JP2006224712A - 車両用荷室構造 - Google Patents

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Atsushi Hiroshige
敦 広重
Nobuyuki Ichinose
信之 一瀬
Yoichiro Higuchi
陽一郎 樋口
Misao Nomura
操 野村
Akihisa Hirasawa
彰久 平澤
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Abstract

【課題】ドア開口部が、荷室床面より車両上方に突出されている場合でも、荷室スペースを確保した上で、荷物の出し入れが容易となる位置まで床面の移動を可能にし、荷物の出し入れが容易な車両用荷室構造を得る。
【解決手段】デッキボード16は、リンク18が基端軸を中心に回転をすることにより、略水平を保ったまま前方低位置である格納位置から車両骨格部材22と干渉することなく荷物の出し入れが容易となる後方高位置である使用位置へ移動する。
【選択図】図2

Description

本発明は、車両後部に荷室スペースを有する車両用荷室構造に関する。
従来、この種の車体構造としては、特許文献1に開示されたものがある。
この特許文献による車体構造は、テールゲートに対応したトランクルームの床板が、車両前後方向に延設されたレールに案内されて移動する。
これによって、テールゲートを開放した際、床板がレールの上を摺動し車両後方に移動することにより、床板に置いた荷物の出し入れが容易となっている。
特開平4−353041号公報
しかしながら、この従来の車体構造では、床板の移動方向は、車両前後方向であるため、ドア開口部を構成する車両骨格部材が、床面より車両上方に突出している場合には、床板を骨格部材の高さで車両前後方向に移動させなくてはならず、床板が高位置となるので荷物スペースが減ることになる。
本発明は、上記事実に鑑み、荷室スペースを確保した上で、荷物の出し入れが容易となる位置まで床板の移動を可能にし、荷物の出し入れが容易な車両用荷室構造を提供することが目的である。
本発明の請求項1に係る車両用荷室構造は、車両の後方に取付けられ開閉することにより荷室スペースの荷物の出し入れを可能とするバックドアを有する車両へ適用され、前記荷室スペースへ設けられた荷物載置用デッキボードと、前記デッキボードを車両前方低位置である格納位置から、車両後方高位置である使用位置まで移動させる駆動手段と、を有することを特徴とする。
上記構成によれば、バックドアを開けてデッキボード上の荷物の出し入れをする場合には、駆動手段により、デッキボードは、車両前方低位置である格納位置から車両後方高位置である使用位置まで移動する。
デッキボード上の荷物の出し入れが終了しバックドアを閉めると、駆動手段により、デッキボードは、車両後方高位置である使用位置から車両前方低位置である格納位置まで移動する。
この動きにより、バックドア開口部を構成する車両骨格部材が、床面より車両上方に突出している場合でも、デッキボードは、使用位置において荷物の出し入れを容易とする。
本発明の請求項2に係る車両用荷室構造は、請求項1記載の構造に対して、前記駆動手段は、一対のリンクを備え、これらのリンクは、先端が前記デッキボードへ基端が車体へ軸支されたことを特徴とする。
上記構成によれば、リンクは、基端部を中心に回転し、この回転によりデッキボードは、格納位置から使用位置へ、使用位置から格納位置へ移動する。デッキボードの後端は、室内側に凸となる円弧を描いて移動する。
また、一対のリンクを車両前後方向にオフセット配置することにより、平行リンク機構とすれば、デッキボードは、略水平に保たれた状態で移動できる。
本発明の請求項3に係る車両用荷室構造は、請求項1又は2記載の構造に対して、前記駆動手段は、前記バックドアの開時に前記デッキボードを格納位置から使用位置へ、前記バックドアの閉時に使用位置から格納位置へと移動させることを特徴とする。
上記構成によれば、バックドアを開けると、駆動手段によって、デッキボードは、前方低位置である格納位置から後方高位置である使用位置へ移動する。また、バックドアを閉めると、デッキボードは、使用位置から格納位置へ移動する。
本発明の請求項4に係る車両用荷室構造は、請求項3記載の構造に対して、前記駆動手段は、前記バックドアの開時に所定の開度に達したときに前記デッキボードを格納位置から使用位置へ、前記バックドアの閉時に所定の開度に達したときに前記デッキボードを使用位置から格納位置へと移動させることを特徴とする。
上記構成によれば、バックドアを開けるときに所定の開度に達すると、駆動手段によって、デッキボードは、前方低位置である格納位置から後方高位置である使用位置へ移動する。また、バックドアを閉めるときに所定の開度に達すると、デッキボードは、使用位置から格納位置へ移動する。
本発明の請求項5に係る車両用荷室構造は、請求項3記載の構造に対して、前記駆動手段は、前記バックドアの開時に全開状態に達したときに前記デッキボードを格納位置から使用位置へ、前記バックドアの閉時に全開状態から閉められたときに前記デッキボードを使用位置から格納位置へと移動させることを特徴とする。
上記構成によれば、バックドアを開けるときに全開状態に達すると、駆動手段によって、デッキボードは、前方低位置である格納位置から後方高位置である使用位置へ移動する。また、バックドアを全開状態から閉めると、デッキボードは、使用位置から格納位置へ移動する。
請求項1の本発明の車両用荷室構造によれば、バックドア開口部を構成する車両骨格部材が床面より車両上方に突出している場合でも、荷室スペースを確保した上で、デッキボードは、格納位置から荷物の出し入れが容易となる使用位置まで移動することができる。
請求項2の本発明の車両用荷室構造によれば、請求項1に記載の効果に加えて、デッキボードの後端が室内側に凸となる円弧を描いて移動するため、車両骨格部材の断面が大きくても車両骨格部材と干渉することなく、荷物の出し入れが容易となる使用位置へデッキボードは移動することができる。
請求項3の本発明の車両用荷室構造によれば、請求項1又は2に記載の効果に加えて、バックドアを開閉することにより、デッキボードが格納位置から使用位置、使用位置から格納位置へと移動するため、荷物の出し入れがさらに容易になる。
請求項4の本発明の車両用荷室構造によれば、請求項3に記載の効果に加えて、所定の開度に達したときに、デッキボードが移動するため、バックドアの全閉状態において、バックドア室内面と使用位置でのデッキボード後端が干渉してしまう場合でも、デッキボードを移動させることができる。これによって、デッキボードの後端をさらに車両後方に移動させることができるため、荷物の出し入れがさらに容易になる。
請求項5の本発明の車両用荷室構造によれば、請求項3に記載の効果に加えて、全開状態に達したときに、デッキボードが移動するため、バックドアの全閉状態において、バックドア室内面と使用位置でのデッキボード後端が干渉してしまう場合でも、デッキボードを移動させることができる。これによって、デッキボードの後端をさらに車両後方に移動させることができるため、荷物の出し入れがさらに容易になる。
本発明の車両用荷室構造の第1実施形態を図1〜図3に従って説明する。
なお、図中矢印FRは車両前方方向を、矢印UPは車両上方方向を示す。
図3は本実施形態が適用された車両後部に荷物を載せる荷室スペースを有する車両10の後部の斜視図を示す。図1及び図2は、車両10の後端部を車両幅方向から見た車両略中央部の図3におけるA−A線断面形状である。
図1及び図2に示されるように、車両用荷室構造は、車両10の車両後部に荷物を載せる荷室スペース12が設けられ、バックドア14を開くことによりドア開口部15を通して荷室スペース12に荷物の出し入れが可能となる。バックドア14は、図示しない車両幅方向に回転軸を持つヒンジ2個にて、上部が車両本体へ回転可能に支持されてドア開口部15を開閉する。荷室スペース12内には、上面が床面となる合成樹脂製デッキボード16が、水平配置されている。このデッキボード16は、一対のリンク18を介してモーター24の駆動力で上下動される。
一対のリンク18は、デッキボート16に先端を、荷室下部の車体部材であるリアフロアパネル20に取付けられているブラケット30に基端を、それぞれ軸支されている。なお、好ましくは一対のリンク18は、デッキボード16の紙面裏側である車両右側にも一対設けて、合計4個とすることにより、安定した状態で支持することができる。
また、図1に示す格納位置では、リンク18は基端よりも先端が車両前方に配置され長手方向が車両略前後方向とされ、デッキボード16は、ドア開口15の下端縁を構成する車両骨格部材22に対して車両前方でかつ低位置に配置されてリアフロアパネル20の段部21上へ載っている。
この状態からリンク18の基端を中心とした車両後方への回転により、デッキボード16が図1の想像線(2点鎖線)及び図2に示す車両後方でかつ高位置の使用位置まで移動する。この使用位置ではデッキボード16の後端は、ドア開口部15を構成する車両骨格部材22上へと移動する。
デッキボード16を移動させるための一対のリンク18は、車両前後方向に離れて配置されており、長さが等しく、かつ互いに平行で等間隔でデッキボード16及びブラケット30へ取付けられて平行リンク機構を構成している。さらに、リンク18の基端に固着された回転軸は、減速ギア群26を介してモーター24の駆動軸へ連結されている。
検知手段及びリミットスイッチとしてのカーテシスイッチ28が、リアフロアパネル20に取付けられ、バックドア14の全閉状態とバックドア14が開いた状態(全閉でない状態)を検知する。モーター24の正逆回転方向及び回転停止を制御する制御手段34が、リアフロアパネル20に取付けられ、カーテシスイッチ28からドア開口部15の全閉状態である閉信号又は全閉でない状態である開信号を受け取とることによりモーター24を制御する。
モーター24は、回転数検出機構を有しており、図1に示すデッキボード16の格納位置と図2に示すデッキボード16の使用位置をモーター24の回転数によって検知でき、デッキボード16をこの間で移動させる。制御手段34は、図1の格納位置でカーテシスイッチ28から開信号を受けると、モーター24を正回転させ、デッキボード16を図2の使用位置まで移動させ、図2の使用位置でカーテシスイッチ28から閉信号を受けるとモーター24を逆回転させ、デッキボード16を図1の格納位置まで移動させるようになっている。
次に本第1実施形態の作用を説明する。
図1に示されるように、バックドア14の全閉状態においては、デッキボード16は、荷室スペース12を最大に確保するために格納位置となっており車両骨格部材22の上端よりも下方で、かつ前方の位置となっている。
荷物の出し入れのため、バックドア14を開けると、カーテシスイッチ28がバックドア14の全閉でない状態を検知して制御手段34に開信号を送る。制御手段34は、モーター24を正回転させる。モーター24は、減速ギア群26を介して、回転力を2個のリンク18に伝える。
リンク18は、基端部を中心に図1の時計回り方向に約4分の1回転だけ回転し、デッキボード16は、上面を略水平に保ったまま、図2に示す車両後方で、かつ上方へ移動する。デッキボード16の後端は、室内側に凸となる円弧を描いて移動することで、車両骨格部材22の断面が大きくても車両骨格部材22と干渉することなく、荷物の出し入れが容易となる使用位置へ移動する。なお、モーター24は、回転数検出機構を有しているため、デッキボード16の使用位置をモーター24の回転数により検出し、デッキボード16は図2に示す使用位置で停止する。
また、荷物の出し入れが終了してバックドア14を閉めると、カーテシスイッチ28がバックドア14の全閉状態を検知して制御手段34に閉信号を送る。制御手段34は、モーター24を逆回転させる。モーター24は、減速ギア群26を介して、回転力を2個のリンク18に伝える。
リンク18は、基端部を中心に逆方向に回転し、デッキボード16は、上面を略水平に保ったまま、図1に示す車両前方で、かつ下方へ移動する。デッキボード16の後端は、室内側に凸となる円弧を描いて逆方向に移動することで、車両骨格部材22の断面が大きくても車両骨格部材22と干渉することなく、荷室スペース12を最大に確保する格納位置へ移動する。モーター24は、回転数検出機構を有しているため、デッキボード16の格納位置をモーター24の回転数により検出し、デッキボード16は図1に示す格納位置で停止する。
従って、バックドア14の開口部を構成する車両骨格部材22が、床面より車両上方に突出している場合でも、荷室スペース12を確保した上で、デッキボード16が、格納位置から使用位置へ、使用位置から格納位置へと移動できるため、荷物の出し入れが容易である。
次に、本発明の車両用荷室構造の第2実施形態を図4、5に従って説明する。なお、第1実施形態と同一部材については、同一符号を付してその説明を省略する。
図4及び図5は、本実施形態を適用した車両36の後端部を車両幅方向から見た車両略中央部の断面形状である。
検知機構を有した制御手段32は、バックドア14の上方で、車両36に固定され、バックドア14の開閉時における所定の開度(例えばドア開閉角度の1/2の半開状態)を検知し、モーター24の正逆回転方向及び回転停止を制御する。
次に本第2実施形態の作用を説明する。
バックドア14を全閉状態から開けるときは、バックドア14が所定の開度(例えば半開状態)に達したときに、検知機構を有した制御手段32が、その開度を検知し、モーター24を正回転させる。モーター24は、減速ギア群26を介して回転力を2個のリンク18に伝える。これによって、デッキボード16は、図4に示す格納位置から図5に示す使用位置へ移動する。
バックドア14を開状態から閉めるときは、バックドア14が所定の開度(例えば半開状態)に達したときに、検知機構を有した制御手段32が、その開度を検知し、モーター24を逆回転させる。モーター24は、減速ギア群26を介して回転力を2個のリンク18に伝える。これによって、デッキボード16は、図5に示す使用位置から図4に示す格納位置へ移動する。
従って、この第2実施形態では、バックドア14の開度を検知してデッキボード16を移動させることにより、バックドア14が全閉状態となる図4の状態では既にデッキボード16が格納位置へ移動しておりバックドア14と干渉しない。このため、実施例1に比べて使用位置でのデッキボード16の後端を車両後方に移動できるため、荷物の出し入れがさらに容易である。
この実施形態では、バックドア14の開度検出はドア半開状態を例に説明したが全開状態に達したとき又はその全開状態から閉められたときに、デッキボード16を格納位置から使用位置へ又はその逆へ移動させてもよい。この場合には、バックドア14の上方に設けられている検知機構を有した制御手段32は、第1実施形態と同様にリミットスイッチと制御手段との組み合わせとすることができる。また、デッキボード16を格納位置から使用位置へ移動させるためのドア開度と、使用位置から格納位置へと移動させるドア開度を同一ではなく異なる開度としてもよい。
次に本発明の車両用荷室構造の第3実施形態を図6,7に従って説明する。なお、第1実施形態と同一部材については、同一符号を付してその説明を省略する。図6、7は本実施形態が適用された車両38の後部を示し、デッキボード16が、使用位置状態である。
図6、7に示されるように、デッキボード16の前方及び両側方の端縁40には、矩形状の布材で作られたガードウオール48の一方の長辺が、図示しない方法でデッキボード16の前方及び両側方に端縁40との隙間無く取付けられている。また、ガードウオール48の他方の長辺は、床下スペース44の開口縁46の前方及び両側方に図示しない方法で開口縁46との隙間無く取付けられている。デッキボード16の使用位置では、ガードウオール48は、デッキボード16の前方及び両側方の端縁40と開口縁46との隙間を塞ぐ位置に配置される。この場合、デッキボード16の前方端縁40と開口縁46との間では、図7に示されるように、ガードウオール48が斜めに、デッキボード16の側方端縁40と開口縁46との間では略垂直にガードウオール48が配置されることになる。また、リンク18のデッキボード16への取付け位置はガードウオール48よりも車幅方向内側とされており、デッキボード16が格納位置から使用位置に移動する場合には、ガードウオール48は、リンク18と干渉することなく図7の想像線(2点鎖線)で示すように、自重で二つ折りになり床下スペース44内に収納され、荷室スペース12には現れない。
次に第3実施形態の作用を説明する。
デッキボード16が格納位置から使用位置に移動すると、床下スペース44内に収納されているガードウオール48がデッキボード16の前方及び両側方の端縁40と開口縁46との隙間を塞ぐように移動する。
また、デッキボード16が使用位置から格納位置に移動すると、ガードウオール48は、自重で二つ折りになり床下スペース44内に収納される。
従って、デッキボード16の使用位置では、ガードウオール48がデッキボード16の前方及び両側方の端縁40と開口縁46との隙間を塞ぐため、荷室スペース12に置かれた荷物がデッキボード16と開口縁46との間から床下スペース44に入り込むことを、ガードウオール48が防壁となって阻止する。
次に本発明の車両用荷室構造の第4実施形態を図8〜11に従って説明する。なお、第1実施形態と同一部材については、同一符号を付してその説明を省略する。なお、図中矢印INは車両内側方向を示す。
図8に示されるように、デッキボード50の格納位置では、デッキボード50の前端部52には、フロントストッパープレート54が設けられている。フロントストッパープレート54は、長手方向を車両幅方向とし長手直角断面が図10に示されるように、デッキボード50の格納位置において、略水平方向の一辺と車両前方上側から車両後方下側に向けられた他辺とから構成されその交点が車両後方上側へ凸となる断面を有している。デッキボード16の格納位置では、フロントストッパープレート54は平伏状態となっており、フロントストッパープレート54の荷室スペース12側の面76は、デッキボード50の荷室スペース12側の面と略同一高さの水平面となっている。
図9、10に示されるように、フロントストッパープレート54は、デッキボード50の車両前方の車両幅方向中央部に取付けられたヒンジ56を介してデッキボード50に軸支されている。ヒンジ56には、連結ピン58を介して一対の連結板60と連結板62が互いに軸支されており、連結板60と連結板62には、その先端を荷室スペース12から床下スペース64に向けたスタッドボルト66が溶接されている。
一方、フロントストッパープレート54及びデッキボード50には、ヒンジ56の取付け面68及び72が凹んで設けられている。ヒンジ56のスタッドボルト66を車両上方からそれぞれの取付け面に形成された取付け穴70及び74に挿通させナット78を床下スペース側から締め込むことで、フロントストッパープレート54は、デッキボード50に回転可能に軸支される。この状態では、ヒンジ56は、デッキボード50の一般面に対し凸状態とはならない。
一方、図10に示されるように、フロントストッパープレート54の車両後方でデッキボード50の床下スペース64側の面には、第1ソレノイド80が取付けられている。第1ソレノイド80が通電状態となると、第1ソレノイド80がフロントストッパープレート54の端部82を車両前方に押しフロントストッパープレート54の先端部55が車両上方向へ回転し、図10の想像線(2点鎖線)で示すように、フロントストッパープレート54は起立状態となる。また、第1ソレノイド80が非通電状態となると、第1ソレノイド80がフロントストッパープレート54の端部82を車両後方に引き込みフロントストッパープレート54が逆回転し、フロントストッパープレート54は平伏状態となる。
また、第1ソレノイド80の通電及び非通電を制御するのは、リアフロアパネル20に取付けらている制御手段34である。制御手段34がカーテシスイッチ28からドア開口部15の開信号を受け取ると第1ソレノイド80は通電状態となり、閉信号を受け取ると第1ソレノイドは非通電状態となる。
図9に示されるように、デッキボード50の両側端部85には前端部52のフロントストッパープレート54と同様構造のサイドストッパープレート86が設けられており、サイドストッパープレート86は、ヒンジ88を介してデッキボード50に軸支されている。図11に示されるように、サイドストッパープレート86の車両内側方向でデッキボード50の床下スペース64側の面には、第2ソレノイド90が取付けられている。
第1ソレノイド80と同様に、第2ソレノイド90は、カーテシスイッチ28からの信号を受けた制御手段34によって制御される。制御手段34がカーテシスイッチ28からドア開口部15の開信号を受け取ると第2ソレノイド80は通電状態となり、サイドストッパープレート86は、起立状態となり、制御手段34がカーテシスイッチ28からドア開口部15の閉信号を受け取ると第2ソレノイド90は非通電状態となり、サイドストッパープレート86は、平伏状態となる。
次に本第4実施形態の作用を説明する。
バックドア14を開けると、カーテシスイッチ28がバックドア14の全閉でない状態を検知して、デッキボード50は、格納位置から使用位置に移動する。一方、カーテシスイッチ28の開信号を受けた制御手段34は、第1ソレノイド80を通電状態とする。通電状態となった第1ソレノイド80は、フロントストッパープレート54の端部82を車両前方に押し、フロントストッパープレート54は起立状態となる。同様に、サイドストッパープレート86も第2ソレノイドによって起立状態となる。これによって、図9の想像線(2点鎖線)で示すように、デッキボード50の前方部及び両側方部には防壁が配設され、デッキボード50上の荷物が転がっても防壁が障害となって、荷物は落ちない。
一方、バックドア14を閉めると、デッキボード50は、使用位置から格納位置に移動する。さらに、カーテシスイッチ28の閉信号を受けた制御手段34は、第1ソレノイド80を非通電状態とする。非通電状態となった第1ソレノイド80は、フロントストッパープレート54の端部82を車両後方に引き込みフロントストッパープレート54は平伏状態となる。同様に、サイドストッパープレート86も第2ソレノイド90によって平伏状態となる。
従って、デッキボード50の使用位置では、デッキボード50上に置かれた荷物が、デッキボード50上から落ちて、デッキボード50とリアフロアパネル20との間から床下スペース64に入り込むことを、フロントストッパープレート54及びサイドストッパープレート86が防壁となって阻止する。一方、デッキボード50の格納位置では、凹凸の無い床面が形成される。
なお、本発明を特定の実施形態について詳細に説明したが、本発明はかかる実施形態に限定されるものではなく、本発明の範囲内にて他の種々の実施形態が可能であることは当業者にとって明らかである。例えば、上記実施形態では、デッキボード16の移動をバックドア14の開閉信号により行う構成としたが、これにかえて、バックドア14を開けている場合にドア開口部15を通して操作できる室内の位置に手動操作可能なスイッチを設けて、そのスイッチの切り替えを行うことによってデッキボードの移動を制御する構成等としてもよい。
また、使用位置でのデッキボード16の後端位置は、ドア開口部15を構成する車両骨格部材22上としたが、車両骨格部材22と同等の高さとしてもよい。
また、デッキボード16の運動は、リンク18を使用した円弧運動としたが、ピストン等を使用した直線運動等でもよい。
また、ガードウオール48の材質は布材に限らず樹脂性シート等の他の柔軟材料が適用できる。
本発明の第1実施形態に係る車両用荷室構造を示し、図3におけるAーA断面である。 本発明の第1実施形態に係る車両用荷室構造を示し、図3におけるAーA断面である。 本発明の第1実施形態に係る車両用荷室構造が適用された車体後部を示す車体斜め後方から見た斜視図である。 本発明の第2実施形態に係る車両用荷室構造を示し、車両幅方向から見た車両略中央部の断面である。 本発明の第2実施形態に係る車両用荷室構造を示し、車両幅方向から見た車両略中央部の断面である。 本発明の第3実施形態に係る車両用荷室構造を示し、デッキボードと開口縁を車体斜め後方から見た斜視図である。 本発明の第3実施形態に係る車両用荷室構造を示し、車両幅方向から見た車両略中央部の断面である。 本発明の第4実施形態に係る車両用荷室構造を示し、車両幅方向から見た車両略中央部の断面である。 本発明の第4実施形態に係る車両用荷室構造を示し、デッキボードフロントストッパープレートとサイドストッパープレートを車体斜め後方から見た斜視図である。 本発明の第4実施形態に係る車両用荷室構造を示し、車両幅方向から見たデッキボード前端部部を拡大した断面である。 本発明の第4実施形態に係る車両用荷室構造を示し、車両前後方向から見たデッキボード側端部部を拡大した断面である。
符号の説明
10 車両(第1実施形態)
12 荷室スペース
14 バックドア
16 デッキボード
18 リンク
24 モーター
32 制御手段(第2実施形態)
34 制御手段(第1実施形態)
36 車両(第2実施形態)
38 車両(第3実施形態)

Claims (5)

  1. 車両の後方に取付けられ開閉することにより荷室スペースの荷物の出し入れを可能とするバックドアを有する車両へ適用され、
    前記荷室スペースへ設けられた荷物載置用デッキボードと、
    前記デッキボードを車両前方低位置である格納位置から、車両後方高位置である使用位置まで移動させる駆動手段と、
    を有することを特徴とする車両用荷室構造。
  2. 前記駆動手段は、一対のリンクを備え、これらのリンクは、先端が前記デッキボードへ基端が車体へ軸支されたことを特徴とする請求項1に記載の車両用荷室構造。
  3. 前記駆動手段は、前記バックドアの開時に前記デッキボードを格納位置から使用位置へ、前記バックドアの閉時に前記デッキボードを使用位置から格納位置へと移動させることを特徴とする請求項1又は2に記載の車両用荷室構造。
  4. 前記駆動手段は、前記バックドアの開時に所定の開度に達したときに前記デッキボードを格納位置から使用位置へ、前記バックドアの閉時に所定の開度に達したときに前記デッキボードを使用位置から格納位置へと移動させることを特徴とする請求項3に記載の車両用荷室構造。
  5. 前記駆動手段は、前記バックドアの開時に全開状態に達したときに前記デッキボードを格納位置から使用位置へ、前記バックドアの閉時に全開状態から閉められたときに前記デッキボードを使用位置から格納位置へと移動させることを特徴とする請求項3に記載の車両用荷室構造。
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