JP7261373B2 - 印刷装置 - Google Patents

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Description

本発明は、搬送ベルトによって搬送される記録媒体上に、該搬送ベルトが架け渡された軸に取り付けられたエンコーダの出力信号に基づいて印字タイミングを制御して画像を作成する印刷装置に係る。
この種の印刷装置の一例としてインクジェットプリンタがある。通常、インクジェットプリンタにおいては、記録ヘッドからインクを吐出するタイミングの制御を、搬送ベルトの駆動軸もしくは従動軸に設けられたロータリーエンコーダの出力するパルス信号に基づいて行っている。すなわち、基準位置からカウントしたパルスのカウント数と基準位置からの搬送ベルトの移動量とがリニアな関係にあるとして、インクの吐出タイニングを制御している。
この制御においては、1パルス毎の搬送ベルトの移動量が一定であることを理想とするが、搬送ベルトの駆動軸の偏芯、エンコーダの偏芯、エンコーダのスリット間隔の不均一等により、1パルス毎の搬送ベルトの移動量が変動し、理想とする移動量との間に周期的な不一致が生じる。図13は、理想のパルス位置との誤差の一例を示している。軸の偏芯を要因とする誤差は軸の1回転を周期としたサインカーブのような形で現れる。
カラーインクジェットプリンタは、図14に示すような構成が一般的であり、搬送ベルトによる搬送方向に所定間隔を空けて各色の記録ヘッドが配列されている。ロータリーエンコーダの出力するパルスのパルス間隔と搬送ベルトの移動量とがリニアな関係(1パルス毎のベルトの移動量が一定)であれば、たとえば、M色の記録ヘッドはY色の記録ヘッドの印字タイミングから50パルス後、C色の記録ヘッドはそのさらに50パルス後、K色の記録ヘッドはさらに50パルス後にインクを吐出するといった制御で全ての色を同じドット位置に正確に重ねて印字することが可能になる。しかし、図13に示すような周期的な誤差があると、吐出したインク滴が記録媒体に着弾する位置と理想の着弾位置との間に周期的な誤差が生じると共に、この周期的な誤差の位相は記録ヘッドの取り付け位置に依存して色毎に異なるので、図15に示すように、色ズレが発生してしまう。また、上記の周期的な誤差によって搬送方向の画素間隔(ライン間隔)に疎密が生じ、画像に色ムラが生じてしまう。
そこで、印字タイミングの制御に使用する1パルス毎の搬送ベルトの移動量が一定になる(基準位置から数えたパルスのカウント数と基準位置からの搬送ベルトの移動量とがリニアな関係になる)ように、エンコーダから出力された各パルスの周期を補正することが従来から行われている。
たとえば、下記特許文献1では、ズレ検出用のパターンを記録媒体に印刷し、これを光学的に読みって得た画像に基づいて隣り合うズレ検出パターン間の間隔を導出して設計値と比較し、該比較結果に応じてパルスのクロック長やパルス幅を補正する補正テーブルを作成し、エンコーダの出力パルスを該補正テーブルで補正したパルスに基づいて印字タイミングを制御するインクジェットプリンタが開示されている。
また、下記特許文献2では、搬送ローラに取り付けたエンコーダを利用して記録を行う記録装置において、レーザ・ドップラー方式の検知手段により取得した搬送ベルトの速度情報と、エンコーダにより取得した搬送ローラの速度情報とを用いて記録の制御を行う(偏芯を相殺するようにエンコーダのパルスを補正する)記録装置の制御方法が開示されている。
特開2008-110572号公報 特開2009-006655号公報
エンコーダのパルスの補正を精度良く行うためには、補正のための測定を何度も行って平均化し、外乱等による非周期的な誤差を除去することが望ましい。しかし、検査用チャートを記録媒体に印刷し、これを光学的に読みって得た画像を解析することを何度も繰り返すと記録媒体やインクを多量に消費すると共に補正データを取得するための処理に長い時間を要してしまう。
本発明は、上記の問題を解決しようとするものであり、ロータリーエンコーダの出力パルスを補正するための精度の良い補正データを資源の消費を抑えて取得することのできる印刷装置を提供することを目的としている。
かかる目的を達成するための本発明の要旨とするところは、次の各項の発明に存する。
[1]複数の軸に架け渡された搬送ベルトを周回させて記録媒体を搬送する搬送部と、
前記軸に取り付けられたロータリーエンコーダと、
前記軸が基準位置から1回転する間に前記ロータリーエンコーダから出力される各パルスの周期を、設定された補正データに基づいて補正する補正部と、
前記補正部で補正後のパルスに基づいて印字タイミングを制御して、前記搬送ベルトが搬送する記録媒体上に画像を作成する作像部と、
前記軸が前記基準位置から1回転する間に前記ロータリーエンコーダから出力される各パルスの周期の測定を複数回転について行う第1測定部と、
前記第1測定部の測定結果に基づいて、前記軸が前記基準位置から1回転する間に前記ロータリーエンコーダから出力されるそれぞれのパルスについて前記複数回転の平均の周期を算出し、該算出の結果に基づいて、前記複数回転の平均の各パルスの周期を一定値に補正する第1補正データを作成する第1補正データ作成部と、
少なくとも前記軸が前記基準位置から1回転する間について、前記ロータリーエンコーダから出力されて前記第1補正データで補正されたパルスを基準に前記搬送ベルトの移動量を測定する第2測定部と、
前記第1補正データで補正されたパルスの周期をさらに第2補正データで補正して得たパルスを基準にした所定パルス毎の前記搬送ベルトの移動量が一定になるように前記第2補正データを前記第2測定部の測定結果に基づいて作成する第2補正データ作成部と、
前記第1補正データと前記第2補正データを合成した補正データを作成する合成部と、
前記合成部が作成した補正データを前記補正部に設定する設定部と、
を有する
ことを特徴とする印刷装置。
上記発明では、印刷を伴わない第1測定部による複数回転分の測定結果に基づいてロータリーエンコーダの出力パルスを等周期に補正する第1補正データを作成する。次に、第1補正データで補正後のパルスを基準にして搬送ベルトの移動量を測定し、該測定結果に基づいて第2補正データを作成し、第1補正データと第2補正データを合成した補正データを補正部に設定する。第2補正データは、ロータリーエンコーダの出力する各パルスの周期を第1補正データと第2補正データを合成した補正データで補正したパルスを基準にしたときの所定パルス毎の搬送ベルトの移動量が一定になるように作成する。通常の印刷は、合成後の補正データで補正したパルスを基準に印字タイミングを制御して行われる。
[2]前記搬送ベルトによって搬送される記録媒体を前記作像部の下流で光学的に読み取る読取部を備え、
前記第2測定部による測定は、前記補正部に前記第1補正データを設定した状態で前記作像部に所定のテストパターンを印刷させると共に、該テストパターンの印刷された記録媒体を前記読取部で読み取って得た画像に基づいて行われる
ことを特徴とする[1]に記載の印刷装置。
上記発明では、第2測定部は、第1補正データで補正後のパルスで印字タイミングを制御してテストパターンの印刷を行い、その読み取り画像に基づいて第2補正データを作成する。
]前記第2補正データ作成部は、N(Nは2以上の整数)パルスを区間とする移動平均を用いて前記第2補正データを作成する
ことを特徴とする[1]または[2]に記載の印刷装置。
上記発明では、第2補正データの補正値を、移動平均を用いて導出する。軸の偏心によるベルト移動量の変動は緩やかに現れるので、移動平均をとることで周波数の高い外乱による誤差を除去した補正値を求めることができる。
]前記第2補正データ作成部は、前記第2補正データとなる補正値を、N(Nは2以上の整数)パルス周期で求めると共に、該補正値を求めていないパルスに対応する補正値は補間処理によって導出する
ことを特徴とする[1]または[2]に記載の印刷装置。
]前記作像部は、記録ヘッドからインクを吐出して記録媒体上に画像を形成するものであって、前記補正部で補正後のパルスに基づいてインクの吐出タイミングを制御する
ことを特徴とする[1]乃至[]のいずれか1つに記載の印刷装置。
本発明に係る印刷装置によれば、ロータリーエンコーダの出力する印字タイミング制御用のパルスを補正するための精度の良い補正データを資源の消費を抑えて取得することができる。
本発明の第1の実施の形態に係る印刷装置の概略構成を示す図である。 ロータリーエンコーダが出力するパルスの発生位置とそのパルス位置における搬送ベルトの理想位置とのズレとの関係を、ズレの要因別にグラフ化して示す図である。 ロータリーエンコーダの出力を測定して得たパルス間隔と、理想のパルス間隔(一定の間隔)との誤差を、誤差の要因別にグラフ化して示す図である。 本発明の第1の実施の形態に係る印刷装置が、補正データを作成して補正テーブルに設定する処理の流れを示す流れ図である。 本発明の第1の実施の形態に係る印刷装置のうち、図4のステップS101~S103(補正データを求める処理の第1段階)を実施する際に使用する部分を示す図である。 ロータリーエンコーダが基準位置から1周する間に出力するA相の各パルスの周期の測定を16回試行した際の測定結果のグラフを重ねて示した図である。 図6(a)に示す16回試行(第1試行群)での測定結果の平均をとったグラフと、図6(b)に示す16回試行(第2試行群)での測定結果の平均をとったグラフとを重ねて示した図である。 本発明の第1の実施の形態に係る印刷装置のうち、ステップS104~S107(補正データを求める処理の第2段階)を実施する際に使用する部分を示す図である。 本発明の第1の実施の形態に係る印刷装置のうち、補正データの設定後に通常の印刷を行う際に使用する部分を示す図である。 本発明の第2の実施の形態に係る印刷装置の概略構成を示す図である。 本発明の第2の実施の形態に係る印刷装置のうち初期の補正データを作成する際に使用する部分を示す図である。 本発明の第2の実施の形態に係る印刷装置のうち経時変化に対応した補正データを作成する際に使用する部分を示す図である。 搬送中に出力されるパルスの理想のパルス位置との誤差の一例を示す図である。 一般的なインクジェットプリンタの概略構成を示す図である。 誤差の出る周期の位相が色毎に異なることを示す図である。
以下、図面に基づき本発明の実施の形態を説明する。
<第1の実施の形態>
図1は、本発明の第1の実施の形態に係る印刷装置5の概略構成を示す図である。印刷装置5は、記録ヘッド14からインク液滴を吐出して、紙、布、フィルムなどシート状の記録媒体2に画像を記録する、所謂、インクジェットプリンタである。印刷装置5は、駆動軸11および従動軸12を取り囲むように架け渡された搬送ベルト13を周回させて記録媒体2を搬送する搬送部10と、搬送ベルト13によって搬送される記録媒体2に向けてインクを吐出するC(シアン)、M(マゼンタ)、Y(イエロ)、K(ブラック)各色の記録ヘッド14を有する。記録ヘッド14は、搬送ベルト13が記録媒体2を搬送する搬送方向の上流側から下流に向けてCMYKの順で搬送ベルト13に沿って配列されている。搬送部10はさらに、図示省略の給紙トレイから記録媒体2を繰り出して搬送し、搬送ベルト13へ受け渡す給紙機構15を有する。
搬送ベルト13の上流端の近傍には、給紙機構15から受け渡されて該箇所を通過する記録媒体2を検出する媒体通過センサ16が設けてある。K色の記録ヘッド14の下流には、搬送ベルト13によって搬送される記録媒体2を光学的に読み取るインライン方式の読取センサ17が設けてある。読取センサ17は、記録媒体2の幅方向(搬送方向に直交する方向)の1ラインを一度に読み取るラインセンサであり、搬送中の記録媒体2に対して幅方向のライン単位の読み取り動作を繰り返すことで、記録媒体を2次元に読み取る。
搬送ベルト13が架け渡された駆動軸11は、伝達ベルト19を介してモータ18の回転が伝達されて回転する。駆動軸11にはロータリーエンコーダ21が取り付けられている。ロータリーエンコーダ21は、外周部に多数のスリットが等角度間隔で配置されると共に駆動軸11に同心に取り付けらた円板21aと、該円板21aの外周近傍に固定的に設置され、円板21aが駆動軸11と共に回転する際に該円板21a上のスリットの通過を検出する検出部21bを備えている。ロータリーエンコーダ21の検出部21bは円板21aのスリットが通過する毎に1つのパルス(A相の信号)を出力する。また、1回転に1度だけ円板21aが所定の基準位置に来たときに基準パルス(Z相の信号)を出力する。
補正部31は、ロータリーエンコーダ21の円板21a(円板21aの取り付けられた駆動軸11)が基準位置から1回転する間に該ロータリーエンコーダ21から出力されるA相の各パルス(以後、単にパルスとする)の周期(パルス間隔)を、補正テーブル32に設定された補正データに基づいて補正する。
吐出クロック生成部33は、補正部31で補正後のパルスと、媒体通過センサ16の出力信号を入力し、これらに基づいて、印刷開始のタイミングを示すトリガ信号と、各ラインの印字タイミングの基準となる吐出クロック信号を生成してヘッド駆動信号生成部34へ出力する。
印刷データ生成部35は外部から入力される印刷指示や後述する第2測定部43から入力されるテストパターンの印刷指示に基づいて印刷データを生成する。ヘッド駆動信号生成部34は、印刷データ生成部35から入力された印刷データに対応する画像が記録媒体上に形成されるように、記録ヘッド14へ駆動信号を出力する。ヘッド駆動信号生成部34は、該駆動信号の出力タイミング(印字タイミング)を、吐出クロック生成部33から入力されるトリガ信号およびクロック信号に基づいて制御する。
印刷装置5は、補正テーブル32に設定する補正データを生成する補正データ生成部40を有する。補正データ生成部40は、第1測定部41、第1補正データ生成部42、第2測定部43、第2補正データ生成部44、合成部45、設定部46の機能を有する。
第1測定部41は、ロータリーエンコーダ21の円板21aが基準位置(基準パルスの出力時点)から1回転する間にロータリーエンコーダ21の検出部21bから出力されるA相の各パルスの周期の測定を、複数回転について行う。
第1補正データ生成部42は、第1測定部41の測定結果に基づいて、ロータリーエンコーダ21の円板21aが基準位置から1回転する間に該ロータリーエンコーダ21から出力されるそれぞれのパルスについてそのパルスの周期の複数回転における平均値を算出し、これに基づいて、該複数回転の平均の各パルスの周期を一定の周期に補正する第1補正データを作成する。すなわち、ロータリーエンコーダ21から出力されるA相のパルスを等周期のパルスに補正するための第1補正データを作成する。
第2測定部43は、少なくともロータリーエンコーダ21の円板21aが基準位置から1回転する間について、ロータリーエンコーダ21から出力されて第1補正データで補正後のパルスを基準にした所定パルス毎の搬送ベルト13の移動量を測定する。たとえば、1パルス毎の搬送ベルト13の移動量を測定する。
ここでは、第2測定部43は、上記移動量の測定を、補正テーブル32に第1補正データを設定した状態で補正部31から出力される補正後のパルスに基づいて印字タイミングを制御しながら所定のテストパターンの印刷を記録ヘッド14からインクを吐出させて行い、該テストパターンの印刷された記録媒体を記録ヘッド14の下流の読取センサ17で読み取り、該読み取りで得た画像を解析することによって行う。なお、テストパターンの印刷された記録媒体の読み取りは読取センサ17で実施することに限定されず、たとえば、排紙された記録媒体を別体の読み取り装置で読み取って得た画像を解析してもよい。テストパターンは所定パルス毎の搬送ベルトの移動量を測定可能なパターンであれば任意でよい。
なお、第2測定部43による搬送ベルト13の移動量の測定は、たとえば、レーザードップラーセンサを用いて行っても良い。
第2補正データ生成部44は、ロータリーエンコーダ21から出力されて第1補正データで補正されたパルスの周期をさらに第2補正データで補正して得たパルスを基準にした所定パルス毎の搬送ベルト13の移動量が一定になるように、第1補正データで補正後の各パルスの周期(パルス間隔)を補正する第2補正データを、第2測定部43の測定結果に基づいて作成する。第2補正データを求めるに際しては、ロータリーエンコーダ21から出力されたパルスを第1補正データで補正したパルスに代えて、等周期の理想のパルスを使用してもよい。すなわち、等周期の理想のパルスを基準にした場合に、1パルス毎の搬送ベルト13の移動量が一定になるように第2補正データを作成する。
合成部45は、第1補正データと第2補正データを合成した補正データを作成する。ここでは、各パルスについて、第1補正データの補正値と、第2補正データの補正値を加算することで、合成の補正データを生成する。
設定部46は、合成部45が作成した補正データを補正テーブル32に設定する。なお、設定部46は、第2測定部43の測定に際して第1補正データを補正テーブル32に設定する機能も果たす。
印刷データ生成部35や補正データ生成部40の機能は、CPUがプログラムを実行することで実現されてもよい。
印刷装置5は、吐出クロックに基づいて印字タイミングを制御しており、色ズレや色ムラ等のない理想の画像を記録媒体上に作像するためには、吐出クロック毎の搬送ベルト13の移動量が一定であることが理想である。補正部31は、ロータリーエンコーダ21が出力したパルスの周期(パルス間隔)を補正テーブル32に設定されている補正データに基づいて補正するが、上記理想の関係に近づけるためには、精度の良い補正データを補正テーブル32に設定する必要がある。
本発明は、ロータリーエンコーダ21が出力するパルスの周期と搬送ベルト13の移動量とが理想の関係(パルス毎の移動量が一定となる関係)からズレる要因が複数存在することに着目し、補正データの取得に係る測定をズレの要因に応じた2段階に分けて行う。具体的には印刷を伴わないで測定可能な第1段階と、印刷を伴う第2段階に分けて行うと共に、第1段階の測定を複数回行うことで、記録媒体やインク等の資源の消費を抑えて精度の良い補正データを取得するものである。まず、上記ズレの要因について説明する。
図2は、ロータリーエンコーダ21が出力するパルスの発生位置とそのパルス位置における搬送ベルトの理想位置とのズレとの関係を、ズレの要因別に示したものである。ズレ量には、ズレの要因に応じた以下の複数の成分が含まれる。
(成分1)ロータリーエンコーダ21自体が持つ誤差成分
たとえば、円板21aのスリットが物理的に等角度間隔になっていない場合に発生する。
(成分2)駆動軸11の中心とロータリーエンコーダ21の円板21aの中心とが取り付け誤差等によって位置ズレすることに起因して生じる偏芯成分
(成分3)駆動軸11の物理加工精度によって生じた偏芯成分
図2のグラフ1は上記の成分1を、グラフ2は上記記の成分2を、グラフ3は上記の成分3を、グラフAは上記の成分1~3を合成したものを示している。なお、図2のグラフの横軸はライン番号(パルスの発生位置に対応)、縦軸はそのライン番号における搬送ベルト13の理想の位置からのズレ量(距離)を示している。
成分1、2、3はすべて、円板21a(もしくは駆動軸11)の1回転を周期とした周期的な変動である。
図3は、ロータリーエンコーダ21が出力するパルス間隔を測定し、理想のパルス間隔(一定の間隔)に対する誤差をグラフ化したものである。横軸はライン番号(パルスの発生位置に対応)、縦軸はそのライン番号における理想のパルス発生タイミングに対するズレ量(時間)を示している。
(成分1)ロータリーエンコーダ21自体が持つ誤差成分による変動
円板21aのスリットが物理的に等角度間隔でない場合に発生
(成分2)駆動軸11の中心とロータリーエンコーダ21の円板21aの中心とのズレで生じた偏芯成分による変動
(成分4)駆動軸11の回転速度のムラに応じた変動
図3のグラフ1は上記の成分1を、グラフ2は上記の成分2を、グラフ4は上記の成分4を、グラフBは上記の成分1、2、4を合成したものを示している。グラフBは実際のパルス周期の測定結果に対応する。
次に、本発明の原理を説明する。
上記の成分1、2は、円板21aの1回転を周期とする周期的な変動である。成分4は、円板21aの回転とは非同期な成分である。そこで、補正データを求める処理の第1段階として、図3に対応する測定の試行回数を増やし、その複数回の試行における平均を取ることで、円板21aの回転周期とは非同期な成分4を相殺して、成分1、2のみが残るようにし、この残った成分1、2に係る周期的な誤差をキャンセルするための第1補正データを作成する。
第2段階では、ロータリーエンコーダ21の出力するパルスを第1補正データで補正したパルスに基づいて搬送ベルトの移動量を測定する。該測定では図2に示す成分1~3のうちの成分1、2については第1補正データを採用することで既に相殺済みになるので、成分3による周期的な変動を測定したことになる。そこで、該測定結果に基づいて、成分3に係る周期的な誤差をキャンセルするための第2補正データを作成し、第1補正データと第2補正データを合成して、成分1~3をすべて相殺する補正データを生成する。
次に、上記の原理に従って印刷装置5が補正データを作成して設定する動作についてより詳細に説明する。
図4は印刷装置5が補正データを作成して補正テーブル32に設定する処理の流れを示す流れ図である。印刷装置5は、記録媒体2の搬送や記録ヘッド14による画像の印刷を伴うことなく、モータ18を駆動して搬送ベルト13を周回させる。この状態で、ロータリーエンコーダ21の円板21aが基準位置(Z相の基準パルスが出力された時点)から1周する間に該ロータリーエンコーダ21の検出部21bから出力されたA相の各パルスの周期(パルス間隔)を測定することを、N回(複数回)実施する(ステップS101)。この測定は、実際の印刷を伴わないので、記録媒体2やインク等を消費することなく行うことができる。
次に、基準位置から1周する間に出力されるそれぞれのパルスについて、そのパルスのN回実施における平均の周期を算出する(ステップS102)。
ステップS102でN回実施の平均値として求めた各パルスの周期を、一定の周期になる(周期の変動をキャンセルする)ように補正するための第1補正データを求める(ステップS103)。
図5は、印刷装置5のうち、図4のステップS101、S102を実施する際に使用する部分を示す図である。使用しない部分は破線で示してある。第1測定部41でステップS101の測定を行い、第1補正データ生成部42でステップS102、S103を実行する。ステップS103で第1補正データ生成部42が作成した第1補正データは設定部46によって補正テーブル32に設定される。
図6は(a)(b)はそれぞれ、ロータリーエンコーダ21の円板21aが基準位置から1周する間に出力されたA相の各パルスの周期(パルス間隔)の測定を、16回試行した際の測定結果を重ねて示したものである。横軸は基準位置を0とした場合のパルス番号であり、縦軸は、最初のパルス周期に対する各パルス周期のズレ量を示している。回転速度に変動があるため、同じパルス番号であっても回転毎に周期が異なる値になっている。
図7は、図6(a)に示す16回試行(第1試行群)での測定結果の平均をとったグラフと、図6(b)に示す16回試行(第2試行群)での測定結果の平均をとったグラフを重ねて示したものである。16回転の平均でも、第1試行群と、第2試行群のグラフがほぼ同じようなグラフになっていることが分かる。測定する回転の数を増やせば、平均をとったグラフはより精度の高いものになる。
平均を取った結果は、前述の成分4がキャンセルされており、成分1、成分2のみによるズレ量を示している。したがって、平均を取った結果(図7に示すグラフ)の変動をキャンセルするような補正を施すことで、補正後の各パルスは等周期(等パルス間隔)となり、軸の回転角度とパルス間隔との相関関係がリニアに対応した状態になる。
次に、印刷装置5の第2測定部43は、ロータリーエンコーダ21の出力パルスを第1補正データで補正したパルスに従って、所定のテストパターンを記録媒体2に印刷し、該テストパターンの印刷された記録媒体2を読取センサ17で読み取る(図4、ステップS104)。詳細には、第1補正データを補正テーブル32に設定した状態で、印刷データ生成部35に対してテストパターンの印刷指示を送出すると共に、搬送部10に記録媒体2を搬送させる。これに伴い、ロータリーエンコーダ21はA相、Z相の信号を出力し、補正部31は補正テーブル32に設定されている第1補正データに従って補正したパルスを吐出クロック生成部33へ出力する。
第2測定部43から印刷指示を受けた印刷データ生成部35はテストパターンの印刷データをヘッド駆動信号生成部34へ順次出力し、ヘッド駆動信号生成部34は、吐出クロック生成部33が出力するトリガ信号および吐出クロック信号に従って記録ヘッド14に対して駆動信号を送出してテストパターンの印刷を行う。そして、第2測定部43は、テストパターンの印刷された記録媒体2を読取センサ17で読み取り、その読み取り画像を解析して、第1補正データで補正されたパルスを基準にした所定パルス毎の搬送ベルト13の移動量を導出する。ここでは、所定パルスを1パルスとし、基準パルスから順に1パルス毎の搬送ベルト13の移動量を導出する(ステップS105)。なお、所定パルスを2パルス以上としてもよい。
次に、第2補正データ生成部44は、第2測定部43の測定結果から、第1補正データで補正されたパルスの周期をさらに第2補正データで補正して得たパルスを基準にした場合に、所定パルス毎の搬送ベルトの移動量が一定になるような第2補正データを作成する(ステップS106)。
すなわち、第1補正データで補正後のパルスは、駆動軸11の回転角度とパルスの周期(パルス間隔)がリニアな関係にあるので、このパルスを基準に測定した搬送ベルト13の移動量の理想値に対するズレは、前述の成分3に起因したものと言える。そこで、このズレが相殺されるような第2補正データを作成する。第2補正データの補正値は、N(Nは2以上の整数)パルスを区間とする移動平均を用いて求めても良い。駆動軸11の偏心による搬送ベルト13の移動量の変動は緩やかに現れると想定されることによる。なお、ステップS105の測定における所定パルスを2パルス以上とした場合には、第2補正データを構成する補正値のうち、ステップS105の測定で得た所定パルス毎に移動量に基づいて所定パルス毎に補正値を求め、該補正値を求めていないパルスに対応する補正値は補間処理で求める。
合成部45は第1補正データと第2補正データを合成した補正データを作成し、設定部46はこの補正データを補正テーブル32に設定して(ステップS107)、本処理を終了する。
図8は、印刷装置5のうち、ステップS104~S107(補正データを求める処理のうちの第2段階)を実施する際に使用する部分を示す図である。使用しない部分は破線で示してある。
第2段階の測定では、記録媒体2への印刷を伴うので、インクや資源を消費する。しかし、ロータリーエンコーダ21の出力するパルスのカウント値と搬送ベルト13の移動量とがリニアな理想の関係(パルス毎に移動量が一定となる関係)からズレる要因のうち、前述した成分1および成分2については、第1測定部41が行う印刷を伴わない第1段階の測定で作成した第1補正データを適用することで相殺済みとなるので、第1段階での測定の精度を測定回数を増やして平均化にすることで高めることにより、テストパターンの印刷を伴う第2段階の測定の回数を少なく抑えつつ、精度の高い補正データを得ることができる。
本発明の最終目的は、搬送ベルト13の移動量と補正部31で補正後のパルス間隔とがリニアな関係(1パルス毎の搬送ベルト13の移動量が一定)になる補正値を求めることである。そして、このような補正値を求める処理を、印刷を伴わない第1段階と、印刷を伴う第2段階に分け得ることに着目し、第1段階の測定の試行回数を増やして該第1段階で求める第1補正データの精度を高めるようにしたので、全体として少ない印刷の実施回数で精度の良い補正テーブルを効率よく作成することができる。
図9は、印刷装置5のうち、補正データの設定後に通常の印刷を行う際に使用する部分を示す図である。使用しない部分は破線で示してある。通常の印刷では、第1補正データと第2補正データを合成した補正データが補正テーブル32に設定されている。印刷時に搬送部10のモータ18を駆動すると、ロータリーエンコーダ21はA相、Z相の信号を出力し、補正部31は補正テーブル32に設定されている補正データに従って補正したパルスを吐出クロック生成部33に対して出力する。印刷データ生成部35は該当の印刷データをヘッド駆動信号生成部34へ順次出力し、ヘッド駆動信号生成部34は、入力された印刷データに対応する駆動信号を、吐出クロック生成部33が出力するトリガ信号およびと吐出クロック信号に同期して記録ヘッド14へ出力して画像の印刷を行う。
補正データによって補正することで、搬送ベルト13の移動量と補正部31で補正後のパルス間隔とがほぼリニアな関係(パルス毎の搬送ベルト13の移動量が一定)になるので、該パルスに基づいて印字タイミングを制御すれば、色ズレや画素の疎密を抑えた画像を印刷することができる。
次に、本発明の第2の実施の形態について説明する。
図10は、第2の実施の形態に係る印刷装置5Bの概略構成を示している。図1に示す印刷装置5と同一部分には同一の符号を付してある。
第2の実施の形態に係る印刷装置5Bの補正テーブル32に格納する初期の補正データは、搬送ベルト13の移動量をドップラーセンサで測定した結果に基づいて作成する。しかし、補正データの作成に必要な精度で搬送ベルト13の移動量を測定可能なレーザードップラー測定器は高価であり、販売する印刷装置に組み込むことは難しい。このため、印刷装置5Bでは、印刷装置5Bの出荷時または設置時に一時的にレーザードップラー測定器を印刷装置5Bに取り付け、該レーザードップラー測定器で搬送ベルト13の移動量を測定し、その測定結果に基づいて初期の補正データを作成する。
初期の補正データで補正することにより、補正後のパルスを基準としたパルス毎の搬送ベルト13の移動量は一定になる。しかし、その後、軸の摩耗等の経時変化で新たな偏芯成分が発生した場合には、その分のズレが生じてしまう。
そこで、第2の実施の形態に係る印刷装置5Bでは、経時変化に対応する処理として、図4のステップS104~S107と同様の処理を行う。
すなわち、印刷装置5Bは、初期の補正データが補正テーブル32に設定されている状態でテストチャートを印刷し、これを読取センサ17で読み取って得た画像に基づいて第2補正データを作成する。そして、初期の補正データと第2補正データを合成した補正データを補正テーブル32に設定する。以後、通常の印刷は、この合成した補正データを補正テーブル32に設定した状態で行う。これにより、経時変化への対応を、少ない印刷回数で精度良く行うことができる。
なお、第1の実施の形態と同様に、第2補正データの補正値については、N(Nは2以上の整数)パルスを区間とする移動平均を用いて求めても良い。また、ステップS105の測定における所定パルスを2パルス以上とした場合には、第2補正データを構成する補正値のうち、ステップS105の測定で得た所定パルス毎に移動量に基づいて所定パルス毎に補正値を求め、該補正値を求めていないパルスに対応する補正値は補間処理で求めるようにしてもよい。
図10に示すように、印刷装置5Bは、第1の実施の形態に示した印刷装置5が有していた第1測定部41および第1補正データ生成部42は備えていない。これらに代えて、印刷装置5Bは、出荷時等に一時的に取り付けられるレーザードップラー測定器51を用いて搬送ベルト13の移動量を測定する測定部52と、測定部52による測定結果に基づいて初期の補正データを作成する初期補正データ作成部53とを有する。
測定部52は、ロータリーエンコーダ21の出力するZ相の基準パルスおよびA相のパルスに基づいて、搬送ベルト13の駆動軸11が基準位置から1回転する間について、所定パルス毎の搬送ベルト13の移動量を測定する。所定パルスは、1パルスとすることが好ましい。2パルス以上としてもよい。
初期補正データ作成部53は、測定部52の測定結果から、搬送ベルト13の駆動軸11が基準位置から1回転する間に出力されるパルスの周期(パルス間隔)を、所定パルス毎の搬送ベルト13の移動量が等距離になるように補正する。設定部46は、初期補正データ作成部53が作成した初期の補正データを補正テーブル32に書き込む機能を果たす。
図11は、印刷装置5Bのうち、出荷時等にレーザードップラー測定器51を用いて初期の補正データを作成して補正テーブル32に設定する際に使用される部分を示している。使用しない部分は破線で示してある。初期の補正データの作成に係る測定は、印刷を伴わずに行うことができる。
図12は、印刷装置5Bのうち、経年変化による偏芯に対応するために、初期の補正データを補正する第2補正データを作成し、初期の補正データと第2補正データを合成した補正データを補正テーブル32に設定する動作において使用する部分を示している。使用しない部分は破線で示してある。
なお、印刷装置5Bのうち、測定部52、初期補正データ作成部53を外部の測定装置として構成し、印刷装置5Bの出荷時や設置時に、該測定装置とレーザードップラー測定器51を印刷装置5Bに取り付けて初期の補正データを作成し、補正テーブル32に設定するように構成されてもよい。
以上、本発明の実施の形態を図面によって説明してきたが、具体的な構成は実施の形態に示したものに限られるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲における変更や追加があっても本発明に含まれる。
実施の形態では、印刷装置5、5Bとしてインクジェットプリンタを例示したが、搬送ベルト13で記録媒体2を搬送するタイプであれば、LEDプリンタ等であってもよい。
2…記録媒体
5、5B…印刷装置
10…搬送部
11…駆動軸
12…従動軸
13…搬送ベルト
14…記録ヘッド
15…給紙機構
16…媒体通過センサ
17…読取センサ
18…モータ
19…伝達ベルト
21…ロータリーエンコーダ
21a…円板
21b…検出部
31…補正部
32…補正テーブル
33…吐出クロック生成部
34…ヘッド駆動信号生成部
35…印刷データ生成部
40…補正データ生成部
41…第1測定部
42…第1補正データ生成部
43…第2測定部
44…第2補正データ生成部
45…合成部
46…設定部
50…測定装置
51…レーザードップラー測定器
52…測定部
53…初期補正データ作成部
54…書き込み部

Claims (5)

  1. 複数の軸に架け渡された搬送ベルトを周回させて記録媒体を搬送する搬送部と、
    前記軸に取り付けられたロータリーエンコーダと、
    前記軸が基準位置から1回転する間に前記ロータリーエンコーダから出力される各パルスの周期を、設定された補正データに基づいて補正する補正部と、
    前記補正部で補正後のパルスに基づいて印字タイミングを制御して、前記搬送ベルトが搬送する記録媒体上に画像を作成する作像部と、
    前記軸が前記基準位置から1回転する間に前記ロータリーエンコーダから出力される各パルスの周期の測定を複数回転について行う第1測定部と、
    前記第1測定部の測定結果に基づいて、前記軸が前記基準位置から1回転する間に前記ロータリーエンコーダから出力されるそれぞれのパルスについて前記複数回転の平均の周期を算出し、該算出の結果に基づいて、前記複数回転の平均の各パルスの周期を一定値に補正する第1補正データを作成する第1補正データ作成部と、
    少なくとも前記軸が前記基準位置から1回転する間について、前記ロータリーエンコーダから出力されて前記第1補正データで補正されたパルスを基準に前記搬送ベルトの移動量を測定する第2測定部と、
    前記第1補正データで補正されたパルスの周期をさらに第2補正データで補正して得たパルスを基準にした所定パルス毎の前記搬送ベルトの移動量が一定になるように前記第2補正データを前記第2測定部の測定結果に基づいて作成する第2補正データ作成部と、
    前記第1補正データと前記第2補正データを合成した補正データを作成する合成部と、
    前記合成部が作成した補正データを前記補正部に設定する設定部と、
    を有する
    ことを特徴とする印刷装置。
  2. 前記搬送ベルトによって搬送される記録媒体を前記作像部の下流で光学的に読み取る読取部を備え、
    前記第2測定部による測定は、前記補正部に前記第1補正データを設定した状態で前記作像部に所定のテストパターンを印刷させると共に、該テストパターンの印刷された記録媒体を前記読取部で読み取って得た画像に基づいて行われる
    ことを特徴とする請求項1に記載の印刷装置。
  3. 前記第2補正データ作成部は、N(Nは2以上の整数)パルスを区間とする移動平均を用いて前記第2補正データを作成する
    ことを特徴とする請求項1または2に記載の印刷装置。
  4. 前記第2補正データ作成部は、前記第2補正データとなる補正値を、N(Nは2以上の整数)パルス周期で求めると共に、該補正値を求めていないパルスに対応する補正値は補間処理によって導出する
    ことを特徴とする請求項1または2に記載の印刷装置。
  5. 前記作像部は、記録ヘッドからインクを吐出して記録媒体上に画像を形成するものであって、前記補正部で補正後のパルスに基づいてインクの吐出タイミングを制御する
    ことを特徴とする請求項1乃至のいずれか1つに記載の印刷装置。
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