JP7259943B2 - 移動式検査装置、移動式検査方法及び鋼材の製造方法 - Google Patents
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Description
このような人手の作業による不都合を解消するために、従来にあっては、金属板の移動式検査装置が提案されており、例えば、特許文献1及び2に示すものが提案されている。
即ち、特許文献1及び2に示す金属板用移動式検査装置のいずれにおいても、検査センサ(探傷ヘッド)と金属板との間に常時水を供給するための水タンクを台車に搭載し、この水タンクから水供給ホースを介して検査センサ(探傷ヘッド)と金属板との間に水を供給するようにしている。このため、検査センサ(探傷ヘッド)を搭載した台車の重量がかなり重くなり、人による検査装置(台車)のハンドリング性に改善点があった。
従って、本発明はこの従来の問題点を解決するためになされたものであり、その目的は、検査対象物の検査性能に影響を与えることなく、大幅な小型・軽量化を実現することができる移動式検査装置、移動式検査方法及び鋼材の製造方法を提供することにある。
更に、本発明の別の態様に係る鋼材の製造方法は、前述の移動式検査方法を実施する検査工程を含むことを要旨とする。
図1には、本発明の一実施形態に係る移動式検査装置を含む検査システム全体の概略構成が示されており、検査システム1は、屋内位置測定システム10と、移動式検査装置20とを備えている。
移動式検査装置20は、検査対象物としての鋼板Sの表面Sa上を移動しながら鋼板Sの内部欠陥及び鋼板Sの裏面側の表面欠陥を検査する移動式検査装置本体30と、鋼板Sの表面Sa上に検査に必要な水Wを供給する水供給装置80とを備えている。検査対象物としての鋼板Sは、ここでは厚鋼板(板厚6mm以上)を対象としている。
また、第2板部材41上の左右両端近傍には、一対の航法用受信機12が立設されるとともに、台車31の上面には、制御ボックス35内に搭載コンピュータ36及びIOボード37が設けられている。
搭載コンピュータ36は、ROM,RAM,CPU等を備えて構成されたコンピュータシステムであり、ROM等に予め記憶された各種専用のプログラムを実行することにより、後述する各機能をソフトウェア上で実現する。
なお、図示はしないが、台車31には電源としてのバッテリーが搭載されている。
ここで、鋼板Sの表面Saの凹凸状態とは、図10に示すように、鋼板Sの表面Saに凹凸がある場合のみならず、鋼板Sの表面Saにうねりがある場合をも含む鋼板Sの表面Saが凹凸になっている状態全てを含む意味である。
この追従機構50は、検査センサとしての探傷ヘッド44を保持するセンサ保持機構51と、センサ保持機構51によって保持された探傷ヘッド44が鋼板Sの表面Saに対して付与する荷重を調整する荷重調整機構52とを備えている。
なお、センサ保持枠部材53bのX軸を中心とした回転及びY軸を中心とした回転をそれぞれ規制する場合があり、それらの場合を考慮して、図7乃至図9には、センサ保持枠部材53bのX軸を中心とした回転及びY軸を中心とした回転のそれぞれを規制する部材が図示されている。
これにより、探傷ヘッド44が鋼板Sの表面Saに対して付与する荷重を調整する。
この水供給装置80は、検査装置本体30とは別個に設けられ、本実施形態にあっては、図1に示すように、矩形状に形成された鋼板Sの対向する長辺側のそれぞれの端面に一対設置されている。
ここで、ノズル81は、上面が鋼板Sの表面Saと面一になるように鋼板Sの端面に着脱自在に取付けられたマグネット式の取付台83に上面が取付台83と面一になるように固定された矩形平板状の取付板82上に固定部材82aによって取り付けられる。ノズル81は、図1及び図13に示すように、ノズル81の先端が鋼板Sの端面側に移動してきた探傷ヘッド44に当接しないように鋼板Sの端面から所定距離離れた位置に設置される。
水供給源からホース86、水供給ホース84を介して水Wがノズル81に供給されると、水Wはノズル81から扇形状に拡がるように噴射され、取付板82の上面及び取付台83の上面を通過して鋼板Sの表面Sa上に供給される。これにより、水Wが鋼板Sの表面Sa上に散水される。
この整流板73は、図3乃至図5に示すように、整流板取付部材74によって台車31から検査装置本体30の検査パス時における進行方向(後方向、図4における下方向)に突出するように台車31の下面に設置される。
検査装置本体30は、後述するが、検査パス時において台車31の後方側に進行し、移動パス時において台車31の前方側に進行する。
整流板取付部材74は、台車31の下面から下方に延びる左右一対の支持脚部74aと、両支持脚部74aの後端に掛け渡すように取り付けられ、後側が凸と円弧形状の円弧形取付板部74bとを備えている。
整流板73が、検査装置本体30の移動(検査パス時の移動)と同時に、水供給装置80から鋼板Sの表面Sa上に供給された水Wを進行方向に押し出す。これにより、検査装置本体30による超音波探傷の際に、鋼板Sの表面Sa(検査面)が微妙に傾いていたり、当該表面Saに小さなうねり、凹凸等があったところにも、水Wを均一に供給することができ、鋼板Sの表面Sa上に均一に水を散水することができる。
これにより、本実施形態に係る移動式検査装置20にあっては、鋼板Sの内部に疵がないにもかかわらず疵ありという測定をしてしまう(疑似検出)ことが回避され、鋼板Sの検査性能に影響を与えることなく、検査装置本体30自体が小型で軽くなり、大幅な小型・軽量化を実現することができる。
ただし、この場合、検査装置本体30の移動と同時に探傷ヘッド44と鋼板Sの表面Saとの間に水を供給する流線を形成するものの、水供給装置80から鋼板Sの表面Sa上に供給された水Wを進行方向に押し出機能が若干弱い。このため、検査装置本体30による超音波探傷の際に、鋼板Sの表面Sa(検査面)が微妙に傾いていたり、当該表面Saに小さなうねり、凹凸等があったところに、水Wを均一に供給できない場合がある。
従って、図11に示すように、整流板73を円弧形状に形成し、検査装置本体30の進行方向側に第1円弧面(円弧面)73aが凸となるように配置することが好ましい。
先ず、移動式検査装置20を用いた鋼板Sの移動式検査に際し、検査対象物としての鋼板Sの表面Sa上に水供給装置80から水Wを供給し、鋼板Sの表面Sa上に均一に水Wを散水する。この水供給装置80による水Wの供給は、鋼板Sの検査中は常時行う。
ここで、検査装置本体30に搭載された搭載コンピュータ36の現在位置演算部13は、航法用受信機12で受信した受信情報に基づいて航法用受信機12の現在の位置を演算する。また、位置偏差演算部14は、現在位置演算部13で演算された航法用受信機12の現在の位置と設定・評価部15からの目標検査位置とに基づいて、目標検査位置に対する現在位置の偏差を演算する。そして、駆動制御部16は、位置偏差演算部14で演算された偏差が0となるように車輪駆動用モータ33に速度指令等の制御信号を出力して、車輪32の速度(回転方向を含む)のフィードバック制御を行うことで、検査装置本体30は、目標走行ルートに沿った自律走行を行う。
そして、検査装置本体30は、前半において、鋼板Sの長手方向の一端側(図15における鋼板Sの左端側)から鋼板Sの長手方向の他端側(図15における鋼板Sの右端側)に向けて後述の検査パスと移動パスとを繰り返すことにより、鋼板Sの内部の探傷を行う。
そして、検査装置本体30は、前半の検査が終了したところで、左右の車輪32を正逆転させて超信地旋回し、180°旋回する。これにより、探傷ヘッド44が鋼板Sの幅方向において逆を向く。
そして、検査装置本体30は、後半において、鋼板Sの長手方向の他端側(図15における鋼板Sの右端側)から鋼板Sの長手方向の一端側側(図15における鋼板Sの左端側)に向けて検査前半と同様の検査パスと移動パスとを繰り返すことにより、鋼板Sの内部の探傷を行う。
なお、探傷ヘッド44で得られた検査データは、図2に示すように、超音波探傷器本体43及びIOボード37を介して搭載コンピュータ36の設定・評価部15に伝送されて評価される。
これにより、検査装置本体30自体が小型で軽くなり、大幅な小型・軽量化を実現することができる移動式検査装置20とすることができる。また、検査装置本体30自体に水タンクを設置するものでは、水Wを使い切ってしまうと、水タンクに、再度、水Wを供給する手間があるが、本実施形態に係る移動式検査装置20にあっては、水を使い切ってしまう心配もなくなった。
また、検査装置本体30には、検査装置本体30の移動(検査パス時における移動)と同時に、水供給装置80から鋼板Sの表面Sa上に供給された水Wを進行方向に押し出し、かつ、鋼板Sの欠陥を検査する検査センサとしての探傷ヘッド44と鋼板Sの表面Saとの間に水Wを供給する流れを形成する整流板73が設置されている。
これにより、本実施形態に係る移動式検査装置20にあっては、鋼板Sの内部に疵がないにもかかわらず疵ありという測定をしてしまう(疑似検出)ことが回避され、鋼板Sの検査性能に影響を与えることなく、検査装置本体30自体が小型で軽くなり、大幅な小型・軽量化を実現することができる。
これにより、整流板73によって、検査装置本体30の移動と同時に、水供給装置80から鋼板Sの表面Sa上に供給された水Wを進行方向に押し出し、かつ、鋼板Sの欠陥を検査する探傷ヘッド44と鋼板Sの表面Saとの間に水Wを供給する流れを適切に形成することができる。
これにより、探傷ヘッド44が鋼板Sの表面Sa上を走査(移動)する際に、探傷ヘッド44が鋼板Sの表面Saの凹凸状態に追従し、鋼板Sの欠陥を鋼板Sの表面Saの凹凸状態にかかわらず適切に検査することができる。
また、本実施形態に係る移動式検査方法によれば、前述の移動式検査装置20を用いて検査対象物としての鋼板Sの欠陥を検査するので、鋼板Sの検査性能に影響を与えることなく、検査装置本体30自体が小型で軽くなり、大幅な小型・軽量化を実現することが可能な移動式検査装置を用いて検査対象物としての鋼板Sの欠陥を検査することができる。
そして、鋼材としての鋼板Sは、この移動式検査方法を実施する検査工程を経て製造される。
例えば、移動式検査装置20によって検査される検査対象物は、鋼板Sに限られない。
また、移動式検査装置20による鋼板Sの欠陥の検査は、超音波探傷による鋼板Sの内部欠陥及び裏面側の表面欠陥の検査に限られず、鋼板Sの内部欠陥と表面側及び裏面側の表面欠陥とを含む鋼板Sの欠陥全体を検査するものであってもよい。
また、整流板73は、検査装置本体30の移動と同時に、水供給装置80から鋼板Sの表面Sa上に供給された水Wを進行方向に押し出し、かつ、検査センサとしての探傷ヘッド44と鋼板Sの表面Saとの間に水Wを供給する流線を形成するものであれば、第1円弧面を有する円弧形状に限られない。
また、整流板73の円弧形状は、第1円弧面73aを有すればよく、第2円弧面73bを必ずしも有しなくても良い。
また、整流板73は、三角形状に形成されていてもよく、この場合、検査装置本体30の検査パス時における進行方向側に三角形状の頂点が凸となるように配置されることが好ましい。
また、水供給装置80は、矩形状に形成された鋼板Sの対向する長辺側のそれぞれの端面に一対設置されているが、設置個数は1つであっても3つ以上であってもよい。また、水供給装置80の設置箇所は、鋼板Sの表面Sa上に水Wを供給できれば鋼板Sに対し任意の位置に設置することができる。
また、水供給装置80は、図14に示すように変形してもよい。図14は、水供給装置80の変形例を説明するもので、(a)は側面図、(b)は斜視図である。
これに対して、図14に示す変形例に係る水供給装置80は、板厚大用の水供給装置80と、板厚小用の水供給装置80との2種類を備えており、板厚大用の水供給装置80は床面F上に載置されるスタンド87に設けられた棒状の支柱88の上方部に支持されるとともに、板厚小用の水供給装置80は当該支柱88の下方部に支持されている。
これにより、各ノズル81は鋼板Sの表面Saに対し設置高さ及び向きが調整された状態で支柱88に支持される。
また、水供給装置80の設置個数は、水Wを供給する鋼板Sの表面積に応じて決定することが好ましい。これにより、鋼板Sの表面積に応じて適切に探傷を行うことができる。
鋼板に設けられた人口疵(○△□)の位置及び形状は予め正確にわかっており、実施例に係る移動式検査装置による検査が十分な精度を有していることが確認できた。
これに対して、実施例に係る移動式検査装置は、水供給装置80を検査装置本体30と別個に設け、また、駆動機構を刷新(4輪駆動・4輪操舵→2輪駆動・非操舵)したため、検査装置本体30自身の質量は20kg程度にまで軽量化され、同時に大きさも小さくできた。このため、人力による運搬が可能となり、検査装置本体30のハンドリング性が大幅に向上した。また、水供給装置80は、非常に軽く、人力で鋼板の検査ごとに鋼板に設置すればよく、そのハンドリング性は問題とはならいない。
10 屋内位置測定システム
11 航法用送信機
12 航法用受信機
13 現在位置演算部
14 位置偏差演算部
15 設定・評価部
16 駆動制御部
20 移動式検査装置
30 移動式検査装置本体
31 台車
32 車輪(駆動)
32a 回転軸
32b 第1交差軸ギア
33 車輪駆動用モータ
33a 出力回転軸
33b 第2交差軸ギア
34 車輪(全方位)
35 制御ボックス
36 搭載コンピュータ
37 IOボード
38 第1起立部
39 第2起立部
40 第1板部材
41 第2板部材
42 第3板部材
43 超音波探傷器本体
44 探傷ヘッド(検査センサ)
50 追従機構
51 センサ保持機構
52 荷重調整機構
53a ホルダ
53b センサ保持枠部材
53c ボルト
53d 蝶ボルト
53e ねじ部材
53f 貫通孔
54 第1支持部材
55 第1ヒンジ
56 第2支持部材
57 第2ヒンジ
58 第3支持部材
59 下側平板
61 シャフト
60 上側平板
62 ブッシュ
62a フランジ
63 金属ワッシャー
64 金属ワッシャー
65 圧縮コイルばね
66 金属ワッシャー
67 圧縮コイルばね
68 ナット
69 取付板
70 レール部材
71 スライダ
72 取付板部
73 整流板
73a 第1円弧面(円弧面)
73b 第2円弧面
74 整流板取付部材
74a 支持脚部
74b 円弧形取付板部
80 水供給装置
81 ノズル
82 取付板
82a 固定部材
83 取付台
84 水供給ホース
85 ジョイント
86 ホース
87 スタンド
88 支柱
89 支柱クランプ
90a 流量調整部材
90b 開封栓
91 アクチュエータ
92 距離計
93 アクチュエータ制御装置
S 鋼板(検査対象物)
Sa 表面
W 水
Claims (11)
- 検査対象物の表面上を移動しながら検査対象物の欠陥を検査する一対の検査センサを左右方向の両端側に設置した移動式検査装置本体と、
前記移動式検査装置本体とは別個に設けられた前記検査対象物の表面上に検査に必要な水を供給する水供給装置とを備え、
前記移動式検査装置本体に、前記移動式検査装置本体の移動と同時に、前記水供給装置から前記検査対象物の表面上に供給された前記水を前記一対の検査センサと前記検査対象物の表面との間に供給するように、前記移動式検査装置本体の中央から左右方向に押し流す整流板を設置したことを特徴とする移動式検査装置。 - 前記整流板は、円弧面を有する円弧形状に形成、もしくは三角形状に形成されるとともに、前記移動式検査装置本体の検査パス時における進行方向側に前記円弧面が凸、あるいは前記三角形状の頂点が凸となるように配置されることを特徴とする請求項1に記載の移動式検査装置。
- 前記移動式検査装置本体が、前記検査センサを前記検査対象物の表面の凹凸状態に追従させる追従機構を備えていることを特徴とする請求項1又は2に記載の移動式検査装置。
- 前記追従機構が、前記検査センサを保持するとともに、前記検査対象物の表面に対して平行に延びるX軸及び前記検査対象物の表面に対して平行かつ前記X軸に対して直交する方向に延びるY軸を中心に回転し、前記検査対象物の表面に対して垂直に延びるZ軸に沿って昇降するセンサ保持機構と、該センサ保持機構によって保持された前記検査センサが前記検査対象物の表面に対して付与する荷重を調整する荷重調整機構とを備えていることを特徴とする請求項3に記載の移動式検査装置。
- 前記追従機構が、前記検査対象物の表面に対して垂直に延びるZ軸に沿って前記検査センサを昇降させるアクチュエータと、前記検査センサと前記検査対象物の表面との間の前記Z軸に沿う距離を測定する距離計と、該距離計によって測定された前記検査センサと前記検査対象物の表面との間の前記Z軸に沿う距離に応じて前記アクチュエータを制御して前記検査センサを昇降させ、前記検査センサと前記検査対象物の表面との間の前記Z軸に沿う距離を調整するアクチュエータ制御装置とを備えていることを特徴とする請求項3に記載の移動式検査装置。
- 前記水供給装置が、水供給ホースの先端に接続された、前記検査対象物の表面上に水を供給するノズルを備えていることを特徴とする請求項1乃至5のうちいずれか一項に記載の移動式検査装置。
- 前記ノズルは、該ノズルの設置高さが前記検査対象物の表面の高さに応じて変更可能なように、床面上に載置されるスタンドに設けられた支柱に対し上下移動可能に支持されているとともに、前記ノズルの向きが変更可能なように前記支柱に対し水平の回転方向に回転可能に支持されていることを特徴とする請求項6に記載の移動式検査装置。
- 前記ノズルは、該ノズルから供給する水の流量を調整する流量調整部材を備えていることを特徴とする請求項6又は7に記載の移動式検査装置。
- 前記水供給装置の設置個数を、前記水を供給する前記検査対象物の表面積に応じて決定することを特徴とする請求項1乃至8のうちいずれか一項に記載の移動式検査装置。
- 請求項1乃至9のうちいずれか一項に記載の移動式検査装置を用いて検査対象物の欠陥を検査することを特徴とする移動式検査方法。
- 請求項10に記載の移動式検査方法を実施する検査工程を含むことを特徴とする鋼材の製造方法。
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