JP7259931B1 - 景品取得ゲーム装置 - Google Patents

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Abstract

Figure 0007259931000001
【課題】景品取得部の過去の移動にかかる移動情報を活用して景品取得部を移動させることができる景品取得ゲーム装置を提供する。
【解決手段】景品取得ゲーム装置1は、ゲーム空間を有し、景品を前記ゲーム空間に収容して展示する景品展示部と、景品を取得するための、ゲーム空間に移動可能に設けられた景品取得部と、景品取得部の移動を制御する制御部と、景品取得部のゲーム空間における過去移動の移動情報を格納する格納部と、を備える。制御部は、格納部に格納された移動情報に基づいて、景品取得部の移動を制御できるように構成されている。
【選択図】図18

Description

本発明は、景品取得ゲーム装置に関する。
従来、景品収容部と、景品取得部と、景品取得部を吊設する吊設部材と、景品取得部を昇降させる昇降手段と、景品取得部を吊り上げる方向へ付勢する吊上付勢手段と、吊上付勢手段による付勢力を変更する吊上付勢力変更手段と、景品取得部を水平方向へ移動させる移動手段と、景品取得部を水平移動及び昇降させる制御を行う制御手段と、遊戯者が景品取得部の水平移動を操作する操作手段と、景品取得部の下降を停止する下降停止手段と、を備え、吊上付勢力変更手段は、駆動手段を有し、外部からの動作命令により駆動手段を動作させ付勢部材の付勢力を無段階で変更する景品取得ゲーム機が知られている(例えば、特許文献1参照)。
特許第6307721号公報
ところで、特許文献1に開示された従来の景品取得ゲーム装置では、景品取得ゲーム装置のユーザは、景品取得部の過去の移動にかかる移動情報を利用することができなかった。よって、景品取得ゲーム装置の管理又はゲームのプレイを行う際に景品取得部を過去と同様に移動させようとしても、ユーザは既に記憶が曖昧になっていることが多いため、景品取得部を過去の位置に正確に移動させることができない場合がある。その結果、ユーザの目的を達成できないことがあった。
本発明は、かかる事情に鑑みてなされたものであり、景品取得部の過去の移動にかかる移動情報を活用して景品取得部を移動させることができる景品取得ゲーム装置を提供することを目的とする。
前記目的を達成するため、本発明に係る景品取得ゲーム装置は、ゲーム空間を有し、景品をゲーム空間に収容して展示する景品展示部と、景品を取得するための、ゲーム空間に移動可能に設けられた景品取得部と、景品取得部の移動を制御する制御部と、景品取得部のゲーム空間における過去移動の移動情報を格納する格納部と、を備え、制御部は、格納部に格納された移動情報に基づいて、景品取得部の移動を制御できるように構成されているものである。
かかる構成を採用すると、景品取得部の過去の移動にかかる移動情報を活用して景品取得部を移動させることができる。具体的には、かかる構成を採用すると、景品取得部の過去の移動情報に基づいて景品取得部を移動させることにより、景品取得ゲーム装置を管理する管理者が再現性をもって景品取得部を操作することが可能となり、景品の取得可能性を考慮して景品を配置する等の管理を正確かつ容易に行うことができる。また、景品取得ゲーム装置を使用するプレイヤが再現性をもって景品取得部を操作することが可能となり、もう少しで景品が取得できそうな場合のリプレイを促進する等して趣向性を高めることができる。
本発明に係る景品取得ゲーム装置において、制御部は、ユーザによって入力された移動要求に基づいて、景品取得部をゲーム空間内の所定の面において、少なくとも第1方向における第1移動及び/又は第2方向における第2移動を含む面移動を行わせることと、面移動を行わせた後に、景品取得部を景品に近づく第3方向に沿う第3移動をさせることと、を行うように構成されてもよい。
かかる構成を採用すると、容易に景品取得部の移動の再現に使用される座標情報を取得することができる。
本発明に係る景品取得ゲーム装置において、移動情報は、景品取得部の過去移動に対応する移動経路上の所定の点として、面移動が行われた後かつ第3移動が行われる前の、景品取得部の位置である接近開始点の座標情報、及び/又は、景品取得部が所定の面において複数の方向に移動した場合、複数の方向における移動の方向変更点の座標情報を含み、制御部は、座標情報を参照して、景品取得部を方向変更点又は接近開始点に移動させてもよい。
かかる構成を採用すると、景品取得部の再現移動を容易かつ正確に行わせることができる。
本発明に係る景品取得ゲーム装置において、移動情報は、景品取得部の過去移動に対応する移動経路上の所定の点の座標情報を含み、制御部は、座標情報を参照して、景品取得部を所定の点に移動させてもよい。
かかる構成を採用すると、景品取得部の過去移動の再現を実現できる。
本発明に係る景品取得ゲーム装置において、制御部は、所定の点に移動させた後に、ユーザからの移動要求に基づいて景品取得部を移動させてもよい。
かかる構成を採用すると、景品取得部の過去移動を再現させた上で、景品取得部の位置をさらに調整することで、プレイヤがより好ましい位置から景品取得ゲームを行うことを実現できる。
本発明に係る景品取得ゲーム装置において、移動情報は、所定の点の座標情報として、複数の点の座標情報を含み、制御部は、景品取得部を、ユーザによって複数の点から選択された一の点に移動させてもよい。
かかる構成を採用すると、ユーザの希望に沿う景品取得部の移動を再現できる。
本発明に係る景品取得ゲーム装置において、座標情報は、景品取得部の待機位置を原点とした座標空間における座標情報であり、座標情報には、待機位置、景品取得部が移動できる移動範囲、及び景品取得部が取得した景品を落下させる景品投入位置のそれぞれの座標空間における座標情報を含み、待機位置、移動範囲、及び景品投入位置は、景品取得ゲーム装置の管理者が景品取得部を手動で移動させることによって指定さてもよい。
かかる構成を採用すると、容易に原点の座標及び原点の座標に基づく他の座標を取得することができる。
本発明に係る景品取得ゲーム装置において、移動情報は、景品取得部の移動範囲情報を含み、制御部は、景品取得部が移動範囲情報に定められた移動範囲内で移動するように制御してもよい。
かかる構成を採用すると、景品取得部の定められた移動範囲内の移動を実現できる。
本発明に係る景品取得ゲーム装置において、景品取得部を操作する操作部をさらに備え、移動情報は、景品取得ゲーム装置の管理者が景品取得部を手動で移動させる方法である第1方法、又は、制御部が、管理者又は景品取得ゲーム装置のプレイヤが操作部を操作することによって入力された移動要求に基づいて移動させる方法である第2方法によって行われた過去移動に対応する情報であってもよい。
かかる構成を採用すると、景品取得部の定められた移動範囲内の移動を実現できる。
本発明に係る景品取得ゲーム装置において、景品取得部を駆動する駆動部をさらに備え、駆動部には、景品取得部の位置を検知する位置センサ及び/又はエンコーダが設けられており、移動情報は、位置センサに基づいて取得された情報であってもよい。
かかる構成を採用すると、移動範囲情報を簡単かつ正確に取得されることができる。
本発明に係る景品取得ゲーム装置において、制御部は、複数のプレイの各々について、移動情報と各プレイのプレイ履歴とを含むプレイ情報を出力するように構成され、プレイ履歴は、各プレイが行われた時刻と、各プレイに対応する景品取得の有無と、のうちの少なくとも一つを含んでもよい。
かかる構成を採用すると、同一人判断によって、各プレイヤに紐づいたプレイ情報を正確に出力することができる。
本発明に係る景品取得ゲーム装置において、制御部は、複数のプレイの各々に対応するプレイヤが同一人であるか否かを判断し、同一人と判断した場合、複数のプレイの各々に対応するプレイ情報を当該プレイヤに紐づけて出力するように構成されてもよい。
かかる構成を採用すると、同一人判断によって、各プレイヤに紐づいたプレイ情報を正確に出力することができる。
本発明に係る景品取得ゲーム装置において、制御部は、プレイ履歴に基づいてプレイ情報の出力順を変更するように構成されてもよい。
かかる構成を採用すると、管理者及びプレイヤが確認又は利用する可能性の高いプレイ情報を優先的に表示することができる。
本発明に係る景品取得ゲーム装置において、表示部をさらに備え、制御部は、表示部において、移動情報に対応する記号を、ゲーム空間を表す画像上の移動情報に対応する位置にプロットするように構成されてもよい。
かかる構成を採用すると、各プレイヤに紐づいたプレイ情報を容易に確認することができる。
本発明によれば、景品取得部の過去の移動にかかる移動情報を活用して景品取得部を移動させることができる景品取得ゲーム装置を提供することが可能となる。
本実施形態に係る景品取得ゲーム装置の構成を示す斜視図である。 図1のII-II線断面図である。 図1のIII-III線断面図である。 本実施形態に係る景品取得ゲーム装置の上方から見た景品取得部及び駆動部の様子を示す斜視図である。 本実施形態に係る景品取得ゲーム装置の下方から見た景品取得部及び駆動部の様子を示す斜視図である。 本実施形態に係る景品取得ゲーム装置の景品取得部が景品に接近している場合における第3駆動部の状態を示す図である。 本実施形態に係る景品取得ゲーム装置の景品取得部が景品に当接した場合における第3駆動部の状態を示す図である。 本実施形態に係る景品取得ゲーム装置の制御部の機能的構成を示す図である。 本実施形態に係る景品取得ゲーム装置の表示部の表示を示す図である。 本実施形態に係る景品取得ゲーム装置の制御部による景品取得ゲームのメイン処理制御を説明するためのフローチャートである。 図10のステップS10の詳細を説明するためのフローチャートである。 図10のステップS21の詳細を説明するためのフローチャートである。 図10のステップS27の詳細を説明するためのフローチャートである。 図13のステップS271の詳細を説明するためのフローチャートである。 図13のステップS273の詳細を説明するためのフローチャートである。 図10のステップS33の詳細を説明するためのフローチャートである。 図10のステップS26の詳細を説明するためのフローチャートである。 図10のステップS30の詳細を説明するためのフローチャートである。
以下、各図を参照しながら、本実施形態について説明する。なお、図面の上下左右等の位置関係は、特に断らない限り、図面に示す位置関係に基づくものとする。また、図面の寸法比率は、図示の比率に限定されるものではない。さらに、以下の実施形態は、本発明を説明するための例示であり、本発明をこの実施形態のみに限定する趣旨ではない。またさらに、本発明は、その要旨を逸脱しない限り、さまざまな変形が可能である。
<景品取得ゲーム装置1の概要>
まず、図1を参照しつつ、本実施形態に係る景品取得ゲーム装置1の概要について説明する。図1は、景品取得ゲーム装置1の斜視図である。
本実施形態に係る景品取得ゲーム装置1は、景品を把持して取得する景品取得ゲームを行うことができる装置の一例である。景品取得ゲーム装置1は、図1に示すように、景品取得ゲーム装置1の下部に設けられた本体部2と、本体部2の上方に設けられ、ゲーム空間Sを有する景品展示部3と、ゲーム空間Sにおいて景品を支持する景品支持部4と、本体部2及び景品展示部3を連結するように設けられ、景品を落下させる景品落下口5と、景品を取得するための、ゲーム空間Sに移動可能に設けられた景品取得部6と、ゲーム空間Sの上方側に設けられた、景品取得部6を駆動する駆動部7と、を備える。
ここで、ゲーム空間Sは、景品を展示するとともに、景品取得部6による景品を取得する動作を行うための空間である。景品は、景品取得部6に把持できる物であればよく、例えば、ぬいぐるみや人形等の玩具である。また、景品は、景品支持部4に載置されることで、景品展示部3に展示されている。
また、景品取得ゲーム装置1は、図1に示すように、2人のプレイヤが同時に景品取得ゲームを行える2人用ゲーム装置である。このため、景品取得ゲーム装置1の上記構成(後述する本体部2の表示部9を除き)は、景品取得ゲーム装置1の幅方向において左右にそれぞれ2セットが設けられている。以下の説明では、右側にあるセットを中心に説明する。
<景品取得ゲーム装置1の詳細>
次に、図1乃至図7を参照しつつ、景品取得ゲーム装置1の各構成、すなわち、本体部2、景品展示部3、景品支持部4、景品落下口5、景品取得部6、及び駆動部7の詳細を順次説明する。図2は、図1のII-II線断面図である。図3は、図1のIII-III線断面図である。図4及び図5は、景品取得ゲーム装置1の上方及び下方から見た景品取得部6及び駆動部7の様子を示す斜視図である。図6及び図7は、駆動部7の後述する第3駆動部73の構成を示す図である。
以下では、景品取得ゲーム装置1及びゲーム空間Sの幅方向、奥行き方向、及び上下方向のそれぞれを、「X方向」、「Y方向」、及び「Z方向」と呼ぶことがある。また、以下の説明に係る「ユーザ」は、特別な説明がない場合、景品取得ゲーム装置1を管理する管理者と、景品取得ゲーム装置1を使用して景品取得ゲームのプレイを行うプレイヤと、の両方を含む。
[本体部2]
まず、図1乃至図3を参考しつつ、本体部2の詳細について説明する。
本体部2は、図1に示すように、その正面側に設けられた、ユーザが操作するための操作部8と、操作部8の下方側に設けられたスピーカ(図示せず)と、ゲームに関するプレイ情報の表示及びゲーム条件等の初期設定等を行うための表示部9と、ゲーム料金を受け入れる硬貨投入口10と、景品落下口5に連通された景品収容部11と、景品収容部11の外部に向かう開口である景品払出口12と、を有する。また、本体部2は、その内部に収容された機能的構成である、景品取得ゲームの実施に使用されるデータ及びプログラムを格納する格納部13と、現在時刻を取得するタイマ14と、景品取得ゲーム装置1の様々な動作を制御するための制御部15と、を有する。
操作部8は、景品取得部6を操作するための構成である。具体的には、操作部8は、ユーザの操作によって、その操作に係る景品取得部6の動作に対応する移動要求を受け付ける構成である。ここで、移動要求は、ユーザによる、ゲーム空間内S内の所定の面601において、景品取得部6をX方向及び/又はY方向に沿って移動させるための要求である。X方向は、第1方向の一例であり、Y方向は、第2方向の一例である。また、操作部8は、景品取得部6をX方向に移動させる要求を受け付けるための第1ボタン81と、景品取得部6をY方向に移動させる要求を受け付けるための第2ボタン82と、を有する。なお、操作部8は、ボタン以外の構成であってもよい。例えば、操作部8は、ジョイステックやレバー等であってもよい。
スピーカは、BGM等のゲーム音声及びアラーム音等を出力する構成である。通常状態において、スピーカは、BGM等のゲーム音声を出力する。一方、景品取得ゲーム装置1が一定の衝撃を受けた場合、スピーカは、アラーム音を出力することができる。
表示部9は、景品取得ゲームに関するプレイ情報の表示、ゲームの初期設定の実施、及び設定された初期設定情報の表示等を行うためのパネルである。ここで、プレイ情報は、景品取得部6の移動情報と、各プレイのプレイ履歴と、を含む。初期設定情報は、景品取得部6のZ方向の下降距離、移動速度、停止精度、及びアーム把持力等に関する景品取得部の設定情報と、スピーカに流れる音声種類及びそのボリューム等に関する音声の設定情報と、景品展示部3の照明の設定情報と、を含む。
景品収容部11は、景品落下口5から落下した景品がユーザによって景品取得ゲーム装置1から外部に取り出される前に、落下した景品を一時的に収容するための構成である。景品収容部11は、景品落下口5の下方に設けられている。
景品払出口12は、本体部2の正面に、景品収容部11と連通するように設けられている。景品払出口12には、開閉可能な扉121が取り付けられている。扉121が閉まると、景品払出口12が閉じられ、景品が外に飛び出すことを防ぐとともに、異物等が景品払出口12を通して景品取得ゲーム装置1の内部に進入すること(景品の盗難を含む)を回避することができる。一方、扉121が開くと、景品払出口12が開放され、景品収容部11に保存された景品を外部に取り出すことができる。
制御部15は、景品取得ゲーム装置1の全体の動作を制御するための構成である。制御部15は、操作部8及び表示部9が受け付けた移動要求と、タイマ14が取得した時刻情報と、を受信した上で、格納部13に格納されたデータ及びプログラムに基づいて、景品取得部6のゲーム空間Sにおける移動、スピーカの出力、及び景品展示部3の照明等を制御することで、景品取得ゲームを実施させる。なお、制御部15の詳細については、後述する。
[景品展示部3]
次に、図1乃至図3を参照しつつ、景品展示部3の詳細について説明する。
景品展示部3は、図2に示すように、筐体部30と、筐体部30の正面、左右両側面、及び背面に各々設けられた、正面板31、側面板32、及び背面板33と、筐体部30の上方側に形成された駆動部7を支持する支持部34と、支持部34の上方の正面側に設けられた電飾部35と、を有する。
正面板31、側面板32、及び背面板33は、ゲーム空間Sを画定するための構成である。また、正面板31、側面板32、及び背面板33は、光が透過可能な材料、例えば、透明なアクリル樹脂又はガラスによって形成されている。このような構成により、景品取得ゲーム装置1の正面側、両側面側、及び背面側から視認できるゲーム空間Sが構成されている。なお、背面板33は、金属等の板部材によって形成されてもよい。
正面板31は、図1及び図2に示すように、第1正面板311及び第2正面板312を有する。第1正面板311は、第2正面板312よりも背面側に設けられている。第1正面板311及び第2正面板312は、幅方向にスライド移動可能に設けられている。言い換えれば、第1正面板311及び第2正面板312は、幅方向に開閉する引き戸である。このような構成により、景品取得ゲーム装置1の管理者は、第1正面板311及び第2正面板312を開くことでゲーム空間Sを開放して、景品取得部6の操作及びメンテナンスや、景品の補充等の作業を行うことができる。なお、管理者による作業が行われる時以外、第1正面板311及び第2正面板312が閉まってゲーム空間Sを閉鎖する状態(以下、「通常状態」と呼ぶ)である。
支持部34は、駆動部7を移動可能に支持し、かつ、駆動部7の一部(後述する第1駆動部71及び第2駆動部72)を収容するための構成である。支持部34は、その内周面に設けられた、駆動部7を移動可能に支持するレール341を有する。支持部34と駆動部7との取付の詳細は、駆動部7の説明に合わせて説明する。
電飾部35は、景品展示部3の外部に光を発する構成である。電飾部35は、導光部材351と、発光素子として複数の発光ダイオード352と、を有する。導光部材351は、アクリル樹脂によって形成された透明な平板であり、正面側出射面及び側面側出射面を有する。複数の発光ダイオード352は、導光部材351の背面側に設けられている。
また、複数の発光ダイオード352が発した光は、導光部材351の背面側の端部から入射して、導光部材351の内部で反射しながら正面側に導かれて、正面側出射面及び側面側出射面から出射する。通常状態において、電飾部35は点灯する。よって、景品取得ゲーム装置1の見栄えを向上させることができる。一方、景品取得ゲーム装置1が一定の衝撃を受けた場合、電飾部35は点滅する。よって、電飾部35は、周囲にアラーム信号を出すことができる。
[景品支持部4]
続いて、図1乃至図3を参照しつつ、景品支持部4の詳細について説明する。
景品支持部4は、上下方向において本体部2と景品展示部3との間に形成された板状の構成である。景品支持部4は、正面板31、側面板32、背面板33、及び支持部34とともに、ゲーム空間Sを画定している。景品支持部4は、厚み方向の上方側にある、景品を載置するための景品支持面401を有する。
また、景品支持部4は、複数の支持板41を有する。支持板41は、例えば、合成樹脂によって構成された板部材である。各支持板41の側面には、他の支持板41と結合するための取付部411が設けられている。このような取付部411により、複数の支持板41は、自由に組合わせられることで、異なる形状を有する景品支持部4を構成することができる。よって、景品の種類等やゲームルールの変化に応じて、景品支持部4の景品支持面401の形状及び大きさを容易に変更することができる。
[景品落下口5]
次に、図2及び図3を参照しつつ、景品落下口5の詳細について説明する。
景品落下口5は、ゲーム空間Sと景品収容部11とを連通する構成である。景品落下口5は、図2及び図3に示すように、景品支持部4のプロント側に形成された第1落下口51と、第1落下口51及び景品支持部4の下方側に形成された、第1落下口51及び景品収容部11を連通する第2落下口52と、を有する。
第1落下口51は、景品支持部4の支持板41の組み合わせ方の変更によって、大きさを変更することができる。第2落下口52には、図3に示すように、景品の落下を検知する落下検知センサ53が設けられている。このような落下検知センサ53により、ユーザによる景品の取得の有無を正しく検出することができる。
[景品取得部6]
続いて、図1、図4、及び図5を参照しつつ、景品取得部6の詳細について説明する。
景品取得部6は、ゲーム空間S内で移動し、景品支持部4に載置された景品を把持するための構成である。景品取得部6は、ゲーム空間S内において、駆動部7から吊り下げられるように設けられている。また、景品取得部6は、駆動部7に接続された本体部60と、本体部60から下方に延びる一対のアーム61と、を有する。ここで、図1、図4、及び図5に示す例では、アーム61の数は2つであるが、これに限定されるものではない。アーム61の数は、例えば、3つ以上であってもよい。
本体部60は、その内部に設けられた、図示されていない、景品取得部6を駆動部7に取り付けるための取付部と、一対のアーム61の開閉動作を駆動するアーム駆動部と、を有する。アーム駆動部は、ケーブル62によって給電される。また、本体部60は、図1に示すように、その正面側の側面に形成された、デザインシート等を展示するための展示部65を有する。デザインシートの展示によって、本体部60の見栄えを向上させることができる。
一対のアーム61は、景品を把持するための構成である。一対のアーム61は、アーム駆動部の駆動によって、景品の把持又は解放を行うように、互いに対して接近又は離反する開閉動作を行うことができる。また、一対のアーム61の開度は、初期設定情報に含まれる情報であり、景品取得ゲーム装置1の管理人によって調整されることができる。
また、景品取得部6は、ゲーム空間S内において、X方向、Y方向、及びZ方向に移動することができる。ここで、Z方向は、下方に向かう方向(以下、「Z方向下降方向」と呼ぶ)及び上方に向かう方向(以下、「Z方向上昇方向」と呼ぶ)を含む。以下では、Z方向下降方向に沿う移動を「接近移動」と呼び、Z方向上昇方向に沿う移動を「上昇移動」と呼び、両者を区別しない場合、両者を合わせて「Z方向移動」と呼ぶことがある。景品取得部6のX方向移動、Y方向移動、及び接近移動のそれぞれは、第1移動、第2移動、及び第3移動の一例である。
景品取得部6は、例えば、X方向及び/又はY方向に移動した後に、Z方向に移動する(接近移動を行う)ように構成されている。また、景品取得部6のX方向移動及びY方向移動は、ユーザの意思に基づいて行われるものであり、一方、景品取得部6のZ方向移動は、ユーザの意思に関わらず、初期設定に基づいて行われるものである。なお、操作部8には、Z方向の移動に関する第3ボタンが含まれた場合、景品取得部6のZ方向移動は、ユーザの意思、すなわちユーザによる第3ボタンへの操作に基づいて行われることができる。
以下の説明では、景品取得部6のX方向移動及び/又はY方向移動を区別しない場合、両者を合わせて「面移動」と呼ぶことがある。また、ゲームが開始する前の景品取得部6が停止している位置を「待機位置」と呼び、景品取得部6の面移動が行われた後かつZ方向移動が行われる前の、景品取得部6の位置を「接近開始点」と呼び、面移動において景品取得部がX方向及びY方向に移動した場合、X方向移動とY方向移動との変更点を景品取得部6の位置を「方向変更点」と呼ぶことがある。
景品取得部6の移動をより詳細に説明する。景品取得部6のX方向移動及びY方向移動は、景品取得ゲーム装置1の管理者が景品取得部6を手動で移動させる第1方法、又は、制御部15が、景品取得ゲーム装置1の管理者又はプレイヤが操作部8の第1ボタン81及び第2ボタン82を操作することによって入力された移動要求に基づいて景品取得部6を移動させる第2方法によって実現されている。
第1方法は、景品取得部6の待機位置、移動範囲、及び景品投入位置の確定に使用される方法である。ここで、景品取得部6の待機位置は、景品取得部6が移動できる座標空間(XYZ空間)の原点になる。移動範囲は、座標空間のXY面における景品取得部6が移動できる範囲である。景品投入位置は、景品取得部6が取得した景品を第1落下口51に落下させるための、第1落下口51の上方にある位置である。また、景品取得部6が第1方法によって待機位置に移動された後に、景品取得部6の位置に対応する点の座標は、駆動部7の位置センサ(後述するX方向原点センサ715、X方向位置センサ714、及び/又は、Y方向原点センサ725、Y方向位置センサ724)及びエンコーダ(後述する第1エンコーダ713及び第2エンコーダ723)によって自動的に取得される。また、移動範囲及び景品投入位置に対応する点の座標の取得も同様である。このような第1方法によって、管理者は、待機位置、移動範囲、及び景品投入位置の取得及び変更等を容易に取得することができる。
第2方法は、景品取得部6による景品の取得に使用される方法である。第2方法を使用する場合、制御部15の制御のもとで、駆動部7が景品取得部6のX方向移動及び/又はY方向移動を駆動する。また、第1方法と同様に、景品取得部6が第2方法によって移動された後に、景品取得部6の位置に対応する点の座標は、駆動部7の位置センサ及びエンコーダによって自動的に取得される。このような第2方法によって、管理者及びプレイヤは、景品取得部6を自由に移動させることができるとともに、景品取得部の移動経路上の点の座標を取得することができる。
また、第1方法及び第2方法のいずれか一方を使用する場合、景品取得部6は、駆動部7のレール(後述する第1レール711及び/又は第2レール721)に沿って移動される。駆動部7のレールは、長手方向が景品支持面401に平行するように設けられている。よって、景品取得部6は、その重心が景品支持面401に平行する所定の面601において移動することができる。
景品取得部6のZ方向移動は、景品に接近して景品を把持するために、所定面移動が行われた後に自動的に行われる移動である。また、景品取得部6のZ方向移動は、制御部15の制御のもとで、駆動部7によって駆動される移動である。具体的には、景品取得部6の所定の面601における面移動が行われた後、すなわち、景品取得部6が接近開始点に停止した後に、制御部15の制御のもとで、駆動部7が、初期設定に基づいて、景品取得部6のZ方向下降方向の接近移動を駆動する。また、景品取得部6の本体部60の底部67が景品に一定の押付力を掛けると、景品取得部6の接近移動が停止する。その後、制御部15の制御のもとで、駆動部7が、初期設定に基づいて、景品取得部6のZ方向上昇方向の上昇移動を駆動する。また、景品取得部6のZ方向移動の詳細は、駆動部7の説明で詳細に説明する。
また、景品取得部6は、ユーザが表示部9に表示された景品取得部6の過去移動に対応する移動経路上の点のうちから所定の点(例えば、接近開始点又は方向変更点)を選択した場合、制御部15の制御のもとで、駆動部7の駆動によって、その所定の点に至るように、X方向移動及び/又はY方向移動と、Z方向移動を行うことができる。言い換えれば、景品取得部6は、過去移動の再現移動を行うことができる。
一対のアーム61の開閉動作は、制御部15の制御のもとで、景品取得部6の位置変化に伴い変化する。具体的には、一対のアーム61は、景品取得部6が待機位置にいるときに閉じており、景品取得部6が面移動を介して接近開始点に移動した後に予め設定された設定開度で開き、景品取得部6が接近移動を行って停止した後に景品を把持するように閉じ、そして、景品取得部6が上昇移動を介して景品投入位置に移動した後に、把持した景品を解放するように開いた後に再び閉じる。その後、景品取得部6は、一対のアーム61が閉じたままの状態で、待機位置に戻る。
[駆動部7]
続いて、図1及び図4乃至図7を参照しつつ、駆動部7の詳細について説明する。
駆動部7は、景品取得部6を駆動部7から吊り下げるように支持し、かつ、制御部15の制御に基づいて、ゲーム空間Sの所定の面601において景品取得部6を駆動するための構成である。駆動部7は、景品取得部6のX方向移動を駆動する第1駆動部71と、景品取得部6のY方向移動を駆動する第2駆動部72と、景品取得部6のZ方向移動を駆動する第3駆動部73と、を有する。また、駆動部7は、制御部15と通信可能に構成され、制御部15とともに、第1駆動部71、第2駆動部72、及び第3駆動部73のそれぞれの電気構成を制御するための制御基板70を有する。
第1駆動部71は、第1レール711と、第1レール711の一端側に設けられた第1モータ712及び第1エンコーダ713と、第1レール711の長手方向に沿って設けられたX方向原点センサ715及び3つのX方向位置センサ714と、第1レール711の両端に設けられたドグ716と、第1レール711の両端部側に設けられた第1レール711を支持部34に取り付けるための取付構成717と、を有する。
第1レール711は、第1駆動部71のローラと支持部34のレール341との取付によって、幅方向に沿って、支持部34に対して移動可能のように設けられている。なお、第1レール711の長手方向が景品支持面401に平行するように設けられているため、第1レール711の長手方向は、景品取得部6の移動のX方向に該当する。
第1モータ712は、第2駆動部72及び第3駆動部73を第1レール711(すなわち、X方向)に沿って移動させることで、第3駆動部73に取り付けられた景品取得部6のX方向移動を実現する構成である。第1エンコーダ713は、第1モータ712の回転状態(例えば、第1モータ712の回転の移動量や角度等)を検知することで、景品取得部6がX方向で移動した距離を検知する構成である。このような第1エンコーダ713により、簡易な構成を用いて景品取得部6がX方向で移動した距離を正確に検知することができる。
X方向原点センサ715及び3つのX方向位置センサ714は、景品取得部6の位置、すなわち、景品取得部6の移動経路上の所定の点の座標を検知する位置センサの一例である。X方向原点センサ715は、後述するY方向原点センサ725とともに、景品取得部6の待機位置を原点として検知するセンサである。原点座標の取得により、景品取得部6が所在する座標空間(XYZ空間)を確定できる。ここで、景品取得部6の待機位置は、ゲーム空間Sのフロント側の端部の上方にある。また、景品取得部6の待機位置は、景品取得ゲーム装置1の管理者が景品取得部6を手動で移動させることによって指定される位置である。
3つのX方向位置センサ714は、景品取得部6の移動経路上の点のX座標を検知するセンサである。2つのドグ716は、景品取得部6のX方向の移動範囲の両端に設けられた被検出片である。この2つのドグ716によって、景品取得部6が、X方向の移動範囲内に移動することができる。
第2駆動部72は、第2レール721と、第2レール721の一端側に設けられた第2モータ722及び第2モータ722の回転状態を検知する第2エンコーダ723と、第2レール721の長手方向に沿って設けられたY方向原点センサ725及び3つのY方向位置センサ724と、第2レール721の両端に設けられたドグ726と、を有する。また、第2駆動部72は、第2レール721の両端に設けられた、支持部34のレール341に移動可能に取り付けるためのローラ727と、第1レール711に移動可能に取り付けるための取付部728と、を有する。
第2レール721は、ローラ727及び支持部34のレール341の取付と、取付部728及び第1レール711の取付とによって、奥行方向に沿って、支持部34及び第1駆動部71に対して移動可能のように設けられている。なお、第2レール721の長手方向が景品支持面401に平行するように設けられているため、第2レール721の長手方向が第2レール721の長手方向は、景品取得部6の移動のY方向に該当する。
第2モータ722は、第3駆動部73及び第1駆動部71を第2レール721(すなわち、Y方向)に沿って移動させることで、第3駆動部73に取り付けられた景品取得部6のY方向移動を実現する構成である。第2エンコーダ723は、第2モータ722の回転状態(例えば、第2モータ722の回転の移動量や角度等)を検知することで、景品取得部6がY方向で移動した距離を検知する構成である。このような第2エンコーダ723により、簡易な構成を用いて景品取得部6がY方向で移動した距離を正確に検知することができる。
Y方向原点センサ725及び3つのY方向位置センサ724は、景品取得部6の位置、すなわち、景品取得部6の移動経路上の所定の点の座標を検知する位置センサの一例である。Y方向原点センサ725は、X方向原点センサ715とともに、景品取得部6の待機位置を原点として検知するセンサである。3つのY方向位置センサ724は、景品取得部6の移動経路上の点のY座標を検知するセンサである。2つのドグ726は、景品取得部6のY方向の移動範囲の両端に設けられた被検出片である。この2つのドグ726によって、景品取得部6が、Y方向の移動範囲内に移動することができる。
第3駆動部73は、本体部730と、景品取得部6を支持しつつ昇降させるための支持部731と、を有する。支持部731は、複数のパイプを入子式に嵌合させることで形成された伸縮管である。支持部731は、上端部7330が本体部730に結合されており、下端部7350が景品取得部6に結合されている。
本体部730は、本体部730の筐体の内部に設けられた、景品取得部6に取り付けられた巻取巻戻部732と、巻取巻戻部732によって巻き取られたワイヤ734と、を有する。
巻取巻戻部732は、第3モータ733と、図示されていない減速ギア部と、ワイヤ巻取りプーリ735と、Z方向移動停止部737と、付勢力調整部739と、を有する。第3モータ733は、減速ギア部の減速を介して、ワイヤ巻取りプーリ735を正回転又は逆回転させることで、ワイヤ734の繰り出し又は巻き取りを実現している。ワイヤ734の繰り出し又は巻き取りによって、ワイヤ734に固定された景品取得部6が、Z方向に接近移動又は上昇移動を行うことができる。この場合、繰り出し又は巻き取りによるワイヤ734の長さの変化に伴い、支持部731のZ方向の長さは伸縮する。
Z方向移動停止部737は、本体部60の接近移動によって、本体部60の底部67が景品と当接して所定の圧力で景品を押し付けるとき、本体部60のZ方向移動、すなわち、接近移動又は上昇移動を停止させるための構成である。Z方向移動停止部737は、ドグ回転軸7371と、ドグ回転軸7371を中心として揺動可能な揺動アーム7372と、揺動アーム7372の一端に設けられ揺動アーム7372とともに揺動するZ方向ドグ7373と、揺動アーム7372に回転可能に支持されたテンションプーリ7374と、テンションプーリ7374をワイヤ734に押し付けるようにして、景品取得部6を吊り上げる方向へ揺動アーム7372を付勢するコイルばね7375と、Z方向の接近移動(下降移動)を停止させるための接近停止センサ7376と、Z方向の上昇移動を停止させるための上昇停止センサと、有する。
ワイヤ734は、一端が巻取巻戻部732のワイヤ巻取りプーリ735によって巻き取られており、他端がZ方向移動停止部737のテンションプーリ7374から繰り出されて、支持部731の内側を通過するようになっている。また、ワイヤ734の他端には、支持部731の最もZ方向の下方側に位置するパイプ内に上下動可能な円柱状の連結部(図示せず)が設けられている。ワイヤ734は、その連結部を介して、景品取得部6の取付部(図示せず)に固定されている。このように、景品取得部6は、ワイヤ734に吊られるように設けられている。
付勢力調整部739は、コイルばね7375による吊り上げ方向への付勢力を変更するための構成である。付勢力調整部739は、可動抑え板部材7391と、調整ツマミ7392と、調整ツマミ7392を支持するツマミ支持部材7394と、を有する。
可動抑え板部材7391は、ドグ回転軸7371に回転可能に取り付けられている板状部材であり、コイルばね7375の端部が当接するように配置されている。ここで、コイルばね7375は、一端が揺動アーム7372に引っ掛けられて固定され、他端が可動抑え板部材7391に引っ掛けられている。このため、ドグ回転軸7371を中心に可動抑え板部材7391を回転させると、回転量に応じてコイルばね7375の付勢力、すなわち、テンションプーリ7374をワイヤ734に押し付けるようにして、景品取得部6を吊り上げる方向へ揺動アーム7372を付勢する際の付勢力の強弱が変化する。
調整ツマミ7392は、可動抑え板部材7391の角度を変化させるための部材であり、回転量に応じて先端部7393の位置を変位させるネジ部を有する。先端部7393は、可動抑え板部材7391の外側面に当接し、コイルばね7375の反発力に抗して押さえ付けるように設けられている。
調整ツマミ7392を正転させて先端部7393を前進させると、可動抑え板部材7391は押し込まれ、コイルばね7375の付勢力が増大する。よって、景品取得部6を吊り上げる方向へ揺動アーム7372を付勢するコイルばね7375の付勢力が増大することとなる結果、揺動アーム7372及びワイヤ734を介して景品取得部6自体に作用する吊り上げ方向への付勢力も増大することとなる。
一方、調整ツマミ7392を逆転させて先端部7393を後退させると、可動抑え板部材7391は調整ツマミ7392の方へ戻り、コイルばね7375の付勢力が減少する。そうすると、景品取得部6を吊り上げる方向へ揺動アーム7372を付勢するコイルばね7375の付勢力が減少することとなる結果、揺動アーム7372及びワイヤ734を介して景品取得部6自体に作用する吊り上げ方向への付勢力も減少することとなる。
接近停止センサ7376は、本体部60が接近移動をしているとき、Z方向ドグ7373の検知状態に基づいて、制御部15に本体部60の接近移動の停止要求を送信可能なセンサである。具体的には、本体部60が接近移動を進行しかつ本体部60の底部67が景品に当接しないとき、ワイヤ734に作用するZ方向下降方向の力は、ワイヤ734に作用するZ方向上昇方向の力よりも大きい。この場合、ワイヤ734に作用するZ方向下降方向の力は、本体部60の重量と、支持部731の一部又は全部の重量と、幾分かのケーブル62の重量とからなる合計重量である。ワイヤ734に作用するZ方向上昇方向の力は、コイルばね7375による吊り上げ方向への付勢力である。このため、ワイヤ734は、図6に示すように、引っ張られた状態である。この場合、Z方向ドグ7373は、図6に示すように、接近停止センサ7376の後方側に位置する。よって、接近停止センサ7376は、Z方向ドグ7373を検知することができるので、制御部15に本体部60の接近移動の停止要求を送信しない。その結果、制御部15の制御のもとで、第3モータ733によるワイヤ巻取りプーリ735への駆動が続けられるので、本体部60の接近移動が継続する。
一方、本体部60の底部67が景品に当接して所定の圧力で景品を押し付けるとき、ワイヤ734に作用するZ方向下降方向の力は、ワイヤ734に作用するZ方向上昇方向の力よりも小さくなる。この場合、ワイヤ734に作用するZ方向下降方向の力は、本体部60の重量と、支持部731の一部又は全部の重量と、幾分かのケーブル62の重量とからなる合計重量である。一方、ワイヤ734に作用するZ方向上昇方向の力は、コイルばね7375による吊り上げ方向への付勢力と、景品による前述した合計重量への反力とからなる合力である。このため、ワイヤ734は、図7に示すように、掛けられたテンションが緩くなった状態である。そして、コイルばね7375の作用により、Z方向ドグ7373は、揺動アーム7372とともに上方へ揺動する。よって、接近停止センサ7376は、Z方向ドグ7373を検知できなくなり、制御部15に本体部60の接近移動の停止要求を送信する。その結果、制御部15の制御のもとで、第3モータ733によるワイヤ巻取りプーリ735への駆動が停止されるので、本体部60の接近移動が停止する。
上昇停止センサは、本体部60がZ方向の上方にある所定の点(例えば、接近開始点又は所定の面601にある任意点)に戻ったか否かを検知するためのセンサである。本体部60がZ方向の上方にある所定の点に戻ったことを検知したとき、上昇停止センサは、制御部15に本体部60の上昇移動の停止要求を送信する。その結果、制御部15の制御のもとで、第3モータ733によるワイヤ巻取りプーリ735への駆動が停止されるので、本体部60の上昇移動が停止する。一方、本体部60がZ方向の上方にある所定の点に戻ったことを検知していないとき、上昇停止センサは、制御部15に本体部60の接近移動の停止要求を送信しない。その結果、制御部15の制御のもとで、第3モータ733によるワイヤ巻取りプーリ735への駆動が続けられるので、本体部60の上昇移動が継続する。
以下の説明では、駆動部7のX方向原点センサ715、3つのX方向位置センサ714、Y方向原点センサ725、及び3つのY方向位置センサ724を「位置センサ」と総称し、第1モータ712、第2モータ722、及び第3モータ733を「モータ」と総称し、第1エンコーダ713及び第2エンコーダ723を「エンコーダ」と総称することがある。
<制御部15の詳細>
次に、図8乃至図18を参照しつつ、制御部15の詳細について説明する。図8は、制御部15の機能的構成を示す図である。図9は、表示部の表示を示す図である。図10は、制御部15による景品取得ゲームのメイン処理制御を説明するためのフローチャートである。図11乃至図13は、図10のステップS10,S21,S27の詳細を説明するためのフローチャートである。図14及び図15は、図13のステップS271及びS273の詳細を説明するためのフローチャートである。図16乃至図18は、図10のステップS33,S26,S30の詳細を説明するためのフローチャートである。
(制御部15の機能的構成)
制御部15は、図8に示すように、格納部13、タイマ14、操作部8、表示部9、景品取得部6のアーム駆動部、電飾部35、スピーカ、駆動部7の制御基板70、及び落下検知センサ53に接続されている。また、制御部15は、制御基板70との接続を介して、駆動部7の各位置センサ、各モータ、各エンコーダに接続されている。このように、制御部15は、ユーザによって硬貨投入口10に所定のプレイ料金が投入されたことを検知すると、上記の構成を制御することで、景品取得ゲームを実施させる。
具体的には、制御部15は、ユーザが操作部8又は表示部9を介して入力した移動要求と、タイマ14が取得した時刻情報と、を受信した上で、格納部13に格納されたデータ及びプログラムに基づいて、景品取得部6のアーム駆動部及び駆動部7の各モータを駆動し、景品取得部6の本体部60の移動(面移動及びZ方向移動)及び一対のアーム61の開閉動作を行わせて、景品取得ゲームを実施させる。ここで、本体部60の移動では、制御部15は、例えば、面移動を行わせた後に、Z方向移動を行わせる。また、制御部15は、景品取得ゲームの進行状況等に応じた演出照明や効果音を出力すべく、電飾部35及びスピーカ等の出力制御を実行する。
また、制御部15は、駆動部7の各位置センサ、落下検知センサ53、及びタイマ14から送信された、第2方法によって移動された景品取得部6の複数のプレイの各々のプレイ情報、又は第1方法によって移動された景品取得部6の移動情報を受信して格納部13に格納することができる。
ここで、プレイ情報は、各プレイに対応する移動情報及びプレイ履歴を含む。移動情報は、駆動部7の各位置センサ及び各エンコーダによって取得された、上述した第1方法及び第2方法によって移動された景品取得部6のゲーム空間Sにおける過去移動の情報である。具体的には、移動情報は、景品取得部6の過去移動に対応する移動経路上の所定の点の座標情報(例えば、原点の座標、接近開始点の座標情報、及び方向変更点の座標情報等)と、景品取得部の移動範囲情報と、を含む。プレイ履歴は、タイマ14によって取得された各プレイが行われた時刻、落下検知センサ53によって取得された各プレイに対応する景品取得の有無、1つの景品を取得するために連続プレイを行った回数、及び連続プレイによる取得された景品の数等を含む。なお、制御部15による連続プレイの判断は、後述する制御部15による同一人判断に合わせて説明する。
また、制御部15は、複数のプレイの各々について、移動情報と各プレイのプレイ履歴とを含むプレイ情報に出力することができる。この場合、制御部15は、例えば、複数のプレイの各々に対応するプレイヤが同一人であるか否かを判断し、そして、同一人と判断した場合、複数のプレイの各々に対応するプレイ情報を当該プレイヤに紐づけて表示部9に出力することができる。
ここで、同一人判断は、制御部15が、新しいプレイが開始した場合、タイマ14によって取得された、新しいプレイの開始時刻と、この新しいプレイの直前のプレイの終了時刻と、の時間間隔を比較することによって行われる。両者の時間間隔が所定の時間間隔(例えば、60秒)以下である場合、制御部15は、新しいプレイ及び新しいプレイの直前のプレイのプレイヤを同一人として判断する。言い換えれば、新しいプレイ及び新しいプレイの直前のプレイは、1人のプレイヤによる連続プレイである。なお、プレイヤが両替によりゲームをキープする状態において、制御部15は、ゲームキープ中のタイマ14による時間のカウントを停止させる。
また、制御部15は、プレイ履歴に基づいてプレイ情報の出力順を変更することができる。この場合、制御部15は、例えば、図9の右側部分に示すように、プレイ情報のうちのプレイ履歴に含まれた各プレイの開始時刻の早い順にプレイ情報を出力することができる。
また、制御部15は、図9の左側部分に示すように、表示部9において、景品取得部6の移動情報に対応する記号を、ゲーム空間Sを表す画像上の移動情報に対応する位置にプロットすることができる。この場合、制御部15は、例えば、図9に示すように、各プレイに対応する景品取得部6の移動情報に対応する記号を分類した上で、ゲーム空間Sの所定の面601を表す画像上の移動情報に対応する位置にプロットする。また、景品取得部6の移動情報に対応する記号は、制御部15が、プレイヤが最初に行われた初回プレイと、景品を取得したゲットプレイと、初回プレイ及びゲットプレイ以外のプレイである経過プレイと、の3つの種類に分類してもよい。また、各種類の記号を異なる色又は形状で表示してもよい。
また、制御部15は、格納部13に格納された移動情報に基づいて、景品取得部6の再現移動をさせることができる。この場合、例えば、ユーザが表示部9に表示された移動情報のうちの景品取得部6の任意の1つの接近開始点を選択した場合、制御部15は、ユーザに選択された接近開始点の座標情報を参照して、景品取得部6をこの接近開始点に移動させて、リプレイをさせることができる。
また、制御部15は、景品取得部6を移動範囲情報に定められた移動範囲内で移動させることができる。ここで、移動範囲情報は、第1方法によって景品取得部6を移動させた場合、駆動部7の各位置センサ及び各エンコーダによって取得されて、制御部15に送信した情報である。
また、制御部15は、管理者が使用する管理モードに係る処理と、プレイヤが使用するプレイモードに係る処理とのそれぞれを行うことができる。ここで、管理モードは、例えば、管理者が景品取得ゲーム装置1のメンテナンス、設定、テストプレイ等を行うための使用モードである。具体的には、管理モードにおいて、制御部15は、景品取得部6の移動等に関するプレイ情報を取得し、取得したプレイ情報を格納部13に格納することができる。同様に、プレイモードにおいて、制御部15は、景品取得部6の移動等に関するプレイ情報を取得し、取得したプレイ情報を格納部13に格納することができる。
(制御部15によるメイン処理制御)
続いて、図1、及び図10乃至図18を参照しつつ、制御部15による景品取得ゲームのメイン処理の一例について詳細に説明する。なお、設定によって、制御部15は、異なる景品取得ゲームのメイン処理を行うことができる。
(ステップS10)
まず、制御部15は、初期化処理を行う(ステップS10)。
ステップS10において、制御部15は、図11に示すように、まず、景品取得部6の原点位置が設定されたか否かを判断する(ステップS101)。景品取得部6の原点位置が設定されたと判断した場合(ステップS101のYES)、制御部15は、景品取得部6の移動範囲が設定されたか否かを判断する(ステップS102)。景品取得部6の移動範囲が設定されたと判断した場合(ステップS102のYES)、制御部15は、景品取得部6の景品投入位置が設定されたか否かを判断する(ステップS103)。景品取得部6の景品投入位置が設定されたと判断した場合(ステップS103のYES)、制御部15は、初期化処理を終了させる。
一方、景品取得部6の原点位置が設定されていないと判断した場合(ステップS101のNO)、制御部15は、原点の設定指示を表示部9に表示する(ステップS104)。この場合、管理者が、原点の設定指示に基づいて、第1方法によって手動で景品取得部6を待機位置に移動させることができる。景品取得部6が待機位置に停止すると、駆動部7のX方向原点センサ715及びY方向原点センサ725は、景品取得部6の待機位置の座標を取得して制御部15に送信する。そして、制御部15は、待機位置を原点として設定し、その情報を格納部13に格納した上で、処理をステップS102へ進む。
同様に、景品取得部6の移動範囲が設定されていないと判断した場合(ステップS102のNO)、制御部15は、移動範囲の設定指示を表示部9に表示する(ステップS105)。この場合、管理者が、移動範囲の設定指示に基づいて、第1方法によって手動で景品取得部6を希望の移動範囲に沿って移動させることができる。そして、駆動部7のX方向位置センサ714、Y方向位置センサ724、第1エンコーダ713、及び第2エンコーダ723は、移動経路上の点の座標を取得して制御部15に送信する。そして、制御部15は、移動範囲情報を格納部13に格納した上で、処理をステップS103へ進む。
また、景品取得部6の景品投入位置が設定されていないと判断した場合(ステップS103のNO)、制御部15は、景品投入位置の設定指示を表示部9に表示する(ステップS106)。この場合、管理者が、景品投入位置の設定指示に基づいて、第1方法によって手動で景品取得部6を希望の景品投入位置に移動させることができる。そして、駆動部7のX方向位置センサ714、Y方向位置センサ724、第1エンコーダ713、及び第2エンコーダ723は、移動経路上の点の座標を取得して制御部15に送信する。そして、制御部15は、景品投入位置情報を格納部13に格納した上で、初期化処理を終了させる。
(ステップS20)
図10の説明に戻る。次に、制御部15は、プレイモード及び管理モードのいずれか一方が選択されたか否かを判断する(ステップS20)。ここで、プレイモード及び管理モードの選択は、例えば、メイン処理が開始される前に、管理者によって予め選択されたものである。また、制御部15によるプレイモード処理において、プレイ情報は、プレイモードに紐づけて格納部13に格納される。一方、制御部15による管理モード処理において、プレイ情報は、管理モードに紐づけて格納部13に格納される。
(ステップS21)
ステップS20において、プレイモードが選択されたと判断した場合、制御部15は、プレイモードを起動して、同一人判断処理を行う(ステップS21)。
ステップS21において、制御部15は、図12に示すように、まず、今回プレイの開始時刻に関するプレイ情報を取得して格納部13に格納し(ステップS211)、その後、今回プレイの開始時刻と、格納部13に格納された直前回プレイの終了時刻と、の時間間隔に関するプレイ情報を計算して、格納部13に格納する(ステップS212)。次に、制御部15は、取得した時間間隔は、所定の時間間隔(例えば、60秒)以下であるか否かを判断する(ステップS213)。所定の時間間隔以下であると判断した場合(ステップS213のYES)、制御部15は、両プレイは同一人によるプレイと判断し、直前回プレイのプレイ情報又は直前回プレイのプレイ情報に紐付けられたプレイ情報を、同一のプレイヤに紐付けて(ステップS214)、同一人判断処理を終了させる。
一方、所定の時間間隔を超えたと判断した場合(ステップS213のNO)、制御部15は、両プレイは非同一人によるプレイと判断し、直前回プレイのプレイ情報又は直前回プレイのプレイ情報に紐付けられたプレイ情報を、同一のプレイヤに紐付けせずに(ステップS215)、同一人判断処理を終了させる。
(ステップS23,S25,S27)
図10の説明に戻る。次に、制御部15は、プレイヤによる通常プレイが選択された場合、プレイモードの通常プレイ処理を開始し(ステップS23)、プレイヤが通常プレイ料金を支払ったか否かを判断する(ステップS25)。プレイヤが通常プレイ料金を支払ったと判断した場合(ステップS25のYES)、制御部15は、プレイモードにおける通常プレイ処理を行う(ステップS27)。一方、プレイヤが通常プレイ料金を支払っていないと判断した場合(ステップS25のNO)、制御部15は、処理をS25へ戻し、プレイヤによる通常プレイ料金の支払を待つ。
(ステップS27の詳細)
ステップS27において、制御部15は、図13に示すように、まず、景品取得部6の面移動処理を行い、面移動に関するプレイ情報を取得し、格納部13に格納する(ステップS271)。面移動処理を完了させた後に、景品取得処理を行い、景品取得処理に関するプレイ情報を取得し、格納部13に格納する(ステップS273)。続いて、制御部15は、景品取得部6を待機位置へと移動させ(ステップS275)、景品取得部6が待機位置に到着したか否かを判断する(ステップS277)。景品取得部6が待機位置に到着したと判断した場合(ステップS277のYES)、制御部15は、プレイの終了時刻に関するプレイ情報を取得し、格納部13に格納して(ステップS279)、プレイモードにおける通常プレイ処理を終了させる。一方、景品取得部6が待機位置に到着していないと判断した場合(ステップS277のNO)、制御部15は、処理をステップS277へ戻す。
(ステップS271の詳細)
ここで、図14を参照しつつ、ステップS271に係る景品取得部6の面移動処理の詳細について説明する。
ステップS271、すなわち、景品取得部6の面移動処理を開始させると、図14に示すように、制御部15は、まず、景品取得部6のX方向移動を行わせる。具体的には、制御部15は、プレイヤによる第1ボタン81の押下の有無を判断する(ステップS2711)。プレイヤによる第1ボタン81の押下があると判断した場合(ステップS2711のYES)、制御部15は、第1ボタン81からの操作信号に基づいて、第1モータ712を動作させて、待機位置(原点)に位置していた景品取得部6のX方向移動を開始させる(ステップS2712)。その次に、制御部15は、X方向のドグ716からの移動限界検出信号に基づいて、景品取得部6がX方向の移動範囲の限界位置にまで移動したか否かを判断する(ステップS2713)。景品取得部6がX方向の移動範囲の限界位置にまで移動していないと判断した場合(ステップS2713のNO)、制御部15は、プレイヤによる第1ボタン81の押下が解除されたか否かを判断する(ステップS2714)。プレイヤによる第1ボタン81の押下が解除されたと判断した場合(ステップS2714のYES)、制御部15は、景品取得部6のX方向移動を停止させる(ステップS2715)。ステップS2715が行われた後、景品取得部6は、X方向移動の停止位置、すなわち方向変更点に位置する。そして、制御部15は、駆動部7の位置センサ及びエンコーダによって送信されたプレイ情報、すなわち、方向変更点の座標情報を取得し、格納部13に格納する(ステップS2716)。
続いて、制御部15は、景品取得部6のY方向移動を行わせる。具体的には、制御部15は、プレイヤによる第2ボタン82の押下の有無を判断する(ステップS2717)。プレイヤによる第2ボタン82の押下があると判断した場合(ステップS2717のYES)、制御部15は、第2ボタン82からの操作信号に基づいて、第2モータ722を動作させて、方向変更点にある景品取得部6のY方向移動を開始させる(ステップS2718)。その次に、制御部15は、Y方向のドグ726からの移動限界検出信号に基づいて、景品取得部6がY方向の移動範囲の限界位置にまで移動したか否かを判断する(ステップS2719)。景品取得部6がY方向の移動範囲の限界位置にまで移動していないと判断した場合(ステップS2719のNO)、制御部15は、プレイヤによる第2ボタン82の押下が解除されたか否かを判断する(ステップS2720)。プレイヤによる第2ボタン82の押下が解除されたと判断した場合(ステップS2720のYES)、制御部15は、景品取得部6のY方向移動を停止させる(ステップS2721)。ステップS2721が行われた後、景品取得部6は、Y方向移動の停止位置、すなわち接近開始点に位置する。そして、制御部15は、駆動部7の位置センサ及びエンコーダによって送信されたプレイ情報、すなわち、接近開始点の座標情報を取得し、格納部13に格納して(ステップS2722)、面移動処理を終了させる。
一方、上記面移動処理において、プレイヤによる第1ボタン81の押下がないと判断した場合(ステップS2711のNO)、制御部15は、処理をステップS2717へ進む。景品取得部6がX方向の移動範囲の限界位置にまで移動したと判断した場合(ステップS2713のYES)、制御部15は、処理をステップS2715へ進む。プレイヤによる第1ボタン81の押下が解除されていないと判断した場合(ステップS2714のNO)、制御部15は、処理をステップS2713へ戻す。プレイヤによる第2ボタン82の押下がないと判断した場合(ステップS2717のNO)、制御部15は、面移動処理を終了させる。景品取得部6がY方向の移動範囲の限界位置にまで移動したと判断した場合(ステップS2719のYES)、制御部15は、処理をステップS2721へ進む。プレイヤによる第2ボタン82の押下が解除されていないと判断した場合(ステップS2720のNO)、制御部15は、処理をステップS2719へ戻す。
(ステップS273の詳細)
また、図15を参照しつつ、ステップS273に係る景品取得処理の詳細について説明する。
ステップS273、すなわち、景品取得部6の景品取得処理を開始させると、図15に示すように、制御部15は、景品取得部6のZ方向移動(下降移動)及び景品の把持動作を行わせる。具体的には、制御部15は、景品取得部6のアーム駆動部を作動させて、接近開始点にある景品取得部6の一対のアーム61を設定開度で開かせる(ステップS2731)。そして、制御部15は、第3モータ733を作動させて、景品取得部6のZ方向移動を開始させて(ステップS2732)。ステップS2732において、景品取得部6のZ方向移動は、下降する移動である。その次に、制御部15は、接近停止センサ7376からの景品取得部6の本体部60の底部67が所定の圧力で景品を押し付けていることを検出する検出信号の有無を判断する(ステップS2733)。接近停止センサ7376からの検出信号があると判断した場合(ステップS2733のYES)、制御部15は、景品取得部6のZ方向移動を停止させる(ステップS2734)。そして、制御部15は、景品取得部6のアーム駆動部を作動させて、一対のアーム61を閉じさせることにより、景品を把持する動作を行わせる(ステップS2735)。
続いて、制御部15は、景品取得部6の景品投入位置への移動を行わせる。具体的には、制御部15は、一対のアーム61を閉じさせた後に、第3モータ733を作動させて、景品取得部6のZ方向移動を開始させる(ステップS2736)。ステップS2738において、景品取得部6のZ方向移動は、上昇する移動である。その次に、制御部15は、上昇停止センサからの上昇移動の停止要求の有無を判断する(ステップS2737)。上昇停止センサからの上昇移動の停止要求があると判断した場合(ステップS2737のYES)、制御部15は、景品取得部6のZ方向の上昇移動を停止させる(ステップS2738)。次いで、制御部15は、第2モータ722及び第1モータ712を順次作動させ、景品投入位置に向けて景品取得部6を移動させる(ステップS2739)。ステップS2739において、制御部15は、景品取得部6のY方向移動及びX方向移動を行わせる。続いて、制御部15は、景品取得部6が景品投入位置に到達したか否かを判断する(ステップS2740)。景品取得部6が景品投入位置に到達したと判断した場合(ステップS2740のYES)、制御部15は、景品取得部6のアーム駆動部を作動させて、一対のアーム61を開かせてから、閉じさせる(ステップS2741)。
ここで、ステップS2735において、一対のアーム61が景品を把持した場合、ステップS2741において、一対のアーム61の開きによって、景品が第1落下口51に落下する。景品が落下した場合、その景品が第2落下口52を通過して、景品収容部11に一時的に収容される。また、景品は、第2落下口52を通過するときに落下検知センサ53によって検知される。よって、各プレイで景品の取得の有無を検知することができる。そして、制御部15は、落下検知センサ53によって送信された景品取得の有無情報に関するプレイ情報を取得し、格納部13に格納して(ステップS2742)、景品取得処理を終了させる。こうして、制御部15は、メイン処理を終了させる。
一方、接近停止センサ7376からの検出信号がないと判断した場合(ステップS2733のNO)、制御部15は、処理をステップS2733へ戻す。上昇停止センサからの上昇移動の停止要求がないと判断した場合(ステップS2737のNO)、制御部15は、処理をステップS2737へ戻す。景品取得部6がZ方向の移動範囲の限界位置にまで移動していないと判断した場合(ステップS2739のNO)、制御部15は、処理をステップS2739に戻す。景品取得部6が景品投入位置に到達していないと判断した場合(ステップS2740のNO)、制御部15は、処理をステップS2740へ戻す。
(ステップS29,S31,S33)
図10の説明に戻る。制御部15は、プレイヤによるリプレイが選択された場合、プレイモードのリプレイ処理を開始し(ステップS29)、プレイヤがリプレイ料金を支払ったか否かを判断する(ステップS31)。プレイヤがリプレイ料金を支払ったと判断した場合(ステップS31のYES)、制御部15は、プレイモードにおけるリプレイ処理を行う(ステップS33)。一方、プレイヤが通常プレイ料金を支払っていないと判断した場合(ステップS31のNO)、制御部15は、処理をS31へ戻し、プレイヤによるリプレイ料金の支払を待つ。
(ステップS33の詳細)
ステップS33において、制御部15は、図16に示すように、まず、リプレイの開始時刻に関するプレイ情報を取得して格納部13に格納する(ステップS331)。次に、制御部15は、格納部13に格納されたプレイ情報を表示部9に表示させて(ステップS332)、プレイヤがプレイ情報から任意一つの情報を選択したか否かを判断する(ステップS333)。プレイヤがプレイ情報から任意一つの情報を選択したと判断した場合(ステップS333のYES)、制御部15は、景品取得部6を選択された情報に対応する点に移動させて、すなわち、景品取得部6の面移動の再現移動を行わせる(ステップS334)。
続いて、制御部15は、プレイヤによる操作部への操作の有無を判断する(ステップS335)。プレイヤによる操作部への操作があると判断した場合(ステップS335のYES)、制御部15は、プレイヤの操作によって入力された移動要求に基づいて、景品取得部6の面移動処理を行い、面移動に関するプレイ情報を取得し、格納部13に格納する(ステップS336)。面移動処理を完了させた後に、景品取得処理を行い、景品取得処理に関するプレイ情報を取得し、格納部13に格納する(ステップS337)。そして、制御部15は、景品取得部6を待機位置へと移動させて(ステップS338)、景品取得部6が待機位置に到着したか否かを判断する(ステップS339)。景品取得部6が待機位置に到着したと判断した場合(ステップS339のYES)、制御部15は、リプレイの終了時刻に関するプレイ情報を取得し、格納部13に格納して(ステップS335)、プレイモードにおけるリプレイ処理を終了させる。
一方、プレイヤがプレイ情報から任意一つの情報を選択していないと判断した場合(ステップS333のNO)、制御部15は、プレイモードにおけるリプレイ処理を終了させる。プレイヤによる操作部への操作があると判断した場合(ステップS335のNO)、制御部15は、処理をステップS337へ進む。景品取得部6が待機位置に到着していないと判断した場合(ステップS339のNO)、制御部15は、処理をステップS339へ戻す。
ここで、ステップS336に係る面移動処理は、ステップS271に係る面移動処理と同様であるため、ステップS336に関する説明を省略する。また、同様に、ステップS337に係る景品取得処理は、ステップS273に係る景品取得処理処理と同様であるため、ステップS337に関する説明を省略する。
(ステップS24及びS26)
図10の説明に戻る。ステップS20において、管理モードが選択されたと判断した場合、制御部15は、管理モードを起動する。次に、制御部15は、管理者による通常プレイが選択された場合、管理モードの通常プレイ処理を開始し(ステップS24)、管理モードにおける通常プレイ処理を行う(ステップS26)。
(ステップS26の詳細)
ステップS26において、制御部15は、図17に示すように、まず、プレイの開始時刻に関するプレイ情報を取得して格納部13に格納する(ステップS261)。次に、制御部15は、景品取得部6の面移動処理を行い、面移動に関するプレイ情報を取得し、格納部13に格納する(ステップS262)。面移動処理を完了させた後に、景品取得処理を行い、景品取得処理に関するプレイ情報を取得し、格納部13に格納する(ステップS263)。続いて、制御部15は、景品取得部6を待機位置へと移動させて(ステップS264)、景品取得部6が待機位置に到着したか否かを判断する(ステップS265)。景品取得部6が待機位置に到着したと判断した場合(ステップS265のYES)、制御部15は、プレイの終了時刻に関するプレイ情報を取得し、格納部13に格納して(ステップS266)、プレイモードにおける通常プレイ処理を終了させる。一方、景品取得部6が待機位置に到着していないと判断した場合(ステップS265のNO)、制御部15は、処理をステップS265へ戻す。
(ステップS262及びS263)
ここで、ステップS262に係る面移動処理と、プレイモードのステップS271に係る面移動処理とは、プレイ情報の格納処理以外の処理が同様であるため、ステップS262に関する説明を省略する。また、同様に、ステップS263に係る景品取得処理と、ステップS273に係る景品取得処理処理とは、プレイ情報の格納処理以外の処理が同様であるため、ステップS263に関する説明を省略する。また、ステップS262及びS263において、プレイ情報は、管理モードに紐づけて格納部13に格納される一方、ステップS271及びS272において、プレイ情報は、プレイモードに紐づけて格納部13に格納される。
(ステップS28及びS30)
図10の説明に戻る。制御部15は、管理者によるリプレイが選択された場合、管理モードのリプレイ処理を開始し(ステップS28)、管理モードにおけるリプレイ処理を行う(ステップS30)。
(ステップS30の詳細)
ステップS30において、制御部15は、図18に示すように、まず、プレイの開始時刻に関するプレイ情報を取得して格納部13に格納する(ステップS301)。次に、制御部15は、格納部13に格納されたプレイ情報を表示部9に表示させて(ステップS302)、管理者が表示されたプレイ情報から任意一つの情報を選択したか否かを判断する(ステップS303)。管理者がプレイ情報から任意一つの情報を選択したと判断した場合(ステップS303のYES)、制御部15は、景品取得部6を選択された情報に対応する点に移動させて、すなわち、景品取得部6の面移動の再現移動を行わせる(ステップS304)。
続いて、制御部15は、景品取得処理を行い、景品取得処理に関するプレイ情報を取得し、格納部13に格納する(ステップS305)。そして、制御部15は、景品取得部6を待機位置へと移動させて(ステップS306)、景品取得部6が待機位置に到着したか否かを判断する(ステップS307)。景品取得部6が待機位置に到着したと判断した場合(ステップS307のYES)、制御部15は、リプレイの終了時刻に関するプレイ情報を取得し、格納部13に格納して(ステップS308)、処理をステップS303へ戻す。
一方、管理者がプレイ情報から任意一つの情報を選択していないと判断した場合(ステップS303のNO)、制御部15は、管理モードにおけるリプレイ処理を終了させて、メイン処理を終了させる。
(ステップS305)
ここで、ステップS305に係る景品取得処理と、ステップS273に係る景品取得処理処理とは、プレイ情報の格納処理以外の処理が同様であるため、ステップS305に関する説明を省略する。また、ステップS305において、プレイ情報は、管理モードに紐づけて格納部13に格納される一方、ステップS272において、プレイ情報は、プレイモードに紐づけて格納部13に格納される。
以上説明した実施形態に係る景品取得ゲーム装置1においては、ゲーム空間Sを有し、景品をゲーム空間Sに収容して展示する景品展示部3と、景品を取得するための、ゲーム空間Sに移動可能に設けられた景品取得部6と、景品取得部6の移動を制御する制御部15と、景品取得部6のゲーム空間Sにおける過去移動の移動情報を格納する格納部13と、を備え、制御部15は、格納部13に格納された移動情報に基づいて、景品取得部6の移動を制御できるように構成されている。その結果、景品取得部6の過去の移動にかかる移動情報を活用して景品取得部6を移動させることができる。具体的には、かかる構成を採用すると、景品取得部6の過去の移動情報に基づいて景品取得部6を移動させることにより、景品取得ゲーム装置1を管理する管理者が再現性をもって景品取得部6を操作することが可能となり、景品の取得可能性を考慮して景品を配置する等の管理を正確かつ容易に行うことができる。また、景品取得ゲーム装置1を使用するプレイヤが再現性をもって景品取得部6を操作することが可能となり、もう少しで景品が取得できそうな場合のリプレイを促進する等して趣向性を高めることができる。
また、以上説明した実施形態に係る景品取得ゲーム装置1においては、制御部15は、ユーザによって入力された移動要求に基づいて、景品取得部6をゲーム空間S内の所定の面601において、少なくとも第1方向における第1移動の一例であるX方向移動及び/又は第2方向における第2移動の一例であるY移動を含む面移動を行わせることと、面移動を行わせた後に、景品取得部6を景品に近づく第3方向に沿う第3移動の一例であるZ方向下降方向の接近移動をさせることと、を行うことができる。その結果、容易に景品取得部6の移動の再現に使用される座標情報を取得することができる。
また、以上説明した実施形態に係る景品取得ゲーム装置1においては、移動情報は、景品取得部6の過去移動に対応する移動経路上の所定の点として、面移動が行われた後かつZ方向下降方向の接近移動が行われる前の、景品取得部6の位置である接近開始点の座標情報、及び/又は、景品取得部6が所定の面601において複数の方向に移動した場合、複数の方向における移動の方向変更点の座標情報を含み、制御部15は、座標情報を参照して、景品取得部6を方向変更点又は接近開始点に移動させることができる。その結果、景品取得部6の再現移動を容易かつ正確に行わせることができる。
また、以上説明した実施形態に係る景品取得ゲーム装置1においては、移動情報は、景品取得部6の過去移動に対応する移動経路上の所定の点の座標情報を含み、制御部15は、座標情報を参照して、景品取得部6を所定の点に移動させることができる。その結果、景品取得部6の過去移動の再現を実現できる。
また、以上説明した実施形態に係る景品取得ゲーム装置1においては、制御部15は、所定の点に移動させた後に、ユーザからの移動要求に基づいて景品取得部6を移動させることができる。その結果、景品取得部6の過去移動を再現させた上で、景品取得部6の位置をさらに調整することで、プレイヤがより好ましい位置から景品取得ゲームを行うことを実現できる。
また、以上説明した実施形態に係る景品取得ゲーム装置1においては、移動情報は、所定の点の座標情報として、複数の点の座標情報を含み、制御部15は、景品取得部6を、ユーザによって複数の点から選択された一の点に移動させることができる。その結果、ユーザの希望に沿う景品取得部6の移動を再現できる。
また、以上説明した実施形態に係る景品取得ゲーム装置1において、座標情報は、景品取得部6の待機位置を原点とした座標空間における座標情報であり、座標情報には、待機位置、景品取得部6が移動できる移動範囲、及び景品取得部6が取得した景品を落下させる景品投入位置のそれぞれの座標空間における座標情報を含み、景品取得部6の待機位置、移動範囲、及び景品投入位置は、景品取得ゲーム装置1の管理者が景品取得部6を手動で移動させることによって指定されたものである。その結果、容易に原点の座標及び原点の座標に基づく他の座標を取得することができる。
また、以上説明した実施形態に係る景品取得ゲーム装置1においては、移動情報は、景品取得部6の移動範囲情報を含み、制御部15は、景品取得部6が移動範囲情報に定められた移動範囲内で移動するように制御することができる。その結果、景品取得部6の定められた移動範囲内の移動を実現できる。
また、以上説明した実施形態に係る景品取得ゲーム装置1においては、景品取得部6を操作する操作部8をさらに備え、移動情報は、景品取得ゲーム装置1の管理者が景品取得部6を手動で移動させる方法である第1方法、又は、制御部15が、管理者又は景品取得ゲーム装置1のプレイヤが操作部8を操作することによって入力された移動要求に基づいて移動させる方法である第2方法によって行われた過去移動に対応する情報である。その結果、景品取得部6の定められた移動範囲内の移動を実現できる。
また、以上説明した実施形態に係る景品取得ゲーム装置1においては、景品取得部6を駆動する駆動部7をさらに備え、駆動部7には、景品取得部6の位置を検知する位置センサ及びエンコーダが設けられており、移動情報は、位置センサに基づいて取得された情報である。その結果、移動範囲情報を簡単かつ正確に取得されることができる。
また、以上説明した実施形態に係る景品取得ゲーム装置1においては、制御部15は、複数のプレイの各々について、移動情報と各プレイのプレイ履歴とを含むプレイ情報を出力するように構成され、プレイ履歴は、各プレイが行われた時刻と、各プレイに対応する景品取得の有無と、のうちの少なくとも一つを含む。その結果、同一人判断によって、各プレイヤに紐づいたプレイ情報を正確に出力することができる。
また、以上説明した実施形態に係る景品取得ゲーム装置1においては、制御部15は、複数のプレイの各々に対応するプレイヤが同一人であるか否かを判断し、同一人と判断した場合、複数のプレイの各々に対応するプレイ情報を当該プレイヤに紐づけて出力するように構成されている。その結果、同一人判断によって、各プレイヤに紐づいたプレイ情報を正確に出力することができる。
また、以上説明した実施形態に係る景品取得ゲーム装置1においては、制御部15は、プレイ履歴に基づいてプレイ情報の出力順を変更するように構成されている。その結果、管理者及びプレイヤが確認又は利用する可能性の高いプレイ情報を優先的に表示することができると。
また、以上説明した実施形態に係る景品取得ゲーム装置1においては、表示部9をさらに備え、制御部15は、表示部9において、移動情報に対応する記号を、ゲーム空間Sを表す画像上の移動情報に対応する位置にプロットするように構成されている。その結果、プレイヤに紐づいたプレイ情報を容易に確認することができる。
また、本発明は、上述した実施形態に限定されるものではなく、上述した形態に当業者が適宜設計変更を加えたものも、本発明の特徴を備えている限り、本発明の範囲に包含される。すなわち、上述した実施形態が備える各要素及びその配置、材料、条件、形状、サイズ等は、例示したものに限定されるわけではなく適宜変更することができる。また、上述した実施形態が備える各要素は、技術的に可能な限りにおいて組み合わせることができ、これらを組み合わせたものも本発明の特徴を含む限り本発明の範囲に包含される。
1…景品取得ゲーム装置
3…景品展示部
6…景品取得部
8…操作部
9…表示部
13…格納部
15…制御部
601…所定の面

Claims (11)

  1. ゲーム空間を有し、景品を前記ゲーム空間に収容して展示する景品展示部と、
    前記景品を取得するための、前記ゲーム空間に移動可能に設けられた景品取得部と、
    前記景品取得部の移動を制御する制御部と、
    前記景品取得部の前記ゲーム空間における過去移動の移動情報を格納する格納部と、
    を備え、
    前記移動情報は、前記景品取得部の前記過去移動に対応する移動経路上の所定の点の座標情報として、複数の点の座標情報を含み、
    前記制御部は、前記格納部に格納された移動情報に基づいて、前記景品取得部を、ユーザによって前記複数の点から選択された一の点に移動させることができる、
    景品取得ゲーム装置。
  2. 前記制御部は、
    ユーザによって入力された移動要求に基づいて、前記景品取得部を前記ゲーム空間内の所定の面において、少なくとも第1方向における第1移動及び/又は第2方向における第2移動を含む面移動を行わせることと、
    前記面移動を行わせた後に、前記景品取得部を景品に近づく第3方向に沿う第3移動をさせることと、
    を行うように構成される、
    請求項1に記載の景品取得ゲーム装置。
  3. 前記移動情報は、前記景品取得部の前記過去移動に対応する移動経路上の所定の点として、前記面移動が行われた後かつ前記第3移動が行われる前の、前記景品取得部の位置である接近開始点の座標情報、及び/又は、前記景品取得部が前記所定の面において複数の方向に移動した場合、前記複数の方向における移動の方向変更点の座標情報を含み、
    前記制御部は、前記座標情報を参照して、前記景品取得部を前記方向変更点又は前記接近開始点に移動させることができる、
    請求項に記載の景品取得ゲーム装置。
  4. 前記制御部は、
    前記所定の点に移動させた後に、ユーザからの移動要求に基づいて前記景品取得部を移動させることができる、
    請求項1に記載の景品取得ゲーム装置。
  5. 前記座標情報は、前記景品取得部の待機位置を原点とした座標空間における座標情報であり、
    前記座標情報には、前記待機位置、前記景品取得部が移動できる移動範囲、及び前記景品取得部が取得した景品を落下させる景品投入位置のそれぞれの前記座標空間における座標情報を含み、
    前記待機位置、前記移動範囲、及び前記景品投入位置は、前記景品取得ゲーム装置の管理者が前記景品取得部を手動で移動させることによって指定される、
    請求項1に記載の景品取得ゲーム装置。
  6. 前記移動情報は、前記景品取得部の移動範囲情報を含み、
    前記制御部は、前記景品取得部が前記移動範囲情報に定められた移動範囲内で移動するように制御する、
    請求項1に記載の景品取得ゲーム装置。
  7. 前記景品取得部を操作する操作部をさらに備え、
    前記移動情報は、前記景品取得ゲーム装置の管理者が前記景品取得部を手動で移動させる方法である第1方法、又は、前記制御部が、前記管理者又は前記景品取得ゲーム装置のプレイヤが前記操作部を操作することによって入力された移動要求に基づいて移動させる方法である第2方法によって行われた過去移動に対応する情報である、
    請求項1に記載の景品取得ゲーム装置。
  8. 前記景品取得部を駆動する駆動部をさらに備え、
    前記駆動部には、前記景品取得部の位置を検知する、位置センサ及び/又はエンコーダが設けられており、
    前記移動情報は、前記位置センサに基づいて取得された情報である、
    請求項1に記載の景品取得ゲーム装置。
  9. ゲーム空間を有し、景品を前記ゲーム空間に収容して展示する景品展示部と、
    前記景品を取得するための、前記ゲーム空間に移動可能に設けられた景品取得部と、
    前記景品取得部の移動を制御する制御部と、
    前記景品取得部の前記ゲーム空間における過去移動の移動情報を格納する格納部と、
    を備え、
    前記制御部は、前記格納部に格納された移動情報に基づいて、前記景品取得部の移動を制御することと、複数のプレイの各々について、前記移動情報と各プレイのプレイ履歴とを含むプレイ情報を前記格納部に出力することと、前記プレイ履歴に基づいて前記プレイ情報の出力順を変更することと、を行うように構成される、
    景品取得ゲーム装置。
  10. ゲーム空間を有し、景品を前記ゲーム空間に収容して展示する景品展示部と、
    前記景品を取得するための、前記ゲーム空間に移動可能に設けられた景品取得部と、
    前記景品取得部の移動を制御する制御部と、
    前記景品取得部の前記ゲーム空間における過去移動の移動情報を格納する格納部と、
    表示部と、
    を備え、
    前記制御部は、前記格納部に格納された移動情報に基づいて、前記景品取得部の移動を制御することと、複数のプレイの各々について、前記移動情報と各プレイのプレイ履歴とを含むプレイ情報を前記格納部に出力することと、前記表示部において、前記移動情報に対応する記号を、前記ゲーム空間を表す画像上の前記移動情報に対応する位置にプロットすることと、を行うように構成される、
    景品取得ゲーム装置。
  11. 前記制御部は、
    複数のプレイの各々に対応するプレイヤが同一人であるか否かを判断することと、
    同一人と判断した場合、前記複数のプレイの各々に対応する前記プレイ情報を当該プレイヤに紐づけて出力するように構成される、
    請求項9又は10に記載の景品取得ゲーム装置。
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