JP7260888B1 - 情報処理装置 - Google Patents

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Abstract

乗り物に設置される情報処理装置であって、乗降地点を識別する識別情報に、第1地点の緯度及び経度と、第2地点の緯度及び経度と、を対応付けて記憶し、GPSを用いて検出される前記乗り物の緯度及び経度と前記第1、第2地点の緯度及び経度とを用いて、前記乗り物が前記乗降地点に近づいたかどうか、及び/又は前記乗り物が前記乗降地点から離れたかどうかを判断し、前記第1地点の緯度及び経度は、GPSを用いた位置検出の障害になる物がないか、あるいはそれら障害になる物の影響が前記乗降地点よりも少ない、前記乗降地点への進入経路上に位置する地点の緯度及び経度であり、前記第2地点の緯度及び経度は、GPSを用いた位置検出の障害になる物がないか、あるいはそれら障害になる物の影響が前記乗降地点よりも少ない、前記乗降地点からの退出経路上に位置する地点の緯度及び経度である情報処理装置。

Description

本発明は、情報処理装置に関する。
GPSを用いて検出した乗り物の緯度及び経度を、乗降地点の緯度及び経度と比較することにより、乗り物が乗降地点に近づいたかどうかを判定するシステムが知られている(特許文献1参照)
特開2019-166993号公報
しかしながら、乗降地点においては、乗降地点に設置された壁や天井などが邪魔になり、乗り物の緯度及び経度を正確に検出できないことがある。
このため、従来のシステムでは、乗り物が乗降地点に近づいたかどうかを正確に判断できない虞がある。
そこで、本発明の一実施形態では、乗り物が乗降地点に近づいたかどうか、及び/又は乗り物が乗降地点から離れたかどうかを従来よりも正確に判断することができる情報処理装置を提供することを目的とする。
本発明は、次の一実施形態を含む。
乗り物に設置される情報処理装置であって、
乗降地点を識別する識別情報に、第1地点の緯度及び経度と、第2地点の緯度及び経度と、を対応付けて記憶し、
GPSを用いて検出される前記乗り物の緯度及び経度と前記第1、第2地点の緯度及び経度とを用いて、前記乗り物が前記乗降地点に近づいたかどうか、及び/又は前記乗り物が前記乗降地点から離れたかどうかを判断し、
前記第1地点の緯度及び経度は、GPSを用いた位置検出の障害になる物がないか、あるいはそれら障害になる物の影響が前記乗降地点よりも少ない、前記乗降地点への進入経路上に位置する地点の緯度及び経度であり、
前記第2地点の緯度及び経度は、GPSを用いた位置検出の障害になる物がないか、あるいはそれら障害になる物の影響が前記乗降地点よりも少ない、前記乗降地点からの退出経路上に位置する地点の緯度及び経度である情報処理装置。
本発明の一実施形態では、GPSを用いた位置検出の障害になる物がないか、あるいはそれら障害になる物の影響が乗降地点よりも少ない第1地点と第2地点とを、乗降地点への進入経路上と退出経路上にそれぞれ設定し、これら地点の緯度及び経度との関係で、乗り物が乗降地点に近づいたかどうか及び/又は乗り物が乗降地点から離れたかどうかを判断する。本発明の一実施形態によれば、乗り物が乗降地点に近づいたかどうか及び/又は乗り物が乗降地点から離れたかどうかを従来よりも正確に判断することができる情報処理装置を提供することができる。
実施形態1に係る情報処理装置が乗り物に設置されている様子を説明する模式図である。 情報処理装置における情報の記憶例を示す図である。 乗降地点を上から見た模式図である。 乗降地点を上から見た模式図である。 乗降地点を上から見た模式図である。 実施形態2に係る情報処理装置が乗り物に設置されている様子を説明する模式図である。 実施例1に係る情報処理装置の動作例を説明するフローチャートである。 実施例2に係る情報処理装置の動作例を説明するフローチャートである。 実施例3に係る情報処理装置の動作例を説明するフローチャートである。
以下、本発明の一実施形態に係る情報処理装置を説明する。
[実施形態1に係る情報処理装置]
図1Aは、実施形態1に係る情報処理装置が乗り物に設置されている様子を説明する模式図である。図1Bは情報処理装置における情報の記憶例を示す図である。図2A乃至2Cは、乗降地点を上から見た模式図である。図2A乃至図2Cに示すように、乗り物は、第1点のある進入経路を通過して乗降地点に近づいた後(図2A参照)、乗降地点で停止し(図2B参照)、その後、第2点のある退出経路を通過して乗降地点から離れていく(図2C参照)ものとする。
図1A、図1B、及び図2A乃至図2Cに示すように、実施形態1に係る情報処理装置は、乗り物に設置される情報処理装置であって、乗降地点を識別する識別情報に、第1地点の緯度及び経度と、第2地点の緯度及び経度と、を対応付けて記憶し、GPSを用いて検出される乗り物の緯度及び経度と第1、第2地点の緯度及び経度とを用いて、乗り物が前記乗降地点に近づいたかどうか、及び/又は乗り物が前記乗降地点から離れたかどうかを判断し、第1地点の緯度及び経度は、GPSを用いた位置検出の障害になる物がないか、あるいはそれら障害になる物の影響が乗降地点よりも少ない、乗降地点への進入経路上に位置する地点の緯度及び経度であり、第2地点の緯度及び経度は、GPSを用いた位置検出の障害になる物がないか、あるいはそれら障害になる物の影響が乗降地点よりも少ない、乗降地点からの退出経路上に位置する地点の緯度及び経度である情報処理装置である。以下、詳細に説明する。
情報処理装置は、乗り物に設置される。乗り物とは人を乗せて運ぶものをいう。乗り物の一例には、路面電車、無人駅に停車する電車、その他の電車、及びバスなどの車両のほか、フェリーや水上バスなどの船舶が含まれる。
情報処理装置は、例えば、CPUなどの演算装置やRAMやROMなどメモリを用いて構成することができる。
情報処理装置には、乗降地点を識別する識別情報(「乗降地点の識別情報」)と、第1地点の緯度及び経度と、第2地点の緯度及び経度と、が対応付けて記憶される。また、本実施形態では、当該識別情報に対応付けて、後述する第1半径と第2半径も対応付けて記憶されている。なお、第1半径と第2半径が等しい場合には、例えば、どちらか一方のみの数値を当該識別情報に対応付けて記憶しておき、当該数値を用いて第1半径と第2半径を用いた演算を行うことができる。あるいは、第1半径と第2半径を区別することなく、両者に等しい数値を当該識別情報に対応付けて記憶しておき、当該数値を用いて第1半径と第2半径を用いた演算を行うことができる。
識別情報は、乗降地点を識別する情報である。識別情報は、例えば、文字、数字、及び記号の少なくとも1つを用いて構成される。識別情報の一例には、乗降地点の名称のほか、乗降地点を特定することが可能な数字や記号などが含まれる。乗降地点とは、乗り物に人が乗ったり、乗り物から人が降りたりする地点や場所をいう。乗降地点の一例には、電車やバスが停車する駅の構内に位置する地点やバス停などの停留所が設置されている地点などのほか、船舶が発着する港が位置する地点などが含まれる。
第1地点の緯度及び経度は、GPSを用いた位置検出の障害になる物がないか、あるいはそれら障害になる物の影響が乗降地点よりも少ない、乗降地点への進入経路上に位置する地点の緯度及び経度である。進入経路とは、乗り物が乗降地点に近づく際に必ず通過する領域をいう。第1地点の緯度及び経度は、主として、乗り物が乗降地点に近づいたかどうかを判断するために用いられる。
第1地点は、好ましくは、乗降地点から5m以上500m以下の範囲内に位置する地点である。換言すれば、第1地点と乗降地点の直線距離は、5m以上500m以下であることが好ましい。5m以上とすることにより、乗降地点に設置された障害物の影響を軽減することができる。また、500m以下とすることにより、乗降地点から遠く離れているのにもかかわらず、乗降地点に近づいたと判断されることを防止することができる。これらの効果がより得られるよう、第1点は、より好ましくは、乗降地点から10m以上100m以下の範囲内に位置する地点である。
第1地点を中心とした第1半径を有する円の内側においては、乗り物の緯度及び経度を±20m以内(好ましくは±15m以内、さらに好ましくは±5m以内)の誤差の範囲で特定できることが好ましい。これにより、乗り物と乗降地点の位置関係をさらに正確に判断することができる。第1半径は例えば50m以上150m以下であることが好ましく、80m以上110m以下であることがより好ましく、95m以上105m以下であることがさらに好ましい。
第2地点の緯度及び経度は、GPSを用いた位置検出の障害になる物がないか、あるいはそれら障害になる物の影響が乗降地点よりも少ない、乗降地点からの退出経路上に位置する地点の緯度及び経度である。退出経路とは、乗り物が乗降地点から離れる際に必ず通過する領域をいう。第2地点の緯度及び経度は、主として、乗り物が乗降地点から離れたかどうかを判断するために用いられる。
第2地点は、好ましくは、乗降地点から5m以上500m以下の範囲内に位置する地点である。換言すれば、第2地点と乗降地点の直線距離は、5m以上500m以下であることが好ましい。5m以上とすることにより、乗降地点に設置された障害物の影響を軽減することができる。また、500m以下とすることにより、乗降地点から遠く離れているのにもかかわらず、乗降地点から離れていないと判断されることを防止することができる。これらの効果がより得られるよう、第2点は、より好ましくは、乗降地点から10m以上100m以下の範囲内に位置する地点である。
第2地点を中心とした第2半径を有する円の内側においては、乗り物の緯度及び経度を±20m以内(好ましくは±15m以内、さらに好ましくは±5m以内)の誤差の範囲で特定できることが好ましい。これにより、乗り物と乗降地点の位置関係をさらに正確に判断することができる。第2半径は例えば50m以上150m以下であることが好ましく、80m以上110m以下であることがより好ましく、95m以上105m以下であることがさらに好ましい。
情報処理装置は、GPSを用いて検出される乗り物の緯度及び経度と第1、第2地点の緯度及び経度とを用いて、乗り物が乗降地点に近づいたかどうか、及び/又は乗り物が乗降地点から離れたかどうかを判断する。
乗り物が乗降地点に近づいたかどうかは、例えば、GPSを用いて検出される乗り物の緯度及び経度と第1地点の緯度及び経度とを用いて乗り物と第1地点の距離を算出し、この算出した距離と予め定めた数値(例えば上記した第1半径)とを比較することにより判断することができる。例えば、前者が後者より小さければ(例えば乗り物が第1地点を中心とした第1半径を有する円の内側に位置している場合には)、乗り物が乗降地点に近づいていると判断することができる。
乗り物が乗降地点から離れたかどうかは、例えば、GPSを用いて検出される乗り物の緯度及び経度と第2地点の緯度及び経度とを用いて乗り物と第2地点の距離を算出し、この算出した距離と予め定めた数値(例えば上記した第2半径)とを比較することにより判断することができる。例えば、前者が後者より大きければ(例えば乗り物が第2地点を中心とした第2半径を有する円の外側に位置している場合には)、乗り物が乗降地点から離れたと判断することができる。
本実施形態に係る情報処理装置は、さらに、GPSを用いて乗り物の緯度及び経度を検出する機能(位置情報検出機能)を備えている。
以上のとおり、本実施形態によれば、GPSを用いた位置検出の障害になる物がないか、あるいはそれら障害になる物の影響が乗降地点よりも少ない第1地点と第2地点とを、乗降地点への進入経路上と退出経路上にそれぞれ設定し、これら地点の緯度及び経度との関係で、乗り物が乗降地点に近づいたかどうかを判断する。よって、乗り物が乗降地点に近づいたかどうか、及び/又は乗り物が乗降地点から離れたかどうかを従来よりも正確に判断することができる情報処理装置を提供することができる。
[実施形態2に係る情報処理装置]
図3は、実施形態2に係る情報処理装置が乗り物に設置されている様子を説明する模式図である。図3に示すように、実施形態2では、ユーザ装置からデータを読み取る装置が乗り物に設置されており、情報処理装置は、乗り物が乗降地点に近づいたとの判断結果を用いて、データの読み取りが可能となるように読み取り装置を制御し、乗り物が乗降地点から離れたとの判断結果を用いて、データの読み取りが不可能となるように読み取り装置を制御する点で、実施形態1に係る情報処理装置と相違する。以下、実施形態1と相違する点を説明する。
(ユーザ装置)
ユーザ装置はユーザ(例:乗り物の乗客)が所持する装置である。ユーザ装置の一例には、スマートフォンやその他の携帯端末、クレジットカード、ICカード、デビットカード、プリペードカード、あるいは二次元コードが印刷された紙などが含まれる。
(読み取り装置)
読み取り装置は、ユーザ装置からデータを読み取る装置である。読み取り装置は乗り物に設置されている。読み取り装置は、さらに、ユーザ装置内にデータを書き込むことができる機能を備えていてもよい。読み取り装置の一例には、クレジットカード、電子マネーの決済に用いるICカード及びその他のICカード、デビットカード、及びプリペイドカードの少なくとも一つと非接触で双方向通信を行うリーダ・ライタのほか、ユーザ装置の画面に表示された二次元コード等を読み取るカメラ機能などを備えたリーダが含まれる。読み取り装置がユーザ装置から読み取るデータの一例には、クレジットカード番号などのカード番号、カードの有効期限、残高情報、二次元コードにコード化されている識別情報などが含まれる。
(情報処理装置)
情報処理装置は、乗り物が乗降地点に近づいたとの判断結果を用いて、データの読み取りが可能となるように読み取り装置を制御し、乗り物が乗降地点から離れたとの判断結果を用いて、データの読み取りが不可能となるように読み取り装置を制御する。情報処理装置は、判断結果のみを用いて読み取り装置を制御してもよいし、判断結果と他の情報(例:乗り物の扉の開閉情報)を用いて読み取り装置を制御してもよい。すなわち、読み取り装置の制御の一例には、判断結果のみを用いて行われる制御のほか、判断結果と他の情報(例:乗り物の扉の開閉情報)を用いて行われる制御が含まれる。
読み取り装置がユーザ装置から読み取ったデータは、例えば、乗り物の乗降に対する運賃の決済に用いられる。運賃の一例には、固定運賃(例:どこで乗車しても一律220円など)と変動運賃(例:乗車や乗船、降車や下船の地点から算出)が含まれる。
運賃の決済を実行する方法は、特に特に限定されるものではないが、例えば、以下のように実行することができる。まず、運賃の算出が実行される。すなわち、読み取り装置により読み取られたデータが、乗り物に設置されている装置(換言すれば車載装置)や乗り物に設置されていないネットワーク上の装置などに送信され、これらの装置により、当該データを用いて運賃が算出(つまり計算)される。ここでいう乗り物に設置されている装置(車載装置)の一例には、本実施形態に係る情報処理装置のほか、情報処理装置以外の装置が含まれる。ネットワーク上の装置の一例には、運賃計算用のサーバが含まれる。このように、運賃の算出は、乗り物に設置されている装置(車載装置)で算出されてもよいし、乗り物に設置されていないネットワーク上の装置で算出されてもよい。次にオーソリとクリアリング などが実行される。すなわち、運賃が確定すると(つまり、運賃の計算が完了すると)、例えば、乗降が発生した翌日の朝にクレジットカードセンターにカード番号などのカード情報とそのカードが使用した前日分の合計金額でもってオーソリ(Authorizationの略称=決済金額の枠の確保)が実行され、オーソリが成功すると、その後クリアリング(売上確定処理)が実行される。
実施形態2によれば、運賃の決済を従来よりも正確に行うことができる。例えば、乗降地点Aから乗降地点Bまでの運賃が100円で、乗降地点Aから乗降地点Cまでの運賃が200円である乗り物が運行しているものとする。この場合、乗降地点Aから乗り物に乗り乗降地点Bで乗り物から降りるユーザに対しては100円の運賃で決済を行い、乗降地点Aから乗り物に乗り乗降地点Cで乗り物から降りるユーザに対しては200円の運賃で決済を行う必要がある。乗り物がどの乗降地点に近づいているのか正しく判断できない場合には、これらの運賃決済を正しく行うことができないが、本実施形態によれば、乗り物がどの乗降地点に近づいているのか、及び/又はどの乗降地点から離れているのかを正しく判断することができるため、これらの運賃決済を正しく行うことができる。
以下、実施例1乃至3に係る情報処理装置を説明する。実施例1乃至3では、一例として、第1半径=第2半径=100mとする。
図4は、実施例1に係る情報処理装置の動作例を説明するフローチャートである。以下、図4を参照しつつ、実施例1に係る情報処理装置の動作例を説明する。
(ステップS11、S12)
まず、情報処理装置は、乗り物と第1地点の距離が100m以内であるかどうかを判断し、乗り物と第1地点の距離が100m以内であれば、乗り物が乗降地点に近づいたと判断する。
(ステップS13、S14)
次に、情報処理装置は、乗り物と第2地点の距離が100m以内であるかどうかを判断し、乗り物と第2地点の距離が100m以内であれば、乗り物が乗降地点から離れたと判断する。
図5は、実施例2に係る情報処理装置の動作例を説明するフローチャートである。以下、図5を参照しつつ、実施例2に係る情報処理装置の動作例を説明する。
(ステップS21、S22、S23)
まず、情報処理装置は、乗り物と第1地点の距離が100m以内であるかどうかを判断する。100m以内であれば、情報処理装置は、乗り物が進入経路を通過中であると考えて、乗り物と第1地点の距離が100mを超えるまで待機する。そして、100mを超えれば、乗り物が乗降地点に近づいたと判断する。
(ステップS24、S25、S26)
次に、情報処理装置は、乗り物と第2地点の距離が100m以内であるかどうかを判断する。100m以内であれば、情報処理装置は、乗り物が退出経路を通過中であると考えて、乗り物と第2地点の距離が100mを超えるまで待機する。そして、100mを超えれば、乗り物が乗降地点から離れたと判断する。
図6は、実施例3に係る情報処理装置の動作例を説明するフローチャートである。以下、図6を参照しつつ、実施例3に係る情報処理装置の動作例を説明する。
(ステップS31、S32)
まず、情報処理装置は、乗り物と第1地点の距離が100m以内であるかどうかを判断し、乗り物と第1地点の距離が100m以内であれば、乗り物が乗降地点に近づいたと判断する。
(ステップS34、S35、S36)
次に、情報処理装置は、乗り物と第2地点の距離が100m以内であるかどうかを判断する。100m以内であれば、情報処理装置は、乗り物が退出経路を通過中であると考えて、乗り物と第2地点の距離が100mを超えるまで待機する。そして、100mを超えれば、乗り物が乗降地点から離れたと判断する。
以上、実施形態及び実施例について説明したが、これらの説明は一例を示すものであり、これらの説明によって請求の範囲に記載された構成は何ら限定されるものではない。上記の説明と異なる形態であっても、請求の範囲に記載された構成を備える形態であれば、本発明の効果を奏するものであり、本発明に含まれる。
本実施形態に係る情報処理装置は、GPSによる位置検出の障害になる壁や天井などの障害物が乗降地点に設置されている場合に好ましく適用できる。もっとも、これらの障害物が乗降地点に設置されていない場合においても、本実施形態に係る情報処理装置を用いて、乗り物が乗降地点に近づいたかどうか及び/又は乗降地点から離れたかどうかを判断することが可能である。したがって、本実施形態に係る情報処理装置は、上記の障害物が乗降地点に設置されていない場合にも適用することが可能である。当初は乗降地点に障害物が設置されていない場合であっても、将来的に、駅やバス停の近くにある建物などが増築や改修などされて乗降地点が障害物の影響を受ける虞があるが、本実施形態によれば、そのような将来的な虞を回避して、乗降地点にある建物等の増改築の自由度を高めることもできる。

Claims (6)

  1. 乗り物に設置される情報処理装置であって、
    乗降地点を識別する識別情報に、第1地点の緯度及び経度と、第2地点の緯度及び経度と、を対応付けて記憶し、
    GPSを用いて検出される前記乗り物の緯度及び経度と前記第1、第2地点の緯度及び経度とを用いて、前記乗り物が前記乗降地点に近づいたかどうか、及び/又は前記乗り物が前記乗降地点から離れたかどうかを判断し、
    前記第1地点の緯度及び経度は、GPSを用いた位置検出の障害になる物がないか、あるいはそれら障害になる物の影響が前記乗降地点よりも少ない、前記乗降地点への進入経路上に位置する地点の緯度及び経度であり、
    前記第2地点の緯度及び経度は、GPSを用いた位置検出の障害になる物がないか、あるいはそれら障害になる物の影響が前記乗降地点よりも少ない、前記乗降地点からの退出経路上に位置する地点の緯度及び経度であり、
    前記乗り物には、ユーザ装置からデータを読み取る読み取り装置が設置されており、
    前記乗り物が前記乗降地点に近づいたとの判断結果を用いて、前記データの読み取りが可能となるように前記読み取り装置を制御し、
    前記乗り物が前記乗降地点から離れたとの判断結果を用いて、前記データの読み取りが不可能となるように前記読み取り装置を制御する情報処理装置。
  2. 請求項1に記載の情報処理装置であって、
    前記読み取り装置は、さらに、前記ユーザ装置内にデータを書き込むことができる機能を備える情報処理装置。
  3. 請求項1に記載の情報処理装置であって、
    前記第1地点は、前記乗降地点から5m以上500m以下の範囲内に位置する地点であり、
    前記第2地点は、前記乗降地点から5m以上500m以下の範囲内に位置する地点である情報処理装置。
  4. 請求項1に記載の情報処理装置であって、
    前記第1地点を中心とした第1半径を有する円の内側においては、前記乗り物の緯度及び経度を±20m以内の誤差の範囲で特定することができ、
    前記第2地点を中心とした第2半径を有する円の内側においては、前記乗り物の緯度及び経度を±20m以内の誤差の範囲で特定することができる情報処理装置。
  5. 請求項1から4のいずれか一項に記載の情報処理装置であって、
    前記乗り物は、電車であり、
    前記乗降地点は、駅の構内に位置する地点である、情報処理装置。
  6. 請求項1から4のいずれか一項に記載の情報処理装置であって、
    前記乗り物は、バスであり、
    前記乗降地点は、バス停が設置されている地点である、情報処理装置。
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