JP2017118993A - 景品つかみ取り装置 - Google Patents

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健造 山崎
Kenzo Yamazaki
健造 山崎
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Abstract

【課題】 遊戯者に自由度の高い操作性を与えることができ、景品を獲得するまでの緊張感が高く、遊戯者の気持ちを高揚させ遊戯意欲を高めることができる景品つかみ取り装置を提供する。
【解決手段】 本発明の景品つかみ取り装置100は、景品を把持するためのつかみ取り部材10と、前記つかみ取り部材を支持する機台8と、前記景品を収納する景品収納部を備えた景品つかみ取り装置において、前記つかみ取り部材10は、竿6と、景品を把持するための開閉可能なキャッチャー部3と、前記竿6に取り付けられ前記キャッチャー部3の移動開閉指示するための竿操作部1とを設けたことを特徴とする。
【選択図】 図1

Description

本発明は、釣竿を利用して景品を釣り上げる景品つかみ取り装置に関するものである。
従来、景品つかみ取り装置としてクレーンゲーム機が広く知られている。クレーンゲーム機は、ケース内に複数の景品が山積みされており、この山積みされた中からキャッチャー部を操作することで景品を取得することができる。通常、クレーンゲーム機では、ケース外部に設けられたボタンやハンドル等の操作部を操作することによってキャッチャー部を景品の上方位置に移動させた後、キャッチャー部を下降させて景品を把持し、再度上昇させて景品払い出し口まで移動させる。
クレーンゲーム機のようなキャッチャー部を有するゲーム機は、熱心なゲーム愛好者の間で景品を獲得するための数々の攻略法(例えばキャッチャー部を使用して景品をスライドさせたり、キャッチャー部のアームを景品の箱や紐にひっかけたりすることで景品を獲得する等)が存在し、このような数々の攻略法が熱心なゲーム愛好者の気持ちを高揚させて遊戯意欲を高めている。
しかしながら、攻略法を知らない一般の遊戯者にとっては、ケース外部にある操作部を操作してケース内の景品の上にキャッチャー部の位置を合わせるだけのゲームであるため、操作アクションが少なく面白みに欠け、景品を獲得するまでの緊張感が薄く、短時間で飽きてしまうといった問題があった。
上述の問題点を解決するために、生活の中での各種娯楽を模擬的に体験することで面白みを高めた景品つかみ取り装置、例えば魚釣りを模擬的に体験できる景品つかみ取り装置が開発されている。
特許文献1は、水面で浮遊する遊戯体を釣り上げるゲーム機に関するものであり、前記ゲーム機は水流が発生している水槽と、前記水槽内で浮遊する模型の魚と、模型の魚を釣り上げるためのリールとを備え、操作ボタンを押下することでリールの先端に設けられたボール(磁石)が下降し、前記水槽内を浮遊する模型の魚の先端部に設けられた金属球と接着し、模型の魚を釣り上げることが可能であり(その請求項1、その段落0008、その段落0010)、模型の魚が水面上を移動するため操作ボタンを操作するタイミングを見計らうのが困難となり、いっそう楽しくゲームを行うことができる(その段落0012)、と記載されている。
また特許文献2は、景品釣上ゲーム装置に関するもので、操作スイッチを備えた機台と、景品が載せられ機台上で回転するターンテーブルと、先端に景品釣上げ具が設けられた釣竿を持った人形を備え、操作者が操作スイッチを押下することによって人形の腕が下がり、前記景品釣上げ具によって景品を釣上げることが可能であり(その請求項1、その段落0018)、釣り人に似せた人形が釣竿を上下左右に振り動かすため、これらの動作が見ていて楽しい(その段落0006)、と記載されている。
さらに特許文献3は、電磁石を移動させてゲームを行うゲーム装置に関するものであり、水流が生じた水槽と、魚を模倣した帯磁性の標的と、電磁石とリールの形状をした人力発電機を有した釣竿を備え、リールを回転させることによって電気が生じ電磁石により帯磁性の標的を釣り上げることが可能であり(その請求項1、その段落0013)、変化に富み、プレーヤーを飽きさせない息の長いゲームを提供することができる(その段落0027)、と記載されている。
特開2002−045564号公報 実開平05−091783号公報 特開平11−033216号公報
しかしながら特許文献1の水面で浮遊する遊戯体を釣り上げるゲーム機に関するものは、遊戯体が水面を浮遊しているため、従来のクレームゲーム機より面白みのあるゲーム機となっているが、実際に遊戯者が竿を操作して釣り上げるものではないため、臨場感が薄く、遊戯者を楽しませるためにはさらなる改良が必要である。
また特許文献2の景品釣上げゲーム装置に関するものは、景品を載せたターンテーブルが回転するため、景品を釣り上げることが相当難しく技術を有するため、遊戯者が短時間でゲームに飽きるということはないが、魚釣りを模擬的に体験させて遊戯者を楽しませるという発想には至っていない。
そして、特許文献3の電磁石を移動させてゲームを行うゲーム装置に関するものは、電磁石とリールの形状をした人力発電機を有した釣竿を備えており、遊戯者自身の発電した電気を利用するという斬新なゲーム装置であるが、リールを発電機として使用しており、本来の用途である釣糸を巻き取るために利用していないため、遊戯者は魚釣りを模擬的に体験しているという感覚になり難い。
さらに特許文献1,2,3に共通した課題であるが、ゲーム装置がキャッチャー部を有しないため、従来のクレーンゲーム機とは全く異なる遊戯装置となっており、従来のクレーンゲーム機を好むゲーム愛好者にとっては攻略法を使用できず従来のクレーンゲーム機と同様に熱心にゲーム機を使用してもらえない可能性がある。
そこで本発明の景品つかみ取り装置は、釣竿を模倣した竿と、景品を把持するための開閉可能なキャッチャー部と、前記キャッチャー部の移動開閉指示するための竿操作部を設けたつかみ取り部材を備え、遊戯者が竿を上下左右に動かしたり、前記竿操作部に設けられた手動ハンドルを遊戯者が回転させることで、竿やキャッチャー部を自由に移動することができ、遊戯者に自由度の高い操作性を与え、遊戯意欲を高めることが可能な景品つかみ取り装置を提供する。
また本発明の景品つかみ取り装置は、キャッチャー部が景品を把持した場合に魚が針にかかった時のような振動を前記竿に伝えるための振動駆動部を設けることで、実際の魚釣りの状況に近い擬似体験を遊戯者に与えることができ、面白みのあるつかみ取り装置を提供することが可能となる。
そして本発明の景品つかみ取り装置は、ワイヤーの先端に従来のクレーンゲーム機と同様のキャッチャー部を取り付けることで、従来のクレーンゲーム機を好む熱心なゲーム愛好者にとっても受け入れやすく従来の攻略法と同様の攻略法を使用して本発明のつかみ取り装置を遊んでもらうことができ、不特定多数の幅の広い遊戯者を楽しませるつかみ取り装置を提供することが可能となる。
さらに従来と同様のキャッチャー部を前記景品つかみ取り装置に取り付けることでキャッチャー部を制御するための制御部とキャッチャー部を接続する接続線が必要となるが、景品つかみ取り装置を操作するうえで前記接続線が邪魔になるという問題点が発生する。よって、接続線が邪魔にならないように接続線を前記ワイヤーと連動して繰り出しおよび巻き取りを行うようにしたことで、接続線が撓んだり緩んだりすることなく、遊戯者が景品つかみ取り装置を使用することが可能となる。
本発明の景品つかみ取り装置は、景品を把持するためのつかみ取り部材と、前記つかみ取り部材を支持する機台と、前記景品を収納する景品収納部を備えた景品つかみ取り装置において、前記つかみ取り部材は、釣竿を模倣した竿と、景品を把持するための開閉可能なキャッチャー部と、前記竿に取り付けられ前記キャッチャー部を移動開閉指示するための竿操作部とを設けたことを特徴とする。
本発明によれば、遊戯者が釣竿を模倣した竿を使用し、竿操作部を操作することによってキャッチャー部の上下動作や開閉動作を行うことが可能であるため、景品を獲得するまでの操作方法が多種多様で、遊戯者を飽きさせることがない景品つかみ取り装置を提供することが可能である。
ここで、「移動開閉指示」とは、竿操作部に設けられた入力部にあるつかむボタンと放すボタンを押下してつかみ取り部材に指示するものであり、前記つかむボタンを押下すると、ワイヤーが自動的に繰り出されてキャッチャー部が下降し、その後前記キャッチャー部のアームを開閉し、次にワイヤーが自動的に巻き取られて前記キャッチャー部が上昇する。また前記放すボタンを押下すると、前記キャッチャー部のアームを開閉する。
本発明の景品つかみ取り装置は、一端が前記キャッチャー部に取り付けられたワイヤーと、前記キャッチャー部を制御するための接続線が設けられ、前記ワイヤーおよび前記接続線は前記竿に沿って伸長していることを特徴とする。
また本発明の景品つかみ取り装置は、前記接続線が前記ワイヤーと連動して繰り出しおよび巻き取りが行われることを特徴とする
そして本発明の景品つかみ取り装置は、前記つかみ取り部材には前記ワイヤーおよび/または前記接続線の繰り出しおよび巻き取りを行うワイヤー駆動部が設けられ、前記ワイヤー駆動部は前記竿操作部からの移動開閉指示により、前記ワイヤーおよび/または前記接続線の繰り出しまたは巻き取りを行うことを特徴とする。
本発明によれば、遊戯者は竿操作部からの移動開閉指示により自動でワイヤーや接続線の繰り出しおよび巻き取り、キャッチャー部の開閉指示を行うことができるため、移動開閉指示の操作が、遊戯者にとってあたかも実際の釣竿の電動リールを操作しているような感覚で操作可能で、遊戯者は実際の魚釣りの状況に近い擬似体験して楽しむことが可能となる。
また本発明によれば、接続線をワイヤーと連動して繰り出しおよび巻き取りが行われるようにしたため、遊戯者は前記接続線が竿の操作に全く邪魔になることがなく、快適に遊戯することが可能となる。
本発明は、前記竿操作部に前記竿操作部および前記竿を振動させるための振動駆動部が設けられていることを特徴とする。
また本発明は、前記キャッチャー部に景品を把持したことを検出する接触検出部が設けられ、前記振動駆動部は前記接触検出部が景品を把持したことを検出した場合に振動させることを特徴とする。
本発明によれば、キャッチャー部に景品を把持したことを検出する接触検出部が設けられ、前記接触検出部が検出した場合に前記竿操作部に設けられた振動駆動部が振動するため、キャッチャー部が景品を把持した場合に、あたかも魚が釣竿にかかった際に竿に伝わる振動を遊戯者が擬似体験することが可能となり、つかみ取り装置の面白みが増し、遊戯者の遊戯意欲を高めることが可能となる。
本発明は、前記竿操作部に前記ワイヤーの繰り出しおよび巻き取りを手動で行うための手動ハンドルが設けられていることを特徴とする。
本発明によれば、さらに竿操作部に設けられた手動ハンドルによって、手動でワイヤーを繰り出しおよび巻き取りが可能であるため、遊戯者は自動操作と手動操作を使い分けながらキャッチャー部を上下に移動させ、自由な操作で楽しみながら景品を獲得することができる。
また竿操作部の手動ハンドルや移動開閉指示の操作が、遊戯者にとってあたかも実際の釣竿の電動リールを操作しているような感覚で操作可能であるため、遊戯者は実際の魚釣りの状況に近い擬似体験して楽しむことが可能となる。
本発明は、前記キャッチャー部に前記竿操作部からの移動開閉指示により開閉するアームが設けられていることを特徴とする。
本発明によれば、従来のクレーンゲーム機に使用されているものと同様の開閉するアームを設けたキャッチャー部を使用しているため、従来のクレーンゲーム機を好む熱心なゲーム愛好者にとっても受け入れやすく従来の攻略法と同様の攻略法を使用して本発明のつかみ取り装置を楽しんでもらうことが可能となる。
本発明は、前記機台に前記つかみ取り部材を上下左右に回転可能に支持する竿回転部が設けられていることを特徴とする。
本発明によれば、前記機台に前記つかみ取り部材を上下左右に回転可能に支持する竿回転部を設けたため、遊戯者が竿を上下左右自由に操作することが可能であり、遊戯者に自由度の高い操作性を与え、面白みのある景品つかみ取り装置を提供することが可能となる。
本発明は、前記景品収納部または前記機台に景品の盗難を防止するための網が設けられていることを特徴とする。
本発明によれば、前記景品収納部または前記機台に景品の盗難を防止するための網が設けられているため、前記景品収納部の上部が開放された状態の筐体であっても、景品が盗まれる等の犯罪を防止することが可能となる。
このように遊戯者は前記竿を上下左右に動かしたり、前記手動ハンドルを回転してワイヤーを繰り出したり巻き取ることが可能であるため、遊戯者に自由度の高い操作性を与えることができ、景品を獲得するまでの緊張感が高く、遊戯者の気持ちを高揚させ遊戯意欲を高めることができる。
また、キャッチャー部が景品を把持した場合に魚が針にかかった時のような振動が前記竿に伝わるため、実際の魚釣りの状況に近い体験を遊戯者に与えることができ、面白みのあるつかみ取り装置を提供することが可能となる。
さらに、前記ワイヤーの先端には従来のクレーンゲーム機と同様のキャッチャー部が取り付けられているため、従来のクレーンゲーム機を好む熱心なゲーム愛好者にとっても受け入れやすく従来の攻略法と同様の攻略法を使用して本発明のつかみ取り装置を遊んでもらうことができ、不特定多数の幅の広い遊戯者を楽しませるつかみ取り装置を提供することが可能となる。
そして、キャッチャー部を制御するための制御部とキャッチャー部を接続する接続線が操作の邪魔にならないように、前記接続線を前記ワイヤーと連動して繰り出しおよび巻き取りを行うようにしたことで、接続線が撓んだり緩んだりすることなく、遊戯者が景品つかみ取り装置を使用することが可能となる。
本発明の第1の実施形態である景品つかみ取り装置100を示す全体斜視図である。 上記実施形態における景品つかみ取り装置100を示す側面図である。 上記実施形態における景品つかみ取り装置100の機能構成を示すブロック図である。 上記実施形態におけるつかみ取り部材10の竿操作部1を示す正面図である。 上記実施形態におけるつかみ取り部材10の竿回転部4を示す斜視図である。 つかむボタン押下時の景品つかみ取り装置100の処理を表すフローチャートである。 放すボタン押下時の景品つかみ取り装置100の処理を表すフローチャートである。 接触検出部が検知された場合の処理を表すフローチャートである。 遊戯者が上記実施形態における景品つかみ取り装置100を操作する場合の処理を表すフローチャートである。 上記実施形態における景品つかみ取り装置100を複数並べた状態を示す斜視図である。 本発明の第2の実施形態である景品つかみ取り装置200を示す全体斜視図である。 上記実施形態における景品つかみ取り装置200を示す側面図である。 上記実施形態におけるつかみ取り部材10の竿操作部1を示す正面図である。 上記実施形態における竿操作部1内のスプール27を示す模式図(ワイヤー7と接続線284が巻回された状態)である。 上記実施形態における竿操作部1内のスプール27を示す模式図(ワイヤー7と接続線284が繰り出された状態)である。 本発明の第3の実施形態である景品つかみ取り装置300を示す全体斜視図である。 本発明の実施形態である竿6を示す側面図であり、(a)は竿6を伸ばした状態の側面図、(b)は竿6を縮めた状態の側面図である。
本発明を適用した具体的な実施の形態について、図面を参照しながら以下、詳細に説明する。
(第1の実施の形態)
図1は本発明の第1の実施形態である景品つかみ取り装置100を示す全体斜視図であり、図2は上記実施形態における景品つかみ取り装置100を示す側面図である。図3は上記実施形態における景品つかみ取り装置100の機能構成を示すブロック図であり、図17は、本発明の実施形態である竿6を示す側面図であり、(a)は竿6を伸ばした状態の側面図、(b)は竿6を縮めた状態の側面図である。
本発明の景品つかみ取り装置100は、景品9が収納された景品収納部5と、景品収納部5と隣接して設けられた機台8と、前記機台8に支持されたつかみ取り部10がゲームセンター等の遊戯場所に設置されている。
前記景品収納部5は景品9を収納可能なエリアであり、多数の景品9が山積みにされていて、遊戯者は景品収納部5の景品9を前記つかみ取り部材10によって外部に取り出すことが可能な筐体であり、景品払出口51と、景品台52と、前記景品払出口51と前記景品台52の周囲3面を囲む景品収納壁53から構成される。
前記景品払出口51は、景品9を前記景品収納部5から外部に払い出すためのものであり、前記景品台52の高さの位置から下方へ傾斜した斜面をもち、前記機台8の景品取出通路82と景品取出口81に連通している。
前記景品台52は、景品9を載せる台であり、前記景品払出口51と連結されている。
前記景品収納壁53は、前記景品台52と前記景品払出口51の周りを囲むための壁であり、隣接して設けられる前記機台8側の側面を除いて3方を囲んでいる。前記景品収納壁53は景品9が見やすいように透明もしくは半透明の素材で形成されていてもよい。
前記景品収容部5は、複数の機台8を円周状もしくは長方形状に並べて配置し、前記複数の機台8で囲まれた中心箇所に前記景品収容部5を配置してもよいし、前記複数の機台8を直線状に並べて前記機台8の景品取出通路82側に前記景品収容部5を隣接して配置してもよい(図10)。また前記景品収容部5の上面もしくは前記機台8に、前記つかみ取り部材10の動作に邪魔にならないように景品9の盗難を防止するための網24を設けてもよい。
前記機台8は前記つかみ取り部材10を上面に支持する筐体であり、前記機台8の下部には景品取出通路82と、景品取出口81が設けられている。前記つかみ取り部材10によって景品9が前記景品払出口51に落下されることにより、景品9が前記景品取出通路82を通って前記景品取出口81から景品9を取り出すことができる。また前記景品9を前記キャッチャー部3でつかんだ後に前記機台8の上にそのまま置いて景品を取ることも可能である。
また前記機台8の内部には制御部83が設けられている。前記制御部83は前記景品つかみ取り装置100の全体の制御を行うもので、プロセッサやメモリ等で構成され、前記メモリに記憶された各種プログラムを実行することによって各種機能を制御する。前記制御部83は、ワイヤー駆動部14、アーム開閉駆動部31、振動駆動部13、接触検出部32、着地検出部641、入力部11(つかむボタン111、放すボタン112)に接続され、前記ワイヤー駆動部14の駆動および停止の指令や、前記アーム開閉駆動部31へのアーム33,33の開閉指令、前記振動駆動部13の駆動および停止の指令、前記接触検出部32の接触検知信号の受信、着地検出部641の緩み検出信号の受信を行う。また入力部11からの操作指示(つかむ操作指示信号、放す操作指示信号)を受けて、前記ワイヤー駆動部14の駆動および停止や、前記アーム開閉駆動部31の開閉指令を行う。
前記制御部83と、ワイヤー駆動部14、アーム開閉駆動部31、振動駆動部13、接触検出部32、着地検出部641、入力部11(つかむボタン111、放すボタン112)との接続線84は図1、図2に示されるように前記つかみ取り部材10の竿6に沿うように配置し、前記竿6、キャッチャー部3、ワイヤー7等の動作に邪魔にならない箇所に配置する。またキャッチャー部3が前記景品収納部5を下降しても問題がないように充分な長さとする。
また前記機台8の下部前面には、コイン投入口21、コイン返却口22、ゲーム実行中の効果音や説明音声などを出力するスピーカ23等が設けられている(図1)。
前記つかみ取り部材10は釣竿を模倣した竿を遊戯者が手動で左右上下に動かしたり、ワイヤーを手動で繰り出したり巻き取ることで魚釣りをするように景品を獲得することが可能な部材であり、釣竿を模倣した竿6と、前記竿把持部61に取り付けられた竿操作部1と、前記竿操作部1に収納され、前記竿操作部1、竿中心部62、竿先端部64に沿って伸長したワイヤー7と、前記ワイヤー7の先端に取り付けられたキャッチャー部3から構成される。
前記竿6は、本物の釣竿を模倣した形状で、遊戯者が前記竿6を手動で操作することによって、前記キャッチャー部3を獲得したい景品9の上に配置したり、機台8に設けられた前記景品取出誘導口51の上まで移動したりするためのものであり、竿把持部61と竿中心部62と竿先端部64とワイヤーガイド部63から構成される。
前記竿6は、断面が円柱状で長尺に形成されており、前記竿把持部61から竿中心部62、竿先端部64に向かって徐々に細くなるように形成されている。
前記竿6の材質は、スチール、カーボン繊維を編みこんだ高弾性カーボン、低弾性カーボン、ガラス繊維またはホウ素繊維等の少なくとも1種以上を使用して形成されており、前記ワイヤー7の先端に前記キャッチャー部3を支持していても前記竿6が折れることがない強度の高い材質で形成される。
また、前記竿6は長手方向に伸縮するように形成してもよい(図17)。
前記竿把持部61は、前記竿6を遊戯者が握るためのグリップであり、一端には竿中心部62が設けられており、他端には竿回転部4が固定される。また竿把持部61の中心部には前記竿操作部1が取り付けられている。前記竿把持部61は遊戯者が握って操作しやすいように、コルクやEVA等の素材で竿把持部61の周囲全体もしくは竿操作部1の取付箇所を除いた箇所を包んで使用してもよいし、前記キャッチャー部3の重みで前記竿先端部64が下方に下がることがないように竿把持部61の他端におもりを装着してもよい。
前記ワイヤーガイド部63は、前記竿操作部1に収納されている前記ワイヤー7を通すためのリング状の金具であり、前記竿中心部62と前記竿先端部64に所定間隔で複数固定されている。
また前記竿先端部64には、前記ワイヤー7の緩みを検知することにより、前記ワイヤー7の繰り出しを停止し、前記キャッチャー部3の下降を制限するための着地検出部641が設けられている。
前記着地検出部641は、前記ワイヤー7の緩みを検出することで前記キャッチャー部3が前記景品収納部5の景品9もしくは前記景品収納部5の下面に接触したことを検知するセンサであり、前記制御部83と接続されている。前記着地検出部641が前記ワイヤー7の緩みを検出すると、前記制御部83に緩み検出信号を送信する。前記制御部83は、前記着地検出部641から緩み検出信号を受信すると、前記ワイヤー駆動部14に対して停止指令を行い、前記ワイヤー駆動部15を停止する。前記ワイヤー駆動部14が停止することで、前記ワイヤー7の繰り出しが停止され、前記キャッチャー部3の移動が停止する。
前記ワイヤー7は、一端が前記竿操作部1内のスプール17に旋回されて固定されており、他端は前記竿操作部1から引き出され、竿中心部62と竿先端部64に設けられているワイヤーガイド部63に通されて、前記キャッチャー部3の上端に固定されている。前記ワイヤー7は前記スプール17が回転することにより、繰り出しおよび巻き取られることが可能で、前記ワイヤー7が繰り出されると前記キャッチャー部3が前記景品収納部5内を下降し、前記ワイヤー7が巻き取られることにより前記キャッチャー部3が前記景品収納部5内を上昇する。
図5は上記実施形態におけるつかみ取り部材10の竿回転部4を示す斜視図である。
前記竿回転部4は、前記竿6を遊戯者が手動で上下左右に回転させ、動かすことを可能とする支持部材であり、前記機台8に取り付けられて前記竿6を支持するとともに、前記竿把持部61の他端が前記竿回転部4に取り付けられる。前記竿6の上下の回転角度は前記機台8の上面と前記竿6が平行である場合を0度とした場合に、0度から90度の範囲に設定する。上下の回転角度の下限値を設定することによって、遊戯者が前記竿6を手動で上下に操作した場合に、前記キャッチャー部3が前記景品収納部5の下面にぶつかって破損するのを防ぐことができる。
また前記竿6の左右の回転角度の範囲は適宜設定でき、左右の回転角度の範囲を設定することで、隣の遊戯者が使用しているつかみ取り部材とぶつかって破損することを防ぎ、また隣の遊戯者の邪魔にならない範囲で遊ぶことが可能となる。
前記キャッチャー部3は、景品を把持および放すことで前記景品払出口51から景品を外部に取り出すことが可能な部材であり、前記ワイヤー7の先端部に固定され、前記ワイヤー7が繰り出されると前記キャッチャー部3は下方に移動し、前記ワイヤー7が巻き取られると前記キャッチャー部3は上方に移動する。
前記キャッチャー部3は、一対のアーム33,33と、前記アーム33の開閉駆動を行うアーム開閉駆動部31と、前記アーム33に設けられた接触検出部32から構成される。
前記一対のアーム33,33は、景品を把持するための2本の把持爪であり、前記キャッチャー部3の下部に設けられ、前記一対のアーム33,33が閉じることによって景品9を把持し、前記一対のアーム33,33が開くことによって景品9を放すことが可能となる。前記アーム33は、3本や4本で構成されていてもよい。
前記アーム開閉駆動部31は、前記一対のアーム33,33を開閉駆動する機構であり、前記キャッチャー部3の上部に設けられる。前記アーム開閉駆動部31は、前記制御部83の指令により、前記一対のアーム33,33の開閉を行う。
前記接触検出部32は、前記接触検出部32が景品9に接触すると、接触を感知することが可能なタッチセンサであり、前記接触検出部32は、前記アーム33,33の外表面に設けられ、前記制御部83と接続されている。タッチセンサは種々のセンサが利用でき、例えば感圧式のタッチセンサ等が利用可能である。前記接触検出部32が接触したことを検知した場合、前記接触検出部32は接触検知信号を制御部83に送信する。前記制御部83は前記接触検出部32から前記接触検知信号を受信すると、前記竿操作部1に設けられた振動駆動部13を駆動し、竿操作部1を振動させる。前記接触検出部32の装着場所は、前記アーム33,33の内側でもよいし、内側外側の両方に装着されていてもよい。前記接触検出部32が内側のみに装着されている場合は、景品9を前記アーム33,33によって把持した場合のみに接触を検知するため、前記竿操作部1を振動することが可能であるし、前記接触検出部32が内側外側の両方に装着されている場合は、前記アーム33,33が景品9を把持しなくても、前記アーム33,33が下降し景品9に接触するだけで、前記竿操作部1を振動することが可能となる。
図4は、上記実施形態におけるつかみ取り部材10の竿操作部1を示す正面図である。
前記竿操作部1は、枠体16と、前記ワイヤー7を手動で繰り出し巻き取るための手動ハンドル15と、前記キャッチャー部3の動作指示を与えるための入力部11と、前記ワイヤー7が旋回されるスプール17と、前記ワイヤー7を自動で繰り出し巻き取るためのワイヤー駆動部14と、前記竿6に振動を与えるための振動駆動部13から構成される。
前記枠体16は、本物の電動リールを模倣した形状をしており、前記枠体16の側面には前記手動ハンドル15が設けられ、前記枠体16の正面には前記入力部11が設けられている。そして前記枠体16の内部には、前記ワイヤー7が旋回されるスプール17、前記ワイヤー駆動部14、前記振動駆動部13が収納されている。また、前記枠体16の紙面上、上面(図4)には、ワイヤー7を前記竿6へ引き出すための孔(図示なし)が設けられ、前記枠体の紙面上、下面(図4)は、前記スプール17に旋回された前記ワイヤー7を目視できる開口18が設けられている。そして、前記枠体16の背面には、前記ワイヤー駆動部14と前記振動駆動部13を駆動するための電力源に接続するための電力線や、前記機台8の内部に設けられた制御部83と接続するための接続線を引き出すための孔(図示なし)が設けられている。
前記入力部11は、前記キャッチャー部3への動作指示を与えるための操作ボタンであり、つかむボタン111と放すボタン112から構成され、前記入力部11は前記制御部83に接続される。遊戯者が前記つかむボタン111を押下すると、前記入力部11は前記制御部83につかむ操作指示信号を送信する。前記制御部83がつかむ操作指示信号を受信すると、前記ワイヤー7を自動的に繰り出すことで前記キャッチャー部3を下降させ、前記キャッチャー部3のアーム33を開閉し、前記ワイヤー7を自動的に巻き取ることで前記キャッチャー部3を上昇させる。また遊戯者が前記放すボタン112を押下すると、前記入力部11は前記制御部83に放す操作指示信号を送信する。前記制御部83が放す操作指示信号を受信すると、前記キャッチャー部3のアーム33を開閉する。
前記手動ハンドル15は、前記ワイヤー7を手動で繰り出しおよび巻き取るためのものであり、前記手動ハンドル15を把持し時計回りに回転させると、前記スプール17も同様に時計回りに回転して前記ワイヤー7を巻き取り、前記手動ハンドルを反時計回りに回転させると、前記スプール17も同様に反時計回りに回転して前記ワイヤー7を繰り出す。
前記ワイヤー駆動部14は、前記ワイヤー7を繰り出しおよび巻き取るための駆動モータであり、前記制御部83と接続され、前記制御部83からの指令により駆動および停止する。前記ワイヤー駆動部14の回転駆動力は、公知の伝達機構を使用して前記スプール17に伝達され、前記スプール17を時計回りおよび反時計回りに回転させる。前記スプール17が回転することにより、前記ワイヤー7の繰り出しおよび巻き取りを自動で行うことが可能となる。前記ワイヤー7の繰り出しおよび巻き取りは、前記手動ハンドル15による手動操作と前記ワイヤー駆動部14による自動操作があるため、前記ワイヤー駆動部14が駆動している場合は、前記手動ハンドル15が回転しない機構等を設けてもよい。
前記振動駆動部13は、前記アーム33,33に取り付けられている前記接触検出部32が接触を検知した場合に、前記竿操作部1に振動を発生させる振動モータであり、前記振動駆動部13によって発生した振動によって、竿操作部1および竿操作部1と接触している前記竿6が振動する。前記振動駆動部13は、前記制御部83と接続されており、前記制御部83からの駆動および停止指令により、前記振動駆動部13を駆動および停止を行う。前記制御部83は、前記接触検出部32からの接触検知信号を受信すると、前記振動駆動部13を駆動するように前記振動駆動部13に対して駆動指令を行う。前記振動駆動部13は、前記制御部83からの駆動指令により、振動を発生させる。よって、前記アーム33,33が景品9を把持したもしくは景品9と接触した際に、前記竿操作部1および前記竿6が振動することによって、実際に魚が釣竿の針に引っ掛かったような振動が遊戯者に伝達することが可能で、遊戯者は臨場感を味わうことが可能となる。前記振動駆動部13の駆動は、前記接触検出部32が接触を検知している間のみ駆動させてもよいし、前記接触検出部32が接触を検知してから一定期間駆動を継続してもよい。
ここで、つかむボタン押下時の景品つかみ取り装置100の動作を図を用いて説明を行う。
図6は、つかむボタン押下時の景品つかみ取り装置100の処理を表すフローチャートである。
まず最初に、遊戯者が前記竿操作部1に設けられたつかむボタン111を押下する(S101)。
前記入力部11はつかむボタン111を押下されると前記制御部83に対してつかむ操作指示信号を送信する。前記制御部83は、前記入力部11からつかむ操作信号を受信すると、前記ワイヤー駆動部14に対して前記ワイヤー7を繰り出すための駆動を行うように指示し、前記ワイヤー駆動部14は駆動され、前記ワイヤー7が繰り出される。前記ワイヤー7が繰り出されると前記ワイヤー7の先端に取り付けられている前記キャッチャー部3が前記景品収納部5内を下降する(S102)。
前記キャッチャー部3が下降して、前記キャッチャー部3が前記景品収納部5内の景品9もしくは前記景品収納部5の下面に接触し、前記ワイヤー7が緩み、前記着地検出部641が前記キャッチャー部3の着地を検出する(S103:YES)と、前記制御部83に緩み検出信号を送信する。
前記着地検出部641が前記キャッチャー部3の着地を検出しない場合は(S103:NO)、前記ワイヤー駆動部14は駆動し続ける。
前記制御部83は前記着地検出部641から緩み検出信号を受信すると、前記ワイヤー駆動部14を停止し、前記ワイヤー7の繰り出しが停止し、前記キャッチャー部3が停止する(S104)。
前記制御部83は、前記ワイヤー駆動部14を停止後、前記アーム開閉駆動部31へ前記アーム33,33の開閉指令を行う。前記アーム開閉駆動部31は前記制御部83からの指令により、前記アーム33,33の開閉を行う(S105)。
前記制御部83は、前記アーム開閉駆動部31に前記アーム33,33の開閉指令後、前記アーム33,33が閉じたら、前記ワイヤー駆動部14に対して前記ワイヤー7を巻き取るための駆動を行うように指示し、前記ワイヤー駆動部14は駆動され、前記ワイヤー7が巻き取られる。前記ワイヤー7が巻き取られると前記ワイヤー7の先端に取り付けられている前記キャッチャー部3が前記景品収納部5内を上昇する(S106)。
前記制御部83は、規定の長さのワイヤー7が巻き取られると、前記ワイヤー駆動部14に停止指令を行い、前記ワイヤー駆動部14を停止し、前記ワイヤー7の繰り出しが停止し、前記キャッチャー部3が停止する(S107)。
次に、放すボタン押下時の景品つかみ取り装置100の動作を図を用いて説明を行う。
図7は、放すボタン押下時の景品つかみ取り装置100の処理を表すフローチャートである。
まず最初に、遊戯者が前記竿操作部1に設けられた放すボタン112を押下する(S201)。
前記入力部11は放すボタン112を押下されると前記制御部83に対して放す操作指示信号を送信する。前記制御部83は、前記入力部11から放す操作信号を受信すると、前記アーム開閉駆動部31へ前記アーム33,33の開閉指令を行う。前記アーム開閉駆動部31は前記制御部83からの指令により、前記アーム33,33の開閉を行う(S202)。
放すボタン112を押下すると、ワイヤー7が所定の位置まで自動で降りてきて停止し、アーム33,33の開閉を行うようにしてもよい。
ここで、接触検出部32が検出された場合の景品つかみ取り装置100の動作を図を用いて説明を行う。
図8は、接触検出部32が検知された場合の処理を表すフローチャートである。
前記キャッチャー部3が景品9に把持もしくは接触した場合、前記接触検出部32が接触を検出する(S301:YES)。
前記接触検出部32は接触検知信号を制御部83に送信し、前記制御部83は前記接触検出部32から前記接触検知信号を受信すると、前記竿操作部1に設けられた前記振動駆動部13を駆動し、前記竿操作部1を振動させる。前記竿操作部1が振動すると前記竿操作部1に接触している竿6全体が振動する(S302)。
前記キャッチャー部3が景品9を落としたり景品9から離れた場合は、前記接触検出部32は接触を検出せず(S301:NO)、前記制御部83は前記振動駆動部13を駆動している場合は前記振動駆動部13を停止し、前記竿操作部1および前記竿6の振動が停止する(S303)。
次に、遊戯者が景品つかみ取り装置100を使用して遊ぶ場合の動作を図を用いて説明を行う。
図9は、遊戯者が上記実施形態における景品つかみ取り装置100を操作する場合の処理を表すフローチャートである。
遊戯者は前記機台8の前に立ち、コイン投入口にコインを投入する(S401)。
遊戯者は前記竿把持部61をもち、前記竿6を上下に動かしたり左右に動かすことで、前記ワイヤー7の先端に取り付けられている前記キャッチャー部3を動かす。前記竿操作部1に設けられている前記手動ハンドル15をつかみ、前記手動ハンドル15を時計回りおよび反時計回りに回転させることで、前記ワイヤー7の巻き取りまたは繰り出しを行い、前記キャッチャー部3を手動で上下に変更することもできる。このように遊戯者が上下左右に前記竿把持部61を動かしたり、前記手動ハンドル15を回転させることによって、前記キャッチャー部3を動かし、前記キャッチャー部3を所望の景品9の上に配置する(S402)。
獲得したい景品9の上に前記キャッチャー部3を配置したら、遊戯者は前記竿操作部1のつかむボタンを押下する(S403)。
前記キャッチャー部3が前記景品収納部5内を下降して、前記キャッチャー部3のアーム33,33が開閉し、景品9を把持する(S404)。
前記キャッチャー部3が景品9を把持すると、前記竿操作部1および前記竿操作部1と接触している前記竿6が振動し、遊戯者に振動が伝わる。前記キャッチャー部3が景品9を落としたり、景品9から離れたりすると振動が停止する(S405)。
遊戯者は振動している前記竿把持部61を操作して上下左右に動かし、景品9を把持している前記キャッチャー部3を前記景品払出口51、もしくは機台の上に配置させる(S406)。
遊戯者は前記竿操作部1の放すボタンを押下する(S407)。
前記キャッチャー部3のアーム33,33が開閉し、景品9が前記景品払出口51に入り前記景品取出通路82を通って前記景品取出口81から景品9を取り出す、もしくはそのまま機台から景品を獲得することが可能となる(S408)。
このように遊戯者は前記竿6を上下左右に動かしたり、前記手動ハンドル15を回転してワイヤー7を繰り出したり巻き取ることが可能であるため、遊戯者に自由度の高い操作性を与えることができ、景品を獲得するまでの緊張感が高く、遊戯者の気持ちを高揚させ遊戯意欲を高めることができる。
また、キャッチャー部3が景品9を把持した場合に魚が針にかかった時のような振動が前記竿6に伝わるため、実際の魚釣りの状況に近い体験を遊戯者に与えることができ、面白みのあるつかみ取り装置を提供することが可能となる。
さらに、前記ワイヤー7の先端には従来のクレーンゲーム機と同様のキャッチャー部3が取り付けられているため、従来のクレーンゲーム機を好む熱心なゲーム愛好者にとっても受け入れやすく従来の攻略法と同様の攻略法を使用して本発明のつかみ取り装置を遊んでもらうことができ、不特定多数の幅の広い遊戯者を楽しませるつかみ取り装置を提供することが可能となる。
(第2の実施の形態)
図11は、本発明の第2の実施形態である景品つかみ取り装置200を示す全体斜視図であり、図12は、上記実施形態における景品つかみ取り装置200を示す側面図である。図13は、上記実施形態におけるつかみ取り部材10の竿操作部1を示す正面図である。
第1の実施の形態である景品つかみ取り装置100は、接続線84を前記つかみ取り部材10の竿6に沿うように配置し、竿、キャッチャー部、ワイヤー等の動作に邪魔にならないようにしていたのに対し、本発明の第2の実施形態である景品つかみ取り装置200は、接続線284をワイヤー7と同様にスプール27に巻回し、ワイヤーと連動して繰り出しおよび巻き取りが行われるようにしたものであり、その他の構成は第1の実施形態と同様であるため、同一部分に同一符号を付して重複する説明を省略する。
本発明の景品つかみ取り装置200の接続線284は、前記アーム開閉駆動部31および前記接触検出部32と、前記制御部83とを接続するための接続線であり、前記ワイヤー7の約2倍の長さに形成され、前記接続線の長尺方向中心部283cから前記接続線の端部までの長さは、前記ワイヤー7の長さとほぼ一致している。
ワイヤー駆動部14、前記振動駆動部13、前記着地検出部641、前記入力部11と、前記制御部83は別の接続線(図示なし)によって接続されている。
前記竿6には、竿把持部61と竿中心部62と竿先端部64とワイヤーガイド部63に加えて、接続線ガイド部65が設けられる。
前記接続線ガイド部65は、前記制御部83に接続されている前記接続線284を通すためのリング状の金具であり、前記竿中心部62と前記竿先端部64に所定間隔で複数固定されている。
前記接続線284は遊戯者が前記つかみ取り部材10を操作する際に前記接続線284が邪魔にならないように、一端が前記制御部83に接続され、中間部は前記竿操作部1内のスプール27に巻き回されるとともに、前記、他端が前記竿操作部1から引き出され、竿中心部62と竿先端部64に設けられている接続線ガイド部65に通されて、前記アーム開閉駆動部31、前記接触検出部32と接続されている。
前記接続線284は前記スプール27が回転することにより、繰り出しおよび巻き取られることが可能である。
図14は、上記実施形態における竿操作部1内のスプール27を示す模式図(ワイヤー7と接続線284が巻回された状態)であり、図15は、上記実施形態における竿操作部1内のスプール27を示す模式図(ワイヤー7と接続線284が繰り出された状態)である。
前記スプール27は、前記ワイヤー7と前記接続線284を巻くための巻き筒であり、前記スプール27には、リング状の仕切り27a,27bが設けられ、前記接続線284の長尺方向中心部284cが前記仕切り27bを貫通した状態で固定される(図14、図15)。
前記スプール27の一端部と前記仕切り27aの間には、前記ワイヤー7が巻き取られ、前記仕切り27aと前記仕切り27bの間には、前記接続線284のうち、長尺方向中心部284cを中心として、前記アーム開閉駆動部31と前記接触検出部32に接続される一端部284aが巻き取られる。また前記仕切り27bと前記スプール27の他端部の間には、前記接続線284のうち、長尺方向中心部284cを中心として、前記制御部83に接続される他端部284bが巻き取られる。
また前記スプール27から繰り出されたワイヤー7の長さと前記スプール27から繰り出された前記接続線の一端部284aの長さと前記スプール27から繰り出された前記接続線の他端部284bの長さはほぼ同じになるように形成され、同様に前記スプール27に巻き取られたワイヤー7の長さと前記スプール27に巻き取られた前記接続線の一端部284aの長さと前記スプール27に巻き取られた前記接続線の他端部284bの長さはほぼ同じになるように形成されている。
前記スプール27は、前記ワイヤー駆動部14及び前記手動ハンドル15に連結され、回転自在に支持されている。前記手動ハンドル15及び前記接続線駆動部14の回転を前記スプール27に伝達する図示しない回転伝達機構等が設けられている。
このように前記スプール27を前記仕切り27a,27bによって分割して前記ワイヤー7と前記接続線284を巻き、前記スプール27から繰り出されたワイヤー7の長さと前記スプール27から繰り出された前記接続線の一端部284aの長さを同じにすることによって、前記ワイヤー駆動部14及び前記手動ハンドル15によってスプール27が回転してワイヤー7の長さが変わった場合でも前記接続線284が前記竿6から弛むことなく、前記ワイヤー7の動きと連動して前記接続線284が繰り出しおよび巻き取られる。
よって、前記接続線284が前記竿6に適度に沿うことが可能となり、遊戯者が景品つかみ取り装置200を操作したとしても、前記接続線284が竿6の操作に全く邪魔になることがなく、快適に遊戯することが可能となる。
(第3の実施の形態)
図16は、本発明の第3の実施形態である景品つかみ取り装置300を示す全体斜視図である。
第1の実施の形態である景品つかみ取り装置100は、接続線84を前記つかみ取り部材10の竿6に沿うように配置し、竿、キャッチャー部、ワイヤー等の動作に邪魔にならないようにしていたのに対し、本発明の第3の実施形態である景品つかみ取り装置300は、接続線384の前記アーム開閉駆動部31および前記接触検出部32との接続側を螺旋状に巻回して形成したものであり、その他の構成は第1の実施形態と同様であるため、同一部分に同一符号を付して重複する説明を省略する。
本発明の景品つかみ取り装置300の接続線384は、前記アーム開閉駆動部31および前記接触検出部32と、前記制御部83とを接続するための接続線であり、前記制御部83と接続する側が長尺状に形成され、前記アーム開閉駆動部31および前記接触検出部32と接続する側が螺旋状に巻き回した状態で形成されており、前記巻き回された状態(巻回部)の接続線384の中心には、前記ワイヤー7が貫通して前記キャッチャー部3と接続されている。
ワイヤー駆動部14、前記振動駆動部13、前記着地検出部641、前記入力部11と、前記制御部83は別の接続線(図示なし)によって接続されている。
前記竿6には、竿把持部61と竿中心部62と竿先端部64とワイヤーガイド部63に加えて、接続線ガイド部65が設けられる。
前記接続線ガイド部65は、前記制御部83に接続されている前記接続線384を通すためのリング状の金具であり、前記竿中心部62と前記竿先端部64に所定間隔で複数固定されている。
前記接続線384は長尺状の一端が前記制御部83に接続され、竿中心部62と竿先端部64に設けられている接続線ガイド部65に通されており、前記巻回部の他端が前記アーム開閉駆動部31、前記接触検出部32と接続されている。
前記接続線384は、前記ワイヤー7が繰り出されてキャッチャー部3が下降した場合は前記巻回部がバネのごとく伸長し、前記ワイヤー7が巻き取られてキャッチャー部3が上昇した場合は前記巻回部がバネのごとく縮むように形成されている。
このように前記接続線384の一端に巻回部を設けたことで、前記ワイヤー駆動部14及び前記手動ハンドル15によってスプール17が回転してワイヤー7の長さが変わった場合でも前記接続線284が前記竿6から弛むことなく、前記ワイヤー7の動きと連動して前記接続線384の前記巻回部が伸縮することが可能であるため、前記接続線384が前記竿6に適度に沿うことが可能となり、遊戯者が景品つかみ取り装置300を操作したとしても、前記接続線384が竿6の操作に全く邪魔になることがなく、快適に遊戯することが可能となる。
1 竿操作部、
21 コイン投入口、
22 コイン返却口、
23 スピーカ、
3 キャッチャー部、
33 アーム、
4 竿回転部、
5 景品収納部、
51 景品払出口、
52 景品台、
53 景品収納壁、
6 竿、
61 竿把持部、
62 竿中心部、
63 竿先端部、
64 ワイヤーガイド部、
641 着地検出部、
7 ワイヤー、
8 機台、
81 景品取出口、
82 景品取出通路、
9 景品、
10 つかみ取り部材、
100,200,300 つかみ取り装置

Claims (10)

  1. 景品を把持するためのつかみ取り部材と、前記つかみ取り部材を支持する機台と、前記景品を収納する景品収納部を備えた景品つかみ取り装置において、前記つかみ取り部材は、竿と、景品を把持するための開閉可能なキャッチャー部と、前記竿に取り付けられ前記キャッチャー部の移動開閉指示するための竿操作部とを設けたことを特徴とする景品つかみ取り装置。
  2. 前記景品つかみ取り装置には、一端が前記キャッチャー部に取り付けられたワイヤーと、前記キャッチャー部を制御するための接続線が設けられ、前記ワイヤーおよび前記接続線は前記竿に沿って伸長していることを特徴とする請求項1記載の景品つかみ取り装置。
  3. 前記接続線は前記ワイヤーと連動して繰り出しおよび巻き取りが行われることを特徴とする請求項2記載の景品つかみ取り装置。
  4. 前記つかみ取り部材には、前記ワイヤーおよび/または前記接続線の繰り出しおよび巻き取りを行うワイヤー駆動部が設けられ、前記ワイヤー駆動部は前記竿操作部からの移動開閉指示により、前記ワイヤーおよび/または前記接続線の繰り出しまたは巻き取りを行うことを特徴とする請求項2または3記載の景品つかみ取り装置。
  5. 前記竿操作部には、前記竿を振動させるための振動駆動部が設けられていることを特徴とする請求項1から4のいずれか一項記載の景品つかみ取り装置。
  6. 前記キャッチャー部には、景品を把持したことを検出する接触検出部が設けられ、前記振動駆動部は前記接触検出部が景品を把持したことを検出した場合に振動することを特徴とする請求項5記載の景品つかみ取り装置。
  7. 前記竿操作部には、前記ワイヤーの繰り出しおよび巻き取りを手動で行うための手動ハンドルが設けられていることを特徴とする請求項1から6のいずれか一項記載の景品つかみ取り装置。
  8. 前記キャッチャー部には、前記竿操作部からの移動開閉指示により開閉するアームが設けられていることを特徴とする請求項1から7のいずれか一項記載の景品つかみ取り装置。
  9. 前記機台には、前記つかみ取り部材を上下左右に回転可能に支持する竿回転部が設けられていることを特徴とする請求項1から8のいずれか一項記載の景品つかみ取り装置。
  10. 前記景品収納部または前記機台には景品の盗難を防止するための網が設けられていることを特徴とする請求項1から9のいずれか一項記載の景品つかみ取り装置。
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