は、例えば、タッチパネルまたはキーボードにより実現され得る。また、表示部としての機能は、CRT(Cathode Ray Tube)ディスプレイ装置、液晶ディスプレイ(LCD)、OLED(Organic Light Emitting Diode)装置により実現され得る。なお、表示部としての機能および操作部としての機能は分離して構成されてもよい。
また、情報端末10は、図3に図示しないマイクを備えていてもよく、その場合、役務提供者Uは、マイクを用いて荷物Lの配達または集荷の役務に関する実行状況を音声入力してもよい。また、情報端末10は図3に図示しないスピーカをさらに備えていてもよく、その場合、役務提供者Uは、スピーカから出力された音声により、役務に関する情報を確認してもよい。
(位置測位部170)
位置測位部170は、情報端末10の絶対的または相対的な位置を算出する機能を有する。例えば、位置測位部170は、外部からの取得信号に基づいて現在位置を検知してもよい。具体的には、例えば人工衛星からの電波を受信して、情報端末10が存在している現在位置を検知するGNSS(Global Navigation Satellite System)が用いられてもよい。また、GNSSの他、Wi-Fi(登録商標)、Bluetooth(登録商標)、携帯電話・PHS・スマートフォン等との送受信、または近距離通信等により位置を検知する方法が用いられてもよい。また、位置測位部170は、加速度センサまたは角速度センサ等の検出結果に基づいて、情報端末10の位置の相対的な変化を示す情報を推定してもよい。
以上、図3を参照して、本実施形態に係る情報端末10の機能構成の一例を説明した。続いて、図4を参照して、本実施形態に係るサーバ30の機能構成の一例を説明する。
<2-2.サーバ30>
図4は、本実施形態に係るサーバ30の機能構成の一例を説明するための説明図である。本実施形態に係るサーバ30は、図4に示すように、通信部310、記憶部320、および、制御部330を備える。
制御部330は、CPU(Central Processing Unit)またはGPU(Graphics Processing Unit)などの演算装置を含み、ROM(Read Only Memory)により記憶されているプログラムがRAM(Random Access Memory)に展開されて実行されることにより、その機能が実現され得る。このとき、当該プログラムを記録した、コンピュータにより読み取り可能な記録媒体も提供され得る。あるいは、これらのブロックは、専用のハードウェアにより構成されてもよいし、複数のハードウェアの組み合わせにより実現されてもよい。
演算装置による演算に必要なデータは、記憶部320によって適宜記憶される。記憶部320は、RAM、ハードディスクドライブまたはフラッシュメモリなどのメモリによって構成されてよい。
(通信部310)
通信部310は、情報端末10、および、保持装置20等の外部端末との間で各種通信を行う。例えば、通信部310は、制御部330の制御に従って、役務の募集の通知を、役務提供者端末10Aに送信する。また、通信部310は、役務提供者Uが役務の募集に対し応じたことの通知を、役務提供者端末10Aから受信する。さらに、通信部310は、役務提供者端末10Aから、役務提供者Uの現在位置等の位置測位情報、役務提供者Uの操作によって役務提供者端末10Aに入力される現在のタスクの実行状況の情報、および、認証の要求を受信する。また、通信部310は、上述した一般消費者(依頼者)の利用するスマートフォン、または、店舗等に設置される外部端末との間で通信を行うことにより、配送依頼を受け付ける。
(記憶部320)
記憶部320は、ソフトウェアおよび各種データを保持する。例えば、記憶部320は、予め登録された、荷物の回収および配送の役務が提供可能なユーザの情報を保持する。ユーザの情報は、例えば、役務提供者Uの各々が利用する移動手段、および、役務提供が可能なエリアの情報を含む。
また、記憶部320は、配送計画の生成に関する各種情報を保持する。例えば、記憶部320は、各配送手段、配送手段毎の配送可能位置、各配送可能位置の空き状況、各配送手段の配送枠の空き状況、および、配送依頼に関する情報(例えば、配送依頼に含まれる配送先の住所等の位置情報、荷物Lの種別、および個数など)を保持する。
また、記憶部320は、役務提供者端末10Aを利用する役務提供者Uを一意に識別するための識別情報である、役務提供者IDを記憶する。
また、記憶部320は、荷物Lに関する情報を記憶する。荷物Lに関する情報は、例えば、荷物Lの識別情報、荷物Lの到着予定時刻、荷物Lが冷凍品であるか否か、荷物Lが天地無用、上積み厳禁、なまもの、割れ物、等の、取扱いに注意が必要な取扱注意品であるか、荷物Lの配送手段、および、荷物Lの宛先の受取人Rの情報等を含む。
また、記憶部320は、荷物Lの識別情報と、当該荷物Lの回収および配送の役務を提供する役務提供者として承認された役務提供者Uに関する情報のデータベースを記憶する。例えば、記憶部320に記憶されるデータベースには、荷物Lの識別情報である荷物IDに紐づく役務提供者Uの役務提供者IDが関連付けられていてもよい。記憶部320における荷物IDと役務提供者IDとの紐づけは、制御部330がある荷物の回収および配送の役務に係る役務提供者を承認した際に、制御部330の制御により行われてもよい。また、後述する認証部335は、記憶部320に保持される上記データベースに基づいて、荷物回収認証、または、荷物引き渡し認証の認証処理を行う。
(制御部330)
制御部330は、サーバ30の動作全般を制御する。制御部330は、例えば、通信部310に、役務の募集の通知を役務提供者端末10Aへ送信させる制御を行う。このような制御部330は、通信部310により荷物Lの配送依頼が受信されると、荷物Lの配送に係る配送計画を1以上生成する機能を有する。
また、制御部330は、後述する候補決定部331により役務提供者の候補に決定されたユーザに対する役務の募集の通知を通信部310から送信させる制御を行う。制御部330は、役務提供者の候補に決定されたユーザが利用する役務提供者端末10Aの各々から、通信部310を介して、役務提供者の候補の位置情報、および、当該役務提供者の候補の決定済みの役務提供予定状況(例えば、配達先と現在位置との距離や必要時間などを含む)に関する情報を取得する。さらに、制御部330は、役務提供者の候補の位置情報、役務提供予定状況、および、記憶部320に保持されている役務提供者の候補の移動手段に基づいて、募集の通知の送信先を決定する。
例えば、制御部330は、役務提供者の候補の現在位置を基点とする荷物回収地点までの距離、移動経路、および移動時間の少なくともいずれか1つ以上に応じて、役務の提供が可能であると推定される役務提供者の候補を、当該役務の募集の通知先に決定してもよい。以下、役務提供者の候補の現在位置を基点として、当該役務提供者の候補が役務を提供可能であると推定された役務に関する情報を、現在地基点タスク情報と称する。
または、制御部330は、役務提供者の決定済みの役務における荷物回収地点または配達先のいずれかを基点とする他の役務の荷物回収地点までの距離、移動経路、または移動時間の少なくともいずれか1つ以上に応じて、役務の提供が可能であると推定される役務提供者の候補を、当該役務の募集の通知先に決定してもよい。換言すれば、制御部330は、役務提供者の決定済みのタスクの荷物回収地点、荷物回収時間帯、および配達先等の情報から、役務提供者の各時間の推定位置を算出する。制御部330は、算出された当該推定位置に基づいて、当該役務提供者が、決定済みのタスクとは別のタスクの役務を提供することが可能かを推定する。そして、制御部330は、別のタスクの役務の提供が可能と推定された役務提供者を、当該別のタスクの役務提供者の候補とし、当該候補に当該別のタスクの募集を通知する。以下、役務提供者の候補の決定済みの役務における荷物回収地点または配達先のいずれかを基点として、当該役務提供者の候補が役務を提供可能であると推定された他の役務に関する情報を、決定済みタスク基点情報と称する。
さらに、制御部330は、生成した上記配送計画において、配送員またはドローン等の保持装置20などの配送手段による荷物の回収および配送を計画した区間について、所定の条件が満たされている場合に、当該区間での荷物の回収および配送の役務の募集を、役務提供者の候補に通知してもよい。
所定の条件は、例えば、上記配送計画に係る配送依頼が、依頼者による集荷または配達の時間指定情報が設定されていない配送依頼であることであってもよい。または、所定の条件は、上記配送計画に係る配送依頼が、通信部310が配送依頼を受信した時点の現在時刻から荷物の配達指定時間まで、一定時間以上の残り時間がある配送依頼であることであってもよい。または、所定の条件は、配送依頼に含まれる配達先位置が保持装置20や配送員が配送を開始する位置(例えば倉庫WHや保持装置20の現在位置、現在の担当エリアなど)から所定の範囲外(すなわち、保持装置20や配送員にとっての配送エリア外)である時、配送手段による配達可能地点(中継地点)までの配達と、配達可能地点から配達先までの役務提供者Uによる荷物の回収および配送との組合せによる配送計画を生成するようにしてもよい。その場合には、ステップS107を経ずにステップ109へ進んでもよい。以下、上記所定の条件が満たされている配送依頼に基づく荷物の回収および配送の役務に関する情報を、イレギュラータスク情報と称する。
このようなイレギュラータスク情報に係る役務を役務提供者が担うことで、時間的な猶予が無い場合には配送員またはドローン等の保持装置20などの配送手段が通常選択される配送区間においても、役務提供者による配送が利用され得る。従って、当該配送区間における配送手段の選択肢が広げられることになる。これにより、荷物の回収および配送のさらなる効率化が可能である。また、このようなイレギュラータスク情報に係る役務の募集が行われることで、役務提供者の候補にとっての労働機会が増加する。したがって、役務提供者にとっての利便性も向上する。
なお、上述した現在地基点タスク情報、決定済みタスク基点情報、およびイレギュラータスク情報の内容例は、画面生成部333により生成される募集の通知の例の説明において、後に詳細に説明する。
また、制御部330は、役務提供者の候補に決定されたユーザが募集に応じたことに基づいて、当該ユーザを役務提供者として承認する機能を有する。制御部330は、1のユーザを役務提供者として承認すると、生成された配送計画のうち、当該役務提供者の配送可能位置(役務提供者Uから見た荷物回収地点)までの1の配送計画を選択して承認する。
制御部330は、1の配送計画を選択して承認すると、当該配送計画に基づき、配送手段の指定および配送枠の指定情報を含む、配送指示情報を生成する。さらに、制御部330は、配送員が利用する配送員端末へ、通信部310から配送指示情報を送信させてもよい。または、制御部330は、通信部310に、保持装置20Aと直接通信させ、上記配送指示情報を送信させる制御を行ってもよい。または、制御部330は、保持装置20Aを遠隔地で操作する管理者が居る場合には、当該管理者が利用する情報端末(例えば、PC)に、通信部310から上記配送指示情報を送信させてもよい。これにより、サーバ30により生成および承認された配送計画に基づいて、荷物Lの配送が行われる。
(候補決定部331)
候補決定部331は、役務提供者による役務とは異なる他の配送手段による荷物の回収および配送に関する条件に応じて、当該荷物の回収および配送の役務の役務提供者の候補を決定する機能を有する。制御部330は、候補決定部331により役務提供者の候補に決定されたユーザの利用する役務提供者端末10Aを、募集の通知の送信先に決定する。
より詳細には、候補決定部331は、制御部330により生成された上記配送計画に含まれる配送手段、配送経路、荷物回収地点、および、荷物回収時間帯等の条件に応じて、当該荷物回収地点からの荷物Lの回収および配送の役務の提供が可能と推定される1以上のユーザを役務提供者の候補として決定する機能を有する。候補決定部331は、予め登録されたユーザの中から上記配送計画に係る役務提供者の候補を決定する。以下、本明細書においてユーザとは、予め役務提供者の候補となり得る主体として登録された者を指す。ユーザの登録は、各ユーザが情報端末10を操作し入力された当該ユーザの情報が、サーバ30に送信され、記憶部320に記憶されることにより行われてもよい。または、記憶部320が、予めユーザの情報を保持していてもよい。
候補決定部331は、荷物回収地点での荷物回収時間帯、ユーザの位置情報、ユーザの候補の移動手段、および、ユーザの候補の決定済みの役務提供予定状況、に基づいて、役務の提供が可能と推定されるユーザを役務提供者の候補として決定する。荷物回収時間帯は、制御部330により配送計画が生成される際に、保持装置20A等の各配送手段の配送枠および荷物回収地点の空き状況に応じて決定され得る。または、荷物Lの配送依頼が荷物Lの集荷を含む場合には、荷物回収時間帯は、集荷希望時刻であってもよい。また、候補決定部331は、通信部310を介して、情報端末10から各ユーザの現在位置、および、ユーザの決定済みの役務提供予定状況を取得する。
候補決定部331は、役務提供者の候補を決定する処理において、ユーザの現在位置および決定済みの役務提供予定状況に基づき、各時刻におけるユーザの推定位置、および、ユーザの現在位置から荷物回収地点までの移動経路を推定する。候補決定部331は、推定された推定位置および移動経路に基づいて、役務の提供が可能と推定されるユーザを、所定の上限数の範囲内で、役務提供者の候補として決定する。このとき、候補に決定されるユーザの上限数は、サーバ30の操作者により予め設定されていてもよい。
または、候補決定部331は、荷物Lが、例えば要冷蔵の商品である場合など管理温度帯が設定されている荷物である場合には、当該管理温度帯に基づいて決定される、荷物Lが荷物回収地点で待機することが可能な時間を示す待機可能時間を取得してもよい。待機可能時間は、荷物Lの種別ごとに予め決定され、記憶部320に保持されていてもよい。候補決定部331は、荷物回収地点への荷物の推定到着時刻から待機可能時間が経過するまでの間に、荷物回収地点への到着が可能であると推定されるユーザを、役務提供者の候補として決定してもよい。
(画面生成部333)
画面生成部333は、各種画面を生成する機能を有する。例えば、画面生成部333は、役務提供者の募集の通知を生成する。画面生成部333により生成された募集の通知は、制御部330の制御に従って、役務提供者の候補に決定されたユーザの利用する役務提供者端末10Aに送信される。または、サーバ30が図4に図示しない表示部を備えていてもよく、その場合、募集の通知は、制御部330の制御に従って当該表示部に表示されてもよい。
ここで、図5および図6を参照して、画面生成部333により生成される、募集の通知の例を説明する。図5は、画面生成部333により生成される、荷物の回収および配送の役務の募集の通知の画面の例を説明するための説明図である。図5は、画面生成部333により生成された募集通知画面610が、役務提供者端末10Aの操作表示部150Aに表示されている状態を示す図である。また、募集通知画面610は、現在地基点タスク情報の一例である。なお、以下、図1に示した役務提供者Uが役務提供者の候補である場合を例に各画面例を説明する。
画面生成部333により生成される募集の通知は、例えば、募集されている役務の種別(集荷タスクまたは配達タスク)、当該タスクの荷物回収地点の情報、荷物回収時間帯、配達先、および、当該役務を役務提供者の候補が受託した場合の報酬、等の情報を含んでいてよい。図5に示した例では、募集通知画面610は、募集されている役務の種別が集荷タスクであり、荷物回収地点がドローンスタンドAであり、荷物回収時間帯が10時から10時15分の間であることを示している。また、募集通知画面610には、配達先の住所および報酬が示されている。
また、図5に示した例では、募集通知画面610の下部には、ボタンB1が表示されている。役務提供者Uは、ボタンB1を押下する操作を行うことにより、募集通知画面610に示された募集に対する応答操作を行うことが出来る。
さらに、募集通知画面610の中段には、移動経路表示ボタンMB1が表示されている。役務提供者Uは、移動経路表示ボタンMB1を押下する操作を行うことにより、役務提供者Uの現在位置から募集通知画面610に係る役務の荷物回収地点までの地図および移動経路を閲覧することが出来てもよい。
図6は、画面生成部333により生成される、役務提供者の候補の現在位置から荷物回収地点までの移動経路の画面例を説明するための説明図である。図6は、図5に示した募集通知画面610内で、役務提供者Uにより、移動経路表示ボタンMB1の押下操作が行われた後に遷移する画面である。
図6に示したように、移動経路画面620は、現在位置CL1、荷物回収地点CP1、および、配達先D1を含む地図画面である。現在位置CL1は、役務提供者Uの現在位置を示す。また、荷物回収地点CP1は、図5に示した募集通知画面610に係る役務の荷物回収地点の位置を示す。配達先D1は、当該役務の配達先の位置を示す。
図6に示した例では、現在位置CL1から、荷物回収地点CP1までの移動経路が、点線によって示されている。また、荷物回収地点CP1から配達先D1までの移動経路が、点線によって示されている。画面生成部333は、役務提供者端末10Aから取得する役務提供者Uの位置情報、生成された配送計画に係る荷物回収地点の位置情報、および、配達先の位置情報に基づいて、移動経路画面620を生成する。また、画面生成部333は、移動経路画面620内における現在位置CL1および移動経路の表示を、役務提供者Uの位置情報の変化に応じてリアルタイムに更新してもよい。このような募集の通知および当該募集に係る地図情報の表示により、役務提供者Uは、各役務の募集に応じるかどうかをより判断し易くなる。したがって、役務提供者Uにとっての利便性が向上する。
以上、図5および図6を参照して、画面生成部333により生成される募集の通知の例を説明した。続いて、図7および図8を参照して、画面生成部333により生成される募集の通知の他の例を説明する。
図7は、画面生成部333により生成される、荷物の回収および配送の役務の募集の通知の画面の他の例を説明するための説明図である。図7は、画面生成部333により生成された募集通知画面630が、役務提供者端末10Aの操作表示部150Aに表示されている状態を示す図である。また、募集通知画面630は、決定済みタスク基点情報の一例である。
図7に示した例では、募集通知画面630は、募集されている役務の種別が集荷タスクであり、荷物回収地点がドローンスタンドBであり、荷物回収時間帯が10時から10時15分の間であることを示している。また、募集通知画面630には、配達先の住所および報酬が示されている。
また、図7に示した例では、募集通知画面630の下部に、ボタンB1が表示されている。役務提供者Uは、ボタンB1を押下する操作を行うことにより、募集通知画面630に示された募集に応じる操作を行うことが出来る。
さらに、募集通知画面630の中段には、移動経路表示ボタンMB2が表示されている。役務提供者Uは、移動経路表示ボタンMB2を押下する操作を行うことにより、役務提供者Uの決定済みのタスクの荷物回収地点から募集通知画面630に係る役務の荷物回収地点までの地図および移動経路を閲覧することが出来てもよい。
図8は、画面生成部333により生成される、役務提供者の候補の決定済みの役務の荷物回収地点から、他の役務に係る荷物回収地点までの移動経路の画面例を説明するための説明図である。図8は、図7に示した募集通知画面630内で、役務提供者Uにより移動経路表示ボタンMB1の押下操作が行われた後に遷移する画面である。
図8に示したように、移動経路画面640は、現在位置CL1、配達先D1、荷物回収地点CP2、および、配達先D2を含む地図画面である。現在位置CL1は、図6を参照して説明したように、役務提供者Uの現在位置を示す。また、配達先D1は、図6を参照して説明したように、図5に示した募集通知画面610に係る役務の配達先の位置を示す。
荷物回収地点CP2は、図7に示した募集通知画面630に係る役務の荷物回収地点の位置を示す。また、配達先D2は、当該役務の配達先の位置を示す。
図8に示した例では、現在位置CL1からの移動経路ではなく、配達先D1から荷物回収地点CP2までの移動経路が、点線によって示されている。すなわち、役務提供者Uの決定済みの役務に係る配達先の位置から、新たに募集が行われている他の役務の荷物回収地点までの移動経路が、移動経路画面640に示されていることが理解される。また、荷物回収地点CP2から配達先D2までの移動経路についても、点線によって示されている。
画面生成部333は、役務提供者端末10Aから取得する役務提供者Uの位置情報、および、生成された配送計画に係る荷物回収地点の位置情報、および、配達先の位置情報に基づいて、移動経路画面640を生成する。また、画面生成部333は、移動経路画面640内における現在位置CL1および移動経路の表示を、役務提供者Uの位置情報の変化に応じてリアルタイムに更新してもよい。
このような決定済みタスク基点情報に係る募集の通知、および、当該募集に係る移動経路の表示により、役務提供者Uは、既に決定済みの役務の提供予定状況を勘案しながら、より容易に他のタスクへ応募するかの判断を行うことが出来る。従って、役務提供者Uにとっての利便性が向上する。ひいては、役務提供者Uが、サーバ30から通知される募集に応募し易くなるので、多様な配送手段を活用した荷物の回収および配送が促進される。従って、荷物の回収および配送のさらなる効率化に資することが出来る。
以上、図7および図8を参照して、画面生成部333により生成される募集の通知の他の例を説明した。続いて、図9を参照して、画面生成部333により生成される、募集の通知の他の例を説明する。
図9は、画面生成部333により生成される、荷物の回収および配送の役務の募集の通知の画面の他の例を説明するための説明図である。図9は、画面生成部333により生成されたイレギュラータスク通知650、イレギュラータスク通知660、およびイレギュラータスク通知670が、役務提供者端末10Aの操作表示部150Aに表示されている状態を示す図である。また、イレギュラータスク通知650、イレギュラータスク通知660、およびイレギュラータスク通知670は、イレギュラータスク情報の一例である。
図9に示した例では、イレギュラータスク通知650~イレギュラータスク通知670の各々は、募集されているイレギュラータスクに係る荷物回収時間帯、荷物回収地点、タスクの種別、および配達先の情報を、スラッシュ記号で区切って表示していることが理解される。これらの表示により、役務提供者Uは、操作表示部150Aにおいて、応募可能なイレギュラータスクの概要を一覧することができる。
サーバ30の制御部330は、役務提供者Uの現在位置と各イレギュラータスクに係る荷物回収地点との距離に基づいて、役務提供者Uの利用する役務提供者端末10Aに通知するイレギュラータスクを決定してもよい。
また、例えば役務提供者Uが図9に示した画面例のイレギュラータスク通知650、イレギュラータスク通知660、またはイレギュラータスク通知670のいずれかを2度連続して素早く押下する操作を行った場合、操作表示部150Aに表示される画面が、イレギュラータスク通知650、イレギュラータスク通知660、またはイレギュラータスク通知670のそれぞれの詳細な情報を示す募集通知画面に遷移してもよい。
さらに、例えば役務提供者Uが図9に示した画面例のイレギュラータスク通知650、イレギュラータスク通知660、およびイレギュラータスク通知670のいずれかを1度押下すると、押下されたイレギュラータスク通知が選択された状態になってもよい。さらに、いずれかのイレギュラータスク通知が選択された状態でさらにボタンB1の押下操作が行われた場合、役務提供者端末10Aは、サーバ30に対して、役務提供者Uがイレギュラータスク通知650、イレギュラータスク通知660、またはイレギュラータスク通知670のいずれかのイレギュラータスクに応募したことを通知してもよい。
以上、図9を参照して、画面生成部333により生成される、荷物の回収および配送の役務の募集の通知の画面の他の例を説明した。
(認証部335)
図4に戻って、サーバ30の機能構成の一例の説明を続ける。認証部335は、情報端末10から受信される認証の要求に応じて、認証処理を行う機能を有する。例えば、認証部335は、役務提供者端末10Aからの認証要求に応じて、荷物回収認証または荷物引き渡し認証を行う。
より詳細には、認証部335は、役務提供者端末10Aから荷物Lの荷物回収認証の要求を通信部310が受信すると、当該要求が、ある荷物Lの役務提供者として承認された役務提供者Uからの要求であるか否かを判定する認証処理を行う。認証部335は、記憶部320に記憶されているデータベースを参照して、荷物IDと、役務提供者Uの各々に対応付けられた役務提供者IDを照合することで認証処理を行う。認証要求に含まれる荷物IDと、役務提供者端末10Aを利用する役務提供者Uの役務提供者IDが紐づいていると照合した場合には、認証部335は、荷物Lの荷物回収の認証の要求が、承認された役務提供者Uからの要求であると判定する。また、この場合、認証部335は、認証を成功と判定する。一方、荷物IDと、役務提供者Uの役務提供者IDが紐づいていないと照合した場合には、認証部335は、荷物Lの荷物回収認証の要求が、承認された役務提供者Uによる認証ではないと判定する。また、この場合、認証部335は、認証を失敗と判定する。
また、認証部335は、保持装置20に関連する識別情報に基づく役務提供者端末10Aからの認証要求に応答して役務提供者Uの認証を行ってもよい。識別情報は、例えば、保持装置20の外装に印刷、貼り付け、または内包された、バーコードやQRコード(登録商標)などの識別コード、またはRFIDを役務提供者端末10Aが読み取ることにより取得可能な、保持装置20の各々を一意に識別可能とする識別情報であってもよい。その場合、受信された保持装置20に関連する識別情報と、当該保持装置20が保持する荷物Lに予め付与される荷物IDが紐づけられていてもよい。このように認証部335が保持装置20に関連する識別情報に基づいて認証を行う場合には、荷物Lが保持装置20に保持される際に、保持装置20に関連する識別情報と荷物Lの荷物IDが紐づけられ、記憶部320に記憶されるデータベースに記憶されてもよい。認証部335は、認証要求に含まれる保持装置20に関連する識別情報に紐づく荷物Lの荷物IDと、役務提供者端末10Aを利用する役務提供者Uの役務提供者IDが紐づいていると照合した場合に、認証を成功と判定する。
また、認証部335は、役務提供者端末10Aから荷物Lの荷物引き渡し認証の要求を受信すると、荷物Lの配達先である受取人Rが利用する受取人端末10Bから受信する識別情報に基づいて、認証処理を行う。例えば、認証部335は、受取人端末10Bから受信する識別情報(例えば、荷物ID)と、認証の要求元である役務提供者端末10Aを利用する役務提供者Uの役務提供者IDとを照合することにより、認証処理を行う。
以上、図4を参照して、本実施形態に係るサーバ30の機能構成の一例を説明した。続いて、図10を参照して、本実施形態に係る保持装置20の機能構成の一例を説明する。
<2-3.保持装置20>
図10は、本実施形態に係る保持装置20の内部構成の一例を示す説明図である。図10に示したように、保持装置20は、通信部210と、保持部220と、制御部230と、を有する。
(通信部210)
通信部210は、ネットワークを介してサーバ30と通信する。例えば、通信部210は、サーバ30から保持部220の制御の指示を受信する。
(保持部220)
保持部220は、宛名に受取人Rが指定されている荷物Lを保持する。保持部220は、通信部210によってサーバ30から受信された制御の指示に基づいて、荷物Lを役務提供者Uによって持出可能にする。例えば、保持部220は、荷物Lを収納可能な箱状で、開閉可能な蓋を有してもよい。この場合には、保持部220は、当該蓋の開放を許可することで、荷物Lを役務提供者Uによって持出可能にしてもよい。また、保持部220は、ベルトまたはフレーム等の固定物によって荷物Lが固定されるように荷物Lを保持してもよい。その場合には、保持部220は、当該固定物の一部が外れるようにすることで、荷物Lを役務提供者Uによって持出可能にしてもよい。保持部220の構成はこれらの例に限定されず、荷物Lが保持されればよい。
(制御部230)
制御部230は、保持装置20における動作全般を制御する。例えば、制御部230は、通信部210によってサーバ30から受信された保持部220の制御の指示に応じて、保持部220から荷物Lを持ち出し可能になるよう保持部220を制御する。
以上、図10を参照して、本実施形態に係る保持装置20の機能構成例を説明した。続いて、図11および図12を参照して、本実施形態に係る情報処理システムの動作例を説明する。
<3.動作例>
図11は、本実施形態に係る情報処理システムの動作例を説明する第1のシーケンス図である。
(配送依頼から役務提供者承認、配送計画承認までの動作例)
まず、サーバ30の通信部310が、荷物の配達または集荷の依頼(配送依頼)を受信する(S101)。サーバ30の制御部330は、配送依頼が受信されると、配送計画を生成する(S103)。なお、生成される配送計画のうち、例えば、総配送時間が短い一以上の配送計画や総配送料が低い一以上配送計画が優先的に、生成された配送計画として記憶されて次のステップに進んでもよい。また、上述の所定の条件が満たされるイレギュラータスクであることが判定される場合には、ステップS103において、配送手段による配達可能地点(中継地点)までの配達と、配達可能地点から配達先までの役務提供者Uによる荷物の回収および配送との組合せによる配送計画を生成するようにしてもよい。
S103において制御部330により生成された配送計画が、いずれも、役務提供者による役務の提供を用いずに、他の異なる配送手段によって荷物の配達が完了する計画である場合には、S103の処理が行われた後、後述するS123~S127の処理が行われる。この場合、本実施形態に係る情報処理システムは、S127の処理が行われた後、ある1の配送依頼の受付から配達完了までの一連の動作を完了する。
S103において生成された配送計画のうちに、役務提供者による荷物の回収および配送の役務との組み合わせによる配送計画が含まれる場合、サーバ30の候補決定部331は、役務提供者の候補を決定する(S105)。
サーバ30の画面生成部333は、役務の募集の通知を生成する(S107)。制御部330は、通信部310に、役務提供者の候補に決定されたユーザの利用する役務提供者端末10Aへ、募集の通知を送信させる(S109)。
役務提供者端末10Aの制御部130は、操作表示部150に、サーバ30から受信した募集の通知を表示する(S111)。ここで、役務提供者Uにより当該募集に応募する操作が行われなかった場合、制御部330は、S103で生成された役務提供者による役務の提供との組み合わせによる配送計画の、配送枠または荷物回収地点を変更してもよい。さらに、サーバ30は、変更後の配送計画に係る役務の募集にいずれかの役務提供者の候補が応じるまで、S105~S109の処理を所定の制限回数内または所定の制限時間内で繰り返してもよい。制限回数または制限時間内にいずれの役務提供者の候補も募集に応じなかった場合、サーバ30は、役務提供者による役務の提供を要しない他の配送計画を選択して承認してもよい。本動作例では、役務提供者Uが、S109でサーバ30から役務提供者端末10Aが受信した募集の通知に対し、募集に応じる操作を行ったものとする。
役務提供者Uは、操作表示部150Aに表示された通知を閲覧し、募集に応募する操作を行う(S113)。役務提供者端末10Aは、サーバ30へ、募集に応じる操作が行われたことを通知する(S115)。
サーバ30の制御部330は、募集に応じた役務提供者Uを役務提供者として承認する(S117)。このとき、制御部330は、通信部310に、承認された役務提供者Uが利用する役務提供者端末10Aへ、役務の提供が決定したことの通知を送信させてもよい。
サーバ30の制御部330は、役務提供者Uを役務提供者として承認したことに基づいて、役務提供者Uによる荷物Lの回収および配送との組み合わせによる荷物回収地点までの1の配送計画を選択して承認する(S119)。次いで、制御部330は、承認された配送計画に基づき、当該配送計画で指定された配送手段の配送枠を予約する(S121)。次いで、制御部330は、配送指示情報を生成する(S123)。次に、図12に示した第2のシーケンス図へと動作が続く。
図12は、本実施形態に係る情報処理システムの動作例を説明する第2のシーケンス図である。図11に示したS123の処理に次いで、サーバ30の制御部330は、通信部310に、配送指示情報を保持装置20Aへ送信させる(S125)。保持装置20Aは、受信した配送指示情報に基づいて、荷物回収地点まで荷物Lを配達する(S127)。
(荷物回収およびタスク開始時の動作例)
次いで、荷物到着地点に到着した役務提供者Uによる操作に基づいて、役務提供者端末10Aは、保持装置20Aに関連する識別情報の読み取りを行う(S129、S131)。例えば、役務提供者Uが、役務提供者端末10Aが備えるカメラを操作することにより、保持装置20Aの外装に印刷された識別コードから、役務提供者端末10Aに上記識別情報を読み取らせてもよい。もしくはこれに代えて、役務提供者端末10Aは、応募の承認に応じてサーバ30より受信した識別情報を保持装置20Aに近距離無線通信等により送信してもよい。
役務提供者端末10Aは、荷物回収認証の認証要求をサーバ30に送信する(S133)。このとき、荷物回収認証の認証要求には、S131において読み取られた識別情報が含まれる。もしくは、上述のように保持装置20Aに識別情報を送信した際には、保持装置20Aが荷物回収認証の認証要求をサーバ30に送信してもよい。
サーバ30は、役務提供者端末10Aから受信した上記識別情報に関連付けられた荷物IDと、役務提供者端末10Aを利用する役務提供者Uの役務提供者IDとを照合することにより、認証処理を行う(S135)。認証が成功すると、サーバ30は、保持装置20Aを制御して、荷物Lを保持装置20Aから持出可能にする(S137)。また、サーバ30は、役務提供者Uによる役務の提供の開始を承認するとともに、役務提供者端末10Aに対し、認証の結果を送信する(S139)。
役務提供者Uは、保持装置20Aから荷物Lを回収する(S141)。役務提供者Uは、配達先まで荷物Lを配送する(S143)。
(配達先への荷物引き渡しおよびタスク完了時の動作例)
役務提供者Uは、配達先まで荷物Lを配送すると、役務提供者端末10Aの操作表示部150を操作することにより、荷物引き渡し処理の操作を行う(S145)。荷物引き渡し処理の操作は、例えば、役務提供者Uが操作表示部150に表示される「荷物引き渡し処理」ボタンを押下する操作であってもよい。役務提供者端末10Aは、当該操作が行われたことに基づいて、サーバ30に対し荷物引き渡し認証の認証要求を行う(S147)。
サーバ30は、役務提供者端末10Aから荷物引き渡し認証の認証要求を受信すると、役務提供者端末10Aに対し、追加操作指示の通知を送信する(S149)。追加操作指示は、例えば、「画面に表示された認証用画像を荷物の受取人に提示して、読み取り操作を依頼してください」等の通知であってもよい。
荷物Lの受取人である受取人Rは、受取人端末10Bを操作することにより、役務提供者端末10Aの操作表示部150に表示された識別情報を、受取人端末10Bに読み取らせる(S151)。受取人端末10Bは、読み取った識別情報をサーバ30に送信する(S153)。識別情報は、例えば、荷物Lの外装に印字された識別コードを読み取ることにより取得される荷物Lの荷物IDの情報であってもよい。
サーバ30は、受取人端末10Bから識別情報(荷物ID)を受信すると、当該荷物IDと、S147において荷物引き渡し認証の認証要求を行った役務提供者端末10Aを利用する役務提供者Uの役務提供者IDとを照合することにより、認証処理を行う(S155)。
サーバ30は、認証が成功すると、役務提供者Uによる役務の提供の完了を承認するとともに、役務提供者端末10Aに対し、認証の結果を送信する(S157)。
<4.本実施形態による変形例>
以上、図11および図12を参照して、本実施形態に係る情報処理システムの動作例を説明した。本発明にかかる技術は、以上説明した実施形態に限定されない。まず、本変形例にかかる保持装置20の構成要素のうち、通信部および制御部の追加の機能を説明する。
本変形例にかかる通信部210は、役務提供者端末10Aと直接通信可能な認証通信部としての機能をさらに備える。役務提供者端末10Aとの通信に用いられる通信方式は特に限定されず、例えば、Bluetooth(登録商標)、無線LAN、およびWi-Fi等の近距離無線通信である。通信部210は、役務提供者端末10Aから、当該役務提供者端末10Aを利用する役務提供者Uの役務提供者IDを含む認証要求を受信する。
本変形例にかかる制御部230は、荷物Lの荷物回収認証の要求が、当該荷物Lの荷物の回収および配送の役務に係る役務提供者としてサーバ30に承認された役務提供者Uからの要求であるか否かを判定する認証処理を行う、認証部としての機能をさらに備える。制御部230は、保持装置20に保持される荷物Lを受け取ることが可能な、承認された役務提供者Uの役務提供者IDを記憶する。役務提供者IDは、サーバ30から通信部210に事前に送信されてもよいし、荷物Lを保持装置20に保持させる際に記憶させてもよい。
制御部230は、記憶された役務提供者IDと通信部210によって役務提供者端末10Aから受信された役務提供者IDが一致する場合に、保持部220から荷物Lを持ち出し可能になるよう保持部220を制御する。
本変形例に係る情報処理システムによれば、役務提供者Uによる荷物回収認証の際に、役務提供者端末10Aがサーバ30との通信を行うことなく、保持装置20から荷物Lが持ち出し可能に制御される。そのため、保持装置20が無人移動体である場合に、役務提供者端末10Aとサーバ30とが通信が行えない場所に保持装置20Aが停まった際にも、役務提供者Uは認証を行い、荷物Lを回収することが可能である。
<5.ハードウェア構成例>
以上説明した情報処理は、ソフトウェアと以下に説明するサーバ30のハードウェアとの協働により実現される。なお、以下に説明するハードウェア構成は情報端末10および保持装置20にも適用可能である。
図13は、本実施形態に係るサーバ30のハードウェア構成の一例を説明するための説明図である。サーバ30は、例えば図12に示すように、制御部330、メモリ31、ストレージ32、送受信部33、入出力部34等を備え、これらはバス35を通じて相互に電気的に接続される。
制御部330は、サーバ30の全体の動作を制御し、各要素間におけるデータの送受信の制御、及びアプリケーションの実行及び認証処理に必要な情報処理等を行う演算装置である。例えば制御部330はCPUおよび/またはGPUであり、ストレージ32に格納されメモリ31に展開された本システムのためのプログラム等を実行して上述したような各種情報処理を実施する。
メモリ31は、DRAM(Dynamic Random Access Memory)等の揮発性記憶装置で構成される主記憶と、フラッシュメモリまたはHDD(Hard Disc Drive)等の不揮発性記憶装置で構成される補助記憶と、を含む。メモリ31は、制御部330のワークエリア等として使用され、また、サーバ30の起動時に実行されるBIOS(Basic Input / Output System)、及び各種設定情報等を格納する。
ストレージ32は、アプリケーション・プログラム等の各種プログラムを格納する。各処理に用いられるデータを格納したデータベースがストレージ32に構築されていてもよい。
送受信部33は、サーバ30をネットワークおよび/またはブロックチェーンネットワークに接続する。なお、送受信部33は、Bluetooth(登録商標)及びBLE(Bluetooth Low Energy)の近距離通信インターフェースを備えていてもよい。
入出力部34は、キーボード、マイクおよびマウス類等の情報入力機器、及びディスプレイおよびスピーカ等の出力機器である。
バス35は、上記各要素に共通に接続され、例えば、アドレス信号、データ信号及び各種制御信号を伝達する。
<6.補足>
以上、添付図面を参照しながら本発明の好適な実施形態について詳細に説明したが、本発明の技術的範囲はかかる例に限定されない。本発明の技術分野における通常の知識を有する者であれば、特許請求の範囲に記載された技術的思想の範疇内において、各種の変更例または修正例に想到し得ることは明らかであり、これらについても、当然に本発明の技術的範囲に属するものと了解される。
例えば、上記実施形態では、候補決定部331が、荷物回収地点での荷物回収時間帯、ユーザの現在位置、ユーザの移動手段、および、ユーザの決定済みの役務提供予定状況、に基づいて、役務の提供が可能と推定されるユーザを役務提供者の候補として決定するとしたが、本発明はかかる例に限定されない。例えば、候補決定部331は、ユーザの各々が役務提供可能である条件を示す役務提供可能条件を予め取得していてもよい。役務提供可能条件は、例えば、各ユーザが荷物の回収および配送を行うことが可能なエリア、または、募集の通知を受けることなく役務の提供に応じることが可能な時間帯、等の条件が考えられる。
この場合、候補決定部331は、役務提供者の候補に決定されたユーザに対し募集の通知を行うことなく、上記役務提供可能条件を満たすユーザを即時に役務提供者として承認してもよい。このとき、サーバ30の制御部330は、通信部310から役務提供者端末10Aへ、役務提供者として決定したことの通知を送信してもよい。これにより、制御部330は、ユーザが募集に応じるまで待機することなく即座にいずれかのユーザを役務提供者として承認することが出来る。従って、制御部330により生成された配送計画が承認されるまでの時間をさらに短縮することが出来る。また、役務提供者Uにとっても、募集に応じることが可能な条件に当てはまるタスクに、自動的に応募することが可能となる。従って、役務提供者の、荷物の回収および配送の役務における利便性が向上する。
また、上記実施形態では、主に、役務提供者Uが、荷物回収地点から配達先までの荷物の配送の役務を提供する例を説明した。しかし、本発明は係る例に限定されない。役務提供者Uは、配送依頼の依頼者からの荷物の集荷の役務を提供してもよい。この場合、役務提供者Uは、配送依頼の依頼者の集荷指定位置から、倉庫WH、または、ドローンスタンド等の中間地点までの、荷物Lの回収および配送の役務を提供してもよい。
また、本実施形態による情報端末10、保持装置20、および、サーバ30の動作の処理におけるステップは、必ずしも説明図として記載された順序に沿って時系列に処理する必要はない。例えば、情報端末10、保持装置20、およびサーバ30の動作の処理における各ステップは、説明図として記載した順序と異なる順序で処理されてもよく、並列的に処理されてもよい。
また、本明細書に記載された効果は、あくまで説明的または例示的なものであって限定的ではない。つまり、本発明に係る技術は、上記の効果とともに、または上記の効果に代えて、本明細書の記載から当業者には明らかな他の効果を奏しうる。
また、情報端末10、サーバ30、および保持装置20に内蔵されるCPU、ROMおよびRAMなどのハードウェアに、上述した情報端末10、サーバ30、および保持装置20の各構成と同等の機能を発揮させるためのコンピュータプログラムも作成可能である。
10 情報端末
110 通信部
130 制御部
150 操作表示部
170 位置測位部
20 保持装置
210 通信部
220 保持部
230 制御部
30 サーバ
310 通信部
320 記憶部
330 制御部
331 候補決定部
333 通知生成部
335 認証部
339 画面生成部

Claims (22)

  1. 役務提供者の候補が利用する役務提供者端末に対して、他の異なる配送手段による荷物の回収および配送の役務に関する条件に応じて、当該荷物の回収および配送の役務を提供することが可能な役務提供者の募集を通知する通信部と、
    荷物の回収および配送の役務を提供することが可能な役務提供者の候補を役務提供者として承認する制御部と、
    前記荷物の回収および配送に関する情報の通知を生成する画面生成部と、
    を備える、情報処理システム。
  2. 前記制御部は、
    前記役務提供者端末から前記役務提供者の候補の位置情報および決定済みの役務提供予定状況に関する情報を取得し、
    前記役務提供者の候補の位置情報、前記役務提供予定状況、および、予め記憶部に保持される前記役務提供者の候補の移動手段に基づいて、前記通信部による前記募集の通知の送信先を決定する、
    請求項1に記載の情報処理システム。
  3. 前記荷物の回収および配送の役務に関する情報は、前記役務提供者の候補の現在位置を基点とする荷物回収地点までの距離、移動経路、および移動時間の少なくともいずれか1つ以上に応じて、前記制御部により、前記役務提供者の候補が前記役務を提供可能であると推定された役務に関する情報である現在地基点タスク情報を含む、
    請求項2に記載の情報処理システム。
  4. 前記荷物の回収および配送の役務に関する情報は、前記役務提供者の決定済みの役務における荷物回収地点または配達先のいずれかを基点とする他の役務の荷物回収地点までの距離、移動経路、または移動時間の少なくともいずれか1つ以上に応じて、前記制御部により、前記役務提供者の候補が前記役務を提供可能であると推定された役務に関する情報である決定済みタスク基点情報を含む、
    請求項3に記載の情報処理システム。
  5. 前記制御部は、前記荷物回収地点までの、前記他の異なる配送手段による前記荷物の配送経路および配送手段を含む配送計画を1以上生成し、
    前記役務提供者の候補に決定されたユーザが前記募集に応じたことに基づいて、当該ユーザを前記役務提供者として承認し、
    前記役務提供者が承認されると、前記配送計画のうち1の前記配送計画を選択して承認する、
    請求項4に記載の情報処理システム。
  6. 前記制御部は、ユーザの各々が役務提供可能である条件を示す役務提供可能条件を取得し、
    前記候補に決定された前記ユーザのうち、前記役務提供可能条件を満たすユーザを選択して、前記役務提供者として承認する、
    請求項4に記載の情報処理システム。
  7. 前記荷物の回収および配送の役務に関する情報は、前記制御部により生成された前記配送計画において、前記他の異なる配送手段での配送が計画された配送区間における前記荷物の回収および配送の役務を、役務提供者の候補に対して募集する通知に関する情報であるイレギュラータスク情報を含む、
    請求項5に記載の情報処理システム。
  8. 前記イレギュラータスク情報は、前記荷物の配送依頼者による集荷または配達の時間指定がない配送依頼、または、現在時刻から前記荷物の配達指定時間まで一定時間以上の残り時間がある配送依頼に基づく前記荷物の回収および配送の役務の募集の通知に関する情報である、
    請求項7に記載の情報処理システム。
  9. 前記募集の通知を表示し、
    前記ユーザによる前記募集の通知に対する応募操作を受け付ける、操作表示部
    をさらに備える、請求項8に記載の情報処理システム。
  10. 前記役務提供者による前記荷物の回収に対する認証である荷物回収認証の要求が、前記制御部によって承認された前記役務提供者からの要求であるか否かを判定する認証処理を行う認証部、をさらに備える、
    請求項9に記載の情報処理システム。
  11. 前記制御部は、前記認証部によって、前記荷物の前記荷物回収認証の要求が、前記荷物の前記役務提供者からの要求であると判定されると、前記荷物が保持される保持装置から前記荷物を持出可能になるよう制御する、
    請求項10に記載の情報処理システム。
  12. 前記保持装置は、無人移動体であり、
    前記制御部は、前記認証部によって前記荷物の前記荷物回収認証の要求が、承認された前記荷物の回収および配達の役務の前記役務提供者からの要求であると判定されると、前記無人移動体から前記荷物を持出可能になるよう制御する、
    請求項11に記載の情報処理システム。
  13. 前記保持装置は、無人移動体から解放された前記荷物を保持する、請求項11に記載の情報処理システム。
  14. 前記保持装置は、
    前記認証部と、
    前記役務提供者端末から、前記認証に関する情報を受信する認証通信部と、
    を備える、請求項11に記載の情報処理システム。
  15. 前記通信部は、前記役務提供者端末から送信される識別情報を受信し、
    前記認証部は、前記識別情報に基づいて認証を行う、
    請求項10に記載の情報処理システム。
  16. 前記認証部は、前記荷物が保持される保持装置に関連する識別情報に基づく前記役務提供者端末からの認証の要求に応答して、前記役務提供者による前記荷物の回収の認証を行う、
    請求項15に記載の情報処理システム。
  17. 前記制御部は、前記認証部により前記役務提供者の前記荷物回収認証が行われると、当該役務提供者による前記荷物の回収および配達の役務の提供が開始されたことを承認する、
    請求項10に記載の情報処理システム。
  18. 前記通信部は、前記荷物の配達先の荷物の受取人が利用する受取人端末から送信される識別情報を受信し、
    前記認証部は、前記役務提供者端末からの荷物の引き渡しの認証要求に応答して、前記識別情報に基づいて認証を行う、
    請求項17に記載の情報処理システム。
  19. 前記制御部は、前記認証部により前記役務提供者の前記荷物の引き渡しが認証されると、当該役務提供者による前記荷物の回収および配達の役務の提供が完了し、前記荷物が前記配達先へ配達完了されたことを承認する、
    請求項18に記載の情報処理システム。
  20. 役務提供者の候補が利用する役務提供者端末に対して、他の異なる配送手段による荷物の回収および配送の役務に関する条件に応じて、当該荷物の回収および配送の役務を提供することが可能な役務提供者の募集を通知する通信部と、
    荷物の回収および配送の役務を提供することが可能な役務提供者の候補を役務提供者として承認する制御部と、
    前記荷物の回収および配送に関する情報の通知を生成する画面生成部と、
    を備える、情報処理装置。
  21. 役務提供者の候補が利用する役務提供者端末に対して、他の異なる配送手段による荷物の回収および配送の役務に関する条件に応じて、当該荷物の回収および配送の役務を提供することが可能な役務提供者の募集を通知することと、
    荷物の回収および配送の役務を提供することが可能な役務提供者の候補を役務提供者として承認することと、
    前記荷物の回収および配送に関する情報の通知を生成することと、
    を含む、コンピュータにより実行される情報処理方法。
  22. コンピュータを、
    役務提供者の候補が利用する役務提供者端末に対して、他の異なる配送手段による荷物の回収および配送の役務に関する条件に応じて、当該荷物の回収および配送の役務を提供することが可能な役務提供者の募集を通知する通信部と、
    荷物の回収および配送の役務を提供することが可能な役務提供者の候補を役務提供者として承認する制御部と、
    前記荷物の回収および配送に関する情報の通知を生成する画面生成部と、
    を備える、情報処理装置、として機能させるためのプログラム。
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