JP7261116B2 - 開閉扉 - Google Patents

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Description

本発明は、鉄道車両における車内収納部を形成する筐体の開口に、扉が取り付けられた開閉扉であって、扉は、車内収納部の内面で、筐体と扉とを横架する二軸蝶番により開閉可能に取り付けられた開閉扉に関するものである。
鉄道車両、特に新幹線等の優等車両のデッキには、乗客が利用するゴミ収集箱が配設される場合がある。ゴミ収集箱は、例えば図9に示すように、開閉扉50内に配設される。開閉扉50は、デッキの壁面を構成するとともに車内収納部2を構成する筐体10A,10Bと、筐体10A,10Bの開口に、二軸蝶番51により開閉可能に取り付けられた扉11と、から構成されており、車内収納部2には、例えば燃えるゴミを収集するためのゴミ収集箱20Aと、空のペットボトルを収集するためのゴミ収集箱20Bとが収納されている。扉11には、例えば図5に示すように、ゴミの投入口112A,112Bを有しているため、乗客は、投入口112A,112Bからゴミを投入することができ、投入口112A,112Bに投入されたゴミは、車内収納部2に収納されたゴミ収集箱20A,20Bに入るようになっている。
このような開閉扉50は、清掃時に、作業者が、扉11を開け、車内収納部2からゴミ収集箱20A,20Bを取り出し、ゴミ収集箱20A,20Bに溜まったゴミを収集する。そして、ゴミの収集が完了すれば、ゴミ収集箱20A,20Bを車内収納部2に戻し、扉11を閉じる。
扉11を開け閉めする際の扉11の回動は、2つの回転軸(第1軸123Aおよび第2軸123B)を備える二軸蝶番51により行われる。二軸蝶番51を用いている理由は、扉11の開度を大きく取り、作業性を向上させる(ゴミ収集箱20A,20Bを車内収納部2に出し入れしやすくする)ためである。
開閉扉50の、扉11の開閉動作について、図7、図9~12を用いて詳しく説明する。図9は、車内収納部2にゴミ収集箱20A,20Bが収納され、扉11が全閉位置にある状態である。
二軸蝶番51は、図7(a)および(b)に示すように、蝶番本体121と、第1軸123Aに回動可能に結合された第1翼板122Aと、第2軸123Bに回動可能に結合された第2翼板122Bと、から構成されており、扉11が全閉位置にある状態では、第1翼板122Aおよび第2翼板122Bともに閉位置にある。
そして、二軸蝶番51は、第2軸123Bと同軸にトーションばね127を備えており、第2翼板122Bを、閉位置の方向(図7(a)中の時計回りの方向)に付勢しているため、第1翼板122Aが回動を始めるために必要な力よりも、第2翼板122Bが回動を始めるために必要な力の方が大きくなっている。そのため、扉11を開けようと、扉11を手前(図9中の矢印方向)に引くと、まず第1軸123Aを中心に、第1翼板122Aが閉位置から開位置に向かって回動を始める。なお、実際には、第1翼板122Aが筐体10Aに固定されているため、扉11を開けることで、蝶番本体121と第2翼板122Bが、第1軸123Aを中心に回転するのであるが、便宜上、蝶番本体121から見た場合の説明として、第1翼板122Aが回動を始める、と説明している。
図10は、第1翼板122Aの回動が完了し、開位置に位置した状態を示す。図12(b)に示すように、筐体10Aに設けられた第1軸ストッパ102が、蝶番本体121に接触することで、第1翼板122Aの回動が完了される。
この状態では、ゴミ収集箱20A,20B出し入れするに当たり、扉11が障害となる可能性がある。そこで、第1翼板122Aの回動が完了した状態から、さらに扉11を開こうとすると、第2軸123Bを中心に、第2翼板122Bが、トーションばね127の付勢力に抗して回動を始めるため、扉11を更に開くことができる。
図11は、第2翼板122Bの回動が完了し、開位置に位置した状態を示す。図12(c)に示すように、扉11に設けられた第2軸ストッパ114が、蝶番本体121に接触することで、第2翼板122Bの回動が完了される。第1翼板122Aおよび第2翼板122Bの回動が完了されると、扉11が全開位置に位置し、十分な開口を得られるため、ゴミ収集箱20A,20Bの出し入れが容易となる。
以上のように、扉の開度を大きくするために二軸蝶番を用いることは従来から行われていることであり、例えば、特許文献1に開示される医療機器のドアの開閉機構にも二軸蝶番が用いられている。
特開2017-140406号公報
しかしながら、上記従来技術には次のような問題があった。
近年、優等車両の効率的な運用に伴い、折り返し時における車内清掃に費やされる時間が短縮される傾向にある。清掃に費やされる時間が短縮されると、作業者は、急いで清掃作業を行うこととなり、ゴミ収集箱20A,20Bからゴミを収集する際に、扉11の開閉がぞんざいに行われるおそれがある。また、清掃時だけでなく、不審物がゴミ収集箱20A,20Bに投入されていないか点検する目的で扉11の開閉が行われることもあり、扉11は、開閉される頻度が非常に高い。
扉11の開閉がぞんざいに行われること、開閉頻度が非常に高いこと、を原因として、二軸蝶番51が劣化し、トーションばね127の付勢力が、第2翼板122Bに対して十分に働かなくなるおそれがある。すると、扉11を開こうとした時に、第1翼板122Aの回動が完了する前に第2翼板122Bが回動を初めてしまったり、第1翼板122Aよりも第2翼板122Bの方が先に回動を初めてしまったりする等、意図しない第2翼板122Bの回動が行われるおそれがある。このような意図しない第2翼板122Bの回動は、図13に示すように、扉11に設けられた第2軸ストッパ114の、筐体10Aに設けられた第1軸ストッパ102への干渉を引き起こす。筐体10Aの外面には、化粧シートが貼付されていることがほとんどであり、第2軸ストッパ114が、第1軸ストッパ102に干渉すると、化粧シートが損傷する等、外観の不良につながるという問題が生じるのである。
トーションばね127の強化を図ることで、第2翼板122Bが回動を始めるために必要な力を更に高め、上記問題を解消することも考えられるが、トーションばね127を強化すると、コイル径や線径が大きくなり、二軸蝶番51内におけるトーションばね127を取り付けるためのスペース確保が困難となるため、現実的でない。
本発明は、上記問題点を解決するためのものであり、二軸蝶番により開閉可能に取り付けられた扉を開ける際、第1翼板の回動が完了する前に第2翼板の回動が行われることを防止する開閉扉を提供することを目的とする。
上記課題を解決するために、本発明の鉄道車両は、次のような構成を有している。
(1)鉄道車両における車内収納部を形成する筐体の開口に、扉が取り付けられた開閉扉であって、扉は、車内収納部の内面で、筐体と扉とを横架する二軸蝶番により開閉可能に取り付けられた開閉扉において、二軸蝶番は、蝶番本体を備え、蝶番本体は、二軸蝶番が横架する方向の一方の端部に、該横架する方向に直交する方向に平行な第1軸を、他方の端部に、第1軸に平行な第2軸を、備えること、第1軸には、筐体に結合される第1翼板が、第2軸には、扉に結合される第2翼板が、それぞれ閉位置と開位置との間を回動可能に結合されていること、第1翼板と第2翼板とが、ともに閉位置にあるとき、扉は、全閉位置にあり、第1翼板と第2翼板とが、ともに開位置にあるとき、扉は、全開位置にあること、蝶番本体には、磁気吸着部材が連結されており、磁気吸着部材の吸着面は、扉が開く方向に向けて配置されていること、扉は、第2翼板が閉位置にあるときに、吸着面に対向して位置し吸着面に吸着される受け部を備えること、を特徴とする。
(1)に記載の開閉扉によれば、二軸蝶番により開閉可能に取り付けられた扉を開ける際、第1翼板の回動が完了する前に第2翼板の回動が行われることを防止することができる。
二軸蝶番は、第2翼板と結合されている扉が、受け部により磁気吸着部材に吸着されているため、第1翼板が回動を始めるために必要な力よりも、第2翼板が回動を始めるために必要な力の方が大きくなっている。このため、全閉位置にある扉を開けようとすると、まず第1軸を中心に第1翼板が回動を始める。そして、第1翼板の回動が完了し、開位置に位置した後に、作業者等が、さらに扉を開けようと力を加え、当該力が磁気吸着部材の吸着力を超えると、磁気吸着部材による受け部の吸着が解除され、第2軸を中心に、第2翼板が回動される。磁気吸着部材の磁力の調整は比較的容易であり、従来のトーションばねのみによる付勢力よりも、確実に第2翼板の回動を制限することができる。よって、二軸蝶番により開閉可能に取り付けられた扉を開ける際、第1翼板の回動が完了する前に第2翼板の回動が行われることを防止することができる。
(2)(1)に記載の開閉扉において、磁気吸着部材は、マグネットキャッチであること、マグネットキャッチは、吸着面の一箇所に、吸着面から突出した薄板状のヨーク板を備え、ヨーク板は、長手方向が第2軸と平行に配置されていること、を特徴とする。
(2)に記載の開閉扉によれば、二軸蝶番により開閉可能に取り付けられた扉を開ける際、第1翼板の回動が完了する前に第2翼板の回動が行われることを防止することができる。
一般的なマグネットキャッチは、吸着面に2枚の薄板状のヨーク板が平行に並べられ、それぞれ吸着面から突出している。この2枚のヨーク板が第2軸と平行に配置されたとした場合、第2翼板が閉位置にあるときに、吸着面と、扉の受け部とが平行であれば、ヨーク板2枚ともで受け部を吸着することが可能である。しかし、製造誤差等により必ずしも吸着面と受け部とが平行とはならず、第2軸に直交する方向で受け部が吸着面に対して傾きが生じてしまう場合がある。当該傾きが生じた場合、2枚あるヨーク板のうち1枚でしか吸着できない等、受け部の角度によりマグネットキャッチの吸着力にバラツキが生じ、第1翼板の回動が完了する前に第2翼板の回動が行われる可能性が出てくる。
そこで、長手方向が第2軸と平行に配置されたヨーク板の突出を一箇所としておけば、受け部の角度に関わらず常に1枚のヨーク板のみで吸着することができる。このため、吸着面と受け部とが平行とはならず、第1軸に直交する方向で受け部が吸着面に対して傾きが生じてしまった場合でも、マグネットキャッチの吸着力にバラツキが生じることを抑えることができる。よって、二軸蝶番により開閉可能に取り付けられた扉を開ける際、第1翼板の回動が完了する前に第2翼板の回動が行われることを防止することができる。
(3)(1)または(2)に記載の開閉扉において、扉の開閉方向は、鉄道車両の床面と平行であること、扉は、鉄道車両の床面とは反対側の端部であって、第1軸の軸方向に直交する方向の端部のうち二軸蝶番が取り付けられている側とは反対側の端部に、扉を開閉するための把手を備えること、磁気吸着部材は、扉の、第1軸の軸方向に平行な方向の中央部よりも、把手寄りに配置されること、を特徴とする。
例えば、上述の扉11には、複数の二軸蝶番51が、扉11の高さ方向(例えば図5中の上下方向)の中央付近に、均等間隔に縦に並べられることが多い。そして、扉11を開閉するための把手が、例えば、図5に示す把手111のように、扉11のように左上の端部(すなわち、鉄道車両の床面60とは反対側の端部であって、第1軸123Aの軸方向に直交する方向の端部のうち二軸蝶番が取り付けられている側とは反対側の端部)に設けられていることが多い。この把手111を握って扉11を開閉する際、支点(二軸蝶番51)に対して、力点(把手111)の位置が偏った位置にあるため、扉11に偏った力が加わり、開閉に微少な捻じれが生じる可能性がある。そうすると、二軸蝶番51に無理な力が加わり、劣化が起きやすく、上に説明した意図しない第2翼板122Bの回動が行われるおそれがある。そこで、磁気吸着部材を用いることで、第1翼板の回動が完了する前に第2翼板の回動が行われることを防止しているが、磁気吸着部材の配置される位置が、把手から離れていると、扉を開ける際の上記捻じれにより、磁気吸着部材に、扉を開けようとする力が効率よく伝達されず、受け部の吸着の解除が上手く行えない可能性がある。そこで、扉の、第1軸の軸方向に平行な方向の中央部よりも、把手寄りに配置することで、扉を開けようとする力が、出来るだけ効率よく磁気吸着部材に伝達されるようにしている。
本発明に係る開閉扉によれば、二軸蝶番により開閉可能に取り付けられた扉を開ける際、第1翼板の回動が完了する前に第2翼板の回動が行われることを防止することができる。
本実施形態に係る開閉扉の平面図であり、扉が全閉位置にある状態を表す。 本実施形態に係る開閉扉の平面図であり、第1翼板が開位置に位置した状態を表す。 本実施形態に係る開閉扉の平面図であり、第1翼板および第2翼板がともに開位置に位置し、扉が全開位置にある状態を表す。 (a)は図1の二軸蝶番周辺の拡大図である。(b)は図2の二軸蝶番周辺の拡大図である。(c)は図3の二軸蝶番周辺の拡大図である。 図1の開閉扉の正面図である。 図5の右側面図である。 (a)および(b)は、二軸蝶番の構成を説明する図であり、(a)は平面図を表し、(b)は(a)の右側面を表す図である。 (a)はマグネットキャッチの正面図である。(b)はマグネットキャッチの平面図であり、マグネットキャッチと受板の吸着状態を説明する図である。(c)はマグネットキャッチの変形例の平面図である。 従来の開閉扉の平面図であり、扉が全閉位置にある状態を表す。 従来の開閉扉の平面図であり、第1翼板が開位置に位置した状態を表す。 従来の開閉扉の平面図であり、第1翼板および第2翼板がともに開位置に位置し、扉が全開位置にある状態を表す。 (a)は図9の二軸蝶番周辺の拡大図である。(b)は図10の二軸蝶番周辺の拡大図である。(c)は図11の二軸蝶番周辺の拡大図である。 従来の開閉扉の問題点を説明する図である。
本発明の開閉扉の実施形態について、図面を参照しながら詳細に説明する。
図1は、本実施形態に係る開閉扉1の平面図であり、扉11が全閉位置にある状態を表す図である。この開閉扉1は、鉄道車両、特に新幹線等の優等車両のデッキ部分に設けられ、内部にゴミ収集箱20A,20Bを収容している。以下に詳しく説明する。
開閉扉1は、デッキの壁面を構成するとともに車内収納部2を構成する筐体10A,10Bと、筐体10A,10Bの開口に、鉄道車両の床面60(図5参照)に対して平行な方向に開閉可能なように取り付けられている扉11を備える。なお、筐体10A,10Bおよび扉11は、アルミ合金を材料とする押し出し成型品とハニカムパネルとの複合品である。そして、筐体10A,10Bおよび扉11の外面には、化粧シートが貼付されている。
扉11は、前面部11Aと側面部11Bとにより、略L字状の断面を有している。そして、筐体10Aの内壁101(図4参照)と、側面部11Bの端部に設けられた取付け部115(図4参照)に結合されることで、筐体10Aと扉11を横架する二軸蝶番12により、筐体10Aに開閉可能に取り付けられている。車内収納部2には、ゴミ収集箱20Aと、ゴミ収集箱20Bとが収納されており、例えば、ゴミ収集箱20Aでは燃えるゴミを収集し、ゴミ収集箱20Bでは空のペットボトルを収集する等、分別を行うことが出来る。
図5は、図1の開閉扉1の正面図である。なお、筐体10Bは省略している。
扉11の前面部11Aには、ゴミの投入口112A,112Bを有しており、乗客は、投入口112A,112Bからゴミを投入することができる。扉11の、投入口112Aが設けられている箇所の内面側には、図1に示すようにシュート113Aが備えられている。シュート113Aは、ゴミ収集箱20Aに向かって傾斜しており、乗客が投入口112Aからゴミを投入すると、投入されたゴミがシュート113Aの上を滑り、ゴミ収集箱20Aの中へ誘導される。さらに、扉11の、投入口112Bが設けられている箇所の内面側には、図1に示すようにシュート113Bが備えられている。シュート113Bは、ゴミ収集箱20Bに向かって傾斜しており、乗客が投入口112Bからゴミを投入すると、投入されたゴミがシュート113Bの上を滑り、ゴミ収集箱20Bの中へ誘導される。
また、全閉位置にある扉11は、筐体10Bが有するマグネット21に吸着されている。さらに、扉11は、図1乃至図4および図5に示すように、鉄道車両の床面60とは反対側の端部であって、第1軸123Aの軸方向に直交する方向の端部のうち二軸蝶番12が取り付けられている側とは反対側の端部に把手111を備えており、例えば、清掃時や車内点検時に、作業者が把手111を掴み、扉11を手前(図1中の矢印方向)に引くことで、マグネット21による吸着を解除して扉11を開けることができ、扉11は、図3に示す全開位置まで開けることができる。
扉11を全閉位置から全開位置まで開ける際、二軸蝶番12において、後述する第1翼板122Aが閉位置から開位置に回動され、その後、後述する第2翼板122Bが閉位置から開位置に回動される(詳細は後述)。筐体10Aの内面には、第1軸ストッパ102が、内壁101に対し直角に立設されており、当該第1軸ストッパ102が、第1翼板122Aの開位置を定める。さらに、扉11には、取付け部115に平行に、第2軸ストッパ114が設けられており、当該第2軸ストッパ114が、第2翼板122Bの開位置を定める。
さらにまた、扉11には、取付け部115の、第2翼板122Bが閉位置にあるときにマグネットキャッチ13に対向する位置に、受板126(受け部の一例)が取り付けられている。
二軸蝶番12(タキゲン製造株式会社製:B-1247)は、図7(a),(b)に示すように、蝶番本体121と、第1翼板122Aと、第2翼板122Bと、を主な構成要素としている。蝶番本体121は、二軸蝶番12が筐体10Aと扉11とを横架する方向(図1中の上下方向)の端部であって、筐体10A側の端部に、該横架する方向に直交する方向に平行な第1軸123Aを、扉11側の端部に第1軸123Aに平行な第2軸123Bを、備えている。
第1軸123Aには、筐体10Aの内壁101に結合される第1翼板122Aが、回動可能に結合され、第2軸123Bには、扉11の取付け部115に結合される第2翼板122Bが、回動可能に結合されている。
第1翼板122Aと、第2翼板122Bとは、ともに閉位置と開位置との間を回動可能であり、図1および図4(a)に示されるのが、第1翼板122Aと第2翼板122Bとが、ともに閉位置にある場合であり、扉11は全閉位置にある状態である。図2、図4(b)に示されるのが、第1翼板122Aのみが開位置にある場合であり、筐体10Aの内壁101に対し直角に立設された第1軸ストッパ102が、蝶番本体121に接触することで、第1翼板122Aの開位置を定めている。また、図3および図4(c)に示されるのが、第1翼板122Aと第2翼板122Bがともに開位置にある場合であり、扉11の第2軸ストッパ114が蝶番本体121に接触することで、第2翼板122Bの開位置を定めている。第1翼板122Aと、第2翼板122Bとが、ともに開位置にあるとき、扉11は、全開位置にある。扉11が全閉位置から全開位置にされる際の挙動の詳細については、後述する。
また、二軸蝶番12は、図7(a),(b)に示すように、トーションばね127を備えている。トーションばね127は、蝶番本体121に係止される第1アーム127aと、第2翼板122Bに係止される第2アーム127bを備えており、第2翼板122Bを閉位置の方向(図7(a)中の、第2軸123Bを中心にして時計回りの方向)に付勢している。
そして、第2翼板122Bが、蝶番本体121に連結される位置決めボルト128の先端部128aに当接する位置が、第2翼板122Bの閉位置である。
図6は、図5の右側面図であり、二軸蝶番12の取り付け状態を表す図である。なお、二軸蝶番12の取り付け状態を分かりやすくするため、扉11と、筐体10Aとは、破線で表している。また、後述するマグネットキャッチ13の図中手前側には、マグネットキャッチ13に吸着される受板126が存在するが、これはマグネットキャッチ13の設置位置が分かりやすいように、省略している。
本実施形態に係る開閉扉1には、3つの二軸蝶番12が用いられており、図6に示すように、扉11の側面部11Bの端部に沿って、二軸蝶番12Aと、二軸蝶番12Bと、二軸蝶番12Cとが、それぞれの第1軸123Aおよび第2軸123Bが同軸上に並ぶ位置に、等間隔に配置されている。なお、二軸蝶番12A,12B,12Cは、全て同一のものであり、上に説明した二軸蝶番12と同一のものである。
二軸蝶番12Aと二軸蝶番12Cとの間の中心CL12は、扉11の図6中の上下方向の中心CL11よりも、上側に位置している。これは、二軸蝶番12A,12B,12Cにより、扉11の質量を支えるためである。例えば、中心CL12を中心CL11よりも下側にくるように二軸蝶番12A,12B,12Cを配置したとすると、二軸蝶番12A,12B,12Cは扉11の質量を支えきれず、扉11が傾いてしまうおそれがある。扉11が傾くと、扉11の下端が、鉄道車両のデッキの床面と干渉するため、これを防止する目的で、中心CL12が中心CL11よりも上側にくるように二軸蝶番12A,12B,12Cを配置している。
二軸蝶番12A,12B,12Cのそれぞれの蝶番本体121は、断面がL字状(図4参照)の連結板124により一体とされている。そして、連結板124には、図4に示すように、断面がL字状のアングル125により磁気吸着部材としてのマグネットキャッチ13が結合されている。この結合は、マグネットキャッチ13が有する貫通孔133A,133B(図8(a)参照)にねじを挿通し、アングル125に対してねじ止めされることで行われる。また、マグネットキャッチ13の配置される位置は、図6に示すように、第1の二軸蝶番12Aと、第2の二軸蝶番12Bとの中間位置となっている。つまり、扉11の中心CL11よりも、把手111寄りに配置されており、把手111を握って扉11を開けようとする力が、出来るだけ効率よくマグネットキャッチ13に伝達されるようになっている。
マグネットキャッチ13は、図8に示すように、吸着面131を有しており、図1~4に示すように、吸着面131が、扉11の開く方向に向けて配置されている。そして、吸着面131は、長手方向が二軸蝶番12の第2軸123Bと平行な、薄板状のヨーク板132A,132Bを備えており、ヨーク板132Aのみが吸着面131から突出している。ヨーク板132A,132Bは、マグネットキャッチ13に内蔵された永久磁石134Aを挟むようにして位置しており、永久磁石134Aの磁力線を受板126側(図8(b)中の下側)に集中させている。
吸着面131は、ヨーク板132Aにより、第2翼板122Bが閉位置にあるときに、扉11の受板126を吸着する。吸着面131の一箇所から突出したヨーク板132Aは、長手方向が、二軸蝶番12の第2軸123Bと平行となるように配置されているため、吸着面131と受板126とが平行とはならず、図8(b)に示すように、第2軸123Bに直交する方向(図8(b)中の左右方向)で受板126が吸着面131に対して傾きが生じてしまった場合でも、マグネットキャッチ13により受板126を吸着することができる。なお、このマグネットキャッチ13の吸着力は、49Nである。
なお、マグネットキャッチ13の変形例として、図8(c)に示すように、断面がコの字状のヨーク板132Cで永久磁石134Bを包むような構造とすることも可能である。
次に、開閉扉1の扉11の開閉動作について、図1~4を用いて説明する。なお、図4においては、マグネットキャッチ13の位置が分かりやすいよう、二軸蝶番12A(図6参照)を省略し、さらに、第2翼板122Bと取付け部115との結合部材(例えば、図12に示すような第2翼板122Bと扉11を結合しているねじ)を省略している。
まず、扉11が全閉位置から全開位置に回動する際の挙動について説明する。
図1は、扉11が全閉位置にあり、この状態で、乗客がゴミ収集箱20A,20Bにゴミの投入を行うことができる。そして、清掃時には、車内収納部2からゴミ収集箱20A,20Bを取り出し、ゴミ収集箱20A,20Bに溜まったゴミを収集するため、作業者が扉11を開ける。扉11は、以下のように開けることができる。
扉11の把手111を掴み、手前(図1中の矢印方向)に引くと、まず第1軸123Aを中心に、第1翼板122Aが回動を始める。これは、マグネットキャッチ13が扉11の受板126を吸着していることから、第1翼板122Aが回動するために必要な力よりも、第2翼板122Bが回動するために必要な力の方が大きいためである。なお、本実施形態においては、第2翼板122Bが、トーションばね127により、閉位置の方向へ付勢されているため、第2翼板122Bが回動するために必要な力が、より強められている。また、実際には、第1翼板122Aが筐体10Aに固定されているため、扉11を開けることで、蝶番本体121と第2翼板122Bが、第1軸123Aを中心に回転するのであるが、便宜上、蝶番本体121から見た場合の説明として、第1翼板122Aが回動を始める、と説明している。
図2は、第1翼板122Aの回動が完了し、開位置に位置した状態を示す。図4(b)に示すように、筐体10Aに設けられた第1軸ストッパ102が、蝶番本体121に接触することで、第1翼板122Aの回動が完了され、開位置となっている。
この状態では、ゴミ収集箱20A,20Bを出し入れするに当たり、扉11の前面部11Aが障害となる可能性がある。そこで、第1翼板122Aの回動が完了した状態から、さらに扉11を開こうとすると、マグネットキャッチ13と受板126の吸着が解除され、第2軸123Bを中心に、第2翼板122Bが、トーションばね127の付勢力に抗して回動を始めるため、扉11を更に開くことができる。
図3は、第2翼板122Bの回動が完了し、開位置に位置した状態を示す。図4(c)に示すように、扉11に設けられた第2軸ストッパ114が、蝶番本体121に接触することで、第2翼板122Bの回動が完了される。第1翼板122Aおよび第2翼板122Bの回動が完了されると、扉11が全開位置に位置し、十分な開口を得られるため、ゴミ収集箱20A,20Bの出し入れが容易となる。
次に、扉11を全開位置から全閉位置にする際の挙動について説明する。
扉11を全開位置から閉めようとする場合、全開位置にある扉11から手を離すことで、扉11が自動的に全閉位置まで回動する。
詳しく説明すると、まず、扉11から手を離すと、トーションばね127の付勢力により、第1翼板122Aよりも、第2翼板122Bの方が先に、開位置から閉位置まで回動する。第2翼板122Bが閉位置となると同時に、マグネットキャッチ13が受板126を吸着する。
そして、第2翼板122Bが閉位置となると、第2翼板122Bが開位置から閉位置まで回動した慣性力により、第1翼板122Aが開位置から閉位置まで回動する。そして、第1翼板122Aが閉位置となると、扉11が全閉位置に位置され、筐体10Bのマグネット21が扉11を吸着する。以上のように、付勢力と、慣性力とにより扉11が自動的に全閉位置まで回動するのである。
扉11を閉める際、もし、第2翼板122Bよりも先に第1翼板122Aが回動を開始すると、図13に示すように、扉11に設けられた第2軸ストッパ114が、筐体10Aに設けられた第1軸ストッパ102に干渉してしまい、化粧シートが損傷する等、外観の不良につながる。そこで、上記のように、トーションばね127の付勢力により、第1翼板122Aよりも第2翼板122Bの方が先に回動されるようにすることで、外観の不良が発生することを防止している。
以上説明したように、本実施形態に係る開閉扉1によれば、
(1)鉄道車両における車内収納部2を形成する筐体10A,10Bの開口に、扉11が取り付けられた開閉扉1であって、扉11は、車内収納部2の内面で、筐体10Aと扉11とを横架する二軸蝶番12により開閉可能に取り付けられた開閉扉1において、二軸蝶番12は、蝶番本体121を備え、蝶番本体121は、二軸蝶番12が横架する方向の一方の端部に、該横架する方向に直交する方向に平行な第1軸123Aを、他方の端部に、第1軸123Aに平行な第2軸123Bを、備えること、第1軸123Aには、筐体10Aに結合される第1翼板122Aが、第2軸123Bには、扉11に結合される第2翼板122Bが、それぞれ閉位置と開位置との間を回動可能に結合されていること、第1翼板122Aと第2翼板122Bとが、ともに閉位置にあるとき、扉11は、全閉位置にあり、第1翼板122Aと第2翼板122Bとが、ともに開位置にあるとき、扉11は、全開位置にあること、蝶番本体121には、磁気吸着部材(マグネットキャッチ13)が連結されており、磁気吸着部材(マグネットキャッチ13)の吸着面131は、扉11が開く方向に向けて配置されていること、扉11は、第2翼板122Bが閉位置にあるときに、吸着面131に対向して位置し吸着面131に吸着される受板126を備えること、を特徴とする。
(1)に記載の開閉扉1によれば、二軸蝶番12により開閉可能に取り付けられた扉11を開ける際、第1翼板122Aの回動が完了する前に第2翼板122Bの回動が行われることで、筐体10Aに外観の不良が発生することを防止することができる。
二軸蝶番12は、第2翼板122Bと結合されている扉11が、受板126により磁気吸着部材(マグネットキャッチ13)に吸着されているため、第1翼板122Aが回動を始めるために必要な力よりも、第2翼板122Bが回動を始めるために必要な力の方が大きくなっている。このため、全閉位置にある扉11を開けようとすると、まず第1翼板122Aが回動を始める。そして、第1翼板122Aの回動が完了し、開位置に位置した後に、作業者等が、さらに扉11をあけようと力を加え、当該力が磁気吸着部材(マグネットキャッチ13)の吸着力を超えると、磁気吸着部材(マグネットキャッチ13)による受板126の吸着が解除され、第2軸123Bを中心に、第2翼板122Bが回動される。磁気吸着部材(マグネットキャッチ13)の磁力の調整は比較的容易であり、従来のトーションばね127のみによる付勢力よりも、確実に第2翼板122Bの回動を制限することができる。よって、二軸蝶番12により開閉可能に取り付けられた扉11を開ける際、第1翼板122Aの回動が完了する前に第2翼板122Bの回動が行われることを防止することができる。
(2)(1)に記載の開閉扉1において、磁気吸着部材は、マグネットキャッチ13であること、マグネットキャッチ13は吸着面131の一箇所に、吸着面131から突出した薄板状のヨーク板132Aを備え、ヨーク板132Aは、長手方向が第2軸123Bと平行に配置されていること、を特徴とする。
(2)に記載の開閉扉1によれば、二軸蝶番12により開閉可能に取り付けられた扉11を開ける際、第1翼板122Aの回動が完了する前に第2翼板122Bの回動が行われることを防止することができる。
一般的なマグネットキャッチは、吸着面に2枚の薄板状のヨーク板が平行に並べられ、それぞれ吸着面から突出している。この2枚のヨーク板が第2軸123Bと平行に配置されたとした場合、第2翼板122Bが閉位置にあるときに、吸着面131と、扉11の受板126とが平行であれば、ヨーク板2枚ともで受板126を吸着することが可能である。しかし、製造誤差等により必ずしも吸着面131と受板126とが平行とはならず、第2軸123Bに直交する方向で受板126が吸着面131に対して傾きが生じてしまう場合がある。当該傾きが生じた場合、2枚あるヨーク板のうち1枚でしか吸着できない等、受板126の角度によりマグネットキャッチの吸着力にバラツキが生じ、第1翼板122Aの回動が完了する前に第2翼板122Bの回動が行われる可能性が出てくる。
そこで、長手方向が第2軸123Bと平行に配置されたヨーク板132Aの突出を一箇所とし、常に1枚のヨーク板132Aのみで吸着するものとしておけば、吸着面131と受板126とが平行とはならず、第2軸123Bに直交する方向で受板126が吸着面131に対して傾きが生じてしまった場合でも、マグネットキャッチ13の吸着力にバラツキが生じることを抑えることができる。よって、二軸蝶番12により開閉可能に取り付けられた扉11を開ける際、第1翼板122Aの回動が完了する前に第2翼板122Bの回動が行われることを防止することができる。
(3)(1)または(2)に記載の開閉扉1において、扉11の開閉方向は、鉄道車両の床面60と平行であること、扉11は、鉄道車両の床面60とは反対側の端部であって、第1軸123Aの軸方向に直交する方向の端部のうち二軸蝶番12が取り付けられている側とは反対側の端部に、扉11を開閉するための把手111を備えること、磁気吸着部材(マグネットキャッチ13)は、扉11の、第1軸123Aの軸方向に平行な方向の中央部(中心CL11)よりも、把手111寄りに配置されること、を特徴とする。
例えば、鉄道車両のゴミ収集箱20A,20Bを収容する開閉扉1に使用される扉11には、図5に示すように、把手111が、図5中の左上の端部(すなわち、鉄道車両の床面60とは反対側の端部であって、第1軸123Aの軸方向に直交する方向の端部のうち二軸蝶番が取り付けられている側とは反対側の端部)に設けられている。この把手111を握って扉11を開閉する際、扉11に偏った力が加わり、開閉に微少な捻じれが生じる可能性がある。そうすると、二軸蝶番51に無理な力が加わり、劣化が起きやすく、上に説明した意図しない第2翼板122Bの回動が行われるおそれがある。そこで、磁気吸着部材(マグネットキャッチ13)を用いることで、第1翼板122Aの回動が完了する前に第2翼板122Bの回動が行われることを防止しているが、磁気吸着部材(マグネットキャッチ13)の配置される位置が、把手111から離れていると、扉11を開ける際の上記捻じれにより、磁気吸着部材(マグネットキャッチ13)に、扉11を開けようとする力が効率よく伝達されず、受板126の吸着の解除が上手く行えない可能性がある。そこで、扉11の、第1軸123Aの軸方向に平行な方向の中央部(中心CL11)よりも、把手111寄りに配置することで、扉11を開けようとする力が、出来るだけ効率よく磁気吸着部材(マグネットキャッチ13)に伝達されるようにしている。
なお、上記実施形態は単なる例示にすぎず、本発明を何ら限定するものではない。したがって本発明は当然に、その要旨を逸脱しない範囲内で様々な改良、変形が可能である。
例えば、本実施形態においては、3つの二軸蝶番12A,12B,12Cを用いているが、個数は3つに限定されるものではなく、扉の大きさにより適宜変更可能である。
1 開閉扉
2 車内収納部
10A 筐体
10B 筐体
11 扉
12 二軸蝶番
13 マグネットキャッチ(磁気吸着部材の一例)
121 蝶番本体
122A 第1翼板
122B 第2翼板
123A 第1軸
123B 第2軸
126 受板(受け部の一例)
131 吸着面

Claims (3)

  1. 鉄道車両における車内収納部を形成する筐体の開口に、扉が取り付けられた開閉扉であって、前記扉は、前記車内収納部の内面で、前記筐体と前記扉とを横架する二軸蝶番により開閉可能に取り付けられた開閉扉において、
    前記二軸蝶番は、蝶番本体を備え、前記蝶番本体は、前記二軸蝶番が横架する方向の一方の端部に、該横架する方向に直交する方向に平行な第1軸を、他方の端部に、前記第1軸に平行な第2軸を、備えること、
    前記第1軸には、前記筐体に結合される第1翼板が、前記第2軸には、前記扉に結合される第2翼板が、それぞれ閉位置と開位置との間を回動可能に結合されていること、
    前記第1翼板と前記第2翼板とが、ともに前記閉位置にあるとき、前記扉は、全閉位置にあり、前記第1翼板と前記第2翼板とが、ともに前記開位置にあるとき、前記扉は、全開位置にあること、
    前記蝶番本体には、磁気吸着部材が連結されており、前記磁気吸着部材の吸着面は、前記扉が開く方向に向けて配置されていること、
    前記扉は、前記第2翼板が前記閉位置にあるときに、前記吸着面に対向して位置し前記吸着面に吸着される受け部を備えること、
    を特徴とする開閉扉。
  2. 請求項1に記載の開閉扉において、
    前記磁気吸着部材は、マグネットキャッチであること、
    前記マグネットキャッチは、前記吸着面の一箇所に、前記吸着面から突出した薄板状のヨーク板を備え、前記ヨーク板は、長手方向が前記第2軸と平行に配置されていること、
    を特徴とする開閉扉。
  3. 請求項1または2に記載の開閉扉において、
    前記扉の開閉方向は、前記鉄道車両の床面と平行であること、
    前記扉は、前記鉄道車両の床面とは反対側の端部であって、前記第1軸の軸方向に直交する方向の端部のうち前記二軸蝶番が取り付けられている側とは反対側の端部に、前記扉を開閉するための把手を備えること、
    前記磁気吸着部材は、前記扉の、前記第1軸の軸方向に平行な方向の中央部よりも、前記把手寄りに配置されること、
    を特徴とする開閉扉。
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