JP4614362B2 - 貨物車両用自動開閉ドア - Google Patents

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Description

本発明は、貨物車両の箱型荷物室の開口部を自動開閉するドアに係り、特に緊急時にスライドドアを手動で開閉することができる貨物車両用自動開閉ドアに関する。
貨物車両51の箱型荷物室52の開口部53には、図9と図10に示すように、この開口部53の一側縁に、その側縁を回動中心にして水平方向に開くように取り付けた展開ドア54と、この展開ドア54に、スライド開閉するようにスライドドア55を取り付けた貨物車両用ドアが設けられている。例えば特許文献1の特開2003−82919公報「車両用荷室扉」のように、荷室壁面に形成された搬入出口の縁部に同搬入出口の略半分程度を閉鎖可能な展開ドアを設け、展開ドアの肉厚内もしくは荷室内側面には、搬入出口の残り略半分を閉鎖可能なスライドドアを摺動自在に装着すると共に、展開ドアの肉厚内側あるいは荷室内側面に比較的薄型の開閉駆動用モータを有するスライド駆動機構を組み込まれてなる車両用荷室扉が提案されている。
特開2003−82919公報
特許文献1のスライド駆動機構56は、図11に示すように、展開ドア54の荷室内側上部に、箱型荷物室52内への突出量を最小限に抑えた薄型の開閉駆動用モータ57と、これによって振り子状に駆動される開閉アーム58とが設けられ、開閉アーム58の先端を、スライドドア55の側壁面に固着された鉛直状のレール59(仮装線で表示)に摺動自在に連結したものである。開閉操作スイッチを操作すると、スライドドア55が矢視線方向に開閉するようになっている。このスライド駆動機構56はカバー60で保護されている(図10参照)。
一方、展開ドア54に装着されたスライドドア55の開閉端には、図12に示すように、ロック金具61を設けている。このロック金具61に対応する開口部53には、ロック金具61の閉鎖に連動して密閉状態に自動ロックされ、かつ所定の操作によってロック解除可能とするようにした自動ロック機構62が組み込まれている。
自動ロック機構62は、図13に示すように、ベース板63に、スライドドア55のロック金具61を掛け止める係合片64を上下方向に可動させるモータ65と、このモータ65の回転力を上下方向に変換させるギヤ機構66とから成る。更に、ロック金具61が、自動ロック機構62に近づいたことを検知するセンサ67と、係合片64が上端に移動したことを検知するセンサ68を備えている。
特許文献1の「車両用荷室扉」におけるスライドドア55をリモコンスイッチで開けるときは、図14(a)に示すような操作を行なう。
「開操作」
先ず、ドライバーは、パーキングブレーキを引く。パーキングブレーキを引かないとメインスイッチが入らないようになっている。運転席のメインスイッチを「ON」にする。これでスライドドア55の施錠が自動的に解除される。
次に、リモコンスイッチの「開」ボタンを押す。スライドドア55が開動作を始め、全開状態になると停止する。これで荷物の出し入れが可能になる。
なお、大きな荷物の場合は、展開ドア54を手動で開ける。展開ドア54を開ける際は、必ずスライドドア55が全開の状態になったことを確認してから開ける。
「閉操作」
特許文献1の「車両用荷室扉」におけるスライドドア55をリモコンスイッチで閉めるときは、図14(b)に示すような操作を行なう。
リモコンスイッチの「閉」ボタンを押す。スライドドア55が閉操作を始め、全閉状態で停止する。なお、この状態ではまだ施錠はされていない。
運転席内のメインスイッチを「OFF」にする。このときスライドドア55の施錠が自動的に行われ、操作が終了する。
なお、車両走行中は必ず運手席内のメインスイッチを切る。
「電気式緊急解除操作」
特許文献1の「車両用荷室扉」におけるスライドドア55が、電気的な原因で閉じたまま開閉できなくなることがある。例えば、ノイズ等の電気的な原因でスライドドア55が施錠又は解錠の動作途中で止まることがある。このようなときは、図15に示すような操作を行なう。
先ず、パーキングブレーキを引く。運転席のメインスイッチを「ON」にする。
次に、リモコンスイッチの「開」ボタンを押す。5秒以上の間隔を空け、このリモコンスイッチの「閉」ボタンを押す。5秒以上の間隔を空け、リモコンスイッチの「開」ボタンを押す。5秒以上の間隔を空け、リモコンスイッチの「開」ボタンを押す。
これでスライドドア55の施錠が解除される。スライドドア55が閉じているときは、スライドドア55は開動作を始める。
「機械的な緊急時のロック解除操作」
電子的な故障ではなく、モータが動作不能状態の機械的な故障のときは、上述したリモコンスイッチの操作では解決できないときがある。そのときは、図16に示すような操作を行なう。
先ず、車両バッテリのメイン電源スイッチを「OFF」にする。運転席内のメインスイッチを「OFF」にする。
展開ドア54内部のレール59の取り付けねじを外す(図11,12参照)。スライドドア55のロック金具61を外す。これにより、スライド駆動機構56の振り子状に動作する開閉アーム58との連関動作が解除される。そこで、スライドドア55を手動で開けることができる。
展開ドア54内側内面に装着したスライド駆動機構56のカバー60を外す(図10参照)。既に外れている内部のレール59を取り出す。
蝶ねじを展開ドア54にねじ込み、スライドドア55の開閉を規制する。
走行する時は、例えば、展開ドア54下部に取り付けた蝶ねじを完全に締め込み、スライドドア55が動かないように固定し、車両を走行させることができる。
スライドドア55を開ける時は、締め込んでいた蝶ねじを、スライドドア55に当たらない位置まで緩めれば、スライドドア55を開けることができる。
展開ドア54を開ける時は、スライドドア55を全開にした後、蝶ねじを完全に締め込み、スライドドア55が展開ドア54から飛び出さないようにしてから、展開ドア54を開けることができる。
特許文献1の「車両用荷室扉」には、電気式の緊急解除手段、機械的な緊急時のロック解除手段が備えられている。しかし、貨物車両51で貨物を配送中に、自動開閉ドアのスライドドア55が故障、又は動作不能状態になると、集配作業の時間指定や、駐車禁止によるスピーディーな集配作業が要請されるドライバーは狼狽することがある。この開閉駆動用モータ57が開閉アーム58をウォームギヤで振り子状に駆動する構造であるために、スライドドア55側からこの開閉アーム58を動作させることができなかった。このよ
うに狼狽すると簡単な緊急解除手段についても実行することができなくなり、却ってその解除に長時間を要することがある。
更に、特許文献1の「車両用荷室扉」には、スライドドア55を開口部53にロックするために、スライドドア55にロック金具61を設け、開口部53には自動ロック機構62を組み込む必要があった。そのために、このロック金具61が自動ロック機構62に施錠された状態になり、開錠できなくなることがある。そこで、上述した緊急解除の操作と併せて、このロック金具61をスライドドア55から外す必要があり、路上での緊急解除は不可能に近いものであった。
従来の自動ロック機構61には、図13に示したように、モータ65と複数のセンサ67,68について、スライドドア55を開閉するスライド駆動機構56に備えたモータ57とセンサとは別に備える必要があった。これらに部品コストの高騰の他に、装置の総重量も重たくなるという問題も有していた。
また、特許文献1の「車両用荷室扉」では、緊急解除したあとに、通常の使用状態に復帰させるときは、上述した作業を逆の順序で実施するために長時間を要するものであった。勿論、修理工場において修理する必要もあった。
貨物車両の大小に応じて、スライドドア55の幅が異なることがあり、その都度長さの異なる開閉アーム58に交換する必要があり、同時にレール59も長いものに交換していた。
なお、故障時、緊急時に、動作不能になったスライドドア55を簡単に開閉できるような構造にすることも可能である。しかし、スライドドア55を簡単に開閉できる構造にすると、ドライバーが荷物の集配で貨物車両51から離れた隙に、ドライバー以外の者によってスライドドア55を簡単に開けられ、その箱型荷物室52内の荷物を盗難されやすいという問題があった。
本発明は、かかる問題点を解決するために創案されたものである。すなわち、本発明の目的は、スライドドアの開閉構造を折り曲げ方式のアームにすることで、緊急時に動作不能状態のスライドドアを解除するときに、容易かつ確実に緊急解除することができ、更に容易に復帰することができ、また幅が異なるスライドドアの何れにも対応することができる貨物車両用ドアを提供することにある。
本発明は、貨物車両(51)の箱型荷物室(52)の開口部(53)を開閉する貨物車両用自動開閉ドアであって、前記開口部(53)の一側縁に、その側縁を回動中心にして水平方向に開くように取り付けた展開ドア(54)と、前記展開ドア(54)に、スライド開閉するように取り付けたスライドドア(55)と、駆動モータ(4)で円弧状に回動する第一アーム(2)と、該第一アーム(2)の先端を第二回動中心点(P2)として円弧状に回動する第二アーム(3)と、該第一アーム(2)の第一回動中心点(P1)に固定した第一タイミングプーリ(5)と、該第二アーム(3)の第二回動中心点(P2)に固定した第二タイミングプーリ(6)と、これらの第一タイミングプーリ(5)と第二タイミングプーリ(6)とに掛け渡すタイミングベルト(7)と、から成り、該第二アーム(3)の先端前記スライドドア(55)を連結し、前記展開ドア(54)に取り付けられた開閉駆動部(1)と、を備え、前記開閉駆動部(1)第一アーム(2)を駆動モータ(4)で回動させると、同時に第一タイミングプーリ(5)の回動に伴い、タイミングベルト(7)が第二タイミングプーリ(6)を回動させ、第二アーム(3)従回動させ、該第二アーム(3)の先端部を直線往復運動させて、前記スライドドア(55)を
動で開閉し、前記駆動モータ(4)が電気的に動作不能状態になったときに、前記スライドドア(55)を手動で動かすことにより、前記第二アーム(3)の先端部の直線移動に伴い、第一アーム(2)を第二回動中心点(P2)で回動させ、該駆動モータ(4)の回転軸を強引に回動させ、該スライドドア(55)を手動でも開閉し得るように構成した、ことを特徴とする。
また、貨物車両(51)の箱型荷物室(52)の開口部(53)を開閉する貨物車両用自動開閉ドアであって、前記開口部(53)の一側縁に、その側縁を回動中心にして水平方向に開くように取り付けた展開ドア(54)と、前記展開ドア(54)に、スライド開閉するように取り付けたスライドドア(55)と、駆動モータ(4)で円弧状に回動する第一アーム(2)と、該第一アーム(2)の先端に第二回動中心点(P2)として円弧状に回動するように、その略中間位置で連結した第二アーム(3)と、該第一アーム(2)の第一回動中心点(P1)に固定した第一タイミングプーリ(5)と、該第二アーム(3)の第二回動中心点(P2)に、その略中間位置を固定した第二タイミングプーリ(6)と、これらの第一タイミングプーリ(5)と第二タイミングプーリ(6)とに掛け渡すタイミングベルト(7)と、該第二アーム(3)を円滑に動作させるために、該第二アーム(3)の後端部(3b)を摺動するように係合させた略半楕円形状のガイド板(22)と、から成り、該第二アーム(3)の先端にスライドドア(55)を連結し、前記展開ドア(54)に取り付けられた開閉駆動部(21)と、を備え、前記開閉駆動部(21)第一アーム(2)を駆動モータ(4)で回動させると、同時に第一タイミングプーリ(5)の回動に伴い、タイミングベルト(7)が第二タイミングプーリ(6)を回動させ、第二アーム(3)従回動させ該第二アーム(3)の後端部(3b)を前記ガイド板(22)に摺動させながら、該第二アーム(3)の先端部(3a)を直線往復運動させ、前記スライドドア(55)を自動で開閉し、前記駆動モータ(4)が電気的に動作不能状態になったときに、前記スライドドア(55)を手動で動かすことにより、前記第二アーム(3)の先端部(3a)の直線移動に伴い、第一アーム(2)を第二回動中心点(P2)で回動させることにより、駆動モータ(4)の回転軸を強引に回動させ、該スライドドア(55)を手動でも開閉し得るように構成した、ことを特徴とする。
前記開閉駆動部(1,21)における第一タイミングプーリ(5)の直径(d1)と、第二タイミングプーリ(6)の直径(d2)との比率を2:1にした。
更に、前記開閉駆動部(1,21)は、前記スライドドア(55)を前記開口部(53)で閉じ、ロック状態にするように、第一アーム(2)と第二アーム(3)とを一直線状に回動し、更に該第一アーム(2)が過回動したときに、その回動を停止するように感知するセンサ(11)を更に備えることが好ましい。
前記展開ドア(54)に、横方向に掛け渡すように2枚の横フレーム(9)を取り付け、両横フレーム(9)の間に縦フレーム(10)を取り付けて成るベースフレーム(8)に、前記開閉駆動部(1,21)を取り付けることができる。
前記スライドドア(55)に、ねじ穴部(13)を上下方向に可動可能に収納したスライドドア連結部(12)を取り付け、該ねじ穴部(13)と前記第二アーム(3)の先端部とを着脱自在に連結することが好ましい。
前記開閉駆動部(1,21)は、箱型荷物室(52)の開口部(53)に取り付けた受信部にリモコンスイッチからの信号を受信させて遠隔操作することができる。
上述したように、本発明では、展開ドア(54)にスライド開閉するように取り付けたスライドドア(55)について、開閉駆動部(1)の駆動モータ(4)を駆動し、第一アーム(2)の回動に伴い、第二アーム(3)を従回動させ、この第二アーム(3)の先端
部を直線往復運動させることにより、このスライドドア(55)を開閉することができる。
スライドドア(55)を箱型荷物室(52)の開口部(53)において閉止した状態にするときは、開閉駆動部(1)の第一アーム(2)と第二アーム(3)とを一直線状(デッドポイント)になるまで回動させ、更に第一アーム(2)がデッドポイント(DP)を超えるまで過回動させ、スライドドア(55)からの戻りを防止してスライドドア(55)をロック状態とする。このときは、第一アーム(2)と第二アーム(3)がデッドポイント(DP)を超えたことをセンサ(11)が感知して、第一アーム(2)の回動を停止して、スライドドア(55)を開口部(53)で閉じ、ロック状態にすることができる。
何らかの原因で、駆動モータ(4)が電気的に動作不能状態になったときには、スライドドア(55)を手動で強引に動かすと、第二アーム(3)の先端部の直線移動に伴い、第一アーム(2)を第二回動中心点(P2)で回動させることができる。これは第一アーム(2)と第二アーム(3)とは第二回動中心点(P2)で連結され、かつ第一タイミングプーリ(5)と第二タイミングプーリ(6)の各回転軸が平行に配置されているからである。即ち、従動側(スライドドア(55))からでも駆動モータ(4)の回転軸を強引に回動させることが可能になり、スライドドア(55)を手動で開閉することができる。そこで、スライドドア(55)がどの位置で開閉不能な状態になっても、緊急解除することができる。
なお、開閉駆動部(1)が第一アーム(2)と第二アーム(3)とが直線になり、かつ過回動した状態、即ちロック状態ではスライドドア(55)を手動で開閉することができない。このときは、第二アーム(3)とスライドドア(55)とのスライドドア連結部(12)のねじ(14)を外すことにより、スライドドア(55)のみを開閉することができる。
開閉駆動部(1)における第二アーム(3)の先端部を直線往復運動させる構造は、第一アーム(2)と第二アーム(3)を水平に伸長させた状態の2倍の距離を最大限とし、またスライドドア(55)をロック状態にするときは、伸長させた状態にする必要がある。しかし、スライドドア(55)を開けるときは、第一アーム(2)と第二アーム(3)が重なった状態でもよい。そこで、第一アーム(2)と第二アーム(3)の折り曲げ角度を可変するだけで、大型車両から小型車両の様々な車種の異なる幅のスライドドア(55)に適用することができ、汎用性が高い。
復帰するためにスライドドア(55)を箱型荷物室(52)の開口部(53)において閉止した状態にするときは、手動でスライドドア(55)を閉じる。このときは駆動モータ(4)と減速器がブレーキの機能を果たし、不用意にスライドドア(55)が開くことを防止している。
また、スライドドア(55)がロック状態で故障したときは、第二アーム(3)とスライドドア(55)とを連結しているスライドドア連結部(12)のねじ(14)等を再度締め付けることにより、スライドドア(55)をロック状態にすることができる。
開閉駆動部(21)に略半楕円形状のガイド板(22)を設けることにより、タイミングベルト(7)の回動により動作する第二アーム(3)について、その動作方向を第二アーム(3)の後端部(3b)で文字通りガイドすることができ、スライドドア(55)を円滑に開閉することができる。
本発明は、展開ドアにスライド開閉するように取り付けたスライドドアが、動作不能状
態になったときに、このスライドドアを緊急解除し、手動でも開閉することができる貨物車両用ドアである。
以下、本発明の好ましい実施の形態を図面を参照して説明する。
図1は本発明の実施例1の展開ドアとスライドドアとから成る貨物車両用ドアを荷室内から見た状態の一部切り欠いた正面図である。図2は実施例1の開閉駆動部の正面図である。図3は実施例1の開閉駆動部の拡大側面図であり、(a)は組み付けた状態、(b)は分解した状態である。
本発明の貨物車両用ドアは、図9と図10に示したように、貨物車両51の箱型荷物室52の開口部53の一側縁に、その側縁を回動中心にして水平方向に開くように取り付けた展開ドア54と、この展開ドア54に、スライド開閉するように取り付けたスライドドア55とから成るものである。このように展開ドア54とスライドドア55とで開口部53を閉塞し得ると共に、このスライドドア55のみを開閉駆動部1で開閉するようになっている。即ち、開閉駆動部1により、開口部53を部分的に開閉するようになっている。なお、展開ドア54に、2以上の個別にスライド開閉するスライドドア(図示していない。)を取り付けることは可能である。
本発明の貨物車両用ドアは、上記したような貨物車両51の箱型荷物室52に限らず、低温の冷蔵車両の冷蔵庫、冷凍車(図示していない。)にも実施することができる。
本発明の貨物車両用ドアは、図2、図3に示すように、展開ドア54にスライド開閉するように取り付けたスライドドア55を、第一アーム2と、この第一アーム2の先端で円弧状に回動する第二アーム3とから成る開閉駆動部1で開閉する。この開閉駆動部1は、駆動モータ4で第一アーム2を円弧状に回動させる。開閉駆動部1は、第一アーム2の第一回動中心点P1に固定した第一タイミングプーリ5と、第二アーム3の第二回動中心点P2に固定した第二タイミングプーリ6と、これらの第一タイミングプーリ5と第二タイミングプーリ6に掛け渡すタイミングベルト7とから成る。駆動モータ4で第一アーム2を回動させると同時に第一タイミングプーリ5も回動し、この回動に従ってタイミングベルト7が第二タイミングプーリ6を回動させ、第二アーム3の先端部を直線往復運動TRさせ、スライドドア55を開閉することができる。この開閉駆動部1の駆動モータ4の駆動は、開口部53の周囲に取り付けたスイッチ又はリモコンスイッチにより遠隔操作するようになっている(図示していない)。
実施例1の開閉駆動部1は、図1に示すように、展開ドア54に設けたベースフレーム8に取り付ける。このベースフレーム8は、展開ドア54に、横方向に掛け渡すように2枚の横フレーム9を取り付け、両横フレーム9の間に縦フレーム10を取り付けたものである。
図示例では、展開ドア54の上下方向の略中間位置に、ベースフレーム8(開閉駆動部1)を配置しているが、これは、力学的な点でスライドドア55を円滑に開閉することができることを考慮したもので、その上下方向の配置はこの図示例に限定されない。また、展開ドア54においてスライドドア55をスライドさせる機構、例えば吊り下げ式、ローラ式等の機構に応じて、開閉駆動部1の配置を決定することもある。
図4は第二アームの回動状態を説明する説明図である。
第二アーム3について、第二タイミングプーリ6に記した黒印の動きで第二アーム3の回動状態を説明する。第一アーム2の第一回動中心点P1に固定した第一タイミングプーリ5が第一アーム2と共に回動すると、掛け渡したタイミングベルト7が第二タイミングプーリ6を回動させ、同時に第二アーム3を回動させる。第二タイミングプーリ6は第二回動中心点P2を中心として回動しながら、同時に第一アーム2の回動中心点をも回動す
る。そこで、第一タイミングプーリ5の直径d1と、第二タイミングプーリ6の直径d2との比率を2:1にして、第二アーム3の回動角を規制している。この結果、開閉駆動部1の駆動モータ4を駆動すると、第一アーム2の回動に伴い、第二アーム3の先端部を直線往復運動TRさせることができ、スライドドア55を自動で開閉させる。
スライドドア55を箱型荷物室52の開口部53において閉止した状態にするときは、開閉駆動部1の第一アーム2と第二アーム3とを一直線状(デッドポイントDP)に回動し、更に第一アーム2を過回動させ、スライドドア55からの戻りを防止してスライドドア55をロック状態とする。このときは、第一アーム2と第二アーム3がデッドポイントDPを超えたことをセンサ11が感知して、第一アーム2の回動を停止して、スライドドア55を開口部53で閉じ、ロック状態にすることができる。
何らかの原因で、駆動モータ4が電気的に動作不能状態になったときには、第一アーム2と第二アーム3とは第二回動中心点P2で連結され、かつ第一タイミングプーリ5と第二タイミングプーリ6の各回転軸が平行に配置されているので、スライドドア55を手動で強引に動かすと、第二アーム3の先端部の直線移動に伴い、第一アーム2を第二回動中心点P2で回動させることがきる。従動側(スライドドア55)からでも駆動モータ4の回転軸を強引に回動させることが可能になり、スライドドア55を手動で開閉することができる。そこで、スライドドア55がどの位置で開閉不能な状態になっても、緊急解除することができる。駆動モータ4の減速機構も、各減速ギヤの回転軸を平行に配置したものであれば、従動側からでもこの駆動モータ4を回動させることができる。
図5はスライドドア連結部を示すものであり、(a)は拡大正面図、(b)は拡大側断面図である。
スライドドア55にスライドドア連結部12を取り付ける。このスライドドア連結部12は、ねじ穴部13を上下方向に可動可能に収納したものであり、このねじ穴部13と第二アーム3の先端部とをねじ14で着脱自在に連結する。例えば、開閉駆動部1が第一アーム2と第二アーム3とが直線になり、かつ過回動した状態、即ちロック状態ではスライドドア55を手動で開閉することができない。このときは、この第二アーム3とスライドドア55との連結を外すことにより、スライドドア55のみを開閉することができる。このスライドドア連結部12を止めているねじ14は、スライドドア55の外壁に開けた穴からドライバー等を挿し込んで回動するようになっている。ねじ14を回す穴は、通常はゴム製のキャップを付けておく(図示していない)。埃の侵入防止と、盗難防止するためである。
図6は自動開閉ドアに開閉駆動部を装着した状態を示す説明正面図であり、(a)は中程度の横幅のドアの場合、(b)は幅広のドアの場合、(c)は短い幅のドアの場合である。
開閉駆動部1は、第一アーム2と、この第一アーム2の先端で回動する第二アーム3とから成り、第二アーム3をタイミングベルト7により直線往復運動させる構造である。そこで、第一アーム2と第二アーム3を水平に伸長させた状態の2倍の距離を最大限としてスライドドア55を移動させることができる(図6(b)参照)。
スライドドア55をロック状態にするときは、第一アーム2と第二アーム3とを伸長させた状態にする必要がある。しかし、スライドドア55を開けているときは、第一アーム2と第二アーム3が折れた状態でもよい。そこで、第一アーム2と第二アーム3の折り曲げ角度を可変するだけで、大型車両から小型車両の様々な車種のスライドドア55に適用することができる。図6(a)は中程度の横幅のドアの場合、(b)は幅広のドアの場合、図6(c)は短い幅のドアの場合を示す。そこで、大型車両から小型車両の様々な車種の異なる幅のスライドドア55に適用することができる。
本発明の開閉駆動部1は、タイミングベルト7に代えて、平ベルト又はVベルトを用いることも可能である。例えば、第一アーム2の第一回動中心点に固定した第一プーリ(図示していない)と、第二アーム3の第二回動中心点に固定した第二プーリ(図示していない)と、これらの第一プーリと第二プーリに掛け渡すベルト(図示していない)とから成る構成でもよい。このような構成でも、第一アーム2を回動させると同時に第一プーリも回動し、この回動に従ってベルトが第二プーリを回動させ、第二アーム3の先端部を直線往復運動させることができる。
また、第一アーム2の第一回動中心点に固定した第一スプロケット(図示していない)と、第二アーム3の第二回動中心点に固定した第二スプロケット(図示していない)と、これらの第一スプロケットと第二スプロケットに掛け渡すチェーン(図示していない)と、から成る構成でもよい。このような構成でも、第一アーム2を回動させると同時に第一スプロケットも回動し、この回動に従ってチェーンが第二スプロケットを回動させ、第二アーム3の先端部を直線往復運動させることができる。
何れの構成でも、第一アーム2と第二アーム3とは折り曲げ可能に連結され、かつ第一プーリ(第一スプロケット)と第二プーリ(第二スプロケット)の各回転軸が平行に配置されている必要がある。駆動モータ4が動作不能状態になったときに、従動側(スライドドア55)からでも動作可能にし、スライドドア55を手動で開閉できるようにするためである。
図7は実施例2の開閉駆動部の正面図である。図8は実施例2の開閉駆動部の拡大側面図であり、(a)は組み付けた状態、(b)は分解した状態である。
実施例2の開閉駆動部21では、第二アーム3が円滑に動作するようにガイド板22を設けた。実施例2の開閉駆動部21では、第一アーム2の先端に第二回動中心点P2として円弧状に回動するように、その中間位置で連結した第二アーム3と、第一アーム2の第一回動中心点P1に固定した第一タイミングプーリ5と、第二アーム3の第二回動中心点P2に、その中間位置を固定した第二タイミングプーリ6と、これらの第一タイミングプーリ5と第二タイミングプーリ6とに掛け渡すタイミングベルト7とから成る。
実施例2の開閉駆動部21では、第一アーム2を回動させると同時に第一タイミングプーリ5も回動し、この回動に従ってタイミングベルト7が第二タイミングプーリ6を回動させ、第二アーム3の先端部3aを直線往復運動させる際に、第二アーム3を円滑に動作させるための略半楕円形状のガイド板22に、第二アーム3の後端部3bを摺動するように係合させた。
実施例2の開閉駆動部21における略半楕円形状のガイド板22は、タイミングベルト7の回動により動作する第二アーム3を、その動作方向を第二アーム3の後端部3bで文字通りガイドすることができ、スライドドア55を円滑に開閉することができる。
なお、本発明は上述した発明の実施の形態に限定されず、スライドドア55の開閉構造を第一アーム2と第二アーム3とから成る折り曲げ方式にすることで、緊急時に電気的に動作不能状態のスライドドア55を解除するときに、容易かつ確実に緊急解除することができ、更に容易に復帰することができ、また幅が異なるスライドドア55の何れにも対応することができれば、図示したような構成に限定されず、本発明の要旨を逸脱しない範囲で種々変更できることは勿論である。
本発明の貨物車両用ドアは、主に貨物車両に利用できるだけでなく、その他の冷凍車両
、温蔵車両又は乗用車の開閉構造として利用することができる。
実施例1の展開ドアとスライドドアとから成る貨物車両用ドアを荷室内から見た状態の一部切り欠いた正面図である。 実施例1の開閉駆動部の正面図である。 実施例1の開閉駆動部の拡大側面図であり、(a)は組み付けた状態、(b)は分解した状態である。 開閉駆動部の動作状態を示す説明図である。 スライドドア連結部を示すものであり、(a)は拡大正面図、(b)は拡大側断面図である。 自動開閉ドアに開閉駆動部を装着した状態を示す説明正面図であり、(a)は中程度の横幅のドアの場合、(b)は幅広のドアの場合、(c)は短い幅のドアの場合である。 実施例2の開閉駆動部の正面図である 実施例2の開閉駆動部の拡大側面図であり、(a)は組み付けた状態、(b)は分解した状態である。 ドアを閉じた状態の貨物車両の斜視図である。 ドアを開けた状態の貨物車両の斜視図である。 従来のスライド駆動機構を示すスライドドアの一部切り欠いた展開ドアの正面図である。 従来のスライドドアの正面図である。 従来のロック機構の拡大斜視図である。 車両用荷室扉におけるスライドドアをリモコンスイッチで開閉するときの操作手順を示すものであり、(a)は開操作、(b)は閉操作である。 電気式緊急解除の操作手順を示すものである。 機械的な緊急時のロック解除の操作手順を示すものである。
1 開閉駆動部
2 第一アーム
3 第二アーム
3a 第二アームの先端部
3b 第二アームの後端部
4 駆動モータ
5 第一タイミングプーリ
6 第二タイミングプーリ
7 タイミングベルト
8 ベースフレーム
9 横フレーム
10 縦フレーム
11 センサ
21 開閉駆動部
22 ガイド板
P1 第一回動中心点
P2 第二回動中心点
d1 第一タイミングプーリの直径
d2 第二タイミングプーリの直径
51 貨物車両
52 箱型荷物室
53 開口部
54 展開ドア
55 スライドドア

Claims (7)

  1. 貨物車両(51)の箱型荷物室(52)の開口部(53)を開閉する貨物車両用自動開閉ドアであって、
    前記開口部(53)の一側縁に、その側縁を回動中心にして水平方向に開くように取り付けた展開ドア(54)と、
    前記展開ドア(54)に、スライド開閉するように取り付けたスライドドア(55)と、
    駆動モータ(4)で円弧状に回動する第一アーム(2)と、該第一アーム(2)の先端を第二回動中心点(P2)として円弧状に回動する第二アーム(3)と、該第一アーム(2)の第一回動中心点(P1)に固定した第一タイミングプーリ(5)と、該第二アーム(3)の第二回動中心点(P2)に固定した第二タイミングプーリ(6)と、これらの第一タイミングプーリ(5)と第二タイミングプーリ(6)とに掛け渡すタイミングベルト(7)と、から成り、該第二アーム(3)の先端前記スライドドア(55)を連結し、前記展開ドア(54)に取り付けられた開閉駆動部(1)と、を備え
    前記開閉駆動部(1)第一アーム(2)を駆動モータ(4)で回動させると、同時に第一タイミングプーリ(5)の回動に伴い、タイミングベルト(7)が第二タイミングプーリ(6)を回動させ、第二アーム(3)従回動させ、該第二アーム(3)の先端部を直線往復運動させて、前記スライドドア(55)を自動で開閉し、
    前記駆動モータ(4)が電気的に動作不能状態になったときに、前記スライドドア(55)を手動で動かすことにより、前記第二アーム(3)の先端部の直線移動に伴い、第一アーム(2)を第二回動中心点(P2)で回動させ、該駆動モータ(4)の回転軸を強引に回動させ、該スライドドア(55)を手動でも開閉し得るように構成した、ことを特徴とする貨物車両用自動開閉ドア。
  2. 貨物車両(51)の箱型荷物室(52)の開口部(53)を開閉する貨物車両用自動開閉ドアであって、
    前記開口部(53)の一側縁に、その側縁を回動中心にして水平方向に開くように取り付けた展開ドア(54)と、
    前記展開ドア(54)に、スライド開閉するように取り付けたスライドドア(55)と、
    駆動モータ(4)で円弧状に回動する第一アーム(2)と、該第一アーム(2)の先端に第二回動中心点(P2)として円弧状に回動するように、その略中間位置で連結した第二アーム(3)と、該第一アーム(2)の第一回動中心点(P1)に固定した第一タイミングプーリ(5)と、該第二アーム(3)の第二回動中心点(P2)に、その略中間位置を固定した第二タイミングプーリ(6)と、これらの第一タイミングプーリ(5)と第二タイミングプーリ(6)とに掛け渡すタイミングベルト(7)と、該第二アーム(3)を円滑に動作させるために、該第二アーム(3)の後端部(3b)を摺動するように係合させた略半楕円形状のガイド板(22)と、から成り、該第二アーム(3)の先端にスライドドア(55)を連結し、前記展開ドア(54)に取り付けられた開閉駆動部(21)と、を備え
    前記開閉駆動部(21)第一アーム(2)を駆動モータ(4)で回動させると、同時に第一タイミングプーリ(5)の回動に伴い、タイミングベルト(7)が第二タイミングプーリ(6)を回動させ、第二アーム(3)従回動させ該第二アーム(3)の後端部(3b)を前記ガイド板(22)に摺動させながら、該第二アーム(3)の先端部(3a)を直線往復運動させ、前記スライドドア(55)を自動で開閉し、
    前記駆動モータ(4)が電気的に動作不能状態になったときに、前記スライドドア(55)を手動で動かすことにより、前記第二アーム(3)の先端部(3a)の直線移動に伴い、第一アーム(2)を第二回動中心点(P2)で回動させることにより、駆動モータ(4)の回転軸を強引に回動させ、該スライドドア(55)を手動でも開閉し得るように構成した、ことを特徴とする貨物車両用自動開閉ドア。
  3. 前記開閉駆動部(1,21)における第一タイミングプーリ(5)の直径(d1)と、第二タイミングプーリ(6)の直径(d2)との比率を2:1にした、ことを特徴とする請求項1又は2の貨物車両用自動開閉ドア。
  4. 前記開閉駆動部(1,21)は、
    前記スライドドア(55)を前記開口部(53)で閉じ、ロック状態にするように、第一アーム(2)と第二アーム(3)とを一直線状に回動し、更に該第一アーム(2)が過回動したときに、その回動を停止するように感知するセンサ(11)を、更に備えたものである、ことを特徴とする請求項1又は2の貨物車両用自動開閉ドア。
  5. 前記展開ドア(54)に、横方向に掛け渡すように2枚の横フレーム(9)を取り付け、両横フレーム(9)の間に縦フレーム(10)を取り付けて成るベースフレーム(8)に、前記開閉駆動部(1,21)を取り付けた、ことを特徴とする請求項1,2又は3の貨物車両用自動開閉ドア。
  6. 前記スライドドア(55)に、ねじ穴部(13)を上下方向に可動可能に収納したスライドドア連結部(12)を取り付け、該ねじ穴部(13)と前記第二アーム(3)の先端部とを着脱自在に連結した、ことを特徴とする請求項1又は2の貨物車両用自動開閉ドア。
  7. 前記開閉駆動部(1,21)は、箱型荷物室(52)の開口部(53)に取り付けた受信部にリモコンスイッチからの信号を受信させて遠隔操作する、ことを特徴とする請求項1,2,3又は4の貨物車両用自動開閉ドア。
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