JP7259599B2 - 超音波眼圧計 - Google Patents
超音波眼圧計 Download PDFInfo
- Publication number
- JP7259599B2 JP7259599B2 JP2019124544A JP2019124544A JP7259599B2 JP 7259599 B2 JP7259599 B2 JP 7259599B2 JP 2019124544 A JP2019124544 A JP 2019124544A JP 2019124544 A JP2019124544 A JP 2019124544A JP 7259599 B2 JP7259599 B2 JP 7259599B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- cornea
- ultrasonic
- eye
- light
- tonometer
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Active
Links
Images
Landscapes
- Eye Examination Apparatus (AREA)
Description
(2) 超音波を用いて被検眼の眼圧を測定する超音波眼圧計であって、開口部が設けられたランジュバン型振動子を有し、被検眼に対して超音波を照射する超音波アクチュエータと、前記角膜の変形状態を検出する変形検出手段と、を備え、前記変形検出手段によって取得された前記角膜の変形状態に基づいて、前記角膜のヒステリシスを算出し、前記ヒステリシスに基づいて前記被検眼の眼圧を補正することを特徴とする。
本開示の実施形態について説明する。本実施形態の超音波眼圧計(例えば、超音波眼圧計1)は、超音波を用いて非接触にて被検眼の眼圧を測定する。超音波眼圧計は、超音波アクチュエータ(例えば、超音波アクチュエータ100)と、断面撮影部(例えば、断面撮影系290)を備える。超音波アクチュエータは、被検眼に対して超音波を照射する。超音波アクチュエータは、例えば、ランジュバン型振動子を備える。本実施例のランジュバン型振動子には、開口部(例えば、開口部101)が設けられる。断面撮影部は、被検眼の角膜の断面画像を撮影する。断面撮影部は、例えば、ランジュバン型振動子に設けられた開口部を介して被検眼の角膜に撮影光を照射する。これによって、本実施形態の超音波眼圧計は、例えば、ランジュバン型振動子から発生した超音波によって十分に変形させた角膜の断面画像を取得することができる。
以下、本開示に係る実施例について説明する。本実施例の超音波眼圧計は、例えば、超音波を用いて非接触にて被検眼の眼圧を測定する。超音波眼圧計は、例えば、被検眼に超音波を照射したときの被検眼の形状変化または振動等を、光学的または音響的に検出することで眼圧を測定する。例えば、超音波眼圧計は、角膜へパルス波またはバースト波を連続的に照射し、角膜が所定形状に変形したときの超音波の出力情報等に基づいて眼圧を算出する。出力情報とは、例えば、超音波の音圧、音響放射圧、照射時間(例えば、トリガ信号が入力されてからの経過時間)、または周波数等である。なお、被検眼の角膜を変形させる場合、例えば、超音波の音圧、音響放射圧、または音響流等が用いられる。
超音波アクチュエータ100は、例えば、超音波を被検眼Eに照射する。例えば、超音波アクチュエータ100は、角膜に対して超音波を照射し、角膜に音響放射圧を発生させる。音響放射圧は、例えば、音波の進む方向に働く力である。本実施例の超音波眼圧計1は、例えば、この音響放射圧を利用して、角膜を変形させる。なお、本実施例の超音波アクチュエータ100は、円筒状であり、中央の開口部101に、後述する光学ユニット200の光軸O1が配置される。
光学ユニット200は、例えば、被検眼の観察、または測定等を行う(図2参照)。光学ユニット200は、例えば、対物系210、正面撮影系220、固視標投影系230、指標投影系250、変形検出系260、角膜厚測定系270、作動距離検出系280、断面撮影系290、ダイクロイックミラー201、ビームスプリッタ202、ビームスプリッタ203、ビームスプリッタ204等を備える。
断面撮影系290は、被検眼の角膜断面画像を撮影する。断面撮影系290によって撮影された角膜断面画像は、例えば、角膜の変形状態などの確認などに用いられる。断面撮影系290は、例えば、投影系290aと、撮像系290b(図5参照)とを備える。投影系290aは、例えば、超音波アクチュエータ100の開口部101を介して被検眼に向けて撮影光を投影する。撮像系290bは、例えば、投影系290aによって角膜に投影された反射光を受光して角膜断面画像を撮像する。
検出部500は、例えば、超音波アクチュエータ100の出力を検出する。検出部500は、例えば、超音波センサ、変位センサ、圧力センサ等のセンサである。超音波センサは、超音波アクチュエータ100から発生した超音波を検出する。変位センサは、超音波アクチュエータ100の変位を検出する。変位センサは、変位を継続的に検出することによって、超音波アクチュエータ100が超音波を発生させるときの振動を検出してもよい。
図6を用いて、制御系の構成について説明する。制御部70は、例えば、装置全体の制御、測定値の演算処理等を行う。制御部70は、例えば、一般的なCPU(Central Processing Unit)71、ROM72、RAM73等で実現される。ROM72には、超音波眼圧計1の動作を制御するための各種プログラム、初期値等が記憶されている。RAM73は、各種情報を一時的に記憶する。なお、制御部70は、1つの制御部または複数の制御部(つまり、複数のプロセッサ)によって構成されてもよい。制御部70は、例えば、駆動部5、記憶部74、表示部75、操作部76、超音波アクチュエータ100、光学ユニット200、検出部500等と接続されてもよい。
以上のような構成を備える装置の制御動作について説明する。まず、制御部70は、顔支持部4に顔を支持された被検者の被検眼に対する超音波眼圧計1のアライメントを行う。例えば、制御部70は、受光素子222によって取得される正面画像から指標投影系250による輝点を検出し、輝点の位置が所定の位置になるように駆動部5を駆動させる。もちろん、検者は、表示部75を見ながら、操作部76等を用いて被検眼に対するアライメントを手動で行ってもよい。制御部70は、駆動部5を駆動させると、前眼部画像の輝点の位置が所定の位置であるか否かによってアライメントの適否を判定する。
なお、制御部70は、ランジュバン型振動子の超音波によって十分に変形させることによって、角膜のヒステリシスを算出してもよい。ヒステリシスは、例えば、角膜の剛性を示す指標として用いられる。例えば、制御部70は超音波によって角膜を変形させたときの変形検出系260の受光信号に基づいて、角膜のヒステリシスを算出してもよい。例えば、図8に示すような変形検出系260の受光信号Sgにおいて、角膜が通常形状から圧平状態になり信号強度が極大となる時間t1と、角膜が陥没した状態から圧平状態まで戻り信号強度が再び極大となる時間t2との時間間隔を時間Tとする。また、圧平状態での信号強度V1と、最も変形(陥没)した状態での信号強度V2との差を強度差Vとする。制御部70は、これらのパラメータに基づいて角膜のヒステリシスを求めてもよい。例えば、制御部70は、時間T、強度差Vなどをヒステリシスとして求めてもよいし、V/Tで求められる角膜分離率(角膜からの反射の分離割合)に基づいてヒステリシスを求めてもよい。また、例えば、制御部70は、時間t1に対する時間T、または強度差Vなどをヒステリシスとして求めてもよい。
2 基台
3 測定部
70 制御部
100 超音波アクチュエータ
101 開口部
200 光学ユニット
290 断面撮影系
Claims (6)
- 超音波を用いて被検眼の眼圧を測定する超音波眼圧計であって、
開口部が設けられたランジュバン型振動子を有し、被検眼に対して超音波を照射する超音波アクチュエータと、
前記開口部を介して前記被検眼の角膜に撮影光を照射し、前記角膜の断面画像を撮影する断面撮影手段と、
を備えることを特徴とする超音波眼圧計。 - 前記断面撮影手段は、前記開口部を介して前記被検眼の角膜にスリット状の撮影光を照射し、前記角膜の断面画像を撮影するシャインプルーフカメラであることを特徴とする請求項1の超音波眼圧計。
- 前記超音波眼圧計を制御する制御手段を備え、
前記制御手段は、前記超音波アクチュエータの出力に基づいて前記断面撮影手段のフレームレートを変化させることを特徴とする請求項1または2の超音波眼圧計。 - 前記断面撮影手段のフレームレートは10000fps以上であることを特徴とする請求項1~3のいずれかの超音波眼圧計。
- 前記角膜の変形状態を検出する変形検出手段を備え、
前記変形検出手段によって取得された前記角膜の変形状態に基づいて、前記角膜のヒステリシスを算出し、前記ヒステリシスに基づいて前記被検眼の眼圧を補正することを特徴とする請求項1~4のいずれかの超音波眼圧計。 - 超音波を用いて被検眼の眼圧を測定する超音波眼圧計であって、
開口部が設けられたランジュバン型振動子を有し、被検眼に対して超音波を照射する超音波アクチュエータと、
前記角膜の変形状態を検出する変形検出手段と、を備え、
前記変形検出手段によって取得された前記角膜の変形状態に基づいて、前記角膜のヒステリシスを算出し、前記ヒステリシスに基づいて前記被検眼の眼圧を補正することを特徴とする超音波眼圧計。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2019124544A JP7259599B2 (ja) | 2019-07-03 | 2019-07-03 | 超音波眼圧計 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2019124544A JP7259599B2 (ja) | 2019-07-03 | 2019-07-03 | 超音波眼圧計 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2021010393A JP2021010393A (ja) | 2021-02-04 |
JP7259599B2 true JP7259599B2 (ja) | 2023-04-18 |
Family
ID=74226559
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2019124544A Active JP7259599B2 (ja) | 2019-07-03 | 2019-07-03 | 超音波眼圧計 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP7259599B2 (ja) |
Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2005304930A (ja) | 2004-04-23 | 2005-11-04 | Univ Waseda | 圧力測定方法および圧力測定装置ならびに眼圧計 |
JP2010284223A (ja) | 2009-06-09 | 2010-12-24 | Nidek Co Ltd | 非接触式超音波測定装置 |
Family Cites Families (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH0595957A (ja) * | 1991-10-09 | 1993-04-20 | Olympus Optical Co Ltd | 超音波治療器 |
JP2006006390A (ja) * | 2004-06-22 | 2006-01-12 | Olympus Corp | 超音波処置装置 |
JP6236928B2 (ja) * | 2013-06-28 | 2017-11-29 | 株式会社ニデック | 非接触式超音波眼圧計 |
-
2019
- 2019-07-03 JP JP2019124544A patent/JP7259599B2/ja active Active
Patent Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2005304930A (ja) | 2004-04-23 | 2005-11-04 | Univ Waseda | 圧力測定方法および圧力測定装置ならびに眼圧計 |
JP2010284223A (ja) | 2009-06-09 | 2010-12-24 | Nidek Co Ltd | 非接触式超音波測定装置 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2021010393A (ja) | 2021-02-04 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP6236928B2 (ja) | 非接触式超音波眼圧計 | |
JP5397670B2 (ja) | 非接触式超音波眼圧計 | |
WO2021024764A1 (ja) | 超音波眼圧計 | |
JP7259599B2 (ja) | 超音波眼圧計 | |
JP7192272B2 (ja) | 超音波眼圧計 | |
JP7119597B2 (ja) | 超音波眼圧計 | |
JP7210851B2 (ja) | 超音波眼圧計、および超音波アクチュエータ | |
US9560966B2 (en) | Non-contact type tonometer | |
JP7110681B2 (ja) | 非接触式超音波眼圧計 | |
WO2022210016A1 (ja) | 超音波眼圧計、および超音波眼圧計制御プログラム | |
JP7247561B2 (ja) | 超音波眼圧計 | |
JP7375321B2 (ja) | 眼圧測定装置 | |
JP6586599B2 (ja) | 眼屈折力測定装置 | |
JP2022157601A (ja) | 超音波眼圧計、および超音波眼圧計制御プログラム | |
JPH08322803A (ja) | 眼圧計 | |
JP2022157600A (ja) | 超音波眼圧計、および超音波眼圧計制御プログラム | |
JP7334777B2 (ja) | 超音波眼圧計、および超音波アクチュエータ | |
JP2011045602A (ja) | 非接触式超音波眼圧計 | |
JP7268298B2 (ja) | 超音波眼圧計 | |
JP7110680B2 (ja) | 非接触式超音波眼圧計 | |
JP7421069B2 (ja) | 超音波眼圧計 | |
JP2020005678A (ja) | 超音波眼圧計 | |
US20210068656A1 (en) | Non-contact ultrasonic ophthalmotonometer | |
WO2020009130A1 (ja) | 超音波眼圧計 | |
WO2023190572A1 (ja) | 超音波眼圧計 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20220603 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20230227 |
|
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20230307 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20230320 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Ref document number: 7259599 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |